『新感染半島 ファイナル・ステージ』で荒廃した半島を娘たちと生き抜く母を熱演したイ・ジョンヒョンと、『アジョシ』「シークレット・ガーデン」などのキム・ソンオが共演する『死なない夫』が、今年8回目を迎える「夏のホラー秘宝まつり 2021」にて日本初上映されることが決定した。本作は、ユーモアあふれる夫と裕福な生活を送る妻が、夫の隠しごとを知ろうとしたことからやがて壮絶な死闘を繰り広げる姿を描く痛快スリラー。『人喰猪、公民館襲撃す!』(09)などで知られるシン・ジョンウォン監督の新作となっている。夫婦仲は昼夜問わず良好、何不自由ない暮らしを送りながらも夫に不信感を抱き、奇想天外な秘密と直面する妻・ソヒを演じるのは、『新感染半島 ファイナル・ステージ』で娘を育てながら荒廃した韓国を生き抜き、アクションも披露したイ・ジョンヒョン。本作では、夫の真の姿を知り、仲間とともに闘う芯の強い女性を熱演する。体格がよくお茶目な一面もある完璧な夫・マンギルには、『アジョシ』の悪役で注目され、ドラマ「シークレット・ガーデン」「サム、マイウェイ~恋の一発逆転!~」のほか、『シークレット・ジョブ』『無双の鉄拳』などで肉体派の印象も強いキム・ソンオが演じる。この度解禁となったシーンカットは、マンギルが栄養源とする(!?)ガソリンを密かに補給する姿や、彼の異常な姿を目の当たりにして驚愕するソヒの表情など、衝撃的な場面を切り取ったものばかり。夫は果たして何者なのか?秘密が露見して夫婦関係は崩れだし、ふたりの闘いはどんな決着を迎えるのか、期待が高まる。なお、「夏のホラー秘宝まつり 2021」ではイタリア恐怖映画界のレジェンド、ルチオ・フルチの傑作13選や、マリオ・バーヴァの傑作9選、全米で非難を浴びた問題作『悪魔のサンタクロース』2作品などのスクリーン初上映作や、ミヒャエル・ハネケ監督の問題作『ファニーゲーム』のリバイバル上映などが行われる。『死なない夫』は8月6日(金)よりキネカ大森ほかにて順次公開。「夏のホラー秘宝まつり 2021」は8月6日(金)よりキネカ大森とアップリンク吉祥寺の2館(東京)、シネマスコーレ(名古屋)、シアターセブン(大阪)、アップリンク京都(京都)4都市5劇場にて順次開催。(text:cinemacafe.net)
2021年06月01日12月18日、韓国人ボーイズグループSHINeeのジョンヒョンさん(享年27)が一周忌を迎え、所属事務所や多くのファンから追悼の声が数多く寄せられている。ジョンヒョンさんの所属事務所のSMエンターテインメントは、彼の命日である18日0時に公式SNSとSHINeeの公式SNSを通じて約50秒の動画を公開。動画の中には韓国語で「あなたを忘れません。永遠に愛しています。SM TOWNファミリー一同」というメッセージが流された。件の動画はSM TOWNの公式SNS、またSHINeeのインスタグラムでそれぞれ100万回再生され、SHINeeの公式ツイッターでは、280万回もの再生が行われた。合わせて約500万回の再生を記録は、ジョンヒョンさんの影響力の大きさを伺わせた。また、この日の夕方SHINeeの公式Twitterでは、「SHINeeジョンヒョンのアルバム『Poet Artist』が17日に発表になったアメリカビルボード今年のベストK-POPアルバム20で2位になりました」と報告した。これに対し「ジョンヒョン愛してるよ。 何年経っても」「ジョンヒョンの歌にたくさん癒された1年だったよ これからもずっとだよ」など、日本だけではなく多くのファンから追悼のコメントだけではなく、喜びのコメントも多く寄せられた。また、#foreverjonghyunや#jonghyunなどのタグがつけられ世界各国からジョンヒョンさんを偲ぶコメントが相次いでいる。
2018年12月18日CNBLUEのイ・ジョンヒョンが、2ndソロアルバム「METROPOLIS」のリリースを記念し、ソロコンサートツアー「LEE JONG HYUN Solo Concert in Japan ーMETROPOLISー」を開催。今回は、ツアー最後を飾った、6月15日、パシフィコ横浜国立大ホールで行われた回をレポートします。写真・平野タカシ 文・小泉咲子【ペンになってもいいですか!?】vol. 68カッコよくておもしろい! ソロコンサートが開演!!今年2月から始まった本ツアーは、追加公演が出たほどの盛況ぶり。全8公演で2万8000人もの観客を動員しました。この日も、会場は満席! 開演前からBOICE(CNBLUEのファンの総称)は、気合十分。全員が立ち上がり、会場内に流れていた曲に合わせて手拍子が始まり、開演時刻が近づくにつれ、音楽をかき消すほどの大きさになっていきます。この公演後、しばらくの間、ジョンヒョンの姿を見られなくなってしまうことを、会場のすべてのBOICEは知っているからこそ、最高の雰囲気でジョンヒョンを迎えたい。そんな空気が会場中にみなぎっています。そんななか、黒いスーツで決めたジョンヨヒョンが登場します。長い指がギターの弦を弾く姿は、最高にクールでセクシー♡ 「Starry Places」では、高音のウィスパーボイスと男らしい低音ボイスを巧みに使いわけて、ボーカリストとしての実力を見せつけます。最初のMCでは、「今日がファイナルです。わかっていると思うけど、今日が終わると(会えなくなる時間が)けっこう長いんですよ」と、切り出します。しんみりモードに入るのかと思いきや、そこはユーモアあるジョンヒョン。「今日はカメラも入っているし、『(ジョンヒョンに)早く戻ってきてほしい』と思えるような映像を作るために、みなさんの意気込みを見せてください!」と、観客を盛り立てます。そして、BOICEにはおなじみ「Foxy」に入る前、合いの手「フ~!」の練習がスタート。「いつも言ってますけど、2階や3階席は、(ステージまで距離があるぶん、僕に聞こえてくるのが)ちょっと遅いです。自分たちが思っているより早めにお願いします」とファンイジリも冴えます。本番では、完璧な「フ~!」を聞かせるBOICEに、ジョンヒョンも「スゲー!」「最高!!」と喜びを爆発。どうしても、BOICEをイジりたくてたまらないジョンヒョン。MCに入った途端「暑くてムリムリムリムリッ!!」と言いながらジャケットを脱ぐ時に上がった歓声に対しても、「歌っている時にそういう反応してください」とバッサリ。そして、読書家らしく、フランスの作家、ポール・ブールジェの言葉を引用します。「自分が考えたとおりに生きなければならない。そうでないと、自分が生きたとおりに考えてしまう」。「いつも幸せになれるように、頑張って生きてほしい」という気持ちを込めて、この深遠な言葉をBOICEに贈るも、すぐに「僕もそういう年になったということ。若くないんで」とオチをつけるジョンヒョン。すると間髪入れず、会場から「オッパ~!(年下の女性から年上の男性への呼称)まだまだ~(大丈夫)!」とフォローが入るも、「オッパじゃないから。ウソがうまいですね、奥さん」とツッコむ。こうやって互いにツッコミ合えるのも、アーティストとファンとの信頼関係があってこそ!CNBLUEのメンバー、ミンヒョクやジョンシンと3人で行ったスイス旅行の写真がスライド上映されている間、ジョンヒョンはカジュアルなシャツスタイルにチェンジ。笑顔、笑顔、笑顔のエンディング!後半は、尾崎豊の「I Love You」を韓国語で歌い上げたほか、「Voice」など、CNBLUEの楽曲も披露。この日、オープニングアクトを務めた後輩バンドN.Flyingの話をすると、「やっぱりバンドでやりたいと思った」と心の内を吐露。しかし、「もともとボーカルじゃないから! 歌うのはカラオケくらい」だそう(笑)。メンバーとのスイス旅行のエピソードトークでも、素直過ぎるコメントが。「僕はせっかく時間を作って行ったからには、本を読んだりゆっくりしたかったのに、朝早くからドアをドンドン叩いてきて、夜12時まで予定がびっしり……。あのふたりとは二度と旅行しません!」。でも、頬杖をつき微笑んだり、仲良く3人で温泉に入ったりしていた写真からは、心の底から楽しんでいるのが伝わってきました。CNBLUEの楽曲の中でとくに印象的だったのは、「Blind Love」。BOICEは、たとえふたりの間に距離があっても、愛し続けるといった内容のサビを大合唱します。なかには、涙している人も……。このコンサートが終わっても、ジョンヒョンとBOICEの絆は変わらないことを確かめ合っていたかのようでした。それまでユーモアいっぱいだったMCも、本編最後ではファンへの感謝を真剣に語ります。「10年間、(こうしたソロの)舞台ができるように応援してきれてありがとうございました。早く戻ってきて、いつになるかわからないですけど、次のライブも無事にできるように応援してください」。「最後は、みんなと明るく笑顔で歌いたい」と「HEAD TRIP」「SHINE」「SHINE DROP」で締めくくり、ステージを後にしました。しかし、すぐにジョンヒョンコールが巻き起こります。アンコールを求める声は大きくなる一方で、ジョンヒョンが再登場するまで、小さくなることは一度もありませんでした。再び、登場して披露したのは、軽やかな「Moonlight Swing」。歌い終えると、「また3年後に」という言葉に、悲鳴が上がります。「いちばん悲しいのは僕」。本音が垣間見えた瞬間でした。そして、「みなさんと僕の切ない気持ちを慰めましょう」と歌ったのは、ジョンヒョンが出演した日本映画『生きる街』の挿入歌で、自身が作った「ひかりのまちで」。さらに、有志の男性ファン5人をステージに上げ、「Starlit Night」のサビを歌わせます。彼らはアドリブで「変わらずそばにいてくれる/ジョンヒョン(※正しくは「君」)の心が光らせている」と替え歌に! 猛烈に照れまくるも嬉しそうに笑みを浮かべていました。この幸せな時間を終わらせたくない――。BOICEの熱い思いが実り、ダブルアンコールに突入! BOICEひとりひとりの顔を記憶に焼き付けるかのように、2階、3階席にも目をやり、ステージの隅から隅を手を振り歩きながら、「Blind Love」を歌い上げます。終わった瞬間から、ジョンヒョン、そしてCNBLUEとの再会が待ち遠しくなります!
2018年06月25日人気バンドCNBLUEのギターリスト、イ・ジョンヒョンさんが1月24日、2枚目となるソロアルバム『METROPOLIS』を発表!アルバムのことはもちろん、おすすめの映画や本、初主演した日本映画の現場や、韓国バラエティ番組『ジャングルの法則』で感じたことと、たくさんのトピックについて、流暢な日本語でお話してくださいました。写真・小笠原真紀 動画・千葉 諭 文・小泉咲子【ペンになってもいいですか!?】vol. 49CNBLUEでいちばん “スタイリッシュ” なのは?――アルバムタイトル『METROPOLIS』はどういったイメージでつけたんですか?最近、クラブっぽい感じのするハウスが好きなんです。どうも近頃、CNBLUEのライブでも、重低音のズンッズンッっていうのがないと寂しいんですよねえ(笑)。今の気分がアルバムの収録曲にも反映されているんで、いろんなタイトル案からいちばん洗練されていて、スタイリッシュな感じがした『METROPOLIS』に決めました。――ジョンヒョンさんも、やっぱりスタイリッシュ?いや、僕は昔から見た目を気にしないタイプなんです。ファッションにもあまり興味がなくて、普段はジャージばかり着ています。今回の来日もジャージしか持ってきてませんしね。もう少し時間的に余裕があれば、着飾ってもみたいですけど、あまりに忙しすぎて……。朝、服を選ぶくらいなら、そのぶん長く寝ていたい(笑)。仕事上、剃らなきゃいけない時以外は、ヒゲも剃りません。ファンのみなさんから「ライブでは剃って」と怒られるんですが、面倒で……。すみません!――(笑)。CNBLUEのメンバーだと、いちばんスタイリッシュなのは誰?ジョンシンかなあ。毎日、一生懸命オシャレしてます。高い服もたくさん持っていますしね(笑)。曲作りは楽しく。仕事にしないのがモットー。――曲作りについて教えてください。アルバムを出す、出さないにかかわらず、曲はコンスタントに作り続けています。ストックの中から選んで、パズルのように組み合わせてアルバムにしていくんですけど、作った時はよくても、今は入れたくないとか、うまくはまらないことがあるんです。そうすると、何十曲とストックがあっても、新しい曲を作るしかなくて、もう大変。作ろうと思ってすぐに出きるものではないですから。『METROPOLIS』の中だと、リード曲の「Starry Places」がいちばん苦労しました。作りながら「リード曲になりそう」と思った瞬間から、ブラッシュアップしていくのが大変でした。――曲は、どのくらいのペースで作っているんですか?1か月に、3、4曲は作っています。もう、僕にとって、曲作りは趣味! 「アルバムを出すから作ろう」となると、“仕事” になっちゃうじゃないですか。そうすると、全然楽しくないし、ツラくなる。だから、スタジオもなくしました。スタジオがあるとどうしても「行って、作業しなきゃ」って思うんじゃないですか。その時点で、曲作りが “仕事” になっちゃう。それはよくないと思って、機材は全部なくして、家でひとり、ギター1本で作っています。僕、根本的に仕事が好きな人じゃないんですよ(笑)。――家だとテレビを見ちゃったり、寝ちゃったりしませんか…?その通り(笑)。なので、いつもちゃんと作っているわけじゃないですよ。いい曲が浮かばなかったら、「もうや~めた!」ってすぐ寝ちゃいます。でも、いい曲ができる時って、ぶわ〜っと出てくるもの。アルバムに収録されている「ひかりの街で」が、そのタイプの曲。5分くらいで書けました。――ジョンヒョンさんが出演された映画『生きる街』の劇中歌ですね。温かくて、希望を感じられる歌詞が胸に響きました。歌詞は、メロディを作るのより100倍難しいです。言葉はどうやっても出てくるけど、自分で満足できるところにまで持っていくのが大変ですね。――初めて日本映画に出演してみて、現場はいかがでしたか?演者がベストコンディションでいられるようにサポートしてくれる現場でした。韓国もずいぶん変わってきてはいるんですが、スケジュールをしっかり組み、時間をしっかり守って進む日本の現場が、羨ましくもありました。ジョンヒョンさんの感性を刺激した本&映画。――ミュージシャンとして、俳優として、日頃どんなふうに感性を磨いていますか?いい本を読んだり、映画を観たりしています。最近では、于娟(ウィジ・アン)という中国人女性が書いたエッセイ『私が今日生きていく理由』という本に感動しました。彼女は30歳で世界的に有名な大学の教授となり、明るい未来が待っているはずだったのに、突然、ガンで余命宣告を受けてしまったんです。それから亡くなるまで綴ったエッセイをまとめた本。いろんな人にすすめているんですが、読んだ人は全員泣いています。僕も3回以上泣きました。映画では『未来よ こんにちは』というフランス映画に衝撃を受けました。女性の哲学の先生が主人公で、教科書を書くくらい頭のいい人なんです。でも、認知症にかかったお母さんを遠ざけたり、浮気した夫を恨んだり、子どもも離れてしまって……。うわべだけ見れば完璧な人生なんだけど、本質的には魂が傷ついている人。そのことを隠して生きているんです。「自分は賢い」と思っている人が観たら、ガツンとくる映画だと思いますね。僕も、自分なりに勉強をしているつもりですし、しっかりしているほうだと思っていたので、そうした気持ちが改まったというか、正直、2週間くらい落ち込んでしまいました……。そのくらい “ヤバい” 映画です。――まったく話が変わるんですが、韓国のバラエティ番組『ジャングルの法則』に出演されましたね。過酷なジャングルでサバイバルする人気リアリティ番組ですが、いかがでしたか?あれも、ヤバいです! ほんとうに!! いっしょに行った方はみなさんいい人でしたし、空がキレイで流れ星をたくさん見られたり、たくさんいい経験もできたんですけど、ほんとうにあり得ないヤバさなんですよ。まず、昼は暑く、夜は寒く寝られない……。それと、番組側が本当に何も用意してないし、携帯から何から持ち込めないので、自分たちで確保しない限り、何も食べられないんです。ジャングルに行って初めて、あんなにも速く魚が泳ぐことを知りました(笑)。――CNBLUEの中で、いちばんサバイバル能力が高いのは?4人だったら、僕ですね。それなのに、何もできなかったんです。いかに人間は弱く、ひとりじゃ何もできないか、教えられました。でも、帰国して1週間経ったら、ジャングルで感じたことを忘れて、すっかり元に戻ってしまって……。そんな自分に腹が立ちました。それでも、些細なことでも幸せだと再認識できた番組だったので、メンバー全員、1回は行ってほしい。ただ、ジョンシンは、生きて帰ってこられるか、ものすごく不安ですが(笑)。イ・ジョンヒョン1990年5月15日生まれ。’10年、バンドCNBLUEとして韓国デビュー。翌年、「In My Head」で日本メジャーデビュー。同作の売り上げは10万枚を突破。日本でも人気を博す。’12年、初出演した韓国ドラマ『紳士の品格』がアジアで大ヒット。俳優としても活躍する。メッセージ動画はこちら!Information・ソロアルバム『METROPOLIS』が1月24日リリース。新作をひっさげてのソロコンサートも開催。2月1日、2日 パシフィコ横浜国立大ホール2月12日、13日 グランキューブ大阪・主演ドラマ『ランジェリー少女時代(原題)』が、DATVにて放送中。・物語のキーマンを演じた日本初出演映画『生きる街』が、3月3日より全国公開に。
2018年01月24日