1983年に製作され、現在も全世界で圧倒的な人気を誇る傑作映画『スカーフェイス』のブルーレイが、5日(水)に発売されるのを記念して、アル・パチーノ演じるトニー・モンタナが“Fワード”を連呼するその名も、オフィシャル“FUCK’in”トレーラーがこのほど公開された。『スカーフェイス』特別動画『スカーフェイス』は、犯罪映画のクラシックとして知られる『暗黒街の顔役』をブライアン・デ・パルマ監督、オリヴァー・ストーン脚本、パチーノ主演で新生させた作品で、一攫千金を夢見るキューバ難民のトニー・モンタナが黒社会を成りあがり、やがて破滅していく姿を強烈なセリフの応酬とバイオレンス・シーンを交えて描いている。このほど公開された映像は、劇中で発される“Fワード”だけを数珠つなぎした強烈なもの。さらには画面下には丁寧に登場カウンターも表示されている。どんなセリフにも“Fワード”を混ぜまくるモンタナの存在感は20年以上の時を経てもなお強烈で、現在も多くのHIPHOPミュージシャンたちや、若い映画ファンはもちろん、映画に興味のない若者たちにまで、モンタナはひとつのアイコンとして浸透している。このほど発売されるブルーレイは、5.1chDTS MAで音声が収録されており、これまで以上に美しい音声でモンタナの“Fワード”を堪能することができる。Blu-ray『スカーフェイス』 プレミアム・エディション10月5日(水)発売※デジタル・コピーディスク付き本編170分+特典映像142分価格:3990円(税込)発売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント
2011年10月05日名優アル・パチーノの80年代の代表作のひとつ『スカーフェイス』のブルーレイ化に合わせて8月23日(現地時間)、ハリウッドでプレミアイベントが開催。アル・パチーノをはじめ、スティーブン・バウアー、ロバート・ロッジア、F.マーレイ・エイブラハム、そしてプロデューサーのマーティン・ブレグマンが再集結したほか、伝説的バンド「KISS」のジーン・シモンズらハリウッドセレブも来場。その後、登壇陣は日本のメディアの取材に応じた。ブライアン・デ・パルマがメガホンを握り、オリヴァー・ストーンが脚本を担当した本作。キューバからボートピープルとしてアメリカに上陸し、そこから成り上がっていこうとするギャング、トニー・モンタナの壮絶な人生を描く。アル・パチーノは実はこれまで映画のプロモーションで1度も来日した経験がない。その理由を尋ねると「行く理由がなかっただけだよ。何かあったら行ってたと思う。それじゃ、数年以内に必ず日本に行くようにするから、呼んでね。約束だよ」と語り笑顔を見せた。さらに本作の撮影をふり返り「銃を使うシーンで、一度、手に大けがをしたんだ。そのとき、近くの病院に運び込まれたんだけど、ギャング(トニー・モンタナ役)の衣装そのままで運び込まれたら、看護婦さんが『まさかアル・パチーノじゃないですよね?』と聞いてきたので『そうだよ。そのまさかだよ』と答えると『よかったわ。ホームレスかアル・パチーノかどっちかしらと思ってたのよ』なんて言われたことがあったんだ」と驚きのエピソードを明かしてくれた。1983年の全米での公開当時、本作についてのマスコミの評価は辛辣で、その暴力の描写に対してはバッシングもあった。スティーヴン・バウアーは「映画を観るお客さんからは大好評だったんだけど、マスコミには叩かれましたね。当時は、ギャング映画でここまでバイオレントな作品はなかったし、そういう意味ではギャング映画の歴史を築いたとは思うけど、マスコミの書いた記事を読むのは辛かったね」と述懐。アル・パチーノは「胃が痛くなるほど辛かったね。あまりにも酷くて、みんなに『そういう記事を読むな』って言ってたし、とにかくお客さんの反応だけを信じようと関係者全員に言ったよ」と28年前をふり返る。辛辣だったのはマスコミだけではなく出演者の身内も?F.マーリー・エイブラハムは「公開後すぐに母親から『何なのあの酷い言葉使いは!』と大興奮で電話がかかってきた。母親は(アル・パチーノ同様)イタリア人なんだけど『イタリア人は、あんな言葉使いはしません。アル・パチーノに、ちゃんと言っておきなさい。あんな映画は、二度と出ちゃだめよ!』って言われたよ。とにかく、『F●CK』という言葉の連発に、母親は嘆いていたね。まぁ、その時代にかなりの衝撃を与えた映画だってことには間違いないよね」と懐かしそうに思い出を明かしてくれた。「僕たちがまさに“ギャング映画”の歴史を変えたと言っても過言じゃないと思う」と誇らしげに語るアル・パチーノ。40代の彼が、ギラギラと欲望をみなぎらせ、新天地でのし上がっていこうとする男の“狂気”を体現!『スカーフェイス』ブルーレイは10月5日(水)発売。■関連作品:スカーフェイス 1984年4月、公開© 1983 UNIVERSAL STUDIOS. ALL RIGHTS RESERVED
2011年08月25日1983年に製作され、現在も全世界で圧倒的な人気を誇る傑作映画『スカーフェイス』がこのたび初ブルーレイ化されることを記念して、現地時間23日にLAで発売記念イベントが行われ、主演のアル・パチーノ、スティーブン・バウアー、ロバート・ロッジアら出演者と本作を愛する豪華ゲスト陣が登場した。発売記念イベントの写真『スカーフェイス』は、犯罪映画のクラシックとして知られる『暗黒街の顔役』をブライアン・デ・パルマ監督、オリヴァー・ストーン脚本、パチーノ主演で新生させた作品で、一攫千金を夢見るキューバ難民のトニー・モンタナ(パチーノ)が黒社会を成りあがり、やがて破滅していく姿を強烈なセリフの応酬とバイオレンス・シーンを交えて描いている。会場に姿を見せたパチーノは「あの作品を撮っていた頃、あるオフのときにガールフレンドとデートしてたんだ。ふたりで散歩してると、犬が僕に向かって、かなり激しく吠えたんだけど、その時、犬に向かって、とっさにファイティングポーズをしちゃったよ。その瞬間、まさにあの短気で喧嘩早いトニー・モンタナが乗り移ってたね」と笑顔で当時を振り返り、「28年前にこの映画が公開されて、僕たちがまさに“ギャング映画の歴史”を変えたと言っても過言じゃないと思う。それぐらい、この映画は映画界に一石を投じたと信じている」とコメント。公開当時はその過激な内容から本作への批判もあったが、出演者のマーリー・エイブラハムが「公開後すぐに母親から『なんなのあの酷い言葉づかいは!』と大興奮で電話がかかってきた。母親は(パチーノ同様)イタリア人なんだけど、『イタリア人は、あんな言葉づかいはしません。アル・パチーノ君に、ちゃんと言っておきなさい。あんな映画は、二度と出ちゃだめよ!』て言われたよ」と振り返ると場内は大爆笑に。会場にはKISSのジーン・シモンズや、HIPHOPミュージシャンで俳優のリュダクリス、『ホットファズ』のエドガー・ライト監督などのセレブたちが姿を見せるなど、公開から28年の時を経て本作が“歴史に残る傑作”になったことを改めて証明する一夜となった。ブルーレイ『スカーフェイス』プレミアム・エディションは、本編と未公開シーンやドキュメント『トニー・モンタナの世界』などの映像特典142分を収録した内容で、10月5日(水)にリリースされる。ブルーレイ『スカーフェイス』プレミアム・エディション10月5日(水)リリース※デジタル・コピーディスク付き本編170分+特典映像142分価格:3990円(税込)発売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント
2011年08月24日