リモート飲み会やオンライン授業などインターネットを介したやり取りが増えるなか、SNS上で自分をどう見せるか考えるのも重要なセルフブランディングの一つとなってきました。SNSを上手に使いこなしている女性は、リアルな会話でも「○○さん、こないだそれリツイートしてましたよね?気になってたんですー!」なんてサラッと言えてしまうことも。今回は、モテる女性が実践しているSNSの使い方についてご紹介します。■ 興味を持たれやすい投稿SNSを上手に使いこなしている女性は、いろいろな人が興味を抱きやすい投稿します。写真や文章の個性が強すぎず、さり気なくかわいいものや、ついコメントしたくなるような内容が多いでしょう。そのため、更新頻度が低くても、いいねやコメントがたくさんつきやすいのです。また、コメントに丁寧に対応するのもモテ要素の一つ。SNSを通して、見ている人に「一緒に居たら楽しそう」と思わせるのです。■ アイコンがあざとすぎないSNSを使う上で欠かせないのが、アイコンです。全身、後ろ姿、横顔、集合写真の一部など、そのパターンはさまざまでしょう。アイコンは、あざとすぎず、キメすぎず、自分の魅力を適度にアピールする写真セレクトが大事です。また、半年から一年に一度くらい変更すると、より反応を得やすくなるでしょう。■ 日常会話のようにコメントを返すSNSを見ていると、ライトなコメントが上手な人っていますよね。まるで日常会話のようにコメントできることは、SNS上級者に必要なスキル。ご飯の写真を見かけたら「わ〜美味しそう〜」とか、「風邪引いたっぽい」というツイートに「大丈夫?」このように自然と反応出来る人は、普段からそういう対応がサラっと出来る人が多いはずです。■ オープンなやり取りがモテにつながる今回ご紹介したような女性、周りにもいませんか?オープンな場でやり取りを見せることが、SNSを使いこなしてモテる秘密なのかも。気になる彼とはLINEやメッセージで2人だけの会話も楽しみつつ、SNSの投稿に反応しあうのもいいかもしれませんね。(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年06月14日どうもあかりです。私は高校生のとき、校長先生と割と仲が良かったのですが(なぜ?)、そのとき校長先生からこんな話を聞きました。「校長先生がどうして『偉い人』に見えるか知ってますか?それは、『たまにしか見ない人』だから。これがセルフブランディングですね」アホながらに、「なるほどー!」と感銘を受けたのを覚えています。そしてたしかに私はこの瞬間から、アホなりに「セルフブランディング」を意識するようになりました。恋愛においても、その人の価値を決めるのは、周りじゃなくて、自分なんです。つまり、自分の価値を上げてセルフブランディングすることで、他の人とは違った「個人」として、相手にしっかり見つめてもらえるというわけ。今日は、そのために私が実践してきて「これは使える」と感じた術をいくつかみんなに伝授したいと思います。■◼︎LINEで連絡しすぎない。自分の「ファストフード化」に気をつけてまずは「LINE」。カップルにとって一番身近なコミュニケーションを、セルフブランディングのツールとして考えてみましょう。LINEは、好きな人と手軽に連絡がとれる、最高の手段であることは間違いがないのですが、その手軽さがときにアダとなるかもしれません。例えばコンビニのおにぎりや某チェーンのハンバーガー、ポテト。あれを「おいしい」と思っている人は多いと思うのだけれども、反面、「自分にとって大切な食事」と感じている人は少ないと思います。「どこででも手に入る」「いつでも近くにある」というのは、良くも悪くもそのモノやヒトを「当たり前」にしてしまう。何が言いたいのかはもう伝わったと思いますが、かわいいメッセージを送りまくったり、「好き!」と伝えまくったりすることよりも、校長先生が、自分の存在価値を守るためにあえて校長室に居た(かもしれない)ように、なんでもないときには、あえて何も連絡しないというのも、大切なセルフブランディングのひとつの方法です。デートをしたときに、「やっと会えた!」って思ってもらいたいじゃん?■◼︎「エロ」の出し方は自分でコントロールするもうひとつ似たようなもので、だけど少し毛色は違うものとして、「エロのさじ加減」というものがありまして。ズバリ、彼氏がしばらく彼女と付き合ってから、いまだに彼女に対して興奮したり、ドキドキしたりするかどうかというのは、彼女のセルフブランディングにかかっているものです。わかりやすい例を出すのなら、一度でも彼女が部屋の中を全裸で平気な顔をして歩こうものなら、おそらく彼は二度と「彼女の裸」では興奮しない。逆に同じ全裸でも、お風呂に一緒に入ったりしてもめちゃくちゃ恥ずかしそうに、隠したりタオル巻いたりを地味にしておくだけで、彼にとって「彼女の裸」はブランド価値を保ち続ける。もちろん「こんなものに興奮してくれなくてもいい」と感じるものなら、裸でも、下着でもなんでも平気で見せていけばいいと思うし、そういう人がいても否定なんてしません。だけど、「これにはドキドキしてもらいたいなずっと」と思うのなら、「恥ずかしさ」というベールで、上手にあなたのエロを温存させ続けてください。■◼︎「彼の目の前にいるあなた」が彼氏にとっての全て今度は性格的なお話。見出しでも書いたとおりですが、彼にとって「彼女はどういう性格の人か?」ということを探るための材料は、自分の目の前にいる彼女の言動しかありません。基本的には。だから例えば、「彼氏だし、頼っちゃお。愚痴もいっぱい聞いてもらおう」と思って、付きでも、会った直後から職場の愚痴とかを言いまくってしまう・・・となると、これはセルフブランディングに失敗している可能性が高いです。この子的には、「本当は、私は普段、愚痴とか言わずにがんばるタイプ。でも彼の前くらいは弱音を吐いたって・・・・・・」と思っているのかもしれません。だけど彼には、残念ながら「彼の前で弱音を吐く彼女」の姿しか見えていません。「普段は明るくがんばる私」の部分なんて伝わっていないんです。もちろん、彼氏の前で弱い部分を見せることはいいことですよ。そういうのも大切。だけど、「彼の目の前にいるあなた」が彼にとっての全て、ということはぜひ意識をして、バランスを調整してください。「彼の前での私」のうち、少なくとも過半数は、ポジティブな自分でいなくちゃ、彼はそんな自分と一緒にいて「楽しい」って思ってはくれないでしょうから。■◼︎あなたの笑顔はやっぱり、最高のセルフブランディング最後の最後に、一番シンプルだけど、一番効くセルフブランディングとして、「笑顔」はぜひご紹介しておきたい。先ほどまさに「彼の目に映る自分の姿」の重要性をお話したわけですが、ここで、「どういう姿を彼に見せるべきか?たったひとつ選ぶなら?」という質問があるのなら、その答えは「笑顔」で決まりです。ティファニーには"ティファニーブルー"、エルメスには"エルメスオレンジ"と、ブランドにはそれを聞いたときに必ずまず思い浮かべるものがあるように、エロよりも、小悪魔よりも、弱い部分よりも、何よりもまず前面に、「私のブランドカラーはこれです」と押し出していくべきは、笑顔。ということで、デートのときになるべくたくさんの笑顔を彼に見せてあげる。それだけで十分立派なセルフブランディングです。(遣水あかり/ライター)(ハウコレ編集部)
2020年05月26日どうもあかりです。私は高校生のとき、校長先生と割と仲が良かったのですが(なぜ?)、そのとき校長先生からこんな話を聞きました。「校長先生がどうして『偉い人』に見えるか知ってますか?それは、『たまにしか見ない人』だから。これがセルフブランディングですね」アホながらに、「なるほどー!」と感銘を受けたのを覚えています。そしてたしかに私はこの瞬間から、アホなりに「セルフブランディング」を意識するようになりました。恋愛においても、その人の価値を決めるのは、周りじゃなくて、自分なんです。つまり、自分の価値を上げてセルフブランディングすることで、他の人とは違った「個人」として、相手にしっかり見つめてもらえるというわけ。今日は、そのために私が実践してきて「これは使える」と感じた術をいくつかみんなに伝授したいと思います。■◼︎LINEで連絡しすぎない。自分の「ファストフード化」に気をつけてまずは「LINE」。カップルにとって一番身近なコミュニケーションを、セルフブランディングのツールとして考えてみましょう。LINEは、好きな人と手軽に連絡がとれる、最高の手段であることは間違いがないのですが、その手軽さがときにアダとなるかもしれません。例えばコンビニのおにぎりや某チェーンのハンバーガー、ポテト。あれを「おいしい」と思っている人は多いと思うのだけれども、反面、「自分にとって大切な食事」と感じている人は少ないと思います。「どこででも手に入る」「いつでも近くにある」というのは、良くも悪くもそのモノやヒトを「当たり前」にしてしまう。何が言いたいのかはもう伝わったと思いますが、かわいいメッセージを送りまくったり、「好き!」と伝えまくったりすることよりも、校長先生が、自分の存在価値を守るためにあえて校長室に居た(かもしれない)ように、なんでもないときには、あえて何も連絡しないというのも、大切なセルフブランディングのひとつの方法です。デートをしたときに、「やっと会えた!」って思ってもらいたいじゃん?■◼︎「エロ」の出し方は自分でコントロールするもうひとつ似たようなもので、だけど少し毛色は違うものとして、「エロのさじ加減」というものがありまして。ズバリ、彼氏がしばらく彼女と付き合ってから、いまだに彼女に対して興奮したり、ドキドキしたりするかどうかというのは、彼女のセルフブランディングにかかっているものです。わかりやすい例を出すのなら、一度でも彼女が部屋の中を全裸で平気な顔をして歩こうものなら、おそらく彼は二度と「彼女の裸」では興奮しない。逆に同じ全裸でも、お風呂に一緒に入ったりしてもめちゃくちゃ恥ずかしそうに、隠したりタオル巻いたりを地味にしておくだけで、彼にとって「彼女の裸」はブランド価値を保ち続ける。もちろん「こんなものに興奮してくれなくてもいい」と感じるものなら、裸でも、下着でもなんでも平気で見せていけばいいと思うし、そういう人がいても否定なんてしません。だけど、「これにはドキドキしてもらいたいなずっと」と思うのなら、「恥ずかしさ」というベールで、上手にあなたのエロを温存させ続けてください。■◼︎「彼の目の前にいるあなた」が彼氏にとっての全て今度は性格的なお話。見出しでも書いたとおりですが、彼にとって「彼女はどういう性格の人か?」ということを探るための材料は、自分の目の前にいる彼女の言動しかありません。基本的には。だから例えば、「彼氏だし、頼っちゃお。愚痴もいっぱい聞いてもらおう」と思って、付きでも、会った直後から職場の愚痴とかを言いまくってしまう・・・となると、これはセルフブランディングに失敗している可能性が高いです。この子的には、「本当は、私は普段、愚痴とか言わずにがんばるタイプ。でも彼の前くらいは弱音を吐いたって・・・・・・」と思っているのかもしれません。だけど彼には、残念ながら「彼の前で弱音を吐く彼女」の姿しか見えていません。「普段は明るくがんばる私」の部分なんて伝わっていないんです。もちろん、彼氏の前で弱い部分を見せることはいいことですよ。そういうのも大切。だけど、「彼の目の前にいるあなた」が彼にとっての全て、ということはぜひ意識をして、バランスを調整してください。「彼の前での私」のうち、少なくとも過半数は、ポジティブな自分でいなくちゃ、彼はそんな自分と一緒にいて「楽しい」って思ってはくれないでしょうから。■◼︎あなたの笑顔はやっぱり、最高のセルフブランディング最後の最後に、一番シンプルだけど、一番効くセルフブランディングとして、「笑顔」はぜひご紹介しておきたい。先ほどまさに「彼の目に映る自分の姿」の重要性をお話したわけですが、ここで、「どういう姿を彼に見せるべきか?たったひとつ選ぶなら?」という質問があるのなら、その答えは「笑顔」で決まりです。ティファニーには"ティファニーブルー"、エルメスには"エルメスオレンジ"と、ブランドにはそれを聞いたときに必ずまず思い浮かべるものがあるように、エロよりも、小悪魔よりも、弱い部分よりも、何よりもまず前面に、「私のブランドカラーはこれです」と押し出していくべきは、笑顔。ということで、デートのときになるべくたくさんの笑顔を彼に見せてあげる。それだけで十分立派なセルフブランディングです。(遣水あかり/ライター)(ハウコレ編集部)
2019年01月25日起業やソニーへの入社に至るまでには、自身の行動力や発想力以上に、さまざまな人との出会いや協力があったと話す正能さん。大勢の人と出会い、そして協力を得ることができたのは、正能さんの魅力が大勢の人間を惹きつけるからではないでしょうか。そんな正能さんは、自身の魅力を最大限にアピールするために、どんなセルフブランディングをしているのでしょうか?「自分のやりたいことを、とにかくいろいろな人に話してきました。でも、いろいろな人に話す中でわかったことがあります。それは、話す相手は誰でもいいわけではないということ(笑)。やりたいことを実現するにはメンバーやお金を含め“チャンス”が必要です。だから、自分のチャンスになりうる何かを持っている人に話さないといけません」チャンスをくれる人は、チャンスを持っている人目標を実現する近道は、自分にチャンスをくれる人を見極めて、自分の目標を話すこと。正能さんは、自分にチャンスをくれる人間の見極め方にはコツがあると話します。「チャンスをくれる人というのは、その人自身も多くのチャンスを持っています。そういう人は気持ちに余裕があるから、いろいろな人の話をフラットに聞いてくれるし、誰かのために何かをしてあげたいと考えることができるんです。私は、そういう人に会ってお話をするために、出待ちをすることだってありますよ(笑)」企業名ではなく、自分の名前で仕事ができる人間になること正能さんは、人生を豊かにするには、企業名ではなく、自分の名前で仕事ができることにもこだわるべきだと話します。「もしかしたら明日、東京が嫌になって、どこか違う場所に住みたくなるかもしれない。旦那さんのお仕事で、外国で暮らすことになるかもしれない。そんな時、会社があるからという理由で、住む場所や環境を変えられないのは寂しいことだと思うんです。自分の暮らす場所くらい、自分で決めたい。そう思うと、企業名だけじゃなくて、自分の名前で仕事ができるようになる必要があるかなと」「ソニーの社員」ではなく、「正能茉優」として認知してもらうことが重要。つまり、ソニーの人間だから正能さんと仕事をするのではなく、正能さんがいるからソニーと仕事をしたい。そう思ってもらえるような人材になるということかもしれません。「そのためには、自分だからこそできるお仕事を成し遂げていくことはもちろん、積極的に外部の人と関わってそんな自分を知ってもらうことが大切だと思います。私も、頑張らないとですね」悩んだら「この人ならどうやるんだろう?」と思う人に会ってみる!それでは最後に、仕事や人生設計で悩んでいる女性たちにメッセージをお願いします。「仕事や人生に悩んでいるなら、“私のやっていること、この人だったらうまくできそう!”と思う人に会ってみればいいと思います。今やトランプ大統領にだって、Twitterでメッセージを送れば返事がくるチャンスがある時代ですから。そういう人の「出待ち」は私の特技です(笑)。だって、そこで無視されても、そもそも他人ですし、それはご縁がなかったということで済みますからね。相談したい人、会いたい人がいるならどんどん連絡して、どんどん会って、どんどん相談してみればいいのではないでしょうか?女性は、男性と違って、結婚に子育てとキャリアがすごく流動的です。でも、それを逆手にとれば、男性以上に“しなやかに、自由に、働ける”ということのようにも思えます。私もまだまだ模索中ですが、仕事や家族、趣味に恋愛……いろいろな人生のパーツを組み合わせて、自分が幸せだと思える生きざまを見つけていきたいです」
2017年06月29日体に身につける洋服、そしてファッションアイテム。これらは「自分とは?」を表現する一つで、「こういう風に自分を見せたい」というセルフブランディングのことを、心理学では“自己呈示”と呼ぶことを前回はお伝えしました。今回は、服やファッションアイテムを選ぶ際、人の心はどのように動いているのか?といったことを解説していきましょう。心の状態を表すファッション身につけるファッションは、心の状態を表すことも少なくありません。オープンな性格の方は、露出度の高い服を着る傾向があります。その人が心を開いているかどうかを見計らうのに、ファッションはとても役立つことがあります。例えば私のところにカウンセリングにくるクライアントさんたちのなかで、心が疲れてしまって、人と接することを恐れている人は、暗い色の服を着ていることがよくあります。過去にイジメを受けた経験があり、以来引きこもりを続けて社会に復帰できないことを苦にしておられるAさんはいつも全身黒ずくめです。はたまた、なかなか本音を話してくれなかったYさんは、真夏でも首元がタイトな服を着ていたのが印象的でした。このようにファッションから人の心を探ることをテーマに周りを見渡してみると、興味深い人が身近にもいるのではないでしょうか。アンカリングを利用してファッションで安心感や自信を得る例えば、昔流行ったものにずっとしがみついているタイプの方、周りにいませんか?アムロちゃんが流行ったときに青春時代を送った方が未だに細眉をキープしている……などという姿を見たことがあるのではないでしょうか。これは自分が一番輝いていたときの格好にしがみついているためです。そのファッションを身に纏うことで、過去の栄光や自分がブレイクしたときの華やかさをも一緒に身に纏っているのです。ある意味衣装のようなもので、気持ちを切り替えるために着ている方もいるかもしれません。ちょうど芸人さんが、日常ではありえないようなおもしろい洋服を着ることで、「自分はおもしろい人なのだ」と表しているようなものです。しかし、日常的な生活のなかで“衣装”を必要とするのは、そのファッションでないと自分を出せないという心理状態。輝いていたときのファッションを着ることで、そのときの蘇りや安心感が生まれ、自信につなげているのです。これは依存に近いと言えるでしょう。心理学でアンカリングという言葉があるのですが、例えば恋愛がうまくいっていたときに彼氏と一緒によく聞いていた曲を、別れてから5年後、10年後に聞くと、懐かしく幸せな気持ちになることがあります。こういう現象をアンカリングと言います。特に、匂いは一番強く記憶と結びつくと言われています。実家で使っていた柔軟剤の香りを嗅ぐと心が落ち着くなどの経験を持っている方もいるかもしれませんが、このように音楽でも香りでも何でもいいのですが、リラックスするための何かを持っておくといいとよく言われています。小さい頃に持っていたぬいぐるみを、大人になっても持っている人っていますよね。こういう感じで、輝いていた頃の服を着ることで自信のスイッチが入る人は、アンカリングを上手に利用していると言えるでしょう。アンカリングもいきすぎると認知の歪みに!?自分が輝いていた頃のファッションを取り入れることで自信をつけている人もいる一方、これがいきすぎて病的な印象を与えてしまう人もいます。例えば、毎日まったく同じヒッピーファッションをしている人や、頭のてっぺんから足の先までピンクずくめの人など。おそらくピンクずくめの方は、家のインテリアもピンクずくめのはずです。全部ピンクじゃないと気が済まない、ピンクがあったら買わなきゃいけないという強迫観念にとらわれていると言えるでしょう。ここまでくると“認知の歪み”です。心理学で言う認知とは、一般的な認知と違って、考え方やものの捉え方を指します。同じ事件が起こっても、プラスに捉える人がいれば、マイナスに捉える人もいます。これが認知の違いです。認知は、育ってきた環境や経験、コミュニティなどによって誰しもが歪みを持っています。この歪みには10種類あり、LINEで既読スルーされたら許せない人がよくいますが、これも「LINEがきたらすぐに返事をすべき」という認知の歪みの一つです。つまり、「流行についていかなきゃ」と強く思いこみ、こだわってしまうのも認知の歪みなのです。あなたは今、流行のファッションを取り入れることを「楽しい!」と思っていますか?それとも「流行についていかなきゃ」とストレスに感じていますか?一度立ち止まって考えてみると、不安な心が解き放たれるかもしれません。次回はいよいよ“流行依存”のメンタリティについて、グッと迫ってみたいと思います。お楽しみに!【山名祐子】メンタルオフィス「やまなmental care office」代表臨床心理士。大学院にて心理療法の心得と技術を学び、2013年に臨床心理士の資格を取得する。主に認知行動療法によってカウンセリングをすすめ、心の専門家としてメディア出演をはじめ幅広く活動中。
2016年08月26日今はあまり聞かなくなりましたが、以前は「セルフブランディング」という言葉が、あちこちで言われていました。ごく簡単に言ってしまうと、ブランドとは「連想の産物」。意識していなくても、SNSなどの投稿を見て、人はその人の背景を勝手に想像し、「その人の像」を勝手にイメージします。この女性はこんな人なんだ…。ああ、好きにならなくてよかった…。たとえば男性は女性のFacebookを見て、こんなことを思ったりしているということです。今回は、意外と男性ウケの悪いFacebookの使い方に迫ります。さっそくご紹介しましょう!1.飲食店のおいしそうな料理の写真「Facebookのタイムラインに流れてくる、飲食店のおいしそうな料理の写真を見るのは好きです。でも、あれって、料理が運ばれてきたら“ちょっと待って! 写真撮るから。まだ食べないで! ”なんてことを現場でやっているわけですよね? ぼくはそういう女性とは付き合えないなと思います」(33歳・シェフ)男性って「おいしいものを」「温かいうちに」さっと食べて「おいしいね」と言う、シンプルな生き物だったりします。だから男女比で言えば、おいしそうな料理の写真をUPしているのは、圧倒的に女性に多いように思います。どんな「Facebook友達」がいるのかによって、タイムラインの「印象」が変わってくるので、いちがいには言えないかもしれませんが。2.高級ホテルの写真「高級ホテルの写真をUPしている女子に、あまりいい印象は抱きません。金持ちの男がいていいなあと思うだけです」(35歳・商社)自腹で高級ホテルに泊まっているのかもしれないのに!でもまぁ「自慢」と誤解されるような写真は、男性の嫉妬心を買うこともある、という一般的な解釈は可能かもしれません。3.ひとりごと「疲れたとか、病んでいるとか、そういうひとりごとを書いている女子のFacebookが好きな男はいないでしょう」(36歳・広告)俗に言う「かまってちゃん」だと思われているのでしょう。もっとも、好きな女性が「かまってちゃん」であれば、いくらでもかまってあげたいと思う男性だっているはずですが。4.スッピン自慢「男子は女子のスッピンが好きとは、誰が言い出したのでしょうか? ぼくは“スッピン風”のお顔は好きですが、スッピンは見たくないです」(34歳・デザイナー)スッピンの美醜がうんぬんと言うよりも、「見てはいけないもの」が女性のスッピンではないか? あるいは彼氏しか「見てはいけないもの」ではないか? この男性は、こういう見解をお持ちだとのことです。いかがでしたか?女性のみなさんは、なにも「男ウケ」を狙うためだけに、Facebookを活用しているわけではないと思います。でももし、あなたが自分のアピールとしてもFacebookを活用しているのであれば、ご紹介した4つのことを意識してみてはいかがでしょうか?「今日も明日もあさっても、あの有名ブランドの高級レストランで食事をしようぜ!」と、男どうしで言い合う人が少ないように、男性ってブランド化されたものが、じつは苦手だったりもするのです。つまり、自己のブランド化を狙って、Facebookを使うよりも、情に厚い「人間臭さ」を連想させる投稿をしたほうが、「男ウケ」は、まだいいと言えるのかもしれません。
2016年01月14日これからハロウィン~クリスマス~年末・新年と多くの忘年会やパーティーなどが催される。その一方で仕事でも年末に向けて忙しさも佳境に入ってくるだろう。社会人にとっても就職活動を行う学生にとっても、会合や商談、それに面接の場などでの「自己紹介」が重要となる。しかし、誰だって相手に少しでも良い印象を持ってもらいたいと思えば思うほど、「自己紹介」では緊張してしまうものだ。今回は「自己紹介」のテクニックというよりも、自己紹介の場でなるべく緊張しないための「考え方」について考えてみたいと思う。○まず、「自己紹介」を大きく4つの切り口に分類してみたい。(1)自分の「能力」について自己紹介する場合(2)自分「性格(キャラクター)」について自己紹介する場合(3)「ありのまま」を自己紹介する場合(4)多少の「背伸び」をして自己紹介する場合この4つの切り口を意識しながら話すだけでも、だいぶ緊張せずに自分(たち)を、しっかりアピールすることができるのではないだろうか。例えば、仕事などでクライアントに対し、自分自身や自分の会社が提供する仕事内容を「自己紹介」する場合を考えてみる。この場合は主に、(1)×(4)となる。ポイントは、自己紹介の全体としては、その他の要素も含まれてくるだろうが、あくまで中心的な要素だけに絞って考えることである。一方、自分が結婚する相手のご両親に初めてお会いして自己紹介する場合を想像してみる。この場合は、(2)×(3)の組み合わせとなる。こういう時は、(3)ではなくて、多少の「背伸び」をしたいものだから、(4)だという人もいるかもしれない。しかし、親戚関係になる結婚相手の両親を相手に、あまり「背伸び」はしない方がよい。悪びれる必要は全くないが、これから始まる長いお付き合いを考えれば、できれば「ありのまま」の方がよい。○プレゼンの際などでは、謙虚になりすぎてはいけない間違ってはいけないのは、例えば、自分や自分の会社の「能力」を少しでも高く評価されねばならない競合他社との「コンペ」でのプレゼンの際などに、妙に謙虚になりすぎてしまい、(3)のありのままを語ってしまうこと。これだけでは、「本当にこの人(会社)で大丈夫だろうか?」と、相手から少し頼りなく思われるかもしれない。また同じような状況で、何を間違えたか、自分や会社や商品の能力(機能)を丁寧に紹介せずに、代わりに自分の「性格」や「キャラクター」ばかりをいくら巧みに売り込んだとしても、逆に「能力や製品や会社の実力に自信がないのだろうか?」と信頼を失う結果になるかもしれない。いずれの場合も、ある程度、「型」を知って身につけておくと、大きな間違いだけはしないですむ。自己紹介の「ストーリー」を組み立てる前に、「一番大切なことは何か?」ということを意識するだけでも十分である。これから長く付き合うことになる新しい職場の上司や同僚の前では、たとえ少したどたどしくても、ヘタな背伸びをせずに、ありのままの自分を自分の言葉で話せばよい。たくさんの競合の中で、自社の魅力を短い時間で紹介するには、インパクトがある「ニュース性」のある自社の話題などを、いわゆる「ツカミ」として入れるなどして、多少は「背伸び」をした紹介をするのも"あり"だろう。大切なのは、今から行う「自己紹介」には、どの「型」がふさわしいのか、事前に落ち着いて「ストーリー」を考えることだ。必ずしも饒舌でロジカルなスピーチが相手から好感を持たれるとも限らないのが、「自己紹介」ならではの、もっとも難しい点でもある。相手が1番知りたいのは、自分の能力なのか、キャラクターなのか? 自分の等身大の素の姿をありのままに伝えるべきか、少し背伸びした立派でがんばり屋の自分を知ってもらうべきか。決して「ウソ」があってはならないが、人には誰でも多面性がある。その多面的な自分のどの「切り口」をクローズアップするべきか。「自己紹介」で緊張しない方法は、事前の分析と準備によるものが多い。<著者プロフィール<片岡英彦1970年9月6日東京生まれ神奈川育ち。京都大学卒業後、日本テレビ入社。報道記者、宣伝プロデューサーを経て、2001年アップルコンピュータ株式会社のコミュニケーションマネージャーに。後に、MTVジャパン広報部長、日本マクドナルドマーケティングPR部長、株式会社ミクシィのエグゼクティブプロデューサーを経て、2011年「片岡英彦事務所」を設立。(現 株式会社東京片岡英彦事務所 代表取締役)主に企業の戦略PR、マーケティング支援の他「日本を明るくする」プロジェクトに参加。2011年から国際NGO「世界の医療団」の広報責任者を務める。2013年、一般社団法人日本アドボカシー協会を設立代表理事就任。
2014年10月30日