「シー・ハルク:ザ・アトーニー」より主演のタチアナ・マスラニーからコメントが到着した。「本物の弁護士を直接インタビュー」「『キューティ・ブロンド』などリーガルコメディ映画を徹底リサーチ」するなど、役作りについて語った。正義感に溢れる弁護士ジェニファー・ウォルターズがある事故をきっかけに“ハルクのパワー”を得てしまったことから、<シー・ハルク>として活躍することになる本作。主演のタチアナ・マスラニーは「オーファン・ブラック 暴走遺伝子」で、主人公だけでなく複数のクローン役を見事に演じ分け、エミー賞主演女優賞(ドラマ部門)を受賞するなど、多彩な演技力に定評のある俳優だ。そんな彼女は本作に挑むにあたって徹底した役作りを行っていたようで、「多方面からいろんなことを参考にした。私やジェニファーの年齢に近しい弁護士と話をした。彼らのキャリアや、どうやって今いる場所に到達したか、なぜ弁護士として働いているのかについてなどをね」と、本物の弁護士に直接取材を行っていたことを明かした。劇中では、ジェニファーが弁護士として“法のパワー”をフル活用し、一癖ある依頼人たちを全力で救わんとする姿や、弁護士ならではの悩みを抱く様子などが描かれており、弁護士のリアルな心情を巧みに表現している。さらに本編では、“完全にスイッチオフな”従兄のハルクとのコミカルなやりとりや、『ドクター・ストレンジ』などに登場した、生真面目な魔術師・ウォンとのまるでコントのようなユーモア溢れるシーンなど、ヒーローたちが生み出すコメディ要素にも注目が集まっている。タチアナは、それらのシーンを表現する上で過去の名作を参考にしていたそう。「大好きな『キューティ・ブロンド』を観た。この作品のコメディ要素を参考にした。この作品でも、周りの人間は主人公を決めつけて判断しているけど、彼女はそれよりもずっと深みのある人だし、だからこそひたむきに努力する」と語り、主人公の“努力家な一面”がジェニファーとの共通点でもあると言及する。『キューティ・ブロンド』は、ゴールデングローブ賞のコメディ/ミュージカル部門にもノミネートされたコメディ映画。主人公は、恋人と順風満帆なキャンパスライフを送っていたが、ある日突然“ブロンドの髪”という理由で振られてしまう。ひどく落ち込むも、「ただのブロンドじゃない!」と証明するため弁護士を目指すことを決意し、“仕事”と“恋愛”に全力で取り組んでいく。本作でも、ジェニファーは“ハルクパワー”のせいで、以前から務めていた弁護士事務所をクビになってしまうも、「“弁護士”として人助けがしたい!」という熱い想いを胸に、“超人専門弁護士”として活躍するなど、〈自分にしかできないこと〉に前向きに取り組む姿が描かれている。タチアナは「初めてこの脚本を読んだ時、この役のオーディションを絶対受けたいと思った。それは日常的な小さなことを扱っていたから。こんなヒーロードラマを夢見てきた」と、MCU<らしくない>ことこそが本作の魅力だと感じているようだ。そんな徹底した役作りの上で演じられているタチアナのシー・ハルクについて、SNS上でも「“ハルクパワー”じゃなくて、“弁護士パワー”で解決していく姿が最高!」「ちょうど良いコメディ感が最高すぎ!」と話題となっている。仕事、恋愛、友人関係に奮闘するジェニファーの姿には、きっと誰もが共感し、勇気をもらえるはずだ。「シー・ハルク:ザ・アトーニー」はディズニープラスにて独占配信中(全9話)。(text:cinemacafe.net)
2022年10月16日タチアナ・パルフェノワ(TATYANA PARFIONOVA)の2020年春夏コレクションが、)Rakuten Fashion Week TOKYO 2020 S/S初日に発表された。幼少期の思い出を着想源に洋服の制作はもちろん、世界三大美術館の1つであるエルミタージュのプロジェクトへの参加や、映画の衣装制作など幅広い分野での活動を続けるタチアナ・パルフェノワ。初めてコレクション発表の場に東京を選んだ今回、デザイナーの子供の頃の思い出をインスピレーション源に、“水”や“川”、“黒トンボ”をキーワードに掲げた37パターンのドレスが展開された。ドレスに浮かぶ“絵画”のような絵柄始まりの合図と共にランウェイに現れたのは、まるで“絵画”のような美しいドレス。テキスタイルには、太陽の光を反射する水面を表現しているかのように、透き通るシースルーや、キラキラと輝くスパンコール、流れるようなシルク生地を自由にミックス。その上には水に浮かぶスゲやシダを手刺繍であしらって、うっとりとするような絵柄を完成させている。思い出を物語るドレス淡い水色が目を惹く膝丈のドレスは、白鳥の羽根のようになびく毛足の長いスリーブが印象的。前身頃には、透き通る川の周りを黒トンボ達が飛び回る、どこか懐かしい情景がデザインされている。また複数の水の輪が水面に浮かぶドレスは、雨の日の風景を切り取っているのかのよう。デザイナーの大切な思い出の一部を映し出しているかのような“絵画”によって、会場全体にノスタルジックな雰囲気が漂う。デコラティブ×セクシーリボンやフリルをたっぷりとあしらった、デコラティブな手法を得意とするブランドならではのドレスも登場。けれど時にセクシーさも演出したいから、バックやウエストをみせる大胆なカッティングや、モデルの身体のラインをくっきりと映し出すシア素材で、女性の魅力を引き出していく。多彩なカラーを味方にカラーパレットは、淡い色調のグリーンやブルー、ピンク、ベージュ、オレンジなどを中心に。時に多彩な色彩を組み合わせたカラフルなカラーブロックや、艶やかな花が咲き誇るオリエンタルな絵柄、前後でカラー&素材が異なるデザインなど、デザイナーの遊び心を感じさせる個性豊かなカラードレスも登場した。
2019年10月17日映画『トイレット』が8月28日(土)、初日を迎え、主演のもたいまさこ、共演で初来日中のカナダ人女優タチアナ・マズラニー、荻上直子監督が東京・新宿ピカデリーで初日舞台挨拶に立った。風変わりなカナダ人3兄妹と英語の話せない日本人の“ばーちゃん”が、突然始まった奇妙な共同生活を通じ、お互いの個性を受け入れて心を通わせていく姿を描く物語。南カリフォルニア大学大学院映画学科を卒業以来、約10年間温めてきた「北米で映画を撮る」という構想を実現させて、カナダオールロケを敢行し、全編英語の本作を仕上げた荻上監督は「『かもめ食堂』、『めがね』でなんとなく分かってきた自分のカラーを通せるかと思ってやりましたが、チャレンジしてよかった」と手応えを掴んだ様子。司会者から次回作について聞かれると、「メキシコとかで、ずっと酒を飲みながら訳分からなくなりながら…っていうのもありかなと」と豪快なプランを口に。すかさず、もたいさんは「そのとき、私はサボテンの役で」と本作同様、ちゃっかり台詞のない役に立候補。会場の笑いを誘った。一方、タチアナさんは荻上監督について、「自分のビジョンをはっきり持っていて率直に指示を出してくれて、反面、自由に演技させてくれる。とてもやりやすかった。言葉の壁という弊害はありましたが、理解し合えた。監督と私は多分同じような人間だと思う」。もたいさんも、撮影現場での荻上監督について「もう頼もしいんです。(監督作が)3年ぶりとは思えない男前さ。ビル1棟建てるんじゃないか、と思いました。次の作品が楽しみです」とそれぞれ絶賛。荻上監督は照れながらも一礼し、感謝の気持ちを表していた。『トイレット』は新宿ピカデリー、銀座テアトルシネマ、シネクイントほか全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:トイレット 2010年8月28日より新宿ピカデリー、銀座テアトルシネマ、シネクイントほか全国にて公開© 2010“トイレット”フィルムパートナーズ■関連記事:荻上監督作品に欠かせないフードスタイリスト・飯島奈美の餃子料理実演が大盛況「トイレの神様」推奨のトイレ掃除、荻上監督はボーイフレンドにお任せ?オールカナダロケの『トイレット』荻上直子監督×主演俳優カルチャーギャップトーク『めがね』荻上直子監督新作『トイレット』オリジナルグッズセットを5名様プレゼント荻上直子監督オーディション抜擢の“ヘンな子俳優”初披露
2010年08月28日