家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。スケートファンならずとも、トーニャ・ハーディングなら知っているという人は多いかも。’94年に起きたあの「ナンシー・ケリガン襲撃事件」の真相を描いた映画が早くもブルーレイ&DVDで登場しました。■『アイ,トーニャ史上最大のスキャンダル』Blu-ray&DVD発売中。Blu-ray5,076円、DVD4,104円(価格は全て税込み)。発売元:ショウゲート、販売元:ポニーキャニオンライバル選手の襲撃事件、直後に開催されたリレハンメル五輪での、靴ひもの不具合を審査員に泣きながら訴えるトーニャの姿は、記者も覚えています。どちらも衝撃的すぎてトラブルメーカーといった印象が残りました。作品はそんなトーニャの半生が描かれています。ゆがんだ愛情の注ぎ方しかできない母親に育てられ、夫のジェフは典型的なDV男。ジェフの友人で襲撃事件に関わっていたショーンは妄想癖の持ち主……。貧困層にいたトーニャはズバぬけた才能と努力で、アメリカ人女性選手で初めてトリプルアクセルを成功させたのに(ちなみに世界初の成功者は伊藤みどり選手)、置かれた環境の悪さゆえにスター選手の道を歩むことができませんでした。その負の連鎖は、悲劇なのにもはや喜劇。トーニャ自身も半ば自嘲気味に自分の境遇を楽しんでいるかのよう。そのようなタッチで本作は作られています。安易な同情など寄せつけない勢いです。現在48歳のトーニャは本作の内容に満足しているとのこと。フィギュア界の異端児が歩んできた強烈人生は、見ごたえ十分でした。
2018年12月03日フィギュアスケート史上最大と言われる衝撃事件「ナンシー・ケリガン襲撃事件」の意外な真相と、その事件を引き起こしたトーニャ・ハーディングの波乱万丈な半生を描いた『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』。この度、本作のBD&DVDが、11月21日(水)に発売されることが決定した。フィギュアスケート界が揺れた前代未聞のスキャンダルを描く本作は、アメリカ人女性初にして史上2人目のトリプルアクセルの成功者でありながら、前代未聞のスキャンダル「ナンシー・ケリガン襲撃事件」を引き起こたトップスケーター、トーニャ・ハーディングの衝撃的実話を、ユニークな手法、大迫力のスケートシーン、キャッチーな名曲たちを交えて描いた話題の一作。第90回アカデミー賞では主演女優賞、助演女優賞、編集賞にノミネートされ、日本でも公開時にあらゆる世代で話題を集めた一作だ。主演を『スーサイド・スクワッド』のハーレイ・クイーン役でブレイクしたマーゴット・ロビーが務め、トーニャの鬼母を本作でアカデミー賞助演女優賞を獲得したアリソン・ジャネイが怪演。監督は『ラースと、その彼女』で知られるクレイグ・ギレスピーが務め、迫力のドラマを演出した。このほど発売となるセルのブルーレイには、キャストのインタビューをはじめ、メイキング映像、削除シーンなど裏側に迫る充実の特典映像を多数収録予定。また、初回限定特典は、特製スリーヴケースを予定している。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル 2018年5月4日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2017 AI Film Entertainment LLC. All Rights Reserved.
2018年09月20日実在のフィギュアスケーター、トーニャ・ハーディングの波乱万丈な半生を描いたマーゴット・ロビー主演作『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』が現在公開中。この度、まだ観ていない方はきっと劇場に行きたくなる、すでに観たという方ももう一度観たくなる、冒頭10分もの本編映像がシネマカフェに到着した。本作の冒頭は、全米のスポーツ専門チャンネルESPNのスポーツドキュメンタリー番組「30 for 30」が2014年1月16日に放送した「The Price of Gold(金メダルの代償)」というトーニャについてのエピソードから始まる。マーゴットがトーニャ、セバスチャン・スタンがその元夫ジェフ・ギルーリーになりきり、インタビューに答えているシチュエーションをキャストたちが完全再現。最近では『デッドプール』でも広く知られるようになった、カメラ目線で観客に向かって話しかけていく演出は本作の醍醐味といわれている。■ツッコミたくなる! クスッと笑える! 冒頭の10分間到着した映像では、「これは大マジメな真実のインタビューに基づいている。大いに議論はあるだろうが…」という説明のあと、タバコを片手にトーニャが世間からのイメージについて語ったり、元夫・ジェフが「27歳で俺はアメリカで最も嫌われる男になった、世界中でかも」と話したり。また、肩に小鳥をのせた母親・ラヴォナ(アリソン・ジャネイ)が、小鳥のことを「6番目の旦那よ、いままでで最高」と発言する姿も…。ほかにも、トーニャのコーチ・ダイアン、トーニャの元ボディガード・ショーン、ゴシップ番組「ハードコピー」元リポーターまで、クレイジーすぎる本作の登場人物を完コピし、実際のインタビューをパロディ的に再現した映像が次から次へと流れる。そしてインタビュー映像から、スケートリンクに連れ出され、コーチのダイアンに初めて出会った3歳のトーニャから、手作りファーコートをからかう子たちに中指を立てる12歳のトーニャ(マッケナ・グレイス)の姿も映し出される。すでに本作を観賞した人たちからは、「虐待に反撃するトーニャが好き」「おっかないオカン役のアリソン・ジャネイが強烈で、オスカー助演女優賞も納得」「めちゃくちゃ面白い! こりゃ現代版羅生門か?w」「マーゴットロビーは気合いが入ってて見てて清々しい」といった反響の声が続々。フィギュア界から追放され、プロボクサーへ転身した波乱万丈な人生を送った”トーニャ"という人物への驚き、そんなトーニャの姿を見事に再現し、スキャンダルの真っ最中だった"あの頃"を蘇らせたマーゴットの熱演にも絶賛の声が上がっている。“氷上のプリンセス”から“犯罪者”へ…。実話なのに、どこまでが本当なのかもわからない!?そんなトーニャの半生をまずはこの映像から確認してみて。『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル 2018年5月4日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2017 AI Film Entertainment LLC. All Rights Reserved.
2018年05月16日◼︎米フィギュア界で実際に起きた前代未聞の襲撃事件DRESS読者のみなさん、こんにちは。今回みなさんにご紹介したいのは、フィギュアスケート史上、最大のスキャンダルとなった「ナンシー・ケリガン襲撃事件」をテーマに描いた『アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル』。アメリカン人女性としては初、世界では伊藤みどり選手に続き、史上ふたり目のトリプルアクセル成功者であるトーニャ・ハーディング。彼女が1994年に、元夫らにライバル選手の襲撃を命じたと疑惑の目を向けられると、マスコミのネタとなり、世間を騒がせました。本作では、トーニャの生い立ちから、いかにして事件が起きたのかまで、人生の絶頂からどん底へと突き落とされた彼女の半生を、悲しくも、ユーモラスに描き出します。◼︎『アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル』のストーリー1970年、米オレゴン州、ポートランド。低所得で学もない母ラヴォナ(アリソン・ジャネイ)の四番目の夫との間に生まれたトーニャ・ハーディング(マーゴット・ロビー)は、幼い頃からスケートの才能を開花させる。しかし、気に入らないことがあるたびに娘を罵倒する母親から日常的に暴力を受けていた。15歳になったトーニャは、ある日の練習中にリンクで出会ったジェフ・ギルーリー(セバスチャン・スタン)と恋に落ちるが、その数カ月後にはトーニャに対するジェフの暴力が日常化する。しかし、幼い頃から母の暴力の中で育ったトーニャは、暴力が振るわれるのは自分のせいだと思い込み、謝罪されるとすぐにヨリを戻してしまうのだった……。歪な人間関係に身を置く一方、トーニャはジェフと結婚した翌年(1991年)に、スケートの全米選手権でアメリカ人初のトリプルアクセルに成功、大会初優勝を飾るなどして大活躍。続く世界選手権でも2位に輝き、トーニャは92年アルベールビル、94年リレハンメルと二度のオリンピック代表選手に選ばれる。そんな中、ついにジェフとの離婚に踏み切ったトーニャだったが、彼の友人がトーニャのライバルであるナンシー・ケリガン選手を襲撃したことで、トーニャのスケート人生は一変する。一度は栄光を掴み、アメリカ中から大きな期待を寄せられたトーニャだったが――。◼︎「ナンシー・ケリガン襲撃事件」って?本作でトーニャの人生を一変させる大きな出来事として描かれる「ナンシー・ケリガン襲撃事件」とは一体どんな事件だったのでしょうか?1994年1月6日。リレハンメルオリンピックの代表選考会となる全米選手権の会場で、優勝候補とされていたナンシー・ケリガンが、練習後に何者かに右ひざを殴打され怪我を負いました。ナンシーは欠場を余儀なくされ、トーニャが全米選手権の優勝を飾ります。ところが、事件発生から2週間後、トーニャの元夫らが襲撃事件の犯人として逮捕され、トーニャの関与も疑われることに……。全米スケート協会とアメリカオリンピック委員会はトーニャのオリンピック出場権をはく奪しようとしますが、トーニャは無実を主張し続けて、なんとかリレハンメルオリンピックに出場します。しかし、トリプルアクセルの失敗や、靴紐の不具合などでトーニャは8位入賞に終わってしまうのでした。◼︎主演女優 マーゴット・ロビーは、結婚式の前日もスケートリンクの上に立っていた。トーニャ・ハーディングを演じるのは、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』で文字通りレオ様を足蹴にしていた美女・ナオミ役で大ブレイクし、『スーサイド・スクワッド』のハーレイ・クイン役でも話題を集めたマーゴット・ロビーです。マーゴットは、本作のプロデューサーも務めたほか、本作で初のアカデミー主演女優賞にノミネートされる快挙も成し遂げました。マーゴットは、本作のために4カ月に渡ってスケートを猛特訓。トーニャが話すアメリカ北西部なまりの英語も完全にマスターしました。なんと、自身の結婚式の前日もアイススケートのリンクに立っていたというマーゴット。4カ月間、週に5回、1日4時間も練習していたというから驚きです。徹底したトレーニングと、見事な演技力でトーニャ・ハーディングになり切ったマーゴットの演技は必見!◼︎演技派、アリソン・ジャネイ演じる母親にも注目!もうひとり注目したいのは、トーニャの母親ラヴォナ・ハーディング役を演じた演技派アリソン・ジャネイです。娘のトーニャを貧困から脱するための道具としてしか扱わず「あの娘はどうせダメだって言わないと力を発揮しない」と決めつけ、言葉と体の暴力で娘をねじ伏せるその鬼母ぶりは、あまりに強烈です。思わず身震いするほどのその怪演は、ぜひスクリーンでご確認ください!トーニャ・ハーディングの悲劇を描きながらも、ユーモラスも忘れず、目が離せないほどの面白さを持つ本作『アイ、トーニャ史上最大のスキャンダル』は、5月4日より全国公開しています。アンチーヒーローを演じたらピカイチのマーゴット・ロビーをぜひスクリーンで楽しんでみてください!◼︎『アイ、トーニャ史上最大のスキャンダル』公開情報『アイ、トーニャ史上最大のスキャンダル』5月4日(金)、TOHOシネマズ他、全国ロードショー監督:クレイグ・ギレスビー出演:マーゴット・ロビーセバスチャン・スタンアリソン・ジャネイ、マッケナ・グレイス配給:ショウゲート上映時間:120分公式サイト:tonya-movie.jp(C)2017 AI Film Entertainment LLC
2018年05月07日第90回アカデミー賞の授賞式が5日(現地時間4日)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』のアリソン・ジャネイが助演女優賞を受賞した。女子フィギュアスケーター、トーニャ・ハーディングのスキャンダルの真相に迫る同作。一度は栄光を掴みアメリカ中から愛されるも、ある事件をきっかけにフィギュア界からの追放、プロボクサーへ転身・・・・彼女の波乱万丈な半生を描く。ジャネイは、トーニャの鬼母ラヴォナを演じた。ジャネイは受賞のスピーチで「私1人でこれを成し遂げたんですよ」と笑いを誘ってから「それはまったく真実とは異なります」とキャストやスタッフに感謝。また、「ほかの候補者のみなさまも素晴らしいです。見事な演技を披露されてます」とノミネートされた女優たちを称えた。助演女優賞は、アリソン・ジャネイのほか、『マッドバウンド 哀しき友情』のメアリー・J・ブライジ、『ファントム・スレッド』のレスリー・マンヴィル、『レディ・バード』のローリー・メトカーフ、『シェイプ・オブ・ウォーター』のオクタビア・スペンサーがノミネートされていた。WOWOWプライムでは、3月5日21時から同授賞式の字幕版を放送。3月10日20時からダイジェスト版も放送する。(C)2017 AI Film Entertainment LLC. All Rights Reserved.
2018年03月05日マーゴット・ロビーが実在のフィギュアスケーター、トーニャ・ハーディングに扮し、彼女の波乱万丈な半生を描いた『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』。この度、本作の特報映像&メインビジュアルが公開された。今回到着した特報映像の冒頭では、マーゴットが4か月に渡って猛特訓し得た見事なジャンプが披露されている。そんな表彰台で笑顔で手を振るトーニャ(マーゴット・ロビー)の姿から一変、バックヤードでタバコを吸い、スケート靴で火を消し、「私に真実を話せって?」と言い、“あきれた!”というジェスチャーをするキラキラした姿とはまるで別人のような彼女が映し出される。さらに、棒状のもので殴る様子や、子どもだったトーニャが座っている椅子を足で倒す鬼母ラヴォナ(アリソン・ジャネイ)の姿、銃に打たれそうなトーニャの姿など、次々と目を疑う映像が登場している。あわせて公開されたメインビジュアルには、「彼女は世界中から愛され、一瞬にして世界中から憎まれた」というキャッチコピーとともに、ふてぶてしい様子のトーニャが。またこの衣装は、1992年アルベールビルオリンピックでトーニャ・ハーディングが披露した衣装を完全コピーしたものとなっている。『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』は5月4日(金・祝)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年02月13日フィギュアスケート史上最大のスキャンダル「ナンシー・ケリガン襲撃事件」と渦中のフィギュアスケーター、トーニャ・ハーディングの波乱万丈な半生を描いた話題作『I,Tonya』(原題)が、『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』の邦題で5月4日(金・祝)に公開されることが決定した。『ザ・ブリザード』のクレイグ・ギレスピー監督がメガホンをとった本作は、一度は栄光を掴みアメリカ中から愛されたトーニャ・ハーディングのフィギュア界からの追放、プロボクサーへ転身と、彼女の波乱万丈な半生を描いた物語。トーニャを演じるのは、『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』『ターザン:REBORN』『スーサイド・スクワッド』のマーゴット・ロビー。トーニャのスケーティングのみならず、その話し方や立ち振る舞いまで完全にコピーしたマーゴットの熱演、強烈な個性を持つトーニャの鬼母ラヴォナを演じたアリソン・ジャネイをはじめとする役者たちの力強い演技、そしてトーニャの激しく波乱に満ちた生き様が、ブラックユーモアを交えながら描いている作品の超絶な面白さが話題となり、全米でも大ヒットを記録。第75回ゴールデングローブ賞では、ミュージカル・コメディ部門・作品賞、主演女優賞(マーゴット・ロビー)、助演女優賞(アリソン・ジャネイ)の3部門にノミネートされ、見事助演女優賞を受賞。そのほか、トロント国際映画祭、ハリウッド映画賞、サンフランシスコ映画批評家協会賞などなど、前哨戦と言われる各賞レースでも多数のノミネートや受賞を獲得し、アカデミー賞最有力との呼び声が高まっている。『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』は5月4日(金・祝)よりTOHOシネマズほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年01月22日映画『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』が、2018年5月4日(金・祝)よりTOHOシネマズほか全国の劇場で公開される。史上最もスキャンダラスなフィギュアスケート選手の半生『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』は、フィギュアスケート史上最もスキャンダラスな人物として知られる、トーニャ・ハーディングの波乱に満ち溢れた半生をベースにした作品。一度は栄光を掴みアメリカ中から愛された彼女がフィギュア界から追放され、プロボクサーへ転身するという波乱万丈なストーリーが、ブラックユーモアを交えながら描かれる。『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』あらすじオリンピック代表になるため、ライバルの膝を殴打!?貧しい家庭の中でも、幼いころから厳しく育てられたトーニャ・ハーディング。その才能と努力でアメリカ人初、女子選手としては史上2人目のトリプルアクセルを成功させ、92年アルベールビル、94年リレハンメルと二度のオリンピック代表選手となった。しかし、彼女の夫であったジェフ・ギルーリー(セバスチャン・スタン)の友人が、トーニャのライバルであったナンシー・ケリガンを襲撃。アメリカから愛され栄光をつかんだトーニャ・ハーディングだが、転落が始まる。フィギュア界からの追放。プロボクサーへ転身…と波乱万丈な人生を歩んでいく。主演にマーゴット・ロビー主人公のトーニャ・ハーディングを演じるのは、『スーサイド・スクワッド』ではハーレイ・クイン役を務めたマーゴット・ロビー。彼女の話し方や立ち振る舞いはもちろん、スケートシーンまで完全にマスターした。予告編の冒頭では、本作のために猛特訓を重ねたマーゴット・ロビー本人の氷上の演技が披露される。しかし、キラキラと舞う姿から一変、バックヤードでタバコを吸い、暴言を放つ姿も。また、子供時代に受けた虐待シーンや、銃に狙われるカットなど、誰もが予想のできない衝撃的な映像が続き、事件の真相へと迫っていく。トーニャの強烈な個性の“毒母”ラヴォナを演じたアリソン・ジャネイ。その他、キャプテン・アメリカシリーズのウィンター・ソルジャー役で知られるセバスチャン・スタン、映画『ギフテッド』で一躍注目を集めた子役のマッケナ・グレイスをはじめとする、役者たちの力強い演技にも注目したい。アカデミー賞・ゴールデングローブ賞などにノミネート『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』は、マーゴット・ロビーとアリソン・ジャネイがアカデミー賞をはじめ、ゴールデングローブ賞、ゴッサム賞、サテライト賞ほか多数の映画賞で主演女優賞や助演女優賞にノミネートされている。中でもアリソン・ジャネイは、アカデミー賞&ゴールデングローブ賞にて助演女優賞を獲得した。作品情報映画『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』原題:『アイ、トーニャ』公開時期:2018年5月4日(金・祝) TOHOシネマズほか全国ロードショー出演:マーゴット・ロビー、セバスチャン・スタン、アリソン・ジャネイ、マッケナ・グレイス 他監督:クレイグ・ギレスビー脚本:スティーブン・ロジャース、クレイグ・ギレスビー© 2017 AI Film Entertainment LLC. All Rights Reserved.
2017年12月15日フィギュアスケート史上、最もスキャンダラスな元オリンピック代表選手トーニャ・ハーディングをマーゴット・ロビーが熱演し、本年度賞レースの台風の目となっている『I, Tonya/アイ、トーニャ』(原題)の日本公開が、2018年初夏に決定した。貧しい家庭で幼いころから厳しく育てられたトーニャ・ハーディング(マーゴット・ロビー)。その才能と努力でアメリカ人初のトリプルアクセルを成功させ、1992年アルベールビル、続く94年リレハンメルと二度のオリンピック代表選手となった。しかし、彼女の夫であったジェフ・ギルーリー(セバスチャン・スタン)の友人がトーニャのライバルであるナンシー・ケリガンを襲撃したことで、彼女のスケート人生の転落が始まる――。一度は栄光をつかみ、アメリカ中から愛されながらも、フィギュア界から追放され、プロボクサーへ転身したトーニャの波乱万丈な半生を描き出す本作。アメリカ人初のトリプルアクセルを飛んだオリンピック代表選手にして、フィギュアスケート史上最大の事件「ナンシー・ケリガン襲撃事件」の渦中にいたトーニャ・ハーディングを演じるのは、『スーサイド・スクワッド』『ターザン:REBORN』のマーゴット・ロビー。スケートシーンも含め、その話し方や立ち振る舞いまで完全にコピーしたマーゴットをはじめ、強烈な個性のトーニャの“毒母”ラヴォナを演じたアリソン・ジャネイなど、役者たちの力強い演技と、その波乱な人生は賞レースでも大注目。現在、2018年アカデミー賞へ向けた前哨戦の中でも多数のノミネート&受賞を獲得し始めており、すでにハリウッド映画賞において助演女優賞(アリソン・ジャネイ)、およびアンサンブル賞を獲得。2018年1月に授賞式が行われる第75回ゴールデン・グローブ賞のノミネート候補としても有力な1作に数えられている。現在、全米4館(LA&NY)にて限定公開中だが、今後1月にかけて館数を増やし、最終的には1,000館規模まで拡大されるとか。『シェイプ・オブ・ウォーター』、『スリー・ビルボード』、『Call Me By Your Name』(原題)、『Lady Bird』(原題)などとともに賞レースを席巻するかもしれない。『I, Tonya/アイ、トーニャ』(原題)は2018年初夏、TOHOシネマズほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年12月11日2月19日ロンドン・ファッションウィーク2日目、パルマー・ハーディング(palmer //harding)がプレゼンテーション形式で2017-18年秋冬コレクションを発表した。若手デザイナーの宝庫と言われるロンドンの中でも一際異彩を放っているのが同ブランド。デザイナーデュオ、レヴィ・パルマー(Levi Palmer)とマシュー・ハーディング(Matthew Harding)によって2012年春夏に立ち上げられた。シャツのみで構成されるコレクションは、トラディショナルな技法を使って一つひとつ丁寧に仕立てられる。昨シーズン、ロンドン・ファッションウィーク開幕パーティの首相官邸でメイ首相が着用したことで一気にその名を全国区へと広げた。たおやかに揺れるドレープや、巧みなカッティングによって生まれるセンセーショナルなシルエットは爽やかで軽快さがある。しかし今季はこれまでになかった黒をキーカラーに、ダークなゴシック調のコレクションとなった。着想源となったのはレヴィ・パルマーの生まれ育った地、アメリカ合衆国テキサス州。その地域にはgoths(ゴス)と呼ばれるゴシック・ロックミュージックから影響を受けた若者が多く、彼自身も10代の頃は全身黒のゴシックスタイルが日常だったという。バウハウスのBela Lugosi’s dead (ドラキュラ役で名を馳せた俳優ベラ・ルゴシへ捧げた曲)をBGMに、会場は真っ黒の壁と砂で異様な空気に包まれていた。ファーストルックのシャツは襟がなくネックラインがそのまま伸び、フードの様に頭から掛けるような状態で登場した。シルク素材のスリットが入ったスカートは妖艶なツヤを放ち、レザーのグローブが魅惑的な雰囲気に拍車をかけた。続くルックでは淡いピンクのシャツ、その次はアシンメトリーのオレンジのスカートと、黒が引き立て役となって、まるで夜に朝日が差し込むような鮮やかなカラーだった。波打つような広がりを見せる裾はシャツドレス、麻素材のコート、ロングスカートに用いられ、悠々自適なエレガントを纏う。スリーブの前部をカットして自由に腕を動かすことのできるシャツワンピースや、オフショルダー、ベルスリーブと様々なシルエットを引用し、シャツ縛りのルックは退屈さとは無縁のバリエーションであった。これまでのイメージから大きくシフトしたコレクションは、シャツという制限の中で無限の可能性を感じさせてくれるものである。シンプルであるからこそ、高度な技術と優れた美的感覚が要されるが、彼等は十分にそれらを備えていることを証明した。
2017年02月23日『ザ・ブリザード』のクレイグ・ギレスピーが、『I, Tonya』の監督に決まった。元フィギュアスケート選手トーニャ・ハーディングの伝記映画で、マーゴット・ロビーが主演とプロデューサーを兼任する。脚本は、現在、スティーヴン・ロジャースが執筆中。その他の情報ハーディングはオレゴン州ポートランド出身。90年代初めに実力を発揮して注目され、1992年のアルベールビルオリンピックに出場する。しかしその次のシーズンは不調に終わり、1994年のリレハンメルオリンピック選考会となる全米選手権の会場で、元夫に、ライバルのナンシー・ケリガンの膝を殴打させた。ケリガンは怪我のせいで出場できず、ハーディングは優勝を果たした。だが後にハーディングはこの罪を認め、全米スケート協会から、1994年の優勝を剥奪されている。ロビーの次回作は、この夏公開の『ターザン:REBORN』。そのすぐ後には、DCコミックのスーパーヒーロー映画『スーサイド・スクワッド』が控える。文:猿渡由紀
2016年06月15日マーゴット・ロビーが『I,Tonya』に主演することがわかった。オリンピックに出場したフィギュアスケート選手トーニャ・ハーディングの伝記映画で、ロビーはプロデューサーも兼任する。現在、『P.S.アイラヴユー』『クーパー家の晩餐会』のスティーブン・ロジャースが脚本を書いているところだ。その他の情報ハーディングはオレゴン州ポートランド出身。1991年に女子として史上2番目にトリプルアクセルを成功させる。1992年には、アルベールビルオリンピックに出場。だが1994年、ライバルのナンシー・ケリガンが何者かに襲われて膝を負傷し、犯人がハーディングの元夫とボディガードだったことがわかる。ハーディングは策略に関わっていたことを認め、1994年の全米チャンピオンシップを剥奪された。マーゴットは現在公開中の『マネー・ショート 華麗なる大逆転』にカメオ出演している。次回作は7月1日北米公開予定の『ターザン:REBORN』。そのすぐ後には『スーサイド・スクワッド』も控える。文:猿渡由紀
2016年03月23日「サンローラン ミュージック プロジェクト(SAINT LAURENT MUSIC PROJECT)」に、米シンガーソングライター、カーティス・ハーディング(Curtis Harding)がフィーチャーされた。デビュー曲「ネクストタイム(Next Time)」用の映像は、カーティスのリクエストに応じ、エディ・スリマン(Hedi Slimane)が手掛けたもの。映像にはカーティスの他、サンローランの新顔モデル、グレース・ハーツェル(Grace Hartzel)がブランドのハイウエストスキニージーンズを着用して出演。カーティスはサンローランの黒いウエスタンフリンジレザージャケットとジーンズをまとっている。カーティスは1979年ミシガン州デトロイト生まれ。ギタリスト、シンガー、ソングライターをこなし、60年代のソウルサウンドと現代のインディーズ音楽の要素を混じえた楽曲を制作している。2013年10月、ロサンゼルスにてエディ・スリマンと邂逅。3月にはエディがジャケット写真を撮影したデビューアルバム『ソウルパワー(Soul Power)』(Burger Records)がリリースされる。同プロジェクトには今までダフトパンク(DAFT PUNK)やベック・ハンセン(BECK HANSEN)、マリリン・マンソン(MARILYN MANSON)などがフィーチャーされている。
2014年01月20日長野県軽井沢町のコンサートホール「軽井沢大賀ホール」の初代芸術監督に世界的指揮者のダニエル・ハーディングが就任した。「軽井沢大賀ホール」の公演情報軽井沢大賀ホールは、ソニー名誉会長でクラシック音楽にも造詣の深かった故・大賀典雄の寄贈によって2005年4月に開館。国内外から一流演奏家を招聘し、上質の音楽を発信してきたが、7年目を迎える2012年、さらに芸術性を高めるため芸術監督制を導入することを決定。その初代の芸術監督として、大賀典雄が生前からその才能を高く評価していた指揮者のダニエル・ハーディングを迎える。1975年イギリス生まれの指揮者ダニエル・ハーディングは、1994年にバーミンガム市交響楽団を指揮してプロ・デビュー。1996年にはベルリン芸術週間にて世界最高峰のオーケストラ、ベルリン・フィルと初共演。同年、ロンドンの音楽祭「BBCプロムス」に史上最年少指揮者として登場するなど、若くして楽壇の最高峰で活躍。次代を担う巨匠候補のひとりと目されている。昨年8月に軽井沢大賀ホールで行われた大賀典雄の追悼演奏会では、東京フィルハーモニー交響楽団と東京オペラシンガーズを率い、ベートーヴェンの交響曲第9番「合唱付」を指揮している。「初めて軽井沢大賀ホールを訪れ、大賀典雄さんにお会いしたのは2005年のことでした。大賀さんご自身にホールを案内して頂きながら彼の思いを直接伺うことが出来ました」と故人との思い出を語ったハーディング。芸術監督就任にあたり「このホールはこの上なく静寂で音だけに集中できる空間が保たれている場所。世界にふたつとなく、聴衆により近いホールです。尊敬する大賀さんの遺した素晴らしいコンサートホールを世界中にアピールすると同時に、より一層芸術性の高いホールになるよう監修していきたい」と抱負を述べた。ダニエル・ハーディングの軽井沢大賀ホール初代芸術監督就任は、4月1日(日)より。同ホール主催公演の企画運営に携わる予定だ。
2012年02月22日