photo:PIXTAリオデジャネイロ五輪がついに開幕した。三宅宏実選手が銅メダルを手にした重量挙げ女子48キロ級では、タイのソピタ・タナサン選手が金メダル、インドネシアのスリワーユニ・アグスティアニ選手が銀メダルを獲得。大会序盤から、日本と東南アジアが表彰台を独占する光景が見られた。 オリンピックといえば日本では常に高い関心が寄せられる国民的行事だが、東南アジアの国々では日本ほど注目度が高くない。理由はシンプルで、東南アジアからはそれほど多くの選手が出場しておらず、メダルが狙えるような競技となるとかなり限られるからだ。そのため、オリンピックは大国のための大会という感覚が強く、それに代わって「東南アジアのオリンピック」とも呼ばれる東南アジア競技大会(SEA Games)が2年に一度開催されて盛り上がりを見せている。 だが、2000年代に入った頃から、東南アジア勢のオリンピックでの存在感は確実に高まっている。20世紀のオリンピックでは東南アジア勢がメダルを獲得するのはかなり稀なことだったが、ここ数大会は多くの国で明らかなメダル数の増加が見られる。東南アジアのスポーツ界を引っ張る存在であるタイなどは、回を追うごとにメダルを狙える種目が増えている状況だ。国の発展とともにスポーツの実力も一歩ずつ世界に近づいていることがわかる。 ヘンドラ・セティアワン選手とムハマド・アフサン選手前回のロンドン五輪までで最も多くのメダルを獲得してきた東南アジアの国はインドネシアで、計27個。金メダルも6個獲得している。27個のうち18個はバドミントンで、金メダルは全て同競技からだ。インドネシアは世界的にも中国に次ぐバドミントン大国として知られ、1992年に正式種目となって以降、オリンピックでも存在感を示してきた。昨年の世界選手権を制した男子ダブルスのヘンドラ・セティアワン選手とムハマド・アフサン選手ら、今回も複数のメダル獲得が期待される。 メダル獲得数ではバドミントンで荒稼ぎしてきたインドネシアには一歩及ばないが、複数の競技でメダルが期待できるのはタイ。これまでの実績でもインドネシアに次ぐメダル25個、うち金メダルはインドネシアを上回って最多の7個を獲得している。タイが初のメダルを獲得したのは1976年のモントリオール五輪で、種目は「お家芸」のボクシング。以降、ボクシングのみのメダル獲得が続いたが、2000年のシドニー五輪で重量挙げ、2004年のアテネ五輪でテコンドーが加わりメダル獲得種目は3つまで増えた。重量挙げでは金メダルも3つ獲得している。 著者撮影 ラチャノック・インタノン選手そして、今回はタイのメダル獲得種目がさらに増える可能性が高い。今年、女子バドミントンで世界ランク1位も経験した金メダル候補のラチャノック・インタノン選手、世界の女子ゴルフ界に現れた20歳の新星で今年の全英女子オープンを制したアリヤ・ジュタヌガーン選手ら、種目別で初のメダル獲得が大いに期待される選手が複数いるからだ。タイはサッカーや女子バレーボールなどの成長も著しく、特に女子バレーボールは2大会連続して世界最終予選で日本に敗れ、惜しくも悲願のオリンピック初出場を逃した。今後、タイはさまざまな種目で世界の舞台に登場してくることだろう。 著者撮影その他の国でメダル獲得が期待されるのは、まずは男子バドミントンで世界ランク1位に君臨するマレーシアのリー・チョンウェイ選手。マレーシアもインドネシアに次ぐバドミントンの盛んな国として知られ、同選手は国民的な英雄だ。2008年の北京五輪、2012年のロンドン五輪と連続で銀メダルの「無冠の帝王」が、三度目の正直で金メダルに挑む。金メダル獲得となれば、マレーシアにとっても全競技を通じて初の快挙だ。これまでオリンピックでのメダルは一つもないカンボジアにも注目選手がいる。カンボジアといえば日本では男子マラソンの猫ひろし選手が話題だが、メダルの期待がかかるのは女子テコンドーの67キロ超級に出場するソーン・シウマイ選手。2014年のアジア大会では19歳の若さでカンボジア初の金メダルを獲得。リオ五輪では初の五輪メダルをカンボジアにもたらすことができるか。全体的な傾向としては、東南アジアにはバドミントン、重量挙げ、テコンドーなどの種目を得意とする国が多い。これらの競技では日本と東南アジアの国々がメダルをかけた戦いも見られることだろう。日本人選手の応援とともに、ひそかに始まっている東南アジア諸国の躍進にもぜひ注目してみてほしい。 (text & photo : 本多 辰成 ) スポーツコラム「スポーツが繋ぐ! 東南アジアと日本の新時代」>その他の記事はこちら
2016年08月09日クリニカルサロン シーズ・ラボは8月1日~21日、「リオ五輪応援キャンペーン」を開催する。同キャンペーンは、8月5日から始まるリオデジャネイロ五輪にあわせて開催。期間中に専用フォームから応募すると、抽選で通常30万円の「全身ゴールドエステ」が当たる。全身ゴールドエステでは、金のほかショウガ根エキス、アロエベラ葉エキス、加水分解コラーゲンなど約30種類もの天然有効成分を配合したパックで全身をトリートメントする。特にキャビアエキスは、肌のハリと潤いを与える効果が高いとのこと。日焼け後の美白や乾燥対策にも効果が期待できるという。同社は、2年前のソチ五輪においても、男子フィギュアスケートで羽生結弦選手が金メダルを獲得した翌日、先着10名に「金づくしエステ」(当時は顔のみ)をプレゼントする企画を実施した。今回は「金づくしエステ」よりバージョンアップし、日本人選手が獲得した金メダルの数と同じ人数分に抽選でプレゼントする。応募は同社の公式サイトのキャンペーンサイトで受け付ける。なお、応募者は当選後1カ月以内に来店可能であることが条件となる。当選者には直接電話で連絡するとのこと。
2016年07月27日もうすぐついに幕開けとなるリオ五輪。ここでは世界舞台での活躍が期待される、注目の3人のイケメンアスリート・卓球の大島祐哉選手、陸上の山縣亮太選手、フェンシングの見延和靖選手をご紹介。メディアではなかなか見かける機会が少ない、彼らの素顔を現場からレポートします!まずは、卓球の大島祐哉選手です。大学時代にメキメキ頭角を現し、トップ選手の仲間入りを果たした大島祐哉選手。体脂肪は10%を切り、ユニフォーム越しでもそのたくましい筋肉がわかるほど!「下半身に比べて上半身の筋肉が少し弱いから、パーソナルトレーニングに通って鍛えているんです」とにかく努力を惜しまない彼は、「リザーブでも、メンバーと一緒の気持ちでいないと失礼だと思うんで」と、今はリオに向けて一直進。「もし長期のオフがとれたら、旅行に行きたい。国内の温泉地で、おいしいものを食べて。福井や熱海とかの落ち着いた場所がいいですね」いつも謙虚な彼の秘密は、小さい頃からのお母様の言葉にあり。「世界選手権後に母から電話があったんですけど、開口一番『謙虚さを忘れずに!』って(笑)。小さい頃から言われてきて、謙虚さと努力は毎日忘れないようにしています」女性からの応援は、「名前を呼んでもらえるのが一番うれしい」とも。「読者の方にも、実際にボールを打って楽しい感覚を味わってほしいですね。その後、僕たちの試合にも興味をもってもらえるといいな」続いて、陸上の山縣亮太選手です。多くの陸上選手が集まる競技場のなかで、ひと際目立つ紫色ユニフォームを着た山縣亮太選手を発見!レース前のウォーミングアップ中ということもあり、トラックに向けられた視線は真剣そのもの。走り終えると、照れ笑いを浮かべながら優しい表情でこちらに向かってくる彼。ここに来るまでに女の子に話しかけられていたようですが、何と?「見られてたんですか、恥ずかしいなぁ(笑)。『応援してます』って声をかけていただきました。シンプルだけど、この言葉はやっぱり嬉しいし、力になる。たくさんの選手が会場にいるなかで、僕を見に来てくれたんだって思えるから。結果が出なかった日でも、次も頑張ってくださいって言われるとやる気が出ます」レース前の落ち着きからは想像がつかないけれど、本人曰く細かいことを気にしてしまうタイプだとか。「人の目を気にして、意見を言えないことも多かったり。だから心を許した相手には何でも話しちゃう。それを『うん、うん』と聞いて、受け入れてくれる人がいると、ホッとしますね」そんなギャップも魅力的!そして、3人目はフェンシングの見延和靖選手です。「フェンシングって華麗なスポーツなので、僕は見た目の美しさも大切にしているんです。どんな言葉でもうれしいけど、キレイな技だねって言ってもらえるのが一番ですね」五輪に向けて最終調整中の見延和靖選手。エペ種目の王子は、後輩からもいじられる、愛されキャラ。「エペチームは、仲の良さが自慢です。家族みたいですね。リオ五輪が終わったら、みんなで旅行に行きたいねって話しているんですよ」福井訛が少し残るその言葉にもキュン!彼のほっとする瞬間は、おいしいものを食べるとき。現在は一人暮らしで、食事も自分で作ることが多いそう。おうちでの楽しみは、「プロジェクターとスクリーンがあるので、映画を観るのが好きですね。邦画も好きですし、友達を呼んだときはハリウッド系が多いかな」常に爽やかで気遣いのできる彼は、未来のこともしっかり考えている。「今の目標はリオ五輪で金メダルを獲ること。でも、そこをゴールにはしたくなくて。もっとフェンシングがカッコいいスポーツだって知ってもらいたい。そのためにも、リオで必ず結果を出して帰ってきます!」◇おおしま・ゆうや'94年、京都府生まれ。ファースト所属。必ず持ち歩くのは、前髪を固めるワックスとスプレー。私服のときは香水もマスト。◇やまがた・りょうた'92年、広島県生まれ。専門は短距離。セイコーホールディングス所属。6月に100mで10秒06の自己ベストをマーク。◇みのべ・かずやす'87年、福井県生まれ。NEXUS所属。好物は、寿司、うどん、ピザ。「オフは富士山までドライブして朝日を眺めるのが好き」※『anan』2016年7月20日号より。写真・小笠原真紀中島慶子(山縣さん、見延さん)取材、文・野村紀沙枝黒澤祐美(山縣さん)
2016年07月17日アイドルグループ・SMAPの中居正広が、8月5日に開幕するリオデジャネイロ五輪のTBSメインキャスターに決定した。2004年のアテネ五輪から夏冬合わせて7大会連続のメインキャスターとなる。今回のTBSオリンピック放送のテーマは「感謝」。競技の中継に加え、アスリートと彼らを支える人たちの間にあるさまざまな「感謝」を描く。また、テーマソングはSMAPの名曲「ありがとう」に決定。放送のテーマ「感謝」にふさわし楽曲にのせて、4年に一度の大舞台にかける熱い人間ドラマを届ける。中居は、7大会連続、12年間にわたって五輪に携わってきたことについて、「アスリートの皆さんの人生を賭けた大一番を、こんなに長く伝えてこられたことが光栄なことであり幸せです」とコメント。「これまでさまざまなメダリストにお話を伺う機会がありましたが、共通していたのは『支えてくれた人に恩返しをしたい』という思いでオリンピックに挑んでいたという点でした」とし、「アスリートに力をもたらす『感謝の気持ち』にフォーカスを当てる今回は、これまでとはまた違った形で オリンピックを楽しめると思います」と話す。また、「中でも女子マラソン代表の福士選手、伊藤選手、田中選手には特に注目していきたいですね」と期待。「テレビの前の皆さんも、そして僕自身も、世界中から集まってきたすべてのアスリートに心から『感動をありがとう』と言えるような放送にしたいと思っています。お楽しみに!」と意気込んでいる。なお、中居とともに番組を伝えるスペシャルキャスターにはシドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子、番組進行は小林由未子アナウンサーが務める。
2016年07月07日8月5日(現地時間)に開幕を迎える「リオデジャネイロオリンピック」。この度、日本テレビ系リオデジャネイロ五輪のテーマ曲が「嵐」による新楽曲「Power of the Paradise」に決定した。開幕まで約1か月と迫った、4年に1度のスポーツの祭典「ブラジル・リオデジャネイロオリンピック」。これまで、フジテレビ系列リオ五輪中継テーマソングに「EXILE」、NHK放送テーマソングには女性シンガーとして絶大な人気を誇るアーティスト・安室奈美恵と、各局ともに錚々たるアーティストの起用を発表してきた。そして、日本テレビ系リオ五輪テーマ曲を務めるのは、同五輪のメインキャスターを務める櫻井翔が所属する「嵐」に決定。「嵐」が日本テレビ系リオ五輪テーマ曲を担当するのは、2004年アテネ五輪「Hero」、2008年北京五輪「風の向こうへ」、2010年バンクーバー五輪「揺らせ、今を」、2012年ロンドン五輪「証」、2014年ソチ五輪「Road to Glory」に続く6作目となる。タイトルは「Power of the Paradise」。本楽曲は7月2日に放送された音楽特番「THE MUSIC DAY夏のはじまり。」内にて、「嵐」のメンバーによる生歌で初披露されており、疾走感ある夏らしい曲調に、SNS上では「リオ向けだから夏っぽいし、なんといってもサンバ調だからずっとダンスしてて汗だくになる曲だね。一緒にフリフリしたい!」「めちゃすき!」と早くも絶賛する声が上がっている。「Power of the Paradise」は現在、発売日は未定である。(text:cinemacafe.net)
2016年07月04日プロフィギュアスケーターの織田信成が23日、自身のブログを更新し、練習を再開をしたソチ五輪金メダリストの羽生結弦選手からのメッセージを伝えた。織田は、長野県で行われる「ファンタジーオンアイス」に向けて出発したと報告。「今年のファンタジーはゆづが出る事が出来ず寂しいですが今日のあさチャンでもふれた練習復帰の嬉しいニュース!!」と、左足リスフラン関節靱帯(じんたい)損傷で療養していた羽生選手の復帰を喜び、「彼の才能と努力をもってすれば氷の感覚もジャンプもすぐに戻ってくると思うので不安や焦る気持ちもあると思いますがゆっくり無理しないように1日1日を過ごしてほしいなぁと思います」とエールを送った。また、昨年の静岡での同公演で羽生選手と撮った2ショット写真を掲載し、「この写真載せても良い?ってさっき連絡したら良いですよ~!って言葉と後面白いやり取りを二人でしてて元気そうで僕も嬉しくなりました!」と羽生選手とのやりとりを明かした織田。「本人から『病んでないですよ。笑 というのを伝えといて下さい。』という事なのでここに書いときます笑」と羽生選手からのメッセージも伝え、「また元気な姿が氷の上で見られますように」という言葉で締めくくった。
2016年06月24日リオ五輪男子マラソンのカンボジア代表に選ばれた同国籍のお笑いタレント・猫ひろし(38)が6日、インターネットテレビ局「AbemaTV」のニュース番組『AbemaPrime』(毎週月~金20:00~)に生出演し、リオ五輪への意気込みを語った。今月3日、正式に代表選手として選出された猫。『AbemaPrime』に生出演し、「4年間長かった。ずっと1位をキープしてきたので、率直に長かったなと思います」と話し、「年齢もあるので、記録を維持する、1位を維持しなきゃいけないというのが一番つらかった」と4年間を振り返った。そして、自身の生活について「基本は日本。試合や合宿で年に4~5カ月くらいカンボジアで生活している」と説明。ロンドン五輪の時は、オリンピックのために国籍を変更したことに批判の声もあったが、今回はそういった声は「ない。僕のところには届いてないです」と言い、「選手とコミュニケーションをとることに重点を置いてきた。ちゃんと練習しているのを見てくれているので、僕が記録を出したら素直に喜んでくれる」と語った。また、メダル獲得した時に、日本とカンボジアのどちらの国歌を歌うのか聞かれると、「もちろんカンボジア国歌」と答えた上で、「僕がメダルをとる確率は1%くらいしかないけど、とにかく一生懸命走ります」と宣言。「ちゃんと国籍もいただき、ちゃんと選んでもらった。僕が走ることで少しでも元気になってもらえたら」と語り、「猫まっしぐらに頑張ります!」と意気込んだ。また、オリンピック後も「そのままカンボジア国籍で」と言い、カンボジアで芸人としてデビューするということも「やってみたいですね」とコメント。カンボジアでは、猫の鳴き声は「ニャー」ではなく「ミャー」ということも説明し、最後に「ありがとうございましたー! ミャー!」とお決まりのギャグで締めた。猫は2011年11月にカンボジア国籍を取得。12年のロンドン五輪の同国代表に一度は選出されたが、国際陸上競技連盟が国籍変更者の条件を満たしていないと判断し、出場はかなわなかった。その後も競技を続け、4年間カンボジアのランナー1位の記録を維持し、このたび五輪出場の切符をつかんだ。
2016年06月06日©Eddy, Photographer AVC from Grand Sportリオデジャネイロ五輪出場をかけた女子バレーボールの予選大会が今、日本を舞台に行われている。 同大会はアジア地区予選と世界最終予選を兼ねたもので、アジアの最上位国と、それを除いた上位3カ国がオリンピック出場権を得ることになる。ロンドン五輪では銅メダルに輝いた日本も、この大会に4大会連続のオリンピック出場をかける。 女子バレーボール界の新興勢力「タイ」の実力著者撮影同大会に東南アジアから唯一出場しているのが、悲願のオリンピック初出場を狙うタイだ。前回のロンドン五輪世界最終予選では、勝敗数で並びながらセット数の差でわずかに日本に及ばず悔し涙を流した。当時、タイ国内では最終戦の日本対セルビア戦で八百長があったのではないかという報道がされヒートアップしたほど、高い関心が寄せられていた。それだけに今回は、あと一歩でオリンピックに手が届かなかった前回の雪辱にかける思いが強い。タイはアジア女子バレーボール界の新興勢力だ。1964年に国際バレーボール連盟に加盟し、1987年からアジア選手権に出場しているが、急速に力をつけてきたのは1990年代後半になってから。2001年にアジア選手権で初の銅メダルを獲得すると、2009年には同大会を制してついにアジアの頂点に立った。2013年にも準決勝で中国、決勝で日本を撃破して4年ぶり2度目のアジア女王に輝いている。著者撮影2000年代に入ってからは世界選手権やワールドカップなどの大舞台でも経験を積んでおり、2016年5月現在の世界ランキングは13位。アジアでは中国(2位)、日本(5位)、韓国(9位)の3強に続くポジションで、今や誰もが認めるアジアの強豪国だ。2005年には国内のプロリーグもスタートし、年々盛り上がりを見せている。国の発展とともに国際舞台での活躍が目立つようになったタイのスポーツ界にあって、女子バレーボールはひとつの象徴的存在となっている。著者撮影:プルームジット・ティンカオ選手世界規模の競技において、タイが日本、中国、韓国というアジアの3強と渡り合える実力を備えるものは珍しいだけに、タイ国内での女子バレーボールへの注目度は高い。昨年には長野県がタイ人観光客誘致のためにタイ女子バレーボール界の英雄的存在であるプルームジット・ティンカオ選手を広告塔として活用したほどで、タイにおける女子バレーボールのステイタスの高さがうかがえるだろう。 日本でプレーする「オヌマー」選手と注目選手たち©Eddy, Photographer AVC from Grand Sport:オヌマー・シティラック選手女子タイ代表には海外でプレーする選手も多く、長く絶対的エースとして君臨してきたオヌマー・シティラック選手は2014年から日本のJTマーヴェラスで活躍する。2006年に20歳で代表入りすると、2007年のアジア選手権ではMVPを受賞する活躍でタイ初のアジア制覇に貢献した。2013年のワールドグランドチャンピオンズカップではベストスコアラー部門で第1位となりベストウイングスパイカー賞を受賞するなど、世界の舞台でも実績を残している。この10年のタイの躍進は、彼女の存在なくしては語れない。プルームジット選手、オヌマー選手、そしてアジア屈指のセッターと評されるヌットサラ・トムコム選手ら、中心選手は前々回の北京五輪予選時からほぼ固定されたメンバーで戦っており、多彩なコンビバレーを見せる。今回のリオデジャネイロ五輪予選では円熟期を迎えた主力選手たちに加えて、20歳のウイングスパイカー、アチャラポーン・コンヨット選手や16歳のチャッチュオン・モクシー選手といった新戦力も融合して世界に挑む。著者撮影今大会、タイは初戦で世界ランキング7位のドミニカ共和国を撃破して好発進。オリンピック出場権争いの「ダークホース」との声も聞こえてくるなかで、18日にはいよいよ日本と激突する。初の五輪切符を手にするには、日本は越えなければならない相手だ。一方、日本にとっても同じアジアのライバルであるタイとの対戦は非常に重要で、目の離せない「日泰決戦」となるのは間違いない。 (text & photo : 本多 辰成 ) スポーツコラム「スポーツが繋ぐ! 東南アジアと日本の新時代」>その他の記事はこちら
2016年05月17日アイドルグループ・嵐の櫻井翔が、日本テレビ系リオ五輪番組のメインキャスターに就任することが15日、明らかになった。櫻井が五輪のメインキャスターを務めるのは、2008年の北京五輪から冬季大会も含め、5大会連続・5回目となる。櫻井は、初めての北京五輪の取材から「オリンピックの魅力に取りつかれるというか、世界最高峰の大会を目指している選手たちを取材できる喜びを年々強く感じている」といい、毎回取材を通して刺激を受けることで「オリンピックの期間が自分にとっても成長できる期間になっていると思っています」と語る。特に注目の競技として挙げるのは女子レスリングで、4連覇のかかる吉田沙保里選手、伊調馨選手に「ホント楽しみですね」と期待。また、8年前の北京から見ていることで「選手の変化というのがよく分かります」といい、チームをまとめる立場となった体操の内村航平選手については「どう成長し、どう変化したのかというのをお伝えできたら」と、早速現地での取材に思いを巡らせている。日テレ系のリオ五輪は、櫻井のほか、"キャプテン"に明石家さんま、"スペシャルサポーター"に上田晋也(くりぃむしちゅー)、"アスリートキャスター"にロンドン五輪体操日本代表の田中理恵が就任することも決定。櫻井は「興奮と緊張感をお伝えするとともに、また南米ならではの熱さだったり、にぎやかさだったりというのも、お伝えできたらと思っています」と意気込みを語っている。○日本テレビ系で放送されるリオ五輪番組8月8日「卓球男女シングルス3回戦」8月9日「競泳決勝」8月11日「競泳決勝」「体操ダイジェスト」8月13日「男子ゴルフ3日目」「陸上」8月15日「バドミントン」「陸上」「体操種目別決勝」8月18日「レスリング女子 53/63/75kg予選」8月19日「レスリング女子 53/63/75kg決勝」「テコンドー女子57kg/男子68kg決勝」
2016年05月15日10月2日(金)にムック本『フィギュアスケートぴあ』が発売される。同誌にはソチ五輪後の2014-15シーズンの羽生結弦選手を振り返る特集をはじめ、日本の特別強化選手全紹介や、シーズン年間スケジュールを掲載。そのほか、村主章枝が今シーズンのみどころや、フィギュアスケートを楽しむポイントを伝授する「フィギュアスケート入門」。熱狂的なフィギュアスケートファンのお笑い芸人石井てる美による「フィギュアの楽しみ方」。現役復帰を表明した浅田真央、2015年世界ジュニア選手権で優勝を果たした宇野昌磨の撮り下ろしインタビューを収録。また、同誌では12月24日(木)より北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナで開催される読者限定チケット予約受付も実施。気になる方はご確認を。■ぴあMOOK 『フィギュアスケートぴあ』2015年10月2日 (金)発売価格:1,058円 (税込)判型・特典:A4ワイド/80ページ/読者限定チケット申し込みハガキ付【主な内容】●巻頭:羽生結弦大特集・PLAY BACK & STAR!激動の前シーズンを振り返る・2010-15全プログラム解説●特別インタビュー・浅田真央・宇野昌磨●村主章枝のフィギュアスケート入門●石井てる美流・フィギュアの楽しみ方●特別強化選手全紹介●世界のスターたち●フィギュアスケートを観に行こう!●2015-16シーズン大会Schedule●基礎知識etc…●読者限定!「第84回 全日本フィギュアスケート選手権大会」チケット予約抽選販売受付決定!
2015年10月01日9月12日、ラコステが2016春夏コレクションを発表した。今シーズンのテーマは、オリンピック。これは2014年のソチ五輪に続き、2016年のリオデジャネイロにおいても、ラコステがフランス選手団のオフィシャルユニフォームを提供することを受けたもの。アーティスティックディレクターのフェリペ・オリヴェイラ・バティスタは、30年代から現在までのオリンピックを研究し、ブランドのアーカイブと組み合わせることでスポーティーさと洗練された都会の雰囲気を見事に融合させた。コレクションで最も印象的なのが、さまざまな国旗のデザインを用いたグラフィック。国旗をスクラップすることで生まれた再解釈の新しいモチーフと、国旗を用いた独自のカモフラージュ柄が目をひく。また組み合わされた旗は、ラコステが大切にしている普遍性や多様性の価値観も同時に表現。カラーパレットは、フランス、米国、英国、ロシアに共通するブルー、ホワイト、レッドの原色とスウェーデンのイエローとスカイブルー。素材は、コットンピケ、ニット、ジャージーなどを中心に、ふわふわと漂う軽やかなナイロンをあわせ、軽量スーツのジャケットには紙のように儚く薄い日本のクレープコットンを使用。また、シルバーの緊急用ブランケットや、アーミーグリーンのサファリドレスには、パラシュートナイロンなど、テクニカルな素材も欠かせない。デザインと同時に服の機能性も探求し、パイロットのジャンプスーツはファスナーを開ければゆったりとしたコートに早変わり。ドレスはウエストを締めると形が変わり、トレンチコートとナイロンのウィンドブレーカーはショルダーストラップを留めればケープになるといったマルチユースも特徴のひとつとなっている。
2015年09月16日2020年東京五輪の公式エンブレムが、ベルギーのリエージュ劇場のロゴに似ているなど複数の指摘を受けていた問題で、大会組織委員会がエンブレムの使用中止を発表した。1日 18:00から開始された会見には、大会組織委員会の武藤敏郎専務理事・事務総長が出席し、取り下げに至った理由の説明を行った。エンブレムの取り下げは、同エンブレムの審査委員会(審査委員長:永井一正氏)、デザインを手がけた佐野研二郎氏、大会組織委員会の三者が取り下げに合意したことで、このたびの発表に至ったとのこと。また、取り下げの理由は「国民の理解を得られなかったため」で、リエージュ劇場のロゴとの類似性に関する訴訟とこのたびの取り下げは関係がなく、同エンブレムの原案公開に際して類似事例の指摘が行われたのが問題の発端であるとして、国民の支援のないエンブレムを使い続けることで、同大会を成功に導くことは難しいと考えたためだという。取り下げとなったエンブレムの選定過程においては、同組織委員会にはデザインの専門知識がないため、永井委員長はじめ審査委員の判定をあおぎ、それを受け取ったとコメント。佐野氏は今回の取り下げに対して、エンブレムの盗用はなくオリジナルなものであると語ったが、国民の支持を得られないために取り下げたいという希望を委員会側に伝えたとのこと。ちなみに、ロゴの所有権は選出の過程で委員会に移っており、佐野氏は原作者として取り下げを希望したことになる。エンブレムの取り下げと同時に、新たな大会エンブレムを公募により再度募ることが発表された。具体的な選出方法は後日あらためて発表するとしつつも、特定のデザイナーに委託するのではなく、今回のエンブレムを選出した当時の考え方である「公募」を前提にしたいとの考えを示し、より開かれた選考過程を工夫検討したいとコメントした。なお、質疑応答の中で、武藤専務理事・事務総長は同大会の招致ロゴについて、新しいエンブレムが決定するまでは使用することもできると回答したが、招致ロゴを公式エンブレムにすることについては、パラリンピックエンブレムへの展開やアレンジを行う場合の作業者が不明であることなどを理由に、招致ロゴを活用するアイデアを持つ人が公募に応じる形で提案されるのであれば、と答えるに留まった。
2015年09月01日2020年東京五輪の公式エンブレムが、ベルギーのリエージュ劇場のロゴに似ているなど複数の指摘を複数受けていた問題で、大会組織委員会がエンブレムの使用中止を発表した。1日 18:00から開始された会見には、大会組織委員会の武藤敏郎専務理事・事務総長が出席し、取り下げに至った理由の説明を行った。エンブレムの取り下げは、同エンブレムの審査委員会(審査委員長:永井一正氏)、デザインを手がけた佐野研二郎氏、大会組織委員会の三者が取り下げに合意したことで、このたびの発表に至ったとのこと。また、取り下げの理由は「国民の理解を得られなかったため」で、リエージュ劇場のロゴとの類似性に関する訴訟とこのたびの取り下げは関係がなく、同エンブレムの原案公開に際して類似作品の指摘が行われたのが問題の発端であるとして、国民の支援のないエンブレムを使い続けることで、同大会を成功に導くことは難しいと考えたためだという。取り下げとなったエンブレムの選定過程においては、同組織委員会にはデザインの専門知識がないため、永井委員長はじめ審査委員の判定をあおぎ、それを受け取ったとコメント。佐野氏は今回の取り下げに対して、エンブレムの盗用はなくオリジナルなものであるという主張は変わりないが、国民の支持を得られない状況になっているために取り下げたいという希望を委員会側に伝えたとのこと。ちなみに、ロゴの所有権は選出の過程で委員会に移っており、佐野氏は原作者として取り下げを希望したことになる。エンブレムの取り下げと同時に、新たな大会エンブレムを公募により再度募ることが発表された。具体的な選出方法は後日あらためて発表するとしつつも、特定のデザイナーに委託するのではなく、今回のエンブレムを選出した当時の考え方である「公募」を前提にしたいとの考えを示し、より開かれた選考過程を工夫検討したいとコメントした。なお、質疑応答の中で、武藤専務理事・事務総長は同大会の招致ロゴについて、新しいエンブレムが決定するまでは使用することもできると回答したが、招致ロゴを公式エンブレムにすることについては、デザインが1種のみでパラリンピックエンブレムへの展開が難しいことなどを理由に、招致ロゴを活用しエンブレムとするアイデアを持つ人が公募に応じる形で提案されるのであれば、と答えるに留まった。
2015年09月01日ソチ五輪金メダリストのフィギュアスケート・羽生結弦選手は、日本時間12月12日から14日まで開催されていたグランプリ(GP)ファイナル大会で、トータル288・16をマークして大会2連覇を達成した。11月の中国杯では試合前の公式練習で他の選手と激突し、頭部とあごから流血をするほどのアクシデントに見舞われた。その影響もあってか、GPファイナルもギリギリ6位で滑り込んだ。だが、SPで今シーズンの世界最高スコアとなる94・06をたたきだすと、フリーでは自己ベストとなる194・08をマーク。終わってみれば2位に30点以上もの大差をつけての圧勝で、完全復活を印象付ける勝利となった。フリーでは冒頭の4回転サルコウと4回転トゥーループを鮮やかに決め、GOEでも共に2点以上の加点を得る。体力の落ちる後半も3回転ルッツ-2回転トゥーループ、トリプルアクセル-3回転トゥーループなどのジャンプを次々と決めてみせる。最後の3回転ルッツのみ転倒してしまったが、それ以外はほぼ完璧な演技を披露した。「オペラ座の怪人」のファントムに自身を重ねてのステップや舞いも、プログラムコンポーネントで唯一90点台(91・78)をマークするなど高い評価を得て、自己ベスト更新につなげた。羽生選手はなぜ優勝できたのか。四大陸選手権4位などの成績を収め、現在は関西大学を拠点にコーチとして活動する元フィギュアスケート選手の澤田亜紀さんは、「攻めの姿勢」を貫いたことが奏功したのではないかと指摘する。「SPとフリー共にノーミスとはなりませんでしたが、フリーでは基礎点が1・1倍になる後半にトリプルアクセルを2本入れるなど、『守るのではなく、勝ちにいくための攻めの構成』と感じました」。6位でGPファイナルに出場した羽生選手は、自らを「挑戦者」と位置づけて大会に臨んだ。最後まで自分を信じて攻め抜いた気持ちが、プラスに働いた形になったと澤田さんは見ている。「ソチ五輪のチャンピオンとして今シーズンを迎え、非常に重圧がかかったシーズンインだったかと思います。中国杯では事故もありましたが、それを感じさせないような堂々とした演技でした。(GPファイナルは)シーズン初旬に予定していた構成より難易度を少し落としているとはいえ、五輪チャンピオンになってもなお、成長しようとする姿がこのような結果につながっているのではないかと思います」。けがからの復活劇を見せた羽生選手が次に見据えるのは、全日本選手権の表彰台。注目の大会は、12月26日より長野のビッグハットにて開催される。○取材協力: 澤田亜紀(さわだ あき)1988年10月7日、大阪府大阪市生まれ。関西大学文学部卒業。5歳でスケートを始め、ジュニアGP大会では、優勝1回を含め、6度表彰台に立った。また2004年の全日本選手権4位、2007年の四大陸選手権4位という成績を残している。2011年に現役を引退し、現在は母校・関西大学を拠点に、コーチとして活動している。
2014年12月16日2月のソチ五輪では、メダルまであと一歩の5位と飛躍的な活躍をみせてくれた町田樹選手。今シーズンも安定した演技で、日本人選手の中では最初にグランプリ(GP)ファイナルへの切符を手に入れました。これで一昨年から3シーズン連続での出場となり、すっかりGPファイナルの常連選手となった感じがします。○限られた時間で最大限の練習をした日々町田選手は私の1学年下にあたり、関西大学の後輩でもあります。大学では一緒の授業になったこともあるなど、練習拠点は違いましたが、身近な所で頑張っている姿を見てきた選手の一人です。町田選手はノービス・ジュニア時代、主に広島県で練習をしていたと記憶しています。しかし、広島にはシーズンリンク(夏はプール、冬はスケートリンク)しかありません。そのため、夏場は岡山県など、夏でも営業をしている他県のリンクに行き練習をしていたと聞いたことがあります。私も練習拠点が閉鎖し、滑れる場所を求めて他の府や県に行っていた時期もありましたが、移動時間も増え、非常に体力と気力がいるものでした。他県で練習となると、学校との兼ね合いで練習時間に限りがあり、短時間しか練習ができなかった日もあったことでしょう。とぎすました集中力で練習するための術を、自然と身につけたのかもしれません。○"適応力"でリンクの違いを感じさせない精緻な演技現在は、大阪府にある臨海スポーツセンターを練習拠点にしています。このリンクは年間営業をしていますが、リンクの大きさが国際規格より少し小さいリンクになっています。そのため、普段プログラムを練習するときと、国際規格サイズの試合会場でプログラムを行うときでは、ジャンプを跳ぶ場所やステップを行う位置が異なることがほとんどです。例えば、縦の距離が短いリンクで端から端までステップを行っていても、国際規格サイズのリンクでは端までたどり着かないということが起こり得るということです。しかし、町田選手の演技を見ると、リンクの違いといった事情があるようには感じません。国際規格サイズのリンク全体を使い、スケートもよく滑っているなという印象を受けます。広島にいた頃、恵まれているとは言えないスケート環境に屈することなく練習を続けていたことが、町田選手のこの"適応力"につながっているのではないかと思っています。練習できる場所があれば、リンクのサイズに関係なく練習を重ねて試合で結果を出す。小さい頃から当たり前のようにやってきたからこそ、本番でも動じずにすばらしい演技ができるのではないでしょうか。○卓越した音楽編集で、ジャンプと音楽が一体にまた、町田選手は曲を表現することに強いこだわりがあるなと感じます。フィギュアスケートでは、今シーズンに羽生結弦選手や村上佳菜子選手、無良崇人選手らが用いている「オペラ座の怪人」といった物語がある曲は表現しやすいです。ただ、町田選手はフリーでは物語のないクラシックを選んできました。物語がある曲は、その曲が使用されている場面を表現することができますし、表現したい演技も、物語があれば設定しやすくなります。「ロミオとジュリエット」であればジュリエットに恋するロミオに、「カルメン」であれば妖艶な女性になりきって演じることができます。ですが、クラシックは曲の解釈の仕方が人それぞれになってくるため、難しいと私は感じています。私はアントニオ・ヴィヴァルディ作曲の「四季」の「夏」がすごく好きな曲ですが、「夏」の表現は難しいです。曲名にとらわれず、曲を聞いたままで解釈して表現を……となると、何をどう表現するのかという設定をきちんとしないといけなくなります。この点が、物語があるのとないのとでは難しさが違うというところです。ところが、町田選手はその難題に自分なりの「答え」を見つけているように感じます。さらに曲を身体で表現するだけではなく、長い曲を競技用に編集したときに違和感を覚えたり、曲の雰囲気を損なったりしないよう、編集にもこだわっています。曲の表現にこだわりすぎると、ジャンプなどのエレメンツに気が回らなくなることも多いのですが、ジャンプが表現の一部に感じるほど、見事に音楽に溶けこんでいます。これは、町田選手自身に「これを表現したい」という強い意志があるからできることなのだなと思います。ソチ五輪が終わって1シーズン目。シニアで戦っている選手の顔触れも変わってきています。町田選手はベテランと言われる位置にいますが、ぜひ今年も、昨年以上の飛躍を期待したいです。写真と本文は関係ありません○筆者プロフィール: 澤田亜紀(さわだ あき)1988年10月7日、大阪府大阪市生まれ。関西大学文学部卒業。5歳でスケートを始め、ジュニアGP大会では、優勝1回を含め、6度表彰台に立った。また2004年の全日本選手権4位、2007年の四大陸選手権4位という成績を残している。2011年に現役を引退し、現在は母校・関西大学を拠点に、コーチとして活動している。
2014年12月10日ドームは10月8日、都内で「『アンダーアーマー ウーマンズ』事業戦略発表会」を行った。同発表会には、モデルでボクサーでもある高野人母美(ともみ)選手とソチ五輪スノーボードの銀メダリスト・竹内智香選手も参加し、女性やアスリートにまつわる思いなどを語った。「アスリートを進化させる」ことをミッションに掲げ、同社が展開しているスポーツウエアブランド「アンダーアーマー」。同社マーケティング本部の大井香織ウーマン事業部長は、近年は年間平均成長率30%を維持し、2014年度の日本での売り上げは270億円を見込んでいると話す。ただ、売上比率を見ると、アメリカでは女性用プロダクト「ウーマンズ」が全体の32%なのに対して、日本では18%と大きな開きがあるという。そこで、2017年までに日本での「ウーマンズ」の比率を全体の約3割にまで引き上げることを目指すべく、女性向けの新キャンペーン「I WILL WHAT I WANT(私の意志のままに)」の国内本格展開を10月9日より開始。「スポーツで、女性は強く美しくなれる。」などの思いに基づいたテレビCMやWebキャンペーン、体験型イベントを展開していく方針だ。この日は2014年の秋冬モデルの新製品お披露目のほか、キャンペーンのコンセプト「I WILL WHAT I WANT」を体現している女性アスリートとして高野選手と竹内選手が登壇し、強さや美にまつわるトークショーを行った。177cmという高身長で、モデルとプロボクサーの二足のわらじをはく高野選手。プロ成績は6戦で5勝1敗と立派な数字を残しているが、「試合をして(試合後などに)インタビューをしているときにヤジが聞こえてくると、『すいませんでした』という気持ちになります。皆さんの望んだ試合ができなかったことが悔しいです」と、ボクサーとしてくじけそうなことも幾度かあったことを告白した。それでも、「中途半端な気持ちでリングに上がれないので、(練習を)一生懸命やってリングに上がって結果を残したい」という強い気持ちがモチベーションとなって、ボクシングを続けていられると話した。一方の竹内選手は、「(過去を)振り返ると、くじけそうなときに良い人に恵まれた、出会いに恵まれたなと思います」と、自分の中にたまった気持ちをはきだせる場所があることが、自身の"芯"の強さの秘密だと説明してくれた。さらに2人は、女性として「美」への価値観も語ってくれた。「4年後の(平昌五輪)は、選手としても女性としても美しく強く世界の舞台に立っていたい」という竹内選手は、外見と内面の両方を充実させることが美しさではないかという持論を展開。自身が美しく世界の舞台で戦うことによって、「日本の女性の人たちも『スポーツはかっこいいなと思う人が増えてくるのかな』と(最近は)思うようになってきた」そうで、「見た目を頑張るだけではなく、高い目標に向かって頑張る姿が一番のかっこよさと美しさだと思うので、それを大事にしつつ、女性としても美しくいたい」と話した。一方の高野選手は、美しさについて問われると、「アンダーアーマーさんのウエアはすごくかっこいい、おしゃれなウエアが多いので、そういうところではおしゃれをしてきたい」と、ファッション面で美しさにこだわっていきたいと話した。ただ、ストイックなスポーツをするアスリートだけに、一風変わった?美しさの「理想像」がある様子。おもむろに、「私、彫刻のような体になりたいです。無駄なお肉のない、鍛え上げた体の結果だと思うので」と話し、筋骨隆々の美ボディーがあこがれだとした。現役アスリートとして今後のさらやなる躍進が見込まれる両選手は、最後に今後の目標についても語ってくれた。竹内選手は、「世界選手権のタイトルとワールドカップシリーズの『クリスタルトロフィー』というタイトルを持った状態で(平昌)オリンピックのタイトルを取りに行きたい」と、"3冠"を目標に掲げた。高野選手は、「前回(6月の試合で)負けている分だけ(周囲から)さまざまな声が聞こえてきているので、結果を出したいと思います」と、10月15日の後楽園ホールでの勝利を目指すことを宣言した。
2014年10月09日ソチ五輪のフィギュアスケート男子シングルで日本人初の金メダルを獲得し、一躍「時の人」となった羽生結弦選手。この歴史的快挙は日本国内で大々的に報じられたが、海外ではどう報じられていたのかを検証すべく、まずはニューヨーク・タイムズ(NYT)の記事を紹介する。26日から始まる世界フィギュアスケート選手権大会までの間に、もう一度羽生選手がくれた感動の軌跡を振り返っておこう。NYTは2月14日付けの紙面で「Yuzuru Hanyu of Japan Wins Men’s Figure Skating Gold」とのタイトルで、羽生選手に関する記事を掲載。記事内では、羽生選手が東日本大震災で被災してから、ソチ五輪で金メダルに輝くまでの過程や心の揺れ動きが丁寧に紹介されている。○価値観を変えた震災、荒川静香さんの精神的サポート序盤は、東日本大震災と羽生選手の関係に触れている。震災の瞬間、羽生選手が地元・仙台のスケートリンクで練習していたことや体育館の緊急避難所で両親らと3日間過ごしたことなどを紹介。さらに羽生選手が自著「蒼い炎」において、震災が自身の価値観を完全に変えてしまったことを伝えている。記事はさらに、震災が羽生選手に与えた影響について掘り下げている。震災後に練習拠点を横浜へと移し、学校へ登校するのは難しいと感じていたこと、被災者に恩恵を与えられるようにスケートを滑っていたが、真剣にスケートをやめようと悩んでいたこと……。スケートをやめようという考えは、仙台市民や羽生選手の精神的サポートをしてきたトリノ五輪の金メダリスト・荒川静香さんによって改められたと記されている。○「オリンピックで勝ちたい」一時はスケートをやめようと悩んだ羽生選手が、五輪の頂点を目指すと明言したのは、ソチ五輪から遡ること約1年2か月の2012年12月。NYTによれば、グランプリ(GP)ファイナルでソチに来ていた羽生選手は、黒海付近を散歩している最中にブライアン・オーサーコーチにこう話したそうだ。「オリンピックで勝ちたい」。その強い信念が、ソチ五輪の男子シングルショートプログラムで101.45という世界最高スコアをたたきださせたのだろうか。記事によれば、1984年のサラエボ五輪で同種目の金メダルに輝いたスコット・ハミルトン氏も「羽生選手はとても爆発的だった。彼は最も難しいことを、とてもシンプルなようにやってのけた。これは本当に賞賛すべきことだ」と話したという。○悲劇が羽生選手の成長を押し上げたまた、オーサーコーチとともに羽生選手を指導するトレイシー・ウィルソンコーチは、震災が羽生選手を強くしたと指摘。ウィルソンコーチは「あの悲劇を経験したことによって、彼(羽生選手)はあの若さで成熟期に達した」と話しているという。実際、数字も羽生選手の成長を物語っている。2012年に初参加の世界フィギュアスケート選手権で251.06で3位になって以降、同年12月のGPファイナルで2位(264.29)、2013年12月のGPファイナルで1位(293.25)と、主要大会で表彰台にのぼりながら、スコアを着実に伸ばしてきているのがわかる。○五輪の金メダルは「出発点」特に2013-2014シーズンは、ソチ五輪前に参加した5つの大会(フィンランディア杯、GPシリーズスケートカナダ、同エリックボンバール杯、GPファイナル、全日本フィギュアスケート選手権)すべてで3位以内(1位3回、2位2回)と、圧倒的な強さをほこっていた。そして2月15日、五輪の金メダルという新たな勲章が羽生選手に加わった。記事はこの金メダルこそが羽生選手が前に向かっていくための「出発点」になると締めくくっている。逆境を乗り越えて金メダルを獲得した羽生選手が、次なる目標を目指して前を向き進もうとしている姿は、ニューヨーカーをはじめとする多くのアメリカ人の心にもきっと響いたに違いない。
2014年03月11日日本人選手による数多くの名シーンが誕生したソチ五輪。氷上や雪上での己との戦い、ライバルとの戦い、仲間たちとたすきをつなぐ戦い……。テレビなどで観戦していても、選手たちが織り成すドラマに胸が熱くなった人も多いのではないだろうか。そこで、マイナビニュース会員300名に「ソチ五輪で最も印象に残っている日本人選手」を聞いてみたので、理由とあわせて紹介する。ソチ五輪で最も印象に残っている日本人選手を教えてください。1位 浅田真央(フィギュアスケート) 47.3%2位 羽生結弦(フィギュアスケート) 22.0%3位 葛西紀明(ジャンプ) 13.7%4位 上村愛子(モーグル) 4.0%5位 平野歩夢(スノーボード) 3.3%■浅田真央・「あのショートプログラムがあったからこそのフリーの演技だと思うけれど、ドラマチックすぎて泣ける」(29歳女性/金融・証券/営業職)・「トリプルアクセルが飛べてよかった」(27歳女性/小売店/営業職)・「エキシビジョンの笑顔が印象的だった。楽しく滑っている顔を見られて本当に良かった」(25歳女性/商社・卸/事務系専門職)・「泣き顔と笑顔に感動したから」(36歳歳女性/商社・卸/事務系専門職)■羽生結弦・「ショートで世界最高得点をだした演技がすばらしかった」(50歳以上男性/金融・証券/専門職)・「金メダルをとったのにもう先を見据えているところが19歳なのにすごいと思う」(29歳男性/商社・卸/秘書・アシスタント職)・「ショートを滑り終わったときの笑顔とガッツポーズ。かわいい、最高だった。が、フリー終えた後の若干曇った表情が忘れられない」(24歳女性/情報・IT/技術職)■葛西紀明・「あの年齢でまだ次も目指すバイタリティがすごいなと思った」(31歳女性/小売店/販売職・サービス系)・「初めてあんなにジャンプを真剣に見たけど、葛西選手のフォームの美しさと安定感にレジェンドの真髄をみた」(24歳女性/医療・福祉/専門職)・「葛西選手のもとに日本チームのみんなが駆け寄っていく姿が印象的だった」(26歳女性/金融・証券/事務系専門職)■上村愛子・「またもあと一歩メダルに届かなかったが、満足の行く滑りができた、とすがすがしい表情で言っていたとき」(33歳女性/医薬品・化粧品/事務系専門職)・「自分のスタイルを貫いて最後に完璧な滑りを見せてくれた。順位は関係ない」(50歳以上男性/学校・教育関連/事務系専門職)■平野歩夢・「15歳とは思えないほど落ち着いて、人生を達観した感じ」(50歳以上男性/学校・教育関連/技術職)・「高さのあるジャンプがかっこよかった」(27歳女性/金融・証券/営業職)■総評半数近い票を集めた1位は、フィギュアスケートの浅田真央選手。ショートプログラム(SP)での失敗から一転してフリーでほぼ完璧な演技を見せてくれた点や、演技後に涙を浮かべたシーンが印象的だったという意見が大半だった。2位はフィギュアスケート男子シングルで金メダルを獲得した羽生結弦選手。SPで史上初となる100点を超えた演技を披露してくれた点や金メダルに輝いた点を理由として挙げる人が多かった一方で、ぬいぐるみを愛用しているというかわいらしい一面に心打たれたという人も見られた。3位の葛西紀明選手は、41歳という決して若くない年齢でメダルを獲得した点、他のジャンプ選手から慕われているという点が印象に残ったと回答した人が多かった。4位の上村愛子選手は、メダルを逃した後のインタビュー姿がとても爽やかで好印象を持った人が多く、5位の平野歩夢選手はメダル達成の快挙にも落ち着いた様子でいた点が印象的だったとする意見が目立った。今回の五輪は、浅田選手と羽生選手の2人が国民の印象に強く残ったようだが、競技に参加している選手の数だけドラマはあるもの。次回の平昌五輪ではどんなドラマが生まれて、どれだけ人々の記憶に残るような名シーンが生まれるのか。首を長くして待つとしよう。調査時期: 2月25日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性137名 女性163名合計300名調査方法: インターネットログイン式アンケート
2014年02月28日ソチ冬季五輪の余韻が冷めやらぬ状態ですが、様々な感動ドラマを見せてくれた日本選手団には心から「ありがとう」と言いたいです。そんな中、このオリンピックで人気を絶対的なものにしたアスリートと言えば、羽生結弦選手です。アラサーやアラフィフ、いや、それ以上をも虜にし、日本にとどまらず、中国をはじめ、海外の女性からも人気が高いと話題になっています。また、彼が持つポテンシャルの高さに、"腐女子"からも熱い視線が注がれています。年代や国籍を問わず、ジャンルも問わず、実に幅広い女性たちからの支持を得ています。羽生選手を見ていると、女性がハマってしまうのが納得できます。それは、女性がきゅん! とする要素を持ちあわせているからです。恋愛がはじまるとき、それは"心が動く"とき。その代表的な例として挙げられるものなんだと思いますか。それは"ギャップ"です。彼には、そんな女性がついついときめいてしまうギャップを数多く持ち合わせています。そこで今回は、羽生選手がもつギャップの魅力に迫ってみたいと思います!○凛々しさとかわいらしさスタイル抜群で「王子様みたい! 」と言われ、フィギュアに対してストイックに取り組む姿。そんな男らしい部分が見えるかと思えば、大のプーさん好き。こんな究極のギャップに、キュン!とくる女性も少なくありません。自分が思い描いていた相手像を良い意味で壊してくれるギャップを見た瞬間、恋心が急速に高まります。羽生選手の場合も同様に、プーさんが好きな面を見たかと思えば、ストイックすぎる彼の姿、そんなギャップが彼の魅力の1つではないでしょうか。○その場に応じた姿を見せる年齢はまだ19歳。アラサーやアラフォーが見ると、どことなく幼さが残り、これから大人の男としての魅力がどんどん出てくると思うと楽しみですし、彼が競技以外で選手同士楽しそうに雑談している姿などを見ると、まだまだ青春を謳歌しているように見え、19歳らしい姿が見られます。しかし、マスコミの質問等に答える態度や言葉の選び方は、大人としてしっかり答えています。いつもふざけているような男性でも、大事な時はきちんとした対応ができる姿に、ときめきを感じる女性も多いですよね。このようなギャップは、男らしい姿を見せつけられる瞬間であり、異性として意識する瞬間です。また年配の女性からは、「こんな息子が欲しい! 」なんて言葉を聞きますが、19歳という年齢が大きな武器でもあります。ある女性は「私の息子も19歳なのに、こんなにしっかりとしてない! 」と言ってました。大人でもなかなか言えないことをしっかり伝えられる。19歳と言う年齢のギャップも魅力の1つなのかもしれません。○光と影華やかなスポットライトを浴びて、金メダルの輝きにも負けない笑顔を振りまく羽生選手。表の部分だけ見ると、才能や見た目に恵まれている……なんて思うかもしれませんが、やはり彼には確固たる信念があり、それを原動力にして頑張る姿が何よりもの魅力なのではないかと感じています。私が羽生選手を初めて知ったのが、東日本大震災後。仙台の練習拠点を失った彼の姿を映像を見たときです。「自分のスケーティングで、被災者の人たちが笑顔にしたい」そんな強い想いを胸に、神社でお参りをしている姿が本当に印象的でした。今のような笑顔は当然見られませんでしたが、自分にできることを……という、強い意志が感じられました。羽生選手の笑顔を見ると、ついついこちらまで顔がほころんでしまうのは、ただただ能天気にすごしているからではなく、たくさんの苦難にも負けず乗り越えていった人の笑顔だからこそ、こちらまで勇気と笑顔をもらえるのかもしれません。○著者プロフィール片瀬萩乃恋愛作家常に相談者の立場に立った前向きなコメントに「恋愛の楽しさを思い出した! 」「自分の気持ちに自信が持てた! 」と多くの女性からアツい支持を得ている。著書に、シリーズ合計20万部突破した『モテ本! 』『モテ本! ハイパー』『モテ本ビジュアル強化BOOK』(以上、大和書房)、『終わらない恋をするための恋愛のルール』『喜ばせハンドブック』(以上、中経出版)、『永遠に彼が夢中になる恋愛のルール』(二見書房)、新刊に『しあわせのはじまりは、ときめきから』(学研)がある。オフィシャルサイト「恋結‐コイムスビ‐」、オフィシャルブログ「today+」も展開中。
2014年02月26日ソチ五輪に沸いた2月21日~23日(現地時間)の週末全米映画興行成績(出典:box office mojo)は、3D・コンピュータ・アニメーション『LEGO(R)ムービー』が3週目も変わらぬ強さを見せ、興収3,145万ドル(約32億円)を叩き出して見事“V3”に輝いた。米ワーナー・ブラザースはすでに続編企画を始動。2017年5月のメモリアル・デイの公開日を予定しているという。2位には、リュック・ベッソンが製作・脚本、マックGが監督を務め、ケヴィン・コスナーを主演に迎えて贈るサスペンス・アクション『3 Days to Kill』(原題)が初登場ランクイン。ケヴィン・コスナー扮する不治の病に冒された政府所属の凄腕ヒットマンが、妻子との絆を取り戻すために、人生最後のミッションに挑む姿を描く。共演はジョニー・デップの婚約者アンバー・ハードだ。『バイオハザード』シリーズのポール・W・S・アンダーソン監督の最新作『ポンペイ』は3位に初登場。ヴェスヴィオ火山の大噴火によって一瞬にして火砕流に呑み込まれ地中に埋もれた古代都市・ポンペイを舞台に描く歴史スペクタクル・ロマン。主演は人気TVドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のキット・ハリントン、共演にエミリー・ブラウニング、キーファー・サザーランドが名を連ねている。<週末全米映画興行成績TOP10/2月21日~23日>順位 / タイトル / 興収$ (累計$)1.『LEGO(R)ムービー』 31.4M (183.1M)2.『3 Days to Kill』 12.3M (12.3M)3.『ポンペイ』 10.0M (10.0M)4.『ロボコップ』 9.4M (43.6M)5.『ミケランジェロ・プロジェクト』 8.1M (58.0M)6.『About Last Night』 7.4M (38.1M)7.『Ride Along』 4.6M (123.1M)8.『アナと雪の女王』 4.3M (384.0M)9.『Endless Love』 4.3M (20.1M)10.『Winter’s Tale』 2.1M (11.2M)今週末は『アンノウン』のジャウマ・コレット=セラ監督&リーアム・ニーソン主演コンビの最新アクショ『Non-Stop』(原題)と、ヒストリー・チャンネル放映の大ヒット・ミニ・シリーズ「The Bible」(原題)の劇場版『Son of God』(原題)が公開される。また、先週の21か所から450か所での拡大公開となる宮崎駿監督の『風立ちぬ』にトップテン入りの期待がかかる。(後藤ゆかり(cinema名義))
2014年02月25日いよいよ大詰めのソチ五輪では日本時間20日、フィギュアスケート女子シングルのショートプログラム(SP)が始まる。見所は何と言っても、共に最後の五輪参加をほのめかしている浅田真央選手とキム・ヨナ選手(韓国)のライバル対決だろう。ジュニア時代から切磋琢磨(せっさたくま)してきた2人の対戦成績を振り返るとともに、今大会注目を浴びているユリア・リプニツカヤ選手(ロシア)のキャリアもまとめてみた。○ほぼ毎回、表彰台に上がる2人まずは浅田選手とキム・ヨナ選手の国際大会での対戦成績だ。対戦の場を国際スケート連盟が主催する大会に限ると、二人が争った場は「世界ジュニアフィギュアスケート選手権」「ジュニアグランプリファイナル」「世界フィギュアスケート選手権」「グランプリファイナル」「四大陸フィギュアスケート選手権」「オリンピック」だ。対戦の勝敗を年代ごとに追ってみよう。【2004-2005シーズン】世界ジュニアフィギュアスケート選手権1位: 浅田真央(179.24)2位: キム・ヨナ(158.93)ジュニアグランプリファイナル1位: 浅田真央(172.83)2位: キム・ヨナ(137.75)【2005-2006シーズン】世界ジュニアフィギュアスケート選手権1位: キム・ヨナ(177.54)2位: 浅田真央(153.35)ジュニア時代は浅田選手の2勝1敗。戦いの舞台はシニアへと移る。【2006-2007シーズン】世界フィギュアスケート選手権2位: 浅田真央(194.45)3位: キム・ヨナ(186.14)(1位は安藤美姫)グランプリファイナル1位: キム・ヨナ(184.20)2位: 浅田真央(172.52)【2007-2008シーズン】世界フィギュアスケート選手権1位: 浅田真央(185.56)3位: キム・ヨナ(183.23)グランプリファイナル1位: キム・ヨナ(196.83)2位: 浅田真央(191.59)【2008-2009シーズン】世界フィギュアスケート選手権1位: キム・ヨナ(207.71)4位: 浅田真央(188.09)四大陸フィギュアスケート選手権1位: キム・ヨナ(189.07)3位: 浅田真央(176.52)グランプリファイナル1位: 浅田真央(188.55)2位: キム・ヨナ(186.35)【2009-2010シーズン】バンクーバー五輪1位: キム・ヨナ(228.56)2位: 浅田真央(205.50)世界フィギュアスケート選手権1位: 浅田真央(197.58)2位: キム・ヨナ(190.79)【2010-2011シーズン】世界フィギュアスケート選手権2位: キム・ヨナ(194.50)6位: 浅田真央(172.79)(1位は安藤美姫)【2012-2013シーズン】世界フィギュアスケート選手権1位: キム・ヨナ(218.31)3位: 浅田真央(196.47)通算成績では8勝6敗とキム・ヨナ選手に軍配が上がった。こうして見ると、多くの主要大会で、ほぼ毎回浅田選手とキム・ヨナ選手は表彰台に上がっている。ほとんど互角の争いを演じてきた2人だが、バンクーバー五輪のあった2009-2010シーズン以降は、スコア面からみてもキム・ヨナ選手にやや分があるようだ。ソチ五輪を「集大成」と位置づけている浅田選手だけに、表彰台の一番高い場所に立ち、バンクーバーの雪辱を果たしたいところだろう。○ロシアの新星・リプニツカヤ選手の気になるキャリアは……新種目のフィギュアスケート団体で、SPとフリーに出場し、その圧倒的なパフォーマンスと愛らしいルックスで注目の的となったリプニツカヤ選手。10代の実力者がそろうロシア女子フィギュアスケート界で、めきめきと頭角を現してきた15歳は、近年の主要大会でもしっかりと結果を残している。【2011-2012シーズン】ジュニアグランプリファイナル1位: 179.73世界ジュニアフィギュアスケート選手権1位: 187.05【2012-2013シーズン】世界ジュニアフィギュアスケート選手権2位: 165.67【2013-2014シーズン】グランプリファイナル2位: 192.07フィギュアスケート欧州選手権1位: 209.72単純比較はできないが、2011-2012シーズンの世界ジュニアフィギュアスケート選手権で出した187.05という数字は、ジュニア時代の浅田選手、キム・ヨナ選手を上回る。今後の成長が楽しみな選手であることは間違いないようだ。三つどもえの戦いになるのか、それとも本番でダークホースが出てくるのか。いずれにせよ、フィギュアスケート女子シングルからは目が離せない!
2014年02月19日ソチ五輪のフィギュアスケート女子シングルは、20日0時より決戦の火蓋が切って落とされる。浅田真央選手に金メダル獲得の期待が高まる中、最大のライバル、キム・ヨナ選手(韓国)だけではなく、15歳の新鋭、ユリア・リプニツカヤ選手(ロシア)も一躍金メダル候補に躍り出た。20日のショートプログラム(SP)を観戦する前に、3人の特徴をチェックしておこう(時間はすべて日本時間)。○トリプルアクセルを減らし、着実な得点を狙う浅田日本のエース・浅田選手最大の武器といえば、ジャンプの「トリプルアクセル」(3A)。6種類あるジャンプの中でも最も難しいとされているが、銀メダルを獲得した2010年のバンクーバー五輪では、SPとフリーを合わせて五輪史上初めて3回の3Aを成功させた。ただ、今大会ではSPとフリーで1回ずつの計2回にすることを、ソチ入りする前に明言している。フリーで3Aを2回飛ぶと体力の消耗が激しいとされているため、体力を温存してジャンプミスのリスクを抑えると同時に、3Aよりも基礎点が高い3回転-3回転のコンビネーションジャンプをフリーに入れることで、着実に得点を重ねる作戦のようだ。○3回転ジャンプの完成度が高いキム・ヨナ浅田選手最大のライバルとされているのが、前回バンクーバー五輪の覇者であるキム・ヨナ選手だ。2011-2012シーズンは休養のために全試合を欠場しており、バンクーバー五輪以降の主要大会への出場は少ないものの、2013年の世界選手権では浅田選手を下して1位となっている。また、バンクーバー五輪で出した228.56というスコアは、いまだに破られていない女子フィギュアスケートの世界記録。銀メダルだった浅田選手(205.50)を20点以上も突き放した高得点の原動力となっているのが、3回転ジャンプの精度だろう。高いジャンプをいかした高難度の3回転ルッツ-3回転トゥーループのコンビネーションジャンプの基礎点は10.10。浅田選手の武器である3Aの基礎点(8.5)を上回り、キム・ヨナ選手の得点源とされている。ソチのリンクでも3回転のコンビネーションジャンプを度々成功させるなど、好調を維持しているようだ。正確無比の3回転コンビネーションを武器に、女子では史上3人目となる五輪連覇に挑む。○「キャンドルスピン」と地の利を武器にするリプニツカヤ今大会で一躍脚光を浴び、メダル候補に名乗りをあげたのが15歳のリプニツカヤ選手だ。その最大の武器は柔軟性をいかしたスピンだろう。自身が命名したという「キャンドルスピン」は、背中ごしに片足をまっすぐ垂直に上げた状態で回転。まっすぐに美しく姿はまさに1本のキャンドルのようだ。柔軟性をいかしたオリジナルスピンを武器に、9日の団体女子SPでは浅田選手を含む10人の中でトップの72.90をマークしている。また、団体フリーでは基礎点が1.1倍になる後半、普通の選手よりも1回多い5回のジャンプを飛んでいる。後半は疲労がたまってくるため、ミスのリスクも高まるが、個人戦でも高得点狙いで5回飛んでくる可能性はありそうだ。ロシアの女子フィギュアスケート界は競争が激しい。近年は今大会に参加しているアデリナ・ソトニコワ選手のほか、ソトニコワ選手のライバルとされるエリザベータ・トゥクタミシェワ選手、2013年の世界ジュニア選手権1位のエレーナ・ラジオノワ選手ら10代の実力者が急増している。彼女らとのし烈な五輪代表争いをくぐりぬける中で、成長してきたであろうリプニツカヤ選手。地元開催という「地の利」を生かして、浅田選手、キム・ヨナ選手の2強に割ってはいることができるか。熱戦必至のフィギュアスケート女子シングルは、SPが20日0時から、フリーが21日0時から開始予定。注目の滑走順は、キム・ヨナ選手が17番目、リプニツカヤ選手が浅田選手と同組の25番目、そして浅田選手は大トリの30番目となっている。
2014年02月19日いよいよソチ五輪の開催が近づいてきましたが、皆さんお元気ですか。スピリチュアル・カウンセラーの華川瑶香です。ちなみに五輪、と聞くと、占い師的に気になってしまうのが、水星の逆行です。実は一昨年のロンドン五輪も、水星が逆行していた前半に、誤審が多発した記憶が。西洋占星術的には、水星が逆行する時期は、予定変更が起こりやすかったり、ウッカリミスや通信トラブルなどが起こりやすいとされているのです。ちなみに水星の逆行は、年に4回ほど(各3週間ほど)あるのですが、今回の水星逆行期間は2月8日~2月28日。水星が逆行する時期に始めたことは、思い通りに進展しにくかったり、試行錯誤した結果、やり直すことになったりしやすいと言われていますので、何か新規事をスタートさせたいと考えている人は、この時期を避けるのがよいかもしれません。■1.バレンタインの告白も7日までが吉!?さて、2月というと五輪の他に「バレンタインデー」もありますね。思い切って意中の人に告白しようと考えている方も、多いかもしれません。せっかく勇気を出して告白するなら、成功させたいものですよね。もちろん恋愛に関しては、相性や関係性やタイミング、などもありますから、一概には言えないのですが、もし、縁起をかついでみるなら、今年のバレンタインの告白は、水星が逆行を始める、2月7日までがオススメかもしれません。特に、恋愛面で今回の水星逆行の影響を受けやすい、「水瓶座」「獅子座」「射手座」「双子座」の人達は、今年は早めの告白がオススメ。バレンタインの日を待たずに、早めに告白やチョコレート手渡しを実践してみると、成功率をUPできるかもしれませんよ。■2.水星逆行時には、吉作用もあり?ちなみに、占星術的には、注意点の多い水星逆行時期ですが、よい作用もいくつかあったりします。それは、「復活」や「やり直し」の機会に恵まれたり、「久々再会の人が増える」などと言った作用です。今年はちょうど、幸運星の木星も愛の星・金星も逆行中ですから、もし、今も忘れられない人がいる、またはちょっと気になっている元彼などがいる場合は、思い切って連絡を取ってみるのもよいかもしれません。ただし、執着は禁物。再会したり、連絡をしてみて、イマイチしっくりこない場合は、キッパリあきらめ、前向きに新しい相手探しを始めるようにしてみてください。■3.水星逆行中の注意点では、最後に、水星逆行時の注意点をいくつか。この時期は、まずはPCトラブルには注意しておきましょう。バックアップはしっかり取っておく、また既に不具合のあるPCや携帯を使っている人は、新しいアイテムに買い換えておいたり、修理しておくことも開運の秘訣となります!また、メールの誤送や、落し物、忘れ物などにも注意しておきましょう。そして恋愛面では、焦らないことが大切!相手からのレスポンスが遅れたり、タイミングが合わず、不安になりやすいのも水星逆行時の特徴なのですが、水星の逆行が終了したら、何事もなかったかのように交流や進展がスムーズになるケースも、結構あります。■おわりに以上の点に注意して、水星逆行期間を上手に乗り切ってみてください!(華川瑶香/ハウコレ)
2014年02月14日「ソチオリンピック」が盛り上がっている現在、同年代の選手が活躍する姿を見て「すごい!」と感じている人は多いのではないでしょうか。そこで今回は、主に30代の男性を対象に、「一番すごい!」と思っている著名人について伺いました。いわゆる「松坂世代」などを含む彼らが、“同世代で一番すごい”と思う人は誰なのでしょうか?■トップアスリート、中でも野球とサッカーに人気が集中!やはりどの世代にとっても“トップアスリート”は憧れの象徴。中でも野球選手とサッカー選手を推す声が多く上げられました。『松坂大輔』・努力が身になった人(ホテル・旅行・アミューズメント/33歳)・松坂世代という言葉を作るぐらいの影響力を持って活躍したこと(情報・IT/27歳)・甲子園優勝からWBC2大会連続MVPなど実績が段違い。(機械・精密機器/31歳)・実力社会を勝ち抜いてきた典型例だと思うから。(運輸・倉庫/34歳)最も多く票を集めたのはなんと『松坂大輔』投手。甲子園決勝でのノーヒットノーラン、高卒新人での最多勝、WBCで2度のMVP……その圧倒的なスター性は「松坂世代」という言葉を生み出したほど。とりわけ80年前後に生まれた方にとっては文句なしに同世代の象徴と言えるのではないでしょうか。『イチロー』・自分にストイックで、プロ意識が高いところ(アパレル・繊維/35歳)・努力と才能で、長期間メジャーリーグで活躍しているから。(情報・IT/39歳)・プロ意識やメジャーとしての記録と記憶。(建設・土木/42歳)次いで野球選手で支持を得たのは『イチロー』選手。やはりその孤高のスタイルに象徴されるストイックさ、プロ意識の高さは、男心に「格好良い」と思わせるものがあるようです。世界的な実績を持っているうえ怪我に強く、長く結果を残し続けている点を尊敬する声も見られました。『中村俊輔』・ベテランになってからもプレーの内容が衰えず、トップレベルで活躍しているところ。(建設・土木/33歳)・去年の活躍は全盛期を思わせる素晴らしい活躍だったし、まだまだプレイできそうなくらい元気だから(その他/34歳)・体にキレがあるし、普通の30代はあそこまで動けない。(情報・IT/34歳)・一流の著名人として心から尊敬(団体・公益法人・官公庁/31歳)サッカー選手で最も多かったのは『中村俊輔』さん。かつてヨーロッパを渡り歩き、ベテランとして日本で戦っている今もなおプレーの衰えを感じさせないところが尊敬を集めている理由のようです。あのプレースキックはいつ見ても惚れ惚れしますね!『澤穂希』・1つのことで世界一になることはとても偉大なことだから(小売店/31歳)・女性としても、人間としてもかっこいい。(情報・IT/30歳)・チームを引っ張って行ってるところ(不動産/39歳)次いで多かったサッカー選手は『澤穂希』さん。2011年のFIFA女子ワールドカップにて、なでしこJAPANが優勝した光景を覚えている人は多いことでしょう。サッカーというメジャースポーツで、日本人が世界を制した、その象徴たる澤選手はやはり人気のようです。他には『松井秀喜』さん、『中田英寿』さん、『長谷部誠』さんらの名前を挙げる声が見られました。本当に甲乙つけがたいですね!■俳優・女優の2トップはこのお二人!『岡田准一』・人気を維持している。(学校・教育関連/26歳)・いつまでも第一線でいるから(小売店/33歳)・人気で実力があるところ(医療・福祉/27歳)男性俳優で最も票数を多く集めたのは『岡田准一』さん。数多くの人気ドラマや映画作品に出演し、今年は大河ドラマの主役を務めています。「イケメンの鑑」という声もあり、30代男性にとってカッコよさのシンボルの一人なのかもしれません。『菅野美穂』・年齢を感じさせないかわいさ(食品・飲料/30歳)・いつまでも変わらない容姿でありながら深みが出てきているからすごい。(団体・公益法人・官公庁/36歳)・実際に会った時の行動や仕草が可愛らしくて驚いた。(人材派遣・人材紹介/36歳)女優で人気が高かったのは『菅野美穂』さん。20代の頃と変わらない可愛らしさを維持しつつ、30代ならではの深みが出てきているのが人気の理由のようです。それにしても、実際に会えた人、うらやましすぎです!■その人ならではの個性が光る芸能人・文化人『滝川クリステル』・同年代とは思えない(建設・土木/32歳)・オリンピックのプレゼンのおもてなし(電機/33歳)2020年東京オリンピック招致成功――このおめでたいニュースの中で、とりわけ存在感を放っていたのが『滝川クリステル』さん。日本の魅力を伝えるプレゼンテーションの象徴である「お・も・て・な・し」の言葉は流行語大賞にも選ばれました。『有吉弘行』・仕事ゼロのどん底から這い上がって、現在、活躍しているところ(その他/33歳)今やバラエティ番組には欠かせない存在となっている『有吉弘行』さん。猿岩石時代の絶頂から一転して仕事ゼロの不遇の時期を過ごし、そこから這い上がって現在の地位を築いたところを「すごい!」と言う声が目立ちました。『尾田栄一郎』・ワンピースを描く偉大な作者なので。(学校・教育関連/30歳)・あれだけのヒット作を生み出したから。(39歳/その他)文化人枠としては『ワンピース』(集英社)の作者・『尾田栄一郎』先生。ちょうど今の30代が中高生くらいのころに「週刊少年ジャンプ」での連載が始まり、国民的な人気コミックへの階段を駆け上っていた同作品。その作者がいま39歳とあっては、「すごい!」と思われるのも頷けますね。他にも本当に沢山の名前が挙がり、『櫻井翔』さん、『長瀬智也』さん、『妻夫木聡』さん、『堀江貴文』さん、『岩瀬大輔』さん、『水樹奈々』さん、『荒川静香』さん、『北島康介』さん……など本当にバラエティ豊か。まさに回答者の数だけ「すごい人」がいる、といった結果になりました。いかがだったでしょうか。同年代で誰が一番すごいと思う?――そう聞かれて思い浮かべた人。それが誰なのか、なぜその人なのかを考えてみると、自分がふだん大切にしている価値観や、いつまでも憧れにできるものが改めて見えてくるのかもしれません。【アンケート対象】調査時期:2014年1月24日~2月6日調査対象:マイナビニュース会員(独身男性限定)調査数:182人調査方法:インターネットログイン式アンケート
2014年02月13日ロシアで開催中のソチ五輪で11日(日本時間12日未明)、スキージャンプの女子ノーマルヒル個人・決勝が行われる。ワールドカップ通算19勝の高梨沙羅選手に金メダル獲得の期待が高まるが、競技ルールを知っておけば、観戦も一層楽しくなるはず。しっかり"予習"して、歓喜の瞬間を迎えよう。○飛距離点って何?ジャンプの順位を決めるポイントは、「飛距離点」と「飛型点」で構成されている。飛距離点はその名の通り、飛んだ距離をポイント化とし、飛型点はジャンプの美しさなどをポイント化したもの。選手には通常、2回の競技機会が与えられ、2回の合計ポイントで順位を決める。ジャンプ競技を観戦する際は、この飛距離点と飛型点のルールをしっかりと押さえておこう。まずは飛距離点から。飛距離点はK点という場所を基準に考える。K点は各ジャンプ台で異なるが、どのジャンプ台でもK点着地=60ポイントと計算。そこから飛距離に応じてポイントが加減される方式だ。加減されるポイントはK点の距離によって異なる。K点が80m以上100m未満なら、1mにつき2.0ポイント、K点が100m以上170m未満なら、1mにつき1.8ポイントだ。実際に計算してみよう。例えば、ソチ五輪の男子ノーマルヒル(K点=95m)で105mを出した場合の飛距離点は60+10×2.0=80ポイントとなる。逆に85mしか飛べなかった場合は60-10×2.0=40ポイントというわけだ。○飛型点って何?次にジャンプの美しさや正確さ、着地姿勢を表す飛型点だ。飛型点は最高で60ポイントで、5人の審判員によって採点される。審判員は、ジャンパーの飛び出し直後から着地時までの一連の動きをジャッジ。「タイミングの正確さ」「連続動作の完璧さ」「着地後の安定性」などで飛型点を算出する。5人の審判員は20点満点で、ジャンパーの飛型点が何点かを採点。審判員が出した飛型点のうち、最高と最低の数値を除いた3つの数値の合計が、その選手の飛型点となる。ただ、この飛型点は減点対象が数多く存在する。例えば、着地後に転倒ラインの手前で転倒してしまったり、着地後にテレマークを入れてなかったりすれば減点となる。テレマークとは、着地するときに定められた姿勢のことを意味する。高い飛型点を得るには、着地の際に両足を前後に開き、腕を左右に上げた状態を維持してなければならない。高梨選手はかつてこのテレマークを苦手としており、飛型点で伸び悩んでいた。ただ、最近は課題であったテレマークも改善の兆しが見られているようだ。その高梨選手が出場する女子ノーマルヒル個人・決勝は、12日の2時30分から開始予定。今シーズンのワールドカップで13戦10勝の高梨選手には、初代ジャンプ女王への期待が高まる。○葛西選手「メダルに挑みたいと思います!」そして、男子ノーマルヒル個人で8位に終わった葛西紀明選手が"リベンジ"をするためのラージヒル個人決勝とラージヒル団体は、それぞれ16日の2時30分、18日の2時15分から始まる予定だ(時間はすべて日本時間)。葛西選手は10日にブログを更新し、ノーマルヒルでのジャンプは「練習よりは良いジャンプだったけど、やはり2本ともタイミング少し遅れちゃってる」と、微妙なズレがあったことを告白。ジャンプする瞬間のタイミングと着地をしっかり修正した上で「メダルに挑みたいと思います!」とつづり、メダルへの意欲を見せている。メダル獲得の可能性が高い日本ジャンプ陣。かなり眠い時間帯だが、遠く離れた日の丸飛行隊に届くぐらいのエールを日本から送ろう!
2014年02月10日気になるあの人の名前の裏側に隠された秘密は?開運アドバイザーの安斎勝洋先生が、話題のあの人の姓名を鑑定します。明日開催のソチ冬季五輪に出場する浅田真央さん選手引退後の展望は?彼女の内面や恋愛傾向を分析していきます2月7日スタートのソチ冬季オリンピックに、日本代表として出場するフィギュアスケート選手の浅田真央さん。2010年にバンクーバー五輪で銀メダルを獲得した彼女は、今回はどんな演技を見せてくれるのか、今から楽しみですね。今季限りで現役引退を表明していますが、それ以降はどのような活躍をしていくのでしょうか。そして、どんな時も笑顔を絶やさない彼女の強さの秘訣とは?少女から大人の女性へと成長し、今は“女王の風格”があるとも言われる浅田さん。その内面や、気になる恋愛傾向について解き明かしていきます。浅田真央(人15地15外17総32)1990年9月25日生まれ~節目・転機について~22歳のお誕生日から良い時期に入りました。責任感や芯の強さを表す「人運の15」をお持ちです。一歩一歩前へ進めるよう努力していくタイプですね。「地運の15」があるので、性格的にはおおらかで人当たりがやわらかく、順応性がある方です。「外運の17」の持ち主は陽気な恋愛を好み、気になる相手が現れると積極的に行動を起こします。喜怒哀楽が顔に出やすいので、思っていることが周囲にすぐにバレるのではないでしょうか。「総運の32」は、周りの引き立てに恵まれやすい画数。実力者からの応援も期待できるため、予想もしないほどのチャンスを得られる可能性があります。---------------~全体のバランス~とにかく努力家。責任感が強くて苦労を苦労と思わず、何事も楽しみながら一生懸命に取り組むことができます。だからといってガツガツしているわけではなく、常に与えられた状況を大切にしたいと考えるタイプ。無理に他人を押し退けてまでお金や名誉を得ようとする執着心もありません。外見的にも内面的にも清潔感があり、爽やか。性格は明るく穏やかで、凛とした強さの持ち主です。その場限りの取り繕った優しさではなく、真の思いやりを持っている人でもあります。落ち着いていて状況判断能力が高いため、本番にも強いのですが、同時に子どもの頃の純粋さを大人になっても失っていません。おおらかなようでいて、神経は意外と細やか。真面目さゆえに周囲に気遣いをしすぎてしまう面もあるでしょう。その一方で好き嫌いはハッキリしていて、思っていることをストレートに口に出すこともありそうです。ウィークポイントは、考えや行動が枠にハマりやすいところと、やる気のある時とない時とで波を作ってしまいがちなところ。また、上から目線の人と接する際は、伸び伸びと振る舞うことができず、やや萎縮してしまう場合もあるようです。基本的にはいつでも、自分が納得するまで質問や分析、行動をしたいと望んでいます。天才というよりは努力の人。現実をきちんと受け止め、悪いところがあれば自力で改善策を見つけることができます。そういった冷静さと、アスリートとしての根性、女性らしい柔らかさを併せ持っているからこそ、誰からも愛される選手へとなり得たのかもしれません。~恋愛について~猪突猛進な恋愛をするタイプで、好きになると他の人は目に入らなくなるでしょう。好みのタイプは陽気な男性で、明るく楽しい恋愛を望みます。どちらかというとロマンチストで、心を満たしてくれる優しい言葉や態度には弱いタイプ。でも、物や名誉・お金に釣られたりすることはありません。強引な人に弱く、積極的にアプローチされると好きになる可能性大。ご本人が真面目で純粋なだけに、もし、つまらない男性に引っかかったりすると、なかなか別れられず、苦しい思いをすることもあるかもしれません。そのような状況にならないためにも、たくさん恋をして相手を見る目を養うことが大切だと思います。~アドバイス~何事も目標に向かって努力する方なので、選手を引退しても、あらゆるジャンルでの活躍が期待できます。観察力があるため、例えば将来、キャスターになってもきちんと対応できるし、教え上手なので優秀な選手を育てることもできるでしょう。人と接する中でこそ輝けるお名前なので、たくさんの方とコミュニケーションを取り、さらに才能を磨いていってほしいと思います。年と共に充実する数をお持ちなので、将来がとても楽しみです。>>安斎勝洋のワイドショー姓名鑑定 目次ページへ姓名は総運・天運・人運・地運、外運の5つで構成されています。・総運…すべての画数の合計⇒一生を司る総合的な運勢・天運…苗字だけの画数の合計⇒先祖代々から受け継がれてきた、一族が共有する宿命・人運…苗字の最後と名前の頭文字の画数の合計⇒思春期(13歳頃)から、さまざまな影響を受けて形成される性格・地運…名前だけの画数の合計⇒生まれてからの後天的な基本運勢・外運…苗字の頭文字と名前の最後の1文字、または2文字の合計⇒周りから受ける影響。自分を中心とした周囲の吉凶ただし、姓名判断では、天運を除く四運で運勢を判断します。天運は天から授かった先祖代々の宿命を表すものであるため、その人自身の判断には用いません。監修者紹介開運アドバイザー安斎勝洋(あんざいかつひろ)昭和20年東京生まれ古くから伝わる「姓名学」「風水学」「九星占術」等を学び、開運アドバイザーとしての仕事をスタート。 30年以上に及ぶ数々の個人鑑定などで、多くの人間と接することにより、姓名・生年月日・住環境と、その人間の運勢との関係を独自の統計データとしてファイル。時代に沿ったかたちで数のもっているより細やかで深い意味を分析した“安斎流 姓名判断”と中国風水をもとに、日本の風土や生活様式に合ったかたちで日常生活に活用できる“安斎流 風水”を確立。メディアではTBS系「悪魔のささやき」フジテレビ系「笑っていいとも!」のレギュラーを経て、ワイドショーやバラエティ番組内での出演、番組名の鑑定、雑誌「an・an」の人気占い特集など、テレビ・雑誌・新聞・ラジオと多方面で活躍中。インターネットサイト「安斎流 姓名判断」や手軽に活用できる携帯サイト「安斎流 開運鑑定」を監修。モバイルサイト「安斎流 開運鑑定」「笑っていいとも!」をはじめTV出演多数!芸能人の鑑定や著書も多く『開運アドバイザー』として有名な安斎勝洋(あんざいかつひろ)先生の本格姓名鑑定サイトです。名前で分かる恋愛、結婚、仕事のこと、安斎流でアドバイスいたします。子育てに役立つ子どもの姓名鑑定、お部屋の開運度チェックなど新コーナーも続々公開中!
2014年02月06日「ラルフ ローレン(Ralph Lauren)」は2月7日から開催されるソチオリンピックにおいて手掛けたアメリカ代表選手団の公式ユニフォームを公開した。星条旗をモチーフにしたピーコートやノルディック柄のセーター、トラックジャケット、Tシャツ、ブーツ、ドラムバッグ、ニット帽、マフラーなどトータルコーディネートをデザイン。ポロシャツには同ブランドのアイコン・ポロマークが胸元に刺繍される。カラーも国旗を想起させる赤、白、ネイビーが基調。EU主要国、アメリカのオンラインショップ・路面店で販売される。また、同ブランドはアメリカ代表選手団が出演するプロモーションビデオを公開。加えて、国内のコットン農家やウール工場を取材した「Made in USA」をスローガンとするスペシャルムービーも配信している。
2014年01月28日産業能率大学スポーツマネジメント研究所は、ロンドン五輪の閉幕後に日本代表選手や競技に関する調査を実施した。同研究所では、五輪前にも全選手の認知や期待などを尋ねる調査を実施・発表しており、五輪前後の調査結果と合わせて分析。調査期間は、五輪前調査が7月17日から20日、五輪後調査が8月14日。調査対象は2万人(五輪後調査はこの2万人を追跡する形で1,000人)。選手に関して、五輪後調査の評価を基に算出した「感動度」の項目は、卓球の「福原愛選手」がトップ。同じく卓球の「石川佳純選手」が僅差で2位にランクインした。3位はサッカーの「澤穂希選手」、4位はレスリングの「吉田沙保里選手」、5位は卓球の「平野早矢香選手」となっている。また、五輪前の期待と五輪後の感動の差を基に算出した「びっくり度」については、1位にレスリングの「小原日登美選手」、2位には柔道の「松本薫選手」、3位に競泳の「鈴木聡美選手」がランクイン。感動を期待で割って評価の”うなぎ登り”の度合いを算出した「ブレイク度」に関しては、レスリングの「米満達弘選手」が1位という結果になった。競技に関しての「感動度」では、1位「卓球女子」、2位「バレーボール女子」、3位「サッカー女子」、4位「レスリング女子」。女子の団体競技が上位を占め、女子団体競技の活躍が広く国民に感動を与えたことが浮き彫りとなった。「卓球女子」は「びっくり度」でも1位を獲得しており、「ブレイク度」では、「ボクシング男子」が1位に選ばれている。なお、「観戦率」、「五輪以外でも見たい競技」では、どちらも「サッカー女子」が1位を獲得した。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月23日連日の胸躍る熱戦が多くの人々に感動を与え、先日閉幕したロンドン五輪。このほどスポーツ・アパレルブランド「アディダス」が、「クイーン」の名曲「ドント・ストップ・ミー・ナウ」に合わせてイギリスのメダリストたちを登場させたミュージックビデオを制作したことが明らかとなった。オリンピック開催国のイギリスは、金メダル29個を含む合計65個のメダルの獲得し、メダル獲得総数でもアメリカ、中国に続き3位と好成績を収めたことから、イギリス選手の公式ユニフォームを作成した「アディダス」が、同名曲に合わせてイギリスのメダリストたちのパフォーマンスを見せる新しいミュージックビデオを公開した。2分39秒に及ぶこちらのミュージックビデオでは、サッカー元イングランド代表のデイヴィッド・ベッカム選手の「スタート!」というコールで始まり、イギリス国旗のユニオン・ジャックを背景に、今大会の男子ケイリンで通算6つ目の金メダルを手にしたクリス・ホイ選手が同曲を口ずさむシーンや体操男子種目別あん馬の銀メダリストのルイス・スミス選手、男子舵なしフォアで金メダルを獲得したピート・リード選手、男子トライアスロンの金メダリストのアリステア・ブラウンリー選手ら男子勢が登場する。さらに、女子メダリストからは、女子ボクシング初の五輪金メダリストのニコラ・アダムズ選手を筆頭に、女子ケイリンの金メダリストのヴィクトリア・ペンドルトン選手が緑のバルーンギターを持って「クイーン」のブライアン・メイ(上写真)のギターさばきを真似したり、陸上女子七種競技で金メダルを獲得したジェシカ・エニス選手が屋上テラスに立って歌詞に合わせて熱唱を披露している。オリンピックでの活躍とは一味違った、アスリートたちのパフォーマンスがミュージックシーンでも注目を集めそうだ。
2012年08月14日夏の暑い日々、冷たいアイスクリームがおいしい季節だ。更にロンドン五輪で盛り上がっている今、サーティワン アイスクリームから「地球」をイメージしたソルベが販売しているらしい。早速食べに行ってきた。それがこの「サーティワンワールドレコード」。9月末までの期間限定フレーバーだ。使用しているアイスは2種類。世界を繋ぐ5大陸をキウイソルベ、海をソーダソルベで表わしている。緑と青のマーブル模様もきれいだが、更に目を引くのはアイスにちりばめられているポップロックキャンディー。色とりどりの、青・赤・黄・緑・オレンジの5色はスポーツの応援に沸く人々を表現。食べてみるとキウイとソーダのソルベはさっぱりと冷たく夏にぴったりの味わい。暑かった体を胃袋からひんやり冷やしてくれる。そこにポップロックキャンディーのパチパチ感が加わると口の中が賑やかお祭り騒ぎでまさにオリンピック!実に爽やかなアイスクリームに仕上がっていた。“ 手を取り合い世界中が心を一つに”“数々の世界記録が生まれるように”という想いを込められているそうだが、色・味共に見事に想いを表現されている「サーティワンワールドレコード」。アイスといえば買ってその場で食べるのが王道かもしてないが、実はサーティワン アイスクリームでは30分までなら無料でドライアイスを付けてくれる。家の近くのサーティワン アイスクリームでアイスを買って持ち帰り、閉会式に向けて盛り上がるロンドン五輪をアイスを食べながら観戦、なんていうのも面白いかも。
2012年08月09日