モナコ公国モンテカルロ・バレエ団 2022年日本公演『じゃじゃ馬馴らし』が、11月11日から13日に東京文化会館で上演される。バレエに革新をもたらした〈バレエ・リュス〉の精神を受け継ぎながら、創造的な活動を続けるモンテカルロ・バレエ団。『じゃじゃ馬馴らし』はシェイクスピアによる戯曲が原作で、気難しくて乱暴な妻を夫が「調教」するというあまりに時代錯誤な男女観のため現代では少々タブー視もされているが、今回はスタイリッシュな舞台で世界中を魅了する現代バレエの鬼才、ジャン=クリストフ・マイヨーが新しいアプローチで演出。破壊力バツグンのパワーをもつ若い男女が、互いを認め合い真実の愛を探し当てる究極のラブストーリーに仕立て上げた。出会ってすぐのバトルのように激しいパ・ド・ドゥから、互いに興味をもち理解し合うまで、さまざまな表情を見せていく主役キャタリーナ&ペトルーチオのダンス。脇キャラも個性派ぞろいで、人間味あふれるコミカルかつ独創的なダンスが、緻密に計算され洗練された装置と空間構成の中で隙無く展開されていく。音楽はドミートリイ・ショスタコーヴィチ。彼は旧ソ連時代にバレエやジャズ組曲を手がけているが、実は膨大な数の映画音楽も作曲していた。そしてここぞという場面では、ジャズの名曲「二人でお茶を」をカバーした「タヒチ・トロット」が使用される。また、本公演では18歳以下の子どもたちの無料招待を実施。対象総席数は4公演合計で1600席。対象者は公演当日に小学校1年生から18歳以下までの方となる。Photo:Alice Blangero<公演情報>モナコ公国モンテカルロ・バレエ団 2022年日本公演『じゃじゃ馬馴らし』11月11日(金)~13日(日) 東京文化会館ジャン=クリストフ・マイヨー 振付音楽:ドミートリイ・ショスタコーヴィチ※配役はモンテカルロ・バレエ団の方針により、公演当日に発表いたします。※音楽は特別録音による音源を使用します。18歳以下の子どもたち無料招待についての詳細はこちら公演ホームページ:もっと知りたい!「じゃじゃ馬馴らし」(特設ページ):
2022年10月27日ファッション業界を舞台に、シンデレラをベースに繰り広げられるあらたなストーリー⼤和シティー・バレエ(主宰:佐々木三夏)主催、Autumn Concert 2022『ガラスの靴』が2022年10月30日 (日)に大和市文化創造拠点シリウス芸術文化ホール メインホール(神奈川県大和市大和南1丁目8番1号)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ Instagram Twitter(@yamatoballet) YouTube この秋、大和シティー・バレエが贈る全ての女性の夢を詰め込んだ現代版シンデレラ・ストーリー。『美女と野獣』で客席を感動の渦に巻き込んだ振付家・宝満直也が、愛と夢を映像と共に描く世界新作ファンタジック・バレエ。「⼤和シティー・バレエ」は、ダンサー及び様々なジャンルのアーティストを主体に舞台をクリエイトする環境作りと⼈材育成を⽬的に結成されたバレエカンパニーです。その多様な世界観とバラエティーに富んだ作品、⼈気・実⼒共に秀でた国内外で活躍する振付家やダンサーの起⽤で業界でも注⽬を浴びています。⽇本から⻄洋に向けて発信できるプロダクションの構築を⽬指して活動中の若いバレエ団です 。2020年の12月には、新進気鋭の振付家、宝満直也の世界新作である「美女と野獣」を開演し、大好評を博しました。【あらすじ】人気ブティック「L’atelier de Gabriella」で働く美しい少女、エラ。彼女はブティックの オーナー・ガブリエラに引き取られ、孤児院からここへとやってきた。類まれなるデザインの才能があるエラは、いつか自分のブランドを持つことを夢みていた。いまこの店で扱う服は全てエラがデザインしたものだったが、ガブリエラはその事実を隠し続けてきた。ある日、ブティックにグランメゾンのコレクションパーティーの招待状が届く。しかし ガブリエラは、エラがパーティーに参加することを許さなかった。一人ブティックに残されたエラ。悲しみに暮れていると、一人の貴婦人がやってきた。ブティックにある服が全てエラのデザインであることを見抜いた貴婦人は、エラを不思議な空間に招き入れた。そこには色とりどりの世界中の生地が置いてあるアトリエだった。「エラ、あなたのとっておきのデザインを描いてごらん」貴婦人に言われるままエラがデザインを描くとそれが瞬く間に、素敵なドレスへと姿を変えた。そのドレスを纏ったエラはパーティーへと急ぐ。そこでエラが出会ったのは、今をときめくスーパーモデルの青年だった。似たような境遇にいた二人は、自然と惹かれ合う。しかし、思いもよらぬ未来が彼らを待ち構えていた...撮影: Bernard Languillier振付家プロフィール振付家:宝満直也2008年、新国立劇場バレエ研修所に入所し研鑽を積んだのち2010年、新国立劇場バレエ団に入団する。古典作品のレパートリーに出演しながら、コンテンポラリー作品では、ソリストとして抜擢されデュオやソロなどの重要なパートを踊る。自身も振付活動に、注力しており新国立劇場の振付家育成公演では、多数振付を発表している。オン☆ステージ新聞 新人振付家ベスト1 選出。2015年には新国立劇場バレエ研修所に作品を提供している。2017年退団後には、NBAバレエ団にて「海賊」「白鳥の湖」などの全幕バレエに振付助手として振付をしている。「今回の"ガラスの靴"は『シンデレラ』をベースに、全く違うストーリー仕立てになっています。デザインの才能に恵まれたエラが、『人々に自分の創り出したもので彩り、幸せになってもらいたい』という夢に向かって色々な障害を乗り越えていきます。ファッション界という、私たちにとって身近なシチュエーションと、ファンタジーな映像を織り交ぜながら表現していきます」脚本家:鍵和田昇放送作家、脚本家。担当番組「大人のヨーロッパ街歩き」が、優良放送番組推進会議において「会議が選ぶ2017年度の番組」、「旅番組」部門をW受賞。脚本を担当した「ねぶたのない夏」では、公益社団法人映像文化製作者連盟主催「映文連アワード2021」において「コーポレート・コミュニケーション部門 部門優秀賞」を受賞した。これまでに世界各地で500軒以上のワイナリーを歴訪。ワイン関連雑誌への寄稿や国内レストランのワインセレクトも行い、2022年にはパリソムリエ協会名誉会員に叙任された。Forbes Japanオフィシャルコラムニストを務めるほか、競馬の新たな魅力を発信するために国内外で精力的に取材を行っている。主演プロフィール秋山瑛(Akira Akiyama)7歳よりバレエをはじめる。東京バレエ学校を経て、リスボンの国立コンセルヴァトワールに留学。イタリアのカンパーニャ・バレット・クラシコに入団。2016年1月東京バレエ団入団。主演作品「くるみ割り人形」「ドン・キホーテ」「ジゼル」「海賊」ジョン・クランコ版「ロミオとジュリエット」、金森穣新作初演「かぐや姫」子どものためのバレエ「眠れる森の美女」「ドン・キホーテ」【出演作品】バランシン振付「セレナーデ」ロシアンガール、ロビンス振付「インザナイト」、「騎兵隊の休息」パドドゥ、「タリスマン」パドドゥ、「白鳥の湖」パドカトル、四羽の白鳥、ナポリソリスト、「ラ・シルフィード」エフィ、「海賊」オダリスク等秋元康臣(Yasuomi Akimoto)3歳よりバレエを始める。2000年、12歳でボリショイ・バレエ学校に留学。06年に18歳で同校を卒業した。 05年モスクワ国際バレエコンクールでファイナリスト、06年タンツオリンプ第3位。14年ペルミ国際バレエコンクール"アラベスク"で銀賞を受賞。国内のカンパニーを経て、チェリャビンスク・バレエに入団。プリシパルとして活躍。15年夏、東京バレエ入団。スタッフプロフィール、コメント舞台美術:長峰麻貴舞台美術家。東京生まれ福岡育ち。武蔵野美術大学大学院修了後、劇団四季に所属、その後ネオダダの 風倉匠氏の助手を経て独立。空間を主体としたデザイン・アート活動を行う。学生時代 は、堀尾幸男氏、高田一郎氏、小竹信節氏に師事。劇団四季では舞台監督部に所属、ライオンキングの本番を700回以上まわす。伊藤熹朔賞新人賞、奨励賞受賞。主な舞台美術作品は「おばけりんご」(橋下昭博演出)「遠くから見ていたのに見えな い」(白神ももこ演出)「メンドゥルサッコンの渦巻」(巻上公一演出)、「冒険者たち〜JOURNEY TO THE WEST〜」(長塚圭史演出)「さいごの1つ前」(松井周演出)など。テアトリカルイデア代表。ひょうげんのあそびば主催。武蔵野美術大学、玉川大学 非常勤講師。「今回の演目はシンデレラをファッション業界に置き換えるというとっても斬新、ポップでアグレッシブな作品です。服をつくる上で欠かせない、糸や布のダンスも出てくるようで、その演出プランを聞いたとき、一本の糸が連なり重なりひとつの大きな空間になっていくような場が創れないかと考えました。糸の揺らぎやもつれが交錯する人間関係や感情にもみえたり、シンプルだからこそ、捉え方は観客のみなさまがそれぞれに、自由にいろんな世界を観て描いて感じていただけたらと思います。一本の糸が紡ぎ出す現代版シンデレラの時空間をみなさまの想像力でお楽しみいただけたら幸いです」プロデューサー兼デザイナー:佐々木三夏山路瑠美子に師事。全国舞踊コンクール/第1位。《文部大臣奨励賞》《日本バレエ協会/優秀賞》受賞。《コレオグラファーズコンクール/最優秀ダンサー賞》受賞。「くるみ割り人形」「白鳥の湖」「ジゼル」「コッペリア」「バヤデルカ」その他数多くの古典作品の主役を踊る。全国舞踊コンクール 指導者大賞、全国舞踊コンクール 指導者賞、青少年のためのバレエコンクール優秀指導者賞、バレエコンペティション21 指導者賞、全国鎌倉コンクール 指導者賞、NBA全国舞踊コンクール 指導者賞を受賞。「1幕は振付家・宝満直也がインスパイアされた カンディンスキーの絵画からその遊び心、色使いを衣装のモチーフにとりいれ、2幕のファッションショーや社交場のシーンでは、主役のエラ以外黒がベースのドレスになっています。エラだけが突き抜けて華やかな色のドレスですが、人と違っている事が問題にはならず、周りも開放されてゆきます」【「大和シティー・バレエ」について】「大和シティー・バレエ」は、ダンサー及び様々なジャンルのアーティストを主体に舞台をクリエイトする環境作りと人材育成を目的に結成された若いバレエカンパニーです。付属のバレエ学校である「佐々木三夏バレエアカデミー(SBA)」からは、ハンブルグバレエ団の菅井円加、モーリス・ベジャール・バレエ団の大貫真幹を始め、海外で活躍中のダンサーを沢山輩出しています。バレエ、コンテンポラリーダンスが西洋からのものである以上、才能ある若いダンサー達が海外に憧れ目指すのは自然な中、日本にバレエが伝わった100年あまり、日本から西洋に向けて発信できるプロダクションを構築して行きたいという思いで活動しています。撮影: Bernard Languillier公演概要大和シティー・バレエAutumn Concert 2022『ガラスの靴』公演日時:2022年10月30日 (日)16:30開場/17:30開演会場:やまと芸術文化ホール メインホール(神奈川県大和市大和南1丁目8番1号)■出演者エラ:秋山瑛スターモデル:秋元康臣ガブリエラ夫人:ブラウリオ・アルバレスプロデューサー:高岸直樹グランメゾンオーナー:川島麻実子オーナーのSP:伊藤龍平本岡直也ジャーナリスト:八幡顕光姉妹:萩原ゆうき田中杏奈コットン:野久保奈央デニム:河村美来ベルベット:古尾谷莉奈シルク:川島麻実子中村春奈 盆子原美奈マテリアル:橋元結花京峰舞太田弓恵窪田夏朋橋本侑佳細井佑季志村実李佐々木梨音朝井美菜満中村安里4カップル:伊藤龍平生方隆之介大塚卓本岡直也河村美来古尾谷莉奈盆子原美奈中村春奈パパラッチ:池ヶ谷奏安藤沙綾窪田夏朋杉本真耶室屋しおり飯島大河招待客:金田優香京峰舞橋元結花太田弓恵細井佑季橋本侑佳佐々木梨音中村安里若手女優:野久保奈央■スタッフプロデューサー:佐々木三夏舞台監督:(株)フェイカーズ美術:長峰麻貴照明:前田文彦((有)ハロ)音響:中村蓉子(koenji-studio)映像制作:メディアフロント・ジャパン(株)林裕人((株)オフィスビーフラット)アナウンス:渡辺典子写真:大洞博靖・Bernard LanguillierPR制作:木原丹制作:今村佳奈、山本陽子みどりの森ソリューションズ衣装:吉倉節子、秦智美、小野りかソライロヤ、Chacott DesignM、SBA衣装部ヘアメイクチーフ:中山夏子協力:資生堂ビューティークリエーション研究センター宣伝美術:ABEKINO DESIGN宣伝イラスト:マエダユウキプログラム:(株)P栄文舎後援:大和市、大和市教育員会、YCBクラブ、SBA母の会■チケット料金S席 6,600円、A席 5,500円、B席 4.400円、C席 3,300円(全席指定・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年10月05日あなたはファッションにまつわる失敗をしたことはありませんか? 「場違いなファッションをしてしまった!」「ファッションのせいで目立ってしまった…!」など恥ずかしい思いをしたことがある方は少なくないのでは? 今回は、実際にあった体験エピソードをご紹介します!バレエ鑑賞で…何年も前の話になります。バレエダンサーが地元で1番大きなホールで踊るというので、当時小学校低学年の娘を連れて行きました。1席15000円で子ども料金はなく痛い出費でしたが、バレエを習っていたのでワクワクしながら行きました。しかし会場に着くと、私たちのファッションはめちゃめちゃ浮いていたのです…。持っている服の中で最上級のファッションをしていったつもりなのに周りはみんなドレッシー。完全に間違いました。(笑)(女性/会社員)礼服を持っていなかった私は…父親には事前に指摘されて止められたのですが、今考えると父親は正しかったと思うことがあります。昔、近所の友達のお母さんのお通夜で、カジュアルなワンピースを着て参列してしまいました。その時は学生だったので礼服を持っておらず、黒だからいいと思っていたのですが…。法事用ではなかったので、大人になった今だから恥ずかしいと思います…。(女性/会社員)TPOに合わせた服装に迷ってしまう方は少なくないでしょう。失敗しない服選びを心掛けたいですね。※こちらはクラウドソーシングサイトにて実際にユーザーから募集したエピソードをもとに記事化しています。"
2022年09月06日バレエ「ドラゴンクエスト」のスペシャルダイジェスト版が、兵庫県立淡路島公園内ニジゲンノモリで2022年10月1日(土)に開催される。バレエ「ドラゴンクエスト」とは?国民的人気ゲーム「ドラゴンクエスト」を題材に、これまでのバレエの概念を覆す全く新しい作品として1995年に制作されたバレエ「ドラゴンクエスト」。すぎやまこういちが手がける壮大な音楽とゲームの世界観さながらの迫力あるステージは、世界でも類を見ないエンターテインメント・バレエとして、幅広い観客を魅了してきた。一夜限りの上演を実現今回そんなバレエ「ドラゴンクエスト」が、自然豊かな兵庫県立淡路島公園内ニジゲンノモリの特設野外ステージに初登場。パリの世界最大級の日本文化の祭典「ジャパンエキスポ」でも披露された特別版を、コンパクトに凝縮したスペシャルダイジェスト版が、一夜限りの特別なステージで上演される。豪華トークショーもまた上演前には、「ドラゴンクエスト」シリーズの生みの親 である 堀井雄二とバレエ「ドラゴンクエスト」演出の鈴木稔によるトークショー「ドラゴンクエスト アイランド スペシャルトークショウ」も合わせて開催。入場料は無料となっており、整理券は当日12時より配布される。【詳細】バレエ「ドラゴンクエスト」in ニジゲンノモリ日時:2022年10月1日(土)18:30~20:00(開場18:00)場所:ニジゲンノモリ『ドラゴンクエスト アイランド大魔王ゾーマとはじまりの島』アトラクションエリア前 大芝生広場 特設ステージ住所:兵庫県淡路市楠本 2425-2入場料:無料※当日12:00より、入場整理券を配布。内容:・ 第1部「ドラゴンクエスト アイランド スペシャルトークショウ」出演者:MC 椿 彩奈ゲスト:堀井雄二、鈴木 稔・第2部バレエ「ドラゴンクエスト」スペシャルダイジェスト版音楽:すぎやまこういち演出・振付:鈴木稔舞台美術・衣裳:ディック・バード台本:河内連太(堀井雄二原作による)出演:スターダンサーズ・バレエ団・内容は現時点のもので、変更となる場合あり。・本ステージは、文化庁による〈令和4年度戦略的芸術文化創造推進事業「日本発バレエによるインパクト創出事業」〉により開催。・天候により中止となる可能性あり。
2022年09月05日バレエ・アーティスト 緑間 玲貴のバレエ公演『トコイリヤ RYOKI to AI vol.10』は沖縄復帰50周年の記念公演を日本橋公会堂(東京都・中央区)で開催。また10回目の記念公演としてプログラムは日替わりで、新作バレエ「御佩劍」と「10回記念スペシャルプログラム」を上演。チケットは本日8月27日(土)に発売!トコイリヤ vol.10 イメージ(C) Triple three LLC.【沖縄復帰50周年記念と緑間 玲貴舞踊生活35周年記念】本公演は、沖縄復帰50周年記念と緑間玲貴舞踊生活35周年を記念した「沖縄と日本をつなぎ、未来と世界へ翔る「御佩劍」公演」の一環で、新国立劇場 小劇場(東京)、那覇文化芸術劇場 なはーと(沖縄)、国立能楽堂(東京)、日本橋公会堂(東京)計4ヶ所の公演開催企画の一環となる。「祈り」をテーマに舞踊創作を続ける緑間玲貴のトコイリヤの世界が今時勢に平和を問う。「トコイリヤ vol.10」公演フライヤーデザイン表(C) Triple three LLC.「トコイリヤ vol.10」公演フライヤーデザイン裏(C) Triple three LLC.【2つの特別プログラム】vol.10と名打つ本公演は10回目の記念公演です。本企画公演は2015年に始動し、2022年10月22日(土)に通算17回目の公演となります。これを記念すると共に、これまで支えてくださったお客様に感謝の気持ちを込めた公演として、2日間それぞれ別のプログラムを上演致します。20日公演のチケットを購入すると、22日公演がついてくる「2日間通し券」等、全日程を通して観られるお得なチケットも販売予定です。【御佩劍 10月20日(木)公演】10月20日(木)19時公演は、緑間玲貴舞踊生活35周年記念作品のバレエ「御佩劍」(みはかし)を上演。本作は古事記の「ヤマトタケル伝説」を題材に西洋のバレエを軸に古事記・能楽・琉球文化の要素を融合取り入れた日本版バレエ作品となっている。さらに、沖縄本土復帰50周年の節目を記念して本年2月、6月と公演を重ねており、新国立劇場 小劇場での初演から、那覇文化芸術劇場の大劇場版、そして6月には国立能楽堂において能楽堂特別演出版を発表し、場に合わせて異なった表現方法を用い、作品を生まれ変わらせる様子は、常に観客を驚かせている。【10回記念スペシャル公演 10月22日(土)公演】10月22日(土)14時公演は、10回記念の特別なプログラムです。公式ファンクラブと公式メルマガ会員を対象に、過去に上演した作品から【もう一度観たい作品】アンケートを実施し、獲得票の多い順に演目を決定する記念企画となっている。初演から10周年を迎える「ルミエール・ドゥ・レスト」や、「四方拝」、「RE BORN「再生」-Bolero-」などトコイリヤの代表作がラインナップする。プログラムは下記の通り。【10月22日(土)「10回記念スペシャル公演」プログラム】演出・振付:緑間 玲貴(※作品は上杉真由振付)第1部「ルミエール・ドゥ・レスト -東方からの光-」「清明」※第2部「往年のバレリーナ ノリコ」「ラ・シルフィード」第3部「四方拝」「道」「samsara」※「I suz U」「RE BORN「再生」-Bolero-」「清明」舞台写真(C) Triple three LLC.【トコイリヤについて】バレエ・アーティスト緑間 玲貴の踊りに対する世界観を反映させる「トコイリヤ」。本公演が掲げる目的は、バレエを基として世界中のあらゆる舞踊ジャンルに共通する「眞・善・美・愛」という「美学」を研究、哲学し、総合芸術としての新しい舞踊アイデンティティを創造し、沖縄から日本国内外に向けて発信すること。踊りの根源を深く追求し、母国の風土に根差したバレエを目指して創作活動を続けている。「RE BORN「再生」-Bolero-」舞台写真(C) Triple three LLC.【公演概要】バレエ・アーティスト 緑間 玲貴 東京公演「トコイリヤ RYOKI to AI vol.10」1日目 2022年10月20日(木) 18時開場 19時開演プログラム:バレエ「御佩劍」2日目 2022年10月22日(土) 13時開場 14時開演プログラム:「10回記念 スペシャルプログラム」◇劇場:日本橋公会堂 (東京都中央区日本橋)◇チケット(全席指定・税込) 一般販売:2022年8月27日(土)10:00AMより「2日間通し券」※20日公演の料金で、22日公演を鑑賞できるお得なチケットです。特別席:25,000円/S席:15,000円/A席:10,000円「1日券」10月20日(木)公演 S席:18,000円/A席:11,000円10月22日(土)公演 S席:18,000円/A席:11,000円販売窓口 : トコイリヤ公式WEB プレイガイド : イープラス、チケットぴあ、楽天チケット、カンフェティ 他公演情報ページ: トコイリヤ公式WEBサイト 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年08月27日いま、多くの才能あるバレエ・ダンサーたちが海外で活躍する中で、ひときわ注目される兄弟がいる。英国ロイヤル・バレエ団でファースト・ソリストとして活躍するアクリ瑠嘉と、その弟で米国のヒューストン・バレエのデミ・ソリスト、アクリ士門。彼らが初めて、二人揃ってのインタビューに応えた。コロナ禍で約2年間、直接会うことのなかった二人だが、「兄はいまでも僕の憧れ」と弟の士門。兄の瑠嘉は「テレビで見た熊川哲也さんに憧れて、家のリビングで二人で踊っていましたね」と懐かしそうに目を細める。両親が営むバレエ教室で幼い頃からバレエに親しんだ兄弟。瑠嘉がローザンヌ国際バレエコンクールでチャンスを掴み、熊川が学んだ英国ロイヤル・バレエ学校に留学すると、3学年下の士門は「言葉は必要なかった。帰国のたびに成長している兄を見て、僕も同じ道を目指すように」と振り返る。瑠嘉がロイヤル・バレエ団に入団した数カ月後、兄の背中を追うように、士門はロイヤル・バレエ学校へ。「ロンドンに兄がいたのは本当に心強かった。バレエ団に兄がいると皆に自慢できましたし(笑)!最終学年では何度かバレエ団の公演に出演させてもらう貴重な経験も」(士門)。「そう、『ロミオとジュリエット』では同じ舞台に立ちました。僕がキャピュレット家、弟がモンタギュー側の役。嬉しかったですね。舞台上の二人が一緒に写ったレアな写真もあるんです」(瑠嘉)。卒業後、士門は兄とは別の道を選び、米国のタルサ・バレエに入団。「僕はこのバレエ団で地道に上を目指していく方が合っている、タルサバレエ団では一年目から沢山良い役をもらえました。大きなカンパニーではなかなかできないことです。」(士門)。4年後の2020年にはより規模の大きいヒューストン・バレエに移籍し、次々と新たな役柄に挑戦している。「いい役を踊ったり昇進したり、彼はいま、本当に頑張っていて、僕も嬉しく思います。いつか日本の舞台で二人で踊りたい!」という瑠嘉。これからも常に弟の目標でありたいとも明かした。ヒューストン・バレエはこの秋、『白鳥の湖』を携え、初の日本公演を行う。士門は「このウェルチ版は男性の活躍の場が多いヴァージョン。僕もソリストの役を練習しています!」と目を輝かせた。ヒューストン・バレエ『白鳥の湖』は10月29日(土)、30日(日)、東京文化会館にて。チケットは発売中。取材:加藤智子
2022年08月05日新国立劇場による、夏休み恒例の「こどものためのバレエ劇場」がまもなく開幕する。今年の演目は、2010年から2014年まで同劇場の舞踊芸術監督を務めた世界的振付家、デヴィッド・ビントレーの人気作『ペンギン・カフェ』だ。舞台を牽引するペンギン役を日替わりで踊る、新国立劇場バレエ団ファースト・ソリストの池田理沙子、ファースト・アーティストの広瀬碧に話を聞いた。今回、初めてこの役に取り組む池田は、「その在り方次第で、作品の重みが左右される重要な役。しっかりメッセージを伝えられるよう、舞台をつくっていきたい」と意欲的。今年1月に続いて二度目の挑戦となる広瀬も「この役を踊るうえで大事にしていることをしっかりやりたい」と前向きだ。本作は1988年、ペンギン・カフェ・オーケストラの音楽に触発されたビントリーが、英国ロイヤル・バレエ団で創作。新国立劇場では2010年にレパートリー入りし、大人の観客たちを楽しませてきた。作品のシンボルともいえる可愛らしいペンギンがいざなうのは、ユニークな被りものやメイクの動物たちが繰り広げる、色とりどりのダンスの世界。皆、絶滅危惧種の動物たちだ。「私たちは絶滅危惧種や環境問題について目を背けがち。この作品には、そのことをちゃんと見て、変えていこうよというメッセージがこめられている」と話す広瀬。伝わるかどうか──ペンギンが担う役割は大きい。「最初のシーンで、愛されるキャラクターになれるかどうかが重要だと思っています」。二人が演じるのは、動物園や水族館にいるペンギンではなく、19世紀半ば、人間の乱獲により絶滅した原初のペンギン、オオウミガラス。ラストシーンでは、嵐の中、箱舟に乗り込んだ動物たちを寂しげに見送る姿が胸を打つ。が、ビントリーの語り口に重々しさはない。「後半のカーニバルの場面は、ペンギン以外の動物が全員集合して、最高潮に盛り上がります。こどもたちもきっと喜んでくれるはず!」(池田)、「40分間のほとんどすべてが楽しい気持ちに!」(広瀬)と語り合う二人も実に楽しげだ。「それでいて、心に響くものがある」と広瀬。池田も「人間による環境破壊はむしろ加速している。この舞台が、意識を変えて、行動に繋げていくきっかけの一つになってくれたらと思います」と思いを明かした。公演は7月27日(水)から31日(日)まで、新国立劇場オペラパレスにて。チケットは発売中。文:加藤智子
2022年07月20日怪談4作品「牡丹燈籠」「雪女」「耳なし芳一」「死神」さらにネオクラシック作品「百華繚乱」を上演⼤和シティー・バレエ(主宰:佐々木三夏)主催、Yamato City Ballet夏季公演2022『想像×創造vol.3』〜続・怪談〜が2022年8月14日 (日)にやまと芸術文化ホール メインホール(神奈川県大和市大和南1丁目8番1号)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ Twitter(@yamatoballet) YouTube 〜あの怪談話が4人の振付師によってバレエ作品に生まれ変わる〜2020年8月14日「Summer concert 2020 想像×想像」で上映された日本の怪談話を元にした4作品が、2022年夏に異なる振付師によって全く別の作品に生まれ変わります。さらに、草間華奈振付によるネオクラシック作品(新作)「百華繚乱」が加わり、華やかな世界が繰り広げられます。日本の若手振付家に発表の場所を提供したいと願う佐々木三夏プロデューサーに、選ばれし振付家5名が繰り広げる多彩な日本の美を味わう一夜をぜひお楽しみください。総合プロデューサーは、佐々⽊三夏。佐々⽊三夏バレエアカデミー(SBA)からは、ハンブルグバレエ団の菅井円加、モーリス・ベジャール・バレエ団の大貫真幹を始め、海外で活躍中のダンサーを沢山輩出しています。⼤和シティー・バレエ(YCB)が設⽴されたのは、「⼤和市⽂化創造拠点シリウス」が開設された2016 年秋。2019年から本格的に始動を開始しました。<本公演リハーサル動画><2020年公演の様子>【佐々木三夏プロフィール】佐々木三夏山路瑠美子に師事。全国舞踊コンクール/第1位。《文部大臣奨励賞》《日本バレエ協会/優秀賞》受賞。《コレオグラファーズコンクール/最優秀ダンサー賞》受賞。「くるみ割り人形」「白鳥の湖」「ジゼル」「コッペリア」「バヤデルカ」その他数多くの古典作品の主役を踊る。全国舞踊コンクール 指導者大賞、全国舞踊コンクール 指導者賞、青少年のためのバレエコンクール優秀指導者賞、バレエコンペティション21 指導者賞、全国鎌倉コンクール 指導者賞、NBA全国舞踊コンクール 指導者賞を受賞。「西洋の物語を、西洋のダンサーが踊るのはごく自然に感じるように、日本の物語を日本人の振り付けで日本人が演じる事で、ビジュアルだけでなく湿度、質感、心象風景を感じられる作品を模索したいと思っています。もちろん良い作品に国境はないので、日本の物語に固執する必要はないのかも知れないとは思いますが、「怪談」は現時点で大和シティー・バレエが目指すクリエーションの入り口として選んだ題材です。今後は、大和から世界へ発信していけるような公演をクリエイトしていけたらと思っています」【⼤和シティー・バレエについて】「⼤和シティー・バレエ」は、ダンサー及び様々なジャンルのアーティストを主体に舞台をクリエイトする環境作りと⼈材育成を⽬的に結成されたバレエカンパニーです。その多様な世界観とバラエティーに富んだ作品、⼈気・実⼒共に秀でた国内外で活躍する振付家やダンサーの起⽤で業界でも注⽬を浴びています。⽇本から⻄洋に向けて発信できるプロダクションの構築を⽬指して活動中の若いバレエ団です。プログラム◆第一部:百華繚乱曲:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ振付:草間華奈.◆第二部:続・怪談「牡丹燈籠」振付:櫛田祥光「雪女」振付:池上直子「耳なし芳一」振付:福田紘也「死神」振付:竹内春美作品紹介◆第一部《百華繚乱》振付/草間華奈咲き誇れ、華やかに解き放て、ありのままに一人ひとりの個性才能が咲き乱れる今この瞬間にしか生まれない身体表現による色とりどりの輝き生きている喜び明るく優しい時を心に大輪の花束をバッハの旋律に合わせ、ダンサー、一人ひとりの個性と才能が咲き乱れる、第一部を飾るにふさわしい華やかなネオクラシック作品。今この瞬間にしか生まれない身体表現による色とりどりの輝きが、生きている喜びや明るく優しい心を表現。パンデミックや戦争など暗いニュースが多い昨今に、観ている人の心にまるで大輪の花束が咲くような心躍る作品。ローザンヌ国際バレエコンクールで優勝し、現在ハンブルグ・バレエ団プリンシパルの菅井円加(佐々木三夏バレエアカデミー卒業生)や、新国立劇場バレエ団のスターダンサーなど豪華なゲスト陣の共演も見どころのひとつ。キャスト菅井円加 中村春奈 盆子原美奈 古尾谷莉奈萩原ゆうき 河村美来 細井佑季 橋本侑佳 刀祢平美咲窪田夏朋 福田圭吾 渡邊峻郁 牧村直紀 渡邊拓朗 玉川貴博 田中杏奈 志村実李 佐々木梨音草間華奈プロフィール草間華奈東京シティ・バレエ団所属東京シティ・バレエ団付属バレエ学校本部教師/豊洲教室教師洗足学園音楽大学バレエコース講師バレエ団公演に出演、創作作品発表、ミストレスを務める数多くのスタジオにて指導、コンクール上位入賞者を育てている振付家として創作作品を発表、他、バレエ雑誌やメーカーモデル、TV、イベントなど多数出演、ドラマダンスシーンの監督補佐を務めるなど活動の幅を広げている【略歴】長野バレエ団でバレエを始め、倉島照代に師事関東国際高等学校演劇科にてジャズ、タップ、日本舞踊、声楽、台詞など学び後藤早智子に師事卒業後、石井清子バレエ研究所石井清子に師事2003年、東京シティバレエ団入団埼玉全国舞踊コンクール2017創作部門第3位 埼玉県舞踊協会賞・埼玉県芸術文化祭実行委員会会長賞受賞ほか、数々のクラシック部門、創作部門コンクールで入選、入賞、奨励賞を受賞◆第二部《牡丹燈籠》振付/櫛田祥光新三郎とお米は、お互いに深く愛し合い将来を約束した仲。夕暮れの中、愛を確かめ合う二人。夜の帷が落ちると、何処からともなく鈴の音が近づいてくる。新三郎が音のする方を振り向くと、灯籠を手に持つ美しい女性(お露)が練り歩いている。新三郎は妖艶に躍るお露の姿に一瞬にして心を射止められ、お露に触れようとする。お米にはその女は見えないが不吉な予感がして、新三郎を必死に止める。怨念と共に男を虜にする悪女・お露、お露に心奪われ理性を失ってゆく新三郎、そして新三郎を守ろうとするも心乱され、正気を保てないお米。そして…。「断ち切る事のできない悲しき負の連鎖」をテーマに、幽霊の怖さだけではなく、人間の怖さや、業の深さを怪談として表現する作品。ほぼ全曲オリジナルの楽曲が戦慄を与え、切ないほどに怖い、怖いほどに切ない作品。キャスト木村優里 木下嘉人池ヶ谷奏 八幡顕光安藤沙綾 中込萌 島田莉沙 古尾谷莉奈 橋本侑佳田中杏奈 室屋しおり 杉本真耶櫛田祥光プロフィール櫛田祥光2007〜2012年日本初劇場専属のダンスカンパニーNoismに所属。2013年Dance company Lastaを創立。以後23作品を発表。NPDF2015 (チェコ)International Dance Festival-Competition コレオグラフィー部門第1位 最優秀賞、第49回埼玉全国舞踊コンクール 創作舞踊部門 第1位など、他受賞歴多数。2015,16年Seoul International Choreography Festival ファイナリスト。また、韓国の釜山国際舞踊祭へも招聘されている。近年の活動としては、2017年、横浜、岡山、高知への国内3都市ツアー公演を成功させる。同年8月、全国合同バレエの夕べ四国支部への振付。2018年7月 Noism2へゲスト振付家として招かれる。同年9月 東日本大震災被災地復興支援チャリティー公演として「火の鳥」を総合演出。2019年、TPAMにて「白昼夢」を2020年には「ナラク」を発表。2021年にはKAAT神奈川芸術劇場〈大スタジオ〉にて「奈落」を発表し、2022年3月には奈落の舞台作品を再編集し映像作品として渋谷のユーロライブにて2DAY映画館上映。さらには、奈落の写真集の出版や企業とのタイアップなど新しい挑戦を続けている。《雪女》振付/池上直子チラチラと降る雪は儚く、儚くも死が突然やってきて、恋も儚く終わる…。見つめられると同時に男を凍らせる「雪女」が、どうしても凍らせられなかった相手。「この事は、誰にも話してはならない。もしあなたが誰かに話したら、私はあなたの命を凍らせます」そう言い残して去る。ひらひらと雪が舞う一年後、「おゆき」と名乗る雪女と男は再会する。まるで導かれるかの如く互いに惹かれ合う二人。だが、幸せな時間は長くは続かない。男が約束を破った時、「おゆき」は愛する相手にどのような振る舞いをするのか。「儚さ」をテーマに、純粋な男女の恋心の機微を、繊細かつドラマチックに描き上げる作品。キャスト本島美和 渡邊峻郁萩原ゆうき 河村美来 窪田夏朋 細井佑季金粋璃 広田紗彩 原彩葉池上直子プロフィール池上直子振付・演出家ダンスカンパニーDanceMarché主宰モダンダンスを本間祥公クラシックバレエを高木俊徳に師事。日本大学芸術学部卒業モダンダンスからコンテンポラリー、バレエまで、国内外の振付家の作品を踊る。2016年文化庁在外研修員としてドイツレーゲンスブルク歌劇場ダンスカンパニーに研修。翌年同カンパニーの芸術監督森優貴振付「Macbeth」で、レディーマクベスを踊る。2010年ダンスカンパニーDance Marchéを旗揚げ。和物から洋物まで物語性豊かな題材を、心情の変化を丁寧にえがきスピーディーな展開と演出で注目を集めている。代表作品は「Carmen」「ジョルジュサンドの手紙」「牡丹灯篭」「ファントム」など 。2019・2021年度オン・ステージ新聞若手振付家ベスト1。《耳なし芳一》振付/福田紘也芳一は、才能あふれる盲目の琵琶法師。神話に登場する「とある神」に守られている芳一にとって、琵琶を奏でることが彼の生きる喜びそのものだ。亡霊たちもその秀でた才能に魅せられ、芳一に弾き語りを迫る。芳一は亡霊たちの意のままになり、毎晩夜通し琵琶を弾き続けて憔悴していく。その様子を不思議に思った住職は、ある日その理由を突き止め、芳一の全身に写経をする。亡霊たちは透明になった芳一を見つけられず、芳一の代わりに琵琶を奪う。芳一は何より大切な琵琶を奪われたことに、ある一つの選択をする。生きとし生けるもの全てが一度は迫られる究極の「取捨選択」をテーマに、和のエッセンスを取り入れた平本正宏氏のオリジナル楽曲と共に、その心情を迫力のあるダンスで描く渾身の作品。キャスト五月女遥 宇賀大将福田圭吾 渡邊拓朗 小野寺雄 福田紘也福田紘也プロフィール1990年ケイ★バレエスタジオに入所。バレエを始める。2007年ドイツ・マンハイム芸術大学に留学2009年ドイツ・マンハイム芸術大学卒業。カイザー・スラウテン歌劇場に入団。バレエ団において主要な役を踊る。2012年新国立劇場バレエに入団2014年2014/2015シーズンよりファーストアーティストに昇格2016年新国立劇場”Dance to the Future 2016 Autumn ”にて振付家としてデビュー以降、日本バレエ協会、Yamato City Ballet、新国立劇場などで作品を発表し続ける。新国立劇場バレエ団では「不思議の国のアリス(ウィールドン)」公爵夫人、「白鳥の湖(P.ライト)」チャルダッシュ、「ドン・キホーテ」ロレンツォなどキャラクターの強い役などを演じる。《死神》振付/竹内春美業に振り回される人間の末路やその教訓を、面白おかしく魅せる落語「死神」この「死神」にインスパイアされ、落語特有の言葉ありきの面白さを、ノンバーバルな舞踊ならではの新解釈に挑んだ作品。「長患いをしている病人の、足元か枕元どっちかに死神が必ず一人ついている。いいか、足元にいる間はこれをはがせば病人が治る、しかしもう枕元に座るようになったらだめだよ、決して手をつけちゃいけねぇ。こりゃァ寿命が尽きているんだから…ようく覚えておきなよ。死神を病人から剥がすのは、呪文をとなえるんだ」(落語「死神」より)この「死神」に、とある落語家十三が出会い…。主演に俳優の渡部豪太を起用することで、舞踊家にはないエッセンスが、作品に更なる奥深さとリアリティを加える。独自のムーブメントを、迫真の演技で踊る演者たちに託し、ユーモアと怖さのバランス巧みに楽しくもゾクっとさせる作品。キャスト渡部豪太小出顕太郎 盆子原美奈安藤沙綾 池ヶ谷奏 中込萌 窪田夏朋 萩原ゆうき 島田莉沙細井佑季 河村美来 古尾谷莉奈 刀祢平美咲田中杏奈 杉本真耶宮崎ニ悠子竹内春美プロフィール竹内春美12歳よりクラシックバレエを学ぶ。2003−2005年、オーストラリア・ナショナルシアターバレエスクール留学。在学中コンテンポラリーダンスと出会う。2010年、文化庁新進芸術家海外研修制度により、ドイツ・ヘッセン州立劇場ヴィースバーデンバレエ/トス・タンツカンパニー(芸術監督:シュテファン・トス)に派遣され、ダンサーとして1年研修。2012-2019年、ドイツ・レーゲンスブルク劇場ダンスカンパニー(芸術監督:森優貴)にソリストとして所属。日本帰国後、コンテンポラリーダンサーとしてのキャリアを基盤に創作活動を開始し、現在振付家・ダンサー・講師として活動中。2021年より大和シティー・バレエレジデンシャル・コレオグラファー。※出演者は、変更・追加になる場合がございます。「死神」リハーサルより「死神」リハーサルより「死神」リハーサルより公演概要Yamato City Ballet夏季公演2022『想像×創造vol.3』〜続・怪談〜公演日時:2022年8月14日 (日)16:30開場/17:30開演会場:やまと芸術文化ホール メインホール(神奈川県大和市大和南1丁目8番1号)■出演者【ゲスト出演】本島美和、木村優里、五月女遥、菅井円加、中村春奈、盆子原美奈、池ヶ谷奏、安藤沙綾、渡部豪太、福田圭吾、八幡顕光、渡邊峻郁、小出顕太郎、木下嘉人、牧村直紀、宇賀大将、渡邊拓朗、小野寺雄、玉川貴博【大和シティー・バレエ】古尾谷莉奈、萩原ゆうき、河村美来、細井佑季、橋本侑佳、窪田夏朋、刀祢平美咲、中込萌、島田莉沙【大和シティー・バレエ アプレンティス】朝井美菜満、佐々木梨音、志村実李、杉本真耶、田中杏奈、室屋しおり【佐々木三夏バレエアカデミー】金粋璃、宮崎二悠子、広田紗彩、原彩葉■スタッフプロデューサー:佐々木三夏舞台監督:篠塚裕太((株)フェイカーズ)照明: 前田文彦((有)ハロ)音響:中村蓉子(koenji-studio)映像制作:林裕人((株)オフィスビーフラット)作曲:平本正宏アナウンス: 渡辺典子PR制作: 木原丹制作:今村佳奈、山本陽子、ステラルクス、みどりの森ソリューションズ衣装:吉倉節子、秦智美、小野りか、大滝宏美、仲村祐紀子、ソライロヤ、Chacott、Design M、SBA衣装部、ヘアメイクチーフ: 中山夏子協力:資生堂ビューティークリエーション研究センター後援:大和市、大和市教育委員会、YCBクラブ、SBA母の会■チケット料金S席:6,600円A席:5,500円B席:4,400円C席:3,300円(全席指定・税込)◆4歳未満のご入場は出来ません。未就学児でも1名につき1席必要となります。お膝の上でのご観覧もできません。◆車椅子席について・・座席数の都合上、車椅子でご観覧頂くことが出来ません。ご観覧時にお席への移動が可能なお客様は、通路側などのお席をご用意致します。5月15日までに、別途、バレエ団へお電話にてお問合せ願います。◆演目や、キャスティングが変更になる場合がございます(表記の公演内容などは現在の予定です)。演目やキャスティング変更によるチケットの払い戻しはお受けできません。窓口販売:やまと芸術文化ホールチケットデスク※インターネット購入はございません。窓口の方のご案内をご覧下さい。所在地:〒242-0021 神奈川県大和市中央2丁目3-10 大和中央ハイツ1F代表: 佐々木 三夏URL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年07月13日草刈民代が芸術監督を務める「キエフ・バレエ支援チャリティーBALLET GALA in TOKYO」が7月5日昭和女子大学人見記念講堂(東京・三軒茶屋)で開催される。そして、現在、国内外で活躍する日本人ダンサーが集結する本チャリティー公演の配信が決定した。バレエファン注目の舞台には、キエフ・バレエのプリンシパルダンサーとともに、世界中のバレエ団でプリンシパルとして活躍しているヒューストン・バレエの加治屋百合子、スウェーデン王立バレエの佐々晴香、英国ロイヤル・バレエの平野亮一をはじめ、日本人ダンサーたちが登場。古典と現代バレエの巨匠作品(ローラン・プティ、マーサ・グラハム他)を披露、夏夜を彩るバレエガラ公演が誕生する。現在も続く深刻なウクライナ危機下、自由な芸術活動が閉ざされた状況にあるキエフ・バレエ。日本のバレエ界と深い親交のある同バレエ団のこうした苦境を鑑み、日本のバレエダンサー、バレエ関係者、そして企業・大学支援によるチャリティー公演として実現に至った。「今回はキエフ・バレエからアンナ・ムロムツェワさんとニキータ・スハルコフさんが出演します。そして、その二人に心を寄せて踊ってくださる皆さんは、これからの日本のバレエを背負っていく方々です。彼らの日々の経験が10年後20年後の日本のバレエの土台になっていくはずです。みなさん、大変積極的にこのチャリティー公演のことを考えてくださっています。キエフ・バレエの支援とともに、平和な世界を目指すために私達ができることは何なのかを考えつつ、お客様、関わってくださっているすべての方々が、芸術の存在意義を実感できる公演を目指します」と公演の意義を語る草刈民代。本公演には約1800名が無料招待され、来場者に5000円以上の寄付が募られる。全額がキエフ・バレエに寄付され、将来のキエフ・バレエの新作バレエ制作等の芸術活動に使用される。今夏、平和への願いとともに、ウクライナと日本のバレエの未来を示す舞台が誕生する。◆「キエフ・バレエ支援チャリティーBALLET GALA in TOKYO」公演配信視聴チケットについて◇配信:ローチケLIVE STREAMING◇チケット購入URL: ◇販売期間:2022年7月1日(金)12時~7月11日(月)20時迄◇視聴可能期間:2022年7月5日(火)18時30分~7月11日(月)23時59分◇料金・視聴チケット:2000円(税込)※本配信チケットの売上は、キエフ・バレエに寄付させていただきます。◆公演公式HP: ◆配信上演作品『デューク・エリントン・バレエ』より The Opener(振付:ローラン・プティ)『薔薇の精』『海賊』より グラン・パ・ド・ドゥ『Deep Song』(振付:マーサ・グラハム)『ノートルダム・ド・パリ』より パ・ド・ドゥ(振付:ローラン・プティ)『ジゼル』より アダージョ『二羽の鳩』(振付:フレデリック・アシュトン)より『祈り』(アメリカン・バレエ・シアター版『コッペリア』より)『森の詩』他※本公演の上演作品の中で、配信を行わない作品がございます。ご了承願います。※上演作品、出演者は変更となる場合がございます。◆出演アンナ・ムロムツェワ(キエフ・バレエ)佐久間奈緒(元バーミンガム・ロイヤル・バレエ)加治屋百合子(ヒューストン・バレエ)青山季可(牧阿佐美バレヱ団)佐々晴香(スウェーデン王立バレエ)佐藤碧(マーサ・グラハム・ダンス・カンパニー)芝本梨花子(デンマーク王立バレエ)中野伶美(シビウ劇場バレエ)他ニキータ・スハルコフ(キエフ・バレエ)平野亮一(ロイヤル・バレエ)厚地康雄(元バーミンガム・ロイヤル・バレエ)菊地研(牧阿佐美バレヱ団)猿橋賢(イングリッシュ・ナショナル・バレエ)福田昂平(元ノヴォシビルスク・バレエ)水井駿介(牧阿佐美バレヱ団)二山治雄他[公演概要]◆特別協賛株式会社タイカ、クレアシオン・ホールディングス株式会社、中央精版印刷株式会社、Tri-Wall LIMITED、Momentrium Inc. 、楽天モバイル株式会社◆協賛株式会社アートネイチャー、株式会社 LIC、株式会社西鶴、滝久雄(ぐるなび創業者)、チャコット株式会社、株式会社浜作、株式会社久泰、NEOTERIC、ブレイスビー株式会社、株式会社リアルメディア、リーチフェイス株式会社◆後援学校法人昭和女子大学◆芸術監督:草刈民代◆指揮:井田勝大◆管弦楽:シアター オーケストラ トーキョー◆振付・指導:折原美樹、小林十市、中村恩恵、田中祐子、山本康介(クラス)◆衣装提供:丸山敬太、チャコット株式会社、アメリカン・バレエ・シアター◆Special Thanks:オレクシー・バクラン(ウクライナ国立歌劇場 指揮者)、蛭崎あゆみ(新国立劇場バレエ団 ピアニスト)、 名嘉地圭(通訳)、鈴木功(通訳)、浅草バレエスタジオ、NBAバレエ団、福見果林(リハーサル・アシスタント)◆主催:キエフ・バレエ支援チャリティーBALLET GALA 実行委員会、RENAISSANCE CLASSICS◆後援:学校法人昭和女子大学◆協力:ローソンチケット、ディスクガレージ、テーク・ワン◆企画制作:RENAISSANCE CLASSICS、パシフィック・コンサート・マネジメント 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年07月01日コンクール、ワークショップ、コンサートなどの開催を手掛ける、一般社団法人 日本国際バレエ協会(所在地:神奈川県川崎市)は、日本国際バレエフェスティバルを、2022年8月8日(月)~2022年8月19日(金)に開催します。このフェスティバルは『学びと経験』を重視し、20日間にわたる充実のプログラムです。バレエを志す方々は、海外の一流指導者による指導により成長が得られるのはもちろん、世界で活躍するダンサーたちと同じ舞台を踏むチャンスがあります。留学スカラシップも多数。一般の方も入場可能で、一流の舞台芸術を間近でご覧いただけます。フェスティバル詳細: 日本国際バレエフェスティバル2022【日本国際バレエフェスティバルについて】このフェスティバルは、数々の有名バレエ学校より審査員、講師を迎え、多くの留学生の輩出、優秀なバレエダンサーの育成に貢献しています。奈良県で16年間の開催実績がある「バレエワークショップin奈良」と「バレエコンペティションin奈良」を引き継ぎ、2019年からは、神奈川県に開催場所を移し「日本国際バレエフェスティバル」となりました。ウラジーミル・マラーホフ氏をはじめとした世界各地のバレエ団・バレエ学校の芸術監督や教師を迎え、より国際的で開かれたコンクール、ワークショップ、ガラコンサートを開催しています。【当フェスティバルの特長】当フェスティバルは、コンクールでレベル達成度を知る、ガラコンサートで一流の舞台を学ぶ、ワークショップで確かなものを学ぶ、というバレエとダンス人材のトータルな育成の場であり、他のバレエコンクールには無い特長があります。世界を見据えた次世代のバレエ人材育成のため、単にコンクールを開催するだけでなく、ウラジーミル・マラーホフが出演及び構成・演出を務める舞台(ガラコンサート)にも出演し、一流の舞台の創り方を学ぶ機会としました。◆クラシックバレエ、コンテンポラリーダンス、ジャズダンス、キャラクターダンスという幅広いジャンルで参加可能(それぞれソロ部門、アンサンブル部門あり)◆スカラシップ(海外バレエ学校等からの留学許可、奨学金)多数◆有名バレエ学校の先生方が審査員◆コロナ禍により、ワークショップはオンラインでも参加可能コンクールでレベル達成度を知る<日本国際バレエフェスティバル2022 変更点>(1) 2022年度審査員・講師が決定いたしました。■審査員・講師ウラジーミル・マラーホフ :元ベルリン国立バレエ団 芸術監督ディミトリー・マギトフ :ジョンクランコスクール 主任教師ハンス・フォーゲル :ベルリンインターナショナルダンスアカデミー校長スコット・シュレクサー :ABT付属ジャクリーンケネディオナシススクールフョードル・ムラショフ :ボリス・エイフマン バレエアカデミー教師、マリインスキーバレエ団ダンサーポール・ジュリウス :振付家、ジャパンコンテンポラリーダンスカンパニー芸術監督ユリアナ・ウルオカク :ベルリンインターナショナルダンスアカデミー教師ヤロスラフ・スラヴィツキー:チェコ国立プラハコンセルバトワールバレエ ディレクター友谷 真実 :ミッドマンハッタンパフォーミングアーツ 芸術監督マルガリータ・ドゥシャコワ:キーウ国立バレエ学校 教師カテリーナ・エフチコーワ :キーウ国立バレエ学校 教師(2) スカラシップ先を変更・追加しました。今年度は、新たにチェコ国立プラハコンセルバトワールバレエアカデミーと提携が決定し、フルスカラシップ(長期・短期)が追加になりました。ヌレエフやバリシニコフを育てた高名な指導者アレクサンドル・プーシキンに師事した同校ディレクターのヤロスラフ・スラヴィツキーに審査いただきます。これまでも提携しているジョンクランコスクールより、新たにサマースクールのスカラシップが追加されました。新たにサマースクールのスカラシップ追加(ジョンクランコスクール)(3) ワガノワ国内留学ワークショップについてワガノワ国内留学ワークショップは、ワガノワメソッドの指導に熟達した海外バレエ学校の現役教師を中心に、世界的に活躍するダンサーによるクラシックバレエ、キャラクター、アクチョール、コンテンポラリーなどのレッスンが受けられる珠玉のワークショップです。今年度はワガノワバレエ学校の教師からの指導は受けられませんが、これまでと同様にディミトリー・マギトフ先生、ポール・ジュリウス先生、フョードル・ムラショフ先生には引き続きご担当いただきます。海外のバレエ学校さながらのプログラムが6日間で構成されており、最終日には成果発表コンサートに出演できます。希望者は個人レッスンでヴァリエーション指導を受けるチャンスもあります。※ワガノワオンライン教師コース例年、ワガノワから講師を招き、世界が誇るバレエの指導法~ワガノワ メソッド~の教授法を学ぶ機会を設けていましたが、今年度の開催は見送ります。なお、今年度はロシア国立バレエ学校教師の招聘を見送ります。ワークショップで確かなものを学ぶ【ガラコンサートチケット 7月1日販売予定】コンクール後に開催されるガラコンサートです。世界で活躍するゲストダンサーや過 去の受賞者による素晴らしいパフォーマンスをご覧いただけます。グランドフィナーレでは、コンクール参加者の皆様も世界のスターダンサーと同じ舞台で踊ることができます。コンクールで審査員から選出された方は、コンクール出場作品も踊っていただきます。ガラコンサートで一流の舞台を学ぶ■開催日2022年8月11日(木・祝)■会場カルッツかわさき■開演時間18時(予定)■出演者ウラジーミル・マラーホフ永森 彩乃藤井 彩嘉井関 エレナ小笠原 祥真榊原 百萌奈松本 有加 ほか<世界で活躍するゲストダンサー、世界で活躍する過去の受賞者><今回のコンクール参加者><日本国際バレエコンクール参加者の中から選ばれた、未来のスターダンサーたち>■参加・出演費無料■チケット(税込)一般 2,900円川崎市民割引 2,500円学生 1,500円※枚数に限りがあります。身分証明書のご提示によりお一人様1枚までご購入可能です。入場時に身分証明書のご提示が必要です。■チケット販売方法販売方法、販売開始のお知らせなどは、日本国際バレエフェスティバルのホームページ( ) に後日掲載いたします。【フェスティバル概要】タイトル : 日本国際バレエフェスティバル開催日時 : 2022年8月8日(月)~8月19日(金)会場 : カルッツかわさき、川崎市国際交流センター参加費 : ●コンクール 18,000円~43,000円※動画・写真データ、審査データ(プレはアドバイスシート)を含む。●ワークショップ 86,000円●(S)スカラシップオーディション 10,000円~20,000円→ 詳細ページ: 参加対象年齢 : 5~29歳主催 : 日本国際バレエ協会<お申込み方法>公式サイト : ★エントリー〆切: 2022年6月26日(日)【日本国際バレエ協会について】国内でも世界で通用するバレエダンサーを育成できる環境を整え、バレエ等の舞踏芸術の認知度を高めること、また国内のダンサーが海外で活躍できる場(公演)の機会を作り、バレエ芸術の更なる活性化を図るために、2018年11月設立。日本国際バレエフェスティバルのほか、日本国際バレエカンパニーによる海外公演(カザフスタン他)を行っている。【協会概要】団体名 : 一般社団法人 日本国際バレエ協会代表者 : 代表理事 吉元 祐美設立 : 2018年11月事業内容: 国際的なダンスフェスティバル、国際的な舞台公演、海外バレエ学校・海外バレエ団への留学オーディション・サポート、世界的に活躍するダンサーの育成、世界的に活躍する教師による講習会実施、ワガノワバレエ学校講習会URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月16日⼤ヒットゲームの世界をバレエ化した前代未聞の演⽬『バレエ「ドラゴンクエスト」全2幕』など、斬新でユニークなオリジナルバレエを全世界へ発信するスターダンサーズ・バレエ団。待望の最新公演が9⽉23⽇(⾦・祝)・24⽇(⼟)、東京芸術劇場プレイハウスにて上演されることが決定した。スターダンサーズ・バレエ団はオリジナル作品から、新・古典 / 近現代名作まで“世界レベル”の演⽬レパートリーを誇っているバレエ団。オリジナル作品の『バレエ「ドラゴンクエスト」全2幕』だけではなく、20世紀を代表する世界の巨匠振付家たちによる名作近代バレエの数々も精力的に上演。そのため、⽇本のバレエ団として初演の演⽬や、画期的なプログラムなどが多く、⽇本ではスターダンサーズ・バレエ団だけが上演権を持つ貴重な名作が演⽬レパートリーに名を連ねている。今回の注目は、スターダンサーズ・バレエ団が唯⼀“国内で上演を許されたバレエ団”として初の上演に挑む演⽬『コンサート』。『ウェスト・サイド・ストーリー』をはじめ『王様と私』、『屋根の上のヴァイオリン弾き』等、数々のブロードウェイ・ミュージカルのヒット作品を⽣み出した天才振付家ジェローム・ロビンスが⼿掛けた本作は、ピアノコンサートを舞台に繰り広げられる⼈間模様をコミカルに描いた笑いなしでは観られない “コメディ・バレエ”の傑作と言われている。セリフのないバレエとコメディを⾒事に融合させる、モダンで多弁な振付けとダンサーたちの⾝体能力が、声を出して笑ってしまうような稀有なバレエ空間へと観客を誘う。ほか2演⽬も、この機会に触れたいラインナップ。海外バレエ団でも愛され続け、⻑年上演の絶えないジェローム・ロビンス作品『牧神の午後』は、質朴な⾐裳と舞台に強烈に浮かび上がる男⼥ふたりの⾝体美が至極のひとときを作り出す。『スコッチ・シンフォニー』はアメリカ3⼤バレエ団の1つ「ニューヨーク・シティ・バレエ」創設者かつ、アメリカンバレエの⽣みの親でもある、巨匠振付家ジョージ・バランシンの演目。「⾳符を動きにした」と形容される、バランシンのリズムやメロディを⾃在に駆使したような軽やかなステップが見どころだ。バレエの概念を覆す演⽬が顔を揃えた今回の公演。人間の⾁体が⽣み出し、織りなす”⾄⾼のアート”をこの機会に体験したい。スターダンサーズ・バレエ団公演『The Concert』公演概要◆日時:2022年9月23日(金・祝)・24日(土) 13:15開場 / 14:00開演【※両日13:40~ 総監督小山久美によるプレトークあり】◆会場:東京芸術劇場プレイハウス(各線池袋駅西口より徒歩約2分)◆公演情報: ◆演目紹介(上演順):『スコッチ・シンフォニー』(Scotch Symphony)スコットランドをモチーフに広がる優美で厳かな静と動の世界振付:ジョージ・バランシン / 音楽:F.メンデルスゾーン交響曲第3番”スコットランド” / 演出・振付指導:ベン・ヒューズ『牧神の午後』(Afternoon of a Faun)稽古場で踊る一組の男女。二人が過ごしている時間は現実か、それとも夢なのか振付:ジェローム・ロビンス / 音楽:クロード・ドビュッシー”牧神の午後への前奏曲” / 舞台美術・照明:ジーン・ローゼンタール /演出・振付指導:ベン・ヒューズ / 衣装:アイリーン・シャラフ『コンサート』(The Concert)※国内バレエ団による初演笑い無しには観られない バレエの概念を覆す極上のエンターテインメント振付:ジェローム・ロビンス / 音楽:フレデリック・ショパン / 演出・振付指導:ベン・ヒューズ / ピアノ:小池ちとせ指揮:田中良和 / 管弦楽:テアトロ・ジーリオ・ショウワ・オーケストラ / 舞台監督:森岡肇◆チケット情報:一般発売: 6月16日(木)10:00〜料金: S席9,000円 / A席6,000円 / 学生券2,500円(全席指定・税込)※学生券は25歳までの学生対象(要学生証)。取り扱いはバレエ団のみ。取り扱い:スターダンサーズ・バレエ団( www.sdballet.com() ) / 東京芸術劇場ボックスオフィス( www.geigeki.jp() ) /チケットぴあ( t.pia.jp() )Pコード:512-609
2022年06月16日ロシア国立ノヴォシビルスク劇場第1ソリスト 福田昂平、新国立劇場バレエ団 広瀬碧、東京シティ・バレエ団 森絵里ほかプロダンサーが集結Alaneige主催、『生演奏&バレエコンサート』が2022年8月28日(日)に渋谷区文化総合センター大和田さくらホール(東京都渋谷区)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて6月15日(水)10:00より発売開始です。カンフェティにて6月15日(水)10:00よりチケット発売開始 公式ホームページ Twitter(@salonalaneige) ピアノ管弦楽アンサンブルによる生演奏と国内外で活躍中のプロダンサーが共演する贅沢な約2時間。本格クラシックコンサートでありながら、0歳からの未就学児入場可能!子供から大人までみんなが楽しめるコンサートです。出演には、今期待の芸術性豊かなダンサー達が揃います。 ロシア国立ノヴォシビルスク劇場第1ソリストの福田昂平さんと東京シティ・バレエ団の森絵里さんのダイナミックな「パリの炎」のグランパドドゥや、「眠れる森の美女」のオーロラの結婚には主演に新国立劇場バレエ団の広瀬碧さんと山田悠貴さんを主演に迎え、美しい結婚式を上演します。【プログラム】ピアノ管弦楽アンサンブルによるバレエコンサート《第1部》バレエ小作品集・プロダンサーのレッスン風景・未来のバレエダンサたちの小作品ショパン、オッフェンバック「白鳥の湖」よりパドトロワ・プロダンサーによるグランパドドゥ「パリの炎」《第2部》「眠れる森の美女」~オーロラの結婚~オーロラ姫:広瀬碧デジレ王子:山田悠貴ほか開催概要『生演奏&バレエコンサート』開催日時:2022年8月28日(日)15:30開場/16:00開演会場:渋谷区文化総合センター大和田さくらホール(東京都渋谷区桜丘町23-21)■出演者【第1部】「レッスン風景」皆川朋佳・皆川知宏・天野実和、内村友紀、荘野千尋、水本佳恵、三橋彩也子「パリの炎」グランパドドゥ福田昂平(ロシア国立劇場ノヴォシビルスク劇場第1ソリスト)森絵里(東京シティ・バレエ団・ソリスト)【第2部】オーロラ姫:広瀬碧(新国立劇場バレエ団)デジレ王子:山田悠貴(新国立劇場バレエ団)リラの精:皆川朋佳(フリー・ルルバレエアカデミー)ブルーバード皆川知宏(フリー・ルルバレエアカデミー)フロリナ王女:内村友紀(NBAバレエ団スタジオカンパニー)長靴をはいた猫と白い猫石毛祥太(フリー)、須谷まきこ(NBAバレエ団)ポロネーズ:天野実和、荘野千尋、水本佳恵、三橋彩也子(NBAバレエ団スタジオカンパニー)子役ダンサーほか出演【演奏家】バレエピアニスト:黒田泉ピアノ管弦楽アンサンブルピアニスト:愛知とし子ヴァイオリン:Renaほか■ スタッフ演出振付:内村なつみ、皆川朋佳舞台スタッフ:株式会社パシフィックアートセンター企画制作:株式会社A la neige■ チケット料金前売: 4,000円当日: 4,500円その他: 子ども2,000円、ひざ上抱っこ500円(全席自由・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年06月14日名だたる古典バレエを自身のプロダクションとして生まれ変わらせてきた熊川哲也が、2017年、原作も音楽も存在しない全幕作品に挑み、熊川哲也の最高傑作と名高い「クレオパトラ」。この度、またとない最高のキャスティングで4年ぶりに上演いたします。このほど、タイトルロールの一人である日高世菜(※2)の公演ビジュアルとスポットが解禁となりました(※1)。また3年半ぶりの全幕出演であり、ジュリアス・シーザー役で本作に初登場となる熊川哲也からのメッセージも併せてお届けいたします。(※1)詳細URL: (※2)「高」は、はしごだか。メインビジュアル (C)Toru Hiraiwa絶世の美女の代名詞でありながらいまだ多くの謎に包まれているクレオパトラを、熊川が壮大な史実を紐解きオリジナルのストーリーを構築、全2幕にわたるグランド・バレエに仕立てました。作品の成功を大きく左右する音楽にはカール・ニールセンの楽曲を使用。舞台美術デザインにはメトロポリタン歌劇場やミラノ・スカラ座など世界の一流オペラ劇場の舞台を手がけるダニエル・オストリング。現代的感性が光る前田文子の衣裳。そして、クラシック・バレエの既成概念を大胆な創意で押し広げた熊川の振付。これらすべてが完璧なる融合を果たした、振付家・熊川哲也の最高傑作がこの「クレオパトラ」なのです。■熊川哲也、出演決定!今回の公演では、ジュリアス・シーザー役で熊川哲也の出演も決定し大きな話題に。ギリシャ・ローマの歴史を決定的に変えた政治家であり軍人という役所のシーザーは、クレオパトラの激動の人生におけるキー パーソン。圧巻の存在感を必要とされる役だけに、期待は尽きません。熊川哲也 (C)Toru Hiraiwa<ジュリアス・シーザー役にて初登場!芸術監督/熊川哲也コメント>「クレオパトラ」は、原作も音楽も存在しないところから産み出した、まさに“創作の真骨頂”ともいえる作品であり、私自身にとっても非常に特別なものです。ニールセンの音楽に出会い、演出が降ってきた瞬間から、極めて完璧に近い領域に到達したと感じ得た初日の舞台まで、この作品が誕生するまでの一刻一刻は、非常に満ち足りた時間でした。3度目の上演となる今回は、初演の奇跡を蘇らせてくれるであろう浅川紫織に加え、第二世代ともいえるキャストが揃います。容姿はもとより、バレエの形式美を超えて、各々のありのままの姿が顕になるこのタイトルロールを、彼女たちがいかに創り上げるか、ご期待ください。初演の2017年から5年の時が過ぎ、その間に私も節目を迎える歳となりました。「五十にして天命を知る」といわれますが、有限たる時において自らがすべきこととは何か――。自身の若い頃を振り返ると、ヌレエフと同じバーを握って稽古した日や、当時のスターと一緒に舞台に立った経験は、かけがえのない光景として脳裏に刻まれています。それを思うと、伸び盛りの若手と自分が舞台上で同じ空気を吸うことは、私が思う以上に彼らにとって意味あることであり、バレエに生かされた者として今なすべきことのひとつが“継承”であるという想いから、今回の出演を決断いたしました。この機会を後進のため、存分に生かしたいと思います。熊川哲也 Tetsuya Kumakawa ~芸術監督 Artistic Director of K-BALLET COMPANY~北海道生まれ。1987年、英国ロイヤル・バレエ学校に留学。89年、ローザンヌ国際バレエコンクールで日本人初の金賞受賞。同年、英国ロイヤル・バレエ団に東洋人として初めて入団。91年、史上最年少でソリスト、93年にプリンシパル昇格。99年、K-BALLET COMPANY設立。芸術監督として団を率いるほか、演出・振付家としても才能を発揮し、「白鳥の湖」「くるみ割り人形」など全幕古典作品の演出・再振付や、完全オリジナル全幕作品「クレオパトラ」「蝶々夫人」などの新作を数多く上演。2012年1月、Bunkamuraオーチャードホール芸術監督に就任。2013年、紫綬褒章受章。■クレオパトラ役 ~Kバレエのプリンシパルたち~日高世菜Kバレエ初のプリンシパル入団を果たし熊川に「完璧バレリーナの象徴」と言わしめる日高世菜 Sena Hidaka兵庫県生まれ。2008年同年ロシア国立ワガノワ・バレエ・アカデミーに留学。11年ルーマニア国立バレエ団に入団、14年プリンシパルに昇格。16年アメリカのタルサバレエに移籍、19年プリンシパルに昇格。数々の作品で主演を踊る。21年1月、Kバレエカンパニー初のプリンシパル入団を果たす。飯島望未容姿に反し、強靭な身体の能力が生む野性的な魅力を持つ飯島望未 Nozomi Iijima大阪府生まれ。2008年ヒューストン・バレエに当時最年少の16歳で入団。19年3月、同団のプリンシパルに昇格。21年に帰国し5月にKバレエカンパニー『ドン・キホーテ』にゲストで主演。同年8月プリンシパル・ソリストとして入団。22年3月プリンシパルに昇格。19年、シャネルビューティアンバサダーに就任。浅川紫織初演当時からのキャストとしてこの役の真髄を知り尽くす浅川紫織 Shiori Asakawa長野県生まれ。2001年イングリッシュ・ナショナル・バレエスクールに留学。03年4月、Kバレエカンパニーに入団。2008年12月プリンシパル・ソリスト、14年1月プリンシパルに昇格。18年股関節の深刻な怪我により引退するが、手術が成功し本年6月「カルメン」で4年振りの全幕復帰を予定。■~STORY~紀元前1世紀のエジプト。クレオパトラは父王亡き後、弟のプトレマイオス13世と結婚、共同で王位に就いていた。実権を握っているのはクレオパトラだが、プトレマイオスを擁立する官僚たちにより王朝は二派に分裂、熾烈な権力争いが起こっている。そんな折、ローマではジュリアス・シーザーとポンペイウスの間で内戦が起こり、シーザーが勝利する。弟一派により王座を奪われたクレオパトラは、ローマきっての実力者たるシーザーを味方につけようと画策。その美しさは瞬く間にシーザーの心を奪い、二人は恋に落ちる。一方、シーザーの暗殺を企てたプトレマイオス一派は亡き者にされる。再び王位を手中に収めたクレオパトラは、今や名実共にローマの最高権力者となったシーザーとの間に子をもうけ、まさに幸福の絶頂にある。だが、その幸せは長くは続かなかった。腹心ブルータスらによってシーザーが暗殺されたのだ。遺言により後継者に指名されていたオクタヴィアヌスは、シーザー直属の部下であったアントニウスの存在を警戒し、同盟を強固にするため、妹オクタヴィアと結婚させる。だが、クレオパトラに想いを寄せていたアントニウスは彼女を忘れられずエジプトへと向かう。クレオパトラはアントニウスの愛を受け入れ、ひととき平穏な日々が訪れる。だが、オクタヴィアヌス率いるローマの軍勢がエジプトへと攻め入り……そして、激動の人生を生き抜いたクレオパトラに、最期の時が訪れる――。(C)Hidemi Seto(C)Hidemi Seto(C)Hidemi Seto■熊川哲也 Kバレエカンパニー Autumn Tour 2022 『クレオパトラ』 公演概要【日時】2022年10月26日(水)~30日(日)【会場】Bunkamuraオーチャードホール【チケット料金(税込)】※6/18(土)10:00~ 一般発売開始!!★10/26(水)18:00、10/28(金)14:00、10/29(土)17:30S席¥17,500/A席¥13,000/B席¥10,000/C席¥8,000 A親子席¥17,500学生券¥5,500☆10/27(木)14:00、10/29(土)13:00、10/30(日)13:00S席¥15,000/A席¥11,000/B席¥8,000/C席¥6,000 A親子席¥15,000学生券¥3,500※A親子席 大人1名+子供1名(5歳以上小学6年生以下)(A席エリア)※学生券 中学生以上25歳以下/当日学生証を提示の上引き換え/席位置未定※A親子席・学生券は、TBSチケット、チケットぴあWEBにて取り扱い【チケット販売】TBSチケット、チケットスペース、他【お問い合わせ】チケットスペース:03-3234-9999/ 公式WEBサイト: Instagram : @k_ballet_company_officialTwitter : @kballetofficialFacebook : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月01日キングコングの西野亮廣(41)が手がけた絵本『えんとつ町のプペル』が5月12日、バレエ作品となることが明らかになった。今年1月には東京・新橋演舞場で『プペル〜天明の護美人間〜』として歌舞伎化され、市川海老蔵(44)が主演を務めたことでも記憶に新しい『プペル』。バレエ作品となるのは初めてだが、ある舞台関係者は懸念を抱いているという。「『プペル歌舞伎』は原作の絵本に惚れ込んだ海老蔵さんが自ら西野さんにオファーしたことで実現しました。長女・ぼたんさん(10)と長男・勸玄くん(9)も出演することもあり、注目作になると見込まれていました。さらに原作者の西野さんはオンラインサロンを開催するなど根強い人気を誇っています。歌舞伎ファンだけでなく西野さんファンの集客も期待され、チケット入手は困難になるのではと発表当初は予想されていました」しかし蓋を開けてみると……。「海老蔵さんが出演する新橋演舞場での新春歌舞伎は例年大人気でチケット争奪戦になるほどですが、『プペル歌舞伎』は空席が目立つ日もあったのです。さらに一部の席のチケット料金が値下げされたそうですが、これは売上を少しでも伸ばすためではないか、と見る向きもあります。『プペルバレエ』は満員になるといいのですが……」想定外の結果となった『プペル歌舞伎』。バレエでは汚名返上なるかーー。
2022年05月18日「ここち良さを、あたらしい視点から」をスローガンに掲げるクロシェは、farfalleのアイコニックなバレエシューズとオンラインショップをリニューアルいたします。「もっとここちよく」ファルファーレのバレエシューズがリニューアルレディースアパレルの株式会社クロシェ(代表取締役:沼部 健、本社:神戸市中央区=以下、クロシェ)は、自社のオリジナルバレエシューズブランド【farfalle(ファルファーレ)】の主力商品、「バレエ(エナメル)」のリニューアルを発表いたします。「もっとここちよく」ファルファーレのバレエ(エナメル)を見る : ファルファーレのバレエシューズは愛らしい見た目そのままに、お客さまの声を履き心地に活かしましたお客さまの声①「素足で履いた時に柔らかく」《もっちり》ウレタン素材を裏張りにしたファルファーレのバレエシューズリニューアルポイント①《もっちり》直接足に当たる部分をウレタン貼りにすることで、もっちりと足に吸い付くような感覚になり、足指への負担を軽減しました。お客さまの声②「たくさん歩いてもらくちんな靴を」《ふわふわ》ファルファーレのふわふわインソールを高反発素材に変更リニューアルポイント②《ふわふわ》従来より人気の高かった4㎜の低反発インソールですが、思い切って5㎜の高反発素材に変更しました。これによって足裏にかかる体重をしっかりと吸収し、蹴り出す力をサポートし、たくさん歩いても疲れにくくなりました。※疲れやすさには個人差がございます。お客さまの声③「歩いているときに滑りにくい靴を」《やわらか》滑りにくい本底材を使用したファルファーレの新バレエ(エナメル)柔らかく屈曲性の良い本底材にリニューアルポイント③《やわらか》靴の本底材を滑りにくい素材に変更しました。柔らかく軽い素材だから、返りが良く、足の動きにしっかり付いてきてくれます。靴底にはこっそりファルファーレのロゴを刻印し、見えないところにもこだわりました。お客さまの声④「長く履いても型崩れしにくいかかとを」《しっかり》ファルファーレのヒールは0.7㎝から1㎝に変更することで長く履いても型崩れしにくくなりましたリニューアルポイント④《しっかり》靴ずれ防止に非常に薄いかかと芯を使用しているために起きる踵部分の沈み。沈んだ箇所が地面と擦れて生地部分が削れるとのお声を受け、ヒールを0.7㎝から1㎝に変更しました。型崩れしにくいから、お気に入りの靴を長く履いていただけます。カラーバリエーションはファルファーレの代名詞“Color Party”がコンセプトのファルファーレはリニューアル後も11色がラインナップピンクの靴箱を開けるとカラーパーティのインビテーションがお出迎えするファルファーレ。リニューアルしたバレエエナメルでは、豊富なカラー展開から厳選した人気の11色をセレクトしました。ブラック、ネイビーなどの毎日使いやすいベーシックカラーから、レッドやイエローなどアクセントになるアクセントカラー、グレーやベージュなどのニュアンスカラーまで、選ぶ、そろえる楽しみはそのままラインナップしました。リニューアルしたファルファーレのバレエ(エナメル)についてブランド:farfalle(ファルファーレ)商品名:バレエ(エナメル)価格:10,890円(税込)サイズ展開:8サイズ、33,34,35,36,37,38,39,40(21.5㎝~25㎝相当)ヒール高:1㎝カラー展開:11色、ホワイト、ベージュ、ブラウン、D.ブラウン、イエロー、ネイビー、レッド、ワイン、グレー、D. グレー、ブラックファルファーレ公式オンラインショップも使いやすくリニューアル【ファルファーレ】クイックに在庫が表示されるので欲しい色とサイズがすぐにカートに入れられます靴のリニューアルに合わせて、ファルファーレ公式オンラインショップもリニューアルいたします。今までは商品詳細のページを開くと、カラーを選んで開いてから在庫があるかないかを表示していましたが、欲しい色の写真をクリックするとサイズの在庫がぱっとわかるように。お客さまのストレスフリーなお買い物体験のために進化いたしました。(※上記写真はイメージです)リニューアルしたファルファーレ公式オンラインショップへ : ファルファーレ【バレエ(エナメル)】11色のカラーバリエーションをチェックファルファーレのレッドはときめきカラーファルファーレをまず1足買うならだんぜんブラックファルファーレのホワイトはピュアカラーコーデに変化球のファルファーレイエローオシャレを格上げファルファーレのグレーニュアンスカラーのDグレーファルファーレのワインは大人色優しいベージュのファルファーレDブラウンでオシャレ上級者に万能ネイビーはいつでも味方オシャレ度アップはブラウンスタッフと相談や試着をしながら買える直営店や百貨店催事もおすすめ公式オンラインショップではサイズ選びに不安な方に「ご試着サービス」やチャットでの相談をご用意しています。直営のルクアイーレ店や上記百貨店催事ではスタッフと相談しながらご試着も可能ですので、お客さまのご都合に合わせてご利用ください。◆ファルファーレルクアイーレ店〒530-8558大阪市北区梅田3-1-3 ルクアイーレ2Fイセタンアーバンマーケット内TEL:06-6467-895910:30~20:30ファルファーレのPOPUPや店舗をチェック : 地図 : 原料価格高騰を受けた価格改定のお知らせ昨今の原料価格高騰を受け、ファルファーレの商品も価格を値上げせざるを得ない状況となりました。つきましては、2022年6月15日(水)より以下の通り価格を改定いたします。例・税込 9,790円の商品→ 改定後 税込 10,890円・税込 10,890円の商品 → 税込 12,100円・税込 12,100円の商品 → 税込 13,200円※主に定番商品が対象となります。限定アイテム、ファルファーレクラシカルシリーズ、セールアイテムなど一部対象外の商品がございます。このリリースでお知らせしている「バレエ(エナメル)」は、従来商品よりも質を向上させたリニューアルを行っておりますが、6月15日以降も価格据え置きでの販売となります。お問い合わせ先株式会社クロシェ メール連絡先: press@cloche.jp 株式会社クロシェHP : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年04月22日バレエの魅力を様々な角度から堪能できるイベント「上野の森バレエホリデイ 2022」が4月29日(金・祝)から5月1日(日)まで上野公園にある東京文化会館で記載される。本イベントはバレエを観るだけでなく、聴く、知る、踊る、遊ぶ、買う、作るなど様々な角度から楽しめる恒例の催し。子どもから大人まで楽しめる多彩な企画が特徴で、会場になっている東京文化会館内の様々なエリアが活用される。コロナ禍で一昨年と昨年は一部の企画をオンラインに切り替えて開催されたが、今年は3年ぶりに東京文化会館での開催が実現する。期間中、感染対策を徹底した上で約30のイベントが予定されており、6回目となる今年のテーマは“ロミオとジュリエット”だ。ジョン・クランコ版『ロミオとジュリエット』の上演や、『ロミオとジュリエット』名版ダンサー・クロストーク、様々な『ロミオとジュリエット』を紹介するパネルギャラリーが登場するほか、劇中のバルコニーが大ホールのホワイエに出現。実物の舞台セットの前で記念撮影ができる。また、バレエグッズを扱う店舗が集まる“バレエマルシェ”、プロダンサー&キッズダンサーが登場する“バレエウェア・コレクション2022”、公開レッスン、武蔵野ルネのバレエ似顔絵コーナーなどバラエティ豊かな企画が揃う。さらに「8バレエ団ダンサーズトーク&取材映像上映会」には、日本が誇る8団体を代表するダンサー、荒井成也(井上バレエ団)、真野琴絵(小林紀子バレエ・シアター)、上山榛名(貞松・浜田バレエ団)、塩谷綾菜(スターダンサーズ・バレエ団)、植田穂乃香(東京シティ・バレエ団)、上野水香(東京バレエ団)、法村圭緒(法村友井バレエ団)、水井駿介(牧阿佐美バレヱ団)がクロストークを披露。ダンサーの日々の姿に密着取材した映像も上映される。上野の森バレエホリデイ 20224月29日(金・祝)から5月1日(日)まで東京文化会館(東京都台東区上野公園 5-45)入場料:無料(一部のイベントは有料)
2022年04月20日ディオール(DIOR)の2022年春夏コレクションから、ラインストーンが輝く「ディオール アーティ」バレエフラットシューズが登場。全国のディオールブティックなどで販売される。ラインストーンが輝くバレエシューズスクエアトゥとストラップが特徴の「ディオール アーティ」バレエフラットシューズから、カラフルなラインストーンをあしらった新作が登場。メゾンが大切にし続けているクラフトマンシップの精神にのっとり、イタリアのアトリエにて、何段階もの製造工程を経て作り上げた。1000個から3000個にもおよぶスクエア型のラインストーンは、熟練の職人がひとつひとつ丁寧に手作業でセット。また、ディオールの幸運のシンボル“スター”モチーフをレジンヒールの中央に飾るなど、細部にまでメゾンのこだわりが詰まっている。ビーズ&クリスタルが輝く「レディ ディオール」もディオールのアイコンバッグ「レディ ディオール」にも華やかな意匠の新作がラインナップ。日本で展開されるのは、サテンのボディに「カナージュ」モチーフのビーズを散りばめたスモールサイズバッグだ。ペールゴールドトーンの“D.I.O.R.”チャームにも、ホワイトクリスタルを散りばめ、より煌びやかなムードに仕上げている。ムービーでは、ラインストーンが輝く「レディ ディオール」の新作を紹介。卓越した職人技の数々に注目だ。【詳細】ディオール 新作バッグ&シューズ発売時期:2022年3月中旬販売店舗:全国のディオールブティック、ディオール 公式オンラインブティックアイテム例:・ディオール アーティ バレエフラットシューズ 328,900円・レディ ディオール スムースカーフスキン & サテン 946,000円【問い合わせ】クリスチャン ディオールTEL:0120-02-1947
2022年03月28日バレエ・アーティスト 緑間 玲貴は、新作バレエ「御佩劍」の能楽堂特別演出版を、2022年6月25日(土)に国立能楽堂(東京都渋谷区)にて発表いたします。公演タイトルは『トコイリヤ RYOKI to AI vol.9』です。バレエ「御佩劍」国立能楽堂 特別演出版 イメージバレエ「御佩劍(みはかし)」は、緑間 玲貴の舞踊生活35周年記念作品として制作。今夏、国立能楽堂で上演される特別演出版は、ヤマトタケルの剣伝説を、バレエと能楽を融合させる目線から捉え直した長編バレエとなっております。演出には琉球文化や古事記などのエッセンスもふんだんに取り入れた日本版バレエです。倭建命(ヤマトタケル)役 緑間 玲貴(バレエ)と天叢雲剣(アメノムラクモノツルギ)役 渡久地 真理子(バレエ)【緑間 玲貴コメント】トコイリヤ公演プロジェクトが掲げるミッションのひとつは、バレエを基として世界中のあらゆる舞踊ジャンルに共通する「眞・善・美・愛」という「美学」を研究し、総合芸術としての新しい舞踊アイデンティティを創造し、沖縄から日本国内外に向けて発信することです。本作「御佩劍」(みはかし)は、琉球文化「おもろさうし」(秘儀古謡)の音楽性と大和文化「能楽」の舞踊スタイルなど、日本国内の出自の異なる文化の要素を織り混ぜ、「バレエ」という型でまとめ上げています。どちらもバレエと同じように500年から600年の歴史を持ち、我が国が育んだ表現手段です。この度、既発表作品「御佩劍」の特別演出版を能楽の殿堂「国立能楽堂」において上演いたしますが、出演者とスタッフ一丸となり、能楽の深淵な世界に学び、尊敬を込めて作品の別の一面をお届けできることを嬉しく思います。バレエダンサーが国立能楽堂の舞台に立つことも、稀なことでありますが、既に劇場で作品をご覧になった方は、同じ作品の別表現スタイルをご覧になることでしょうし、はじめてご覧いただく方も我が国が持つ表現スタイルの多様性に驚かれると思います。皆様のご来場を、国立能楽堂でお待ちしています。倭比賣命(ヤマトヒメ)役 関 直美(シテ方 宝生流 能楽師)【新作バレエ「御佩劍」について】「御佩劍」(みはかし)は全10章のバレエ作品で、古事記の「ヤマトタケル伝説」をベースに、「分断か、調和か」というテーマを掲げ、現代社会を風刺しつつ、現代に生きる人々の「今」を問う。音楽の一部には沖縄文化の成り立ちを知る上で希少な国内第一級史料であり、琉球最古の文学【おもろさうし】を起用しました。独自研究により、新たな創造物として蘇らせるとともに、現在では全く別の文化であると知覚されている琉球文化と大和文化が一つの大きな共栄圏の中の二つの文化であるとの気づきを想起させ、共同体としての平和と、一方で多様性からの平和も感じさせられるような仕上がりになっています。倭建命(ヤマトタケル)役 緑間 玲貴(バレエ)と弟橘比賣命(オトタチバナヒメ)役 前田 奈美甫(バレエ)【緑間 玲貴 舞踊生活35周年記念公演】本公演は、緑間 玲貴舞踊生活35周年を記念した「沖縄と日本をつなぎ、未来と世界へ翔る「御佩劍」公演ツアー」の一つで、新国立劇場 小劇場(東京)、那覇文化芸術劇場 なはーと(沖縄)、国立能楽堂(東京)、日本橋公会堂(東京)計4ヶ所の公演開催企画の一環。【出演者】倭建命(ヤマトタケル) :緑間 玲貴弟橘比賣命(オトタチバナヒメ) :前田 奈美甫倭比賣命(ヤマトヒメ) :関 直美(シテ方 宝生流 能楽師)自然主(シゼンノヌシ) :柳元 美香山の化身(ヤマノケシン) :上杉 真由天叢雲剣(アメノムラクモノツルギ):渡久地 真理子自然達(シゼンタチ) :吉原 詞子 金城 凪香【公演概要】日時 :2022年6月25日(土) 18:00開演予定公演名 :バレエ・アーティスト 緑間 玲貴 東京公演「トコイリヤ RYOKI to AI vol.9」バレエ「御佩劍」国立能楽堂 特別演出版劇場 :国立能楽堂(東京都渋谷区)演出・振付:緑間 玲貴音楽制作 :YURAI/緑間 玲貴衣裳 :下田 絢子主催 :一般社団法人 トコイリヤ・ソサエティー協力 :伝統の橋がかり/緑間バレエスタジオ/株式会社Artist Support【公演情報ページ】トコイリヤ公式WEBサイト( )■チケット全席指定・税込特別席:30,000円S席 :18,000円A席 :10,000円◎緑間 玲貴ファンクラブ先行予約:2022年3月19日(土)10:00AM◎一般販売:2022年4月24日(日)10:00AM販売窓口:トコイリヤ公式WEBサイト( )プレイガイド:イープラス 他※本公演は、政府および東京都が定める新型コロナウイルス感染症対策の方針に従って、公演の準備を行っております。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月16日クルン トウキョウ(kurun TOKYO)から新作バレエシューズ「ジゼル(Giselle)」が登場。2022年2月23日(水)から3月1日(火)まで、東京・伊勢丹新宿店で開催する期間限定ショップで先行発売され、以降ジェイアール京都伊勢丹、仙台三越、日本橋三越本店の限定ショップほかで発売される。“一日中疲れない”クルン トウキョウのバレエシューズに新作クルン トウキョウは、メイドインジャパンにこだわったバレエシューズブランド。東京・浅草の職人が1点1点ハンドメイドで仕上げており、片足約100gという“究極の軽さ”と「ペタンコなのに一日中履いても疲れない」履き心地のよさで話題に。これまでは、オンラインストアを中心に展開してきたが、ブランド3周年を祝して、全国百貨店で期間限定ショップを開催する。スクエア・トゥのバレエシューズ「ジゼル」会場では、クルン トウキョウ待望の新モデルとなる、スクエア・トゥのバレエシューズ「ジゼル」が発売される。「ジゼル」は、クルン トウキョウ定番シューズのラウンド・トゥバレエシューズ、ポインテッド・トゥバレエシューズを融合させた“いいとこどり”のアイテム。ラウンド・トゥの柔らかな履き心地、ポインテッド・トゥならではのすっきりとしたシルエットを両立しており、都会的な着こなしを楽しめる。カラーは、定番のブラック、軽やかなシャンパンゴールド、きらめくシルバーの3色を用意。フォイル(箔)を使用したこだわりのデザインで、華やかな足元を演出してくれる。サイズは、21.5cm〜26.5cmとバリエーション豊富な展開。高品質でありながら、1つ15,000円~という手ごろなプライスも魅力的で、複数色“大人買い”するのもおすすめだ。【詳細】クルン トウキョウ「ジゼル(Giselle)」15,180円サイズ:21.5cm〜26.5cmカラー:Hシャンパンゴールド、Hシルバー、Hブラック取り扱い店舗:クルン トウキョウ期間限定ショップ(伊勢丹新宿店、ジェイアール京都伊勢丹、仙台三越、日本橋三越本店)、クルン トウキョウ公式オンラインショップ※公式オンラインサイトでは3月23日(水)~発売予定。<クルン トウキョウ期間限定ショップスケジュール>■〈東京〉伊勢丹新宿店 本館 2階婦人靴開催日時:2022年2月23日(水)〜3月1日(火)■〈京都〉ジェイアール京都伊勢丹 3階 ザ・ステージ#3開催日時:2022年3月2日(水)~8日(火)■〈仙台〉仙台三越 定禅寺通り館2階イベントスペース開催日時:2022年3月9日(水)〜3月15日(火)■〈東京〉日本橋三越本店 本館3階婦人靴開催日時:2022年3月16日(水)〜3月22日(火)
2022年02月12日新国立劇場バレエ団の公演「吉田都セレクション」がまもなく開幕する。同団の珠玉のレパートリー、ビントレー振付『アラジン』、プティ振付『こうもり』の名場面とともに、バレエ団のダンサーが振付けた作品も登場、カンパニーの多彩な魅力が楽しめる特別な機会となる。どんな作品が登場するのか、自作を披露する木村優里、木下嘉人に、オンラインで話を聞いた。「まさかもう一度上演できるとは!」と明かすのは、バレエ『コッペリア』に着想した『Coppelia Spiritoso』を振り付けた木村。今回の公演では、昨年11月の公演「DANCE to the Future: 2021 Selection」で発表された作品の中から、ファン投票によって選ばれた3作品が上演される。自作が選ばれたことに、「感謝の気持ちでいっぱいです」と笑顔の木村。作品について、「モチーフは、バレエ『コッペリア』に出てくる人形。砂時計の砂が全て落ちて命が尽きるその時まで、人形は与えられた使命を果たす、というアイデアです。最後には、人形がまた次の人形を作り、同じことが繰り返されることをほのめかす──少し怖い感じもあるんです」。自身と木村優子が踊る、女性二人の愛らしくシュールなデュエットは、随所にドキッとさせられるようなユーモアが光り、人気を得た。いっぽう、2作品が選出された木下は、「異なる世界観をもつ2作品です。よりブラッシュアップしたものを観ていただきたい」と意気込む。ジアッチーノの情感溢れる音楽で紡ぐのは、『人魚姫』。「もともとこの音楽で創りたいという思いがあり、人魚姫の物語がパッと結びついた」という。米沢唯、渡邊峻郁による繊細かつ抒情的なデュエットは、ドラマ性の豊かさが大きな魅力。木下のもう1つの作品、小野絢子、福岡雄大、五月女遥と木下自身が踊る『Passacaglia』は、バロック時代の作曲家、ビーバーによる静謐な弦の音と2組のカップルが美しく響き合う、抽象的な作品だ。欧州のカンパニーに在籍していた時に振付に挑戦するようになったという木下は、「振付は難しいが、出来上がった時の喜びは大きい」と熱く語る。木村も、「その作業と工程の多さに驚きました。一日中そのことばかり考えて眠れないことも。今回も、お客さまにより楽しんでいただけるよう頑張ります」と意欲を見せた。公演は2月19日(土)~23日(水・祝)、新国立劇場オペラパレスにて。チケットは発売中。文:加藤智子
2022年02月07日東京バレエ団が2022年2月、ブルメイステル版『白鳥の湖』を上演する。18日と20日の公演でオデット/オディールを踊るのは、世界にもその名を轟かすバレエ団のトッププリマにして、この役を当たり役のひとつとし続けてきた上野水香。バレエ団で全幕を踊るのは今回が“最後”となる上野に、役の解釈やブルメイステル版の見どころから、2021年秋にミュージカル初挑戦を果たした『ドン・ジュアン』での手応えまで、幅広く聞いた。「ブルメイステル版の黒鳥は、上から目線な感じです(笑)」――『白鳥の湖』は、バレエを観たことがなくても知っている、古典バレエの代名詞のような作品です。水香さんご自身は初めて踊られる前、どんなイメージを持っていましたか?『白鳥の湖』とか『眠れる森の美女』というのはやはり、バレエを習っていたら絶対に踊りたい作品ですよね。私も子どもの頃からずっと憧れていて、あの羽と冠を着けたいけれどお家にはなかったから、白いお花を着けて白鳥気分を味わったりしていました(笑)。だから19歳か20歳の頃だったかな、初めて全幕で踊れた時は本当に嬉しかったです。――白鳥オデットと黒鳥オディールをひとりのダンサーが演じ分けることで知られる作品ですが、それぞれの役をどのように解釈していらっしゃるのでしょう。オデットは、魔法で白鳥に姿を変えられてしまっても希望を忘れない、儚さと強さを併せ持った女性。完全に鳥として見せるやり方もあると思いますが、王子が恋に落ちるわけですから、やっぱり人間のはずなんですよね。鳥にしか見えない瞬間と人間にしか見えない瞬間がミックスされた、奥行きのあるオデットが私の理想です。東京バレエ団『白鳥の湖』より撮影:Kiyonori Hasegawa東京バレエ団『白鳥の湖』より撮影:Kiyonori Hasegawaオディールで大事にしているのは、悪の象徴であるロットバルトの娘だということ。お父さんに言われたから王子を誘惑しているだけで、本人が悪い子かどうかは分からないと思うんです。ただやはり、王子がどんどん自分に惹かれているのを見て楽しくなってはいるはずだから、いかめしい顔ではなく楽しそうに演じるようにしています。若い時は、ただニコニコしてるだけみたいになっちゃってましたけど(笑)、笑顔の中に含みを持たせたりといったことが、だんだんできるようになった気がしますね。――今回上演されるのはブルメイステル版ですが、そうした役の解釈に違いはありますか?解釈自体は変わらないですが、オディールの表現には少し違いがありますね。通常のバージョンでは、オディールはロットバルトとふたりだけで王子を騙さないといけないから、引き寄せておいて突き放してみたり、といった表現が必要になります。でもブルメイステル版では、舞踏会の会場にいる人たちはみんなロットバルトの配下という設定。全員で押し寄せるように王子に迫っていくから、オディールの表現はシンプルでいいんです。みんなの中にスッと立っているだけで、「あなた私に惹かれるでしょ?当たり前よ」みたいな、上から目線な感じです(笑)。――ブルメイステル版でのパートナーは、2016年の初演以来、ずっと柄本弾さんですね。弾くんとは、2015年の『眠れる森の美女』からもう長く組んでいます。一緒に積み上げてきたものが誰よりも多いパートナーで、私の癖も全部分かってくれている、とてもありがたい存在ですね。特につい最近『海賊』で組んだ時は、非常に通い合うものがあって、これが積み上げてきた良さだなって。元々鋭い感性を持っていて呑み込みも速いダンサーですが、30代に入って芸術家として目覚める段階に入った今『白鳥』を踊ることは、彼にとってもエモーショナルな部分を磨くいい機会になると思います。二人でドラマを運ぶ作品ですから、今まで以上に相手を感じながら演じられるよう、リハーサルではディスカッションを重ねたいですね。「違うジャンルに挑戦することで、バレエに貢献していきたい」――そんな『白鳥の湖』に東京バレエ団で主演されるのは、今回が最後になるそうですね。現行のバレエ団の定年制度だと、私が定年を迎えるまでに「白鳥」を上演するのは今回が最後というだけで、最後にすると私が決めたわけではないんですよ。自分の中では、「白鳥」はこれからも深めていきたい作品。ただ先のことは分からないですし、私は今までもずっと、毎回「明日死んでもいい」くらいの気持ちで踊ってきました。その気持ちは今回も変わらないですし、これがもし自分で決めた最後だったとしても、いつもと同じようにすべてを懸けるだけだと思います。――「明日死んでもいい」というほどの強い思いは、一体どこから来るのでしょう?日本のバレエ公演って、本番が1回とか2回きりということが多いじゃないですか。本番に向けて練習して練習して、やっと辿り着いたと思ったら翌日にはもう終わってる(笑)。この間初めてミュージカルに出演して、32回も本番があるというのを体験した時、感覚がだいぶ違うなと改めて思いましたね。32回あるのに、明日死んだらやっぱりまずいですから(笑)。――ミュージカル『ドン・ジュアン』を経験したご感想、ぜひ詳しくお聞かせください!色々な出会いや発見があって、すごく勉強になりました。バレエ団って、普段からの仲間がその流れで舞台をやるものだけど、ミュージカルはその舞台のために集まった人たちが、その時だけ“カンパニー”になって一緒に作っていく。終わったらどうなるか分からない中でその舞台に懸ける気迫と、32回もあっても1回1回を大切にしようとする強い思いに圧倒されました。それと、声の表現ってお客様にこんなにもダイレクトに響くものなんだ!というのも発見でしたね。ミュージカル『ドン・ジュアン』より、アンダルシアの美女を演じる上野水香撮影:平野祥恵バレエは言葉がないから想像力が必要になるけれど、ミュージカルには台詞と歌詞があって、ストーリーに入りやすいからより手軽に楽しめる。私は今回声を出さない役でしたが、共演の皆さんの歌声には私自身、引き込まれるものがありました。特に春野寿美礼さんは、歌声が素晴らしいのはもちろん、佇んでいるだけで魅せることができる、すごいアーティストだと思いましたね。――では今後は、水香さんも台詞や歌のある舞台に挑戦していきたいと…?それは全然、やれる気がしないです(笑)。実はちえちゃん(柚希礼音)に勧められて、歌のレッスンを受けには行ってみたんですよ。すごくいい先生でしたけど、『ドン・ジュアン』で皆さんの歌を聴いたら、いや私なんかが歌っちゃいかんだろうって(笑)。でも、オサさん(春野)とはお互いの舞台を観に行く約束をするくらい仲良くなれましたし、演出の生田(大和)さんは「水香さんにできるものを考えたい」と言ってくれてたり、主演の藤ヶ谷(太輔)くんも「またご一緒したいです」と言ってくれたりと、本当に色々なつながりができたので、それは大事にしていきたいですね。私が違うジャンルに挑戦することで、バレエに興味を持って足を運んでくださる方が増えたらそれも意味のあることだと思うから、私にできる範囲で。歌メインの役は無理ですが(笑)、そういう形でバレエに貢献できるような活動は、今後もしていければなと思っています。取材・文:町田麻子東京バレエ団『白鳥の湖』2022年2月18日(金)~2022年2月20日(日)会場:東京文化会館 大ホール
2022年01月07日瀧本美織が主演する第33回ヤングシナリオ大賞「踊り場にて」の放送が決定。バレエシーンを切り取った写真も到着した。プロのバレエダンサーを目指し、海外で活動していた美園舞子は、夢を諦めて帰国。やりたいこともなかったが、国語教師として実家近くの高校で働き始める。しかし夢を諦めたばかりの舞子にとって、夢や希望にあふれた高校という場所は皮肉なもので、どこか居心地の悪さを感じていた。おまけに全く経験のないバレーボール部の顧問に任命されたり、担任を任されたクラスも個性的な生徒が多かったりと、不安は募るばかり。しかし、様々な生徒たちと関わる中で、生徒たちもまた、夢と現実の間で悩みを抱えていることを舞子は知る。生徒たちとの交流や舞子をあたたかく見守る母の言葉をきっかけに、舞子はいまの自分から新たな一歩を踏み出そうとする――。「フジテレビヤングシナリオ大賞」第33回となる今年は、昨年から411作品も増えた応募総数1978作品の中から、本作「踊り場にて」(生方美久脚本)が大賞に選出。応募作品のなかでも構成、セリフ共に群を抜いており、登場人物たちの点と線がつながっていくストーリー展開の巧みさ、ユーモアのあるセリフの掛け合いとシリアスな感情のシーンとのバランスの妙により、選考会では圧倒的な支持を集めたという。本作は、プロのバレエダンサーを目指し、海外で活動していた主人公・美園舞子が、夢を諦め、高校教師として復職し、個性的な生徒たちとの交流を通して、人生を見つめ直し、一歩前に踏み出すヒューマンドラマ。今回のドラマ化では、瀧本さんがその主人公・舞子を演じ、台本上29行に及ぶ長セリフで生徒たちに語りかける心に刺さる授業シーンや、初挑戦のバレエシーンなど、多くの見逃せないシーンが盛り込まれている。「生徒達との会話劇に引き込まれ、読んでいて好きな台詞がたくさんありました」と本作の印象を語った瀧本さんは、「私にとって、全シーンが山場でした」と撮影をふり返る。そして「新しい切り口で、夢との向き合い方を教えてくれるドラマだと思います。とにかく生徒の皆さんがユニークで、チャーミングです。青春が詰まっています。舞子としては、人との関わりの中で自分を肯定していく過程が描かれています。夢にまい進している方も、夢に悩んでいる方も、こんな捉え方もあるんだと、自由にみていただけたらうれしいです」と視聴者へメッセージを寄せている。ほかにも、舞子が勤務する学校に通う個性豊かな生徒役に中田青渚、青木柚、富田望生。舞子を温かく見守る母親・美園優子を富田靖子が演じることも決定した。第33回ヤングシナリオ大賞「踊り場にて」は12月30日(木)24時25分~フジテレビにて放送。※関東ローカル(cinemacafe.net)
2021年12月17日モデル「貞松・浜田バレエ団」くるみ割り人形クララ役・宮下萌さんレディースアパレルの株式会社クロシェ(代表取締役:沼部 健、本社:神戸市中央区=以下、クロシェ)は、2021年12月の公演「くるみ割り人形」でクララ役を務める宮本萌さんに、オリジナルブランドのトレコードとファルファーレを着ていただきました。クリスマスに楽しみたいバレエ「くるみ割り人形」の世界観をファルファーレとトレコードで絵本から飛び出してきたようなくるみ割り人形の世界観人気のバレエ団、貞松・浜田バレエ団の「くるみ割り人形」はクリスマスにぴったりのお話。今回クロシェでは特別企画として、クララ役のバレリーナ宮本萌さんに、バレエシューズブランド【farfalle(ファルファーレ)】と、神戸発でスカートのバリエーションが豊富なレディスアパレルの【TRECODE(トレコード)】のお洋服とシューズで、ホリデーシーズンにおすすめのコーディネートを、舞台から飛び出して表現していただきました。萌さんのくるみ割り人形特別コンテンツを見る : バレリーナ宮本萌さんのしなやかな表現力で楽しめる特別なコンテンツ心も踊るようなクリスマスのワンシーン暖炉やクリスマスツリーにくるみ割り人形など、まるで舞台のようなプロップと、バレリーナ宮本萌さんのしなやかな表現力がコラボレーションしたシーンを、クロシェのオリジナルコンテンツでお届けいたします。ちょっと不思議で素敵なビジュアルは、トレコードとファルファーレがクリスマスや冬におすすめするコーディネートで。お伽の国のクララになれそうなファッションを、クロシェの特別なコンテンツでお楽しみただけます。バレエ組曲「くるみ割り人形」とはチャイコフスキーの軽快な音楽が印象的な「くるみ割り人形」は、主人公クララがクリスマスイブに両親からプレゼントされたくるみ割り人形からお話が始まる、ドイツの童話が題材の演目です。貞松・浜田バレエ団でも、毎年神戸の冬の風物詩として神戸文化ホールで上演される楽しい舞台で、今年も団のバレリーナ宮本萌さんがクララ役を務めます。クリスマスのワクワクするような楽しい場面や、夜の怖い夢や群舞、人形や王子様など場面がどんどん展開するお伽の世界のお話を、ぜひ舞台とクロシェオンラインショップでもお楽しみください。貞松・浜田バレエ団公演「くるみ割り人形」について貞松・浜田バレエ団港・神戸のクリスマス風物詩「くるみ割り人形」お伽の国Ver.日時:2021年12月18日(土曜)・19日(日曜)/開演15:30、会場14:45場所:神戸文化ホール大ホール指揮:江原 功管弦楽:びわ湖の風オーケストラ問い合わせ先:一般社団法人貞松・浜田バレエ団TEL:078-861-2609チケットや公演については、バレエ団に直接お問い合わせ下さい。会場では、萌さん着用のコーディネート展示を行っておりますので、ぜひご覧くださいませ。(販売・試着は行っておりません)貞松・浜田バレエ団くるみ割り人形について : このプレスリリースに関するお問い合わせ先株式会社クロシェ メール連絡先: press@cloche.jp 株式会社クロシェHP : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年12月16日世界最高峰のバレエ団パリ・オペラ座の3演目『シンデレラ』『プレイ』『ジェローム・ロビンズ・トリビュート』が全国の映画館にて2021年12月24日(金)より順次公開される。“ハリウッド”が舞台の『シンデレラ』ルドルフ・ヌレエフ振付のバレエ『シンデレラ』は、シャルル・ペローによる有名童話を“ハリウッドが舞台のスター誕生物語”に置き換えた作品。主人公・シンデレラは女優に憧れる少女、王子はスター俳優、仙女はプロデューサーという設定で、劇中には『キングコング』や『ジークフリート・フォリーズ』などハリウッド黄金期に誕生した名作映画へのオマージュも登場する。今回は、カール・パケットの引退公演としても注目を浴びた2018年上演の『シンデレラ』を上映。森英恵が担当した美しい衣装にも注目だ。アレクサンダー・エクマン振付『プレイ』『プレイ』は、スウェーデンの振付家アレクサンダー・エクマンがパリ・オペラ座バレエ団のダンサーたちと初めてコラボレーションした作品。夢のようなイメージの壮大な作品で知られる彼が、ガルニエ宮の舞台を金属製のオブジェや空間に浮遊するダンサーなどで埋め尽くし、モダンでエネルギッシュなバレエ作品を作り上げる。4演目で構成した『ジェローム・ロビンズ・トリビュート』映画『ウエスト・サイド物語』の監督でも知られるジェローム・ロビンスの生誕100周年を記念した『ジェローム・ロビンズ・トリビュート』は、彼が手掛けた4つの演目を集めた作品。一時代を画した著名なバレエ作品「ファンシー・ブリー」をはじめ、「ダンス組曲」「牧神の午後」「グラス・ピーシズ」が披露される。【詳細】パリ・オペラ座バレエ シネマ 2022公開日:・『シンデレラ』全劇場 2021年12月24日(金)~・『プレイ』東劇・札幌シネマフロンティア 2022年2月11日(金)~、その他 2022年2月18日(金)~・『ジェローム・ロビンズ・トリビュート』神戸を除く全劇場 2022年6月24日(金)~(※神戸のみ後日日程決定)公開劇場:東劇/新宿ピカデリー/ミッドランドスクエア シネマ/なんばパークスシネマ/神戸国際松竹/札幌シネマフロンティア/熊本ピカデリー料金:一般 3,300円、学生 2,500円<作品情報>■『シンデレラ』パリ・オペラ座での上演日:2018年12月31日場所:パリ・オペラ座バスティーユ上映時間:2時間30分構成:3幕振付:ルドルフ・ヌレエフ原振付:シャルル・ペロー音楽:セルゲイ・プロコフィエフ指揮者:ヴェロ・パーン舞台美術:パトリカ・イオネスコ衣装:森英恵照明:グィード・レヴィオーケストラ:コンセール・パドルー芸術監督:オーレリ・デュポンキャスト:ヴァランティーヌ・コラサント、カール・パケット、ドロテ・ジルベール、リュドミラ・パリエロ、オーレリアン・ウエット、アレッシオ・カルボーネ、エトワール、プルミエール・ダンスール、パリ・オペラ座バレエ団員■『プレイ』パリ・オペラ座での上演日:2017年12月18日、19日場所:パリ・オペラ座ガルニエ宮上映時間:1時間52分振付:アレクサンダー・エクマン音楽:ミカエル・カールソン舞台美術:アレクサンダー・エクマン衣装:アレクサンダー・エクマン、グザヴィエ・ロンゼ照明:トム・ヴィッサー芸術監督:オーレリ・デュポンキャスト:ステファン・ビュリョン、ミュリエル・ズスペルギー、ヴァンサン・シャイエ、フランソワ・アリュ、パリ・オペラ座バレエ団、カリスタ・“キャリー”・デイ、アデライーデ・ファリエール■『ジェローム・ロビンズ・トリビュート』パリ・オペラ座での上演日:2018年11月8日場所:パリ・オペラ座ガルニエ宮上映時間:1時間54分構成:「ファンシー・ブリー」「ダンス組曲」「牧神の午後」「グラス・ピーシズ」の4演目振付:ジェローム・ロビンズ音楽:ワレリー・オブシャニコフ演奏:パリ・オペラ座管弦楽団芸術監督:オーレリ・デュポン「ファンシー・フリー」音楽:レナード・バーンスタイン振付:ジェローム・ロビンズ!装置:オリヴァー・スミス衣裳:カーミット・ラヴ照明:ジェニファー・ティプトンキャスト:エレオノーラ・アバニャート、アリス・ルナヴァン、ステファン・ビュリオン、カール・パケット、フランソワ・アリュ、オーレリア・ベレ、アレクサンドル・カルニアト「ダンス組曲」音楽:ヨハン・セバスチャン・バッハ振付:ジェローム・ロビンズ衣裳:サント・ロカスト照明:ジェニファー・ティプトンチェロ:ソニア・ヴィーダー=アサートンキャスト:マチアス・エイマン「牧神の午後」音楽:クロード・ドビュッシー振付:ジェローム・ロビンズ装置:ジャン・ローゼンタール衣裳:イレーヌ・シャラフ照明:ジェニファー・ティプトンキャスト:アマンディーヌ・アルビッソンユーゴ・マルシャン「グラス・ピーシズ」音楽:フィリップ・グラス振付:ジェローム・ロビンズ装置:ジェローム・ロビンズ/ロナルド・ベイツ衣裳:ベン・ベンソン照明:ジェニファー・ティプトンキャスト:セウン・パク、フロリアン・マニュネ© Yonathan Kellerman/OnP© Ann Ray / OnP© Sébastien Mathé / OnP
2021年11月20日幼少のころから自身の“性別の違和感”を訴えてきたサシャを追ったドキュメンタリー映画『リトル・ガール』が公開。今回は、女の子として生きたいサシャが憧れのバレエ教室に参加、 少しずつ夢を叶えていく本編映像がシネマカフェに到着した。本編映像は、サシャが通うことになったバレエ教室の1シーンから始まる。ようやく念願かなってレッスンに参加することができたサシャだったが、まだ女の子用のレッスンウエアを着ることはできない。しかし「もっと軽やかに踊って」という先生の指示を聞きながら、おぼつかないながらも見よう見まねで懸命に踊ってみる。全ての願いはまだ叶わなくても、“自分のなりたい自分”に1歩ずつ進むサシャの姿が印象的なシーン。本作の監督を務めたのは、これまでも社会の周縁で生きる人々に光をあてた作品を撮り続け、カンヌやベルリンを始め、世界中の映画祭で高く評価されているセバスチャン・リフシッツ。トランスジェンダーの人々のアイデンティティーは身体が成長する思春期に芽生えるのではなく、幼少期で自覚されることについて取材を始めていた過程で、サシャの母親カリーヌに出会い、この作品が生まれた。『リトル・ガール』は新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リトル・ガール 2021年11月19日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開
2021年11月20日10月23日、新国立劇場バレエ団2021/2022シーズンが、ピーター・ライト版『白鳥の湖』(新制作)の上演をもって開幕した。その前日、賛助会員や報道陣に公開された舞台稽古の模様をレポートする。冒頭、客席に向けて挨拶した新国立劇場舞踊部門芸術監督の吉田都は、「やっとここまで辿り着けた」と本音をのぞかせた。この『白鳥の湖』は、昨年、彼女の芸術監督就任1年目のシーズン開幕を飾る作品として予定されるも、コロナ禍で海外の指導者、スタッフの招聘がかなわず、1年の延期を経てようやく実現した。「サー・ピーターに喜んでいただける仕上がりになったと自負している」と吉田はいう。1981年に初演されたこの『白鳥の湖』は、演劇の国・英国らしいドラマティックで説得力ある舞台で、世界中の観客を魅了する。第1幕の幕開きから、振付家の手腕が色濃く反映された独特の場面が展開する。薄暗い舞台の下手から上手へとゆっくりと進むのは、王の葬列。多くのヴァージョンでは王の不在は説明されないが、ライト版のこの場面は、息子ジークフリード王子が置かれた状況を明らかにし、その先の重々しいドラマを予感させる。客席をぐいぐいと物語の世界へと引きこむのは、作品の力のみならず、ダンサーたちのきめ細やかな演技、確かな技術に基づいた踊りだ。米沢が演じ分けた、儚いながらも凛とした美しさが魅力のオデットと、品の良さと大胆さを併せ持つ誘惑者オディール。一方の福岡は、悩み多き王子を清々しく演じた。その後も日替わりで登場する主役カップルそれぞれが、各々の個性を存分に生かした演技で客席を魅了するだろう。もちろん、第2幕、ガリーナ・サムソワによる、ロシアの伝統を受け継ぐ幻想的な群舞の美しさは格別だし、英国のオリジナルを再現したという衣裳も圧巻。バレエの美しさ、楽しさとはこうであったかと、あらためて実感させられる舞台だ。冒頭、吉田は10月20日に他界した牧阿佐美への弔意を表し、翌23日の開幕公演を彼女の追悼公演としたいと述べたことにも触れておきたい。翌日の舞台は、熱気あふれるカーテンコールで成功を印象付けたが、1999年から2010年の長期にわたりこの劇場の舞踊部門芸術監督を務めた故人の、その大きな功績をしのぶひとときともなった。公演は11月3日(水・祝)まで新国立劇場オペラパレスにて開催。好評につきチケットは残り僅か。文:加藤智子
2021年10月25日スターダンサーズ・バレエ団によるバレエ「ドラゴンクエスト」全2幕が、2021年12月17日(金)・18日(土)、神奈川県テアトロ・ジーリオ・ショウワにて上演される。その後、2022年1月8日(土)・1月9日(日)に埼玉、1月16日(日)に鳥取、1月30日(日)に滋賀を巡回。人気ゲームを題材にしたバレエ「ドラゴンクエスト」人気ゲームをモチーフにしたエンターテインメント・バレエ「ドラゴンクエスト」は、1995年に誕生。2019年には、フランス・パリで開催される世界最大規模の日本文化の祭典「ジャパンエキスポ」に初登場したことでも、話題を集めた。バレエオリジナルのストーリーや、臨場感溢れるバトルシーン、感動のラストシーンに注目だ。<バレエ「ドラゴンクエスト」ストーリー>魔王と黒の勇者に連れ去られた王女を救い出すために城を出発した白の勇者。モンスターの襲撃により傷を負いながらも、不思議な老人に導かれ3人の仲間たちと出会い、彼らと共に決戦の地・魔宮へ向かう…。果たして、白の勇者は王女を救うことができるのか。そして、白の勇者と黒の勇者の間に隠された秘密とは…。衣裳や音楽にも注目イギリスで製作された舞台装置や衣裳も見逃せないポイント。映画『スター・ウォーズ』シリーズの特殊衣装を手掛けたスタッフも参加している。楽曲は、「ドラゴンクエスト」ⅠからⅥの音楽に、バレエのオリジナル曲を加えた全41曲。すぎやまこういち作曲のおなじみのメロディを、オーケストラによる生演奏で楽しむことができる。【詳細】バレエ「ドラゴンクエスト」全2幕公演日:2021年12月17日(金)19:00開演(18:15開場)12月18日(土)14:00開演(13:15開場)場所:テアトロ・ジーリオ・ショウワ住所:神奈川県川崎市麻生区上麻生1-11-1 昭和音楽大学内チケット:SS席10,000円、S席9,000円(子ども6,000円)A席6,000円(子ども4,000円)、B席3,000円(子ども2,000円)C席1,000円※子どもは4歳〜中学生対象音楽:すぎやまこういち演出・振付:鈴木稔舞台美術・衣裳:ディック・バード台本:河内連太(堀井雄二原作による)指揮:田中良和管弦楽:テアトロ・ジーリオ・ショウワ・オーケストラ<巡回情報>・2022年1月8日(土)・1月9日(日) 彩の国さいたま芸術劇場・1月16日(日) 鳥取県立倉吉未来中心・1月30日(日) 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール
2021年10月14日まもなく2021/2022シーズンが幕開けとなる新国立劇場。バレエの開幕公演では、吉田都舞踊芸術監督の陣頭指揮による新制作、ピーター・ライト版『白鳥の湖』の上演が、1年の延期を経てついに実現する。9月28日に催された制作発表で、芸術監督2期目を迎える吉田が、作品の魅力、意気込みを語った。「本当にいろいろなことがありましたが、とてもいい、実りあるシーズンでした」と初年度を振り返る吉田。新型コロナウイルス感染拡大による影響で、公演中止をはじめ様々な事態に直面した。『白鳥の湖』の新制作も海外からの指導者の招聘ができず準備半ばで断念、演目変更を余儀なくされただけに、再挑戦への思いは強い。「ダンサーたちには踊る喜び、演じる楽しさを味わってもらいたい」と吉田は言う。英国の振付家、ピーター・ライトによる『白鳥の湖』は、吉田自身が現役時代、初めて主役を踊った作品だ。「とてもロジカルで、ダンサーたちも演じやすいはず。舞台上の全員が、自分がどういう役柄で、なぜここにいるかということが明確になっています」と、英国ならではのドラマティックな作品であることを強調した。オリジナルを忠実に再現した衣裳も大きな魅力だ。「生地選びが大変でした。独特のゴシック調で、シェイクスピア劇を見るようなイメージ」と吉田。昨年2月には衣裳の打ち合わせのために渡英するも、その直後に感染状況が悪化、上演延期が決定的に。「ですが、逆によかった。ゆっくりと時間をかけてダンサーたちのことを知り、彼らに私が何を求めているか理解してもらえた。今回の上演は完璧なタイミングだと思います」。日替わりで主役を演じるダンサーたちも登場。オデット/オディール役の米沢唯、小野絢子、柴山紗帆、木村優里、ジークフリード王子役の福岡雄大、奥村康祐、井澤駿、渡邊峻郁、長野公演で同役を演じる速水渉悟が、舞台への意欲を言葉にした。その後、本作の魅力について改めて問われた吉田。「『白鳥の湖』にはいろいろな演出がありますが、初演から40年、ライト版『白鳥の湖』が上演され続けているのには理由がある。これは、『白鳥』本来の魅力を残しつつ、彼自身の解釈を入れて成功している作品。改めて、素敵な演出だなと感じています」と確信に満ちた笑顔を見せた。公演は10月23日(土)から11月3日(水・祝)、新国立劇場オペラパレスにて。チケットは発売中。
2021年10月05日ローザンヌを拠点に活動するモーリス・ベジャール・バレエ団(BBL)が、10月に日本公演を行う。4年ぶりの日本ツアーを前に開催された記者会見で、ジル・ロマン芸術監督が公演への熱い思いを語った。開口一番、「今回、世界バレエフェスティバルで観客と素晴らしい時間を分かち合えたことに感謝したい」とロマン。彼自身が会見前日まで出演していた舞台のことだが、3年に一度、世界各国のトップダンサーを招いて開かれる大規模公演ゆえに、コロナ禍での開催は危ぶまれた。今回のBBL日本公演も、本来であれば昨年5月の予定が、来日叶わず9月に延期、それもその後再延期に。「今度こそはと、準備を進めています」とロマンは前を見据える。予定されるプログラムは2つ。前半では、彼の近作『人はいつでも夢想する』が登場する。「ジョン・ゾーンの音楽が好きで、ニューヨークの彼を訪ねました。その時ちょっとしたソロを踊って見せたのですが、彼はそれを気に入ってくれた。そこで信頼関係が生まれ、2年かけて作品を完成させました」。レパートリーの柱である巨匠ベジャール(1927〜2007)による2作──人気作『ブレルとバルバラ』と不朽の名作『ボレロ』の上演も注目される。後半の日程の演目は、日本でもたびたび上演され話題となったベジャール振付『バレエ・フォー・ライフ』。クイーンの音楽でダンサーたちがパワー漲るパフォーマンスを展開するこの傑作を、ロマンは「この困難な時代だからこそ、強く訴えかけるものがある」と紹介。「ベジャールがテーマに据えたのは、若くして亡くなった人たちへの思いです。45歳で没した(BBL伝説的ダンサーの)ジョルジュ・ドン、クイーンのフレディ・マーキュリー、そしてモーツァルトも早逝した。作品のテーマはとても重い。それは人生に対する戦いでもある。この非常に困難な状況下で、その意味はさらに大きくなる」。本公演は、文化庁子供文化芸術活動支援事業として全日程で18歳以下を対象とした無招待席(合計3253席)が設けられるが、「子供たちの想像力を掻き立てる舞台になれば」とロマン。「彼らは私たちの未来。世界を築いていくのは彼らだから」と笑顔を見せた。『ボレロ』『人はいつでも夢想する』『ブレルとバルバラ』は10月9日(土)〜11日(月)、『バレエ・フォー・ライフ』は10月14日(木)〜17日(日)の上演。会場は東京文化会館、チケットは発売中。文:加藤智子
2021年08月25日バレエ公演「バレエ ザ・ニュークラシック(BALLET TheNewClassic)」が、2021年8月7日(土)から8月10日(火)まで東京・恵比寿 ザ・ガーデンホールで開催される。伝統芸術「バレエ」を世界的ダンサー&クリエイターが現代的に再解釈16世紀イタリアで誕生した「バレエ」は、500余年の歳月の中でフランスとロシアを経て世界中に広がっていった。現在広く認識されている「バレエ」の多くは、ストーリー性を重視した厳格なスタイルと様式的な踊りを指す。「バレエ ザ・ニュークラシック」では、そんなクラシックで高貴なイメージの古典芸術「バレエ」を、世界的なダンサーやファッション界で活躍するクリエイターが再解釈し、新しいバレエの世界観を提案。「瀕死の白鳥」や「シェヘラザード」、「ジゼル」、「ライモンダ」など古典の名作を中心に、本来の芸術性を生かしながら、斬新な演出や衣装・ヘアメイクによって新たなバレエの魅力を引き出す。中村祥子や堀内將平が出演キャストとして名を連ねるのは、日本を代表するプリマ・中村祥子やKバレエカンパニーのプリンシパル・堀内將平、ヒューストンバレエ団プリンシパルの吉山 シャールルイなど。国内外で活躍する個性豊かなダンサーが集結する。総合演出に梅田亜希子、アートディレクションに石井勇一また、総合演出を担当するのは、演出家集団、KuRoKo inc.に所属し、ファッションショーをはじめ、アパレルブランドのイベントなどを手掛ける梅田亜希子。アートディレクションは、アカデミー受賞映画『ムーンライト』や『君の名前で僕を呼んで』『mid90s』など話題作の日本版ヴィジュアルを手掛けてきた石井勇一が務める。衣装デザインは「レキサミ」「チカ キサダ」の幾左田千佳また、衣装デザインは元バレエダンサーで、レキサミ(REKISAMI)やチカ キサダ(Chika Kisada)を手掛けるファッションデザイナー・幾左田千佳が担当。さらに、メイクアップデザインには、歌舞伎の化粧に斬新に切り込んだプロジェクト『Kesho』で注目を集めたメイクアップアーティスト・鷲巣裕香が、ヘアデザインと香りのデザインには、世界各国のファッション誌や広告などで活躍するKENSHINが名を連ねる。【詳細】「バレエ ザ・ニュークラシック」日程:・2021年8月7日(土)18:30※開演予定・2021年8月8日(日)13:30/18:30※開演予定・2021年8月9日(月・祝)13:30/18:30※開演予定・2021年8月10日(火)13:30/18:30※開演予定場所:恵比寿 ザ・ガーデンホール住所:東京都目黒区三田1-13-2チケット:・フロントロウ 20,000円・S席 16,000円・A席 11,000円・B席 6,000円・ステージサイド 16,000円・スタンディングバルコニー 10,000円※ローソンチケットにて発売中プログラム:<第一部>・『眠れる森の美女』より『ローズアダージョ』・タイトル未定(新作)・モーメント イン タイム(新作)・シェヘラザード・Yours truly by Charles-Louis Yoshiyama(新作)・『ジゼル』2幕より抜粋・瀕死の白鳥<第二部>・ライモンダ
2021年07月08日