お笑いトリオ・ハナコの岡部大が16日、都内で行われた山下智久主演フジテレビ系水10ドラマ『ブルーモーメント』(毎週水曜後10:00、24日スタート)制作発表に登壇した。『COMIC BRIDGE』(KADOKAWA)で連載中の同名コミックを実写化。甚大な気象災害によって脅かされる人命を守るべく、知恵と知識を駆使して現場の最前線で、命がけで救助に立ち向かうSDM本部(特別災害対策本部)メンバーの奮闘を描く。岡部が演じるのは、ドラマのオリジナルキャラクターで、国土地理院官僚であり、SDMの情報班・山形広暉(やまがた・ひろき)で、「はじめての、制作発表です」とフラッシュを浴びてドキドキ。いまや俳優として大河ドラマや日曜劇場などにも出演歴を持つが「『めざましてテレビ』で見たやつだ、と緊張しています」と姿勢を正した。タイトルの“ブルーモーメント”とは、日の出前と日の入り後のほんのわずかな間だけ、その街全体が濃い青色に染まる時間のこと=いつもと変わらない日常にちなみ、日々のルーティンを聞かれた岡部は「お風呂場でバリカンで頭を刈っている時間」と回答。「坊主のイメージがあると思うのでなるべく細かく、伸びすぎないようにして時間があいたら刈るようにしています」と紹介すると同席した水上恒司も「誰よりもつながりが大事」と納得する。岡部は「ちょっと長いぞとならないように。きょうもやってきて現場前はしてるようにしています」とすると、共演の水上恒司は「下手したらヒゲと一緒で変わりますよね。“坊主あるある”」と共感し、「ちゃんと変わるんですよね。この現場の前に良いバリカンを買ってやりやすくなりました」とうれしげに報告していた。
2024年04月16日人気お笑いトリオ・ハナコの秋山寛貴さんが“透けツヤメイク”に挑戦。2023年秋冬「ananモテコスメ大賞」トレンド部門で披露しました。【秋山寛貴×透けツヤメイク】大人のためのツヤでフレッシュな秋顔に。今季もツヤを忍ばせるアイテムが豊作!ラメやパールを遊ばせて自由に楽しむ“透けツヤ”メイクを、ヘア&メイクアップアーティストの鈴木かれんさんに教わりました。「凹凸がある顔によく映えるのが、ラメやパールの繊細なきらめきで生まれるツヤ。入れる角度や場所によって自然な立体感を仕込むことができるし、表情まで違って見えてくるのも魅力です。しかも、テカリとは違うメイクでまとうツヤ感は、軽やかな光沢だから、肌全体がトーンアップした印象に。ただ、盛りすぎると透明感を損なうので、さりげなく入れるのがポイント。今季のツヤは、肌と一体化するような上品なラメやパールが充実しているので、大人も取り入れやすいと思います」そんな透けツヤメイクに初挑戦してくれたのは、人気お笑いトリオ・ハナコの秋山寛貴さん。「普段メイクを全くしないので不安でしたが、そわそわしているうちに終わりました(笑)。鏡の中には、見たことないおしゃれすぎる自分がいて、驚いています。何か大きなことを成し遂げて、大きな舞台に立つ機会があれば、またこういうメイクをしてもらいたいですね。知らない世界すぎて楽しかったです」印象底上げハイライト~自然な質感で、健やかな肌に。メリハリ顔に仕立てる名品シャドウ 賞【DECORTE】アイグロウジェム スキンシャドウ 左・25M右・01G光と影を操って表情を彩る。濡れたようなツヤのグロウタイプと、湿度を含んだシルキーマット。2つの質感が織りなす空気感がセンシュアル。「こんなに顔にツヤをまとったことがなかったので、自分自身が光っているようで新鮮な気分。ツヤって、生命力を感じさせる力がありますね」(秋山さん)。左・マットなブラウンベージュ、右・ツヤめくライトベージュ。各¥2,970(コスメデコルテ TEL:0120・763・325)Makeup Point右をハイライト代わりに、頬骨の上とCゾーンに、人差し指でポンポンと馴染ませながら軽くのせる。入れすぎるとトゥーマッチな印象になるので注意。左を頬骨の下に入れ、シェーディングに。中指でポンポンと馴染ませ、自然な陰影をつける。アイカラーにとらわれない、プレイフルな使い方で遊んで。レオタードトップス¥28,600オールインワン¥45,100(共にメゾン オルタナティブ/HEMT PR TEL:03・6721・0882)上のイヤカフ¥6,600(バルブス/ズットホリック)中のイヤカフ¥22,000(プリュイ/プリュイ トウキョウ TEL:03・6450・5777)下のイヤリング※片耳のみ着用¥19,800(プティローブノアー TEL:03・4567・6217)あきやま・ひろき1991年9月20日生まれ、岡山県出身。岡部大、菊田竜大と共にお笑いトリオ・ハナコを結成。『キングオブコント2018』で優勝。現在多数のバラエティ番組で活躍。鈴木かれんさんヘア&メイクアップアーティスト。トレンドをとらえるセンスの良さと、その人が持つ透明度を引き出すメイクが得意。雑誌や広告など幅広く活躍中。メンズメイクにも定評がある。※『anan』2023年9月27日号より。写真・野田若葉(TRON)スタイリスト・番場直美ヘア&メイク・鈴木かれん取材、文・岡井美絹子(by anan編集部)
2023年09月24日●「コントといえば、で名前が確実に挙がる存在になりたい」『キングオブコント2018』王者で、『有吉の壁』(日本テレビ)や『新しいカギ』(フジテレビ)などで活躍しているお笑いトリオ・ハナコ(秋山寛貴、岡部大、菊田竜大)。コント師として着実に存在感を高め、個々でも活躍の場を広げている。3人にインタビューし、『キングオブコント』優勝からの4年を振り返るとともに、今後の目標を語ってもらった。――『キングオブコント』優勝を機に人気芸人の仲間入りをされましたが、優勝特需の一瞬ではなく、継続して活躍できるように意識したことなどあったのでしょうか。秋山:ネタを頑張りたかったので、『キングオブコント』決勝で披露した2本以外のネタもあるぞという、持ちネタの多さをアピールすることは意識していました。出演する番組でどんどんネタを変えてやっていたときに、陣内(智則)さんが「ハナコはネタが多いね」と言ってくださって、そういうことでもイメージをつけてもらって、すぐにいなくならずに済んだのかなと思います。岡部:優勝でどかんといったわけではないというか、むしろ優勝後より、その次の年の第7世代が話題になったときのほうが増えた感じがしています。秋山:それにも救われていますね。あと、だいたい次の王者が決まるとそこに話題をとられますが、翌年の優勝がどぶろっくさんで、全く違うタイプだったのでそれにも助けられた気がします。タイプが似ていると比べられたりしたと思いますが。菊田:どぶろっくさんはすでに売れていたしね。――『新しいカギ』などへのレギュラー出演も大きいですよね。岡部:そうですね。『新しいカギ』や『有吉の壁』など、コント師がコントの延長でできる番組が始まって、それもありがたいです。――優勝から4年経ちますが、3人の関係性に変化はありますか?岡部:3人とも父親になってまさか楽屋で子育ての話をするようになるとは。情報交換や、「ベビーカー何使ってる?」みたいな話をしています。菊田:2人の子供は同級生で同じくらいの成長度ですが、うちの子は1個上で、しかも4月生まれで大きいのであまり話に入れなくて。2人は話が合っていいなってうらやましく思うときもあります。――今後については、どうなっていきたいと思い描いていますか?秋山:僕はもう1回めっちゃネタ強いなって思われたくて、『キングオブコント』でその年に優勝したコンビよりハナコのネタが面白いって言われる年がほしいです。そのためにも代表作が作れたら。そして、コントといえば、で名前が確実に挙がる存在になりたいです。――これは代表作になりそうだというようなネタは仕上がってきているのでしょうか。秋山:まだこれからです。今年生まれるかもしれないし、来年生まれるかもしれないしわからないですけど、そういうコントを作りたいです。岡部:僕も『キングオブコントの会』や『コントの日』など、コントの特番があったら絶対呼ばれるような人になりたいですね。東京03さんみたいな、だいぶデカい背中ですけど、そこに食らいついていきたいです。――秋山さんと同じように代表作のようなコントが必要だと考えていますか?岡部:そうですね。そういうネタを作って、ハナコといえばコントだぞと印象付けられたら。あと、3人だけで何をやってもいいというホームタウンみたいなテレビ番組ができたらいいなと。おじいちゃんになっても続けられるような、3人でのんびりふざけ合えるような番組ができたらうれしいです。秋山:レジェンドになれたら、3人でただ話しているだけで成り立ちそうですね。――菊田さんはいかがでしょうか?菊田:僕はマジでネプチューンさんみたいになりたいです。個人でも(原田)泰造さんは芝居、ホリケン(堀内健)さんは幅広くなんだか面白いことをやられていて、名倉(潤)さんはMCというようにそれぞれ活躍されていて、でも3人集まるとちゃんと面白い。3人の番組もあって、トリオの在り方としてネプさんが一番好きで、こういう風になりたいなと思っています。――ハナコさんも3人の番組がありながら、それぞれのお仕事も増えてきて、その方向を進まれている気がします。菊田:ハナコってコント以外もめっちゃ面白いんですよ! 僕はすごく自信を持っていて、3人とも俺が俺がっていうタイプじゃないだけで、ちゃんと話したら3人とも面白いので、3人の素や掛け合いが見せられるような冠番組が持てたらいいなと思っています。――岡部さんも先ほど3人だけのトーク番組ができたらとおっしゃっていたので、叶うといいですね。岡部:3人で話しているときは楽しいので、やれたらうれしいですね。秋山:手応えに差はありますが(笑)、(菊田が)自負してくれているのはうれしいです。●個人としての目標語る秋山、菊田は「絶好調です」――秋山さんはドラマ脚本に挑戦、岡部さんは俳優としても活躍、菊田さんは独特なキャラを生かしてバラエティで存在感を高めるなど、個人でも活躍されていますが、個人としては今後どうなっていきたいと考えていますか?秋山:僕は小さい頃から『Mr.ビーン』が好きで、ローワン・アトキンソンさんとコントがしたいというのが目標です。日本に一緒にコントをやりたがっているコメディアンがいるらしいって、奇跡が起きて届かないかなと思って口にすることにしました。――ドラマ脚本にも挑戦されていますが、今後もやっていきたいと考えていますか?秋山:ずっとやりたいですし、満足いくものが作れるようになりたいです。理想としては、キャストの方たちが演じているときにこらえられずに笑ってNG出しちゃうものを作りたいですね。いいものが書けたんだなと思える気がして。福田雄一さん脚本の作品に出られた方が、笑ってNG連発しちゃいましたという話をされていて、素敵だなと思いました。――菊田さんの目標は?菊田:僕は番組に1人いると助かるよねっていう、どこにいてもハマるような芸人になりたいなと最近思い始めています。――そうなるには何が必要だと考えていますか?菊田:社交性じゃないですかね。――菊田さんの“我が道を行く”というマイペースなキャラも魅力的だと思いますが。菊田:でも最近、我が道を行くってポンコツなイメージが強すぎる気がしてきて、ちょっと払拭したいなと思っているんです。秋山:払拭したいという思いは行動からは感じないです(笑)。むしろのびのびしていて、気にしてないんだろうなと思っていました。絶好調です。菊田:あ、そう? これでいいのかな?秋山:ほかにこういうタイプはいないですし、“芸人じゃない芸人”でいいんじゃないですかね。菊田:じゃあこのままでいきたいと思います(笑)――岡部さんの目標は?岡部:松岡修造さんのあとの『くいしん坊!万才』、武田鉄矢さんのあとの『おふくろ、もう一杯』の声、石塚英彦さんのあとのサカゼンの広告とか狙っていきたいです(笑)菊田:サカゼンとか似合う! 来そうだな~(笑)――個人の活動もトリオのためにという思いもあるのでしょうか。菊田:僕はありますね。ネタを書いてないというのもあるので、ハナコが世に広まればいいなと、何かに還元できればという思いはあります。岡部:俳優のお仕事をやらせてもらうことで、コントももっといい感じにできるようになったらいいなという思いはあります。秋山:僕はネタを書くというのがメインなので、ハナコの活動に直結しているのかなと。2人がそれぞれ頑張っている姿を見るのはうれしいですし、その間にネタを作れるので助かるなと思っています。●“先輩”ネプチューン&アンガールズの言葉に喜び&刺激――事務所の先輩に言われて印象に残っている言葉や、刺激を受けたエピソードなどありましたら教えてください。菊田:『ロンハー』(『ロンドンハーツ』)の「相方お悩み相談」みたいな企画に出演した翌日くらいに、アンガールズの田中(卓志)さんが「めっちゃよかったね」と褒めてくださって、「ハナコは残りそうな気がする」「ハナコは大丈夫だよ」と言ってくださったのはめちゃくちゃうれしかったです。今でもスベって凹んだときに、田中さんがああ言ってくれたから頑張ろうって僕を奮い立たせてくれていて、田中さんの言葉を糧に頑張っています!秋山:『ネプリーグ』に出演して僕がヘマしたときに、泰造さんが「お前そんなんじゃウッチャンになれないぞ」ってイジってくれたんです。僕、『笑う犬』が大好きで、中でもウッチャンナンチャンの内村(光良)さんが大好きで、ああいうテレビコントがしたいと思っているのですが、それを泰造さんに直接伝えた覚えはないのに知ってくださっていて、イジリで言ってくださって。僕には「頑張ってウッチャンになりなさい』に聞こえました。――秋山さんがどこかで発言していたのを見てくださっていたんですね。菊田:泰造さんはけっこう見てくれています。楽屋挨拶のときに「あれ見たよ」って言ってくださるので。――岡部さんはいかがでしょうか?岡部:ホリケンさんにネタを褒めていただいたときはすごくうれしかったですね。ご飯に連れて行ってもらったときに、「ハナコ面白いな」と言ってくださって、トリオの大先輩に褒めてもれえたのはうれしかったです。――やはりトリオの大先輩として憧れの思いが?岡部:憧れはめちゃくちゃありますね。ネプチューンさんみたいになりたいなと。四千頭身や我が家さんもいて、トリオの事務所のイメージがあると思いますが、自分たちもそういう存在になれたら。――菊田さんと岡部さんの口から「ネプチューンさんみたいになりたい」という言葉が出ましたが、やはりトリオの大先輩として目指すところなのですね。秋山:3人でも個人でも活躍されているというのは理想的だなと憧れています。タイプは違いますが。岡部:ネプチューンさんはちゃんと“キャーキャー”もありますが、僕らは全くそういうタイプではないので。菊田:そうなんだよな。岡部:キャラというと僕らは全くそういうタイプではないので、憧れの存在ではありますが、僕ららしい形を見つけていきたいと思いながらやっています。ネタもすごいしお茶の間でも愛されるトリオになりたいです。■ハナコ秋山寛貴、岡部大、菊田竜大によるお笑いトリオ。2014年結成。2018年に『キングオブコント』で優勝。現在、日本テレビ系『有吉の壁』、フジテレビ系『新しいカギ』などにレギュラー出演している。岡部は俳優としても幅を広げ、10月スタートのTBS系日曜劇場『アトムの童』や2023年放送のNHK大河ドラマ『どうする家康』に出演予定。■「ワタナベお笑いネタ祭り2022~WELFES~」9月19日に東京・イイノホールで開催。昼の部は14時開演、夜の部は18時開演。どちらもU-NEXTでライブ配信実施。ハライチ、アンガールズ、ロッチ、サンシャイン池崎、あばれる君、ハナコ、Aマッソ、四千頭身などの人気芸人や『ABCお笑いグランプリ』でも活躍したGパンパンダ、こたけ正義感をはじめとする若手芸人が一堂に会するお笑いライブ。漫才ブロックはハライチ、コントブロックはアンガールズとロッチ、ピンブロックはサンシャイン池崎とあばれる君がMCを務め、若手芸人との絡みも見どころとなる。
2022年09月15日女優の石田ゆり子とテレビディレクター・作家の山田あかね氏が参加する、飼い主のいない犬・猫の医療費を支援する団体「ハナコプロジェクト」が20日、活動を開始した。石田が理事、山田氏が代表理事を務めるこのプロジェクトでは、年間2万匹以上(2020年度)犬と猫が殺処分される現状に、動物好きの石田と山田氏が「自分たちでもできることはないだろうか?」と知恵をしぼり、飼い主のいない犬と猫が、負担なく医療を受けられる仕組みを構築。「ハナコプロジェクト」として寄付を集め、それを使って協力してくれる動物病院(=ハナコプロジェクト協力病院)で、保護犬・猫が医療を受けられる(利用には条件あり)。無料で受けられる医療は、保護犬猫、野良猫の不妊去勢手術と、飼い主のいない子犬と子猫の基本のケアの2つ。現在、「ハナコプロジェクト協力病院」は全国に10病院あるが、今後も増やしていくことを目指す。「ハナコ」の名前の由来は、東京・杉並のハナ動物病院の院長で、積極的に保護活動を行っている獣医師・太田快作さんの愛犬・花子。フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』で、山田氏が太田さんの活動と花子の闘病を描き、ナレーションを石田が担当した。2人と太田さんで話し合う機会があり、保護犬・保護猫の暮らすシェルターを運営することなどはハードルが高いが、「医療費の支援ならできるかもしれない」というアイデアが生まれたという。この活動を周知するために、クラウドファンディングを実施。石田は、著書『ハニオ日記』(扶桑社)の印税すべてをハナコプロジェクトに寄付している。
2022年05月20日今回、ご紹介するのは、『しろめし修行僧』。人気芸人トリオ・ハナコの岡部大さんが修行僧・たくあん役でドラマ初主演を果たした、グルメドラマです。岡部大さんと、たくあんの弟・つぶあんを演じた中山翔貴さんにお話をうかがいました。「食べっぷりと惚れっぷりを楽しんでいただきたいです」【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 109『しろめし修行僧』は、“白飯に合う最高のおかずとは何か”という究極の問いに迫る新たなグルメドラマです。主人公は、ラッパーを目指しているものの、ほぼニートのような生活を送っている寺の息子・米田たくあん(岡部大さん)。見かねた寺の住職である父・こしあん(松平健さん)から命じられたのは、“托鉢”の全国行脚修行!行く先々で登場するしろめしに合うおかずやその土地で出会うマドンナとの恋模様。同じく修行中の親友・ぶりあん(犬飼貴丈さん)との友情など、心がほっとあたたまる見どころが大盛りのドラマです。ーーオファーをいただいたときのお気持ちを教えてください。岡部さん最初は嬉しさよりも驚きのほうが大きかったです。まさか自分がドラマで主演をさせていただくなんて思ってもみませんでしたから。実は、『考えすぎちゃん ON TV 〜ワンクールだけの大冒険』(2021年/テレビ東京)という番組で、祖父江さん(『しろめし修行僧』のチーフプロデューサー)、濱谷さん(『しろめし修行僧』とファーストサマーウイカさん主演ドラマ『私(あたい)のエレガンス』のプロデューサー)とご一緒させていただいたことがあって。そのとき、ファーストサマーウイカさんと僕が、「ぜひお願いします」と売り込みをしたんです。まさか、4月クールのドラマに、ウイカさんと僕をそれぞれ主演に起用していただけるとは。ーープロデューサーの方々、その場の社交辞令ではなく、有言実行なところがかっこいいですね!岡部さん本当にそう思います。『考えすぎちゃん』さまさまです(笑)。いただいた台本を読ませていただき、“僕が演じるしかない”と、さらに、やる気満々になりました。中山さん僕はバイトの休憩中に、マネージャーさんから出演のお電話をいただいて。その瞬間、嬉しさと緊張する気持ちでいっぱいになりました。ーー中山翔貴さんのお父さまは、岡部さんの事務所の大先輩でもある、人気タレントの中山秀征さんです。超がつくセレブリティなのに、バイトをされているんですね。岡部さんお坊ちゃまお坊ちゃまされている方かなと思ったら、すごく自立した良い子なんです。僕は秀さんに大変お世話になっていて。秀さん、翔ちゃん、次男さんと3人で、僕の単独ライブを見に来てくださったこともあるんです。中山さん岡部さんの単独ライブ、本当に面白かったです!岡部さん今回、共演が決まったときに、秀さんからLINEをいただき、“しごいてやってくれ”と言われ、“一緒に頑張ります”とお伝えしました(笑)。翔ちゃんとご一緒できて良かったです。秀さんという共通のお話ができますから、撮影の合間に、“お父さんはおうちではどんな感じなの?”と聞いたこともありました。ーー中山さん、中山秀征さんは、おうちではどのような方ですか?(笑)。中山さんテレビで観る印象と同じだと思いますが、家の中のことはぜんぶ母が主導で決めています。ーー岡部さんは新婚さんですから、参考になりますね。岡部さん僕も妻に決めていただくのが、夫婦円満の秘訣なのかなと思っています(笑)。ーー出演が決まって、中山秀征さんはどのようなアドバイスを?中山さん「素晴らしいキャストの方々が揃っているので、その方々から吸収しながら、全力で頑張るしかない」とアドバイスいただきました。岡部さんはリアクションが素晴らしくて、表情だけでも面白いんです。笑いをこらえるのに必死でした。松平健さんは、ドラマの小道具のお茶碗を指して「これくらい食べれるの?」や、「このドラマのために坊主にしたの?」など、やわらかい声で話しかけてくださいました。ーー今回、中山さんを坊主頭にしたのは、中山秀征さんだとお聞きしました。中山さん撮影の前日に、必ず剃ってもらっていました。岡部さん野球部時代はどうだったの?中山さん高校時代から、ずっと家で剃ってもらっていました。ーー頭を剃るのが、とてもお上手ですね。中山さん慣れているからだと思います。ーー岡部さんの食べ方は、豪快なのにとても美しいです。意識して演技されているのでしょうか?岡部さんもともと食事のマナーには、厳しい家庭に育ちました。それと、食レポや大食いのお仕事で、ギャル曽根さんとご一緒する機会が多くて。ギャル曽根さんはどうしてこんなにおいしそうに、そしてキレイに食べることができるんだろうと、いろんなところを見て学ばせていただきました。ギャル曽根さんは、大きいけれどギリギリ口の中からはみ出さない、絶妙な一口の取り方がとても上手なんです。まだほかの方がコメントをしていて、自分が食べる順番が来る前に、キレイな一口を作って準備をされているんです。ーー美しく食べるには、テクニックが必要だったんですね。この後、中山さんが食べるシーンはありますか?中山さんぶりあんとつぶあんのスピンオフで、食べるシーンがあるのでぜひそちらも観てもらいたいです。ーーイケメンなおふたりのスピンオフが放送されたら、さらに『しろめし修行僧』のファンが増えそうですね。岡部さん僕は撮影現場に行くことができなかったのですが、本編とはガラリと違った雰囲気で、良い意味でぶっ飛んでいて面白いらしいですよ。ーー役作りで工夫されたことはありますか?中山さん僕は長男で、弟が3人いるんです。そのなかに、生意気だけど憎めない弟がいて。つぶあんの絶妙な弟感は、自分の弟をお手本にしました。ーー印象に残ったハプニングがあれば、教えてください。岡部さん修行僧の衣装を着てスタンバイしていたら、通りすがりのお年寄りの方に、手を合わせられました(笑)。ーーまるで第1話の冒頭シーンのようですね(笑)。中山さんは本作が俳優デビュー作となります。思い出のシーンはありますか?中山さん初めて撮影を行う日に、段ボールを置くシーンがあったのですが、なかなか決められた位置に置けなくて。NGを出してしまい、汗だくになったことを覚えています。岡部さんに「イケる、イケる」と励ましていただき、乗り切ることができました。ーーちなみに、ご家族の方々は、本作をご覧になりましたか?中山さん家族全員で第1話を鑑賞しました。みんな、面白かったと言ってくれました。ーーそれは何よりも嬉しい言葉ですね!最後に、ドラマの見どころをお願いいたします。中山さんなんと言ってもおいしそうに食べる岡部さん。そして、松平健さん演じるこしあんと僕が呪詛をかけるシーンです。毎回のお約束で、酸っぱかったり辛かったりといろんな呪詛で岡部さんを苦しめるので、楽しみにしていただきたいです。岡部さん食べっぷりと、マドンナへの惚れっぷりを楽しんでいただきたいです。惚れて食べて振られて帰るという流れとともに、エピソードごとに描かれるマドンナとの人情話を観ていただきたいです。それと、話が進むにつれて、たくあんとぶりあんの過去が明らかになるんです。次第にふたりの絆が強くなる様も楽しんでいただきたいです。インタビューのこぼれ話おふたりにとって、思い出のご飯は?「僕のせいで野球の試合に負けたとき、先輩が“飯食うぞ”と言ってラーメン屋に連れて行ってくれたんです。そのとき、先輩にごちそうしていただいたラーメンが心に残っています」(中山さん)。「僕はキングオブコントで優勝するまで、築地のお寿司屋さんでバイトをしていて。お店の大将や職人さんたちがみんな良い方で、入荷したばかりのマグロの貴重な部位をたくさん食べさせてくれました。そのときのまかないのご飯が思い出のご飯です」(岡部さん)。Information『しろめし修行僧』テレビ東京系にて毎週金曜深夜0時12分より放送中動画配信サービス、ひかりTV、Paraviにて配信中出演:岡部大(ハナコ)、犬飼貴丈、中山翔貴、松平健ほか©「しろめし修行僧」製作委員会『ひかりTV』にて6/1(水)より、スピンオフ『食パン修行僧』を配信予定。中山翔貴さん衣装協力:ジャケット ¥51,700(CULLNI/Sian PR03-6662-5525)パンツ ¥30,800(CULLNI/Sian PR03-6662-5525)シャツ ¥22,000(LIBERE/Sian PR03-6662-5525)、そのほかのアイテムは、スタイリスト私物写真・山本嵩文・田嶋真理 スタイリスト・あべひろみ (岡部大さん)小林洋治郎(Yolken/中山翔貴さん)ヘアメイク・染川知美(岡部大さん&中山翔貴さん)写真・山本嵩 文・田嶋真理 スタイリスト・あべひろみ (岡部大さん) 小林洋治郎(Yolken/中山翔貴さん) ヘアメイク・染川知美(岡部大さん&中山翔貴さん)
2022年05月19日お笑いトリオ、ハナコのボケ担当、菊田竜大さん(34)はかねてよりお付き合いしていたお笑いコンビ、ハルカラの和泉杏さん(37)と2019年に結婚。2人の馴れ初めは、知人の紹介で知り合ったそうで6年もの交際を経て交際記念日のクリスマスにプロポーズしたとか。今は娘さんも誕生し、家族愛に溢れていることでも有名です。先日は、なんと!裁縫デビューしたことを自身のインスタグラムで報告していたようです。早速チェックしてみましょう!娘さんのスカートを手作りした菊田さん この投稿をInstagramで見る ハナコ菊田(@hanaco_kikuta)がシェアした投稿 「娘のスカートを自作しました。正直めっちゃ可愛くできたと思います。」と娘さんのスカートをハンドメイドしたことを報告した菊田さん。洋服が大好きで自身のインスタグラムには主に私服ショットを投稿しています。そんな菊田さんが娘さんのスカートを作ってみたいと裁縫デビュー!パステルカラーの生地がメルヘンチックで可愛く、ウエストのギャザーがボリュームたっぷりなスカートで、素敵な仕上がりに。初めてとは思えない仕上がりに、コメント欄には「めっちゃ可愛い」「YouTube見ました!パパの愛がつまった世界にひとつのスカートですね!」と称賛のコメントが寄せられ「奥様も美しい」「理想の家族」と娘さんを思う夫婦お2人にも羨望のまなざしが向けられておりました。完成までの様子は菊田さんのYouTubeチャンネル『菊田ちゃんちゃんちゃんねる』で公開しているので気になった方はぜひチェックしてみて。あわせて読みたい🌈斎藤工さんが16歳頃のロン毛写真を投稿「すでに完成」「ぷくぷくの唇可愛い」と反響
2022年03月22日俳優の仲野太賀、女優の山本舞香、お笑いトリオ・ハナコの岡部大が出演する、マイナビ・マイナビ転職の新CM「やめるの、やめた」編が、12日より放送される。仲野、山本、岡部の3人が、大学時代から仲良しのサークルの先輩、後輩を演じる同CM。仕事も性格もバラバラな3人がそれぞれの転職の悩みと向き合い、相談しながら自分なりの答えを出していく様子を描いている。いつものように部屋で談笑する3人。仲野が「俺さ、今の会社やっぱやめるわ」と打ち明けると、岡部は「俺は、やめるのをやっぱやめるわ」と決心し、これに山本が「私は、やめようとしたのをやめるのをやっぱやめたわ」と紛らわしい一言で返す。それを聞いた岡部は困惑した表情を浮かべ、仲野は思わず「どっちだよ!」とツッコんでしまう。仲野演じる役の自室は「友達が集まりたくなる部屋」という設定で作られたこともあり、合間には仲野と岡部が好きな飲食店で盛り上がるなど、終始リラックスした雰囲気で撮影は進行。一方の山本は難解なセリフを入念に確認し、練習を重ねる姿も見られた。本番では仲野を中心にアドリブが続々と飛び出し、3人では初共演ながらも、本当の仲良し3人組のような自然の掛け合いを披露していた。■仲野太賀、山本舞香、岡部大インタビュー――撮影を終えての感想をお願いします。仲野:楽しくてあっという間に感じましたね。当日アドリブパートが多いことに気づいて、びっくりしました(笑)。山本:セリフがめちゃくちゃ難しくて大変でした(笑)。でも楽しくて、ずっと笑いっぱなしでしたね。岡部:3回留年しているという設定の役柄でしたが、僕自身2回留年していたので、すっと馴染めました。――共演されてみて、お互いの印象はいかがでしたか?仲野:山本さんとはもう 4 回ぐらい共演していて、安心感が出てきました。岡部さんはずっとコントを見ていたので、共演できてとても嬉しかったです。コント番組でも共演してみたいです。山本:和やかな雰囲気が求められる現場に仲野さんがいると、不思議と安心します。岡部さんはその場にいるだけで面白い方なので、自然と笑顔が作れるメンバーだなと思います。岡部:仲野さんはずっとドラマや映画で見ていたので、会ってすぐ大ファンだとお伝えしました。おいしいもの好きな趣味が共通していたので、休憩時間にお話しできたのも楽しかったです。山本さんは学年に一人はいた、可愛いけど目の前にすると緊張しちゃう女子を思い出しましたね(笑)。――もし今と違う仕事につくなら、どんな仕事をしてみたいですか?仲野:スポーツ選手には憧れますね。格闘技が好きなので、体を動かして多くの人を感動させる仕事がしたいです。山本:動物が大好きなので、動物と触れ合う職業につきたいです。飼育員さんとか獣医さんとか。岡部:スポーツの学部だったので、体育の先生をやってみたいです。ポロシャツを着てバスケ部の監督とかしたいですね。――CMのキャッチコピー「自分を向いて歩こう。」にちなんで、2022年、自分のためにやってみたいことを教えてください。仲野:やっぱり最近遠出できていないので、北海道とか行きたいですね。自然に触れたいです。山本:コロナで行けなくなったからこそ、海外に行きたくなりましたね。まだ仕事でしか行ったことがないので、プライベートで行ってみたいです。岡部:馬に乗ってみたいですね。最近大型バイクを買ったんですけど、乗りたい欲が湧いてきちゃって。上半身裸で布とロープだけで乗りこなしたいです(笑)。――転職をはじめ、今悩みを抱えている・頑張っている方へ、メッセージをお願いします。仲野:悩んでいる時は一人で抱え込んでしまうこともあるかと思いますが、今回のCMみたいに、仲間内で悩みを共有するのも一つの策だよって伝えてあげたいですね。山本:自分がやりたいことを迷わずにやって欲しいです。私自身、やらずに後悔するよりはやって後悔した方がいいと思って生きてきました。岡部:悩むということは真剣に物事に取り組んでいる証拠なので、悩んでいる方には「偉いよ!」って言ってあげたいです。
2022年01月12日レギュラー番組も増え、全国区の人気を得たコント師・ハナコに、第7世代に対する率直な思いやメンバーの素顔をインタビュー。定評のあるネタから、個人的イチオシも選んでもらいました。第7世代は共に進む仲間の意識が強いけど、ネタでは負けたくないです。(岡部)結成4年目で迎えた『キングオブコント2018』。ダークホースと評されながら優勝して以来、順調に活躍の場を広げ、バラエティ界を席巻する第7世代を代表する一組として、押しも押されもせぬ売れっ子に!――ブームを巻き起こしている第7世代の人気者が、取材前にコンビニのおにぎりを頬張っていて、微笑ましい光景でした。菊田:素朴でしょう(笑)。俺ら、結構頑張ってるのになあ。秋山:お前が言うなよ!人だかりも特にできず普通にロケできるんで、スタッフさんも「あれ?騒ぎにならないっすね」みたいな。菊田:騒ぎになるのはEXITくらいでしょう。岡部:洗剤のCM撮影で菅田将暉さんと控室で談笑した時も、全然実感がなかったですね。秋山:そのCMのポップをお店で見ても、「なんで一緒に写ってるんだ?」という違和感があって。――第7世代の中心から、このブームはどう見えていますか?秋山:不思議ですね。第7世代がとび抜けて面白いとされてるんですか?僕自身がお笑いのファンなので、「第6世代もそれ以外にも、あちこちに面白い人がいますよ」って思うんですよね。岡部:ボキャブラ世代や『めちゃイケ』『はねトび』『レッドカーペット』と、先輩のみなさんも最初は固まって出ていったように、“世代”として推進力が増して、一緒にグッといけるのはありがたいですね。ハナコだけだったら、もうスタミナ切れてます(笑)。――他の第7世代に対するライバル意識はありますか?岡部:仲間意識の方が強いですね。ただ、ネタでは負けたくないです。秋山:ライバル心より先に、すごいなって思うんですよね。霜降り明星にしても宮下草薙も、四千頭身も3時のヒロインも、そんなにキャリアは変わらないのに「ネタすごいな。ロケ上手いな」って。菊田:特に霜降りはレベルが違うよね。すごすぎてどこまで上がっていくのか見るのが楽しみ。やつらは必ず天下人になる。――ネタ数が多いのがハナコの特徴のひとつですが、ストイックに作り続ける理由は?秋山:千本ノックじゃないですけど、数をやった方が面白くなれるというシンプルな思いですね。岡部:「ネタが面白いのはハナコ」と言ってもらいたくてコントを作り続けているところもあります。――おすすめを1本挙げると?菊田:3人が刑事の「俺だ」。僕と秋山が銃を構えてるとこに岡部が入ってきて、僕らが銃を向けるんですよ。で、岡部が「俺だ」って言って…この説明で合ってる?秋山:大丈夫。そのやり取りを執拗に繰り返すだけのネタです(笑)。菊田:このネタは、岡部の顔が何度やっても面白くて、毎回、笑っちゃいそうになります。秋山:去年は毎週2本、YouTubeにあげてたんですけど、岡部が店員役でバイトのリモート面接してたら、岡部そっくりの人が応募してきちゃう「バイト面接にドッペルゲンガー」が思い出に残ってますね。リモートという制約の中でも「できるじゃん」と思えて、希望の光になった一本です。岡部:僕は「天空龍」ですね。『遊戯王』の世界そのまま、カードゲームを全力でやってる僕と菊田に秋山がただツッコむ。誇張なしにそれだけのコントなんですけど、毎回やってて楽しいです。秋山:ananの読者におすすめするネタではないけど(笑)。――ネタを作らない菊田さんは、ある意味客観的な立場だと思うんですが、秋山さんと岡部さんのネタにそれぞれ特徴を感じますか?菊田:シュールなのは秋山作、わかりやすいのが岡部作ですね。ただ、僕はどっちが作ったのか聞かないようにしてるんです。「これはたぶん秋山、これは岡部っぽい」って想像するのが楽しいから。でも、当てる自信はありますよ。「俺だ」は秋山で「天空龍」は岡部。リモートのは秋山でしょう。秋山・岡部:当たってる~!今年1月から、霜降り明星やチョコレートプラネットと共演するコント番組『新しいカギ』がスタート。秋山さんは、北山宏光さんと佐藤勝利さんW主演のシチュエーションコメディ『でっけぇ風呂場で待ってます』(日本テレビ系)で、ドラマの脚本に初挑戦。YouTube公式チャンネル「ハナチャン」で、新作を含む極上コントを配信中。ハナコ2014年結成。メンバーは、ワタナベコメディスクール同期の菊田竜大、秋山寛貴、岡部大(写真左より)。‘18年、「ワタナベお笑いNo.1決定戦」で優勝。同年9月、『キングオブコント2018』で優勝し、一躍脚光を浴びる。『ハナコのBuzzリサーチ』(OHK)など、多数のレギュラー番組に出演。※『anan』2020年1月27日号より。写真・岩澤高雄(The VOICE)インタビュー、文・小泉咲子(by anan編集部)
2021年01月26日バラエティ界を席巻する第7世代を代表する一組として、押しも押されもせぬ売れっ子になったハナコ。レギュラー番組も増え、全国区の人気を得たコント師・ハナコに、第7世代に対する率直な思いやメンバーの素顔をインタビュー。コント師にとって最高峰の大会優勝の舞台裏とは。――そもそもですが、秋山さんと菊田さんのコンビに、岡部さんが加入した経緯は?岡部:僕のコンビが解散して、ジムのインストラクターをしながら、組みたかったやつのコンビの解散待ちを1年してたんです。秋山:あの1年でものすごくムキムキになってた(笑)。岡部:待ってたやつから正式にお断りされて、菊田さんが「誰かやりたい人いないの?」と聞いてくれて、「入りたいです」と言ったら、すごく嫌な顔をされて…。菊田:紛れもない事実(笑)。岡部:すぐに「いいよ」と言ってくれた秋山さんと菊田さんとの間をとって、僕の試用期間が始まって。最下位だった事務所ライブで1位になった途端、菊田さんも「一緒にやろう!」(笑)。菊田:岡部加入の結果がすぐ出て、売れる道が見えたんだよね。秋山:最小規模のライブで(笑)。菊田:実際、1年後に『おもしろ荘』にも出られて、これはもう売れるじゃんって思った。秋山:思うのが早いなあ…。岡部:『おもしろ荘』では、演出の方には「今回はネタが面白かったからウケたけど、君たちは『おもしろ荘』タイプじゃない。賞レースを獲らないとダメだよ」と言われて。それからは『キングオブコント』に照準を絞って、賞を獲る以外に道はないという気持ちでネタを作ってました。――決勝戦での心境は?秋山:決勝の最下位って、本当は何千組もいる中のトップ10なのに、日本のビリみたいに見えちゃうんですよ。なんとかマイナスプロモーションにならず「ハナコというトリオがいますよ」とご挨拶できたら万々歳だと思ってました。菊田:1本目で最初の笑いがちゃんときて、舞台袖で跳びはねましたね。二人が「掴みが大事」ってめっちゃ言うもんだから。岡部:(バイきんぐの)小峠さんが「お前ら、(優勝の可能性が)あるぞ」とボソッと言ってくれたり、(ダウンタウンの)浜田さんも、CM中に「ええやん!あるで!」と声を掛けてくださって。菊田:今でも、泣きそう。岡部:優勝した時、菊田さんが号泣してびっくりした。菊田:正直、1本目から泣きそうで。二人の顔を見たらもう…。秋山:そういうのは全部終わってからにしてよ(笑)。2本目でスベってたかもしれないのに。菊田:人生で一番いい日だった!――メンバーだからこそ知っている、お互いのいいところは?菊田:僕は社会性がないんで、空気をピリッとさせること言っちゃう時があるんですけど、それに対して二人は全然怒らないですね。秋山・岡部:(爆笑)菊田:そんな二人を見て、協調性を少しずつ学んでます。秋山:確かにちょっとでもピリッとしたら、夜中に長文LINEで謝ってくるようになった(笑)。菊田:恋人同士みたいじゃん!秋山:菊田は現場でめちゃくちゃ笑います。僕は「面白いことを言うぞ」って常に戦闘態勢なのに、居間でテレビ見てる感覚で笑う。観覧のお客さんを入れられない今、場の雰囲気がよくなるし、実は他にないすごい能力なのかも。菊田:現場で笑って、家で放送見てまた笑って、二度おいしい!秋山:岡部は、人当たりがよくて誰からもかわいがられますね。岡部:秋山さんは意外と兄貴肌で、後輩芸人に飯食わせたい願望が強いです。漫才師は前説で食べられるようになるのが意外と早いけど、面白いコント師がなかなか食べられないのはおかしいって。コント界の未来のためにNPO法人を立ち上げそうな勢い(笑)。菊田:秋山のいいところ、もうひとつ言っていい?ケツがキレイ。岡部:ふわふわのプリンのように丸みを帯びてる。ライブのアンケートでも「秋山さんは、お尻に何か入れてるんですか?」って。菊田:秋山のケツは天然!ananさんのグラビア、いけると思うんだよね。兼近みたいに腹筋チラ見せじゃなくて、お尻押しで。秋山:期待に応えられないよ(笑)。菊田:この3ページも、1ページは秋山のケツにしてください!――それは次の機会ということで(笑)。「ハナコは仲がいい」とよく言われますが、こうしてお話を伺っていてもそう感じます。秋山:岡部がドラマに出てるじゃないですか。嫉妬しないのかって聞かれても、岡部にとって喜ばしいことで、ハナコとしても助かるとしか思わないんですよ。菊田:あの質問困るんだよなあ。秋山:本当は妬む“プロレス”をした方がいいんでしょうけど。菊田:その方が仕事は増える。岡部:『アメトーーク!』のトリオ芸人回でも、どうしてもバチバチできなかったですね。――最後に、今後の夢は?秋山:外国の方にネタを見せて、ウケるのか興味があるんです。あまり言葉がいらないコントで、早く試してみたいですね。菊田:僕はハナコの新しい冠番組。秋山:どんな番組?菊田:動物とか、衝撃の映像を見るやつ。楽しそうじゃん。お笑い芸人は意外とああいう番組をバカにするけど、幸せにしている人数でいったら一番だと思う。岡部:僕は単独ライブをドデカい規模にしたいです。福山雅治さんのライブがWOWOWで生中継されるように、国民のみなさんにハナコのコントを見てほしいですね。今年1月から、霜降り明星やチョコレートプラネットと共演するコント番組『新しいカギ』がスタート。秋山さんは、北山宏光さんと佐藤勝利さんW主演のシチュエーションコメディ『でっけぇ風呂場で待ってます』(日本テレビ系)で、ドラマの脚本に初挑戦。YouTube公式チャンネル「ハナチャン」で、新作を含む極上コントを配信中。ハナコ2014年結成。メンバーは、ワタナベコメディスクール同期の秋山寛貴、岡部大、菊田竜大(写真左より)。‘18年、「ワタナベお笑いNo.1決定戦」で優勝。同年9月、『キングオブコント2018』で優勝し、一躍脚光を浴びる。『ハナコのBuzzリサーチ』(OHK)など、多数のレギュラー番組に出演。※『anan』2020年1月27日号より。写真・岩澤高雄(The VOICE)インタビュー、文・小泉咲子(by anan編集部)
2021年01月20日お笑いトリオ・ハナコが、11月2日よりAmazon Prime Videoで配信されているバラエティ番組『内村さまぁ~ず SECOND シーズン6』にゲスト出演。先日、都内で行われた収録後に取材に応じ、出演の感想を語った。『内村さまぁ~ず SECOND』は、毎回ゲストを“司会者”として迎え、内村光良、さまぁ~ずの大竹一樹と三村マサカズを相手に、その場まかせの展開で送る脱力系成り行きバラエティ。シーズン6の一発目となる今回、「芸人魂を懸けた本気勝負を挑む令和芸人はしご旅!!」と題し、お笑い第7世代の令和芸人と内さまの3人が、芸人魂を賭けた勝負を繰り広げる。ハナコ(菊田竜大、秋山寛貴、岡部大)は、縛りを付けて食リポに挑戦する「縛り食リポ」と、リアクション芸を受けて巧く相手を欺いたチームが勝ちという「巧く欺け! リアクション芸対決!!」で内さまの3人と勝負。「縛り食リポ」では、岡部が「何かにつけてバスケに例えたがる人」という縛りの中、バスケの知識を盛り込んで笑いを誘い、リアクション芸対決ではコントで培われた演技力を生かして奮闘した。――内さまの3人と共演された感想をお聞かせください。秋山:3対3で対決。さらっと始まりましたけど、とんでもないことをやっているなと。菊田:夢のようでしたね。学生のときからずっと見てきたお三方なのでうれしかったです。岡部:めちゃくちゃ興奮しました! 素の姿というか、(カメラが)止まったときにしゃべりかけてくださるのがすごくうれしくてたまらなかったです。――『内村さまぁ~ず』と内さまの3人にどんなイメージを抱いていましたか?秋山:『内さま』はゆるっとしたイメージ。本当に世代なので2組ともめちゃくちゃ見ていました。お三方は1日撮影されてきて僕らが最後の対戦だったので、今までテレビや現場で見た中で一番疲れている姿を見ました(笑)――お三方と共演して勉強になったなと感じていることは?菊田:『内さま』でのお三方は丸裸で戦っている感じがする。裸一貫で戦っている感じが見ていて気持ちいいというか、お笑いってこういうことなのかなと。武器を持たずに裸で突っ走っていく。結局お笑いってこれなのかなって思いますね。――菊田さんも素で勝負されていますよね!?菊田:そうですね(笑)。今日改めて、やっぱ僕これでいいんだなって思いました!――岡部さんと秋山さんはいかがでしたか?岡部:内村さんすごいなと。対戦のときにスターでした。裏の裏をかかれて何もわからなかったです。完璧でした。秋山:お三方とも、1日の終盤の疲れているときに、ふわっとした企画を説明されて、いきなり若手と対戦させられても、しっかりと笑いをとる。大先輩の笑いのとり方は見習いたいです。――平場でのやりとりで勉強になったことはありますか?秋山:わさび寿司に関しては初でした。『内さま』が芸人人生初のわさび寿司を経験させてくれました!――改めて、見どころを教えてください。秋山:岡部のバスケの知識。岡部:まさか食リポで今までのバスケ知識が生きると思ってなかったので、よかったです。スポーツ番組ではなく『内さま』の場で発揮されるとは(笑)。高校バスケファンがめちゃめちゃ喜んでくれる気がします。――リアクション芸対決は、ハナコのみなさんの演技力が光る企画になりましたね。菊田:僕に関しては何もしてないんですけどね。何も演技してないです(笑)岡部:騙されてくださってありがたいです(笑)――岡部さんは朝ドラ『エール』の五郎役など俳優としても注目されていますが、その経験も生かされていると感じますか?岡部:今日、内村さんが(カメラ)止まっているときに、「毎朝見てるよ。いい役やってるな」と話しかけてくれて、それはたまらなかったです。――お笑いへの還元はいかがでしょうか?秋山:絶対還元されていますよ。いろんな俳優や女優の方に揉まれて。岡部:確かにすごい人に会えているから少しどしっとできるようになってきたというか、図太くなっているかもしれません。最初は「窪田正孝だ!」「二階堂ふみだ!」と思ってしまいましたが、だんだん慣れて「窪田さんだ」「二階堂さんだ」って。演技力というより度胸がついたかもしれないです。――事務所の「ワタナベお笑いNo.1決定戦」でも優勝され、「キングオブコント」でも優勝され、若くしていろいろつかまれていますよね。秋山:じりじりだと思います。菊田:僕らは苦労人だと思います。2人(秋山と岡部)は努力していますから。努力している姿を僕は近くで見ていましたから。努力したらちゃんと実るんだなって、まざまざと見せつけられました。岡部:じゃあ努力してくれよ!(笑)菊田:努力ができない人っているから!――絶妙なバランスですね(笑)。コント日本一という目標を達成された今、どういうモチベーションを持たれていますか?秋山:世界一ですね(笑)岡部&菊田:知らなかった! やりづらくなるよ(笑)――最後に、また『内さま』に出演するとしたらやってみたい企画はありますか?菊田:お三方と旅館に泊まって、ああでもないこうでもないって話したいですね。岡部:どこが裸一貫の笑いなんだよ! もう完全なレジャーだろ(笑)菊田:そう! レジャー回(笑)秋山:兆しが見えたので演技系企画を。ぜひ元気なお三方と。岡部:僕は食リポをまたやらせていただいて、高校バスケ食リポを『内さま』で完成させたいです!
2020年11月16日今月10日にかねてより交際していた一般女性と結婚したお笑いトリオ・ハナコの秋山寛貴にインタビュー。結婚を決意した思いや、結婚後の心境の変化など聞いた。○■祝福の声で実感「結婚って本当にめでたいことなんだ」すでに同居生活をスタートさせているという秋山。「生活自体はそこまで変化はない」と言うも、心境の変化は大きいようで、「パートナーができたことで安心感があります。何か困ったときはこの人に頼ればいいんだなという安心感のおかげで、より芸に身が入るというか、コントにばかり打ち込んでいますが、より打ち込みたいことに打ち込めそうな気がしています」と語る。また、「お祝いに驚いています」と言い、「僕のことを知ってくださっている方や気にかけてくださっている方、お仕事をご一緒した方、また、SNS上では『どなたか存じ上げませんが、おめでとうございます』というメッセージまで。隅々までみなさんがお祝いしてくれて、結婚って本当にめでたいことなんだなと体感しています」とうれしそうに話す。特に、事務所の先輩である恵俊彰のお祝いメッセージが印象に残っているそうで、「恵さんにメッセージでご報告させていただいたときに、『結婚っていいものだぞ』と返してくださって、すごくかっこよかったです。『いいものだぞ』と言えるって、すごく素敵な家庭を築かれているんだなと思いました」と恵の言葉を明かした。理想の夫婦像を尋ねると、「人に優しい2人でいたい」と答え、「奥さんは、店員さんに対する接し方などがすごく優しい人。そういったところは影響を受けていて、2人とも人に優しかったらかっこいいなと思っています」とお相手の人柄に触れつつ理想を説明。秋山自身も謙虚で優しい印象があり、夫婦で似ているようだ。結婚を決意したのも、優しいお相手の人柄に惹かれた部分が大きかったという。「人に優しい性格で、お手本というか、この人と一緒にいたらもっといい人になれるんじゃないかなと。自分が誇らしい人になるためのヒントをいっぱいくれるのではないかなという気がしました」○■結婚の先輩・菊田からのアドバイスは参考にならず!?入籍発表に際してハナコの公式YouTubeでオリジナルコントを公開。3人のトーク部分では、菊田が「相方の結婚式でスピーチするのが夢。岡部と菊田でスピーチやらせてよ」とお願い。岡部が「泣いちゃう」と言うと、菊田も「泣いちゃうよね」と同調し、3人の絆が感じられた。秋山は、2人の反応について「一番に報告したんですけど、最初はびっくりしていました。僕はプライベートのことに関しておしゃべりではないので。びっくりしたあと、すごく喜んでくれてうれしかったです」と明かす。菊田は2019年4月にお笑いコンビ・ハルカラの和泉杏と結婚し、結婚に関しては先輩だ。「アドバイスをもらったんですけど、『高い服を買いすぎないように』という菊田個人的なもので、僕は散財するタイプではないので『わかった』としか言えませんでした」とアドバイスはあまり参考にならなかったようだが、「あの夫婦は仲いいですからね」と仲の良さは見習っていきたいところのようだ。「よく菊田から家事をうまくかわしているという話を聞くので、僕はかわさないようにしていきたいです」と、家事に関しては菊田のようにかわさず積極的にやっていきたいと話す秋山。「分担という意識はせず、自然に分担できたら最高だなと思っています。料理は簡単なものですけど鍋を作ったり。洗い物も見つけたほうがやるようにしています」と語った。最後に、結婚してよかったと感じる瞬間を尋ねると、「こんなにも僕を気にかけてくれている方がいるんだ、僕のことで一喜一憂してくれる方がいるんだと、結婚のおかげですごく感じています」と、やはり祝福の声に感激しているようで、「その方々に喜んでもらえるような活動をしていきたいです」と、お笑い芸人としてさらなる飛躍を誓った。■秋山寛貴1991年9月20日生まれ、岡山県出身。2014年に岡部大、菊田竜大とともにお笑いトリオ・ハナコを結成。2018年に『キングオブコント』で優勝し、一躍有名に。ゾフィーの上田航平、ザ・マミィの林田洋平、かが屋の加賀翔とのコントユニット「コント村」も注目されている。
2020年10月20日お笑いトリオ・ハナコの秋山寛貴(29)が10日、かねてより交際していた一般女性と結婚したことがわかった。同日、所属事務所のワタナベエンターテインメントを通じて発表した。秋山は「この度10月10日に、かねてよりお付き合いさせて頂いていた方と結婚致しました。今後は二人で支え合いながら温かい家庭を築き、より多くの人に笑いを届けられる活動ができるよう精進していきます」とコメントを寄せた。2人はそろって都内の区役所に婚姻届を提出。現在同居しており、お相手の女性は妊娠していないという。また、今回の入籍発表に際してオリジナルコントを制作し、ハナコの公式YouTubeで公開した。
2020年10月10日お笑いトリオのハナコが、24日(27:00~)に生放送されるニッポン放送『ハナコのオールナイトニッポン0(ZERO)』で、パーソナリティを務めることが決定した。ハナコは「オールナイトニッポン」初登場。「ハナコのコント設定案」「ふつおたのコーナー」など、さまざまなコーナーでメールをリスナーから募集する。菊田竜大は「いやー、最高ですね! だって、ぼくハナコ3人でラジオやりたいってすごく言ってましたから! その夢が叶って最高の気分です!みなさん、絶対に聞いてくださいね!!!」とコメント。岡部大は「どうぞご一緒に最高の夜更かししましょう!!!」と述べ、秋山寛貴は「いろんな可能性にご期待ください! たのしみ! オルニポ0!」と話した。
2019年08月13日「ファッション雑誌を読み始めたのは小学生くらいから」「親はいわゆるバブル世代」「ゆとり世代と言われる」…上記に心当たりがあるあなた、もしかしてハナコジュニア世代(1987~1991年生まれ・27~31歳位)ではないでしょうか?■「ハナコジュニア」って一体何?そもそも「ハナコジュニア」って一体??と思う人も多いでしょう。この世代の両親の多くは、いわゆるバブル景気を謳歌した「ハナコ世代」(1959~1964年生まれ・バブル当時にマガジンハウスから創刊された雑誌『Hanako』から命名)。両親の志向が自分自身のモノゴトの判断時に強い影響をもたらしていることから、ハナコジュニア世代というネーミングになっています。彼女たちの中には「10代の頃から母のお古のルイ・ヴィトンのバッグを使っていた」「夏休みは家族でハワイ旅行に行っていた」など、幼い頃から華やかなモノ・コト消費を体験してきた人や、休日のショッピングは母親と一緒に行って楽しむなど「母娘消費」と言われるように家族仲が良い人が多いといった特徴があります。現在アラサーにあたるハナコジュニア世代。社会人になり数年経ったことで仕事では責任あるポジションに立つ人、もしくは新たな場所に転職をした人もいるでしょう。また、結婚・出産などでライフステージが大きく変わった人も。今回は、そんな節目にあたるハナコジュニア世代にフォーカスし、彼女たちのファッション、志向、そして現在の興味・関心事について、掘り下げてみます。■厳しい不況の時代を闘ってきた彼女たちハナコジュニア世代の人たちにこれまでのファッション遍歴を聞くと、「小学生の頃は雑誌『ニコラ』を読んでいた」「小学生の時に『エンジェルブルー』の服が流行していた」など、ファッションに芽生えたのは比較的早い時期だったといいます。小学生向けファッション雑誌の創刊や、「モーニング娘。」といったティーンアイドルの活躍もあって、より一層興味・関心に火がついたのかもしれません。そんな子どもの頃からの数々の消費経験によってモノ選びの目を着実に養いつつ、バブル崩壊後の長引く不況下の中で育ってきたことや、就職時のリーマンショックの影響などもあって、現実をシビアにとらえる感覚を持ち合わせています。突然降って湧くような夢物語ではなく、コツコツと「着実にステップアップ」していくことを望む志向を持つ人も。当時、前述の「モーニング娘。」が、日々人知れず練習を重ね、熾烈なオーディションを勝ち抜きスターダムに伸し上がっていく様子をテレビで見ていた人も多いでしょう。“隠された努力あってこその成功”が、彼女たちにとっての一つの指標になっていたりもします。■「しっかりしてる」と見られたい!その行きつく先は…そんなハナコジュニア世代の人たちに現在のファッションについて聞くと「周りから、しっかりとした社会人として見られる服装をしたい」「ママらしいファッションを楽しんでいる人に見られたい」など、トレンドは押さえつつも自分自身の現在の状況に“ちゃんと”見合った格好をしているか? を常に意識したコーディネートを考えているようです。そのなかでも「花柄」「リボン」「レース」のように、女性としての気分が上がるもの、心がときめくアイテムを重宝する人も。また、ファッションだけではなく、ボディケア、スキンケア、ヘアケア…など、日頃から美容家電やアイテムをリサーチしセルフメンテナンスに力を入れている人もいるようです。実際に、Webアンケートで「お金をかけたいジャンル」を聞くと次のような結果に!<Q.将来に向けてお金をかけたいジャンルは何?(食以外)>1位 ファッション 47.3%2位 ボディケア・スキンケア 46.4%3位 国内旅行/貯蓄・資産運用 44.5%4位 ヘアケア 40.0%5位 家のインテリア 34.5%※伊藤忠ファッションシステム「生活者の気分’19」Webアンケート調査よりとくに他世代の女性たちに比べ「ヘアケア」への反応が高いことが特徴です。「髪の毛をきれいにケアしていると、第一印象もよく、ちゃんとした人として見られる気がする」「乾燥しやすい冬は、静電気対策もしっかりする。いつでもサラサラツヤツヤ髪に見られたい」と、季節に合わせた入念なケアも怠りません。実際に、購読雑誌ランキングを見ると、上位に美容情報雑誌が挙がるのもこの世代ならでは! ファッションだけではなく、細部にわたって身だしなみを整えることに抜かりがなく、女子度が高い人が多い印象です。肌、髪などビューティーケアで困った時、周りにいるハナコジュニア世代の人に聞くと、役立つ情報が得られる可能性が高いかも…?ハナコジュニア世代のより詳しい情報はこちらで読めます!■ ハナコジュニア世代 伊藤忠ファッションシステム/世代研究ラボ
2018年12月13日「キングオブコント2018」(TBS系)で優勝したお笑いトリオのハナコ。メンバーの秋山寛貴(27)と岡部大(29)は築地市場内の大和寿司と細谷商店で働いていた。秋山の職場である細谷商店に優勝報告をすませた3人がめざすのは、岡部が働いていた大和寿司。道中、「水産仲卸売場棟」のコースに展示してある小型運搬車ターレーを見つけ大はしゃぎ。“豊洲市場コント”がいまにもはじまりそうだったが、時間がないので断念。岡部が働いていた「青果棟」にある大和寿司。ご挨拶と優勝報告に来たハナコが店内に入ると馴染みの店員さんから「お帰り!」「スター登場です!」と喝采を浴びる岡部。「スターはやめてください」と照れながらも満面の笑みを浮かべ嬉しそうだった。大和寿司の大将の入野さんは、ハナコが優勝した瞬間を自宅のテレビで見ていた。「本人は、『自信あります』と言っていましたが、まさか本当に優勝するとは…正直ビビりましたね。『もうバイトは入れないのかな?』と思いました。移転後も働けるように大ちゃん(岡部)の新しいユニホームも作ったのに(笑)」ホールの接客をやっていたという岡部。「働きぶりは真面目だった」と大将は話す。「出勤時間は午前6時でしたが遅刻は絶対ないし、こっちが声を掛けると大きな声でいい返事が返ってくるんですよ。」バイトをしていると思わぬ有名人とも出くわした。「元イングランド代表のベッカムが食べに来て握手してもらいました。有名人の方もよく来られますが、ベッカムが来たときは大騒ぎでしたね。ベッカムはめちゃくちゃ寿司食います!(笑)店にある全種類の寿司を食べてました。最後記念写真も撮ってもらいましたよ」築地時代からお客さんとしては来たことがなかったが、今回は豊洲の新店舗で客席に座る岡部。バイトの賄いでは海鮮丼を食べていたが、今日は大将がにぎってくれた寿司を特別な思いでほおばった。「う~ま~い。最高ですね!バリバリ売れて、どんどん食べに来て売り上げに貢献したいです。秋田にいる両親も連れてきたいし、事務所の先輩のサンシャイン池崎さんに普段ご飯をご馳走になってばかりなので、ここに連れてきてお寿司をご馳走したいです」写真の細巻は両端が鉄火巻で真ん中はイクラ。岡部さんのバイト時代の思い出のお寿司。「バイト中に大将が余った細巻をくれるんです。1個1個味わって食う時間はないので3つ一緒に食うんですけど、それが美味しいんですよ。ゆっくり食べてると他のバイトに食われちゃうんです。(笑)」賄いで出していた寿司を美味しそうにほおばる岡部を見て大将は「ここまでよく立派になったね。たいしたもんだよ。」と嬉しそうに目を細めていた。(取材:インタビューマン山下)【ハナコ PROFILE】キングオブコント2018の王者。2014年結成。左から秋山竜大、秋山寛貴、岡部大。
2018年11月29日「キングオブコント2018」(TBS系)で優勝したお笑いトリオのハナコ。メンバーの秋山寛貴(27)と岡部大(29)は、築地市場内の大和寿司と細谷商店で働いていた。そこで今回は、築地市場から豊洲市場へ移転した、それぞれが働いていた店舗への優勝報告に。移転した豊洲市場には初めて訪れるという秋山と岡部に加え、メンバーの菊田竜大(31)にも豊洲市場を紹介してもらった。「水産卸売場棟」見学者コースの入口付近に展示されているマグロのオブジェは、築地市場で取引された最大級のサイズの国産クロマグロ。豊洲市場スタッフによると、あまりのマグロの大きさに子供はみんな「サメだ!」と叫ぶという。大人の岡部さんまで、サメと勘違いしているのか、思わず食べられてしまいそうなリアクション。場内にあるこちらの見学者コースは無料で予約も不要で入れる。「水産卸売場棟」見学者通路では、早朝5時30分から6時30分に行われる、せりの風景も見下ろすことができる。ちなみにハナコが見ている時刻は午前10時30分頃。窓の向こう側は何も行われていないが、豊洲で見る新しい景色にこの表情。キングオブコントで見せた迫真の演技を披露してくれた。「水産卸売場棟」3階は飲食店街。4階の「豊洲市場内プロショップ魚がし横丁」には昆布やかつお節や海苔など70店舗以上が軒を連ねる。そして、この4階に秋山が働いていた「細谷商店」がある。秋山は2年半の間、細谷商店で塩の配達を中心に働いていた。お店のスタッフを見つけるやいなや、「おおおっ!」と叫ぶ秋山。すると仕事仲間に「優勝したの?」と、とぼけられてしまう。ここ豊洲市場は、王者もタジタジになってしまうほど口が達者な人が多いのだ。まだ市場が築地にあったキングオブコント2018放送当日。スタッフの足立さんは、築地の仕事仲間で集まってテレビの前でハナコを応援していたと話す。ハナコが優勝した瞬間、大喜びしたものの、みんなが思ったことは「秋山のシフトを、どうしよう」……。実際に秋山は優勝した三日後にシフトが入っていた。その日は芸人の仕事は休みだったが連日仕事がつながっていた疲れから寝てしまったそう。しかし、スタッフの足立さんがそれを見越して秋山の代わりにバイトに入ってくれたという。細谷商店の連携に、秋山も思わずしんみりしたのであった……。(取材:インタビューマン山下)【ハナコ PROFILE】「キングオブコント2018」王者。2014年結成。左から秋山竜大、秋山寛貴、岡部大。
2018年11月29日