座・高円寺で毎年上演されるクリスマスレパートリー、「ピアノと物語『アメリカン・ラプソディ』『ジョルジュ』」が今年も開幕する。これは、ふたつの物語をリーディングとピアノ演奏で綴るもの。12月20日(水)〜22日(金)の3日間は『アメリカン・ラプソディ』。アメリカ音楽の父、ジョージ・ガーシュイン。ユダヤ系ロシア移民の子としてニューヨークで生まれ、やがてジャズとクラシックを融合させて新たな音楽を生み出した彼について描く物語。撮影:梁丞佑公私にわたるパートナーとして知られる女性作曲家ケイ・スウィフトと、ヴァイオリニストのヤッシャ・ハイフェッツのふたりが手紙のやりとりをするという形で表現。もちろん「ラプソディ・イン・ブルー」や「サマータイム」、「パリのアメリカ人」など、佐藤允彦によるガーシュインのピアノ曲の生演奏もたっぷり。今回の公演はスウィフト役の島田歌穂、ハイフェッツを演じる福井晶一の競演で、歌唱メドレーが例年よりも多めになる予定とのこと。撮影:梁丞佑12月23日(土)〜25日(月)の3日間は、“ピアノの詩人”として今もなお多くの人に愛されるフレデリック・ショパンにまつわる物語。39歳の若さでこの世を去ったショパン。その短い生涯のうち9年間をともに過ごした作家、ジョルジュ・サンドはショパンに大きな影響を与え、彼の名曲の多くはジョルジュと過ごした時期に生み出されている。ジョルジュと、ふたりを見守る弁護士との往復書簡を通じて、ショパンを支えたジョルジュの思いやふたりの日々を描く。ジョルジュは例年通り竹下景子が演じるが、弁護士に扮する塚原大助とは初顔合わせ。新たな風が吹きそうだ。「バラード第1番」「英雄ポロネーズ」「別れの曲」など、ジョルジュとショパンが過ごした日々の中で生み出された名曲を演奏するのは實川風。愛の物語とピアノ演奏をいちどに楽しめるこの演目は、クリスマスムードを味わうのにぴったりだ。文:釣木文恵<公演情報>ピアノと物語 『アメリカン・ラプソディ』 『ジョルジュ』作:斎藤憐演出:佐藤信出演:『アメリカン・ラプソディ』島田歌穂、福井晶一/佐藤允彦(ピアノ)『ジョルジュ』竹下景子、塚原大助/實川風(ピアノ)2023年12月20日(水)~12月25日(月)会場:東京座・高円寺1公式サイト:
2023年12月20日2023年に開館20周年を迎えた東京・汐留のパナソニック汐留美術館。ジョルジュ・ルオーの充実したコレクションを誇る同館では、4月8日(土)から6 月25日(日)まで、開館20周年記念展の第1弾 として、ルオーの本格的な回顧展が開催される。19世紀末、パリの国立美術学校に入学し、象徴主義の巨匠モローに学んだルオーは、20世紀前半のフランスで活躍した革新的な画家のひとり。社会の下層に生きる人々の姿や宗教的な主題を深い精神性をもって描き出し、デフォルメされた親しみやすい人物像や、とりわけ晩年の油彩画の輝く色彩で多くの人々を魅了してきた。同館はこの20年間で、様々な切り口でそのルオー芸術を紹介してきた。だが、代表作を多く網羅する本格的な回顧展は、20年ぶり、開館記念展以来初となる。今回は、パリのポンピドゥー・センターから日本初公開作品を含む13点のルオーの傑作が来日するほか、フランスや国内の美術館等からルオーの代表作が集結する。総数約70点を展観する大規模な展覧会だ。展覧会タイトルの「かたち、色、ハーモニー」は、ルオーが自身の芸術を語る際に繰り返し用いた言葉だという。そのルオーの「かたち、色、ハーモニー」の形成に影響を与えたモローやセザンヌら同時代の芸術家との関係を浮き彫りにする展観が、同展の見どころのひとつだ。その後、次第に装飾的な関心を深めていったルオーは、安定感のある形態と輝く色彩、そしてマティエールが美しいハーモニーを奏でる成熟期の表現へと到達する。同展では、初期から最晩年に至る作品群によって、その表現の変遷の軌跡をたどることができる。同展のもうひとつの見どころは、ふたつの大戦を経験したルオー作品における戦争の影響を深く考察する試みが行なわれていること。戦争の残酷さや人間の苦悩を見つめ、さらにその中にも希望を見いだす表現に取り組んだルオーの戦争期の重要作《ホモ・ホミニ・ルプス(人は人にとりて狼なり)》や《深き淵より》が初来日するのも楽しみなところだ。同展が、日本におけるルオーの最も充実した回顧展のひとつとなることは間違いない。<開催情報>『開館20周年記念展ジョルジュ・ルオー ― かたち、色、ハーモニー ―』会期:2023年4月8日(土)~6月25日(日)会場:パナソニック汐留美術館時間:10:00〜18:00、5月12日(金)、6月2日(金)、6月23日(金)、6月24日(土)は20:00まで(入館は閉館30分前まで)休館日:水曜(5月3日、6月21日は開館)料金:一般1,200円、65歳以上1,100円、大高700円公式サイト:
2023年03月24日オペラ史上最高の人気作が、ビゼーのオペラ『カルメン』であることに異論を唱える人は殆どいないのではないだろうか。スペインの港町セビリアを舞台にしたこの作品は、オペラ史上屈指の“悪女”カルメンとドン・ホセを軸にしたドロドロの物語を、「ハバネラ」「闘牛士の歌」「アラゴネーズ」などの美しい名旋律で包み込む不滅の名作。まさに人がオペラに求める要素が全て盛り込まれたあたりが人気の秘密と言えそうだ。この名作を、世界の名だたるオペラハウスで名を成してきた巨匠チョン・ミョンフンが指揮するとなれば見逃せない。今回の上演が“オペラ演奏会形式”ときいてがっかりする方がいたとしたらそれは大きな間違いだ。舞台がないことによって、より演奏に集中できることはもちろん、物語の内容をいかに聴衆に伝えるかという演出上のちょっとした工夫が楽しめるのも“オペラ演奏会形式”の楽しさだ。“これからオペラに親しみたい”と言う方には特におすすめしたいステージがここにある。カルメン役:マリーナ・コンパラート●公演概要・2月19日(水)東京オペラシティ コンサートホール「東京フィルハーモニー交響楽団 第131回東京オペラシティ定期シリーズ」・2月21日(金)サントリーホール 大ホール「東京フィルハーモニー交響楽団 第932回サントリー定期シリーズ」・2月23日(日)Bunkamuraオーチャードホール「東京フィルハーモニー交響楽団 第933回オーチャード定期演奏会」
2020年02月13日アディクション(ADDICTION)は4月5日、2019年サマーコレクション「カルメン ローズ(CARMEN ROSE)」を発売する。ジョルジュ・ビゼー(Georges Bizet)によるオペラ『カルメン(Carmen)』にインスピレーションを得て、野生的なラテンの女性をイメージしたサマーコレクション。アイシャドウ、チーク、ネイルカラーなど、アディクションの人気アイテムがこれまでにない豊富なカラーバリエーションで展開される。「ザ アイシャドウ」(限定12色/各2,000円)には、灼けたローズのシェードをまとった限定12色がラインアップ。カラーが映えるパールタイプと、ノンパールで見たままに発色するマットタイプがそろい、さまざまな明暗ときらめきで目元を美しく彩る。パールタイプは、劇中歌の『ハバネラ』をイメージしたダークレッド、色褪せたモザイクベージュ、情熱的なディープレッドなど10色。マットタイプには、センシュアル&モードなピンク、甘い月を思わせるスモーキーピンクの2色がイン。「ザ アイシャドウ」(限定12色/各2,000円)3種のオーガニック保湿成分を配合したスキンケア発想の「ザ ネイルポリッシュ」(新1色・限定11色/各1,800円)からは、さまざまなトーンのローズカラーが登場。情熱を湛えたカルメンローズ、枯れた花びらのようなヴィンテージローズ、燃え尽きる愛を表現したバーントブラウン、アンニュイなシアーパープルなど、主人公・カルメンの美しさと奔放さにインスパイアされたカラーがそろい、アイシャドウと同色のハーモニーも楽しめる。「ザ ブラッシュ」(限定2色/各2,800円)は、素肌の美しさを際立たせるブラッシュカラー。野性的な魅力を放つカルメンのような褐色の肌をイメージし、シルバーパールがきらめくロマンティックブロンズと、ローズ色の大地を彷彿させるダスティローズの限定2色を用意。夏の太陽の光を浴びたようなヘルシーな肌に仕上がる。「ザ ブラッシュ」(限定2色/各2,800円)リップアイテムでは、大小さまざまなパールがミステリアスに輝く「リップグロス ピュア」(限定3色/各2,500円)を始め、美しい発色とツヤが長時間続く「リップスティック ピュア」(新1色・限定1色/各2,800円)、透明度が高くピュアに発色する「リップスティック シアー」(限定1色/各2,800円)に、カルメンをイメージしたローズカラーが登場。「リップスティック ピュア」(新1色・限定1色/各2,800円)、「リップスティック シアー」(限定1色/各2,800円)さらに、4月26日には、紫外線から肌を守り、うるおいを与えてしなやかに整えるサンスクリーン4種が限定発売。「スキンプロテクター フェイス&ボディ」(SPF35・PA +++、120g/3,500円)と「スキンプロテクター ボディグロウ」(SPF30・PA +++、120g/3,500円)は、トランスペアレントな仕上がり。同じく、「スキンプロテクター ブロンズ フェイス&ボディ」(SPF30・PA +++ 、120g/3,500円)と「スキンプロテクター ブロンズ ボディグロウ」(SPF30・PA +++ 、120g/3,500円)は、健康的な小麦色の肌を叶えるブロンズカラー。保湿成分を贅沢に配合したエッセンスインベースで、なめらかな使い心地が魅力。「スキンプロテクター フェイス&ボディ」(SPF35・PA +++、120g/3,500円)「スキンプロテクター ボディグロウ」(SPF30・PA +++、120g/3,500円)「スキンプロテクター ブロンズ フェイス&ボディ」(SPF30・PA +++ 、120g/3,500円)「スキンプロテクター ブロンズ ボディグロウ」(SPF30・PA +++ 、120g/3,500円)
2019年02月25日主宰するKバレエ カンパニーにおいて、音楽がもつ魅力を存分に活かした意欲作を続々と発表してきた熊川哲也。彼がベートーヴェンの『第九』(交響曲第9番ニ短調作品125)にドラマを見出し、演出・振付を行ったのが、シンフォニック・バレエ『ベートーヴェン第九』だ。さらに、20世紀を代表する振付家ローラン・プティの名作で、彼と親交の深かった熊川が2016年に抜粋上演して喝采が巻き起こった『アルルの女』。今回同時上演されるこの2作品の公開リハーサルが、1月25日、同カンパニーのスタジオで行われた。ダンサーに加えオーケストラ、合唱、独唱を含む総勢150名で、“母なる星・地球”の歴史と現代社会、さらに未来までをも示唆してゆく『~第九』。クライマックスである第4楽章『歓喜の歌』に乗せて登場する主役は“神”ともいえる存在。振付を一新する今回、熊川とのダブルキャストとして選ばれたのが、ベルリン国立バレエ団、ハンガリー国立バレエ団のプリンシパルを経て、現在Kバレエカンパニーのプリンシパルとして熊川の世界観を体現している中村祥子だ。リハーサルでは、高らかに歌い上げられる『歓喜の歌』のなか、長身(174センチ)の中村が登場。厳粛な雰囲気さえ漂わせながら、矢継ぎ早にシェネ(ターン)、グラン・ジュテ(ジャンプ)などを繰り出してゆく。公演を目前に控えて細かい調整をつけていくのは、Kバレエのプリンシパルキャラクターである渡辺レイだ。渡辺の演出を受けながら、中村は熊川のこだわりである“音楽”との共鳴を繊細につかんでゆく。床に描かれているのは直径5メートルほどの円。「そんなに大きくないのに、世界一周のように感じる」と笑いながらもらした中村の言葉が、本作のスケールを物語っているようだ。続いて『アルルの女』のリハーサルに、プリンシパルの宮尾俊太郎と荒井祐子が登場。本作はプティが1974年に発表した1幕バレエで、ジョルジュ・ビゼーのドラマチックな音楽が印象的な演目だ。南仏の村に暮らす青年フレデリが、アルルの闘牛場で見かけた美しい女性に恋をする。彼女が別の男の情婦と知り、傷心のうちに村娘ヴィヴェットとの結婚を決意するフレデリ。だが“永遠に不在”であるアルルの女の幻影に悩まされた彼は、ついに……という筋立てだ。振付指導は、プティの元で踊り、現在はプティ作品のアーティスティック・ディレクターを務めるルイジ・ボニーノ。一途なゆえに突っ走ってしまうフレデリと、ひたすらフレデリを想う可憐なヴィヴェットに、宮尾と荒井はハマリ役だ。そのうえで、ボニーノはプティの“遺伝子”をふたりに伝授。明るいキャラクターで取材陣を笑わせながらも、「プティのステップ(振付)はとても難しいんだ。技術はもちろん、フィーリングとハートが必要だからね」と語ったボニーノ。うなずく宮尾と荒井も充実の表情を見せていた。2作品共に、さらに進化を続けるKバレエの本公演。見逃す手はないだろう。公演は1月31日(木)から2月3日(日)まで、東京・オーチャードホールにて上演。チケットは発売中。取材・文/佐藤さくら
2019年01月29日ジョルジュ・ブラック 晩年の境地 キュビスムの創始者であるジョルジュ・ブラック。20世紀初頭、パブロ・ピカソとともに対象物の立体的な全容を平面上に表現するために、分割と再構成という手法で革新をもたらした重要な画家として知られています。本展覧会は、これまで日本ではほとんど紹介されてこなかった、ブラックが最晩年に取り組んだ「メタモルフォーシス」シリーズの一連の作品群が、絵画を含めてまとまった形で約90点も来日し、日本で初めて本格的に展示する大変貴重な機会です。メタモルフォーシスという言葉は…「変身」「変容」という意味。ブラックの絵画作品から発展させ、陶磁器、ジュエリー、彫刻などの装飾芸術に至る様々な形態への移り変わりが感じられるとともに、彼の絵画から立体への昇華や、最終的な目的である“すべての造形物への美化への挑戦”を汲み取ることができます。 美麗な立体への飽くなき探求 右)ジョルジュ・ブラックトリプトレモス(部分)ブローチ(金とルビー)サン=ディエ=デ=ヴォージュ市立ジョルジュ・ブラック‐メタモルフォーシス美術館蔵Archives Armand Israël 絵画である二次元作品から三次元に変容させるブラックの情熱は、ジュエリー作品に加えて、ガラス彫刻、陶磁器、タピスリー、ステンド・グラス他、装飾芸術に至る様々な形態へと変化させていきます。モチーフは一緒でも様々な表情を見せてくれるプロダクトから、素材と形態の組み合わせを変えながら永遠の命を与えようとする試みが感じ取れることでしょう。ブラックの絵画が貴石と貴金属によって立体に変容した様子を目にした、フランス文化大臣のアンドレ・マルローが「ブラック芸術の最高峰」と絶賛したジュエリーの数々においては、崇高な彫刻とも言えるほどに、貴石や金属の美しさに魅了された画家の美への飽くなき探求が結実しています。 絵画作品や平面作品にも注目 本展覧会では、ジュエリーをはじめとする三次元に変容した作品紹介していますが、その原点となるジョルジュ・ブラックの画業の重要な遍歴を辿れるような構成になっています。最初の作品といわれている18歳の頃に描かれた《モンソー公園》をはじめ、貴重なキュビスム絵画《静物》が出品される他、「メタモルフォーシス」の制作活動の根幹である平面作品も紹介されています。第1章に展示されている一連のグワッシュ画は、その後の立体作品が作り出される下絵となり、晩年のブラックによるエネルギーを込められた躍動的な作品群です。 ブラックの人生もメタモルフォーシス 右)ジョルジュ・ブラックペルセポネ陶器サン=ディエ=デ=ヴォージュ市立ジョルジュ・ブラック‐メタモルフォーシス美術館蔵Archives Armand Israël 81歳で亡くなるまでの3年間に取り組んだ「メタモルフォーシス」シリーズ。そこに至るまでの彼の人生を思うと、まさに「変容」の一言に尽きます。少年時代は家業をついで装飾画家としての修行を積み、18歳でパリ・モンマルトルに住みながら夜間講座で油彩画やデッサンを学びながら最初の淡い色彩の作品を手掛けたり、フォーヴィスムの影響を受けて色彩豊かな作品を描いたり…そして、セザンヌとピカソから影響を受けてキュビスムを創始するとモノトーンの作品を制作するなど、その画風を一つずつ紐解いていくと彼の変化をたどることができます。そして、そのキュビスム絵画を探求していくにつれ、鑑賞品を超えて装飾品として生まれ変わっていく様子も変容と言えるでしょう。本展覧会は、ブラックの集大成ともいえる晩年の境地にフォーカスしていますが、そこへの道のりに想いを馳せながら鑑賞してみてください。 【情報】ジョルジュ・ブラック展絵画から立体への変容 ―メタモルフォーシス会期:2018年4月28日~6月24日会場:パナソニック 汐留ミュージアム住所:東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階時間:10:00~18:00休館日:水曜日観覧料:一般1000円、65歳以上900円、大学生700円、中高生500円、小学生以下は無料※5月18日(金)国際博物館の日は入館無料会場
2018年05月22日年齢・性別・国籍…全て不明のパワータロット・カウンセラー「ムンロ王子」。麗しの世界の住人である彼(彼女?)が、『恋愛成就のためのセルフ・プロデュース』をテーマとしたコラムをお届けします。素敵な恋がしたいみなさん、ムンロ王子のもとであなただけの「ガラスの靴」を見つけましょう!その前に…ムンロ王子って何者?Bonne année!明けましておめでとうございます。ムンロ王子です。ココロニプロロでの連載も、開始してからトータルで19回目を迎え、毎回タロットカードの大アルカナをご紹介してきたのですが、残すところあと3枚となりました。大アルカナが終わっても連載は続けていきますので、よろしくお願いします♪若者のほとんどは初詣に行かない!?さて、新年といえば初詣。今年はみなさん、初詣は済まされましたか?以前、インターネットで行われたアンケート調査によると、20代は半分以下、20歳未満は四分の一以下しか行かないようで、若者の初詣離れが進んでいるみたいです。そもそもお正月の寒い時期にわざわざ遠出して人混みの中、何時間も並んでお参りをすることに魅力を感じないのでしょうね。行列や人混みの嫌いなムンロ王子も、いわゆる『初詣』には行かず、大晦日はお鍋や年越し蕎麦を、お正月にはお節料理とお雑煮を食べてゆっくり過ごし、2日目に近所の氏神さまにお参りして済ませます。初詣の意味って知ってた?諸説ありますが、そもそも初詣とは「お正月に氏神さまにお参りすること」を言うようです。時期はお正月ということで三が日なのですが、1月中であればいいという説もあります。参拝する場所は神社でもお寺でも、しかも何ヶ所でもいいみたいですよ。それが鉄道の発展に伴い、各社が競ってお正月に『初詣』することをPRし、川崎大師や成田山に参拝することを広め、いつの間にかお正月の寒い中、深夜から早朝にかけて氏神でもない大手神社やお寺に行列を作って詣でる風習ができました。そちらをさらにテレビが煽ったというわけです。ですので、今年はぜひ正月三が日の昼とか暖かい時間帯に地元の氏神さまにお参りをしてみてくださいね~。きっと空いてますよ♪それでは、恒例の不婚女子コーナーです。今回ご紹介する不婚女子Fは年相応に見えないいわゆる美魔女。年下の男子からモテまくるけど、なかなか結婚に至らない。どうしてでしょう?「不婚女子」F子さんの場合F子「私、結婚できるかな?」ムンロ王子「えっ、してないの?そんなにキレイなのに」F子「一度したよ!バツイチ。」ムンロ王子「そうなんだ?お子さんは?」F子「いないよ」ムンロ王子「なら、身軽だからできるんじゃない?それともアナタの性格に問題があるのかしら?」F子「えっ!そうなの?」ムンロ王子「冗談よ!でも、そんだけキレイならモテるでしょ?」F子「そうなのよ。男には不自由しないんだけど、結婚に至らないの。そろそろ落ち着きたいんだけど、どうしたらいい?」ムンロ王子「そんなに結婚したいの?一度したからいいんじゃない?」F子「確かに離婚した時は二度と結婚しないって思ったけど、あれからずいぶん経って、そろそろしたいな~って思い始めてるの」見た目は30代、でも実年齢は…ムンロ王子「なるほど。ところでアンタ何歳なの?」F子「内緒よ。52歳」ムンロ王子「えっ~?そんなにイッてるの!?」F子「絶対、内緒よ!」ムンロ王子「若く見えるわね~。36歳とかでも全然大丈夫。下手したら30代前半もあり得るわ」F子「でしょ?だから彼はいつも30代なの」ムンロ王子「へ~美魔女ね!恐ろしい。彼からしたらお母さんくらいじゃないの?」F子「失礼ね~それは言い過ぎ。年齢を明かすとビックリされて、年下だと思ったってよく言われる」ムンロ王子「確かにね~。見た目もだけど、たぶん精神年齢もそうよね」F子「ヒド~い。そんなことないよ!」彼氏はできても結婚には至らない理由は?ムンロ王子「で、何で結婚できないの?」F子「最初は結婚を前提にお付き合いしてくださいって言われて交際するんだけど、付き合っていくに従って結婚という話がなくなっていって、私のほうから身を引くパターンが多いんです」ムンロ王子「ああ~、それは年齢を知ってからじゃない?」F子「そうかも。確かに年齢とか家族の話をすると引かれるのがわかる。やっぱそうなのかな?」ムンロ王子「そうよ!当たり前でしょ。遊び相手ならいいけど、結婚となると両親に紹介したり子どもを産んだりってことを考えるから、30代の男の子にとって52歳は厳しいと思う」F子「えっ~、じゃあ私、一生結婚できないの?」ムンロ王子「そうじゃなくて、このままだと難しいって話。戦略を変えないと!」F子「戦略?」ムンロ王子「そうよ。若作りして30代の子にチヤホヤされて喜んでる場合じゃないってこと。もちろん遊び相手だったらいいわよ!でも結婚相手となると無理よ」美魔女にふさわしい結婚相手は?F子「そうか~。どうすればいいの?」ムンロ王子「今のアナタはとてもステキだから、外見はそのままでいいわ。でもターゲットを変えなさい」F子「ターゲット?」ムンロ王子「そう、30代ではなく40代後半、できれば50代とか」F子「えっ!それは無理かな。タイプじゃないもの」ムンロ王子「タイプとかタイプじゃないとか言ってる場合じゃないのよ!結婚したいんでしょ?」F子「うん、そうだけどそこまでして結婚はしたくないな~」ムンロ王子「じゃ、今まで通り年下の男の子と遊びほうけていればいいでしょ!それもありよ~。あと何年続くかわからないけど」F子「ヤダヤダ!結婚する!」ムンロ王子「子どもは考えてるの?」F子「いや、もう諦めてます」結婚相手に求める条件を絞るべしムンロ王子「そう?じゃ、バツイチとかどうよ?前妻との間に子どもがいる人なら、なおいいわ!なぜなら相手はアナタに子どもを求めないから」F子「そうか~。好きになれるかな?」ムンロ王子「できればお金持ちを探しなさい!アンタみたいにキレイだったらバツイチのお金持ちが喜んで結婚してくれるわよ♪」F子「なんで?」ムンロ王子「そういう人は、レストランとかパーティーとかで若くてキレイな奥さんを連れて歩きたいものよ!」F子「そうか~?」ムンロ王子「お金があれば多少タイプじゃなくても我慢しなさい!自分の老後のためよ」F子「老後?ヤダ、そんな夢のない話。」ムンロ王子「アンタ、夢じゃ生きていけないのよ。現実を見なさい!すでに何人かアナタにアプローチしてる人、いるんじゃない?」F子「いなくはないけど、食事友達ね」ムンロ王子「その中からでもいいから、とりあえず試食してみなさい!アナタは一度失敗した結婚を成功させて人生をやり直そうとしてるのよ。でもすでに52歳。過去にこだわっていたら未来が見えないわよ。これから人生下り坂で魅力も体力も衰えていくの。一緒に山を降りてくれる人かどうか、それが結婚相手に求める条件よ!」F子「わかった、ありがとう。とりあえず試食してみるね!」1月のカード:【THE DETH:死神】今月ご紹介するカードは【THE DETH:死神】、大アルカナの「13番」です。【THE DETH:死神】あまりにも有名なカードですが、その意味するところは意外と知られていないようです。『死神』は「死」を意味するもとのして認識されていて、みなさん『死神』が出るのを嫌がりますが、『死神』は必ずしも「死」を意味するものではありません。これは人生の再生を意味するもので、再生のためには現状を終わらせて、大きく方向転換することが求められます。『死神』が正しい位置で出たときは、今やっていることを終わらせて「人生の」方向転換をしなさいというメッセージです。逆位置で出た場合は、もう終わっているのにいつまでも方向転換できないでいるアナタの肩をたたいて、早く方向転換するように迫っているのです。新年は自己再生のタイミング!?物事には始まりがあれば終わりもあります。そして終わりは新たな始まりを意味します。これまでよりも良い人生にするために、今の生活は終わらせなければならない…『死神』はアナタ自身が変わる、脱皮することを示唆しています。そのキッカケとして他人の「死」が関わることはありますが、直接本人の「死」を意味することはほとんどありません。私はこれまで1万人近く占ってきましたが、この『死神』が出たときにどのようにアドバイスするかが一番難しくて緊張します。逆を言えば、『死神』が出たときのアドバイスで占い師としてのスキルがわかるとも言えます。新年、第一弾にご紹介するカードは『死神』、年が明けるタイミングで自己再生してみてはいかがですか?12月のシャンソン『カルメン』『カルメン』は、みなさんご存知のジョルジュ・ビゼーが作曲したフランス語によるオペラです。愛のために生きる自由奔放なジプシーの女工カルメンと真面目で一途な軍人ドン・ホセとの恋の悲劇をテーマにしています。第3幕で、カードで運命を占う『カルタの三重奏』という曲中でカルメンが「死神」のカードを何度も引くのですが、この時、カルメンは自分とホセの運命を覚悟し、結局はホセに殺されてしまうのです。このオペラの第1幕でカルメンがホセを魅了する時の歌は『ハバネラ(恋は野の鳥)』と言い、ムンロ王子はこれをライブで歌います。普通は女性が歌う曲ですが、バリトンのムンロ王子が歌うと、自分で言うのも何ですが、かなり妖艶な雰囲気が出てゾクッとします。歌詞は1番を日本語で、2番をフランス語で歌います。タロット占い講座ムンロ王子は今年から二子玉川の『コミニティクラブたまがわ』で本格的にタロット占いを学びたい人のための講座をスタートさせます。趣味からプロを目指す方まで幅広く対応し、初心者の方でもわかりやすく楽しく学べますので、ぜひ参加してくださいね~。定員20名です。お申込みはお早めに♪■ 入門編《タロット占いとは何か?タロットカードの歴史を紐解きながらその神秘な世界をご紹介します。すべての基礎になるので、初級編を受ける方は是非受講してから受けてください。》1/13(土)10:30~12:30/17:00~19:00■ 初級編《大アルカナ22枚についてそのカードの意味とメッセージを全5回に分けて解説します。》第1回2/10(土)10:30~12:30/17:00~19:00第2回3/10(土)10:30~12:30/17:00~19:00第3回4/14(土)10:30~12:30/17:00~19:00第4回5/12(土)10:30~12:30/17:00~19:00第5回6/9(土)10:30~12:30/17:00~19:00【受講料】会員3,780円、一般4,320円(1回分、教材費込)【会場】コミュニティクラブたまがわ(世田谷区玉川3-17-1-V-2 東館4階)【お申込方法】電話:03-3708-6125FAX:03-3700-4338イベント告知【2018年上期タロット占い】20分3000円。要予約。奇数月にある《懇親会》はムンロ王子とのお食事会、ミニライブあり♪1/18(木)19:00~23:001/27(土)13:00~17:00/懇親会17:00~22:00《新年会》2/15(木)19:00~23:002/24(土)13:00~17:003/15(木)19:00~23:003/24(土)13:00~17:00/懇親会17:00~22:00《新春会》4/19(木)19:00~23:004/28(土)13:00~17:005/17(木)19:00~23:005/26(土)13:00~17:00/懇親会17:00~22:00《皐月会》6/21(木)19:00~23:006/23(土)13:00~17:00◆会場◆『Dining Bar Shelter』(03-5577-4949)千代田区神田小川町2-8【プロフィール】ムンロ王子東京大学法学部を卒業してIT企業を経営しているムンロ王子。趣味で始めたタロット占いが評判となり、7年間で占った人は8000人近く。これまでタロット占いを通じてさまざまな人生に触れてアドバイスしてきた教訓を〈シャンソン〉というジャンルの歌を歌うことで広く伝えています。2016年12月25日には日テレの『スクール革命』という番組で「今どきのクセの強い占い師」としてお笑いタレント千鳥のノブくんの2017年の運勢を占い、シャンソンもお披露目しました♪タロット占い、ライブ活動など活動内容はFacebookにて公開中!
2018年01月02日