国民的アニメ「ちびまる子ちゃん」のまる子役の声優が、複数回にわたるオーディションを経て菊池こころに決定した。菊池さんはこれまで、「BORUTO-ボルト-NARUTO NEXT GENERATIONS」のうちはサラダ役や、「ワンピース」のトコ役など、多くのキャラクターを務めてきた。2018年8月12日に放送した“「まる子、幽霊を助ける」の巻”では“お花ちゃん”という役で「ちびまる子ちゃん」にも出演したこともある。菊池こころ菊池さんは、30年以上多くの人に愛される「ちびまる子ちゃん」について「老若男女に親しまれているすごい作品だなと思います」と語り、「TARAKOさんが大事に演じ続けてきた“まる子”。正直怖い気持ちもありますが、『ちびまる子ちゃん』が大好きだというこの気持ちを大切にして一所懸命努めます」と意気込みを見せた。前任・TARAKOさんが育んできた“まる子像”を引き継ぎながら、これからもまる子の楽しい日常をお届けしていく菊池さんと新しい“ちびまる子ちゃんファミリー”に注目だ。菊池さんの務めるまる子は4月21日(日)の回より放送される。さらにアニメ35周年を記念し、4月21日(日)の放送から6月9日(日)にかけて「季節まるごと!さくらももこ 春夏秋冬の原作まつり」を開催。菊池さんの務めるまる子と一緒に、クスっと笑わせてくれる懐かしい名作の数々を楽しんでほしい。◆「ちびまる子ちゃん」制作スタッフ一同「のんきでぐうたら、でも友だち思いで、家族が大好きなまる子。そんな表現豊かで、天真らんまんな姿を演じていただける方にお願いしたいと、時間の許す限りオーディションを行ない、菊池こころさんに巡り会うことができました。スタッフ一同、まる子役にぴったりの方で、この方しかいないと自信を持っています。30年以上にわたり、まる子役を務めたTARAKOさんが育んでくださった“まる子”の姿を大切にしながら、菊池さんとともに、これからも楽しく愉快な『ちびまる子ちゃん』をお届けしていきます。また、まる子役の後任を務めることは、ご本人にしかわからない、計り知れない重圧もあると思います。どうか温かい目でお迎えいただき、皆さんの家族の一員として、ぜひ応援をお願いいたします。これからも、毎週日曜日の『ちびまる子ちゃん』をよろしくお願いいたします」「ちびまる子ちゃん」は毎週日曜18時~フジテレビにて放送。「季節まるごと!さくらももこ 春夏秋冬の原作まつり」は4月21日、28日、5月5日、12日、19日、26日、6月2日、9日放送。(シネマカフェ編集部)
2024年04月12日愛犬のこころを読みとくデバイス「イヌパシー」を開発・販売する株式会社ラングレス(本社:東京都港区、代表取締役:山入端 佳那、以下 ラングレス社)は、現代の家庭に暮らす愛犬がどうすればストレスが減り、何をすることが「犬としての幸せ」につながるのかを、科学的に探究するユニークなプロジェクトに取り組みます。最初のプロジェクトとして、噛むおやつのパイオニアブランド「DINGO」(スペクトラム ブランズ ジャパン株式会社、本社:神奈川県横浜市)と一緒にこの試みをスタートします。愛犬のこころ・もっと探求プロジェクト開始!■概要室内飼い・共働きなど、人間の家庭に暮らす愛犬を取り巻く環境は一昔前とは大きく変化しました。同時に「噛む・吠える・留守番時のいたずら」といった行動に、飼い主さんが悩む声もよく聞かれます。最新の動物行動学によれば、しあわせな犬とは、一日ずっとリラックスではなく、程よく興奮や集中している時間がある犬であると言われており、現代の犬の多くは持って生まれた狩猟本能を発揮することができず、環境変化の少ない家の中で時間を持て余し、退屈な時間を過ごしているといわれています。今回の取り組みでは、長年、犬の嗜好品として親しまれてきた「ガム」が、犬としての本能や欲求を満たす興奮や集中を引き起こし、愛犬と過ごす時間が限られている忙しい飼い主でも犬のストレス解消の効果が期待できるアイテムとして「噛むおやつ」の可能性を探ります。現代犬がストレスなく幸せに暮らすために必要なことは?■リサーチ内容愛犬と飼い主さんにDINGOが提供するおやつ「牛皮ガム」を提供し、その時の反応や幸福度を測定します。長く噛むことは犬にとって良い影響を与えるという研究があり、日常使いしているおやつやおもちゃと比較して、愛犬の心拍数と各感情がどのように変化するのかを測定し、科学的に分析して参ります。■今後の展望人がペットに癒やされるメカニズムは、さまざまな研究によって明らかになってきています。多くの人にとってペットは大事な家族の一員となっている今、ペットがより幸せに暮らすためのメカニズムを理解し、実践することは、人間との違いを理解し・その動物本来の正常な行動パターンを満たす「ペットのウェルビーイング」実現につながります。今後も引き続きペット市場の関係者や様々な業界との共創を推進し、ペットのウェルビーイング実現に役立つ科学的探究を行い、よりよいペット市場発展の一役を担ってまいります■科学的探究に協力頂けるわんちゃんと飼い主さんのペア「イヌパシスト」募集中ラングレス社では、この新しいプロジェクトに協力いただける飼い主とわんちゃんのペア(通称:イヌパシスト)を大募集!あなたのわんちゃんのこころの変化をより深く探求してみませんか?詳しくはイヌパシーHPをご覧ください 愛犬の気持ちを心拍から読みとく、世界で初めてのデバイス「イヌパシー」【会社概要】■株式会社ラングレスラングレスは、イヌパシーを通じて、ペットのこころの動きを可視化する革命的な技術を開発しています。この愛犬専用の首輪型は、犬の心拍を分析し、5つの感情状態を色とパターンで表示することで、飼い主様と愛犬のコミュニケーションをサポートします。現在では、研究機関や法人の製品開発部門、トリミングサロンへ技術提供を行っています。会社名 : 株式会社ラングレス代表 : 代表取締役 山入端 佳那本社 : 〒130-0003 東京都墨田区横川1-16-3Webサイト: 設立 : 2015年2月18日事業内容 : 愛犬専用ウェラブルデバイスを通じた生体情報解析の開発及び販売■DINGOとは1997年、牛皮に正肉を巻き込んだ初めてのガムとして特許を取得。犬の歯や歯ぐきの健康維持、また食べやすさも兼ね備えることから、発売以来世界中の犬と飼い主に愛されているブランドです。会社名 : スペクトラム ブランズ ジャパン株式会社所在地 : 〒220-0004 神奈川県横浜市西区北幸2-6-26 HI横浜ビルURL : 事業内容: 犬・猫・小動物関連製品の輸入・販売(ファーミネーター、DINGO他)、観賞魚飼育関連製品の輸入・販売(TETRA他)、 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年04月12日噛むおやつのパイオニアブランド「DINGO」(スペクトラム ブランズ ジャパン株式会社、本社:神奈川県横浜市)は、愛犬のこころを読みとくデバイス「イヌパシー」を開発・販売する株式会社ラングレス(本社:東京都港区、代表取締役:山入端 佳那、以下:ラングレス社)が2024年4月から行う科学的探究プロジェクトをサポートいたします。このプロジェクトは、現代の家庭に暮らす愛犬がどうすればストレスが減り、何をすることが「犬としての幸せ」につながるのかを、科学的に探究するユニークな試みです。愛犬のこころ・もっと探求プロジェクト開始!■概要室内飼い・共働きなど、人間の家庭に暮らす愛犬を取り巻く環境は一昔前とは大きく変化しました。同時に「噛む・吠える・留守番時のいたずら」といった行動に、飼い主さんが悩む声もよく聞かれます。最新の動物行動学によれば、しあわせな犬とは、一日ずっとリラックスではなく、程よく興奮や集中している時間がある犬であるといわれており、現代の犬の多くは持って生まれた狩猟本能を発揮することができず、環境変化の少ない家の中で時間を持て余し、退屈な時間を過ごしているといわれています。今回の取り組みでは、長年、犬の嗜好品として親しまれてきた「ガム」が、犬としての本能や欲求を満たす興奮や集中を引き起こし、愛犬と過ごす時間が限られている忙しい飼い主でも犬のストレス解消の効果が期待できるアイテムとして「噛むおやつ」の可能性を探ります。現代犬がストレスなく幸せに暮らすために必要なことは?■リサーチ内容愛犬と飼い主さんに、DINGOが提供するおやつ「牛皮ガム」を提供し、その時の反応や幸福度を測定します。長く噛むことは犬にとって良い影響を与えるという研究があり、日常使いしているおやつやおもちゃと比較して、愛犬の心拍数と各感情がどのように変化するのかを測定し、科学的に分析して参ります。■今後の展望人がペットに癒やされるメカニズムは、さまざまな研究によって明らかになってきています。多くの人にとってペットは大事な家族の一員となっている今、ペットがより幸せに暮らすためのメカニズムを理解し、実践することは、人間との違いを理解し・その動物本来の正常な行動パターンを満たす「ペットのウェルビーイング」実現につながります。今後も引き続きペット市場の関係者や様々な業界との共創を推進し、ペットのウェルビーイング実現に役立つ科学的探究を行い、よりよいペット市場発展の一役を担ってまいります■科学的探究に協力頂けるわんちゃんと飼い主さんのペア「イヌパシスト」募集中ラングレス社では、この新しいプロジェクトに協力いただける飼い主とわんちゃんのペア(通称:イヌパシスト)を大募集!あなたのわんちゃんのこころの変化をより深く探求してみませんか?詳しくはイヌパシー公式ホームページをご覧ください 愛犬の気持ちを心拍から読み解く、世界で初めてのデバイス「イヌパシー」■DINGO(ディンゴ)とは1997年、牛皮に正肉を巻き込んだ初めてのガムとして特許を取得。犬の歯や歯ぐきの健康維持、また食べやすさも兼ね備えることから、発売以来世界中の犬と飼い主に愛されているブランドです。詳しくはDINGOブランドページをご覧ください 会社名 : スペクトラム ブランズ ジャパン株式会社所在地 : 〒220-0004 神奈川県横浜市西区北幸2-6-26 HI横浜ビルURL : 事業内容: 犬・猫・小動物関連製品の輸入・販売(ファーミネーター、DINGO他)、観賞魚飼育関連製品の輸入・販売(TETRA他)、■株式会社ラングレス 会社概要ラングレスは、イヌパシーを通じて、ペットのこころの動きを可視化する革命的な技術を開発しています。この愛犬専用の首輪型は、犬の心拍を分析し、5つの感情状態を色とパターンで表示することで、飼い主様と愛犬のコミュニケーションをサポートします。現在では、研究機関や法人の製品開発部門、トリミングサロンへ技術提供を行っています。会社名 : 株式会社ラングレス代表 : 代表取締役 山入端 佳那本社 : 〒130-0003 東京都墨田区横川1-16-3Webサイト : 設立 : 2015年2月18日事業内容 : 愛犬専用ウェラブルデバイスを通じた生体情報解析の開発及び販売お問い合わせ先: 株式会社ラングレス・イヌパシーおよび応募について: sales@inupathy.com ・ラングレス公式サイト: ・イヌパシー公式サイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年04月11日「私の卒業」プロジェクト第5期の映画『こころのふた~雪ふるまちで~』の追加キャストが、発表された。「私の卒業」はThe iconと小学館のプロデュースチームによる若手発掘・育成プロジェクト。第5期のオーディションでは1,037人の応募者の中から22名の出演が決定した。今回選ばれたメンバーのなかにはNGT48でセンターを務める小越春花、ミスマガジン2023 グランプリの今森茉耶、ジュノン・スーパーボーイ・コンテストにて史上最年少グランプリの渡邉多緒のほか、期待のインフルエンサー・モデルや、非所属の芝居未経験者も含まれている。出演者のSNS総フォロワー数は300万人を超えており、Z世代から支持される出演者が集まった。今回新たに追加キャストとして「私の卒業」第 4 期にも参加した『MEN’S NON-NO』(集英社)専属モデルの高橋璃央が出演。悩める学生たちを暖かく見守るカフェ店員を演じる。また、主人公・愛佳(小越)の母役に真飛聖、父役に森岡豊、兄役に「私の卒業」3期生の南北斗も声のみで出演する。コメントは以下の通り。○■高橋璃央この度、私の卒業5期に出演させて頂きました。高橋璃央です。僕の出身地である新潟での作品という事でとても楽しみにしていました。撮影中は、当時の思い出が蘇ってくる瞬間もあり、出演者のみんなを⾒ていると懐かしく感じました。新潟の魅力がたっぷり詰まった内容を個性豊かで魅力的な役者陣が必死に演じて作っている時間を少しですが⼀緒に過ごす事が出来て幸せでした。この仕事を始めた時に何かしらの形で新潟へ還元ができたらと思っていた事を思い出しました。撮影前のワークショップを⾒にいかせていただいた際にみんなの⼀体感や良いものを作ろうと悩んでいる姿をみて“良い作品になるに違いない!”と感じました。同世代の子達にきっと勇気を貰える作品だと思います。親御さんは今の子がどんな壁にぶつかっているのか映画を通して感じてもらえると思います。そんな今を生きる若い子達が必死に作り上げた映画をぜひたくさんの方に映画館で観ていただきたいです。【編集部MEMO】「私の卒業」プロジェクトは、制作プロダクション・The iconと小学館のプロデュースチームが2020年に立ち上げた若手発掘・育成プロジェクト。芸能事務所への所属・非所属を問わず、俳優を目指す14歳~24歳の若者を対象に参加者を募集し、累計応募者数は3200人を超え、Z世代から絶大な支持を集めている。
2024年03月19日「青春とは人生のある期間を言うのではなく心の様相を言うのだ」詩人サミュエル・ウルマンの『青春の詩』の一説として広く知られている名言です。心のなかだけでもずっと若々しく柔軟な感性を持っていたいものですが、あなたの現在の「こころの老化度」はどうでしょうか。以下の簡単な心理テストをどうぞおためしください!Q.秋の味覚といえば「栗」です。今日のおやつにしたい栗のスイーツは以下のどれでしょうか。カロリーや大きさは同じとして、深く考えずに一番近いと思うものを直感で選んでください。1.栗きんとん2.モンブラン3.マロングラッセ4.栗蒸しようかん選べましたか? それでは、答えを見てみましょう。1、「栗きんとん」を選んだあなた日常の細々とした作業が面倒に感じていたら、あなたのこころは少し若さを失ってきているかも。文字をきちんと書いたり、タオルをキレイに畳んだりなど、毎日のちょっとしたことを丁寧に取り組んでみましょう。2、「モンブラン」を選んだあなたあなたは自分を楽しませることが好きなので、こころは若さをキープできているようです。新しいことや未知のことにどんどんチャレンジして、さらにこころやアタマに刺激を与えて、柔軟性を養っていきましょう。3、「マロングラッセ」を選んだあなたもしかすると今「自分はこんな程度のもの」などといった「諦めモード」で、こころが萎みがちかもしれません。放置しているとこころの老化が進んでしまうため、「では今できることは何か」を考えて少しずつ取り組んでいきましょう。4、「栗蒸しようかん」を選んだあなたあなたは好奇心が強く、まず行動してみようという意欲があるので、こころは若く柔軟な思考ができているようです。時に体のほうが疲れて気持ちについていけなくなることがありそうなので、心身のバランスを取るように心がけましょう。こころを老化させないためには、幅広く興味関心を持つことと同時に、気持ちを抑え込まずに発散させることも大切です。あなたもこころのなかにずっとため込んでいる思いはありませんか?詳しいテストをご用意していますので、こちらもご覧ください。 「あなたの堪忍袋にしまわれている思いとは?」 ママが気になる心理テストがいっぱい! 子育て診断はこちら
2023年12月15日簡単でおいしい薬膳料理を学ぼう!こころダイニングは、2024年2月14日(火)と年2月21日(水)に、『こころダイニング 第16回 薬膳講座 ~こころとからだが喜ぶごはん~ テーマ「かぜ(感冒)Ⅱ」』を、「こころダイニング 吉祥寺店」で開催します。同講座では、国際中医師の資格を持つ村岡奈弥氏が、発酵調味料を活かした薬膳料理を紹介します。今回は、前回に続いて「かぜ(感冒)」をテーマに、かぜをひかない、ひいても症状をこじらせないからだを目指します。開催時間は各日18:15から20:00まで、参加費用は1回7,000円です。参加費用には、軽食、調味料のお土産、セミナーメニューのレシピテキストが含まれています。定員は10名。申し込みは、「予約システム STORES 予約」で受け付けています。薬膳やスーパーフードを活かしたレシピを多数考案村岡奈弥氏は、中医薬膳師や国際中医師の資格も持ち、料理研究家として活躍しています。「村岡奈弥料理教室」を主催し、からだに優しい料理を提案。雑誌、テレビ、新聞などでも、料理や薬膳について紹介しています。著書には『アンデスのスーパーフード おいしい!キヌアレシピ』『家族をいたわるスープブック』『いつもの野菜で薬膳する!』などがあります。(画像はこころダイニングより)【参考】※こころダイニング※予約システム STORES 予約※村岡奈弥料理教室
2023年12月09日ワコールは10月5日、新ブランド「YOJOY(ヨジョイ)」より、からだとこころの状態をセルフチェックしセルフケアを提案するデジタルコンテンツの展開を開始。また、セルフケアをサポートするアイテムとして、ナリス化粧品と共同開発したボディ用化粧品とオリジナルのアンダーウェアをワコールウェブストアにて発売しました。■「YOJOY」とは女性社員による女性のためのフェムケアプロジェクトから誕生した「YOJOY」は、『私がととのう。私がよろこぶ。』がコンセプト。養生(※)の考え方をベースとし、女性の揺らぎをととのえ、セルフケアを応援するブランドとして、自分と対話しからだとこころをととのえる“フェムニケーション(※)”を通して、女性一人ひとりの人生が自分らしく、より豊かなものになることを目指しています。ライフステージによって心身の変化が大きく、日々揺らぎに向き合う現代の女性が、不調に気づいてから対処するのではなく、“からだとこころと向き合い、自分自身に適切なセルフケアを行う”きっかけをつくる存在として寄り添っていきます。※ 養生:生活に留意して健康の増進を心がけること※ フェムニケーション:Femininity(女性らしさ)+ Communication(対話)= Femmunication(フェムニケーション)として、自分と対話し、からだとこころをととのえるセルフケアを行うこと<公式ブランドサイト>◇「YOJOY」誕生の背景「からだだけでなく、からだとこころを合わせて、女性の毎日をサポートできないだろうか」という考えのもと、フェムケアプロジェクトを2021年8月に発足し、ワコールの1,846名の女性社員にアンケート調査を実施しました。その結果、「約70%が生理痛やPMSの仕事への影響を感じている」「生理痛やPMSの症状がある時のパフォーマンスは元気な時と比較し、約60%に低下」という実態が判明。このプロジェクトでは、女性特有の健康課題に対応するため、暮らしに根づく養生の考え方をベースに、四季の移ろいに合わせて日頃から行うセルフケアの重要性に着目しています。自分のからだとこころの状態を知り、最適なセルフケアを提案するデジタルコンテンツと、セルフケアをサポートするアイテムとして、ボディ用化粧品とアンダーウェアの開発に取り組んでいます。ブランド名の「YOJOY」は、「YOJO(養生)」と「JOY(英:喜び、うれしさ、うまくいくこと)」を組み合わせた造語となっています。◇展開店舗2023年10月5日よりワコールウェブストアにて発売。そのほか百貨店のワコール売場、直営店の一部では、11月下旬より順次展開を開始。POP UP STORE第一弾として、10月11日~17日の期間、ジェイアール名古屋タカシマヤにて実施します。期間:2023年10月11日~17日10:00~20:00場所:〒450-6001名古屋市中村区名駅1-1-4 ジェイアール名古屋タカシマヤ4Fランジェリー&リラクシングイベントスポット<「YOJOY」POP UP STORE最新情報>■デジタルコンテンツ「YojoCheck」「YojoDays」について「YOJOY」では、からだとこころの状態をセルフチェックし、タイプ別に応じた最適なセルフケアを提案するデジタルコンテンツ「YojoCheck(ヨジョチェック)」と「YojoDays(ヨジョデイズ)」を展開します。<YojoCheck>「YojoCheck」は、 “自分を知る” ことをスタートとし、14項目の質問に答えることで、自分自身のからだとこころの状態を評価し、3つのタイプ別に分類。タイプ別に、食事・運動・生活のコツなど最適なケアを毎月提案します。<YojoDays>「YojoDays」では、 “自分をととのえる” ことを目的とし、月経周期におけるホルモンバランスの変化や二十四節気のそれぞれの季節に応じたセルフケアのヒントとアクティビティを提案します。■オリジナルアイテムの展開について<ボディ用化粧品>デリケートゾーンにも使用可能な3つのボディ用化粧品をラインアップ。低刺激でなめらかに洗い上げるフォーミングウォッシュ、べたつきにくく肌をしっとりケアするインバスボディセラム、ふき取りタイプのリフレッシングミスト。<アンダーウェア>月経周期の揺らぎに寄り添ったブラジャー&ショーツ、縫い目やタグを表側に出すことによってやさしい肌あたりが特徴の二十四節気の過ごし方に合わせたニットインナーをラインアップ。五行色から考えたカラーで展開。■ ボディ用化粧品ナリス化粧品との共同開発についてワコールは、「YOJOY」のボディ用化粧品において、高い研究開発力と国内工場での生産体制による優れた品質・安全性が強みであるナリス化粧品と共同で企画開発に取り組みました。全員女性のプロジェクトチームが目指したのは、『自分のからだとこころに向きあえること』。アレルギーテスト、スティンギングテスト、パッチテストなど複数のテストを実施し(※)フリー処方を採用するなど、自分自身が使用者であるからこそ、より高い品質にこだわりました。同社では、「ナリス化粧品との協業によるボディ用化粧品を通じて、女性が自分のからだやこころに向き合うきっかけを提供したいと考えています」とコメントしています。※全ての人にアレルギーが起こらないというわけではありません。(エボル)
2023年10月07日高畑充希と田中圭が初共演する「unknown」が4月18日から放送開始。絶体絶命の虎松を救ったこころの“お姫様抱っこ”に「なんてかっこいいお姫さま抱っこ」「あまりにも美しくて宗教画!」などの感想がネットに溢れる事態になっている。さらに、ラストの回想シーンについても様々な憶測がタイムラインを流れている。「星降る夜に」に続くテレビ朝日火曜9時枠ドラマとなり、凄惨な連続殺人事件が起こる町を舞台に、秘密を抱えた男女の愛を描く“究極の愛”を問う完全オリジナル作品。スクープを連発している春雨出版「週刊熱波」のエース記者で張り込みの鬼。フットワークの軽さがウリで基本的に大雑把で細かいことは気にしない性格。その正体は人間を襲うこともなく、サステナブルに慎ましく生きている吸血鬼の闇原こころに高畑さん。春陽町交番勤務の警察官で通称はトラちゃん。以前にこころが暮らすアパートで結婚生活を送っていたが3年前に離婚。酔っぱらってうっかり前の家に帰ってしまい、こころに大迷惑をかけた過去があるが、その後、こころと付き合うことになり1年が経つ朝田虎松に田中さん。こころの相棒で「週刊熱波」カメラマンの加賀美圭介に町田啓太。虎松の先輩で同じ交番勤務、虎松の秘密を知る唯一の人物で父親代わりとも言える世々塚幸雄に小手伸也。春陽商店街の「わっしょいクリーニング」店主でシングルマザーの五十嵐まつりにファーストサマーウイカ。周囲から“梅ばあ”と呼ばれる駄菓子屋「うめぼし堂」の店主・今福梅に木野花。こころの母で国民的ニュースキャスターをしている闇原伊織に麻生久美子。クラシックな風習を好み堂々とマントを羽織るなどして、こころに嫌がられている父の闇原海造に吉田鋼太郎といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。最悪の出会いを果たしたこころと虎松。喧嘩ばかりの犬猿の仲からいつしか恋に落ちていき、付き合い始めて1年。こころは結婚を意識するようになるも、自分が吸血鬼であることを告白できず結婚に踏み切れないでいた。そんななか「うめぼし堂」が火事となり、虎松が梅ばあを助けようとして家具の下敷きに。虎松の危機を救ったこころは、自分が吸血鬼だと告白する…というのが1話の展開。助け出した虎松を“お姫様抱っこ”するこころの姿に、視聴者からは「なんてかっこいいお姫さま抱っこだって見惚れちゃった」「こことらのお姫様抱っこ、あまりにも美しくて宗教画!」「私もとらちゃんをお姫様抱っこしたい!されるよりしたい!!!」などの声が続出。またラストでは虎松の“過去”にまつわる回想シーンも…「虎松の秘密はなんだよぉ。。フラッシュバック怖かったな」「回想から虎松の秘密は元妻が殺されてる?」「虎松さんの秘密の方が恐ろしい感じ?彼が離婚した理由とも関わってる?」など、虎松の秘密についても様々な憶測がタイムラインを流れている。【第2話あらすじ】自分が吸血鬼であることを虎松に告白したこころ。虎松はそれを受け入れ、2人はついに結婚への階段を駆け上がる…はずが虎松は、こころの告白を冗談だと思っていたことが発覚。こころは絶望し「婚約解消だよ!」と泣き叫び、その場を後にする。そんななか春陽町で首筋から血を抜かれた女性の遺体が発見される。幸雄は「5年前の未解決連続殺人事件と手口が似ている」と告げ…。「unknown」は毎週火曜21:00~テレビ朝日系にて放送中。(笠緒)
2023年04月19日疲れやすい時期こそ取り入れたい薬膳レシピこころダイニングは2023年6月14日(水)及び6月21日(水)に、『こころダイニング 第13回 薬膳講座 ~こころとからだが喜ぶごはん~ テーマ「燃え尽き症候群」』を開催します。同講座では、国際中医師で料理研究家の村岡奈弥氏が、「燃え尽き症候群」をテーマにした薬膳レシピを紹介します。発酵調味料を活かして、こころとからだが喜ぶ、とびきりおいしい料理に仕上げていきます。開催時間は両日ともに18:15から20:00まで、開催場所はこころダイニング 吉祥寺店です。参加費用は1回7,000円。費用には、軽食、調味料のお土産、レシピテキストが含まれ、定員は10名です。講座への参加申し込みは、Coubicにて受け付けています。薬膳やスーパーフードに関する知識が豊富村岡奈弥氏は東京都出身です。辻クッキングスクールや、食品会社などで経験を積んだ後、中医薬膳師や国際中医師の資格を取得し、現在は料理研究家として活躍しています。NPO法人キャンサーリボンズハウス委員を務め、著書には『アンデスのスーパーフード おいしい!キヌアレシピ』『家族をいたわるスープブック』『からだがサビない漢方ごはん』などがあります。(画像はこころダイニングより)【参考】※こころダイニング※Coubic※薬膳料理教室&セミナー 村岡奈弥料理教室
2023年04月16日ステンドグラスアーティスト・ひらのまりの展覧会「GRATITUDE ステンドグラスが織りなす『こころを満たす喫茶展』 by ひらのまり」が、2022年12月28日(水)から2023年1月17日(火)までの期間、大丸梅田店にて開催される。ステンドグラスアーティスト・ひらのまりの展覧会が大丸梅田店でガラスの断片をつなぎ合わせることで成り立つステンドグラスに独自の「間」を加え、新たなステンドグラスアートの境地を表現しているステンドグラスアーティスト、ひらのまり。作品制作のきっかけになったという、喫茶店のショーケースに並ぶサンプル品をモチーフにした作品は、その代表作として知られている。レトロな喫茶メニューをモチーフにしたステンドグラスたとえば「ゼリーポンチ〜喫茶ソワレ〜」は、京都にある昭和23年創業の人気喫茶店「喫茶ソワレ」で実際に提供されている名物メニュー「ゼリーポンチ」をモチーフにした作品。ソーダの中で光を受けて輝くカラフルな5色のゼリーを、キューブ型のステンドグラスで表現している。このほか、レトロな喫茶プリンを思わせる「Pudding」、クラシックなクリームソーダをモチーフにした「Cream soda」、たっぷりとメープルシロップのかかった「Pancake」など、レトロな喫茶店の定番メニューをモチーフにした作品を中心に展示する。非売品の作品パーツが手に入る作品ガチャまた、1月2日(月・振休)から6日(金)までの期間は、館内で開催される「大開運日5DAYS 福ガチャ!」に関連した企画「ひらのまり×喫茶ソワレの作品パーツ(非売品)のガチャ」を実施。「ゼリーポンチ〜喫茶ソワレ〜」を構成するゼリーのパーツ1つがランダムに入った、限定16個の特別な“アートガチャ”となっている。開催概要「GRATITUDE ステンドグラスが織りなす『こころを満たす喫茶展』 by ひらのまり」開催期間:2022年12月28日(水)〜2023年1月17日(火)会場:大丸梅田店11F 「アート ギャラリー ウメダ(ART GALLERY UMEDA)」<作家来場予定日>2022年12月28日(水)、29日(木)、31日(土)2023年1月2日(月・振休)〜4日(水)、7日(土)〜11日(水)、14日(土)~17日(火)※来場予定日は変更になる場合あり。時間によっては不在の場合あり。「ひらのまり×喫茶ソワレの作品パーツ(非売品)のガチャ」開催日:2023年1月2日(月・振休)〜 ※なくなり次第終了料金:1回10,000円(現金のみ) ※限定16個のみ。
2022年12月30日おうちで作れる「腸活ごはん」もレクチャー2023年1月21日(土)、こころダイニング 吉祥寺店において、こころダイニング 第2回 腸活セミナー『腸活でこころをすこやかに』が開催されます。講師は、キッコーマンこころダイニング(株)代表取締役社長 茶谷良和氏が務めます。同講座では、腸活を通じて、こころの幸せホルモンを作る方法をレクチャー。玄米と発酵食品を使った「腸活ごはん&デザート」を作る方法や、こころをすこやかにする7つの習慣などを学ぶことができます。開催時間は15:30から17:00まで、定員は10名。玄米と発酵食品のお土産、腸活ノート、「腸活ごはん」の試食付きで参加費用は4,500円です。申し込みはCoubicにて受け付けています。料理は鳥羽晋介氏が担当同セミナーの試食は、美と健康のグルメレストランで料理経験のある鳥羽晋介氏が作ります。メニューは「玄米ともち麦ごはん」「とろろ昆布とマグロの発芽玄米のみそ汁」「かぶとサクサクしょうゆアーモンドのそぼろ納豆とオクラの紫蘇梅酢」など5品を予定しています。(画像はプレスリリースより)【参考】※こころダイニング お知らせ※Coubic
2022年11月30日映画パーソナリティ・心理カウンセラーの伊藤さとりによる著書『映画のセリフでこころをチャージ愛の告白100選』が、12月16日(金)に発売されることが決定した。本書は、映画の舞台挨拶やTV・ラジオなど多方面で活躍し、ぴあアプリ&Webでは『心理テストで今のあなたがまる分かり!』を連載中の伊藤さとりが、心にグッとくる映画100作品を厳選し、映画に登場する愛の告白のセリフ100点をまとめた一冊。2000年代を中心とした珠玉の映画に登場するセリフとともに、心理カウンセラーの資格を活かした恋愛アドバイスが収録される。イラストを担当したのは、書籍や雑誌、広告等で活躍し、 神山羊『Summer Time feat.池田智子』の配信ジャケットなども手がけるイラストレーター・朝野ペコ。大ヒット映画『花束みたいな恋をした』では、菅田将暉が演じる麦のイラストも担当した朝野ペコが、本書にイラスト100点を描き下ろした。映画好きはもちろん、心のチャージをしたい自分に、そして大切な人への贈り物としてもおすすめの一冊だ。『映画のセリフでこころをチャージ愛の告白100選』著者:伊藤さとりイラスト:朝野ペコ発売日:2022年12月16日(金)定価:1,400円(税込1,540円)発行:株式会社ムービーウォーカー発売:株式会社KADOKAWA販売店:全国の書店、 カドカワストア() 、 Amazon()※表紙・収録内容は一部変更になる可能性あり。
2022年11月15日今年も前半が過ぎ、あっという間に夏の季節になりました。最近は真夏日も増えてきて、まだ身体が暑さに慣れない状態だと、疲れやすいですね。そして、身体が疲れるとメンタルにも少なからず影響が…。あなたの現在の「こころの健康度」はどれくらいでしょうか。以下の簡単な心理テストをどうぞおためしください!Q.あなたは一定時間内にいくつ風船をふくらませることができるかを競うゲームに参加しています。4つ目の風船をふくらませていると、いきなり風船が割れてしまいました。その風船だけ中になにか入っていたようです。それはなんだったと思いますか?1.花びら2.水3.鈴4.ガラス玉選べましたか? それでは、答えを見てみましょう。1、「花びら」を選んだあなたあなたは今、少々気にかかることがあったとしても、心身ともにそれをカバーできるエネルギーを持っています。こころの健康度は高いので、今の状態をキープするように日々の生活を充実させてください。2、「水」を選んだあなたあなたは今、心身ともに疲れているか、なにか気にかかることがあり、こころの健康度が下降気味かもしれません。信頼できる人に相談したり、早めに身体を休めたりして、ひとりでがんばりすぎないようにしてください。3、「鈴」を選んだあなたあなたは今、忙しいながらも日々の生活を問題なくこなしていて、こころの健康度は高そうです。しかし、やりたいことを詰め込みすぎて、知らないうちに身体が疲れてきているかもしれません。たまにはゆっくりする時間を作ってください。4、「ガラス玉」を選んだあなたあなたは今、心身ともにゆとりがあるゆえに、周りのさまざまな問題に目がいってしまい、なにかと心配したり、気を遣っていて、こころの健康度が低めになっているようです。自分が解決できることとそうではないことを分けて、できることにだけ専念してみてください。いかがでしたか? 一日は誰にとっても24時間、どうせ過ごすなら楽しく元気でいたいものですね。2022年も後半に入りましたが、あなたがよりハッピーに過ごすためのポイントはなんでしょうか。詳しいテストをご用意していますので、こちらもご覧ください。 「2022年後半をハッピーに過ごすポイントは?」 ママが気になる心理テストがいっぱい! 子育て診断はこちら
2022年07月15日『ららら♪クラシックコンサート』の第13弾が、7月21日(木)に東京芸術劇場コンサートホールで開催される。「美しい日本の歌歌い継ぐ音楽のこゝろ」がテーマで、童謡や愛唱歌など日本の美しい歌曲の数々が披露される。『ららら♪クラシックコンサート』は、Eテレの音楽番組『ららら♪クラシック』で紹介された名曲を生演奏で楽しめる催しとしてスタートし、番組が終了した後も番組のコンセプトを引き継いで開催されている。当初は2月に開催される予定だったが、新型コロナウイルス感染症まん延防止等重点措置が公示されたことを受け延期に。一部の出演者が変更なったが、引き続き高橋克典が司会を務め、番組の初代MCを担当していた加羽沢美濃がピアニストで登場する。ららら♪クラシックコンサートVol. 13「美しい日本の歌歌い継ぐ音楽のこゝろ」~童謡・唱歌・愛唱歌・日本歌曲の美しさを識る~7月21日(木) 14:00開演(13:00開場予定)東京芸術劇場 コンサートホール※アーカイブ付きLIVE配信あり錦織健小林沙羅藤木大地工藤和真山田姉妹ヴィタリ・ユシュマノフ山岸茂人(ピアノ)加羽沢美濃(ピアノ)高橋克典(司会)金子奈緒(司会)・予定プログラム「荒城の月」「かなりや」「浜辺の歌」「この道」「初恋」「星めぐりのうた」 「秋桜」「愛燦燦」「いのちの歌」「風が吹いている」「日日草」ほか(曲目は変更になる場合あり)■チケット情報
2022年07月08日臨床心理士として相談者のこころの問題と長年向き合い、またその経験をもとにした著作が話題となるなど文筆業でも注目をされている東畑開人さん。新刊『なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない』で焦点となっているのは、“自助”の時代の中で、いかに人と繋がるかということ。本書が3月に発売となって以来、東畑さんがさまざまな感想を目にする中で抱いたのは、「これは寂しかった自分に気づく本なのかもしれない」という思いだった。「人は日頃、友達や組織などいろんなものに支えられ、あまり寂しさを感じないように生きているわけですが、ふと寂しくなることがある。その背景に隠されているのは、過去に受けた何らかのこころの傷。どうせ誰もわかってくれないだろうと、普段はその傷が見えないようにきちんとマネージメントしていながらも、やっぱり誰かにわかってもらいたい自分もいる。そういう寂しさとか孤独感が、この本を読んでいると露わになるんじゃないでしょうか」本書は、東畑さんがこれまで行ってきた相談者とのカウンセリングが事例となり、今の時代に生じやすいこころの問題との向き合い方が「7つの補助線」として綴られている。自分をコントロールする方法や人との距離感などのテーマがあるが、いずれも共通しているのは、こころは簡単に白黒つけられないということ。「例えば何か失敗した時に、ストレスを発散してスッキリするのはいいのですが、一方でモヤモヤすることも大切だと思うんです。失敗をモヤモヤ考えることで、それが教訓となり、成長に繋がることもありますから。現代にはどちらか一方に決めようという風潮がありますが、“も”という考え方は、複雑な今の時代を生き抜くために必要だと思います」自分のこころと向き合う営みは人間にとって大切で、その際に役立つ本であってほしいと東畑さんは言う。「同時に、こころの傷は他者との関わり合いの中で癒されるという側面もあって。恋人など信頼できる人と自分の傷をシェアすることで、だんだん修復されていく。そういう相手を見つけるのが難しいという人もいるかもしれませんが、自分に置き換えてみると、誰かに頼られるって案外嬉しくないですか?他者は思うほど恐れる存在ではないんです」『なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない』SNSなどで広く人と繋がっているように思える今の時代。でも、カウンセリングに訪れる人たちは孤独を抱えていて…。迷子になったこころの見つけ方とは?新潮社1760円とうはた・かいと1983年、東京都生まれ。専門は臨床心理学、精神分析、医療人類学。著書『居るのはつらいよ』(医学書院)で第19回大佛次郎論壇賞受賞、紀伊國屋じんぶん大賞2020受賞。※『anan』2022年5月18日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2022年05月15日毎年、社会における諸問題を取り上げる公開シンポジウムを共催している羽曳野市と四天王寺大学・同短期大学部(大阪府羽曳野市、学長:岩尾 洋)は、「和のこころを未来へー聖徳太子から学ぶ、和のこころー」シンポジウムを2022年2月19日(土)にオンラインにて開催します。フライヤー表面令和3年(2021年)は、聖徳太子がご薨去されてから1,400回忌という節目にあたり、各方面でさまざまな御聖忌事業が展開されています。そして、100年前の「聖徳太子千三百年御聖忌」記念事業として創立された四天王寺学園にとって、令和4年(2022年)はちょうど100周年を迎えます。将来の全く予測できない変化の激しい時代を生き抜くための普遍的叡智として、本学の建学の精神でもある聖徳太子の「和のこころ」を取り上げ、その内容をあらためて見つめ直したいと思います。【シンポジウム概要】●日時2022年2月19日(土)13:00~15:30●テーマ学校法人四天王寺学園創立100周年記念「和のこころを未来へー聖徳太子から学ぶ、和のこころー」●開催形式オンラインにて実施(参加者のご自宅等からパソコン、スマートフォン、タブレットでYouTube視聴となります。)●参加費無料 ※通信費は参加者負担となります。●定員1,000名(事前申込必要 ※先着順)※限定公開●主催羽曳野市・羽曳野市教育委員会、四天王寺大学・四天王寺大学短期大学部●申込み 【内容】●第1部 基調講演「以和為貴」を第一条とする『十七条憲法』成立の背景石井 公成 氏(駒澤大学名誉教授)●第2部 話題提供(1)時代を写す鏡ー聖徳太子南谷 恵敬 氏(和宗総本山四天王寺 執事・勧学部長、四天王寺大学 客員教授)(2)日本社会における「和」の意義について藤谷 厚生 氏( 四天王寺大学 人文社会学部社会学科教授)●第3部ディスカッション聖徳太子から学ぶ、和のこころシンポジスト:南谷 恵敬 氏・藤谷 厚生 氏総合司会:須原 祥二 氏(四天王寺大学 副学長・人文社会学部社会学科教授) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月17日元かみやどの萩田こころと三葉みゆが所属する、6人組アイドルグループ・iSPY(アイスパイ)が10日、東京・duo MUSIC EXCHANGEでデビューライブを開催した。iSPYは、今年6月に活動終了したアイドルグループ・かみやどのメンバーだった萩田と三葉を中心に、オーディションから選ばれた、楠城ひめか、瀬乃かな、夏川みずき、宮田くるみの4名を加えて結成。グループ名のiSPYは英語で「見つけた」の意味で、“i”はグループが見つけたファンのハートを表し、「スパイの様にいつの間にかハートを盗み出してしまうような魅力あるグループ」を目指して名付けられた。6人揃ってのパフォーマンスは、今回のライブが初。オーディションを勝ち抜いた4名を紹介するVTRの後、登場した6人が「初めまして、iSPYです。一緒に楽しんでいきましょう!」と駆け付けたファンに呼びかけると、「STAGE!!」を披露。その後も「恋コガレ」「ラストゲーム」など全5曲で会場を盛り上げた。歌い終えた瀬乃は、「ずっとアイドルになりたいという夢がありました。このiSPのメンバーとしてステージに立つことができてとても嬉しく思います」と笑顔。楠城も「これからもっと、もっと、家族にも、友達にも、ファンの方々にも、成長した姿を見せていけるように、両親にも感謝して頑張ります」と意気込み、宮田は「配信審査の中で、辛いこととかもたくさんありました。でも、今このように、iSPYの始まりを観るために駆けつけてくれたみなさんがいることが、本当に嬉しいです」とファンに感謝した。この日、芸能界デビューとなった夏川は、「一生に一度のデビューライブという日をたくさんの方に観て頂けて、とても嬉しいです。これからのライブがもっと楽しみになりました」と初々しい一面も見せた。グループの中心である三葉は、「2人でアイドルグループを結成すると決めたときは、『この2人で大丈夫かな?』と思った人もいると思いますが、このお披露目ライブで見せた『iSPY』のすべてが私たちが選んだ決断だと思っています」と涙ながらにコメント。萩田も「こうして、みゆと新しいメンバーと一緒にステージに立てたことを本当に嬉しく思います。ファンのみなさまがいたおかげです」と感涙し、三葉に励まされながら「これからもよろしくお願いします」と深く頭を下げた。最後には、16日から東京・SHIBUYA THE GAMEでデビュー記念となる3DAYS単独公演、14日にはバトゥール東京で初の対バンライブに出演することが発表された。■ライブ直前インタビュー――自己紹介と今の心境をお願いします。楠城:ピンク色担当で16歳です。ライブの会場に来てから、やっとデビューするという実感が湧いてきました。すごく緊張していますが、両親への感謝の気持ちがより膨らみました。人前に立ってパフォーマンスをするのは今日が初めてなのですが、どんな風景が見えるか、想像もつきません。瀬乃:水色担当で20歳です。リハーサルが終わって少し緊張がほぐれたのですが、時間が経つにつれて、緊張と楽しみが高まっています。極真空手をやっていたのですが、小学校のころ、神奈川県大会で、2年連続「男子の部」で2位でした。「女子の部」で1位になったので、「男子の部」にも出場しました。瓦は割ったことがないのですが、板なら回し蹴りしていました。機会があれば、披露したいです。萩田:白色担当で20歳です。私とみゆで新しいグループを作ることになりました。今まではオーディションを受けていた側だったのですが、審査員として4人を選びました。先ほど、リハーサルをしたのですが、みんながステージに上がって行く姿を後ろから見て、感動しました。緊張もあるのですが、わくわくの方が大きいです。ワンマンライブは何回もできるのですが、デビューライブは一度きりなので、メンバー全員が楽しめて、お客さんも楽しめるステージにしたいです。デビューライブは、一生忘れないと思います。三葉:紫色担当で、23歳です。こころと一緒にまたステージに立てていることが嬉しいです。今日は、ゴールではなくて、スタートなので、今日は楽しむことだけ考えて臨みたいです。夏川:黄色担当で、18歳です。小さいころからずっとアイドルに憧れていたのですが、やっとアイドルになれて、このようにデビューライブを迎えることができ、緊張もしてるのですが、性格がポジティブなので、アイドルとしてステージに立てることが楽しみです。宮田:緑色担当で、17歳です。昨日の夜からずっと緊張しているのですが、リハーサルを終えて、わくわくしてきました。オーディションの配信審査では、ファンの方とおしゃべりをしたり、激辛焼きそばを食べたりして、1位を頂きました。――iSPYは、特徴的な名前ですね。萩田:iSPYという名前は私が提案したのですが、iSPYには英語で「見つけた!」という意味があります。“i”は、応援してくださるみなさんの心を表しているのですが、気づいたらいつの間にか心を盗まれているようなグループにしたいなと思って、考えました。衣装も、オーディションをやっているときに、三葉みゆと2人で、デザイナーさんと相談しながら決めました。――三葉さんは、デビューライブで披露する5曲の作詞も担当されていますね。三葉:王道の可愛いアイドルを目指していて、衣装も可愛いものを用意し、キャッチーな曲をやっていきたいのですが、その中での、例えば「ラストゲーム」という曲はカッコいい曲になっています。歌でもダンスでも、曲ごとに振り幅を見せていきたいなと思います。1曲目の「STAGE!!」は、明るくてキャッチーな楽曲なのですが、ステージに立っているアイドルの気持ちを歌った曲です。私自身が「こういうアイドルになりたい」と思って書いた曲ですし、私が思い描いていた「iSPY」を表したような曲になっているので、代表曲になったらいいなと思います。――ダンスを含めた表現としては、どんなパフォーマンスになりますか?萩田:iSPYにはせつない曲、かっこいい曲、可愛い曲などがあるので、それぞれで違うメンバーの表情を見せられるようなパフォーマンスを見せたいと思います。――個人のアイドルとしての目標や夢を教えてください。宮田:歌って踊ることが好きなので、スキルアップをしながら、ステージを頑張りたいと思います。曲ごとに表情を意識しているので、魅せるパフォーマンスを心掛けています。夏川:トロッコにも乗ってみたいし、イヤモニもつけてみたいです。日本武道館で、2階まで届くような巨大なトロッコに乗りたいです。また、大阪の登美丘高校さんが有名だと思いますが、私も中学と高校はダンス部で、中学生のときに全国3位を頂きました。今までアイドルっぽい可愛いダンスはしたことがないのですが、アイドルらしい可愛い振り付けもやってみたいです。三葉:3年間、社会人として働いてからアイドルになったのですが、このiSPYで、アイドルを卒業するときに「やりきった」と思えるような活動をしたいです。萩田:目標にしてるのは、日本武道館です。私がアイドルになりたいと決心したのは、日本武道館で、「モーニング娘。」さんの鞘師里保さんの卒業公演を観たときです。初めて観たアイドルライブだったのですが、「私のアイドルになりたい」という夢が始まった場所なので、いつか自分も大きなステージに立ちたいです。瀬乃:東京アイドルフェスティバルに出てみたいです。iSPYのミュージックビデオもいっぱい作りたいです。楠城:もともと女優を目指していて、アイドルのことを知らなかったのですが、応募フォームにあったみゆちゃんとここちゃんが可愛くて、本当に惹かれたんです。私自身もまだビックリしているのですが、親も友達も応援してくれているので、iSPYのみんなと一緒に大きなステージに立てるように頑張って行きたいです。――グループの目標をお願いします。萩田:それぞれの強みをどんどん生かして、それぞれがアイドルにプラスして輝けるものを見つけてほしいと思っています。メンバーが色んな所で活躍できるような環境作りができるグループにしたいなと思っています。三葉:メンバーの出身が静岡、岩手、大阪、神奈川、東京、千葉とバラバラなので、それぞれの場所で凱旋ライブをしたいです。コロナ禍でなかなかライブができなかったのですが、これからはできるようになってくると思うので、声が出せるライブもしたいです。全国ツアーをしたいです。――萩田さんはオーストラリア育ちですが、オーストラリア公演も?萩田:したいです!
2021年11月11日国際中医専門員・鍼灸師の新刊10月28日、ツボを刺激することで心身の不調を改善しようという新刊『こころと体がラクになるツボ押し養生』が学研プラスから発売された。著者は兵庫県神戸市垂水区にある「CoCo美漢方(ここびかんぽう)」の国際中医専門員である田中友也(たなかともや)氏で、鍼灸師、登録販売者、メンタルヘルス・マネジメントII種の資格を保有し、Twitterでの漢方に関するつぶやきが人気となっており、現在、12万人以上がフォローしている。季節ごとの不調・急なトラブルに頼れるツボ体だけでなく精神的なトラブルの改善効果が期待できるのがツボ押しである。自分で押せるということもあり、手軽にできる健康法なのだが、正確な場所がわからないという人が多く、わからないため面倒になり、諦めてしまう人も少なくない。田中友也氏は「ツボ押しってざっくりでいい。いい意味で適当でもいい」と語る。正確な位置がわからないからやらないというのでは、あまりにももったいない。だいたいのところを刺激すればいいのである。新刊では中医学の基本から始まり、ツボ養生のコツ、おすすめの刺激法などを紹介し、季節ごとの数々の不調に対応するツボ、腹痛や乗り物酔い、二日酔い、歯痛といった急なトラブルに頼れるツボを掲載。押す、さする、もむ、たたく、温める、伸ばすなどの刺激により不調を改善する。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※『こころと体がラクになるツボ押し養生』 - 学研出版サイト
2021年11月03日こころやすらぐソロ・ギター 極上のリラクゼーション・ミュージック Vol.2 【模範演奏CD付】クラシック、ポピュラー、映画音楽などから、不朽の名曲を厳選したソロ・ギター楽譜集。バッハの「平均律」や、某胃腸薬のCM曲として長年耳馴染みのあるショパンの「前奏曲 第7番」、名作映画『ひまわり』や『戦場のメリークリスマス』のテーマ曲、ディズニー映画の名曲「ホール・ニュー・ワールド」など、心を癒すメロディーをたっぷりとご堪能ください(全曲にTAB譜が付いています)。江部賢一氏、日渡奈那氏、津田昭治氏らによる、珠玉の演奏を収録した模範演奏CDは、リスニングとしても十分にお楽しみいただけます。【収載曲】[1] ロンドンデリー・エアー[2] 平均律クラヴィーア曲集第1巻第1曲より プレリュード[3] アヴェ・マリア[4] 清き流れ[5] タイスの瞑想曲[6] 家路[7] ノクターン 変ホ長調[8] 前奏曲 第7番 イ長調 作品28-7[9] 交響曲 第7番 イ長調 作品92 第1楽章より[10] ラプソディ・イン・ブルー より[11] スカボロー・フェア[12] いつか王子様が[13] ホール・ニュー・ワールド[14] ONLY TIME/エンヤ[15] ジ・エンタテイナー[16] ひまわり[17] Summer/久石 譲[18] Oriental Wind/久石 譲[19] 戦場のメリークリスマス[20] 小さな旅/大野 雄二商品詳細こころやすらぐソロ・ギター 極上のリラクゼーション・ミュージック Vol.2 【模範演奏CD付】定価:3,080円(10%税込)仕様:菊倍判/72ページ発売日:2021年9月28日ISBN:978-4-636-10079-2商品コード:GTL01100113 amazonにてご予約受付中! : 既刊シリーズ 好評発売中!こころやすらぐソロ・ギター 極上のリラクゼーション・ミュージック (改訂版) 【模範演奏CD付】定価:3,080円(10%税込)仕様:菊倍判/72ページISBN:978-4-636-98126-1商品コード:GTL01098126 お求めは、全国ヤマハ特約楽器店・書店または弊社オンラインショップ >まで。【本商品に関するお問い合わせ】(株)ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス ミュージックメディア部問い合わせフォーム: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年09月15日東京都が主催し明治大学心理臨床センターが共催する「学生向けこころといのちの講演会」で、明治大学子どものこころクリニックの山登敬之院長が講演を行います。また、第一部のパネリストとして本学大学院(文学研究科臨床人間学専攻臨床心理学専修)の学生も参加します。今回の講演会は、東京都が行う若年層の自殺総合対策の一環として、主に教育・医療・保健・福祉・法律等、将来、対人援助職を志す学生を対象に開催されます。山登敬之院長プロフィール・・・筑波大学大学院博士課程医学研究科修了。精神科医、医学博士。専門は児童青年期の精神保健。国立小児病院精神科などを経て、2004年に東京えびすさまクリニックを開設。2020年9月に同院を閉院後、明治大学文学部心理社会学科特任教授に着任。明治大学子どものこころクリニックとは・・・明治大学心理臨床センターが開院した、地域に開かれた児童・思春期精神科医療機関です。明治大学駿河台キャンパス近隣(東京都千代田区とその周辺)に児童・思春期精神科医療機関が不足していたため、2021年1月に開院しました。「心理相談」と「精神医療」が緊密に連携しながら子どもの成長・発達を支援しています。また、臨床心理学を学ぶ学生の実習の場としての機能も担っています。(参考: )■ 開催日時9月29日(水)15:30~18:00詳細:東京都福祉保健局HP ■ 講演内容第一部「10代の若者を支援する職に就いていて、ある日、子どもから”死にたい”と打ち明けられたらどのように向き合うか?」といった想定事例に基づき、公認心理士を志す大学院生たちと一緒に、”死にたい”という10代の若者に向き合う姿勢と留意すべき点などについて考察します。第二部参加者によるグループワークを行い、そこで生まれた声を全体で共有します。■ 参加方法・無料オンライン配信ツールによるライブ配信。視聴方法等の詳細はお申込み後にご案内いたします。・長時間インターネットに接続可能な通信環境、PC・タブレット又はスマートフォンのご用意をお願いいたします。・9月10日(金)17時までにメールでお申込みください。【宛先】 S0000289@section.metro.tokyo.jp ※収集した個人情報は、本事業に係る連絡にのみ使用いたします。【件名】こころといのちの講演会参加申込※件名が異なると、正しく受付されない場合があります。【本文】下記の内容をご記載ください。1.お名前 2.メールアドレス 3.所属等(学校名、団体名、区市町村名等をご記載ください)【対象】都内在住・在学の学生※主に教育・医療・保健・福祉・法律等、将来対人援助職を希望する方にお勧めです。【定員】200名 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月03日《美を求め努力は永遠女の道》こちらは、広瀬すず(22)が「女性自身」をテーマに作った一句。そのこころは?「美に関して周りの人の努力を見ると、自分もちゃんとしなきゃと思うんです。先輩方にも『今からやっといたほうがラクだよ!』とよく言われるので、女性はこれが一生続くんだなと……(笑)」そんな広瀬が主演する『ドラマWスペシャルあんのリリック-桜木杏、俳句はじめてみました-』(前編はWOWOWにて2月27日よる9時スタート)は、俳句やラップなど「言葉の力」が大きなテーマ。広瀬自身も、数年前から心に「引っかかっている」言葉があるという。「私はすごく負けず嫌いだって話をしたら、とある監督に『自分とは勝負しないの?』と言われたんです。たしかに自分としっかり向き合ったことなかったなって。それから『これは自分との戦いだから頑張らなきゃ』と意識しています」初舞台も「自分との戦い」だった?「全身で表現しなきゃいけないので、新しい気付きがたくさんありました。何十回も稽古するので、忍耐強くなった気がします(笑)」「女性自身」2021年3月2日号 掲載
2021年02月19日「資生堂パーラー 銀座本店サロン・ド・カフェ」は、2021年2月14日までの期間限定で『スペシャル バレンタインパフェ』を展開中です。ハートのモチーフをちりばめた、ちょっと大人の華やかなパフェは、3種のアイスクリームやシャーベットを楽しめます。「資生堂パーラー サロン・ド・カフェ ラゾーナ川崎店」では、2021年2月1日~3月31日の期間、純白のチョコレートパフェ『ショコラブラン』が登場。凛とした佇まいの真っ白なパフェは、フランボワーズやヨーグルトのソルベなど、ホワイトチョコレートとのマリアージュがサプライズ感のある味わいに。 こころ踊るこの季節に、資生堂パーラー限定のスペシャルパフェをお楽しみください。『スペシャル バレンタインパフェ』×『ショコラブラン』<資生堂パーラー 銀座本店サロン・ド・カフェ>『スペシャル バレンタインパフェ』 2,300円(税込)2021年1月19日(火)~2月14日(日)『スペシャル バレンタインパフェ』 2,300円(税込)ハートの苺やメレンゲを合わせた心ときめく愛らしいパフェです。ベルギー産ルビーチョコレートアイスクリーム、スイス産チョコレートアイスクリーム、フランス産チョコレートシャーベットの3種類の味が楽しめるパフェに仕上げました。【店舗情報】「銀座本店サロン・ド・カフェ」内観東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル3階03-5537-6231(予約不可)営業時間:※当面の間、20:00閉店となっております火~土曜日11:00~21:00(L.O.20:30)日曜日・祝日 11:00~20:00(L.O.19:30)定休日:月曜日(祝日は営業)、年末年始<資生堂パーラー サロン・ド・カフェ ラゾーナ川崎店>『ショコラブラン』 1,815円(税込)2021年2月1日(月)~3月31日(水)『ショコラブラン』 1,815円(税込)チョコレートの本場ベルギーを代表するベルコラーデ社のクーベルチュールホワイトを使用しています。この冬を彩る純白のチョコレートパフェです。【店舗情報】「サロン・ド・カフェ ラゾーナ川崎店」内観神奈川県川崎市幸区堀川町72-1 ラゾーナ川崎プラザ2F044-874-8593営業時間:10:00~21:00(20:30 L.O.)※営業時間・定休日は施設に準じます『バレンタインコレクション2021』など、フーズ商品のバレンタインスペシャルサイトはこちら▼※資生堂パーラーでは、感染予防策を講じ営業しております。※営業時間等を変更する場合がございます。最新情報は公式HPをご覧ください。※食材の入荷状況により、メニュー内容および提供期間が変更になる場合がございます。※写真はイメージです。提供品は写真と異なる場合がございます。■資生堂パーラー お客さま窓口東京都中央区銀座8-8-30120-4710-04(月~土曜日10:00~17:00 祝日、年末年始、夏期休暇を除きます)公式ホームページ:オンラインショップ:企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2021年01月24日サッカークラブや各種スポーツ団体を対象に「スポーツマンのこころ」と銘打つ講義で、一流アスリートになるための心得を伝え続ける岐阜協立大学経営学部教授の高橋正紀先生。ドイツ・ケルン体育大学留学時代から十数年かけ、独自のメソッドを構築してきました。聴講者はすでに6万人超。その多くが、成長するために必要なメンタルの本質を理解したと実感しています。高橋先生はまた、「スポーツマンのこころ」の効果を数値化し証明したスポーツ精神医学の論文で医学博士号を取得しています。いわば、医学の世界で証明された、世界と戦える「こころの育成法」なのです。日本では今、「サッカーを楽しませてと言われるが、それだけで強くなるのか」と不安を覚えたり、「サッカーは教えられるが、精神的な部分を育てるのが難しい」と悩む指導者は少なくありません。根性論が通用しなくなった時代、子どもたちの「こころの成長ベクトル」をどこへ、どのように伸ばすか。「こころを育てる」たくさんのヒントがここにあります。(監修/高橋正紀構成・文/「スポーツマンのこころ推進委員会」)<<前回|連載一覧>>(写真は少年サッカーのイメージです)■勉強を本気で頑張れないやつがスポーツを頑張れるわけがない「小学生のころに"スポーツマンのこころ"に出会っていたら、もっと自分を磨けたのに」"スポーツマンのこころ"の講義を聞いて、そう後悔する学生は少なくありません。今回は学生たちの生の声を紹介します。岐阜県内にある私が勤務する大学では、本格的なオンライン授業が始まっています。運動部活に取り組む学生が7割近くを占めているスポーツ経営学科の必修科目であるスポーツ原論という授業で、入学直後の1年生に「スポーツマンのこころ」を伝えています。オンライン授業は初めての経験ですが、こうやって画面越しでも内容はかなりしっかりと伝わるのだと実感しました。例えば、スポーツは本質本質的には遊びの一種であり「非日常」の時空間で行われるゲームであること、学生にとっての「日常」であるをおろそかにしてしまうと非日常のスポーツでの成長が鈍ること、自分を大切にするということは、大切であるからこそ自分を磨くということ、そしてその"自分を磨く"は自己決定することによってより意味が出てくること、などを理解してもらいます。「文武不岐」の話もします。この連載でもお話ししましたが、文武不岐とは学問とスポーツは別物ではなく、学問を極め何が正しいかを知ることは、スポーツで厳しい練習を積むなかで人間性を向上させることにも通じる。その逆も然りであるという意味です。つまり、学問とスポーツと不離一体になっているわけです。「文武両道」という言葉のほうが一般的に知られていますが、単に両立すること者に価値があると論じるだけでなく、相乗効果をもたらす関係なだと話しました。私は「勉強を本気で頑張れないやつがスポーツを頑張れるわけがないということなんだよね。だからいますべきことがわかるよね」と呼びかけました。新型コロナウイルスの渦中で、このようにして「スポーツマンのこころ」を学んだ学生たちは、心が穏やかにもなるようです。「なんでサッカーできないんだよ!」という葛藤からは少なくとも脱出できているようです。なぜそう思うのかというと、学生たちが授業後に書いたレポートにそういったことを感じさせることが書かれているからです。<一部抜粋>★日常の中で目標を持ってやり抜くことは口で言うのは簡単だけれど、正直難しいと思う。だからこそ、部活動などの非日常で達成感を得る感覚を身につけた後に、日常にも繋げられたら日常も非日常も有意義な時間になると思いました。★私の県ではベスト8にはほぼ進学校が入ってました。勉強が頑張れるからスポーツも頑張れていたんだと思いました。★「文武不岐」は、学校の勉強を頑張ることで競技を強くするという意味をもち、非日常よりも日常のほうが大切であることも意味に含まれていると思いました。★文武不岐を実行するのは今からでも間に合うと思ったので今日からすぐに実行しようと思います。それと同時にスポーツ以外の事で自分が本当に好きなことについて考えてみます。こういう考えに大学一年生のうちに出会えてよかった。「1年生のうちに出会えてよかった」と書かれていますが、「この考え方に小学生のうちに出会っていたら、もっと自分を磨けたのに」と悔しがる学生も多いです。以下のように、授業を受けて、小・中・高校時代を振り返る学生たちです。★今の日本は、スポーツの中で人間性を磨いても、日常につなぐ力がなく、スポーツと日常は全くの別ものだと感じている子は少なくありません。そして、本当にスポーツを楽しんでいる子も少ない気がします。★中学生くらいの頃は、クラブ活動の時だけちゃんとして、学校にいる時(授業)は寝ていたり、クラブの時とそれ以外を分けて考えていました。★野球から目上の人への態度や人間性を学んだりはしてきたが、それを日常に取り入れることができていないと思います。★これまでは、野球という「非日常」の活動のために「日常」を頑張るといった思考だった。そのような心構えでは、非日常がなくなったときに、日常が空っぽになってしまうと思う。日常を頑張ることで、他の強みを手にすることが必要だ。★体を動かすことは楽しい。厳しい練習をやり切った時の爽快感も知っている。練習を重ねて、できなかったことができるようになったときの喜びも何度か味わっている。だから、それを学生の本分である勉強に同じことを当てはめれば良かったのだ。繰り返し練習する。スポーツでは当たり前にやっていたことを、勉強に当てはめて繰り返し数学の問題を解いたり、漢字練習をしていれば、もう少し賢くなっていたかもしれない。これらを書いてくれた学生たちは、野球やサッカーなどさまざまな競技をしていますし、強化指定クラブに所属する学生も5割を超します。少年時代から競技スポーツに取り組んできたであろう彼女・彼らは「スポーツが、実は自身の成長に完全にはつながっていなかった」という気づきを得ています。■学生たちも気づいている。「少年スポーツの指導スタイルやマインドを変えなくてはいけない」私はこれまで十数年にわたって、入学したばかりの1年生に「スポーツの正しい理解」と「スポーツマンのこころ」を授業で伝えてきましたが、その相互コミュニケーションを続けてくる中で、学生たちから同様のリアクションを常に聴き続けてきました。が、部活動や育成の現場で「人間性を高めるためにスポーツをするんだ」などと教えている方たちはこういった声の存在に驚くのではないでしょうか。そして、学生たちは少年スポーツの指導スタイルやマインドを変えなくてはいけないとも書いています。<一部抜粋>★指導者が選手のちょっとしたミスに暴力を振るったり、人前で怒鳴り散らかしたりするのは、「試合に勝ちたい、そのために厳しく指導しなきゃいけない」ということで、頭がいっぱいになり、楽しむという感情が薄れてしまっていることが原因だと思います★「勝ちにこだわる」と「楽しさにこだわる」を両立させたらチームとしても個人としても大きく成長出来ると思います。★日常よりも、非日常の遊びであるスポーツの方を大事にする子どもの考えは、周りの大人の考え方、教育の問題です。★日本のスポーツ界の発展につながるには、スポーツの現場にいる指導者が従来の選手が楽しむことができない育成方法を改めることで、補欠文化がなくなり、欧州のように選手全員が平等になり、スポーツの位置づけが日常の中の非日常になると思いました。いかがでしょうか。■勝ち負けより記憶に大きく残るもの(写真は少年サッカーのイメージです)スポーツの存在意義、人間らしく生きるためにスポーツは大切なものだと、学生たちは気づき始めています。勝ち負けではなく、記憶の中にあるのは、大会までのプロセスです。夢中になれた記憶のほうがはるかに大きいのです。"私たちがこれからスポーツの本当の価値を伝えていきます"と宣言してくれる学生も毎年多数います。成人してしまうと、スポーツが人生の何に役に立ったのかはあくまでも個人の感覚。科学的に証明できません。ただ、その日々が豊かで幸せな時間だったことは間違いないのです。<お知らせ>高橋正紀教授監修の「楽しまなければ勝てない~世界と闘う"こころ"のつくりかた」は、今回でいったん終了します。またどこかでお会いできるのを楽しみにしております。ご愛読ありがとうございました。(スポーツマンのこころ推進委員会)<<前回|連載一覧>>高橋正紀(たかはし・まさのり)1963年、神奈川県出身。筑波大学体育専門学群ではサッカー部。同大学大学院でスポーツ哲学を専攻。ドイツ国立ケルンスポーツ大学大学院留学中に考察を開始した「スポーツマンのこころ」の有効性をスポーツ精神医学領域の研究で実証し、医学博士号を取得。岐阜協立大学経営学部教授及び副学長を務めながら、講演等を継続。聴講者はのべ5万人に及ぶ。同大サッカー部総監督でもあり、Jリーガーを輩出している。Jリーグマッチコミッショナー、岐阜県サッカー協会インストラクター、NPO法人バルシューレジャパン理事等を務める。主な資格は、日本サッカー協会公認A級コーチ、レクリエーションインストラクター、障害者スポーツ指導員中級など。
2020年05月22日サッカークラブや各種スポーツ団体を対象に「スポーツマンのこころ」と銘打つ講義で、一流アスリートになるための心得を伝え続ける岐阜協立大学経営学部教授の高橋正紀先生。ドイツ・ケルン体育大学留学時代から十数年かけ、独自のメソッドを構築してきました。聴講者はすでに6万人超。その多くが、成長するために必要なメンタルの本質を理解したと実感しています。高橋先生はまた、「スポーツマンのこころ」の効果を数値化し証明したスポーツ精神医学の論文で医学博士号を取得しています。いわば、医学の世界で証明された、世界と戦える「こころの育成法」なのです。日本では今、「サッカーを楽しませてと言われるが、それだけで強くなるのか」と不安を覚えたり、「サッカーは教えられるが、精神的な部分を育てるのが難しい」と悩む指導者は少なくありません。根性論が通用しなくなった時代、子どもたちの「こころの成長ベクトル」をどこへ、どのように伸ばすか。「こころを育てる」たくさんのヒントがここにあります。(監修/高橋正紀構成・文/「スポーツマンのこころ推進委員会」)<<前回|連載一覧>>(写真は少年サッカーのイメージです)■小学生年代でヘディングの「練習」は必要なのかみなさんは、幼児から小学生までのヘディングについて、どうお考えですか?私はずっと以前から子どもを指導する際にはヘディングの練習はやらせていません。1990年代にドイツ留学し、その際に子どもにやらせていなかったこともありますし、「止める」「蹴る」の技術がサッカーでまずやるべきことだという認識や、「こんなに小さい頭では脳にあまり良くないのではないか」という危惧もあったからです。その後、2008年に池上正さんが上梓された『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』を読み、「やはりヘディングはさせてはいけなかった。良かった」と自分が間違っていなかったことに安堵した記憶があります。12年前にみなさんの手に渡ったその本には、こう書かれていました。7~8歳では浮いたボールが蹴れません。ボールが空中に上がらないのだから、ヘディングを練習する必要はありませんね。実は、私もこの考え方に出会ったのは20数年前です。それまでは、幼児にヘディングをやらせていました。ある方との出会いが私に、大人も進化しなくてはいけないことを教えてくれました。その方は、以前ジェフのゼネラルマネジャーを務めていた祖母井(うばがい)秀隆さん(現フランス・グルノーブル社長)です。(中略)私はYMCAにいたのですが、その祖母井さんにアドバイザーとしてYMCAに来てもらったのです。ヨーロッパの少年サッカーの指導法を教えていただいたのですが、幼児はもちろん小学生でもヘディングするなんてありえないと言われました。「今まで、おれら何やってたんだ?」と大ショックでした。すぐに変えました。全国のYMCAのサッカースクールのカリキュラムをすべて変更しました。出典:サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法「今日から、ヘディングはなくなります」と池上さんが発表すると、コーチからは大ブーイングだったそうです。でも、「間違っていたら変えなくてはいけない」と池上さんらが強く主張してYMCAは小学生にヘディングを教えることをやめたそうです。08年時点で20数年前とおっしゃっているので、1980年代のことです。ところが、日本で小学生にヘディングの練習をさせる指導者はなくなりません。先日も、ヘディングが原因と疑われる硬膜下血症の治療をしている小学生の話をきいたばかりです。■イングランドではユース年代の練習でヘディング制限するガイドラインを発表イングランドサッカー協会は先月、ユース年代の練習でヘディングを制限するガイドラインを発表しました。11歳以下の子どもたちは原則禁止。12〜18歳の年代でも最小限に抑え、段階的に増やすようにと伝えています。試合中のヘディングは従来通り可能です。ただし、池上さんが本に書かれていたように、7~8歳では浮いたボールが蹴れないので、ボールが空中に上がらないため試合でもヘディングをすることは、ほぼありません。イングランド協会が子どものヘディング禁止を決めたのは、同国のグラスゴー大学が昨年、元プロサッカー選手を対象にした調査で、認知症やパーキンソン病など脳の病を発症して亡くなる確率が一般の人に比べ3.5倍高くなるという結果を発表したことがきっかけになったと言われています。ガイドラインでは、ヘディング練習が段階的に制限される年代の12歳以下は「月に一度の練習で最大5回」まで。13歳以下は「週に一度の練習で最大5回」まで。14〜16歳の年代は「週に一度の練習で最大10回」まで、18歳以下でさえ「可能な限り減らすように」と通達しています。日本サッカー協会は現時点で、ヘディング練習に関する具体的な制限は設けていません。12歳以下の指導では、ヘディングを教えるときは「生え際のところに首を固定して、ボールに当てる」といったやり方が紹介されています。子どもの脳への影響は語られていません。そもそもボールは浮かないのですから、練習を禁止にすべきです。そうすれば、胸やももで体を入れてコントロールすることを覚えます。それでは、ごく一部とはいえ、日本の指導者がなぜ子どもに、脳へのリスクの高いヘディングを教えてしまうのか。それは二つの理由が考えられます。1.危険だという認識がない2.認識があっても、体の大きな子どもがヘディングを覚えることで得点源になるため勝利に近づくことができる。日本の少年サッカーの指導法は近年、少しずつ変化を遂げています。とはいえ、技術や戦術にばかりエネルギーを注ぐあまり、いかに安全な競技環境にするか、いかに子どもたちにスポーツマンシップを伝えるかといった「勝利にかかわらない部分」が置き去りにされていないでしょうか。■情報のアップデートには迅速に対応しなければならない(写真は少年サッカーのイメージです)日本サッカー協会の指導者ライセンス取得の講習内容は、4年に一度見直します。ただ、情報が書き換えられる部分についてはもっと迅速に対処すべきだと感じています。日本サッカー協会の指導者ライセンスを取得したサッカー指導者は医学的なこともおさえながら指導しています。例えば、中学生年代など身長が急激に伸びる時期(PHV年齢※Peak Height Velosity)には、身長の伸びと同時に内臓も肺も大きくなります。PHV年齢は女子が11歳。男子は13歳ごろですね。その時期には持久力系のトレーニングが必要になります。ただ、単にランニングさせて走らせるやり方ではサッカーの技術との関連性がなくなってしまいます。ボールを使う練習の中で、心肺機能にも負荷を与える練習を意識的に行う事は欧州ではずっと以前から常識です。ところが、ここでも日本は遅れています。単調なランニングをさせるコーチは少なくありません。ヘディングの指導も然りです。間違っていたら、変えなくてはいけません。<<前回|連載一覧>>高橋正紀(たかはし・まさのり)1963年、神奈川県出身。筑波大学体育専門学群ではサッカー部。同大学大学院でスポーツ哲学を専攻。ドイツ国立ケルンスポーツ大学大学院留学中に考察を開始した「スポーツマンのこころ」の有効性をスポーツ精神医学領域の研究で実証し、医学博士号を取得。岐阜協立大学経営学部教授及び副学長を務めながら、講演等を継続。聴講者はのべ5万人に及ぶ。同大サッカー部総監督でもあり、Jリーガーを輩出している。Jリーグマッチコミッショナー、岐阜県サッカー協会インストラクター、NPO法人バルシューレジャパン理事等を務める。主な資格は、日本サッカー協会公認A級コーチ、レクリエーションインストラクター、障害者スポーツ指導員中級など。
2020年03月25日サッカークラブや各種スポーツ団体を対象に「スポーツマンのこころ」と銘打つ講義で、一流アスリートになるための心得を伝え続ける岐阜協立大学経営学部教授の高橋正紀先生。ドイツ・ケルン体育大学留学時代から十数年かけ、独自のメソッドを構築してきました。聴講者はすでに6万人超。その多くが、成長するために必要なメンタルの本質を理解したと実感しています。高橋先生はまた、「スポーツマンのこころ」の効果を数値化し証明したスポーツ精神医学の論文で医学博士号を取得しています。いわば、医学の世界で証明された、世界と戦える「こころの育成法」なのです。日本では今、「サッカーを楽しませてと言われるが、それだけで強くなるのか」と不安を覚えたり、「サッカーは教えられるが、精神的な部分を育てるのが難しい」と悩む指導者は少なくありません。根性論が通用しなくなった時代、子どもたちの「こころの成長ベクトル」をどこへ、どのように伸ばすか。「こころを育てる」たくさんのヒントがここにあります。(監修/高橋正紀構成・文/「スポーツマンのこころ推進委員会」)<<前回|連載一覧>>(写真は少年サッカーのイメージです)■今だからできることに目を向けてみよう政府からの休校要請が出てから約2週間が経ち、今週から一部の学校が再開したという報道もありました。育成年代のスポーツでも、状況を見ながらスクールやチーム活動を再開したところもあるようです。チーム活動については、代表の方々の判断でいつから再開するかが決まると思いますが、仮にお子さんのチームが「長い春休み」になったとしてもサッカーのモチベーションや技術を維持、又は向上させることも不可能ではないはずです。Jリーグやプロ野球をはじめ、いくつかのプロのリーグが延期になり、春の高校野球選抜大会の中止も決まりました。野球だけでなく、サッカーの育成年代の大会も中止になったりしています。みなさんのチームでも試合の予定が変更になったり中止になったりして、お子さんががっかりしているご家庭もあるかもしれません。大好きなサッカーをチームのみんなと一緒にできないのは本当に辛いことです。ですが、こんな時だからこそ視点を変えて、サッカーができなくてつまらない、と退屈しながら過ごすのではなく、今の環境でできることをやろう、と前向きに捉えて様々なことに挑戦してみてほしいのです。できないことに嘆きながらだらだら過ごすのと、今だからできることに目を向けて見るのとでは、チーム活動を再開した時に差が出るのではないでしょうか。今回のことは、親御さんや指導者の方々も体験したことのない事態であり、まさしく「何が正解かわからない」状況なわけです。ここで思考を働かせて、自分で考えて行動できるか、来るべきに備えることができるかが問われます。先日、文部科学省が休耕中の子どもたちについて「(休校要請は)屋外での運動や散歩を妨げるものではない」という見解を出しました。ウィルス感染へのリスクには注意を払わなければなりませんが、子どもたちの外出が禁止されているわけではないのです。自宅の庭や近所の公園で苦手克服に挑戦したり、少人数でできる連携プレーを磨いたり......。このようなタイミングだからこそ思考を働かせて休みを有効に活用してほしいものです。■「創造的休暇」にできるかどうかは、大人のありようにかかっている高校生だけでなく、サッカー少年たちにとって一番楽しいはずの遊びの一種である「サッカー」ができない。コーチや保護者のみなさんは対応が大変だろうと思います。しかしながら、歴史を省みてみると、むしろこういったカオスな状態の時にこそ才能が開花する下地ができるのではないかと言えるかもしれません。一例ですがロンドンで腺ペストの大流行があった1665年。世界的科学者のニュートンは、通っていた英ケンブリッジ大学が一時休校となり郊外にある実家に戻っていました。この2年近い休暇を過ごす間に彼の思索は深められ、落ちるリンゴを見てひらめいたことで有名な「万有引力の法則」もこの間のだということす。ニュートンにとってのこのペストによる休校期間は、のちに「創造的休暇」と呼ばれるようになりました。だとすれば、現在の状況を「コロナ疲れ」だなんだと不平不満を言いながら暮らすのと、「創造的休暇」にできるかどうかは、私たち大人のありようにかかっています。私たちこそが試されているのです。みんな一緒のトレーニングができないのなら、それぞれで何ができるか。熱がなく、元気であれば、何人かで公園に集まってサッカーができるでしょう。大人にセッティングされなくても、何をするか考えられるはずです。ボールコントロールを意識してやってみよう。パスでつなぐことを意識してミニゲームしてみよう。相手とのかけひきをもっと意識してプレーしてみよう。いろいろなトライができるといいんだと思います。これは前回の連載でも話しましたが、自己管理能力も試されます。早寝早起きをし、生活リズムを整え免疫力を高めることが重要です。自分を律して、人ごみの中ではマスクをする。手で顔を触らない。手洗いやうがいをする。そして、サッカー以外の、日頃できないことにも目を向けてみる。子どもがそうなるには、まずは親や指導者がどこまで前向きに今の状況をとらえられるかにかかっていると思います。■子どもだけでなく、大人も学ぶ機会にしよう(写真は少年サッカーのイメージです)全国で学校の臨時休校や部活動の休止が続くなか、プロアスリートたちがそれぞれ、自宅で簡単にできるトレーニング法などをネットで公開しています。これも、プロらしい社会貢献です。例えば、プロ野球ロッテのルーキーである佐々木朗希投手が子ども向けのトレーニングを実演する姿をインターネットの動画サイトに投稿しました。サッカーも、乾貴士、岡崎慎司など、さまざまな選手が同様にやってくれています。それらも参考にしながら、「今、何をすべきなのか」をお子さんと話し合ってください。これを機に、コーチやチームメイトとスカイプなどで話し合うリモートミーティングに挑戦してもいいですね。また、子どもにはこの機会に学べと言いながら、自分はスマホでゲームではいけません。大人も学ぶ機会ととらえましょう。創造的休暇を、ぜひ目指してください。<<前回|連載一覧>>高橋正紀(たかはし・まさのり)1963年、神奈川県出身。筑波大学体育専門学群ではサッカー部。同大学大学院でスポーツ哲学を専攻。ドイツ国立ケルンスポーツ大学大学院留学中に考察を開始した「スポーツマンのこころ」の有効性をスポーツ精神医学領域の研究で実証し、医学博士号を取得。岐阜協立大学経営学部教授及び副学長を務めながら、講演等を継続。聴講者はのべ5万人に及ぶ。同大サッカー部総監督でもあり、Jリーガーを輩出している。Jリーグマッチコミッショナー、岐阜県サッカー協会インストラクター、NPO法人バルシューレジャパン理事等を務める。主な資格は、日本サッカー協会公認A級コーチ、レクリエーションインストラクター、障害者スポーツ指導員中級など。
2020年03月18日サッカークラブや各種スポーツ団体を対象に「スポーツマンのこころ」と銘打つ講義で、一流アスリートになるための心得を伝え続ける岐阜協立大学経営学部教授の高橋正紀先生。ドイツ・ケルン体育大学留学時代から十数年かけ、独自のメソッドを構築してきました。聴講者はすでに6万人超。その多くが、成長するために必要なメンタルの本質を理解したと実感しています。高橋先生はまた、「スポーツマンのこころ」の効果を数値化し証明したスポーツ精神医学の論文で医学博士号を取得しています。いわば、医学の世界で証明された、世界と戦える「こころの育成法」なのです。日本では今、「サッカーを楽しませてと言われるが、それだけで強くなるのか」と不安を覚えたり、「サッカーは教えられるが、精神的な部分を育てるのが難しい」と悩む指導者は少なくありません。根性論が通用しなくなった時代、子どもたちの「こころの成長ベクトル」をどこへ、どのように伸ばすか。「こころを育てる」たくさんのヒントがここにあります。(監修/高橋正紀構成・文/「スポーツマンのこころ推進委員会」)<<前回|連載一覧>>(写真は少年サッカーのイメージです)■新型コロナウイルス感染不安の中、少年サッカー活動はどう判断すればいいのかみなさんご存知のように、Jリーグは新型コロナウイルス感染拡大の状況を重く見て、3月15日までのJ1第2~4節などのJ1から3の全94試合を延期することを決めました。Jリーグが自然災害以外で中断するのは初。日本国内の主要プロスポーツが今回のウイルスの影響で日程変更するのは初めてのことになります。24日に政府の専門家会議が「今後1~2週間が拡大の瀬戸際になる」との見解を発表したことを受け、Jリーグは25日に緊急会議。全会一致で延期を決定したものです。私は3月1日のJ1リーグのマッチコミッショナーを請け負っていたので、リーグから連絡が入りました。さまざま意見はあるかと思いますが、個人的には正しい判断だととらえています。密閉されたドームや体育館内で行われる競技と違ってサッカーは屋外なので「大丈夫なのではないか」という声も聞かれますが、席と席の間が密接したスタンドでは飛沫感染や濃厚接触の可能性は限りなく高いのですから。そのような周囲の状況をみるにつけ、少年サッカーの指導者や保護者の方のなかには気をもんでおられる方もいらっしゃると推測します。練習や練習試合、大会参加など、活動の在り方について「やっていいのか?」「中止にすべきか?」と迷いますね。地域によっても判断が分かれるところでしょう。■子どもがサッカーをしたいと言っても親は説得して止めなければならない少年サッカーの活動について、今考えたいことを五つ挙げてみました。ひとつめ。当然ではありますが、学校閉鎖になった時点で実施は慎むべきでしょう。千葉市などのように、新型ウイルス患者が出てすでに学校閉鎖を行っている自治体があります。厚生労働省は今後、同じ市町村の学校で新型コロナウイルスの感染が拡大した場合、患者がいない学校でも休校や学級閉鎖の検討を要請する方針を示しています。そうなった場合、保護者はお子さんがサッカーをしたいと言っても止めなくてはいけません。その場合、「ダメなものはダメなのよ」と強い言葉で抑えつけるのはやめましょう。これがふたつめです。たとえ低学年であっても、コロナウイルスが蔓延している状況をきちんと説明します。そして、サッカーすることが自分のためにならないばかりか、他の人にも迷惑をかけるかもしれないことをなどもです。三つめ。このようなときだからこそ、"日ごろやりたくてもできなかったこと"に取り組むことを勧めてください。読書をする。漫画でもよいでしょう。攻略したかったゲームをやる。生活リズムを狂わせるものでなく、時間を区切ってやればいいでしょう。海外のサッカーをテレビやパソコンで観る。レベルの高いプレーを観るだけでも、スキルが向上するベースがつくれるでしょう。ほかにも芸術や音楽に親しむ。遅れがちだった算数や漢字をやっておく。そんなふうに、"日ごろやりたくてもできなかったこと" はたくさんあるのではないでしょうか。■危機に関する感覚は人によって違う。各家庭の指針を持って行動をこのような非常事態のなかで、どれだけ平常心で、でも注意を怠ることなく有意義に過ごせるかを親子で話し合うことは大きな学びになります。クラブによっては、学校閉鎖になっても休みにしないところもあるでしょう。複数の異なる市区町村から選手がやってくるクラブは、練習や試合に来れる子どもがいる限り運営を続けるかもしれません。そういったケースは仕方ないかもしれませんが、困ってしまうのは「よそが休んでいるときに練習しよう」とコーチが言うクラブです。クラブの判断をおかしいなと感じたら、きちんと意見を言ったほうがいい。これが四つめです。このようなクライシスに対する認識や感覚は残念ながら人によって違ったりもするので、「うちはお休みします」というように家庭での指針をもって行動しましょう。もちろん、その際も、子どもときちんと話し合って、納得した状態で休むことが肝要です。説明を省略してしまうと「A君は出ているのに」と子どもが疑心暗鬼になります。あくまでも、お父さんやお母さんが「あなたのためにどうしたらいいか」を一生懸命考えた結果だと言うことを知らせましょう。五つめ。こういうときこそ自己管理を教える良い機会ともとらえられます。なるべく人ごみに行かない。手洗いやうがいの正しいやり方を教えて、こまめにやってもらいます。毎朝、自分で熱を測る。そういった自己管理を学んでもらいます。■今、大人がもっとも気を付けなければならないこと(写真は少年サッカーのイメージです)そして、大人がもっとも気をつけなくてはいけないのは、基礎疾患のある子どもへの対応です。すでに報道されているように、子どもでもぜんそくなど持病があると重症化するリスクが高まります。指導者は、こまかく様子を見てあげましょう。ともあれ、Jリーグが国内の主要プロスポーツで最初にリーグ中止という英断を下せたのは、サッカー界が世界の反応を知りえる立場にいることが大きいと思います。リーグ中止を決める前に23歳以下のテストマッチに、南アフリカが来日を拒否しました。サッカーのイタリア1部リーグ(セリエA)は22日、23日に予定されていたインテル・ミラノ対サンプドリア、アタランタ対サッスオロ、ベローナ対カリャリの3試合を、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて延期しました。Jリーグが中止を決める3日前のことです。アメリカの国務省は22日、日本と韓国への渡航警戒レベルをこれまでの1から2(注意の強化)へと引き上げました。Jリーグの村井チェアマンは「ある種の国難。Jリーグとして協力していく必要がある」と述べています。大人として私たち私たちが協力し合って、子どもたちを守りたいものです。<<前回|連載一覧>>高橋正紀(たかはし・まさのり)1963年、神奈川県出身。筑波大学体育専門学群ではサッカー部。同大学大学院でスポーツ哲学を専攻。ドイツ国立ケルンスポーツ大学大学院留学中に考察を開始した「スポーツマンのこころ」の有効性をスポーツ精神医学領域の研究で実証し、医学博士号を取得。岐阜協立大学経営学部教授及び副学長を務めながら、講演等を継続。聴講者はのべ5万人に及ぶ。同大サッカー部総監督でもあり、Jリーガーを輩出している。Jリーグマッチコミッショナー、岐阜県サッカー協会インストラクター、NPO法人バルシューレジャパン理事等を務める。主な資格は、日本サッカー協会公認A級コーチ、レクリエーションインストラクター、障害者スポーツ指導員中級など。
2020年02月26日サッカークラブや各種スポーツ団体を対象に「スポーツマンのこころ」と銘打つ講義で、一流アスリートになるための心得を伝え続ける岐阜協立大学経営学部教授の高橋正紀先生。ドイツ・ケルン体育大学留学時代から十数年かけ、独自のメソッドを構築してきました。聴講者はすでに6万人超。その多くが、成長するために必要なメンタルの本質を理解したと実感しています。高橋先生はまた、「スポーツマンのこころ」の効果を数値化し証明したスポーツ精神医学の論文で医学博士号を取得しています。いわば、医学の世界で証明された、世界と戦える「こころの育成法」なのです。日本では今、「サッカーを楽しませてと言われるが、それだけで強くなるのか」と不安を覚えたり、「サッカーは教えられるが、精神的な部分を育てるのが難しい」と悩む指導者は少なくありません。根性論が通用しなくなった時代、子どもたちの「こころの成長ベクトル」をどこへ、どのように伸ばすか。「こころを育てる」たくさんのヒントがここにあります。(監修/高橋正紀構成・文/「スポーツマンのこころ推進委員会」)<<前回|連載一覧>>(写真は少年サッカーのイメージです)■練習の「意味」ではなく「やり方」の質問ばかり。反復練習にこだわる日本人以前、ドイツ人のコーチからこんな話をされました。「タカハシ、ドイツに視察に来る日本人コーチは、ぼくらがやっている練習メニューを一所懸命にノートに書きつけている。どうしてそんなことをするんだろう?意味がわからない」聞けば、4対4を行うと「いつもこのグリッド(範囲)で行うのですか?」とか「何分くらい?」「ワンタッチではやらないのですか?」と練習のやり方に関する質問に終始するそうです。「彼らの質問はおかしいよ。その時のそのチームの課題を改善するためにのみメニューは創られるのだから、それを正確に書き写しても彼らには何の意味もない。私がどんな課題に対して、どんな意図でその練習をしているかを聞かれるのならば話す意味があると思うけどね」加えて、ドイツでは育成年代であろうとも、毎日同じ内容の練習はやらない。そこについても日本人コーチは驚きます。私もドイツに行ったとき、驚きました。日本では、例えば1週間のサイクルである程度同じ練習を繰り返すことが多い。いわゆる、反復練習ですね。この反復練習は、意識を高く持てない場合、何も考えずにトレーニングすることになり易い。曜日ごとにほぼ同じメニューをしばらくの間繰り返すので、そこに"慣れ"が生じることで、練習の質が落ちる可能性があるのです。反復練習にこだわるのは、学校でドリル学習を多くやらされてきたからなのか?と考えたりします。同じスポーツで、野球も素振りという反復を繰り返します。これは自分のよい形を探し、定着させる目的があるのでしょうが、米国では素振りはしないそうです。素振りをしている日本人選手に、メジャーの選手が「空振りの練習をしてどうするのだ?」と不思議そうに言った、という話は有名です。私たち指導者は「何のためにこの練習をするか」をもっと考え、そのことを子どもたちに伝えなくてはいけません。と同時に、「いつも頭を使って考えてやる練習」をやっているかも見直すべきです。育成年代の試合を観に行くと、最近はコーチたちが「自分で考えろ」と叱咤激励している場面に出会います。ですが、その前に大人が工夫しなくてはいけません。子どもたちに自分たちで考えるベース作りをする。間違っても、何をしても叱られない空気を生み出す。考えないとできない練習メニューにする。飽きずに意欲的に取り組めるようにしてほしいと思います。■上達のイメージは「らせん階段」海外では子どもが練習中に改善提案してくることもさらに、もうひとつ。みなさんの頭の中にある上達するイメージを変えてください。従来の日本のサッカー指導は「組み立てていくイメージ」でした。まっすぐの階段を一段一段昇っていくイメージです。最初にドリブルをやって、ひとりでボールを運んでゴールできるようにします。ドリブルができたら、次にドリル練習でキックを改善。次はトラップ練習、そしてパス練習と、スキルトレーニングがすべて段階的です。これは、ゲームを中心に行い、その中で出た課題から総合的にスキルを高めていくドイツとはかなり違います。この「総合的にスキルを高める」イメージは、ドイツの哲学者ヘーゲルが提唱した「物事のらせん的発展の法則」と似ています。例えば、サッカーを始めた小学1年生が、らせん階段をゆっくり登っていく姿を見ている。そんな想像をしてみてください。真上から見ると、1年生はひとつの円をぐるぐる回っているようにしか見えません。ちっとも上に進んでいないように見えます。ところが、角度を変えて横から見ると、少しづつ確実に、上へ昇っていることがわかります。このらせん階段の話は、池上正コーチも著書で説明しています。ゲームを軸に、その日ここが足りないなと思ったらそのトレーニングを足す、という考え方もドイツの育成と同じです。ゲームばかりしていて上手くなるのですか?といぶかしげな指導者は多いのですが、技術を切り出してみるのではなく、全体像で見てあげることが重要です。FCバルセロナの現地スクールで長年コーチを務めた村松尚登さんも、自身の著書で「スペインの育成は氷の塊を削っていく作業」だと語っています。スペインでは、選手が練習の途中で「ナオト!この練習、こうしたほうがいいんじゃないの?」とどんどん提案してくるそうです。ただし、日本では指導者と選手、教師と生徒の関係が主従的なので、子どもたちはそんなふうに教育されていません。したがって、大学教員になってドイツ留学した私は、帰国してからの1年間は毎日メニューを変えて練習してみたのですが、残念ながらチームは強くなりませんでした。選手たちの多くは高校までに、説明された練習の意図を理解してトレーニングに主体的に取り組む経験をしていないため、日々の変化についてこれなかったのです。私の力不足もあったと反省しています。唯一、試合前日の土曜日をもオフにしたのは奏功しました。学生たちは自分たちで課題を持って自主練を始めたことでうまくなりました。■学校でも「当たり前」を見直す動きが。サッカーも......(写真は少年サッカーのイメージです)最近は、日本サッカー協会が勧めるマッチ・トレーニング・マッチ(MTM)の実践をするコーチも出てきましたが、まだまだ少数派。街クラブをのぞくと、対面パスから練習が始まるチームは少なくありません。ぜひ、上達のイメージを、普通の階段から、らせん階段に転換してほしいと思います。ヘーゲルは、らせん階段を昇るのは「進歩・発展」しているけれど、もともといた場所に戻るようにも見えるため、それを「復活・復古」と意味づけします。この2つの視点を組み合わせ「物事の発展はただ発展するのではなく、古いものが新たな価値として復活してくる」と定義しました。社会の発展は、例えば手紙がメールになり、SNSになったように、意味は同じでも形を変えて進化することを私たちに教えてくれています。ちなみに、計算ドリルや漢字ドリルといったドリル学習をやめる小学校も出てきています。「当たり前」を見直す動きは、あらゆる場所で始まっています。<<前回|連載一覧>>高橋正紀(たかはし・まさのり)1963年、神奈川県出身。筑波大学体育専門学群ではサッカー部。同大学大学院でスポーツ哲学を専攻。ドイツ国立ケルンスポーツ大学大学院留学中に考察を開始した「スポーツマンのこころ」の有効性をスポーツ精神医学領域の研究で実証し、医学博士号を取得。岐阜協立大学経営学部教授及び副学長を務めながら、講演等を継続。聴講者はのべ5万人に及ぶ。同大サッカー部総監督でもあり、Jリーガーを輩出している。Jリーグマッチコミッショナー、岐阜県サッカー協会インストラクター、NPO法人バルシューレジャパン理事等を務める。主な資格は、日本サッカー協会公認A級コーチ、レクリエーションインストラクター、障害者スポーツ指導員中級など。
2020年02月12日サッカークラブや各種スポーツ団体を対象に「スポーツマンのこころ」と銘打つ講義で、一流アスリートになるための心得を伝え続ける岐阜協立大学経営学部教授の高橋正紀先生。ドイツ・ケルン体育大学留学時代から十数年かけ、独自のメソッドを構築してきました。聴講者はすでに6万人超。その多くが、成長するために必要なメンタルの本質を理解したと実感しています。高橋先生はまた、「スポーツマンのこころ」の効果を数値化し証明したスポーツ精神医学の論文で医学博士号を取得しています。いわば、医学の世界で証明された、世界と戦える「こころの育成法」なのです。日本では今、「サッカーを楽しませてと言われるが、それだけで強くなるのか」と不安を覚えたり、「サッカーは教えられるが、精神的な部分を育てるのが難しい」と悩む指導者は少なくありません。根性論が通用しなくなった時代、子どもたちの「こころの成長ベクトル」をどこへ、どのように伸ばすか。「こころを育てる」たくさんのヒントがここにあります。(監修/高橋正紀構成・文/「スポーツマンのこころ推進委員会」)<<前回|連載一覧>>(写真は少年サッカーのイメージです)■トップ選手だった益子直美さんが「怒らない指導」をする意義バレーボール女子日本代表だった益子直美さんが、「監督は選手を怒ってはいけない」という小学生の大会を長年開催しています。昨年サカイクでも紹介されていたので、みなさんはよくご存知だと思います。彼女の取り組みは、最近テレビでも取り上げられていました。「そこ、もっと足動かして!」などと何度も強い口調で選手にげきを飛ばしていた監督さんは、益子さんから「いま、怒りましたね」と言われ、✕入りのマスクをつけさせられます。ご本人は「いや、アドバイスなんだけど」と頭をかいています。元代表選手がこのような活動をするのはとてもいいことです。多くの元オリンピアンは、自分たちが暴力や暴言で圧迫されたから成功したと感じているので、昨今の暴力根絶の動きには懐疑的です。「厳しくしないと勝てないだろう」と思っています。ですが、益子さんたちは「それはやめましょう」と呼びかけている。成功した彼女、彼らが発言してもらえると、非常に説得力があります。私が期待していた切り口です。それに、コーチたちは、指摘されるのが益子さんだから耳を傾けるのだろうなあと思います。これが、同じ地域の怒鳴らないコーチや、見ず知らずの私だったらリアクションは違うかもしれません。■暴言続きの明石市長に見る事例「大義」がないから変われないところで、益子さんのバレーボール大会が注目されるフックになったのは、兵庫県明石市の市長がパワハラを行ったことが明るみになったからです。この方は以前、道路の拡幅工事のために立ち退きを説得していた職員が怠慢だったと怒り「火をつけてこい」などと叱りつけ、問題になりました。それが今年になって、口論になった市議に「議員辞めてまえ」などとまたもや暴言を吐いたのです。市長は会見で「前回のこと(パワハラ騒動)があって、アンガーマネージメントの講習を受けるなど自分でも努力してきた」と自身もキレる自分と向き合ってきたのだと釈明していました。アンガーマネージメントの講習は、教育現場での暴力や暴言が問題視されるようになって以降中学や高校の教員はたびたび受ける研修であり、私もだいたいの内容はよくわかっています。それを聞いて、なるほど、だからまたキレてしまったのかと納得がいきました。なぜなら、市長は「アンガーマネージメント」という方法論に頼るだけで、自分の中に「大義」がないように見えます。簡単に言えば「暴言は我慢しよう」にとどまっている。根っこから自分を変えていないため、我慢できなくなったら、またキレてしまいます。対処療法では生まれ変われません。「私は行政のリーダーとして、こうあろう」「こんなリーダーが理想の姿だ」とか、もっといえば「自分は他者に対してこうあろう」といった、それまでの自分と真逆の自分を目指す。そうすると、根っこが変わるので、咲く花も変わりますね。そういった行動はベクトルがとてもポジティブです。逆に「切れてはダメだから我慢しよう」「抑えよう」といった思考はネガティブです。根っこが変わらない。私は、彼は自分に大義をもたなければ変わるのは非常に難しいと思います。方法論を学ぶのは一定の抑止力になるかもしれませんが、方法論だけでは表面的には分かりにくい別のやり方でやる方向にいく危険性があります。このことは、少年サッカーの指導者のみなさんも同様です。「もう手を挙げられなくなった。言葉で怒るのもダメなら、どう指導していいかわからない」「そういう時代だと言うことはわかるけど、100%納得できない」そんな声はいまだに聞こえてきます。自分たちは叩かれて立派に育った、という自負があります。逆にほめて伸ばすだけでこの子達はちゃんと育つのか?と不安に思っているようです。なぜなら、ほめて伸ばされて立派に育った大人をまだ大量に見ていないからです。■教え子は久保建英レベルじゃないから怒らないと伸びない?(写真は少年サッカーのイメージです)例えば、久保建英選手は怒られて育っていないというのはみなさん十分わかっている。でも、いま目の前にいる自分が教える選手は久保君のような才能はないから、怒ってやらせないと伸びないと思っていないでしょうか。ぜひ今までとは違う指導の仕方を探してほしいと思います。が、そのためには哲学を持たなくてはいけません。なぜ自分はサッカーコーチをしているのか。そこを自問自答してほしいと思います。加えて、これから、どんなサッカー選手を育てるべきかを考えます。そう考えると「自己決定できる選手」「自分磨きをできる選手」「主体的に取り組める選手」といった姿がイメージできます。であれば、暴言を吐くコーチのもとで、そんな選手が育つでしょうか。コーチが怖くて、みんな委縮している。怖いから走る。それは外発的な動機付けなので、確かな成長にはつながりません。子育ても同じですね。「○○ママの子育て」といった書籍は多いですが、それも方法論です。だれかが成功したやり方を真似しようとしても対象になる子どもは違う人物です。「自分はどう育てたいか」「どんな大人になってほしいか」といった大義が抜けていては、うまくいきません。ぜひ「大義は何か」を突き詰めてください。考え終わったときは、怒ることに意味がないことに気づくでしょう。<<前回|連載一覧>>高橋正紀(たかはし・まさのり)1963年、神奈川県出身。筑波大学体育専門学群ではサッカー部。同大学大学院でスポーツ哲学を専攻。ドイツ国立ケルンスポーツ大学大学院留学中に考察を開始した「スポーツマンのこころ」の有効性をスポーツ精神医学領域の研究で実証し、医学博士号を取得。岐阜協立大学経営学部教授及び副学長を務めながら、講演等を継続。聴講者はのべ5万人に及ぶ。同大サッカー部総監督でもあり、Jリーガーを輩出している。Jリーグマッチコミッショナー、岐阜県サッカー協会インストラクター、NPO法人バルシューレジャパン理事等を務める。主な資格は、日本サッカー協会公認A級コーチ、レクリエーションインストラクター、障害者スポーツ指導員中級など。
2020年01月30日気になっている男性が自分のことを「気になる」状態から「好き」な状態にステップアップさせるにはどのような行動心理学を利用したらよいでしょうか。タッチングを行うこと男性の気持ちを変化させるための行動し魅力の1つは、タッチングを行うことです。男性は、女性からタッチングをされるとその人を強く意識してしまう可能性があるからです。特に、気になる女性からタッチングをされたら好きになってしまう可能性があるでしょう。そのため、2人でいるときや居酒屋などに複数で行く場合には隣に座り、タッチングをすると良いです。ただ、タッチングをする場合は腕などをさりげなく触るのが効果的です。あえて男性の右側に座る2人きりになった場合には、食事をするようなことがあるかもしれません。この場合多くのカップルは、対面して座ることになりますが実は横に座った方が相手の心理を動かすことが可能になります。行動心理学的に言えば、男性の右側に座ることで相手の気持ちを本気にさせることが可能になります。何故かと言えば、人間の顔の左側は感情を司るとされているからです。女性が男性の右側に座れば、女性の顔の左側の顔が見えるため、感情を伝えることが可能になります。時折顔を覗き込む男性の気持ちを気になるから好きに変えるための方法としては、相手の顔を覗き込むと良いでしょう。男性は、女性に顔を覗き込まれるとタッチングと同じように感情が高ぶり、好きになってしまう可能性があります。ただ、覗き込む時は笑顔で覗き込みましょう。後は、あまり頻繁に覗き込みすぎないことです。時折覗き込むように、相手の視界に顔を入れるのが成功する秘訣になります。相手の行動や言葉を真似する相手の行動や言葉を真似することで、相手の気持ちを気になるから好きに変えることが可能になります。人間は、自分と似たような行動をする人や似たような言葉を発する人に感情移入をします。これをミラーリングといいますが、時折相手の言葉を真似したり、仕草を真似すると自然と相手の気持ちも変わってくるでしょう。ただ、この方法を使う場合にはあまりやりすぎると逆効果になりますので注意が必要です。
2019年11月28日サッカークラブや各種スポーツ団体を対象に「スポーツマンのこころ」と銘打つ講義で、一流アスリートになるための心得を伝え続ける岐阜協立大学経営学部教授の高橋正紀先生。ドイツ・ケルン体育大学留学時代から十数年かけ、独自のメソッドを構築してきました。聴講者はすでに5万人超。その多くが、成長するために必要なメンタルの本質を理解したと実感しています。高橋先生はまた、「スポーツマンのこころ」の効果を数値化し証明したスポーツ精神医学の論文で医学博士号を取得しています。いわば、医学の世界で証明された、世界と戦える「こころの育成法」なのです。日本では今、「サッカーを楽しませてと言われるが、それだけで強くなるのか」と不安を覚えたり、「サッカーは教えられるが、精神的な部分を育てるのが難しい」と悩む指導者は少なくありません。根性論が通用しなくなった時代、子どもたちの「こころの成長ベクトル」をどこへ、どのように伸ばすか。「こころを育てる」たくさんのヒントがここにあります。(監修/高橋正紀構成・文/「スポーツマンのこころ推進委員会」)<<前回|連載一覧>>(写真は少年サッカーのイメージです)■大分のバレーボール暴力問題「そこまでして隠す」保護者達の意図全国大会に出場した大分県日出町の小学生女子バレーボールチームで発覚した男性監督の暴力問題。公立小学校の教頭でもある監督が女児を平手打ちした事実がありながら、県小学生バレーボール連盟(県小連)は、被害女児やその保護者に一切聴取せず「暴力はナシ」で済ませていました。そのうえ、同時進行で一部の保護者が、事実を外部に漏らさないよう保護者全員に誓約書への署名を迫るという驚きの行動に出ていました。過去にも、中高の部活動で顧問教師の暴力が明るみになると、保護者が「いい先生なので処分の軽減を」と署名に走ったり、告発した保護者を仲間外れにするケースは多いです。が、ここまで結託して積極的に暴力の隠ぺいを図るケースは初めて聞きました。少年スポーツ現場での暴力事件が報道されると、「まだやっている指導者がいるのか」という感想になるのですが、今回は「周りの大人たちもそこまでして隠すのか!?」と呆れるばかりです。ただし、隠そうとするということは、彼らに今の社会では許されないという自覚があるということ。わかったうえで見て見ぬふりをするのですからたちが悪い。非常に厄介です。親たちは、わが子が叩かれ、殴られ、蹴られて指導を受けていることを、本当に喜んでいるのでしょうか?少年サッカーでわが子が暴力を振るわれていた人は「嫌だけど仕方がない。全国大会に連れて行ってくれるのだから、他のコーチには代えられない」と話したと聞きました。■バレたら子どもが高校に行けなくなる個人の損得でしか考えられない親たち毎日新聞の報道によると、このバレーボールチームの親たちは記者の質問(恐らく「なぜ口止め誓約書を配布したのか?」)に以下のように答えています(一部標準語に変えています)。「県小連とかに密告したら、自分の子どもに返ってくるのが、(被害児の親は)わかっていないのか。バレたら子どもが高校に行けない可能性がある。チームの傘下に入った以上、そこは分かってほしい」「体罰を受けているのは子どもたちも分かっている。先生(監督)の言うことを一回で聞けば、そうはならない。体罰の何が悪いのか」「連盟に報告する意味があるのか。チームの存続が危うくなるし、監督が職を追われるということになりかねない」「全国大会に行くために練習してるのでしょう」「一致団結しなくては」「学校だったら横社会だけど、社会体育は縦社会。下が上に教わるとか、社会に出るための第一歩を教わるのが社会体育だ」(毎日新聞報道内容より)私に言わせれば、みなさん、めちゃくちゃです。社会の規範、常軌を逸しています。「子どもが高校に行けない」と言うのは、まだ小学生なのに、すでに強豪校への推薦入学を視野に入れているのでしょう。チームスポーツなのに、個人の損得でしか考えていません。しかも、このチームに入ったのだから、暴力があるのはわかっているでしょ?という考え方。他の方も含め、暴力は傷害事件に発展するもので、特に教育やスポーツの世界は何らかの処分を受けることをご存知ないのでしょうか。最後の社会体育の定義も含め、理不尽な意見ばかりですが、もっとも説得しづらいのは「体罰を受けているのは子どもたちも分かっている」。これはつまり、「監督は優秀な指導者だから、暴力的な指導であっても子どもたちは歓迎している」という考え方です。これは、もし、万が一、被害女子も含めたチームの選手全員がそうだったとしても、その考えを矯正するのが親の役割です。ミスや一瞬集中できないなど、悪いことをしたら監督に叩かれる。そのような委縮させられる環境で8~9歳から12歳の小学生がバレーボールをしていたわけです。■ドアとカーテンが閉められる......「今日は殴られるんだ」私の大学の卒業生でバレーボール部員だった学生は「高校時代、殴られる日は、体育館のドアが全て閉められ、カーテンも全て閉められるからすぐ、あ、今日は殴られるんだなとわかります」と話していました。「日本のバレーはダメだ」と言うので、私が10年前に読んだ本『ブラジルバレーを最強にした「人」と「システム」』(米虫紀子著)の話をしました。ブラジルは今や男女ともに世界トップレベルのバレー王国です。育成は以下のようなコンセプトでやっていました。14歳までの段階では、・バレーをとことん楽しませて大好きにさせる・ミニバレーでボールに関わる回数を増やし、ポジションはすべてローテーションでやらせる・アタック専門、セッター専門といったポジションの固定をやらないすると、その学生は目を輝かせて「だからですか!だからブラジルの選手はアタッカーでもレシーブが上手いんですね。セッターでもアタックができる。穴がないんです」と感心していました。ところが、そのブラジルは、それらのメソッドを日本から学んだと言うのです。なぜ他国がそれを盗んで発展し、日本は以前より低迷しているのか。「理由はわかります。日本は小学校のときからずっとアタッカーで、セッターはずっとセッターです。だから、アタッカーはレシーブが不得意なことが多いです。でも、エースアタッカーは自分以外の選手を下に見ていることがあったりします。決めるやつが偉い、ってなってる感じです」学生はそう話してくれました。スポーツ界、教育界が体罰根絶に舵を切ったのは、大阪の高校バスケットボール部員の自死した翌年の2013年から。当時は「選手に愛情があればいいのではないか」「熱血なだけだ。私たちも叩かれて強くなった」と、暴力を駆使して鍛えてきた指導者をかばう意見が多数を占めました。バレーボールでいえば、元全日本選手の女性タレントが「体罰がダメだとなれば、日本のバレーボールは弱くなる」と将来を憂いていました。■大分県日出町の現実が日本のバレー界の縮図(写真は少年サッカーのイメージです)しかし、体罰指導がなくなったから、日本のバレーが弱くなったのではありません。大分県日出町の現実が、日本のバレー界の縮図だろうと思います。隠れて暴力を繰り返した指導者、もみ消そうとした連盟、保護者。本来なら、子どもたちが安心してスポーツを楽しめる環境をつくる役目を負うべき大人たちが、そろって隠蔽に奔走していました。これは、子どもたちに対する完全な裏切り。罪です。スポーツマンのこころの考え方の心髄は「自分を大切にする=自分を磨く」です。だから、少し怠けている選手には「自分を大切にしてるか?」と話したりします。逆にいいことがあったときは「自分を大切にできたな!」と言って喜び合います。子どもを裏切る大人は、子どもの「自分」を大切にしていないばかりか、大人自身の「自分」も疎かにしていることに気づくべきでしょう。<<前回|連載一覧>>高橋正紀(たかはし・まさのり)1963年、神奈川県出身。筑波大学体育専門学群ではサッカー部。同大学大学院でスポーツ哲学を専攻。ドイツ国立ケルンスポーツ大学大学院留学中に考察を開始した「スポーツマンのこころ」の有効性をスポーツ精神医学領域の研究で実証し、医学博士号を取得。岐阜協立大学経営学部教授及び副学長を務めながら、講演等を継続。聴講者はのべ5万人に及ぶ。同大サッカー部総監督でもあり、Jリーガーを輩出している。Jリーグマッチコミッショナー、岐阜県サッカー協会インストラクター、NPO法人バルシューレジャパン理事等を務める。主な資格は、日本サッカー協会公認A級コーチ、レクリエーションインストラクター、障害者スポーツ指導員中級など。大分県日出町の現実が日本のバレー界の縮図
2019年11月27日