リコーは9月2日、サンリオの「ハローキティ」との限定コラボレーションモデルとなるホームシアター向けプロジェクター「RICOH PJ HDC5420HK」を発表した。ハローキティの誕生日である11月1日に発売し、価格はオープン、推定市場価格は128,000円(税別)。本体外装に立体的な赤いリボンの「ハローキティ」をあしらい、プロジェクターから映像が投影されるまでのオープニングスクリーンにも、数種類のキティバージョンを収録した。キャリングケースやリモコン、外装箱などもハローキティ専用デザインとなっている。希望者には、別デザインのプロジェクタートップカバーをプレゼント(4種類から1枚を選べる)。プロジェクターの外装を、好みに合わせて着せ替えられる。予約受付は9月9日から開始。リコーイメージングオンラインストア、サンリオオンラインショップ、および、新宿・銀座・大阪のリコーイメージングスクエアにて受け付ける。また、サンリオ直営店の一部限定店舗でも販売を予定。日本と中国の2地域で限定1,00台の販売予定となっている。プロジェクターのRICOH PJ HDC5420HKは、最大1,920×1,080ドットのフルHD表示に対応する0.55型液晶パネルを採用、明るさは2,500ルーメン、コントラスト比は9,000:1。DLP単板方式で、投写画面サイズは30~300型、投写距離は0.7~9.6mとなる。本体サイズは、W314×D224×H92mm(突起部含まず)。重量は約3.0kg。入力インタフェースはD-sub15ピン×1、HDMIタイプA×2(うち1系統はMHL入力対応)、RCAコンポジット×1、ミニDIN4ピン×1、miniUSBTypeB×1、D-sub9ピン×1。なお、消耗品の交換用ランプ「RICOH PJ 交換用ランプ タイプ23」の価格は40,000円(税別)。(c)1976, 2015 SANRIO CO.,LTD.
2015年09月02日キヤノンは1日、4Kを上回る4,096×2,400画素の解像度を持ったLCOSパネルを採用し、5,000ルーメンの明るさを持った液晶プロジェクタの開発を発表した。2016年に発売の予定。キヤノン独自の光学技術を結集させたという液晶プロジェクタ。限られた空間内で高精細な投写を行いたいというニーズに応え、「パワープロジェクター」シリーズの新機種として開発が進められている。4,096×2,400画素の解像度に対応したLCOSパネルを搭載し、「4Kデジタルシネマ」(4,096×2,160画素)を越える解像度で高精細な投写が可能という。輝度も5,000ルーメンと高く、一般的には高輝度になるほどランプや冷却装置が大きくなって本体サイズが大型化するが、独自の光学システム「AISYS」を搭載することによって、高輝度ながら小型化と軽量化を達成した。レンズには新開発の4K対応ワイドズームレンズを採用。短距離で大画面投写が可能な単焦点タイプとなるほか、ドーム型スクリーンなどの曲面に対して光学的にピントを合わせる機能も搭載する。
2015年09月01日キヤノンは9月1日、4,096×2,400画素の解像度に対応した5,000ルーメンのLCOS液晶プロジェクターを開発していると発表した。2016年に4Kプロジェクター市場へ参入する。4K対応機器の導入が本格化しているなか、キヤノンも独自の光学技術を結集させて4Kプロジェクター市場に参入すると明らかにした。キヤノンによれば、美術館や博物館、車や飛行機のシミュレーター、デザイン現場などにおいて、高精細・高画質かつ、短い設置距離での投写など多様な設置環境への対応が求められている。こうしたニーズに応えるかたちで、小型・軽量の4Kプロジェクターを開発している。「パワープロジェクター」シリーズの新機種として開発中の4Kプロジェクターは、4,096×2,400画素を有する高解像度LCOSパネルを持ち、高精細な投写が可能だ。プロジェクターは高輝度になるほど大型化してしまうのが一般的だが、独自の光学システム「AISYS」によって、5,000ルーメンの高輝度ながら小型・軽量な本体サイズを実現しているという。新開発の4K対応ズームワイドレンズを搭載しており、短い設置距離でも大画面投写ができるほか、ドーム型スクリーンなどの曲面に光学的にピントを合わせる機能も持つ。
2015年09月01日●キーワードは「非日常」○非日常体験によってエンターテイメント市場が活性化既報の通り、エプソンは3LCD方式の3D対応ホームシアタープロジェクター「dreamioシリーズ」の新製品「EH-TW5350/EH-TW5350S」を、8月27日から発売する。8月20日に行われた発表会では、プロジェクター市場の概況や販売戦略を語るとともに、新製品のデモも行われた。まず、エプソン販売の鈴村取締役が市場状況を説明。鈴村氏は、映画館やライブの動員数、家庭でも4Kテレビやハイレゾオーディオの売り上げが大きな伸びを示しており、「『非日常』を楽しむ人々が増えている」とエンターテイメント市場が活性化していると発言。ホームシアタープロジェクターについては、2007年から2010年まで地上波放送の終了に合わせた買い替え需要で大画面TVと競合し、売り上げが急降下した。しかし2012年からは、非日常体験をトリガーとしてV字回復を果たしている。エプソンは、その起爆剤となった製品として、2013年8月に発表した「EH-TW5200」を挙げた。今回の新モデル、EH-TW5350/EH-TW5350Sは、EH-TW5200の後継だ。エプソンはホームシアタープロジェクター部門でトップシェアを持ち、AVマニア、ホームシアターファン、ライトユーザーというどのユーザー層に対しても、高い価値を提供していると自信を見せる。今回のEH-TW5350/EH-TW5350Sは、初めてホームプロジェクターを購入するエントリー向けのモデルだ。従来モデルのEH-TW5200と比べて、画質を大きく強化し、スマートフォンやタブレットからも簡単に投影できることを特徴としている。●新モデルは画質アップと無線LAN接続の標準対応が二大特徴○新モデルは画質アップと無線LAN接続の標準対応が二大特徴次にセイコーエプソンの小西部長が新モデルの詳細を説明。明るさは前モデル比10%増しの2,200ルーメンながら、アイリス部品を再設計することでコントラスト比を35,000:1へと強化(前モデルの2倍以上)。さらに、従来はエントリー製品にはなかったイメージ強調/フレーム補正機能を加えたことで、画質の良さをアピールしていた。また、無線LANを内蔵することによって、追加ドングルなしでパソコン(Intel WiDi)やスマートフォン・タブレット(Miracast)からのワイヤレス接続を可能にした。ほかにも新ホーム画面の採用(操作性の改善)、本体内蔵スピーカー(5W)といった点が強化されている。●レンタルサービスを活用しよう○TVを見ない「すべてスマホですませる」ユーザーにアピール最後に、エプソン販売の蟹澤部長が販売戦略を述べた。ホームシアタープロジェクターで大きく伸びているのが、EH-TW5200に代表されるフルHD対応の低価格機だ。これによってホームシアタープロジェクター市場が回復し、さらに拡大、開拓された。エプソンは単に販売数を伸ばすだけでなく、市場をさらに活性化させるための施策を行っており、今後も継続していく。一例としては、体験イベントやレンタルサービスがあり、新製品の展示店舗も100以上におよぶ。レンタルサービスに関しては、週末を含めた4日間のレンタルを6,000円で行っているが、レンタル利用者の実に35%が製品を購入するにいたっている。EH-TW5200が売れた大きな理由は「ハイコストパフォーマンス」としているが、近年の市場動向はスマートフォンやタブレットに寄っていると分析。新モデルのEH-TW5350に無線LAN機能を標準搭載したのは、スマートフォンやタブレット(もちろんパソコンも含む)からのワイヤレス接続を標準機能にして、スマホユーザーにアピールする意図があるようだ。発表会の後は、別室で実機投影デモが行われた。2Dと3Dの映画に加えて、タブレットからの無線LAN接続で斜めから投影してるエリアがあったが、EH-TW5350の補正機能で画面の歪みが良好に補正されていた。実際の体験会に関しては、東京都世田谷区の二子玉川ライズにて、10月30日~同年11月3日で開催予定だ。詳細は後日、エプソンのWebサイトで掲載予定となっている。レンタルサービスの対象モデルにも、EH-TW5350Sが加わる。8月27日から受け付けを開始し、9月5日からの貸出予定だ。新製品をいち早く自宅で確認したい人は、エプソンのWebサイトを確認するとよいだろう。
2015年08月20日エプソンは20日、3LCD方式の3D対応ホームシアタープロジェクター「dreamio」(ドリーミオ)シリーズの新モデルとして、「EH-TW5350」と「EH-TW5350S」を発表した。8月27日から発売し、価格はオープン。店頭予想価格は、プロジェクター単体のEH-TW5350が10万5,000円前後、プロジェクターと80型スクリーンをセットにしたEH-TW5350Sが11万円前後。EH-TW5350はフルHD(1080p)液晶パネルを採用しており、明るさは2,200ルーメン、コントラスト比は35,000:1となる。3D映像や2D-3D変換にも対応するが、オプションの3Dメガネが必要だ。対応する3D形式は、フレームパッキング、サイドバイサイド、トップアンドボトム。設置感としては、6畳間でも約100型の画面を投写できる。スクリーンに対して横方向から投写したときの台形歪みを、レバー操作(スライド)で調整する「ピタッと補正」も備えた。本体には5W×1基のスピーカーを内蔵しているほか、Bluetoothスピーカーやヘッドホンもつながる。また、これまで中級機以上に装備してきた、「イメージ強調」と「フレーム補間」を搭載。イメージ強調は質感を整えてシャープな映像を表現する機能、フレーム補間は動きの速い動画を滑らかに表示する機能だ。無線LANを標準で備え、パソコン、スマートフォン、タブレットといった端末で再生する映像を、ワイヤレスで投写できる。専用アプリを使うと、スマートフォンをリモコンとして利用可能。MHLにも対応し、メイン映像とサブ映像の2画面表示や、端末画面と同じ画面を投写するスクリーンミラーリングといった機能を持つ。そのほか主な仕様は、方式が3LCD、液晶パネルが0.61型ワイドポリシリコンTFT、投写レンズが1.2倍マニュアルズームフォーカスレンズ(F1.59~1.72、焦点距離16.9~20.28)、投写サイズが34型~332型、光源が200W UHEランプ。ビデオ信号の対応解像度は、480i / 480p / 720p / 1080i / 1080p(いずれも60Hz)、1080p/24Hz、1080p/30Hzとなっている。RGB信号の対応解像度は、VGA / SVGA / XGA / WXGA / SXGAだ。映像入力インタフェースはHDMI×2、RCAコンポジット×1、D-Sub×1で、USBストレージからの映像投写用としてUSB(タイプA)コネクタを備える。音声入力はRCA L/R、音声出力はステレオミニジャックだ。消費電力は明るさ「高」で307W、騒音レベルは最小29dB、本体サイズはW297×D245×H114mm、重量は約3.1kgとなる。
2015年08月20日エー・リンクは8月19日、各種スマートフォン、タブレット、PCの画像や音声情報をテレビやプロジェクタなどの大画面にWi-Fi(無線)で接続・表示する「EZCast Pro(イージーキャストプロ)」を9月1日から発売することを発表した。「EZCast Pro」は、企業の社内会議や顧客へのプレゼンテーション、教育研修やゼミなどにおける相互理解向上、グループ間のコミュニケーション向上などの用途が想定されている。同製品は、小型・軽量のドングルタイプのハードウェアで、HDMI端子に簡単に接続できる。また、iOS・Android・Windows・Mac OSなど複数(マルチ)OSでのストリーミングとミラーリング、画面の2分割、4分割表示が可能。投影画面の解像度は1,080Pで、投影画面を参加者がシェアリングできるAirViewも備えているという。また、同社ホームページから、Photo Viewer・Document Viewer・Live Camera・Video Player・Music Player・Web Browser・Cloud Storage・Live TV・Cloud Mediaなどのアプリケーションソフトウェアをダウンロードし活用可能となっている。希望小売価格は13,800円(税別)で、同社では今後1年間で約2万台の販売を予定している。
2015年08月20日サンワサプライは3日、バッテリー内蔵のモバイルプロジェクター「400-PRJ021」を発売した。直販サイトの価格は税込59,980円。400-PRJ021は、明るさ200ルーメン、解像度1,280×720ドットで投影できるモバイルプロジェクター。投影映像の歪みを抑える台形補正機能を搭載し、水平40度までワンタッチで自動補正できる。MHL端子を搭載し、スマートフォンやタブレットなどとケーブル1本で接続可能。本体にUSB出力専用ポートを備えており、モバイルバッテリーとしても機能する。出力は1A。主な仕様は、光学エンジンがDLP、解像度が1,280×720ドット、アスペクト比が16:9、光源寿命が標準で最大20,000時間、明るさが200ルーメン、コントラスト比が1,000:1。スクリーンサイズは約30~100インチ、投写距離が約1.2~3.7m、フォーカスはマニュアル。映像入力インタフェースはHDMI×1。リチウムイオンバッテリーを内蔵し、バッテリー容量は6,000mAh。連続投映時間は約2時間で、充電時間は約5時間。本体サイズはW132×D82×H24mm、重量は約300g。三脚が付属する。
2015年08月04日サンワサプライは3日、HD映像の投影が可能なモバイルプロジェクタ「400-PRJ021」を発売した。同社の通販サイト「サンワダイレクト」での価格は税別55,370円。バッテリ内蔵のモバイルプロジェクタ。200ルーメンの明るさでの投影が可能で、重量も約300gと軽量。MHLに対応し、スマートフォンやタブレットなどとケーブル1本で接続して投影できる。解像度は1,280×720ドットで、台形補正機能を標準搭載し、水平40度までワンタッチで自動補正可能。本体にはUSB出力専用ポートも備えているので、iPhoneやスマートフォンなどの充電が行える。出力は1A。主な仕様は、光学エンジンがDLP、解像度が1,280×720ドット、アスペクト比が16:9、光源寿命が標準で最大20,000時間、明るさが200ルーメン、コントラスト比が1,000:1。スクリーンサイズは約30~100インチ、投写距離が約1.2~3.7m、フォーカスはマニュアル。映像入力インタフェースはHDMI×1。リチウムイオンバッテリを内蔵し、バッテリ容量は6,000mAh。連続投映時間は約2時間で、充電時間は約5時間。本体サイズはW132×D82×H24mm、重量は約300g。三脚が付属する。
2015年08月03日東京エレクトロン デバイス(TED)と東京大学(東大)は7月29日、8ビット階調のモノクロ映像を最大1000fpsで投影することが可能な高速プロジェクタを開発したと発表した。同成果は、同大 情報理工学系研究科の石川渡辺研究室とTEDが2014年5月より行ってきたプロジェクタのフレームレートの高速化を目的とした共同研究の成果。今回は、その成果の一部として、高速プロジェクタの実用試作機「DynaFlash」を開発したほか、高速移動体へのプロジェクションマッピングシステムの試作も行ったという。そもそも人間が肉眼で1000fpsを見ることはほぼ不可能だ。しかし、今回のシステムは1000fpsをターゲットに開発されており、これについて、同大の石川正俊 教授はいくつかの要因が背景にあるとする。元々、同研究室では、高速ビジョンの研究・開発・事業化を目指した取り組みを行ってきており、これまでビジョンの高速化、アクチュエータの高速化を実現してきており、その流れでディスプレイの高速化が必要という判断が生じ、TEDとの共同開発に至ったという。では、1000fpsの高速表示が実現した場合、どういった恩恵が得られるだろうか。例えば、Kinectなどを使って、ヒトの動きを追随するアプリケーションがあった場合、カメラで動きを認識し、その動きをディスプレイ上に反映するまでにはシステム全体で150~200msの遅延が生じる。実際に、自分の動きと同じタイミングで表示画像が動かずに、とまどった経験を持つ人もいるだろう。また、3次元形状を認識するマシンビジョンの場合、照明を一瞬あてて、その投影パターンとあらかじめ登録された3次元情報を照会し、物体を認識する手法がよく用いられているが、光を照射して、カメラで撮影し、それを処理し、ロボットに把持の指令を出す、といった一連の作業にある程度の時間が必要であり、静止物であればともかく、生き物を捕まえる、といったことは困難であった。1000fpsが実現した場合、例えば、時速60kmで飛行するボールに対し、約1.7cmおきにパターンを投影することが可能となったり(ダイナミック・プロジェクションマッピング)、動き回る生物が何であるのかを3次元情報を使って識別することができるようになったりする。今回開発されたDynaFlashは、Texas Instruments(TI)のDLP DMDチップと高輝度LED光源を組み合わせて、最小遅延3msの1000fps/8ビット モノクロ階調(解像度は1024×768のXGA)の映像を投影することを可能としたもの。新たに画像処理用のFPGA(XilinxのVirtex-7とのこと)向けに開発した高速制御回路を搭載したことで1000fpsのフレームレートでの投影を実現したほか、独自開発の通信インタフェースを採用したことで映像が生成されてから、プロジェクタに投影されるまでの遅延を抑えることにも成功したという。なぜ、8ビット モノクロ階調ならびにXGAなのか、という点について石川教授は、「システムを構築することが第一で、実用的なレベルの最低条件として設定した性能」と説明する。そのため、まだシステム全体としてボトルネックがあるため、改良の余地があるとするが、将来的にはカラー化を進めていく方針とするほか、遅延の低減や高速ビジョンと連動した応用システムの開発も進めていきたいとしている。また、こうした石川教授の取り組みを受けて、TEDでも手ごたえを感じているようで、2016年夏をめどに、今回のシステムをベースに小型化などを図ったプロジェクタを発売する計画であるとする。仕様としては、0.7型XGA DMDを利用した1000fpsの8ビット階調をスクリーンルーメン500lm、投影遅延は最小3msで実現したいとするほか、ホスト側のインタフェースにはPCI Express(PCIe)の採用を予定。距離が離れた場所まで伸ばしたい場合は光ファイバによる通信を検討しているとする。さらに、撮影用カメラについては、プロジェクタ一体型にするか、分離型にするかはユーザーの反応次第としている。なお、価格は未定としているが、市場ニーズとしては、産業機器(FA)やロボットを中心に、リアルタイム3次元形状認識やダイナミック・プロジェクションマッピング、拡張現実(AR)などでの活用を期待するとしている。
2015年07月29日○エプソンブランド40周年に向け、明るく広色域のプロジェクタを発表エプソンは28日、ビジネス系プロジェクタのベーシックモデルをリニューアルし、新製品となる7モデルを発表した。8月6日から発売する。ここでは記者発表会の様子をお伝えしよう。まずはエプソン販売の鈴村氏がビジネスの概況を説明。ビジネスプロジェクタの分野では1994年にELP-3000を投入し、前モデルと比べて明るさが2倍、コスト/サイズ/重量が半分というところが高く評価され、国内シェアトップを獲得。以降も、性能、価格、使いやすさのバランスを加味して20年間トップシェアを守り、昨年(2014年)は国内シェアの60%を超えた。エプソンのコア技術である3LCDは、一般的に広く使われている1chip-DLPと比較して、白だけでなくカラーも明るく広色域。この高い色再現性が評価されていると分析した。その上で、今回は一番の売れ筋となっているビジネス系ベーシックモデルを7製品発表。全モデルで3,000ルーメンを超える明るさと、従来のSVGA/XGA/WXGAに加えてWUXGAモデルを加えた。次にセイコーエプソンの小川氏が新製品の概要を説明。エプソンの製品群(ビジネス向けプロジェクタのスタンダードモデル)において、もっとも販売されているのは、SVGA/XGA/WXGAモデルという構成だった。繰り返しになるが、新ラインナップでは、従来モデルから明るさをアップして(200~400ルーメン)、全モデルで3,000ルーメン以上を確保。さらに、WUXGA製品を追加している。主なセールスポイントは、3LCDによる明るいカラー、2.4kg(XUXGAモデルのみ2.6kg)と軽量で社内移動に便利、スライド式の横台形補正機能(縦方向は自動補正)、そして新機能となるホーム画面による接続や設定の容易さなどだ。最後に、エプソン販売の蟹澤氏が販売・宣伝戦略を説明した。この製品ジャンルでは、新規購入ユーザーの割合が40%弱ということで、より手軽に、簡単にプロジェクタを使ってほしいとした。キーメッセージには、原点に立ち返って「カラーが断然、明るい。」を採用。以前から使用している「最大3倍カラーが明るい」に加え、「最大3倍色域が広い」という最大3倍プロモーションを実施する。表現できる色域をチャート化したものを、カタログやWebで展開するという。また、これまで真摯にモノづくりに励んできた結果が、20年連続のシェアNo.1に結び付いたこともアピールしていく。なお、ビジネスプロジェクタの売れ行きに関しては、一定の手ごたえがあるようだ。その背景として、Windows XP問題に端を発するPC本体のリプレースが一段落したこと、企業の業績回復で周辺機器の購入意欲が増していることを挙げていた。
2015年07月28日サンワサプライは17日、モバイルプリンタやプロジェクタと一緒に、15.6型までのノートPCを収納できるバッグ「BAG-MPR3BKN」を発売した。同社直販サイト「サンワダイレクト」での価格は税込15,800円。大型と小型の収納部を備えており、両収納部それぞれに高さ調節可能な仕切り板を用意している。本体に、15.6型までのノートPCを収納できる着脱可能なインナーケースが付属する。大型収納部にはダイヤル式のファスナーロックを、小型収納部には南京錠などを装着できる引手金具付きファスナーを装備している。ショルダーベルトの取り付け部には、磨耗に強い日本製スーパーナスカンを使用。本体背面には、バッグ本体をスーツケースのキャリーハンドルに取り付けるためのサポーターを用意する。収納可能なモバイルプリンタはキヤノン「PIXUS iP110」「PIXUS iP100」、エプソン「PX-S05」、日本HP「HP Officejet 150Mobile」「HP Officejet 100Mobile」。本体の外寸はW420×D175×H320mmで、重量は1200g。内寸は大型収納部がW390×D90×H290mmで、小型収納部がW390×D65×H290mm。インナーケースの外寸はW385×D40×H270mmで、ケース重量は80g。
2015年07月17日キヤノンマーケティングジャパンは13日、コンパクトサイズのプロジェクター「ミニプロジェクター C-5」を発表した。カラーはDeep BlueとSilverの2色で、8月上旬より発売する。価格はオープンで、推定市場価格は29,800円前後(税別)。ミニプロジェクター C-5は、W124×H20×D71mm、重量169gの小型かつ軽量の製品。胸ポケットに収まるコンパクトサイズで、携帯性に優れており、外出先での使用といったモバイル用途に適している。MHL対応のミニHDMI端子を搭載し、PC以外にも、MHL対応スマートフォンやタブレットと接続して、映像や音声を投影することが可能だ。また、最長3時間使用できるバッテリを搭載しているため、電源が不要。光源には、寿命が約10,000時間のLEDを採用している。主な仕様は、投写方式がDLP、光源がLED、輝度が50ルーメン、画素数が640×480ドット(VGA)、ズームが固定式、コントラスト比が800:1。入力インタフェースは、MHL対応のミニHDMI×1、ステレオミニジャック×1。1Wのモノラルスピーカーを搭載。本体サイズはW124×H20×D71mm、重量は169g。HDMIケーブルとMHLケーブルが付属する。
2015年07月13日キヤノンマーケティングジャパンは13日、MHL対応ミニHDMI端子を搭載した小型・軽量プロジェクタ「ミニプロジェクター C-5」を発表した。カラーはDeep BlueとSilverの2色。発売は8月上旬。価格はオープンで、店頭予想価格は29,800円前後(税別)。ミニプロジェクター C-5は、重量169gと軽量でモバイル用途に適している小型プロジェクタ。バッテリ駆動のため電源が不要で、最長3時間の連続使用ができる。MHL対応のミニHDMI端子を採用し、PC画面以外にも、MHL対応のスマートフォンやタブレットの画面を投影可能だ。また、光源には長寿命のLEDを採用し、光源寿命は約10,000時間。主な仕様は、投写方式がDLP、光源がLED、輝度が50ルーメン、画素数が640×480ドット(VGA)、ズームが固定式、コントラスト比が800:1。入力インタフェースは、MHL対応のミニHDMI×1、ステレオミニジャック×1。1Wのモノラルスピーカーを搭載し、本体の底面には三脚穴を設けている。本体サイズはW124×H20×D71mm、重量は169g。HDMIケーブルとMHLケーブルが付属する。
2015年07月13日韓国LGエレクトロニクスは17日(現地時間)、同社製プロジェクタ「Minibeam」シリーズの新製品として、曲線デザインの小型LEDプロジェクタ「Minibeam Nano」(PV150G)を発表した。アジアや北アメリカ、欧州、アフリカ、中南米などの主要市場で、6月中の提供を予定する。重量270gと軽量で、約10cm×10cmと手のひらサイズの小型LEDプロジェクタ。ミラキャストやWi-Fi Direct技術により、スマートフォンやタブレットとワイヤレスで接続できる。解像度は854×480ドット。電源はACアダプタによる駆動のほか、3,800mAh容量のバッテリも内蔵する。バッテリ駆動時間は最大2時間。このほかの主な仕様は、輝度が100ANSIルーメン、コントラスト比が100,000:1、最大表示サイズは100インチ(壁との距離3.625m)、LED寿命は3万時間。スピーカーは1Wのモノラル。搭載端子はHDMI×1、USB×1。本体サイズは108×103×44mm、重量は270g。
2015年06月18日ベンキュージャパンは17日、34cmの距離から87型の画面を投写できる超短焦点DLPプロジェクタ「MW853UST+」を発表した。6月19日より発売する。価格はオープンで、店頭予想価格は139,800円前後。MW853UST+は、スクリーンから短い距離でも大画面を投写できるので、スペースの限られた場所での利用に適している。明るさは3,200ルーメンで、1,280×800ドット解像度(WXGA)に対応。ランプ寿命を最大7,000時間まで延長する「スマートエコ」モードを搭載しており、メンテナンスコストの削減に効果を発揮する。中間色の輝度を向上させる「BrilliantColor」を搭載するほか、オプションの3D専用メガネ「3DGS-02」を使えば3D映像の視聴が可能。主な仕様は、投写方式がDLP、画素数が1,280×800ドット(WXGA)、輝度が3,200ルーメン、コントラスト比が10,000:1、光源が230W、光源寿命が標準で最大4,000時間、エコノミーで最大5,000時間、スマートエコで最大7,000時間。画面サイズは80~100型で、アスペクト比が16:10、投写距離が87インチで約0.34m、対応解像度が640×480(VGA)~1,600×1,200ドット。映像入力インタフェースはHDMI×1、D-sub×2、Sビデオ×1、コンポジットビデオ×1。映像出力インタフェースはD-sub×1。投写位置は正面 / 天井正面 / 背面 / 天井背面。10W+10Wのスピーカーを搭載し、縦方向のみマニュアルで±40度の台形補正が可能。本体サイズはW288×D201×H373mm、重量は約5.0g。
2015年06月17日日本エイサーは4日、ビジネス向けプロジェクタとして、シールドエンジン設計を採用する「X133PWH」、「X123PH」、「X113PH」の3モデルを発表した。6月5日から発売する。価格はオープン。○X133PWH「X133PWH」は、3,100ルーメンの明るさを持つビジネス向けプロジェクタ。埃を嫌う重要パーツ部位に、ダストシールドを設けた「シールドエンジン設計」を採用する。1,280×800ドットでの投影に対応し、オプション3Dメガネを使うことで3D映像の視聴も可能。「PINセキュリティ機能」では、電源投入時にパスワード入力が必要になる。投影終了後に、本体の電源を切らずに電源コードを抜いても安心な「インスタントパック機能」や、電源を切っても2分以内に投影を再開できる「インスタントレジューム機能」、映像入力信号がない場合に自動で電源を切る「 オートシャットダウン機能」など、電源まわりに関する機能が豊富。主な仕様は、投写方式がDLP、画素数が1,280×800ドット、輝度が標準で3,100ルーメン(ECOモード:2,480ルーメン)、コントラスト比が13,000:1。ランプ交換時期は標準で5,000時間、ECOモードで6,000時間、ExtreamECOモードで10,000時間。投写画面サイズが27~300インチで、投影距離が1~10m。アスペクト比が16:10 / 16:9 / 4:3。対応解像度は640×480(VGA)~1,920×1,200ドット。レンズは明るさがF2.5~2.6、焦点距離が21.86~24mm。ズームとフォーカスは手動。映像入力インタフェースはHDMI×1、D-sub×1、Sビデオ×1、コンポジットビデオ×1。映写モードはフロント / リア / フロントセイリング / リアセイリング。台形補正は手動で垂直方向のみ±40度の補正が可能。リモコンが付属し、本体サイズはW314×D223×H93mm、重量は2.5kg。○X123PH「X123PH」は、1,024×768ドットでの投影に対応するモデル。基本機能や仕様は「X133PWH」に準ずる。主な相違点は、輝度が標準で3,000ルーメン(ECOモード:2,400ルーメン)、投写画面サイズが23~300インチで投影距離が1~11.9m、アスペクト比が16:9 / 4:3、レンズの明るさがF2.41~2.55、焦点距離が21.79~23.99mmなど。○X113PH「X113PH」は、800×600ドットでの投影に対応するモデル。そのほかの基本機能や仕様は「X123PH」とほぼ共通。
2015年06月04日日本エイサーは21日、フルHD対応の短焦点プロジェクタ「H7550ST」と「H6517ST」の2機種を発表した。「H7550ST」では1.5m、「H6517ST」では1.1mの距離から100インチのスクリーンに投影できる。価格はオープンで、店頭予想価格は「H7550ST」が税別130,000円前後、「H6517ST」が税別100,000円前後。22日より発売する。○H7550ST最短投影距離0.9mの短焦点プロジェクタ。3D対応のHDMI1.4a端子を搭載しているため、3D対応の機器、コンテンツ、オプションの3Dメガネを用意すれば3D映像が楽しめる。また、2D映像をリアルタイムに3D映像に変換できる「2D to 3D変換機能」を搭載している。天板内部にMHL対応HDMI端子とmicroUSB端子を搭載し、Chromecastのような小型のメディアストリーミング端子を接続したまま収納することができる。また、Bluetoothオーディオモジュールを内蔵し、接続中の再生機器の音声を、本製品を通じて外部のBluetooth対応デバイスとBluetooth接続できる。主な仕様は、投写方式がDLP、画素数が1080p(1,920×1,080ドット)、輝度が標準で3,000ルーメン(ECOモード:2,400ルーメン)、コントラスト比が16,000:1。ランプ交換時間は標準で4,000時間、ECOモードで6,000時間、Extreme ECOモードで8,000時間。投写画面サイズが54~300インチで、投影距離が0.9~4.6m、アスペクト比が16:9 / 4:3。対応解像度は640×480(VGA)~1,920×1,200ドット(WUXGA)。レンズは明るさがF2.6~2.78、焦点距離が10.20~11.22mm。映像入力インタフェースはHDMI×2(MHL対応HDMI×1)、ミニD-Sub×1、コンポジット×1、S-Video×1、コンポーネント×1。10W+10WのDTS / Bluetooth対応スピーカーを搭載し、映写モードはフロント / リア / フロントセイリング / リアセイリング。台形補正は垂直方向のみ±40度の補正が可能。本体サイズはW357×D241×H98mm、重量は3.4kg。○H6517ST最短投写距離0.5mの短焦点プロジェクタ。H7550STと同じく3D映像が楽しめるほか、MHL対応のスマートフォンと本体をケーブルで接続すると、スマートフォンの表示内容を大画面で投影できる(市販のMHLケーブルが必要)。主な仕様は、投写方式がDLP、画素数が1080p(1,920×1,080ドット)、輝度が標準で3,000ルーメン(ECOモード:2,400ルーメン)、コントラスト比が10,000:1。ランプ交換時間は標準で4,000時間、ECOモードで6,000時間、Extreme ECOモードで8,000時間。投写画面サイズが45~300インチで、投影距離が0.5~3.3m、アスペクト比が16:9 / 4:3。対応解像度は640×480(VGA)~1,920×1,200ドット(WUXGA)。レンズは明るさがF2.8、焦点距離が7.42mm。映像入力インタフェースはHDMI×2(MHL対応HDMI×1)、ミニD-Sub×1、コンポジット×1。2W×1のスピーカーを搭載し、映写モードはフロント / リア / フロントセイリング / リアセイリング。台形補正は垂直方向のみ±40度の補正が可能。本体サイズはW314×D223×H93mm、重量は2.5kg。
2015年05月21日NECディスプレイソリューションズは5月19日、「ビューライトシリーズ」の新製品として、超短焦点プロジェクタ「NP-UM352WJL」を7月上旬より出荷開始すると発表した。新製品は、最大110型スクリーンに対して、約51cmの距離での投写や、PCレスで電子ホワイトボードとしての利用、また、Miracast規格に対応したスマートフォンやタブレット画面をワイヤレスで投写できるという特徴を持っている。また、最大50台の端末からスクリーンに最大16分割のマルチ画面で表示することができるほか、各端末のウェブブラウザを経由して、投写中の画面の共有や使用したデータの保存が可能なWebシェアリング機能も搭載しており、プロジェクタ1台で、効果的かつ効率的な授業や会議プレゼンテーションの運営を実現できるとしている。さらに、プロジェクタ本体を上下左右に傾けたときに起きる投写画面の台形ひずみを、投写角を中心に上下左右方向とも±10度の範囲での補正や、上下左右いずれか1方向の調整をすることで画面の湾曲ひずみを調整する「ピンクッション補正」も可能。パネル解像度はWXGA(1280×800)、明るさは3500ルーメン、希望小売価格はオープン価格となる。プラスソフトの電子黒板用ペンソフト「PenPlus」をセットにした、より高度な画面への書き込みが可能となったモデル(型名:NP-UM352WJL-PN、価格:オープン)も発売する。同社では、発売後1年間で、国内・海外向けをあわせ、1万台の販売を予定している。
2015年05月20日ソフトバンクモバイルは19日、LTE通信対応のAndroid搭載モバイルプロジェクター「モバイルシアター」(ZTE製)を2015年9月以降に発売すると発表した。端末価格は未定。「モバイルシアター」は、最大120インチ、200ルーメンの明るさで映像を投影できるモバイルプロジェクター。OSにAndroid 4.4.4を搭載し、Google Playが利用できるためスマートフォンやタブレット端末など向けのアプリをダウンロードできる。また、本体のディスプレイ映像やアプリをそのままプロジェクターで投影することも可能となっている。「SoftBank 4G LTE」、「SoftBank 4G」の通信に対応し、本体だけで通信が可能なほか、モバイルWi-Fiルーターとしての機能も備えている。バッテリー容量は6,300mAhで、約3時間の投影が可能。また、電源の供給機能を搭載しており、モバイルバッテリーとしてスマートフォンやタブレット端末を充電できる。「モバイルシアター」の主な仕様は次の通り。OSはAndroid 4.4.4。CPUはMSM8974(クアッドコア、2GHz)。内蔵メモリは2GB。ストレージ容量は16GB。外部ストレージはmicroSDXC(64GB)。サイズ/重量は、高さ約131mm×幅約134mm×厚さ約33.3mm/約579g。ディスプレイサイズは約5インチ。ディスプレイ解像度は1,280×720ピクセル。最大輝度は200ルーメン。投影サイズは最大120インチ。スピーカーを内蔵。カラーバリエーションはシルバー1色。通信面では、FDD-LTE(900MHz/2.1GHz)、W-CDMA(900MHz/2.1GHz)、AXGP(2.5GHz)をサポート。そのほか、Bluetooth 4.0、IEEE802.11a/b/g/nに準拠したWi-Fiに対応している。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年05月19日エプソンは、大会議室や講義室でフルカラーコンテンツを明るく鮮やかに映し出す常設向けプロジェクター全6機種を5月22日より順次発売すると発表した。今回発売される新製品は、同社の強みであるカラーコンテンツ投写時の明るさと高画質にこだわり、また、大会議室や講義室での常設の際に必要とされる「設置のしやすさ」を備えたモデルとなっているという。「設置のしやすさ」としてHDBaseT端子をEB-Gシリーズ新製品全機種に搭載、また投射距離が短くフォーカス性能を向上した大画面・高画質を実現するレンズを標準搭載した。同社のプロジェクターはカラー再現できる色域が広い3LCD方式を採用しているため、カラーの画像や映像を投射しても明るさが落ちず、また動きの速いスポーツなどの映像をジャギー感なく再生するなど、映像再生のクオリティを高める高画質化回路「DCDiチップ」を搭載。ほかに、スピード感のある映像も残像感を抑えた滑らかで美しい映像で楽しめる「フレーム補間技術」や、レントゲン写真などの医療のイメージを確認するための「DICOM SIMモード」も搭載している。価格はいずれもオープン価格。なお、トラブルに迅速に対応するため、EB-Gシリーズ全機種を3年保証としている。各製品の概要は下記のとおり。
2015年05月13日NECディスプレイソリューションズは24日、「ビューライトシリーズ」の新製品として、3チップDLP方式を採用したレーザープロジェクタ「NP-PH1202HLJD」を発表した。5月21日より発売する。価格はオープン。独自開発の「循環冷却防塵構造」を採用したレーザープロジェクタ。光学ユニットを密閉し、内部で空気を循環させて光学部品を冷却させることで、外気に含まれるチリや埃による光学部品の汚損を防止する。また、レンズシフトを行うために必要な隙間を凹凸設計にすることで、チリや埃の侵入を抑えて耐久性も向上させている。3チップDLP方式を採用し、1,920×1,080ドットの投写に対応。レーザー光源を採用することで明るさ12,000ルーメンを達成した。製品寿命も約20,000時間と長い。画質を向上させる機能として、解像度変換技術「アドバンスド・アキュブレンド」と、被写体の周囲を暗くすることで立体感を得る「3rd SweetVision」を搭載する。4台のプロジェクターを使って3,840×2,160ドット(4K)の投写を可能にする「タイリング機能」に対応。4K信号に対応したHDMI端子(リピーター機能)の搭載により、外付け機器を使わずに4K映像を投写できる。複雑なマルチ画面設定が自動で行える「タイルマトリクス機能」や、映像の境界を目立たせなくさせる「エッジブレンディング補正」など、マルチ画面時における利便性の高い機能を内蔵する。主な仕様は、投写方式が3チップDLP方式、最大表示解像度が1,920×1,080ドット(フルHD)、明るさが12,000ルーメン、コントラスト比が10,000:1(ダイナミックコントラスト:オン時)、光源がレーザーダイオード。映像入力インタフェースはHDMI×1、D-Sub×1、DisplayPort×1、BNC×1。映像出力インタフェースはHDMI×1。100BASE-TX対応有線LANポートとUSB×1基を搭載。本体サイズはW680×D860×H333mm、重量は約68kg。なお、レンズは別売りとなっており、5月下旬に6モデルが発売される。価格はオープン。
2015年04月24日ベンキュージャパンは23日、明るさ3,200ルーメンで1,280×800ドット解像度に対応するDLPプロジェクタ「TW526」を発表した。4月24日より発売する。価格はオープンで、店頭予想価格は69,800円前後。約1.9gと軽量のDLPプロジェクタ。3,200ルーメンの明るさで投写でき、1,280×800ドット解像度(WXGA)に対応。個人でも法人でもなじみやすいパールホワイトのきょう体カラーを採用する。ランプ寿命を最大10,000時間まで延長する「ランプセーブモード」を搭載しており、メンテナンスコストの削減に効果を発揮。オプションの3D専用メガネ「3DGS-02」を使えば3D映像の視聴も行える。そのほか、中間色の輝度を向上させる「BrilliantColor」や、インスタントリスタート機能なども搭載する。主な仕様は、投写方式がDLP、画素数が1,280×800ドット(WXGA)、輝度が3,200ルーメン、コントラスト比が13,000:1、光源が190W、光源寿命が標準で最大4,500時間、エコノミーで最大6,000時間、スマートエコで最大6,500時間、ランプセーブで最大10,000時間、画面サイズが60~300型で、アスペクト比が16:10、投写距離が60インチで約2~2.19m、80インチで約2.67~2.92m、100インチで約3.33~3.66m、対応解像度が640×480(VGA)~1,920×1,080ドット(フルHD)。映像入力インタフェースはHDMI×1、D-Sub×2、Sビデオ×1、コンポジットビデオ×1。映像出力インタフェースはD-Sub×1。投写位置は正面 / 天井正面 / 背面 / 天井背面。光学ズームは約1.1倍。縦方向のみマニュアルで±40度の台形補正が可能。本体サイズはW283×D222×H95mm、重量は約1.94g。
2015年04月23日NECディスプレイソリューションズは20日、「ビューライトシリーズ」の新製品として、超短焦点プロジェクタ「NP-U321HJD」を発表した。5月21日より発売する。最大100型のスクリーンに対応する超短焦点プロジェクタ。新開発の超短焦点レンズにより約31cmの距離からの投写が可能で、1,920×1,080ドットのDLPチップを搭載。フルHD映像をそのままの解像度で投写できる。DLP Link方式の3D映像に対応。独自開発のユーティリティソフトを使うことにより、PCからプロジェクターの操作も行える。電源オン / オフや入力信号切替え、ランプ使用時間などの各種設定の管理も可能。このほか、AC電源が接続されると自動的にスイッチが入る「ダイレクトパワーオン機能」、信号入力がなく設定した時間内に操作をしないと自動的に電源を切りスタンバイ状態となる「オートパワーオフ機能」などを搭載。スタンバイ時の消費電力も0.18Wと低く、エコモードをオンに設定すると、使用中の消費電力も抑えられる。主な仕様は、投写方式が単板DLP方式、最大表示解像度が1,920×1,080ドット(フルHD)、明るさが3,200ルーメン、コントラスト比が10,000:1(ダイナミックコントラスト:オン時)、光源が260WのACランプ、画面サイズが85~100型、投写距離が47.4~55.8cm。映像入力インタフェースはHDMI×2(1基はMHL対応)、D-Sub×1、コンポジットビデオ×1。映像出力インタフェースはD-sub×1。10BASE-T / 100BASE-TX対応有線LANポートと8Wのモノラルスピーカーを内蔵。本体サイズはW382×D307×H85mm、重量は約4.7kg。
2015年04月21日パナソニックは2日、Intel Pro WiDiに対応した法人向けポータブル液晶プロジェクタ「PT-VW350」シリーズを発表した。WXGA解像度で輝度4,000ルーメンの「PT-VW355NJ」とXGA解像度で輝度4,500ルーメンの「PT-VX425NJ」を用意する。発売は5月。いずれも価格はオープンで、推定市場価格は税別250,000円前後だ。PT-VW350シリーズは、Intel Pro WiDiに対応するポータブルプロジェクタ。Pro WiDi対応のPCなどから、ワイヤレスでドキュメントなどを転送して投写できる。液晶プロジェクタとして世界で初めてIntel Pro WiDiに対応した(パナソニック調べ)。PCやAndroid端末の画面を無線LAN経由で投写できるMiracastも利用できる。本体内部の温度を最適化した設計によって、4,000ルーメン・4,500ルーメンの明るさを達成した。解像度はPT-VW355NJがWXGA(1,280×800ドット)、PT-VX425NJがXGA(1024×768ドット)。新設計のアイリスは、映像信号を検出して明るい映像と暗い映像での光量をコントロールする。これによって、より忠実な階調表現が可能になり、コントラスト比も12,000:1と高い。ランプ交換サイクルはノーマルで5,000時間、エコで7,000時間となっている。映像入力インタフェースはHDMI×1、D-sub×2。そのほかUSBポート、MEMORY VIEWER、有線LAN端子を備える。Android・iOS用アプリ「ワイヤレスプロジェクター」を用いれば、音声の送信も可能になる。本体サイズはW352×D279×H98mm、重量は約3.4kg。
2015年04月02日カシオは3月30日、水銀ゼロで高輝度投影を実現しつつ、導入コストを抑えた次世代プロジェクター「XJ-V1」を発表した。発売は5月下旬。価格はオープンで、推定市場価格は税別70,000円前後だ。「レーザー&LEDハイブリッド光源」を採用するビジネス向けプロジェクター。水銀ランプを使用していないが、最大2,700ルーメンの高輝度投影が可能だ。光源寿命は約20,000時間。消費電力は水銀ランプを搭載する一般的なプロジェクターと比べて半分に抑えられている。電源を入れてから最短5秒で最大輝度での投映が可能だ。電源を切ってから再び電源を入れた場合も、クールダウンを必要とせずにすぐ使える。本体内部は3ブロックに分けられており、光学エンジン部へのホコリの侵入を防ぐことで防塵性能を向上させた。また、ホコリによる投映輝度の劣化を軽減し、長期的な安定稼働を実現する。主な仕様は、投映方式が1chip DLP、表示素子が0.55型XGAチップ。画素数が1,024×768ドット(XGA)、コントラスト比が20000:1、輝度が2,700ルーメン。色再現性は約10億7,000万色。レンズは光学1.1倍ズームレンズ搭載で、フォーカスは手動。焦点距離は17.16~18.98mm、F値はF2.4~2.54。台形補正は±30度。表示解像度は最大1,920×1,080ドット(フルHD)、圧縮表示で最大1,600×1,200ドット(UXGA)。投影画面サイズは30~300型で、投写距離は60型投影で1.79~1.99m、100型投影で3.07~3.41m、最短投影距離は0.83m。消費電力はブライトモードで150W、ノーマルモードで135W、エコモード レベル1で120W、エコモード レベル5で70W、待機時で0.12W。映像入力インタフェースは、HDMI×1、ミニD-sub×1、コンポーネントビデオ×1。音声入力インタフェースは、3.5mmステレオミニジャック×1。本体サイズは約W269.5×D269.5×H88.5mm、重量は約2.8kg。
2015年03月30日エプソンは3月26日、光源にレーザーダイオードを採用した4K対応ホームシアタープロジェクタ「EH-LS10000」を発表した。発売は4月9日。価格はオープンで、店頭予想価格は税別800,000円前後。EH-LS10000は、高い色再現性を実現できる安定した光源のレーザーダイオードを採用したホームプロジェクタ。同社のホームシアター用プロジェクタにおいて、フラグシップモデルに当たる。レーザー光源はパルスでの制御を自由に行えるので、1フレームごとの入力信号に合わせて遅延のないリアルタイム調光が可能だ。シーンの切り替えなどで暗転する場面では、瞬時に明るさ0ルーメンの漆黒「パーフェクトブラック」を実現する。DCI(Digital Cinema Initiatives)色域をカバーするデジタルシネマモード、Adobe RGBモードなど10種類のカラーモードを搭載。すべてのカラーモードでsRGBの色域をカバーしている。独自の「4Kエンハンスメントテクノロジー」は、1画素を斜めに0.5画素シフトさせることで、解像度を2倍に拡大し4K解像度を達成。液晶パネル画素数は1,920×1,080ドットだが、4Kエンハンスメントテクノロジーによって最大4,096×2,160ドットの4K映像の表示に対応する。フルHDから4Kにスケールアップした映像も、独自の超解像技術とチューニングによって高精細ながらも自然な表示に仕上げている。そのほか、映像の明暗を強調する「ディティール強調」、動きの速い動画を滑らかに再生する「フレーム補間」、ブラックアウトタイムを短縮する「Bright 3D Drive」などの多彩な機能を搭載している。主な仕様は、投写方式が3LCD Reflective方式、液晶パネルが1,920×1,080ドット×3枚、光源がレーザーダイオード、コントラスト比が無限、対応解像度が4,096×2,160ドット、投写サイズが30~300型。ビデオ入力信号は最大4,096×2,160ドット(50Hz / 60Hz)に対応。インタフェースはHDMI×2(うち1基はHDCP2.2に対応)、ミニD-sub×1、コンポーネント×1、コンポジット×1、ネットワーク端子×1、RS232C×1、トリガーアウト×2、USBポート×1。投写レンズは、焦点距離が21.3~44.7mmで光学ズーム約2.1倍の電動ズームフォーカスレンズ。F値はF2.5-3.7。レンズシフトは上下90%・左右40%。本体サイズはW550×D553×H225mm、重量は約18kg。光源寿命は30,000時間。
2015年03月26日サンコーは3月23日、スマートフォンを取り付けると小型プロジェクターになる簡易キット「スマホdeシアター」を販売開始した。サンコーレアモノショップでの直販価格は税込3,980円。スマホdeシアターは、スマートフォンをセットすると、壁などにスマートフォン画面を投映できる簡易プロジェクターキット。幅80mm、高さ160mm、約5.5型までのスマートフォンをセット可能で、iPhone 6 Plusにも対応している。外枠は段ボール製のため、重量は309gと軽い。投映する映像は上下左右が逆になる点に注意が必要だ。Androidの場合、上下は「画面回転制御」、左右は「左右反転ムービーメーカー」というアプリで反転を解消できると確認済み。iOSの場合、上下はiOS端末側の「設定」、左右は「mirrTube」というアプリで反転を解消できる。本体サイズはW180×D170×H103mm。
2015年03月23日山陽トランスポートは5日、「机で使える小型のプロジェクタースクリーン EEX-PCM1」など4モデルを発売した。20インチ / 30インチ / 40インチ / 50インチのモデルを用意。同社の通販サイト「イーサプライ」での価格は税込2,480円から。○EEX-PSF1-20机上でプロジェクタの映像投写に利用するモバイルスクリーン。価格は2,480円。20インチモデルは底面を開くだけで簡単に設置できる設計で、底面にはマグネットを装備するためスチールデスクに固定でき、軽さのためにぐらつくこともないという。たためばフラットになるので持ち運びにも便利。アスペクト比は4:3。本体サイズはW430×D152×H330mm、重量は約600g。○EEX-PCM1-30 / EEX-PCM1-40 / EEX-PCM1-5030インチ / 40インチ / 50インチモデルは左右の柱のロックを外して開き、脚部を開けば設置できる設計。価格は30インチが7,800円、40インチが9,800円、50インチが10,800円(いずれも税込)。ハンドルが付いているので持ち運びもしやすく、スクリーン背面には柱が動かないように固定するアームも装備する。アスペクト比は4:3。専用ケースが付属する。本体サイズは30インチがW685×D100×H537mm、重量は約1kg。40インチモデルがW925×D240×H735mm、重量は約約1.95kg。50インチモデルがW1125×D240×H875mm、重量は約2.8kg。
2015年03月06日ベンキュージャパンは27日、1mの距離から64型の画面を投写できる短焦点ワイドDLPプロジェクタ「MW621ST」を発表した。3月6日から発売し、価格はオープン、店頭予想価格は89,800円。解像度はWXGA(1,280×800ドット)で、輝度は3,000ルーメン、コントラスト比は1,300:1、1.2倍の光学ズームを持つ。映像入力インタフェースは、D-Sub、ビデオコンポジット、Sビデオ、HDMIが1系統ずつ、音声入力はラインとミニジャックが1系統ずつ。対応解像度は、PCからのD-Sub入力時が640×480ドット~1,600×1,200ドット。HDMI入力時は、640×480ドット~1,920×1,080ドット(フルHD)。本体に10Wスピーカーを内蔵しており、映像出力としてD-Sub×1系統を搭載する。本体にはUSBポートも備え、USBメモリに保存した画像をスライドショー形式で投写可能だ。対応する画像形式は、JPEG、GIF、BMP、TIFF、PNGとなっており、動画はサポートしていない。テキサス・インスツルメンツ社の色彩深度を向上させる技術「BrilliantColor」を採用し、自然の風景などに多い中間色の再現性を高めている。また、オプションの3D専用メガネを使うことによって、DLP Link方式の3D映像を視聴可能。画面サイズは40型~100型で、投写距離は60型が約0.93m~1.125m、80型が約1.25m~1.5m、100型が約1.563~1.875mとなっている。ランプ寿命の目安は、標準モードで約4,500時間、エコノミーモードで約6,000時間、スマートエコモードで約6,500時間、ランプセーブモードで約10,000時間。本体サイズはW287.3×D232.6×H114.4mm、重量は約2.6kg。リモコンが付属し、本体の設置は前面投写、天井前面投写、リア投写、天井リア投写に対応する。
2015年02月27日日本エイサーは13日、高輝度LEDを搭載したモバイルプロジェクタ「K137」を発表した。2月13日より発売する。価格はオープン。ランプ交換が必要ない長寿命のLED光源を搭載するモバイルプロジェクタ(LED光源の交換は不可)。1,280×800ドットでの投影に対応する。コンパクトな本体は持ち運びも考えられており、本体には2GBのメモリを内蔵。内蔵メモリにデータを保存しておくことで、再生機器を接続してなくても投影が可能。データ読み込み用にUSBメモリリーダー機能とSDメモリーカードスロットを備える。主な仕様は、投写方式がDLP、画素数が1,280×800ドット、輝度が標準で700ルーメン(ECOモード:560ルーメン)、コントラスト比が10,000:1。ランプ耐久時間は標準で20,000時間、ECOモードで30,000時間。投写画面サイズが17~100インチで、投影距離が0.6~3.2m、アスペクト比が16:10 / 16:9 / 4:3。対応解像度は640×480(VGA)~1,920×1,200ドット(フルHD)。レンズは明るさがF2.0、焦点距離が14.95mm。映像入力インタフェースはHDMI×1(MHL対応)。3W+3Wのスピーカーを搭載し、映写モードはフロント / リア / フロントセイリング / リアセイリング。台形補正は手動で垂直方向のみ±40度の補正が可能。本体サイズはW289×D116×H41mm、重量は510g。リモコンが付属する。
2015年02月13日