9月23日(月・祝)深夜の日本テレビ「映画天国」枠では、同局の「金曜ロードSHOW!」で『バットマンvsスーパーマン』が地上波初放送されるのを記念して、2週連続バットマン祭りを開催。1週目の今回は1989年の世界的メガヒット『バットマン』をオンエアする。DCコミックスのダークヒーローとして1939年に誕生したバットマンは、その後ドラマ、映画化されアメリカでは国民的キャラクターとしての地位を築き、誕生50周年を迎えた1989年に公開されたのが本作となる。悪がはびこるゴッサム・シティで次々と悪者を退治するヒーローのバットマン。その正体を突き止めようと、報道カメラマンのヴィッキーは記者ノックスを引き連れ取材を開始。一方、バットマンは化学工場を襲った悪者ジャックと対決、ジャックは廃液の毒の中に落ち死亡…したかに思われたが、真っ白な顔に不気味な笑みがはりついたジョーカーとして蘇り、バットマンに復讐を挑むというストーリー。バットマン=ブルース・ウェイン役には『ビートルジュース』『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のマイケル・キートン。ヴィッキーにはモデルとして活躍の後『ナインハーフ』『L.A.コンフィデンシャル』などに出演したキム・ベイシンガー。ジョーカーには『シャイニング』『恋愛小説家』『ディパーテッド』など数々の作品に出演し、アカデミー賞の常連として知られた個性派名優のジャック・ニコルソン。そして監督は『シザーハンズ』『マーズ・アタック!』『アリス・イン・ワンダーランド』シリーズで知られるティム・バートンがつとめている。2週連続バットマン祭り、2週目となる10月1日(火)は本作の続編『バットマン リターンズ』をオンエア。10月4日(金)には「金曜ロードSHOW!」で『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』がオンエアされる。『バットマン』は9月23日(月・祝)深夜26時09分~日本テレビでオンエア。(笠緒)
2019年09月23日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿・外苑前のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介。■『Wonderful Things』Tim Walkerイギリス・ロンドンのV&A(ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館)で、今年の9月21日より開催される史上最大のティム・ウォーカーの写真展「Wonderful Things」のカタログ。おとぎ話を描き出すかのようなファンタジックでゴージャスな演出を施したファッションフォトで世界的に有名な写真家のティム・ウォーカー。本書には、宝石、装飾品、絵画などV&Aの所蔵する数々の美しいコレクションにインスパイアされて制作した100点以上の新作フォトが掲載される。また、これまで未公開だった舞台裏の写真や準備スケッチなども組み合わせ、まるで迷宮のようなV&Aの倉庫やギャラリーでの詳細な調査から、10回に及ぶ撮影までティム・ウォーカーの並外れた創造プロセスを明らかにする。ティム・ウォーカーのイマジネーションに命を吹き込むセットデザイナー、スタイリスト、ヘア、メイクアップアーティスト、モデルら錚々たるメンバーの仕事も見もの。【書籍情報】『Wonderful Things』写真:Tim Walker出版社:Victoria & Albert言語:英語ハードカバー/192ページ/270×220mm発刊:2019年価格:5,070円(為替により変動)■Shelfオフィシャルサイトで『Wonderful Things』を購入する
2019年09月14日ロンドン発のフラワーウォッチブランド「オリビア・バートン(OLIVIA BURTON)」の新作腕時計が登場。2019年9月13日(金)より、オリビア・バートンショップをはじめ、全国の直営店及び取り扱い店舗、オンラインストアにて発売する。“BEE"モチーフの「グリッター ダイアル」全25種のラインナップの中でも注目したいのが、ブランドの象徴である“BEE(蜂)”をあしらったモデルだ。「グリッター ダイアル(GLITTER DIAL)」には、“BEE”モチーフを文字盤全体にあしらい、極め細やかなラメグリッターを大胆に採用してフェミンながらもインパクトあるデザインに仕上げた。同モデルでは“BEE"のないシンプルなデザインも用意した。小さな蜂とパールを散りばめた「パーリー クイーン」「パーリー クイーン(PEARLY QUEEN)」は、可愛らしい小さな蜂とパールをダイアルに散りばめた女性らしいデザインが魅力だ。パールディテール ローズゴールドとブークレ シルバー メッシュの組み合わせ、マットブラックとローズゴールドの組み合わせなど4種類を揃えている。シックな手元を演出する「テラゾ フローラル」シックな腕元を演出するなら、テラゾタイルに手書きの花柄をプリントした「テラゾ フローラル(TERRAZZO FLORALS)」がおすすめ。柔らかなグレーとクラシカルなフラワーが相まって、レトロシックな雰囲気を醸し出す。高級感漂う「セレスティアル」高級感のあるモデルを、という人には「セレスティアル」コレクションの新デザインがぴったりだ。秋冬らしいブラックを基調とした重厚感あるダイアルが目を引く。冬にぴったりのデザインも人気の高いアニマルシリーズからは、雪の結晶の中に可愛らしいうさぎが顔を出だす神秘的なデザインの新作「ウィンター バニー」が登場。また、ツリーやトナカイたちが文字盤に現れる「ウィンター ワンダーランド」は、冬の訪れを感じさせる1本となっている。【詳細】オリビア・バートン新作腕時計発売日:2019年9月13日(金)取り扱い:オリビア・バートンショップ、全国の直営店及び取り扱い店舗、オンラインストア■オリビア・バートン オンリーショップ・伊勢丹新宿店住所:東京都新宿区新宿3-14-1 伊勢丹新宿店本館1FTEL:03-3352-1111(大代表)・グランフロント大阪店住所:大阪府大阪市北区大深町4-20 南館2FTEL:06-6467-8765【問い合わせ先】H°M’ S” WatchStore 表参道住所:東京都渋谷区神宮前4-4-9TEL:03-6438-9321
2019年09月07日ひとりの孤独な男が、巨大な悪のカリスマへと変貌していく衝撃のドラマをアカデミー賞常連の実力派スタッフ・キャストが描く『ジョーカー』。映画史上、頂点の人気を誇るヴィランでありながら、ジョーカーが誕生した理由やその過去は謎めいたベールに包まれている。そんなジョーカー誕生の謎に迫る本作だが、そもそも彼は何者なのか?実は知っているようで知らない、“悪のカリスマ”ジョーカーをふり返った。ジョーカーといえば、白塗りのピエロメイクに緑の髪、邪悪な笑いと優れた頭脳、インパクト大のルックスと劇場型の犯罪で人々の心をむしばんでいく“悪”として、世の中に衝撃を与えてきた。あらゆるメディアで調査されてきた“好きなヴィラン”ランキングで常に首位を獲得しているジョーカーは、予測不能の凶行で人々を戦慄させ、世界の全てを狂わそうとするが、実は“超人的なパワーを持たない”ため、不死身なわけでもなく、ましてや瞬間移動などができるわけでもない“ただの人間”だ。しかし、「犯罪界の道化王子」「憎悪の道化師」などの異名の通り、DCコミックスでは毒ガスを使うなど、何をしだすか分からない凶暴で危険な存在であり、ティム・バートン監督の映画『バットマン』では「『エルム街の悪夢』のフレディ並みに怖くする」と当時の製作陣が語ったように、ジャック・ニコルソンが演じたジョーカーが強烈な存在感で街を恐怖に陥れる。そして、故ヒース・レジャーが演じた『ダークナイト』のジョーカーは、監督のクリストファー・ノーランが「ジョーカーは、映画史上で究極の大悪党だ。彼自身が混沌を引き起こす源であり、何かの目的のために罪を犯すのではなく、目的のない悪党だから誰も理解できないんだ」と表した通り、心理的にも人々を恐怖に陥れる事件を引き起こし、大いなる脅威を生み出した。しかし、本作のジョーカーはいままでとは異なる姿で現れる。『ジョーカー』に出演するブライアン・タイリー・ヘンリーが、「ジョーカーがかつて、いかに“幸せな人間”だったかが語られるところから始まります」と語っているように、コミックスや過去の映画では語られていない意外な過去が明かされることになるからだ。まず、何より驚くのは恐ろしいジョーカーの正体は、純粋で心優しい男=アーサー・フレックだったということ。アーサーは、母からの「どんな時も笑顔で人々を楽しませなさい」という言葉を胸に、コメディアンを夢見て都会の片隅でピエロメイクの大道芸人をしている。二人暮らしの母を助けながら、同じアパートに住むソフィーに秘かな好意を抱いているような穏やかな男だ。そんなアーサーがいかにして、“悪のカリスマ”ジョーカーとなってしまうのか?彼の身に起こる壮絶な“悲劇”とは?すでにネット上では「ホアキン・フェニックスの、この切ない恐ろしいジョーカーやばい」「ジョーカーが涙している姿は衝撃」と、誰も見たことがないジョーカーの切なくも衝撃の誕生秘話に期待の声が高まるばかり。「今年もっとも驚くべき映画。アカデミー賞は確実だ」(ヴェネチア国際映画祭:アルバート・バルベーラ)、「ホアキン・フェニックスによるキャリア史上最高の演技。世界の映画賞が注目している」(トロント国際映画祭:キャメロン・ベイリー)ら映画祭ディレクターをはじめ、世界の映画関係者からも絶賛と注目を集めている。『ジョーカー』は10月4日(金)より日米同日公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョーカー 2019年10月4日より全国にて公開© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved” “TM & © DC Comics”
2019年08月25日ピアース・ブロスナンが、マット・リーヴス監督がメガホンを取る『The Batman』(原題)に出演かとうわさになっている。ネタの出どころは、今作におけるバットマンがロバートになると言い当てた、フィルムメーカーのライアン・ユニコムのインスタグラムだ。ライアンは十数時間前に、「ピアースがチャットパーティーに参加するよ」というキャプションと共に眼鏡をかけた老人とこうもりの絵文字をつけ、ピアースの写真を投稿。これに対してユーザーのひとりが「アルフレッド、あなたがそうなの?」とコメントし、ライアンが「いいね!」とつけた。ピアースが、これまでにアルフレッドを演じてきたマイケル・ガフ、マイケル・ケイン、ジェレミー・アイアンズらに続くかどうかに期待が高まる。なお、ピアースは1989年のティム・バートン監督作『バットマン』で、バットマン役のオファーを受けたことを以前明かしている。「ティム・バートン監督とバットマン役について話し合うために会いに行った。でも、どうしても真剣に受け取ることができなかったんだ。ズボンの上に下着のパンツをはいているような男だなんて…」。自分が演じるのはナシだとは言え、バットマンは好きだし、バットマンを観て育ったと語っていたことから、アルフレッド役なら快諾の可能性もあるか?(Hiromi Kaku)
2019年08月16日英国ウォッチブランドのオリビア・バートン(OLIVIA BURTON)から“海”をイメージしたウォッチ「アンダー・ザ・シー・リミテッドエディション」が登場。2019年8月21日(水)より東京・オリビア・バートン伊勢丹新宿店で数量限定で発売される。「フラワーウォッチ」の愛称で親しまれるオリビア・バートンの新作は“海”をイメージした腕時計。夏の美しい海をキラキラ光るクリスタルで表現して、ベゼルにたっぷりとあしらった。カラーは、ローズゴールド、シルバー、イエローゴールドの3タイプ。ローズゴールドにはピンクトーンのクリスタルを、シルバーにはモノトーンカラーのクリスタルを、イエローゴールドにはブルートーンのクリスタルをコンビネーションさせた。ストラップ部分は、キラリと光るステンレスベルトを使用しているのでブレスレット感覚で楽しむことができそうだ。【詳細】オリビア・バートン「アンダー・ザ・シー・リミテッドエディション」全3色 各37,000円+税発売日:2019年8月21日(水)<30点限定>取り扱い店舗:オリビア・バートン伊勢丹新宿店限定住所: 東京都新宿区新宿 3-14-1 伊勢丹新宿店本館 1F【問い合わせ先】オリビア・バートン 伊勢丹新宿店TEL:03-3352-1111(大代表)
2019年08月12日ロンドン発のフラワーウォッチブランド、オリビア・バートン(OLIVIA BURTON)が、海をイメージしたブルーのコレクションを8月7日に発売。伊勢丹新宿店とグランフロント大阪店のオリビア・バートンショップ2店舗では、先行販売を開始している。ブランド初となる美しい海をイメージした爽やかなブルーの最新コレクション。腕元が寂しくなる夏のスタイリングに煌びやかな花を添える大人可愛いモデル9品番がラインアップする。アンダー・ザ・シー「シェルフローラルエコフレンドリーディープシーブルー」(1万7,000円)海の美しさからインスパイヤされたコレクション「アンダー・ザ・シー(UNDER THE SEA)」は、ブランド初の爽やかなブルーの花を採用した新しいプリントや、フォーマザーオブパール(人工パール)の上に小さなシェルの表面が文字盤にあしらわれ、壮大な波をイメージしたデザインに。さらに、新しいグリッター文字盤の「ウォッシングウェーブデュオ(Wishing Wave duo)」も登場。グラデーションのラメが文字盤に覆われており、その上をスワロフスキークリスタルが動き回る。アブストラクト・フローラル「フォーマザーオブパール ローズゴールド&シルバーブレスレット」(1万5,000円)人気の「アブストラクト・フローラル(ABSTRACT FLORAL)」には新しい柄が登場。フォーマザーオブパール(人工パール)を文字盤に採用しラグジュアリーな印象。新しい花柄プリントと光沢のある文字盤は一層品のあるコレクションに仕上がった。セレスティアル「マザーオブパール ダイアル ブラッシュ エンブリッシュド ストラップ&シルバー」(1万9,000円)昨年の10月に発売してから、進化し続ける「セレスティアル(CELESTIAL)」コレクションには、マザーオブパールの文字盤が登場。角度によってシェルがキラキラと輝くフェイスは、今までのスタイルとは違う爽やかですっきりとした印象に。オリビア・バートンショップ 伊勢丹新宿店とグランフロント大阪店では7月19日より先行販売中。8月7日から全国の直営店及び取り扱い店舗、オンラインストア(www.hms-watchstore.com/fs/select/c/oliviaburton)にて発売する。【店舗情報】オリビア・バートンショップ 伊勢丹新宿店住所:東京都新宿区新宿 3-14-1 伊勢丹新宿店本館 1Fオリビア・バートンショップ グランフロント大阪店住所:大阪府大阪市北区大深町 4-20 南館 2F
2019年07月29日ティム・バートン監督作『ダンボ』のMovieNEXが現在発売中。この度、本作に収録されている巨大テーマパーク“ドリームランド”の制作舞台裏が明かされるボーナス映像の一部をシネマカフェが独占入手した。“ダンボの物語”だけでなく、ダンボとの出会いにより夢と希望を取り戻していく“家族の物語”を描いた、オリジナル脚本で贈る新たな感動のファンタジー・アドベンチャー『ダンボ』。今回到着した映像では、本編に登場する夢の巨大テーマパーク“ドリームランド”の制作模様を覗くことができる。遊園地を持つことが夢だったと言うバートン監督は「実現したよ」と、このドリームランドに満足げの様子だ。元が飛行船の格納庫だという広大な場所に16個ものセットが造られて撮影されたこのドリームランドのシーン。アート・ディレクターのアンドリュー・ベネットは、最新鋭の遊園地を表現するために「外観が特に重要」と語り、特に正面ゲートはドラマチックに制作したという。また、本作に出演したキャストたちも感嘆の声を上げており、ドリームランドのサーカスの看板スター、コレットを演じたエヴァ・グリーンは「これだけ造り込むのはかなり珍しいの。全てが完成されていた」と言い、経営者V.A.ヴァンデヴァー役のマイケル・キートンも「首筋がぞくっとしたよ。役者人生で初めてだと思う」とその衝撃をふり返っている。そして、サーカス団たちの衣装がお気に入りだという衣装デザイナーを務めたコリーン・アトウッドも「サーカスの衣装を作るのはどれも楽しかったけど、パフォーマー、車、そして大勢のエキストラが初めて(ドリームランドの)巨大なサーカスにやってくるパレードのシーンの撮影は格別だったわ」と話し、「往年のハリウッド映画を作っているような気分だったの。セット内での撮影だけど、500メートルもある巨大なセットに人々があふれていて、3秒間の中に今までで最も多くの人を詰め込んだシーンじゃないかしら(笑)。皆が一つになって、子供達もいて、コレットの衣装も含めて、私にとって一番心に残るシーンだわ」とコメントしている。なお、今回の映像に加え、“ようこそ! サーカスの世界へ”や“メイキング・オブ『ダンボ』”、“アニメーション映画『ダンボ』へのオマージュ”、エンドソング「ベイビー・マイン」を担当したアーケイド・ファイアのミュージックビデオなど貴重なボーナス・コンテンツも多数収録されているMovieNEX。さらにデジタル配信(購入)には、限定でドリームランドのシーンを解説した“「ドリームランド」へようこそ!”も楽しむことができる。『ダンボ』MovieNEXは発売中。(cinemacafe.net)■関連作品:ダンボ(2019) 2019年3月29日より全国にて公開©2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved
2019年07月27日ロンドン発のフラワーウォッチブランド「オリビア・バートン(OLIVIA BURTON)」から、ブランド初となる“海”をイメージした新作腕時計が登場。2019年7月19日(金)より、オリビア・バートンショップ2店舗にて先行発売後、8月7日(水)より全国の直営店及び取り扱い店舗、オンラインストアにて発売する。花々のロマンティックなデザインウォッチをこれまで数多く提案してきたオリビア・バートンが新たに展開するのは、幻想的な海の魅力を纏った新作ウォッチ。美しい海の情景を落とし込んだ、夏の装いにもぴったりの9つのモデルを揃える。そのうちの1つである「アンダー・ザ・シー(UNDER THE SEA)」は、爽やかなブルーの花を採用した新しいプリントや、フォーマザーオブパール(人工パール)の上に小さなシェルの表面をあしらうことで、キラキラと輝く海面の波を表現した。また、グリッターのグラデーションカラーにスワロフスキー・クリスタルを加えたのは「ウィッシング ウェーブ デュオ(Wishing Wave duo)」。まるでアクセサリー感覚で身につけられるエレガントな1本だ。そのほか、オリビア・バートンの新作には、人気の「アブストラクト・フローラル(ABSTRACT FLORAL)」や、「セレスティアル(CELESTIAL)」の新モデルもラインナップする。【詳細】オリビア・バートン 新作腕時計先行発売日:2019年7月19日(金)先行取り扱い店舗:オリビア・バートンショップ2店舗一般発売日:2019年8月7日(水)取り扱い店舗:全国の直営店及び取り扱い店舗、オンラインストア■価格アンダー・ザ・シー 17,000~20,000円+税ウィッシング ウェーブ デュオ 19,000円+税アブストラクト・フローラル 14,000~15,000円+税セレスティアル 19,000円+税■取り扱い店舗詳細・オリビア・バートン 伊勢丹新宿店住所:東京都新宿区新宿3-14-1 伊勢丹新宿店本館1FTEL:03-3352-1111(大代表)・オリビア・バートン グランフロント大阪店住所:大阪府大阪市北区大深町4-20 南館2FTEL:06-6467-8765【問い合わせ先】H°M’ S” WatchStore 表参道住所:東京都渋谷区神宮前4-4-9TEL:03-6438-9321
2019年07月19日“世界一安いミシュランレストラン”と称される香港点心専門店「ティム・ホー・ワン(添好運)」より、限定メニュー「ゾフィーの心を溶かす熱々トロトロゴマだんご」が登場。2019年7月16日(火)から8月26日(月)までの期間、「ティム・ホー・ワン」日比谷店にて提供される。今回登場する「ゾフィーの心を溶かす熱々トロトロゴマだんご」は、帝国劇場にて8月26日(月)まで上映されるミュージカル『エリザベート』とのコラボレーションによるオリジナルメニューだ。もちもちの生地の中にカスタード餡を入れ、ゴマをたっぷりまぶして揚げたスイーツ団子となっている。一口食べると、とろとろのカスタード餡が中から溢れる甘いもの好きには堪らない一品。是非この機会にミシュランの星獲得店が贈る限定メニューを味わってみて。【詳細】ゾフィーの心を溶かす熱々トロトロゴマだんご提供期間:2019年7月16日(火)~8月26日(月)提供店舗:ティム・ホー・ワン 日比谷店価格:580円+税、サービス料※1人1食までの提供。<店舗情報>ティム・ホー・ワン 日比谷店営業時間:11:00~23:00住所:東京都千代田区有楽町1-2-2 日比谷シャンテ別館 1階TEL:03-6550-8818
2019年07月15日世代を超えて愛され続ける名作アニメーションを、鬼才ティム・バートン監督が見事に実写映画化した『ダンボ』。7月17日(水)にリリースされるMovieNEXと4K UHD MovieNEXで楽しめるボーナス・コンテンツの中から、ダンボに命が吹き込まれる様子が分かる貴重なメイキング映像が解禁。さらに、ダンボが宙を飛ぶシーンの本編クリップも到着した。今回解禁となった映像は、最新鋭のCG技術によって命が吹き込まれたダンボの貴重なメイキング映像。本作に登場するダンボはフルCGだが、合成用の緑色のぬいぐるみやアニマトロクスなど、様々な手法で撮影されたという。また、キャストたちがより自然な動きができるように、ダンボの代役となるグリーンスーツを着たパフォーマーも起用されており、その驚きの撮影風景も見ることができる。感情豊かで、ときに人間のようなリアルな表情を見せるダンボだが、視覚効果スーパーバイザーのリチャード・スタマーズは「ダンボの表情や目の微妙な変化、体の動きに合わせた筋肉や肌の動きなど、細かいところまでこだわった」と語る。また、「ダンボの目や顔の表情はもちろん、出演者たちとコミュニケーションできることがものすごく重要でした。誰もが知っているあのキャラクターと、リアルな実写版との適切なバランスを見出す必要があったのです」と言い、主役であるダンボの心の成長の表現が重要だとも語った。こうしたスタッフの細やかなこだわりと最新鋭のCGによって、ダンボが誕生したのだ。さらに、ダンボが勇気を振り絞って宙を飛ぶシーンの本編クリップも到着。“大きすぎる耳”を使って飛べることが分かったダンボは、周囲の期待を背負い、意を決して高台から飛び立つ。見事飛行が成功すると、固唾を飲んで見守っていたサーカス団員たちからは笑顔がこぼれ、観客たちは拍手喝采!思わず見入ってしまうダンボの飛行姿やその表情が、全てCGで制作されていることに改めて驚きを感じる映像だ。アニメーション版『ダンボ』の大ファンである監督のティム・バートンは、「映画ならではのゾウが飛ぶ姿をぜひ見てほしい」とアピールしている。なお、MovieNEXには「ようこそ! サーカスの世界へ」や「メイキング・オブ『ダンボ』」、「アニメーション映画『ダンボ』へのオマージュ」、エンドソング「ベイビー・マイン」を担当した「アーケイド・ファイア」のミュージックビデオなど、貴重なボーナス・コンテンツも多数収録。また、デジタル配信(購入)には限定で、作中の魅惑的な「ドリームランド」のシーンを解説した「『ドリームランド』へようこそ!」が収録され、MovieNEXとデジタル配信ではそれぞれ異なるコンテンツを楽しむことができる。『ダンボ』は先行デジタル配信中、MovieNEX(4,200円+税)、4K UHD MovieNEX(8,000円+税)は7月17日(水)リリース。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ダンボ(2019) 2019年3月29日より全国にて公開©2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved
2019年07月10日ティム・バートン監督作『ダンボ』のMovieNEXに収録されるボーナス・コンテンツの中から、エヴァ・グリーンのボーナス映像がシネマカフェに到着した。これまでにも『ダーク・シャドウ』『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』など、ティム・バートン作品に次々と参加してきたエヴァ。今作『ダンボ』では、最新鋭の巨大テーマパーク“ドリームランド”のサーカスで、空中ブランコの曲芸師を務める看板スターのコレットを演じている。到着した映像では、エヴァがコレット役への思いを語るインタビューが収録。“空中ブランコの曲芸師”という役柄だが、エヴァ本人は実は高所恐怖症だと明かしている。今回、実際のサーカスで活躍する空中曲芸師と、数か月に及ぶトレーニングに臨み、見事に高所恐怖症を乗り越えたエヴァ。「自分を誇りに思うわ。入団できるかも」とも映像で語っている。また、そんなエヴァについてバートン監督も「彼女の頑張りは演技を見れば分かる」と称賛している。さらに併せて、ダンボとコレットが初対面を果たすシーンの本編クリップも到着。ある日、ダンボに羽根を使うと空が飛べる能力を発見するホルト(コリン・ファレル)の子ども、ミリーとジョー。そこから、2人とダンボの挑戦は続き、そしてコレットとダンボとの共演の話が舞い降りる。映像では、コレットとの初対面を果たすも、臆病なダンボはお尻を向けてしまう場面が収録されている。MovieNEXでは、ほかにもメイキング映像やエンドソング「ベイビー・マイン」を担当したアーケイド・ファイアのMVなど、貴重映像が盛りだくさん。さらに、デジタル配信(購入)には限定で、作中の魅惑的なドリームランドのシーンを解説する映像も収録。MovieNEXとデジタル配信では、それぞれ異なるコンテンツを楽しむことができる。『ダンボ』MovieNEX(4,200円+税)、4K UHD MovieNEX(8,000円+税)は7月17日(水)リリース、先行デジタル配信中。(cinemacafe.net)■関連作品:ダンボ(2019) 2019年3月29日より全国にて公開©2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved
2019年07月06日ティム・バートン監督の傑作映画をミュージカル化、日本では2017年に初演された『ビッグ・フィッシュ』が今年、新バージョンで再演される。川平慈英、浦井健治、霧矢大夢、夢咲ねねら主要メンバーが全員続投するという奇跡の再演となる本作の合同取材会が6月28日に開催された。【チケット情報はこちら】子どもの頃魔女に出会ったこと、巨人と友だちになったこと、サーカスで最愛の女性と出会ったこと……現実にはありえないような体験談を語る父親エドワードと、その奇想天外な話を聞いて育った息子ウィル。大人になるにつれ息子は父の話が作り話にしか思えなくなり、さらにある出来事をきっかけに親子の間には大きな溝が出来てしまうのだが――。エドワードの語る夢のような物語がファンタジックに描かれると同時に、親子の葛藤や愛情という、誰にとっても身近な感情を丁寧に描いた作品。初演時は、心温まるストーリー展開とともに、サービス精神旺盛でちょっとお調子者なところもあるエドワードを演じた川平のあまりのハマリっぷりも話題になった。共演者からも口々に「ぴったりすぎてエドワードは慈英さん以外考えられない。演技、してました(笑)?」(霧矢)、「今日も『健治、おまえ身長伸びたか!』って。本当の父親みたいに言われた」(浦井)、「エドワードさんなのか慈英さんなのかわからないくらい自然。でもちょっとナイーブなところもあって、皆さんが愛さずにいられない方」(夢咲)と評された川平だが、本人は「確かにウチナンチューの血で、小さい話をでっかくするのは、エドワードに似てるかな。でも自分としてはエドワードと全然違うと思っているんですが……」。とはいえ作品には思い入れ十分のようで「初演は僕にとって勲章になった。しかもメインメンバーが変わらず集まったということは本当に嬉しい。またこの作品を上演できる喜びにいま満ち溢れています」と語る。再演では、前回の日生劇場からひとまわり小さいシアタークリエに劇場を移し、サブタイトルに『12 chairs version』と冠する。これについて演出の白井晃は「初演はアンサンブル含めて22人のメンバーだったのですが、今度は主要メンバーだけに絞った12人のバージョン。ただ、シンプルな空間にしようとは思っていません。日生劇場で我々が一緒に作った空間を愛していましたので、あの空間をできるだけ凝縮した形で再現したい」。さらに「実は前回の千秋楽を迎えたときに、製作元である東宝さんが『この作品は東宝として再演をしなければならない作品だと思う』と仰ってくれて、その道を模索していただいた結果が今回の12人バージョン。キャスト、スタッフともこの再演をなんとか実現したいし、実現しなければいけないと思えた作品だった。だからこそ主要メンバーがひとりも変わらず集まってくれたんだと思う」と並々ならぬ“作品愛”を語り、キャストもその言葉を噛み締めるように聞いていた。公演は11月1日(金)から28日(木)まで、東京・シアタークリエにて。チケットは8月17日(土)に一般発売開始。その後愛知、兵庫公演もあり。
2019年07月01日『シザーハンズ』『チャーリーとチョコレート工場』『アリス・イン・ワンダーランド』などの鬼才ティム・バートン監督が、ウォルト・ディズニーが手がけた名作アニメーションを実写映画化した『ダンボ』。そのMovieNEXのボーナス・コンテンツに収録されている映像の中から、豪華キャスト陣の素顔がたくさん見られるNGシーン集が到着した。NGシーン集では、軽快なサーカス風の音楽にのせてまず登場するのは、笑顔で動き回るホルト役のコリン・ファレル。彼の子ども、ミリーとジョーを演じたニコ・パーカーとフィンリー・ホビンスは、ダンボに乗って飛ぶシーンの裏側で、まるでアトラクションに乗っているかのように楽しそうな表情を見せる。メディチ・ブラザーズ・サーカスの団長マックス・メディチ役のダニー・デヴィートは、「何?」と言いながらこらえきれず笑ってしまったり、サーカス団のロンゴが演技に失敗した時には悪戯っ子のような顔をしたり、泡風呂のシーンでは大爆笑したりと、団長らしく(!?)現場を和ませる一面を見せている。ちなみに、この泡風呂のシーンはコリンがインタビューでお気に入りのシーンのひとつに挙げており、「泡だらけのダニーは何度見ても笑える」と大絶賛、ぜひ本編のOKシーンと見比べてほしい。何より映像の一番の見どころは、要所要所に登場するティム・バートン監督かも!?名優マイケル・キートンへ声をかけて笑わせたり、撮影セットのダンボに乗っていまにも空を飛びそうな姿も披露!風が吹いているなか、こちらへ挨拶するかのように手を振ってみせるバートンは、実は撮影現場を最も楽しんでいる人物なのでは? と思ってしまう。“家族の絆”がキーワードとなっている本作だが、豪華キャスト陣や監督も家族のように和気あいあいとした空気が伝わってくる、貴重なNGシーンは要チェックだ。『ダンボ』は7月17日(水)よりMovieNEXと4K UHD MovieNEXで発売。7月3日(水)より先行デジタル配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ダンボ(2019) 2019年3月29日より全国にて公開©2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved
2019年06月27日東京ディズニーシー、東京ディズニーランドは、「ディズニー・ハロウィーン」を2019年9月10日(火)から10月31日(木)まで開催する。東京ディズニーシー“ダークで妖しいハロウィーン”東京ディズニーシーでは、“ダークで妖しいハロウィーン”というテーマのもと、ダークながらも華やかなハロウィーンを展開。エントランスにも、華やかながら妖しい雰囲気のデコレーションが装飾される。ショー「フェスティバル・オブ・ミスティーク」初開催初開催となるショー「フェスティバル・オブ・ミスティーク」では、港町ポルトパラディーゾで幕を開けたハロウィーンの祝祭に邪悪な力が忍び寄る。海の魔女の企みにより、祝祭がだんだんと支配されていく中、ミッキーマウスやミニーマウスをはじめとするディズニーのキャラクター達が立ち向かっていく。ミッキーやミニーの纏うコスチュームは、かつてハロウィーンの祝祭が行われていた中世ヨーロッパの服装をベースに。そこに舞台となる港町にちなんで、海獣の骨やヒレなど、海の生物を連想させるモチーフを随所にあしらった。妖しくも華やかな衣装で、ハロウィンのムードを盛り上げていく。“コウモリの羽”マントやクモの巣柄手袋また、「フェスティバル・オブ・ミスティーク」をモチーフにしたスペシャルグッズを約60種類販売。広げるとコウモリの羽のように見えるマントや、クモの巣柄の黒いレースの手袋、キャンドル風の光るおもちゃなど、その場で身に着けて楽しめる、ハロウィーンの雰囲気にぴったりなグッズを揃える。その他、コスチュームやぬいぐるみバッジも販売される。海の魔女をイメージしたスペシャルカクテルなど“ダークで妖しいハロウィーン”を表現したスペシャルメニューも約15種類登場する。「カフェ・ポルトフィーノ」では、ダークな色合いのパスタを含むスペシャルセットを提供。また、海の魔女をイメージしたスペシャルカクテルやハロウィーンに向けたスペシャルカクテルなど、5種類のカクテルも用意する。テイクアウトフードにも注目。ミイラに扮したゴーストをモチーフにしたスペシャルまんや、コウモリのシルエットが施されたスペシャルうきわまんなどが販売される。ゴースト流の東京ディズニーランドゾクゾクワクワクの「スプーキー“Boo!” パレード」“ゴースト流の東京ディズニーランド”をテーマにした、東京ディズニーランドでは、ゾクゾクワクワクするようなハロウィーンを開催。 「スプーキー“Boo!” パレード」では、ゴースト仕様のコスチュームをまとったミッキーマウスとミニーマウスをはじめとするキャラクターが登場。スケルトンが運行するウエスタンリバー鉄道や、かぼちゃに乗り移ったゴーストの小動物たちが暮らすクリッターカントリーなどのフロートとともに、ハロウィーンならではのお祭り気分を盛り上げてくれる。ゴーストの仲間入りをしたキャラクターたちの衣装も、“ゴースト仕様”に様変わり。身体が透き通るスケルトン素材や、ダークな雰囲気のモチーフを取り入れることで、ゴーストの“ゾクゾク”とする不思議な世界を表現した。例年以上に鮮やかな色彩を取り入れた、ポップなカラーリングにも注目だ。さらに、ワールドバザールやプラザテラスには、ハロウィーン期間限定のスペシャルバージョンの「東京ディズニーランド・バンド」が登場。また、夜のワールドバザールには、ハロウィーンの音楽とともに映像と光の演出が実施される。「ホーンテッドマンション」もダークにファンタジーランドのアトラクション「ホーンテッドマンション」では、2019年9月9日(月)から2020年1月5日(日)までの期間、映画『ティム・バートンのナイトメアー・ビフォア・クリスマス』をモチーフにしたスペシャルプログラム「ホーンテッドマンション“ホリデー ナイトメアー”」を実施。ハロウィーンのムードと連動した、ダークな世界観を楽しめる。ゴーストの花嫁風カチューシャや背負うゴーストぬいぐるみ東京ディズニーランドのハロウィーンならではのスペシャルグッズは、約60種類をラインナップ。ゴーストの花嫁風カチューシャや、ハート形のライティングペンダントなどの仮装グッズ、背負うとチャーミングなゴーストのぬいぐるみなどが販売される。また、東京ディズニーランド・東京ディズニーシー共通で販売されるアイテムとして、ゴースト仕様のミッキーマウスのぬいぐるみも登場する。“ナイトメアー・ビフォア・クリスマス”仕様のハンバーグなど「プラザパビリオン・レストラン」では、映画『ティム・バートンのナイトメアー・ビフォア・ クリスマス』のジャック・スケリントンの顔を描いたチーズをのせたハンバーグのセットを提供する。また、ドリンクなのにポップコーンの味がするキャラメルポップコーン味のドリンクに、ハロウィーンカラーのドーナツをプラスした限定ドリンクが初登場。スーベニア付きメニューと合わせて、約15種類のスペシャルメニューが登場する。ハロウィーン限定でフル仮装が可能にまた、東京ディズニーランド、東京ディズニーシーでは、ディズニーキャラクターに扮したフル仮装での入園が可能。プログラムのテーマに合ったディズニーキャラクターの仮装で入園すると、仮装したキャラクターに合わせたポーズや、最適な写真撮影場所などをキャストが案内する有料プログラム「ディズニー仮装+」も実施される。【詳細】ディズニー・ハロウィーン会期:2019年9月10日(火)~10月31日(木)場所:東京ディズニーシー、東京ディズニーランド※ハロウィーンスペシャルメニュー、スペシャルグッズは、東京ディズニーシー、東京ディズニーランドともに、9月2日(月)~先行販売。※東京ディズニーランド、東京ディズニーシーでの“ディズニーキャラクターのフル仮装”には制限あり。詳細は東京ディズニーリゾート・オフィシャルウェブサイトを参照、もしくは要問い合わせ。【問い合わせ先】東京ディズニーリゾート・インフォメーションセンターTEL:0570-00-8632(9:00~17:00)※一部PHS、IP電話・国際電話からはTEL:045-330-5211
2019年06月15日展覧会「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密」が、2019年9月29日(日)から11月24日(日)まで、東京・練馬区立美術館にて開催される。エドワード・ゴーリーとはエドワード・ゴーリーはアメリカの絵本作家。学生時代に美術や文学・舞台芸術など様々な分野の造詣を深めた絵本作品は、幻惑的な物語をモノクロをメインカラーに、繊細な線で描かれる。まるで謎解きの様なストーリー仕立ての作品には、少し不気味な雰囲気とたくさんのユーモアが詰まっている。また、絵本のみならず、舞台芸術の衣装や舞台デザイン、ポスターなど幅広い作品を制作。ディズニーのアニメ映画『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』のティム・バートン監督など、たくさんの芸術家や文化人に影響を与えてきた。“不気味”な絵本の代表作33点本展は、そんなエドワード・ゴーリーの作品世界を紹介する原画展。原画をはじめ、資料や書籍など、約350点の貴重な作品が展示される。ゴーリーは、自身でテキストとイラストの両方を手掛けた本を「主著(Primary Books)」と呼んだ。会場には、ゴーリーが手掛けた主著の中から、日本でも翻訳出版された人気の絵本「うろんな客(The Doubtful Guest」や「ギャシュリークラムのちびっ子たち」「不幸な少女」など、33点の代表作をピックアップし紹介。イラストだけでなくタイトルやロゴなど細部からも、ゴーリーの思索が感じられる。ミュージカル「キャッツ」原作の挿絵など主著と並ぶゴーリーの代表作が、小説の挿絵や装丁といった文学作品。世界的に有名なミュージカル『キャッツ』の原作『キャッツ ポッサムおじさんの実用猫百科』には、ゴーリーの猫への愛情が感じられるイラストが描かれている。また、舞台芸術や様々な書籍のタイポグラフィーなど、本以外の作品も紹介。数多くのアーティストの創作の源泉とも言われる作品世界を会場で体感してみては。【詳細】エドワード・ゴーリーの優雅な秘密会期:2019年9月29日(日)~11月24日(日)会場:練馬区立美術館住所:東京都練馬区貫井1丁目36−16休館日:月曜日 ※ただし、10月14日(月・祝)・11月4日(月・休)は開館、10月15日(火)・11月5日(火)は休館開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)観覧料:一般1,000円、高校・大学生および65~74歳800円、中学生以下および75歳以上無料(その他各種割引制度あり)※一般以外の人(無料・割引対象者)は、年齢等の確認できるものを持参。
2019年06月10日イギリス・ロンドン発の腕時計ブランド「オリビア・バートン(OLIVIA BURTON)」から、5月に咲く花々をデザインした全11型の新作モデルが登場。2019年5月31日(金)よりオリビア・バートンショップ2店舗にて先行発売、その後6月7日(金)より全国の直営店及び取り扱い店舗とオンラインストアでも展開がスタートする。5月に咲く可憐な花々をデザインした新作腕時計「ブリティッシュ・ブルームズ」「ブリティッシュ・ブルームズ(BRITISH BLOOMS)」は、英国のブリティッシュガーデンをイメージしたコレクション。ヴィンテージ風のフローラルプリントを描いた文字盤に、ボタン、バイレット、そして小さな蜂をデザインした春らしい印象の一本。「ベスト・イン・ショー」毎年5月にロンドン・チェルシーで開催されるガーデンショー「チェルシーフラワーショー」に着想を得たのは、「ベスト・イン・ショー(BEST IN SHOW)」。レザーベルトにはヌードカラーのビーガンレザーを、メッシュベルトのカラーにはオリジナルのペールローズゴールドを採用した各モデルには、文字盤の中心を囲むように、繊細で色とりどりの花々があしらわれている。「ビジュエルドレース」ベストセラーとなっているレースコレクションにも、ストーンをあしらった新デザイン「ビジュエルドレース(BEJEWLLED LACE)」が登場。シルバーとペールローズゴールドのサンレイダイアルの上にはクリスタルが散りばめられた、よりラグジュアリーな印象の仕上がりが魅力だ。100%リサイクル素材、水墨画モチーフなど豊富なラインナップそのほか、新たなデザインが加わる「セレスティアル(CELESTIAL)」、100%リサイクル素材を使用した「エコフレンドリー(ECO FRIENDLY)、ハチドリをモチーフにした水墨画をデザインした「ペインタリー プリント(Painterly Prints)」など、バリエーション豊かなモデルの数々が揃っている。商品情報オリビア・バートン 2019年5月新作モデル発売日:・オリビア・バートンショップ2店舗(伊勢丹新宿店/グランフロント大阪店) 2019年5月31日(金)・全国の直営店及び取り扱い店舗、オンラインストア 2019年6月7日(金)【問い合わせ先】エイチエムエス ウォッチストア 表参道TEL:03-6438-9321
2019年05月30日ティム・バートン監督が実写化させた『ダンボ』のMovieNEX/4K UHD MovieNEXが、7月17日(水)より早くもリリース開始。この度、リリースを記念してアニメーション版の大ファンだというバートン監督のインタビュー映像が公開された。“ダンボの物語”だけでなく、ダンボとの出会いにより夢と希望を取り戻していく“家族の物語”を描いた、世代問わず楽しめる感動必至の実写版『ダンボ』。リリースが決定したMovieNEXには、“ようこそ! サーカスの世界へ”やメイキング・オブ『ダンボ』、アニメーション映画『ダンボ』へのオマージュ、エンドソング「ベイビー・マイン」を担当したアーケイド・ファイアのMVなど、貴重なボーナス・コンテンツが多数収録と、劇場で鑑賞した人も必見の内容だ(デジタル配信・購入にも一部収録)。そして今回、リリースを記念して公開された『ダンボ』ファンのバートン監督がインタビューに応じる映像では、作品への思いを語ったり、ダンボの物語だけでない、“人間の物語”であることについて説明したり。バートン監督は「人間たちもどこかダンボと似ているね。ホルトも子供たちも周りになじめず悩んでいる」と言い、新たな物語として作り直されただけでなく、コリン・ファレル演じるホルトやその子どもたちといった人間のキャラクターを物語の中心に据えることで、ダンボと一緒に成長していく彼らの姿が描かれているのだ。さらに、本作で何度も見てもらいたいお気に入りのシーンについて聞かれると、笑いながら「ないね」と即答したバートン監督。「映画というものは、観客に自由に楽しんでもらうものだ。僕は誰かに作品の見方を指示したくないよ」とその理由を述べ、「観客に好きなように感じてもらいたい。それぞれ好きなところを見つければいい」と語っている。『ダンボ』MovieNEX(4,200円+税)、4K UHD MovieNEX(8,000円+税)は7月17日(水)リリース。※7月3日(水)より先行デジタル配信開始(cinemacafe.net)■関連作品:ダンボ(2019) 2019年3月29日より全国にて公開©2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved
2019年05月24日映画『ジョーカー』が、第92回アカデミー賞で、主演男優賞と作曲賞を受賞。2020年2月7日(金)からは『ジョーカー〈アカデミー賞最多ノミネート記念〉』として一部劇場を除くIMAX、ドルビーシネマでの再上映が決定した。DCコミックスの人気ヴィラン、ジョーカーの“悲劇”かつ“喜劇”な人生を描くジョーカーは元々バットマンの敵役として登場した、DCコミックスに登場するヴィランの中でも人気のキャラクターだ。シーザー・ロメロが初代を演じ、ティム・バートン監督の『バットマン』ではジャック・ニコルソン、クリストファー・ノーラン監督の『ダークナイト』ではヒース・レジャー、さらに『スーサイド・スクワッド』ではジャレッド・レトが役を務めた。ジョーカーの特徴そんなジョーカーは、白い顔のピエロメイクに緑の髪、インパクト大のルックスが特徴。超人的な能力は無いが優れた頭脳を持つ。邪悪に笑う不気味さ、外見に相まって劇場型の犯罪で人々の心を徐々にむしばんでいく悪のカリスマだ。予測不能の凶行で人々を戦慄させ、世界を混乱させることを楽しんでいる。“孤独な男がジョーカーになるまで”のオリジナルストーリー映画『ジョーカー』は、“悲劇”とも“喜劇”とも言える彼の人生にフォーカスした完全オリジナル・ストーリー。狂気で人々を恐怖に陥れる“ジョーカー”そのものではなく、“孤独な男がジョーカーになるまでのリアルなドラマ”が描かれる。初めて語られるジョーカー誕生の理由、切ない衝撃の真実とは?なぜジョーカーになったのか?アーサー・フラック(ホアキン・フェニックス)主人公はアーサー・フラック。後にジョーカーとなる人物。彼は母に「どんな時も笑顔で、そして人々を楽しませなさい」と教わっていきてきた。子供が好きで、病弱な母と同居して面倒まで見ている。大都会で大道芸人として生き、ゆくゆくはコメディアンとして世界を笑わせようとした人間味あふれる“人間”だった。しかし現実は残酷で、周囲からの冷たい扱いを受けることとなるアーサー。やがて彼の歯車は狂いだし、自ら施すピエロメイクと共に“ジョーカー”へと変貌を遂げていく…。アーサーを取り巻く登場人物マレー・フランクリン(ロバート・デ・ニーロ)ロバート・デ・ニーロはトーク番組「アーサー・フランクリン・ショー」の大物司会者役として登場。アーサーにとっては英雄も同然の存在で、面識こそないものの、フランクリンのユーモアに共感を覚える。駆け出しのコメディアンにとってフランクリンのトークショーに呼んでもらうことは一世一代のチャンス。しかし、彼の言動がアーサーの運命を大きく動かし、アーサーにとっても悲願につながっていく。ソフィー(ザジー・ビーツ)彼女はアーサーと同じアパートに住み、5歳の娘をもつシングルマザー。アーサーからは好意を抱かれている。アーサーが人づきあいが苦手なこと、どこか自信を失っていることは理解している。それゆえに他の隣人同様、アーサーには親切に接する。ペニー(フランセス・コンロイ)アーサーの母。もともとは裕福な実業家の下で働いていた。アーサーを“ハッピー”の愛称で呼んでいる。アーサー・フランクリン・ショーのファン。トーマス・ウェイン(ブレット・カレン)後にバットマンになるブルース・ウェインの父。映画『ジョーカー』の時代では、次期市長候補である。アーサーにとって父親を思わせる人物だ。1980年代初頭のゴッサム・シティを舞台に物語の舞台となるのは、80年代初頭のゴッサム・シティ。混迷を極めてはいるものの、「バットマン」シリーズのゴッサムように闇の組織が暗躍するわけでも、マフィアのドンが私腹を肥やしているわけでもない。しかし街に影を落としているのは、理不尽な格差社会。それぞれのコミュニティが分裂し、さらにゴミ収集業者はストライキを長く続ける。行政も役人も機能せず、財政難を抱え社会保障費は削減される一方…こんな不穏な社会もアーサーを“ジョーカー”へと変貌させた要因の1つでもあるのだ。衣装は80年代ファッション1980年代を再現するため、青、茶、海老茶、薄紫、グレー、紺、カーキを多用。スタイルのベースはアメリカンカジュアル。そして長年着古したスーツを着用している。新たな“ジョーカー”ホアキン・フェニックスの役作り一足早く公開されたヴェネツィアやトロントの国際映画祭では、ジョーカーを見事に演じたホアキン・フェニックスの演技が絶賛されており、早くもアカデミー賞が期待されている。これまで『her/世界でひとつの彼女』『ザ・マスター』『ビューティフル・デイ』など難しい役どころを見事にこなしてきた彼だが、この役を演じるにあたっても人並みならぬ努力を継続。撮影当時は、約24キロも減量し”腹を空かした不健康な男、栄養失調の狼”を表現した。ホアキン・フェニックスがジョーカーを演じるにあたって次のように話した。「アーサーの心情が理解できる瞬間もあれば、彼の判断にイライラすることもありました。演じるものとしては、ジョーカーというキャラクターは手ごわかった。きっと、観客にとってもそうだろうし、ジョーカーに一定のイメージをもつ人にとっても受け入れがたいキャラクターかもしれないです。ただ、この映画のストーリーの答えは、私たちが暮らす現実の世界でも、アーサーの住む架空の世界でも、すぐに見つかるわけではないと思います。」監督・脚本をトッド・フィリップス監督は、『ハングオーバー!』シリーズのトッド・フィリップス。そして彼とともに、『ザ・ファイター』でアカデミー賞脚本賞にノミネート経験もあるスコット・シルバーが脚本を手掛ける。脚本は、個性と意外性を表現することにたけたアホアキン・フェニックスがアーサーを演じることを念頭に置いて書かれたそうだ。トッド・フィリップスは映画について次のようにコメントしている。「ジョーカーの原点は映像化する価値があると思いました。コミックの中にも正式な誕生秘話はありませんし、過去に誰も手をつけてきませんでした。複雑な事情を抱える男がどう変わり……どうやって悪に転換するのか。ジョーカーではなく、ジョーカーの“成り立ち”のほうに興味がありました。」賞レースを総なめヴェネツィア国際映画祭ではコンペティション部門へ出品され、世界で初めてお披露目された。映画の上映が終わると、ジョーカー誕生の物語を目にした観客は、約8分間のスタンディングオベーションを送った。そして映画祭の最高賞となる金獅子賞を受賞した。もちろん世界三大映画祭において、アメコミ作品が最高賞を受賞するのは初の快挙だ。第77回ゴールデングローブ賞では主演男優賞と作曲賞を受賞、全米映画俳優組合賞では主演男優賞を獲得している。また第92回アカデミー賞では、最多11部門(作品賞、監督賞、主演男優賞、脚色賞、撮影賞、音響編集賞、録音賞、編集賞、作曲賞、衣装デザイン賞、メイク・ヘアスタイリング賞の)にノミネート。そのうち作曲賞を受賞した。金獅子賞は2017年の『シェイプ・オブ・ウォーター』、2018年の『ROMA/ローマ』と、近年ではアカデミー賞にも直結しており、ますます期待が高まる。記録的ヒットなお日本では公開から3週目を迎える週末も週末ランキングで3週連続の1位を記録、19日間で早くも興行収入30億円を突破する記録的なヒットとなった。世界中でも大きな話題を集め、日本、アメリカ含む世界66 カ国で初登場1位。その後、記録を伸ばしR指定映画としては史上初の全世界収入10億ドルを超えるヒットとなった。【作品詳細】『ジョーカー』公開日:2019年10月4日(金)製作:トッド・フィリップス監督・脚本:トッド・フィリップス脚本:スコット・シルバー出演:ホアキン・フェニックス、ロバート・デ・ニーロ、フランセス・コンロイ、ザジー・ビーツ配給:ワーナー・ブラザース映画■『ジョーカー 〈アカデミー賞最多ノミネート記念再上映〉』公開日:2020年2月7日(金)劇場情報:全国のIMAX、ドルビーシネマ(一部劇場を除く)配給:ワーナー・ブラザース映画
2019年05月13日ゴールデンウイークの語源は映画の宣伝用語。今週は映画三昧というのはいかがでしょうか?年間約500本を鑑賞しているという映画コメンテーターの有村昆氏(42)にGWに、おすすめの“必見映画”を紹介してもらった。今回は、公開が終了した過去の映画。気になるものがあったら、DVDを借りに走ろう!■「この世界の片隅に」(配給・東京テアトル2016年公開)アニメーションの中で僕も妻も大好きな映画の1本です。絵のタッチが水彩画のような薄い感じで、もの凄く優しい。何気ない、のんびりとした、すずさんという主人公は本当に素朴なんですよ。今まで、たくさんの戦争映画ってありましたが、あんなに軍隊が出てこなくて、いち女の子の視点から見た戦争を描いた映画は、まずなかったです。あんなに、のほほんと暮らしていた女の子でさえも、戦争で腕がとれて、今後、どうやって、生きていっていいか、わからくなったりするんですよ。 自然災害とか戦争とか、いつ日本で起こるかもわからない出来事を1人の視点で、描いた傑作でしたね。GWに家族が集まった時こそ見て欲しいです。子供はアニメという取っつきやすさもあるし、おじいちゃん、おばあちゃん世代は戦争を知っているし、家族みんなで1本真面目な作品を、見てもらうのも、いいかなと思います。■「フィフティ・シェイズ」シリーズの「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」(配給・東宝東和2015年公開)「フィフティ・シェイズ・ダーカー」(2017年公開)「フィフティ・シェイズ・フリード」(2018年公開)の3部作。原作はアメリカのコミケみたいなところで大ヒットした自費出版の“官能小説”なんですよ。アメリカの主婦が、この小説にハマりまくったんです。それが映画化されたんですが、 この映画はアメリカで大ヒットを飛ばして、日本でもTOHOシネマズシャンテで全国ロードショーしました。R18でエッチなんですけど見た目が超オシャレで女性が見て凄くかっこいいと思える映画です。■「アイ・フィール・プリティ!人生最高のハプニング」(配給・REGENTS2018年公開)主演がエイミー・シューマーというぽっちゃりしたコメディ女優さんで、日本語吹き替え版を渡辺直美ちゃんがやっているんです。主人公はトレーニング中に頭を打って気絶しちゃうんですが、その後に意識が戻って自分の姿を鏡で見たらスーパーモデル級に!でも周りの人たちは、前の彼女のままに見えているんですよ。自分だけはスーパーモデルになってると思っているので、 どんどん自信を持ち始めると、その勘違いが逆に好転していくんです。僕もこの作品を見ているうちに、なんか不思議と彼女がきれいに見えてくるんです。逆に「どうせ私なんて」って、うじうじ言ってると本当にそうなってしまうんじゃないかと。この映画は、物事は考え方しだいで、未来が変わるということを教えてくれました。ネガティブになって悩んでいる人におすすめです。悩んでいることが、ちっぽけに感じてきます。■「ビッグ・アイズ」(配給・ギャガ2015年公開)ティム・バートン監督作品で、1960年代のアメリカでの実話なんです。その時代に、画家のアンディ・ウォーホルが絶賛したこともあり、目がものすごく大きい女の子のイラストが、めちゃくちゃ流行ったんですよ。でも、そのイラストの作者のウォルター・キーンさんは実は、その絵を描いてなくて奥さんが描いていたんです。奥さんは、旦那が売れてくれれば嬉しいと思って描いていたんですが、旦那がパーティー三昧で遊び惚ける。でも絵がめちゃくちゃ売れて奥さんも裕福な生活をしているので、真実を告発するかどうかで悩む話です。だから日本でいうと佐村河内守さんと新垣隆さんのゴーストライター問題のようなストーリーでしょうか。今の時代は女性監督や女流作家とか、出てこられる時代ですけど、今から5、60年前の時代は男性の作品だから表に出られたという背景があるんですよ。だからその時代は、絵だけじゃなくて、小説など他にもゴーストライターで奥さんが書いていた可能性が、実は過去にあったんじゃないかというのを、一石投じる映画なんです。■「カメラを止めるな!」(配給・アスミック・エース、ENBUゼミナール2017年公開)もう地上波放送もされましたが、まだ見ていないという方は、このGWで是非見てもらいたいです。僕がはじめて知ったのは水道橋博士がTwitterで大傑作だとつぶやいているのを見て知ったんです。観てみたら面白すぎて、僕もひっくり返っちゃたんですよ。しかも映画の専門学校の卒業制作の作品で監督も出演者も無名 。37分間ワンシーンワンカットの長回しで、裏方が一生懸命やっているじゃないですか、こんな雑草魂で映画を撮るって素敵だなと思いました。■「恋人たちの予感」(配給・日本ヘラルド映画1989年公開)メグ・ライアンとビリー・クリスタルの出演映画で、“男女の友情は成り立つのか”というお話。10年来の友達の二人が男女の関係になるのですが、あくまで友達のまま。 しかし、男は 結婚したがるように。メグ演じる女性の方も少しづつひかれていって、最終的にどうなるか……。通常の恋愛映画なら最後は男女が「I love you」って言って終わるじゃないですか。なんとこの映画の最後は「I hate you」「あなたのことが大嫌い」と言って終わるんです。そのあたりも注目ポイントですね。もう一つ、他の恋愛映画との違いは女流脚本家が書いている点です。今までの恋愛もののヒット作は男性脚本家だったんです。おそらく世界で初めて女流脚本家が恋愛ものを書いて大成功した例なんですよ。本当の女性の気持ちは、女性にしかわからないということを教えてくれる映画なので、「そうよ、それそれ」と共感できる女性は多いと思います。■「アイ、トーニャ史上最大のスキャンダル」(配給ショウゲート2018年公開)アラフィフ・アラカン世代の方はご存知だと思いますがフィギュアスケートで過去2度冬季オリンピックに出場したトーニャ・ハーディングがライバル選手を襲撃して、負傷させた疑惑が浮上し、当時のワイドショーを騒がせたものを、実際に描いたという話です。それぞれ当事者に、インタビュー形式で質問して「私はやっていません」とか「私はトーニャに言われてやりました」とか答えているんですよ。でも、言ってることが食い違ってくる、果たして真実は……という話なんです。なぜトーニャが、あんなに暴力的なことをやってしまったのか。それは お母さんにルーツがあったということがわかるんです。スケート漬けの毎日で、お母さんはトーニャをめちゃくちゃスパルタ教育でボッコボコにしているんです。トーニャはそういったお母さんを見て育ったので、こういった事件を起こしてしまったのか……という部分もある。だからアラフィフ・アラカンの女性がこの作品を見たときに今まで自分がどういう風に子供を育ててきたかというのを自己確認できる映画です。(取材・文:インタビューマン山下)
2019年04月30日点心レストラン「ティム・ホー・ワン(添好運/Tim Ho Wan)」の国内2号店が、JR新宿駅南口から代々木方面に広がる遊歩道「新宿サザンテラス」に2019年5月24日(金)オープンする。ミシュラン1つ星に輝く香港点心専門店「ティム・ホー・ワン」「ティム・ホー・ワン」は、香港でミシュラン1つ星に輝く香港点心専門店。2018年4月には、日本初上陸店舗が日比谷にオープンし、香港同様のコンセプトでオリジナルレシピによって手造りする点心を、リーズナブルな価格で提供することから、以後連日行列ができるほどの人気を博している。新宿サザンテラス店でも、日比谷店と同様のラインナップを揃える。メニューは、蒸点心、ベイクド、焼点心、揚点心、粥・蒸飯、ライスロール、茹点心、デザートのカテゴリーで構成されている。人気メニュー「ベイクド チャーシューバオ」は必見!なかでも、「ベイクド チャーシューバオ」は必見。表面をオーブンで焼いたメロンパンのようなサクっとした生地で、ジューシーなチャーシュー餡を包んだ「ティム・ホー・ワン」ならではの一品だ。また、もちもち食感の「大根餅」は、そのままで食べるのはもちろん、豆板醤や醤油であわせるのがおすすめ。そのほか、プリプリの海老が入った「海老と黄ニラのチョンファン」や「海老の蒸し餃子」、蓮の葉の香りから楽しめる「蓮の葉ちまき」などの人気メニューも合わせて注文したい。なお、「ティム・ホー・ワン」のメニューは、少人数で楽しむのもいいが、各メニューともボリュームがあるので、大人数でシェアしてあらゆる“逸品”を制覇するのが良さそう。そのほか人気メニューの詳細はこちら>>本場の店舗にはないアルコールメニューも仕事帰りの1杯が楽しめるよう、青島ビールのほか、キリン一番搾りの生ビール、ハイネケン、ハイボールなど、本場「ティム・ホー・ワン」にはないアルコールメニューも展開している。もちろん、ウーロン茶や「コカ・コーラ」などのノンアルコールドリンクも揃えた。グループ利用に便利な個室も完備新宿店では、2階に予約なしで入店可能なカジュアルテーブル、1階に接待や大人数のグループ利用にも応えられるよう個室を設けた。個室は4席と6席の部屋に加えて、8席の円卓部屋を用意している。4席と6席の部屋は、2部屋分のパーテーションを外して1部屋10席にすることもできる。なお、各部屋事前予約での対応となっている。新宿サザンテラス店ではテイクアウトも可能に新宿店では、人気の「ベイクド チャーシューバオ」のテイクアウトも可能。店舗の入り口左側に、テイクアウトカウンターが設けられている。「ベイクド チャーシューバオ」は、手軽に食べられるので、手土産にも最適だ。【店舗詳細】ティム・ホー・ワン(添好運/Tim Ho Wan)オープン日:2019年5月24日(金)住所:東京都渋谷区代々木2丁目2−2営業時間:11:00~23:00(22:00LO)TEL:03-6304-2861席数:合計84席(1F:個室3部屋 18席 ※内訳 4席・6席・8席/2F:66席)■メニュー例・ベイクド チャーシューバオ 580円+税・大根餅 480円+税・海老と黄ニラのチョンファン 680円+税・マーライコウ 480円+税・海老の蒸し餃子(ハーガウ) 580円+税・ポークと海老の焼売 580円+税・スペアリブの豆鼓蒸し 580円+税・海老の湯葉春巻き 680円+税・温レタス 480円+税・蓮の葉ちまき 780円+税・塩豚のお粥 ピータンと塩卵入り 480円+税・キンモクセイとクコの実ゼリー 380円+税※サービス料別。※個室利用の場合、別途部屋代(4席部屋 4,000円+税、6席部屋 6,000円+税、8席部屋 8,000円+税)必要。
2019年04月28日イギリス・ロンドン発のフラワーウォッチブランド「オリビア・バートン(OLIVIA BURTON)」から、新作「プリティ ブロッサム(PRETTY BLOSSOM)」シリーズが登場。2019年4月10日(水)より、全国の直営店および取り扱い店舗、オンラインショップにて発売される。「プリティ ブロッサム」シリーズには、桜と共にウサギや蝶をあしらった全7種のモデルがラインナップ。「プリティ ブロッサム デミ ブロッサム&ゴールド」は、桜と青い蝶をデザインした文字盤に、淡いピンクレザーのベルトと立体的な蝶のチャームの組み合わせた。この他にも、桜を背景にしてウサギや立体的な蝶を配した文字盤に、ビーガンレザーを採用したモデルなどを取り揃えている。全てのウォッチには、落ち着きのあるパステルカラーやロンドングレーのベルト採用。桜が華やかに映え、上品な印象の手元を演出してくれる。また、4月10日(水)から14日(日)までの期間は、渋谷にて期間限定ショップ「スプリング イズ イン ザ エアー(Spring is in the Air)」を開催。1階ではライトアップされた桜を楽しめる。さらに、最新作をはじめとしたウォッチをフルラインナップする2階では、じっくりとショッピングができる。なお、限定ショップで時計を購入するれば、レザーベルトへの刻印サービスや、SNS特典限定オリジナルノベルティのプレゼント企画の参加も可能だ。【詳細】オリビア・バートン「プリティ・ブロッサム」発売日:2019年4月10日(水)取扱店舗:全国のオリビア・バートンショップ及び取り扱い店舗、オンラインストア価格:・プリティ ブロッサム デミ ブロッサム&ゴールド 17,280円(税込)・プリティ ブロッサム - ミディ 3D バタフライ ビーガン ローズサンド&ゴールド 22,680円(税込)・プリティ ブロッサム - デミ ロンドン グレイ&ローズゴールド 15,120円(税込)・プリティ ブロッサム - デミ ビーガン ブラッシュ&ゴールド 15,120円(税込)・プリティ ブロッサム - デミ ビーガン グレイ&ローズゴールド 15,120円(税込)・プリティ ブロッサム - ミディ ブロッサムローズゴールド&シルバー 14,040円(税込)・プリティ ブロッサム - ミディ チョークブルー ローズゴールド&シルバー 14,040円(税込)■限定ショップ「スプリング イズ イン ザ エアー」開催期間:2019年4月10日(水)~4月14日(日)営業時間:11:00~20:00場所:東京都渋谷区宇田川町13-9※混雑時はスタッフが整列等の指示をする場合あり。※期間中、時計を購入するとレザーベルトへの刻印サービスや、SNS特典として限定オリジナルノベルティをプレゼント。【問い合わせ先】株式会社 ビヨンクール プレスルームTEL:03-5772-1303
2019年04月11日現在公開中のティム・バートン監督作『ダンボ』から、話題沸騰中のエンドソング「ベイビー・マイン」を世界各国のアーティストたちが歌い繋ぐ、ミュージック・クリップが到着した。「ベイビー・マイン」は、ウォルト・ディズニーが贈りだした名作『ダンボ』の劇中歌で、第14回アカデミー賞では歌曲賞にノミネート、これまでも多くのアーティストがカバーするなど世界中で歌い継がれてきた名曲。今作の日本版では竹内まりやがエンドソングとして歌唱、字幕版では「アーケイド・ファイア」が担当しており、「竹内まりやさんのベイビー・マインが流れてもう泣きそう」「まりやさんのベイビー・マイン良かったー」「アーケイド・ファイアが歌うダンボのEDソング、素晴らしい」と公開直後から話題に。そんな話題沸騰中の「ベイビー・マイン」だが、今回は各国の言語とアレンジで歌い繋がれるミュージック・クリップが到着。ミス・アトランティス役のシャロン・ルーニーからスタートする本映像では、スペイン版アカデミー賞とも称されるゴヤ賞で歌曲賞にノミネートされたこともあるナイワ・ニムリ<スペイン>、サンレモ音楽祭の大賞にも輝いたエリサ<イタリア>、ミュージカル俳優としても活躍するZheng Yun long<中国>、日本版エンドソングでは自らが歌詞の翻訳監修も手掛けた竹内さん<日本>、そしてグラミー賞の最高賞とされる年間最優秀アルバム賞を受賞した「アーケイド・ファイア」<アメリカ・カナダ>がトリを飾る。今作は“家族の物語”と明かすバートン監督だが、「アーケイド・ファイア」の創設メンバーのひとり、ウィン・バトラーは「アーケイド・ファイアのメンバーとしての“家族”の他にも、僕の母がハープ、弟がテレミン、妻(アーケイド・ファイアのレジーヌ・シャサーニュ)が歌とドラムス、僕の息子までトライアングルで参加しているよ」と、劇中で描かれるホルトの家族とサーカス団が力を合わせてダンボを手助けしたように、家族と「アーケイド・ファイア」が、力を合わせて制作した楽曲となっていると明かし、「僕は一生、この曲を聴く度に“ものすごく大切な人”を思い浮かべることになると思う」とコメントしている。『ダンボ』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:ダンボ(2019) 2019年3月29日より全国にて公開©2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved
2019年04月05日映画評論ユニット「お杉とB子」が今回おすすめするのは『ダンボ』。ティム・バートンがあの名作を実写化!お杉:ティム・バートンがディズニーの名作アニメを実写化よ。ティムくんがダンボのビジュアルをどうするか、ドキドキだったよね。B子:フランケンウィニーみたいにツギハギになってたりとか?(笑)お杉:その点は大丈夫だった。ただ、象仲間が驚くほどの巨大耳の違和感は伝わってくる。実写のパワーね。B子:あら、私にはただただカワイイだけだったわ。青い瞳がぱっちり。ママと鼻をこすり合わせて愛を伝えるシーンにぐっときちゃう。お杉:お笑い担当にされて、ピエロメイクをほどこされた姿もたまりません!あの悲しげな表情は、まさにティム・バートン印。母性本能をくすぐられまくり。あのピエロメイクのフィギュアが欲しいよ!B子:ヲタ心もくすぐられてるじゃん。でも、今回は人間たちのドラマも盛りだくさんだよ。第一次大戦で片腕を失ってダンボの世話係になる元曲芸乗りのホルトと子供たちの絆や、ダンボを利用する「ドリームランド」の悪徳興行師も絡んでくる。お杉:空飛ぶダンボがサーカスの人気者になってハッピーエンドだったアニメとは大違い。時代の変化をいろんなところで感じるね。B子:でも、変わらないのは親子の愛と他者への優しさの大切さ。そして、自分の個性を受け入れること。お杉:ティム自身の個性もばっちり。セットや美術はもちろん、ヒロイン役のエヴァ・グリーンはスレンダーなのに巨乳で妖艶なあたりがまさにティム好み。ホルトの娘ミリー役のニコ・パーカーも、第二のクリスティーナ・リッチになりそう。B子:観ているこちらが心配になるくらい、巨大テーマパークをディスってるあたりもね(笑)。お杉:それを許すディズニーの懐の深さを感じるわ~。本当の夢の国は、素敵ってことよね。『ダンボ』監督/ティム・バートン出演/コリン・ファレル、マイケル・キートン、ダニー・デヴィート、エヴァ・グリーン、アラン・アーキン、ニコ・パーカーほか全国公開中。©2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.お杉とB子エリート高校の凄腕教師が、教育困難中学へ派遣される『12か月の未来図』(4月6日公開)。主人公の成長に感動よ。(お杉)久々にシンガポールにGO!伝統的なニョニャ料理を堪能したのはいいけど、ウエストラインが…。夏までに絞れないわ。(B子)※『anan』2019年4月10日号より。イラスト・いいあい(by anan編集部)
2019年04月04日俳優の西島秀俊が3日、都内で行われた映画『ダンボ』の公開御礼舞台あいさつに、遠藤璃菜、岡部息吹とともに登場した。鬼才ティム・バートン監督が、世代を超えて愛され続けているディズニーの名作を実写化して大きな話題を集めている本作。西島は本作でダンボの運命を握るキーマン・ホルトの日本語版声優を担当した。3月14日にティム・バートン監督やコリン・ファレルらとともに出演したジャパン・プレミアの話題となり、西島は「おふたりとも日本が大好きということでものすごくテンションが高かったです。ティム・バートン監督は吹き替えの映画を見て育ったらしく、吹き替えが大好きと仰っていました。本当にオープンなおふたりで、幸せな思い出です」とエピソードを披露。本作は耳が大きいという個性を持つ幼い像・ダンボの成長を描いた物語にちなみ、「個性を生かしていくことで大切にしていることは?」という質問には「質問とは違うかもしれませんが」と断りを入れながらも「僕はかなり不器用な人間なんです。なかなか俳優として芽が出ない時期が長く、時間が掛かりました。時間を掛けて自分を信じ、遠回りしても一歩一歩進んでいくことが個性を大切にする秘けつなのかなと思っています」と自身のエピソードを交えながら個性を大事にする大切さを訴えた。舞台あいさつの途中からは、ミリー役の遠藤璃菜とジョー役の岡部息吹も登壇。4月から遠藤が中学生、岡部が小学校5年生に進級し、ふたりは「陶芸をやりたい」(遠藤)、「ダンボみたいに勇気を出してやりたいことを自分から進んでやれたらと思います」(岡部)と新年度の抱負を。そんな彼らに西島は「素晴らしいですよね。裏でもお話したんですけど、すごくしっかりしていて羨ましいですね。可能性が無限にあることが伝わってきました」と絶賛した。また、西島は遠藤らと同じくこの春から新生活がスタートする人々に「僕は自分がやりたいことを言うのが恥ずかしくてずっと言えない子どもでした。大きくなっても言えませんでしたが、映画の仕事に関わりたいと思ってからは口で言うようになり、運命が転がり始めました。やりたいことが言えないこともあると思いますが、可能性を信じて実際に声に出して言うことが大きな何かにつながると思います。自分の可能性を信じ、新しいことにチャレンジして欲しいですね」とエールを送った。ディズニーの名作『ダンボ』を、鬼才ティム・バートン監督が実写映画化した本作。"大きすぎる耳"というコンプレックスを翼に変えて空を飛ぶ子象ダンボが、サーカス団の仲間と共に金儲けを企む興行師によって引き離された母象の救出に挑む。
2019年04月04日ディズニー・アニメーションの名作をベースに、ティム・バートン監督がオリジナル脚本で実写映画化した『ダンボ』の公開御礼舞台挨拶が4月3日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、吹替え版でダンボの命運を握るサーカス団員のホルトを演じ、ハリウッド作品の声優に初挑戦した西島秀俊、ホルトの子どもを演じた子役の遠藤璃菜(娘ミリー役)、岡部息吹(息子ジョー役)が出席した。大きな耳を使って、空を飛ぶことができる小さなゾウのダンボが、離ればなれになった母親を助けようと、元看板スターのホルト(西島/コリン・ファレル)をはじめ、サーカス団の家族の力を借りて、大空に舞い上がる。3月29日に全国約370スクリーンで封切られ、公開3日間で観客動員19万8573人、興行収入は2億5143万円の好スタートを切っている。先月、都内で開催された本作のジャパンプレミアで、バートン監督&ファレルと初対面した西島は「お二人とも日本が大好きで、終始テンションが高かった。とても気さくで、幸せな思い出ですね」と回想。「個性を見つめる、優しいまなざしを感じた」と作品に通じるバートン監督の人柄を明かした。また、「自分は不器用な人間で、俳優として芽が出ない時期もあった」と語り、「人よりも遠回りし、時間もかかったが、マイナスではなかった。それが一歩を踏み出せた秘けつなのかなと…」と自身の苦節時代を、コンプレックスを個性に変えて、大空を舞うダンボに重ね合わせていた。「陶芸を体験したので、今度は大きな器を作ってみたい」(遠藤)、「小学5年生になって、委員会が始まるので、ダンボのように、いろんなことに進んでチャレンジしたい」(岡部)と“子どもたち”が春の抱負を語ると、西島は「二人とも大丈夫。自分のやりたいことをしっかり持っているし、可能性は無限にある!自分を信じて、新しいことにチャレンジしてほしい」と目を細めていた。『ダンボ』公開中取材・文・写真=内田 涼
2019年04月03日俳優の西島秀俊が4月3日(水)、都内で行われたディズニー映画『ダンボ』の公開御礼舞台挨拶に登壇。西島さんは日本版ボイスキャストとして、ダンボの運命を握るサーカス団員のホルトを演じ、ハリウッド声優に初挑戦している。■「ピンチのときこそ、家族に勇気づけられる」と西島さんファンタジックな世界観に加えて、ダンボと母親、ダンボを助けようとする人間の父子やサーカス団員たちの“家族愛”が感動に描かれる本作。西島さんは「楽しい時間はもちろんですが、ピンチのときこそ、家族に勇気づけられますね。僕自身も助けられることはたくさんありますし、そんなときはきずなを強く感じます」と家族への思いを、『ダンボ』に結びつけ、深い共感を示していた。また、「自分は不器用な人間で、俳優として芽が出ない時期もあった」と語り、「人よりも遠回りし、時間がかかったが、それはマイナスではなかったし、一歩を踏み出す秘けつだったのかも」とコンプレックスを個性に変えたダンボに、自分自身を重ねる瞬間もあった。■“子どもたち”の輝く未来にエール「可能性は無限にある」舞台挨拶には、ホルトの子どもを演じた子役の遠藤璃菜(娘ミリー役)、岡部息吹(息子ジョー役)が駆けつけ、ダンボをモチーフにしたブーケをお披露目。この春、進級する二人が「陶芸に挑戦して、大きな器を作りたい」(遠藤さん)、「小学5年生になるので、委員会を頑張りたい」(岡部くん)と抱負を語ると、西島さんは「可能性は無限にある」と“子どもたち”の輝く未来にエールをおくった。さらに「ダンボのように、自分の夢や可能性を信じて、新しいことにチャレンジしてほしい。2人ともやりたいことをしっかり持っているから、大丈夫だよ」と背中を押していた。■日本でも旋風、週末動員&興行収入で洋画No.1!『チャーリーとチョコレート工場』『アリス・イン・ワンダーランド』の鬼才ティム・バートン監督が、ディズニーアニメの名作を実写映画化した本作。大きな耳を使って空を飛ぶことができる子象のダンボが、元曲芸乗りのホルトをはじめ、サーカス団の仲間たちの力を借りて、引き離されてしまった母象の救出に挑む姿がファンタジックに描かれる。3月29日に日米同時公開を迎え、アメリカの映画ランキングでは貫録の首位デビュー。日本では封切り3日間で観客動員19万8573人、興行収入は2億5143万円を記録する好スタートを切り、大きな耳で旋風を巻き起こしている。『ダンボ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ダンボ(2019) 2019年3月29日より全国にて公開©2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved
2019年04月03日ディズニー・アニメーションのクラシカルな傑作を、『チャーリーとチョコレート工場』『アリス・イン・ワンダーランド』の鬼才、ティム・バートン監督が実写映画化した『ダンボ』(公開中)に注目が集まっている。先日、バートン監督とともに来日した演技派コリン・ファレルにインタビュー。サーカス団の元スターで戦争帰還兵のホルトを静かな演技で好演したファレルに、『ダンボ』の魅力、そして、バートンとのタッグについて話を聞いた。――観る前はティム・バートン色は薄そうと思っていましたが、フタを開けてみるとハミ出しものを受け入れリスペクトする、バートン色全開の映画でしたね。まったくの同意見だよ。子どものころから『ピーウィーの大冒険』『ビートルジュース』から『シザーハンズ』まで、抽象的な人物像にアウトサイダー的な人間性を感じられるからすごく好きだったし、彼の作品のテーマだと思う。アウトサイダー的というものは、自分がどこにも属していないと感じていたり、その世界であなたは外の人だからと感じているキャラクターたちで、まさにダンボこそが体現している。肉体的にユニークなところがあって、僕が演じるホルトも2人の子どもたちも、ダニー・デビートが演じている団長でさえ、ある意味アウトサイダーなんだよね。ティム・バートンの素晴らしいところは、素晴らしいイマジネーションで緻密な世界を作り上げることができるけれども、ちゃんとハートを持ったキャラクターを掘り下げることができることだよ。――その天才ティムバートンとの仕事の中で、ハッとするような瞬間はありましたか?毎日彼と仕事できることは喜びで、すべての映画作りのプロセスに関わっている感じがした。すごく遊び心があって、エネルギーに満ちていて、本当にものを作っている感じがして、そこに自分もいられる感じがあった。もちろん、見た目は彼のイマジネーションから来ているけれども、モニターの前で彼自身も資料を観ながら演じてしまう。そういうことも含めて、かわいらしくもあり、しっかりと向き合っている様子を毎日観ること、そして一緒に仕事ができることは美しい体験だったよ。――ホルトは複雑なキャラクターですが、共感も呼びそうですよね。演じることで自分を見つめ直すことはありましたか?どういう役柄を演じていても、自分の視点で客観的なところから入っていくので、自分を見つめる瞬間はその過程で発生する。自分の体験は、どの役柄の時も少し想いを馳せているもので、今回はシングルファーザーであることにとても共感したし、彼は戦争で2年も子どもたちの元を離れていて、僕も仕事で離れていることが多いので、そういう心情面でもわかる気がした。もちろん、戦争とは比べものにならないけれどね。やわらかいタッチで心動かされるキャラクターだと今回すごく思っていて、ティム・バートンのキャラクターはいつも全部そうだよね。感情を爆発させるキャラクターはあまりいなくて、だからこそより多くの観客に届くのではないかなと思っている。――日本でもディズニー作品は大人気ですが、オリジナルの『ダンボ』も含めて、ディズニー作品に思い入れはありますか?子どもの頃に『ダンボ』は観ていなくてね。今回の映画はイギリスで撮影したけれど、3カ月前に撮影に行く飛行機の中で初めて観た。『ジャングルブック』や『わんわん物語』、『101匹わんちゃん』などは子どもの頃に観ていたけれど、テーマとして共通しているアウトサイダー的な普遍的な要素が響いたと思うし、きっと誰もが自分の人生のステージで自分が属する場所がないのではと感じているものだと思う。外側から見た場合、本当に社会にハマッていて、自分の立ち位置を持っていると思っていても、実は中身はそうでなかったりもする。それは普遍的な感じがするよね。――社会にコミットしていなかったような瞬間は、経験がありますか?もちろんさ。いまだってそうだよ(笑)。ただ、社会にどういうことを言われようが、自分がどう思うかの感情のほうが大きいものでね。上手く属している、属していないと言われたところで、自分がどう思っているかが大切なわけで、人間だからこそつねに葛藤する問いなのではないかと思う。もちろん生きるという命は贈りものではあるけども、同時に痛みを伴うもので、そういうバランスと葛藤し続けるものではないかな。――そういう役柄を演じていたいものでしょうか?どうだろうね(笑)。でも、いつも僕は、葛藤し続けているキャラクターを演じ続けているよね。喪失や痛みであったり、別離を経験しているとか、親として子育てを悩んでいるとか、いろいろな状況下で悩んでいる。そういうキャラクターを演じているから、それが人生であり、ホルトもまたそうだ。とても複雑で戦争に2年間行って、奥さんがなくなり、その悲しみとも葛藤しながら、同時にふたりの子どもを育てられるのかという不安とも格闘しているわけだからね。――また、マイケル・キートンですが、立ち位置的にはヴィランズに相当するのかも知れないですが、ステレオタイプな存在とは違い、彼は外圧でしかなく、ダンボの問題はダンボ自身なんですよね。ダンボ次第で羽ばたけもするし、そうならないかもしれないという。そのとおりで、ダンボ自身はこの物語で終始変わっていない、ピュアでイノセンスな存在として、中心にずっとあり続けるものだ。変わるのはダンボへの見方という、まわりの視点なんです。社会が奇妙だの、変わっているだの、人と違うだの、ちょっと下に観ているけれども、周りにいる人間たちがそれを受け入れ、成長していく物語だと僕は思う。――今回のホルトのような魅力的なキャラクターを演じることが多いですが、今後演じてみたいディズニー作品のキャラクターはありますか?特にないよ(笑)。これだけ演じれば十分だというくらい、『ウォルト・ディズニーの約外』と『ダンボ』でディズニーのキャラクターを演じさせてもらっているからね。特に前者は脚本を最初に読んだ時に、本当に心がハッとするくらい打たれたものがあった。十分すぎるくらいだよ。■プロフィールコリン・ファレル1976年5月31日生まれ。アイルランド出身。ジョエル・シュマッカー監督の『タイガーランド』(00)の演技で高く評価され、トム・クルーズと共演した『マイノリティ・リポート』(02)や、『フォーン・ブース』(02)、『リクルート』(03)、そして『マイアミ・バイス』(06)などが商業的に大成功を収め、大スターとしての地位を確固たるものにした。以後も『Dr.パルナサスの鏡』(09)、『トータル・リコール』(12)、『ウォルト・ディズニーの約束』(13)、『ロブスター』(15)など立て続けに話題作に出演している。近年では超人気シリーズ、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(16)が、新たな代表作になった。(C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved
2019年04月03日ティム・バートン監督が新たな物語として実写映画化した映画『ダンボ』が、3月29日に日米同時公開を迎え、日本では3日間では観客動員19万8573人、興行収入は2億5143万円を突破と好スタートを切った。「(『ダンボ』が)お気に入りのディズニー・アニメーション」と語るバートン監督が手掛けた本作は、アメリカでは初登場No.1を記録、全世界興収では1億1600万ドル(日本円=128億7600万円/1ドル=111円換算 4.1時点Box office MOJO調べ)を超える好成績でのスタートとなった。また日本でも週末動員&興行収入で洋画No.1を奪取、土日2日間では観客動員14万3999人、興行収入1億8552万円を記録、3日間では興行収入2億を超える大ヒットスタート!客層は学生や、20代女性やカップル、シニアと幅広い世代が劇場へ足を運んでいる本作。また、家族の絆を描いていることもあり、ファミリーの来場も目立つ。そして鑑賞した人たちからは、「ティム・バートンの個性がバリバリに詰め込まれてて最高だった!」「アニメーションとは違う展開で面白かった!ハラハラしたシーンも結構あったのが新鮮!」「コンプレックスに思っていたものは、自分だけの魅力なんだと教えてもらえた」「ティム・バートンマジック最高!」などとバートン監督の作り上げる世界観を称賛する声が続々。さらに「エヴァ・グリーンの美しさが1番印象的」「エヴァ様、美しいしコリンカッコいいし、団長可愛いしはぁ、もう一度見たいってなりました」「エヴァや子どもたちが可愛かったり、コリンが可愛かったりで大変でした」「エヴァ グリーンに惚れた」「不器用なお父さんしてるコリン・ファレルがよき」とキャスト陣を絶賛するコメントも寄せられている。『ダンボ』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:ダンボ(2019) 2019年3月29日より全国にて公開©2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved
2019年04月02日こんにちは。アートディレクターの諸戸佑美です。春夏のファッションが気になる今日この頃。【シネマの時間】第61回は、デヴィット・ボウイやレディー・ガガといったアーティストをはじめ、キャサリン妃にも愛されたファッションデザイナー アレキサンダー・マックイーン の生涯に迫ったドキュメンタリー映画『マックイーン:モードの反逆児』をご紹介します。前衛的なデザインと独自の美学、そして確かな技術に裏打ちされた創造力から生み出される数々のコレクションで、世界を魅了したアレキサンダー・マックイーン!ロンドンの労働者階級出身のマックイーンは、日々の食費にも困っていたような23歳のとき、失業保険を資金にファッションデザイナーとしてデビューしました。その後、次々と開いたセンセーショナルなショーは、大絶賛とバッシングで賛否両論でしたが、彼の名はたちまち世に広まります。そして1996年、弱冠27歳という若さで、名門メゾン「ジバンシィ(GIVENCHY)」のデザイナーに抜擢。一方、自身のブランドのショーはますます過激になり、「モードの反逆児」とも呼ばれますが、デヴィッド・ボウイやレディー・ガガの衣装デザイン、ビョークのミュージックビデオの監督、プーマやティム・バートンとのコラボレーションなど次々に素晴らしい仕事を手がけ、活躍しました。ブリティッシュ・デザイナー・オブ・ザ・イヤーを4度にわたり受賞。さらに34歳で大英帝国勲章を授与します。しかし、天才デザイナーとして輝かしい栄光を手に入れながらも、成功の陰で悩み苦しんでいた彼は、富と名声の絶頂期にいた2010年、40歳という若さで自ら命を絶ってしまいます。マックイーンは、なぜこれからという時に命を絶ってしまったのか?ロンドンの労働者階級の街イーストエンドに生まれ育ち、学歴もなく日々の食費にも困っていた青年が、いかにして無一文からトップデザイナーへと駆け上がったのか?本作は、恋するように服を作り、今なお愛されるアレキサンダー・マックイーンのドラマティックな人生を、友人や家族たちとの独占インタビュー、貴重なファッションアーカイブ、伝説となったショーの裏側、生前のプライベート映像とともに描きファッションフリークならずとも見逃せません。監督には、『エッジ・オブ・スピード』などエンターテインメント作品の製作・監督で定評のあるイアン・ボノートと、『オネーギンの恋文』の脚本や『キンキーブーツ』の製作を務めたピーター・エテッドギーがタッグを組み、英国アカデミー賞英国作品賞とドキュメンタリー賞のダブルノミネートを果たした話題作!ぜひ、映画館でお楽しみください。■アレキサンダー・マックイーン経歴アレクサンダー・マックイーン(Alexander McQUEEN)イギリスのファッションデザイナー(1969年3月17日 ー 2010年2月11日)舞台や映画を喚起させるドラマティックなコレクションでは、独特の世界観を特徴とするが、一流デザイナーの中でも基本的なテーリングの技術が非常に高いことで知られている。16歳から英国王室ご用達のテーラーで高級紳士服の作り方を一から学び、さらに舞台衣装を手がける会社でも経験を積むことで、服作りの基本をしっかりと習得。エッジの効いたセンスとエレガントなラインが絶妙に融合し、オンリーワンを求めるアーティストやミュージシャンから愛されていた。ブリティッシュ・デザイナー・オブ・ザ・イヤーを4度にわたり受賞。大英帝国勲章受賞他。【年表】1969年3月17 日、ロンドンで6人兄弟の末っ子として生まれる。1985年16歳で学校を卒業し、ロンドン、サヴィル・ロウの老舗テーラー、アンダーソン&シェパードとギーブス&ホークスで3年間修行を積む。その後、演劇のコスチュームを製作するエンジェルス&バーマンズに勤め、16世紀のカッティングワークを身につける。1989年日本人デザイナー、コウジタツノで働き始め、本格的にデザイナービジネスの世界へ。1990年単身、ミラノへ渡り、ロメオ・ジリのアシスタントになる。その後、イギリスに帰国し、ロンドンを代表する美術大学、セント・マーチンズ美術大学のMA コース(修士課程)に入学〜1992年に修了。1992年に自身の名を冠したブランド「アレキサンダー・マックイーン」を立ち上げ、1993年9月にロンドン・コレクションでデビュー。1994年春夏のシーズンのコレクションを発表する。その後、2001年に発表の場をパリに移すまで、ロンドンコレクションに参加を続ける。1996年はじめてブリティッシュ・デザイナー・オブ・ザイヤーを受賞(1997年、2001年、2003年にも同賞に輝く)。ジバンシィのクリエイティブ・ディレクターに就任。トム・フォードに誘われ、2000年にグッチ・グループの傘下に入り、LVMH グループ傘下のジバンシィを離れる。自らのブランド「アレキサンダー・マックイーン」の新作発表の場をロンドンから、パリに移す。2003年アメリカファッションデザイナーズ協会(CFDA)のインターナショナル デザイナー・オブ・ザ・イヤー受賞。さらに、英国女王から大英帝国勲章(CBE)を授与される。2010年2月11 日、40歳で逝去。彼の亡き後ブランドとしての「アレキサンダー・マックイーン」は、2010年5月より、当時同ブランドのウイメンズ部門のヘッドデザイナーだったサラ・バートンがメンズ・ウイメンズ両方のクリエイティブ・ディレクターに就任して継続している。■映画『マックイーン:モードの反逆児』あらすじーロンドンの労働者階級の青年は、いかにして無一文からトップデザイナーへと駆け上がったのか?母親のジョイスが、リー・アレキサンダー・マックイーンの原点を明かします。学校へも行かず仕事もなかった16歳のとき、仕立て職人が人手不足だと聞いて、英国王室ご用達の老舗テーラーで働き始め、服作りの才能に目覚めました。やがてマックイーンは単身イタリアに乗り込み、ロメオ・ジリのアシスタントを務めるのですが、ジリが生意気だったマックイーンのエピソードを披露します。ロンドン帰国後、名門セント・マーチンズ美術大学に入学、卒業コレクションで「ヴォーグ」の編集者で20世紀ファッション史の重要人物だったイザベラ・ブロウの目にとまり「モダンでクラシカル、美とバイオレンス。今まで見た中で一番美しい」と言わしめました。夫のデトマーいわく「彼をトップにすると決意」したのです。マックイーンがどうやってデビューしたかを明かすのは、エージェントのアリス・スミスです。当時のスタッフは、ノーギャラで働いていましたが、ヘアメイクのミラ・チャイ・ハイドは「彼の魅力ゆえよ」と微笑みます。さらに、まだ太っていた若い頃のマックイーンの映像が流れ、「生地もすべて失業手当で買った」と無邪気に笑います。マックイーンのデビュー・ショーの映像では、「退席する人もいた」とアリスが打ち明けますが、もっと騒ぎになったショーが「ハイランド・レイプ」です。バッシングもされましたが、翌日の各紙がトップで扱い、マックイーンは時の人となります。普段は朗らかな彼のどこにそんな闇があったのか?甥のゲーリーが、一族のある秘密を打ち明けます。ジバンシィのクリエイティブ・ディレクターに抜擢されたマックイーンは、礼儀正しいパリの工房に、ロンドンの反骨精神を持ち込みました。デザイナー助手のセバスチャン・ポンスが、エキサイティングだった日々を振り帰ります。初めてのショーは酷評され、当時の恋人だったマレー・アーサーは、その夜の荒れたマックイーンについて苦々しく語ります。また、アーサーとデトマーの口から、マックイーンの裏切りが明かされます。「イザベラに見出された」と言われることに嫌気がさした彼が、彼女をジバンシィとの契約から外したのです。自分のブランドとジバンシィを行き来したこの頃が、マックイーンにとって最悪な時期でした。年10回以上のコレクションのプレッシャーに潰されかけ、ドラッグに手を出してしまったのです。クリエイションは壮絶なまでに磨き上げられましたが、人間関係は破綻します。そんな中で生まれたショーが、ウィトキンのグロテスクな写真の再現でフィナーレを飾る「ヴォス」でした。さらに高い名声を獲得したマックイーンは、ディレクターのトム・フォードから誘われてグッチと契約、ジバンシィを去ります。ロンドンに戻り、家族との絆を確かめたマックイーンは、「うまくいかず不安な時期があった。でも抜け出せた。これが僕の人生だ。天職なんだ」と呟きます。しかし、マックイーンには、さらなる過酷な宿命が待ち受けていたのでした…!■映画『マックイーン:モードの反逆児』作品紹介映画『マックイーン モードの反逆児』2019年4月5日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー公式サイト:原題:McQueen監督・脚本:ピーター・エテッドギー監督・製作:イアン・ボノート製作:ニック・タウシグ、ポール・ヴァン・カーター、アンディ・ライダー音楽:マイケル・ナイマン編集:シンツィア・バルデッサリアーカイブ・プロデューサー:アントニー・グリーン撮影監督:ウィル・ビュー製作:サロン / ミスフィッツ共同製作:クリエイティビティ・キャピタル / エンバンクメント・フィルズ製作年:2018年製作国:イギリス⽇本語字幕:稲⽥嵯裕⾥上映時間:111分映倫区分:G配給:キノフィルムズ/⽊下グループ© 2018 A SALON GALAHAD PRODUCTION. ALL RIGHTS RESERVED.■映画『マックイーン:モードの反逆児』キャストリー・アレキサンダー・マックイーン(ブランド創業ファッションデザイナー)イザベラ・ブロウ(エディター、支援者)トム・フォード(グッチ・グループディレクター)ジョイス(マックイーンの母)ジャネット(マックイーンの姉)ゲーリー(マックイーンの甥、テキスタイル・デザイナー)ボビー・ヒルソン(セント・マーチンズ美術大学MAコース創始者)フィリップ・トレーシー(帽子デザイナー)ショーン・リーン(ジュエリーデザイナー)サラ・バートン(現クリエイティブ・ディレクター)【シネマの時間】アートディレクション・編集・絵・文=諸戸佑美©︎YUMIMOROTO
2019年03月31日