マリリン・モンローを筆頭に、ハリウッドには数多くの『セックスシンボル』と呼ばれる名女優・名俳優たちが存在します。1980年代、圧倒的な美貌を誇り、10代半ばで映画『青い珊瑚礁』でヌードを披露したブルック・シールズも、セックスシンボルと呼ばれた女優の1人。親日家としても知られるブルック・シールズは日本でも人気が高く、当時の彼女の活躍を知る人も多いはず。そんな永遠のセックス・シンボル、ブルック・シールズのデビューから現在までを、彼女が残した『伝説』とともに振り返ります。幼い娼婦役を演じた、映画『プリティ・ベビー』もともとキッズモデルとしてキャリアをスタートさせたブルック・シールズが、女優として脚光を浴びるきっかけとなったのが、1978年公開の映画『プリティ・ベビー』でした。同作で、12歳の娼婦という、今ならば問題視されそうな役柄を演じたブルック・シールズ。10代らしい可憐さと、怪しい色気のギャップは、ブルック・シールズだからこそ演じられたといっても過言ではありません。ブルック・シールズがヌードを披露した映画『青い珊瑚礁』『プリティ・ベビー』の出演により、美少女ぶりが話題になったブルック・シールズは、映画『青い珊瑚礁』で女優としての人気を確固たるものにします。撮影時、わずか14歳だったブルック・シールズが、劇中でヌードを披露したことで話題となった1980年公開の映画『青い珊瑚礁』。『プリティ・ベビー』に引き続き際どい作品ながら、ブルック・シールズの堂々とした演技力も相まって、いまだに『青春映画の金字塔』と称賛する声も目立ちます。ブルック・シールズ、史上最年少で『VOGUE』の表紙を飾る女優として成功したブルック・シールズですが、モデルとしてのキャリアもかなりのもの。例えば、1980年にファッション雑誌『VOGUE』の表紙モデルを史上最年少の14歳で務めたことはあまりにも有名な話でしょう。ブルック・シールズは、その後も『VOGUE』の表紙を飾っており、自身のインスタグラムでは当時を懐かしむように、写真を公開しています。 View this post on Instagram @vogueparis ❤️ November 1982 #fbf A post shared by Brooke Shields (@brookeshields) on Nov 22, 2019 at 1:37pm PST View this post on Instagram Vogue❤️ May 1981 photographed by the great #RichardAvedon, happy birthday! A post shared by Brooke Shields (@brookeshields) on May 15, 2019 at 7:49am PDTまた『ヴァレンティノ』や『カルバン・クライン』など世界的ブランドのモデルも務めるなど、トップモデルとして高い人気を誇りました。ブルック・シールズ、ジョージ・マイケルに『初めて』を捧げるつもりだった!?1980年代、その美貌から『アイドル女優』として人気を博したブルック・シールズ。彼女の圧倒的な美しさを前にしたら、男女問わず恋に落ちてしまいそうなものですが、意外にも失恋を経験したことがあるのだそうです。その相手が、バンド『ワム!』のヴォーカルとして知られる、歌手の故ジョージ・マイケル。ブルック・シールズは自叙伝『There Was a Little Girl: The Real Story of My Mother and Me』の中で、ジョージ・マイケルと同じ車に乗って帰った時の思い出を語っています。自叙伝に記されている内容によると、ブルック・シールズは車中でジョージ・マイケルに気持ちを打ち明けたものの、「キャリアに集中したい」といわれ拒まれてしまったのだとか。しかし、ジョージ・マイケルの対応はとても紳士的だったこともあり、振られてしまったものの気持ちが冷めることはなかったと自叙伝で明かしているブルック・シールズ。ジョージ・マイケルはゲイであることをカミングアウトとしていますが、身体の関係を持った女性も複数いることを自ら公言しています。もしもあの時、2人が関係を持っていたとしたら…世界一豪華なカップルが誕生していたのかもしれません。マイケル・ジャクソンとは大親友華々しいキャリアだけでなく、プライベートの交友関係も豪華だったブルック・シールズ。特に故マイケル・ジャクソンとは幼い頃からの知り合いで、授賞式ではカップルとして出席する姿がひんぱんに目撃されていました。ブルック・シールズ(左)とマイケル・ジャクソン(右)また、2009年にマイケル・ジャクソンが亡くなった際には、追悼式でブルック・シールズがスピーチをし「私たちは、もっとも自然で安心できる友情関係にあった」と語ったことも。2人が結ばれることはなかったものの、ブルック・シールズにとってマイケル・ジャクソンとの思い出は大切な宝物なのかもしれません。ブルック・シールズ、名門大学を首席で卒業女優として、モデルとして成功を手にしたブルック・シールズですが、人気絶頂だった1983年、名門『プリンストン大学』への入学を機に、活動を制限しています。1987年にはプリンストン大学を首席で卒業しており、容姿だけでなく勉学にも秀でたブルック・シールズは、まさに『才色兼備』という言葉がぴったりな存在です。ブルック・シールズの子供が美人すぎる1997年にテニス選手のアンドレ・アガシと結婚するも1999年に離婚しているブルック・シールズは、2001年に脚本家でテレビプロデューサーのクリス・ヘンチーと再婚しています。再婚後には2人の子宝にも恵まれ、長女のローワン・フランシス・ヘンチー、次女のグリア・ハモンド・ヘンチーは、幼い頃から美少女ぶりが話題に。家族そろってイベントに出席することもあり、仲よし家族であることが伝わってきます。ローワン・フランシス・ヘンチー(左端)とグリア・ハモンド・ヘンチー(右端)ジョニー・デップの娘であるリリー=ローズ・デップや、アーノルド・シュワルツェネッガーの息子であるパトリック・シュワルツェネッガーをはじめ、いわゆる『二世セレブ』の活躍が目立つ現在のハリウッド業界。ローワン・フランシス・ヘンチーとグリア・ハモンド・ヘンチーもまた、ブルック・シールズ同様にモデルや女優としてのデビューが期待されています。2020年現在、2人が芸能活動をスタートさせる予定はなさそうですが、もしもデビューした際には大きな話題を呼ぶことでしょう。ブルック・シールズの現在現在のブルック・シールズは、母親として女優として、充実した日々を送っている様子。彼女のインスタグラムには、幸せオーラあふれる写真が数多く投稿されています。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 View this post on Instagram Family affair last night at the premiere of @ImpracticalJokersOfficial: The Movie directed, co-wrote and produced by... my husband!! Your girls are so proud! : @gnpace / @cindyord A post shared by Brooke Shields (@brookeshields) on Feb 19, 2020 at 10:38am PST View this post on Instagram Monday morning glam A post shared by Brooke Shields (@brookeshields) on Apr 29, 2019 at 8:33am PDTまた、1980年代当時の美貌も健在で、50代とは思えない抜群のスタイルを披露することも。 View this post on Instagram A post shared by Brooke Shields (@brookeshields) on Aug 9, 2020 at 1:43pm PDT View this post on Instagram me (and my brows) at the @harpersbazaarus Fashion Gala @gnpace A post shared by Brooke Shields (@brookeshields) on Nov 20, 2019 at 9:09am PSTアイドル女優として一世を風靡し、現在もハリウッドの第一線で活躍を続けるブルック・シールズ。これからも永遠のセックスシンボルとして、多くの人の憧れの存在であり続けるのでしょう。[文・構成/grape編集部]
2020年09月11日レッド ヴァレンティノ(REDValentino)の2020年秋冬コレクションが発表された。女優ブルック・シールズから着想今シーズンのインスピレーション源になったのは、映画『青い珊瑚礁』などを代表作に持つアメリカの女優ブルック・シールズ。彼女が女優としての魅力を開花させた80年代のムードや純真無垢で自由なスピリットを進化させ、グランジで都会的なフィルターを通したモダンなコレクションを展開していく。フェミニンなグランジスタイルコレクションのベースにあるのは、タータンチェックのアウターや、ヴィンテージ感のあるデニムショートパンツ、アメリカのカレッジから着想したゆったりとしたシルエットのカーディガン、スリットの入ったレザースカート、チャンキーなバイカーブーツなど、グランジファッションを彷彿とさせるムード。ただしタータンチェックはパフスリーブのボウタイワンピースに落とし込んだり、ダメージデニムのショートパンツはフラワーモチーフを散りばめたりと、フェミニンでロマンティックな要素を取り入れることでレッド ヴァレンティノらしいコレクションに仕上げている。暖かみと軽やかさを兼ね備えたムードマテリアルのコントラストを楽しむことで、秋冬シーズンでありながら重たくなりすぎない軽やかなムードを演出しているのも見逃せない。チェック柄のモヘアコートやフリンジ付きのヘリボーンケープなどくつろぎと暖かみのあるアウターがある一方で、ラッフルをたっぷりと重ねたポルカドットのチュールドレスや、ふんわりとしたパフスリーブのオーガンザドレスなど、ピュアで軽やかなアイテムもある。エネルギッシュな色彩をアクセントにカラーはブラックやベビーピンクなどレッド ヴァレンティノが得意とするカラーパレットをベースに、80年代を思わせるグリーン、イエロー、ブルー、パープルなどエネルギッシュで鮮やかな色彩を加えている。
2020年05月24日’80年にデビューして以来、常に女性の新しい生き方を提示し続けてきた松田聖子(57)が今年、40周年を迎える。そこで、読者世代の“一番星”と言うべき存在の素顔に迫るべく、デビュー前から知る人物に話を聞いた。「『文学的なイメージを打ち出し、音楽的に見せよう』という2つのコンセプトを掲げました。聖子は物覚えが早く、勘もいい。根性は並外れてあり、作品を自分のものにする力も持っていました」デビュー後は瞬く間に大ブレークした松田聖子。一過性で終わらせてなるものかと、松田聖子を見いだしたプロデューサーの若松宗雄さんは2つのコンセプトを掲げる。そして、デビュー曲のイメージに満足せず、楽曲は松本隆、松任谷由実、佐野元春ら、才能あるアーティストを次々と起用していった。デビュー当時は「結婚したら、かわいいお嫁さんになりたいから引退」と語っていた聖子だったが、ママドルの先駆者となり、日本の女性の生き方を変えたといわれる存在に。「最初から聖子が意図していたというより、歌い続けるなかで生き方が変わってきたのでしょう」(若松さん)そんな松田聖子の代表曲のなかから、“大ヒット曲”の秘話を若松さんに教えてもらった。■『裸足の季節』(’80年4月)資生堂の「エクボ洗顔フォーム」とタイアップしたデビュー曲。作詞・三浦徳子、作曲・小田裕一郎のコンビが担当。「担当者に一度、聖子は『エクボが出ない』と外されかけたが、博報堂のプロデューサーの『ダメになるのはもったいないコだから』というプッシュがあり、CMソングに起用。女性向けの雑誌をヒントに、当時のタイトルはほぼ私が考えていました」(若松さん・以下同)■『青い珊瑚礁』(’80年7月)2枚目のシングル。オリコン最高2位。『ザ・ベストテン』で1位を獲得し、スタジオから久留米に電話して「お母さ〜ん」と大泣きした場面は有名。「『青い珊瑚礁』は、当時大人気のブルック・シールズの映画から。このころから聖子の売り出しに気乗りしていなかった社内(CBS・ソニー)のムードも一変、『若松さん、売れるコなんだってもっとちゃんと言っといて』なんて言われるくらいでした」■『チェリーブラッサム(’81年1月)4枚目のシングル。「年明けに出すにふさわしい楽曲と思ったが、レコーディング直前に『なんとなく、あまり好きじゃない』と聖子。財津和夫さんの作曲で曲調が変わり、違和感があったようで、その場は一度解散し、再度集合。気合を入れ直してのレコーディングは無事終了し、苦労しましたが、楽曲は大ヒット。大村雅朗くんのアレンジが、さらに曲のよさを際立たせてくれました」■『白いパラソル』(’81年7月)6曲目で作詞を松本隆に依頼。「アルバムに提供してもらった『白い貝のブローチ』が秀逸だったから。5作目までの三浦徳子さんも素晴らしく、『なんで私ではだめなの?』と責められたが、決断。仕上げはエンジニアと一緒に悪戦苦闘しながら完成させました。聖子からは『(当時の所属事務所・サンミュージック/故人)相沢社長からこれは地味だから早く次の曲を作ってもらえと言われました』と(笑)。もちろん大ヒットしました」■『赤いスイートピー』(’82年1月)作詞・松本隆、作曲は呉田軽穂(松任谷由実)の黄金コンビによる代表曲。「ユーミンはすでに大スターでしたが、失礼ながら直してもらいました。彼女は謙虚で、私の『尾瀬に春が来たような感じにしたいので、あまり弾まないように。だが、最後は上がる感じに』などの抽象的な要望に『わかりました』と。私は音楽家ではないので、『なんか違う』と言うと『じゃ、こんな感じ?』とまた直してくれて。でも後日、ユーミンは『私、リテーク依頼は初めてよ』とほほ笑んでくれました」「女性自身」2020年2月4日号 掲載
2020年01月27日90歳になった今も精力的に舞台を作り続けている演出家ピーター・ブルック。9月にパリで発表したばかりの『バトルフィールド』が早くも来日公演を行う。舞台『Battlefield』チケット情報「私は30年以上前、古代インドの叙事詩『マハーバーラタ』を演劇にしましたが、今回の『バトルフィールド』はその後の物語です。つまり、主人公ユディシュトラの疑問は『マハーバーラタ』の勇者アルジュナのように、“私は戦争をしない”ということではなくて、“我々は戦争をしてしまった”というところから始まっている。歴史をさかのぼることはできない、戦争は終わってしまった――これって、世界のあらゆる場所での真実でしょう?だとしたら今、我々に何ができるのか。ひとつの方法としては、それが人間の深い本性だと理解して、悔い改める。でも『マハーバーラタ』の『バトルフィールド』は、いや、それでは簡単すぎる、と語っているのです」劇場空間に入った途端、パーッと目に入るのはテラコッタ色というか赤に染まった床だが、物語が語られるうちに、これは大戦争で死んだ人々の血で染まった大地だとわかる。「インドでは昔から語り手はたったひとり。そういうやり方で、現代もそれが続いている。彼はそこに座って、百人の人々が彼を囲んでこれから何が起こるんだろうとワクワクしているんです。彼はたった一本、棒を持って、それを使って語り始める。“ここに王がいます”というように。私たちの演劇もやはり何らかの方法で物語を語るものでしょう。重要なのは、少ない人数の役者たちで――今回は4人ですが――多くの人物を演じる時は、まるでリレーのように次々に違う人物を演じる、ということですね。時には蛇や川までをも」大戦争の後の、哲学的な命題も突きつけられている物語だというのに、『バトルフィールド』は、意外なくらいに笑いに包まれる。「私は、神が人間に与えたもうた最も大きな贈り物は何かと考えた時、それは笑えることだろうと思うんです。笑いはすべてを救います。だからこそ演劇では、何か厳しかったり、困難だったり、悲痛なことがあっても、同時にいつでも笑うことができるのも大切だな、と。日本の方にも笑ってほしいですね」11月25日(水)から29日(日)まで東京・国立劇場 中劇場にて。チケット発売中。
2015年10月15日先月破局を発表したベン・アフレック&ジェニファー・ガーナー夫妻だが、ロサンゼルスで引っ越しをして、同居を予定しているという。3人の子どもがいる夫妻は、現在ジェニファーが『Miracles From Heaven』(原題)を撮影しているジョージア州に滞在中。撮影終了後はロサンゼルスにあるブルック・シールズの家を借りる予定だという。ベンたちもロサンゼルスに家を所有していて、ベンは敷地内の離れに移るものと目されていたが、実は現在改修工事中だという。工事で人の出入りも多く、騒がしい環境で生活したくないことから、仮住まいを探していた。そんな折り、数軒先にあるブルックの家を借りることに決めたという。ブルックとその家族はニューヨークで過ごすことが多いのを理由に、寝室とバスルームが各5室の物件を先月から賃貸市場に出していた。家賃は月3万ドル。夫婦の仲は冷えきってしまったが、子煩悩な2人は極力、家族一緒に過ごす選択をしたようだ。(text:Yuki Tominaga)
2015年07月23日フィロソフィ(PHILOSOPHY)がロレンツォ・セラフィニ(Lorenzo Serafini)により生まれ変わった。初ショーとなる15-16AWシーズン、彼は女優のブルック・シールズからインスパイアされたコレクションを披露した。提案されたルックはどれもロマンティックでフェミニン。プリーツやフリル、レースにギャザーで満開のシフォンドレスはロングやミディ、ショート丈と様々なタイプで目の前をなびく。ケーブルニットのトップスやポンチョは柔和な印象で大振りのフリルがガーリーだ。合わせられるボトムはハイウエストで統一。中盤からはカラーブロックのスウェード、小花柄、ツイードのルックが登場。コーラルやブラウンなど暖色系にスカイブルー、ジェイドカラーが混じる。ラストはスモーキングスタイルが登場し、黒いイブニングウエアでセダクティブな空気を振りまきフィナーレへ。ゴルチエのラストショーでも使われたChicの『I want your love』がコレクションの空気を見事に表現していた。
2015年03月02日新クリエーティブディレクターにロレンツォ・セラフィニ(Lorenzo Serafini)を迎えた「フィロソフィ(Philosophy)」が、2月27日にミラノでデビューコレクションを発表する。それに先駆け、ブランドの新しいイメージを表現したショートフィルムを発表した。ロレンツォのファーストランウエイとなる15年プレフォールコレクションは、若き日のブルック・シールズのイメージにインスピレーションを得たもの。イノセントでありながら官能的に美しい、“ロマンチックグラマー”を再定義している。ショートフィルムではモデルにアメリカで活躍中のヒラリー・ローダを起用。シールズが活躍した70年代の映画のようにアルカイックな空気の中、コレクションを纏ったローダが嫣然とした笑みを浮かべながら、様々なポーズを見せつける。ロレンツォ・セラフィニは過去に「ロベルト・カヴァリ」「ドルチェ&ガッバーナ」でリードデザイナーを務めてきた。今季はそんなキャリアを通して培われた美学を元に、プリントを中心としたコレクションを展開。更に、モダンで特徴的なセクシーさを持つプロポーションを追及した。それは、「フィロソフィ」が持つ、フェミニンで自由なスピリットを一層強調させている。なお、コレクションは大きな襟と小さなフリル、パールボタンの付いたロマンチックなシャツやブラウスを中心に展開される。黒や白をベースとしたプリントには、イタリアンガーデンの花々がタペストリー柄のようにデザインされた。19世紀のレースを元にしたプリント“アンティークレース”は、赤とインクブルーのユニークな色取りとなっている。
2015年02月14日「そこに俳優さえいれば劇空間は生まれる」──“何もない空間”に豊穣な時間を創り出す現代演劇の巨匠、演出家ピーター・ブルックの『ザ・スーツ』が、11月にパルコ劇場にやってくる。昨年の来日公演でも絶賛された『魔笛』のクリエーションチームによる最新作(2012年4月パリで初演)である。ピーター・ブルックの『ザ・スーツ』チケット情報舞台のもととなっている南アフリカ出身の作家キャン・センバの小説は、奇妙な味わいの物語だ。妻の浮気現場に遭遇した主人公は、愛人が残した“スーツ”を、まるでお客でもあるかごとくに遇するよう、妻に命じる。裏切りの記憶をけして忘れないように。数客の椅子とテーブル、スチールの洋服かけだけというミニマムな装置。修練を積んだ俳優たちが、目の前の空間で生き生きと生き始める。椅子や洋服かけがあるときは空を見上げる窓なり、混雑するバス停となって、南アフリカの中流市民の、何気ない生活の断片が浮かび上がっていく。そこで起こる小さな悲劇──。罪のために、食事の時も散歩の時も“スーツ”をもてなし続けねばならない妻は、次第に追い詰められていく。愛したり、怒ったり、傷ついたり、そして孤独でもある人間。それゆえに起こる小さな悲劇を、ブルックは繊細な手つきでクローズアップしてみせる。遠い宇宙の彼方から未知なる生物の営みを観察するような、不思議な感動におそわれるステージだ。間違いをおかしてしまう人間のいとおしさを際立たせるところに、ブルック・マジックの真髄がある。物悲しい中にも時にユーモアを交えて進行する物語を、俳優の歌と3人のミュージシャンの生演奏が彩る。とりわけ生へのパッションを感じさせる、南ア出身の女優ノンランラ・ケズワの歌声が魅力的だ。ピーター・ブルックの『ザ・スーツ』は11月6日(水)から17日(日)まで、東京・PARCO劇場にて。チケット発売中。取材・文:進藤 芳
2013年09月09日若い頃に勘違いはつきもの陽気に打ち明ける3月20日、Beauty World News は、HBOのテレビドラマシリーズ「Girls」で大ブレークした女優、 Allison Williams のインタビューを伝えた。彼女は T Magazine と New York Times のインタビューで高校時代のメイクアップについて語っている。高校時代は美容に関して大失敗を繰り返し、ひどく困っていた。早い時期の化粧は間違いだらけだった。でも誰でもそうだろう。美しさを求めるプロセスにミスはつきものだ。彼女はそう語っている。今では美容に関するブログでコスメやヘアスタイルの最新情報、メイクの裏技などを紹介する彼女だが、アイライナーと眉毛ブラシは同じものだと勘違いしていた。私は黒いアイペンシルを使って眉毛を描いていた。それは本当にひどい顔だった!と陽気に打ち明けている。ざっくばらんな彼女の失敗談に勇気づけられるティーンエイジャーも多いのではないだろうか。コスメリーダー、MET Ball への出演も彼女は幼い頃からヘアスタイルやメイクアップに興味を持ち、コスメリーダーとしてブルック・シールズと比較される美貌の持ち主だが、化粧をしない日もあるという。肌が敏感なのでナチュラルなスキンケアを心がけている。撮影がない日は化粧品を肌に付けないようにしている。彼女は、メトロポリタン美術館アートコスチューム・インスティテュート・ガラ・パーティー(MET Ball)への参加についても発言している。テーマはパンク。セックス・ピシトルズやヴィヴィアン・ウエストウッドの写真をリサーチして、参加を楽しみにしている。ということだ。元の記事を読む
2013年03月22日華やかに輝くスター、普段の顔にショック?1月10日、Huffpost Celebrity は、有名タレントたちの素顔のスナップ写真を公開した。きらびやかなライトにも負けないゴージャスなドレスとメイク。テレビや映画を飾るスターの姿は、一般人とはまったく別の世界に住む人のようにも思える。しかし、どんなに華やかな時間を持とうとも、彼女たちも同じアメリカに暮らす人間なのだ。素顔が公開されたのは、歌手のブリトニー・スピアーズ(Britney Spears)、女優のシャロン・ストーン(Sharon Stone)、キャシー・グリフィン(Kathy Griffin)、キャメロン・ディアス(Cameron Diaz)、ブルック・シールズ(Broole Schields)、リヴ・タイラー(Liv Tyler)など40名。ベテラン女優も加齢には勝てずきわ立つメイクの効果スナップショットのスライドでは、化粧をする前の姿とスターの顔に生まれ変わった姿を続けて見ることができる。20代、30代のタレントたちは服装の変化は激しいものの、驚くほどの素顔ではない。しかし、40、50代の大物女優たちの変容には少なからずショックを受ける。セレブといっても同じ人間。加齢による肌のくすみやシワ、髪のパサつきなどは食い止めようがない。しかし、最高のプロによるメイクとスタイリング、そして何よりも彼女たちの努力や気合いによって、これほどまでに女性は魅力的に変われるものなのだと感心させられる。すべての女性に、このような可能性が秘められていると言えるのではないだろうか。元の記事を読む
2013年01月23日全身用保湿クリーム「スキンフード」スイスからオーガニックコスメを販売展開するWELEDA(ヴェレダ)が日本で、全身用集中保湿クリーム「スキンフード」の販売を開始した。7日から公式オンラインショップで購入可能となっている。この「スキンフード」、あのデミ・ムーアやブルック・シールズ、トリー・バーチ、リアーナ、アレクサ・チャン、アデルなど、世界のセレブやスーパーモデルらが愛用していることから、美容界では有名なアイテム。そんな高品質クリームの日本初上陸とあって注目される。これからの季節に重宝!荒れた肌のケアに最適スキンフードは、1926年に発売開始されたという驚異のロングセラー商品。サンシキスミレ、カレンドラ、アミツレ、ローズマリーといった天然の薬用ハーブのエキスが凝縮されたクリームだ。テクスチャーはこっくりとした濃密さが特徴で、手やひじ、かかとなどの集中ケア、肌荒れが気になる時のフェイスケアと全身に使える。濃縮されたエキスが荒れた肌をしっかりケアし、乾燥から守ってくれるので、うるおいとなめらかさを与えることができ、これからの季節には最適だ。使い方としては、体につける際には、適量を手にとって肌に吸収されるまでやさしくなでるようになじませていくのがポイント。頑固なかかとのひび割れや深刻な手荒れには、入浴後の肌にたっぷりとなじませて、コットン手袋・靴下などを着用して眠るとさらに効果的だそうだ。顔につける時には、化粧水や美容液の後になじませるとよいという。デリケートで乾燥した肌、ダメージの目立つ肌を、安心のナチュラル成分でうるおいのあるふっくら肌に。世界の“美”を支えるクリームの力をあなたも体験してみては。元の記事を読む
2011年10月10日映画『ツーリスト』のワールドプレミアが12月6日(現地時間)、ニューヨークのジーグフェルド劇場にて開催され、主演のジョニー・デップ&アンジェリーナ・ジョリーらが出席。アンジーのパートナー、ブラッド・ピットも駆けつけ、会場は大きな盛り上がりを見せた。傷心旅行でイタリアを訪れたアメリカ人旅行者(ジョニー)が、謎めいた美女(アンジー)との出会いをきっかけに、ある巨大な陰謀に巻き込まれていくというサスペンス・アクション。ヴェネチアでの撮影当時から大きな話題を呼んでいたが、ついにワールドプレミアで初のお目見えとなった。アトリエ・ヴェルサーチのニットのホワイトスリットドレスに身を包み、ブラッドを伴って来場したアンジー。ファンの声援に手を振り、自らファンのカメラを手に取り、ファンと一緒に写真に収まるという一幕も。自身が演じた役柄については「(これまで)レディの役を演じたことは、一度もなかったの。タフでクールな女性を多く演じてきたけど、私にとって、この役を演じることは大きな挑戦になるなと気づいたの。ヨーロッパ的なエレガントさ、そして女性的なピンク色が象徴するようなキャラクターで、私にとっては、全く異色の新しい役柄だったわ」とふり返った。ジョニーは「この作品は平凡なスリラーではないんだ。どんでん返しの連続で、全く普通ではないサスペンス映画になっている。何に近いテイストかといえば、それはヒッチコック風だと言えるかな。いくつものどんでん返し、驚きがあり、そこにユーモアや愛すべきヒューマンな部分も含まれているんだ」と作品について語った。ファンのサインを求める声に丁寧に応じる姿はいつもどおり!「(ファンは)とても、温かい素敵な人たちです。寒いのに外で待ってくれていて。こうして『僕のために来てくださってありがとうございます』と挨拶するのは当たり前のことだと思うよ」と彼らしいコメントを残してくれた。残念ながらジョニーとアンジー、ブラッドのスリーショット実現はならなかったが、こうしたイベントに、ジョニーとブラッドが揃って出席するというのはかなり珍しいこと。その場に居合わせた幸運なファンは、寒さをものともせずに声援を送っていた。ほかに共演陣のポール・ベタニーが夫人のジェニファー・コネリーを伴って出席したほか、フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督、ブルック・シールズ、ガボレイ・シディベ、デザイナーのベッツィ・ジョンソンらが来場した。『ツーリスト』は2011年3月11日(金)より日劇3ほか全国にて公開。■関連作品:ツーリスト 2011年3月11日より日劇3ほか全国にて公開■関連記事:ジョニー・デップは電話嫌い。家庭では電話禁止、携帯電話も所有せずアンジェリーナ・ジョリーの夢は一家でアフリカ移住 その前にブラピと再共演もアンジェリーナ・ジョリー、新作プレミア会場で批判にさらされた監督デビュー作を擁護息子の誕生日に出演作のプレミア出席、パリでもブランジェリーナは超多忙!ジョニー・デップ告白「映画会社はジャック・スパロウが気に入らなかった」
2010年12月10日さあ、みなさん!今日のニュースは少し真面目です。ですが、もちろん楽しくお届けしますよ!今年はセレブリティに関するニュースが本当にたくさんあります。実際、ハリウッドの歴史上、こんなにも飲酒及び麻薬服用時の運転で逮捕され、リハビリテーション施設に入院し、同僚やスタジオとの確執が表面化した年はなかったでしょう。もちろん、リンジー・ローハン、パリス・ヒルトン、ニコール・リッチーのことが思い浮かびますよね…。この3人の女性は誰もが刑務所に行ったか、これから行くか、するのですから。しかし、世界で最も有名な俳優、トム・クルーズの生活にも様々なドラマがありました。10年連れ添った妻と別れ、まだ無名に近い女優、ケイティ・ホームズとの恋愛・婚約や、全国放送のオプラ・ウィンフリーのトークショーでソファの上で飛び跳ねるなどの奇行、さらには女優のブルック・シールズとのバトルなど、旋風を巻き起こしました(しかしブルックとトムとケイティは今では仲の良い友達同士です…まるで何事もなかったかのように)。この先もセレブのおかしな行動は増えるのでしょうか?ブリトニー・スピアーズも相変わらずゴシップ雑誌に毎週登場しています…。彼女のようにいきなりスキンヘッドにしてしまったり、写真撮影の時に犬のふんを8,000ドルもするドレスで拭き取ったり、自分の子供のほ乳瓶に牛乳ではなくコーラを入れるセレブがほかにいるでしょうか?しかも彼女は歯医者に行き、“茶色いから”という理由で子供達の歯を白くしてほしいとお願いしたそうです!!!??最近のセレブの行動は本当に摩訶不思議ですね。これだけは確実に言えます。ですが、いき過ぎじゃないでしょうか?それとも、私たちがセレブの生活に干渉しすぎなのでしょうか?30~40年前のハリウッドにも、麻薬を服用したり、共演者と浮気をする人もいました。ですが、メディアは彼らの私生活をそれほど追及しませんでした。今では、もしお金持ちで有名であったら、私生活は全て公衆にさらさなければならないようです。そして、そのことにうまく対処できない人もいるんです。先日、オーウェン・ウィルソンのことを聞いたとき、私はそんなことを思いました。オーウェンは、『ミート・ザ・ペアレンツ』や『ライフ・アクアティック』で有名なコメディ俳優ですが、自宅で自殺を図ったのです。日曜日の午後、12時くらいに兄のアンドリューによって発見されました。ハリウッドは衝撃を受けました。オーウェンは地に足のついた俳優でしたし、ハリウッドで一番モテる独身男性のひとりで、キャリアも順調でした。でも…こわれてしまったのです。しかし、ここにきて、オーウェンはかなり長い間、麻薬問題で悩んでいたこと、彼の知人たちが彼をリハビリテーション施設に入院させようとしていたことなどが明るみに出ました。加えて、ここ7~8か月の間、深刻なうつ状態にあったそうです…女優のケイト・ハドソンとの破局のせいだと言う人もいます。彼に当たるスポットライトがあまりにも強すぎて、オーウェンはついに逃げたくなってしまったのでしょうか?特にケイトと付き合っていたころは、彼らの写真を撮ろうとするパパラッチなしに出かけることなどできなかったようです。とにかく、どんな理由であれ、ちょっと立ち止まって考えてみましょう…もうこんな出来事は耳にしたくありませんよね。(text:cinemacafe.net)
2007年09月10日