1月14日(金)より日本で公開され、大ヒット中のクリント・イーストウッド監督・主演・製作の映画『クライ・マッチョ』。この度、本作よりイーストウッドが演じるマイクがと少年ラフォが出会う新たな本編映像が公開された。半世紀以上に渡り一線で活躍を続ける名優にして、映画『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で監督として2度の「アカデミー賞」に輝くクリント・イーストウッド。監督デビューから50年・40作目となるアニバーサリー作品『クライ・マッチョ』は彼が監督・主演を兼任する新たなマスターピースである。落ちぶれた元カウボーイ・マイクと少年・ラフォの旅を通して語られる「人生」とは。喜びや悲しみを背負い、なお人生を歩み続ける、生きる上で必要な「強さ」とは何かを温かく、時にユーモラスに時に切なく語りかける。40年前から検討されていた原作に満を持して向き合った本作は、まさにイーストウッドの集大成にして新境地と言えるだろう。今回公開された本編映像は、マイクが探していた少年・ラフォを見つけ出す、初めての出会いを果たした場面。恩人の息子を探して彼らの家を訪れたマイクは、母親から息子はここではなくストリートで生きていると告げられる。マイクは警察にガサ入れされたメキシコの闘鶏場に足を踏み入れる。「出てきたまえ。俺は家族の友人だ」と呼びかけるも場内からは何の反応もない。誰も居ないと思った矢先、闘鶏用のニワトリが物陰から飛び出してくる。しかめっ面でニワトリを捕まえたマイクは「悪いチキン、暴れるな」と瞬く間に手懐ける。マイクは「よし。くそガキ出てこい。5まで数え、チキンの首を折る。いいな?」と手荒なやり方でラフォを挑発し、カウントを始めると「雄鶏を返せ!」と怒りをみなぎらせたラフォが姿を現す。「話が先だ。ラフォ」と呼びかけるマイクに、少年は「名前知ってるの?なぜここが?」と複雑な表情を浮かべる。「お母さんから居場所を聞いたからだ」というマイクの返答に、ラフォは「俺を買ったのかよ」と言い捨てる。男遊びが盛んな母の元、劣悪な環境で育ったラフォは、闘鶏の“マッチョ”とストリートで生きてきた。誰も信用できないと心に決めた彼は、突然現れたマイクに敵対心をむき出しにする。一方のマイクも、恩義がある元雇い主の依頼だから受けた仕事だが、ひねくれた若造になめられる筋合いはない。まさに“最悪”の出会いの後、マイクが運転するピックアップトラックでアメリカ国境を目指す旅を始める。勇気、希望、友情、そして愛…。ここまで数々の人生を描いてきたイーストウッドが描く真の”強さ”とは。旅を続ける映画人・イーストウッドが『クライ・マッチョ』に込めた想いを、映画館の大スクリーンで受けとめてほしい。『クライ・マッチョ』公開中
2022年01月19日クリント・イーストウッド監督・主演・製作の映画『クライ・マッチョ』が1月14日(金)より日本公開される。この度、本作より新たな本編映像が解禁された。半世紀以上に渡り一線で活躍を続ける名優にして、映画『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で監督として2度の「アカデミー賞」に輝くクリント・イーストウッド。監督デビューから50年・40作目となるアニバーサリー作品『クライ・マッチョ』は彼が監督・主演を兼任する新たなマスターピースである。落ちぶれた元カウボーイ・マイクと少年・ラフォの旅を通して語られる「人生」とは。喜びや悲しみを背負い、なお人生を歩み続ける、生きる上で必要な「強さ」とは何かを温かく、時にユーモラスに時に切なく語りかける。40年前から検討されていた原作に満を持して向き合った本作は、まさにイーストウッドの集大成にして新境地と言えるだろう。今回解禁された本編映像は、旅の途中で立ち寄ったダイナーでのワンシーン。息子の行方を追う母親が放った追っ手に捕らえられたラフォを助けるために、マイクが相手に立ち向かう瞬間がとらえられている。共に旅をするふたりだが、親の愛を知らないラフォは警戒心が強く、決して心を開こうとしない。しかし、「もはや強くない」と自分の弱さを隠そうとしないマイクを信頼し、尊敬の念を抱き始めていた。一足先に外に出たラフォに続いて店を出たマイクの目には、母が放った追っ手に羽交い締めにされた少年の姿が。身動きが取れず「助けて!マイク!」と叫び必死に手を伸ばすラフォ。もはやマッチョではないと感じるマイクは、それでも前に進む。ひるむことなく近づいたマイクは、悠然と「何のマネだ?」と睨みを利かせる。「うせろジジイ!お前の子じゃない。手出しするな。お前に関係ない」と暴言を吐く男に、ラフォの相棒“マッチョ”(ニワトリ)が飛び掛かる。その一瞬の隙を突いてマイクは“拳”を振り上げる。もはや強くないことを認めるマイクと親の愛を知らないラフォは、アメリカ国境への旅を通して固い絆で結ばれていく。その先にはふたりの人生を大きく変える岐路が待ち受けていた。いよいよ公開となる本作への期待がさらに高まる内容と言えるだろう。この映像をチェックして、ぜひ劇場に足を運んでほしい。『クライ・マッチョ』1月14日(金)日本公開
2022年01月14日ソニー(Sony)から、映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』とのコラボレーションによる限定デザインのヘッドフォンやウォークマンが登場。全ての製品は受注生産で、2022年1月11日(火)より全国のソニー直営店などで予約を受け付ける。『スパイダーマン』最新作の公開を記念したコラボレーショントム・ホランド主演による『スパイダーマン』シリーズ待望の最新作として、2022年1月7日(金)に封切られたばかりの映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』。今回は同作の公開を記念して、スパイダーマンのモチーフを落とし込んだヘッドフォン・イヤホン・ウォークマンの3アイテムが展開される。ヘッドホン「WH-1000XM4」最初に紹介するヘッドホンは「WH-1000XM4」をベースモデルに採用。完全ワイヤレス型として業界最高クラスのノイズキャンセリング性能、AI技術によって高音質化とリスニング環境の最適化を行うスマート機能を搭載した、ソニーを代表する人気モデルだ。今回の限定モデルでは、本体のスライダー部分に映画の作品ロゴを、ハウジング部分にスパイダーマンの顔と蜘蛛をモチーフにした2種類のグラフィックを刻印。本体カラーはブラックとプラチナシルバー2種類で、好みのハウジング刻印とカラーを組み合わせて全4パターンが選べる。イヤホン「WF-1000XM4」「WH-1000XM4」同様に、完全ワイヤレス型として業界最高クラスのノイズキャンセリング性能を誇るワイヤレスイヤホン「WF-1000XM4」からも限定モデルがラインナップ。こちらは充電ケースに映画の作品ロゴを、本体の左右に選べる2種類のグラフィックを刻印。カラーはブラックとプラチナシルバーの2色展開だ。ウォークマン「NW-A105」最後に紹介するウォークマンは、Apple MusicやSpotify、YouTubeなどのストリーミングサービスをハイレゾリューション・オーディオ(ハイレゾ)相当の高音質で楽しめる「NW-A105」。ヘッドフォンとイヤホンにも使用されている2種類の刻印と、ブルー・ブラック・レッドの3種類の本体カラーを組み合わせた、全6パターンの組み合わせが用意されている。商品情報『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』コレクション注文受付期間:2022年1月11日(火)10:00〜2022年3月31日(木)10:00注文受付店舗:ソニーの直営店「ソニーストア 銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神」、ソニーのインターネット直販サイト「ソニーストア」、全国のe-ソニーショップ※「ソニーストア 銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神」ではサンプルを展示。商品価格:・「ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット WH-1000XM4」45,500円・「ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット WF-1000XM4」34,500円・「ウォークマン NW-A105」36,700円©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2022年01月14日1月8日、9日の全国映画動員ランキングは、トム・ホランドが主演を務めるシリーズ第3弾『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が初登場で首位スタートをきった。シリーズ第3弾は、正体が明かされ生活が一変してしまったピーターが、ドクター・ストレンジと手を組み、マルチバースや未知の敵に立ち向かう姿を描く。監督はジョン・ワッツ。共演は、ゼンデイヤ、ベネディクト・カンバーバッチ、ジョン・ファヴロー、ジェイコブ・バタロン、マリサ・トメイら。先週トップの『劇場版 呪術廻戦 0』は公開3週目は2位にダウン。12月24日〜1月3日までの11日間の興行成績は、観客動員567万1,950人、興行収入77億1,408万4,650円を記録する好調ぶり。続いて、公開2週目の『99.9 -刑事専門弁護士- THE MOVIE』が3位に入った。公開4週目の『ボス・ベイビーファミリー・ミッション』、公開5週目の『あなたの番です 劇場版』、公開7週目の『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』はそれぞれ順位を上げている。そのほか、日本放送開始55年を記念して特別版を劇場で上映する『日本語劇場版 サンダーバード55/GOGO』が初登場9位に入った。1965年にイギリスで、翌年66年には日本でも放送が開始され、特撮人形劇の最高峰として今なお人気の高い『サンダーバード』。その中でも、放送当時には音声ドラマとして書かれた脚本を基に、イギリスでクラウドファンディングで製作された3つのエピソードを日本用に独自に編集した特別版を上映する。日本版の構成を担当したのは、樋口真嗣。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』次週は『アイム・ユア・マン恋人はアンドロイド』『クライ・マッチョ』『コンフィデンスマンJP英雄編』『シチリアを征服したクマ王国の物語』『スティルウォーター』『ハウス・オブ・グッチ』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』2位『劇場版 呪術廻戦 0』3位『99.9 -刑事専門弁護士- THE MOVIE』4位『ボス・ベイビーファミリー・ミッション』5位『あなたの番です 劇場版』6位『キングスマン:ファースト・エージェント』7位『マトリックス レザレクションズ』8位『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』9位『日本語劇場版 サンダーバード55/GOGO』10位『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』
2022年01月11日待望のトム・ホランド主演『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』がついに本日1月7日(金)に公開。『アベンジャーズ/エンドゲーム』で共闘したはずのスパイダーマンとドクター・ストレンジが、まさかの迫力の対決を繰り広げる本編映像が解禁された。全米累計興行収入歴代TOP10入り、全世界累計興行収入でも『ブラックパンサー』を超えて歴代12位に浮上する記録的ヒットとなっている本作。ドクター・ストレンジが唱えた危険な呪文により、マルチバースの扉が開いてしまい、このユニバースにドック・オク、グリーン・ゴブリン、エレクトロ、サンドマン、リザードといった過去シリーズに登場した強敵たちを呼び寄せてしまった。今回解禁された本編映像では、そのマルチバースのカギを握る謎の箱をめぐって、2人のヒーローによるバトルが繰り広げられる!ドクター・ストレンジから箱を奪ったスパイダーマンだが、ドクター・ストレンジが支配する仮想次元であるミラー・ディメンションに閉じ込められてしまう。ビルは歪み、電車は宙を走り、デパートは幾何学模様に…。まさにハリウッドの最新技術を駆使した驚異の超次元バトルが展開。敵であるはずの歴代ヴィランたちを「送り返したら死ぬ」とスパイダーマンが訴える意味とは…!?ついにマルチバースの扉が開いたことにより、“彼らの存在がこのユニバースを危うくする”として、ストレンジがヴィランたちを元のユニバースに戻すべくピーター、彼女のMJ、親友のネッドの3人に危険を訴えるが、その後さらなる混乱が引き起こされていく。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2022年01月07日トム・ホランドが主演を務める映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が明日から公開になる。スパイダーマンはこれまで様々なかたちで映像化されてきたが、本シリーズの最大の特徴は、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)にスパイダーマンが参入したことだろう。製作を務めたケヴィン・ファイギとエイミー・パスカルは長い時間をかけて、これまでにないスパイダーマン映画を作り上げてきた。サム・ライミ監督が三部作を発表し、その後にマーク・ウェブ監督が2作品を公開した後、スパイダーマンはアイアンマンやキャプテン・アメリカらが活躍するMCUに参入することになった。2015年にソニー・ピクチャーズ エンタテインメントとマーベル・スタジオがパートナーシップを結ぶことが発表になると大きな話題になったが、マーベル・スタジオを束ねるケヴィン・ファイギはその際に“ふたつのアイデア”を提案したと振り返る。「ひとつはスパイダーマンの年齢をもっと若くして、高校生活に入ったばかりで、パワーを持っていることに対処しながら高校生活を楽しんでいる物語を描くこと。もうひとつは、より広いマーベル・ユニバースを舞台にすることで、そこに他のヒーローがいることでした」新生スパイダーマンは、ヒーロー集団アベンジャーズに分裂の危機が訪れた『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』に登場し、2017年に『スパイダーマン: ホームカミング』で主演デビュー。製作陣は新鋭のジョン・ワッツ監督を抜擢し、これまでにないスパイダーマン映画を目指した。「ジョンが参加した時、彼はジョン・ヒューズの映画のようにやりたいと言ったの」とエイミー・パスカルは説明する。ジョン・ヒューズは『ブレックファスト・クラブ』や『フェリスはある朝突然に』など数々の青春コメディを手がけた監督だ。「それが最初から一貫したアイデアだった。ジョンは地に足のついた感性をもたらしてくれる。私たちがセットを検討していると、彼はいつも“だめだよ、もっと落として”って言うの。それは大きすぎる。贅沢すぎる。それはピーターの世界ではない。もし君がピーター・パーカーだとしたら、そんな風ではないだろう、と。彼は常に世界が地に足の着いたものであることを確認しているの。映画の舞台をMCUの周辺に設定するというのは、すべてジョンの感性によるものよ」これまでも主人公ピーター・パーカーは良き隣人だったが、本シリーズになってさらに身近な存在になった。彼はスパイダーマンとして活動しているのに、クラスに好きな子がいると集中できなくなるし、親友に正体が早々にバレるし、ついにはスパイダーマンであることを放棄して旅行に出掛けてしまったりもする。しかし、2本の映画が公開され、その結末ではピーター・パーカーがスパイダーマンであることが全世界に知れ渡ってしまう。シリーズ最大のピンチだ。「脚本家のエリック・ソマーズ、クリス・マッケナ、監督のジョン・ワッツ、そしてエイミー・パスカルと一緒に座って、ブレインストーミングを始めた。次に何が起こるのか? 『ファー・フロム・ホーム』で彼の正体が明らかになったという事実から逃げたくないと思っていたし、それが常に出発点だった。ピーターはMCUの中でこの問題をなかったことにするために何ができるのか? そこで僕らは、彼がドクター・ストレンジのことを知っていると気がついた。ドクター・ストレンジに頼めば、魔法のようにすべてを解決してくれたり、時間を戻してくれたり、呪文を唱えて人生が元通りになるようなことをしてくれるかもしれない。ドクター・ストレンジは確かに忘却の魔術を持っているが、ピーターは全員には忘れて欲しくはないのだと言う。メイおばさんにも、ハッピーにも、MJにも、ネッドにも知っていてもらいたい。我々のユニバースでは、ピーターはひとりではない。彼には心強い仲間がいて、それを失いたくはないんだ」(ファイギ)ピーターが迷う中、あるトラブルが発生し、多次元(マルチバース)の扉が開かれ、みんながピーターことを忘れるどころか、逆に様々な世界からスパイダーマンを知る悪役たちが出現してしまう。「みんながスパイダーマンの正体を知ってしまった時に見せる反応は、アイアンマンの時とは正反対なのよ」とパスカルは言う。「正体がわかったら、みんながもっと自分のことを愛してくれるだろうと思い描いていた夢は、ピーターにとっては正反対になってしまう。ピーターの場合、すべてがうまくいかなくなる。つまり、彼はいつもそうであるように、世界で最も悪い運を持っているのよ。そして、彼の立場は逆転してしまう。この映画は、最悪の悪夢が起こってしまったことに対して、必死に持ち堪えようとする彼の姿を描いているの」この状況にピーターがどう立ち向かうのかは観てのお楽しみだが、本作はアクションやサプライズをたっぷりと描きながら、同時に誰もが経験する人生の岐路や、観客の胸をうつ感動のドラマも描かれる。ファイギは「ピーターが本当に望んでいるのは、高校生最後の年になって普通の子のような経験をすること。それがヒーローであることと普通の子であることの葛藤になるんだ」と言い、パスカルは「この映画で見られるのは、スパイダーマンのすべてに対するセレブレーションとなるもので、ある意味で私にとって信じられないほど感動的なものになると思う。観客のみなさんもきっと同じように感じてくれると思うわ」と語る。劇中では様々なことが起こるが、今回の騒動は、ファイギ曰く「ピーターはひとりではない。彼には心強い仲間がいて、それを失いたくはない」ことから発生する。これまでのスパイダーマンの映画やアニメーションでは多くの場合、スパイダーマンは単独で行動していた。誰もその正体を知らなかった。しかし、本作では彼には仲間がいる。その正体を全世界が知っている。だからこそピーターは、正体を知られたことで起こった騒動と、仲間を失いたくない気持ちの間で引き裂かれてしまう。シリーズ最大の、最難の問題にピーター・パーカーはどんな決断を下すのか? 衝撃的で、感動必至のドラマが明日、ついに解禁になる。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』1月7日(金)公開
2022年01月06日クリント・イーストウッドが監督・主演・製作を務めた感動のドラマ『クライ・マッチョ』より、ロマンチックな展開を予感させる本編映像がシネマカフェに到着した。今回解禁された本編映像は、寄り道した町で出会った女性マルタの優しさが伝わる心温まるシーン。旅先で大雨に遭遇したマイクとラフォは、人気のない礼拝堂で一晩過ごすことになる。翌朝マルタはふたりの様子を伺い、言葉が通じるラフォと親しげに会話。起きがけの挨拶をしたマイクがコーヒーを受け取ると、彼女はラフォにアイコンタクトで「マルタが家の後ろのコテージを使っていいって」と呼びかけさせる。「いかんよ。彼女には面倒をかけすぎている」と応じるマイクに、「もう決めたって。掃除も済ませたと。それに礼拝堂で寝るのはいけないって」とマルタの言葉を伝えるラフォ。それを聞いたマイクは、ふたりの居候を大歓迎するかのように微笑みを浮かべるマルタに「分かったよ。どうせ言い負かされる」と降伏。厚意に甘えることにするのだった。イーストウッドが主演と監督を務め、メリル・ストリープを共演に迎えた『マディソン郡の橋』では、家庭や土地に縛られた女性が生涯に一度の恋をする美しい4日間がとらえられていたが、『クライ・マッチョ』でヒロインとなるマルタを演じたナタリア・トラヴェンは、「マルタはこのへんぴな土地で、4人の孫を抱えて働きづめの人生を送ってきた」と、忙しさの中に孤独を抱える自立した女性だと説明。そして「感動をおぼえる瞬間が何度もあった。心温まるストーリーが展開する。それぞれの過去、冒険、絆、そして淡いロマンスが描かれる」と、イーストウッドが描くロマンチックな描写に魅せられたと語っている。マイクとマルタにはどんなロマンスが待ち受けるのか、ぜひ劇場で確認して欲しい。『クライ・マッチョ』は1月14日(金)新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:クライ・マッチョ 2022年1月14日より全国にて公開© 2021 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2022年01月05日全世界で驚異的なヒットを記録している映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が7日(金)から公開になる。可能な限り内容を知らずに映画館に駆けつけたい人も多いため、本稿でも多くは明かせないが、すでに公開になっている予告編では過去のスパイダーマン映画に登場した悪役たちが出現しており、前2作とは異なる展開になりそうだ。なお、トム・ホランド主演のスパイダーマン映画をすべて監督してきたジョン・ワッツは、本作は“セカンドチャンス”を描く作品だという。どこにでもいる平凡な高校生ピーター・パーカーはある日、驚異的な能力を持つようになり、その正体を誰にも知られることなくご近所のトラブルや事件を解決するようになった。しかし、覆面をしたピーター=スパイダーマンの存在は世界中に認知されるようになり、アベンジャーズの仲間と共に世界の危機にも立ち向かうように。やがて、ある事件が起こり、世界中にスパイダーマンの正体がピーター・パーカーだとバラされてしまう。これが前作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』までの物語だ。この後、ピーターはどうなるのか? 新作はどこへ転がっていくのか? ワッツ監督はこれまで通りの方法で脚本家チームとアイデアを練ったと振り返る。「輪になって座り、ストーリーを話し合い、一緒になってそれを考え出しながらニュアンスを探す感じだ。コンピューターの前に座って、ページを印刷して、さあこうしよう、というのではなくね。その場にいる全員にとってすごく大切なことなので、彼らと一緒に見つけ出したいと思っていたんだ。その結果すごくクールな、いや、夢のようなという言葉を繰り返してしまうけど、共同作業のプロセスになった」そこでチームが思い付いたのが、時間や空間を自在に操ることのできるドクター・ストレンジを登場させることだった。劇中で彼が何を行うのかは不明だが、予告編を見る限りでは彼が何らかの魔術を使った結果、多次元世界(マルチバース)の扉が開いてしまい、過去のスパイダーマンの映画に登場した悪役たちが出現してしまう。「アルフレッド・モリーナを再び見ることができたら、ウィレム・デフォーをマスクなしで見ることができたら、ジェイミーが出てくれたら、どんなに素晴らしいだろう、とね」サム・ライミが監督したスパイダーマン映画で、アルフレッド・モリーナとウィレム・デフォーはドクター・オクトパスとグリーンゴブリンに扮した。マーク・ウェブ監督が手がけたスパイダーマン映画ではジェイミー・フォックスが悪役エレクトロを演じた。本作では彼らが次元を超越して登場することになる。「これまで多くの素晴らしい俳優が出演しており、彼らを一堂に集め、それぞれのストーリーを別の形で終わらせる方法を見つけることができたと思う。彼らはある意味、事故やテクノロジーのミスの犠牲者のようなものだ。自信過剰からくるものだったり、純粋に偶然によるものだったり。ジェイミー・フォックスが電気ウナギの水槽に落ちたのも単なる事故だったが、そういうことをきっかけとして、セカンドチャンスというストーリーを伝えることができたんだ」人は失敗してしまうものだ。それでも人はセカンドチャンスを得てやり直すことができる。これはスパイダーマンにも言えることだろう。本作の主人公ピーター・パーカーは神でも偉人でもない平凡な高校生で、スパイダーマンとして活動している時に何度も失敗してきたし、何度も誤った選択をしてきた。しかし、私もあなたもピーター・パーカーもやり直すことができる。セカンドチャンスがある。かつてワッツ監督はこう語っていた。「僕が若い人に言いたいのは、“失敗したっていいんだよ”ってことかな。失敗は大人になるための大事なステップだしね。スパイダーマンだって、桁ハズレに大きなミスをするんだから(笑)、少々のことには落ち込まずに頑張れよって言いたいよ」ワッツ監督も本シリーズを手がけた当初は大規模な予算の映画を手がけた経験がなく、撮影前に動画コンテを何度も作り直して事前に失敗を重ねながら準備を積んだという。映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』では、失敗を繰り返してきたスパイダーマンと、失敗や不幸な偶然から悪の道に走ってしまった悪役たちの”セカンドチャンス”が描かれることになりそうだ。時には“二度と回復できない”失敗だってあるだろう。時間は戻せない。運命は変えられない。それでもこの世界の住人たちは再度、挑戦する。やり直すことを諦めない。本作はおそらく観客の予想外の出来事が次々に起こる作品になりそうだが、その根底にはスパイダーマン映画がこれまで描き続けてきた“失敗しながら前に進む人々の物語”がしっかりと置かれているようだ。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』1月7日(金)公開
2022年01月05日驚異的な記録で全米No.1大ヒットしている『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』より、2人のプロデューサーがスパイダーマンの魅力について語るコメントが解禁された。最新作が公開されるたびに全世界に大きな熱狂を巻き起こすマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)。いまなお多くのヒーローたちが生み出されている中で、60年前の1962年にスタン・リーとスティーヴ・ディッコの2人により生み出され、全世界で愛されているのが、高校生のヒーロー・スパイダーマンだ。それまでのヒーローと言えばキャプテン・アメリカのように自ら志願して超人的な能力を得て国のために正義を信じて戦う戦士だったり、アイアンマンのように億万長者の起業家でありながらその天才的な頭脳を駆使して戦うセレブヒーローだったりと、いわゆる“大人”なヒーロー像だった。しかし、新たに生み出されたスパイダーマンは、高校生でありながら偶然クモに噛まれたことにより超人的な能力を手に入れる。しかも、その能力は多くの人々のためではなく、あくまで高校生活を送りながら自分が助けられる範囲で周囲の人々を守るために使われており、その姿は“親愛なる隣人”として親しまれた。スパイダーマンとして活躍しながらも、高校生のピーター・パーカーは学校生活や恋愛、進路など多くのティーンらしい悩みも抱えており、その姿は多くの人の共感を呼んだ。これまでスパイダーマンシリーズを手掛けてきた本作のプロデューサーであるエイミー・パスカルはそんな愛されるスパイダーマンの魅力を「スパイダーマンは、お金はないけど頭が良くて、恋をしていて、私たちみんなと同じだと思う。自分の正体がバレると、ヒーローとしての活動ができなくなるという問題も抱えている。それでも、スパイダーマンであるということは非常に素晴らしいことなので、自分が誰であるかを人々に知ってもらいたいという願望も抱えている。でも、誰かが真実を知る度に、何かひどいことが起こる。それはティーンの成長過程を描いたクラシックな物語だと思う。この世界で善良な市民であり、親切であり、大人であるために行われなければならない犠牲についてのストーリー。そんなとても人間的な話だから、人々はスパイダーマンと共感できると思う」と語る。また、マーベルの社長としてこれまで多くのマーベル作品を手掛け、本作でもエイミーと共にプロデューサーを務めるケヴィン・ファイギも「スパイダーマンは完璧ではないけど、欠陥があり、共感できるマーベルヒーローの完璧な原型なんだ。スパイダーマンの場合、ピーターの人生はクモに噛まれることによってひっくり返され、困難だけど正しいことをする方を選択する。それが60年後、120年後の世界に、400年後にも響く教訓になることを願っているよ」と明かすように、まさに誕生から60年がたったいまでも、世界中から愛される理由を明かす。そんなスパイダーマンの活躍を描いた最新作では、ついにスパイダーマンの正体が明らかに。平穏な高校生活が一変し、大事な人たちを危険に巻き込んでしまったことで、ピーターは自分がスパイダーマンであるという記憶を世界中からなくそうとする。しかし、その結果、世界中が大変なことに…。その高校生らしい選択や行動も時代に合わせてアップデートされており、現代に生きるティーンたちからも共感を呼ぶピーターの活躍に注目してほしい。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は2022年1月7日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2022年01月02日トム・ホランド主演、ホームシリーズ完結作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が、公開初日となる1月7日(金)の0時より最速上映されることが決定した。全米では、現地時間12月17日に公開がスタートし、週末3日間で興行収入2億6013万ドル(約297億円)という驚異的な記録でNo.1となり、12月26日までで全世界累計興行収入は10億5443万1855ドル(約1202億円)と、早くも10億ドルを突破し大きな賑わいを見せている本作(※12/27付Box Office MojoおよびDeadlineおよびVariety調べ、1ドル=114円換算、12/27現在)。いよいよ日本公開を間近に控えた今回、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国53館の映画館にて、公開日当日の0時より、最速上映が行われる。なお、当日の上映スケジュール、上映バージョン、座席指定券販売に関しては、実施劇場の公式サイトでチェックして欲しい。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は2022年1月7日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2021年12月28日クリント・イーストウッド監督デビューから50年・40作目の節目となるアニバーサリー作品『クライ・マッチョ』より、本編映像が緊急解禁された。イーストウッド演じる落ちぶれた元ロデオマン・マイクと、家族の愛を知らない少年ラフォとの旅を通して人生の意味、本当の強さとは何かを描いていく本作。先月、第34回東京国際映画祭(TIFF)のオープニング作品として上映されたが、その際の来場者アンケートの集計がまとまり、観客の満足度が驚異の100%を記録したことがわかった。いち早く鑑賞した観客からは、「とにかく心に沁み渡り、じーんと心が温まる」、「切なくも温かく、ユーモアも忘れずに、私たちに優しく力強いメッセージを届けてくれた最高の作品」、「血の繋がりはなくても、年の差があっても、信じられる人との出会いは宝物だと感じられた」と感動の声が続出している。また、「ラフォに向けられるマイクの力強く優しい眼差しは、まるでイーストウッドに今の私たちを心配しながら見つめられているかのように感じました」、「グラン・トリノとの車の使い方の対比に痺れました。あなたは不死身です」と、退役軍人と移民の少年の交流を描いた2008年の傑作『グラン・トリノ』を引き合いに出す声も多かった。今回、TIFF来場者アンケート「驚異の満足度 100%」を受け、本編映像が解禁された。アメリカ国境への旅の途中、マイクとラフォは寄り道した町で牧場を手伝うことにする。解禁された本編映像は、馬に乗ったことがないラフォにマイクが乗り方を優しく教える場面だ。馬具をつけるのに苦戦するラフォに「ちょっと待て」と声をかけると、慣れた手つきで頭絡を装着する。「今のはとても簡単だ」というマイクに、「今のが簡単なの?」とラフォは素直に驚く。再び馬具の装着に挑戦するが、腹帯を締めた拍子に馬が暴れだしてしまう。大きく前足を上げていななく馬に慌てる姿に「落ち着け」とマイクが声をかけ、優しく頭を撫でて馬を落ち着かせる。「どうやったの?」と、“尊敬と憧れ”のまなざしを向けるラフォに、マイクは「一緒にやった。お前と二人で」と微笑みながら応じる。まるで『グラン・トリノ』を彷彿とさせるような、孤独な男と少年の交流の様子をとらえた本編シーンとなっている。『グラン・トリノ』のウォルトとタオから、『クライ・マッチョ』のマイクとラフォへ…。イーストウッド集大成にして新境地となる新たなマスターピースである本作への期待がますます高まる。『クライ・マッチョ』は、2022年1月14日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:クライ・マッチョ 2022年1月14日より全国にて公開© 2021 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2021年12月25日クリント・イーストウッドの監督デビュー50周年を飾る話題作『クライ・マッチョ』の公開を記念し、12月24日に東京・新宿ピカデリーで代表作『許されざる者』のデジタル上映が行われた。上映を前に、同作の日本版リメイクで監督を務めた李相日(『悪人』『怒り』)と、遊女・なつめ役で出演した忽那汐里が登壇し、それぞれの視点からイーストウッド作品の魅力を語った。李監督は「(クリスマス)イブに見るには、ハードな映画ですけど」と観客に感謝し、「黒澤明と今村昌平、そしてイーストウッドは勝手に心の師匠だと思っている」と改めてリスペクトの念。魅力を問われると「うーん、何でしょうね」と思案に暮れ、「ハッキリ言えるのは、今後こういう監督が出てくるのかなということ。監督としてだけじゃなく、主演をしながら、こういう映画を撮り続けている。たった一言で表すなら、人間の良心って何なのかをずっと見つけている」と分析した。第65回米アカデミー作品賞、監督賞ほか4部門を受賞した傑作西部劇を、イーストウッドによって唯一許諾され、日本版『許されざる者』(2013年公開)としてリメイク。オリジナル版の魅力については「答えはないけど、紛れもない真実が映っている。小難しくなく、勧善懲悪でもないが、ハッキリとはつかみ切れない、いろんな答えがある」と語り、「もともと北海道の開拓時代で何か撮りたいという発想があり、結果的にたどり着いたのが『許されざる者』だった」と振り返った。現在、ハリウッドでも活躍する忽那は「すべての人に平等な、温かい現場だとよく聞きます。やはりすごいレジェンド」と現地のイーストウッド評を披露。出演した『許されざる者』では、顔を刀で切りつけられる壮絶なシーンがあり、「今までの出演映画で一番記憶が鮮明に残っている。昨日のように思い出される」と明かし、「李さんの現場ならではの、贅沢に時間をかけた撮影で、プレッシャーを感じていました」と回想した。また、オーディション時の思い出にも触れ、「まったく私の顔を見ていなくて、手応えがなかった」(忽那)、「皆さんに、ある女性像について聞いたら、忽那さんが『母性の強さが女性を美しくする』と答えてドキッとした。(顔を見ないのは)皆さんのものすごい眼力に耐えられなくて(笑)」(李監督)と語り合っていた。1975年に発刊されたN・リチャード・ナッシュの小説を映画化した『クライ・マッチョ』は、イーストウッドにとって40本目の監督作で、主演・製作も務めたヒューマンドラマ。落ちぶれた元ロデオスターの男(イーストウッド)が、親の愛を知らない少年とともにメキシコからアメリカ国境を目指す旅路を通して、「本当の強さ」の新たな価値観に目覚めていく。イベントの司会を映画評論家の森直人が務めた。取材・文・写真=内田涼『クライ・マッチョ』2022年1月14日(金)日本公開
2021年12月25日先週金曜日、北米を含む世界各国でデビューした『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が大ヒットしている。最初の3日間の北米興行収入は、予測を大きく上回る2億6,000万ドル。パンデミックが始まって以来、ダントツでトップの成績だ。北米外の興行収入は3億4,000万ドルで、世界興収は6億ドル。これはソニー・ピクチャーズの歴史で最大の全世界デビュー成績だ。また、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の5億2,900万ドルを抜き、12月で史上最大のオープニング成績も打ち立てている。シネマスコア社の調査によると、観客の感想はAプラス。この最高の成績をライブアクションのスーパーヒーロー映画が獲得したのは、史上たった4度目のこと。口コミの影響もあり、今後ますます成績を伸ばしていくことが期待される。文=猿渡由紀『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』日本公開日:2022年1月7日(金)
2021年12月21日クリント・イーストウッド監督・主演・製作の映画『クライ・マッチョ』が2022年1月14日(金)より日本公開される。この度、監督のデビュー50周年に際して、著名人からの祝福のメッセージと新たなスポット映像が解禁された。半世紀以上に渡り一線で活躍を続ける名優にして、映画『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で監督として2度の「アカデミー賞」に輝くクリント・イーストウッド。監督デビューから50年・40作目となるアニバーサリー作品『クライ・マッチョ』は彼が監督・主演を兼任する新たなマスターピースである。落ちぶれた元カウボーイと少年の旅を通して語られる「人生」とは。喜びや悲しみを背負い、なお人生を歩み続ける、生きる上で必要な「強さ」とは何かを温かく、時にユーモラスに時に切なく語りかける。40年前から検討されていた原作に満を持して向き合った本作は、まさにイーストウッドの集大成にして新境地と言えるだろう。1971年の『恐怖のメロディ』での監督デビューから50年、91歳にしてなお現役を続ける彼に各界著名人から長年の偉業、功績を讃えるコメントが続々到着している。監督デビュー50周年を祝福するコメントを寄せたのは『硫黄島からの手紙』(2006年)に出演した渡辺謙を始めとする、イーストウッドにゆかりのある著名人たち。同じく『硫黄島からの手紙』のキャストからは中村獅童、伊原剛志もコメントを寄せた。さらに日本版『許されざる者』からは李相日監督、佐藤浩市、忽那汐里。意外なところからは漫画家の荒木飛呂彦らもコメント。またハリウッドからは共に映画界を牽引する映画人としてマーティン・スコセッシ、ジョージ・ルーカスの名も。そして『クライ・マッチョ』のスポット映像も3種が解禁。それぞれイーストウッド演じるマイクの「俺はまだ変わろうと思う」という印象的なセリフをフィーチャーした「希望編」、マイクと少年ラフォの出会いと旅路が濃縮された「ストーリー編」、イーストウッドを讃えるコメントの数々とエモーショナルな映像が胸を打つ「コメント編」となっている。ナレーションは、故・山田康雄からイーストウッドの吹替を受け継ぎ、自身もイーストウッド好きを公言している多田野曜平が担当した。なお現在SNSでは、50周年にわたる功績への感謝と『クライ・マッチョ』の公開を記念し、ハッシュタグ「#ありがとうイーストウッド」をつけて投稿すると特注ディレクターズ・チェアなどが当たる豪華キャンペーンを実施中。心に残る名作の数々を見て、ぜひこの機会にイーストウッド監督への感謝のメッセージを送ってはいかがだろうか。寄せられた著名人からのコメントは以下の通り。<渡辺謙(俳優)>クリント、新作の公開おめでとうございます。彼の映画作りは、いくつになっても無理せず、スタッフを信じて1日ずつカットを積み上げていくんです。多分、呼吸するのと同じくらい自然なんです。だから俳優達も自然に、その呼吸に合わせているだけで、役が息づいて来るのです。本当にクリントとの時間は刺激的で楽しかったなぁ、、。<佐藤浩市(俳優)>ハリウッドからイタリアに渡り、レオーネやモリコーネらと新しい西部劇を構築してハリウッドに凱旋、その遍歴経験があるからこそ世界中で彼の作品は愛される。創作を糧に現役91才!監督50周年!僕は荒野のストレンジャーのテイストが大好きだ!<伊原剛志(俳優)>親愛なる監督!50周年おめでとう御座います。私が58歳なので50年という月日の重さを非常に感じます。「硫黄島からの手紙」でご一緒した際、ランチの時にエキストラが並んでる列に混じって一緒に並んでた姿を見て、何て偉ぶらない自然な方なんだと思い感動しました。撮影中、殆ど座らずに没頭して臨んでる姿、私達の意見をちゃんと受け止めてくれる姿、今でも撮影する時には、いつも自分の中に監督だったらどうだろう?と考えて臨んでる自分がいます。あなたと仕事出来た事は私の宝です。あなたは私の目標です。又、ご一緒出来る日まで。<中村獅童(歌舞伎俳優)>『硫黄島からの手紙』で長年の憧れであるクリントイーストウッド監督とご一緒させて頂きました。緊張していた私に対しいつも同じ目線で会話をしてくださり、いつの間にか大スターということを忘れてしまうほど優しく接してくださいました。私にとって一生の思い出です。<梯久美子(ノンフィクション作家)>国を越えた戦死者への敬意と、歴史への誠実さ。『硫黄島からの手紙』を、私たちは忘れない。<忽那汐里(俳優)>クリントイーストウッド監督、50周年おめでとうございます。私の生まれ年に公開された『許されざる者』のリメイクに携わる時、大きな責任感と誇りを感じながら撮影しました。今でもこの作品は私のターニングポイントとなった特別な思い入れのある作品です。これからも大先輩の作品からたくさん学んでゆきます。<李相日(映画監督)>たとえ愚かな人間、シビアな物語を描いていても、その眼差しは暖かく人間に対する肯定感に揺らぎはない。イーストウッドがいたから、僕は映画を創ってこられた。<荒木飛呂彦(漫画家)>イーストウッド監督作品は50周年。いつ観ても、どれを観ても、ずーーっと面白い。その流れにある新作『クライ・マッチョ』公開は本当に嬉しい出来事!誇り高い気持ちにさえなる。周りを『グラン・トリノ』のスタッフが固めているなら、もっと尚更だ。<LiLiCo(映画コメンテーター)>お会いすると作品を熱く語るイーストウッドにいつも魅了されます。スタッフに注意されるほど 私とお話ししたがっていたのはもはや一生の自慢話。一緒に食べたチョコレートケーキ美味しかったね。<スティーヴン・スピルバーグ(映画監督)>クリントはアメリカを象徴する監督だ。彼の心には、物語を伝える情熱が溢れている。<マーティン・スコセッシ(映画監督)>往年のハリウッドスタイルにつながる最後の存在は、イーストウッドだ。<ジョージ・ルーカス(映画監督)>クリントの作品にはハリウッドの歴史が詰まっている。『クライ・マッチョ』2022年1月14日(金)日本公開
2021年12月10日クリント・イーストウッド監督デビュー50周年記念作品『クライ・マッチョ』より、場面写真7点が解禁となった。本作は、アカデミー賞5部門受賞に輝いた『許されざる者』、同4部門受賞の『ミリオンダラー・ベイビー』、人間の誇りと生き様を描いた『グラン・トリノ』、社会現象化して全世界で大ヒットした『アメリカン・スナイパー』など、映画監督として孤高の歩みを続けるクリント・イーストウッドの監督最新作。主演も務めたイーストウッドが演じるのは、かつてロデオ界のスターだったマイク・マイロ。元雇い主から、別れた妻に引き取られている息子ラフォを連れ戻して欲しいと依頼され、メキシコから米国境へ向け少年とともに旅することになる。メキシコ警察や追っ手が迫る中、人生の岐路に立たされた2人の運命は…?解禁された場面写真では、元雇い主からの誘拐の依頼や、親の愛を知らないラフォが警戒心をむき出しにする様子、壮大な大自然メキシコの旅、寄り道した町で出会う強さと優しさを備えたマルタとの様子が写し出されている。出会うはずのなかった少年と落ちぶれた元カウボーイの旅。勇気、希望、友情、そして愛…これまで数々の人生を描いてきたイーストウッドが本作で描く真の「強さ」とは?監督デビュー50年を迎えた集大成にふさわしい感動作となっている。『クライ・マッチョ』は、2022年1月14日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:クライ・マッチョ 2022年1月14日より全国にて公開© 2021 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2021年11月19日クリント・イーストウッド監督・主演・製作の映画『クライ・マッチョ』が2022年1月14日(金)より日本公開される。この度、本作の場面写真7点が一挙解禁となった半世紀以上に渡り一線で活躍を続ける名優にして、映画『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で監督として2度の「アカデミー賞」に輝くクリント・イーストウッド。監督デビューから50年・40作目となるアニバーサリー作品『クライ・マッチョ』は彼が監督・主演を兼任する新たなマスターピースである。落ちぶれた元カウボーイと少年の旅を通して語られる「人生」とは。喜びや悲しみを背負い、なお人生を歩み続ける、生きる上で必要な「強さ」とは何かを温かく、時にユーモラスに時に切なく語りかける。40年前から検討されていた原作に満を持して向き合った本作は、まさにイーストウッドの集大成にして新境地と言えるだろう。解禁された場面写真では、元雇い主からの誘拐の依頼や、親の愛を知らないラフォが警戒心をむき出しにする様子、壮大な大自然メキシコの旅、寄り道した町で出会う強さと優しさを備えたマルタとの様子が写し出されている。『クライ・マッチョ』2022年1月14日(金)日本公開
2021年11月19日監督・主演・製作クリント・イーストウッド最新作『クライ・マッチョ』の公開を記念し、イーストウッド監督による不朽の名作3作品がファン必見のドキュメンタリーとともに期間限定上映されることが決定。併せて出演俳優たちによる特別映像も解禁となった。クリント・イーストウッド初監督作品『恐怖のメロディ』がアメリカ公開されたのは1971年11月12日。監督デビューから50年を迎えた本日、イーストウッドのアニバーサリーを祝う特別企画が発表された。監督デビュー50周年作品『クライ・マッチョ』の公開を記念して、12月24日(金)~2022年1月13日(木)の3週間にわたり、イーストウッドが手掛けた名作の再上映が決定。併せて公開記念ポスターと特別映像が解禁となった。映像には、『許されざる者』でアカデミー賞助演男優賞を受賞したジーン・ハックマンをはじめ、モーガン・フリーマン、メリル・ストリープ、ケヴィン・コスナーら、名作を共に生み出してきた俳優たちが登場し、「彼は生まれながらにして映画監督なんだ」「本当にすばらしいアーティストよ」「彼が作品の中で描くことに僕たちは敬意を払い観たいと思うんだ」と賛辞の言葉を寄せている。特別上映には、イーストウッド初のアカデミー賞受賞作品となった『許されざる者』、頑固な退役軍人と移民少年との心の交流を描く感動のヒューマンドラマ『グラン・トリノ』、社会現象を巻き起こして全世界で大ヒットした『アメリカン・スナイパー』の3作品がラインアップ。『許されざる者』と『グラン・トリノ』は今回が初のデジタル上映となる。さらに、各作品の上映前には、イーストウッドの長年の功績を辿るドキュメンタリーから、各作品それぞれの舞台裏をとらえたエピソードが同時上映される。この映像は、2022年1月7日(金)よりデジタル配信される、傑作の撮影の裏側を記録した9つのエピソードからなるドキュメンタリー「クリント・イーストウッド:シネマティック・レガシー」の内の3本となり、配信に先駆けて劇場の大スクリーンで見られるファン垂涎の特別上映となる。監督デビュー50周年アニバーサリーステッカーそして、来場者へのスペシャルプレゼントとして「監督デビュー50周年アニバーサリーステッカー」も配布が予定されている。(※数量限定につき、無くなり次第配布終了)11月12日(金)からは、イーストウッド監督50周年記念キャンペーンも開催。イーストウッドの珠玉の名作を見て、ハッシュタグ「#ありがとうイーストウッド」をつけてメッセージを送ると、さながらイーストウッド監督気分を味わえる特注ディレクターズ・チェアなどが当たる、見逃せない豪華キャンペーンとなっている。『クライ・マッチョ』公開記念特別上映は、12月24日(金)~2022年1月13日(木)新宿ピカデリー、なんばパークスシネマにて開催。「クリント・イーストウッド:シネマティック・レガシー」は、1月7日(金)よりデジタル配信開始。『クライ・マッチョ』は、2022年1月14日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:グラン・トリノ 2009年4月25日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.アメリカン・スナイパー 2015年2月21日より全国にて公開© 2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLCクライ・マッチョ 2022年1月14日より全国にて公開© 2021 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2021年11月12日世界中で大ヒットしているトム・ホランド主演『スパイダーマン』のシリーズ最新作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』より、海外版ポスターが解禁された。第1弾予告編では、ドクター・ストレンジの登場やマルチバースの出現、過去シリーズの≪グリーンゴブリン≫の武器パンプキンボムや≪ドック・オク≫の登場に世界中が沸き立ち、予告編の<公開後24時間の視聴数>が全世界で3億5550万回を記録。これは『アベンジャーズ/エンドゲーム』が保持していた2億8900万回視聴を大きく更新するもので、これまでの映画作品の中で最も視聴された予告編となったことも世界的な話題となった。そんな世界中から注目を集めている本作だが、この度ついに初ビジュアルとなる海外版ポスターが解禁。ビジュアルからは、サム・ライミ監督版『スパイダーマン2』に登場した≪ドック・オク≫と思われる触手がスパイダーマンに迫る様子や、『スパイダーマン』に登場する≪グリーンゴブリン≫とおぼしき姿も確認できる。そして砂や電撃といった、≪ドック・オク≫や≪グリーンゴブリン≫以外の過去シリーズの敵を示唆するものもあり、マルチバースの出現で強大な敵たちがスパイダーマンに迫りくる本編の様子が伝わる1枚になっている。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は2022年1月7日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2021年11月08日マスクをすれば大丈夫と、日焼け止めのみのノーメイクで近所の買い物に出かけていました。帰宅後、マスクを取り、ふと洗面所の鏡に映った自分の顔にだらしない印象を受けました。原因は、前髪で隠したはずのぼさぼさ眉が見えていたことでした。コロナ禍で人と会う機会が減ったのを言い訳に、眉の手入れをサボるようになっていました。手入れをするときは眉用コームとはさみで整えますが、不器用なので眉毛をつい切り過ぎてしまいます。眉用シェーバーを使えばきれいに整えられそう。いつか試してみたいと思っていたところ、ダイソーで良いものを見つけました。30年ほのかに憧れ続けた眉シェーバー中学、高校、大学と運動系の部活とサークルに所属していたので、メイクとは無縁の生活を送っていました。社会人になり初めてメイクをしましたが、当時は左の眉を右手でカットすることも描くこともとても難しく感じていました。そして、自分は不器用だから眉をはさみできれいに整えることはできないのだと悟った私は、眉毛を切り過ぎたら描けばいいじゃないと開き直りました。ですが、切り過ぎた眉毛をペンシルできれいに描くこともうまくできません。休日出勤や午前様のハードワークで、メイクより睡眠と開き直ってしまった私は、それなら眉毛を前髪で隠してしまえばいいやとラクなほうへラクなほうへと流れていきました。20代のころ、某大手家電メーカーの「きれいなお姉さんは好きですか?」というCMを見て以来、眉シェーバーにはほのかな憧れがありましたが、購入には到りませんでした。はさみで眉を整えると切り過ぎてしまう現在、眉の手入れをするのは、人に会う前やZoom会議の前です。使っているのは眉毛カット用はさみと眉用のコームです。雑誌などに掲載されている眉の整え方の一般的な方法に従って、上向きに生えている眉頭の毛はコームを下から、下向きに生えている眉山から眉尻の毛はコームを上から当てて、はみ出した部分をカットしています。でも、私の眉毛は俗にいうげじ眉ではないのに、1度カットしてもなぜかまだ毛量が多いと感じるんです。そこでさらにコームを押し当てて、チョキチョキ。鏡を見ると、今度は左右の眉の差が気になって、またチョキチョキ……。まだ多い、まだ均等じゃないと少しずつカットを繰り返すうちに、最後はいつも眉を切り過ぎてしまうのです。理想の眉の形を眉ペンシルで描いてから切ると眉毛を切り過ぎないと雑誌で読み、試したこともありましたが、やはりもっと切りたいと思ってカットしてしまい、私にはあまり意味をなしませんでした。眉シェーバーで簡単に眉を整えられて感動そんな私がアラフィフになってダイソーで発見したのが、憧れの眉シェーバーでした。コロナ禍でズボラに磨きがかかっていたので、このままではいけない。眉さえ整えれば、たとえノーメイクでもきちんと見えるだろうと思い切って購入してみることにしました。眉シェーバーの正式名称は「電動美容フェイス・眉シェーバー」です。価格は税込330円。おおよそのサイズは長さ15.5cm、刃渡り2.5cm、持ち手の直径が2.4cmでした。太めの持ち手なので、握りやすく安定感があります。単3電池を1個入れて使うのですが、スイッチをオンにすると、眉シェーバーの刃がジーという音とともに小刻みに動き始めました。うっかり顔を切ったらどうしようとおっかなびっくりで使い始めました。コームからはみ出した眉毛を少しずつ眉シェーバーでカットしていくと、眉をきれいに整えることができました。肌に痛みが出るようなこともまったくなく、拍子抜けするほどです。眉から離れてまばらに生えている眉下の毛も、眉シェーバーできれいにカットできました。不器用な私でもこんなに簡単にきれいに整えられるならもっと早く購入すればよかったと感動しました。まとめ「電動美容フェイス・眉シェーバー」は眉だけではなく顔にも使えるので、眉に加えて顔や口周りの産毛も気が付いたときにすぐにお手入れするようになりました。不器用でズボラな私でも気軽に簡単に使えるので、眉シェーバー入門者には、ちょうど良い商品だと感じました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。★関連記事:【ダイソー】「悩ましいテカリいちご鼻…」人気のミネラルファンデでラクラク毛穴カバー★関連記事:【セリア】VS【ダイソー】100円でもむくみに効果はある?夜用着圧ソックスはき比べ★関連記事:【ダイソー】「え、美容液が100円!?」贅沢成分をたっぷり毎日肌に補給♪著者/しばこ(47歳)主婦ライター。更年期で不眠気味。毎日が不調。
2021年11月02日「第34回東京国際映画祭(TIFF)」でクリント・イーストウッド監督・主演・製作の映画『クライ・マッチョ』がオープニング作品として上映される。これに伴い監督・主演のクリント・イーストウッドからコメントが到着、さらに同映画祭で初公開された監督デビュー50周年を記念する特別映像も解禁された。半世紀以上に渡り一線で活躍を続ける名優にして、映画『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で監督として2度の「アカデミー賞」に輝くクリント・イーストウッド。監督デビューから50年・40作目となるアニバーサリー作品『クライ・マッチョ』は彼が監督・主演を兼任する新たなマスターピースである。落ちぶれた元カウボーイと少年の旅を通して語られる“人生”とは。喜びや悲しみを背負い、なお人生を歩み続ける、生きる上で必要な[強さ]とは何かを温かく、時にユーモラスに時に切なく語りかける。40年前から検討されていた原作の映画化に、イーストウッドが満を持して向き合った本作は、まさに彼の集大成にして新境地と言えるだろう。特別映像では、西部劇の傑作『アウトロー』(1976年)、「アカデミー賞」5部門受賞の『許されざる者』(1992年)、“マッチョ”な役柄を演じた『ダーティファイター』(1978年)など、イーストウッド監督作品の名シーンでその軌跡を振り返る。「イーストウッドはアメリカンヒーローの神髄。私たちが在りたいと思う人物像だ」と語るのはプロデューサーのアルバート・S・ラディ。続いて『父親たちの星条旗』(2006年)や『硫黄島からの手紙』(2006年)、『ヒア アフター』(2010年)などを製作したスティーヴン・スピルバーグが「クリントはアメリカを象徴する監督だ」とコメントを寄せた。さらにメル・ギブソンは「アメリカの琴線に触れる感情を描く。アメリカの心と通じている」と、その演出力と演技力の双方を讃える。そして、「アカデミー賞」4部門に輝いた『ミリオンダラー・ベイビー』(2004年)で主演女優賞を受けたヒラリー・スワンクが「長年の経験から直感を信じて映画を作る」とコメント。製作のティム・ムーアは、イーストウッドから『クライ・マッチョ』の脚本があると伝えられたという。主人公のマイクは、元ロデオスターで本物のカウボーイを体現するイーストウッドらしい役だ。マイクは、元雇い主の依頼でメキシコで暮らす14歳の少年ラフォを誘拐して連れ戻す旅に出る。「昔はマッチョだったんだろ?」と問いかけられ、「昔の俺は凄かった。だが今は違う」と自らの老いを認める落ちぶれたカウボーイだ。さらにムーアは、本作では「人間関係のきらめきも描かれる」と語る。マイクは旅の途中で食堂を営む女性マルタと出会う。互いに自己紹介したふたりには、どんなきらめきが待っているのか。『マディソン郡の橋』(1995年)を思い出させるダンスシーンが印象的だ。『クライ・マッチョ』は「感動的で、イーストウッド映画で見られる“象徴的な瞬間”が含まれている」と語るティム・ムーアは、「彼には夕日に向かって、馬に乗って行ってほしいと思う」と語る。『スリー・ビルボード』(2017年)の名カメラマン、ベン・デイビスがとらえた美しいメキシコの荒野の風景を走るマイクの姿に重ねて「人生には決め時ってもんがある、今がその時だ」の名台詞が。91歳を迎えて尚も現役を続けるクリント・イーストウッドが問う“マッチョ”=「真の強さ」とは。監督デビュー50周年記念作品、集大成にして新境地となる新たなマスターピース『クライ・マッチョ』は、2022年1月14日(金)日本公開となる。<クリント・イーストウッド:コメント(日本語訳)>日本の皆さんへ最新作『クライ・マッチョ』が、第34回東京国際映画祭オープニング作品に選ばれたことをとても光栄に思います。本当にオープニングセレモニーに参加したかったです。この映画を通して、私が信じる"本当の強さ"を感じてもらえると嬉しいです。『クライ・マッチョ』はコロナ禍に撮影されたものです。私は本作が映画業界に、勇気と強さをもたらす作品の一つになればと思っています。どうぞ楽しんでご覧ください。『クライ・マッチョ』2022年1月14日(金)日本公開
2021年10月30日クリント・イーストウッドが監督・主演・製作で贈る感動のドラマ『クライ・マッチョ』より、日本版予告とポスターが解禁となった。半世紀以上に渡り第一線で活躍を続ける名優にして、『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で監督として2度のアカデミー賞に輝くクリント・イーストウッド。監督デビューから50年、本作は監督40作目となるアニバーサリー作品だ。40年前から検討されていた原作の映画化にイーストウッドが満を持して向き合い、まさに彼の集大成にして新境地を拓く一作となった。この度解禁された日本版予告では、落ちぶれた元ロデオスターのマイク(クリント・イーストウッド)と、少年ラフォ(エドゥアルド・ミネット)の出会いを通して、本当の「強さ」の意味を問う様子が描かれている。元雇い主からメキシコで暮らす息子ラフォを誘拐するように頼まれたマイクは、向かった先で親の愛を知らない生意気な不良少年と出会う。「昔は強かった(マッチョ)だろ? 」というラフォの問いに、「昔の俺はすごかった。だが今は違う」と返すマイク。「男は“マッチョ”に憧れる」 「すべてを手に入れた気になるが、ある日その無意味さを知る」 「だが俺は変えようと思う。これからの人生のために」というマイクの言葉は、イーストウッドが語るからこその重みを感じさせる。アメリカ国境を目指す2人の前に、メキシコ警察や、ラフォの母が放った追っ手が待ち受ける様子も映し出され、旅路の困難さを予感させる。一方でそんな2人を温かく迎え入れる出会いの様子も垣間見え、本編への期待が高まる予告編となっている。また、同時解禁となった日本版ポスターには、カウボーイハットにウエスタン・ルックのマイクと、ラフォ役に大抜擢されたメキシコの新星エドゥアルド・ミネットが相棒のニワトリ(闘鶏)のマッチョを連れて荒野を歩む姿が配されている。「今こそ、本当の強さの意味を問う」のキャッチコピーが、イーストウッドがこれまでに演じてきた「マッチョ」な男を連想させ、そのキャリアに思いを馳せたくなる。イーストウッドが監督・主演を兼任する新たなマスターピースとなるにふさわしい、2022年、新しい年の幕明けにぴったりの感動作だ。『クライ・マッチョ』は2022年1月14日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:クライ・マッチョ 2022年1月14日より全国にて公開© 2021 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2021年10月23日全世界待望の「007」シリーズ最新作となる映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』が公開となった。この度、ジェームズ・ボンドを演じることが最後となったダニエル・クレイグが日本のファンのためだけに特別に寄せた、30秒の特別メッセージ映像が公開された。誰もが知る世界的なヒーローを演じるプレッシャーをはねのけ、シリーズ最高興収を叩き出し、さらにその記録を『007 スカイフォール』(2012年)で自ら更新。そしてついにボンド引退を表明したことでも話題の本作は、壮大かつエモーショナルなフィナーレに期待が集まっている。先日、日英をオンラインでつなぎ盛大に実施されたバーチャルイベントで彼はジェームズ・ボンドを演じた15年間を振り返って「数え切れない程いろんなことがあったけど、十分やり切ったよ」と、正直な気持ちを吐露。彼にとって、この15年間で得たものは最高のキャストと最高のスタッフと仕事ができた事だった様だ。最新作の監督を務めたキャリー・ジョージ・フクナガ監督は「『007/カジノ・ロワイヤル』から5作品を通じて紡がれてきた物語がついに完結する。ダニエルボンドの卒業作品を監督できたことは、とても光栄なことだった」と語る。クレイグに対しても感謝と称賛の気持ちを表し、本作が名実ともに集大成にふさわしい作品だということを改めてアピールしていた。公開となった映像は、クレイグが15年間演じてきたジェームズ・ボンド役をついに卒業し『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』がキャスト・スタッフともに総力を結集したシリーズ集大成であるということを、日本のファンへ向けてメッセージ動画として寄せた内容となっている。このなかでクレイグは「僕は15年間ジェームズ・ボンド役を演じてきました。これでお別れです。全力で挑んだこの作品はまさに集大成です。日本の皆様に愛を込めて、ありがとう」とメッセージし、最後に日本で「ありがとうございました」と添えた。これについては自分の言葉でメッセージを頼んだところ、クレイグ自ら日本語を選んだのだという。クレイグが最後のボンドを演じたことへの強い思いと、日本のファンへの愛が伝わってくるだろう。『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』公開中
2021年10月01日パンデミックで延期に延期を重ねた『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』が、今週末ついに世界公開される。最速公開は29日の韓国。10月1日には、イギリス、日本、イタリア、ドイツ、ブラジル、メキシコ、スペインが加わる。アメリカ公開は1週遅れの10月8日。オーストラリアはコロナの影響を受け、11月11日。中国では10月29日に公開になる。最初の週末の売り上げは、今のところ9,000万ドルあたりになるのではと推測されている。ひとつ前の『スペクター』は、それよりやや上の1億2,300万ドルデビューだった。今作は、シリーズ第25弾。ダニエル・クレイグがボンドを演じる最後の機会となる。文=猿渡由紀『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』10月1日(金)公開
2021年09月29日映画『クライ・マッチョ』が、2022年1月14日(金)に公開。クリント・イーストウッドが、監督・主演・製作を務める。クリント・イーストウッドの“集大成”であり“新境地”輝かしいキャリアと偉業で、半世紀にわたって映画業界を牽引してきた俳優・監督・プロデューサーのクリント・イーストウッド。主演・監督した『許されざる者』と『ミリオンダラー・ベイビー』ではそれぞれ米アカデミー賞最優秀作品賞並びに最優秀監督賞をW受賞、『バード』『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』の3作品ではゴールデングローブ賞監督賞を獲得。『グラン・トリノ』『アメリカン・スナイパー』といった代表作も持つ。そんなクリント・イーストウッド監督デビュー50周年にあたる2021年、映画監督作品は40作目となる記念すべき節目に、最新作『クライ・マッチョ』の公開を発表。クリント・イーストウッドが監督・主演・製作を務め、彼にとっての“集大成”であり“新境地”ともいえる感動ドラマを作り上げた。元ロデオスター&愛を知らない少年の感動ドラマ映画『クライ・マッチョ』は、N・リチャード・ナッシュの小説『CRY MACHO』を原作とするもの。主人公は、かつて数々の賞を獲得し、一世を風靡したロデオ界の元スター、マイク・マイロだ。しかし、その栄光はいまや過去のこと。落馬事故をきっかけに、家族も離散、競走馬の種付けで細々と一人で暮らしていた。だがある日、マイクは元雇用人から、メキシコにいる彼の息子ラフォの誘拐を依頼される。メキシコからテキサスへ――その危険で壮大な道のりは、予想外の困難と思いがけない出会いが待ち受けていた…。人生に失敗した元ロデオスターと、親の愛を知らない少年。出会うはずのなかった二人の壮大なメキシコ横断旅に待ち受けるものとは?そして、2人が最後に見つけた“新たな生きざま”とは?登場人物(キャスト)主演のクリント・イーストウッドが演じるのは、ロデオ界の元スター、マイク・マイロ。彼と少しずつ交流を深めていく不良少年・ラフォを、長編映画デビュー作となる新たな才能エドゥアルド・ミネットが演じる。2人のコンビネーションに注目だ。マイク・マイロ(クリント・イーストウッド)かつて一世を風靡したロデオ界の元スター。今は落ちぶれている。元雇用人から、息子のラフォを誘拐するように頼まれる。ラフォ(エドゥアルド・ミネット)マイクの元雇用人の息子。親の愛を知らない、生意気な不良少年。“40年越し”に映画化が実現実は、映画『クライ・マッチョ』の企画が最初に持ち上がったのは40年前。『ゴッドファーザー』『ミリオンダラー・ベイビー』で知られる映画製作者アルバート・S・ラディが原作に魅了され、イーストウッドに話を持ちかけたが、イーストウッドがマイク役は時期尚早だと判断し企画は頓挫してしまった。時を経て2019年。「期は熟した」と考えたイーストウッドがラディに連絡をとり、脚本を再検討することになり、ついに映画化へ。長年の悲願を達成したラディは、「クリントはこれからもアメリカの英雄として、不滅の男として語り継がれるでしょう」と語っている。イーストウッド組が集結脚本を執筆したのは、『グラン・トリノ』や『運び屋』の脚本も手がけたニック・シェンク。イーストウッド自身の個性を生かしてマイクというキャラクターを練り上げ、苦労と挫折を味わいながら、約束に固い不言実行の男を書き上げた。さらに、編集には『グラン・トリノ』『アメリカン・スナイパー』のジョエル・コックスが参加するなど、イーストウッド組が集結している。【詳細】映画『クライ・マッチョ』発売日:2022年1月14日(金)監督・主演・製作:クリント・イーストウッド原作:N・リチャード・ナッシュ「CRY MACHO」脚本:ニック・シェンク、N・リチャード・ナッシュ製作:アルバート・S・ラディ、ティム・ムーア、ジェシカ・マイヤー出演:クリント・イーストウッド、エドゥアルド・ミネット、ナタリア・トラヴェン、ドワイト・ヨアカム、フェルナンダ・ウレホラ<映画『クライ・マッチョ』あらすじ>誘拐から始まった少年との出会いが、二人の人生を大きく変えてゆく―アメリカ、テキサス。ロデオ界のスターだったマイクは落馬事故以来、数々の試練を乗り越えながら、孤独な独り暮らしをおくっていた。そんなある日、元雇い主から、別れた妻に引き取られている十代の息子ラフォをメキシコから連れ戻すという依頼を受ける。犯罪スレスレの誘拐の仕事。それでも、元雇い主に恩義があるマイクは引き受けた。男遊びに夢中な母に愛想をつかし、闘鶏用のニワトリとともにストリートで生きていたラフォはマイクとともに米国境への旅を始める。そんな彼らに迫るメキシコ警察や、ラフォの母が放った追手。先に進むべきか、留まるべきか? 少年とともに、今マイクは人生の岐路に立たされる――。
2021年09月23日10月30日(土)~11月8日(月)開催の第34回東京国際映画祭にて、オープニング作品に『クライ・マッチョ』、クロージング作品に『ディア・エヴァン・ハンセン』が上映されることが決定した。東京国際映画祭は昨年からのコロナ禍の中で、「映画館で映画を観る喜び」を伝えるべく映画館でのフィジカルな上映を基本姿勢としており、今回はその喜びを体験できる2作品が選ばれた。オープニング作品はハリウッドの伝説、クリント・イーストウッド監督が主演も兼ねた最新作『クライ・マッチョ』。イーストウッド監督の50周年記念作品でもある本作は、人生に失敗した男と親の愛を知らない少年がメキシコを横断していく中で人生に必要な「本当の強さ」とは何なのかを見出してく感動作。危険で壮大な道中で予想外の困難と思いがけない出会いから2人が見つける“新たな生きざま”が、映画祭の開幕を熱く盛り上げる。またクロージング作品は、『ラ・ラ・ランド』『グレイテスト・ショーマン』の音楽チームが贈る大ヒットミュージカルの映画化作品で先のトロント国際映画祭でもオープニングを飾った『ディア・エヴァン・ハンセン』。本作は1通の手紙と“思いやりの嘘”をきっかけに、誰にも心を開けずにいた主人公エヴァンが<本当の自分>に気づくまでの過程を描く希望に満ちた物語で、心震わす感涙ミュージカルが映画祭の終幕を飾る。第34回東京国際映画祭は10月30日(土)~11月8日(月)まで開催。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ディア・エヴァン・ハンセン 2021年11月26日より全国にて公開© 2021 Universal Studios. All Rights Reserved.クライ・マッチョ 2022年1月14日より全国にて公開© 2021 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2021年09月21日クリント・イーストウッド監督がデビュー50周年にあたる2021年に監督・主演・製作を務めた、40本目の監督作品『CRY MACHO』が邦題『クライ・マッチョ』として、2022年1月14日(金)より全国公開されることが決定。併せて、予告編が解禁された。かつて数々の賞を獲得し一世を風靡したロデオ界の元スター、マイク・ミロ(クリント・イーストウッド)。しかし落馬事故をきっかけに家族は離散。現在は、競走馬の種付けで細々と暮らしていた。そんなある日、マイクは元雇用人からメキシコにいる彼の息子ラフォを誘拐するよう依頼される。メキシコからテキサスへ。その危険で壮大な道のりに、予想外の困難と思いがけない出会いが待ち受けていた――。クリント・イーストウッド本作の企画が最初に持ち上がったのは、40年前。映画製作者のアルバート・S・ルディが、原作であるN・リチャード・ナッシュの「CRY MACHO」(1975年発刊)を読んだことから始まる。しかし映画化の話を持ちかけられたイーストウッドは、マイク役は時期尚早だとして企画は頓挫。しかし2019年、ついに「期は熟した」と考えたイーストウッドがルディに連絡をとり、映画化が実現した。今回脚本を練り直し執筆を担当したのは、『グラン・トリノ』や『運び屋』の脚本も手掛けたニック・シェンク。マイクを、イーストウッドの個性を生かしたキャラクターに仕上げ、苦労と挫折を味わいながらも約束を守る、不言実行の男を作り上げた。また、編集には『グラン・トリノ』『アメリカン・スナイパー』のジョエル・コックスが参加するなど、イーストウッド組が集結している。今回解禁された予告編は、マイクが元雇用人から息子ラフォを誘拐するように頼まれ、メキシコへ向かうところから始まる。そしてマイクと生意気な不良少年ラフォが、困難な道中のなかで少しずつ交流を深めていく様子が切り取られている。また「昔の俺はすごかった。だが今は違う」「男は皆マッチョに憧れる。強さを見せつけたくて」とラフォに話すマイクの言葉からは、常に第一線で活躍し時代を生き抜いたイーストウッドがたどり着いた「本当の強さ」とは何かという答えを、いまを生きる全世代に温かく届ける物語であることがうかがえる。『クライ・マッチョ』は2022年1月14日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2021年09月20日クリント・イーストウッド監督・主演・製作の映画『CRY MACHO』 が邦題『クライ・マッチョ』として、2022年1月14日(金)より日本公開することが決定した。さらにこの度、本作より予告映像と場面写真が解禁された。クリント・イーストウッドは、俳優・監督・プロデューサーとして半世紀にわたって映画業界を牽引。その輝かしいキャリアと偉業を通して、多くの生涯功労賞を受賞し、映画界では生きる伝説だ。俳優として誰もが知るキャラクターを生み出すだけでなく、監督として数々の名作を手掛け続け、その類まれな才能はより高みへと昇華されていく。主演・監督した『許されざる者』(1992年)と『ミリオンダラー・ベイビー』(2004年)では、それぞれ「アカデミー賞」最優秀作品賞並びに最優秀監督賞をW受賞。『バード』(1988年)『許されざる者』(1992年)『ミリオンダラー・ベイビー』の3作品では、ゴールデングローブ賞監督賞を獲得(『硫黄島からの手紙』(2006年)は外国語映画賞受賞。さらに『グラン・トリノ』(2008年)『アメリカン・スナイパー』(2015年)など代表作の枚挙にいとまがない。世界中を見渡しても、歴史的にも、クリント・イーストウッドに並ぶほどの偉業をなし得ている映画人はいないと断言できるだろう。そして、イーストウッド監督デビュー50周年にあたる2021年、映画監督作品は40作目となる記念すべき節目に、映画『クライ・マッチョ』の公開が発表された。本作はN・リチャード・ナッシュの『CRY MACHO』(1975年発刊)を原作に、イーストウッド自身が監督・主演・製作を務める。主人公は、かつて数々の賞を獲得し一世を風靡したロデオ界の元スター、マイク・ミロ(イーストウッド)。しかし落馬事故をきっかけに、家族も離散、競走馬の種付けで細々とひとり暮らしていた。だがある日、マイクは元雇用人から、メキシコにいる彼の息子ラフォの誘拐を依頼される。メキシコからテキサスへ。その危険で壮大な道のりは、予想外の困難と思いがけない出会いが待ち受けていた。本作の企画が最初に持ち上がったのは実に40年前。原作を読んだ映画製作者のアルバート・S・ルディ(91歳、『ゴッドファーザー』『ミリオンダラー・ベイビー』)は物語に魅了されイーストウッドに話を持ちかけたが、イーストウッドがマイク役は時期尚早だと判断し企画は頓挫した。しかし2019年「期は熟した」と考えたイーストウッドがルディに連絡をとり、脚本を再検討することになり、ついに映画化へと動き出すこととなった。脚本を練り直し執筆したのは『グラン・トリノ』や『運び屋』の脚本も手がけたニック・シェンク。マイクを、イーストウッド自身の個性を生かして更にキャラクターを仕上げ、苦労と挫折を味わいながら、約束に固い不言実行の男を書き上げた。ルディは「クリントはこれからもアメリカの英雄として、不滅の男として語り継がれるでしょう」と長年の悲願を語る。ほかにも、編集にはジョエル・コックス(80歳、(『グラン・トリノ』『アメリカン・スナイパー』)と、イーストウッド組が集結した本作は、まさにイーストウッドの集大成と言えるだろう。今回解禁された予告編は、かつてロデオスターだったが今は落ちぶれているマイクが、元雇用人から息子ラフォを誘拐するように頼まれ、メキシコへと向かうところから始まる。彼は親の愛を知らない、生意気な不良少年ラフォと出会い、ふたりはが困難な道中のなかで少しずつ交流を深めていく。メキシコを横断する旅路のバックには壮大な景色が映し出されており、そしてマイクの新たな出会いも物語をエモーショナルに盛り上げている。「昔の俺はすごかった。だが今は違う」、「男は皆マッチョに憧れる。強さを見せつけたくて」と少年に話すマイクの言葉は、まるでイーストウッド本人が現代社会に生きる私たちに向けて語りかけているメッセージの様にも感じられ、常に第一線で活躍し時代を生き抜いた男=イーストウッドがたどり着いた、「本当の強さ」とは何かという答えを、今を生きる全世代に温かく届ける物語であることがうかがえる。また解禁された場面写真では、マイクと少年の出で立ちからは、新たな名コンビ誕生を予感させる。少年ラフォを演じるのは、本作が長編映画デビュー作となる新たな才能エドゥアルド・ミネット。イーストウッドとのコンビネーションにも注目だ。『クライ・マッチョ』2022年1月14日(金)日本公開
2021年09月20日トム・ホランド主演の映画『スパイダーマン』シリーズの3作目となる最新作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』から、ベネディクト・カンバーバッチ演じるドクター・ストレンジらが登場する予告映像が解禁された。2019年の前作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』では、ピーター・パーカー(トム・ホランド)が師匠アイアンマンの鉄の意志を継ぎ、ホームのニューヨークから遠く離れたヨーロッパを舞台に、新たな脅威に挑むさまが描かれた。ホログラム技術を武器に操るミステリオ(ジェイク・ギレンホール)を倒したピーターだったが、彼の遺した映像をデイリー・ビューグルが世界に公開したことで、ミステリオ殺害の容疑がかけられ、ピーターがスパイダーマンであることが明かされてしまう。マスコミは騒ぎ立て、ピーターの生活は一変し…。大切な人に危険が及ぶことを恐れたピーターは、共にサノスと闘ったドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)に力を借りに行く。自分がスパイダーマンだと知られていない世界にして欲しいというピーターの頼みを聞いたストレンジは呪文を唱えるが、やがて時空が歪んでしまい――。予告の後半ではマルチバースが出現した後が描かれ、そこには、サム・ライミ監督版『スパイダーマン』(2002)に登場するグリーンゴブリンの武器であるパンプキンボム(耳を澄ませば不敵な笑い声も…)、そして『スパイダーマン2』(2004)に登場したドック・オクことDr.オクタビアスがピーターの前に立ちはだかる。2つの人生を同時に歩み始めたピーターはストレンジから「このままだと危険だ……大変なことになる。どちらか一つを選ばなければ」と警告される。これまでの過去のスパイダーマン作品と登場人物が、どのように関係してくるのだろうか!?『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は近日公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:Spider-Man:No Way Home(原題)
2021年08月24日『ローン・レンジャー』のチーフ・ビッグ・ベア役などで知られる、ネイティブ・アメリカン俳優サギノー・グラントが亡くなった。85歳だった。パブリシストで友人のラニ・カーマイケルが、「介護施設にて、老衰で安らかな眠りにつきました」と「AP通信」に語った。サギノーは1936年、オクラホマ州のポーニー郡で誕生。アメリカ海兵隊に入隊し、朝鮮戦争に従軍した。スカウトを受けて「クライスラー」のコマーシャルに出演したことをきっかけに、80年代後半から演技の世界へ足を踏み入れる。映画は『世界最速のインディアン』、Netflix映画『リディキュラス・シックス』など、テレビ作品は「インディ・ジョーンズ/若き日の大冒険」「ブレイキング・バッド」などに出演した。連邦政府が認めるネイティブ・アメリカンの部族の一つ「サック・アンド・フォックス」の世襲の族長であったサギノーは、世界を旅して講演することにも積極的だった。ラニによれば、「彼の人生のモットーは、お互いを尊敬しあい、お互いについて否定的に話さないこと」だったという。サギノーのインスタアカウントは、彼が亡くなったことを知らせるとともに、サギノーがブルドッグ(アメリカ海兵隊の公式マスコット)が大好きだったことや、ダンスが上手だったこと、ジュエリー職人でありアーティストだったことなどを伝えている。(Hiromi Kaku)■関連作品:ローン・レンジャー 2013年8月2日より丸の内ピカデリー1ほか全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. and Jerry Bruckheimer Inc. All Rights Reserved.
2021年08月02日トム・ホランド主演の映画『スパイダーマン』シリーズの3作目となる最新作『Spider-Man: No Way Home』の邦題が『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』に決定。日本語タイトルロゴとともに、榎木淳弥がスパイダーマン/ピーター・パーカー役の日本語吹き替え声優を続投することが発表された。1作目『スパイダーマン:ホームカミング』ではイエローにレッドの縁取り、2作目『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』ではレッドにイエローの縁取りとなっていたタイトルロゴ。そして本作ではブルーにレッドの縁取りにカラーチェンジ、さらにスパイダーマンらしさが増したロゴにはお馴染みのスパイダーフェイスのマークも!また、大のマーベル好きを公言する尾上松也がゲストとダベりながら未知の領域に挑む新たなYouTube番組「#マベりまSHOW」の初回が本日7月15日に配信され、初回ゲストとして出演した声優の榎木淳弥が、最新作でも日本語吹き替え声優として続投することが正式に発表された。番組にAIスピーカー“チャラディス”として登場し、ナレーションMCを務める藤森慎吾(オリエンタルラジオ)が続投決定をアナウンスすると、榎木さんは「え!? 今初めて聞きました。嬉しい! よかったー!」と、サプライズ発表に驚きながらも安心した様子。番組ホストの松也さんも「え? いま発表? ちょっとチャラディス、そんなカンタンに言えることじゃないよ!」と突然の流れに突っ込み。チャラディスこと藤森さんは「サラッと(台本に)書いてあったんで!」と笑いを誘いながらの発表となった。YouTube番組「#マベりまSHOW」では、今後ソニー・ピクチャーズが劇場公開するマーベル作品『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』に加え、『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』、『モービウス』についても映画の魅力や最新情報を発信していく予定という。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は12月17日全米公開予定。「#マベりまSHOW」 第1回目は前編7月15日(木)17時~/後編8月7日(土)17時~(text:cinemacafe.net)■関連作品:Spider-Man:No Way Home(原題)
2021年07月15日