今年2月、ワーナー・ブラザースがニュー・ライン・シネマと共に新たな『ロード・オブ・ザ・リング』の映画を製作すると発表した。舞台はJ・R・R・トールキンの原作小説「指輪物語」の中の「第三紀」で、ゴラムが登場する時代だという。新たな映画には、オリジナル版『ロード・オブ・ザ・リング』三部作を手掛けたピーター・ジャクソン監督と脚本家チームが現在契約交渉中だ。同三部作や『ホビット 思いがけない冒険』でゴラム役を演じたアンディ・サーキスの出演の可能性はあるのだろうか。アンディ自身は前向きのようだ。「The Hollywood Reporter」とのインタビューで、「私は彼らのことが大好きです。私にとって第二の家族のような人たちです。何年も一緒に映画を作ってきましたから。彼らの感性と撮影ショットも大好き。次元の違う映画製作です。没頭ぶりがすごいんです」とジャクソン監督&チームを称賛。「もし(一緒に仕事ができる)機会があれば、『イエス』ですね。素晴らしいことですよ」と語っている。アンディはゴラムのほか、『キング・コング』のキング・コング、『GODZILLA ゴジラ』のゴジラ、『猿の惑星:創世記』『猿の惑星:新世紀』『猿の惑星:聖戦記』のシーザーなどをモーションアクターとして演じていることで有名。(賀来比呂美)■関連作品:ロード・オブ・ザ・リング 2022年9月16日より全国にて公開©2022 WBPI TM & © The Saul Zaentz Co.
2023年05月16日ニュー・ライン・シネマが『死霊館』ユニバース最新作『The Conjuring 4』(原題)を製作することを決定。「The Hollywood Reporter」の記事をリツイートする形で認めた。2013年に『死霊館』が公開されてから、『アナベル 死霊館の人形』などスピンオフ作品を含む計8作品が作られている同ユニバース。今回、製作が決定したのは、この中のメインシリーズ『死霊館』の第4弾で、『死霊館』『死霊館 エンフィールド事件』『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』に続く作品。同シリーズは実在の心霊研究家ウォーレン夫妻が実際に経験した事件を基に描いており、前3作でパトリック・ウィルソンとヴェラ・ファーミガが夫妻を演じてきた。2人は第4弾へのカムバックが予想されているが、まだ契約には至っていないという。また、どんな事件が描かれるのかも不明。脚本は前2作の脚本を手掛けたデヴィッド・レスリー・ジョンソン=マクゴールドリック。同氏は『エスター』や『アクアマン』シリーズの脚本家としても知られている。プロデューサーはジェームズ・ワン&ピーター・サフラン。ワンは第1弾、第2弾で監督を務めるも、第3弾では製作のみを務めた。第4弾では「ぜひ監督に復帰してほしい」という声が多くのファンから寄せられている。(賀来比呂美)■関連作品:死霊館 2013年10月11日より全国にて公開© 2013 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.死霊館 悪魔のせいなら、無罪。 2021年10月1日より全国にて公開© 2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved
2022年10月24日『モータルコンバット』(2021)の続編が製作されることが分かった。ニュー・ライン・シネマとワーナー・ブラザースは、脚本家にDisney+でまもなく配信予定の「ムーンナイト」やNetflixの人気ドラマ「アンブレラ・アカデミー」のジェレミー・スレイターを起用したという。「Variety」誌などが報じた。内容や前作のキャストが再出演するのか、サイモン・マッコイドが再びメガホンを取るのかなどの詳細は不明。前作にはルイス・タン、ジェシカ・マクナミー、浅野忠信、真田広之らが出演していた。また、マッコイド監督と共に『ソウ』シリーズや『アクアマン』シリーズで知られるジェームズ・ワンらが製作を務めた。『モータルコンバット』は同名ゲームを原作とした実写映画。1995年にポール・W・S・アンダーソン監督も『モータル・コンバット』、1997年にジョン・R・レオネッティ監督が続編『モータルコンバット2』として実写映画化しており、2021年の『モータルコンバット』はこれらのリブート映画にあたる。映画ファンは、前作には登場しなかった人気キャラクター、ジョニー・ケイジを「続編でぜひ登場させてほしい!」と声を上げている。(Hiromi Kaku)■関連作品:モータルコンバット 2021年6月18日より全国にて公開© 2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved
2022年01月27日『ジョン・ウィック』シリーズの監督チャド・スタエルスキと脚本家デレク・コルスタッドが、新たな作品で再びタッグを組む。ニュー・ライン・シネマが製作する韓国映画『アジョシ』のリメイク映画で、スタエルスキはプロデューサー、コルスタッドは脚本を担当することになったという。「Deadline」が報じた。スタエルスキは、監督業は行わず、自身の制作会社「87Eleven Entertainment」を通じてプロデュースのみを行う。コルスタッドは脚本を書き上げており、重役たちからすでに高い評価を得ているようだ。オリジナル版『アジョシ』は2010年に韓国で製作・公開された作品。同年の韓国で興行収入が第1位という大ヒットを記録した。監督・脚本をイ・ジョンボム、主演はウォンビンが務めた。ウォンビンは同作で韓国のアカデミー賞と称される「大鐘賞」の主演男優賞&人気男優賞を受賞している。ウォンビンが演じたのは、元特殊部隊要員で現在は質屋を営む孤独な男テシク。客以外に交流があるのは「アジョシ」(おじさん)と慕う隣人の少女ソミだけだった。ある日、ソミの母親が麻薬事件に関与し、犯罪組織に親子で拉致されてしまう。ソミを救うために、テシクは立ち上がるのだが…というストーリー。(Hiromi Kaku)
2020年08月06日サンリオの人気キャラクター「ハローキティ」の映画化が企画進行中のようだ。ニュー・ライン・シネマとサンリオ、フリン・ピクチャー社らは、「ハローキティ」の仲間である「ぐでたま」や「マイメロディ」、「リトルツインスターズ」なども登場する映画の製作に取り組んでいるという。サンリオの創業者である辻信太郎代表取締役社長は、こう声明を発表している。「友情のシンボル、ハローキティを始めとした多くのサンリオキャラクターたちがハリウッドで映画化されることになり、非常に喜んでおります。この映画を通して、世界の隅々までに仲良しの輪、友情の輪が広がっていくことを心から願っております」またニュー・ラインのプレジデント兼チーフ・クリエイティブ・オフィサーであるリチャード・ブレナーと同プレジデント兼チーフ・コンテント・オフィサーのキャロリン・ブラックウッドは共同で、「私たちはサンリオとともに、この世界中で愛されてやまないキャラクターの映画化に携われることを大変嬉しく思っております。このような、時代を超える知的財産の可能性を探求できる機会を得たことは、大変な名誉で貴重なものと感じています。ハローキティと彼女の仲間たちは数十年にも渡り世界共通の文化の一部となっており、今後彼女がこの新しい冒険でどこへ向かうのか、とても楽しみにしています」とコメントしている。一方で本作では、フリン社のボー・フリン社長がプロデューサーを、同じくウェンディ・ジェイコブソンがエグゼクティブ・プロデューサーを務める。フリンはこう話している。「ハローキティは過去40年以上の間、世界中で最も愛されているキャラクターの一つです。この度、史上初となるこのキャラクターのストーリーを世界中の映画館に届けるという重大な責務に対し、サンリオの辻社長が私共を信用してくださったことを大変光栄に思っております。そして、ニュー・ライン・シネマ社とワーナー・ブラザースという長年のパートナーと共に実現できるのは夢のようです。ハローキティとサンリオはポジティブで家族向けの価値観を体現する存在であり、今こそハローキティのメッセージを世界に発信するには絶好のタイミングだと思います!」(C)BANG Media International
2019年03月09日