『女王陛下のお気に入り』『沈黙 ーサイレンスー』などアカデミー賞の候補作を続々と送り出す気鋭の映画スタジオ「ウェイポイント・エンターテインメント」が放つテレンス・マリック監督作『ソング・トゥ・ソング』。この度、マイケル・ファスベンダー、ライアン・ゴズリングが監督の魅力について語った。本作で初めてテレンス・マリック監督作品に出演したゴズリングとファスベンダーが、その独特な撮影方法で知られる監督について語り、互いに監督の“魔術師ぶり”に絶賛を贈る。ファスベンダーは「今まで経験したことのない感じでした。とても激しく、何かに挑戦する感じで、やりがいのある、面白く、恐ろしい経験でもありました。彼は常に執筆していて、特に決まった台本があるわけではないので、台詞を短時間に覚えるのは大変でした」と打ち明ける。「監督は書いたセリフを読ませてくれますが、ほとんど即興でやらなくてはいけません。作品は、監督が実権を握っている即興で成り立っています。監督は唯一無二の存在で、この国の偉大な詩人のひとり。自分にとってはマリック作品に出演するのは夢であり、学校に戻っていろいろと学び直しているような感じでした」と、そのオリジナルな撮影方法に苦心しながらも初心を思い出すような感覚に刺激を受けたよう。一方、ゴズリングも「まったくそのとおりです。皆、マリック作品に出演したい、一緒に仕事がしてみたいと思っていて。テレンス・マリックは、作品を数秒観ただけで彼の作品だと分かる数少ない監督です」と言う。「これは非常に稀有なことで、その監督作に出演するのも同じように貴重で刺激的です。ふつうの映画作りとまったく異なるやり方、アプローチで映画を作るし、常に何かを探しているというか求めていて、毎日自分がそれのお手伝いができるのが嬉しい。全く新しい未知の経験でした」と撮影をふり返る。「例えば、突然パティ・スミスが現われて数日一緒に過ごしたり、撮影したり。ユニークな経験の連続で、今まで培ってきたものや知ったり学んだりしてきたことをすべて置き去りにして、ただただ飛び込んでいく。本当に素晴らしい経験でした」と、作品に参加できた喜びを明かしている。『ソング・トゥ・ソング』は12月25日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ソング・トゥ・ソング 2020年12月25日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2017 Buckeye Pictures, LLC
2020年11月30日ルーニー・マーラ、ライアン・ゴズリング、マイケル・ファスベンダー、ナタリー・ポートマン、ケイト・ブランシェットらが豪華共演するテレンス・マリック監督の最新作『ソング・トゥ・ソング』から、初映像となる特報と場面写真が一挙に解禁された。数々の映画賞を受賞し、世界を魅了し続けるマリック監督とアカデミー賞3年連続受賞の撮影監督エマニュエル・ルベツキとのコラボレーションで、魔術的ともいえる映像美で描く愛と裏切りのラブストーリー。特報映像では、何者かになりたいフリーターのフェイ役のルーニー、売れないソングライターのBV役のライアン、成功した大物プロデューサーのクック役のマイケル、夢を諦めたウェイトレスのロンダ役のナタリーの4人の人生がそれぞれ交錯する様子が描かれている。「幸せはどこに?」と自分に問いかけ、絶望と孤独にもがきながらも人生で一番欲しかったものを見出していく様子が美しい映像によって紡がれていく。同時に解禁された場面写真では、電飾に絡まりながらフェイとBVが見つめ合う姿や、クックとロンダがダイナーでダンスする姿などカップルショット。そのほか、フェイがギターを演奏する姿や音楽フェスでの一場面なども切り取られている。『ソング・トゥ・ソング』は12月25日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ソング・トゥ・ソング 2020年12月25日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2017 Buckeye Pictures, LLC
2020年10月28日第72回カンヌ国際映画祭において「人間の内面を豊かに描いた作品」に贈られるエキュメニカル審査員賞を受賞した巨匠テレンス・マリック監督最新作『A Hidden Life』が、邦題『名もなき生涯』として2020年2月21日(金)に公開決定、予告編が解禁となった。カンヌ国際映画祭パルム・ドールや監督賞、ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞するなど、唯一無二の映像体験によって観る者を別次元へと誘う映画監督テレンス・マリックが、46年のキャリアの中で初めて実在の人物を描いた本作。76歳を迎えた巨匠が作家生命をかけ、第2次世界大戦下、ヒトラーへの忠誠を拒絶し自らの信念に殉じた一人の農夫フランツの生涯を、力強く崇高に描き切る。この度解禁となった予告編に映し出されるのは、神の存在を身近に感じさせるような、山と谷に囲まれた村の美しい光と風景。そして、決してナチスドイツには屈せず、あまりに不条理な現実を前にしても、妻や娘への愛と自身の信念を貫き通そうとしたフランツの姿。いま伝えなければと巨匠を駆り立てた、人間の真実と尊厳に迫る彼の姿が魂を揺さぶる映像となっている。『名もなき生涯』は2020年2月21日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年11月01日映画『名もなき生涯』が、2020年2月21日(金)に公開。監督は、『ツリー・オブ・ライフ』『シン・レッド・ ライン』を手掛けたテレンス・マリック。第二次世界大戦下、愛と信念に生きた1人の男の物語物語の舞台は、第二次世界大戦下、ドイツの侵攻とともにナチスの支配下に入ったオーストリア。度重なるナチスドイツの従軍指令とその軍門に降った教会の指示に従わず、ひたすらに自分の信念と妻や娘への愛に生きた一人の誠実な農夫 フランツ・ヤゲルシタッターの生涯が描かれる。主演に、ドイツの俳優アウグスト・ディール主演を務めるのは、『イングロリアス・バスターズ』『マリアンヌ』に出演したドイツの名優アウグスト・ディール。また、『ベルリン・天使の詩』『ヒトラー ~最期の 12 日間~』で知られ、今年2月に逝去したブルーノ・ガンツも出演。遺作となった本作の重厚な物語をしっかりと支える重要な役割を担っている。カンヌ&トロント国際映画祭出品なお『名もなき生涯』は、第72回カンヌ国際映画祭において、「人間の内面を豊かに描いた作品」に贈られるエキュメニカル審査員賞を受賞している。【詳細】映画『名もなき生涯』公開日:2020年2月21日(金)キャスト:アウグスト・ディール、ヴァレリー・パフナー、ブルーノ・ガンツ ほか原題:A Hidden Life配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
2019年09月09日ナチスの脅威に屈さず己の信念を貫き通し、揺るぎない家族への愛を胸に生きた男の実話を描いた巨匠テレンス・マリック監督最新作『A Hidden Life』(原題)が日本公開されることが決定した。本作の舞台は第二次世界大戦下、ドイツの侵攻とともにナチスの支配下に入ったオーストリア。度重なるナチスドイツの従軍指令とその軍門に降った教会の指示に従わず、ひたすらに自分の信念と妻や娘への愛に生き36歳で殉教した1人の誠実な農夫、フランツ・ヤゲルシタッターの“知られざる生涯”を描く。監督・脚本は、名誉ある賞に輝いた『天国の日々』『シン・レッド・ライン』『ツリー・オブ・ライフ』などを代表作に持ち、他の追随を許さぬ独自の美学に貫かれた傑作を生み出し続ける伝説的映画監督テレンス・マリック。圧倒的な映像美と涙を誘うストーリーテリングで、彼の輝かしいキャリアの中でもさらなる頂点を極めたとの呼び声も高い。主演は、『イングロリアス・バスターズ』『マリアンヌ』などの出演で国際的にも知られ、第92回アカデミー賞主演男優賞部門でも有力候補として俄然注目される、ドイツを代表する名優アウグスト・ディール。また、『ベルリン・天使の詩』『ヒトラー~最期の12日間~』などで知られ、惜しくも2月に亡くなり本作が遺作となった名優ブルーノ・ガンツが、この重厚な物語をしっかりと支えている。今年開催の第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品、公式上映後には、万感のスタンディングオベーション&拍手喝采が巻き起こった本作。映画評論家からも「パルムドール受賞の『ツリー・オブ・ライフ』以来の最高傑作」「まさに天才の仕事」「途方もなく美しく、胸が張り裂ける作品」といった最高評価が相次いだという。また第44回トロント国際映画祭への出品も決定している。早くも本年度の賞レースにおける重要作品として世界中から注目を集めている本作に期待したい。『A Hidden Life』(原題)は2020年2月、全国にて公開予定。(text:cinemacafe.net)
2019年09月06日新国立劇場が、日本の演劇界に大きな影響を与えた海外戯曲を新訳で上演するシリーズ企画「JAPAN MEETS…-現代劇の系譜をひもとく-」第12弾として、ジョン・オズボーンの1956年の名作『怒りをこめてふり返れ』が7月に上演される。これに先立ち4月2日、スペシャルトークベントが開催され、新訳を担当した水谷八也、演出の千葉哲也、主演の中村倫也が出席した。新国立劇場演劇『怒りをこめてふり返れ』チケット情報下層階級出身の主人公・ジミーが、政治や宗教などあらゆる旧世代の価値観、秩序への怒りをぶちまけるさまを描き、当時、世界中に“怒れる若者たち”を生み出す原点になったと言われる本作。新訳を担当した水谷は、当時の英国演劇界ではノエル・カワードやテレンス・ラティガンらが上流階級(中産階級の上の方)の社会を描いていたのに対し、オズボーンの登場がいかにセンセーショナルであったかを指摘。本作は「労働者階級の少し上、中産階級の下の方の視点で描かれている」と解説。大英帝国が傾いていく社会状況に触れつつ、そこで真新しい己の基盤を模索する姿は、戦後の矛盾が一挙に噴き出た今の日本でこそ眩しい、とも。千葉は「最近、先を見据え、“ビジョンを持って生きる”ということが増えているように感じるけど、大事なのは“いま”自分がいるところ、自分を見つめ直すことなんじゃないか? そう考えるとこの作品はわかる。“自分を見つめる”というところから出発している」と語り、水谷も千葉の言葉にうなずきつつ、ジミーは過去や未来じゃなく、流れゆく時間の「現在」に常に立ち続けようとした純な奴なんだと思う、と語る。そのジミーを演じる中村は、膨大なセリフ――言葉の限りを尽くした“怒り”に「戯曲を読みながら、なんでずっと喋ってんだ? 黙れ!って思いました(笑)」と半ばあきれつつ、「僕自身、自分という生き物がわからないということが、役者をやるモチベーションになってる。この人はずっと言葉を紡いでるけど、その裏には『何がしたいのか?』『何を変化させたいのか?』という衝動が腐るほどある。言葉をぶつけて、返ってくる何かで自分を知ろうとしてるんじゃないかと思います」と読み解く。時代を超えて支持されながらも、決して「わかりやすい」とは言えない本作だが、千葉は「最近、わかりやすいもの、理解されやすいものが増えすぎてる。せっかくお金を払って見に来ていただくのだから『せめてわかりやすく』ではなく、『見たことのないものを作ろう!』としたい」と意欲を口にする。中村はジミーについて「決して粗野ではなく、捻じ曲がった愛を持ちつつ、本当はいいやつなんじゃないかと思います。それがどう舞台上で現れるのか?これから稽古で探っていきたい」と語り「人間ドラマとしてしっかり作ることで、2017年の日本の僕らが楽しめる作品になると思う」と自信をうかがわせた。舞台『怒りをこめてふり返れ』は東京・新国立劇場 小劇場にて7月12日(水)より上演。撮影・取材・文:黒豆直樹
2017年04月06日寡作にして発表する作品は常に高い評価を受け、まもなくクリスチャン・ベイル主演『聖杯たちの騎士』の日本公開も控えるテレンス・マリック監督。このほど、その最新作『Voyage of Time: Life’s Journey』が、邦題『ボヤージュ・オブ・タイム』として2017年3月より全国公開することが決定。合わせてポスタービジュアルと本予告が解禁となった。カンヌ国際映画祭では『天国の日々』(’78)で監督賞を、『ツリー・オブ・ライフ』(’11)でパルムドールを、さらにベルリン国際映画祭では『シン・レッド・ライン』(’98)で金熊賞を受賞したテレンス・マリック。アカデミー賞にも数々ノミネートされ世間を賑わしてきた偉才が、40年のライフワークの集大成として世に送り出す渾身作となる本作。『ブルージャスミン』でアカデミー賞を受賞し、『聖杯たちの騎士』にも出演している女優ケイト・ブランシェットがナレーションを務め、製作にはブラッド・ピットが名乗りを挙げている(ブラッドは40分のIMAX版ナレーションも担当)。描かれるのは、宇宙創生、そして生命の歩み。今回解禁となる本予告では、『ツリー・オブ・ライフ』でも触れられたような圧倒的な映像美が繰り広げられる。「白昼夢のような、未体験の感覚」(THE NEW YORKER)、「圧倒的な自然美に眼福。愛を綴ったポエムのような作品」(Variety)、「スクリーンに“奇跡”がおこる。緻密で壮大な作品に、ひれ伏し魅了される」(SCREEN)といった海外評にもあるように、想像を超え続ける未曽有の90分。その一端を、まずこちらから覗いてみて。『ボヤージュ・オブ・タイム』は2017年3月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月21日クリスチャン・ベイルが、ナタリー・ポートマン、ケイト・ブランシェット、イモージェン・プーツらアカデミー賞女優から新鋭女優まで6人の美女と関わる、テレンス・マリック監督作『聖杯たちの騎士』。このほど、独特の撮影スタイルで知られる巨匠監督の手法をとらえた、クリスチャンとナタリーによる美しい本編シーンが解禁となった。気鋭の脚本家リックが、ハリウッド映画の脚本依頼を請けたことをきっかけにセレブな生活に溺れていき、人生に彷徨い始める物語。リックは、6人の女性たちとの愛の記憶の中で、改めて自分の過去と向き合い始めるのだ。台本を役者に渡さず、俳優たちの即興芝居をうながすなど、その独特な撮影方法でも知られるテレンス・マリック監督。本作でも、撮影中に監督が主人公リックを演じるクリスチャンの役柄の設定を話しながら、その場で彼が反応する演技をしていくこともあったようだ。また、撮影監督としてマリック監督の映像美を支えるのは、『ゼロ・グラビティ』から『レヴェナント:蘇えりし者』まで、3年連続アカデミー賞受賞のエマニュエル・ルベツキ。あるときは、マリック監督とルベツキから高性能小型カメラ(GoPro)を渡されたクリスチャンは、「あの役と一緒にドライブに行ってきて」と言われ、小型カメラを手に持ったり、ダッシュボードに置いたり、ただ会話をしたり、散歩したり、時には泳いだりもしたという。ところが、そのときにハプニングが!クリスチャンが泳いでいる最中に、マリック監督のフッテージが大量に入った高性能小型カメラが、波にさらわれてしまったのだ!驚いたクリスチャンとスタッフたちは何時間も探したが、結局カメラは見つからず、いまも海の底に眠っているとか…。今回届いた映像は、その決定的瞬間!ではないものの、クリスチャンとナタリーが波打ち際でラブラブに戯れるシーンを収めたもの。マリック監督の独特な撮影方法を垣間見ることのできる貴重な映像となっている。『聖杯たちの騎士』は12月23日(金・祝)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月19日小林隆、中村まこと、竹下景子ら実力派俳優陣と新国立劇場演劇研修所を修了した若手俳優が会話劇で魅せる『ウィンズロウ・ボーイ』が4月9日(木)より開幕する。3月下旬、佳境を迎えた稽古場に足を運んだ。舞台『ウィンズロウ・ボーイ』チケット情報テレンス・ラティガン作で1946年に初演され、映画化もされた名作。1910年代のロンドンを舞台に、窃盗で海軍士官学校を退学になった息子の無実を信じ、名誉回復のために闘う家族の姿を描く。過去にもラティガン作品の企画・上演に関わってきた鈴木裕美が、小川絵梨子による新翻訳の脚本で演出に挑む。まず稽古が行われたのは、次男・ロニーが退学となり自宅に戻り、家族がその事実を知る第一幕。鈴木はセリフをひとつずつ精査し、それが成立するのか、生理的に無理がないかを俳優と話し合って詰めていく。「会話を楽しんで!相手のセリフから耳を閉じないで!」という声が稽古場に響く。間合いに表情、体の向きと細部に至るまで俳優と確認しながら、登場人物の感情や個性を会話の中から作り上げていく。昔ながらの中流階級の一家が正義のために闘うという物語からは、古典的でシリアスな雰囲気がイメージされがちだが、一家が繰り広げる会話は、軽やかでユーモアにあふれ笑いを誘う。そんないい意味での“裏切り”の最たる例が小林が演じる厳格な父のアーサー。正義を重んじ、子どもたちにも礼節と勤勉さを求める強権的な頑固オヤジといったところだが、その堅苦しさが逆にチャーミング!長女の婚約者との会話――すなわちオヤジとムコ殿の“対決”では、ふたりの緊張や気詰まりな雰囲気がひしひしと伝わってきてクスリとさせられる一方で、無実を訴える息子の言葉を受け止める芝居ではホロリとさせられる。竹下が演じる母・グレイスは子どもたちを包み込む無償の愛情にあふれており、このふたりが演じる両親だからこそ、この子どもたちが育った――短いやり取りの中からも説得力をもって家族の姿が浮かび上がってくる。一家に関わる人物もみな個性的だが、特に異彩を放つのが中村の演じる弁護士サー・ロバート・モートン。心の内の読めない男を中村が低い声と独特の存在感で好演しており、物語の鍵を握ると共に、テーマである“正義”についても、彼なりの答えを示している。会話劇を楽しみ、事件の行方にハラハラさせられつつ、100年以上前の家族の姿が現代に生きる我々に正義の在り方を問いかける。公演は4月9日(木)から26日(日)まで東京・新国立劇場 小劇場にて。チケット発売中。取材・文:黒豆直樹
2015年04月06日12月に日本公開を控えている人気スパイアクションの最新作『007 スカイフォール』でボンドガールに抜擢されているベレニス・マーロウが、テレンス・マリック監督最新作の豪華キャスト陣に加わった。タイトル未定の本作にはクリスチャン・ベイル、ケイト・ブランシェット、マイケル・ファスベンダー、ライアン・ゴスリング、ルーニー・マーラ、ナタリー・ポートマンら豪華出演陣がすでにキャストに決定している。マリック監督は同時並行で進めている別の新作『To The Wonder』(原題)で『007/慰めの報酬』のボンドガール、オルガ・キュリレンコをキャストに迎えたもある。ベレニスは『007 スカイフォール』のPRツアーと並行して、今回の新作の撮影もこなす模様だ。同作は、テキサス州オースティンの生き生きとしたミュージック・シーンを背景にした、セックスと裏切りが相俟った2つの三角関係を描く作品で、現在同地にて撮影中だ。■関連作品:007スカイフォール 2012年12月1日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 Danjaq, LLC, United Artists Corporation,Columbia Pictures Industries, Inc. All rights reserved.
2012年11月06日