アニエスベー青山店に併設する ギャラリー ブティックでは、写真家デニス・モリスによる『Portraits of the King』を2023年11月18日(土)より開催いたします。デニス・モリス『Portraits of the King』数多くのミュージシャンたちのアイコニックなポートレートで知られるジャマイカ系英国人の写真家 Dennis Morris (デニス・モリス)。彼の作品の中でもとりわけ象徴的なレジェンド・ミュージシャンのひとり、ボブ・マーリーを捉えたポートレートの中から、26点の未公開作品を展示いたします。「偉大なるボブ・マーリーから放たれる愛、喜び、希望、反抗心、そして彼の強さを感じてほしい。キングよ、永遠なれ!」 デニス・モリス本展にあわせアーティストが来日する予定です。また、展示されている作品をおさめた写真集『Portraits of the King』(発行:平田崇人/TANG DENG 株式会社)が、アニエスベー ギャラリー ブティックにて先行発売、11月18日(土)にサイン会を開催します。【デニス・モリス - Portraits of the King】会期 :2023年11月18日(土)~12月10日(日)会場 :アニエスベー ギャラリー ブティック東京都港区南青山5-7-25 ラ・フルール南青山2F営業時間:12:00-19:00(月曜休廊)サイン会詳細日時:11月18日(土) 16:00~17:00会場:アニエスベー ギャラリー ブティック(アニエスベー青山店 2F)詳しくは: アニエスベー ギャラリー ブティック公式Instagram 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月16日初監督作『イージー★ライダー』で時代の寵児となった故デニス・ホッパーがハリウッドから干される原因となった幻の監督第2作『ラストムービー』が12月20日(金)より公開されることを受け、彼の半生を追ったドキュメンタリー『デニス・ホッパー/狂気の旅路』(原題:ALONG FOR THE RIDE)が同時公開されることが決定した。本作は、デニス・ホッパーの大ファンだったニック・エベリング監督が、70年代初頭から約40年にわたりホッパーの右腕だった男サティヤ・デ・ラ・マニトウを中心に、数々の知人たちの証言、そして自らが渉猟した貴重な未公開映像をもとに構成したドキュメンタリー。フランシス・F・コッポラ、デヴィッド・リンチ、ヴィム・ヴェンダース、ジェームズ・ディーン、ピーター・フォンダ、ジャック・ニコルソン、ショーン・ペン…。一流の監督や俳優たちに、その才能と人柄を愛されながらも、ハリウッドから追放された異端児にして、70年代以降のアメリカを象徴するアーティスト、デニス・ホッパー。2010年に亡くなった彼は、その破天荒さと無謀さで、ハリウッドを追放されたアメリカの問題児にして異端者、そしていくつもの顔を持つ男。ジェームズ・ディーンの後継者ともいわれた、危うげな魅力を放つ個性派俳優としてデビューし、初監督・脚本・出演の『イージー★ライダー』(’69)は『俺たちに明日はない』などと並んでアメリカン・ニューシネマを牽引するも、監督2作目『ラストムービー』(’71)で全てを失った。映画は、1969年、まさに『イージー★ライダー』の熱狂から幕を開ける。その熱を引きずりながらホッパーは次作『ラストムービー』の製作にのめり込むが、完成した作品は難解な内容だと製作元に拒絶される。大きな絶望を味わったホッパーは、酒とドラッグと暴力に溺れ、家庭生活も仕事も全てを破綻させていく。だが、70年代後半からフィリップ・モーラ監督『デニス・ホッパーの マッド・ドッグ・モーガン/賞金首』(’76)、コッポラ監督『地獄の黙示録』(’79)などに出演。そして監督作も『アウト・オブ・ブルー』(’80)、ショーン・ペン主演『カラーズ 天使の消えた街』(’88)などを手掛け、80年代以降は俳優、監督として徐々にキャリア復活の兆しが見え始める――。本作ではその経緯を、実の弟デヴィッドや『アメリカの友人』で彼を起用したヴェンダース、『ブルーベルベット』(’86)で俳優としての再評価を決定づけたリンチ、交流の深かった俳優マイケル・マドセン、『ラストムービー』で共演したジュリー・アダムス、画家で映画監督のジュリアン・シュナーベル、建築家のフランク・ゲーリーら多くの友人知人が出演し証言する。また、アンディ・ウォーホルを魅了した名写真家であり、無類の美術愛好家であった一面も映し出す。映画監督、俳優、写真家、アートコレクターとしてのデニス・ホッパーが旅した道のりと、映画史において彼の果たした役割をたどる本作は、70年代以降のアメリカを映し出す1つの時代の証言であり、不器用なほどまっすぐに芸術を追い求めた1人のアーティストの愛すべきポートレイトともなっている。『デニス・ホッパー/狂気の旅路』は12月20日(金)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2019年10月24日デニス・ホッパーの監督第2作目、“呪われた映画”や“革命的な傑作”とも言われる『ラストムービー』(原題:THE LAST MOVIE)が、1988年以来31年ぶりに公開決定。12月20日(金)、オリジナルネガから4Kスキャン/4K修復が施された最新素材で上映する。映画撮影のために南米ペルーの村に赴いたスタントマンのカンザスは、撮影後ドラッグに溺れ、放蕩にふけるうち、映画作りを模した村での奇妙な儀式に巻き込まれる。やがて虚構と現実の境目を飛び越えためくるめく世界へと突入するが――。インディペンデント映画史上空前の興行収入を叩き出した初監督作『イージー★ライダー』(’69)でカンヌ映画祭新人監督賞受賞、アカデミー賞の脚本賞にもノミネートされ、一躍時代の寵児となったホッパー監督。本作は、最終編集権を含む完全なクリエイティヴの自由を得て、念願の企画を映画化した渾身の監督第2作。脚本は、ホッパー監督が兄貴と慕ったジェームズ・ディーン主演の名作『理由なき反抗』(’55)を書いたスチュワート・スターン。次第に正気を失い狂気に陥る主人公カンザスをホッパー監督自ら演じ、ベテラン女優ジュリー・アダムス、サミュエル・フラー監督、先日惜しくも他界した盟友ピーター・フォンダ、「ママス&パパス」のミシェル・フィリップス、音楽も手掛けたシンガーソングライターのクリス・クリストファーソンなど、錚々たる面々が共演している。しかし、本作は編集作業が1年にわたり、1971年のヴェネチア国際映画祭で好評を博すものの、難解な内容と前衛的な構成に困惑したユニヴァーサルのトップの再編集指示をホッパーが断固拒絶、映画は短期間での公開後、ほぼお蔵入りに。また、この騒動でハリウッドから干されたホッパー監督。映画監督としてはその後約10年間の空白期間を迎える。1971年当時は、ニューヨーク・ロサンゼルス・サンフランシスコの3都市で小規模公開となり、昨年のリバイバル公開まで全米で公開されることはなかった。日本では1988年当時アメリカ国外で初めて劇場公開されるもその後のVHS発売以降、DVDやブルーレイ化、テレビ放送もなされていない。そんな幻の映画が、『イージー★ライダー』製作50周年にあたる今年、ついにスクリーンに蘇る。『ラストムービー』は12月20日(金)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2019年09月09日『夢のチョコレート工場』(1971)でバイオレット役を演じるなど、60年代から70年代に活躍した女優デニス・ニッカーソンが亡くなった。享年62。デニスは2018年6月に脳卒中を起こし、自宅で闘病生活を送っていたが、9日の朝(現地時間)、肺炎を起こして病院に搬送された。息子のジョシュア・ニッカーソンが、デニスの死やデニス本人について、インターネットなどで報じられていることに“間違い”があるとしてFacebookで訂正した。一部報道では、家族の決断によってデニスから生命位置装置が外されたことになっているが、生前デニスは蘇生措置拒否(DNR)をしていたため、そもそも生命維持装置を装着しなかったという。生命維持装置に当たらない抗生物質や発作止めの点滴などのベーシックな機器のみを装着していたが、「母が苦しそうであり、状態の悪化を止めたり改善するものでもない」とのことで、それを外すことを家族が決めたのだという。「敗血症にかかった」という報道も「違う」とのこと。また、デニスのキャリアについても言及している。デニスは1978年で女優業を引退し、子どもを育てながら「看護師」として働いていたと言われているが、ジョシュアはこれを否定。「医師のオフィスで働いていたが、会計士のような仕事をしていた」そうだ。この1年、ジョシュアの妻ジャスミンはデニスの看病のために仕事を辞め、また、ジョシュアも仕事をセーブしていて生活がかなり厳しくなっているという。2人はデニスが望んでいた火葬と、遺灰でガラスアートを作るために、「GoFundMe」で寄付を募っている。(Hiromi Kaku)
2019年07月12日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介します。■『Chasing Dreams』デニス・スヴァトコフスキー(Dennis Swiatkowski)ファッション写真や風景写真で人気のあるフォトグラファー、デニス・スヴァトコフスキーの最初の写真集。晴れの気候が多いオランダと南アフリカで育った彼の写真は、その気候を反映したかのように暖かく、夢のような光を写しだした作品が多い。本書には雑誌の『GLAMOUR』、『ELLE』、『VICE MAGAZINE』や、ファッションブランドのナイキ(NIKE)、アディダスフットボール (Adidas Football)、トミー ヒルフィガー(Tommy Hilfiger)のために撮影した写真も掲載されている。これらの写真は壮大な物語の瞬間をとらえており、まるで映画を見ているかのような気分にさせられる。また、彼の広大な景観やビーチ、山、草原、森などを讃える気持ちも含まれており、若い写真家である彼がなぜ評価されているかが示されている。【書籍情報】『Chasing Dreams』写真:Dennis Swiatkowski出版社:Prestel言語:英語ハードカバー/212ページ/300×230mm発刊:2018年価格:6,780円(為替により変動)■Shelfオフィシャルサイト『Chasing Dreams』購入ページ
2018年05月05日マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)が手掛ける東京・原宿のブックストア「ブックマーク(BOOKMARC)」にて、写真家のデニス・モリスが撮影したリアム・ギャラガーの写真を展示する写真展が開催。会期は2018年4月21日(土)から4月30日(月・祝)まで。写真展では、音楽シーンと密接な関係を持つ写真家デニス・モリスが1994年の東京公演で撮影した、元オアシスのリアム・ギャラガーのライブ写真を初公開する。デニス・モリスは、ボブ・マーリーやセックス・ピストルズといった伝説的なアーティストを被写体にした写真作品で知られるフォトグラファーだ。会場では、サイン入りの展示作品のプリントや、オリジナルTシャツなどの関連商品も販売。さらに、会期前日の4月20日(金)には、ゲストにデニス・モリス本人を招いたオープニングレセプションが行われる。【詳細】Dennis Morris “ROCK ’N’ ROLL STAR” Liam Gallagher 写真展会期:2018年4月21日(土)~4月30日(月・祝)時間:12:00~19:00場所:ブックマーク住所:東京都渋谷区神宮前4-26-14■オープニングレセプション日時:4月20日(金) 19:00~20:30場所:ブックマーク■関連商品例・展示作品のプリント6点、Tシャツ、トートバッグのボックス入りセット(サイン入り) 20,000円+税 ※数量限定【問い合わせ先】マーク ジェイコブス カスタマーセンターTEL:03-4335-1711
2018年04月16日カルバン・クライン 205W39NYC(CALVIN KLEIN 205W39NYC)の2018年春コレクションが発表された。アメリカの悪夢とアメリカンドリームの全能さ、両極端を描くハリウッドの映画界の表現方法からインスピレーションを得ている。2017年秋からチーフ・クリエイティブ・オフィサーに就任したラフ・シモンズは「これはアメリカのホラーとアメリカの美を示したものである。ファッションはホラーを隠し、美だけを採用しがちであるが、これらは共に生活の一部である。」と語る。つまり、2018年春コレクションはアメリカの生活を讃えるものなのだと。デニムにスクリーンプリントを配したセットアップや、ナイトガウン風のドレスなど、“血”や“ゾンビ”などスリラーをほのめかす比喩がアイテムに組み込まれている。チェックのスラックスの膝部分の生地は破れており、スリラー映画の美学をとめどなくリミックス。手塗りのレザーのコート、パンツやスカートは、ホラーの独特なビジュアル表現を思わせる。大胆なフリンジドレスと組み合わせられたフィッシュネット、肌シルクスリップのシャツやボトムス、ビビッドなブルーオールインワンのラバーなど様々な素材が登場する。肌に密着するこれらの素材は、性的欲望の悲劇や死の必然性を描いた映画への言及だ。また、注目すべきはアンディ・ウォーホル美術財団とのユニークなコラボレーション。スクリーンプリントでウォーホルの作品を取り入れている。ウォーホルと親しかったアートコレクターのサンドラ・ブラントと、映画俳優のデニス・ホッパーのポートレートをフィーチャー。ホッパーの出演作品は現実の恐怖やトラウマを描いているものだが、それをスチール写真に似たイメージに変え、ブラントの横に並べて置いている。ホラーは常に夢と並べ置かれ、必ず美になる。必ず善が勝利する。ホラーを隠さず禍々しいモチーフを使うことで、ラフ・シモンズが表現したかったアメリカの生活は希望に満ちているものとなった。
2017年09月21日写真フェスティバル「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2017」が、2017年4月15日(土)から5月14日(日)までの期間、京都各所で開催される。世界屈指の文化都市・京都を舞台に開催される、日本でも数少ない国際的な写真祭「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」。国内外の重要作家の貴重な写真作品や写真コレクションを、趣きのある歴史的建造物やモダンな近現代建築の空間に展示する本写真祭も今回で5回目を迎える。2017年のテーマは「LOVE」。20世紀後半にもっとも影響力のあったアーティストの一人であるロバート・メイプルソープ、最新作「机上の愛」を日本で初めて公開する荒木経惟、約3万6千年前の人類最古の壁画が残ると言われるフランスの世界遺産・ショーヴェ洞窟の作品を発表するラファエル・ダラポルタ、名だたる著名人をシャッターに収め、「ポートレートの巨匠」として知られるアーノルド・ニューマンら、国内外の気鋭のアーティストの新作や貴重なコレクションが、作家ごとに二条城 二の丸御殿台所、両足院(建仁寺内)など京都の各所に展示される。また、虎屋京都ギャラリーではフランス国立ギメ東洋美術館の古写真コレクションを展示。「Theater of Love」をテーマに日本の婚礼や芸妓を映した作品や手彩色を施した作品が公開される。また会期中は、数カ所の展覧会を廻る週末ガイドツアーやトークイベント、体験型ワークショップなど来場者向けのイベントはもちろん、インターナショナル・ポートフォリオレビューや、展示作家から写真制作を多角的に学ぶマスタークラスなど、学生・アマチュア・プロに向けた写真にまつわるあらゆるプログラムも用意されている。本写真祭のゴールデンウィーク特別協同企画として、アニエスベー(agnès b.)が所有するアートコレクションの中からアニエスベー本人がセレクトした写真作品73点のフォトコレクション、「amour, amours..」の展示も決定。日本でのアニエスベーのプライベートコレクションのまとめての公開は今回が初となる。アーティストTシャツとして販売してきた作品のオリジナルや、未公開の作品まで、有名無名のフォトグラファーの写真が多数登場。出展作品には、アンリ・カルティエ=ブレッソン、オリヴィア・ビー、デニス・ホッパー、ナン・ゴールディン、マーティン・パー、ライアン・マッギンレーなど錚々たるフォトグラファーの作品がラインナップする。本展にちなんで京都の立誠小学校内にある立誠シネマにて、アニエスベーがセレクトした映画を上映するアニエスベーセレクトシネマウィークが開催。4月24日(月)には、アニエスベー本人のトークショー、京都シネマではアニエスベー初監督長編作品『わたしの名前は...』の上映が行われる。開催に合わせてアニエスベーからの特別商品も発売される。オリヴィア・ビーとマリック・シディベの作品を転写したアーティストTシャツとトートバッグ、アニエスベーのメッセージ付きTシャツが本展特別商品として販売される予定だ。【開催概要】「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2017」会期:2017年4月15日(土)〜5月14日(日)※休館日 4月24日(月)メインプログラム会場:・アーノルド・ニューマン - 二条城 二の丸御殿台所・ラファエル・ダラポルタ - 京都文化博物館 別館・荒木経惟 - 両足院(建仁寺内)・ロバート・メイプルソープ - 誉田屋源兵衛 黒蔵・フランス国立ギメ東洋美術館古写真コレクション - 虎屋京都ギャラリー※虎屋京都ギャラリーのみ5月15日(月)まで開催。※上記以外の会場は、2016年12月26日(月)現在未定。■アニエスベー フォトコレクション「amour, amours..」会期:4月26日(水)~5月14日(日)場所:美術館「えき」KYOTO■アニエスベーセレクトシネマウィーク会期:4月24日(月)&4月29日(土)~5月5日(金)場所:立誠シネマ■アニエスベー トークショー日時:4月24日(月)場所:立誠シネマ■『わたしの名前は...』特別上映日時:5月6日(土)~5月8日(月)場所:京都シネマ【問い合わせ先】アニエスベーTEL:03-6229-5800
2017年01月01日デニスの植野行雄が、綾野剛主演映画『日本で一番悪い奴ら』をPRするため、5日に警官姿で都内の映画館を巡回した。その他の写真本作は、“日本警察史上、最大の不祥事”といわれる実際の事件を題材に、ひとりの刑事の歪んだ正義が暴走するエンターテインメント作品。綾野演じる北海道警察の刑事・諸星要一が、おとり捜査・拳銃購入・覚せい剤密輸など、あらゆる悪事に手を汚していく様を描く。植野は、劇中でパキスタン人の盗難車バイヤーを演じているが、キャンペーンでは警官姿で、新宿バルト9、109シネマズ二子玉川、渋谷TOEI、シネマサンシャイン池袋を巡回。各劇場では集まったファンと気軽に記念撮影に応じ、相棒のキャラクター“ニチワルくくん”と映画をPR。「ぎりぎりアウトでしょ!完全にピー○くんですよね!? ただ、子供がニチワルくんの方ばかり行くので寂しい思いをした」とボヤくも、俳優業については「片言の外人役って需要無いでしょ(笑)ドラマ『相棒』でCIAからきた外人役とか!? いいですね。水谷豊さんの“相棒”になってみたい!」と語り、集まった人々を笑わせた。植野は、先月28日から、警官姿で都内劇場を中心に巡回しており、植野を撮影した写真を共通ハッシュタグ(#日悪を追え)付きでツイートすると、抽選でプレゼントが当たるキャンペーンも行われている。『日本で一番悪い奴ら』6月25日(土) 全国ロードショー
2016年06月06日「ぴあ」調査による2015年11月6日、7日のぴあ映画初日満足度ランキングは、伊坂幸太郎の同名小説を生田斗真主演で映画化したサスペンス『グラスホッパー』がトップに輝いた。2位に韓国で起こった実在の事件を基に労働者の過酷な状況を描いた人間ドラマ『明日へ』、3位に難病の筋委縮側索硬化症(ALS)を発症した女性と、介護人となった女子大学生の友情を描いた感動ドラマ『サヨナラの代わりに』が入った。その他の写真1位の『グラスホッパー』は、『ゴールデンスランバー』や『重力ピエロ』など映像化作品が相次ぐ伊坂幸太郎の大ヒット小説を、『脳男』の瀧本智行が映画化したエンタテインメント作品。すでに多くのファンを獲得している作品だが、出口調査では「原作に忠実で期待を裏切らない作品」「伊坂作品ならではの伏線の描き方が上手く映像化されていた」「人間模様もきちんと描かれていた」「交差点のシーンは映像化されてさらに印象に残った」「映画ならではの世界観も広がっていた」など、高い満足度を集めたようだ。本作では、渋谷のスクランブル交差点で殺された恋人の復讐のため、裏組織に潜入した生田演じる鈴木と、別の目的でその事件に関わる2人の殺し屋“鯨”と“蝉”が織り成す壮絶な人間模様が描かれる。人の心を狂わせる眼力を持つ自殺専門の殺し屋“鯨”を浅野忠信、人を殺すことで生を感じる孤独な殺し屋“蝉”を山田涼介が演じているが、「殺し屋ふたりのキャラが違っていて掛け合いも楽しめた」「鯨が渋くてかっこよかった」「浅野忠信が殺し屋になりきっていて怖かった」「明るい役が多い山田涼介の殺し屋役は新境地で、怖いと思うほど素晴らしかった」など、ふたりの殺し屋に注目した観客が多く見られた。またアクションも見ごたえがあったようで、「最初のアクションシーンから引き込まれた」「目が離せない」「迫力があって鬼気迫る感じ」「鯨と蝉のアクションシーンが見どころ」などの感想も寄せられた。(本ランキングは、11/6(金)、7(土)に公開された新作映画10本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『グラスホッパー』公開中
2015年11月09日伊坂幸太郎の最強傑作が、生田斗真、浅野忠信、山田涼介ら超豪華キャストにより待望の映画化となった『グラスホッパー』。その公開に先駆け、10月11日(日)、大阪・なんばパークスシネマにて特別試写会が行われ、その舞台挨拶に生田さんと、朝ドラ「あさが来た」も好評の波瑠、瀧本智行監督が登壇。映画出演の感想や撮影秘話、意外な大阪話などが飛び出し、ファンと一体となった大盛り上がりのイベントが開催された。死んだ婚約者の復讐に燃える元教師の鈴木、相手の目を見ることで自殺に追い込むことができる殺し屋の鯨、ナイフ使いの孤高の殺し屋・蝉の3人を中心に、彼らとその周囲の人間の人生が交錯し、巨大な殺しの渦が展開していく本作。この日、満席の会場から、キャストの登場が待ちきれない観客から黄色い声援が起こる中、MCの呼び込みにより主人公・鈴木役の生田さん、鈴木の婚約者・百合子役の波瑠さん、瀧本監督が登場すると、1万8,000通の応募の中から66倍の確率で選ばれた270名の観客が一斉に沸いた。それを受けて、生田さんが「キャーキャー、言っていただいて気持ちいいです。ここなんばパークスシネマに、生田斗真と“あさ”が来ました!」と現在、波瑠さんが大阪で撮影する朝ドラのタイトルをもじって挨拶し、会場は一層ヒートアップ。映画完成後、大阪開催だからこそ初めて一緒に立つことが実現した舞台挨拶で、波瑠さんも会場の熱気に圧倒されながら、嬉しそうに笑みを見せていた。映像化が相次ぐ伊坂作品、しかも140万部のベストセラーという原作の映像化にあたり、瀧本監督は「どうしようかな?というプレッシャーの中で最後まで悩みながら撮影した。撮り終えても、編集でもさんざん悩み、出来上がった段階でやっとホッとしている」といまの心境を語ると、監督とは2度目のタッグとなった生田さんは、前作『脳男』の撮影後、監督から「今度は真逆の生田斗真を撮ってみたい」と言われていたことを明かした。それが本作の“虫も殺せないような”鈴木という役どころを演じることで実現したことを告白。さらには『脳男』で自ら上げたハードルを自ら超えていかなければいけない不安もあり、プレッシャーもあったが、「やり遂げられたのでは」と自信をのぞかせた。また、鈴木という役柄は「生田斗真史上、最弱なのでは?」という司会者の問いに、「生田斗真史上、最弱と言っても過言ではない」と答えると、鈴木の気弱さを際立たせる演出として、劇中かけているメガネを毎日、いじり、レンズを曇らせていたエピソードを披露。これから本篇を観る観客に「ぜひ、注目を!」とアピールした。そんな生田さん演じる鈴木に寄り添ってきた雰囲気を出すことが出来るかを悩んだと明かした波瑠さんは、「頼もしい座長のような生田さんに助けられた」と撮影当時をふり返る。そのように語る波瑠さんには、監督、生田さんともに「ほんわかした中に、凛としたものがスクリーンに表れている」と絶賛。「ただ先ほど、間違って僕の楽屋に入ってきましたけど(笑)」と抜けている一面があることも生田さんが明かし、会場の笑いを誘った。最後のメッセージでは、「温かく迎え入れてくれる大阪の皆さんが大好きだなと思います!色んな方に薦めてほしいです!」と生田さんが語ると、会場から再び黄色い歓声と拍手が巻き起こり、「スリル満点で見どころ満載で盛り沢山な面白い映画です」と波瑠さんが笑顔で映画をアピール。最後に、「生田君ファンは最後にちょっと泣いちゃうと思います。(生田さんと指さしながら)いい男なんです!コレが!その辺りをぜひ注目していただけたらと思います!」と監督が締めくくると、会場はいっそう熱い拍手に包まれていた。『グラスホッパー』は11月7日(土)より新宿ピカデリー、なんばパークスシネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:グラスホッパー 2015年11月7日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015「グラスホッパー」製作委員会
2015年10月13日米国の3人組ブルース・ロックバンド、ザ・ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン(以下ジョンスペ)が、俳優・生田斗真主演の映画『グラスホッパー』(11月7日公開)の挿入歌として、新曲「don’t wanna live like the dead」を書き下ろしたことが24日、明らかになった。本作は、作家・伊坂幸太郎氏による120万部を突破した同名小説を原作に、生田と『脳男』(2013年)以来のタッグとなる瀧本智行監督がメガホンを取った作品。殺された婚約者への復讐のため、裏社会に身を置く元中学教師・鈴木を生田が演じ、対象者を自ら死に追い込む"自殺屋"鯨役を浅野忠信、孤独な若き殺し屋・蝉を山田涼介が演じる。このほか、麻生久美子、波瑠、菜々緒らが出演し、鈍く交わっていくサスペンスを3人の男たちが彩る。原作および劇中で、蝉の相棒・岩西(村上淳)が敬愛してやまない架空のロック・アーティストのジャック・クリスピン。ジョンスペは、そのジャックの歌う曲として新曲を書き下ろした。これは原作の伊坂氏がかねてよりバンドの大ファンであったことから実現。歌詞には同作のキーワードがちりばめられ、ミディアムテンポなバラードに仕上がった。ジョンスペ側は、「架空のアーティストとして楽曲を提供するという企画オファーを受けたのは初めての経験だったよ」と振り返り、「面白い試みだと思ったし、自分にとってとてもチャレンジングな仕事だと思った」と意欲的に取り組んだ様子。「台本と、ジャック・クリスピンの曲が流れるシーンで登場する岩西と蝉の関係性についての資料、2人が登場している2~3分の映像を見て、それらを参考に作詞作曲をしていった」と制作秘話を明かす。また、ジャックについて「参考にしたのは、自分自身にとってのクラシック・ロック・アーティスト。例えば、ローリング・ストーンズのような」と解釈しつつも、それ以上に「蝉と岩西の関係性」を重視。「上司と部下のような関係性なのか、先輩と後輩なのか、それとも友だちなのか、実は全く違うのか…」とイメージを膨らませ、「そういう2人の葛藤を映像から感じ取ったから、それをそのまま形にした」と説明した。さらに本作を鑑賞した上で、「蝉と鯨の関係、ライフスタイルはとてもファンタジックだった」と述べ、「逆に鈴木は誰もが共感できるキャラクター」と分析。「蝉は少し若いキャラクターだけどロックンロールで、ロックな部分は少し分かる気がする」と共感を示した。一方で、「一番想像つかなかった」存在だったのが鯨。そこからくみ取ったキャラクター像を「ブルース・ウィリス的な"超"人間的なものを感じた」と表現している。原作の伊坂氏は、「映画サイドから『ジャック・クリスピンのイメージは?』と聞かれた時、ジョンスペが好きなので名前を挙げた」と今回の企画の裏側を語る。しかし、「まさかジョン・スペンサーさん本人が引き受けてくれるとは」と驚きを隠せなかったようで、「あまりのうれしさに、それを知った時、大声出しちゃいました」と感激の瞬間を振り返った。瀧本監督には、「当初は気難しい人でないかとドキドキしていました」という懸念もあった。ところが、ジョンスペの好意的な姿勢に「作品の内容や設定をよく理解し、度重なる細かいリクエストにも丁寧に応じてくださいました」と感謝。楽曲については「こちらのイメージ通りのクールな古典的ロックで、細かいこだわりが随所に感じられ、尺も映像にピタリとあっていました。実に職人的で完璧な仕事ぶり」と絶賛している。ジョンスペは、1990年までノイズ・ロックバンドのプッシー・ガロアとして活動していたフロントマンのジョン・スペンサーを中心に1991年、ニューヨークにて結成。プッシー・ガロアの時期からあったパンク・ロックやオルタナティヴ・ロックからの影響とブルースを組み合わせ、大都会的なブルース・ロックを創り上げた。1994年にリリースしたサード・アルバム『オレンジ』で現地や日本の音楽誌などにも絶賛され、高い評価を獲得した。なお、映画に際して海外のバンドが架空のアーティストを担当するという例は、過去に『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』(2005年)内でパルプのジャーヴィス・コッカーやレディオヘッドのジョニー・グリーンウッドらによるウィアード・シスターズなどがある。(C)2015「グラスホッパー」製作委員会
2015年09月25日140万部を突破した伊坂幸太郎原作のベストセラーの映画化となる『グラスホッパー』。11月の公開を目前にして、本作の挿入歌が伝説的ロック・バンド「ザ・ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン」による書き下ろし楽曲「don’t wanna live like the dead」に決定した。ここは世界有数の人口過密都市東京・渋谷。真っ黒に染まった凶悪な街の住人たちは、渋谷スクランブル交差点で起きた事件をきっかけに気弱で心優しい草食男を一斉に標的とする。「元中学校教師」鈴木がこの場違いな黒社会に身を置く目的はたったひとつ。殺された婚約者の復習。組織に追われながら、あの夜の真実に迫っていく鈴木。そこに自らも精神を病む自殺専門の「憂える自殺屋」鯨と驚異的身体能力を持つ孤独な「若き殺し屋」蝉、圧倒的な力を持ちがら闇の中でもがく彼らの生き様が交錯する――。原作は、「重力ピエロ」や「ゴールデンスランバー」など数々の名作を世に出している伊坂幸太郎の“最強傑作”ともいわれる同名小説。主人公・鈴木に『予告犯』でも主演を務めた生田斗真を迎え、「憂える自殺屋」鯨には国内外で幅広く活躍する演技派俳優の浅野忠信、「若き殺し屋」蝉に主演作『暗殺教室』が大ヒットするなど若手注目株の山田涼介。他に麻生久美子、菜々緒、石橋蓮司ら豪華キャストで多彩なキャラクターを熱演する。読者には馴染みの深い架空のアーティスト“ジャック・クリスピン”。蝉の唯一の親友である岩西(村上淳)が敬愛してやまない伝説のロック・ミュージシャンだが、ジャック・クリスピンが歌う劇中挿入歌を書き下ろしたのが「ザ・ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン」だ。伊坂さんが兼ねてから本バンドの大ファンだったことから実現。蝉と岩西の友情が感じられるミディアムテンポのロックバラードの歌詞には、作中のキーワードが散りばめられ、本作の世界観を見事に映し出した楽曲に仕上がっている。今回のオファーにあたって「ザ・ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロモージョン」は「依頼が来たときは面白い試みだと思ったし、自分にとってもチャレンジングな仕事だと思った。台本とジャック・クリスピンの曲が流れるシーンで登場する岩西と蝉の関係性についての資料、二人が登場している2~3分の映像を見て、それらを参考に作詞作曲をしていったんだ」と作詞作曲の経緯をコメント。さらに「蝉と鯨の関係、ライフスタイルはとてもファンタジックだった。逆に鈴木は誰もが共感できるキャラクターだね。フィルムノワールの典型的な主人公というか、ごく普通の人生を歩んでいた人間がひょんなことから人生を狂わされてしまうわけだからね。蝉は少し若いキャラクターだけどロックンロールで、ロックな部分は少し分かる気がするよ。一番想像つかなかったのは鯨だ。ブルース・ウィリス的な“超”人間的なものを彼から感じたからね」と本作の感想を語った。また今回の企画の実現にあたって伊坂さんは「映画サイドから『ジャック・クリスピンのイメージは?』と聞かれた時、ジョンスペが好きなので名前を上げたんですが、まさかジョン・スペンサーさん本人が引き受けてくれるとは。あまりの嬉しさに、それを知ったとき大声出しちゃいました」と驚きと喜びを語った。生田さんを始め、若手からベテランまで様々な顔ぶれが揃う本作。ストーリーをさらに盛り上げる挿入歌の歌詞にもぜひ注目してみて。『グラスホッパー』は11月7日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:グラスホッパー 2015年11月7日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015「グラスホッパー」製作委員会
2015年09月25日伊坂幸太郎の“最強傑作”と評される小説を、満を持して映画化した『グラスホッパー』。先日、生田斗真、浅野忠信、山田涼介に続き、麻生久美子、波瑠、菜々緒、吉岡秀隆ら豪華共演者が発表された本作の主題歌を、歌手・YUKIが手掛けたことが明らかになった。殺された恋人の復讐のため、裏組織に潜入した元教師・鈴木(生田斗真)。人を絶望させる力を持ち、自らも精神を病む自殺専門の憂える殺し屋・鯨(浅野忠信)。驚異的な身体能力を持つ、孤独な若き殺し屋・蝉(山田涼介)。ハロウィンの夜、渋谷スクランブル交差点で起きた事件をきっかけに、心に闇を抱えた3人の男の運命が交錯する…。生田さんを筆頭に、若手注目株からベテラン俳優まで多彩な顔ぶれが勢ぞろいする本作をより盛り上げるのが、アーティストとして息の長い活躍を見せながらも、常にフレッシュな魅力を放つYUKIさんが書き下ろした楽曲「tonight」だ。闇のような世界の中で亡き婚約者の復讐だけを願う、生田さん演じる“鈴木”の再生への一歩に光を当てるドラマティックな楽曲となっている。今回の主題歌決定に当たっては、「どこか孤独な世界観を持つこの映画の最後に、孤独と乾きの先にある“何か”を皆さんに感じてもらえる様な楽曲を」という水上プロデューサーを始めとする製作側の強い願いがあり、原作者である伊坂さんにもアイディアを求めたうえで、YUKIさんへのオファーを出したそう。YUKIさんは、楽曲依頼を受けた当時の心境を「原作を読んで、男たちのハードボイルド物語と理解していましたので、本当に私でいいのかと思いましたが、そこを変化球で来たのには何か理由がありそうだぞ!面白そうだぞ!と思い、喜んでお引き受けいたしました」とふり返るとともに、「生きていてもいなくても、哀しくて辛そうな人たちばかりがスクリーンにいたので、もう辛い時は過ぎたよ、終わったんだよ、雨はもう上がったんだよ、と肩を抱いてあげるような気持ちを込めて作りました」と、楽曲・歌詞に込めた想いを語っている。主題歌が入った本作を改めて観賞した伊坂さんは、「YUKI さんの音楽を聴いていると、優しい気持ちに包まれて、むしろ僕はそれに怖さすら感じてしまうのですが、この映画は物騒で怖いことばかりが起きるので、最後にこの歌が流れることで、本当に救われた気持ちになりました」と絶賛。「最後のYUKI さんの曲まで含めて、この映画という作品なんだと感じましたのでそこまで聴いてもらえれば」と、映画の魅力を十二分に後押しする名曲に満足している様子が伺えるコメントを寄せた。YUKIさんの伸びやかな歌声が響く「tonight」が収録された新予告映像&新ビジュアルも、公式サイトにてお目見えとなった本作。見るものすべてを映像の中へ引きずり込むという、“巻き込まれ型”の一大エンタテインメントの公開が待ち遠しいばかりだ。『グラスホッパー』は11月7日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月02日シンガーソングライターのYUKIが、俳優・生田斗真主演の映画『グラスホッパー』(11月7日公開)の主題歌として、新曲「tonight」を書き下ろしたことが1日、明らかになった。本作は、作家・伊坂幸太郎氏による発行部数120万部を突破した同名小説を原作に、生田と『脳男』(2013年公開)以来のタッグとなる瀧本智行監督がメガホンを取った作品。殺された婚約者への復讐のため、裏社会に身を置く元中学教師・鈴木を生田が演じ、対象者を自ら死に追い込む"自殺屋"鯨役を浅野忠信、孤独な若き殺し屋・蝉を山田涼介が演じる。このほか、麻生久美子、波瑠、菜々緒、吉岡秀隆、村上淳、宇崎竜童、石橋蓮司らが出演し、鈍く交わっていくサスペンスを3人の男たちが彩る。このたび発表された主題歌「tonight」は、亡き婚約者の復讐だけを誓い、希望を失いかけた鈴木の再生への道のりをドラマチックに表現。黒い闇の世界で悲しみを背負った3人の男たちの情感を、優しいメロディーで奏でる。YUKI自身は、「生きていてもいなくても、哀しくてつらそうな人たちばかりがスクリーンにいたので、もうつらい時は過ぎたんだよ、終わったんだよ、雨はもう上がったんだよ、と肩を抱いてあげるような気持ちを込めて作りました」と語る。また、KADOKAWAの水上繁雄プロデューサーは、「とても優しいんだけれど、どこか寂しげな感じ。一人になった時、聴き込んでしまうところが非常にすてきで、映画にぴったり」と太鼓判を押している。YUKIは楽曲依頼を受けた際、「伊坂幸太郎さんの作品は読んでいましたので、とてもうれしかったです」と明かし、「原作を読んで、男たちのハードボイルド物語と理解していましたので、本当に私でいいのかと思いましたが、そこを変化球で来たのには何か理由がありそうだぞ!面白そうだぞ!と思い、喜んでお引き受けいたしました」と回想。映画を鑑賞した上で「個人的に、岩西(村上淳が演じた役)がとても良い空間を作っていたなぁと思いました。ずっと辛そうだった鯨と蝉が最後に戦う時は、一番楽しそうで、印象的でした」とコメント。岩西については「踊っているみたいでした」とも形容した。原作者の伊坂氏は、YUKIが主題歌を手がけると聞いた際には、「引き受けていただけるとはまったく思っていなかったので、本当に驚きました」とうれしい悲鳴を上げたそうで、完成した楽曲を「共感というよりは、ただ、すごくいいなと思いました」と称賛。劇中で同曲を耳にした時の心境を「YUKIさんの音楽を聴いていると、優しい気持ちに包まれて、むしろ僕はそれに怖さすら感じてしまうのですが、この映画は物騒で怖いことばかり起きるので、最後にこの歌が流れることで、本当に救われた気持ちになりました」と感慨深げに話した。あわせて、YUKIは新ビジュアルも公開。白を基調とした背景とスタイリングで、少しうつむき気味にこちらを見つめる。映画主題歌となる29枚目のシングル「tonight」は、11月4日にリリースされる。(C)2015「グラスホッパー」製作委員会
2015年09月02日俳優の生田斗真が主演を務める映画『グラスホッパー』(11月7日公開)の追加キャストが8日、発表された。本作は、作家・伊坂幸太郎氏が手がけ、発行部数120万部を突破したベストセラー小説が原作。殺された婚約者への復讐のため、裏社会に身を置く元中学教師・鈴木を生田が演じ、対象者を自ら死に追い込む"自殺屋"鯨役に俳優の浅野忠信、孤独な若き殺し屋・蝉を山田涼介が演じることがすでに発表されている。映画では、裏の世界でもがく彼らの姿が描かれる。今回発表された配役では、鈴木を追う裏社会のヤンキーセレブ・比与子役に、女優としての活躍も目覚ましいモデルの菜々緒。そして、謎の主婦・すみれ役を麻生久美子、鈴木の婚約者・百合子役を女優の波瑠が務めることが明らかに。さらに、鯨、蝉に続くもう一人の殺し屋"押し屋"槿(アサガオ)役を吉岡秀隆、ニヒルな裏社会の交渉人・岩西役に村上淳、鯨の父役に宇崎竜童、裏社会のドン・寺原会長役に石橋蓮司、寺原会長の息子で"イカれた二代目"寺原Jr.を金児憲史が演じる。メガホンをとるのは、『脳男』(2013年)に続き生田とタッグを組む瀧本智行監督。脚本を『あなたへ』(2012年)で知られる青島武氏が務める。(C)2015「グラスホッパー」製作委員会
2015年07月08日伊坂幸太郎の120万部突破したベストセラーの映画化『グラスホッパー』。このほど、すでに発表されていた主演の生田斗真、浅野忠信、山田涼介に加え、麻生久美子、波瑠、菜々緒、吉岡秀隆ら豪華追加キャストが発表された。グラスホッパー(=トノサマバッタ)は密集して育つと、黒く変色し、凶暴になる。人間もしかり…。ここは世界有数の人口過密都市、東京・渋谷。真っ黒に染まった凶悪な街の住人たちは、ある事件をきっかけに気弱で心優しい草食男を一斉に標的とする――。「元中学校教師」鈴木。鈴木がこの場違いな黒社会に身を置く目的は、たったひとつ。殺された婚約者の復讐のためだった――。組織に追われながら、あの夜の真実に迫っていく鈴木。そこに鯨と蝉、圧倒的な力を持ちながら闇の中でもがく彼らの生き様が交錯する。果たして鈴木は、目的を果たし、この世界から抜け出せるのか?これまでにもその著作の多くが映像化されてきた伊坂幸太郎の“最強小説”とされる原作を、『脳男』の監督・瀧本智行、『あなたへ』『ツレがうつになりまして。』『東京難民』の脚本・青島武といった布陣で映像化に挑む本作。新たに発表となるキャストは、謎の主婦・すみれ役に、TV ドラマ・映画と幅広く活躍する女優、麻生久美子、生田斗真演じる鈴木の婚約者・百合子役を後期NHK連続テレビ小説「あさが来た」のヒロイン役も控える波瑠、鈴木を追う裏社会のヤンキーセレブ・比与子役に、モデルとしての活躍や「ふたがしら」などドラマや映画で女優としても才能を発揮する菜々緒、そして浅野忠信と山田涼介が演じる殺し屋たちに続くもう一人の殺し屋・“押し屋”槿(アサガオ)役には吉岡秀隆と、豪華なキャスト陣が名を連ねている。さらに、ニヒルな裏社会の “交渉人”岩西役に『ソレダケ / that’s it』『新宿スワン』と出演作が続く村上淳、“亡霊”鯨の父役に宇崎竜童、裏社会のドン“寺原会長”役に石橋蓮司、寺原会長の息子、“イカれた二代目”寺原Jr.に金児憲史が扮する。今回の追加キャストでさらに豪華さを増したキャスト陣がどんな“伊坂ワールド”を展開するのか?今後の続報にも期待がかかる。『グラスホッパー』は11月7日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月08日メンテナンスのためクローズしていたグッチ(GUCCI)銀座6階のシアター「グッチ シネマ ヴィジョナリーズ(GUCCI CINEMA VISIONARIES)」が、7月1日より営業を再開。再開後初の上映作品として7月1日から9月30日まで、ジェームズ・ディーン主演の不朽の名作『理由なき反抗』を上映する。ニコラス・レイ監督による『理由なき反抗』は、1955年に公開された映画。ストーリーは10代の若者ジム・スターク(ジェームズ・ディーン)が、新しい町へ引っ越してすぐに地元の高校生ギャングと諍いになってしまうところから始まる。1950年代の時代精神を、10代の苦悩というプリズムを通して描き、映画の題名は当時の若者の代名詞にもなった。また、同作はジェームズ・ディーンに不滅の名声を与えた他、ナタリー・ウッド、サル・ミネオ、デニス・ホッパーなどがハリウッドスターとして活躍するきっかけにもなった作品としても知られている。今回の上映にあたり、グッチは、13年に映画監督のマーティン・スコセッシが創設した非営利の映画保存組織、THE FILM FOUNDATIONと協力し、劣化した名画を修復・復元。4Kデジタルシネマとして同作を蘇らせた。
2015年06月18日生田斗真が『脳男』の瀧本智行監督と再びタッグを組み、伊坂幸太郎の“最強小説”とされるベストセラーの映画化に挑む『グラスホッパー』。浅野忠信、山田涼介(Hey! Say! JUMP)といった豪華キャストが出演することでも注目を集める本作の公開日が、11月7日(水)に決定。併せて“超ティザー版”ビジュアルが解禁された。渋谷スクランブル交差点――。ハロウィンの夜、仮装した若者たちや通行人をも巻き込んだ凄惨な事故が発生する。教師の鈴木(生田斗真)は、この事故で愛する恋人・百合子を失った。その事故が意図的に仕組まれたものだと知った鈴木は、彼女の復讐のため裏社会の組織に潜入。だが、自らも闇の組織に命を狙われることに…。原作は、120万部を超えるベストセラーとなった伊坂幸太郎の同名小説。生田さん演じる主人公・鈴木に相対するキャラクターとして、人の意識を暗黒に導く力を宿す「自殺専門」の殺し屋・鯨(浅野忠信)や、鯨を追う驚異的な身体能力を持った殺し屋・蝉(山田涼介)が明らかにされており、抜群の演技力を誇る俳優同士のかつてないコラボレーションが実現する。また、監督を務めるのは、生田さんと『脳男』に続くタッグとなり、骨太な演出に定評のある瀧本智行。脚本は『あなたへ』で日本アカデミー賞「優秀脚本賞」を受賞した青島武と、スタッフも盤石の体制となっている。今回解禁となったビジュアルは、物語の発端となる事件が起きた渋谷スクランブル交差点をバックにしたもの。だが、交差点を真上から捉えたふだん見慣れないアングルは、まるで全く知らない場所であるかのようにも見える。「この街は、人を凶暴にする」という意味深なコピーも気になるところだ。ある事件をきっかけに、心に闇を抱えた3人の男が交錯する様を描く、極上のサスペンスストーリー。数々の小説が映像化された伊坂作品の中でも、最高傑作となりそうな予感の本作に、これからも注目していて。『グラスホッパー』は11月7日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月06日伊坂幸太郎のベストセラー小説を生田斗真主演で映画化する『グラスホッパー』の公開日が11月7日(土)に決定し、ポスター画像が公開になった。本作は、渋谷スクランブル交差点で起きたある事件を機に、心に闇を抱えた3人の男が交錯していく様を描くサスペンスだ。生田が演じるのは、ハロウィンの夜に渋谷スクランブル交差点で起こった凄惨な事故で恋人を亡くし、復讐のため裏組織に潜入する元教師・鈴木。浅野忠信が人の意識を導く力を宿す自殺専門の殺し屋・鯨役を、山田涼介(Hey! Say! JUMP)が驚異的な身体能力を持つ殺し屋・蝉役を演じ、『脳男』で生田とタッグを組んだ瀧本智行が監督を務める。伊坂幸太郎の小説は『アヒルと鴨のコインロッカー』や『ゴールデンスランバー』『重力ピエロ』など映画化される作品が多いが、本作の原作も120万部を突破したベストセラーだけに、公開に向けて映画にも注目が集まりそうだ。『グラスホッパー』11月7日(土) 全国ロードショー
2015年03月06日毎年冬に開催されるゆうばり国際ファンタスティック映画祭が今年も19日(木)に開幕する。本映画祭は今年で25回目を迎えるが、これまでも様々な若い才能を発掘・発見しており、ゆうばりで注目を集めた監督たちが後に人気監督として活躍している。ゆうばり映画祭その他の写真北海道夕張市で開催されるゆうばり映画祭は、SF、ホラー、ファンタジー、アドベンチャー、アクション、サスペンスなど、イマジネーションとエンタテインメント性豊かなファンタスティック映画を対象とした映画祭で、熱狂的なファンが多く、映画の作り手たちからも支持されているのが大きな特徴だ。本映画祭がスタートしたのは1990年。ジョン・ボイド、アンジェリーナ・ジョリー、ジョゼ・ジョバンニ監督、相米慎二監督、根津甚八、竹中直人を審査員に迎え、ジョリーが映画祭スタッフと一緒にスキーをするなど、観客だけでなく、映画人にも愛される映画祭としてスタートした。その後も塚本晋也監督の新作が好評を集め、『味園ユニバース』の山下敦弘監督、『ヌイグルマーZ』の井口昇監督、『ジョーカー・ゲーム』の入江悠監督、『のぼうの城』の犬童一心監督の初期作品がコンペティション部門で入賞し、注目を集めた。また、1993年にはクエンティン・タランティーノ監督が来場し、移動中の車内で『マッハGOGOGO」を熱唱。滞在中に『パルプ・フィクション』のシナリオを執筆し、後に『キル・ビル』には“GOGO夕張”という名のキャラクターが登場した。他にもロバート・ワイズ、デニス・ホッパー、ロジェ・ヴァディム、チャウ・シンチー、アンナ・カリーナ、トビー・フーパー、ジョニー・トーらが映画祭に来場。夕張の地で、映画人と映画ファンが共に作品を観賞できる貴重な映画祭として愛されており、2007年の夕張の財政はたんの際にも映画ファンと有志によって映画祭は継続された。25回目となる今年も、若い才能が集結するコンペティション部門や、最新作をいち早く楽しめる特別招待作品部門など、多彩なプログラムが用意されている。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭20152月19日(木)から23日(月)まで開催
2015年02月07日デニス・クエイドが、キンバリー・バフィントン=クエイドに対して離婚申請をした。6週間前にバフィントン=クエイドは法的別居の手続きを取ったばかりだ。夫妻は8年前に結婚。ふたりの間には2007年に生まれた男の子と女の子の双子がいる。クエイドは共同親権を求めており、離婚後、バフィントン=クエイドに対して生活のサポートも支払う姿勢でいるという。バフィントン=クエイドは、今年3月に離婚申請をしたが2か月後に引き下げており、やり直すかと思われたが、10月になって法的別居を申請した。クエイドはさらに一歩踏み込んで自分から離婚申請をすることで立ち向かったようだ。バフィントン=クエイドは、クエイドの3度目の妻。最初の妻は女優P・J・ソールズ、2度目の妻はメグ・ライアン。ライアンとの間にもうけた息子ジャックは現在20歳で、『ハンガー・ゲーム』に出演している。ライアンは、離婚後のインタビューで、クエイドには結婚中にも女性の陰があったことを語っている。文:猿渡由紀
2012年12月03日2年前に亡くなったデニス・ホッパーの遺児である9歳の娘が、約300万ドルの遺産を相続することが明らかになった。5番目の妻・ヴィクトリアさんとの離婚問題が泥沼化する中、2010年5月29日にガンのために74歳で亡くなったデニス。「TMZ.com」によると、1996年の結婚時に交わしたプリナップ(婚前契約)により、ヴィクトリアさんへの遺産はゼロだが、彼女との間にもうけた愛娘ゲイレン・グリアー・ホッパーちゃんが現金約225万ドル、60万ドル相当の土地を相続した。デニスが亡くなった当時7歳だったゲイレンちゃんは、ニューメキシコ州タオスで執り行われた葬儀に参列することができなかった。実はデニスの遺言が、ヴィクトリアさんの参列を拒否してゲイレンちゃんのみ来てほしいというものだったのだが、ヴィクトリアさんが自分の付き添い無しに7歳の娘をロサンゼルスからタオスまで旅させることを拒んだのだ。ゲイレンちゃんは未成年であるため、遺産は信託され、ヴィクトリアさんは関与できないようになっている。デニスはそれまでの4度の結婚で3人の子供をもうけたが、成年に達している子供たちが、ヴィクトリアさんが遺産を相続できないように仕向けたと言われている。大人の事情に巻き込まれ、父親と最後の別れもできなかったゲイレンちゃんは、どんな思いでいるのだろう。(text:Yuki Tominaga)© Rex Features/AFLO
2012年09月19日故デニス・ホッパーの息子ヘンリー・ホッパーが少女に対するレイプ行為の容疑で訴えられた。昨年末に公開されたガス・ヴァン・サント監督『永遠の僕たち』での好演が記憶に新しい新進俳優である21歳のヘンリーだが、カリフォルニア州ベニス・ビーチの自宅に当時15歳の少女を連れ込み、アルコールとドラッグで酩酊させた後、性的暴行に及んだとされている。ゴシップサイト「TMZ.com」によれば、現在16歳となる少女の母親が提出した訴状には、少女とヘンリーがFacebookを通じて数か月にわたりメッセージ交換を続けた後、自宅に連れ込んだヘンリーが「性交、オーラルセックス、ソドミーを含む性的暴行を少女に加えた」と記されているという。昨年2月に共通の友人を介して紹介されて以来、少女はヘンリーの自宅を数回訪れていたようだ。少女側の弁護士は、ヘンリーが「繊細な若い子供の好意を利用して、アルコールと違法ドラッグを餌に自宅に連れ込み、若く傷つきやすい少女を繰り返し利用した」と強く非難している。この件について、少女の母親は損害賠償と少女の精神的トラウマに対する治療を求めているという。ただ本件の被害届けが警察に提出されているかは分かっていない。■関連作品:永遠の僕たち 2011年12月23日よりTOHOシネマズシャンテ、シネマライズほか全国にて順次公開
2012年08月02日久本雅美や柴田理恵などが所属するWAHAHA本舗。2012年の全体公演となる『ミラクル』が4月14日(土)の東京・日本青年館を皮切りに、全国19か所で上演される。2月20日には代々木公園陸上競技場にて『ミラクル』の成功と、WAHAHA本舗所属である猫ひろしのオリンピック出場を祈願して「ワハハ本舗の第1回大マラソン大会」が開催、あわせて『ミラクル』の製作発表記者会見が行われた。WAHAHA本舗全体公演「ミラクル」チケット情報パワフルかつエネルギッシュ、そして「観る側も魅せる側も全員が楽しむ」をモットーに、ステージと客席が一体となれるのがWAHAHA本舗の舞台。ダンスあり、芝居あり、お祭り騒ぎあり、シュールなパフォーマンスありと、ありとあらゆるジャンルを「笑い」と「過剰なサービス精神」で展開するのが特徴だ。2012年のテーマは「ミラクル」。本公演では、以前、デニス・ホッパーが来日した際に絶賛していた「裸影絵」や、15年前に全国で大好評を呼んだ梅垣義明による「パンパース芸」などWAHAHA本舗に残る伝説のお家芸が復活。仮面ライダー1号・2号を演じたアクション俳優の岡田勝との競演や、インド映画を意識したワハハ版ボリウッドなど、盛りだくさんの内容だ。作品について柴田は「タイトル通り、まさにミラクルな舞台になると思います。WAHAHA本舗の舞台はただ見るだけでなく、お客さんも一緒に参加する舞台。一緒に楽しんで欲しい」と語り、構成・演出を手がける喰始も「前回は座布団投げをお客さん全員にやってもらいました。今回もお客さんが参加しないと成り立たないものが山ほどあります。観るよりも参加しに来るという感じできていただければ」と観客へ参加を呼びかけた。自身に起こったこれまでのミラクルな出来事をたずねられた久本は「むしろこれからのミラクルに期待したいですね。白馬の王子様に遅くなって悪かったと迎えにきてもらいたいです。落馬してるって噂ですけど」と冗談まじりに答えた。猫は「カンボジア代表になってロンドンオリンピックに出て、金メダルを獲ったらまさにミラクル」とコメント。出場することになったら応援に行きますか?という質問に久本は「行くわけないじゃないですか」とばっさり。その後「いつも心の中で応援してる」とフォローした。ちなみに『ミラクル』のポスターでは、和田アキ子が中央に大きく顔を見せているが、公演には出演はしないという。ポスターからしてWAHAHA本舗らしさが感じられるバカバカしく遊び心あふれる舞台になりそうだ。(文:大林計隆)
2012年02月21日「“死”は事件で、ティーンの日常というのはプラットホームなんだよ」。『永遠の僕たち』のストーリーテリングにおけるティーンと死という設定について、ガス・ヴァン・サント監督はこう語り出した。「そもそもストーリーというものは特異な舞台設定を持っていることが多い。ティーンの日々というのはみんな経験していて、西部劇やSFアドベンチャーやギャングもののような特異な設定ではないけれど、やはり独特の力学があり、そこから物語として紡ぐことのできる、れっきとした一つのジャンルなんだ。14、15本と作品を撮る中で自分でも少しそこに立ち戻りつつあるような気がするよ。スピルバーグがファンタジーや少し誇張されたリアリティを描く作品に立ち戻るのと似ているかな。ルーカスの『スター・ウォーズ』、ジョン・フォードの西部劇と同じように、僕もまた、自分の見知ってる場所に帰り始めているんじゃないかなと思うんだよ」。――ならば「死」については?「それとはまた違うストーリーテリングの方法だろうな。“事件”というか…ロシア映画は主人公の死を望む傾向があるとよく聞くけど(笑)、『死』という事件があるからこそ、『生』が描けるというか。闇なくして光は描けないから、その対比ということなのかも」。――「死」に関連しては、長崎の原爆のキノコ雲と廃墟の町のショットを入れた理由は?「加瀬亮扮する特攻隊員のヒロシは、長崎に原爆が落とされる直前に死んでいる設定だったから、アナベルが長崎のことに触れても、そんなことがあったなんて知らない。でも結局は知ってしまって、同じ日本人を、長崎の町を悼んでいるんだと思う。この映画の重力のターニングポイントにもなっているんだよ、あそこは。ちょうどあの瞬間でトーンが変わるんだ。観客もいずれアナベルに死が訪れることを知っているが、あのショットでその事実を思い出す。だからあの瞬間から暗澹(あんたん)としてくるんだ。実際、キノコ雲の描写は脚本にはなかったんだけど、視覚的なサポートとして僕が足した映像だよ。亮はあのショットがあるのは知っていたが、ヒロシとしてはもちろん知らない」。――ヘンリー・ホッパー扮する主人公・イーノックが葬儀所をブラついていたり、そこでアナベルと出会ったり。『ハロルドとモード 少年は虹を渡る』や『禁じられた遊び』を思い出してしまいますが。「その要素はあると僕も思うよ。脚本を書いたジェイソンはそうした映画を観ていないと言っているけれど、僕は『永遠の僕たち』を作る前に観てるから、どこか共鳴しているところはあるかもしれないね」。――ヘンリーは本作が映画初出演ですね。「そうは言っても、既に映画はいくつかオーディションを受けていたみたいだよ。サンタモニカのアクターズ・スタジオで舞台経験をしているし。彼の父親のデニス・ホッパーは有名な俳優だもの、何だかんだ言ったって、演技というものは既にヘンリーの近くにあったんだよ。もっとも当初は映画よりも絵を描いていれば幸福って感じだったけどね」。――一方、アナベル役のミア・ワシコウスカが教えてくれた「サイレント・テイク」。台詞を発することなくシーンを演じてみるというこの手法は、いつ頃から取り入れてるのでしょうか?「やり始めたのは『MILK』からなんだ。主演のショーン・ペンにテレンス・マリック監督がやっていると聞いてね。編集時のオプションになるし、会話のリアクションにも使えるということで、後での編集の役に立つのではと思って採用したよ。僕は元々画家だから、ビジュアル的にはいろんな絵画からの影響があるのは確かだけどそれを具体的に示すのは難しい。たぶんカメラの構図に一番影響しているんじゃないかと思うけど。もちろん色彩や照明にもその影響は出ているんだろうな。自分でハッキリ指摘するのは難しいけれどね(笑)」。(text:Yuki Sato)■関連作品:永遠の僕たち 2011年12月23日よりTOHOシネマズシャンテ、シネマライズほか全国にて順次公開■関連記事:加瀬亮、クリスマスの予定は「焼き鳥」お相手は?加瀬亮、映画への“愛”「10年前の僕と今の僕。等身大の自分から始めるしかない」加瀬亮、ハリウッド進出第2弾!現場での仕事は、監督が飼う犬の散歩!?海外で活躍してほしい俳優1位は水嶋ヒロ、2位に向井理必須条件は語学力と長身?シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第20回)“ほっとけない男子”俳優は?
2011年12月28日俳優の加瀬亮が12月23日(祝・金)、ハリウッド出演第2弾『永遠の僕たち』の初日舞台挨拶を東京・渋谷のシネマライズで行った。メガホンを取るガス・ヴァン・サント監督が暮らすアメリカ・オレゴン州のポートランドで、2009年11月から約2か月弱の撮影を敢行。2年越しの日本公開に「この時期になった原因は分からないが、ようやく公開されることになってホッとしています」と安堵の表情で、駆けつけたファンに挨拶した。両親の事故死をきっかけに“死”に取り憑かれたイーノック(ヘンリー・ホッパー)と、不治の病に冒された少女・アナベル(ミア・ワシコウスカ)が織り成す儚いロマンスを幻想的なタッチで描く。加瀬さんはイーノックにしか見えない、日本軍特攻隊員の幽霊・ヒロシを演じている。「特攻隊員という役柄もあって、現地に行ってから誤解があるといけないと思い、衣裳などについていろいろ確認事項を伝えました」と加瀬さん。「完全にあちら(ハリウッド)の感覚に乗っかるのもいいんですけど、僕の頭にあるのはやっぱり日本のお客さん。よく洋画に出てくる日本人の違和感をなるべく少なくしたいと思った」と役作りに対する真摯な姿勢をうかがわせた。とはいえ、いわゆる“ハリウッド作品”とは一線を画す手触りが印象的な本作。現場もカジュアルな雰囲気だったといい、「よくみなさんが、ハリウッド進出って宣伝してくれるんですけど、ちょっと違うかもしれないですね」と少々照れくさそうな表情だ。撮影中は共演したヘンリーやミアと「よく朝まで騒いで遊んでいた」。それでも「2人とも若くて、ものすごく元気なんですよ。年齢は一回り以上違うし、僕は疲れちゃって」と図らずも“年の差”を実感してしまったのだとか。いまもヘンリーとは交流があると言い「僕は行けなかったんですけど、カンヌ(国際映画祭)からビデオメッセージを送ってくれた」と明かした。ちなみに、気になるクリスマスのご予定は?「ディズニーランド…と言いたいところですけど、以前アメリカで知り合った友人夫婦が遊びに来るので、日本を案内する予定です。『焼き鳥が食べたい』って言ってました」。前日(12月22日)には、出演するアッバス・キアロスタミ監督の新作『THE END』(原題)が撮了したばかり。今年も大活躍だった加瀬さんが、焼き鳥パワーで(!?)2012年、さらなる飛躍を遂げることに期待したい。『永遠の僕たち』はTOHOシネマズ シャンテ、シネマライズほか全国にて順次公開。■関連作品:永遠の僕たち 2011年12月23日よりTOHOシネマズシャンテ、シネマライズほか全国にて順次公開■関連記事:加瀬亮、映画への“愛”「10年前の僕と今の僕。等身大の自分から始めるしかない」加瀬亮、ハリウッド進出第2弾!現場での仕事は、監督が飼う犬の散歩!?海外で活躍してほしい俳優1位は水嶋ヒロ、2位に向井理必須条件は語学力と長身?シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第20回)“ほっとけない男子”俳優は?【TIFFレポート】加瀬亮、デニス・ホッパーの息子と朝4時までの付き合いを明かす
2011年12月24日加瀬亮のフィルモグラフィーの大半を占めるのは、映画のタイトル。その数60本以上。初めて友人の芝居を観たときの感動が彼の“演じる”スイッチを押し、現場製作スタッフ、(浅野忠信の)付き人を経て、2000年の映画『五条霊戦記』によって俳優・加瀬亮の名前はスクリーンに刻まれた。それから11年。ドラマやCMでも活躍中だが、ずっと映画に寄り添って生きてきた彼には、やはり俳優ではなく映画俳優という肩書きを添えたくなる。そんな彼が日本から世界へ──2006年のクリント・イーストウッド監督による『硫黄島からの手紙』に続いてのハリウッド長編映画出演となったのが、ガス・ヴァン・サント監督の最新作『永遠の僕たち』だ。『永遠の僕たち』は、死にとらわれた少年・イーノックと余命3か月の少女・アナベルのラブストーリー。加瀬さんは、イーノックの話し相手、特攻隊員の幽霊・ヒロシを演じている。「君の役を用意できそうなんだ。脚本を読んで感想を聞かせてくれないか?」というガス・ヴァン・サント監督からの1通のメールが出演のきっかけ。けれど、2人の出会いは7年前に遡る。「初めて監督と出会ったのは『エレファント』で来日したときでした。僕が『マイ・プライベート・アイダホ』が好きだって言っていたのを雑誌の編集の方が覚えていてくださって、対談を組んでくれたんです。監督の映画はほとんど観ていて、大好きな監督なのでそのときは緊張しすぎてあまり話せなかったんです。メールアドレスも教えてもらったのに、恐れ多くてメールもできなくて…。それでも、新しい映画を持って来日するたびに事務所に連絡をくれて、『今キャストのみんなと来日しているから遊びに来いよ、一緒に飯に行こう、自分は取材で忙しいからキャストをどこかに連れていってやってくれ』とか、声をかけてくれて、交流は続いていました。そして、今回の映画で初めて(僕のところに)メールが来て…。“とても良かったです”と、脚本の感想を送ると、じゃあオーディションを受けてくれって」。今回の撮影の舞台、監督の故郷・ポートランドへ向かうことに。映画はキャスティングで決まるという人もいるように、ヒロシ役は加瀬さん以外に考えられないほどのベストキャスティングと言えるだろう。しかも「えっ?」と意表を突く幽霊としてスクリーンにたたずむ。ガス・ヴァン・サント監督への賛辞はこうだ。「監督はまっすぐにくる(表現する)人ではないので(笑)、ベタなラブストーリーにはならないだろうなとは思っていたんですが、生きている人と同次元で幽霊を扱っているところは、さすがというか、監督らしいというか。ほかの映画でもあまり見たことがない、独特の設定ですよね。ほかの若い監督がこの映画を撮ったら、もっとドラマチックに描いて、きっとイタい映画になっていたと思う(苦笑)」。難病もの、生と死、恋愛…わざとらしい感傷映画に陥りやすいテーマであるのに、そこにたどり着かないのがガス・ヴァン・サント監督らしさ。なんとも言えない優しい気持ちが観客の心に流れるはず。それは監督自身が持っている優しさでもあり──「優しいけれど、ただ単純に優しいんじゃなく、いろいろなものを見て絶望を引き受けたうえでの優しさなんです。たとえば、『マイ・プライベート・アイダホ』は、最後ひどい目にあって路上で倒れているけれど、それでもニコちゃんマークが浮かび上がる、ああいう感じって心に突き刺さるんですよね。『永遠の僕たち』もそうですが、インディペンデントというか、パーソナルな部分から始まって最終的にパーソナルなところに届く、そういう作品が僕自身とても好きです」と語る加瀬さんの表情ももちろん優しい。とある理由で高校をドロップアウトし、生きることに背を向けたイーノック。彼が出会い恋をしたのは、余命3か月の難病に侵されていた可憐な少女・アナベル。演じるのは、昨年急逝した名優デニス・ホッパーの愛息ヘンリー・ホッパーと、『アリス・イン・ワンダーランド』のミア・ワシコウスカだ。瑞々しい若者たちの恋愛をそっと見守るヒロシを演じることで「自分自身の過去の恋愛を思い出したりしました。でも、ヘンリーやミアと比べると僕はもうオジサンだなと(笑)。ちょっと引いて見ちゃっているところもありました」と、役柄同様に若き俳優たちを現場で見守っていた。その背景には、監督からの「3人仲良くしろよ」という指令があったそう。「とにかく、いろいろな話をしました。ヘンリーとは音楽の話から入って…パソコンを持って互いの部屋に行き来して、お前どんな音楽を聴いているんだ?とか。彼は日本の音楽も好きだったので、曲を交換したり、読んでいる本や好きな映画について…夜中まで話をしていましたね。いまもミアやヘンリーとも連絡をとっているけれど、彼らの家族も撮影現場に遊びに来たりしていて、実はミアの弟とも仲が良かったりします(笑)。『今日○○のライヴがあるから、みんなで行こうか?その前にこのシーンを片づけちゃおう』。みたいな、ほんとに境界のない、温かい現場でした」。また、“若さと死”というガス・ヴァン・サントの作家テーマに触れ、ヘンリーの父である名優デニス・ホッパーの死に触れることで、加瀬さんのなかで生と死の概念が変わった。「文字で表現すると誤解されてしまうかもしれないけれど、死は当たり前のことであるんだと考えるようになりました。この映画の撮影をしている間、デニス・ホッパーは闘病中で、撮影が終わった少し後に亡くなったんです。そういうことを抱えながら仕事をしていたヘンリーを僕はすぐそばで見ていたわけで。そのとき、漠然とした意味で、死は当たり前のことなんだ、そう思いました」。同じような感覚を『永遠の僕たち』を観た人は感じるだろう。死はごく自然のことであると。そして、哀しみの先に微笑みたくなる。そんな感動を求めるがゆえに、人は映画を観たくなり、俳優は表現したくなるのかもしれない。今年は『永遠の僕たち』のほかに『婚前特急』『東京オアシス』が公開、来年2012年は当たり役となった連続ドラマ『SPEC』の劇場版『SPEC~天~』と世界的巨匠アッバス・キアロスタミ監督の『THE END』(原題)が公開予定。今後どんな映画俳優の道を歩むのかも気になる。「もともと飽き性な性格なんです。だから、10年以上もこの仕事を続けていることに自分が一番驚いている。演じるのはもう嫌だっていう瞬間はたくさんあったけれど…それでも演じることを続けていられるのは、日常じゃない時間や場所に行くこと、日常で味わえない感覚を味わえること、それが自分にとっての面白さなのかもしれないです。映画を作ること演じることは一緒でも、人も場所も毎回変わる、10年前の僕と今の僕も当然違う、その時の等身大の自分から始めるしかなくて…。でも、決して難しいということではなく、まあ(今回は)セリフが英語じゃなかったらもっとやりやすかったですけど(笑)」。10年という軌跡を一瞬ふり返り、垣間見せた加瀬さんのやわらかな表情には、揺るぎない映画への愛が溢れていた。(photo:Toru Hiraiwa/text:Rie Shintani)Stylist:Yuta Kaji/Hairmake:Yasushi Miyata■関連作品:永遠の僕たち 2011年12月23日よりTOHOシネマズシャンテ、シネマライズほか全国にて順次公開SPEC~天~ 2012年4月7日より全国東宝系にて公開© 2012 映画「SPEC~天」製作委員会■関連記事:加瀬亮、ハリウッド進出第2弾!現場での仕事は、監督が飼う犬の散歩!?海外で活躍してほしい俳優1位は水嶋ヒロ、2位に向井理必須条件は語学力と長身?シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第20回)“ほっとけない男子”俳優は?【TIFFレポート】加瀬亮、デニス・ホッパーの息子と朝4時までの付き合いを明かす戸田恵梨香インタビュー自分に素直になること。女優としての覚悟の瞬間
2011年12月21日俳優の加瀬亮が12月16日(金)、都内で開催されたハリウッド出演第2弾『永遠の僕たち』の特別試写会に出席した。メガホンをとるのは『ミルク』、『パラノイドパーク』などで国際的な評価を得るガス・ヴァン・サント監督。彼が暮らすアメリカ・オレゴン州のポートランドで、2009年11月から約2か月弱の撮影が行われた。加瀬さんが演じるのは、交通事故によって両親を失い臨死体験をした少年・イーノック(ヘンリー・ホッパー)の唯一の友人である日本人青年のヒロシ。ただし、ヒロシは第二次世界大戦で戦死した特攻隊員というユニークな設定だ。物語は“死”に取り憑かれたイーノックと、不治の病に冒された少女・アナベル(ミア・ワシコウスカ)が織り成す儚いロマンスを幻想的なタッチで描く。2人を優しく見守るヒロシ=加瀬さんの眼差しが作品に不思議な余韻を残す。「現場はいい意味で“ゆるい”雰囲気でしたね。共演した2人も明るくオープンだから、僕自身、リラックスできました」(加瀬さん)。撮影中にサンクスギビング(感謝祭)の休暇があったそうで、「ずっと(ポートランドに)滞在していましたが、何もすることなくて(笑)。だから、監督の家に遊びに行ったり、監督が飼ってる犬の散歩をしたり。サンクスギビングなので、監督がターキーを焼いてくれました」と現地では、加瀬さん流のマイペースな時間を過ごしたようだ。以前からサント監督の大ファンだったと明かし、数年前の雑誌対談をきっかけに「来日するたびに、食事に誘ってもらったりしていた」。本作への出演は、シナリオが添付されたメールが始まりだったそうで「読んだ感想を送ったら、オーディションに呼ばれた」のだとか。サント監督の魅力は「どんなに否定的な状況でも、必ず最後には“肯定”するところ」だと言い、「今回は監督自身がとても楽しんでいるように見えた。きっとまた違ったスタイルに挑戦した作品だと思うし、たくさんの遊び心が散りばめられている」と見どころを語っていた。『永遠の僕たち』は12月23日(金・祝)よりTOHOシネマズシャンテ、シネマライズほか全国にて順次公開。■関連作品:永遠の僕たち 2011年12月23日よりTOHOシネマズシャンテ、シネマライズほか全国にて順次公開■関連記事:海外で活躍してほしい俳優1位は水嶋ヒロ、2位に向井理必須条件は語学力と長身?シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第20回)“ほっとけない男子”俳優は?【TIFFレポート】加瀬亮、デニス・ホッパーの息子と朝4時までの付き合いを明かす加瀬亮が死を語り、若い2人を導く!『永遠の僕たち』ポスター&予告編解禁加瀬亮が出演するガス・ヴァン・サント作品が東京国際映画祭でお披露目!
2011年12月16日東野圭吾の人気ミステリーを映画化した『麒麟の翼〜劇場版・新参者〜』のワールドプレミア上映が10月28日(木)、開催中の第24回東京国際映画祭にて開催され、主演の阿部寛を始め新垣結衣、溝端淳平、田中麗奈、松坂桃李、三浦貴大、菅田将暉、土井裕泰監督が舞台挨拶と記者会見に臨んだ。東野さんの作品群の中でも高い人気を誇る加賀恭一郎シリーズを原作に、連続ドラマ「新参者」、スペシャルドラマ「赤い指」(共にTBS)に続いて、シリーズ初の映画化となった本作。日本橋で怪奇な殺人事件が発生するが、その裏に隠された謎や被害者が残した想いを刑事・加賀が読み解いていく。すっかりハマり役となった加賀を再び演じた阿部さんは「東野さんに、加賀は僕(阿部さん)なので『頑張ってください』とプレッシャーをかけられました」と苦笑い。ドラマに続いて日本橋近辺での撮影となったが「第二の故郷に帰ってきたような気持ちでした」と述懐した。TVシリーズに続いて、加賀とコンビを組む刑事の松宮を演じた溝端さんは「阿部さんと一緒にまた人形町を歩けて幸せで、一歩一歩大事に歩きました。今回は、少しでも成長したところを見せたかった」と阿部さんとの共演への強い思い入れを吐露。阿部さんは「かゆくなるんだよね」と照れくさそうに笑いつつ「20歳以上年齢は離れてますが、加賀にないものを松宮は持っていて、互いに埋め合って捜査していく。そこは成長したよね」と語り、溝端さんは「ありがとうございます!嬉しいです」と満面の笑みを浮かべた。溝端さんは「阿部さんの背中を見ていると言いたいことが分かる」と豪語。阿部さんに第一子が誕生したことに触れ「阿部さんの嬉しい報告があった日も『阿部さん、何か嬉しいことありました?』と聞いたら当たってた」と名コンビぶりをアピールした。劇場版からの参加となる新垣さんは、TVシリーズの大ファンということで「加賀と松宮と向かい合って尋問…職質?されるところがあるんですが興奮しました(笑)」と嬉しそうに明かし、笑いを誘っていた。阿部さんとはドラマ「ドラゴン桜」(TBS)で教師と生徒の関係をを演じて以来、6年ぶりの共演となったが「覚えていてくださったことが嬉しかったです」とニッコリ。阿部さんは「成長して立派になって…と親のような気持ちになりました」と“教え子”の成長に目を細めていた。「赤い指」に続いての出演となる田中さんは「緊張しましたが溝端くんがいつも華麗なトークで盛り上げてくれました(笑)」とふり返ったが、土井監督は「溝端がうるさかったのが一番大変だった」と語り、会場は笑いに包まれた。松坂さんは阿部さんとの共演について「目標とする方と共演できて、セリフ飛ぶくらい緊張しました。(阿部さんは)緊張をほぐすように話しかけてくださった」と語った。加賀との重要シーンの撮影を前にかなり緊張していたそうだが「監督から『考えるな。感じろ』というメールをもらって緊張が解けました」と明かす。このシーンはいきなり本番で撮影されたそうだが、監督は「見事に一発で決めてくれた」と松坂さんを称えた。三浦さんは事件の容疑者の男性の役。新垣さんの恋人という役どころだったが「恐縮です(笑)。映画の中で新垣さんに『もっとちゃんとしてよ』と言われるセリフがあるんですが、心に刺さって一週間くらい立ち直れなかったです」と苦笑を浮かべていた。この日のキャスト陣の中で最年少の18歳の菅田さん。松坂さんら同世代の俳優とのシーンが多いが「年の近い人との芝居は特別な刺激がありました。いい緊張感の中で『みんないい芝居してるな』と思える現場でした」と充実した表情を見せていた。世界初上映に際し、阿部さんは「極上のミステリーに仕上がっています」と自信のほどをうかがわせるコメントで締めくくった。東京国際映画祭は10月30日(日)まで六本木ヒルズほか都内各所で開催中。『麒麟の翼〜劇場版・新参者〜』は1月28日(土)より全国東宝系にて公開。特集「東京国際映画祭のススメ2011」■関連作品:麒麟の翼〜劇場版・新参者〜 2012年1月、全国東宝系にて公開© 2012映画「麒麟の翼〜劇場版・新参者〜(仮題)」製作委員会第24回東京国際映画祭 [映画祭] 2011年10月22日から10月30日まで六本木ヒルズをメイン会場に都内各所にて開催© 2011 Tokyo International Film Festival All Rights Reserved.■関連記事:【TIFFレポート】西島秀俊、“力石”伊勢谷友介も認める体脂肪ゼロの役作り!【TIFFレポート】仲里依紗、“妊婦パワー”で「日本を元気に!」宣言名匠が被災地に捧げる3分11秒の短編が東京初上映!ワークショップも開催決定【TIFFレポート】岡田将生&原田泰造通訳付き映画祭公式上映にハイテンション!【TIFFレポート】加瀬亮、デニス・ホッパーの息子と朝4時までの付き合いを明かす
2011年10月28日