『スコットランド国立美術館THE GREATS美の巨匠たち』が東京都美術館(台東区)で開催中だ。1859年に開館したスコットランド国立美術館は、世界でも指折りの西洋絵画コレクションを有する。本展は、そのコレクションの中から、ラファエロ、エル・グレコ、ベラスケス、レンブラント、ブーシェ、スーラ、ルノワールなど、ルネサンス期から19世紀後半までの西洋絵画史を彩る巨匠たちの作品を展示。そのほか、ゲインズバラ、レノルズ、ブレイク、コンスタブル、ターナー、ミレイといったイングランド出身の画家に加え、日本ではなかなか見ることのできないレイバーン、ラムジー、ウィルキー、ダイスなどスコットランド出身の代表的な画家たちの名品も。油彩画・水彩画・素描約90点を通じ、西洋美術の流れとともに、ヨーロッパ大陸と英国との文化交流から、英国美術がはぐくまれた様子を紹介している。展示構成は、スコットランド国立美術館の建物や館内の様子を描いた作品を紹介する「プロローグ」から始まり、アンドレア・デル・ヴェロッキオ(帰属)《幼児キリストを礼拝する聖母(「ラスキンの聖母」)》やエル・グレコ《祝福するキリスト(「世界の救い主」)》などが並ぶ「ルネサンス」、ディエゴ・ベラスケス《卵を料理する老婆》、レンブラント・ファン・レイン《ベッドの中の女性》といった「バロック」と続く。英国のコレクターたちが美術品の購入や文化的教養を深めるために大規模なヨーロッパ旅行をした「グランド・ツアーの時代」では、フランソワ・ブーシェの晩年の作である《田園の情景》やジョシュア・レノルズ《ウォルドグレイヴ家の貴婦人たち》などが見られる。「19世紀の開拓者たち」では、フランシス・グラント《アン・エミリー・ソフィア・グラント(“デイジー”・グラント)、ウィリアム・マーカム夫人(1836-1880)》、クロード・モネ《エプト川沿いのポプラ並木》などを紹介。「エピローグ」では、フレデリック・エドウィン・チャーチ《アメリカ側から見たナイアガラの滝》という圧巻の作品で締め括られる。本展は7月3日(日)まで(休室日は月曜日)。開室時間は午前9時30分〜午後5時30分※金曜日は午前9時30分~午後8時(入室は閉室の30分前まで)。展示室の混雑を避けるため、日時指定予約制。一般1900円、大学生・専門学校生1300円、65歳以上1400円。天海祐希がナビゲーターを務める音声ガイドとのセット券は2400円(5月8日入場分までの期間限定)。なお、7月16日(土)〜9月25日(日)は神戸市立博物館、10月4日(火)〜11月20日(日)は北九州市立美術館 本館でも開催される予定だ。取材・文・撮影:五月女菜穂
2022年05月06日上質で、幅広い西洋絵画コレクションを持つことで知られるスコットランド国立美術館から、巨匠と呼ばれる画家たちの作品が数多くやってくる展覧会『スコットランド国立美術館THE GREATS美の巨匠たち』が4月22日(金)に東京都美術館で開幕した。7月3日(日)まで開催の後、神戸市立博物館、北九州市立美術館へも巡回予定だ。スコットランド国立美術館は、スコットランドの首都、エディンバラに1859年に設立された美術館。ヨーロッパで最も壮大な景観を持ち、世界遺産にも登録されているエディンバラは、毎年夏に芸術祭「エディンバラ・フェスティバル」が開催されることで知られる芸術の都市だ。そんな芸術色豊かな都市エディンバラにある美術館ではあるが、設立当初は作品の購入予算がなく、地元の名士たちの寄贈や寄託により上質なコレクションを築き上げてきたという。同展は、そんなスコットランド国立美術館が持つ、ラファエロやエル・グレコからスーラ、ルノワール、ゴーガンまで、「巨匠」と呼ばれる画家たちの作品を中心に紹介するものだ。また、スコットランドやイングランドの作家たちによる作品も合わせて紹介される。展覧会は時代順に4章で構成されている。第1章「ルネサンス」ではラファエロの素描や、エル・グレコのキリスト像など、誰もが知る巨匠の作品を展示する。展示風景よりエル・グレコ《祝福するキリスト》1600年頃 スコットランド国立美術館蔵ヴェロッキオ(帰属)の《小児キリストを礼拝する聖母(「ラスキンの聖母」)》は、19世紀の批評家で画家のジョン・ラスキンが所有していたことで知られた作品。ラスキンはラファエル前派らに多大な影響を与え、ホイッスラーと裁判で争うなどイギリス美術史のなかで大きな存在感を持つ人物だ。アンドレア・デル・ヴェロッキオ《幼児キリストを礼拝する聖母「ラスキンの聖母」》1470年 スコットランド国立美術館蔵第2章の「バロック」では、17世紀に活躍したレンブラントやベラスケスなどの油彩画や素描を展示する。ベラスケスの《卵を料理する老婆》は台所や酒場の情景を描いた、ボデゴン(厨房画)と呼ばれる作品。老婆は熱した油のなかに生卵をそっと流しいれて揚げ焼きにするスペイン式目玉焼きを作っている。陶器、金属の器、ガラスのフラスコなど様々な物質の質感が見事に描き分けられている。ディエゴ・ベラスケス《卵を料理する老婆》1618年スコットランド国立美術館蔵ルーベンスに学んだ画家ヴァン・ダイクは、イングランドの宮廷画家として招聘され、当地で多くの肖像画を残した。彼は、後のレノルズらに大きな影響を与え、英国で一大ジャンルとなった肖像画の世界に絶大な影響を与えている。アンソニー・ヴァン・ダイク《アンブロージョ・スピノーラ侯爵(1569-1630)の肖像》1627年スコットランド国立美術館蔵レンブラント・ファン・レイン《ベッドの中の女性》1647年スコットランド国立美術館蔵続く第3章は「グランド・ツアーの時代」。17世紀から19世紀にかけて、イギリスの裕福な貴族の子弟やコレクターらは、文化的教養を深めるため、長期間かけてヨーロッパを旅するグランド・ツアーを行っていた。このグランド・ツアーが流行していた時代、フランスではブーシェらによる華やかな絵画を、イタリアではグアルディらが美しい風景画をそれぞれ描き、イギリスからの旅行者たちは熱心に収集していた。フランソワ・ブーシェ《田園の情景》 1762年スコットランド国立美術館そして、それまで画家を排出してこなかったイギリスから、レノルズやゲインズバラ、ラムジーらが肖像画家として台頭、活躍を開始する。この時期からようやくイギリスならではの絵画が芽吹き始めたのだ。ジョシュア・レノルズ《ウォルドグレイヴ家の貴婦人たち》1780-81年スコットランド国立美術館トマス・ゲインズバラ《ノーマン・コートのセリーナ・シスルスウェイトの肖像》1778年スコットランド国立美術館蔵そして、第4章「19世紀の開拓者たち」では、ターナーやコンスタブル、ミレイやブレイクなどイングランド、スコットランドで活躍する画家たちが占める割合が増えていく。左:フランシス・グラント《アン・エミリー・ソフィア・グラント(“デイジー”・グラント)、ウィリアム・マーカム夫人(1836-1880)》1857年右:ヘンリー・レイバーン《ウィリアム・クルーンズ少佐(1830年没)》1809-11年頃いずれもスコットランド国立美術館蔵左:ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー《トンブリッジ・ソマー・ヒル》1811年 右:ジョン・コンスタブル《デダムの谷》1828年 いずれもスコットランド国立美術館蔵ジョン・エヴァレット・ミレイ《古来比類なき甘美な瞳》1881年スコットランド国立美術館蔵そして、モネやゴーガンなどの印象派やポスト印象派の画家なども合わせて展示。時代が進めば進むほど題材や画風、価値観に多様性が現れてくるのも興味深い。左:ポール・ゴーガン《三人のタヒチ人》1899年右:クロード・モネ《エプト川沿いのポプラ並木》1871年いずれもスコットランド国立美術館蔵そして、展覧会の最後はフレデリック・エドウィン・チャーチの記念碑的な作品《アメリカ側から見たナイアガラの滝》で締めくくられる。この作品は、スコットランド出身の実業家によって美術館に寄贈されたもの。寄付や寄贈の作品を核に成長を続けた同館を象徴する一枚となっている。フレデリック・エドウィン・チャーチ《アメリカ側から見たナイアガラの滝》1867年スコットランド国立美術館蔵各時代の著名な巨匠の作品を楽しみつつ、そしてイギリス美術史の流れも辿ることができる展覧会、さまざまな楽しみ方ができるはずだ。【開催情報】『スコットランド国立美術館THE GREATS美の巨匠たち』4月22日(金)~7月3日(日)、東京都美術館にて開催※日時指定予約制
2022年04月30日世界的に名高い西洋絵画コレクションを誇るスコットランド国立美術館の名品が多数来日する『スコットランド国立美術館THE GREATS美の巨匠たち』が、4月22日(金)より東京都美術館にて開催される。ヨーロッパで最も壮大な景観をもつ首都のひとつともいわれ、世界遺産に登録されたエディンバラに位置するスコットランド国立美術館は、上質で幅広い、世界でも指折りの西洋絵画コレクションを有し、美の殿堂といわれている。同展では、そんなスコットランド国立美術館が所蔵するラファエロ、エル・グレコ、ルーベンス、ベラスケス、レンブラント、ヴァトー、ブーシェ、コロー、スーラ、ルノワールなど、ルネサンス期から19世紀後半までの西洋絵画史を彩る巨匠たちの作品を展示する。さらに、ゲインズバラ、レノルズ、ブレイク、コンスタブル、ターナー、ミレイといったイングランド出身の画家、レイバーン、ラムジー、ウィルキー、ダイスなど日本ではなかなか見ることのできないスコットランド出身の代表的な画家たちの名品も紹介。約90点の油彩画・水彩画・素描作品で西洋美術史をたどる。日本初公開となるベラスケス初期の傑作《卵を料理する老婆》など、スコットランドが誇る至宝の数々を日本で鑑賞することができる貴重な機会となりそうだ。アーサー・エルウェル・モファット《スコットランド国立美術館の内部》 1885年 (C) Trustees of the National Galleries of Scotlandエル・グレコ《祝福するキリスト(「世界の救い主」)》 1600年頃 (C) Trustees of the National Galleries of Scotlandクロード・モネ《エプト川沿いのポプラ並木》 1891年(C) Trustees of the National Galleries of Scotland ※東京会場のみ展示ポール・ゴーガン《三人のタヒチ人》 1899年(C) Trustees of the National Galleries of Scotland ※東京会場のみ展示フレデリック・エドウィン・チャーチ《アメリカ側から見たナイアガラの滝》 1867年 (C) Trustees of the National Galleries of Scotlandスコットランド国立美術館内観 Photograph by Keith Hunter【開催概要】『スコットランド国立美術館THE GREATS美の巨匠たち』会期:2022年4月22日(金)~7月3日(日)会場:東京都美術館 企画展示室休室日:月曜(5月2日は開室)時間:9:30~17:30(入室は17:00まで)※入場には日時指定予約が必要料金:一般 1,900円、大学1,300円、65歳以上1,400円展覧会公式サイト:
2022年04月12日「英国フェア 2021」が、大阪・阪急うめだ本店で2021年11月23日(火・祝)から11月29日(月)まで開催される。スコットランドのおいしい食&かわいい雑貨が集まる「英国フェア」阪急うめだ本店の人気企画、英国のライフスタイルを紹介する「英国フェア」が再び開催決定。今回は「スコットランドの日常にある宝物」をテーマに、スコットランドの人々が大切にする食文化やモノづくりにフォーカスを当てて、英国の魅力をたっぷりと紹介する。「阪急タータン」の限定グッズ目玉となるのは、スコットランド人の証“タータン”チェック。タータンは、スコットランドでは家紋のようなもので、家ごとに違う柄を持っているという。英国フェア 2021には、英国王室御用達のジョンストンズ オブ エルガンやエジンバラ、キンロック・アンダーソンなどが集結。また、阪急英国フェア限定の「阪急タータン」も用意され、ロンドンのティーブランド「アシュビィズ・オブ・ロンドン」の紅茶缶やザ・ケンブリッジ・サッチェル・カンパニーのバッグなどが販売される。英国のおいしい焼き菓子英国フェア 2021の醍醐味といえる「食」のコーナーでは、スコーン、ショートブレッドなどの焼き菓子を展開。“スコットランド名門”と呼ばれるショートブレッドハウス・オブ・エディンバラのショートブレッドは、サクサクとした食感で一度食べるとやみつきに。また、トラクエアハウスのドライフルーツたっぷりの「ダンディケーキ」は、英国貴族・スチュアート家にゆかりのある人しか食べられなかったといわれる“秘伝”の味だ。【詳細】英国フェア 2021会場:大阪・阪急うめだ本店 9階催場・祝祭広場・うめだホール住所:大阪府大阪市北区角田町8-7開催期間:2021年11月23日(火・祝)~11月29日(月)<アイテム例>・「アシュビィズ・オブ・ロンドン」ナチュラルティーアッサム、ブリティッシュブレンド、アールグレイブルー 各100g 各3,520円<各限定100個>・「ザ・ケンブリッジ・サッチェル・カンパニー」ショルダーバッグ 各33,000円・「ショートブレッドハウス・オブ・エディンバラ」星型ショートブレッド(100g)864円、クリスマスショートブレッド(200g)1,890円、ウイスキーケーキ(400g)3,240円・「トラクエアハウス」ダンディケーキ(直径約7.5㎝) 432円
2021年11月25日日本時間2020年11月25日、スコットランドで可決されたある法案が、ネット上で話題です。「すごくいい動きだと思う」「選べないからこそ、そうしてほしい」などの声が続出しました。CNNによると、現地時間同月24日にタンポンやナプキンなどの生理用品を無料で提供する法案が全会一致で可決したといいます。このような法案は、世界で初めてとのこと。これにより、スコットランド全土の公共施設で生理用品を無料で入手できるようになります。スコットランドにおいて20%近くの女性が貧困状態にあるそうです。2017年のイギリスの調査では、10人に1人が生理用品を経済的理由などから買えないという結果が出ていました。この法案によって、これまで十分に生理用品を使えなかった女性たちにも救いの手が届くことでしょう。Twitterのトレンドには『生理用品』が入るほど、このニュースに多くの人が関心を持ったようです。・生理になるかならないかは選べるものではない。こういう前例ができるのはとても嬉しい。・貧富の差なく、必需品が届く制度ができて安心。日本でも、十分に買えない女の子がいるだろうな…。・日本でも、せめて非課税にしてほしい。無料とはいかなくても良心的な値段にならないかな。・世界的にこういう動きが広まってほしい。全会一致で決まるなんてすごい。世界各地でスコットランドと同じような法案が現実的にできるかどうかを考えると、さまざまな問題があるでしょう。しかし、女性にとっては生活必需品である生理用品が、少しでも貧富の格差なく手に入りやすい環境になることを願わずにはいられません。[文・構成/grape編集部]
2020年11月25日ヒュンメル(hummel)のハイエンドライン「ヒュンメル ハイブ(HUMMEL HIVE)」より、スコットランドのスニーカーショップ「ハノン(HANON)」とコラボレーションしたスニーカー3モデルが、東京・上野のミタスニーカーズ(mita sneakers)限定で11月3日発売。 今回のコラボレーションは、スコットランド文化にもなっている草サッカーがテーマ。スコットランドのアマチュアサッカーチームの多くは、農村部や僻地に位置しているため、地元のコミュニティに支えられる必要がある。数多くのボランティアや献身的なスタッフなどに支えられたチームとして、ハノンが位置するスコットランド北東部を拠点としたアマチュアサッカー「ハイランド・リーグ」の3チームをモチーフに、3タイプのスニーカーが登場する。それぞれのチームカラーをヒュンメルの70年から80年代のアーカイブモデルに落とし込んだ。「HML X HANON SUPER TRIMM」(1万5,000円)ハントリー FC(Huntly FC)をモチーフにした「HML X HANON SUPER TRIMM」(1万5,000円)は、1970年代にドイツで推進された健康促進運動を背景に発売したトレーニングシューズ「スーパートリム(SUPER TRIMM)」がベース。軽量性に優れた一足に仕上げ、チームカラーであるブルーとブラックでシンプルにデザイン。上質なスエードが高級感を醸し出す一足となっている。「HML X HANON HB TEAM」(1万5,000円)フォレス・メカニックス FC(Forres Mechanics FC)をモチーフにした「HML X HANON HB TEAM」(1万5,000円)は、1976年に発売したハンドボールシューズをベースにブラッシュアップした「HB チーム(HB TEAM)」がベース。ハンドボールでの激しいプレーに対応するスエードアッパーやグリップ性を高めるラバーソールがクラシカルな雰囲気を醸し出し、チームカラーの黄金色で仕上げた。「HML X HANON MARATHONA OG」(1万8,000円)ロセス FC(Rothes FC)をモチーフにした「HML X HANON HB TEAM」は、1983年にヒュンメルが初めてリリースした長距離ランナー向けのランニングシューズ「マラソナ(MARATHONA)」がベース。メッシュをコンビネーションすることで、通気性や軽量性も確保。さらに、クッショニング性を向上させたソールユニットを搭載するなど機能性にもこだわったモデルに、チームカラーを掛け合わせた。かかと部に採用したオレンジ色が際立つ一足。サイズ展開は3足ともに、25.5・26.0・26.5・27.0・27.5をラインアップ。スコットランドのハノンの他、グローバルで数量限定発売するこのモデルは、日本では、東京・上野のミタスニーカーズ限定で11月3日より発売開始。フットボールカルチャーに溢れたコレクションをチェックしてみて。【店舗情報】ミタスニーカーズ(mita sneakers)住所:東京都台東区上野4-7-8アメ横センタービル2F営業時間:11:00~19:30 土日祝10:00~19:30
2018年10月29日“タータン”をテーマにした本格的な展覧会「スコットランドからの贈りもの タータン展」が、神戸ファッション美術館にて2018年9月15日(土)から11月11日(日)まで開催される。なお、その後は東京、岩手、福岡、新潟へと巡回予定だ。約250点で紹介する“タータン”の魅力山と湖の国、スコットランドを象徴する文化ともいえる“タータン”は、世代や性別を超え、世界中で愛されてきた。日本でもおなじみのごとく、衣服や小物、お菓子のパッケージなど様々な用途で使われている。「スコットランドからの贈りもの タータン展」はそんな“タータン”にフォーカスした展覧会。100種類以上のタータンの布地をはじめ、関連する美術作品や資料など計約250点を展示し、歴史や背景を紹介する。全5章で伝える“タータン”の歩み歴史と現在そもそも“タータン”とは何か今やだれもが知っている柄ではあるが、現在に至るまでの歴史や定義は意外と知られていない“タータン”。元来は、スコットランド北西部に位置するハイランド地方で発展した織物で、老若男女、衣服として身に着けられてきた。まず、第1章では、“タータン”のこうした歴史を写真などを用いて解説。そして第2章で歴史の詳細に迫っていく。“タータン”のもつ意義とは第3章で語られるのは、目的や用途によっていくつかの種類に分けられている“タータン”の種類だ。ここでは、クラン(氏族)とその家族が身に着けられるクラン・タータン、地域に関連したディストリクト・タータン、軍隊用のミリタリー・タータン、そして王家が用いてきたロイヤル・タータンなどを観覧できる。現代における“タータン”今、皆が身に着けれているように“タータン”は民族衣装としてだけでなく、ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)ら世界的なファッションデザイナーもコレクションに取り入れるひとつのデザインとなった。第4章では、ウェディングドレスなどを通して、タータンの意味や役割を問う。そして最終章、日本人とタータンとの関わりを紐解いていく。オリジナルグッズの販売も会場ではオリジナルグッズも販売。国内では入手が難しいグッズなどを多様なジャンル、幅広い価格帯で揃える。開催概要スコットランドからの贈りもの タータン展会期:2018年9月15日(土)~11月11日(日)開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)休館日:月曜日※9月18日(火)、25日(火)、10月9日(火)は休館。ただし月・祝日の9月17日、24日、10月8日は開館。会場:神戸ファッション美術館住所:神戸市東灘区向洋町中2-9-1料金:一般 1,000(800)円、大学生・65歳以上 500(400)円、高校生以下無料※()内は30人委きょうの団体料金。※販売は神戸ファッション美術館の窓口のみ。※本展と常設展の両方を観覧可能。問い合わせ先:神戸ファッション美術館 TEL 078-858-0050【巡回情報】・東京会場会期:2018年12月8日(土)~2019年2月17日(日)会場:三鷹市美術ギャラリー・岩手会場(予定)会期:2019年4月13日(土)~5月26日(日)会場:岩手県立美術館・福岡会場(予定)会期:2019年9月21日(土)~11月4日(月・祝)会場:久留米市美術館・新潟会場(予定)会期:2019年12月14日(土)~2020年3月1日(日)会場:新潟県立万代島美術館
2018年07月09日Stories of British Life をコンセプトに「英国のストーリーあるライフスタイル」をお届けしているBRITISH MADE各店にmacalastairのギフトボックスが登場。1981年にスコットランドで誕生したハンドメイドニットウェアメーカーmacalastair(マカラスター)のギフトボックスが数量限定でBRITISH MADE(ブリティッシュメイド)全店に数量限定で登場。ギフトや保管用のボックスとしても最適です。ご希望のお客様に無料でお付けします。FAIRISLE(クルーネックセーター/ユニセックス)¥15120円全12色BRICKROW(ハイネックプルオーバーニット/ウィメンズ) ¥16200円全11色*すべて税込価格macalastairの2017年秋冬アイテムは英国羊毛にこだわり、スコットランドの世界文化遺産New Lanark(ニュー・ラナーク)の地にある (ニュー・ラナークミルズ)で紡績され、同じくスコットランドの厳しい寒さや雨風に耐え忍んできた、柔らかいながらも弾力性・保温力に優れた、希少な英国羊毛を使用したニットウェアです。取り扱い店舗BRITISH MADE 全店■マカラスターマカラスターは、 アラステア・マッキノンによって1981年にスコットランドで誕生したニットブランドです。マッキノン家には3代に渡ってニットウェアを製造してきた歴史があり、 電力を必要としない伝統的なハンドフレーム製法を得意としています。2017年秋冬コレクションでは、 スコットランドの荒涼とした厳しい環境で育った 雨風に強く弾力性に優れた希少な英国羊毛を使用し、 自然環境に配慮したニットウェア作りを行っています。(お問い合わせ先)渡辺産業株式会社公式サイトCONTACTページ
2017年12月04日アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)が2017年春夏コレクションをフランス・パリで発表した。スコットランド・シェトランド諸島の手つかずの野生と、海岸の風景が今シーズンのソース。息をのむほどの自然の美しさは、これまで幾度となく地元の職人達にインスピレーションを与えてきたという。それは、今シーズンの象徴でもあるシェットランドレースが物語っている。職人たちの精巧な技によるクモの糸のように細やかな模様は、肌に沿えばラグジュアリーに映る。そこに描かれたのは、自然で出会った生命の木、広大な海、そして咲き誇る花々。柔らかな白を基調とした古典的なドレスは、シュミーズのようなものもあればパネル張りの構築的なものもある。一方、真逆のカラーも登場している。官能的な黒だ。肌との重なりによって、レースの柄がより強く感じられ、さらにフリンジを加えることでその表現はまるで自然を生きる動物たちのように自由なものへ。レースの儚さをかき消すようなスタッズ装飾、力強いレザーは相反する強烈な印象を与える。一方で大胆なフリルやラッフル、そして咲き乱れる色とりどりの花々は壮大な大地の誇張表現として役割を担っているように思う。トラッドなフェアアイル柄のニットは、構築的に繋がれて今までとは異なる、ズレから生じる美しさをコレクションに注ぐ。前に述べたレースとは正反対のテクスチャーを織り交ぜて、新感覚のコラージュを生み出している。
2016年10月12日ダイアナ・ガバルドンのベストセラー小説を原作に、18世紀のスコットランドにタイムスリップしたヒロイン、クレアの数奇な運命を描く「アウトランダー」。今秋Blu-ray&DVDのリリースも予定されている同作のシーズン2突入を記念し、クレアと恋に落ちるスコットランド戦士ジェイミーを演じるサム・ヒューアンが来日した。来日に合わせて開催されたファンイベントには、熱心な視聴者(特に女性!)の応募が殺到。演じる役柄共々、サム・ヒューアンは人気スターの仲間入りを果たした。何せサム演じるジェイミーは、好奇心旺盛で、肉体もたくましいスコットランド戦士。そんなジェイミーを演じるサム自身からも、役柄に通ずる魅力が感じられる。「ジェイミーは良くも悪くもアクティブだから、やたら戦いに巻き込まれるんだ(笑)。でも、彼のそういった面が僕は嫌いじゃないし、演じるのが楽しい。スタントもほとんど自分でこなしているよ。馬に乗り、剣を持って戦うのは大変だけれど、いい気分だね。僕自身、体を動かすのは大好き。ここのところ少し怠けた生活を送っているから、撮影中に僕を鍛えてくれたパーソナルトレーナーには怒られちゃうだろうけどね(笑)」。ジェイミーが、そしてサムが世の女性たちを夢中にさせるのは、もちろんアクティブな面からだけではない。劇中では、未来から来たクレアと18世紀を生きるジェイミーのロマンスが展開。未来の女性だけに進歩的で、知恵があり、意志も強固なクレアもさることながら、そんな彼女に偏見を抱かず、やがて秘密を知ってなお愛し抜くジェイミーが魅力的だ。「ジェイミーはありのままのクレアを受け入れる器の大きい男。未来から来たことを告白され、不思議な状況を理解し切ることはできなくても、彼はクレアを信頼し、受け入れるんだ。シーズン1の前半で、ジェイミーは彼女が何か秘密を抱えていると気づきつつも、彼自身が秘密を抱えていることもあり、訳ありな者同士として互いを尊重し合う。そんな彼らを運命の2人と言っていいかどうかは分からないけど、僕は運命の瞬間というものを意識して演じたかった。怪我をして、手当てをしてもらい、パッと目が覚めてクレアと目が合ったとき、彼女こそが運命の相手だとジェイミーは思ったのだと思う」。また、「ジェイミーのクレアに対する愛は高潔なもの」とも。2人の愛の軌跡に言及する。「僕たちの生きる現代に、彼らのような無条件の愛があるかどうかは分からない。でも、理想に思う人は多いんじゃないかな。僕自身もそんな風に人を愛せたらいいなと思う。シーズン1でも、シーズン2でも、ジェイミーとクレアの前には様々な壁が立ちはだかる。いろいろなトラブルに巻き込まれ、いろいろな衝突が起こるんだ。けれど、2人は互いを無条件に愛しているから、試練を乗り越えてより強固な関係を築いていく。どんなに邪魔が入ろうとね。それってある意味、むしろモダンな関係と言えるんじゃないかな」。「どんなに邪魔が入ろうと」。この一言で、シーズン1のクライマックスを思い起こした番組ファンは多いはず。イングランド軍の冷酷な将校であり、ジェイミーに異様な執着を見せる男・ランダルが、クレアとジェイミーの前に立ちはだかっていた。「ジェイミーとランダルの関係は、意志の戦いとも言える。ジェイミーは強固な意志を持つ男だから、ランダルに屈したりはしないんだ。そのせいで、ランダルは自分の思い通りにできないジェイミーに固執する。彼は人を支配して操るのが好きだからね。シーズン1のクライマックスでは、そんな2人の関係が顕著になる。ジェイミーを支えているのがクレアへの愛だと知り、ランダルは彼の中のクレア像を壊そうとするんだ。でも、体を支配することはできても、心を支配することはできない。本当に壮大なバトルだと思うよ」。さらに、ジェイミーとクレアの愛を揺るがすのは、ランダルだけではない。クレアが元いた世界で愛情を育んでいた夫であり、実はランダルの子孫にあたるフランクの存在も、クレアの心を引き裂く。「よくできたストーリーだよね。僕たちのドラマは原作以上に、クレアがジェイミーを愛するように、夫であるフランクを愛していたのだとしっかり描いている。だからこそ、クレアはジェイミーへの愛とフランクへの愛の狭間でものすごい葛藤を抱えるんだ。実を言うと、シーズン2の第1話は、これまでジェイミーを応援してくれていた人も、フランクを応援したくなる内容になっている。困ったことにね(笑)」。話の及んだシーズン2は、「よりスケールの大きい、緊迫した展開になる」とのこと。ジェイミーを演じ始めてから、すでに2シーズン。サム自身を取り巻く状況も激変した。「2000年に演劇学校を卒業して以来、僕はずっと俳優として活動してきたのだけど、だからこそ俳優という仕事の不安定さも感じているんだ。どんなに素晴らしい作品に巡り合えても、それが永遠に続くわけじゃないからね。『アウトランダー』のような作品に出演できて、こうして東京に招いてもらえるのが毎年続けばいいけど、そういうわけにもいかないだろうし(笑)。だから、僕はどんな仕事をするときも、初心に返ることを忘れないようにしている。そして、自分自身に関して学ぶ機会だと捉えるようにしている。そうすることで、恵まれた立場にある自分と適度な距離を保つことができていると思うんだ」。では、ジェイミーをあと何シーズン演じ続けたい?最後にこう尋ねると、地に足のついた彼らしい答えが返ってきた。「ジェイミーという男がどんな変化を遂げていくのか。それはもちろん原作を読めば分かることだけど、シーズン1と2だけを比べてみても彼は随分と変わった。だから、この先のジェイミー、そして自分が2~3年後、どうなるのかすごく楽しみなんだ。誰かに肩を叩かれて番組が終わるような状況は嫌だし、人気のあるうちに終わるのが理想だとは思うけど、できるだけ長く、変わりゆくジェイミーを演じ続けたいな」。(text:Hikaru Watanabe/photo:Nahoko Suzuki)
2016年05月22日テレビシリーズ史上最も官能的な愛の描写を描いた胸キュン海外ドラマ最新作「アウトランダー」。舞台となるスコットランドの雄大な自然も本作の魅力だが、この度、ロケ地となったスコットランドの各所で観光客が爆発的に増えて話題となっている。看護師のクレア(カトリーナ・バルフ)は夫とスコットランドのハイランド地方で休暇を過ごしていたが、途中に訪れたストーンサークルで、ひとり200年前にタイムスリップしてしまう。辿り着いた先は、スコットランドとイングランドの緊張が高まる1743年。密偵の疑いをかけられたクレアは、医療の知識を駆使して信頼を得ながら未来に戻る方法を模索していたが、困難な時代を生き抜くためにスコットランドの戦士ジェイミー(サム・ヒューアン)と結婚することに…。原作は作家ダイアナ・ガバルドンの累計2,500万部を超える世界的大ベストセラー。時空を超えて存在する2人の男性の狭間で、愛と忠誠心に心引き裂かれる主人公クレアの愛と運命の物語を、圧巻の映像美を放つスコットランドを舞台に、壮大なスケールで描き出し、全世界的に人気を博している。本作への熱狂的な人気は、物語の舞台・スコットランドにも大きく影響。国の歴史的建造物等の管理・管轄するスコットランド政府の機関「ヒストリック・スコットラン」によると、シーズン1でドラマの拠点となった“マッケンジー一族”のリアフ城には、観光客の割合が本作放送前と比べて44%も増加。この夏だけでも、ドラマの舞台となったお城を実際にひと目見ようと180万人もの人たちがドウン城を訪れたという。また、番組でサム・ヒューアン扮するジェイミーが赤い軍服のイギリス兵から隠れるために池に飛び込むシーンで有名になった水車小屋のある東ロチアンのプレストン・ミルという場所では、過去1年で観光客が26%増加。このほかにもドラマで1940年代の村を再現するロケ地となったフォークランドでも観光客が12%増加、そしてジャコバイト壊滅の最終要因となるカロデンの戦いがあった戦場跡も19%の観光客増加がみられた。物語の美しさも然ることながら、美しいスコットランドのロケーションも堪能できる本作。クリスマスや年末年始の冬休みにイッキ見して、旅行気分を味わうのも良さそうだ。「アウトランダー」のブルーレイ&DVD発売&レンタル中、デジタル配信中。(text:cinemacafe.net)
2015年12月04日女優・天海祐希が、海外の素敵な女性たちと出会い、歴史や文化を探る「天海祐希 魔法と妃と女たち ロンドン・スコットランド」がBSプレミアムにて6月13日(土)、20日(土)の午後7時30分から放送される。2012年から始まり、本編が第3回目。輝く女性に注目をし、新たな街の魅力を発見していく。今回、天海さんが訪れたのはキャサリン妃の第二子誕生でも注目を浴びているイギリスだ。13日(土)の放送では、首都ロンドンを訪問する。「紳士の街」ではなく「女性の輝く街」にスポットをあて、多くの女性との出逢いがあったよう。キャサリン妃愛用ジャケットを作った女性ファッションデザイナーのところを訪れた際には、「これも着てみて欲しい!」と言われ、次々に試着。ファッションショーをしたあげく、購入してきたそうだ。「実は、2着気に入ってしまって」という天海さん。とても迷ったあげく、デザイナーさんに選んでもらいたいと思い聞いたところ「どっちも!」と言われ、なんと一着はプレゼントして頂いたんだとか!その姿もしっかりと放送されるそうなので、天海さんお気に入りの服にもぜひ注目したい。翌週20日(土)は、スコットランド。天気が変わりやすいと有名なスコットランドだが、「まあ、いいお天気が続いた!」そうで、ホテルマンから「この晴れを連れて帰らないでね!」と言われるほど、晴れ女ぶりをみせつけてきたそうだ。トレッキングを楽しんだという天海さん。高所恐怖症だということも忘れてしまうほど素敵な景色に魅了され、思わず突き進んでしまったものの、案の定、大変なことになってしまったそう。「私のひどい状態も是非ご覧ください」と紹介した。「天海祐希 魔法と妃と女たち ロンドン・スコットランド」は6月13日(土)「ロンドン編」、20日(土)「スコットランド編」共に19時30分~よりBSプレミアムにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年06月11日永作博美とW主演した『夫婦フーフー日記』が現在公開中、夏には舞台「マクベス」を控える佐々木蔵之介が、47歳にして初となるフォトブック『動く森-スコットランド「マクベス」紀行-』を発売することが分かった。今回発売されるフォトブックは、今夏に行われるシェイクスピア4大悲劇の1つ「マクベス」をほぼ1人で演じきる佐々木さんが、作品に全存在を賭けるべく、物語の舞台となるスコットランドを訪れたもの。この「マクベス」(National Theatre of Scotland版「MACBETH」)は、実力派俳優アラン・カミングが演じた本家の演出家アンドリュー・ゴールドバーグを迎えて贈る、佐々木さん自身にとっても大きな挑戦となる革新作。美しい写真と散文とで構成されたフォトブックは、作品中に登場する古城や森をめぐり、その景色の中で想いを募らせた佐々木さんの姿が余すことなく撮り下ろされている。現地を訪れる中で、佐々木さんの心中に去来したものとは…。巻末には市川猿之助との「演劇談義」も収録。ケイファクトリーオンラインショップでは先行予約を受付中で、7月10日(土)までに同ショップで予約すると、もれなく「動く森オリジナル映像(DVD)」の特典が付く。『動く森―スコットランド「マクベス」紀行―』は7月11日(日)に発売。(text:cinemacafe.net)
2015年06月03日東芝は3月18日、英国スコットランド・ファイフ州で2020年まで実施される、大規模水素実証試験に参画すると発表した。同社が海外で水素に関する実証試験に参加するのは今回が初めて。同試験ではすでに設置されている750kW風力発電設備と30kW水電解装置に加え、200kW太陽光発電設備、60kWと250kWの水電解装置、水素貯蔵タンク、水素ステーション、燃料電池を新たに設置する。これらの設備で得られたエネルギーを水電解装置によって水素に変換・貯蔵し、水素ステーションを通じて25台の業務用ハイブリッド車両に供給するほか、燃料電池で再び電力として施設に供給する。東芝は電気の需給予測に基づく水素の製造・貯蔵の最適管理を行う「水素EMS」を提供し、システム全体の制御を担当するとのこと。同社は「再生可能エネルギーによる発電システム、水電解装置、燃料電池やそれらを制御する水素EMSなどグループ内に有する技術を活用し、水素が実現するCO2を排出しない持続的で安心安全快適な社会を目指し、今後も国内外で様々な取り組みを進めていきます」とコメントしている。
2015年03月18日三陽商会はこのほど、新ブランド「PRINGLE 1815」の新作発表会を行った。1815年にスコットランドで始まった「PRINGLE」。英国最古のブランドの良さを継承させながら、日本向けに新たにブランドを発展させていくという。「PRINGLE 1815」は三陽商会が発信する日本オリジナルのブランドで、今年の秋にデビュー。「PRINGLE」のライセンスを持ちながら、日本の市場に合うオリジナルなブランドとして発展させていくとのことだ。同ブランドは「PRINGLE」のセカンドラインではなくオリジナルのブランドとしており、スコットランドならではのトラディショナルな部分は残しつつ、日本のファッションに合うデザインやアイテムも加える。主力アイテムとなるのは、ニットやジャージ素材を用いた商品。ざっくりと編まれたやわらかいニット、ハイゲージのシルクの糸を使ったカーディガンやセーターなど、素材にこだわりを持った商品を展開している。全体的にはオフ向けのカジュアルファッションが多い。さし色に蛍光色を使った商品が多く、シンプルながらおしゃれな着こなしができそうだ。もちろん、英国ならではのアーガイルやボーダーなどのアイテムも多く用意している。メンズにおいてはショートパンツのアイテムが目を引いた。ジャージ素材のジャケットは、オフの日に少しシックに決めたいときに使えそうだし、ローゲージのニットはこれからの季節にぴったりだろう。今回紹介したのはごく一部。次の機会には多くの「PRINGLE 1815」のアイテムが紹介できるはずだ。今後も注目の新ブランド「PRINGLE 1815」を楽しみにしていてほしい。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月13日