なにわ男子/関西ジャニーズJr.の道枝駿佑が、舞台『ロミオとジュリエット』で初主演を務めることが7日に明らかになった。ジュリエット役は初舞台の茅島みずきが務める。同作は世界中で愛され、上演されてきたシェイクスピアの名作で、中世イタリアの都・ヴェローナを舞台に長年にわたっていがみ合いを続けているモンタギュー家の息子・ロミオとキャピュレット家の娘・ジュリエットが出会って恋をしたことから、悲劇が起こる。道枝と茅島は、なにわ男子主演ドラマ『メンズ校』でも共演。ロミオとジュリエットが出会い恋に落ちる、初々しく微笑ましい光景から、一転2人が引き離され、悲しい結末を迎えるラストまでを、原作に近い10代の2人が演じることになる。公演は東京グローブ座で今春を予定しており、演出は同劇場でのシェイクスピア作品演出が19年に菊池風磨主演で上演した舞台『ハムレット』以来2作目となる森新太郎が務める。ジャニーズ事務所では1月いっぱいのコンサート公演については無観客での実施を昨年内に決定しているが、「本作も含めた今後の舞台公演作品につきましても、引き続き新型コロナ感染症の状況を鑑みまして、公演実施、または観客の来場有無等を決定してまいる所存です」とコメントを寄せている。○演出・森新太郎 コメントご存知のように、ロミオとジュリエットは激しく愛し合った末、非業の死を遂げます。ロミオは毒薬をあおり、ジュリエットは短剣を胸に突き刺して。恋人たちの自死は敵対する親同士を和解へと導きますが、どちらもひとり息子・ひとり娘なので、時すでに遅く、やがては両家とも血が絶えることになります。悲劇と呼ぶにふさわしい苦々しい幕切れです。しかし、戯曲を読むたびに沸き上がる、この不思議な多幸感は何でしょう。非力な若者たちの純真さに揺さぶられて、ほんの少しだけ自分もまだ生まれ変われるような心持ちになるのです。まるで喜劇を堪能したかのように、再生への活力がもたらされるのです。コロナ禍だからこそ、私はこの作品の上演を切望しました。10代の道枝駿佑と茅島みずきが織り成す、人と人とが惹かれ合い、繋がり合う物語。どうぞご期待下さい。○道枝駿佑 コメント舞台ロミオとジュリエットで初単独主演をさせていただくことになりました。このお話を聞いた時すごく驚きました。本作はシェイクスピアの歴史ある作品で、今までいろんな俳優さんがやられていた作品でもあり、自分にもできるのかと不安でしかありません。今はDVDなどを見て勉強しています。この役をしっかりとやりきって自分なりに楽しみながら頑張っていき、次に繋げていきたいと思っています!皆さん、楽しみにしていてください!○茅島みずき コメントこの度、ジュリエット役を務めさせて頂きます、茅島みずきです。『ロミオとジュリエット』という歴史ある作品に参加することが出来、とても光栄です。初舞台、そしてジュリエットという大役に嬉しい気持ち反面不安な気持ちもありますが、演出家の森さんにご指導頂き、しっかり役と向き合いたいと思います。ロミオ役の道枝さんをはじめ、キャスト・スタッフの皆さんと一緒に、素敵な作品に出来るように精一杯頑張りますので、宜しくお願い致します。
2021年01月07日コロナ禍のおこもり年末年始は、例年以上におうち時間を充実させたいもの。いつものスーパーでは買えない、カルディの“絶品お菓子”を片手に、のんびり映画鑑賞なんていかがでしょうか。写真・文/山本杏奈今回は、カルディで大人気となっているお菓子4品をセレクト。濃厚チョコレートをまとったチップスやコスパ良しの豆乳クッキーなど、購入ユーザーからのレビューが高かったアイテムをご紹介します。3種類のバラエティ豊かな味わい!「豆乳ビスケットアソートパック」/¥351(税込)まろやかなクリームをサンドした豆乳ビスケット3種類がセットになった「豆乳ビスケットアソートパック」。購入ユーザーからは「絶対的に美味しい!」「家にストックしています」と、絶賛の声が寄せられています。個包装タイプになっているのも嬉しいポイントです。中身はレモン、抹茶ミルク、ピーナッツの3種類のビスケットが各6枚ずつ。たっぷり18枚入って、351円というコストパフォーマンスの高さも魅力です。左からピーナッツ、レモン、抹茶ミルク。ビスケットにサンドされているのは、たっぷりのクリーム。やさしい甘さなので、何枚でも食べられます。サクサクのビスケットとふんわりクリームの相性は抜群! それぞれ違った味わいなので、おうちで映画鑑賞をしている間、飽きることなく食べ続けられます。冬に食べる濃厚チョコレートは格別! ハムレット チョコチップス ミルク36P/¥410(税込)「ハムレット チョコチップス ミルク36P」は、クリスプ入りのチョコレートをパリパリ食感の薄いチップスにしたもの。有名なロイズのポテトチップチョコレートとは異なり、こちらは“100%チョコレート”のチップス。ベルギーで生産された本格的なチョコレートに、米粉原料のライスクリスプがミックスされています。1袋36枚入り。ひと口食べてみると、ミルクチョコレートの濃厚な甘みが口の中でじわ~っと広がります。スーパーで売られているチョコレートとはひと味違う、深みのある上品な味わいです。サクサクのクリスプによって、いつまでも食感を楽しみながらいただけます。罪悪感なく食べられる! 野菜かりんとう 60g/¥213(税込)つい食べ過ぎてしまう年末年始。栄養のある「野菜かりんとう」で、罪悪感のないおやつタイムにしましょう。チャック付きのパッケージが嬉しい!入っているのは、ポリポリと食べられる野菜風味のかりんとう。かぼちゃ、にんじん、ほうれん草にはやさしい甘さを感じる白蜜を、さつまいもにはコクのある黒蜜を、玉ねぎには塩味のある白蜜を絡めています。ひとつひとつ異なる味わいなので、飽きずにポリポリ。白蜜と黒蜜が絡められていますが、甘さ控えめなので野菜本来の風味をジャマしていません。個人的にもっともおすすめなのは、玉ねぎとほうれん草。野菜らしい味わいがしっかり表れていて、病みつきになります。がつん!と濃いチーズを感じる最強スナック。「関口醸造 濃厚チーズせん 35g」/¥151(税込)国産米100%使用のおせんべいを濃厚なチーズで味付けし、片面にこがし醤油をオンした「関口醸造 濃厚チーズせん 35g」。ひと口食べると、予想以上に濃くて香り高いチーズの味わいに驚き! 醤油×チーズという間違いない美味しさに納得です。濃厚な味わいの秘密はカマンベール、ゴーダ、ゴルゴンゾーラ、チェダー、モッツアレラの5種類のチーズ。ややクセのあるチーズ風味は、おやつとしてはもちろん、お酒のつまみにもぴったりです。美味しいおやつがあるだけで、おうちで過ごすおこもり年末年始も至福の時間に。売り切れ必至のカルディ人気おやつを片手に、映画鑑賞やまったりタイムを楽しんでくださいね。写真・文/山本杏奈
2020年12月29日声のプロフェッショナルが奏でるリーディングシェイクスピア『マクベス』が、11月27日に東京・サンシャイン劇場にて開幕した。深作健太が2016年から構成・演出を手がけてきた朗読劇シリーズのうち、『ハムレット』『ロミオとジュリエット』に続いて3作目のシェイクスピア悲劇となる本作。主君を倒してスコットランド王の座に就いたマクベスが暴政を働いた挙げ句、復讐に倒れるさまを描いたこの作品について、深作はパンフレットで「イギリスの演劇界では〈災いをもたらす〉と恐れられて来ました」とその“因縁”を紹介する。併せて新型コロナウイルス感染症の蔓延を示唆しつつ、「厄災の年の終わりに、あえて上演させていただきますからには、いっそ最高の〈厄落とし〉に出来たら」と願いを込めた。回替わりで登場する声優陣のうち、取材日だった初日のキャスティングは、神尾晋一郎、古賀葵、代永翼、増元拓也、竹内栄治、帆世雄一の組み合わせ。黒を基調とした衣装に身を包むキャスト陣の中で異彩を放っていたのは、マクベス役を務める神尾の金髪&白シャツ姿だ。舞台の上手・下手・中央の奥には、計3本の大きな十字架。轟く遠雷や吹きすさぶ風音、高まる心臓の鼓動など、これから展開される不穏なストーリーを予感させる音響をバックに、6人は「マク・ベス……」と暴君の名を呪詛のように唱え、ゆっくりと台本を開く──。神尾が立ち上げたマクベス像は、勇猛果敢にして小心者。妻と謀って先君を暗殺するも、王位の重圧に耐えきれず錯乱していく“業”の深さを緩急自在に表す。紅一点となる古賀はマクベス夫人のほか、マクダフ、バンクォー、イングランド将軍の息子役にも挑戦。夫をそそのかす媚態から一転し、命乞いする少年のひたむきな声色にいたるまで、見事な演じ分けで客席を魅了した。マクベスを取り巻く複数の登場人物に扮した代永・増元・竹内・帆世の4人はいずれも、気迫のこもった朗読で作品の世界観を支える。上演時間は100分ほど(休憩なし)。公演は12月6日(日)まで。チケットぴあでは現在、当日引換券を販売中。回替わりのキャストスケジュールは以下の通り。11月30日(月)19:00=中澤まさとも、徳井青空、置鮎龍太郎、濱野大輝、野島健児、汐谷文康12月2日(水)19:00=神尾晋一郎、吉岡茉祐、岸尾だいすけ、笠間淳、狩野翔、桑野晃輔12月3日(木)19:00=赤羽根健治、中村繪里子、岸尾だいすけ、濱野大輝、狩野翔、阪口大助12月4日(金)19:00=中島ヨシキ、工藤晴香、小野友樹、山中真尋、竹内栄治、汐谷文康12月5日(土)13:00=阿部敦、山崎はるか、代永翼、木島隆一、仲村宗悟、廣瀬大介12月6日(日)12:30=駒田航、石見舞菜香、石谷春貴、荻野晴朗、村田太志、市川蒼12月6日(日)18:00=駒田航、大原さやか、石谷春貴、笠間淳、中澤まさとも、榊原優希取材・文:岡山朋代
2020年11月30日こんにちは! コストコガイドの浜美です。週1ペースでコストコに通う私が、ママたちにおすすめの商品をご紹介します! コストコは、夏の終わり頃になると、徐々にチョコレート商品が充実し始めます。リンツやゴディバなどの有名チョコが気になる方も多いと思いますが、たまには違うチョコ商品にも挑戦してみたいですよね。今回はコストコ大好き主婦の私がリピ買いリストに入れているちょっとニッチな?チョコ商品ベスト3をご紹介します。 3位: 2020年秋の新商品!カーギのチョコウエハース 商品名:カーギ スイスチョコウエハース 価格:1,528円(税込)内容量:500g スイスで有名なチョコウエハースで、3種類の味が500gたっぷりと入っているアソートパック。全部で74本入っていました。お味は、①クラシックミルク:ミルキーな甘さのベーシック味②ダーク:甘さの中にカカオのほろ苦さを楽しめる味③ココナッツ:南国リゾート気分を味わえるココナッツ風味が強めの味という印象です。 サクサクのウエハースに、薄づきコーティングのチョコがマッチ!さらに、合成着色料や防腐剤、遺伝子組換え作物などの原料を使用していないというこだわりの商品です。 1本5.4cmほどの小ぶりで食べやすいサイズで、1本あたり約20.7円という価格も嬉しいです。とても甘いので、甘さが強すぎると感じた方は冷蔵庫で冷やすと食べやすいですよ。 2位:これがチョコ!? チップス型のハムレットチョコ 商品名:ハムレット チョコクリスピーアソート 価格:968円内容量:125g×4 ポテトチップスのような形をした、ライスパフ入りのベルギー産チョコレートです。コストコでは、一種類の単品タイプも販売していますが、こちらは4種類のアソートタイプ。 各種類の味は、①キャラメル:キャラメル風味が甘く広がる味②ダークチョコ:甘さとほろ苦さが絶妙な大人味③オレンジ:オレンジの柑橘風味が爽やかな味④ストロベリー:苺の甘酸っぱさで春を感じる味という印象です。 コーヒーや紅茶のティータイムに、数枚をゆっくりと味わいたい商品です。 1位:コロッと可愛いブルックサイド チョコレート 商品名:ブルックサイド ダークチョコレート アソート価格:2,098円内容量:20g×40袋 フルーツ味の濃縮果汁グミを一口サイズのチョコで包んだカナダ産のチョコレートです。コストコでは、一種類だけがたっぷり入った単品タイプもありますが、こちらは3種類の味(ザクロ、アサイー&ブルーベリー、ブラッドオレンジ&ピーチ)が楽しめるアソートタイプです。 種類によりフルーツの風味の違いを楽しめますが、3種類とも似たテイストで極端にクセはないので、子どもから大人まで楽しめる商品かなと思います。チョコとフルーツのハーモニーが面白く、手が止まらなくなる商品です。 ご紹介した商品は、海外のお菓子を取り扱うお店などでも販売していますが、単価はコストコの方がお得でゲットできることが多いです。家族でワイワイと過ごすときのおやつや、日頃の自分へのご褒美にピッタリなおすすめチョコ。ぜひ手に取ってみてください♪ ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 ベビーカレンダーでは家事や収納、ファッションなど、ママたちの暮らしに寄り添った【ライフスタイル記事】を強化配信中! 毎日がもっと楽しく、ラクになりますように。 著者:ライター コストコガイド 浜美静岡県在住の二児の母。コストコ浜松倉庫店オープンをきっかけに、その魅力にどっぷりハマり、ブログを開設。コストコ出現率は、週1以上!ブログでは、子連れコストコのコツから、お得情報や商品レビューなど、ニッチなコストコ情報を発信中。
2020年11月06日「Sexy Zone」菊池風磨が主演し、「鴨川ホルモー」「鹿男あをによし」「素敵な選TAXI」「偉大なるしゅららぼん」など多くの映像化作品で知られる万城目学の「バベル九朔」を日本テレビ 深夜ドラマ「シンドラ」枠にてドラマ化することが決定した。雑居ビルの扉の向こうには、もう一つの世界が広がっていた…5階建て、築88年の雑居ビル「バベル九朔」の新米管理人・九朔満大(きゅうさく みつひろ)。脚本家になることを夢見ているが、27歳になっても未だ芽は出ず、健気に執筆活動中。ある日、満大が地下1階の物置部屋から迷い込んだのは、すべての願いが叶う、偽りの世界“バベル”。“バベル”の世界に巻き込まれた満大が目にしたのは、現実世界でやむなく夢を諦めてしまった、監督志望の親友・後藤健や風変わりなビルのテナントさんたち。迷い込んだ人は、自分の思い通りになる世界を前に「ずっとここにいたい」と願ってしまう。だが、“バベル”ではある言葉を口にしてしまうと、二度と現実世界には戻れなくなる!?謎の少女に導かれ、ビルの仲間を救うために奔走する満大の目の前に現れたのは、“くらまし”という名の怪物!?カラス女にも追い回され、さらには失踪したはずの満大の父・勝も現れ…。次々と起こる事態に巻き込まれ戸惑いながらも、“バベル”に全力で立ち向かう満大。この雑居ビル「バベル九朔」を作ったのは、満大の高祖父・大九朔。果たして、もう一つの世界“バベル”と大九朔との関係は?満大は抗えぬ運命に導かれ、ビルの壮大な秘密に迫っていく。菊池風磨「吾輩の部屋である」以来のシンドラ主演は、2017年のシンドラ「吾輩の部屋である」で、登場人物がたったひとりしか出てこない哲学的コメディをコミカルに明るく演じきり、近年では悲劇の最高峰・舞台「ハムレット」への挑戦も記憶に新しい菊池風磨。原作は、“万城目ワールド”とも評され、個性的な文体と想像力豊かなストーリー展開により完成された本原作の著者で、多くのファンから支持される万城目学。そして、不思議なことが次々に起こる非日常世界を、シリアスとコミカルを絶妙に混ぜ合わせる演出で日常に丁寧に落とし込み、ビルから出ない物語に想像とビジュアルによる広がりをのせる筧昌也。菊池さん演じる主人公・九朔満大は“現実世界”と“バベル(偽りの世界)”を行ったり来たり…。著者の万城目氏自身も「奇書」と称する強力な原作の世界観をそのままに、設定やストーリーを大幅にアレンジ、謎解き×友情×家族の絆が交錯する、まったく新しい映像作品として仕上げた。菊池さんは「前回(「吾輩の部屋である」)は部屋の中から出ることなく、そして、今回はビルの中ということで、デジャヴ感もありますが(笑)ただ、前回はひとりだったので、今回は(まだ発表できませんが)演技派の共演者の方々との掛け合いも見どころ」とコメントし、「主人公と一緒に迷路に迷い込んだような感覚で、楽しんでいただけると思います」とアピール。意気込みを熱く語るスペシャルメッセージも到着している。「バベル九朔」は10月19日より毎週月曜深夜24時59分~日本テレビにて放送。放送後、Huluでも配信。(text:cinemacafe.net)
2020年09月04日【宇月田麻裕コラム:宿曜占星術で読む「相性」vol.46】6月の生田斗真さんと清野菜名さんの結婚報道。びっくりなニュースでしたが、10歳という年齢差も話題になりましたね。7月に入籍した武田真治さんと静まなみさんは、なんと22歳差!みなさんの中にも、年上男性との結婚を考えている人もいるでしょう。余裕のある大人の男性って憧れますよね。今回のテーマは「年の差結婚」。占いサイト『魔性の宿曜』を監修する宇月田麻裕先生に3組の相性を観ていただきました。■友達夫婦として楽しい時間を過ごせる武田真治(1972年12月18日)×静まなみ(1994年9月14日)武田真治さんは参宿、静まなみさんは女宿。友衰の遠距離になります。2人の相性は良好です。友衰という相性は基本、趣味や感性が合うので、初めて会ったときから「一緒にいて楽しい」と感じられる相手と言えます。友達夫婦として楽しい時間を過ごせるでしょう。さらには、参宿と女宿の2つの宿の特性が、一般的な友衰の関係よりもしっくりと来て、いい影響を与えていきます。2人は22歳の年の差がありますが、ジェネレーションギャップを感じることなく、趣味を共有でき、お互いにサポートしたりされたり、ということが成立する相手です。参宿は好奇心が旺盛で、何でも、どんな仕事でもチャレンジしていきます。女宿は自分磨きをし続けられる努力家。2人の、自身にストイックに向き合う部分はよく似ています。また、女宿はケンカの仲裁に入るようなところもあるので、なるべくならケンカやトラブルを起こさないようにと努力も怠りません。そのため、ストイックな割に、この2人の間には、平和で楽しい時間が流れていくのです。年齢は静さんのほうが下ですが、実は関係としては彼女のほうが年上のような感じになります。ただしこの2人、武田さんが他所を向いたり、自分のことや仕事に入れ込みすぎて、静さんをおざなりにしてしまったら、彼女の堪忍袋の緒が切れて、彼に大きなパンチが入るかもしれません。■大きな力によって惹きつけ合う関係生田斗真(1984年10月7日)×清野菜名(1994年10月14日)生田斗真さんは婁宿、清野菜名さんは室宿。安壊の近距離になり、この2人の関係は相性としては良くありません。ただし、以前も何度かお話していますが、この安壊は、芸能人カップルにはとても多い相性。刺激や経験を積んで表現をしていく芸能人にとっては、逆にいい相性に転じることもあります。2人の場合は、出会ってから結婚まで5年という時間を費やしています。2015年1月にドラマの共演で知り合った生田さんと清野さん。当時、彼女は20歳という若さで、しかも女優として、これから成長していく段階。結婚するまでに、大きな障害や乗り越えなくてはならない問題も多かったようです。それが安壊の相性の特徴とするところ。大きな力によって惹きつけ合うのですが、同時に障害や問題も発生しやすくて、それを一つ一つ乗り越えていく必要があります。生田さんは女優として成功するまで彼女を待ち、環境を整えていきました。もともと婁宿には人をコーディネートしていくという能力があるので、さほど難しいことではなかったでしょう。清野さんは室宿。目的に向かって突進していくタイプです。アクション女優という夢があったため、彼女のほうも、まずはその目標に向かって邁進していこうと決心したに違いありません。そして、女優として世間に認められた段階で、次の目標である結婚に向かっていきました。彼が5年かけて彼女を見守り、成長をサポートできたのは、10歳という年の差もありますが、婁宿という宿の特性も大きいのです。■出会ったときから、波長が合う関係市村正親(1949年1月28日)×篠原涼子(1973年8月13日)市村正親さんと篠原涼子さんは同じ本命宿。室宿同士で「命」の相性になります。2人が出会ったのは舞台「ハムレット」の共演。「命」という相性から見ると、出会ったときから「感覚が似ている」「波長が合う」と感じたはずです。この舞台をきっかけにして2人は急接近。24歳という親子ほど年が違う同士の結婚が話題になりました。さて、この2人の宿「室宿」の特性ですが、エネルギーか強く、目的を見つけると猪突猛進。年の差があれ、過去がどうであれ、結婚という目標に向かって猛進していきます。もちろん同じ宿なので、そのエネルギーも突進力も同等です。さらに篠原さんにとっては、役者の大先輩である市村さんの演技の経験やアドバイスは欲しくて仕方ないものに違いありません。やがて、受け取ったものがベースとなり、主役として大活躍するほどに成長していきました。もちろん市村さんにとっても、同じ宿の彼女は、自分のことを深く理解をしてくれる相手。手放したくないと感じたでしょう。気をつけなくてはならないのは、同じ感性を持つ者同士なので、反面教師になるケースもあること。室宿の場合は、その点はあまり気にしなくてもいいかと思いますが、もし嫌な部分が目についてしまったら、少し距離を取ったほうが関係は続きやすいでしょう。■年上の彼とあなたの相性は?年の差結婚は、周囲の目が気にならないか、話は合うのか、なんてことも思いますが、2人がしっくり来ていて幸せなら問題なし!上記を読むと、どのカップルも出会うべくして出会ったように感じられますよね。あなたと好きな人の場合は?占いサイト『魔性の宿曜』で相性をチェックしてみてはいかがでしょうか。プロフィール:宇月田麻裕皇室関係の家庭で育つ。学生時代から東洋・西洋の占いに関心を持ち、特に宿曜経の研究を積み重ね、「宿曜占星術」の若き第一人者として知られるようになる。現在、開運研究家、タレント、作家としてマスコミで活躍、読売新聞日曜版連載、TBSテレビ「はやドキ」(ぐでたま占い)を監修中。
2020年07月28日10月15日(木)より、東京芸術劇場30周年記念公演「真夏の夜の夢」の上演が決定。東京を皮切りに、新潟、兵庫、札幌などでも公演が行われる。創業130年の割烹料理屋「ハナキン」。その娘・ときたまご(ハーミア)には許婚がいた。板前のデミ(デミトーリアス)である。デミはときたまごを愛していたが、彼女は板前のライ(ライサンダー)に恋心を寄せていた。ときたまごとライは〈富士の麓〉の「知られざる森」(アーデンの森)へ駆け落ちする。それをデミと彼に恋をしている娘・そぼろ(ヘレナ)が追いかける。森では、妖精のオーベロンとタイテーニアが可愛い拾い子をめぐって喧嘩中。オーベロンは媚薬を使ってタイテーニアに悪戯をしようと企み、妖精のパックに命令す。ついでにそぼろに冷たくするデミにも媚薬を使おうと思いつく。しかし、悪魔メフィストフェレスが現れ、パックの役目を盗みとる。そこに「ハナキン」に出入りしている業者の面々が結婚式の余興の稽古にやって来て…。本作は、シェイクスピアの喜劇「真夏の夜の夢」を、野田秀樹がダイナミックに翻案した作品で、1992年に初演。舞台を日本に置き換えただけでなく、全くの別作品であるゲーテの「ファウスト」に登場するキャラクター、悪魔・メフィストフェレスを乱入させたり、原作ではあまり表現されていない嫉妬や憎悪といった負の感情の表現で終末論を感じさせたりと、大胆に換骨奪胎した。演出を手掛けるのは、ルーマニア演劇界を代表する演出家のひとりシルヴィウ・プルカレーテ。これまで、お互いの国での上演のたびに親交を深めてきた野田さんとプルカレーテが、ついに初タッグを組むことに。キャストには、原作ではヘレナにあたる娘そぼろ役を、「ハムレット」「ロミオとジュリエット」などの名作舞台にも出演する鈴木杏。ハーミアにあたる割烹料理屋の娘ときたまご役を、「ウエスト・サイド・ストーリー」への出演も注目を集めた北乃きい。デミトリアスにあたるときたまごの許嫁、板前のデミ役を、「わたし、定時で帰ります。」「テセウスの船」などに出演する加治将樹。ライサンダーにあたるときたまごと愛し合う青年・板前のライ役を、「ミュージカル テニスの王子様」「嵐が丘」など様々な舞台作品に出演する矢崎広が演じる。ほかにも、今井朋彦、加藤諒、手塚とおる、壤晴彦らが参加する。東京芸術劇場30周年記念公演「真夏の夜の夢」は10月15日(木)~11月1日(日)東京芸術劇場プレイハウスにて上演。※ほか、新潟、松本、兵庫、札幌、宮城公演あり(cinemacafe.net)
2020年06月21日“おうち時間”が増えたこの期間、みんなはどんな映画/ドラマ作品を見ているのか?“おうち時間”がもっと楽しくなるように、シネマカフェでは自宅での過ごし方や最近観た作品についてのアンケート取材を実施!今回は俳優の溝端淳平さんに回答いただきました。――最近観た作品は何ですか?「ブレイキング・バッド」――おすすめポイントを教えてください。“荒野にブリーフ姿の銃を持った中年男性”というオープニングです。どんな展開になるのか予想を立てながら見ましたが、決して派手ではないし、サスペンスでもアクションでもコメディでもない、じっとりまとわりついて来るような作風がたまらなくいいです。地味ながらも真面目に生きてきた化学教師が、癌宣告を受けたことをキッカケにこれまで自分の中で押さえ込んできた悪に徐々に染まっていく。常に善と悪が紙一重に描かれていて、はじめて「ハムレット」を観たときの衝撃に近いものを感じました。こんなに後半にかけて面白さが加速していく作品もはじめてでした。――これから観たいと思っている作品は?『アリラン』『復活の日』『人間の証明』『チェイサー』韓国映画やまだ見ていない邦画の名作を中心に見たいと思ってます。――溝端淳平さんのおうちの過ごし方を教えてください。明るいうちは室内でできる範囲でトレーニングをして、自炊が多いのでちょっと遠めのスーパーまで歩いていっています。それ以外は主に読書、映画ドラマ観賞をしています。あと実家にいる姪っ子甥っ子たちにどうぶつの森をプレゼントして、たまにネットで一緒にプレイしてます。大人以上に子どもたちがどれだけストレスを抱えてるか痛感します。早く元の生活が戻ることを心から願ってます。(text:cinemacafe.net)
2020年06月04日エス・テー・デュポン(S.T. Dupont)が、新作ペンコレクション「スウォード」の誕生に伴い、限定コレクション「シェイクスピア」を2020年3月21日(土)に発売する。なお、「シェイクスピア」は新店舗である、日本橋三越本店にて3月18日(水)より先行販売される。新たなペンコレクション「スウォード」はイギリスの作家、エドワード・ブルワー=リットンの”The pen is mightier than the sword.(ペンは剣より強し)”という名言にインスパイアされて誕生した。ペンが思考や感情を表現する強い武器であることを表現している。「スウォード」初の限定コレクションは「シェイクスピア」だ。今回のアイテムには、代表的な戯曲「ハムレット」の有名なシーンを象徴する髑髏が施されている。コレクションには「スウォード」ペンに加えて、「ライン2」ライターもラインナップ。「スウォード」ペンはボールペン、ローラーボールペン、日本橋三越本店限定の万年筆が展開される。キャップトップに髑髏、ボディにはシェイクスピアのサインがデザインされている。またライターは、側面に髑髏を飾り、ローラーにシェイクスピアのサインを刻んでいる。各アイテムは、シェイクスピアの誕生年にちなんで、世界限定1,564個で販売される。【詳細】エス・テー・デュポン 新作ペン「スウォード」限定コレクション「シェイクスピア」発売日:2020年3月21日(土)取り扱い:エス・テー・デュポン各店舗価格:・「スウォード シェイクスピア」ペンボールペン 188,000円+税、ローラーボールペン 204,000円+税、万年筆 253,000円+税・「ライン2 シェイクスピア」ライター 274,000円+税カラー:イエローゴールド、ナチュラルラッカー、グリッターダスト※各商品世界限定1,564点※万年筆は日本橋三越本店限定で発売。■先行販売場所:エス・テー・デュポン 日本橋三越本店の店舗情報オープン日:2020年3月18日(水)住所:東京都中央区日本橋室町1-4-1 日本橋三越本店本館1F営業時間:10:00~19:30(百貨店に準ずる)定休日:百貨店に準ずる※問い合わせ先は3月18日(水)以降、オフィシャルサイトにて掲載予定。オープン記念ギフト:限定「シェイクスピア」万年筆の購入者先着10名に人気のライター「ライン2」を象ったキーホルダーを、エス・テー・デュポン製品を38,500円(税込)以上の購入者先着20名にオリジナルノートブックをプレゼント。【問い合わせ先】エス・テー・デュポン 銀座ブティックTEL:03-3575-0460
2020年03月14日新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から劇場を閉鎖していたBunkamuraル・シネマが再開、公開延期となっていた『シェイクスピアの庭』が3月11日(水)より公開決定。併せて、稀代のシェイクスピア俳優である監督・主演のケネス・ブラナーが、特殊メイクによってシェイクスピアへと変貌していく貴重なメイキング映像も到着した。本作は、「ヘンリー八世」上演中にグローブ座を焼き尽くした大火災の後に断筆、故郷で過ごしたシェイクスピアの知られざる最期の日々を、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー出身で、舞台はもちろん『ヘンリー五世』『から騒ぎ』『ハムレット』など映画でもシェイクスピア作品と深く関わってきたケネス・ブラナーが監督・主演。10代の頃からシェイクスピアに魅了されてきた生粋のシェイクスピア俳優であるケネス。今回満を持して自らがシェイクスピアを演じるにあたり、「神格化したシェイクスピアではなく、あくまでも生身の人間として描く」ことに注力したという。情熱とロマンに溢れ、知的活力がみなぎる戯曲を書くことができる作家を、一人の人間として描こうと考えたと語っている。役作りにおいては、ロンドンのナショナル・ポートレイト・ギャラリーにあるチャンドス肖像画を参考にしたといい、「あの肖像画を何度も見にいくうちに、ウィリアム・シェイクスピアの魂がそこにある気がしてきたのです。見た目を再現することが彼を存在させることになり、私を知っている観客には私を感じさせないことが、実際の彼に近づくことになると考えました。広い額、縮れて波打つ髪、髭、細長い鼻……、できるだけ同じ外見にしようとしました」とも語っている。このたび解禁となるメイキング映像内では、ケネスがシェイクスピアへと変貌していく特殊メイクの過程を捉えつつ、「ケネスは誰よりも上手にシェイクスピアを演じた。まるで生き写し」と確信を込めてコメントする年上の妻アンを演じたジュディ・デンチの姿が。さらに、「シェイクスピアを演じた俳優は大勢いるが、現代の俳優ではブラナーが一番だ」と太鼓判を押す、サウサンプトン伯爵役のイアン・マッケランの姿が収められている。『シェイクスピアの庭』は3月11日(水)よりBunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開(横浜シネマ・ジャック&ベティでは現在公開中)。(text:cinemacafe.net)■関連作品:シェイクスピアの庭 2020年3月6日より全国にて順次公開© 2018 TKBC Limited. All Rights Reserved.
2020年03月11日映画『さんかく窓の外側は夜』が、2020年10月30日(金)に全国公開される。岡田将生×志尊淳がW主演。「さんかく窓の外側は夜」実写映画化、“除霊”謎解きミステリーコミックス100万部を超え圧倒的ファンを抱えるヤマシタトモコによる漫画「さんかく窓の外側は夜」を実写映画化。霊を祓うことができる男=冷川(ひやかわ)と、霊を視ることができる男=三角(みかど)のふたりが、“除霊”を使って謎や事件を解決していくミステリー・エンターテイメント作品だ。霊が「視える男」と「祓える男」の心霊探偵バディ、そして呪い屋の女子高生。3人が出合い、運命が動き出す。連続殺人事件と呪いの謎に隠された、驚きの真実とは――?ストーリー書店で働く三角康介は、一見普通の青年だが、幼い頃から幽霊が見える特異体質に悩まされていた。ある日、書店に除霊師・冷川理人がやってくる。「私といれば怖くなくなりますよ」の一言で、三角は冷川と除霊作業の仕事を共にすることになる。そんな中、ふたりは刑事・半澤より一年前に起きた連続殺人事件の話を持ち掛けられる。調査をはじめたふたりは、やがて遺体を発見するが、その遺体には呪いがかけられていたのだ。真相を探るふたりに度々聴こえてくる死んだ殺人犯の声。そしてふたりはある言葉にたどりつく―――。「ヒウラエリカに....だまされた....」。それはふたりがこれまでの除霊作業で度々耳にしてきた名前だった。彼女は何者なのか?彼女の目的は?ふたりはこの事件を解明できるのか…?岡田将生、志尊淳が心霊探偵バディに冷川理人役:岡田将生霊を怖れる三角を“霊祓い”の仕事に勧誘するスゴ腕の除霊師・冷川理人役を演じるのは岡田将生。『銀魂』シリーズや映画『家族のはなし』、舞台『ハムレット』にも出演してきた岡田は本作出演に際し、「脚本、原作を読ませていただいた時に映像化したら面白くなるなと思いました。リアルとアンリアルの狭間でどう作っていくか今からとてもわくわくしています」とコメントしている。三角康介役:志尊淳突然目の前に現れた冷川と除霊バディを組まされることになる、霊が視える書店員の三角康介役は、映画『HiGH&LOW THE WORST』や『フォルトゥナの瞳』、『劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』など話題作への出演が続く志尊淳。昔から霊が視えてしまう体質ながら霊が怖くて仕方がない男を演じる志尊は、「三角が抱いてる様々な葛藤を、成長していく瞬間を、全力で伝えていきたいと思います。凄いものになりそうです。お楽しみに」と意気込みを語っている。平手友梨奈が“呪い屋”女子高生ヒウラエリカ役:平手友梨奈ストーリーの鍵を握るヒロイン・ヒウラエリカ役は、『響 –HIBIKI-』から2年ぶりの映画出演となる平手友梨奈。『さんかく窓の外側は夜』が、欅坂46を脱退し個人としての活動第1弾となる。一見普通に見えるが心に闇を持ち“呪いを操る”女子高生・ヒウラエリカをどう演じていくのか、期待が高まる。平手は、出演にあたり次のようにコメント。「ヒウラエリカ役のオファーを頂いたとき、最初は本当に自分で大丈夫なのか、という不安が大きかったです。でも、ヒウラエリカが抱える”想い”と、純粋にこの素敵な作品を届けたいと思いました。自分にとっても新しい挑戦ですし、監督と初めてお会いした時に、監督も新しい挑戦とおっしゃっていたことも、私の背中を押してくれたような気がします。登場する様々なキャラクターがどう交わっていくかを楽しみにして頂けたら幸いです」。脇を固める豪華俳優陣豪華俳優陣が演じる事件のカギを握る重要人物にも注目だ。半澤日路輝役(滝藤賢一):冷川・三角へ協力を仰ぎながら共に事件の謎を追う刑事。石黒哲哉役(筒井道隆):ある宗教団体の代表で、エリカを“呪い屋”へと導く、謎めいた人物。非浦松男役(マキタスポーツ):石黒の宗教団体に所属するエリカの父。エリカの力を利用し、石黒に取り入ろうとする。逆木一臣役(新納慎也):エリカのボディガードで、呪い屋として暗躍するエリカの身を守ることが任務。半澤冴子役(桜井ユキ):半澤の妻。半澤が唯一信頼し心の拠り所にしている存在。三角則子役(和久井映見):三角康介の母。息子が“霊が視える”特異体質であることはまったく知らない。監督は森ガキ侑大、脚本は相沢友子監督は、映画『おじいちゃん、死んじゃったって。』やドラマ「時効警察はじめました」なども手掛けた森ガキ侑大が務め、脚本は『重力ピエロ』『プリンセストヨトミ』『本能寺ホテル』といった映画作品も手掛けてきた相沢友子が担当する。【詳細】映画『さんかく窓の外側は夜』公開日:2020年10月30日(金)出演:岡田将生、志尊淳、平手友梨奈、滝藤賢一、筒井道隆、マキタスポーツ、新納慎也、桜井ユキ、和久井映見監督:森ガキ侑大脚本:相沢友子原作:ヤマシタトモコ「さんかく窓の外側は夜」(リブレ刊)配給:松竹
2020年03月07日いまもなお愛され続ける英国の文豪ウィリアム・シェイクスピアが、故郷で過ごした晩年を描く『シェイクスピアの庭』。この度、本作の監督・主演であるケネス・ブラナーと、年上妻を演じた名女優ジュディ・デンチが語る特別映像が到着した。「ヘンリー八世」上演中にグローブ座を焼き尽くした大火災の後に断筆し、故郷ストラットフォード・アポン・エイヴォンで過ごした知られざる最期の日々を、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー出身で、舞台はもちろん、映画『ヘンリー五世』『から騒ぎ』『ハムレット』などシェイクスピア作品と深く関わってきたケネス・ブラナーが映画化。一方、ジュディ・デンチといえば、オールド・ヴィック・シアターの舞台「ハムレット」でオフィーリア役を演じてから50余年、古典劇と現代劇の両方を見事に演じ、観客・批評家の両方から愛されてきたベテラン。『恋におちたシェイクスピア』(’98)では米アカデミー賞助演女優賞受賞、2016年にはローレンス・オリヴィエ賞で史上最多8度目の受賞を果たした英国を代表する大女優。本作では、シェイクスピアの8つ年上の妻アンを演じている。ブラナーとはロイヤル・シェイクスピア・カンパニー時代から共演を重ね、すでに35年以上のキャリアを共にした仲。ブラナーにとってデンチは“シェイクスピア劇の達人”として、絶大な信頼を寄せる存在でもある。デンチも、本作の出演オファーを受ける際、ブラナー本人が車で自宅まで来ると聞き「ガソリンの無駄使いはやめて、出ます」と即答したという。今回解禁となる特別映像内では、デンチが「ハムネットの死を扱ったのは、この作品が初めて」と、夭折したシェイクスピアの実の息子について触れながら、脚本を称賛。また、ブラナーはシェイクスピアの成功者としての一面よりも、彼の「トラウマから引き起こされた出来事に魅力を感じた」と本作の企画の意図について述べ、妻や娘たちに翻弄される“人間シェイクスピア”を描いた「家族の物語」であると語っている。『シェイクスピアの庭』は3月6日(金)よりBunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:シェイクスピアの庭 2020年3月6日よりBunkamura ル・シネマほか全国にて順次公開© 2018 TKBC Limited. All Rights Reserved.
2020年02月26日「『HAMLET-ハムレット-』で主演を務めた菊池さんの評価がすごく高まっていますね。すでに来年の舞台の噂も出ていますし、ジャニーズで舞台に定評のある岡本健一さん(50)や森田剛さん(40)、生田斗真さん(35)の後に続くんじゃないかと言われています」(テレビ局関係者)19年、初の主演舞台『HAMLET-ハムレット-』が大好評となったSexy Zoneの菊池風磨(24)。挑んだのはシェイクスピア舞台の王道作品だった。「演出家の森新太郎氏(43)は芸術選奨新人賞や読売演劇大賞などを受賞し、厳しいことでも知られています。そのため当初は『菊池くんは大丈夫だろうか』と心配の声も上がっていました」(スポーツ紙記者)初日公演が台風で延期になるなどアクシデントもあったが、座長としての役割をまっとう。季節の果物や限定のスイーツを差し入れするなど、気遣いも見せていたという。「同じグループのメンバーからは『ハムレットは羨ましい!』と言われていたようですが、本人は相当なプレッシャーがあったようです。その反動か、打ち上げでは大盛り上がり。森さんと熱く演劇論をかわしていたと聞きました」(舞台関係者)ジャニーズ事務所としても2020年は、次世代の活躍が期待されている。「ジャニー喜多川さん(享年87)がミュージカル志向ということもあって、事務所の中でも舞台に対するウエイトは大きい。世間的には音楽番組も減っていくなか、ドラマや映画の主演は他事務所を含めての争奪戦となっています。また、司会者の枠もライバルは多いですからね。ここで結果を出した菊池さんには大きなアドバンテージがあるといえるでしょう」(芸能関係者)また今後の菊池を考える上で、モデルケースになりそうなのが生田斗真や風間俊介(36)だという。「生田さんは劇団☆新感線の常連役者ですし、生粋の舞台役者といった印象です。風間さんも舞台経験が豊富ですし、『朝顔』(フジテレビ系)で演じたような“主演をたてる演技”がピカイチ。2人ともジャニーズとしては異質の“グループに属さない俳優”ですが、しっかりと結果を残しています。今後は菊池さんが“グループに属しながら舞台でも活動する”というパイオニアになるかもしれませんね」(前同・芸能関係者)
2019年12月27日ジャンルにとらわれずに多方面で活躍する3人のゲストが、それぞれの立場から自由気ままに語り合うトークドキュメンタリー「ボクらの時代」の12月22日(日)放送回は、「劇団EXILE」の青柳翔、町田啓太、鈴木伸之の3人によるトークをお届けする。「VOCAL BATTLE AUDITION」に参加、そこから歌と演技のレッスンを続け劇団EXILE華組のメンバーとなると、「ろくでなしBLUES」や「ワイルド・ヒーローズ」などへの出演を経て一大プロジェクトである「HiGH&LOW」シリーズで九十九役を演じ、『たたら侍』では主演に抜擢。今年は「ハムレット」など舞台でも活躍した青柳さん。大学時代、ダンスサークルで活動。EXPGでダンスや演技のレッスンを受け「第3回劇団EXILEオーディション」を経て劇団EXILEに加入。「HiGH&LOW」や「PRINCE OF LEGEND」シリーズをはじめ連続テレビ小説「花子とアン」や大河ドラマ「西郷どん」、「中学聖日記」などに出演してきた町田さん。「第3回劇団EXILEオーディション」で俳優の道に足を踏み入れ「あなたのことはそれほど」で演じた幼なじみと不倫する青年役や『東京喰種 トーキョーグール』への出演で人気に。「今日から俺は!!」「ラジエーションハウス」「G線上のあなたと私」と出演作がいずれも話題を呼んでいる鈴木さん。同じ劇団の仲間として親交も深い3人が今回は「劇団EXILE」のオーディションを受けた際のエピソードや、これまでの俳優経験で思い出に残っている出来事について語り合う。各々が映画、ドラマ、舞台で活躍する「劇団EXILE」メンバーが初となる全メンバー出演、原案プロデュースも務める舞台「勇者のために鐘は鳴る」が2020年1月24日(金)から上演される。同作は気がつくとゲームの中の世界に入っていた9人の男達が、元の世界に戻ろうと勇者になってモンスターを倒しながらゴールを目指すが、ゴールが目前に迫った時まさかの事実が判明する…というもの。東京公演は1月24日(金)~2月2日(日)までTBS赤坂ACTシアターで、続いて大阪公演が2020年2月13日(木)~2月16日(日)まで梅田芸術劇場メインホールで行われる。これまで発表されてきた日程に加え、1月29日(水)14時からの東京公演と、2月14日(金)14時からの大阪公演がそれぞれ追加となった。「ボクらの時代」は12月22日(日)7時~フジテレビで放送。(笠緒)
2019年12月21日リーディングシェイクスピア「ロミオとジュリエット」が12月17日(火)より22日(日)まで東京・サンシャイン劇場にて上演される。「ロミオとジュリエット」は言わずとしれた劇作家ウィリアム・シェイクスピアの名作戯曲。その作品を第一線で活躍中の人気声優が回替わりで出演し、リーディング形式で上演する。本作の構成、演出を担当する深作健太、また一部の出演者から本公演に対する意気込みを聞いた。リーディングシェイクスピア「ロミオとジュリエット」のチケット情報<構成・演出 深作健太>活躍する素敵な声優さん達と、朗読劇を御一緒するようになって三年目。一月の『ハムレット』に続き、十二月はいよいよ『ロミジュリ』です。この公演で、初めてシェイクスピアに触れる、そんなお客様も多いかと思います。いま世界中で〈格差〉が意識され、国境の〈壁〉が甦ろうとしている時代。遠い海の向こうの物語としてではなく、僕たち自身の物語として、心の〈壁〉を壊し、〈橋〉を架ける、そんな公演になればと思います。<田中美海>切なくも激しいロミジュリの朗読を演じることができてとても嬉しいです。非常に劇的なお話しなので台詞の言い回しなど、情熱に溢れる舞台に出来たらいいなと思います。動きもかなり多くなるということで、頑張ります…!<中島ヨシキ>誰もが知る名作が、朗読という表現でどう生まれ変わるのか、とても楽しみです。ロミオを演じられることもなかなかない機会だと思うので、噛み締めながら大切に演じさせていただきます。<夏川椎菜>憧れのジュリエット……!演じられることがとても幸せです。普段は声のみでお届けする朗読劇ですが、今回は動きもたくさんついていて、感情の動きや、行動の動機が想像しやすくなっていると思います!多くの人に知られているロミオとジュリエットだからこそ、深作さんの解釈や演出を再現できるように努めていけたらなと思いますし、その中に自分なりのジュリエットの解釈も盛り込んで演じていければと思います。<野上翔>恐らく「名前を聞いたことがない」という方がいらっしゃらないであろう世界的な名作に、今回朗読劇という形で参加させていただけて大変光栄です。皆様の心に残る朗読劇になるよう誠心誠意努めてまいります。<八代拓>僕は以前からシェイクスピアの朗読劇をしてみたいと思っていましたので、今回の公演に出演できて本当に嬉しいです。言わずと知れた名作、たくさんの方が演じられてきたロミオという役、自分の中でしっかりと向き合いながら朗読劇を作っていけたらなと思っています。是非たくさんの方に聴きにきていただけたら嬉しいです!
2019年12月16日ファンレターやファンイベント、SNSなど、様々なファンの言葉に触れる機会が多い中、どんな言葉が嬉しいのか、俳優・タレントに聞いていく連載『心に残るファンからの言葉』。今回は9人全員で初プロデュース舞台『勇者のために鐘は鳴る』を上演する劇団EXILEの青柳翔、町田啓太、佐藤寛太に話を聞いた。「僕は、読んでいる本をたまにブログやインスタとかにたまに載せるので、『センスがいいね』とか、『あれ、読みました』とか言われると、嬉しいです」と答えたのは、最年少の佐藤。また青柳は「握手会に何回も来てくれた方がいて、握手をしても恥ずかしいのか目線を合わせてくれなかったんですが、その方の名前を覚えたので、何回目かに来られた時に、名前を呼んで『ありがとうございます』と言ったら、泣き崩れてしまったんです」と、実際に自分の握手会でのエピソードを振り返る。「こんなに並んでくれて、喜んでくれたのは嬉しいなと思いました」という青柳の話に、町田と佐藤も感心した。また、佐藤が町田に「『いい眉毛ですね』はどうですか?」と質問すると、町田は「嬉しいですね」と答え、佐藤は「見たことないくらい、いい眉毛ですもんね!」と太鼓判。町田は改めて「単純に『楽しかった』とか『面白かった』とか、何気ない言葉が嬉しいです。言葉もそうですけど、お顔をみたらわかるじゃないですか。1回言葉交わすために会いにきてくださったり、感極まって、泣いてしまう方とかもいて、『そんなに!?』というくらい」と感謝する。町田が「僕、人生の中でそうなったことがない。誰かに会って号泣するとかないじゃないですか」と話を振ると、青柳も「好きなアーティストさんのCDを買うことはあるけど、新幹線に乗って、ホテルを取って、グッズを買って……という経験がないから、本当にありがたいなと思う」と同意する。町田は「そのくらいの気持ちなんだと思ったら、『俺なんかですいません』と思いつつも、いつも『もっと頑張ります』と思います」と語った。■青柳翔1985年4月12日生まれ北海道出身。2009年、舞台『あたっくNo.1』で俳優デビュー。その後劇団EXILEメンバーとして活動。映画『今日、恋をはじめます』で第22回日本映画批評家大賞 新人男優賞を受賞。ドラマ『ファーストクラス』(14)、『目玉焼きの黄身いつつぶす?』(17)、『食い逃げキラー』『あなたには渡さない』『プラスティック・スマイル』『悪党 ~加害者追跡調査~』(18)、映画『たたら侍』『MR.LONG/ミスター?ロン』(17)、舞台『MONSTER MATES』『ハムレット』(18)などに出演。歌手としても活躍する。■町田啓太1990年7月4日生まれ、群馬県出身。2010年に「第3回劇団EXILEオーディション」に合格後、ドラマ『ろくでなしBLUES』(11)、NHK連続テレビ小説『花子とアン』(14)、『人は見た目が100パーセント』(17)、『女子的生活』(18)、大河ドラマ『西郷どん』(18)、映画『OVER DRIVE』(18)、『中学聖日記』(TBS)などの話題作に出演。映画公開待機作に『前田建設ファンタジー営業部』(2020年1月31日公開)がある。1st写真集『BASIC』が発売中。■佐藤寛太1996年6月16日生まれ、福岡県出身。2015年より劇団EXILEメンバーとして活躍している。映画『HiGH&LOW THE MOVIE』(16)に出演し、『イタズラなKiss THE MOVIE』シリーズ(16)で初主演を務めた。映画『わたしに××しなさい!』『走れ! T校バスケット部』『家族のはなし』『jam』(18年)、『今日も嫌がらせ弁当』『いのちスケッチ』(19年)、ドラマ『探偵が早すぎる』(18年)、『僕の初恋をキミに捧ぐ』『ラッパーに噛まれたらラッパーになるドラマ』(19年)と続々出演し、2020年には出演ドラマ『駐在刑事 Season2』(テレビ東京)、『NHK福岡放送局開局90周年記念ドラマパート1 ~となりのマサラ~』(NHK)が放送される。
2019年12月11日文豪ウィリアム・シェイクスピアの知られざる最期の日々を描いた、ケネス・ブラナー監督・主演作『ALL IS TRUE』が邦題を『シェイクスピアの庭』として公開されることが決定した。没後400年以上を経て、いまもなお愛され続ける幾多の名作を世に送り出した英国の偉大な文豪、ウィリアム・シェイクスピア。本作では、「ヘンリー八世」上演中にグローブ座を焼き尽くした大火災の後に断筆した、シェイクスピアの知られざる最期の日々を描く。監督・主演を務めるのは、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー出身で、舞台はもちろん、『ヘンリー五世』『から騒ぎ』『ハムレット』など映画でも監督・主演としてシェイクスピア作品と深く関わってきたケネス・ブラナー。「才能に溢れたシェイクスピアは、なぜ49歳の若さで引退したのか?」というブラナーの抱いた疑問から生まれた本作は、断筆したシェイクスピアがロンドンを去り、故郷ストラトフォード・アポン・エイヴォンで過ごした人生最期の3年間にスポットをあてた、心揺さぶる感動作に仕上がっている。シェイクスピアの妻アンを演じるのは、『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』『オリエント急行殺人事件』などに出演し、『恋におちたシェイクスピア』では米アカデミー賞助演女優賞に輝き、2016年ローレンス・オリヴィエ賞で史上最多8度目の受賞を果たした大女優ジュディ・デンチ。シェイクスピアの「ソネット集」の“美青年”のモデル、サウサンプトン伯爵に扮するのは、『美女と野獣』や『X-MEN』シリーズに出演し、映画・演劇・TVドラマなどでゴールデングローブ賞やトニー賞など60以上の受賞歴をもつ『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの名優イアン・マッケラン。また、衣装を『ある公爵夫人の生涯』で米アカデミー賞を獲得したマイケル・オコナー、音楽を『ハムレット』『いつか晴れた日に』で米アカデミー賞候補となったパトリック・ドイルが担当するなど、キャスト・スタッフともに名だたる才能が集結し、「シェイクスピアの晩年を描く初めての映画」というブラナーの“悲願のプロジェクト”を完成させた。『シェイクスピアの庭』は2020年3月6日(金)よりBunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2019年12月10日彩の国シェイクスピア・シリーズ 第35弾『ヘンリー八世』が2020年春に上演される。トマス・クランマー役の金子大地に話を聞いた。「ヘンリー八世」チケット情報本作は、蜷川幸雄のもと1998年にスタートし、2017年12月からは吉田鋼太郎が演出を手掛ける彩の国シェイクスピア・シリーズの第35弾。歴史劇にしては珍しく戦争の描写がなく、ヘンリー八世をめぐる英国王家のスキャンダルと、その裏に交錯する欲望と謀略、熾烈な地位争いが描かれている。演出は吉田鋼太郎、主演は阿部寛が務める。今回が初舞台で、舞台は「いつか挑戦してみたいと思っていました」という金子。やりたかった理由は「いつも舞台を観た後に、自分にはできる気がしないと思うからです。映像のように“カット割”をせず、空間全体でお芝居している感じがすごいと思いますし、声の出し方も映像とは違う。スタートしたらノンストップですしね。お客様の前で演じることもすごいことだと思います。だからこそ、自分もできるようになりたいと思いました」と明かす。そんな待望のオファーが、ドラマ・映画『おっさんずラブ』でも共演した吉田からのもの。「鋼太郎さんは尊敬する大先輩で、そんな方からオファーしていただけたことが嬉しかったです。初舞台で不安もありますが、鋼太郎さんに『なにか準備したほうがいいことはありますか?』と聞いたら、『なにもない。とりあえず無防備で来て!』と言っていただいて。受け入れてくださっている感じがしました」と笑顔を見せ、「だからこそ、鋼太郎さんに僕を選んでよかったと思っていただけるくらいがんばりたいです」と表情を引き締めた。実は、金子が初めて観た舞台は蜷川幸雄演出のシェイクスピア作品『ハムレット』(2014年/藤原竜也主演)。それ以来、シェイクスピア作品には「何かをさらけ出さないといけないイメージがある。小手先では無理だと思っています」という印象を持つ。だからこそ「初舞台とはいえ、シェイクスピアが好きで作品を観に来る方には関係ないことだと思います。いいものにしたいです」と意気込み、「お客様には『楽しみにしていてください』と言いたいです」と語った。「阿部寛さんと初めて共演できるのも嬉しいです。ずっとテレビでも映画でも拝見していたので。初めてご挨拶したときに、やさしく『一緒にがんばろう』と言ってくださって。がんばらなければ!と思いました」と金子が語る『ヘンリー八世』は、2月14日(金)から3月1日(日)まで埼玉・彩の国さいたま芸術劇場大ホール、3月14日(土)、15日(日)に福岡・北九州芸術劇場 大ホール、3月19日(木)から22日(日)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演。チケットは発売中。取材・文:中川實穗
2019年12月02日●町田・佐藤の演出は青柳の判断に?それぞれにドラマ・映画・舞台など幅広く活躍する劇団EXILE(青柳翔、秋山真太郎、小澤雄太、鈴木伸之、町田啓太、小野塚勇人、SWAY、八木将康、佐藤寛太)が、この度初の9人全員による舞台『勇者のために鐘は鳴る』を上演する。メンバーが初プロデュースも務める同作では、ゲームの世界に入ってしまった9人の男たちが、元の世界に戻るため勇者となってモンスターを倒していく……というストーリーだが、メンバーたちの意見により今後も様々な意見が盛り込まれ、現在進行形で変化中だという。2020年1月より上演され、6年に1度の大イベントである「LDH PERFECT YEAR 2020」を舞台面から盛り上げることになる同作。今回は青柳翔、町田啓太、佐藤寛太の3人にインタビューし、公演への思いについて話を聞いた。○■次につなげるためにも、期待に応えたい――現時点で、みなさんの演じるキャラクターや、演出面での見どころなどは決まっているんですか?青柳:現時点ではあまり確定したことは言えないのですが、個人個人でいろいろ考えていることもあり、稽古で詰めていくことになるのかな、と思います。町田:どんどん変わっていくんですよね。誰が何をやるのか、まったく読めていないです(笑)。歌やダンスもやらせてもらうかもしれないし、まったくやらせてもらえないかもしれないし、そこは全部青柳さんの判断にかかってます!青柳:そうですね。佐藤:そうなんですか!?(笑)町田:僕と寛太が歌えるかどうかも、青柳さんの判断です。佐藤:それはそうかもしれないです。僕ら、苦手組なので(笑)。青柳:俺は冒頭15分、大太鼓叩いてるから(笑)。町田:その横で、(八木)将康くんが演歌を歌ってるかもしれないですし。佐藤:15分間大太鼓を叩き続けられるのは、本当にガチの方だけですよ。――劇団EXILEが9人全員で公演を行うことは初めてですが、そこに対してはどのような思いがありましたか?佐藤:僕は劇団EXILEに入って5年目なんですが、これまでもずっと「劇団EXILEで公演をやろう」という話はあがってたけど、なかなか実現しなくて。今回、HIROさんに「そろそろ劇団で公演をやったらどう?」と言ってもらって、メンバー全員揃うことが楽しみですし、観に来てくださった方に「劇団EXILEって、こういうテイストの舞台をやるんだ」というインパクトを与えることができたら嬉しいです。今回の舞台でカラーを決められたらと思っていますし、僕らも会議を重ねて、メンバー全員の意見を落とし込んでもらっているので、責任や愛着を感じています。青柳:これだけ一緒にいるのに、初めて9人で舞台ができるのは光栄なことだし、「LDH PERFECT YEAR 2020」においては、初の舞台公演になります。良い公演にしなければという思いは強いですし、今後舞台を続けていくためにも「面白かったね」と言っていただけるようなものにしなければ。初めての9人公演ということで、興味を持って観てくださる方もたくさんいると思うけど、今回が期待通りでなければ、今後公演を行ったとしても、観て下さる方の数は減ってしまうと思うんです。良い意味でも悪い意味でも、我が強い人が多いから、うまく個性が絡んで「なんだ、こいつらは」と思われるような公演にしたいです。町田:「全員、やりたい放題やってるじゃないか」みたいな(笑)。青柳:ただの馬鹿なのか、それとも計算なのか……くらいの域までいければいいなと思います。町田:9人で舞台に立ったこともないですし、寛太とは1回も一緒に舞台をやったことがないので、楽しみです。僕自身も7年ぶりの舞台なので、どうなるのかな。自分たちで作り上げていかなきゃいけない舞台ということで、面白さもあるけど大変さもわかりました。責任を持って、お客様に楽しんで帰っていただける舞台を作れるように、最後まで頑張らなきゃなと思ってやっています。――今回、この3人の間で、お互いに公演にあたって期待していることはありますか?町田:青柳さんはクールな役や怖い役が多いイメージがあるんですけど、実はずっと面白いことを考えている方なので、めっちゃ面白いキャラクターになるんじゃないかな? と、ちょっとわくわくしてます。どんな感じなんだろう?佐藤:青柳さんは、独特の間があるんですよね。僕も青柳さんの間が大好きなんですけど、同じシーンで一緒に演じることはこれまで全然なかったんですよ。『HiGH&LOW』で1シーンあったくらいかな? だから、舞台上で一緒にやると、どうなるのかはすごく楽しみです。青柳:……いや、がんばります!佐藤:(笑)町田:青柳さん、自分の話は早く切り上げたがりですよね(笑)●舞台でのハプニング経験に「怖い!」――青柳さん、佐藤さんは町田さんにどんなところを期待しますか?青柳:本筋を任せることになってくると思うし、それは町田の得意な部分でもあるのかなと思ってるので、一緒に頑張りたいなと思っています。佐藤:ダンスだったり、殺陣だったり、町田さんの持っている幅を一緒に体感したいと思っています。僕も町田さんもダンスが好きなので、舞台上で出せたら嬉しいです。町田:一緒にできたらいいよね。佐藤:町田さんは、剣道もされているんです。僕もこないだ初めて剣を振るう演技を体験して楽しかったので、まだ内容は全然決まってないけど、そういった形でできたらうれしいです。――では、佐藤さんに対しては。青柳:寛太に関しては、等身大の年齢設定でいて欲しいなと思います。町田と寛太は、今、やろうとしている中では、舞台上で絡みやすそうな2人なんです。僕は暴走できる役どころだと思うので、みんなと一緒に舞台を作っていけたらと思います。町田:寛太はもう、無邪気でいてほしいです。佐藤:任せてください。それだけが取り柄なんで!町田:お客様が感情移入できたりもするような役になりそうだとも思いますし、応援できる感じもある。本人が思いっきり楽しんでる姿が1番いいなと思うので、僕も協力できたら楽しくなるんじゃないかなと思います。――佐藤さんは、無邪気さ担当という自負はあるんですか? 他の現場でも「無邪気な佐藤さんがかわいい!」と評判を聞いたりします。佐藤:いや、そんなことはないです。僕はもう、無意識に出ちゃってるのかもしれないです。自覚症状はないんですけどね!(嬉しそう)○■舞台上ではフォローしない!?――これまでに出演した舞台で、印象に残っていることはありますか?佐藤:これまで映像のお仕事をさせてもらうことが多かったのですが、今回の舞台を通して、「9人を生で見たい」と思ってもらえるようなグループでありたいし、個人としてもそうなりたいと思いました。町田:わかる。2時間の公演中、1時間45分くらいはずっと舞台上にいる作品だったのに、途中で1回「あれ」と止まってしまったんです。「これ、後半のセリフ言ってる」と気付いて、「やばい!」と思って、そこから「うわああ~~!!!」と苦しむ振りをして(笑)。何十秒か「思い出せ、俺~!!」と自分に言い聞かせて、ギリギリ巻き返したんですよ! あの時は死ぬかと思いました。全員:(笑)町田:汗どころじゃないよ。目、飛び出るかと思ったもん!――よく巻き返せましたね!町田:本当に、人って絶体絶命の時に力を発揮するものだなと思いました。佐藤:それ、周りの方も助けられないですもんね。町田:全部自分が語らなきゃいけないシーンだったから。恐ろしかったです。青柳:僕は、舞台の本番中に銃の発砲シーンがあったのに、その音が鳴らなかったことがあって。1秒後くらいに「うわあ!!」とリアクションした時が、1番でしたね。町田・佐藤:(爆笑)町田:それはやばい!青柳:それから、舞台中ずっとそのことが頭をよぎって。俺は撃たれた方じゃないからまだよかったけど、撃たれた方もちょっと遅れて「……ああっ!!」となって、俺もそれを聞いて「っああ!!」みたいな(笑)。あのリアクションは心残りです。――それはお客さんも気づかれたんでしょうか?町田:初めて見た方は、演出だととらえるかもしれないですよね。青柳:鳴った体でとらえてくださる方もいるかもしれないけど、たいてい鳴りますからね(笑)。――ハプニングが起こるのは生の舞台ならではでもありますが、9人ならフォローしあえそうですね。町田:むしろ、フォローしないで見守りたいです(笑)。どうやって乗り越えるのか。劇団だからこそ!佐藤:怖い!青柳:楽しみでしょうがない。町田:僕らは、乗り越えてますもん。もし寛太にハプニングがあったら、乗り越えてほしい。佐藤:「パン!(銃を撃つ真似)……あああ~!」って? やだ~!!青柳:裏切るかもしれない。「あれ? 今、(銃声)鳴ってないよね」町田:「聞こえました? 今」佐藤:「……さ、錯覚か!」みたいな(笑)■青柳翔1985年4月12日生まれ北海道出身。2009年、舞台『あたっくNo.1』で俳優デビュー。その後劇団EXILEメンバーとして活動。映画『今日、恋をはじめます』で第22回日本映画批評家大賞 新人男優賞を受賞。ドラマ『ファーストクラス』(14)、『目玉焼きの黄身いつつぶす?』(17)、『食い逃げキラー』『あなたには渡さない』『プラスティック・スマイル』『悪党 ~加害者追跡調査~』(18)、映画『たたら侍』『MR.LONG/ミスター?ロン』(17)、舞台『MONSTER MATES』『ハムレット』(18)などに出演。歌手としても活躍する。■町田啓太1990年7月4日生まれ、群馬県出身。2010年に「第3回劇団EXILEオーディション」に合格後、ドラマ『ろくでなしBLUES』(11)、NHK連続テレビ小説『花子とアン』(14)、『人は見た目が100パーセント』(17)、『女子的生活』(18)、大河ドラマ『西郷どん』(18)、映画『OVER DRIVE』(18)、『中学聖日記』(TBS)などの話題作に出演。映画公開待機作に『前田建設ファンタジー営業部』(2020年1月31日公開)がある。1st写真集『BASIC』が発売中。■佐藤寛太1996年6月16日生まれ、福岡県出身。2015年より劇団EXILEメンバーとして活躍している。映画『HiGH&LOW THE MOVIE』(16)に出演し、『イタズラなKiss THE MOVIE』シリーズ(16)で初主演を務めた。映画『わたしに××しなさい!』『走れ! T校バスケット部』『家族のはなし』『jam』(18年)、『今日も嫌がらせ弁当』『いのちスケッチ』(19年)、ドラマ『探偵が早すぎる』(18年)、『僕の初恋をキミに捧ぐ』『ラッパーに噛まれたらラッパーになるドラマ』(19年)と続々出演し、2020年には出演ドラマ『駐在刑事 Season2』(テレビ東京)、『NHK福岡放送局開局90周年記念ドラマパート1 ~となりのマサラ~』(NHK)が放送される。
2019年11月29日シェイクスピア四大悲劇のひとつとして圧倒的な知名度を誇り、日本でもさまざまな演出で毎年のように上演されている『ハムレット』。本日11月8日に東京・博品館劇場で開幕するのは、独自の美学で個性的な舞台を創出し続ける宝塚歌劇団出身の演出家、荻田浩一が脚本・演出を手がけるミュージカルバージョンだ。『ハムレット』のモデルとなった北欧伝説「アムレート」のイメージを盛り込み、また原作では登場シーンの少ない隣国ノルウェーの王子フォーティンブラスの存在を強調したストーリーになるという。タイトルロールのデンマーク王子に挑むのは、荻田とはミュージカル『アルジャーノンに花束を』でもタッグを組んだ矢田悠祐。今年だけでも岡田将生、松井珠理奈、菊池風磨らが演じてきたこの世界一有名な主人公を、その歌唱力とみずみずしい感性でどう造形するかに注目が集まる。ハムレットに想いを寄せながら悲しい結末を迎えるオフィーリア役は、荻田の前作『イヴ・サンローラン』での好演が記憶に新しい皆本麻帆。ハムレットの母ガートルードと伯父クローディアス/先王ハムレットの亡霊(2役)にはそれぞれ、ベテランの彩輝なおと舘形比呂一が扮するほか、総勢10名のキャストがさまざまな役を演じ分ける。荻田らしい、イマジネーション豊かなミュージカル『ハムレット』になりそうだ。11月18日(月)まで。文:町田麻子
2019年11月08日幕張メッセで開催される「東京コミコン2019」の来日ゲスト第6弾として、ジュード・ロウとイアン・サマーホルダーが来日することが分かった。期間中、全ての日程で来場し、当日は写真撮影会やサイン会も予定されているという。『リプリー』(’99)でアカデミー賞にノミネートされ、一躍有名となったイギリス出身の俳優ジュード。世界的大ヒット作『シャーロック・ホームズ』シリーズでは、ホームズの助手ワトスン医師を演じ大ブレイク。さらに、近年では『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の若かりし頃のダンブルドア役や、『キャプテン・マーベル』ヨン・ロッグ役も話題に。また、映画だけでなく舞台へも活躍の幅を広げており、シェイクスピア劇「ハムレット」でブロードウェイの舞台にも立った人気実力派俳優だ。一方イアンは、飛行機の墜落事故から生き延びた48名の南の孤島でのサバイバルからシーズンを重ね、様々な展開を見せ視聴者を楽しませた「LOST」、美形吸血鬼兄弟と女子高生ヒロインの三角関係を織りなす青春ファンタジー「ヴァンパイア・ダイアリーズ」などの大ヒットドラマに出演する人気俳優。そんないま人気の2人の俳優が、「東京コミコン」へ初参加する。「東京コミコン2019」は11月22日(金)~24日(日)幕張メッセにて開催。(cinemacafe.net)
2019年11月01日歌舞伎の演出家で振付師の藤間勘十郎が演出を手掛ける音楽劇『ハムレット』(作:ウィリアム・シェイクスピア)が10月22日(火・祝)に開幕する。主演・ハムレット役を務める韓国の人気ボーカルユニットCROSS GENE(クロスジン)のキム・ヨンソクに話を聞いた。【チケット情報はこちら】「シェイクスピア作品は初めてで、むちゃくちゃドキドキします!」と日本語で語ってくれたキム。本作への出演を「とても光栄です。『ハムレット』は俳優なら誰でもやりたい作品ですよね。僕は、シェイクスピア作品の中でも『ハムレット』が一番好き」と喜ぶ。本作で特に楽しみにしていることは「やっぱり音楽。『ハムレット』の重いストーリーも、音楽で届けることで、お客さんに届きやすくなるんじゃないかと思うので」。その音楽に演出を手掛ける藤間勘十郎ならではの発想で、生演奏の和楽器の鳴物を加えた上演になるという。「特に心配はしていないです。僕は音楽が大好きだし、自信もありますから。キム・ヨンソクならではの歌を届けられたらと思います」日本では数本の舞台に出演。「シェイクスピア作品はもともと台詞が多いですし、日本語の発音やイントネーションが難しいだろうなと思っています」と明かしながらも、それでも出演を決めた理由は「挑戦です」と笑顔。「僕は俳優として、韓国と日本を行ったり来たりできるようになりたいと思っています。そしていつかはブロードウェイにも出たいです」と言うキムだが、今年8月の日本での舞台(『マイ・バケットリストSeason5』)での経験は「正直言うと大変でした。台詞を覚えるのも一苦労ですし、発音を間違うと相手に届かない。すごく苦労しましたね。でも、公演が終わって、韓国に帰ったら、『もっと成長したい。もっと上手になりたい』と思ったんです。“もう嫌だ”とは全く思わなかった。だから次はもっとレベルアップした僕の姿を見せたいと思っています」。そういう志もあり、実はこのインタビューでも、通訳者は同席していたのだが、基本的にはキムが日本語で話してくれた。舞台で大切なのは「チームワーク」だそう。「皆さんとは初共演ですが仲良くなりたい。チームワークは客席に伝わりますから。ハムレットは寂しい人だし、辛い思いをする役で、僕は役を引きずりがちですが、稽古の休憩時間は『珈琲をどうぞ』と言って(笑)、仲を深めたいです」。がんばれるのは「お客様の反応がもらえるから」。「それが俳優としても歌手としても命です」と明かす彼が主演を務める音楽劇『ハムレット』は、10月22日(火・祝)から25日(金)まで東京・天空博劇場にて上演。
2019年10月09日演劇ユニットunratoによる舞台『冬の時代』が2020年3月20日(金)より東京・東京芸術劇場シアターウエストにて上演される事が決定した。『冬の時代』は木下順二による戯曲。大逆事件(1910年)以降約5年間は社会主義運動の「冬の時代」と呼ばれ、この時期、堺利彦は「売文社」をおこし、荒畑寒村と大杉栄は、雑誌「近代思想」を発行。言葉によって世の中を動かそうと尽力し、社会運動だけではなく文化運動にも力を注いだ。『冬の時代』には堺利彦や大杉栄、荒畑寒村、伊藤野枝など実在の人物が名前を変えて登場する。同作の劇団民藝での初演は1964年、東京オリンピックが行われた年。2度目の東京オリンピックを迎える2020年に、この物語が再度上演される。堺利彦がモデルの渋六には、新国立劇場『かもめ』(鈴木裕美演出)のトリゴーリン役も記憶に新しい須賀貴匡、大杉栄がモデルの瓢風には 『ハムレット』(森新太郎演出)などさまざまな舞台で活躍する宮崎秋人、渋六の妻には宝塚歌劇団の元雪組トップスターで近年は『Le Pere父』(ラディスラス・ショラー演出)などストレートプレイでも活躍する壮一帆など、個性豊かなキャストが出演する。■unrato#6『冬の時代』日程:2020年3月20日(金)~3月29日(日)会場:東京芸術劇場シアターウエスト(東京都)出演:須賀貴匡・宮崎秋人/壮一帆/青柳尊哉・池田努・若林時英・結城洋平・山下雷舞・溝口悟光・戸塚世那/小林春世・佐藤蛍/井上裕朗・羽子田洋子・青山達三
2019年10月03日先週、新バットマンに就任したロバート・パティンソンに対する「Variety」誌のインタビュー記事が話題となった。インタビュー中、ロバートが『ジョーカー』のホアキン・フェニックスに関するあたりさわりのない話をしていたのに「ヤバい」とあわて、いまの発言は書かないでほしいと記者に頼んだことが書かれていたからだ。ロバートの希望通り、「なに」を言ったかは分からないままだが、この記事により、DCコミックス及び映画のファンたちの間では、「きっとバットマン(ロバート)とジョーカー(ホアキン)の共演の話だ!」という憶測が飛び交った。しかし、残念なことに、ファンの望みは絶たれてしまった。同誌がトロント国際映画祭に出席した『ジョーカー』のトッド・フィリップス監督に、「バットマンとジョーカーを同じ映画の中で見られる可能性は?」と尋ねると、「ない。絶対にないことだね」と返答したという。とはいえ、シェークスピアの「ハムレット」が数々のバージョンで作られているように、「いろんなジョーカーが誕生するんじゃないかな。今後、きっとね」と、今回の『ジョーカー』が最後のジョーカー映画ではないことをにおわせた。先月にも、「ホアキンが乗り気なら絶対やる!」と『ジョーカー』の続編製作に前向きな発言もしている。(Hiromi Kaku)■関連作品:ジョーカー 2019年10月4日より全国にて公開© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved” “TM & © DC Comics”
2019年09月11日アイドルグループ・Sexy Zoneの菊池風磨が8日、東京グローブ座で行われた舞台『HAMLET ―ハムレット―』のフォトコールに出演し、森新太郎、南沢奈央、大谷亮介、安蘭けいとともに取材に応じた。同作はシェイクスピア四大悲劇の一つで、デンマーク王・ハムレットが父王の死に復讐を誓い、狂気を装って、王座を継いだ叔父・クローディアスに迫る。演出は『クレシダ』『The Silver Tassie 銀杯』『プラトーノフ』等、卓越した演出力で高い評価を得ている気鋭の演出家森新太郎が務める。この日は18時半から初日公演を予定していたものの、台風15号の接近に伴い、公演は中止となった。振替日程や、チケットの払戻しにつきましては現在調整中だという。取材でも中止にするかどうか協議中だと話していたが、菊池は「一筋縄でやらせてくらないのがハムレット」と苦笑し、森は「彼の心の中で台風より激しいものが吹き荒れるでしょう」と予言した。ストレートプレイもジャニーズ以外の舞台に出るのも初めてという菊池は、最初に話を聞いた時には「伝達ミスだと思ったんです。"ゆうま"と"ふうま"で間違えたんじゃないかと。何回確認しても僕だった」という。「先輩方もハムレットを一度やってみたいとおっしゃってるのはよく聞いていたので、僕はもうちょっと経験を積み重ねていったときにやりたくなるものなんだなと思っていた」と振り返る。菊池が、森について「やっぱインスピレーションも豊かな方なので。昨日言ってたことと180度違うときとかあるんです」と明かすと、森が「悪口か!」と突っ込むなど、和気藹々とした雰囲気のカンパニー。菊池は「ジャニーさんと近いですね、本当に。懐かしい感じがしました。Jr.の時に全然理不尽なことで怒られてたこと……理不尽と言ってるわけじゃないですけど、思い出すところはありましたね」としみじみ。「実感として良かったと思ったところを、さらっと言われたりすると、抱かれてもいいかなと思います」と笑わせた。「抱いてもいいんですけど」と応えた森は、「僕の一夏を返してほしいくらい本当に大変でした。でも上に行くしかないので。今日のフォトコールの時もできなかったことができたり、楽しいです」と笑顔を見せる。菊池が『プラトーノフ』を観にきた時が初対面だったというが、「ものすごい印象悪かったんです。目が虚ろで、ぼそぼそっと自己紹介して、何にも言わないんです。でも差し入れがとってもおいしいいちごだったのでいいやつだなって」と暴露し、「初日で俺が『抱かせてください』って言うかも」とほのめかす。これに対し、菊池は「あらすじは把握してったんですけど、全然わからなくて。お客さんが笑ってるところもなんで笑ってるのかわからなくて、あわせて笑うくらい。これ僕、ダメだと思ったんですよ。ハムレットはできないと屍のような状態で挨拶に行った」と弁解。今回の台本にしても「友達に付き合ってもらいながら」古典の言い回しを覚える日々だったという。しかし南沢は「日々変わっていくハムレットが、見てて本当にドキドキしました。難しいセリフも心から言ってる。様になっている」、安蘭は「最初はプレッシャーに打ち勝てるのか心配だけど、ここまで成長できたんだ。本当に森さんのおかげなんだろうから、森さんにありがとうって言いなさいよって」と菊池の成長具合に驚いた様子。大谷は「風磨ちゃん、差し入れの梨がおいしい。びっくりするほど。あんなにおいしい梨は初めて!」と絶賛し、菊池は「差し入れ奉行……」と照れた。Sexy Zoneメンバーの反応を聞かれると、「びっくりしてましたよ。まさか僕がハムレットをやるとは思ってもなかったみたいで、3度聞きくらいされました。中島(健人)も興奮してましたし、マリウスは生粋の宝塚ファンなので、僕よりも『安蘭さんと一緒なんだ!!』という身震いしてました。勝利も同じ時期にドラマや映画を撮ってるので互いに『頑張ろうね』と言うのはありました」と語る。またフェンシングシーンは、森が「頭悪いから、最初に左利きですって言わないで、利き腕じゃない方でものにしてしまった」と明かし、菊池も「大変でした。僕の意向で左利き用にしてもと思って言わなかったんですけど」と苦笑する。「少しずつ自信になってる部分もあるので、千秋楽にはどういう気持ちを抱いてるのかな」と想像しつつ、「ジャニーさんに観てもらいたいか」という質問については、「4時間あるので、絶対観に来なかったと思います」ときっぱり。「長いよ! って言われて、観てくれなかったと思う。逆に今の方が観てくれてるかもしれない」と思いを馳せた。
2019年09月08日2014年に蜷川幸雄演出の『皆既食』で初舞台を踏んで以来、年1回ほどのペースで舞台に立ってきた岡田将生が、今年は5~6月の『ハムレット』に続いて早くも2作目の舞台主演を果たす。シェイクスピアの古典劇から松尾スズキ作・演出の新作までを演じ切る彼が今回挑むのは、『プライド』(2008年)でオリヴィエ賞にも輝くイギリスの劇作家、アレクシ・ケイ・キャンベルによる2013年初演のサスペンスドラマ、『ブラッケン・ムーア~荒地の亡霊~』。12歳の少年の霊に取り憑かれる22歳の青年、テレンスを演じる。舞台は1937年のイギリス、ヨークシャー州。裕福な炭鉱主ハロルド・プリチャード(益岡徹)と妻のエリザベス(木村多江)は、10年前に一人息子のエドガーを事故で亡くしていた。ふさぎ込むエリザベスを励まそうとプリチャード家を訪ねてきたのは、かつて一家と家族ぐるみで親しくしていたものの、事故をきっかけに疎遠になっていたエイブリー家の面々。エドガーの親友だったエイブリー家の一人息子テレンスは、やがてエドガーの霊に取り憑かれ、事故現場である廃坑ブラッケン・ムーアへと向かう……。ホラーであり人間ドラマでもありそうな戯曲を演出するのは、過去に『弁明』などのキャンベル作品も手掛けた経験のある上村聡史。岡田、益岡、木村いずれも彼とは初顔合わせで、その化学反応にも期待が高まる。注目の舞台は、8月2日(金)から4日(日)までプレビュー公演として東京・THEATRE1010で上演された後、各地で公演を行う。文:町田麻子
2019年08月02日場の空気を読み、必死に同僚たちの顔色を窺い日々を過ごしていた凪は、ある日、職場で過呼吸を起こして倒れてしまう。それをきっかけに会社を辞め、家を引き払い、携帯電話も解約し、一切のしがらみを捨てることを決意する。そして心機一転、東京郊外のオンボロアパートで、新たな生活を始めるのだが―。’17年のananマンガ大賞を受賞したコナリミサトさんのコミックス『凪(なぎ)のお暇(いとま)』が、黒木華さん主演で連続ドラマに。吉田羊さんは、黒木さん演じる凪の引っ越し先のアパートの住人で、彼女に懐く少女・うららの母親・白石みすずを演じる。生身の人間が演じることで物語がよりリアルになる。黒木:原作がすごくリアルな話だなって思ったんですよね。空気を読みながら生きるうちに、自分が何をしたらいいのかわからなくなってしまうことってよくあることだし、それぞれの登場人物が抱えている闇も人間くさい。そういう物語を生身の人間が演じることで、よりリアルなものになるような気がしているんです。吉田:空気を読むって日本人独特の感覚で、それは優しさの裏返しでもあるんだけれど、凪ちゃんみたいに苦しくなっちゃう人もいるわけでしょ。今回、ドラマという形で可視化されることで、空気を読まなくてもいいんだよって救われたり、心穏やかになったり勇気をもらえる人が多くいる気がする。このドラマ…日本に平和をもたらすのかもしれないね。――撮影のちょっとした待ち時間も、楽しそうにおしゃべりに華が咲く。プライベートでも仲が良いふたり。吉田:作品上ではこれまでも何作か共演しているんだけど、あまり絡む役がなくて、がっつり絡んだお芝居は、今回ようやくなんだよね。黒木:はい。待ちに待ってましたから嬉しいです。プライベートでは、私が羊さんに懐いていて、よく一緒に食事に連れていってもらってはいるんですけど。吉田:おはるが、銀熊賞を獲った時(映画『小さいおうち』で’14年のベルリン国際映画祭最優秀女優賞を受賞)に、私がおめでとうメールを送ったのが始まり。それまではそこまで連絡を取り合っていたわけじゃないけれど、受賞を聞いてすごく嬉しくて、「雲の上の人になっちゃって、これからは気軽に会えなくなるね」って送ったら、「そんなことないです。まだ地上あたりをフワフワしてます」っていう粋な返しが来て。もっとこの人のことを知りたいと思ってガンガン連絡したら、仕方なく付き合ってくれるようになって…なんだよね。黒木:そんな…。私の方こそ、羊さんのことを好きな女優さんが多くて、しょっちゅうヤキモチを焼いてます。吉田:それはお互いさま。私は私で、ムロ(ツヨシ)さんから、おはると食事したって聞くと、「呼ばれてない…」って拗ねちゃう。お互いに、自分が一番でいたいんだよね。彼氏、みたいな(笑)。黒木:そうかもしれません(笑)。羊さんは、こちらのお芝居を楽しんでくださるんです。台本に書かれたセリフのやり取りでは、私のセリフの言い方によって反応を変えてくれる。会話をしてくれるんです。自分のなかに演技プランはきっとあるんでしょうけれど、相手が予想外のアプローチで来たら、考えてきたそのプランを簡単に捨てられるんだと思うんです。吉田:すごい褒めてくれる(笑)。黒木:だって好きだから…。吉田:確かに、相手に楽しんでもらいたい気持ちの方が強いのかも。でも、私も、どんな作品でも肩の力が抜けていて、役が乗り移ったように存在する“女優・黒木華”が大好きなの。私の理想のお芝居を、ひょいひょいとこなしてしまうんだから。黒木:(遮るように小声で)…そんなことないです…。吉田:その謙虚さも好きよ(笑)。今回も、あまり難しく考えすぎずに、目の前のおはるの芝居にリアクションしていって、そこで偶発的に生まれたものを大事に拾っていけばいいのかなって思ってる。じつは、うららという存在がもたらしてくれるものもすごく楽しみにしてる。子供っていい意味で、我々の予測のつかないものを持ち込んでくれるから。黒木:本当にそう。うらら役の白鳥玉季ちゃん、初対面から何だかとてもカッコ良かったから…。吉田:一番しっかりしてるよね。黒木:そう(笑)。凪にとって、みすずさんとうららちゃんとの出会いで救われる部分も多いので、3人のあったかい空気を大事に作っていけたらなと思っています。――会社を辞めると同時に、同僚で恋人だった慎二(高橋一生)と別れた凪は、新天地で、隣に住むゴンさん(中村倫也)と知り合い、彼の自由な雰囲気に惹かれていく。おふたりから見た慎二とゴンさんは?黒木:私はどっちも好きです。慎二は器用な人だけれど、プライドから弱さを見せられないところがかわいいですよね。凪にフラれて号泣するところは、キュンとしますし。一方のゴンさんがモテるのもわかるし…。吉田:私は、ゴンさん派かなぁ。危なっかしくてミステリアスで、もっと知りたいって思っちゃう。不安定な人に人間らしさと魅力を感じちゃうような、こじらせるタイプです。黒木:あ~、わかります(笑)。くろき・はる1990年3月14日生まれ。大阪府出身。最近の出演作に、ドラマ『西郷どん』『獣になれない私たち』、舞台『ハムレット』などがある。’20年には、出演映画『甘いお酒でうがい』が公開。フーディー¥85,500中に着たトップス¥54,000スカート¥98,000(以上アン ドゥムルメステール/リフト エタージュ TEL:03・3780・0163)シューズ¥140,000(ジュゼッペ ザノッティ/ジュゼッペ ザノッティ ジャパンTEL:03・6894・7510)よしだ・よう2月3日生まれ。福岡県出身。最近の出演作に、ドラマ『中学聖日記』など。現在、出演舞台『恋のヴェネチア狂騒曲』が上演中。出演映画『記憶にございません!』の公開が9月13日に控える。ロングデニムドレス¥112,000ピアス¥27,000ブーツ¥79,000(以上エムエム6 メゾンマルジェラ/エムエム6 メゾン マルジェラ オモテサンドウ TEL:03・3408・8681)『凪のお暇』人生のリセットを図って郊外のアパートに引っ越し、何にも縛られない自由を手に入れた凪(黒木)。そこで新たな人間関係を築いていくが…。7月19日(金)22時スタート(初回15分拡大)。TBS系にて放送。※『anan』2019年7月24日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・Babymix(黒木さん)梅山弘子(吉田さん)ヘア&メイク・新井克英(e.a.t…/黒木さん)千吉良恵子(吉田さん)取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2019年07月18日イギリス人劇作家アレクシ・ケイ・キャンベル作の『ブラッケン・ムーア~荒地の亡霊~』の日本初演が、今夏、上村聡史の演出により、日比谷・シアタークリエで幕を開ける(プレビュー公演あり)。そこで主演の岡田将生に話を聞いた。【チケット情報はこちら】2014年の初舞台から、年にほぼ1本のペースで舞台経験を重ねてきた岡田。だが今年は『ハムレット』に続き、早くも2本目の舞台出演となる。「初舞台の時から勉強させてもらうことがたくさんあり、舞台への想いがどんどん強くなっていきました。舞台は今回で6本目ですが、自分の中で100点が出たことはまだ1度もありません。大千秋楽を迎える度に、いつも少し後悔している自分がいて。でも年に1本だとどうしてもそういう感覚は忘れてしまいがちなので、今回間を空けずにまた板の上に立てるのはすごく嬉しいです」物語の舞台は1937年のイギリス・ヨークシャー州。かつて事故によりひとり息子のエドガーを失ったプリチャード夫妻のもと、エイブリー一家が訪ねてくる。岡田が演じるのは、エイブリー家のひとり息子で、エドガーと親友だったテレンス。「まずはホンが本当に面白いと思いました。人間の愚かさや想像力の豊かさなど、無限の可能性を感じて。僕が演じるテレンスにしても、いろいろな演じ方があると思っています。テレンスはエドガーの霊に憑りつかれてしまうのですが、それこそ僕はふた役だと思っています。しかも共演者の皆さんは、僕が何をやっても受け止めてくださるような方ばかり。胸をかりるくらいの気持ちでやらせてもらえたらと思います」“ふた役”と言えば、前作で岡田が演じたハムレットにもふたつの顔があり、また非常に頭がいいなど、テレンスとの共通点は多い。「たぶんそういう役どころが好きなんでしょうね(笑)。人って多面性を持っていて、自分がお芝居をやっていて見せたいと思うのはそういうところ。テレンスにしろハムレットにしろ、いろんな演じ方、可能性があることに、僕は楽しさを感じているんだと思います」『ハムレット』という大作を経て、岡田はどんな成長を見せてくれるのだろうか。「『ハムレット』をやる前と後では、このホンの印象が全然違いました。やっぱり無駄なことって何もなくて、ひとつずつ丁寧にやることで自分の視界も広がっていくし、物事の考え方も深くなっていくんだなと。本当にいいタイミングでこの作品に出合えたと思いますし、『ハムレット』を終えてよりやりがいを感じています」公演は8月2日(金)東京・THEATRE1010より。その後、静岡、愛知、東京、大阪を巡演する。取材・文:野上瑠美子ヘアメイク:三宅 茜スタイリスト:大石裕介衣装協力:コート・・HENRIK VIBSKOVシャツ&ショーツ・・HAUDシューズ・・Parabootソックス・・スタイリスト私物
2019年06月26日5月下旬、東京・渋谷センター街の夜9時前の雑踏。キャップ姿の女性がスマホ片手にキョロキョロとビルを見渡している。黒木華(29)だ。探していたジャズバーを見つけると、そのまま中へ。朝の連続テレビ小説『なつぞら』(NHK)で主演・広瀬すず(20)の兄を演じる岡田将生(29)も時間差で続いた。この日、黒木は舞台『ハムレット』終演後、出演者らと“打ち上げ”をしていたのだ。「店内には主演の岡田さんのほか、黒木さん、劇団EXILEの青柳翔さん(34)ら出演者やスタッフ計10人程度が来ていて、店は貸し切りでした。約1カ月の舞台が中盤を迎え、結束を深める飲み会だったようです」(演劇関係者)黒木は昨秋の『週刊朝日』のインタビューでこう語っている。《人見知りです。(略)今でこそ慣れましたけど、最初は人と目も合わせられなくて、「誰も話しかけてこないで。何も話せないし、ごめんなさい」みたいな感じでした。今でも打ち上げは苦手です》(18年10月26日号)気心の知れたメンバーだったからだろう。笑顔の彼らが店から出てきたのは、夜中の0時過ぎ。先に出てきた岡田はガードレールに腰かけ、黒木が出てくるのを待っていた。黒木は、ほかのメンバーより先に歩きだすと、近くのカラオケ店へ。手続きをし、男たちが追いつくのを待つ気働きだった。「黒木さんは3年前のドラマ『重版出来!』(TBS系)で主役を演じてから周囲を見回す余裕が出てきました。もともとお酒好きなので意気投合した共演者やスタッフと飲みに行くようになりましたね。実はひとりでも歌いに行くほどのカラオケ好き。はやりの曲も歌えますが、山口百恵さんの曲をよく歌っています」(仕事関係者)艶声を披露したカラオケを終えたのは深夜2時過ぎ。一行は歩きながら大通りへ。皆、ほろ酔いで赤ら顔だ。よほど楽しかったのだろう。千鳥足なのに帰りたがらない岡田がタクシーに乗り込むのを見届けてから、帰途に就いた。7月からは連ドラ『凪のお暇』(TBS系)の主演も決まっている黒木。演技派“カメレオン”女優は、打ち上げのカラオケを今から楽しみにしてるのかも!?
2019年05月30日アイドルグループ・Sexy Zoneの菊池風磨が、舞台『HAMLET ―ハムレット―』で単独初主演を務めることが17日、明らかになった。同作はシェイクスピア四大悲劇の一つで、デンマーク王・ハムレットが父王の死に復讐を誓い、狂気を装って、王座を継いだ叔父・クローディアスに迫る。演出は『クレシダ』『The Silver Tassie 銀杯』『プラトーノフ』等、卓越した演出力で高い評価を得ている気鋭の演出家森新太郎が務める。菊池にとっては、2015年9月に上演された「DREAM BOYS」以来約4年ぶりとなる舞台出演で、CDデビューから8年目となるSexy Zoneメンバー初の、外部舞台への挑戦となる。ハムレットの婚約者・オフィーリア役には南沢奈央、オフィーリアの父・ボローニアス役には大鷹明良、ハムレットの叔父・クローディアス役には大谷亮介、ハムレットの母・ガートルード役には安蘭けいと、豪華な面々が顔を揃える。更に、宮崎秋人、章平、風間由次郎、小柳心、味方良介、末原拓馬、福原冠、冨永竜、森田甘路、駒井健介、天野勝仁、新垣ケビン、花王おさむと、若手からベテランまで個性あふれる役者がそろった。東京公演は東京グローブ座にて9月8日~10月6日、大阪公演は森ノ宮ピロティホールにて10月9日~15日。○菊池風磨 コメント今回出演が決まって、まさか自分がハムレット役をやらせて頂く事になるとは思ってもみなかったので、とにかく驚いた次第でございます。もちろん、喜びもありましたが、何より驚きが大きかったです。『ハムレット』は、作品自体に歴史と伝統があり、国内外においても、様々な方々が演じられてきた由緒正しき役であることは私でも百も承知ですので、かなりのプレッシャーを感じていることは否めません。ですが、やりたいと思ってやらせて頂ける役ではないからこそ、この機会に全身全霊で向き合いたいと強く思っております。ストレートプレイに対する意識は強く、恐縮ながら役者としても活動させて頂く以上、一度はストレートプレイの舞台に立ちたいと思っていたので、これ以上光栄なことはございません。Sexy Zoneの可能性を広げるきっかけになれればと思っております。ハムレットという大役を、歴史と伝統に則り、真摯に演じて参りたいと思っております。その表現の中で現れる新たな菊池風磨をお見せすることを約束致しますので、是非ご覧ください。○森新太郎 コメントそこに活劇としての魅力があるとはいえ、『ハムレット』が相当血なまぐさい復讐劇であることは確かです。主要人物のほとんどが残酷な死を遂げます。「復讐せよ」とハムレットに命じた父の亡霊もまさかこれほどの事態になるとは想像していなかったのでは。人間の理性を信じ “正義”や“名誉”というものを希求して止まなかったハムレット。そんな彼による凄惨な復讐劇だからこそ、この物語はいま上演する意義があり、現代にも通じる問題作として我々の前に立ちはだかるはずです。古典戯曲の金字塔に真っ向勝負で挑んでいけたらと思います。
2019年05月17日