多様なオリジナル作品やこれまでにない視点での挑戦作の豊富さは、やはり動画配信の強み。例えばABEMAなら、SNSを賑わすオリジナル青春ドラマや本気の恋に落ちていく男女を追う「オオカミ」シリーズなど、ここでしか見られないオリジナルコンテンツが充実。また、Amazon Prime Videoでは“いま”だからこそ誕生した挑戦的な作品、Netflixでは豪華キャストが顔を揃えたオリジナル映画が楽しめる。ABEMA大人が夢中になるオリジナル作品の宝庫17歳の恋と性のリアル描く最新ドラマ「17.3 about a sex」9月17日(木)23時~1~3話を一挙配信、以降1話ずつ配信・全9話「初体験の世界平均年齢は17.3歳――」とあるサイトに載っていた情報をきっかけに、17歳の女子高校生3人がなんとなく持っていた“性の価値観”が揺らいでいくーー。主人公たちと同世代の「Seventeen」専属モデル、永瀬莉子、田鍋梨々花、秋田汐梨がトリプル主演する本作は、配信オリジナル作品だからこそ踏み込める青春恋愛ドラマ。日本ではいまだオープンに語られることが難しい恋や性に対して、それぞれに悩みや葛藤を持つ女子高校生がときには本音をぶつけ合いながら、自分たちの足で一歩踏み出していく姿を描く。永瀬さんが演じるのは、付き合ってもうすぐ1か月の彼氏がいる真面目な清野咲良。彼とキスを重ね、その先にある“初体験”をなんとなく意識する中、ある日、彼から「お家デートしようよ」と誘われる。これはもしや、ついに!? “17.3”という数字に強く影響を受ける咲良の行動が気になる。また、田鍋さん演じる原 紬は、これまで誰も好きになったことがなく、恋愛の重要性を感じていない、いわゆるアセクシャル(誰に対しても恋愛感情や性的欲求を抱かない人)。偶然再会した幼馴染から突然告白をされ、初めて異性と向き合う中で自分の本当の気持ちに気づいていく。秋田さんが演じるのは、すでに5人の男性と経験しているという皆川祐奈。マッチングアプリで出会った26歳の会社員と交際中だが、ある出来事がきっかけとなりセックスへの意識を見つめ直すことに…。もちろん高校生たちだけでなく、大人も悩んでいる。咲良(永瀬さん)の母・亜紀は性の話をタブー視し、娘には厳格にふるまいながらも自身では“性の秘密”を隠している。演じるのは、本作のメッセージに共感したという藤原紀香。さらに、3人が通う高校の生物学教師で、彼女たちに大切な知識と、ときに前に一歩進む勇気を与える城山奈緒をソニンが演じる。同世代にとっては、まさにいま直面している恋や性の悩み、そして大人にとっても誰もが通ってきた道。“あのころの自分”が欲しかった言葉や答えを、このドラマがもたらしてくれるかもしれない。オオカミくんはいったい誰?「オオカミくんには騙されない」毎週日曜22時~配信中「オオカミ」シリーズは、真実の恋をしたい男女10人がデートや共同作業を通して恋の駆け引きを繰り返し、本気の恋に落ちていくまでを追うABEMAの人気番組。「オオカミくんには騙されない」では出演する男性メンバー5人の中に、好きなフリをして真実の恋を惑わす「嘘つき“オオカミくん”」が最低1人以上紛れ込んでいる点が、ほかにはない大きな特徴。現在配信中のシリーズにはマリカ(モデル)、ありさ(女優)、ひとみ(モデル)、ゆら(女優)、ノア(モデル)の女性陣と、ロックバンド「Seven Billion Dots」のボーカルのマサ、バンド「インナージャーニー」でドラムを担当するカイト、2020年度日本サーフィン連盟日本代表の強化選手でもあるプロサーファーのそうま、「仮面ライダージオウ」に明光院ゲイツ役で出演した俳優・がく、デビュー1年目の俳優・よしきといった男性陣が参加。アーティスト、俳優からプロサーファーまで揃った今回の男性メンバーは、女性メンバーと共同でそれぞれが主人公を務める映像作品を制作し、その10本を合わせたオムニバス作品を完成させるというミッションが課せられている。この中で、いったい誰が“オオカミくん”なのか?もしかしたら自分の気になる相手が“オオカミくん”かもしれない?その「好き」は、嘘かもしれない?それでも相手を信じることができるのか。好きという想いを貫けるのか。予測不可能な恋の駆け引きと、真実の恋を手にするべく悩み、葛藤する彼女たちのリアルな姿には共感必至。自分の気持ちだけではどうにもならないハラハラの恋愛模様、まるでドラマのような息もつかせぬ展開には思わず涙してしまうことも!?第1話は放送直後に「オオカミくん」がトレンド入りし、見逃し配信を含めた総視聴数は24時間で180万を突破。特に20代~30代の女性から多くの支持を集めている。若手俳優たちの初挑戦!「恋愛ドラマな恋がしたい~Kiss On The Bed~」9月26日(土)23時~配信開始・全12回通称「ドラ恋」として人気の本シリーズは、恋愛ドラマでの共演から本当の恋が生まれるのかを検証するべく、ネクストブレイクが期待される若手俳優が挑むABEMAオリジナル番組。最新シリーズ「Kiss On The Bed」では、“ベッドの上で起こる男女の恋物語”がテーマ。企画・構成と全ての連続ドラマの脚本は「M 愛すべき人がいて」や「奪い愛」シリーズの鈴木おさむが担当し、若手俳優たちが“全話ベッドでのキスシーン”ありの本格的な恋愛ドラマに初挑戦する。また今回は、若手俳優たちが共同生活を行い、主役の男女1組のペアが決定するオーディションの前日に選ばれた1組のみが「同棲ハウス」にて一晩を共にすることができる新ルールが追加される。スタジオMCには渡辺直美、「Perfume」あ~ちゃん、福徳秀介(ジャルジャル)、小森隼(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、谷まりあが参加、賑やかに俳優たちの“恋愛ドラマ”を見守る。Amazon Prime Videoいままでになかった挑戦作5作が紡ぐオムニバス映画『緊急事態宣言』8月28日(金)よりAmazon Prime Videoにて独占配信『愛のむきだし』『ヒミズ』の園子温、『湯を沸かすほどの熱い愛』『長いお別れ』の中野量太、ムロツヨシ・真鍋大度・上田誠で結成した非同期テック部、「時効警察」の三木聡、そして『宮本から君へ』の真利子哲也の5組の監督が、リモートも駆使しながら5本の映画を撮り下ろし。まさに「緊急事態」をテーマにそれぞれが全く異なるアプローチで、全く違う5つの映画を作り上げる。園監督は斎藤工とがっつりタッグ、非同期テック部は柴咲コウにオファー、三木監督は“仕事を干された女優”役に夏帆を起用するなど、意外かつ豪華なキャスト陣にも注目。日本初のAmazonオリジナルドラマ「誰かが、見ている」9月18日(金)よりAmazon Prime Videoにて独占配信Amazonが日本のエンターテイメント界を代表する三谷幸喜と香取慎吾のプロジェクトに企画から参加、制作する日本オリジナルドラマシリーズの記念すべき第1弾。描くのは舞台でもない、テレビドラマでもない、全く新しい形のライブ感あふれる新感覚エンターテインメント。何をやっても失敗ばかりで予想もしない失敗を繰り返す主人公・舎人真一(香取慎吾)と、書斎の壁に偶然発見した“穴”から真一の生活をのぞき見することをひそかな楽しみとしている隣人・粕谷次郎(佐藤二朗)を中心に巻き起こるドタバタを描いたシットコム。香取さんと稲垣吾郎が、2013年放送の三谷作品「『古畑 VS SMAP』その後・・・」以来、実に7年ぶりに“役者”として共演する。Netflix夢の豪華キャスト集結のオリジナル映画トム・ホランド&ロバート・パティンソンら共演『悪魔はいつもそこに』9月16日(水)よりNetflixにて配信余命わずかな愛妻を守ろうともがく若い男アーヴィン(トム・ホランド)の周りで、邪悪な人間たちの思惑が渦を巻く。アメリカ中西部を舞台に描く、サスペンスと魅惑あふれるゴシック映画。マーベル映画の“スパイダーマン”であるトム・ホランドが主人公、DC映画の新“バットマン”に起用されたロバート・パティンソンが聖職者を演じるほか、『IT/イット』シリーズのビル・スカルスガルド、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のライリー・キーオ、『キャプテン・アメリカ』シリーズのセバスチャン・スタン、『マグニフィセント・セブン』のヘイリー・ベネット、『アリス・イン・ワンダーランド』のミア・ワシコウスカらが競演。異色トリオ結成『プロジェクト・パワー』Netflixにて配信中元特殊部隊、ドラッグの売人の少女、そしてワルな警官。同じ目的のために手を組んだ3人が、超人的な能力“パワー”が得られるという危険な薬の撲滅を目指し、ニューオーリンズの街を駆け回る。透明化・発火・怪力・超スピードなどのスーパーパワーが得られる薬に隠された“秘密”も見逃せない。監督は、『NERVE ナーヴ世界で一番危険なゲーム』や『パラノーマル・アクティビティ』3弾・4弾などを手がけ、ハリウッド実写版ロックマン『MegaMan』(原題)にも起用されたヘンリー・ジュースト&アリエル・シュルマン。ジェイミー・フォックス、ジョセフ・ゴードン=レヴィット、そして「DEUCE/ポルノストリート in NY」などに出演するドミニク・フィッシュバックという、これまでにない組み合わせが見事な化学反応を見せる。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング緊急事態宣言 2020年8月28日よりAmazon Prime Videoにて独占配信© 2020 Transformer, Inc.【Netflix映画】プロジェクト・パワー 2020年8月14日よりNetflixにて独占配信
2020年09月10日女優・のん、グローバルボーイズグループ・JO1の白岩瑠姫と河野純喜が、11日よりAmazon Prime Videoで配信される『カラフル~笑いの力で77億再生~』(第1~9話一挙配信、第10話は9月18日配信)に出演する。連日、暗いニュースばかりで溢れかえる世の中・・・・そんな暗くなった地球を笑いの力で明るい世界に変えるべく、笑いの精鋭9組が奮闘する同番組。ジャルジャル、プラス・マイナス、天竺鼠、かまいたち、藤崎マーケット、和牛、見取り図、ミルクボーイ、アインシュタインが集結する。9組は、地球を見守る女神・のん、その女神をサポートするJO1の白岩と河野に向けて、笑い(ラフ)のエネルギーを届けて、地球をカラフルに彩ることが出来るのか。最も笑いのエネルギーを生み出したコンビは、第10話で特別番組を贈呈される。見事に最終回を勝ち取るのは誰か。(C)2020 YD Creation
2020年09月10日ABEMAの恋愛リアリティーショー「恋愛ドラマな恋がしたい」の新シーズン、「恋愛ドラマな恋がしたい~Kiss On The Bed~」が、9月26日(土)23時よりレギュラー配信がスタートする。恋愛ドラマの共演をきっかけに恋は生まれるのか?を描くオリジナル恋愛リアリティーショー「恋愛ドラマな恋がしたい」シリーズ。若手俳優が毎話、キスシーンのある恋愛ドラマの撮影をしながら、本当の恋をしていく様を追いかけていく。全12回の番組放送において、番組内の恋愛ドラマで主役を演じられるのは、選ばれた男女1組だけ。役を勝ち取るために、回ごとにペアが変わる相手役と稽古を重ねながら、台本に用意されている様々なキスシーンを演じていく。新シーズンでは、“ベッドの上で起こる男女の恋物語”というテーマで、若手俳優たちが全話ベッドシーンという本格的な恋愛ドラマに初挑戦。企画・構成と全ての連続ドラマの脚本は鈴木おさむが担当。また今回は、若手俳優たちが共同生活を行い、主役の男女1組のペアが決定するオーディションの前日に、選ばれた1組のみが「同棲ハウス」にて一晩を共にすることができる新ルールが追加される。そして、渡辺直美、「Perfume」あ~ちゃん、福徳秀介(ジャルジャル)、「GENERATIONS from EXILE TRIBE」小森隼、そして谷まりあが、今回もスタジオMCとして見守る。新シーズンについて渡辺さんは「これまで以上に展開がハイスピード」と感想を明かす。また、あ~ちゃんは「今まで見てきた“ドラ恋”とは違う感覚」と言い、小森さんも「シーズン第1弾から見比べたら、もはや違う番組のようです(笑)」とコメントを寄せている。「恋愛ドラマな恋がしたい~Kiss On The Bed~」は 9月26日(土)23時よりABEMA SPECIALチャンネルにて配信。(cinemacafe.net)
2020年08月31日今回、ご紹介するのは、映画『ロックンロール・ストリップ』。大阪のストリップ劇場を舞台に、映画監督を夢見る、売れない劇団の座長が、劇団員たちとともに奇跡のパフォーマンスを繰り広げる、痛快エンターテインメントです。本作で映画単独初主演を果たした、ジャルジャルの後藤淳平さんにお話をうかがいました。写真・北尾渉 文・田嶋真理 スタイリスト・中村陽子 ヘアメイク・伊荻ユミ【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 64「カーテンの裏では本当にすっぽんぽんでした」『悪夢のエレベーター』『悪夢シリーズ』などで知られる人気作家で、劇団・渋谷ニコルソンズの主宰としても活躍する木下半太氏。その自伝的小説を木下氏自身のメガホンで映画化したのが、『ロックンロール・ストリップ』です。主人公は、映画監督を夢見る木村勇太。彼は、売れない劇団の座長をしながら、大阪で小さなバーを経営していました。そんなある日の閉店間際、見慣れぬ美女・冬音がやってきます。彼女は人気ストリッパー・旭川ローズで、勇太の劇団のファン。劇場を満員にしたいという彼女の思いをかなえるため、勇太たち劇団員4人は試行錯誤しながら、最高の前座パフォーマンスに挑みます。勇太を演じるのは、『よしもと男前ランキング』上位ランキング常連で、『よしもとオシャレ芸人』1位に選ばれたこともある、ジャルジャルの後藤淳平さん。 勇太の恋人・栗山千春役に徳永えりさん、旭川ローズ役に智順さん、勇太の妹で人気ロックバンド『マチルダ』のボーカル・木村朋美役に三戸なつめさん。さらに、坂口涼太郎さん、ぎい子さん、深沢敦さん、やべきょうすけさん、木下ほうかさんといった個性派俳優が脇を固め、品川祐(品川庄司)さん、村田秀亮(とろサーモン)さん、堤下敦(インパルス)さん、佐田正樹(バッドボーイズ)さんが意外な役どころで出演。強烈なインパクトを残しています。ーー映画の単独初主演オファーをいただいたときのお気持ちを教えてください。後藤さん 初めてお話をいただいたときは、一瞬ひるみました。プレッシャーも感じましたが、このような機会は多くないだろうと考え、思い切ってやらせていただきました。とはいえ、単独初主演となると、自分次第で作品のテイストが変わっていきますから、撮影に入るともっと緊張が増してきましたね。ーー主演と言えば、映画の座長です。劇中の役どころも座長でした。後藤さん もともと僕はみんなに気を遣い、「どう?」と声を掛ける性格ではなくて。カメラがまわっていないところでは、全く座長ではありませんでした(笑)。ーー役柄に共感したところは?後藤さん 勇太の「どうしたらええねん」という気持ち、結果が出せなくてもがく姿は、駆け出しの芸人そのものだと思います。昔の自分を思い出しながら演じました。ーー品川祐(品川庄司)さんが、勇太に土下座をさせる嫌な男を熱演しています。かなりハマっていました。後藤さん さすがでしたね。ーー品川さんは本当は優しい人なんですよね?後藤さん もちろんです(笑)。品川さんは僕らのコントを観て「あれ、面白かったよ」と言ってくださったり、家族でお食事をさせていただいたこともある、数少ない先輩のひとりです。ーー演じる際に苦労したシーンを教えてください。後藤さん ダンスを踊るシーンです。共演した方々はみんなダンスが上手で、自分は見劣りするんじゃないかと不安がありました。ダンスの特訓を受けて、なんとか人に見ていただける段階にまで持って行き、さらにカット割りのマジックでなんとかなりました(笑)。ーー勇太がストリップをするシーンは、台本通り?後藤さん 台本通りです。アドリブでいきなり脱いだりはしません(笑)。ーー舞台から一度引っ込んで、カーテンの隙間からパンツを落とすシーンも?後藤さん はい。あのシーンでは、実際に履いていたパンツを脱いで落としているので、カーテンの裏では本当にすっぽんぽんでした。監督からOKが出たとき、僕のそばにひとりだけ女性スタッフさんがいて、めちゃくちゃ恥ずかしくて気まずかったですね(笑)。ーー最後に、本作の見どころをお願い致します。後藤さん まだ何者でもない若者が、がむしゃらに夢を追う姿はとても美しいと思います。もし、いまの僕が下積み時代の自分に声を掛けるとしたら、“迷わないで、そのままいったらええぞ”と言ってあげたい。多くの方に観ていただけたら嬉しいです。インタビューのこぼれ話作り込み過ぎない、引き算上手な着こなしに定評がある後藤さん。この日もスタイリッシュなコーデを披露してくれました。その一方で、「anan、anan……」とセクシー気味につぶやきながら、次々とポーズを決める姿に、その場にいたスタッフ一同が大爆笑。後藤さんの卓越したオシャレセンスとサービス精神を堪能できた取材でした。Information映画『ロックンロール・ストリップ』8月14日(金)より、テアトル新宿ほか全国順次公開出演:後藤淳平(ジャルジャル)、徳永えり、智順ほか©木下半太・小学館/タッチアップエンターテインメント衣装協力:CAVE 06・6543・0320
2020年08月12日●ネタ作りは即興「予期してなかった形ができる」彼らにしかない独創的な発想力と世界観で観客を魅了し続けているお笑いコンビ・ジャルジャルの後藤淳平(36)と福徳秀介(36)。持ちネタ8000本ともいわれる圧倒的なネタ数も魅力の2人は、20代の頃は「ネタがいつか尽きるのかな」と不安を感じていたが、36歳になって「ネタが尽きない」と気づき、お笑いがさらに楽しくなったという。“奇跡”という相方との出会い。「どこに向かっているのかわからなかった」と苦悩した時代や、「自分の老けと一緒に、お笑いも楽しんでいきたい」という覚悟など、ジャルジャルの現在・過去・未来を語ってもらった。――ジャルジャルさんはいつも即興でネタを作られているそうですね。福徳:そうなんです。「こんなネタを考えてきた」「こんな感じでいきたい」とか話すことはまずないですね。お互いに即興で気になったことを言い合っているうちに、それがネタになっていく感じです。後藤:普通に生活している中で、突然、始まる感じで(笑)――即興でネタ作りをすることの強みというのは、どんなことでしょうか。福徳:やっぱり話し合いや打ち合わせをすると、喧嘩をしたり、揉めると思うんです。僕らは打ち合わせもしないので、喧嘩もしない!後藤:それに即興で作ると、ゴールを設定していないからこそ、変なネタができる。2人で即興でふらふら、ふらふらとしているうちに、予期していなかったような形が出来上がるんです。それは即興の強みですね。福徳:それはやっぱり、お互いの信頼感がないとできないですから。“ソウルメイト”と言っていいんでしょうね。「前世で何かあったんだろう」というくらい、ここで通じ合うものはありますね。○■YouTubeの反響に驚きと喜び「新しい発見があった」――どんどん新たなことにチャレンジしているお二人ですが、2018年2月からは毎日1本コント動画をYouTubeで配信し続け、総再生回数は3億回を突破しています。後藤:3億回突破というのは僕らも、びっくりしています。そんなに見てもらえるとは、思ってもいませんでした。アイデアとしては出たけれど、単独ライブには採用されなかったというネタをYouTubeに上げて、成仏させていけたらいいな…ぐらいの思いで始めたので、驚きとうれしさでいっぱいです。福徳:街を歩いていても「YouTube、見ています!」と声をかけてくれる人が、すごく多いんです。おじさんとかも「あれ見たで」と声をかけてくれて、それがアップしたばかりのネタだったりするので、「ほんまにおっちゃんも見てくれているんや!」と思うと、本当にうれしいです。それにライブなどで、お客さんが「アハハ!」と声を上げて笑うものだけが、いいネタではないんだなと気付いた。“笑い声をあげない笑い”というのも、あるんだなと。例えばYouTubeにあげた「明るいけど、ほんまは暗い奴」というネタがあるんですが、あれはニヤッとする、ちょっと闇のある笑い。そういうものは、YouTubeには向いているのかなと思ったり、いろいろな発見があります。――毎日1本アップされますが、収録はどのように行っていますか?後藤:収録は月1回。1日で1か月以上分のネタを撮ります。体は疲れますが、楽しいですね。お客さんがいなくてシーンとした場所なので、またそこで思わぬネタが生まれることもあります。福徳:2時間半くらい撮って、休憩して、また2時間半くらい撮って。キャッキャ言いながら、楽しくやっています。やっぱりネタは、どれだけやっても楽しいですねえ。――ジャルジャルさんは、圧倒的なネタ数の多さでも有名です。それほどネタを生み出すのは、楽しいものなんですね。福徳:いやあ、本当に楽しいです。正直、20代の頃は「いつかネタが尽きるんじゃないか」という不安もあったんです。でも36歳になって「どうやら尽きないんだな」と気付いた(笑)。そう気付いたら、より楽しくなりました。後藤:僕らは、そんなにストイックじゃないので。これもいいんじゃないかと思っていると、なんぼでもネタができてしまう。ハッピーですね(笑)。●『めちゃイケ』出演時の苦悩と転機――2003年にコンビを結成されてから、17年。お二人が楽しんでネタをやっていることが見ているこちらにも伝わってきますが、そんな中でも苦しかった時期はありますか?後藤:「売れたい」という気持ちがあるけれど、「売れるってどんなことなんだろう」と思ったり、そこに向けて何をやったらいいのかわからないという時期は、しんどかったですね。20代はひたすらいろいろなことをやってみましたが、それがどこに向かっているのかがわからなかった。『めちゃイケ』にも出させていただきましたが、僕らは力になれていないんじゃないかと思うこともあって、苦しかったですね。突破口になったのは、M-1で決勝まで行かせてもらって、ネタに対するお客さんの反応を大きく感じられるようになったことだと思います。やっぱりネタをやって喜んでもらうことが、僕らも一番うれしい。そう考えてからは、気持ちも楽になったように思います。福徳:どんなにスケジュール的にキツくてもネタ作りだけはしようと思っていたんですが、忙しくてネタ作りに専念できない時期は、本当につらかったですね。やっぱり忙しすぎると、メンタルは壊れていくもので。ほどよく自分の時間がないと、僕は壊れていくタイプなんだなと気付きました。そういった意味でも、今は自然を感じる時間もありますし(笑)、とても人間的な生活ができていると思います。後藤:やっぱり僕らの強みって、自分たちが楽しんでいることなのかなと。あとはネタ数も、強みですね。福徳:それと2人とも“ノーアルコール、ノースモーク、ノーギャンブル”であること。これは意外と、強みになる。やっぱり前世で何かの縁があったんだと思います。○■「前世はカップルだったのかも!」2人が見つめる未来――コンビ仲、円満の秘訣はあるのでしょうか。後藤:そういえば、僕らのYouTubeチャンネルが、日本の“トップカップルユーチューバー”の上位にランキングされていました。カップルユーチューバーとして認識されているんだと…。前世はもしかしたらカップルだったのかもしれません(笑)。福徳:カップル…。納得はいかないですが、そう見えるのかという感じもしますね。親友という感じでもないですし、街で偶然見かけたとしても「あ、後藤やん!」とすら思わない。無の境地です(笑)。でも人生において、家族より、誰よりも一緒にいるのは確実ですし、この出会いは奇跡としか言いようがない。僕は中学受験で失敗しているんですが、もし中学受験に成功していたら、この出会いもなく、違う人生だったはず。受験に失敗してラッキーでした!――「ネタが尽きない」というお二人ですが、これから年齢を重ねていく上で、どんな未来を夢見ていますか?後藤:「おっさんが学生服を着ている」ということで笑いが起きだすと、ちょっと厳しいなとも思っています。いつまで学生服を着たネタがナチュラルにやれるかという課題もありますが、もしそれができなくなったら、また新しい設定が生まれてくると思います。そのときに自分たちがどんなネタを作るのか、今から楽しみです。福徳:どんどんおっさんになっていきますからね。今だったらおっさん同士の喧嘩のコントをやっても、どうしてもコント感が出てしまうけれど、実際におっさんになったら、リアルなおっさんの喧嘩コントができる。これは楽しみで仕方ないですね。街でおっさん同士の喧嘩ってたまに見かけますが、やっぱりちょっと面白いですもんね。あれのリアルバージョンをできると思うと、ワクワクします(笑)。僕は遺伝的にハゲる可能性があるんですが、そこでまた面白いことができるかもしれません。シワ伸ばしなどもせずに、自分の老けと一緒に、お笑いも楽しんでいきたいです。後藤:そう。老けていくことに抗わず、年齢に寄り添って。福徳:見習うべきは、吉永小百合さんですよね。あんなきれいな歳の取り方をしていきたいです!――今は新型コロナウイルスにエンタメ界も翻弄されています。早く収束することを願うばかりです。後藤:お笑いは、お客さんありきのエンタテインメントです。こんなことになるなんてまったく想像していなかったですが、僕らは今、できることをやるしかないと思っています。自分たちで考えたことを披露して、ウケたときに聞く笑い声って、ものすごい快感を与えてくれるもの。お客さんの笑い声が、僕らの力になっているんです。福徳:クサイことを言ってしまうと、みんなの笑顔が見たい、笑い声が聞きたいと思ってやっていますから。早く、またみんなで笑える世の中に戻ってほしいなと思っています。■ジャルジャル高校時代からの友人同士である、後藤淳平と福徳秀介によるお笑いコンビ。2003年4月にコンビ結成。2010年10月には『めちゃ×2イケてるッ!』の新メンバーとして選出。2019年に『キングオブコント』第3位、『M-1グランプリ』では2015年と2018年に第3位に輝くなど、コント、漫才でも高い評価を受けている。
2020年06月21日お笑い芸人の渡辺直美が15日、都内で行われたAbemaTVオリジナル恋愛リアリティーショー『恋愛ドラマな恋がしたい~Bang Ban Love~』(1月25日スタート、毎週土曜23:00~)の取材会に出席し、自身の恋愛について語った。『恋愛ドラマな恋がしたい』(通称ドラ恋)は、「キスシーンのある恋愛ドラマの撮影で若手俳優たちの恋は生まれるのか?」を追う恋愛リアリティショー。第5弾となる新シーズンは、若手俳優たちが“禁断の愛”をテーマにした過激な連続ドラマに挑戦し、ドラマ撮影の裏側で起こる恋や主演争いの様子がリアルに描かれる。番組MCを務める渡辺は「必ずドラマの最後にキスをする、とんでもなく楽しい番組。若手俳優の演技を見られて、最後に恋模様という、表と裏が見える」と魅力を熱弁。「みんな技術がすごい。アピールの仕方…あんまり自分がアピールできないので、こうすればいいんだってすごい勉強になる。でもなかなか実践は難しくてできないですね」と話した。昨年4月から東京とニューヨークを行き来する生活を送っている渡辺だが、最近の恋愛事情について「ニューヨークで、外国人の年下の男の子とデートを1、2回しました」と明かし、「2人で美術館デートして、ご飯も行ってバーに行って、『このあと俺んちでNetflixでも見ない?』って。向こうではそうやって家に誘い込むらしんですけど、それを知らないから『遠いからうちにしない?』って自分で誘う形になっちゃって、向こうドン引き。でも実際にうちに来て、2人でNetflixを見て終わりました」と詳細を説明。その恋はそこで終わったそうで、「そこでグッといけなかったので、もっとドラ恋を見て勉強していきたい」と話した。新シーズンのテーマ“禁断の愛”にちなんで、ダメだとわかっているけどついやってしまう自身にとっての“禁断の○○”の話題になると、渡辺は「禁断の食事。どうしても深夜にご飯を食べてしまう。30歳を超えて体のことを考えなきゃと思って、深夜の食事をやめようと思っているんだけど」と言い、「最近よく食べるのが深夜のすき焼き。深夜にやっているところを見つけて、禁断だなと思いながらもついやってしまいますね」と明かした。ニューヨーク生活を始めてから「濃い味が好きになっちゃって、濃いのばっかり食べちゃって」と好みが変わったことも明かし、「マックとかチキンナゲット40個頼めるんです」という情報も。そして、「その彼といい感じになって終わっちゃった夜にチキンナゲット40個食べました。失恋して」と打ち明け、「どんどん体が大きくなっちゃっているので、ジムにもう1回行こうかなと思っています」と語った。取材会には、ともに番組MCを務めるジャルジャルの福徳秀介、GENERATIONS from EXILE TRIBEの小森隼、谷まりあ、そして新たにMCに加わった“ドラ恋”の大ファンというPerfumeのあ~ちゃんも出席した。
2020年01月16日●学生の漫才大会で賞を総ナメ22日に決勝戦が生放送される若手漫才師日本一決定戦『M-1グランプリ2019』(ABCテレビ・テレビ朝日系、18:34~)。過去最高のエントリー数となった5,040組から勝ち抜いた10組が王者を争うが、最後の1枠をかけて行われる敗者復活戦に臨むコンビの中で注目したいのが、唯一のアマチュアである「ラランド」だ。上智大学のお笑いサークルSCSで2014年に結成したツッコミのニシダ(25)とボケのさーや(23)が組む男女コンビだが、アマチュアとは思えない本格派の漫才はプロの芸人からも評価が高く、すでに複数の芸能プロダクションが目をつけている。この2人は一体何者なのか。その正体を探るべく、M-1敗者復活にかける思いや今後の展望なども含めて、話を聞いた――。○■アマチュアとして活動を続ける理由2人は上智大学外国語学部イスパニア語学科の同級生。さーやがニシダをお笑いサークルに誘ったが、「本当は女子コンビを組みたいと思ったんですけど、同期の女の子はみんな裏方のスタッフになっちゃったんです。ほかにエネルギッシュな子がいないし、まあいいかと思って泣く泣く…」とコンビを組むことになった。そんな軽いノリだったが、入学翌月の5月に行われたデビューライブで、早くも頭角を現す。「“彼女がスマートフォンになっちゃう”っていう今考えたらキモいネタをやったんですけど、先輩たちの前でネタ見せしたときから『革命だ!』とか言われて(笑)。本番もめっちゃウケました」(さーや)その後も、学生の漫才大会で賞を総ナメにし、「就活で履歴書に賞歴を書いたら、『こんなに獲ってたっけ!?』って思いました」(さーや)という活躍ぶり。学生芸人のライブは芸能プロダクションも視察しており、楽屋で名刺を渡されることは何度もあったそうだが、なぜ現在もアマチュアとして活動を続けているのか。その理由の1つは、ニシダが現在も在学中のため。「2年連続で取らないと強制的に退学させられる単位があったんですけど、そのメキシコ人の先生とケンカして1回退学になって、再入学したんです」という経緯から、まだ現役の学生なのだ。一方のさーやは、昨年無事卒業したが、「そこまで裕福な家じゃないんですけど、中学・高校・大学まで私立に通わせてもらった恩義があったので、奨学金の返済も考えるとさすがに『プロでお笑いだけでやっていく』とは言えず、就職するのはマストみたいな感じで決めてました」。仕事と並行してお笑いをやっていくことを在学中から決意し、当時からよくライブ出演オファーをくれていたK-PROの代表・児島気奈氏にも「応援するよ」と言われたことから、広告関係の会社に就職。会社員をしながら芸人もやるという“二足のわらじ”で活動することになった。○■“カップルネタ”は嫌だったそんな生活スタイルの違う2人だが、ネタ作りはどうしているのか。「大学と私の職場が歩ける距離なので、私が仕事の終わる直前に『ガストに来い』って連絡して来てもらいます」(さーや)というが、「それでガストに行ったものの、仕事が終わらなくて解散ということもよくあります」(ニシダ)。それでも、ニシダは「俺は待ってるだけなんで、その間にサウナ行ったりして楽しく過ごしてます(笑)」とストレスにならないようだ。ガストで落ち合うと、2人で設定を出し合い、それに合うボケを考えて即興で合わせ、ツッコミを組み立てていくという手法でネタを作成。声を出して稽古するのは、「上智に卒業生でも使える場所があるので、たまに忍び込んでやったり。あとはライブ前に早めに集まって合わせてます」(ニシダ)という。こうして、現在はほぼ毎週末ライブに出演。男女コンビと言えば、南海キャンディーズ、メイプル超合金、ゆにばーすなど、女性側が強烈なキャラクターを発揮している場合が多いが、ラランドの場合、さーやをイジるやり取りはない。また、男女コンビということで「カップルネタをやるのもすごく嫌だったというのもあります。お互いにお笑いが大好きでそのパターンを見過ぎちゃったというのもあって、男同士の漫才みたいなのをずっとやってました」(さーや)と、自然と本格派の漫才になった。●M-1準決勝進出…躍進への転機ラランドの漫才はテンポが早く、ボケの手数が非常に多い“しゃべくり”スタイルだが、「私たちはネタを作ると最初は7~8分のができちゃうんです。そこからギュッと詰め込んでいるので必然的にボケ数が多く見える」(さーや)というのが、その理由だそう。それに加え、さーやは「社会人になって自分たちを商品として見る目が備わってきた部分もあると思います」と、ネタ作りに変化が。「『ファンベース』(佐藤尚之著)という、広告界隈の人がみんな読んでる本があるんですけど、どういうところに刺すために何をしたらいいのかを意識するようになりました。また、今までお笑いのコアファン向けに作っていたものを、だいぶマス向けにしたというところはある気がします」と、養成所では得られない強みが生かされた。さらに、アマチュアの大会に出場した際、心に突き刺さるダメ出しをもらったことも転機に。「あんまりニシダのツッコミに文句言ったことはなかったんですけど、『もうちょっと印象に残るようにしよう』って提案したら、ニシダも『俺もちょっと悩んでたんだよね』って言ってくれて」(さーや)。こうして改善を重ねた結果、これまで2回戦止まりだった『M-1』で、今回一気に準決勝まで勝ち進むという躍進を遂げたのだ。○■芸人であることを家族に黙っていたが…さーやの勤務する会社は、芸人との両立について理解があるそうで、「むしろ人事の人は“二足のわらじ”を面白がってくれて、それをリクルーティングに活用しようとしてたくらい(笑)」とのこと。それだけに、今回『M-1』で準決勝まで勝ち上がったことで、反響も大きかったといい、「売れたらお前をキャスティングできるから頑張れ」と期待をかけられている。一方のニシダは、芸人をしていることを家族に黙っていたそうで、勘付いた妹に突然「ゾフィーって会ったことある?」と聞かれても、「ハーフタレントですか?」としらを切っていたそう。だが、ちょうどこのインタビューの日の朝に「親に『M-1落ちたんでしょ?』って言われました」とバレたそうで、「準決勝まで行くと親バレするんですね(笑)」と苦笑いしていた。2人にお笑い遍歴を聞いてみると、ニシダは「中学生のときから地下のお笑いライブに行ってました」というほどのお笑い好きだったが、芸人になりたいという思いは持っていなかったという。漫才を披露するのも、大学のサークルに入って初めてだった。それでも、「クラスの中心メンバーじゃないですけど、ちょけたりしてましたね(笑)」と振り返る。さーやは、幼少期から『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ)のビデオを何度も見て育ち、中学生時代に文化祭で初めて漫才を披露すると、「それでプロになりたいと思いました」と自覚。高校を卒業したらNSC(吉本興業の養成所)に入ろうとも考えていたそうだが、「親に『大学には入ったほうがいい』って言い負かされました」と進学した。2人とも中高6年間、男子校・女子校にそれぞれ通っていたが、さーやは「異性の目を気にしなくていいので、お笑いをやりやすい環境があると思います」と分析する。●互いへの“恋愛感情”は…これまでほとんどケンカもせず、コンビ解消を考えたこともないという2人に、互いの魅力を聞いてみると、さーやは「低いけど通る本当にいい声をしてて、ツッコミのための声なんじゃないかと思うくらい。それから先輩芸人さんにも好かれるので、飲み会とか外交的な役割をやってもらって助かってます。あと、男女コンビにとって大事なことなんですが、女遊びを全然しない。めっちゃ遊んでたら見られ方がだいぶ違うと思います」とニシダを称賛。そのニシダは「月並みな言葉ですけど、やっぱ一番おもろいと思ってます」とクールに話し、さーやが「ダウンタウンさんみたいじゃん(笑)」と謙そんすると、「でもずっとそれは思ってますね。それが組んでる理由でもあるし」とリスペクトの気持ちを語ってくれた。そんな2人に、互いへの“恋愛感情”というベタな質問をぶつけると、「本当にいやらしいくらいビジネスパートナーで(笑)。利害が一致してるだけです」(さーや)、「仲は悪くないですけど、そういうのはないです(笑)」(ニシダ)と即答した。ちなみに、コンビ名の由来は、フランスの天文学者、ジェローム・ラランドが発見して、その名前を付けられた星から。2014年に結成したが、16年に映画『ラ・ラ・ランド』が大ヒットしてしまい、「エゴサができなくなっちゃったんです。『すごい面白かった』っていう感想はだいたい映画のこと言ってるし、『オチがちょっとなあ…』っていうツイートを見てヒヤッとすると映画で良かったって(笑)」(さーや)、「たまに『感動した』っていう感想が、俺らのことだったっていうのもあります。映画じゃないんかい!って(笑)」(ニシダ)。○■将来的には芸人に軸足を今回の『M-1』は、惜しくもストレートでの決勝進出を逃したが、まだ敗者復活戦(ABCテレビ・テレビ朝日系で22日13:55~生放送)が残っている。2人にとってこれが初めてのテレビ出演で、和牛、ミキ、アインシュタイン、カミナリ、四千頭身、トム・ブラウンといった決勝経験者や売れっ子芸人の強豪と争うことになるが、さーやは「気持ちを切り替えて頑張りたいと思います」、ニシダは「決勝に上がれるかどうかは考えずに臨もうと思います」と意気込みを語った。アマチュア唯一の準決勝進出ということで、すでに注目を集めているが、気になる今後について聞くと、ニシダは「大学生だからよく分かんないです(笑)」と、さーやの意向に従う方針。そのさーやは「まだ奨学金の返済もありますし、親孝行もしたいし、会社員と芸人を両立できる世の中になってきているので、今のところはどっちも頑張るという感じです。ただ、プロ一本でできる環境になったら、芸人に軸足を置きたいという気持ちはすごくあります」と意欲を示した。●ラランド上智大学のお笑いサークルSCSで2014年に結成。『NOROSHI2018』など、数々の学生漫才大会で受賞し、『M-1グランプリ』は16年と17年に2回戦進出、18年はさーやの仕事のため欠席し、今年準決勝まで勝ち進んだ。1月1日(午前0:30~)放送の日本テレビ系『おもしろ荘』への出演も決定した。ボケのさーやは、95年生まれ、東京都出身。憧れの芸人は、マヂカルラブリー、天竺鼠、ジャルジャル。ツッコミのニシダは、94年生まれ、山口県出身。憧れの芸人は、南海キャンディーズの山里亮太。
2019年12月20日笑福亭鶴瓶がゲストの関係者に自ら事前に徹底取材、サブMCを上白石萌歌が担当し、ゲストの素顔に迫っていくトーク番組「A-Studio」の11月8日(金)今夜オンエア回に、女優の松本穂香がゲスト出演。その意外な素顔と恋愛、女優観が語られていく。高校時代にオーディションで現在の事務所に所属すると、月9「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」への出演や、朝ドラ「ひよっこ」の青天目澄子役で注目を集め、昨年放送の日曜劇場「この世界の片隅に」で主人公のすず役に抜擢。『おいしい家族』では長編映画初主演を務め、放送中のauのCMも話題の松本さん。そんな松本さんだがお笑いが好きということで、大ファンと公言する「ジャルジャル」の撮影現場を女優の“職権乱用”で見学。尊敬する俳優の岡山天音とバッタリ遭遇して感動するなど、ドラマや映画では見られない松本さんの姿が明かされていく。今回も番組では松本さんの同級生や家族に極秘取材。演じてきた役柄もあってかほんわかしたイメージの松本さんだが、好きなアーティストはロック系でカラオケではハイテンション、友達に電話をかけてきて一方通行にしゃべり倒すなど、イメージとは違う素顔の数々を小学校や高校時代からの親友たちが明かすほか、家族への取材では母と兄、そして溺愛している愛犬にも極秘取材。共に上京し一緒に住んでいるという母が家での松本さんの姿を明かすほか、大好きなおばあちゃんも登場。またトーク中、突然はじまった恋愛経験の告白に、鶴瓶さんの方が「これテレビやからな!?」とドギマギ。熱しやすく冷めやすく、実は“惚れっぽい”松本さんの恋愛観にも注目。さらに「無個性」で「地味な子」だった松本さんが女優を目指したきっかけとなった高校時代の演劇部のライバルの存在など、女優としての松本さんの内面、矜持にも話が広がっていく。今夜のゲスト、松本さんが主演を務める映画『わたしは光をにぎっている』は11月15日(金)から全国公開。両親を亡くし、祖母と長野で民宿を切り盛りしている20歳の宮川澪を松本さんが演じ、民宿をたたみ都内の銭湯の仕事を手伝うようになった澪が、そんな暮らしに慣れてきたなかで区画整理のため銭湯が近いうちに閉店する運命にあることを知り、ある決断をする――という物語。来年1月のTBS金曜ドラマへの出演も決定し、今後さらなる飛躍が期待される女優、松本さんをゲストに迎える「A-Studio」は11月8日(金)今夜23時~TBS系でオンエア。(笠緒)
2019年11月08日●ドラマに多数出演も「軸は完全に芸人」単独ライブは大盛況で、地方での冠番組も持ち、俳優顔負けの芝居でお茶の間の心まで掴んでいるお笑いコンビ・シソンヌ(じろう/長谷川忍)。先輩・後輩を問わず芸人仲間からも羨まれる大活躍を見せている彼らは、果たして自分たちの「今」をどう捉えているのだろうか? 単独ライブシリーズ「シソンヌライブ」の第8弾「huit(ユイット)」のDVD発売を記念してインタビューを行い、俳優業への本音、「キングオブコント」優勝後の変化、現在の活動に対する思い、芸人として掲げる野望などについて話を聞いた。――お二人のコントは、お笑いとしてはもちろん、お芝居としても引き込まれます。実際に、お二人は俳優業にも進出されていますよね。お笑い芸人と俳優という二面性を持つことが、どんな相乗効果を生んでいると感じていますか?じろう:ドラマもちょこちょこ呼んでもらってますけど、未だにどう居ていいかわかんないです(笑)。やっぱり、軸は完全に芸人にあるので、芸人として行っているという感じですね。長谷川:やっぱり、笑いを取ったほうがいいのかなあって思うんですよ。じろう:お芝居に関しては、やり方が全然つかめていないですね。長谷川:ドキドキしますよ。正直。じろう:普通でいいのかな? みたいな。これはたぶん、一生解決しないと思うんですけど、笑い・コントをやっている限りは(笑)。長谷川:ただ、コントに戻ってきたときは、僕なんかは普通の人の役をやることが多いので、ドラマで普通の人の役をやったことで、ボケとか関係ない振りの部分を丁寧にやることに、どんどん抵抗がなくなっていくといいますか。そういった意味では、ドラマからもらってくるものは多いですけど、こっちからドラマに与えているものは一個もないんじゃないかな(笑)。――お芝居の現場だと、あくまでお笑い芸人が芝居をしに来ているという意識?長谷川:そうですね。やっぱり、役者さんではないですからね。――馴染まずに、「浮いておこう」くらいの感覚なんでしょうか?長谷川:浮いていいのかなあと思うときもありますし、そういうことをしたら嫌がる方もいるだろうなと。監督さんによるよね?そっち(芸人)のスイッチでやってって言う監督さんもいますし「普通に演じていただけるだけで大丈夫です」って言う方もいるので。でも、そこまでガチガチなやつって、じろうが出た朝ドラと大河くらいでしょ?それ以外はけっこう、くだけたやつも多いもんね。じろう:う~ん、割とそうですね。――福田雄一さん演出のもと、お二人そろって出演されていた『今日から俺は!!』では、芸人さんらしさが多分に感じられました。長谷川:あれは半分、コントのテンションでやっているので。キャラをガチガチに入れてますから(笑)。じろう:自分の眼鏡かけてましたからね(笑)。マイ小道具の眼鏡をかけて、普通にドラマにレギュラーで出てたので(笑)。長谷川:コントの小道具を使って出てました(笑)。あれはもう、コントなんで(笑)。ムロツヨシさんも変なカツラ被ってますし。俺もけっこうツッコミのトーンでいっているので。福田さんは、そうやって言ってくれるんです。じろう:福田さんは「あの眼鏡かけろ」って(笑)。長谷川:「じろう、ある?」って(笑)。●全国行脚への周囲の声に「やっててよかった」――ライブだけでなく、俳優業、そして地方での冠番組もお持ちです。現在のお二人は、他の芸人さんたちからすれば、とても羨ましいポジションにいらっしゃるような気がします。じろう:後輩に限らず、先輩にもライブのことをすごく聞かれますね。「どういう風にしてやってるの?」って。最近、ジャルジャルさんとかに会うと、ネタのことよりも、ライブのパッケージの話を、後藤さんも福徳さんもされます。全部ってことはないと思いますけど、テレビでっていうよりも、自分たちのネタでいろいろ回って、見てもらいたいっていうのは、みんな思っているんだなあって感じました。長谷川:銀シャリさんも「全国やりたい」と言って、始めているみたいですし。けっこういろいろな方が「あ、やれるんだ!」みたいな感じになっているんですよね。――芸人さんから言ってもらえるのはうれしいですよね。ご自身たちの活動に対する充実感はありますか?長谷川:だいぶ出てきましたね。前よりは。じろう:やっぱり、自分たちだけでやってると、地方を回るのって、日帰りとかで九州とかに行くと、すごく疲れるんですよ。でも、たまに劇場で会って、先輩にそうやって言われると「ああ、いいことやっているんだな」「間違ってないんだな」って。そういうのは、周りのおかげで気づかせてもらってる感じですね。長谷川:自分らで言い合ってもしょうがないので(笑)。「頑張ってんなあ、お前」「まあなあ」なんて言ったって、2人でやっていますから、当然のことですよね(笑)。千原ジュニアさんとかにも「単独ライブ、1カ月終わって、また全国回るって、お前、頭おかしいんか!」って言われたもんな。誉め言葉じゃないですか。「先輩方も見てくれているんだよなあ」って。フットボールアワーの後藤さんにも、ルミネの時にエレベーターで一緒になって「(ライブ)回ってるんやろ? 大変やなあ。偉いなあ」みたいなことを言っていただいて。「やっててよかったなあ」って思えるのは大きいですね。●今後の野望は「コントの日常化」――そんなお二人にとって、芸人としての転機と言える出来事が、2014年のキングオブコント優勝だと思うのですが、改めて振り返ると、その後のお二人にどんな変化をもたらしたのでしょう?じろう:単純に、優勝したことで解放されました。ネタを自由に作れるようになったっていうのは、すごくプラスですね。やっぱり若手のネタを見ると、コンテストっぽいネタの作りが多いんです。4、5分の短い設定でエッジを効かせて、その展開でどうボケていくかというネタの作りを、皆どうしてもしちゃうと思うんです。そこから解放されて、本当に2人で自由に、別にすべっても「ああ、優勝してるから別に…いいもん…」みたいな(笑)。その一個のバックボーンみたいなものはできましたね(笑)。長谷川:紹介されるときに何もなかったのが、一つの優勝、「2014年のチャンピオンです」というものがついて。そうすると皆さんたちも「この人たち、チャンピオンだ」という感じで接してくれるので、そういった意味では、一個の印がついたといいますか、ちゃんと名刺に書けることが付いたって感じで(笑)。非常にありがたいですね。――キングオブコント優勝、単独ライブ、冠番組と、様々なものを積み上げてきたお二人が、お笑い芸人として掲げる今後の野望も教えてください。長谷川:単独ライブは、もっと大きいところでやっても大丈夫になれたら、やっぱり嬉しいですね。全国でできれば。じろう:うん、そうですね。長谷川:関東だとありがたいことに完売で。関西も、なんだかんだで、たくさん入ってくれましたけども、すぐ完売というわけにはいかなかったので。その辺が、東京以外のところでも、東京と同じくらいの熱量になっていってくれたら嬉しいというのが、一個ありますね。あと、何だ?じろう:(ライブで)ずっと回っているので、地域の文化として「コントを見る」っていう文化が根付いてくれたらいいなと思います。小学校の時、謎の演劇とか見せられたりしていたので(笑)、ああいうのに僕らが呼ばれて、小学生にコントを見てもらう時間とか、そういうのができたら(笑)。その土壌がもうちょっとできたら、ほかの芸人も色々と行きやすくなりますし。「コントの日常化」というか。――「コントの日常化」、素敵ですね。ちなみに、じろうさんではなく、作家さんが書いたコントをやってみたいという思いもあるんですか?じろう:じろうじゃないコントを、2人で、しかも自分たちのライブでやるっていうのは、やってみたいですね。どんな感じになるのか…。そこは、次のチャレンジであってもいいのかな。どうなるかわかんないですけど、そういうのもいいのかなとは思います。――これまでの方向からずれることで、何か良い効果が生まれるかもしれませんね。じろう:はい。長谷川:そうですね。そうなってくれたらいいなと思います。■プロフィールシソンヌじろう(1978年7月14日生まれ。青森県弘前市出身。NSC東京校11期生)と長谷川忍(1978年8月6日生まれ。静岡県浜松市出身。NSC東京校11期生)によるお笑いコンビ。吉本興業所属。作りこまれたコントを得意とする。2006年4月に結成し、2009年・2013年に「キングオブコント」準決勝進出。2014年に悲願の優勝を果たす。2013年より単独ライブ「シソンヌライブ」シリーズを毎年開催しているほか、2015年には広島ホームテレビで初の冠レギュラー番組となった『ぶちぶちシソンヌ』がスタート。NHK『LIFE!~人生に捧げるコント~』などにも出演。役者業も評価を得ており、じろうは『いだてん~東京オリムピック噺』『俺のスカート、どこ行った?』など、長谷川は『凪のお暇』『ブラックペアン』などに出演。『今日から俺は!!』にはコンビそろって教師役で出演した。
2019年11月01日日本コント協会会長のビートたけしが、コントを愛する芸人や俳優と共に2時間にわたりコントを繰り広げる「コントの日」。この度、本番組のゲストが決定した。すでに会長のたけしさんのほか、秋山竜次(ロバート)、劇団ひとり、斉藤慎二(ジャングルポケット)、新川優愛、「チョコレートプラネット」「東京03」、「ロッチ」が会員に決定。たけし会長以下、コントを愛する会員が、同番組でしか見られない豪華な組み合わせで新作コントに挑戦。「テレビ」をテーマに、芸能界やテレビにまつわるトピックスをネタにコントを展開する。今回新たに発表されたゲストは、足立梨花、倉科カナ、小手伸也、鈴木杏樹、林遣都、後藤淳平(ジャルジャル)、村上純(しずる)、「ハナコ」、「ネルソンズ」、あいなぷぅ(パーパー)、森本晋太郎(トンツカタン)。コント「アーカイブスの日」には、“素人の女子”役で足立さんが出演。足立さんは「台本以上の彼氏がきたので笑いを堪えるのが大変で…予想以上のコントになっております(笑)とにかくやばいです。ただそれだけを伝えておきます。みなさまの反応を楽しみにしております!」とコメントしている。また、倉科さん、劇団ひとりさん、ロバート秋山さん、豊本明長(東京03)が出演するコント「いかがわしい店」。小手さん、ロッチコカドさん、飯塚悟志(東京03)、豊本さんがTVスタッフに扮するコント「三重野P」も放送。「すごく緊張しました」とふり返る倉科さんは、「今回のコントでは、男の人の本音がブラックユーモアで描かれているので、女性にとっては勉強になりますし、男性にとっては、私が演じた役が、大事な役目を担っているので、そのあたりを楽しみにご覧いただけたらうれしいです」と見どころを明かし、小手さんは「じつは僕、10年くらい前、舞台俳優をやりながら放送作家の見習いみたいなことをやっていた時期がありまして。テレビ局の企画会議に毎週参加したり、制作会社の方とバラエティ番組を1本立ち上げたりしていたので、今日のコントは親近感のあるシチュエーションだったんですよね。なので今日は、当時その会議でイヤだなって思ってたことを全力でぶちまけさせて頂きました」とまさにぴったりな役柄だと語っている。そして、鈴木さんが美人女将を演じ、劇団ひとりさん、角田晃広(東京03)、長田庄平(チョコレートプラネット)が出演するコント「タバコをやめた男」。林さん、ロバート秋山さん、コカドさん、豊本さん、村上さんが出演、パン屋が舞台のコント「高級食パン」が放送される。鈴木さんは「コントは生き物だなって思いました。本来はドラマでもそれでなければならないと思うんですけど、今日はよりリアルな感覚を味わいましたね。私の台詞のニュアンスでお二人の芝居がどんどん変わるので、どれが一番ぴったりなんだろうっていうのを探りながら、とても楽しませていただけました!」と挑戦した感想を語る。また「コントは、一度はやってみたいなとずっと思っていました」と言う林さんは、「大好きな芸人さんたちとの共演なので、すぐやりたいと思ったんですけど、実際にお会いしたらとても緊張しました」と明かし、「(アドリブで)何が飛んできても良いように準備はしてたんですけど、まったく想像つかないフレーズが飛んできたので、めちゃくちゃ面白かったです。今回のパン屋さんの絶妙な雰囲気を楽しんでいただけたらうれしいです」とコメントしている。コントストーリー●「アーカイブスの日」過去に放送された番組を紹介するコーナー、アーカイブスの日。紹介するのは、かつて人気を博したという恋愛バラエティ番組「私たち付きあってるんだよね?」。素人の女子(足立さん)が、「彼氏かもしれない男子」に、「私たち付きあってるんだよね?」と直接確認を迫る。●「いかがわしい店」会社の先輩(豊本さん)に誘われてきた店は、明らかにいかがわしい感じの店。戸惑う後輩(劇団ひとりさん)の前に現れた店員(秋山さん)に案内された部屋で、出てきた女性(倉科さん)は――。●「三重野P」ディレクター(コカドさん)と構成作家(飯塚さん・豊本さん)がテレビの企画会議をしているところへ、三重野プロデューサー(小手さん)がやってくる。彼らの出す企画に、三重野プロデューサーの反応は…。●「タバコをやめた男」美人女将(鈴木さん)の小料理屋で、旧友(劇団ひとりさん・角田さん)が再会。懐かしい話に花を咲かせていると、友人(劇団ひとりさん)がタバコをやめたことを明かす。タバコをやめて生活が一変したというが…。●「高級食パン」美味しいと話題の高級食パン屋。この店に憧れて入った新人(林さん)の出勤初日。店長(秋山さん)や先輩(コカドさん・村上さん)から、店の内情を聞くにつれ、新人は不安になり…。「コントの日」は11月4日(月・祝)21時~総合テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2019年10月28日映画『記憶にございません!』(9月13日公開)の公開初日舞台挨拶が13日、都内で行われ、中井貴一、ディーン・フジオカ、石田ゆり子、草刈正雄、佐藤浩市、小池栄子、斉藤由貴、木村佳乃、吉田羊、後藤淳平(ジャルジャル)、三谷幸喜監督が出席した。本作は、史上最低の支持率を叩き出した総理大臣・黒田啓介(中井)が記憶喪失になったことで、一夜にして善良で純朴な普通の「おじさん」に変貌し、やがて、あらゆるしがらみから開放され真摯に政治と向かい合うことになった啓介が、次第に本気で日本を変えようとする姿を描いた政界コメディ。本日初日を迎えたが、すでに30億円のヒットが見えているという同作。宣伝での番組出演で「ディーン・タピオカ」発言が話題を呼んでいたディーンは、この日も「ディーン・タピオカです」と自己紹介。「今、総理にそう言えとささやかれた……わけではありませんが」と意外な角度からのボケを挟みつつ、「1年前のことを思い出しながら今日を迎えることができて本当に嬉しく思っています」と喜ぶ。この発言に苦笑していた中井だが、舞台挨拶の最後には「ディーン・タピオカも、タピオカの店を出すと思います」と応援の姿勢を見せていた。また、主演の中井について「立派になった」と感心する草刈に、中井は「先輩に言っていただけて」と喜びながら、「昔、草刈さんが東宝のスタジオで(テニスの)壁打ちをしていた。僕たちの世代の二枚目というのは草刈正雄なんですよ。だからそれが壁打ちしてる、スタジオの壁で!」と想い出話を披露。「ほんとに光栄です」と感謝する。さらに草刈は「そのテニスラケットは、貴一さんのものなんですよ。お姉さん(中井貴恵)が『草刈さんテニスやるんですか』と聞いて、喜一さんもテニスやってらっしゃるらしく、テニスラケットを持ってきたくださった」と意外な逸話で返す。中井は「勝手に姉貴が持ってたんですよ。ラケットねえなと思ったら……」とその時の様子を思い返していた。
2019年09月13日お笑いコンビ・タカアンドトシ、次長課長の河本準一、ジャルジャルが3日、北海道で開催中の「みんわらウィーク」内で行われたトークイベントに登場した。吉本興業と北海道による「みんわらウィーク」は、北海道が制定した8月8日の「道民笑いの日」を盛り上げ、お笑いの輪を全道に広げるイベント。4回目となる今年は、8月2日~8日の7日間、メイン会場の札幌コンベンションセンターを中心に、さまざまな企画を展開する。タカトシ、河本、ジャルジャルは、札幌コンベンションセンターの屋外ステージで行われた「『みんテレ』×『発見! タカトシランド』生放送SP in みんわらウィーク」に登場。「みんなでサミット! 北海道を笑顔にしよう会議」とし、北海道にまつわるテーマについてトークを展開した。北海道のキャッチフレーズを考えるというお題では、河本が「闇営業」を用いたフレーズを発表し、トシが「吉本も変わっていくんですから!」とツッコミ。また、「北海道にテーマパークを作るなら?」というお題で、観客から「よみうりランド」という意見が出ると、河本は「これ直でいけますよね?」と再び騒動をいじり、トシが「ダメだよ直は。なんで直でやりたがるんだ」とツッコんで、「変わっていくんだよ、吉本も。変われるんだ!」と発言した。河本はさらに「よしもとランドの中のアトラクションを考えた」と言い、「岡本テープ」と岡本昭彦社長の会見での発言もネタにし、会場から笑いが。だが、「入ると…」と河本がアトラクションの詳細を説明しようとすると、番組側から終了の合図がかかり、河本の暴走もそこでストップした。河本以外の芸人たちも自由奔放な回答を連発。後藤淳平は「北海道は無視させてもらって…」と関係ない回答を、タカは大好きなプロレスに関するフレーズを繰り返し、トシの鋭いツッコミが炸裂していた。
2019年08月03日三谷幸喜が監督を務める最新作『記憶にございません!』。この度、中井貴一が演じる史上最悪の総理大臣の姿と共に、田中圭やROLLY、有働由美子ら追加キャストが登場する予告編と特報映像が解禁された。国民的脚本家・演出家・映画監督として、これまで日本中にたくさんの笑いと感動を届けてきた三谷幸喜が、映画監督作品8作目で、史上最悪の総理大臣を主人公に“政界”を描く本作。今作の予告編・特報映像がついに解禁。演説中に石を投げられ、記憶を失った黒田総理(中井貴一)。なぜ石を投げつけられるほどに人気のない、嫌われ者の総理大臣なのか?今回解禁された予告編・特報映像には、そのヒントが隠されている!まわりは“全員、敵”ともいえる政界の中で秘密を知るのは、井坂(ディーン・フジオカ)はじめ秘書官3人のみ。記憶を失った総理を襲う大混乱、いずれバレてしまうのではないかという恐怖…。野党第二党首・山西あかね(吉田羊)ら個性豊かな政治家たちとそれを取り巻く人々が人間臭さたっぷりに面白おかしく描かれ、三谷監督真骨頂ともいえる期待高まるシーンが満載。予告編のラストを飾る「記憶にございません!」のタイトルコールは本編の台詞をそのまま引用し、これ以上ないインパクトとなっている。さらに、予告編にも登場しているように新キャストも解禁!黒田総理の恩師で生真面目な元小学校教師・柳友一郎に山口崇、記憶を失った黒田を保護する職務に熱心な警官・大関平太郎には三谷監督がいつか警官役をやらせたかったという田中圭、黒田総理と旧知の仲、あこぎな建設会社社長・小野田に梶原善、石を投げるのが得意な大工・南条実に寺島進、やる気のないSP・古賀に藤本隆宏、黒田総理の中身のない秘書官補・野々宮万作に迫田孝也、ギターが上手い衆議院議員・鱒淵影虎にまるで別人のようなROLLY。草刈正雄演じる鶴丸官房長官のオーラのない秘書官・八代に、漫才を見てその“普通ぽさ”に三谷監督が惚れ込んだという「ジャルジャル」後藤淳平、木村演じる大統領の有能な通訳ジェット・和田に宮澤エマ、黒田総理の反抗期の息子・黒田篤彦に濱田龍臣、そして夜のニュースキャスター役にイメージチェンジがスゴすぎて誰だか分からない有働由美子が集結。三谷映画初出演陣から、実力派の常連組まで超豪華メンバーが揃い、日本中を笑いの渦に巻き込む!『記憶にございません!』は9月13日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:記憶にございません! 2019年9月13日より全国東宝系にて公開©2019フジテレビ東宝
2019年05月13日4月18日に開幕される映画の祭典『島ぜんぶでおーきな祭 第11回沖縄国際映画祭』の概要発表会見が4日、東京・新宿の吉本興業東京本部で行われ、浅田美代子、南海キャンディーズの山崎静代、松本穂香、NON STYLEの石田明らが出席した。今年で11回目を迎える同映画祭は、4月18日のオープニングを皮切りに計5日間沖縄の各所で開催。映画にかぎらずお笑いや音楽、スポーツなど様々なイベントが行われる。同映画祭の特別上映作品として上映される映画『エリカ38』に出演した浅田美代子は、劇中で62歳ながらも38歳と偽って男たちを惑わした山辺節子をモチーフにした主人公を熱演している。「ご本人自体も重くない感じがしました。たまたま詐欺になってしまいましたが、好きなように生きていたような気がします。そういう意味では暗い感じではなかったですね」と演じたキャラクターについての感想を語った。浅田と共演した山崎静代は「浅田さんがすごく美しくて、エロいシーンが結構あるんです。熟女好きな方には見ていただきたいですね」と笑いを誘う場面も。本作は昨年死去した樹木希林さんの企画作であり遺作となっている。樹木さんと親交が深かった浅田は「希林さんが動いてくれました。感動というかビックリでしたね」と感謝しつつ、「美代ちゃんは元アイドルでだけど、何か残せる作品を作りたいと仰ってくれて、それが本当にうれしかったですね」と感謝の言葉を述べた。特別招待作品の『おいしい家族』やTV DIRECTOR’S MOVIEとして上映される『酔うと化け物になる父がつらい』に出演した松本穂香。『おいしい家族』で共演した板尾創路と浜野謙太の話題になり、「板尾さんはずっとふざけていて、現場でもすごく楽しかったです。浜野さんも楽しい方なので、本当に楽しかったですね」とロケ中は撮影以外でも楽しんだようで、「新島での撮影だったので、本当の家族みたいな優しい雰囲気で撮影しました。景色がきれいだったり家族の優しい時間、愛の大切を感じさせてくれる映画です」とアピールした。また、同映画祭ではお笑いなどのステージも。ジャルジャルの大ファンだという松本は「是非お笑いの舞台をみたいですね!」と開催が待ち遠しい様子で、隣にいた石田が「ジャルジャルのマネージャー、一緒だから呼んでこようかな」と話していた。
2019年03月05日お笑いコンビ・ジャルジャルの後藤淳平と福徳秀介が13日、東京・新宿のタワーレコード新宿店でDVD『JARU JARU TOWER 2018 ジャルジャルのたじゃら』(発売中 4,000円税込 発売元:よしもとミュージックエンタテインメント)の発売記念イベントを行った。お笑いコンビのジャルジャルが発売した最新DVDは、結成15年の節目の年となる2018年に全国4都市で7公演を開催した全国ツアー「JARU JARU TOWER 2018」から、11月4日に行われた東京公演の模様を収録。8,000本ものネタから厳選された最新ネタの数々と、特典映像などが収められている。ライブツアーを収めたDVDは今回が初。後藤は「今まではDVDのためにネタを作って収録していたんですが、今回初めてライブを収録してDVDにしました」と説明。福徳は「一応集大成を収録していますが、最終日だけハットを被っているネタで取れちゃったのが悔しいですね(笑)」と失敗した場面も収録されているという。また、後藤は「僕たちの単独ライブがギュッと入っていますので、良かったらこのDVD見ていただいて、また僕らの単独ライブに来て下さい!」とアピールした。イベントの翌日はバレンタインデー。独身でもある福徳は大阪で仕事があるといい、夜は兵庫県芦屋市にある実家に帰るという。「夜のイベントが終わったら実家に帰ります。特に何もございません。彼(後藤)のお父様が吹田市の市長なので何も出来ませんよ。モラルを持って生きているので」と浮いた話はないと強調するが、過去に何度か美女との熱愛報道も。「過去は恋愛をしてきました。そういうのを公の場で言うと、全部破綻するんですよ。こういうことは公の場で言わないことに決めました。あるないに関わらず、今後は絶対に言わないです」と宣言した福徳。すると後藤が「ソワソワするな(笑)。相方として楽しみですわ」と冷やかしていた。
2019年02月14日女優の新川優愛、お笑いコンビ・ジャルジャルの後藤淳平、福徳秀介が30日、東京・有楽町の西銀座チャンスセンターで行われた「バレンタインジャンボ宝くじ」「バレンタインジャンボミニ」発売記念イベントに出席した。「バレンタインジャンボ宝くじ」(第779回全国自治宝くじ)、「バレンタインジャンボミニ」(第780回全国自治宝くじ)が1月30日から全国で一斉に発売(2月22日まで)。「バレンタインジャンボ宝くじ」が1等賞金2億円、1等の前後賞が各5,000万円で1等・前後賞合わせて3億円、「バレンタインジャンボミニ」は1等2,000万円、1等の前後賞は各500万円で、1等・前後賞合わせて3,000万円が用意されている。発売日となったこの日は、宝くじのメッカ、有楽町の西銀座チャンスセンターで発売記念イベント。「バレンタインジャンボ宝くじ」では1等・前後賞合わせて3億円が当たるが、「3億円当たったらどんなデートをしたいか?」という質問に、犬を飼っているという新川は「犬の保育園を作りたいです。ワンちゃんに囲まれながらデートをしたいですね」と回答。これに対して後藤が「経営となると後々揉めそうですよね」とツッコミを入れると、新川は「揉めないような方と探したいです(笑)」と笑顔を見せた。また、「バレンタインジャンボ宝くじ」ということで、新川はバレンタインデーのエピソードを披露。「学生時代に渡したい男の子がいたんですが、渡せずに、幼なじみにあげました。そしたら誰かが見てたみたいで、そこで告白したと思われてしまいました」と甘酸っぱい思い出を明かしていた。イベント後に行われた報道陣向けの会見では、先日、2020年12月31日で活動を休止すると発表したアイドルグループ、嵐についての質問も。バラエティー番組などで何度か共演したことがある新川は「皆さんで話し合って決められたということなので、(活動休止までの)2年間はファンの皆様にという気持ちもあるとは思いますが、まずは5人の皆さんが楽しんで欲しいなと思います」とエールを送っていた。
2019年01月31日お笑いコンビ・ナイツの塙宣之が、15日に放送されたTBSラジオ『土曜ワイドラジオTOKYOナイツのちゃきちゃき大放送』(毎週土曜 9:00~)に出演し、『M-1グランプリ2018』の最終決戦における投票を振り返った。『M-1グランプリ2018』で審査員を務めた塙。この日の放送でゲスト出演し、同大会にも出場したお笑いコンビ・かまいたちの山内健司が「塙さんは最終決戦で霜降り明星に入れていた。何が決め手だったのか」と質問した。これに対して、塙は「やっぱり、その日の一番好きだった人に入れたんだけど」と明かし、続けて「入れた後に後づけでいっぱい生まれてきたけどね」と述べた。相方の土屋伸之が「後づけ? やっぱり霜降り明星に入れて良かったという?」と聞くと、塙は「そう思うように…。やっぱり優勝して喜んでるし。自分の中で同じ点数だったら、やっぱり若い人の方がいいかなとか」と話しつつ、「霜降り明星は同じパターンが2つだから、同じパターンを評価したほうがいいのか、和牛みたいに色んなことをやってる人を評価するのか別れるじゃない」と難しさを明かす。さらに「唯一、自分の中で救いになるのが、2008年に『M-1グランプリ』で最終決戦まで行ったんだけど、1票も入らなかったの。だからジャルジャルの気持ちもすごい分かるし。後は『THE MANZAI』で誰かが入れてくれたら優勝だったのよ。だから和牛の気持ちも分かるんだよね。その日、自分が一番ウケたと思っても、審査員が決めることだから、僕はそれに対して文句はないし。色んな人の気持ちが分かるから、その分つらかったよね」と明かした。その上で、塙が「だけど、霜降り明星があんなに喜んでくれたからいいんじゃないかな」と語ると、土屋も「良かったと思うよ」と相づちしていた。
2018年12月17日お笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太が、5日深夜に放送されたTBSラジオ『山里亮太の不毛な議論』(毎週水曜 25:00~27:00)で、『M-1グランプリ2018』で優勝した霜降り明星について語った。先日行われた『M-1グランプリ2018』の感想を述べた山里。霜降り明星のファーストラウンドについて、「(オール)巨人師匠もおっしゃってましたよ。『粗品くんのツッコミは新世代の漫才。ツッコミで笑いもとる』とおっしゃっていた。『新世代の』というとさ、それ俺もやってたかななんて。でも、塙さんが『ある時からツッコミで笑いとるのが…』みたいに言ってくれて。みんな俺のこと覚えてくれてるかなと思いながら」と話し、南海キャンディーズと霜降り明星の共通点をあげた。さらに「ツッコミのフレーズセンスがあって、そのボケで笑い取って、さらにフレーズで笑い取るシステムは、同じ土俵」と明かし、「私、本当に器小さい人間と思わないでほしいんだけど、そうなると霜降り明星が優勝するとちょっと嫉妬しちゃうじゃん。だから全力でジャルジャル応援したよね。ジャルジャルはセンスの漫才で、俺には一生できないから、戦うことは絶対ない。同じグループに来ないから」と本音も。山里は「霜降り明星は、俺、粗品くんと戦う日が来るわけじゃん」と語り、「だからジャルジャルに勝ってほしかったという。そういうのを思っている自分をすごい情けないなと思いながら見てたわけです」と振り返った。
2018年12月08日12月3日、日本一の漫才師を決める大会『M-1グランプリ2018』(テレビ朝日系)が放送された。応募総数4640組の中から第14代目王者となったのは、決勝初出場の霜降り明星。歴代最年少、平成生まれとして初など記録づくめの優勝を飾った。その裏で注目を集める意外な人物が。音楽ユニットTRFのDJ KOO(57)だ――。きっかけはニュースサイト「お笑いナタリー」で行われていたM-1の順位予想企画。ゲスの極み乙女の川谷絵音(30)などが参加するなか、DJ KOOは「1位:霜降り明星、2位:和牛、3位ジャルジャル」と予想。決勝の数日前には、霜降り明星でボケ担当のせいやがDJ KOOの予想をツイッターで紹介。《僕らにはDJ KOOさんがついています》と意気込みを見せていた。そして、予想は全て的中。さらには「爪あとを残すコンビ」として、独特なボケとツッコミで審査員の評価を二分したトム・ブラウンを挙げるお笑い通ぶりまで見せていた。そして優勝後に先程のツイートが拡散され、大きな話題を集めている。ネット上でもKOOの慧眼ぶりに《DJ KOOすごすぎる……》《KOOさんが来年審査員やればいいのに!》と感嘆の声が多く寄せられていた。DJ KOOもせいやにツイッターで《やったーーー!優勝おめでとう!!ホント最KOOでした!!笑いに感動で泣きました!!》と労いのコメントを寄せていた。見事な的中だが、単なるまぐれではない。予想企画内でも霜降り明星について「舞台を広く使った立体的な漫才で勢いに乗ってくれるといいですね」と批評家顔負けの的確なコメントを寄せていたKOO。実はかつてお笑い芸人を志していた過去があるのだ。「DJ KOOさんはTRF加入前の80年代に芸人として活動していた時期があったんです。本名の高瀬浩一名義で『笑ってる場合ですよ!』などに出演していました。そして、M-1も第1回からチェックし続けるなど、大のお笑い好き。過去の経験からも『芸人さんは本当にすごい!』と敬意を欠かさず、バラエティで共演した芸人からの評判もすこぶるいいです」(テレビ局関係者)お笑いコンテストの審査員席にDJ KOOが座る日も近い!?
2018年12月03日お笑いコンビ・ナイツの塙宣之が、2日に自身のブログを更新し、同日に行われた『M-1グランプリ』で審査員を務めたことについて言及した。塙は「またあのスタジオに戻れて幸せでした。審査員に選んで頂き、スタッフには感謝しかありません」と感謝をつづった。さらに「最後はえげつないぐらい悩みました」と明かしつつも、「腹を決めて押しました」と振り返った。今年は、結成15年以内のプロ・アマ4,640組がエントリー。決勝戦で塙は、85点(見取り図)、89点(スーパーマラドーナ)、92点(かまいたち)、93点(ジャルジャル)、89点(ギャロップ)、82点(ゆにばーす)、90点(ミキ)、93点(トム・ブラウン)、98点(霜降り明星)、94点(和牛)をつけた。そして最終決戦では霜降り明星に投票。塙が投票した霜降り明星が14代目チャンピオンに輝いた。
2018年12月03日12月2日に漫才の日本一を決める大会「M-1グランプリ2018」が行われ、霜降り明星が優勝。ラストイヤーとして挑んだジャルジャルは、3位に終わった。挑戦を続けた15年だった。高校時代の同級生だった後藤淳平(34)と福徳秀介(35)によるコンビで、02年にNSCを卒業。03年4月から正式に活動をスタートさせたが、当時から注目を集めていたという。「NSCのときから、すごい奴が入ってきたと話題になっていました。型にはまらないスタイルで、他の生徒と比べても才能は群を抜いていました。ダウンタウンの再来とまで言われ、誰もが『次世代を担っていく存在』と絶賛するほどでした」(お笑い関係者)05年にBGO上方笑演芸大賞で新人賞を受賞すると、その後も賞レースを総なめにしていった。そんな2人にとって、「M-1」は特別なものだった。「NSC時代の02年に『M-1』初出場したのですが、まさかの1回戦敗退でした。リベンジを誓い、毎年のように出場。10年に初めてファイナルへと進出しましたが、一歩届きませんでした。昨年は特に鬼気迫る様子で、最終決戦進出を逃した際は福徳さんがうずくまって……。その後の特別番組では号泣してしまい、視聴者も思わず涙するほどでした」(前出・お笑い関係者)そうして挑んだ今年のステージ。昨年の雪辱を果たし、最終3組に残った。だか結果は0票だった。それでもTwitterでは、攻め続けた2人に賞賛の声が上がっている。《ジャルジャルの一本目、2018年一番笑ったw》《ゼンチンドネシアが頭から離れない。笑》《ジャルジャルのスタイルをずっと見ていたい》《ジャルジャルほんま天才やと思う》栄冠には届かなかったが、視聴者の記憶にはしっかりと刻まれていたようだ――。
2018年12月03日三谷幸喜脚本・監督の映画『記憶にございません!』が2019年 9月13日(金)に全国公開される。主演は中井貴一。三谷幸喜による“政界”ファンタジー&コメディ『THE 有頂天ホテル』『ザ・マジックアワー』『ステキな金縛り』『清須会議』『ギャラクシー街道』など、笑いと感動の話題作を生み出してきた三谷幸喜。映画監督作品8作目となる『記憶にございません!』は、“政界”を舞台にした物語だ。史上最悪のダメ総理が主人公主人公は、国民から嫌われ、史上最低の支持率を叩き出した総理大臣・黒田啓介。ある日、一般市民の投げた石が頭に当たり、彼は記憶喪失になってしまう。金と権力に目がない悪徳政治家から、一夜にして善良で純朴な普通の「おじさん」に変貌してしまった啓介。国政の混乱を避けるため、国民はもちろん、大臣たち、家族にさえ、記憶を失ったことを隠し、直近の秘書官たちに助けられながら、ギリギリなんとか日々の公務をこなしていく。やがて、あらゆるしがらみから開放され、真摯に政治と向かい合うことになった啓介は、次第に本気でこの国を変えたいと思い始める……。史上最悪のダメ総理を取り巻く、政治ファンタジー&コメディが繰り広げられる。中井貴一、ディーン・フジオカなど豪華俳優陣主人公の総理大臣・黒田啓介には、『嘘八百』で主演を務め、三谷作品にも多数出演している中井貴一。黒田総理を支える首相秘書官・井坂は、『空飛ぶタイヤ』など話題作に出演し、三谷作品には初参加となるディーン・フジオカが演じる。また、総理の妻・聡子は石田ゆり子、政界を牛耳る官房長官・鶴丸大悟は、三谷監督が脚本を担当したNHK大河ドラマ「真田丸」での好演が記憶に新しい草刈正雄、総理をゆするタブロイド紙のフリーライター・古郡は、三谷作品には欠かせない佐藤浩市が演じる。さらに豪華女優陣も、三谷幸喜の描く個性豊かなキャラクターに挑戦。総理を支える熱い事務秘書官・番場のぞみに小池栄子、マイペースな官邸料理人に斉藤由貴、アメリカ初の日系女性大統領 スーザン・セントジェームス・ナリカワに木村佳乃、総理と敵対する白いスーツの野党第二党首・山西あかねに吉田羊が、それぞれ抜擢されている。加えて、記憶を失った黒田を保護する職務熱心な警官・大関平太郎役を田中圭が演じる他、山口崇、梶原善、寺島進、藤本隆宏、迫田孝也、ROLLY、ジャルジャルの後藤淳平、宮澤エマ、濱田龍臣、有働由美子といった面々が集結する。中井貴一×三谷幸喜のスペシャルユニット結成映画『記憶にございません!』の公開を記念して、監督を務めた三谷幸喜と主演の中井貴一がスペシャルユニットを結成。“サラリーマンあるある”事柄を三谷が作詞し、中井が爽快に歌い上げたリズミカルな楽曲「まったく記憶にございません」が完成した。なお本楽曲は、映画本編には“全く入っておらず”、9月11日発売のオリジナル・サウンドトラックのみ聴くことができるそうだ。ストーリー病院のベッドで目が覚めた男。自分が誰だか、ここがどこだか分からない。一切の記憶がない。こっそり病院を抜け出し、ふと見たテレビのニュースに自分が映っていた。演説中に投石を受け、病院に運ばれている首相。そう、なんと、自分はこの国の最高権力者だったのだ。そして石を投げつけられるほどに…すさまじく国民に嫌われている!!!部下らしき男が迎えにきて、官邸に連れて行かれる。「あなたは、第百二十七代内閣総理大臣。国民からは、史上最悪のダメ総理と呼ばれています。総理の記憶喪失は、トップシークレット、我々だけの秘密です」真実を知るのは、秘書官3名のみ。進めようとしていた政策はもちろん、大臣の顔と名前、国会議事堂の本会議室の場所、自分の息子の名前すら分からない総理。記憶にない件でタブロイド紙のフリーライターにゆすられ、記憶にない愛人にホテルで迫られる。どうやら妻も不倫をしているようだし、息子は非行に走っている気配。そしてよりによってこんな時に、アメリカ大統領が来日!他国首脳、政界のライバル、官邸スタッフ、マスコミ、家族、国民を巻き込んで、記憶を失った男が、捨て身で自らの夢と理想を取り戻す!果たしてその先に待っていたものとは…!?詳細『記憶にございません!』公開日:2019年9月13日(金)全国公開脚本・監督:三谷幸喜キャスト:中井貴一、ディーン・フジオカ、石田ゆり子、草刈正雄、佐藤浩市、小池栄子、斉藤由貴、木村佳乃、吉田羊、山口崇、田中圭、梶原善、寺島進、藤本隆宏、迫田孝也、ROLLY、後藤淳平、宮澤エマ、濱田龍臣、有働由美子
2018年08月09日資生堂が、企業文化誌『花椿』秋号を7月15日に刊行。フリーマガジンとして資生堂関連施設、及び全国の書店の合計50ヶ所(7月10日現在)にて配布している。この刊行に合わせ、代官山蔦屋書店2号館1階 ブックフロアにて、「花椿から拡がる本の世界」フェアを開催する。『花椿』秋号は、「笑い」がテーマ。巻頭の特集では、“笑いはパワー”と題し、若手写真家の嶌村吉祥丸が、女の子たちのさまざまな笑い顔を撮り下ろした。「毎日を笑いで満たしてもっとハッピーに……」笑いのパワーが誌面いっぱいにあふれた特集。その他に、資生堂の「笑顔研究」をもとに、芸人の藤井隆と笑い顔について考える企画や、放送作家の倉本美津留、芸人の木村祐一、ジャルジャルのふたりによる、笑いの生み出し方についての座談会など、笑いについてさまざまな角度からアプローチする。連載の「サロン・ド・バー 花椿」では、俳優・竹中直人とミュージシャン・Charaが対談。その他、フィリップ・ワイズベッカーのインタビュー、前野健太のポエム、原田ハマ、今日マチ子、岩間朝子など読み応えたっぷりの内容。別冊付録は、落語初心者に向けた落語入門書「落語入門」。サンキュータツオによる落語の楽しみ方や、おすすめの落語家の紹介、落語家・立川吉笑、三遊亭粋歌による新作落語などを収録している。花椿 オリジナルグッズまた本誌刊行にあたり、代官山蔦屋書店2号館 1階 ブックフロアにて、7月13日から8月13日まで「花椿から拡がる本の世界」フェアを開催。フェアでは、本誌と関連のある書籍を取り揃えるほか、花椿オリジナルグッズを販売。花椿オリジナルステッカーのプレゼントも実施する。関連イベントとして、別冊付録の花椿文庫に寄稿した落語家・立川吉笑の落語会と、放送作家・倉本美津留とのトークも開催予定。詳しくは、代官山蔦屋ホームページで確認できる。【イベント情報】花椿から拡がる本の世界会期:7月13日~8月13日会場:代官山蔦屋書店2号館1階 ブックフロア住所:東京都渋谷区猿楽町17-5関連イベント:8月1日 19:30~21:00(予定)・立川吉笑 落語会・倉本美津留×立川吉笑 トークイベント
2018年07月18日中村文則の小説『銃』が実写映画化。2018年11月17日(土)より、テアトル新宿ほか全国の劇場で公開される。中村文則衝撃のデビュー作を実写化小説『銃』は、『去年の冬、きみと別れ』『悪と仮面のルール』など実写化した作品も含め、数々の話題作を世に送り出している作家・中村文則のデビュー作。新潮新人賞を受賞した他、英訳版の『The Gun』が2016年の「ウォール・ストリート・ジャーナル」年間ベストミステリー10冊に選出されるなど、国内外から評価を受けた作品だ。ストーリー偶然銃を拾った主人公・西川トオルがその魅力に捉われ、徐々に銃に支配され狂気に満ちていく様を描く。雨が降りしきる河原で、思いがけず拳銃を拾った大学生の西川トオル。普段は、友人たちと青春を謳歌しているが、その内には魅了された銃への高揚を秘めていた。トオルは、大切に家に保管していた銃を持ち歩いてみることにした。さらに緊張とスリルが増し、彼を満足させた。同じ大学のヨシカワユウコにも興味があるが、やがて銃は彼のなかで圧倒的な存在感を占めていく。そして、突然の刑事の訪問。「次は、人間を撃ちたいと思っているんでしょ?」次第に精神を追い詰められていくトオルは、あることを決意するが――。主演は村上虹郎、ヒロインは広瀬アリス主演は、『武曲 MUKOKU』で第41回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞した村上虹郎。主人公・西川トオルと同世代である村上だからこそ捉えられる心情とともに、銃に支配され追い詰められていく様を演じる。快活な一方で、心の中に何らかの問題を抱えている女子大生・ヨシカワユウコは、『氷菓』『新宿スワンⅡ』『巫女っちゃけん。』にも出演している広瀬アリスが演じる。さらに、トオルを追い詰める刑事として、『万引き家族』など数々の話題作に出演するリリー・フランキーが出演。その他、日南響子、新垣里沙、岡山天音など、個性的なキャストが物語を盛り上げる。監督は武正晴監督は、『百円の恋』『嘘八百』などを手掛けた武正晴が務め、企画・製作には奥山和由プロデューサーを迎える。作中ではモノクロの映像表現を駆使し、純文学性の高い世界観に仕上げている。詳細映画『銃』公開時期:2018年11月17日(土) テアトル新宿ほか全国ロードショー出演:村上虹郎、広瀬アリス、日南響子、新垣里沙、岡山天音、後藤淳平(ジャルジャル)、中村有志、日向丈、片山萌美、寺十吾、サヘル・ローズ、山中秀樹/リリー・フランキー企画・製作:奥山和由監督:武正晴原作:中村文則『銃』(河出書房新社)脚本:武正晴・宍戸英紀R15+
2018年06月14日鈴木おさむ企画・構成、若手俳優たちによる「共演をきっかけに恋は生まれるのか」を描く恋愛リアリティーショー「恋愛ドラマな恋がしたい」が、5月26日(土)23時から放送することが決定した。本番組は、期待の若手俳優の男女8名が、恋愛ドラマの撮影をしながら本当の恋をしていくのかを、全10回の放送で描いていく。番組内の恋愛ドラマで各回の主役を演じられるのは、選ばれた男女1組だけ。役を勝ち取る為に、回ごとにペアが変わる相手役と稽古を重ねながら、台本に毎回用意されているキスシーンも演じていく必要もある。それゆえに、濃密なシチュエーションでのキスシーンは「演技なのか?本当に恋をしているのか?」と、視聴者たちもドキドキしてしまうような展開となっている。本番組を企画したのは、様々なジャンルで活躍する放送作家の鈴木おさむ。企画のみならず、番組内の恋愛ドラマの脚本も担当している。スタジオMCとして登場するのは、タレントの渡辺直美、俳優の大野拓朗、お笑いコンビ・ジャルジャルの福徳秀介の3人だ。AbemaTVでは10代向けの恋愛リアリティーショーが多いと語る渡辺さんは、20代向けの大人の恋愛リアリティーショーを待ち望んでいた様子。「ドラマでのキスシーンのあとに何が起きているのか、普通は見られないキスのその後をお楽しみ下さい!」と、番組への熱いコメント。大野さんは「ドラマのような恋を見て、ワクワクドキドキ、明日への活力となる何かを見つけてもらえたら嬉しいです。また、渡辺直美さんもそうですが、僕もファッションが大好きです。MCメンバーのファッションにも注目していただき、『恋』に生かしてください」と見どころポイントも。福徳さんは「学生時代、誰しもが親友の恋バナを、真剣に聞きました。視聴者に、あの頃の感覚を、呼び起こせたら幸いです」と話した。「恋愛ドラマな恋がしたい」は、2018年5月26日(土)23時~AbemaTVにて放送。(text:cinemacafe.net)
2018年04月27日後藤は友だちじゃないけど親友を超えた存在。――お二人は同じ高校のラグビー部員同士だったんですよね?後藤淳平:いつも一緒にしゃべってはゲラゲラ笑ってて、もしかしたら、これがお笑いなんかなと。“これが職業やったら最高や、絶対に売れるやん!”って、根拠も何もない自信が生まれて、NSCに入りました。迷いは一切なかったです。福徳秀介:楽しいし、これで億万長者になれるならラッキーやと思いました。高校生のときは、通学のために満員電車に乗りながら、楽しい仕事ってないかなと思っていたので、芸人になると決めたときは、めちゃめちゃ嬉しかったです。後藤:お笑いをやっていてしんどいなと思うことがあっても、大きな枠で見れば好きなことなので頑張れるんです。自分がやりたいと思って始めたことだし、そもそも、お笑い以外の選択肢がなかったから。やりたいことが2つあって、悩んで決めたとしたら、後悔することもあったかもしれないですね。――同級生から相方になった今、お互いのことはどう思いますか?後藤:関係性は高校生のときと変わってないですね。一緒に遊んだりとかはしないですけど(笑)。福徳:でも、家がめっちゃ近くて、よく見かけます。1週間くらい前にも車ですれ違いました。後藤:僕は気づかないことが多いんですけどね。福徳:以前、レスリー・キーさんに写真集を撮ってもらったときに、裸になって、股間を握り合って、お互いの股間に顔を近づけ合ったことがあったんです。どえらいことをしてしまったと思ったけど、でも、後藤とじゃないとできへんかったなとも思いました。キスやったらかろうじてできる人もいますけど、あそこまでできるのは地球で後藤だけ。親友を超えてるんやろうなという感覚がありました。後藤:長いあいだ一緒にいてるぶん、えらいもんで、似たようなチンチンしているなって。まじまじと見ながら思いました(笑)。ここまでしているコンビってあんまりいませんから、いま一度、あの写真集を見てほしいですね。――今月末、『めちゃ×2イケてるッ!』が最終回を迎えます。後藤:悲しいとか、なんでやねんという気持ちはなく、どんな最終回になるか自分でも楽しみです。福徳:僕らがメンバーになってから7年が経っていてビビりました。感覚的には3年くらいだったので。正直、『めちゃイケ』にいるという実感がなかったので、昨年の『M‐1』で優勝して、“めちゃイケメンバーにM‐1チャンピオンがいますよ”ってしたかったんですけど、それができなかった。後藤:でも、本当にいい経験をさせてもらいましたし、いい経験にしていかなければいけないなと。あんな芸歴のある人たちと毎週のように絡むことなんて、なかなかできないですから。そして、終わってからがほんまに勝負なので、身の引き締まる気持ちです。――テレビ業界ではここ数年、長年にわたって放送されていた番組が次々に終わっています。福徳:『(笑って)いいとも!』を考えると、終わる前はみんな寂しいと言っていたけど、1か月くらいで『いいとも!』のない生活に慣れていった気がします。だから、『めちゃイケ』もそうなるのかなと。そのくらい、時代は早いんやなって思いました。頑張らなあかんなと、気合が入りますよ。後藤:僕らは新しいことを仕掛けていかなければいけない側なので。寂しいと思うのではなく、創っていかないといけない。僕らの番組ができればいいなとも思います。福徳:そういう意味で、『めちゃイケ』が終わると知ったときは、いい意味で、ワクワクしました。いつか、メンバー大集合みたいな機会ができるかもしれんし、そのときにナイナイさんがおじいちゃんになってたら…と。そういうことを考えるのは楽しいです。後藤:将来が読めない、安泰がないということがベースの仕事なので。そういうものだと思ってます。2003年4月に結成。後藤淳平は大阪府、福徳秀介は兵庫県出身。第44回「上方漫才大賞」優秀新人賞、第34回「ABCお笑いグランプリ」優勝などの受賞歴を持つ。井筒和幸監督の映画『ヒーローショー』(2010)ではW主演を務めた。『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ)、『ジャルッと!爆ハリ!』(千葉テレビ)にレギュラー出演中。レギュラー出演している『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ)の最終回が、3月31日(土)に5 時間の拡大スペシャル版として放送される。今年2 月からスタートした「JARU JARU TOWER」は、「変なキャラ練習させられる奴」など、“○○な奴”をテーマにしたショートコントが、1日1ネタずつアップされていく。※『anan』2018年4月4日号より。写真・内山めぐみインタビュー、文・重信 綾(by anan編集部)
2018年03月31日あのネタができたときはガッツポーズしました。――『M‐1グランプリ』から、はや数か月が経ちました。後藤淳平:優勝する気満々だっただけに、終わったときは悔しかったですけど、少し時間が経った今は、“あれはあれでよかったかな”と思うようになってきました。誰ともかぶらないネタができたし、こうして取材をしていただく機会も増えました。――直後の生放送番組での、福徳さんの号泣も話題になりました。福徳秀介:自分でもびっくりしました。『M‐1』の途中から、喋ったら泣きそうになるからヤバいヤバいと思っていたんですけど…。後で映像を見たら思いっきり感情が顔に出ていて、これは芸人としてあかんやろと思いました(笑)。自信満々のネタやったから、3位には入れると思っていたので。子供じみてるけど、絶対に褒められると思って先生に縄跳びを見せたら、「ぜんぜんやん!」と言われた感じ。そういう悲しさでした。――それほど、あのネタには手応えを感じていたのですね。福徳:できたときにガッツポーズしました。そういうネタは、2年に一回できるかできないかです。初めて二人でやっている最中から、“きてる…きてる…!”という感覚があったし、最終的には“ヤバいヤバいヤバい、できた!”って。後藤:できたばかりなんで完成度としては3割くらいですけど、種があまりにも強かったから、これさえあれば大丈夫やろうと。福徳:だからこそ、数か月経って思ったのは、人間として、芸人としての面白みが自分に足らないんだなということです。いくら面白いネタを作っても、やり手が面白くなかったらダメなんです。だから、今年は人としての面白みを出すことが目標のひとつです。後藤:漫才をする方は、芸歴を重ねれば重ねるほど面白くなっていくと思うんです。人間味や、芸人としての成熟具合が面白さに比例する。出ただけで空気が変わる漫才師って、そういうことだと思う。福徳:“おもろいこと言いそうやな”っていう空気があるんです。そういう点では、おっさんがおもろいんですよ。年下に笑かされるのが嫌やと思う人は多いと思いますしね。高校生が中学生に笑かされるのが嫌なのと一緒で、特に男にはそういう気持ちがあると思う。だから、こいつになら笑かされてもいいと思われるような、人としての深みが欲しいですね。今着てるスーツは作って4~5年経つけど、人間としての臭みが出るかなと思って、一度も洗ってません。後藤:僕はクリーニングに出してますけどね(笑)。――最近は漫才が話題ですが、ジャルジャルさんといえばコントというイメージがあります。後藤:基本的にはコント人間だと思っているので、漫才のネタは『M‐1』のためにだけ作っています。でも、やる前には“みんなびっくりするんちゃうかな?”という、ワクワクするような気持ちがあって、それはNSCに入ってお笑いを始めたときに感じたものと似てる。芸歴が長くなると、そういう気持ちがだんだん薄くなるので、漫才を通して、その楽しさを感じられたのは嬉しかったです。福徳:僕は、自分が芸人に向いてないと思っているし、いつまでも拭えない教育実習生感があると思ってて…。僕の中で教育実習に来る先生は“普通の人”ってイメージがあるんですけど、自分はそういうタイプ。でも、コントはキャラクターを演じるから、たとえば山田太郎というキャラだとしたら、山田太郎で勝負できるし、嘘をつけるし、自分じゃないからすべっても平気。帽子をかぶれるし、グラサンかけられるし、おもろい見た目のときは無敵な気がする。舞台に上がるのも怖くないんです。――では、漫才は?福徳:福徳秀介と後藤淳平でお客さんと戦わなければいけないので、怖い。鎧をつけずに、裸で戦場に行ってる気がします。ほんまのことを言うと、早く『M‐1』で優勝し終わってコントに戻りたいです。漫才用に作ったこのスーツも捨てたい。ルミネの舞台で漫才をやるのも、どこか『M‐1』用なところがありますから。コントばかりしてると漫才をしたときに緊張するし、どこを見て話していいのかわからなくなるんです。2003年4月に結成。後藤淳平は大阪府、福徳秀介は兵庫県出身。第44回「上方漫才大賞」優秀新人賞、第34回「ABCお笑いグランプリ」優勝などの受賞歴を持つ。井筒和幸監督の映画『ヒーローショー』(2010)ではW主演を務めた。『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ)、『ジャルッと!爆ハリ!』(千葉テレビ)にレギュラー出演中。レギュラー出演している『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ)の最終回が、3月31日(土)に5 時間の拡大スペシャル版として放送される。今年2 月からスタートした「JARU JARU TOWER」は、「変なキャラ練習させられる奴」など、“○○な奴”をテーマにしたショートコントが、1日1ネタずつアップされていく。※『anan』2018年4月4日号より。写真・内山めぐみインタビュー、文・重信 綾(by anan編集部)
2018年03月31日4月7日(15:00~17:30)に生放送される『第53回 上方漫才大賞』のノミネート発表会が13日、大阪・カンテレ本社で行われた。発表会には奨励賞、新人賞のノミネート者が出席。奨励賞には、かまいたち、ジャルジャル、なすなかにし、アインシュタイン、和牛が選ばれ、会見には和牛を除く4組が登場した。かまいたちの山内は「なんとか優勝して、よしもとに持って帰りたいなと思います。松竹芸能の本気のときのマネージャーがいるので(笑)」と、松竹芸能所属のなすなかにしに対抗心を燃やす場面も。相方の濱家は、併せて行われたネタ順を決める抽選会でトップバッターに決定したことに、「賞レースは1番手が不利なイメージがありますので、「あっ!」と思いました」というが、「関西テレビに感謝しつつ、でき限りの漫才を精いっぱいやりたいと思います」と意欲を見せた。またジャルジャルの後藤は、「去年まで関西テレビで『ジャルやるっ!』という番組を7年やらせてもらったんですが、終わってしまいましたので、奨励賞を獲って、それをきっかけに再び始まるという奇跡を信じています!」と力強く語った。新人賞には、アルミカン、ネイビーズアフロ、祇園、マルセイユ、見取り図、霜降り明星、さや香の7組がノミネートされた。先日行われた"ひとり芸"のナンバーワンを決める『R-1ぐらんぷり2018』(カンテレ・フジテレビ系)の決勝に、コンビそろって出場した霜降り明星のせいやは、「『R-1ぐらんぷり』の決勝も、一瞬で負けてしまったので、この賞を獲って、コンビでやり返します! 絶対、獲ります!」とリベンジを誓った。『第53回 上方漫才大賞』の模様は4月7日(15:00~)に、カンテレ、ラジオ大阪で生放送される。
2018年03月13日ヒュー・ジャックマン出演のミュージカル・エンターテインメント『グレイテスト・ショーマン』と、よしもとクリエイティブ・エージェンシーとのビッグプロジェクト「グレイテスト・よしもと・ショーマン」の特別映像が、このほど公開された。「チュートリアル」の徳井義実を団長として結成されたこの「グレイテスト・よしもと・ショーマン」は、「トレンディエンジェル」、「尼神インター」、「南海キャンディーズ」しずちゃん、椿鬼奴、「ジャルジャル」、「マテンロウ」、「しずる」、そして「ピスタチオ」が、ゴールデン・グローブ賞主題歌賞受賞楽曲「This Is Me」に込められた、“ありのままの自分で生きよう”というメッセージを体現すべく集結。映像では、団長をはじめとする団員たちが撮影場所のYouTube Space Tokyoへ入ってくる様子から始まり、汗だくになりながらの練習を経て、深夜に及ぶまで40~50テイク撮影したというバーナム一座に負けない見事なダンスを披露。バーナム役のヒューが「本作は人々の胸をいっぱいにしてくれ、人は立ち上がって笑顔になり元気いっぱいになるだろう。この世に生まれたことを誇りに思えるような映画だ」と表現する言葉を裏付けるように、団員たちの笑顔が印象的で、ひとりひとりオンリーワンの個性を輝かせている。また、ミュージカルはちょっと苦手なジャンルだと言う徳井さんだが、「この映画は『ラ・ラ・ランド』と同じようにストーリーもシンプルで本当に見やすい作品です。だから、演出が際立っていると思います。気づいたら3~4回泣いていました」と本作を絶賛。団員たちは、「私たち芸人もいろいろなコンプレックスを持っていることが多いのですが、それを笑いに上手く使える方法が見つかったとき、一気に人生が変わるんです。ユニークな人物が数多く出てくるこの映画にとても共感しました」(しずちゃん)、「僕も石を投げられていた頃がありましたが、それを跳ね返すのは才能しかないことを思い出しました」(斎藤司)とコメントしている。『グレイテスト・ショーマン』は2月16日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年02月05日中居正広とナインティナインが3人で日本各地を巡る「めちゃ×2イケてるッ!中居&ナイナイ日本一周の旅FINALスペシャル」が1月2日(火)放送となる。11回目となる今回で最後となる本企画、今回こそ“中居さんがやりたいこと”は叶うのだろうか!?前身番組の「めちゃ×2モテたいッ!」時代からおよそ20年にわたって続いてきた「中居&ナイナイ日本一周の旅」。ナインティナインの2人が多忙な国民的スターである中居正広を連れ出し、日本全国各地を旅をするという「めちゃイケ」を代表する人気企画なのだが、これまで中居さんにオバケのQ太郎やデーモン小暮閣下などさまざまな格好をさせたり、巨大なウォータースライダーに落とすなど、さんざん中居さんをふり回してきた歴史もある。今回は“ファイナル”ということもあり企画11回目にして初めて“中居さんがやりたいこと”を事前にアンケート。ナインティナインの2人が希望を叶えるべく忠実に旅をプロデュースする。今回は「Kis-My-Ft2」北山宏光、二階堂高嗣とプライベートでゴルフを楽しむ中居さんの元に、キャディに扮したナインティナインが登場し、中居さんはゴルフ場からそのまま日本一周の旅に連れ出されることに。今回の旅で3人が巡るのは北海道、東京、神奈川、静岡、大阪、福岡、沖縄とまさに全国津々浦々。今回こそは中居さんの希望を忠実に叶える旅になるはずだったが、「おいしい赤身の肉が食べたい」というリクエストに答え、大阪でたむらけんじが経営する「炭火焼肉たむら」に連れて行くも、赤身の肉に合うワインで中居さんが酔っ払ってしまうなど、訪れた先々で様々なトラブルが発生する。出演は中居さんと「ナインティナイン」岡村隆史、矢部浩之の3人のほか、「よゐこ」濱口優、有野晋哉、「極楽とんぼ」加藤浩次、雛形あきこ、鈴木紗理奈、「オアシズ」光浦靖子、大久保佳代子、武田真治、敦士、「ジャルジャル」後藤淳平、福徳秀介、「たんぽぽ」川村エミコ、白鳥久美子、重盛さと美らレギュラー陣に加え、「Kis-My-Ft2」北山さん、二階堂さん、たむらさん、「博多華丸・大吉」博多華丸、博多大吉ほか。「めちゃ×2イケてるッ!中居&ナイナイ日本一周の旅FINALスペシャル」は1月2日(火)18時30分~フジテレビ系にて放送。(笠緒)
2018年01月02日