ハロウィンが近付く2020年10月、アメリカ・メリーランド州に住む女性が投稿した動画が人々を笑顔にしています。女性が幼い息子を連れて散歩に出かけた時のことです。近所の家の庭に『ジャック・スケリントン』のバルーンが飾ってあったのだそう。『ジャック・スケリントン』とは1993年の映画『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』の主人公で、ハロウィンの飾りとしても人気のキャラクターです。そのバルーンを見つけた彼女の息子は立ち止まり、不思議な動きを始めたのだとか。母親が思わず動画を撮ってしまったという男の子の様子がこちらです。突然、男の子とジャック・スケリントンのダンスバトルがスタート!!予測不可能な動きをするジャック・スケリントンに、男の子は負けじと挑んでいます。この動画にはたくさんのコメントが寄せられています。・この男の子の圧勝だ!・なんて愛おしいのかしら。見ているだけで幸せな気分になれたわ。・子供は私たちに喜びを運んでくれる。母親いわく、男の子がジャック・スケリントンのマネをして踊り始めたのでしばらくそのまま眺めていたのだとか。ところが彼が思いのほかいい動きをしていたため、「祖父母に見せたらきっと面白がるだろうな」と思って動画を撮り始めたのだそうです。この男の子は普段から面白いことをしてはみんなを笑わせるのが得意な性格なのだといいます。愉快なダンスで多くの人を笑顔にしてくれた彼は、まぎれもなくジャック・スケリントンとのダンスバトルの勝者ですね![文・構成/grape編集部]
2020年10月21日ツボウチ(@pullalongduck)さんがTwitterに投稿した、ある経験談に反響が上がっています。ツボウチさんがまだ独身だった頃、特に運動をせずゲームばかりしていた生活だったため「身体を動かしたい」と思ったのだそう。そんな時に見つけたのは、ダンス教室の生徒募集の案内でした。早速、必要なものを買いそろえてやる気満々だったのですが…。ルーンファクトリー5早く出んかな(2/2) pic.twitter.com/qJZNqRnXCP — ツボウチさん (@pullalongduck) September 13, 2020 掲示板で見つけた教室に連絡をすると、少し怪しい『顔合わせ』に連れていかれたツボウチさん。ダンス教室とはかけ離れたパーティー会場に到着し、特に説明もなく2千円の参加費を取られイベントに参加させられたのです。週に2回もこのようなイベントをやっているということは、メインはダンス教室よりも交流会への人集めだったのかもしれません。ツボウチさんは、ダンス体験をしないまま、再び元の生活に戻ってしまいました。投稿には、同様の経験をしたという人たちからもコメントが寄せられています。・怪しすぎる…。ちゃんとしたダンス教室を紹介してあげたい。・「48歳に見えますよ」っていうところで爆笑した。謎の交流会、怖すぎる。・自分も引っ掛かりそうになったことがある。お金も時間も返してほしいですね。もちろん、掲示板にはちゃんとしたダンス教室の募集もあったことでしょう。しかし、中には悪意はなくてもツボウチさんが体験したような趣旨と違うところに参加させようとする人もいるのかもしれません。ネット上でのやり取りは、意図が伝わりにくいからこそ十分に気を付けたいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年09月21日「2週間で10キロ痩せる!」と噂のハンドクラップ。YouTube動画の再生回数が4000万回を超える、大人気のエクササイズです。誰でも踊れるシンプルな振り付けですが全身を大きく使うため、『痩せるダンス』と呼ばれ、幅広い年齢層で話題になっています。簡単でオリジナリティを加えやすいことから、たくさんの有名人が『踊ってみた動画』を公開しています。そんな中、今回紹介する動画は人気のダンサーが本気で踊るハンドクラップ。AAA 西島隆弘さんのバックダンサー5人が、世界一かっこいいハンドクラップに挑戦しています。曲がスタートした瞬間からエンターテイメント性もたっぷり!元の振り付けは変わっていないのに、全く別物のよう。まるでミュージカルの一幕を見ているようで、最後まで目が離せません。世界一かっこいいと称賛されるNissyダンサーズによるハンドクラップ。ぜひ実際のダンス動画をご覧ください。和気あいあいと振り付けを考えるNissyダンサーズですが、本番ではうってかわって本気の顔を見せています。シンプルなエクササイズだからこそできる自分流アレンジ。見て楽しい、踊って楽しいハンドクラップ、まだまだ楽しめそうですね。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2020年08月28日新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の流行が収まらないまま迎えた、2020年の夏。さまざまなイベントが自粛となり、夏らしさが感じられなかったために不完全燃焼気味な人も多いでしょう。そんな人は、夏らしさが存分に感じられる動画を見ると、気分がスッキリするかもしれません。2020年も熱い!西川貴教リスペクトの『HOT LIMIT』動画ダンサーの高木勇次朗(@takarin_pooh)さんが、仲間たちと踊った動画をTwitterで公開しました。踊ったのは、T.M.Revolutionが1999年にリリースした夏のヒットソング『HOT LIMIT』。ミュージックビデオ(以下、MV)の中で西川貴教さんが着用していた衣装を再現し、さらにある物もプラスしました。ノリノリで熱く、またクスッと笑える動画をご覧ください!T.M.Revolution/HOT LIMIT @TMR15 本気出しました。見てください。Dancer: @Y1007Narumi @shimichikaxx @t3t_yrk @takarin_pooh #消臭力 #エステー #届けたい pic.twitter.com/ogE5QrkJcy — 高木勇次朗(たかりん) (@takarin_pooh) August 24, 2020 動画に出演している4人は、専門学生時代の同期で関西出身。面白いことをして人を喜ばせることが大好きで、コロナウイルスが流行し、外出や活動自粛が求められる中でも、「何かしたい!面白いことをしたい!」との思いがあったとのこと。ダンサーとして発信できることがないかを模索している時に、思い浮かんだのが…。夏といえば、みんな大好き『HOT LIMIT』!T.M.Revolutionといえば西川貴教さん!そして消臭力!西川さんがエステー株式会社の消臭剤『消臭力』のCMによく出演していることから、ダンスだけでなく消臭力に対しても本気で取り組んでみたそうです!確かに、動画の中でしっかりと強調されていました。動画は西川さん本人にまで届き、4人の本気度合が伝わっています。え?何がどうなって、こうなったの?母さん「HOT LIMIT」リリースから22年目の夏も熱いです... :( ;´꒳`;): — 西川貴教 (@TMR15) August 25, 2020 高木さんは、「思っていた以上の反応で、私たちもびっくりしています。『この動画を通じて、たくさんの方と出会えたらいいな』との願いも込めてます!」とコメント。動画には多くの反響が寄せられました。・キレッキレですね!・もはや日本の夏の風物詩である『HOT LIMIT』。・この曲は、こうして受け継がれていくのですね。感慨深い。・エステーの新しいCMにしてほしいレベル。西川さんとコラボしてほしい!みんなで盛り上がれる『HOT LIMIT』。動画が面白いのはもちろん、ある種の一体感まで感じられますね![文・構成/grape編集部]
2020年08月26日姉妹揃ってダンサーやダンス講師として活躍しているteam『sis』のSAKURAさんとCHINATSUさん(@SIS_SKRCNT)。おうち時間が増えている今、おばあちゃんと一緒に踊っている姿をTwitterに公開すると、すぐに話題になりました!ばあばとダンス第2段ばあば味のある #Tootsieslide をご覧下さい #町子72歳 #おうち時間 #おうちダンス pic.twitter.com/aZWBqxH7nn — SIS (@SIS_SKRCNT) May 2, 2020 町子おばあちゃんが可愛くて、ほっこりします。とても70代には見えません!さらには、町子おばあちゃんの動きが完璧だけではなく、リズムにバッチリ乗っていることにも驚かされます。もしかしたら、ダンサーの人が持つ才能は、おばあちゃん譲りなのでしょうか。「おうち時間の間におばあちゃんと何かできないか?」と考えて、3人で踊ることを選んだというSAKURAさんとCHINATSUさん。この投稿が話題となって、おばあちゃんと踊ってみたシリーズが続々と公開されています。ほかのシリーズも気になりますね。シニア世代の運動といえば、ウォーキングやスイミング、ラジオ体操など無理なく続けられるものが一般的かと思いますが、新型コロナウイルス感染症の影響でどこかに何かを習いに行くのは億劫になったりします。このおうち時間の間に新しいことに挑戦するのも楽しいので、ぜひご家族と一緒にダンスを始めるのも楽しそうですね![文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2020年07月30日フランス・パリに暮らす2人の10歳の女の子がInstagramに投稿した動画が大きな反響を呼んでいます。動画に登場するのはダンスが大好きなティアナさんとサフィアさん。息ピッタリの2人の見事なダンスをご覧ください! この投稿をInstagramで見る Tyana(@tyana_dvb)がシェアした投稿 - 2020年 6月月3日午前9時00分PDT楽しそうに踊るサフィアさんとティアナさん。2人の仲のよさが伝わってきますね。それぞれのInstagramに投稿されたこの動画は「素晴らしい!」と話題になりました。するとこの動画に感銘を受けた、アメリカ・ロサンゼルスに住む2人の女性が、彼女たちのダンスそっくりの動画を作ったのです。 この投稿をInstagramで見る Sheela Awe 魏喜来(@sheelaawe)がシェアした投稿 - 2020年 6月月22日午前9時32分PDTまるでティアナさんとサフィアさんの数年後の姿を見ているよう!洋服から振り付けまでパリの2人の女の子たちとそっくりに再現したのは、シーラさんとリンジーさん。シーラさんは投稿でサフィアさんとティアナさんに向けてこうつづっています。あなたたちの光をシェアしてくれて、インスピレーションをくれてありがとう。リンジーと私も同じことをするわ!sheelaaweーより引用(和訳)この動画には、たくさんのコメントが寄せられています。・最初に見た時、この女の子たちがあなたたちの子供時代かと思った。・この動画は何度見ても見飽きないわ!・なんだか感動して涙が出た!・4人ともかわいくて最高!年齢が近くて、同じ何かに情熱を注いでいて、心から気が合う友達を見つけるのは簡単ではないかもしれません。でもこの動画を見ていると、そんな素晴らしい友情は年齢に関係なく、いくつになっても築けるような気がします。「友達っていいな」と思わせてくれる素敵な動画ですね。[文・構成/grape編集部]
2020年07月13日アメリカ・ジョージア州にある『ジョージア水族館』はさまざまな海の動物たちと出会えることで人気の水族館です。そのジョージア水族館のTikTokに投稿された動画が話題になっています。登場するのはカリフォルニアアシカの『ネプチューン』。トレーナーの女性がネプチューンの前で踊り始めると…!@georgiaaquariumWow, sea lion Neptune can really dance. ##georgiaaquarium ##fyp♬ original sound - georgiaaquariumアシカくん、ダンスうますぎでしょ!!この動画には400万を超える『いいね』がつき、見事なダンススキルを披露したネプチューンが絶賛されています。・なんてこった。このアシカは俺よりダンスがうまい。・歴史上最高のダンスバトル!・アシカが楽しそうなのがいいね!・最後のポーズにやられた。ジョージア水族館ではたくさんの海洋動物を保護しているのだそう。ネプチューンもそんな保護動物の1匹だといいます。新型コロナウイルス感染症の影響でしばらく閉館していましたが、2020年7月7月現在は安全対策をしたうえで再オープンしています。この夏もかわいくて賢いネプチューンのような海洋動物たちが、多くの人たちを楽しませてくれることでしょう![文・構成/grape編集部]
2020年07月08日モデルで女優のトリンドル玲奈(とりんどる・れいな)さんが、2020年7月5日にインスタグラムを更新。キュートなダンスを披露しています。トリンドル玲奈のダンス姿に「キュンです!」この日、トリンドル玲奈さんはショートビデオアプリ『TikTok』で撮影された動画を投稿しています。 View this post on Instagram A post shared by トリンドル玲奈 / Reina Triendl (@toritori0123) on Jul 5, 2020 at 2:36am PDTスポーティーなタンクトップ姿でポップな踊りを披露したトリンドル玲奈さんは、「ダンスを教えてください」とひと言メッセージ。するとファンからは「踊ってるの初めて見た」「笑顔に癒された」といった声や、「キュートすぎて教えることがない」と教えることをあきらめる声も寄せられました。・かわいすぎやん!きゅんです!!・トリちゃんが踊ってるところを初めて見ました。教えに行きたいです…。・二の腕をぷるぷるさせるところが最高にかわいい。・マジで天使…!もっとダンスの動画が見たいなぁ。トリンドル玲奈さんのダンス姿はかなりレアだったのではないでしょうか。これからの投稿にも注目ですね!トリンドル玲奈のインスタがかわいい!結婚は考えてるの!?[文・構成/grape編集部]
2020年07月07日ダンス&ヴォーカルグループ「大阪☆春夏秋冬」を輩出した老舗ダンススタジオ『ハッピータイム ダンススタジオ』の活動をサポートする、エンタメサポーターチケットの発売が開始された。カタヤブリな浪花のロックンガールとしてライブを中心に活動を行なっている大阪在住6人組ダンス&ヴォーカルグループ「大阪☆春夏秋冬」を輩出した『ハッピータイム ダンススタジオ』は、東大阪を中心に展開する創業39年の老舗ダンススタジオ。ヒップホップをはじめ豊富なジャンルと優秀な講師陣。タレントスクールも併設している。今回発売が開始されたエンタメサポーターチケットを購入すると、メッセージが入ったオリジナル電子チケットを受け取ることができる。エンタメサポーターチケットとは、新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けているエンタテインメントの再興・再始動を目指し、ぴあが行っている[re:START](リスタート)プロジェクトの一環。アーティストの写真やメッセージ入りのオリジナル電子チケットを購入することで、自宅にいながら応援したい団体・アーティストの今後の活動を支援することができるサービス。
2020年06月05日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「振り付け」です。ステージで踊っているので岡崎体育はダンスが上手いと思われがちです。実際に、踊ること自体は大好きです。ライブだけでなく家でも音楽をかけてしょっちゅう一人で踊っています。ただ、それは音楽に合わせて即興で踊るのが好きなだけ。実は、振りの付いた踊りがめちゃくちゃ苦手です。他人が考えたダンスを周囲とシンクロしながらその通りに踊ることがどうしてもできません。それでもCMやMVで踊る機会がある。そういうときはもう必死に覚えるしかないのですが、なかなか覚えられません。本番前にしっかり教えてもらって、自主トレもしていても、本番で必ず失敗してしまいます。もうイヤになります。まず、どうしても踊りながら「あれ、次の動きなんやったっけ?」とか考えてしまう。それで躍動感が出なくなり失敗する。本気で僕にダンスを踊らせたいなら1年前くらいから仕込むしかないのでは…と思います。それくらいみっちり体に覚えさせないと、にこやかには踊れません。でもたいていの場合、収録の前日とかに振り付けのビデオが届きます。もっと慌ただしいと当日に振りを付けて収録というのもある。もうそういう場合は、とにかく振り付けを簡単にしてもらうしかないです。それか、僕だけアドリブ踊りでいいということにしてほしい!先日もNHK BS4Kの特別番組『8Kで体感!スポーツの魅力~岡崎体育~』で、マキタスポーツさんと私立恵比寿中学の中山莉子ちゃんとダンスを踊りました。僕とマキタスポーツさんはそれぞれ10回くらいNGを出しましたが、莉子ちゃんはすぐに振りが頭に入ってミスもしない。これはもう、ローティーンのころから踊っている人の特性だなと思いました。ダンスは一朝一夕でできるものではないと痛感しました。僕の仲良しでダンスの上手な方といえばw-inds.の橘慶太さん。彼なんかは、プライベートで一緒に買い物をしているときでも動きがなんか踊っているよう。手とかリズムのとり方が普段からかっこいいです。踊ることへの意識がそもそも違う感じがします。でも、そうなるには地道な鍛錬が必要です。僕なんかまずは基礎からですね。長い道のりになりそうです…。でも、基礎さえ入れば僕は応用が利くタイプだと思う。振り付けもどんどん覚えられるかもしれない。苦手意識を克服すべく、まずは基本中の基本を橘氏から直伝してもらおうかな。おかざきたいいくドラマホリック!『僕はどこから』(テレビ東京系、毎週水曜24:12~)に出演中。地元京都での“街ブラ”レギュラー番組『岡崎体育の京の観察日記』(KBS京都、第2・4土曜22:30~)も好評。※『anan』2020年3月4日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2020年02月26日フィロソフィーのダンスが本日2月17日、渋谷CLUB QUATTROで「Singularity 8」を開催される。フィロソフィーのダンスは「音楽的にはコンテンポラリーなファンク、R&B。歌詞には哲学的なメッセージをい込める」というコンセプトのもと、結成されたアイドルグループ。2020年は結成5周年を迎え、メジャーデビューも決定。今、最も注目度の高いアーティストの1組だ。本日開催される「Singularity 8」はアイドル以外のジャンルのアーティストを迎えるフィロのス主催のツーマンライブ企画の第8弾。過去にはNONA REEVESやSCOOBIE DO、Have a Nice Day!らが出演しており、音楽性の高いイベントだ。すでに3月22日に恵比寿LIQUIDROOMで第9弾もスタンバイしている。昨年末は新木場STUDIO COASTでのワンマン公演を成功させた彼女たち。それを経て、ライブハウス公演となる今回もテンションの高いステージング、確かなパフォーマンスで楽しませてくれるはずだ。■公演情報「Singularity 8」日時:2月17日(月)開場18:15/開演19:00場所:渋谷CLUB QUATTRO出演:フィロソフィーのダンス、スカート
2020年02月17日日に日に寒さが増してくると、頭と体が熱くなるような刺激を求めてしまいたくなるもの。そんな気分のときこそ、一瞬で別世界へと引き込んでくれるような映画がオススメですが、今回は世界を動揺させた衝撃作をご紹介します。それは……。五感が震える『CLIMAX クライマックス』!【映画、ときどき私】 vol. 272有名な振付家に選ばれた22人のダンサーたちは、雪が降る人里離れた廃墟で、公演のためのリハーサルを行っていた。最後の仕上げを終えた彼らが始めたのは、打ち上げパーティ。爆音の音楽に体を揺らしながら、サングリアを浴びるように飲んでいた。ところが、そのサングリアにはドラッグが混入しており、彼らは徐々に我を失っていくことに。エクスタシーを感じる者もいれば、発狂する者もおり、ダンスフロアはいつしか地獄のようになっていた。理性をなくした人間たちが迎える結末とは……。ダンスと音楽で構成され、観たこともないような映画体験へと導いてくれる本作ですが、映画で世界を挑発し続けているこちらの方にお話をうかがってきました。鬼才で知られるギャスパー・ノエ監督!これまでにも、『カノン』や『LOVE 3D』など、強烈な作品で観客を魅了してきたノエ監督。実際に起きた事件から着想を得たという本作もカンヌ国際映画祭で上映された際には、賛否両論を巻き起こし、大きな話題となったほどです。そこで、撮影の舞台裏や監督がインスピレーションを受けているものなどについて語っていただきました。―まずはなぜダンスをモチーフにした作品を手掛けようと思ったのか、その理由からお聞かせください。監督それは、僕がもともとダンスを見るのがすごく好きだったから。才能のあるダンサーたちの踊りというのは引き込まれますし、本当に素晴らしいですよね。そういった思いからもダンスの映画を撮りたいというのは、つねに自分のなかに強くありました。それだけでなく、ダンスを映し出した映画からはたくさんのエネルギーが放出されていると考えていた部分もあったと思います。映画というのは、あくまでも作りものであり、観客たちもそれが“嘘”だとわかったうえで観に行っていますが、それをわかっている前提だとしても、そこから発せられるエネルギーというものは感じられるものですからね。―今回は演技未経験のダンサー21人とプロの女優1人を起用されていますが、どのようにして選ばれましたか?監督ダンスを軸にした映画ということもあり、今回は演技ができる人を探すのではなく、踊れる人を探すことに集中しました。まずはできるだけパリ近郊に住んでいる人のなかからネットで検索し、ある程度人数を絞ってから実際に会って話をするという方法をとりました。最終的に選んだのは18歳から23歳までの若いダンサーたち。彼らはプロではなく、時折イベントに出演したりして趣味でダンスをしているような子たちですが、重視したのは、カリスマ性を持っていることと、感じのいい人、そして撮影現場で僕と馬が合うかどうかということでした。彼らに演技力は求めていないとは言ったものの、物語のなりゆき上、心理的に難しいキャラクターが必要なところもあったので、そこに関してはプロの俳優に入ってもらっています。―撮影で大変なこともあったのでしょうか?監督企画が立ち上がって準備までに1か月かかり、そのあとは順撮りをしながらだいたい15日ほどで撮影を終えました。今回は即興でストーリーを進めていく形をとりましたが、ダンサーたちは精神的にトランス状態になることも含めて非日常をすごく楽しんでもらえたようです。僕にとっては、どのシーンも忘れられないものになりました。演技未経験のダンサーの演出方法とは?―今回は台本が数ページしかなかったそうですが、演技をしたことがない彼らにアドリブで演じさせるのは難しさもあったと思います。どのような演出をされたのでしょうか?監督冒頭にダンサーたちのインタビューがありますが、実は最初の段階ではあのシーンは予定していませんでした。撮影を進めていくなかで、最終日の3日ほど前にスタッフと話をしていて、ダンサーたちそれぞれが語るシーンが足りないということになり、急遽入れたんです。そのときはすでにほかのシーンを終えたあとだったこともあり、彼らも自分の役どころを十分に理解していたので、それに加えて自分のダンスに対する情熱や思いを語ってくださいとお願いして撮りました。ストーリーの結末に関わりのある子だけには、こちら側が決めたセリフを話してもらうようにしていますが、それ以外の人には、5~10分くらい自由に話してもらい、こちらが面白いと思うところだけを選んで編集しています。パーティ中の会話に関しても、同じような方法で撮影しました。―そんなふうにアドリブが中心の物語のなかで、結末はどのようにして目指していったのでしょうか?監督もちろんエピローグはなければいけないと思っていたので、考えてはいましたが、最初の段階で具体的には決めていませんでした。なぜなら、撮影を順番に進めていくなかで少しずつ自分のなかに形ができていったからです。あとはダンサーたちにもどういう終わりにしたいかを聞き、できるだけ彼らの希望に沿っていくように意識していました。―セリフだけでなく、ダンスシーンも即興で行ったそうですね。監督ダンスバトルのシーンでは、カメラは1時間半回しっぱなしにしていて、そのなかからいいところを抽出して、6~7分くらいにまとめています。事前に3曲を用意していることだけは伝えましたが、どういう体の動かし方をするのかも、どのタイミングで誰が前に出るかもすべて彼らに任せました。最初のダンスシーンについても、彼らと振付師によって作り上げてもらったシーンなので、僕はほとんど関わっていません。というのも、そもそも僕は人にいろいろと指示するのは好きではないし、人を動かすのも得意ではないですからね(笑)。なので、彼らがそれぞれのアイディアを持って作品に関与してくれたことはありがたかったです。自分も周りにあるものすべてから影響を受けている―監督自身の存在や作品は、ほかのアーティストたちに多くの刺激を与えていると思いますが、監督が影響を受けているものは何ですか?監督僕は自分の周辺にあるものすべてから、インスピレーションを受けていると思います。それは小さいときから現在にいたるまで、出会った人や住んでいた環境、本、映画、新聞といったすべてのことです。ちなみに、冒頭のインタビューシーンのときに背景にDVDや本がたくさん並んでいますが、あれは実際に僕の所有物。この作品に直接影響を与えたわけではないですが、自分自身に対して影響を与えた作品の数々です。そのほかにも、たとえばナイトクラブに行ったときに、最初はみんなハッピーなんだけど、アルコールが進むといい人が全然違う人に豹変してしまうといった出来事からもインスパイアされることもありますよ(笑)。おとなしくて優しそうな人ほどサイコティックになるのはすごく恐ろしいことだけど、僕はそういうものを含めたすべてに興味があると言えるのかもしれないですね。―なるほど。過去には『エンター・ザ・ボイド』で撮影されたこともあり、東京には特別な思いも持っていただいているとのことですが、監督が思う日本の魅力を教えてください。監督僕は映画を持っていろいろな国に行く機会はたくさんあるものの、そこまで惹かれる場所はあまりありませんが、そのなかでも東京はとても魅力的に映りました。社会的なメカニズムが自分の知るヨーロッパとは全然違うことにも驚きましたし、アーティスティックなものに関して、日本にはカルト的なものを感じるんですよ。出身地であるアルゼンチンと10代から暮らしているフランスのような縁のある国以外で長期間滞在したのは、日本が初めてでした。といっても、東京しか知らないので、東京という街が自分にとっては特別なんだと思います。あと、僕にとっては日本映画も魅力のひとつ。なぜなら、欧米で制作された傑作と日本で制作された名画を比べたときに、日本映画の持つ力は抜群に大きいと感じるからです。日本人には独特な完璧主義がある―日本とフランスでは、現場の雰囲気もかなり異なりますか?監督日本人たちの完璧主義というのは独特だと思いますが、日本で撮影したあとにフランスで気がついたのは、スタッフたちの仕事に対する向き合い方の違い。今回の作品でもグラフィックデザインを手掛けてくれたのは、フランスで生まれ育った日本人ですが、ご両親が日本人ということもあるのか、フランス人以上の完璧を求めていると感じました。それはおそらく日本人の家庭環境がそうさせているのかなと思っています。それに比べると、はっきり言ってフランス人は怠け者ですから……。なぜなら、週末は必ず休みたがるし、フランス人が他人に一番聞く質問は「今年のバカンスはどこに行くの?」なんじゃないかなと感じているほど(笑)。それだけ日常生活において、仕事よりも休暇が重要ということなんですよ。―(笑)。確かに、日本人は休みよりも仕事を優先しがちなところがありますからね。監督フランス人にとっては、バカンスを過ごす1か月が1年でもっとも関心のある期間なんだと思いますよ。そんなふうに、国民全体がバカンスにとらわれてしまっているというところが、日本とは違いますよね。まあ、僕からするとみんなが旅行に出る7月から8月にかけては、街から人が減って静かな環境になるので、仕事に集中できる最高の時期。街の喧騒から離れたくて休暇に行く人が多いのに、行った先の海辺に人がいっぱいいるんだから、彼らは何をバカンスに求めているのか、僕にはよくわからないね(笑)。―確かにそうですね……。それでは最後に、今後についても教えていただきたいですが、監督の作品は、発表されるごとに毎回観客の想像をはるかに超えてきている印象なので、ご自分でもまだまだ表現しきれていないものがあると感じているのでしょうか?監督自分の作品がこれからどうなるのかは、僕自身にもわかりません。ちなみに、『CLIMAX クライマックス』のあとに撮った『Lux Æterna(原題)』は50分ほどの中編で、シャルロット・ゲンズブールとベアトリス・ダルが出演している映画ですが、舞台は撮影現場。最初は楽しいんだけど、だんだん現場がどうしようもない状態に陥っていくというストーリーです。セックスの描写や暴力のシーンも何もないですが、そんなものはなくても十分に狂気的な部分は出ていると思っています。あとは、2002年に制作した『アレックス』をもう一度編集し直した新しいバージョンというのも、すでに発表していて、オリジナルよりももっと怖く仕上がっていますよ。おそらく日本でも公開されると思うので、楽しみにしていてください。見たことのない狂気に溺れる!映画が始まったら最後、誰もがトランス状態へと陥ること間違いなしの問題作。観終わったあとにもう一度観たくなるような中毒性と五感をフル回転させる心地よい疲労感を存分に味わってみては?過激な予告編はこちら!作品情報『CLIMAX クライマックス』11月1日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開配給:キノフィルムズ/木下グループ©2018 RECTANGLE PRODUCTIONS-WILD BUNCH-LES CINEMAS DE LA ZONE-ESKWAD-KNM-ARTE FRANCE CINEMA-ARTEMIS PRODUCTIONS
2019年10月30日10月20日、秋篠宮家の次女・佳子さまは障害者のダンス大会を鑑賞された。鑑賞後はダンスを披露した出演者に「ダンスのどのようなところを工夫しましたか」などとにこやかに声をかけられた。晴れやかなご表情をお見せになった佳子さま。それもそのはず、佳子さまといえば現在もダンスに打ち込まれており、この2週間前には所属するダンススクールの発表会にも“お忍び出演”されていたのだ。「パンフレットにお名前はありませんでしたが、佳子さまは華があって美脚なので、出演者の中でもひときわ目立っていました。『あれが佳子さまじゃない?』というように、隣の人に耳打ちをしている観客もいました。佳子さまに気づいている観客も少なかったようです」(観客の女性)佳子さまが都内の公民館に通い“お忍びレッスン”を続けられていることを本誌が報じたのは今年1月。今回の発表会では、その練習の成果を披露されたのだ。発表会へのご出演は3年連続。しかし、今回の佳子さまは“一味違った”という。「これまでは帽子で顔を隠したり、クールな表情で踊られたりすることが多かった佳子さまですが、この日の笑顔は弾けるようでした。“ヘソ出し”のノースリーブ衣装や、ヒョウ柄の耳や尻尾をつけてネコになりきる演目もありました。また、生バンドの演奏に合わせて即興のダンスを披露するコーナーでは、佳子さまは自信満々にステージ前方に躍り出て、高速ステップを披露されたのです。出演者たちは大盛り上がり。佳子さまがスクールのメンバーからとても愛されていることが伝わってきました」(前出・観客の女性)9月にはオーストリアとハンガリーへ初の海外公式訪問も果たされた佳子さまだが、10月上旬の発表会に向けて、ご公務の合間を縫って練習を続けられていたようだ。「佳子さまは海外訪問中、ウイーン少年合唱団や現地の日本人学校などを訪問され、子供たちと懇談される機会が何度かありました。佳子さまの話し方はフランクで、子供たちの緊張を自然とほぐれていったようでした。ダンススクールは小中学生の生徒が多く、佳子さまはお姉さん的な存在だと聞いています。ダンス活動がご公務に相乗効果を生んでいるのではないでしょうか」(皇室担当記者)
2019年10月24日s**t kingz(通称シッキン)は日本ダンス界のパイオニア的なパフォーマンスチームとして世界的に知られている、日本を代表するダンスグループ。それだけでなく、最近ではソロでも日本や韓国のアーティストの楽曲の振り付けやコンサートの演出などを手掛け、アーティストたちからもその実力が高く評価されています。今年は絵本『あの扉、気になるけど』も出版し、マルチな才能がますます開花。そんな彼らが今年12月に「メリーオドリマX’mas」を開催します。毎年、舞台をやり続けてきた彼らが満を持して、今回は踊りまくりなステージを見せたいと語る、その意味は?s**t kingzのみなさんがダンスに出会ったいきさつから、最新ライブへの意気込みまで、たっぷりお話を伺いました。写真・大内香織 動画・千葉 諭 文・尹 秀姫左から、NOPPO、kazuki、shoji、Oguri。--ダンスパフォーマンスはもちろん、アーティストの振り付けやコンサートの演出、ファッションショーへの出演、そして最近では絵本の出版など、活動の幅が群を抜いて広いs**t kingzさんですが、まずは4人のダンスとの出会いについて教えてください。kazuki 僕がダンスに初めて出会ったのは小学5年生くらいの頃。兄も今、ダンサーなんですけど、兄がダンスを始めたのを単純にまねしたのがきっかけでした。当時はダンスのことなんてまったく知らないのに、兄貴がダンスをやるならやろうかな、みたいな感じで始めたら、どっぷりハマっちゃって、今に至るという感じです。当時、たくさん習い事をやっていて、ピアノはサボりたくてしょうがなかったんですけど(笑)、ダンスだけはその時から一生続けていく予感がしていましたね。習い事以外でもやりたいと思っていたくらい、特別でした。NOPPO うちはkazukiとは逆で、習い事は1人ひとつまでと決まっていたんですよ。その当時は算数の塾に通っていて、妹が先にダンスをやっていたんですけど、そこに見学に行った時に楽しそうだったので、試しにやってみたというのがはじまりです。だからきっかけはダンスが好きというよりも、算数がいやだったっていう(笑)。ダンススクールでは友だちもすぐできて、そこからはどっぷりですね。shoji 僕は大学からダンスを始めたんですよ。もともとダンスはやってみたかったんですけど、高校生までは運動神経が悪かったので、やりたいとは言えなくて。大学に入った時、周りには誰も知っている人がいなかったから、ダンスをやるなら今しかない! と思ったのが始まりですね(笑)。完全に大学デビューです。Oguri shojiは最初、スキップすらできなかったもんね(笑)。shoji 自転車も、大学に入ってから乗れるようになったんですよ。いまだに運動神経が悪い名残は残ってて、右手でポイント(人差し指だけを立てる)すると、下に下げてる左手もポイントしちゃうっていう。運動神経のいい人は、別々にできるんですよね。Oguri 僕は、ちっちゃい頃からダンスに対する憧れだけは強かったですね。踊ってる人たちを見ながら、いいなあと思ったり、勝手にライバル視したりしてたんです。だけど、ダンスをどうやってはじめればいいのか、はじめ方がまったくわからなかったんです。身近にダンスしている人がいなかったし、ダンスってそれまでとは違う世界っていう感じがあるじゃないですか。でも、高校生の時に入っていた部活にも飽きてきて、近くにダンス・スタジオがあるのがわかって、ダンスに興味のない友だちを無理やり見学につれて行ったんです。そこで生で見る本物のダンスにハマりました。Shoji 1984年10月24日生まれ、神奈川出身、172㎝、A型。--先日、出版された絵本『あの扉、気になるけど』は、ダンスの動画がQRコードで読み込めたり、s**t kingzさんならではの工夫とNOPPOさんの個性あふれる絵がとても印象的でした。絵本を出版するに至ったきっかけは何ですか?shoji 去年、図書館がテーマの「The Library」っていう舞台をやらせていただいて、その流れで「いつかs**t kingzの本が図書館に並ぶ日が来たらいいな」という思いから始まったプロジェクトだったんですよ。普段、s**t kingzがやってる舞台にはセリフがないんですよね。セリフがないぶん、子どもから大人まで楽しめるし、言葉が違う人たちでも楽しめるというのがs**t kingzの舞台のいいところなんですね。そしてそれって、絵本と似たところがあるんじゃないかと思ったんですよ。絵本も、子どもから大人まで楽しめるし、大人になってから読むのと子どもの時とではまた感じ方が違ったり。s**t kingzとしては、どうしてもダンスを本の中に何かしらの形で落とし込みたかった、というのもありました。子ども向けのダンスではなく、大人が観てもカッコいいと思うダンスを身近で観てもらえたら素敵だなと思ったので、そういう作品を作ろうと思ってできたのがあの絵本でした。--絵本『あの扉、気になるけど』は、s**t kingzさんの結成やメンバーと重なる部分があるんですよね。NOPPO s**t kingzはもともとkazukiがメンバーを集めて、新しいことをやろうよということで、最初はユニットとしてスタートしたんです。でも一緒にやっているうちになんだかしっくり来て、いつの間にかチームになったという感じです。絵本で言うと、kazukiが猫で、僕がロバ、shojiがニワトリで、Oguriが犬。僕とkazukiはもともと幼なじみで、小学生の頃からダンスをやっていたのですが、絵本でも、猫がロバと出会うところからストーリーが始まります。僕らもその後、Oguriと出会って、shojiと出会って、一緒にダンスをするうちに、気づけば4人でいろんなことが達成できました。その過程は、大変だったというよりは、むしろ楽しく笑っていたら、いつの間にかできていたことが多くて。でもこれって、ひとりじゃできなかったよなっていうことがほとんど。そういう僕たちの話を絵本に込めました。絵本は、扉を開けたらまた新しい扉が現れ、なんだかわくわくするねというお話なんですが、実際に僕らもそういう感じでした(笑)。--ダンスに限らない幅広い活動は、絵本のテーマである“扉の向こうにある、まだ見たことのない世界”を、s**t kingzさんが見せてくれようとしているのかな、と感じました。s**t kingzさんがグループとして目指しているものは何ですか?shoji 基本的に、常にチャレンジャーでありたいという思いはありますね。その時々で出会った新しいものにチャレンジする人たちでいたいなと思っています。だから、あまり明確な目標は立てないようにしているんですよ。ゴールを決めちゃうと、そこしか見えなくなってしまうので。それこそ絵本をを出す時も、誰が絵を描く? ってなった時、他の3人がなんとなくNOPPOかなと思って黙ってたら決まったんです(笑)。最初は無茶ぶりかなと思ったけど、絵本を描いたことで、NOPPOのアートな側面が開花するきっかけにもなったりして。だから、その時その時の出会いを大事に、そこから受けた刺激でさらに新しい扉を開けていく、そんなチームでありたいなって思いますね。Oguri 1987年1月6日生まれ、東京出身、172㎝、A型。--先日は「True Colors DANCE -No Limits-」でNOPPOさんが講師を務めたワークショップも開催されました。NOPPO 高校生の頃からダンスを教えるようになって、キッズの教室をもたせてもらったんですけど、それからしばらくはキッズに教える機会がなくて。僕は子どもを教える時は、僕も遊んじゃうんですよ(笑)。楽しんじゃうっていうか。子どもって、言葉で教えるとずっとキラーパスを受けてるみたいな感覚になっちゃうんですよね。だから、キッズからも発信できるようなクラスになったらいいなと。言葉だけでなく、ダンスで触れ合えるようにしたいなと思って、僕が動いたらまねしてという感じで、あんまりしゃべらないようにしています。僕らは海外でもワークショップをさせてもらっていて、最初の頃はどう教えていいかわからなかったけど、ジェスチャーは伝わるんだなっていうのがわかって、その時の経験は今も役に立ってますね。--みなさんがダンスをしながら感じた、ダンスのここが面白い! というポイントは何ですか?kazuki いろいろあるなあ(笑)。Oguri 僕は音楽も好きなので、好きな音楽で踊っている時の幸福感がすごく好きですね。自分が好きな音楽で、好きなように踊っている人を見るのも好き。その人が好きな音楽を目でも感じられる気がするんですよね。音楽って、耳で感じるものだけど、ダンスを通じて、目でも感じることができる。いろいろな刺激を同時にもらえる感覚になれるのって、ダンスならではだなと思いますね。shoji ダンスって、共感できる瞬間を作りやすいと思うんですよね。たとえば、ダンサーは失恋の辛さを踊りで表現したとして、観ている人からすれば、踊っている人に何が起きたかはわからないじゃないですか。でも、自分が持っている悲しい思い出を振り返って、勝手に共感できるんです。だけどもしダンサーが「私は昨日、彼氏と別れて……」と話したとしたら、そこまでの共感は生まれないと思うんですね。ダンスって、単純に感情としてその人の表現を受け取れて、こっちで勝手に解釈して、悲しいとか切ないとか感じることができるんです。言葉がないぶん、感情だけでやり取りできるので、表現する側としても受け取る側としても、すごく楽しい。人によって解釈が違ってもいい、そこがダンスの楽しいところです。NOPPO ただ流行しているからやってみよう、というスタンスのダンスもいいけど、本当にダンスが好きなら、努力してみるというのもいいですよ。次はこういうことをやってみようとか、この人の動きはなぜ素敵なんだろうとか、この曲のこの歌詞を表現してみたいだとか、ダンスのことを考えるだけで感性も育つし、ダンスをするための身体もできあがってくるし、人間的にも成長できると思うんです。ダンスは遊びでもあるけれど、突き詰めて踊ったら、本当に素晴らしいダンスが生まれるんです。そういう面もあるんだって知ってほしいですね。kazuki ダンスをやっていない人にダンスのよさを伝えるとしたら、ダンスには正解がないということかと。僕らはダンスを仕事にしているので、ダンスについて考えなきゃいけないことが山ほどあるんですけど、ダンスってひと口に言ってもいろいろなジャンルがあるんですよ。それに、何をしてもいい。ダンスをはじめる最初の一歩を踏み出すのは大変かもしれないけど、踏み出してみたら後は正解がないから、何をしてもいい。僕らだって、たぶん自己満足の延長でここまできたと思うし。自分が楽しければそれでいい、それくらいの、ふわっとした感じが好きです。楽しみ方がいくらでもあるから。ダンスに何を求めるかによって、悩みも尽きないけど、それが必要ない人がいたっていいし。ひとりで踊ってもいいし、友だちと踊るのも楽しいし、人前で踊って歓声をもらえたら達成感につながるだろうし。作品を表現してみたいんだったら自分で考えるのも楽しいだろうし。いろいろな楽しみ方が無限にあるんです。自分の好きなやり方でダンスをすれば、全員楽しくダンスできるんじゃないかなと思いますね。Kazuki 1986年9月24日生まれ、大阪出身、168㎝、B型。--12月には待望のダンス・ライブ「メリーオドリマX’mas」が開催されます。史上最高に踊りまくり、とのキャッチフレーズがついていますが、どんなライブになりそうですか?shoji とにかく踊りまくる! というテーマなので、今から自分たちを追い詰めています(笑)。今までいろいろな舞台をやらせていただいて、ストーリーの中でパフォーマンスをしてきたんですけど、今までのステージは、言うなれば、1時間半という時間とストーリーがあるからこそ面白いダンス、という感じでした。でも今回は、そういうことをすべてとっぱらって、とにかくいろいろなs**t kingzのダンスを観てもらおうと思って。勢いのあるものから、ハッピーなものから、セクシーなものから、とにかくs**t kingzのダンスのよさをみなさんに伝える、そういうライブにできたらなと思っています。ダンスに興味のない人にはとっつきにくく感じられるかもしれませんが、s**t kingzは常にどうやってみなさんに楽しんでもらえるかを考えて作品を作っているので、安心して観に来てください!NOPPO この舞台をやったら、こういうのはしばらくやらないんじゃないかな。NOPPO 1986年8月19日、神奈川出身、188㎝、A型。shoji たとえば、30分で1つのコントを見せるか、3分のコントを10本見せるかって、同じお笑いでも全然違いますよね。30分だからこそ面白いものもあるし、3分で10本やれば別のものが観られる面白さもある。今回のステージは後者ですね。ダンスって言われると全部同じじゃないの? って思われるかもしれないけど、s**t kingzってこういうダンスもできるんだ!? っていうのを短い時間でたくさん見せる、そういうライブになるんじゃないかなと思います。僕たちにとってもかなりの挑戦になると思うので、ぜひ見届けに来ていただきたいです!kazuki 今回のステージは、ようやくs**t kingzとして1時間半踊れるっていう感じなんですよ。これまでの舞台は役があって、なんとなく設定を守りながら踊ってきたので。でも今回は、s**t kingzの4人としてガツンとステージで1時間半踊れるんです。意外に今までなかったことなので、そういう意味で、本当に踊りまくりですね!Oguri みなさんに笑顔になってもらって、僕らもみなさんの笑顔をクリスマス・プレゼントとして回収するつもりでいます(笑)。shoji プレゼント交換みたいなね(笑)。当日は一応、席はあるんですけど、ライブと銘打っているだけあって、ある曲ではみんな立ち上がってもらって、みたいなこともできたらいいなと思ってます。みなさんの応援のおかげで、早くも追加公演も決まりました! こんなことになるとは僕たちも思ってなかったので、早めのクリスマス・プレゼントをもらった感じですね。このお返しを、ライブでできたらいいなと思っています!s**t kingzさんのコメント動画はこちら!
2019年10月18日歌あり、ダンスありのコメディ・ミュージカル映画『ダンスウィズミー』より、三吉彩花のダンスシーンの裏側を映すメイキング映像が到着した。本作は、「突然歌って踊り出しておかしくない?」をテーマにした、これまでにない全く新しいミュージカル作品。音楽を聞くと、勝手にカラダがミュージカルしてしまう状況に陥ってしまう主人公・静香を三吉さんが演じている。今回、オーディションにてこの役を射止めた三吉さんは、公開中の予告編でも分かるように、劇中では笑顔のダンスシーンを披露。しかし、そんなダンスシーンの撮影のため、地獄のようなトレーニングが続いた。クランクインの2か月前、三吉さんのスケジュールは本作のために割かれ、歌やダンス、振り付けのみを教わる日やポールダンス、テーブルクロス引きなど様々な特訓の連続。さらに、クランクイン後も続き、歌とダンスのトレーニングは250時間も費やしていたという。到着したメイキング映像では、三吉さんが足をアイシングしてもらう姿や、監督のOKに笑顔でやしろ優とハイタッチする姿などが収録。また、矢口史靖監督の「もう1回」が飛び、撮り直し続出。オフィスのデスクの上をまるでランウェイのように軽やかにステップを踏み、笑顔でフィニッシュを決める「Happy Valley」のシーンでは、最後の笑顔が決まらないために、何度もテイクを重ねており、その度にシュレッダークズを拾っては撮影の繰り返しだったそうで、三吉さんの顔から笑顔が消えていく様子もとらえられている。『ダンスウィズミー』は8月16日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ダンスウィズミー 2019年8月16日より全国にて公開Ⓒ2019映画「ダンスウィズミー」製作委員会
2019年06月29日元SMAPの香取慎吾が、ファミリーマートのフラッペシリーズの新商品“チーズケーキ”フラッペのイメージキャラクターに就任。香取がダンスを披露するチーズケーキフラッペのテレビCM「ファミマのフラッペつくりかたダンス」篇が完成し、香取のソロダンス映像と併せて18日、公開された。香取慎吾が“チーズケーキ”フラッペのイメージキャラクターに今年2月に発売したデザート、新しい地図の「CHI-ZU CAKE(チーズケーキ)」に続く、“チーズ味”の商品となるチーズケーキフラッペ。公開された映像には、シュールで自由なフラッペダンスを披露する香取の姿が映し出される。地中に突き刺さる巨大なフラッペ、牝牛かと思いきやおじさんの“牛おじさん”に、謎のフラフラお化けの“オバッペ”、そしてマッシュルームカットの香取と子供“ペペッペ”。音楽に合わせてドヤ顔でリズムをとる香取たちは、突然フラッペを持ちながら音楽に合わせて踊り出す。そして、先ほどの挑戦的な表情とはうって変わり、笑顔でフラッペをモミモミ、ガシガシ、そして完成したフラッペを思いっきり吸い込んだ瞬間、香取たちの体が宙に舞う!?そんな不思議な内容で、フラッペの作り方と香取たちのフラッペダンスのリズムだけは深く脳裏に刻まれる強烈なインパクトを残す映像に。併せて公開されたソロダンス映像では、香取のキレキレなフラッペダンスをじっくりと堪能することができる。撮影後、香取は「すごく楽しかった!」と一言。「僕はいろいろな世界の経験があるので、この世界観は初めてではない感じがしました(笑)。すごくシュールで自由な感じがして、久々にこの世界に来たなーと幸せな気分になりましたね。違和感は全くないと思いますよ!」と続け、さらに「最近自分の個展が始まったばかりなので、ちょっとアーティスト香取になっていた部分があったのですが、今日の撮影で一気に引き戻されましたね(笑)。すごく居心地が良くて、やっぱこれだよなーという感じ。これぞ“ザ・慎吾ちゃん”といったところですかね!」と話した。振りを覚える際に「あっ、これは本気ださなくちゃ」とこぼした香取は、「僕はもちろん全然大丈夫ですが少し難しいかもしれない。でも、ちょっと本気で真似してくれようとしたら、皆が踊れるダンスだと思うんです。日本中の子供たちが真似してくれて、お父さんやお母さん、おじいちゃん、おばあちゃんと皆で踊ってくれたらうれしいですね」と期待。「これまでの人生で踊ってきた全てのダンススキルをこのフラッペダンスに注ぎ込みました! まさに僕のダンス人生の集大成だと思って下さい!!」と力強く語った。また、「音楽に合わせて踊ると、自然と笑顔になれるんです。人生で一度もダンスを踊ったことがない人もいると思いますが、絶対に一度は踊ってもらいたいです。難しいことは何もなく、音で遊ぶだけでいいんです。フリが正確でなくてもいい。音に合わせて何となく動いているだけで、それだけで楽しくなれるんです。踊ったことがない人は、フラッペダンスを人生初の踊りにして欲しいですね」と、ダンスへの熱い想いを明かした。
2019年04月18日“バブリーダンス”で知られる大阪府立登美丘高校ダンス部が5日、東京ミッドタウン日比谷で行われた同施設の開業1周年イベント「TOKYO MIDTOWN HIBIYA 1st Anniversary」に登場し、英ロックバンド・クイーンの楽曲からインスピレーションを受けた新作ダンスを披露した。この新作ダンスは、「We are the Champion」、「We Will Rock You」などのクイーンの楽曲を用いたもの。3月29日に放送されたフジテレビ『めざましテレビ』の生放送特番で初披露し、話題となった。この日のイベントでは、ボーカルであるフレディ・マーキュリーに扮したダンス部員30人が登場し、息の合った圧巻のパフォーマンスを披露。観客から大きな拍手が沸き起こった。ダンスを構成した振付師のakaneも登壇。「私もクイーンの大ファンだったんですけど、唯一無二の音楽、パフォーマンス、ファンに対する愛とか音楽に対しての熱さとか、クイーンは本当に素晴らしいチーム。音楽をしっかりと表現しながら私たちも唯一無二のパフォーマンスしたいという思いを込めて作らせていただきました」と熱い思いを明かした。イベントでは、クイーンのボーカルであるフレディ・マーキュリーの生き様を描いた映画『ボヘミアン・ラプソディ』のブルーレイ&DVD&デジタル配信のリリース日が4月17日に決定したことを記念し、ブルーレイ&DVD『ボヘミアン・ラプソディ』ジャケット除幕式も実施。20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン代表取締役社長の川合史郎氏が登壇し、魅力をアピールした。
2019年04月05日革新的なダンスのあり方を提唱、実践し各方面から注目を集める英国のストップギャップ ダンスカンパニーが、2017年世界初演の代表作『エノーマスルーム』をひっさげ、3月に横浜、世田谷、北九州で初の来日公演をおこなう。【チケット情報はこちら】「違うことに意味があり、その違うことを活かした方法で作品を作る」ことを方針に掲げる彼らはその言葉通り、障害者と健常者が一緒になって、独自のダンス表現を追求するインクルーシヴ(全てを含む)ダンスカンパニー。そのジャンルの先駆者として様々な国で上演、さらに関連ワークショップを行なっている。今回上演する『エノーマスルーム』は妻を亡くしたばかりで悲しみにくれるデイヴ(デーヴィッド・トゥール)とその娘サム(ハンナ・サンプソン)が亡き妻/母を思うあまり、その幻を見るようになり、現実と妄想の世界を行き来しながら愛する人の思い出に浸るというファンタジーな内容になっている。ここで主人公デイヴとサムとを演じるふたりは障害者ダンサーで、彼らの幻想の妻/母を踊るのがふたりの健常者ダンサーたちだ。それぞれの身体的個性を活かして、他では見ることのできない詩的でドラマチックな世界を展開する。デイヴを演じる両足の無いダンサー、トゥールは2012年のロンドン・パラリンピックの開会式でソロダンスを披露し、障害者アートの可能性を英国中に、そして世界に発信したパフォーマーでもある。2008年にプロジェクトマネージャーとしてカンパニーに参加、2012年からはエクゼクティブプロデューサーとしてカンパニーの運営の指揮をとる日本人、柴田翔平さんは「創作にあたり、人種や障害のあるなしに関係ないところでみんなが経験することは何だろうと考えた時に“死”が挙がりました。そして誰かが死んだあとにそれをどのように乗り越えるかというのも国籍、人種、障害のあるなしに関わりなく誰でもが経験することなので、それを取り上げようということになりました。それが『エノーマスルーム』という作品です」とインタビューに答えてくれた。さらに、『エノーマスルーム』の世界各国での高評価に応え、これからも誰もが抱えている問題、苦悩をテーマに芸術監督ルーシー・ベネットが作り出すストーリーを重視したダンスシアター作品を届けていきたいと今後の抱負を語ってくれた。障害者と健常者、どちらが欠けても成り立たない新しい共生のダンス、インクルーシヴダンスを日本で観られる日は近い。公演は3月3日(日)の神奈川・あーすぷらざを皮切りに、8日(金)・9日(土)に東京・世田谷パブリックシアター、16日(土)に福岡・北九州芸術劇場にて上演。チケット発売中。取材・文:田中伸子
2019年02月20日昨年、結成10年目にして「U.S.A.」が大ヒットしたDA PUMP。3月6日にニューシングル『桜』を控え今年も大忙しになりそうな皆さんに、2019年の抱負を伺いました。ISSA「少しでも多くの場所へ行って感謝と曲の世界観を届けたい。」ずっと、パフォーマンススキルを上げることを常に考えて行動に移してきたので、昨年は、そんなDA PUMPのよさを「U.S.A.」を通じて知ってもらえるようになったことが嬉しかったです。今年は、少しでも多くの場所にライブをしに行ってお返しをしたいし、曲の世界観を届けることができればいいなと思っています。個人としては、ずっと前から言ってるんだけど、念願の船の免許を取りたい。やっぱり海が好きだし、太陽に当たるだけで気持ちが違いますから。イッサ1978年12月9日生まれ。沖縄県出身。Shuta Sueyoshi feat. ISSAとして参加したシングル『Over“Quartzer”』が発売中。ジレ¥26,000(BOB/タキヒヨーTEL:03・6450・6345)その他はスタイリスト私物U-YEAH「地道な活動の積み重ねがあったからこそ今がある。」「U.S.A.」以降も環境はあまり変わっていません。今も現地集合、現地解散ですし(笑)。この10年、ショッピングモールでフリーライブをしたり、CDやグッズを手売りしたり、その積み重ねがあったからこその今だと思うので、メディア出演だけじゃなくて、そういう活動もコンスタントに続けていきたいです。プライベートでは、今年こそゴルフを始めたいんですよ。ISSAさんは上手だし、DAICHIやTOMOくんもできるので、こっそり練習して驚かせたいです!ユーヤ1983年9月17日生まれ。東京都出身。ダンサー。アートの才能にも定評があり、DA PUMPのグッズ制作なども担当。ジャケット¥16,500パンツ¥14,000(共にCUSTOM CULTURE)シャツ¥12,500靴¥26,500(共にPAZZO)以上パッゾその他はスタイリスト私物KENZO「名前で呼んでもらえる場所を与えてくれたグループ。」DA PUMPは僕という、いちダンサーに、名前で呼んでもらえる場所を与えてくれたグループ。特に’18年は夢のような時間を過ごさせていただいて、ダンスってこんなにも人を幸せにしてくれるものなんだなと改めて驚きました。’19年は「U.S.A.」で受けた恩を最大限のパフォーマンスで返していけたら。僕は仕事が大好きなのでプライベートなんてほとんどないんですけど、仕事以外の趣味といえば温泉。なので今年は、温泉ソムリエの資格でも取ろうと思います。ケンゾー1985年1月21日生まれ。福岡県出身。ダンスの世界大会で8年連続優勝。DVD『MY NAME IS KENZO』が好評発売中。シャツ¥12,500(CUSTOM CULTURE/パッゾ)パンツ(セットアップ)¥10,000(417 EDIFICE/EDIFICE 渋谷TEL:03・5456・6971)その他はスタイリスト私物YORI「7人揃ってお弁当を食べる時間が楽しくて好きです。」ここ半年、他のメンバーのいい一面を見る機会が増えたこともあり、自分たちがこのグループにいる意味を感じました。たくさんアウトプットしたので、今年はNYでミュージカルを観てDA PUMPに引っ張ってこられる何かを見つけたり、“これといえばYORI”という武器を身につけて頼られる人になりたいです。僕が好きなのは、みんな揃って楽屋でお弁当を食べている時間。「何弁当にする?」と笑いながら話すのが楽しい。そんな瞬間が、昨年一番の思い出です。ヨリ1980年2月9日生まれ。広島県出身。昨年、地元である広島県三次市の観光大使に就任し街の魅力を伝えるなど幅広く活動する。チェックガウン¥44,000(the BLUE/アドナストTEL:03・5456・5821)シャツ¥11,500(PAZZO/パッゾTEL:03・5371・1480)その他はスタイリスト私物TOMO「7人体制のDA PUMPを認知してもらえたことが嬉しい。」「U.S.A.」以降は街で声をかけてくださる方がいたりして。今までは絶対なかったですからね(笑)。何より7人体制のDA PUMPを皆さんに認知してもらえたことがいちばん嬉しかった。’19年も変わらず曲を作ってライブを続けていけたら。プライベートでの目標は趣味のスノボに行きまくること。去年はちょうどよく雪がなくなってから忙しくなったんですけど、今年は雪がある時に忙しい(笑)。YORIさんが「誘ってよ」と言うので、今度一緒に行こうと思います。トモ1981年2月2日生まれ。愛知県出身。ダンサー。KRUMPダンスを得意とする。DA PUMPの楽曲では振り付けも担当。ロングパーカ¥7,900(Request/パッゾ)靴¥18,000(G-Star RAW/ジースター インターナショナルTEL:03・6890・5620)その他はスタイリスト私物DAICHI「結成10年目でやっとスタートラインに立てた。」去年はいろいろな方にDA PUMPという存在を知ってもらうことができた嬉しい一年でした。結成10年目にして、やっとスタートラインに立てたというか。でもそのぶん、ここからが正念場だという想いも強いです。2019年、個人的にやってみたいことはラジオのレギュラー番組を持つこと。カメラが回っていると意外と緊張するので、ラジオで好き勝手にしゃべるのが楽しいなと思って。それから、ananの表紙を飾ること!次回はぜひよろしくお願いします。ダイチ1988年12月4日生まれ。栃木県出身。10代の頃から全米のダンスコンペティションで数々の賞を受賞する実力の持ち主。衣装はすべてスタイリスト私物KIMI「継続することの大切さを実感した一年だった。」25歳でデビューして、今が35歳。そう思うと、いろいろ感慨深いですね。やっぱりこれまでの10年があったからこそ、去年の笑顔があると思っています。好きなことを続けていけばどこかにチャンスが転がっていて、それを掴むことがカギとなる。そういう意味では、“続ける”ことの大切さを実感した一年でもありました。今年の抱負は、体を柔らかくすることと、あと野球が好きなので、プロ野球の始球式で投げることですね。オファーは…まだありません(笑)。キミ1983年4月14日生まれ。神奈川県出身。15歳の時にダンスを始め、21歳でLAにダンス留学。DA PUMPのラップ担当。ジャケット¥9,200パンツ¥7,400(共にJOURNAL STANDARD relume/BAYCREW’STEL:03・5457・1873)その他はスタイリスト私物ダ・パンプメンバー7人からなるダンス&ボーカルグループ。1997年6月、m.c.A・Tの音楽プロデュースによりメジャーデビュー。現在はチームや個人としてのパフォーマンスのみならず、各メンバーが振付師やダンスのインストラクターなど、様々な方面で活躍している。INFORMATIONニューシングル『桜』が3/6発売。日本の四季をテーマにDA PUMPの新たな魅力を描き出す表題曲を含む、新曲2曲とそのインスト版を収録。ステッカー入りの初回生産限定盤や、ミュージックビデオ収録のDVD付きなど、全4種をラインナップ。(avex)※『anan』2019年2月20日号より。写真・五十嵐隆裕(SIGNO)スタイリスト・あべひろみヘア&メイク・外山龍助(KIDMAN)加藤 康取材、文・菅野綾子重信 綾瀬尾麻美(by anan編集部)
2019年02月19日歌とダンスで世代を超えて見る者を夢中にさせるDA PUMP。メンバー同士でグループのこと、新曲のことを語り合いました。それぞれの色を持つ7人が揃って虹色になる。KIMI×DAICHIKIMI:DAICHIは今までずっと末っ子キャラだったけど、この1年でいちばん成長したと思う。締めるところはちゃんと締めたり、率先してプラスな発言をしたり、それは他のメンバーもすごく助かっていたんじゃないかな。DAICHI:嬉しいですね、ブラザー!K:まあ、これは雑誌用のコメントだから(笑)。D:あぶねーなー(笑)。K:でも、とにかくお前からはプラスな要素しか感じない。ダンスしている表情もめちゃくちゃ惹きつけられるし。スーパーポジ男。D:…どうも、ポジ男です。でも、僕がポジ男だとしたらKIMIさんは“パリ男”ですね。K:“パリポジ”コンビということで(笑)。でも自分たちに限らず、いろいろな色があるのが、DA PUMPの魅力でもあるのかなと。D:7人揃って虹色になるみたいな。ダンスのジャンルも違うし、よくも悪くもバラバラだけど、そこをフィーリングで分かち合えたのは10年の月日のおかげですね。K:そういう意味では、新曲の「桜」でも、「U.S.A.」の時とはまた違ったDA PUMPの色を見せられるはず。D:曲もダンスも、自分たちが今持てる最高のものを提示したと思っているのでお楽しみに。はじめてCGを使ったMVにも注目してほしいですね!キミ1983年4月14日生まれ。神奈川県出身。15歳の時にダンスを始め、21歳でLAにダンス留学。DA PUMPのラップ担当。Tシャツ¥13,000(Aries)ブルーサテンコーチジャケット¥28,000※3月より発売(Lighting Bolt BLACK LABEL)共にComcode Showroomダイチ1988年12月4日生まれ。栃木県出身。10代の頃から全米のダンスコンペティションで数々の賞を受賞する実力の持ち主。Tシャツ¥8,000(STANDARD ISSUE)コーチジャケット¥15,000(am/after midnight nyc)共にComcode Showroomパンツは本人私物最新曲のダンスはサクラフィンガーに注目!KENZO×TOMO×U-YEAHKENZO:新曲「桜」のダンスのポイントは、指を銃のような形にして前に投げるガンフィンガー。TOMO:この動き、しだれ桜をイメージしてるんですよ。だから名付けて“サクラフィンガー”!K:これはTOMOくんの案。U-YEAH:TOMOくんは常にアンテナ張ってるから、流行のダンスの取り入れ方が上手。“いいねダンス”もそうだし。K:あと、グループいち視野が広い。振りも絶対に自分のエゴを押し付けず、60%の段階で持ってきてくれて、みんなで話し合いながら100にしようとしてくれるし。T:嘘でしょ?K:本当!(笑)T:けんちゃんの強みはやっぱり、まっすぐさ。本当にダンスが好きなんだなってことが伝わってくる。U:うん。経験値も違うし、迷ったらKENZO、みたいなところあるよね。世界チャンピオンなのに貪欲なところも刺激になる。T:U-YEAHはあれだよね、ズバッと言う一言がいい!U:それは空気読めなくて「今のなくない?」みたいな雰囲気になるやつでしょ(笑)。僕、マイペースって言われるんですよ。この間もお土産を真剣に選びすぎて新幹線に乗り遅れたり。T&K:あはははは!K:でもその分、本当にセンスの塊だよね。発想も新しいし、クリエティブな能力にも長けてるし。U:それも嘘でしょ?K:本当!(笑)U:それなら、このトークを特典映像にしたいくらい嬉しいです。ユーヤ1983年9月17日生まれ。東京都出身。ダンサー。アートの才能にも定評があり、DA PUMPのグッズ制作なども担当。ロングジャケット¥65,000(P.A.M〈Perks and Mini〉/Comcode Showroom)Tシャツ¥10,000(JOHN MASON SMITH/HEMT PR)その他はスタイリスト私物ケンゾー1985年1月21日生まれ。福岡県出身。ダンスの世界大会で8年連続優勝。DVD『MY NAME IS KENZO』が好評発売中。ウェスタンシャツ¥29,000(JOHN MASON SMITH/HEMT PR)その他はスタイリスト私物トモ1981年2月2日生まれ。愛知県出身。ダンサー。KRUMPダンスを得意とする。DA PUMPの楽曲では振り付けも担当。半袖シャツ¥39,000(P.A.M〈Perks and Mini〉)パンツ¥16,000※3月より発売(Lighting Bolt BLACK LABEL)共にComcode Showroomその他はスタイリスト私物ダ・パンプメンバー7人からなるダンス&ボーカルグループ。1997年6月、m.c.A・Tの音楽プロデュースによりメジャーデビュー。現在はチームや個人としてのパフォーマンスのみならず、各メンバーが振付師やダンスのインストラクターなど、様々な方面で活躍している。ニューシングル『桜』が3/6発売。日本の四季をテーマにDA PUMPの新たな魅力を描き出す表題曲を含む、新曲2曲とそのインスト版を収録。ステッカー入りの初回生産限定盤や、ミュージックビデオ収録のDVD付きなど、全4種をラインナップ。(avex)※『anan』2019年2月20日号より。写真・五十嵐隆裕(SIGNO)スタイリスト・あべひろみヘア&メイク・外山龍助(KIDMAN)加藤 康取材、文・菅野綾子 瀬尾麻美(by anan編集部)
2019年02月17日昨年「U.S.A.」が大ヒットしたDA PUMPがメンバー同士で対談。ジャンルが違うからこそダンスの魅力が倍増する。YORI×ISSAYORI:DA PUMPは、さまざまなダンスの職人が揃ったグループという感じがする。お互いにレッスンをし合ったこともあるし、それぞれのベーシックがみんなの体に入っていて、やりやすい。ジャンルが違うから最初こそ揃えるのは大変だったけど、揃った時の力は倍増してると思う。ISSA:チーム力が上がってるのがパフォーマンスに表れているよね。意見もちゃんと出し合うし。Y:でも、昨年はISSAくんとの経験値の違いを感じた。年はひとつしか違わないけど、コメント力とか人との接し方とか、普段の生活の中で学びがあります。しかも、こうしたほうがいいよとは絶対に言わないから、見て学ぶ感じ。I:いいと思ったことはおのずと取り入れるだろうし、話にも耳を傾けるだろうし。それが芸事だとも思うから。ただ、無駄をなくすことは大事だと思う。日々、自分がやっていることが、いいパフォーマンスのきっかけになっているということは大切というか。Y:実際、新曲の「桜」では、ISSAくんの歌の力をあらためて感じた。本当に上手いなって。I:でもさ、YORIさんは知識豊富だし、俺がいない時には統率をとってくれる。だから、安心して、自分はいつこのグループを卒業しても大丈夫だなって…。Y:誰が歌うんですか(笑)。絶対に嫌ですからね!イッサ1978年12月9日生まれ。沖縄県出身。Shuta Sueyoshi feat. ISSAとして参加したシングル『Over“Quartzer”』が発売中。Tシャツ¥10,000スカジャン¥79,000(共にP.A.M〈Perks and Mini〉)パンツ¥20,000(F F M)以上Comcode ShowroomTEL:03・6434・7136ネックレス¥25,000(buff/バフTEL:0154・38・2600)ヨリ1980年2月9日生まれ。広島県出身。昨年、地元である広島県三次市の観光大使に就任し街の魅力を伝えるなど幅広く活動する。シャツ¥17,000(VOTE MAKE NEWCLOTHES/HEMT PRTEL:03・6721・0882)その他はスタイリスト私物ダ・パンプメンバー7人からなるダンス&ボーカルグループ。1997年6月、m.c.A・Tの音楽プロデュースによりメジャーデビュー。現在はチームや個人としてのパフォーマンスのみならず、各メンバーが振付師やダンスのインストラクターなど、様々な方面で活躍している。ニューシングル『桜』が3/6発売。日本の四季をテーマにDA PUMPの新たな魅力を描き出す表題曲を含む、新曲2曲とそのインスト版を収録。ステッカー入りの初回生産限定盤や、ミュージックビデオ収録のDVD付きなど、全4種をラインナップ。(avex)※『anan』2019年2月20日号より。写真・五十嵐隆裕(SIGNO)スタイリスト・あべひろみヘア&メイク・外山龍助(KIDMAN)加藤 康取材、文・重信 綾(by anan編集部)#ダイエット について、もっと深く知りたい!
2019年02月16日皆さんは、子どもに習い事をさせますか?させる場合はいつから始めますか?私もほぺこに何かしらの習い事をさせたいなーとは思っているんですが、実際に何を習わせたらいいのかまだぼんやりとしています。そんな中、4月から始まる幼稚園生活の延長で、スイミングや英会話などの習い事の案内もあり、始めるなら今年からなのかなと考えています。■親自身の子ども時代を振り返ってみると…ちなみに私は親が色んな体験をさせてあげたいと思ってくれていたらしく、小さい頃からピアノ・習字・スイミング・英会話などを習わせてもらいました。…が、どれも長続きしなかった。我ながら本当に根性がないというか努力する気持ちがないというか、ピアノに至っては赤いバイエルすら終わらせることができませんでしたからねっ!!(汗)親には申し訳ない事をしたなぁと今でも後ろめたく思っています。そんな長続きしない私の血が流れている娘のほぺこ。自分の不甲斐ない過去を参考に、ほぺこが本当に自分からやりたいと強く思う事を探してやらなくてはモノにならない予感…(汗)そこでほぺこの普段の行動を観察してみると…■謎の鍛錬を積む娘…武術がピッタリ!?空手?合気道?護身術?なんか日々自分を鍛えています(笑)そして今の子どもたちって、ダンスやヒップホップが人気みたいですね!!学校にも取り入れられているくらいなので、この先もっとメジャーになるのかな?しかし、ほぺこには踊りのセンスはイマイチの予感。そこも私のDNAをしっかりと受け継いでいます(笑)そんな感じで今もこれだという習い事を発見できずにいますが、これから始まる幼稚園生活を通じてほぺこが色んな体験をして、夢中になれるものに出会ってくれたらいいな♪それが何なのか、今からワクワクしているのでした。
2019年01月18日子どもが生まれたらダンスを習わせたい! とずっと思っていました。子どもがダンスしてる姿ってかわいくて、何となく憧れがあったんです。■さっそくダンススタジオを発見!ドキドキの初日。何歳くらいの子がどれくらいいるのかな、同い年の子はいるのかな? と思っていたら一番小さい子でも年長さんくらい。あとは小学生の子が6人くらいいました。そしてダンスのレッスンが始まったのですが、やはり2歳では早すぎたのか全くついていけず。ステップを見よう見まねで一生懸命ふむ姿はとってもかわいかったんですが、先生が息子に教えてあげている時間も結構あって、レッスンが進んでいませんでした。他の子は月謝を払っているのに、うちの息子につきっきりになってレッスンが進まないのは何だか申し訳なくて、結局それっきりになってしまいました。■親の気力勝負!? 幼児の習い事その後も市がやっている短期の体操を習ったりしたのですが、急な仕事の都合で行けなかったり、ついついさぼりがちになってしまったりと私の気力が足りませんでした…!幼児の習い事って親の気力も必要ですよね。送迎や、習い事をしている間、見ていてあげる時間。自分の仕事との兼ね合いもあり、習い事は子どもだけのことではないと痛感しました。■それでも希望はかなえてあげたい…!今うちの子どもは習い事をしていませんが、長男がサッカーを習いたい! と言っていて、近くてなるべく親の負担が軽めのところを探し中です(笑)スポーツは保護者の当番があったりするところもあるので、個人的にできればそういうのは避けたい…と思っています(笑)グータラ母でごめん、息子よ…!とはいえ子どもが少し大きくなった今は習い事に対する考えが変わりました。子どもが◯◯がやりたい! と自身で思えることをやらせてあげたいです!
2019年01月17日体育で「ダンス必修」が決まったのは10年前の2008年のこと。当時、ヒップホップダンスが必修化されるという誤解もあり、賛否両論のあったニュースなので記憶している人も多いのではないでしょうか。その後、2011年に小学校、2012年に中学校、2013年に高等学校で、段階的にダンスの授業が始まりました。ふたを開けてみれば、これまでの体育などでお馴染みの創作ダンスやフォークダンスも含んだ「ダンス」を学び、中学生の7割が「ダンスの必修化はうれしい」という調査結果も。実は、「ダンス必修」に苦手意識をもっているのは、子どもよりも大人の方かもしれません。大人の苦手意識を子どもが何となく感じ取り、ダンスを苦手に思ってしまうのは避けたいものです。ダンスはコミュニケーション能力アップにも効果があると言われています。今回はそんなダンスのメリットについてご紹介しましょう。そもそも、体育の必修科目「ダンス」では何をやるの?体育の授業でダンスが必修科目になったと報じられた当時、メディアではヒップホップダンスを紹介されることが多く、「ダンスの授業=ヒップホップ」というイメージをもってしまった方も少なくありません。しかし、2008年3月に告示された中学校学習指導要領の改訂内容には、以下のように書かれています。ダンスは、「創作ダンス」、「フォークダンス」、「現代的なリズムのダンス」で構成され、イメージをとらえた表現や踊りを通した交流を通して仲間とのコミュニケーションを豊かにすることを重視する運動で、仲間とともに感じを込めて踊ったり、イメージをとらえて自己を表現したりすることに楽しさや喜びを味わうことのできる運動です。(引用元:文部科学省|武道・ダンス必修化)ヒップホップは「現代的なリズムのダンス」に含まれ、さらに改定前の体育授業で行われてきた「創作ダンス」や運動会などの学校行事でお馴染みの「フォークダンス」と並んで記載されていることからも、ダンスの授業で取り上げる1ジャンルにすぎないことが分かります。ただし、学校の実態に応じてこれらの3種類の中から1種類以上を選択して取り扱うことになるので、「ダンスの授業=ヒップホップ」という学校もないとは限りません。「ダンス」を苦手に思うのは、親自身が中学時代にもったイメージ?私たちが普段の生活でダンスに触れる機会はどれくらいあるでしょうか。ほかのスポーツや趣味と同様、スクールに通っている人もいれば、上手なパフォーマンスを見るのが好きな人、まったく興味のない人まで、人によってさまざまでしょう。ダンスが苦手だという親御さんの中には、自身の中学時代にダンスの授業で恥ずかしい思いをしたり、気乗りしない振り付けを皆で行なったりした「苦い思い出」があるかもしれません。また当時、テレビ番組の企画で放送されていたストリート系ダンス版甲子園の高校生パフォーマーやキレのあるダンスが人気のアイドルグループなどを見て、ダンスは特別な才能をもった一部の人のものというイメージをもっている人もいるかもしれません。しかし、ここ10年でダンスを取り巻く環境はめまぐるしく変化しているのをご存じでしょうか。ダンス必修化をきっかけに、Eテレでダンス&ボーカルグループのメンバー2名による子ども向けのダンス番組がスタートし、同時期には高校生のダンス選手権も始まり、大阪の高校ダンス部のキレのある演技が一大ブームとなったのは記憶に新しいところです。動画投稿サイトでは、アイドルグループのヒット曲に合わせてご当地ダンスが披露され、人気ドラマのエンディングテーマ曲の振り付けは社会現象を巻き起こしました。「一般人がやるダンスは恥ずかしいばかりで面白くない」というイメージは着実に変わってきています。ダンスはコミュニケーション能力がアップするそれでも、急にダンスを好きになる自信がないという人もいるでしょう。ここで、ダンスが子どもたちの教育にどのような効果があるのか紹介します。【ダンスはコミュニケーション能力がアップする】先に引用した学習指導要領にもある通り、ダンスの授業では「仲間とのコミュニケーションを豊かにすること」が重視されています。上手くダンスを踊ることよりも、仲間とのダンスを通して自分の意見を伝え、相手の意見を聞き、コミュニケーションを図ることが第一。学校のダンス授業にも関わっている、振り付けユニット「振付稼業air:man」の杉谷一隆さんはインタビューで、次のように話しています。自意識が強すぎる人ほど、「人より下手かもしれない」「遅れているかもしれない」と思ってしまう。「うまくならねば」という価値観だと、「自分はダンスは向いてない」「苦手だ」となって、ダンスが嫌いになってしまう。 そういう人を減らしたくて、学校のダンスの授業に関わっています。下手でもいいし、動きがバラバラでもいいんですよ。楽しくコミュニケーションできれば(引用元:withnews|学校の授業でダンスやるのダサくない?有名振付師の答えが深かった)また、コミュニケーション能力は社会に出ても必要とされるもので、企業の採用活動においても常に重視されるものです。ダンスそのものの上達ではなく、その先にあるコミュニケーション能力アップの効果を期待できるのがダンスです。【ダンスはバランスのとれた体をつくる】全身を使って表現をするダンスは体幹や下半身の筋力アップに効果があります。加えて、日常生活であまり使わない筋肉も使うことが多いのが特徴。ヒップホップでは、腕を付け根からグルグル回す振り付けがあったり、足を左右に開いて股関節を動かしたりします。このような動きを繰り返すことで柔軟性がアップするのです。また、ダンスは持久力を必要とします。1曲あたり約3分間、リズムに乗って体を動かし続けると、慣れないうちは息が上がるもの。繰り返していくうちにスタミナがつきます。お子さんのコミュニケーション能力アップや体力づくりに大きく寄与してくれると考えれば、体育のダンス授業を積極的に応援したくなりませんか?***最近は、女子中高生の間で指だけの振り付け動画の投稿が人気ですね。あれもダンスの一部だと考えれば、日常生活の中に意外とダンスは入り込んできているのかもしれません。お子さんが「やってみたい」と言ったら、親御さんも一緒に楽しさを体験してみるのもいいですね。(参考)Study Hacker こどもまなび☆ラボ|ダンス必修化の問題点と今後の課題ベネッセ教育情報サイト|ダンス必修化に中学生の7割が「うれしい♪」と回答!文部科学省|武道・ダンス必修化文部科学省|新学習指導要領に基づく中学校向け「ダンス」リーフレットwithnews|学校の授業でダンスやるのダサくない?有名振付師の答えが深かった
2018年10月29日女優の本田翼が、26日より全国(一部エリアを除く)で放送されるLINEモバイルの新テレビCM「LINEモバイルダンス」編で、キュートなダンスと歌を披露している。新CMでは、このたび新たにCMキャラクターに就任した本田翼が、LINE MOBILE の“L”と“M”にちなんだキュートで少しコミカルな“LINEモバイルダンス”を踊ったり、原曲「いい湯だな」のリズム感を強調しポップ調にアレンジした替え歌を披露。本田が繰り広げる同CMオリジナルのダンスと歌で、スマホ代が月300円から利用できる「LINEモバイル」のお得な魅力や「LINEモバイル」らしい親近感やワクワク感を伝える内容になっている。また、CMには、LINEスタンプで人気の「けたたましく動くクマ」、「自分ツッコミくま」、「うるせぇトリ」の3キャラクターがそれぞれ登場し、“LINEモバイルダンス”に合わせたコミカルな動きで本田と一緒にCMを盛り上げる。なお、「自分ツッコミくま」が登場するCM映像は11月公開予定。
2018年10月25日名古屋発のアイドルグループ・チームしゃちほことRADIO FISH(以下、RF)がイベント共演を機に意気投合!異色のコラボとなるダンスナンバーを発表しました。――コラボが決まった時の心境は?NAKATA:ファンの人たちが盛り上げ上手なところを含めて、元々アイドルがすごく好きなんです。しゃちほことはノリも合いそうだし、コラボが決まって嬉しかったですね。SHINGO:しゃちほこ側からのオファーに「キターッ!」って思いました。実は僕らもコラボしたくて、もうちょっとでこちらからお願いするとこだった(笑)。お互いグループとしての波長が合うんです。秋本帆華:“FISH”と“しゃち”で、海つながりですしね(笑)。――コラボ曲「BURNING FESTIVAL」のレコーディングはいかがでしたか?坂本遥奈:しゃちほこがこれだけゴリゴリのラップをするのは初めてだったので、苦戦しました。NAKATAさんが直接ディレクションしてくださったんですが、言葉数が多くて…。SHiN:確かに、ラップのテンポが速くて、難しかった。NAKATA:全員が参加したラップパートは、次々に個性の違うヤツが出てきて、バカっぽくもあってすごくよかった。――振り付けは?SHiN:ジャズダンスの要素を入れて、懐かしさを出しています。SHINGO:サビはNAKATA、それ以外のパートをダンスのプロが考えるのがRFスタイルです(笑)。――MVの撮影はいかがでしたか?SHINGO:若い子ときゃっきゃできる貴重な機会なんではしゃいでましたね。嫌われないように共通の話題を探って、とりあえずテーブルにあったお菓子の話をしてみたり。SHiN:計算だったとは(笑)。坂本:NAKATAさんはずっとサングラスをかけてて、「御神体ですっ!」ってオーラを発してて…。SHINGO:話しかけづらかっただろうけど、サングラスの奥はみんなと話したいって目だった(笑)。――お互い、聞いてみたいことはありますか?秋本:カップリングの「太陽神」の歌詞はどうやって書いたんですか?SHINGO:ああ、“NAKATA崇め系ソング”ね。SHiN:(笑)。NAKATAさんをイメージすると、自然にストーリーが出てきます。SHINGO:俺も、RF結成以来、「NAKATAすごい、NAKATA天才、NAKATA神」って書き続けてきたなあ。たまに「何してるんだろ…」って我に返る瞬間が(笑)。NAKATA:俺は最高に気持ちいいし、それこそRFの醍醐味!でも、用法用量を守らないと危険です。――男女でコラボすると、それぞれのファンがやきもきしませんか?坂本:ちょっと心配してたんですけど、ファンの方々が温かくて、まったく問題なかったです!SHINGO:優しいね。RFのファンも素直に喜んでくれたし、番組収録で双方のファンが一緒に応援してくれたのは、最高の光景だった。NAKATA:ファンとの一体感は、しゃちほことRFの共通項!アメリカのイベント「Burning Man」にインスピレーションを受けた初コラボシングル『BURNING FESTIVAL』【初回限定盤CD+BD】¥1,667Blu‐rayにはMV&メイキングを収録。【通常盤CD】¥926(unBORDE)チームしゃちほこ愛知県出身の秋本帆華、咲良菜緒、大黒柚姫、坂本遥奈、伊藤千由李で結成。幕張メッセ、日本武道館、横浜アリーナ公演を成功させ、名古屋から全国区に人気を拡大中。9/15に東京・豊洲PITにてワンマンライブを開催。レディオ・フィッシュオリエンタルラジオのNAKATAとSHINGOを中心に、世界レベルの実力を持つダンサーのFISHBOY(NAKATAの弟)、Show‐hey、SHiN、RIHITOで’14年結成。「PERFECT HUMAN」で大ブレイク。※『anan』2018年9月12日号より。写真・内山めぐみインタビュー、文・小泉咲子(by anan編集部)
2018年09月05日福井県立福井商業高校のチアリーダー部「JETS」が、全米チアダンス選手権で優勝した実話をもとにした映画『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』。その9年後を描いた新ドラマ『チア☆ダン』は、「JETS」のある高校への受験に失敗した主人公・藤谷わかば(土屋太鳳)が、他校の弱小チア部で、仲間と共に全米制覇という夢を追いかける物語。今回は、わかばのチームメイトを演じるキャストのなかでも年少組の大友花恋さん(榎木妙子役)と箭内夢菜さん(橘穂香役)に、見どころや撮影秘話を伺いました。――今回のドラマは普通の演技に加え、ダンスレッスンからカラダ作りまで、課題が多くて大変そうですね。箭内夢菜:私は中学生の時に器械体操をやっていたので柔軟性には自信があったんですけど、体幹を鍛えないとダンスを踊っている時に軸がブレてしまうので、筋トレも始めました。大友花恋:夢菜ちゃんは他の共演者の中でも一番カラダが柔らかいんです!箭内:花恋ちゃんも柔らかいよ。大友:私も昔から自己流でストレッチをしていましたが、撮影や練習でとても体力を使うので、じっくり休ませるケアも大事だなって思うようになって。整体に行ったり、自分でマッサージをしたり、鍛える、休む、のメリハリを意識しています。箭内:だんだんアスリートみたいになってくるよね(笑)。大友:あと、福井弁も課題の一つです。アドリブも多いので、困るとみんな知っている単語しか使わなくなってしまいます(笑)。そうだねっていう意味の「ほやの」とか。箭内:「ほやほや」とかね(笑)。――チームワークも良さそうですね。大友:半年以上ダンス練習をしているので、みんな仲がいいんです。空き時間にはジェンガゲームをしたり、だるまさんが転んだをしたり(笑)。箭内:みんなで集まるとすぐに踊りだしちゃうんです(笑)。なんかもう本当の部活みたいだよね。大友:私たちは同じチア部の共演者の中でも年齢が下のほうなんですけど、作中では同い年の設定なので、年上の山本舞香ちゃんや朝比奈彩ちゃんが「年齢は関係ないし、敬語は使わなくていいよ」と最初に言ってくださって。ダンスの練習をする上でも遠慮せずに話し合える空気感があります。箭内:私はこれが初めてのドラマなんですけど、初めての現場がこんなに居心地よくていいのかなって思うほどで。大友:私も、みんなで力を合わせて課題を乗り越えていく感覚が印象的です。一生忘れられないと思います。――ドラマの一番の見どころは?大友&箭内:全部です(笑)。大友:ダンスはもちろん、人間ドラマでもあるので、きっと何かで悩んでいる人の背中を押してあげられるような内容になっていると思います。箭内:本当に最初から最後まで見逃してほしくないです。私たち一人一人の成長を見守っていてください!写真右/おおとも・かれん1999年10月9日生まれ、群馬県出身。女優、モデル。『Seventeen』専属モデル。『王様のブランチ』にレギュラー出演中。文化放送「クラスメイトは大友花恋!」のパーソナリティも。左/やない・ゆめな2000年6月21日生まれ、福島県出身。女優、モデル。「ミスセブンティーン2017」のグランプリに輝く。以降、『Seventeen』の専属モデルとして活躍するほか、さまざまなCMに出演中。「打倒JETS、全米制覇!」という夢に突き進む少女たちの姿を描く。金曜ドラマ『チア☆ダン』出演/土屋太鳳、石井杏奈、阿川佐和子、オダギリジョーほか。7月13日より毎週金曜22:00~(TBS系)。初回15分拡大。※『anan』2018年7月18日号より。写真・小笠原真紀取材、文・菅野綾子(by anan編集部)
2018年07月17日ほどよく筋肉がついた真っすぐな脚でファンを魅了している、E-girlsの美脚メンバー佐藤晴美さん、藤井夏恋さん、楓さんの3人が登場!スタイリストの木津明子さんが、美しい脚をより引き立てるファッションの裏技を伝授してくれました。メンバーも羨むグループNo . 1の脚長美人!佐藤晴美生脚に抵抗があっても透けるガウンでカバー。「露出度を調整したいときはロングアウターを。透ける素材なら、生脚のセクシーさもキープできます」。花柄ガウン¥64,000(08サーカス/ビームスウィメン 渋谷TEL:03・3780・5501)タンクトップ¥10,000(カレンテージ/ブランドニュースTEL:03・3797・3673)レザーパンツ¥76,000(オナール/エイチ ビューティ&ユースTEL:03・6438・5230)サンダル¥6,500(チャールズ&キース/CHARLES & KEITH JAPAN)麗しの上向きヒップに目が釘付け藤井夏恋ウエストからの大胆なスリットで腰位置を高く。「サイドから素肌が覗くスリットワンピには、それだけで美脚効果が。長さを強調したいときは、できるだけ切り替え位置が高く、切り込みが深いものを」。ワンピース¥32,000(バッカ/トゥモローランドTEL: 0120・983・511 )ショートパンツ¥16,000(ギャルリー・ヴィー/ギャルリー・ヴィー 丸の内店TEL:03・5224・8677)靴¥25,000(マルコモンドTEL:03・6805・0812)ピアス¥5,500(ステラ&ルビー×レイ ビームス/ビームス ウィメン 渋谷)まっすぐ伸びる細長美脚の持ち主!楓ショートパンツはオーバーサイズでほっそり効果。「パンツの幅にゆとりがあればあるほど、脚は華奢に見えます。足元にごつめのブーツを持ってくれば、ほっそり効果はさらに倍増」。トップスにしたワンピース¥39,000(エリカ カバリーニ)ショートパンツ¥15,000(ロク)ベレー帽¥10,000(メゾン デ リリス)以上ロク ビューティ&ユース 渋谷キャットストリートTEL:03・5468・3916ブーツ¥24,000(ドクターマーチン/ドクターマーチン・エアウエア ジャパンTEL:03・5428・4981)イー・ガールズ2011年にデビューした女性11人組のダンス&ボーカルグループ。5月23日にはニューアルバム『E.G.11』をリリース。6月から全国アリーナライブツアー「E.G.11」がスタート。さとう・はるみ6月8日生まれ、山形県出身。E-girls兼Flowerパフォーマー、『Ray』モデル。ふじい・かれん7月16日生まれ、大阪府出身。E-girls兼Happinessボーカル&パフォーマー。『JJ』モデル。かえで1月11日生まれ、神奈川県出身。E-girls兼Happinessパフォーマー。『CanCam』モデル。木津明子さんスタイリスト。本誌の定例ファッションページAntennaをはじめ、さまざまな雑誌や広告等で活躍。女優やアーティストのスタイリングも数多く手がけている。※『anan』2018年5月2・9日号より。写真・永瀬沙世スタイリスト・木津明子ヘア&メイク・福田 翠(Lu ana /佐藤さん)加藤恭子(Lu ana /藤井さん)小野寺里紗(Lu ana /楓さん)取材、文・菅野綾子(by anan編集部)
2018年05月05日人を恐れるが故に道化を演じ続けてきた男を描いた『人間失格』に、失敗作の植物たちが自らの不遇を嘆く『失敗園』。太宰治の2作が“踊る小説”として『ERROR ~踊る小説4~』というダンス作品になる。オモシロをこれでもかと詰め込んで、太宰治の『人間失格』をダンスに!?「失敗作の植物たちが、太宰の有名な『生まれて、すみません』という言葉を発して始まり、『人間失格』を演る。この作品で、太宰さんはかなり人間について考えているわけで、その人間のことをわかるには、人間じゃない客観的な視点を入れた方がいいんじゃないかと思ったんです」そう話すのは、本作を手がけるCHAiroiPLIN主宰のスズキ拓朗さん。蜷川幸雄さんの元で俳優として活動していた時にコンテンポラリーダンスの魅力に触れ、現在は、学ランダンスカンパニー・コンドルズのメンバーとしても活躍する。「蜷川さんの元でいろんな文学を学びましたが、難解でわからないものが多いんです。僕は絵本が好きだし、チャップリンの『モダン・タイムス』に影響を受けていることもあり、文学もあんなふうに見てわかりやすくできたらいい。太宰さんの傑作といわれる『人間失格』の面白さを僕自身があまり理解できていないからこそ、ちゃんとわかりたくて挑戦するんです」これまでも、シェイクスピアや芥川龍之介などの小説を題材にしてきた。作中のモチーフやオノマトペを、リズムに乗せて言葉遊びにしたり。ふたつの家の対立を、紅白の運動会に模してみたり。さまざまな趣向がこれでもかとてんこ盛り。音楽や演劇、パントマイムの要素も加え、ダンス作品の枠を超えた、賑やかで無条件に楽しい舞台を生み出している。「思い付いたアイデアも現場の意見も、面白いと思ったら何でも盛り込む。全部入れ込んで、持ち上げた時に溢れ出たら、それは多分必要のないものだと思うから。小道具も過剰な数を登場させるし、出し惜しみナシ。だって、過剰なものって、それだけでも面白くないですか?(笑)」すずき・たくろう1985年生まれ。演劇的要素を取り入れたダンス作品が高く評価され、舞踊批評家協会新人賞など数々の賞を受賞。現在、舞台や映像作品で振付家としても活躍する。4月21日(土)~30日(月)三鷹市芸術文化センター 星のホール振付・構成・演出/スズキ拓朗一般前売り3000円(当日3300円)、学生2000円、高校生以下1000円(すべて税込み)※早期観劇・平日マチネ割引あり三鷹市スポーツ文化財団TEL:0422・47・5122※『anan』2018年4月18日号より。写真・内山めぐみインタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2018年04月13日国際交流基金アジアセンターと株式会社パルコが2014年に立ち上げた「ダンス・ダンス・アジア~クロッシング・ザ・ムーヴメンツ~」。3月23日の東京公演開始に先立ち、3月15日にはダンス関係者へ向けた公開リハーサルが行われた。DANCE DANCE ASIA チケット情報集まったのはフィリピン、インドネシア、シンガポール、マレーシア、タイ、ベトナム、そして日本のダンサーたち。シアターで展開される彼らのダンスは、そのテクニックはストリートダンスをベースとしながらも、コンテンポラリーや演劇など他のアート分野と驚くべき幸せな邂逅を経て、新たな地平を切り開いている。まさに世界のムーブメントの“今”を感じられるステージとなっている。ラコステ、ディーゼルなどのショーやMV、CMなどの振付を多数手がけるヴィンス・メンドーザの作品は『Hilatas<君を導く光>』。2016年の東京初演以降、海外公演を経て、同名作品を長編化。今回は振付・演出補佐、ドラマトゥルクとしてピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団出身のファビアン・プリオヴィルが参加。リハーサルでは、印象的なリズムラインに導かれ、コンテンポラリー・アート作品としてのヒップホップの可能性を予感させるダンスが展開されていた。ユニクロのTVCMで、世界三大広告賞を含めた23タイトル受賞という快挙を成し遂げた気鋭のクリエイター黄帝心仙人の作品は『宇宙 -Space-』。舞台に設置された透明なドーム型の“宇宙船”の中で繰り広げられる船員達のドラマだ。音楽とダンスの驚くべき雄弁さによって、まるで台詞が聞こえてくるようだ。ストリートダンスのテクニックによって表現されながら、まさに演劇としてのパフォーマンスとなっている。インドネシアのダンス・アイコンとして名高いハムディ・ファバスの作品名は『Soul Train』。ストリートダンスの変遷を辿るショーケース的な構成は、さながらダンス番組『ソウル・トレイン』の“いいとこ取り”。多用されるダイナミックなブレイキングは、まるで舞台を彩る華のように咲き乱れる。ハムディ・ファバスによるストリートダンスの“今”の表現にも注目だ。公演は3月23日(金)から25日(日)の3日間、東京芸術劇場 シアターイーストにて合計4回開催される。各回、3作品全てが上演される。24日(土)、25日(日)の公演終了後には演出家・クリエイターによるアフタートークが決定しており、各回登壇する演出家は異なる。取材・文:yokano
2018年03月22日