日々の着こなしに欠かせないスニーカーやクルーネックトップス。同じアイテムなのに、野暮ったくなる人もいればオシャレに着こなす人もいます。なぜ違いが生じてしまうのでしょうか。また、アイテムによって太って見えることがあるのはどうしてでしょうか。スタイリストの角佑宇子さん直伝のNGコーデを紹介します。野暮ったく見える「ボトムス×スニーカーのNG組み合わせ」春先はショートブーツ感覚ではけるハイカットのスニーカー。基本的にどのボトムスでも相性は良いのですが、唯一鬼門となるボトムスはミモレ丈のスカートです。ミモレ丈スカートとは、ふくらはぎの中心に位置するスカート丈を指します。ふくらはぎのもっとも太い部分を強調させてしまうミモレスカートは、ヒールのあるパンプスやブーツなどで脚のライン全体をスラリと長く見せなくてはいけません。そこに華奢見せパーツである足首を隠すハイカットスニーカーを合わせると、引き締まりのない大根足ができ上がってしまうのです…。ハイカットスニーカーには、ふくらはぎがすっぽり隠れるロングorマキシ丈のスカートを合わせましょう。もしくはスリットの入ったロングのナロースカートを合わせて。スリットがあると歩くときにできる隙間からハイカット部分がチラ見えしておしゃれです。※ イラスト・文角 佑宇子※ 2024年4月6日配信なぜか似合わない「クルーネックトップスのNG組み合わせ」クルーネックが似合わないと感じる方の多くは、丸顔さん、顔が大きい方、首が短い方といった特徴があげられます。クルーネックは顔の大きさや丸さを強調させやすく、首の短さが際立つデザインとなっています。なので、とくに体にフィットするハイゲージタイプ、着膨れを起こしやすいシャギー素材のクルーネックニットは事故りやすいと心得て。このほか、最近よく見かけるハイネックのインナーを合わせた重ね着は、首が短い方だと、より首が詰まったスタイルに見えるので注意が必要ですね。※ イラスト・文角 佑宇子※ 2024年1月28日配信太って見える「骨格タイプ別NGコーデ」骨格タイプとは、人体の特徴を「ストレート」「ウェーブ」「ナチュラル」という3タイプに分けた体型診断のことです。カラダの骨組み、肉感、ボディバランスの特徴を触診や目視で診断し、3タイプに照らし合わせて似合う服や着こなしを導き出します。骨格やボディバランスと相性の悪い服を身につけると、痩せていても太って見えたり、ガタイがよく見えたりと、着こなしで損してしまうことがあるのです。骨格タイプをざっと説明すると以下の通り。【Straight(ストレート)】全体的にカラダに厚みとハリがあるタイプ。【Wave(ウェーブ)】上半身が華奢なイメージで、下半身にボリュームがあるタイプ。【Natural(ナチュラル)】カラダの厚みがなく、骨格がしっかりしているタイプ。【ストレートタイプ】首詰りトップス・薄手素材ボトムスストレートタイプの方は、いわゆる出るところは出て、締まるところは締まっているメリハリボディの持ち主。カラダの厚みもあるので、首の詰まったトップスだと窮屈で苦しい印象になります。できるだけデコルテラインは出したほうが良いでしょう。また、肌の露出は横に広がるよりも縦に長く見せるほうがスッキリして見えるので、Vネックタイプのシャツやニットのほうが相性抜群。ボトムスも同じく、骨格に合わせて肉感を拾い過ぎない、厚手でハリと立体感のあるアイテムが良いでしょう。なので、リラックス感の強いニットパンツや薄手のシフォンスカート、ストレッチの効いたスキニーパンツだと、逆に下半身が張って見えるのを強調するので避けたほうがベター。【ウェーブタイプ】胸開きトップス・ワイドボトムス華奢で柔らかい肌質を持つ、ウェーブタイプの方。上半身は華奢な一方、下半身には肉がつきやすく、ボディバランスは下重心です。そのため、重心を上に引き上げてくれるショート丈や細身シルエットのボトムスが似合うタイプ。逆に相性が悪いのは、下重心を増長させるワイドボトムスです。ワイドボトムスは脚のラインをカバーしてくれる効果はありますが、ウェーブタイプの方が履くと、上半身の華奢さに対して下半身にボリュームが出過ぎてしまい、全体の頭身バランスが悪く見えやすくなるのです。トップスは、バストがさみしく見える胸開きトップスはNG。代わりにフリルやパフスリーブ、首の詰まったホルターネックやボートネックのリブトップスなどは相性が良いのでおすすめ。【ナチュラルタイプ】ボリュームトップス・細身ボトムスモデルに多いと言われるナチュラルタイプの方は、カラダの厚みが薄くて骨格がしっかりしています。そのため、ジャケットなどのかっちりした質感の服だと決まり過ぎた印象に。骨格ラインを柔らかく見せる薄手素材や落ち感のキレイなルーズニットなどがおすすめです。また、肩幅がいかつく見えてしまうパフスリーブは鬼門と心得て。ボトムスは、意外とスキニーパンツよりボリュームのあるワイドシルエットのほうが合います。細身シルエットのパンツだと、脚が太って見えるわけではありませんが、カラダの重心が引き上がって見えるため、上半身のガタイがよく見えやすいです。なので、ロング丈やワイドボトムスで下に重心を持ってきたコーデにすることによって良いバランスが保たれます。※ イラスト・文角 佑宇子※ 2023年12月3日配信かわいくおしゃれに見える服を選びたいデザインや色が好みという理由で服を買ったけど、なぜか似合わないとなると、自然とその服を避けるようになって、もったいないことに。このような事態は絶対に避けたいですよね。組み合わせのコツを意識したり、自分の骨格タイプに合う服を探せば失敗はグンと少なくなるはず。春夏物の買い物の参考にしてみてくださいね!
2024年04月13日幅広いテイストに合わせやすく、コーデに抜け感をプラスできるスニーカー。今回は、オシャレさんの最旬スニーカーコーデを紹介します。この記事を参考にして、スニーカーを上手に活用した今っぽスタイルを楽しんでみてください♡モノトーンコーデに厚底スニーカーでアクセントを出典:Instagram落ち着いたモノトーンコーデには、アクセントになるスニーカーを合わせてみましょう。ゆるっとしたワンピースの足元は、厚底でゴツめのスニーカーでボリュームをもたせ、メリハリよく仕上げると◎レディなスカート×スニーカーの最旬バランス出典:Instagramスポーティーなトラックジャケットを、レディライクなサテンのマーメイドスカートと合わせてきれいめにコーディネート。上品なスカートにカジュアルなスニーカーを合わせれば、最旬のバランスに仕上がりますよ♡ホワイトスニーカーで爽やかさアップ出典:Instagramブルーシャツにワイドパンツと合わせた春コーデ。きちんと感が持ち味のセンタープレスパンツは、どんなスニーカーもしっかりと受け止めてくれます。足元に白をもってくることで、爽やかなおしゃれ効果が生まれますね。ワイドパンツにはシンプルなスニーカーがマッチ出典:Instagram【NIKE】のコルテッツは丸っこいシルエットがキュートで春にぴったりの一足。きちんとしたパンツスタイルも、スニーカーで程よくリラックスムードに。フルレングスのワイドパンツには、シンプルなローテクスニーカーがすっきりマッチします。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※こちらの記事では@kumika_iiio2様、@ach_pon様、@hina_wear123様、@yoshidakane様のInstagram投稿をご紹介しております。※記事内の情報は執筆時のものになります。価格変更や、販売終了の可能性もございます。最新の商品情報は各お店・ブランドなどにご確認くださいませ。Writer:yamako
2024年04月02日スニーカーコーデがどうしても子供っぽく仕上がってしまう……なんて悩んでいる人に朗報です。2023年に引き続き2024年もスニーカーでオリジナリティのある着こなしを楽しむファッショニスタたちが続出。中でもファッションウィーク中にキャッチした上級者の着こなしには脱帽です。ここではスニーカーを「大人っぽく」そして、ちょっぴり「女っぽく」履きこなす秘訣をお届けします。グレーが織りなす洗練の大人カジュアルミラノの街角でオニツカタイガーのランニングスタイルスニーカー、RUNGERを履きこなした彼女をキャッチ。スニーカーはもちろん、オーバーサイズのMA-1やスポーティな素材のバッグなど、カジュアルなテイストを取り入れつつも洗練さを感じられるのは、異素材ミックスで仕上げたグレーワントーンのおかげです。さらに存在感たっぷりなシルバーアクセをオンしてリュクスな雰囲気へと昇華。エッジの効いたシャイニースニーカーが主役エイジレスな魅力を放つファッショニスタ、グレース・ガネムは、ゼブラ柄のTシャツ × マキシ丈スカートに、90年代なムードが溢れるボッテガ・ヴェネタのオービットスニーカーを合わせていました。フレアシルエットの大人っぽいスカートはスポーティなランニングスニーカーで仕上げると今っぽく着こなせそうです。スニーカースタイルもボウタイシャツで大人エレガンススニーカーを大人っぽく履きこなすにはスカートと合わせるのが鉄則とは限りません。ロンドン在住のキャロライン・イッサのように白のスーツに合わせてもok。そして最大のポイントは、インナーに着たボウタイシャツです。スニーカーでカジュアルダウンしつつも、ドット柄のシャツや首元のリボンがとってもラブリーな雰囲気を演出していました。胸元のカットワークが女っぽ♡ 大人のスニーカーコーデ2024年2月、ニューヨークファッションウィークでキャッチした彼女は「女っぽ」を叶えてくれるカットワークが施されたニットトップスをオンすることで、マニッシュなスーツ × スニーカーコーデをちょっぴりセンシュアルにアップデートした様子。右手に上品なクラッチバッグを携えれば、品のよい大人のスニーカーコーデの完成です。大人カジュアルを約束するゴージャスなファーコート最後は使い勝手のよいブルーデニムにコンバースのアイコンスニーカー、オールスターを合わせた彼女。子供っぽく見えないのは、スリムなデニムにきちんと感のあるブラックシャツをインナーに仕込んでコーデを引き締めたから。仕上げにゴージャスなファーコートを羽織ればイイ女っぽさもプラスできます。子供っぽくなりがちなスニーカーコーデは、スカートを合わせたり、肌見せを演出したり、ワントーンで着こなしたりすることで大人っぽくも女っぽくも昇華できます。ぜひ上級者のコーデを参考にトライしてみてはいかがでしょう。Senior Writer:H_aco
2024年03月07日カジュアルはもちろん、歩き回る日の少しきちんとしたシーンにも履けるスニーカーはやっぱり万能。一年中スニーカーを履いている筆者が、大人世代に向けたスニーカーコーデを紹介します。細身で女性らしい着こなしにもマッチ!©桐生奈奈子今期は、『adidas Originals』の「サンバ」を履いているオシャレさんが目立ちます。他のスニーカーと比べると細身のデザインで、きれいめコーデにも合わせやすいのが魅力的。履いてみると、ブラウンのソールが効いていて落ち着いた印象に。三本ラインの入った「サンバ」よりも白の面積が広くなることで、クリーンな印象で履きこなせるのではないでしょうか。ブルーの鮮やかなマークも春夏シーズンに合わせやすそうです。スエード素材が入っているので柔らかな雰囲気もあり、きれいめコーデになじんでくれました。adidas「SAMBA OG」©桐生奈奈子三本ラインの入ったデザインをよく見かけますが、こちらの「SAMBA OG」は三本ラインが真っ白になっていて、タグのブルーが他より少し鮮やかで爽やかなムード。クラシックな雰囲気を加速してくれるスエードのT字トゥは健在です。土踏まずをホールドしてくれるような履き心地が気持ちよく、あちこち歩き回る日にぴったりですよ。ボリューミーなボトムに負けない存在感©桐生奈奈子足元にボリュームが欲しいなと思ったときに手に取るのが、厚底ソールのスニーカー。よくボリュームスカートに合わせています。ジョガーパンツのように、裾が絞られていてヒップにボリュームのあるパンツにもぴったり。愛用している『AUTRY』のスニーカーは、上品な雰囲気にまとまるのもお気に入りポイントです。ソールのカラーが効いていて、淡いベージュコーデが好きな方にもおすすめですよ。AUTRY「MEDALIST」©桐生奈奈子80年代のヴィンテージスニーカーからインスピレーションを受けた、AUTRY(オートリー)の「MEDALIST」モデル。最初からあえて使用感のある風合いに仕上げたベージュ色のソールやシューレースがポイントで、真っ白のスニーカーなのになじみやすさがあります。そんなヴィンテージライクな風合いと、ポッテリと厚みのあるソール、パンチングのトゥや星条旗マークなど、単純に真っ白なだけでなく、デザイン一つひとつが凝っています。程よいバランスで幅広いスタイリングに寄り添う!©桐生奈奈子筆者は、黒やネイビーなどダークトーンのパンツが多いのですが、こちらのスニーカーを合わせるコーデがお気に入り。販売店でも、スラックスと合わせるのをおすすめされましたが、それも納得の馴染みやすさです。Last Resort AB「VM001 Suede LO」©桐生奈奈子こちらのコーデで履いている『Last Resort AB』のスニーカーは、『VANS』のスニーカーが好きな方にもおすすめ。スケートボードを原点としている生い立ち、スエード生地でできている点、ぷくっとしたノーズの部分やボリューム感などが『VANS』に似ていて、シーズンを問わず合わせやすいですよ。クラシックなデザインは、スラックスとの相性が抜群!履いている人が少なめで、周りとかぶりたくない方にもイチオシ。スケーターシューズのためクッション性に優れている点もポイントで、つい手に取ってしまう1足です。お気に入りのスニーカーで春コーデを楽しんで©桐生奈奈子大人世代のスニーカーコーデを紹介しました。どれも合わせやすく、それぞれ魅力のあるスニーカーです。ぜひお気に入りのスニーカーを見つけてみてください!【参考】『adidas』『TOYODA TRADING ONLINE STORE』公式サイト筆者情報桐生奈奈子ファッションやライフスタイルジャンルを執筆するフリーライター。プチプラファッションの人気アイテムを記事化することでWEB記事の影響力を体感。流行がめまぐるしく変わる早さに寂しさを感じ、価格を問わず長く愛用できるものについて発信できるようになりたいと模索中。パンとコーヒーが大好き。Instagram @ happynanako0111文/桐生奈奈子
2024年02月20日スポーツカジュアルは2019年も引き続き人気が高くなっています。それに合わせて主力アイテムのひとつとなっているのがハイカットシューズ。もはやコンバースのハイカットは王道モデルですよね。ですが、ハイカットはロータイプに比べて、お洋服の組み合わせが難しいという意見も少なくありません。そこで今回は、今季らしいハイカットとパンツスタイルの組み合わせポイントをご紹介します。イラスト、文・角侑子【スタイリストの体型カバーテクニック術】vol. 73ガールフレンドデニム × ハイカットボーイフレンドより細く、スキニーより太めの適度な細さが魅力のガールフレンドデニム。着膨れもパツパツ感もないので下半身カバーにぴったりです。とくにハイカットシューズは、足首部分も隠してしまうので脚が太め、短めさんには鬼門とされがちですが、ガールフレンドデニムと組み合わせれば自然とキレイなシルエットが生まれます。ポイントはハイカットよりも1~2cmスキマがあるくらいの足首丈。フルレングスのパンツなら足首がほんの少し見える程度まで裾をロールアップしましょう。冬なのでビビッドな色合いのソックスをチラ見せすると、とてもオシャレな着こなしになります。チノワイド × ハイカットあえてハイカット部分を隠してしまうワイドパンツとの組み合わせも今っぽいコーディネイト。ワイドパンツからほんの少しのぞくハイカットシューズのチラ見えが、ほど良いこなれ感を生み出します。ワイドパンツはできれば、チノ素材ぐらいハリと堅さのある生地がおすすめです。柔らかい生地のワイドパンツは下半身の余計な肉感を拾ってしまうので、足もとはパンプスと合わせてスタイリッシュさを作る必要があります。その点、チノワイドパンツなら程よい硬さがあるので、スニーカーと合わせても問題ありません。ボトムの素材も意識して取り入れてみてくださいね。ブラックスキニー × ハイカットハイカットシューズに似合う定番中の定番コーデが、ブラックカラーのスキニーパンツを合わせたコーディネイト。ブラックスキニーは足のラインを細くシャープに見せる効果があります。それに対し、ハイカットは適度なボリュームがあるので、その対比によってより足が細くキレイに見えるようになります。足がもともと細く華奢な方はより細く、足に自信のない方もロング丈のコートやカーディガンと合わせてヒップラインをカバーすれば足の細見えが実現しますよ! 靴にポイントをおく場合はスニーカーを白に、スタイリッシュに仕上げたいならスニーカーも黒にしてオールワントーンでまとめましょう。楽チンでかわいいコーデを楽しもう!なんといってもスニーカーの魅力は楽チンであること! ヒールに慣れない方はもちろん、ヒールに疲れてしまった方も2019年はスニーカーを際立たせたオシャレを楽しんでみてはいかが? お出かけのシーンによっては必須アイテムとなるスニーカー。お洋服もそれに合うアイテムを1着は揃えて、オシャレの幅をより広げていきましょう。
2019年01月18日