中国・Xiaomi(シャオミ)のグループ企業Ninebotは10月19日、"小型セグウェイ"のような自己バランススクーター「Ninebot mini」を発表した。価格は1,999人民元(315米ドル)で、日本円に換算すると約38,000円。Ninebot miniはコンパクトで低価格な電動自己バランススクーター。同タイプの乗り物としては、米セグウェイ社の製品が有名で、"セグウェイ"の名称そのものが代名詞となっているほどだ。しかし2015年4月、XiaomiがNinebotに8,000万ドルを出資して、Ninebotがセグウェイを買収。現在はNinebotが世界最大の"セグウェイ"メーカーとなっている。今回発表された「Ninebot mini」はアクセルやブレーキを装備しておらず、運転者の重心移動で操縦する。中央にあるスティックがステアリングとなっており、膝やふくらはぎではさんで傾けることで、左右に曲がる。また、Ninebot miniをスマートフォンから操作することも可能だ。最高速度は16km/h。傾斜15度の坂を登れる。質量は12.8kg。一度の充電で22km走行するという。
2015年10月20日つくば市と産業技術総合研究所(産総研)は4月27日、産総研が開発したモビリティロボットシェアリングシステムを利用したセグウェイによる移動支援サービス試験のエリアを研究学園エリアにも拡大すると発表し、同日より共同実証試験を開始した。同市は2013年9月より、産総研の職員がつくばエリア(TXつくば駅-産総研間)を移動する際にモビリティロボットシェアリングシステムを用いることで、出張などの利便性を向上させる実証試験を行っている。今回、充電ステーションをこれまでの2地点から4地点(TX研究学園駅と市庁舎に増設)へ増やし、多点間の運用となることで、システムの動作検証や実用可能性の検討をさらに進めることができるようになる。また、規制の緩和により、一定の要件を満たしたモビリティロボットに関しては、搭乗したまま保安要員として業務を行えることができるようになった。つくば市と産総研は「セグウェイだけの移動が可能となることで、シェアリング活用時の利便性が向上し、実社会での利用に一歩近づいた形となった」とコメントしている。同じく27日、東京急行電鉄(東急電鉄)とセグウェイジャパンが公道走行に関する特例措置を受けたことを発表した。これは産業競争力強化法に基づく「企業実証特例制度」を活用したもの。民間が主体となって受ける規制緩和としては全国初の事例で、つくば市が行っている実験の規制緩和の条件に比べて新たに歩道幅員に関する追加の規制緩和を受けた内容だという。両社は今回の特例措置を受けたことで、2015年度上期にセグウェイを活用した二子玉川駅周辺エリアのシティガイドツアーを開始する予定。セグウェイジャパンは同ツアーの実現を通じて「歩行者と共存する空間での高い親和性」を示した実績を基に、今後全国規模の規制緩和を推進していく考えだ。
2015年04月28日東京急行電鉄(東急電鉄)とセグウェイジャパンは4月27日、産業競争力強化法に基づく「企業実証特例制度」を活用したセグウェイの公道走行と試験運用の概要を発表した。両社は、次世代モビリティの公道走行に関わる道路交通法と道路運送車両法の規制の特例措置を申請。セグウェイの公道走行で民間が主体となって受ける規制緩和は「全国初」(両社)としている。両社は、2012年より、異業種連携によるイノベーション創出を目指す「クリエイティブ・シティ・コン ソーシアム」内の活動を通じ、都市における次世代モビリティ活用のあり方について研究を進めてきた。今回の規制緩和を通じて、セグウェイジャパンが提供する「Segway PT」シリーズなどを利用し、田園都市線・大井町線の二子玉川駅周辺エリア(東京都世田谷区)にて、2015年度上期にシティガイドツアーを開始する。今後は、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催を見据え、東急線沿線の他地域へ展開も視野にいれた幅広い活動を進めていくとしている。
2015年04月28日柏の葉アーバンデザインセンター(以下、UDCK)は、柏の葉セグウェイクラブ、三井不動産住宅サービスらと協力し、電動立ち乗り二輪車「セグウェイ」の共同運用を11月20日より開始する。柏の葉キャンパス地域は、「スマートシティ」としての街づくりが進んでおり、交通システムも快適さと環境負荷低減の両立を目指している。バスやシェアリングサービスなどの公共交通から、市民のライフスタイルに合わせた移動手段「パーソナルモビリティビークル(以下、PMV)」まで、幅広く研究・検討を行っている。「PMV」の一つとして導入を進めている「セグウェイ」は、電動駆動でCO2を排出しないため環境負荷が低い。また、時速6~7kmでの利用が一般的なため、移動中もあいさつなどのコミュニケーションが生まれやすい特徴がある。2008年11月に公道での走行実験を開始して以降、セグウェイを活用する社会実験を行ってきたという。11月20日より、これまでUDCKと千葉大学が個別に管理してきたセグウェイの地域共同運用を開始する。両者が協力し、駅前のマンション「パークシティ柏の葉キャンパス二番街」の管理を行う三井不動産住宅サービス、千葉県まちづくり公社、柏の葉セグウェイクラブにセグウェイを貸し出しする。各団体はセグウェイを管理施設内の定期的な見回りなど日常業務に試行活用する他、市民向けイベントを実施する際には連携・運営協力を行っていくという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月19日