ドイツ料理と言えばソーセージを思い浮かべる方が多いでしょう。ソーセージをはさんだパンを食べながら、ビールを飲んでいる光景は、ドイツらしいですよね。ドイツでは寒い冬を乗り越えるため、ソーセージ以外にもさまざまな食材を保存して楽しむ食文化が発展しています。今回は、ドイツ料理の特徴や歴史に加えて、ソーセージの付け合わせの定番ザワークラウトの作り方のほか、おすすめのドイツ料理レシピをご紹介します。軽食などで簡単に食事を済ませることの多いドイツの料理は、気軽に作れるものが多くて取り入れやすいので、ぜひチェックしてみてください。 ■ドイツ料理の特徴・歴史ヨーロッパのほぼ中央に位置するドイツは、冬が長く厳しいため、食材を保存するための工夫が凝らされた料理が発展してきました。ソーセージはその代表で、地方ごとにさまざまな味わいのソーセージが存在します。その昔、農村部などでは秋が深まると飼っていた豚を加工し、ソーセージや塩漬け肉などを作って長い冬を越すために利用していました。また、ソーセージの付け合わせにぴったりのザワークラウトやピクルスなども、ドイツの食卓には欠かすことのできない脇役です。これも作物がとれない冬の貴重なビタミン源として、昔から広く親しまれてきました。もうひとつドイツ料理で忘れてはならないのが、パンです。ドイツのパンは世界一種類が豊富だと言われるほどで、特に黒っぽい色のライ麦パンが有名です。ライ麦は寒冷地での栽培に適しており、ドイツの気候に合っていたため、たくさん栽培されてきました。現在は白い小麦のパンもありますが、ライ麦パンは栄養価が高く、健康に良いとされているため、変わらず人気があります。ドイツでは、夕食は火を使わないシンプルな料理が一般的で、パンにソーセージやハム、ザワークラウトなどをテーブルに並べ、自分で取り分けて楽しむのが定番です。これは家族とのリラックスした時間を過ごすために、家事にはあまり時間をかけないようにする工夫。このすてきなドイツの食文化を、ぜひ取り入れてみたいですね。■ザワークラウトの作り方本場ドイツのザワークラウトはキャベツと塩だけで発酵させて作りますが、こちらはリンゴ酢を使って手軽に短時間で作れるレシピです。マヨネーズで和えるので酸味がまろやかになり、子どもでも食べやすくなります。ぜひソーセージと一緒にお試しください!■サラダからデザートまで! ドイツ料理のレシピ7選・カボチャのドイツ風サラダ爽やかなヨーグルトソースがカボチャの甘みを引き立て、酸味と甘みの絶妙なハーモニーが楽しめるホットサラダ。カボチャは電子レンジでやわらかく加熱してつぶすだけなので簡単に作れます。スライスしたドイツパンにのせても美味しいですよ。・簡単! ビールに合う定番ジャーマンポテトジャガイモとウインナーを炒め合わせて、塩コショウで味付けするだけで完成です。ウインナーの風味がホクホクのジャガイモによく合います。お好みでカレーパウダーを振ると、スパイシーな味わいになり、ついついビールが進んでしまいます。・おうちで焼けるドイツパン♪もちもちプレッツェルふっくらやわらかい食感の、パンタイプのプレッツェルレシピ。通常、プレッツェルは苛性ソーダ溶液に浸けてから焼くことで、独特のつやを出していますが、手重曹で代用できます。キレイなこげ茶色のパリッとしたプレッツェルが家でも作れるなんて驚きです。・ブレッチェンドイツで朝食によく食べられている、シンプルな白いパン。発酵には時間がかかりますが、身近な材料で作れます。ふわふわの素朴な味わいで、スープや煮込み料理に添えるのはもちろん、ソーセージや野菜をはさんでも◎です。・チョコプレッツェルホワイトチョコレートをかける、スナックタイプのプレッツェル。カリッとしたビスケットのような生地は、ゴマの風味が効いた少し塩気のある味わいで、ホワイトチョコレートと合わさると甘じょっぱさがくせになります。形もかわいいのでプレゼントにもおすすめです。・ベルリーナードイツでは大みそかやカーニバルのときによく食べられる、軽い食感のドーナツのような揚げパン。中にはジャムがたっぷり詰まっていて、表面には粉砂糖がまぶしてあるため、しっかりした甘みが感じられます。お好みのジャムでアレンジを楽しんでください。・春のダッチベイビードイツ風パンケーキのダッチベイビーは、スキレットを使ってオーブンで焼き上げるので、作るのがとっても簡単。和風のアレンジは珍しいですが、パンケーキなので合わないわけがありません。抹茶の緑にイチゴの赤色が映えて、春らしい仕上がりです。海外の料理と聞くと、少しハードルが高く感じるかもしれませんが、ドイツの料理は素朴で、簡単に作れるものばかりです。たまには買ってきたものや保存食を活用しながら、夕食の準備をササッと済ませ、ドイツ流の豊かな夜時間を楽しんでみませんか?
2024年03月13日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは!ドイツで主婦をしているぱん田ぱん太です!わが家はドイツ在住のため、息子のフリッツ君はバイリンガル。基本的に日本語は母親の私からしか学んでいないこともあり、ドイツ語に比べると日本語はまだまだつたないです。そこで……。YouTubeの子ども向け日本語動画なども活用していますが、私が子どもの頃から絵本が大好きなこともあってか、フリッツ君も絵本を読むと楽しんで聞いてくれます。昔から人気の絵本作家さんの絵本を取り寄せ、読み聞かせてみました!読み始めると、さっそくフリッツ君から疑問が。そう、昔の絵本は最近の絵本に比べると少しだけ古風な表現が多いので、フリッツ君には聞きなじみのない単語がいっぱいだったのです。「背広」は何か、と聞かれ、私自身も人生で使ったことがない単語だったため、はっきりと自信を持って答えられず……。さらには、絵本や物語に特有の「~〜とさ」という文末表現を聞いたことがなかったフリッツ君に「それは何か」と聞かれ……。ついには説明もできず、「分からない」と答えてしまいました……(笑)。しかし、なんだかんだでフリッツ君はこういった日本の古い絵本を気に入ってくれているので、私もピンとこない単語や表現が出てくるたびにきちんと調べて、一緒に勉強しています!
2024年03月01日炊いたご飯の中にあらゆる具材を入れて、手で握って作る、おにぎり。おいしく手軽にお腹を満たせる、日本のソウルフードの一種に数えられますよね。おにぎりは、日本のみならず海外にも認知され始めており、『ONIGIRI』や『ライスボール』として親しまれています。ドイツで見つけたおにぎりが?ドイツに住んでいるNaja(@japhausmann)さんは、ある日現地のスーパーマーケット(以下、スーパー)で、おにぎりを発見しました。そのおにぎりは、スーパーやコンビニでよく販売されている、三角形の見慣れた包装で、表面に商品名が書かれていたといいます。しかし、その商品名がどこかおかしいものだったのです…。『SHISU ONIGIRI』『ONIGIRI』の部分が赤字というところも相まって、そのまま読むと、何やら不穏な気持ちにさせられるおにぎりだったのです…!『SHISU』の部分は、『SUSHI』と書きたかったのでしょうか。もしそうであっても、寿司とおにぎりという、まったく別の代物になってしまうでしょう。また、それよりも上の部分には『TOM KHA GAI』とタイのスープ料理を彷彿とさせる単語も入っており、もはやおにぎりなのかも怪しい状態です!ドイツで販売されていた『おにぎりのようなもの』は、多くの人の笑いを誘いました。・海外あるある!これは二度見不可避!・『シースー』かあ。バブル世代の日本人が作ったおにぎりかな?・本当は『しそ』って書きたかったのかも!・『SHISU ONIGIRI』をひっくり返して読んで、某アニメの有名な次回予告を思い出した。・どういう味なんだろう。中身が気になる~!Najaさんによると、こちらのおにぎりは、日本円で約500円ほどの価格だったとか。高価な上に、「ドイツのスーパーに並ぶおにぎりの多くは、ご飯が酢飯で作られていることもある」と知っていたため、購入にはいたらなかったそうです。海外に行った際は、観光先はもちろん、スーパーなどの身近な店舗に訪れても、面白い発見があるかもしれませんね![文・構成/grape編集部]
2024年02月02日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは!ドイツで子育てをしている主婦のぱん田ぱん太です!わが家の一人息子、フリッツ君は現在5歳なのですが……。先日まで、3歳の頃に購入した、90cm×140cmの幼児用ベッドをずーっと使用していました。フリッツ君の身長は現在約111cmなのでサイズ的には問題ないのですが、小学校入学も控えているし、ちゃんとした子ども用ベッドを買いました!自宅で組み立てる際、何段階かの高さが選べるタイプのベッドだったので、フリッツ君は一番上の段を希望。”子どもあるある”ですね(笑)。シーツ替えなどが少々面倒かな……とは思いましたが、一番上の段にすればベッド下に遊ぶスペースもできるし、フリッツ君の希望をかなえて組み立てました。このベッドは壁際にくっつけてあるので、片側は壁、反対側ははしごで降りる側となっています。そのため、フリッツ君的には壁側は「安全な側」、反対側は「危ない側」と判断したようです。私がふと「落ちちゃわないかな、大丈夫かなぁ」とつぶやいたのを覚えていたのでしょう。そしてフリッツ君の希望通り、私が壁側、フリッツ君がはしごなどがある反対側で寝たのですが……。「危ない側」という認識が脳の奥にしみついたいたのでしょうか。真夜中、フリッツ君が隣でころんとはしご側に寝がえりをうった瞬間、うそのようにはっと目が覚めて「危ない!」と思わずフリッツ君の服をつかみました。これはもう「子を守る母親の本能」としか説明がつかないのではないでしょうか……(笑)。前述した通り、ベッドにはきちんと柵がついていて、寝返りをうっただけで落ちてしまうことはありえないのに、フリッツ君が少しでも動くたびに私は無意識に目を覚まして、フリッツ君が落ちないように服をつかんでしまうのです。完全に寝不足の翌朝こう決意し、それ以来、フリッツ君のベッドで一緒に寝るときは必ずフリッツ君が壁側、私がはしご側で眠っています……。なんとなく、フリッツ君が新生児だった頃の”ガルガル期”に似たような、母親の本能的なものを思い出した夜でした。
2024年02月01日本場ならではのクリスマスマーケットを楽しんだり、歴史的に重要な「ベルリンの壁」を観光したり、魅力あふれるドイツの首都・ベルリン。「ヨーロッパは物価が高いんじゃ……」と思われがちですが、実はドイツのスーパーでは食品が意外と安く購入できます!そこで今回は、ベルリンのスーパーで見つけたお土産を4つご紹介。グミをはじめ、みんなにシェアしたくなるおいしいお菓子がたくさんありました!■1.高級な味わい。チョコレートがコーティングされた「マジパン」会社用のきちんとしたお土産としておすすめの高見えお菓子がNiedereggerの「Marzipan Klassiker-Variationen(8個入り、€3.79)」。「マジパン(マルチパン)」はドイツの名物で、砂糖とアーモンドを合わせたもの。ミルクチョコレート味やダークチョコレート味などさまざまな種類がスーパーには並んでいて、こちらはエスプレッソ味・オレンジ味・パイナップル味・ピスタチオ味の4種類がセットになっています。高級感のある包み紙の中に入っているのは、チョコレートでコーティングされたマジパン。マジパンといえば日本ではケーキの飾り付けとして使われていることが多く、私は「あんまりおいしくないもの」として認識していましたが、これはまったくの別物と言いたくなる完成度の高いお菓子!ほんのりお酒の入った大人な風味で、アーモンドの粒々感が絶妙なおいしさでした。■2.創業200年を超えるメーカーが作る、懐かしのお菓子1821年にドイツ東部のライプツィヒで創業した、歴史あるお菓子メーカー「Zetti」。ベルリンの人が「懐かしい」と感じる有名なお菓子が「Bambina(€1.19)」です。1950年代に人気を博したものの一時製造がストップされ、1998年に復活を果たしています!見た目はチョコレートですが、食べてみると中はローストしたヘーゼルナッツとバターキャラメルが合わさったフィリング!栄養バーのように満足感があり、仕事で集中したい時の栄養補給にもぴったりです。1本200円以下なので、まとめて購入できちゃいますよ。■3.ドイツはグミ天国!Katjesのヴィーガングミにも注目ドイツで有名なお菓子といえば、ゴールドベアでおなじみの「HARIBO」。私の行った大型スーパーでは写真のようにHARIBOコーナーが大充実で、日本では見かけないフレーバーも含めたくさんの種類から選べました。もはやドイツはグミ好きの天国!HARIBOだけではなく、アラサー女子におすすめのグミメーカーが「Katjes(カッチェス)」。動物性ゼラチンやパームオイルを使用していない、ヴィーガングミのメーカーです。Katjesは一部日本で売っている場所もありますが、€1以下で買えちゃう安さが本場ならでは!Katjesも多彩なフレーバーから選ぶことができ、一押しは「Wunder-land Sauer(€0.99)」。星やユニコーンの形をしたかわいすぎるグミが、たっぷり175gも入っています。フレーバーはラズベリーやライムなど5種類。甘酸っぱくフルーティーなヴィーガングミ、とってもおいしかったです。■4.簡単!ベルリン名物「カリーブルスト」が作れる素一人暮らしの友人や料理好きの同僚へのお土産としてうってつけの、Maggi「Frisch & Fix dazu」シリーズ。Maggiはスイス発の世界中で愛される食品メーカーですが、「Currywrurst(€1.09)」、「Jäger-Sahne-Schnitzel(€1.09)」などドイツ料理を簡単に作れる素がベルリンのスーパーに売っていました!特に「Currywrurst(カリーブルスト)」はベルリンの名物。粉を水に溶かして、焼いたソーセージと和えるだけで完成です。ケチャップの甘さと、ほんのりカレーのスパイシーな味わいは、本場で食べたカリーブルストと同じ味!ドイツ名物のビールにもぴったりです。今回ご紹介したお土産は、すべてベルリンで多店舗展開している大型スーパー「Kaufland(カーフランド)」で購入したもの。ほかにもチョコレート、ポテトチップス、お茶などたくさんの商品が想像よりも安く購入できました。海外のスーパーでお買い物を楽しみたい人には、ドイツ旅行おすすめですよ!※€1.00=158.34円(2024年1月5日現在)(撮影・取材・文:小浜みゆ)
2024年01月20日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは!ドイツで1人息子を育てている主婦のぱん田ぱん太です! 前回の記事 にも書いたのですが、2023年の夏に日本旅行へ行きました!その際に訪れた中でも、特にフリッツ君に記憶に残ったのが、とあるテーマパークで見た「恐竜」です!非常にリアルに動くロボットや着ぐるみの恐竜を前に、キャストさんが「私たちが飼育員で、この子たちを育てています」「比較的おとなしい子たちなので外に出せるんです」などといった説明をしてくれました。このキャストさんたちの演技が、これがまた非常に上手なんですねぇ。フリッツ君はすっかり「生まれて初めて生きている恐竜を見た」「ここには生きている恐竜がいるんだ」と信じてくれました。レオン(仮)は、幼稚園の同じグループの男の子。どうやら「日本で恐竜を見た」というお話を信じてもらえなかったようです……“子どもあるある”ですね(笑)。そこで「そんなことない!あれは本物だ!」と強引に言い張るだけではなく、なんとなくそれっぽい理由を付け加えながら、フリッツ君に説明してみます。レオンを悪く言ってケンカの種になるのも困るので、あくまで「自分の目で見ないと、わからないのは仕方ないよね」「レオンも日本に行って自分で見たら、信じてくれるのにね」「ドイツにも生きてる恐竜さんが来たらいいのにね」などと和やかな方向に持っていき……。無事にフリッツ君は納得してくれました。しかし……これ、いつまで信じてくれるんでしょうか?こういうテーマでありがちなのは「サンタさん」とかですが……「生きている恐竜」の場合は?なんだかんだで「日本はドイツと違って恐竜の研究が進んでいるんだよ」などといった、それっぽい説明で長く信じてもらえる気がするのは私だけでしょうか?ひょっとしたら、賛否両論もあるかもしれませんが……。個人的には、フリッツ君が可能な限り長い間、「日本で本物の生きている恐竜を見た!」と信じ続けてくれたら嬉しいなと思うのでした。
2024年01月04日冬休みを取得されている方も多い時期ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。本日は、ジュニアサッカー(少年サッカー)の保護者向け情報サイト「サカイク」で2023年8月から12月に配信した記事の中でみなさんの注目度が高かったチーム・トレーニング関連記事をランキングでご紹介します。子どもへの接し方をはじめ参考になることがたくさんありますので、記事配信当時に見逃した方も、いま一度ご覧ください。第3位借金して息子のサッカー支える妻に夫から離婚話が......サッカークラブお金かかる問題第3位は、子どものサッカーにかかるお金が家計を圧迫しており、親(子どもの祖父母)に借金してまで支えているけれど、夫にはそれを反対され離婚まで口にされている。というお悩みの記事でした。所属チームの活動内容によって子どものサッカーにかかるお金にはバラつきがあり、思いのほか出費が多く悩むご家庭もあると思います。まして、子どもが複数人いて他の子もスポーツや芸術などをしていると、人数分の出費がありますよね。子どものやりたいことを応援しサポートするのは素晴らしいですが、他のきょうだいとのバランスを考え、親御さんも無理のない範囲で支えてあげないと、きょうだい仲や親子関係が悪くなってしまう可能性も。サッカーをする子どもの子育ての先輩であり、スポーツと教育のジャーナリストである島沢優子さんが、親御さんの悩みに寄り添ったアドバイスを送っておりますので参考にしてください。記事を読む>>サカイクの最新イベントやお得な情報をLINEで配信中!第2位「子どもの試合はワールドカップではない」各地のグラウンドに設置されたドイツサッカー界で有名な標語の意味第2位は、サカイクキャンプの菊池健太コーチがこの夏行った池上正さんとのドイツ研修で見た、「子どもの試合はワールドカップではない」という看板とそれに込められた意味を伝えた記事でした。記事公開直後から読者の方より「ハッとさせられた」「改めて、そうだなと気づいた」などのお言葉をいただいていたこの記事は、多くの保護者に「子どものサッカーに熱くなりすぎている自分」に気づかせてくれた模様です。育成大国と言われるドイツの考え方、子どもにサッカーを楽しんでほしい保護者、指導者のみなさんはいま一度ご覧ください。記事を読む>>第1位医師が解説!サッカー少年少女の足が臭い理由と今日からできる足のにおい対策第1位は、保護者との編集会議から生まれた企画「子どもの足のにおい対策」でした。サッカーをする子を持つ保護者の大多数が悩んでいる「足のにおい」。保護者との編集会議の後、アンケートなどで皆さんが実践している対策を募集し、それが本当に効果があるのかどうかを医師に聞いて紹介しております。練習後や試合の後の子どもの足のにおいに悩むお父さんお母さん、今日から実践できることばかりですのでご覧ください。記事を読む>>いかがでしたでしょうか。2023年もサカイクの記事をご覧いただき誠にありがとうございました。これからも親御さんご自身が考えるきっかけになったり、チームがよくなるきっかけになる記事を配信していきますので、ご愛顧のほどよろしくお願いいたします。サッカー少年の親が知っておくべき「サカイク10か条」とは
2023年12月29日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは! ドイツで子育てをしている主婦のぱん田ぱん太です!これまで2つの記事【 「トイトレ」が進まなかった5歳の息子。ステップアップのきっかけとなった出来事とは? 】、そして【 日本旅行中、ドイツ育ちの息子(5歳)に日本語を教えてくれた意外な相手とは? 】にて、日本旅行がきっかけで5歳のひとり息子・フリッツ君に成長が見られたことを描かせていただきました!今回ももう1つだけ、日本旅行中の出来事による彼の成長をご紹介したいと思います。ドイツにいる間「自分が注文していないものを食べる」機会といえば、おうちごはんと幼稚園の給食のみ。旅館内とはいえ、「外食」の感覚で自動的に決められたメニューが、しかもフリッツ君にとっては見慣れないものばかり(エビフライやおみそ汁など)出てきて、少しびっくりしたようです。そして、給仕さんがまだ席に食べ物を用意してくれている間に……。ひやっとしました(泣)。給仕さんの目の前で叱るのもはばかられたので、小声で止めようとしてみますが……。給仕さんに向かって直接「おいしくないもん」と、とんでもない発言……。だけど本人はまったく悪気はなさそうです。なぜなら、普段おうちで知らないごはんが出てきた時にはこういったやりとりを私と普通にしていて、「外ではそんなことを言ってはいけないよ」と教えたことがなかったのです。当然、給仕さんが食事の用意を終えてくれた後にフリッツ君と話をしました。おうちでは、これまで通り「何が欲しい、欲しくない」などは正直にママに言っても構わないこと。もちろん「欲しくないなら食べなくてもいい」ということではなく、「なぜ欲しくないのか、なぜ食べる必要があるのか」ということをお話する、という前提です。しかし外食の時など、料理を持って来てくれた人や作ってくれた人が聞こえるような状況では「欲しくない」「おいしくない」などとは言ってはいけないこと。この2つを説明すると、フリッツ君は素直にうなずいて理解してくれたようでした。しかし……。ひと晩眠って、忘れてしまったのでしょう……。翌朝、まったく同じ失礼をやらかしてしまいました。1回目は「知らなかった」のだからあまり厳しくは言わずにおきましたが、2回目からはそうはいきません。普段はあまり私に叱られることがないので、フリッツ君は涙を流してしまいましたが、心から反省し分かってくれたようです。その証拠に……。無事に日本旅行を終え、ドイツに戻ってきた後のこと。ある日のおうちごはんの時、フリッツ君は言いました。「嫌い、おいしくないと思っているわけではない」「今日はもう食べられないだけ」ということを彼なりに一生懸命伝えてくれた上で、「食べなくてもいい?」と聞いてくれたのです……!!私としても「これ欲しくなーい!おいしくなーい!」と言われるのとは大違い。あの1件以来、外食時だけではなく、ママの私にも「作ってくれた人」としてリスペクトを見せることを覚えてくれたのです……!旅館の給仕さんには本当に失礼なことをしてしまいましたが、大切なことを学ばせてもらって心から感謝しています。
2023年12月01日千葉の東京ドイツ村は、「東京ドイツ村ウインターイルミネーション 2023-2024」を2024年4月7日(日)まで開催する。「ガリヴァー旅行記」コンセプトの冬イルミネーション東京ドイツ村の冬を彩る「ウインターイルミネーション」は、今回で18年目を迎えるイルミネーションイベント。2023-2024年は「ガリヴァー旅行記」をコンセプトに、ガリヴァーが旅した4つの国のうち「巨人の国」「小人の国」を表現したイルミネーションを繰り広げる。巨人の国&小人の国を表現したイルミネーション巨人が歓迎してくれる「光と音のショー」では、巨大な植物やお菓子などダイナミックな世界観を表現。音楽に合わせてイルミネーションが変化し、しゃぼん玉が飛ぶなど心躍るような演出を楽しめる。また、見晴らし台から眺める「地上絵」では、物語の有名なワンシーンを再現。小人の国にやってきたガリバーが小人たちにとらわれてしまう様子を描き出し、イルミネーションを見る来場者も風景の一部となる仕掛けになっている。ゆっくりと上昇していく観覧車から「地上絵」を眺めてみるのもおすすめだ。体験型の演出や「虹のトンネル」もさらに、光るステップや巨大なコンセントなど、体験型イルミネーションの「インタラクティブイルミ」や、おなじみの 「虹のトンネル」も展開。きらめくファンタジックな光の空間を楽しめそう。クリスマスマーケットも開催会期中、11月22日(水)から2024年1月8日(月・祝)まで開催される「東京ドイツ村クリスマスマーケット」もイルミネーションと合わせて要チェックだ。中世から続く、ヨーロッパの伝統的なお祭りを、東京ドイツ村のオリジナル仕様で開催。イベント詳細は、追って公開される。【詳細】東京ドイツ村ウインターイルミネーション 2023-2024開催期間:2023年10月27日(金)~2024年4月7日(日)点灯時間:日没後~20:00(最終入園 19:30)場所:東京ドイツ村住所:千葉県袖ケ浦市永吉419球数:300万球面積:5万㎡料金:期間中変動制。公式ホームページにて要確認。11月の入園料:大人 1,000円、小人(4歳〜小学生) 500円、障がい者・大人 500円、障がい者・小人(4歳〜小学生) 300円■東京ドイツ村クリスマスマーケット開催日時:2023年11月22日(水)~2024年1月8日(月・祝)営業時間:平日15:00~19:00/土日祝・12月21日(木)~29日(金) 11:00~19:00会場:マーケットエリア「マルクトプラッツ」【問い合わせ先】東京ドイツ村TEL:0438-60-5511
2023年11月12日フランスで実際に起きたテロ事件の被害者家族が、発生から2週間の出来事を綴った世界的ベストセラー小説を映画化。今回ご紹介するのは、一晩で20万人以上がシェアし、新聞の一面を飾った「憎しみを贈らない」という宣言をしたある男性の真実に迫った話題作です。『ぼくは君たちを憎まないことにした』【映画、ときどき私】 vol. 6142015年11月13日金曜日の朝。ジャーナリストのアントワーヌ・レリスは、生後17か月の息子と一緒に、仕事へと向かう妻のエレーヌを送り出した。しかし、最高の母で最愛の妻だったエレーヌは、「バタクラン」という劇場でテロに巻き込まれてしまう。誰とも悲しみを共有できない苦しみと、これから続くワンオペ育児への不安をはねのけるように、アントワーヌはSNSにある手紙を投稿する。妻の命を奪ったテロリストへの手紙には、息子と2人でも「いままで通りの生活を続ける」という決意表明と亡き妻へのメッセージが書かれていた。その言葉は動揺するパリの人々をクールダウンさせ、テロに屈しない団結力を芽生えさせていくことに…。『スペンサー ダイアナの決意』や『ナチュラルウーマン』を生み出したアカデミー賞プロデューサーが手掛けていることでも注目の本作。今回は、制作秘話などについてこちらの方にお話をうかがってきました。キリアン・リートホーフ監督母国ドイツでテレビシリーズや映画『陽だまりハウスでマラソンを』などのヒット作を生み出しているリートホーフ監督。世界中から映画化のオファーが押し寄せていたなか、原作者であるアントワーヌさんからの指名を受けて実写化を実現させています。そこで、本作を制作するうえで心がけていたことや演出時の苦労、そしていまだからこそ伝えたい思いについて語っていただきました。―事前にアントワーヌさんと会われたときのことを「映画監督のキャリアのなかでも、最も感慨深い時間だった」と表現されていますが、その思いはどのように作品に生かされましたか?監督僕にとってはアントワーヌと会えたことだけでも特別なことでしたが、彼は自分の悲劇的な経験を本にするという勇気のある一面を持ちつつ、いまにも壊れそうなもろさもある人物だと感じました。それだけに、自分たちの情熱を伝えたいけれど、「これ以上この人を苦しめたくない」という気持ちが強くなったのを覚えています。土足で踏み込まないように心がけていたのもありますが、事件が起きたフランスから少し距離があるドイツ人であったことも、たくさんのオファーがあるなかから僕たちが選ばれた理由かなと。彼は客観的に描いてくれることを期待しているように見えたので、彼に寄り添う友達のような視点でこの映画を撮ろうと決めました。いまでも忘れられないトラウマになっている―そのほかにも制作過程で印象に残っていることがあれば、教えてください。監督これは準備段階でいろいろとリサーチをしていたときのことですが、パリの中心に住んでいる方々からたくさんの話を聞くことができました。そこで気が付いたのは、彼らにとってはいまでも忘れることができないトラウマになっているということ。なぜなら、「実は自分もあの日バタクランに行こうとしていた」とか「親戚が行っていた」というような感じで、誰もがあの事件に何らかの繋がりを持っていたからです。実際、キャスティングの段階であるフランス人俳優から「現場近くのアパートに住んでいて、あのときのショックがいまでも消えないので自分は出演できません」と言われることもありました。それくらいパリの人たちにとっては、骨の髄まで染みついているようなトラウマになっているということです。そういった話を聞いて心を動かされると同時に、彼らのためにもしっかりとこの話を伝えなければいけないという責任を強く感じました。―その思いを体現されていた俳優陣はみなさん素晴らしかったですが、なかでも息子役のゾーエ・イオリオちゃんの3歳とは思えない演技には衝撃を受けました。セリフやタイミング、動きまで完璧でしたが、どういった訓練をされたのでしょうか。監督まず、キャスティングの早い段階から「なんて才能があるんだろう」と驚かされ、すぐに決まりました。相手と対峙したときに意思疎通が取れることはもちろん、いろんなことに想像力を膨らませて対応することができる子だったので、そこがすごく印象的でしたね。決まってからは、子役のコーチと3か月間の訓練を行って、実際の撮影に入りました。みんなの協力のおかげで撮ることができた―撮影に関しては、何か特別な方法で行われましたか?監督今回は、シーンの状況を説明するのではなく、おとぎ話とすり替える方法を取りました。たとえば、父親に怒られてタンスに隠れるシーンでは、「お父さんが怒っているよ」と伝えるのではなく、「外に怖いオオカミがいて、あなたは隠れているヒツジだよ」と。そうすることで、怯えている表情を撮ることができました。もちろん、普通に「右を向いて」とか「にっこり笑って」といった指示に対してもしっかり応えることはできますが、そうは言っても3歳児なので30日以上ある撮影期間でずっと言った通りに動いてくれるわけではありません。なので、ゾーエにとっても大変だったと思いますが、コーチと両親が協力してくれたおかげでできました。―とはいえ、苦労したシーンもあったのでは?監督父親が絵本を読んであげたあとに走って逃げるという場面があるんですが、そこは大事なシーンだったので、1回で決めたいというのがありました。ただ、どっちに走り出すのかがわからなかったこともあり、ゾーエ抜きの状態で2時間リハーサルをすることに。何度も練習して、どこに走っても対応できるようにしたので、そのための準備が少し大変でしたね。でも、父親役のピエール・ドゥラドンシャンは何が起きても演技をしながら対応してくれたので、難しかったとは思いますが、とてもいい仕事をしてくれました。いい言葉は、人が生きるうえでの道しるべにもなる―本作では“言葉の持つ力”についても改めて考えさせられましたが、なぜこれほどまでに彼の言葉は広まったと思いますか?監督今回のアントワーヌは、亡くなった妻に会ったあと、自分のなかにある憎しみやネガティブな気持ちを抑えるために、どうしようもなく湧き上がってくる言葉を止めることができずに綴りました。おそらくそれは自分に言い聞かせるため、そして生き残るために書いた言葉だったのではないでしょうか。それが独り歩きして有名になったわけですが、僕は彼が意図せずに行ったことに意味があると感じました。おそらく多くの人が恐ろしい状況を目の当たりにしているなかで、その気持ちを浄化してくれる“何か”を求めていて、そこに彼の言葉がぴったりとハマったんだと思います。―そのいっぽうで、インターネットが発達している現代では言葉は良いほうだけでなく、悪いほうにも大きな影響力を発揮してしまいます。監督まさにその通りで、最近はSNSによってひどい言葉もすごい速さで拡散されてしまうので、本当に気をつけなければいけないですよね。使い方を間違ってしまうと悪影響もありますが、本来言葉にはポジティブな力があるので、我々には必要なもの。人が生きるうえでの道しるべにもなると思うので、いいと思う言葉はしっかりと発信していくべきだと考えています。周りにいる人にもっと愛情を注いで大事にしてほしい―また、日本に対する印象や日本の観客に伝えたいことがあれば、お聞かせください。監督以前から行ってみたいとずっと思っていますが、実はまだ日本を訪れたことがありません。いま、友人が東京に住んでいるというのもあって、日本には繋がりを感じています。今回の作品に関して言うと、日本のみなさんがどういうふうに受け止めるのかについてはとても興味を持っているところです。ヨーロッパとは違う文化であることはわかっていますが、この作品には普遍的な部分があるので、そういった感覚にはあまり違いはないのではないかなと。特に、コロナ禍を一緒に経験したことで世界中の人たちの距離は近くなった思うので。まずは、日本に行って違う視点で物事を見る機会を得て、日本についてもっと知りたいです。―残念ながらいまも世界各地でテロが起きていますが、そんななかでこの作品が公開されることをどう思っていますか?監督最近もイスラエルで同じようなテロ事件があり、僕もショックを受けていますが、まだまだ終わりが見えていません。だからこそアントワーヌの話を知ってもらうことには、意味があると考えています。なかでも彼が書いた手紙の最後に「自分と息子は2人きりだが、世界中の軍隊よりも強い」という言葉がありますが、愛情の大切さに気が付いたからこそ、彼らは憎しみに飲み込まれることなく乗り越えられたのです。もちろん、それをするのは簡単なことではありません。でも、日々のなかで愛する人たちとの絆を強固なものにしていればきっとできるはずです。なので、スマホばかりに気を取られることなく、周りにいる人たちを大事にしてしっかりと愛情を注いでください。目の前に“宝物”があるのは当たり前ではありません。お互いに愛し合い、我々が強くなることこそ、憎しみに対する最大の武器になると僕は信じています。憎しみと向き合ううえで、希望の光となる言葉が持つ力の大きさと愛の強さに、心を揺さぶられる本作。他人事とは思えない彼らの姿に、さまざまな憎しみが飛び交う時代のなかでどう生きていくべきかを誰もが考えさせられるはずです。取材、文・志村昌美胸が締め付けられる予告編はこちら!作品情報『ぼくは君たちを憎まないことにした』11月10日(金)TOHOシネマズシャンテほか全国公開配給:アルバトロス・フィルム(C) Thomas Leidig.(C)2022 Komplizen Film Haut et Court Frakas Productions TOBIS / Erfttal Film und Fernsehproduktion
2023年11月09日サッカー大国として知られるドイツ。ワールドカップ優勝4回、ブンデスリーガも隆盛を誇っています。最近の対戦では日本代表が2勝していますが、歴史と実績のあるドイツサッカーから学び、参考にできることはたくさんあります。2023年8月、サカイクキャンプ、シンキングサッカースクールでチーフコーチを務める菊池健太コーチが、ドイツのグラスルーツ年代を視察に行ってきました。ドイツでは子どもたちのサッカーに「フニーニョ」が導入されていますが、その有効性について、菊池コーチに話をうかがいました。(取材・文鈴木智之)フニーニョをする子どもたちとピッチのそばで見守る保護者達<<視察レポート②:「子どもの試合はワールドカップではない」各地のグラウンドに設置されたドイツサッカー界で有名な標語の意味サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■ドイツサッカー協会主導で導入している「フニーニョ」とはドイツの育成年代で導入されている「フニーニョ」。英語のFun(楽しむ)とスペイン語の「子ども」(Niño)をあわせた言葉で、「3対3の4ゴールゲーム」を指します。菊池コーチによると、「ドイツは協会主導でフニーニョが導入されている」そうで、各クラブには、フニーニョ用のミニゴールが常備されているようです。赤い丸で囲ったミニゴールを使ってフニーニョを行う「コートはフルピッチを4分割して作るので、大人用のグラウンドで4面作ることができます。3対3なのでボールに関わる回数、シュートの場面も多いです。ゴールが2つあるので、コーチが指示しなくても『人が少ない、空いている方へ行こう』と考えることができるのも、フニーニョの良いところです」フニーニョ関連記事:サッカー強国ドイツが導入を決めた3vs3のミニゲーム「フニーニョ」とは■U-6でも結果は協会のホームページに掲載、更新しないと罰金も菊池コーチが視察したのはU-6の試合で、フニーニョの結果は協会のホームページに掲載されるそうです。「ホームページにスコアまでは載せないそうですが、コーチが投稿して更新しないと、罰金があるそうです。それも厳格なドイツらしいですよね」シュート意識を高めるのにぴったりな2m×1mのアルファゴールはこちら>>■原則的にはロングシュートは禁止フニーニョでは「シュートゾーン」が設けられていて、ロングシュートは原則なしになっていますが「試合によってはアレンジしていて、ロングシュートを打っている子もいました」とのこと。「ロングシュートが決まったら、コーチも『ナイスゴール!』と褒めていて、そのあたりの運用は柔軟にしている印象を受けました」■2対1を作りやすく、局面を打開する練習になるコートは25m~30mのサイズで、菊池コーチは「パスやドリブルが無理なくできる、絶妙なサイズ感」と評していました。「1チーム3人なので、ボールを持っている人に対して、他の2人がサポートする形が自然とできます。基礎である三角形も作りやすいですし、相手にマンツーマンでつかれたときに、どこかで2対1を作ることで、局面を打開する練習になります」■サカイクキャンプやシンキングサッカースクールでも変則的なフニーニョを導入菊池コーチがメインコーチを務める、サカイクキャンプやシンキングサッカースクールでは、変則的なフニーニョを導入しているそうで「コーンを3つ立てて3ゴールにしてて、真ん中のコーンに当てたら2点というルールでやっています。ゲーム形式なので、子どもたちも楽しそうにやるんですよね」と笑顔を見せます。■人数の少ないチームでも簡単に取り入れやすいトレーニングといえる昨今の少年団には、所属選手の人数が少ないクラブもありますが、フニーニョであれば6人からできるトレーニングなので、導入しやすいのもメリットです。「ドイツでは小さなゴールを使っていましたが、ゴールがなければコーンでもいいと思います。学校の校庭の限られたスペースやフットサルコートでもできるので、取り入れやすい練習だと思います」■スペースや味方を見つけやすい、指導者にとっては褒めるポイントが増えるのも良いところ菊池コーチはフニーニョについて「シュートチャンスが多いので、指導者からすると、褒めるポイントが増えるのも良いところ」と話します。「ナイスシュート! ナイスチャレンジ! と声をかけやすいので、子どもたちのモチベーションアップにもつながります。ゴールが2つなので、シュートチャンスが多く、ゴールを決める喜びを感じやすいのもいいですよね」低学年の場合、上手な子がドリブルで突き進み、シュートを打つ場面がよくありますが、フニーニョはゴールが2つあるので、スペースや味方が見つけやすいのもポイントのひとつ。「ドリブルで相手を引き付けておいて、空いているスペースにいる選手にパスを出すとか、『なんのためのドリブルなのか』を、考えなくても自然とできるような設定です」■低年齢から「どうやって相手を崩すか」を理解できるドイツでU-6のフニーニョを視察した菊池コーチ。印象的だったのが「みんなが楽しんでいたこと」と語ります。「日本の場合、ボールを持ったら離さずに、1人でゴリゴリ行くような子もいるのですが、そのような子はほとんどいませんでした。もちろんチャンスにはドリブルで仕掛けますが、ただドリブルしていくような選手は少ないように見えました。どうやって相手を崩していくかを、この年代から考えてやっているんだなという印象です」ルールや設定によって、低学年で身につけておきたいサッカーの原理原則を体感できるフニーニョ。ミニゴールがなければコーンでも代用できるので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?きっと新たな発見や気づきが得られることでしょう!サッカーする子どもを伸ばす親の心得「サカイク10か条」とは
2023年11月06日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは!ドイツにて、ひとり息子を育てている主婦のぱん田ぱん太です。以前の記事にも描きましたが、2023年夏、フリッツ君を連れて日本旅行に行きました!フリッツ君の大好きな恐竜のイベントに行ったり、大好きなゴジラショップなど日本にしかない場所へ行ったり、大好きな白ごはんをいっぱい食べたり……と、とにかくフリッツ君にママの母国であり、自分のルーツの半分である日本を楽しんでほしかったのがメインの目的です。でも、それだけではなく……。普段は私の日本語か、YouTubeで聴く日本の歌などからしか日本語を学んでいないフリッツ君。この機会にさまざまな日本語に触れて、日本語力が向上することを期待しました!それは、最初に泊まった東京のホテルでのこと。ドイツで暮らしているマンションのエレベーターにはしゃべる機能がありませんし、それ以外で普段エレベーターを使う機会もないので、親切にしゃべってくれる日本のエレベーターをとても気に入った模様。ドイツでは「敬語」に触れる機会がまったくなかったので、これがフリッツ君が初めて覚えた敬語でした!とはいえ、エレベーターを真似てなんでもかんでも「〇〇です、〇〇ます」と付けるだけなので、日本語として正しくない時もありますが……(笑)まずは興味を持って覚えてくれたことが嬉しい!日本旅行の間にフリッツ君に一番日本語を教えてくれたのが、まさか人間ではなくエレベーターとは……(笑)。子どもは本当にどこから知識を吸収するのかわからなくて面白いですね!
2023年11月01日神戸布引ハーブ園/ロープウェイは、「ドイツ祭り2023 – Beer & Wine Fest –」を2023年12月25日(月)まで展望プラザにて開催する。ドイツの古城の雰囲気とともに楽しむドイツビール、ワイン神戸布引ハーブ園/ロープウェイの「ドイツ祭り」は、ドイツの古城の雰囲気に包まれた標⾼約400mの屋外広場で本場ドイツのビールやワインとともに優雅なひと時を過ごすことのできるイベント。季節感あふれる景色を眺めながら、神戸北野の老舗ワインハウス「ローテ・ローゼ」が厳選したドイツやビールとともに食事を楽しめる。多彩な味わいのドイツビールやワインを用意ドイツビールは、コクのあるフルボディのラガービール「ヒルシュブロイ アルガイアーヒュッテンビアー」をはじめ、心地よいフレーバーの広がる上面発酵ヴァイスビールや、75%のダークモルトで醸造した“ビロード”のような味わいのビールが揃う。ワインは赤・白、甘口・辛口、デザートワイン、スパークリングワインを用意。また、子供やアルコールを飲まない人も一緒に楽しめるノンアルコールの「キンダーワイン(子供のワイン)」や、知る人ぞ知るフランケン地方の「フランケンワイン」も揃うなど、多彩なセレクションの中から選んで楽しめるのが嬉しい。オリジナルハーブソーセージや「神戸ブラックカレー」フードは、「ドイツ祭り」の名物であるオリジナルのハーブソーセージ盛り合わせやガーリックステーキ、ビールやワインとの相性抜群な仔羊のブロシェットといった肉料理を用意。また、ジャガイモとチーズのクロケッタや、国産牛ほほ肉を使用した人気メニュー「神戸ブラックカレー」も味わうことができる。【詳細】「ドイツ祭り2023 – Beer & Wine Fest –」開催期間:2023年9月9日(土)~12月25日(月)開催場所:神戸布引ハーブ園/ロープウェイ 展望プラザ住所:兵庫県神⼾市中央区北野町1-4-3時間:11:00~16:00 ※ナイター営業時は20:00まで ※雨天中止■フードメニュー ※11月11日(土)~、一部メニューは変更。・ハーブ園オリジナルハーブソーセージ盛り合わせ 1,100円・仔⽺のブロシェット 1,200円・ガーリックステーキ ジャーマンポテトを添えて 1,250円・ジャガイモとチーズのクロケッタ 850円・ライスコロッケ入り 魚介のトマトスープ リゾット風 850円・神⼾ブラックカレー 1,500円 ※1⽇限定30⾷・ハーブパン(2種) 350円■ドリンクメニュー ※11月11日(土)~、一部メニューは変更。・ドイツビール(ヒルシュブロイ アルガイアーヒュッテンビアー、ヒルシュブロイ ヴァイサーヒルシュ、ヒルシュブロイ ドッペルヒルシュ ドゥンケルドッペルボック) 各1,100円・ドイツワイン⾚・⽩(⽢⼝・⾟⼝) 700円 ※グラスワイン・ドイツワイン⾚・⽩(⽢⼝・⾟⼝) 3,000円 ※ボトルワイン・デザートワイン(アウスレーゼ) 900円 ※グラス・特別ワイン フランケン 3,900円 ※ボトル・スパークリングワイン(ミニボトル) 1,350円・キンダーワイン(⾚、⽩) 400円 ※ノンアルコール・アップルタイザー 450円 ※ノンアルコール【問い合わせ先】神⼾布引ハーブ園/ロープウェイTEL:078-271-1160
2023年10月20日サッカー大国として知られるドイツ。ワールドカップ優勝4回、ブンデスリーガも隆盛を誇っています。最近の対戦では日本代表が2勝していますが、歴史と実績のあるドイツサッカーから学び、参考にできることはたくさんあります。2023年8月、サカイクキャンプ、シンキングサッカースクールでチーフコーチを務める菊池健太コーチが、ドイツのグラスルーツ年代を視察に行ってきました。そこで感じた「ドイツサッカー界の、子どもに対する取り組み」を紹介します。(取材・文鈴木智之)ドイツのグラウンドのそばにある看板に書かれている内容とは<<視察レポート①:ドイツの育成現場に見る、日本もマネしたい「サッカーを通じて保護者も楽しめる環境」とはサカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■各地のグラウンドに設置された看板に書かれた標語ドイツのケルンを中心に、U-6やU-7、U-13、U-14のトレーニング&試合を視察した菊池コーチ。各地のグラウンドで、こんな看板を目にしたそうです。1:これは子どもたちの試合です。2:試合は楽しむためのものです。3:コーチたちは皆、ボランティアです。4:審判も同じ人間です。5:この試合はワールドカップではありません。これはドイツサッカー界ではポピュラーな標語であり、グラウンドに掲げられていることが多いそうです。■子どもたちに過剰なプレッシャーを与えない配慮菊池コーチは「ドイツにこんな看板があることに驚きました。子どものサッカーに関わる人達は、このようなマインドで見守ろうという意味だと思うのですが、コーチや審判にリスペクトを持って接し、子どもたちに過剰なプレッシャーを与えないようにという配慮がされていますよね」と感嘆の声をあげます。「一方で、ドイツのように、ワールドカップで何度も優勝する国であっても『これは子どものためのサッカーなんだよ』と発信しなければいけない状況があるわけです。そう考えると、日本サッカー界ももっと『これは子どものためのサッカーなんだ』ということを、発信する必要があるのではないかと感じました」サッカーする子どもを伸ばす親の心得「サカイク10か条」とは■子どもの試合はワールドカップではないなかでも『この試合はワールドカップではありません』というフレーズは、ジョークを交えながらも、本質を突いた言葉です。子どもたちのサッカーは、ワールドカップのように勝ち負けが最優先されるものではない。そこまで熱くなりすぎず、見守ってあげましょうという意味が込められています。「この看板の効果かはわかりませんが、いくつかの公式戦を視察したところ、保護者の人たちが、子どもたちのプレーを大らかに見守っていました。外側からの働きかけで、保護者がヒートアップしないような状況を作っているのかなと思いました」■苦痛な表情でサッカーをする子がいないジュニア、ジュニアユース年代の試合を視察する中で、「苦痛な表情でサッカーをする子がひとりもいなかった」そうで、それも日本との違いだと感じたようです。「この看板にあるように『試合は楽しむためのもの』という考えがあるからなのか、1週間いろいろなカテゴリーを見させてもらう中で、子どもたちが心から楽しそうにサッカーをしている姿は共通していました。それを見る保護者も幸せそうで、みんながサッカーを愛しているんだなと伝わってきました」■サッカーがお受験化していない地元に根ざしたクラブがあるメリットドイツには8歳からスカウト網があるそうで、上手な子はブンデスリーガを始めとする、レベルの高い選手が集まるクラブでプレーをし、そうでない子は、地域にある幼稚園から大人までのカテゴリーを持つクラブでプレーするのが一般的なのだそう。「その結果、ジュニアユースに上がるために、もっと頑張って欲しいとか、サッカーをお受験のようにとらえずにいられる環境ができていると感じました。それも、地域に根ざしたクラブがあるメリットですよね」■日本の子どもは忙しく肉体的、精神的にも余裕がないコーチに関しては、学校の先生をしながら、午後はコーチをしている人が多いそうで「ドイツの学校は午前中で終わるので、午後から指導ができる」(菊池コーチ)という環境があります。「日本の子は朝から夕方まで学校があって、その後、サッカーをするというケースが多く、精神的にも肉体的にも余裕がありません。それも、大らかさからかけ離れてしまう要因のひとつのように感じます」大人でもスケジュールが詰まっていたり、タスクが山積みになっていると神経がささくれだってしまいがち。保護者としても必死な思いをして、サッカースクールやクラブに子どもを連れて行っているのに、いまいちやる気がないように見えると、ああだこうだ言いたくなるもの。そこにトレセンやジュニアユースのチーム選びなどが加わってきて、「サッカーは楽しむもの」という原点からかけ離れていってしまい、「楽しくてサッカーを始めたのに、辛くなってしまう子もいる」(菊池コーチ)という現状があります。■制度を変えるのは時間がかかるが、個人の意識を変えることはできる日本サッカーの制度や環境を変えるのは一朝一夕にはいきませんが、今回紹介した標語のように、サッカーに携わる人々のマインドに働きかけて、意識を変えていくことは、個人レベルでできることなのではないでしょうか。サカイクには、ドイツの標語と近しい「サカイク10か条」があります。あらためてこちらを頭に入れて、子どもたちのサッカーに関わるのも良いかもしれません。ぜひ繰り返し読んで、参考にしてみてください。サッカーする子どもを伸ばす親の心得「サカイク10か条」とは
2023年10月18日サッカー大国として知られるドイツ。ワールドカップ優勝4回、ブンデスリーガも隆盛を誇っています。最近の対戦では日本代表が2勝していますが、歴史と実績のあるドイツサッカーから学び、参考にできることはたくさんあります。2023年8月、サカイクキャンプ、シンキングサッカースクールでチーフコーチを務める菊池健太コーチが、ドイツのグラスルーツ年代を視察に行ってきました。そこで感じた「ドイツの保護者のあり方」を紹介します。(取材・文鈴木智之)ドイツの育成現場を視察して日本との違いを感じた「保護者のあり方」とはサカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■ドイツの保護者は相手チームの良いプレーにも拍手をするドイツのU-6、U-7、U-12、U-13の試合を視察した菊池コーチ。保護者の様子を「みなさん大らかで、サッカーが好きで見ている人が多いと感じた」と言います。「日本の場合、試合の勝ち負けにフォーカスしたり、『自分の子に活躍してほしい』という雰囲気になることが多いのですが、ドイツの保護者は本当にサッカーが好きで、サッカーを楽しみに見に来ている印象を受けました」自チームだろうが相手チームだろうが関係なく、良いプレーが起きたらみんなが拍手をしていたそうで、「そういう見方が浸透しているのだろうと感じた」と振り返ります。■審判の判定をめぐってヒートアップすることもない菊池コーチが視察したU-9の試合には、公式戦であっても審判がおらず、子どもたちの自己申告でプレーが続いていったそうです。それも保護者は理解しており、「審判にクレームをつけようとしても、そもそも審判がいない」という状況もあり、判定をめぐってヒートアップすることはなかったそうです。「審判がいないので『これは子どもたちの試合である』ということが、より一層明確ですよね。ボールがラインを出た、出ないで多少の言い合いはありますが、『僕に当たったから、そっちのボールだよ』と言う子も多く、それもあって保護者が温かい目で試合を見ているのかなと感じました」サッカーする子どもを伸ばす親の心得「サカイク10か条」とは■個人のミスが失点に直結したりミスを責めるような状況をつくらないまた、ルールに変更を加えることで、プレーが円滑にいくための工夫も見られたそうです。「U-9の子たちが7対7で試合をしていたのですが、ゴールキーパーがボールを持ったときに、投げたり、蹴ったりしたボールがハーフウェイラインを越えると、相手ボールになるというルールが設けられていました。子どもたちだけで試合をしていても、GKからの投げ合いにはならず、サッカーとして成立させる工夫が見られました」ほかにも「GKはバックパスをキャッチしてOK」というルールにすることで、ゴール前でプレスをかけられて失点するといった、個人のミスが失点に直結したり、ミスを責め立てるような状況を作らないように工夫されていたそうです。■特定のポジションの子が責任を負ったり恥ずかしい思いをしないように工夫「U-9ぐらいの年代だと、日本の場合はGKがバックパスをキャッチできないので、無理やり蹴って相手に拾われて失点になることが多いんですね。ドイツはルールを工夫することで、誰かのミスで得点が生まれたり、特定のポジションの子が責任を負わないようにしていると感じました」菊池コーチは「サッカーを始めたばかりのU-9やU-10の子には、できるだけ嫌な思いや恥ずかしい思いをさせないほうがいい」と、言葉に力を込めます。「ルールを工夫することで、そのような状況をなくすことができるのであれば、僕ら日本のコーチも、ルールがこうだからとむやみに従うのではなく、子どもたちのためになるのであれば、変更するのもいいのではないかと思いました」■ルールは守ることが目的ではない、なんのために存在するかを理解することが大事プレーヤーズファーストという言葉がありますが、日本人は「上が決めたルールはなにがなんでも守らなければいけない」と、選手第一ではなく「ルールを守ること」が目的になり、その手前にあるはずの「なんのためのルールなのか」「なぜこのルールが必要なのか」という意味付けの部分から目を背けがちです。その意味で、ドイツのように「子どもたちのためには、こっちのほうがいい」と思うことがある場合は、ルールの運用を柔軟にしてもいいのではないでしょうか。■サッカーを通じて保護者も幸せになれる環境は日本も参考にしたいところ保護者が食べ物などを販売する「よろず屋」、売り上げがクラブの収益になるほかにも、ドイツ特有の光景があったそうです。それが、保護者がグラウンドの脇にある売店で食べ物などを販売しており、その売上がクラブの収益になること。これは日本ではあまり見られない光景です。「よろず屋と言って、子どもたちが試合をしている会場で、保護者の人がピザなどを作って売っていました。ドイツでは一般的なようで、僕は水を買いました。利益がクラブの運営費になるようで、子どもたちは試合が終わった後、パンなどを買って食べていました。すごく温かくて、良い文化だなと思いました」今回のドイツ視察ツアーには10人を超える参加者がいたそうで「サッカーを通じて、保護者も幸せになれる環境は、日本でも作れるんじゃないか」「もっと大らかな気持ちでサッカーを楽しむことも必要なのではないか」と感じた菊池コーチ。今後のサカイクキャンプやシンキングサッカースクールでの活動に生かしていきたいと、決意を新たにしていました。サッカーする子どもを伸ばす親の心得「サカイク10か条」とは
2023年10月13日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは! ドイツで子育てをしている主婦のぱん田ぱん太です!私たち親子はドイツに住んでいるので、ドイツ語と日本語を状況に合わせて使い分けています。たとえば、公園の遊具で子どもたちが遊んでいる時。わが子以外の子どもを示す時に、ドイツ語では「彼女/彼」「その女の子/男の子」という言葉を使うことが多いです。そのため、 以前の記事 にて……。当時の私は、なぜ「その女の子」よりも「お友達」という言葉が適しているのかピンと来ないまま修正をしました。この記事の日時を見ると2019年! それから時が経ち……。最近、宿泊していたホテルの近くにあった公園にフリッツ君を連れて行きました。フリッツ君の他にも数人の子どもたちがいて、一緒に遊んでいました。すると! 覚えのある単語が、近くにいたパパさんの口から聞こえてきました!また別の日、私の友達と一緒にお出かけしてフリッツ君を遊ばせていた時も……。やっぱり「お友達」呼び!4年越しの気付き! 日本ではわが子以外の子どもを呼ぶときに「お友達」という言葉を使うのが普通なのだと、この時の経験で分かりました。それからドイツに帰国した後も、フリッツ君に対して日本語でもドイツ語でも他の子どものことを「お友達」と呼んでみたりしています。フリッツ君はピンと来ていないみたいで、不思議そうに「お友達じゃない」なんて言われることもありますが、私はすっかり気に入ってしまったので、これからも「お友達」という言葉を使っていきたいなと思っています!
2023年10月01日とてもおいしい食べ物を口にした時、「ほっぺたが落ちそう」と表現することがあります。いうまでもないですが、頬が落ちるというのは、実際にはあり得ないこと。ですが、そのくらい衝撃を受けたという、もののたとえです。絶品料理を口にしたヨハヌン(yohayoha.7)さんも衝撃を受けたのですが、別のイメージが浮かんだようで…。『世界一うまいケバブ食べた結果』ある日、ヨハヌンさんがドイツのベルリンを訪れた時のこと。「世界一おいしい」といわれるケバブの存在を聞きつけ、列に並ぶこと2時間…。ボリューミーなケバブサンドを口に運んだ、ヨハヌンさん。おいしさのあまり、イマジネーションが爆発!宇宙人に連れ去られ、何やら頭に直接差し込まれた後、ケバブの話をしていた昔の自分を見たようです。「見た目のわりに、あんまりおいしくない気がしない?別にもう食べなくてもいいかな~みたいな」次の瞬間、ヨハヌンさんは、過去の自分に右ストレートをお見舞い!何か考えを改めた時、「過去の自分にいい聞かせたい」などと表現することがありますが、ヨハヌンさんの場合は、口より先に手が出てしまったようです。ちなみに、当時食べたケバブはこちら。ヨハヌンさんによると「食後30分ほど、余韻に浸っていました」というほど、ボリュームと味付けに満足していたのだとか。まさかの展開を見せた漫画と、見るからにおいしそうなケバブには、さまざまなコメントが届きました。・2時間列に並んで、食後30分も余韻に浸れるって、すごいですね。食べてみたい!・まさに、『飛ぶほどおいしいケバブ』…食レポの表現が天才的すぎます!・こんなに具だくさんなケバブは、見たことがない。おいしそう!・真顔でアタック!唐突な劇画調に吹きました!ヨハヌンさんの漫画の後半は、もちろん想像上の出来事。ですが、今の自分とは考え方が180度違う、過去の自分の姿を見た時、みなさんならどうするでしょうか…![文・構成/grape編集部]
2023年09月02日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは!ドイツで子育てをしている主婦のぱん田ぱん太です。皆さんのお子さんたちは、何歳でトイトレを始めて何歳で終了しましたか? わが家の場合は……。まず、トイトレの開始は3歳半頃。日中のおむつを外し、最初はおもらしを繰り返していたものの、やがて自宅の幼児用おトイレ&幼稚園のおトイレではおしっこができるようになりましたが、外出先のおトイレは拒否。やがて外出先の大人用おトイレでも、おしっこができるように!しかし、自宅と外出先どちらでもうんぴの方は完全拒否……。おしっこは直前に「おしっこしたい!」と報告出来るのに、なぜうんぴはできないのか? ひょっとして……単純に恥ずかしいのかな? と気付いたので、フリッツ君が大人に報告しなくても1人でうんぴができるよう、4歳まで使っていた幼児用おトイレを子供部屋に設置してみました。すると…?案の定、1人でこっそりとうんぴをして、その後「出た」と事後報告をしてくれるように!(事後報告なら恥ずかしくないようです……笑)しかし、やっぱり次の課題が。自室の幼児用おトイレではうんぴができるようになったものの、案の定、他のおトイレ(自宅の大人用おトイレも含む)では頑なにうんぴをしてくれないのです。金曜日の夕方に出発し、日曜日の夕方に帰宅するスケジュールだったりすると、ほとんどまるまる2日間我慢をして、帰宅後すぐにうんぴをすることも。我慢するのは気持ち的にも体にも悪いし、心配……。それに、早く自室以外のおトイレでうんぴが出来るようになってほしい一番の理由がありました。それは……。日本にいる3週間の間、ずーっとうんぴを我慢するなんてもちろん無理。だけど、せっかく日本の楽しい場所に連れて行く予定なのに、外出先で何度もおもらしをしたら予定が狂ってしまったり、日本旅行が嫌な思い出になったりしてしまうかもしれない……。なんとしてでも普通に、おトイレでうんぴができるようになってほしかったのです。日本旅行に行くまでにフリッツ君と何度も話をし、そのたびにフリッツ君は「うん!おトイレでうんぴする!」と元気よくお返事をしてくれるのですが…。これまでにも何度も同じお話をして、同じ返事をもらい、それでも成功してこなかったので、私は半信半疑……(笑)。最終手段として「日本にいる間だけ日中もおむつ着用」という手もありましたが、これがきっかけでトイトレが退行してしまうかもしれないし、同じ年ごろの子供たちと遊ばせる予定もあり、その時に恥ずかしくなってしまう心配もあったので、できればそれはしたくない……。結局、日本旅行が始まるまで、おトイレでうんぴはできるようにならないままでした。しかし、日本旅行初日の夜、長い飛行機移動の後ホテルでゆっくりしていると……。めちゃくちゃ普通に「うんぴしたい」と初の事前報告。そして当然、普通にホテルのおトイレでうんぴをしてくれました。これ以降、日本旅行中はま~ったく問題なくホテルや外出先でうんぴをし、ドイツに帰国してからも何事もなかったように大人用おトイレへ行くように。ついにトイトレ、完了です。「生まれ育ったドイツを離れ、3週間長い海外旅行をする」という環境の変化でどうなるか心配していましたが、フリッツ君の場合は、トイトレ終了のとても良いきっかけとなりました。長期間の海外旅行ではなくとも、こういった大きな環境の変化が大きな成長につながることはあるんだなあと実感した出来事でした。
2023年09月01日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは! ドイツで子育てをしている主婦のぱん田ぱん太です。わが家のフリッツ君は、日本人の母親(私)とドイツ人の父親の間に生まれたハーフちゃん。私とは日本語で喋っていますが、幼稚園に日本人家族はいませんし、日本語補習校などにも通っていないので、日本語を話す機会はそれと、日本語の歌を聴くくらい。逆にドイツ語は日常的に触れる機会が多いので、自然とドイツ語のほうが得意になっています。ドイツ語のほうがすぐに頭に浮かぶのは仕方ないのかもしれませんが……たまに「これはあんまりだ!」と思うほどに言葉を混ぜてしまうことがあります。私に対して日本語で話しているつもりなのに、単語のほとんどがドイツ語なのです! ひとまず話を止めて、聞き返してみます。「このドイツ語にあたる日本語を知らないから、ついついドイツ語で言ってしまう」というわけでもなく、「この言葉は日本語でなに?」と一つずつ聞けば、こうやってすぐに答えてくれるのです。ついつい、何も考えなくても話せる楽なほうを選んでしまうのでしょう。それにしても「日本語で話す時は日本語」「ドイツ語で話す時はドイツ語」の切り替えがここまで曖昧なのは、不思議だなぁ……と思っていました。しかしある日……。フリッツ君に「今日遊びに行く?」と日本語で聞かれた時でした。フリッツ君の習い事であるアイスホッケーの「Sommertraining(夏のトレーニング)」があるので、「Strassenbahn(路面電車)」の「Nummer Fünf(5番)」に乗ってトレーニングがおこなわれる「Sporthalle(体育館)」に行くよ、と答えました。……2言語ミックスさせてんの、私じゃん。私も、少し日本語だと聞き慣れないような言葉を、ついついドイツ語で言ってしまっていました……。フリッツ君が言語をミックスさせてしまうのも当然です……。これに気付いて以来、私もかなり意識して「日本語の時は日本語オンリー」で喋ることを心がけています。子は親の鏡ですね!
2023年08月01日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは!ドイツで子育てをしている主婦のぱん田ぱん太です。子どもの興味やハマるものって、結構頻繁に変わったりしますよね。日本の5歳の男の子たちに一番人気のコンテンツはなんなのでしょうか? ドイツで育っているフリッツ君の一番のお気に入りコンテンツは「恐竜」!これはおそらく……。やっぱり、母親の私がノリノリで楽しんでいたり、本やおもちゃを集めたりすることに積極的だったりすると、興味が増すのかもしれません。いわゆる「なぜなぜ期」に通ずるところもあるのでしょうか?これは私自身の問題でもあるのですが……(笑)。自分の好きなコンテンツでもあるため、ついつい真剣に頭の中でその恐竜たちの強みや大きさを比べ、戦わせてしまいます。もちろん考えるのが楽しくないわけではないのですが、それよりも早く終わらせなければならないことがあったりすると、わずらわしく感じることも……。「今忙しいからあとにして」と正直に伝え、いつでもどこでも質問責めをしていいわけではないと教えることも大事なのかもしれません。でもそれはなんとなくフリッツ君の恐竜への興味自体をむげにしてしまうようで、抵抗があります。そこで最近取っている策は「質問をそのまま返す」こと。フリッツ君も楽しそうにどちらが強いか想像をし、答えを出してくれます。さらに時間稼ぎをしたいときは「なんでそっちの方が強いと思うの? どっちのほうが大きい? 早い? どうやって攻撃するの?」などと質問を続け、その間にタスクを進めています。なんにせよ、この「どっちが強い?」ブームが自然と去ってくれることを願うばかりです。
2023年07月01日アメリカで11匹の犬と暮らすグッドリンさんファミリー。個性豊かな犬たちとのにぎやかな生活をSNSで紹介しています。この日、飼い主であるブレイデンさんは犬と散歩をしている時の様子を投稿しました。動画には2匹の犬が登場するのですが、犬たちが速足で歩いていたため、彼は「Slow down(スピードを落として)」と声をかけます。ところが、犬たちは歩く速さを緩めようとしません。その時、ブレイデンさんはあることに気が付きます。散歩させていたのは、オーストラリアン・シェパードとジャーマン・シェパードです。そこで彼が2匹にそれぞれ、オーストラリア訛りの英語と、ドイツ語で話しかけてみると…!驚きの結果は、こちらをご覧ください。@thegoodhype Since barking didn't work #dogsoftiktok ♬ original sound - Goodlin Siblings2匹とも、ちゃんと反応して立ち止まったではありませんか!この動画には240万件の『いいね』が集まり、犬の飼い主さんからのコメントが続々と寄せられています。・我が家は柴犬を飼っているんだけど、誰か日本語が話せる人はいませんか?・私の友達の犬はシュナウザーで、その子は私のドイツ語を完ぺきに理解している。・大笑いした!うちのチワワにもスペイン語で試してみるよ。・うちの犬は雑種なんだけど、どうしたらいいかな?ちなみにジャーマン・シェパードはドイツ原産の犬ですが、実はオーストラリアン・シェパードはアメリカ原産です。今や原産地に関わらず、さまざまな犬が世界中で愛されています。愛犬の原産地の言葉で話しかけたらどんな反応を見せてくれるか、試してみると面白そうですね![文・構成/grape編集部]
2023年06月27日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは!ドイツで子育てをしている主婦のぱん田ぱん太です。わが家のフリッツ君は現在5歳で、日に日にできることが増えていく、成長が楽しい時期です。だけどやっぱり、すんなりとはいかないことも多く……。たとえば、上着を自分で着始めるようになってからは、前後逆に着てしまったり、腕を入れる場所が正しく見つからなかったりと、少々苦労することたびたび。そんなときに出会ったのが「ママ・ライフハック」の数々でした。この「子どもが上着をスムーズに着るためのテクニック」は、5歳になった今でも活用中!課題は尽きることはありません。幼稚園や家で「自分でシューズボックスから靴を出して履く」ということができるようになると、今度は靴の左右を高確率で間違えるように。(5歳になるまでもよく間違えていたのでしょうが、幼稚園では保育士さんが訂正してくれていたり、家では私が履く前にあらかじめ正しい順番で置いてあげていたりしました)。今度は「子どもが靴を間違えないで履くテクニック」のライフハックです。これのおかげで、フリッツ君が靴の左右を間違えることはなくなりました!シールは剥がれてしまえばまた貼ればいいだけですし、新品の靴に買い換えたらそれにも新しいシールを貼ればいいだけなので、安価で簡単です。余談ですが、後日靴屋さんでまさにこのライフハックを利用したデザインの靴を発見。このライフハックを知ったとき「なんて斬新なんだ!」と感動したのですが、私が知らなかっただけで、結構ポピュラーなライフハックだったのかもしれません(笑)。なんにせよ、こうした「子育て・ライフハック」が世の中にたくさん溢れていて、さまざまな形で世界中の人に共有されていることはとっても素敵なことだと思いました。私も些細なことや、すでに有名な内容だったとしても積極的に発信していこうと思います!
2023年06月01日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは!ドイツで子育てをしている主婦のぱん田ぱん太です。わが家のフリッツ君は現在5歳で、ドイツ語と日本語を話すバイリンガルボーイです。彼が日本語を学ぶ機会はというと……。定番ですが、こんな感じ。そしてもちろんシチュエーションによっては私も彼とドイツ語を話しますし、ドイツの歌やアニメも楽しみますし、ドイツの絵本も読んでいます。それらに加えて、さらにドイツ語に触れる機会は……。こんな感じ。ドイツ暮らしなので、当然幼稚園ではドイツ語オンリー。わが家は私のドイツ人のパートナー・シュテフとの3人暮らしなので、シュテフと話す時は当然ドイツ語ですし、離婚した元夫の家でパパや祖父母と話すときもドイツ語です。こういった生活環境で、ドイツ語に触れる機会のほうが格段に多いため、もちろん日本語よりもドイツ語のほうが上手なフリッツ君。その差が顕著に現れるのが「叱ったとき」なのです。日本語の語彙(ごい)がまだ少ないからなのか、日本語で叱られたとき、フリッツ君はとっても素直に納得してくれます。一方でドイツ語で叱ると、スラスラと流暢に出るわ出るわ、反論の言葉!最終的には叱られたことを納得して行動してくれますが、とにかく言葉で反論しないと気が済まない様子。その上、彼のドイツ語は彼の祖母の影響を強く受けており、少し方言の混じった老年のドイツ人女性のようなしゃべり方をすることもあり……。実年齢が現在5歳のフリッツ君ですが、ドイツ語を話すときは15歳くらい、日本語を話すときは2歳くらいの子に感じてしまうのです!おまけにこれは大人にもよくあるのですが、日本語を話すときは少し声のトーンが高く、ドイツ語を話す時は声のトーンが低くなるので、目をつぶって聞いていると余計に同じ子供のセリフとは思えない! 母はそのギャップに困惑すること多し。そして、ある夜のこと……。フリッツ君が寝た後に、私は仕事部屋で少し作業をしていました。すると、隣のリビングからフリッツ君の声が。どうやら夜中に目を覚まして、子ども部屋から出て来てしまったようです。リビングにいたパートナーのシュテフに、自分の状況をドイツ語でスラスラと説明するフリッツ君。私が後ろから日本語で声をかけてみると……。突然、赤ちゃんのような声と日本語で甘えてくるフリッツ君!ギャップがかわいらしくて笑ってしまうときもあり、いつかこれが無くなってしまうのかも……? と思うとちょっぴり残念ですが、今後も様子を伺いたいと思います。これって、”バイリンガルの子あるある”なのでしょうか!?
2023年05月01日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは! ドイツで子育てをしている主婦のぱん田ぱん太です!わが家のフリッツ君は5歳。お外遊びやおもちゃで遊ぶのももちろん好きですが、絵本を読むことが大好きです!まだ日本語が読めないので、1人で読んでいるときは絵を眺めているだけですが、私が読み聞かせをすると、とても興味を持って楽しんでくれます。そんなフリッツ君が特にお気に入りの絵本はというと……。多くの日本の子どもたちも読んでいるであろう、昔からの大人気絵本シリーズ! そんなシリーズの1冊を読んでいたときのことでした。主人公の行動に怒ったキャラクターが、ごつん! とげんこつをくらわせて叱るシーンです。何か引っかかる部分があったようで、質問を重ねるフリッツ君。それらに答えていくと、フリッツ君なりの考えを教えてくれました。私の感想としては「たしかにそうだ」ただそれだけ……。フリッツ君の周囲に、叱るときにげんこつをくらわせる大人なんていませんし、「暴力はいけない」という価値観で育っています。私はフリッツ君の考えを「そうだよね、そのとおりだよ」と肯定し、フリッツ君も納得してくれたようです。昔から人気を保ち続けている絵本なだけあって、現代の子どもたちにも楽しく読める内容になっていますが、ほんの少しだけ、時代の風潮の違いを感じた出来事でした。
2023年04月01日サイドバックを活かす攻撃が特徴のチーム。3-2-2のフォーメーションを使っているが、U-10世代への指導が難しい。というご相談をいただきました。2トップ、中盤のポジショニングの指導に悩んでいるとのことですが、今回の池上さんの回答は......。今回も、ジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上の子どもたちを指導してきた池上正さんが、小学生年代で特定のチーム戦術を教え込みすぎる弊害なども含め、指導のアドバイスを送ります。(取材・文島沢優子)池上正さんの指導を動画で見る>>(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<人数はいるけどGKやりたい子がいない、上手く褒めて1人を固定にするか複数人で回すかどちらが良いか教えて<お父さんコーチからの質問>はじめまして。子どものチームで保護者コーチをしています。指導カテゴリーはU-10~です。ウチのチームは3-2-2というフォーメーションを使っています。サイドバックを活かす攻撃が特徴で、ツートップはなるべく広がらず真ん中で近い距離に、というのが基本です。ですが、ツートップ、二枚の中盤のポジショニングがなかなか難しいです。このフォーメーションの場合、どのようなことから教えていくのが良いと思いますか?<池上さんからのアドバイス>ご相談ありがとうございます。10歳以上なので4年生でしょうか。ご相談に書かれているように「サイドバックを生かした攻撃でツートップはなるべく広がらず真ん中で近い距離にいなさい」と指示してしまうのは、少し早すぎる気がします。■小学生年代は特定のフォーメーションに特化するより、どんなサッカーにも対応できるベースを作る時期プロや大学生のチームならば、戦術はあって当然でしょう。しかしながら、わずか10歳の子どもはどんな選手に成長するのか、キャリアを積んでどんなチームに行くのかも私たちに予測はできません。したがって、私たちが行う育成は、どんなサッカーにも対応できるよう一人ひとりのサッカーのベース作りをしなくてはいけません。ドイツなどサッカー先進国と言われる欧州の子どもたちは、小さいころからサッカーの原理原則を学ばせます。トライアングル、数的優位といったサッカーの成り立ち。どんなふうにパスをつなげて点を取るか。どんなふうに守って失点を防ぐか。そういったことを学ぶために、欧州では10歳ぐらいまでは5人、もしくは7人制で試合をします。そこにフォーメーションが重要だという考えはありません。そう考えるとご相談者様のチームは、子どもがもう少し自由に自分の意志で動きを覚えられるような仕組みを考えたほうがよさそうです。サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■スペースの使い方など「相手守備が困ること」を実感させる例えば、このように教えたらどうなるでしょうか。「広がると自分たちが使えるスペースがたくさんできて、パスをつなぎやすくなるね」あるいは、「広がって動けば相手は守りにくくなるね」と。そうすると、トップが広がらないというポジショニングでは「相手は守りやすい」という状況になります。自分たちが広がることによって相手守備が困ることを実感してほしいのです。しかし、ご相談者様のチームは恐らくスピードのあるサイドバックがドリブルで攻め上がる際、2トップが広がっていると邪魔になる。そのため真ん中に一緒に立っていなさいという指示になるのかもしれません。そうなると、真ん中にいるトップの選手にボールが入ったとき、もう一人のフォワードが近くにいれば相手ディフェンスも守りやすいので、選手は大変だと思います。対象が小学生ではなく、せめて高校生など大人に近い年代ならば「前のふたりで相手を崩せるからあまり広がらないほうがいいね」と指示を出せます。そのような選手の特徴を生かすことも考えられます。■高学年になって周囲のサッカー認知度が高まると、SBも今のように抜けなくなるただし、何度も言うようですが、小学生にこのような限定的な動きを教え込むことはあまり賛成できません。足の速い子を前に置いて、裏に抜けて点を取る。それができたら違うことに移るべきです。ずっと同じプレーをやらせていてはその子のテクニックは上がりません。サイドバックの子も同じです。ドリブルがうまい子がボールをもらってサイドから自分でドリブルをする。3~4年生くらいまでは通用しても、高学年になって他の選手たちのスピードや体格、サッカーの認知が上がってくると、その途端に抜けなくなります。そこでワンツーパスを使うとか、フィードするパスをして組み立てるといったことができるようにしてほしいのです。そのためにはきちんと土台をつくらなくてはなりません。■「3人目」の動き、数的優位を意識させるトレーニングをすることそれをつくるには、低学年のころから2対1などの数的優位をどう使うか。意識できるようトレーニングを積まなくてはいけません。試合でもそれを意識させてください。両サイドバックが少し高い位置を取って、真ん中に中盤の選手がいる。常にダイヤモンドの形をつくるよう心掛けてもらいます。中盤の上にはトップがいてまた別のダイヤモンドをつくれます。幅と深さ、トライアングル。ボールを持ったときに誰と誰を見たらいいの?場面によってトライアングルができることを意識して、何を見たらいいのかを学ばせてください。そういった学びを小学生の間にしてもらいたいのです。ドイツに「フニーニョ」(※フニーニョを紹介した記事に飛びます)という3対3のゲームがあります。概ね縦25~30メートル、横20~25メートルのフィールドで、攻撃方向にそれぞれ2つずつ、計4つのゴールを置いて3対3を行います。自分たちが攻めるゴールが2つあるので、トライアングルの「3人目」を意識しやすくなります。つまり、視野が広がる。視野の確保とサッカーの成り立ちを体得するのにうってつけの方法です。今の時代、ネットで探せばやり方や動画をたくさん観ることができます。ぜひやってみてください。■チーム戦術が先に来ると、そのチームでしか使えない選手になる(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)これまでブンデスリーガのクラブや、意識の高いジュニア年代の指導者がトレーニングなどに導入していましたが、ドイツサッカー連盟はこれを10歳以下のカテゴリーすべての試合で行う方向で進めています。チーム戦術みたいなことが先に来てしまうと、そのチームでしか使えない選手になってしまいます。将来を考えてあげると、何でもできるようにしておく必要がある。ぜひそのことをあらためて考えていただければと思います。池上正さんの指導を動画で見る>>池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2023年03月31日海外に行くと、街の景色はもちろん、食べ物や文化の違いを感じることがあります。ドイツのベルリンを訪れた星野(@satian39)さんは、宿泊したホテルの洗面台で珍しいものを見ました。一風変わったものは、蛇口。星野さんが、ハンドルを上げて水を出すと…。そういえばベルリンで宿泊したホテルの洗面所、見た事ない様式のお水の出方であったな…なんかよき。 pic.twitter.com/S8xAKWxlNe — 星野@旧共産遺産と頽廃放浪 (@satian39) March 20, 2023 まるで、水路のような部分から水が流れ出ます!見ているだけで、心が落ち着いてきますね。この蛇口は、『滝の蛇口』と呼ばれているタイプ。星野さんがTwitterに投稿すると、国内外のさまざまな場所で同じタイプの蛇口を見たことがあるという投稿が寄せられました。ほかにも、多くの人が「そこから水が出るの!?」「流しそうめんみたい!」「初めて見た」と興味を示しています。一般的に目にする蛇口のタイプは、吐水口から水が出てくるもの。今回のように、まるで滝のように水が流れてくるタイプは、洗練されたデザインに感じられますね![文・構成/grape編集部]
2023年03月21日トムラリサイクリングは、ドイツ、ミュールハイム・ケルリヒの本社に2つ目のテストセンターを開設し、2月28日から3月2日にかけ業界のパートナー、顧客、メディア関係者を招いて記念イベントを開催しました。このイベントは、同社のインテグレーターズ・カンファレンスの一環として行われ、さまざまな会議やイベントプログラムに、26カ国200人以上の参加者が集まりました。初日は、トムラのCEO、トーブ・アンダーセン(Tove Andersen)によるプレゼンテーションをはじめ、トムラの戦略的方向性を示す数々のプレゼンテーションが発表されました。2日目は、トムラリサイクリングの長期目標における新たなマイルストーンとなる試験設備の拡張に焦点を当てました。トムラリサイクリングの副社長兼グローバルセールス&マーケティング責任者のファブリッジオ・ラディーチェ(Fabrizio Radice)は、「より厳しくなる規制とより高いリサイクル目標により、廃棄物からリサイクル可能な素材を回収する需要は過去最高となり、当社の選別ソリューションと材料試験に対する需要も増加しています。私たちはここ数年、この状況を注視しており、ドイツでは試験能力の限界に近づいていました。お客様とパートナーに最高のサービスを提供するために、私たちは行動を起こす必要がありました」と述べました。世界7か所、8施設あるトムラのテストセンターは、廃棄物と金属選別の両方のソリューションに対応しており、リサイクル業者や工場オペレータが選別機の導入を検討する際、実際に選別したい材料を持ち込み、テスト選別ができます。「テストに対する需要の高まりとは別に、私たちは常に新しい選別システムを開発しており、それらはすべてテストセンターに設置されています。ここ数年、複数の新製品を市場に投入しており、今後もさらに多くの新製品を投入する予定です。そのため、拡大する製品群に対応する十分なスペースを確保する必要があり、追加投資を決定しました」とラディーチェは述べました。トムラはこの施設を、現場の専門チームによるテストと最適化が可能なイノベーションの開発に活用するとともに、年間約650件の顧客および社内向け試験を実施し、今後も需要が高まると見込んでいます。テストセンター拡張には、もうひとつの重要な理由がありました。トムラリサイクリングの技術責任者である副社長のラルフ・ウェッピング(Ralph Uepping)は、「最近まで、金属選別機と廃棄物選別機を1つのエリアにまとめていました。これからは、各テストセンターがそれぞれの分野に特化します。廃棄物選別の試験は以前からある施設で行われますが、新しい施設では金属選別に注力します」と述べました。トムラの新型X-TRACT(R)、FINDER(R)、COMBISENSE(R)、そして近日発売予定の高度なアルミニウム選別機が、1,000平方メートルの新しい施設に設置されます。最新技術を搭載したトムラの金属選別システムは、ミックスメタルからリサイクル可能な金属を回収し、炉で使用できるアルミニウムなど、最も純度の高い材料を作り出すことを可能にします。産業界が持続可能な生産とCO2排出量の削減を目指す中、リサイクル金属に対する世界的な需要は急増し、正確な材料回収と処理の必要性が高まっています。「当社は金属産業において長い伝統を誇りますが、現在の市場動向とお客様の要望を考慮し、今後はこの分野にさらに注力していきます。試験設備の増強と最先端の技術により、大量の処理と要求される品質を達成するために、業界をサポートする体制が整っています」とラディーチェは説明しました。新しい施設は、金属部門にさらに重点を置きますが、廃棄物アプリケーションも同様に重要な役割を担っています。最初のテストセンターは、ドイツのアンダーナッハにある移動式テストステーションとしてスタートし、2009年にミュールハイム・ケルリヒに移転、着実にその機能を高めてきました。現在では、1,500平方メートルの敷地で廃棄物選別の試験が可能となり、混合廃棄物や発生源から分離された廃棄物からリサイクル可能なポリマーを回収することから、フレーク選別、材料の種類による木材の分離など、さまざまな試験を可能にしています。また、AIのサブセットであるディープラーニング技術は、トムラの製品ポートフォリオの一部であり、さまざまな選別工程でテストすることができます。コアテクノロジーを補完するソリューションとして利用できるディープラーニングは、これまで検出が困難または不可能だった材料を検出することで、選別性能の向上に貢献する未来志向のツールです。ウェッピングは新しいテストセンター設置の利点について、「当社の全ての製品が設置され、実際の工程を想定したテストが可能です。当社の専門家チームとともに、渦電流、磁石、スクリーン、バリスティックセパレーターを使った選別プロセス全体をシミュレートすることができ、材料の前処理の重要性を実証し、供給材料が変わっても経済的に実行可能な安定したプロセスを構築することができます」とまとめました。3日間にわたるイベントは、トムラのドイツ本社と近隣のホテルで開催され、理論と実践を融合させた内容で、テストセンター拡大の合理性が説明されました。初日はトムラの戦略、新規事業、ディープラーニングを含むデジタルサービス、顧客サービスに対する取り組みなどについて、多くのプレゼンテーションが行われました。2日目は、より実践的な現場での説明が行われました。シニアバイスプレジデント兼トムラリサイクリング代表であるトム・イング(Tom Eng)が、ミュールハイム・ケルリヒの施設の進展を説明し、開会の言葉を述べた後、公式セレモニーが始まりました。経営陣によるテープカットが行われ、テストセンターの開設を宣言しました。各グループに分かれた参加者は、工場内を案内されながら、さまざまな分野でのライブデモを見学しました。さらに、トムラとその技術が、プラスチック、金属、木材産業における資源循環の最大化をどのようにサポートしているかを強調するプレゼンテーションが行われ、ツアーは締めくくられました。新しいトライアルホールのオープニングとカンファレンスは、トムラの今後の成長に対する意気込み、ステークホルダーへのコミットメント、そして廃棄物のない世界を実現するという使命を示す舞台となり、お客様やパートナーにとって、トムラの専門家とともに、それぞれのお客様のニーズに最適な選別ソリューションを検討する機会となりました。■トムラソーティング株式会社についてトムラソーティング株式会社(本社:埼玉県さいたま市、代表取締役:河口 昌伸)は、光学式選別装置で世界シェア75%を誇るトムラシステムズASA(本社:ノルウェー・アスケル)の日本法人です。限られた資源のなかでの循環経済の実現にむけ、リサイクルおよび食品業界において、光学選別ソリューションを提供しています。ウェブサイト: トムラリサイクリングテストセンターオープニングセレモニー テープカットトムラリサイクリングテストセンターオープニングセレモニー 開設宣言トムラリサイクリング テストセンター全景トムラ_新型X-TRACT トムラ_COMBISENSEトムラリサイクリング 副社長兼グローバルセールス&マーケティング責任者 ファブリッジオ・ラディーチェ(Fabrizio Radice) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月15日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは! ドイツで主婦をしているぱん田ぱん太です!私はドイツに渡ってからドイツ人男性と出会って結婚し、ひとり息子のフリッツ君を授かりました。コロナ禍の影響もあり、現在5歳のフリッツ君が最後に日本を訪れたのは1歳のとき。そしてフリッツ君が日本へ行ったのは、まだ元夫と婚姻関係にあった頃だったので、現在のパートナー・シュテフはまだ日本へ行ったことがありません。シュテフは旅行が好きでアクティブな男性ですが、タイミングが悪く、過去に予定していた日本旅行も中止になってしまったとのこと。それならなおさら、3人での旅行が楽しみです! シュテフとフリッツ君と3人で「どこへ行こうか、何をしようか」と情報を集める日々。さらに情報収集だけでなく、シュテフは旅行に向けて少しでも日本語を使えるようになりたいからと、近くの市民学校が行っている日本語コースに申し込んできてくれました!シュテフが日本語を勉強していることを知ったフリッツ君は……なんと、自分から「日本語を教えてあげる」と言ってくれました!さっそく身の回りにあるものを手に取り、日本語ではなんと言うかを教えてくれるフリッツ君。改めて見ると、和製英語って身近にかなり多いですね。そして周りにあるものをひととおり、日本語で紹介した後は……。「ママ」を日本語で教えてあげようとするフリッツ君。しかし……それは日本語ではなく我が家特有の呼び方……!(「ふりぽよ」というニックネームで呼んでいたら、それをマネして「ママぽよ」と呼ばれるようになりました)さらに「チリ(とうがらし)を食べたときの反応」という、非常にコアなシチュエーションの日本語まで教えようとしてくれるフリッツ君……。バイリンガルとして育てている我が子が、語学学習や語学交換に積極的な姿勢を見せてくれることほど、親として嬉しいことはありません!ひょっとしたら将来はドイツ語と日本語の通訳者を目指したりするのかも……? なんて想像を膨らませながら、これからもフリッツ君がもっともっと語学を楽しんでくれるように、母親の私も、パートナーのシュテフも、みんなでたくさん語学を学ぼうと思います!
2023年03月01日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは!ドイツで主婦をしているぱん田ぱん太です。皆さんは「子どもの習い事」についてどう考えていますか?まずは自分の話になってしまいますが……。私が人生で一番最初に習わせてもらったものは「ピアノ」でした。兄、姉も同じようにピアノを習わされていたのですが、2人にはピアノは刺さらなかったらしく、中学に上がるとともに辞めてしまいました。しかし私は肌に合っていたらしく、真面目に練習しない割にはずーっと楽しく続けられました。その結果、ピアノの先生から声楽を習うことも勧められたのをきっかけに声楽の道へ。私が今現在ドイツに暮らしているのも音楽大学でドイツ音楽を学び、興味を持ったことがきっかけですし、音楽に関してわが子と積極的に一緒に楽しんだり教えたりすることができて、私は本当に音楽をやらせてもらっていたよかったと思っています。ドイツは比較的寒く、あまり海とは縁のない国なので、サマースポーツよりもウィンタースポーツが断然人気。特に私たちが住んでいる地域には強いプロチームがいることもあり、数あるスポーツの中からアイスホッケーを習わせることに決めました。これは私の希望なのですが、スポーツの中でも、できれば集団競技を学んでほしかったのです。そうすれば個人競技よりも他の子どもたちと接する機会が増え、コミュニケーション能力を育てることにもなるかと思いました。私たちは当然ながら、プライベートの時間でもアイススケート場に遊びに行くことがあります。すると……。フリッツ君よりずーっと大きい子どもたちも、補助具を使用していたりするなか、アイスホッケーのトレーニングを1年近く行っているフリッツ君は、転ぶこともなくスイスイとスケートリンクを滑らかに滑ります。すると周りの人から誉め言葉をもらえるのです!こういった経験による自信が、フリッツ君の自己肯定感を育てるなど、大切な性格形成の一部になるのではないかと私は思っています。今のこの時期は「一生懸命習い事に通わせるよりもたくさん遊ばせたほうがいい」「ひとつのジャンルに集中させるのではなく、さまざまなものを習わせてみたほうがいい」などいろんな意見があると思いますが、わが家はこのままアイスホッケーを頑張ってみようと思います!
2023年02月01日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは!ドイツで子育てをしている主婦のぱん田ぱん太です。わが家のひとり息子、フリッツ君は2月に誕生日を控え、もうすぐ5歳になる元気な男の子です!あくまで私のイメージですが、4~5歳の子供と言えば、とにかく「もうお兄ちゃん(お姉ちゃん)なの!」「だからこんなすごいことができるの!」と背伸びしたがる時期だと思っていました。そんな私のイメージとは少し違って……フリッツ君は公園に来ると、なぜか赤ちゃんブランコにしか乗りたがらないのです。さすがにフリッツ君より1歳も2歳も小さい子に赤ちゃんブランコを譲ってもらったり、フリッツ君が赤ちゃんブランコを使っているせいで小さい子たちが使えなかったり、という状況にはしたくないので、周りに小さい子がいない場合にのみ許可しています。しかし、明らかにフリッツ君は赤ちゃんブランコに乗るにはもうギリギリの体の大きさで、はたから見るとアンバランス……。そんなフリッツ君が、赤ちゃんブランコについて質問を投げかけてきました。これを機に「なぜ赤ちゃんは赤ちゃんブランコを使う必要があるのか、なぜフリッツ君はもう赤ちゃんブランコを使う必要がないのか」を説明して理解してもらおうとしましたが……。なぜか赤ちゃんにマウントを取るフリッツ君。その赤ちゃんのためのブランコにあえて乗っておきながら、なぜ……。普通のブランコだと、誤って落ちてしまうのが不安だから赤ちゃんブランコに乗りたがるのかと思えば、ブランコ以外の遊具で遊ぶのはすっかりお手の物。はしごを使って高い場所に登ったり、そこからながーい滑り台で下に降りたりもできます。いったいなぜブランコを使うときだけ、赤ちゃんぶりたがるのか……??謎ですが、せめて5歳になるまでにはもう赤ちゃんブランコを卒業してほしいものです……。
2023年01月04日