ソニーは1月29日、約17cmの至近距離から最大147インチの画面を投写できる4K超短焦点プロジェクター「LSPX-W1S」の国内発売概要を発表した。発売は1月30日で、価格は税別5,000,000円。「LSPX-W1S」はソニーが提案するコンセプト「Life Space UX」における初めての製品。米国では2014年9月に発売されていた。また、Life Space UXはCES 2014やIFA 2014、CES 2015といった国際的な家電製品イベントでコンセプトモデルが披露されてきた。LSPX-W1Sは、約17cmの距離から92~147インチ、ほぼ直上にも66~106インチの4K映像を投写できる超短焦点プロジェクター。経年劣化に強いレーザーダイオードを採用し、ダイナミックコントロール機能によって、シーンに合わせて光量を自動的に最適化する。また、ソニー独自の高画質化技術「データベース型超解像処理LSI(リアリティークリエーション)」によって、HDコンテンツをより高品位に4Kアップスケーリングする。最大サイズは2,700×265×535mm、重量は約113.9kg。スピーカーの出力は40W+40W。インタフェースはHDMI×4、有線LAN、USB(タイプA)などを備えている。プロジェクターとスピーカー、キャビネットをインテリアに自然に溶け込むようデザインした。販売形態は、銀座ソニービル内の直営店「ソニーストア 銀座」における受注生産方式。同ビル内のソニーショールームで実機体験や購入相談に対応する。
2015年01月29日ベンキュージャパンは27日、明るさ3,000ルーメンで1,024×768ドット解像度に対応するDLPプロジェクタ「EX501」を発表した。1月31日より発売する。価格はオープンで、店頭予想価格は49,800円前後。約1.9gと軽量のDLPプロジェクタ。3,000ルーメンの明るさで投写でき、1,024×768ドット解像度(XGA)に対応する。簡易自動補正機能では、縦方向のみではあるが台形補正を自動で行う。調整幅は±40度。ランプ寿命を最大10,000時間まで延長する「Smart Eco」モードにも対応しており、メンテナンスコストの削減にも効果的。オプションの3D専用メガネ「3DGS-02」を使えば3D映像の視聴が可能なほか、中間色の輝度を向上させる「BrilliantColor」や、ダイレクトパワーオンといった機能も搭載する。主な仕様は、投写方式がDLP、画素数が1,024×768(XGA)、輝度が3,000ルーメン、コントラスト比が13,000:1、光源が190W、光源寿命が標準で最大5,000時間、エコノミーで最大6,000時間、スマートエコで最大10,000時間、画面サイズが34~300型で、アスペクト比が4:3、投写距離が50インチで約2m、80インチで約3.2~3.5m、対応解像度が640×480(VGA)~1,920×1,200ドット(UXGA)。映像入力インタフェースはD-sub×1、コンポジットビデオ×1。投写位置はフロント / リア / テーブル / 天吊り。光学ズームは約1.1倍。本体サイズはW285×D192×H117mm、重量は約1.94kg。
2015年01月28日NECディスプレイソリューションズは19日、レーザー光源を採用したDLPプロジェクタ「NP-PX602UL-WHJD」と「NP-PX602WL-WHJD」を発表した。2月下旬の発売を予定する。価格はオープン。○NP-PX602UL-WHJD「NP-PX602UL-WHJD」は、解像度が1,920×1,200ドットで、明るさが6,000ルーメンのDLPプロジェクタ。4,096x2,160ドット(24/30Hz)入力に対応した独自開発の新規ASICを搭載し、独自の解像度変換技術「アドバンスド・アキュブレンド」と「3rd SweetVision」により、映像の境界部分のコントラスト感を高め、メリハリのある映像を出力する。光源寿命約20,000時間のレーザー光源を採用。光源寿命が長くメンテナンスフリーなことから、コストを低く抑えられる。また光源パワーを調整することで輝度を20%~100%の範囲で設定できるほか、「輝度一定モード」では本体の内部センサーで輝度を検出し、設定しておいた輝度を長期に渡って維持できる。上下360度に設置できる「チルトフリー」に対応し、投写画面を90度傾けた「ポートレート」投写も可能。本体を動かすことなく上下左右の投写位置を調整できる「レンズシフト機構」を採用している。そのほかにも、台形歪み補正(水平 / 垂直ともに最大±40度まで) / 幾何学歪み補正などにも対応する。DisplayPortとHDBaseT端子から入力された映像信号のHDMI出力が可能で、複数台をHDMIケーブルを使ってデジタルデイジーチェーン接続することで、4K映像を投写できる。また、Xpand製3D対応のアクティブシャッター方式の3Dメガネと3Dエミッタを使用することで、3D映像の視聴も可能。主な仕様は、投写方式が単板DLP方式、最大表示解像度が1,920×1,200ドット、明るさが6,000ルーメン、コントラスト比が10,000:1(ダイナミックコントラスト:オン時)、液晶パネルサイズが0.67型、光源がレーザーダイオード、画面サイズが50~300型。映像入力インタフェースはHDMI×1、D-sub×1、DisplayPort×1、HDBaseT×1、BNC×5(ビデオ共用)。映像出力インタフェースはHDMI×1。有線LANポート×1、USB Aポート×1を搭載し、本体サイズはW484×D575×H217mm、重量は約18.5kg。○NP-PX602WL-WHJD「NP-PX602WL-WHJD」は、液晶パネルサイズが0.65型の1,280×800ドットモデル。「アドバンスド・アキュブレンド」により、アナログ入力時の最大表示解像度1,920×1,200ドットに対応する。そのほかの仕様は「NP-PX602UL-WHJD」とほぼ共通。
2015年01月20日前編に引き続き、電子黒板機能付きプロジェクター"CP-TW3003J"の開発を担当した小野寺氏と、プロトラブズ社長トーマス・パン氏との対談をお届けする。後編では、実際の利用シーンと将来の活用方法について話が発展した。○これ一つですべての授業が可能にトーマス・パン氏(以下パン氏):電子黒板機能付きプロジェクターを使いこなせば、これだけで学校の授業を完結させることができますね。単に補佐するものではなく、こうした製品であるのは、どのような理由からでしょうか。小野寺信二氏(以下小野寺氏):黒板に書くような手書きと、デジタル機器として教材を呼び出したり書いたものを保存したりといったことの両方を、画面内の操作だけでシームレスかつ直観的に行えることをめざしたいと思い、開発しました。パン氏:それは学校への導入に際して、従来の考え方では難しい点があったということでしょうか。小野寺氏:機能を増やすと、先生方が使いこなすにはどうしてもトレーニングが必要になります。PCが動かないというだけで混乱してしまう。とはいえ、そのハードルは2年前と比べるとだいぶ下がってきました。スマホやタブレットが普及したおかげで、フラットパネル上での指やペンでの操作が身近になりました。パン氏:確かに、触って操作することに多くの人が慣れてきましたね。そうした教育の現場以外で、注目されている分野はどこでしょうか。小野寺氏:まずはビジネスユースです。書いた画像を保存できるので、会議の情報を容易に共有できますから。企業のお客さまからは、マーカーに近い書き心地や小さい字を書きたいという要望もあります。また、そのほかに美術館や展示会での利用も考えられると思います。双方向性を活かして絵画の関連情報を知ることができる、そんな利用方法も面白いのではないでしょうか。○双方向が創る未来パン氏:ハードウェアとアプリケーションが複雑に関係し合っているこのプロジェクターですが、新しいマーケットを見据えて、ソフトウェアを飛躍させることによりハードを売るという流れも見えてきますね。小野寺氏:一つお伝えできるのは、デジタル教科書です。今、教科書業界で次世代デジタル教科書の共通プラットフォーム開発に取り組んでいるという話もあります。例えば歴史の時間には「関ヶ原の戦い」が動画で見られるなど、電子黒板の上に教科書の内容に関連した動画などのデジタル教材が出せるようになります。このとき、操作やインタフェースがある程度共通化されると、先生方にとっても使い勝手が向上するのではないでしょうか。そのような環境が整い、先生方がアナログ・デジタルを意識せず、双方向のツールとして電子黒板を使い、子どもたちと向き合える、そんな授業のお手伝いができればと思っていますし、こういった進化に、プロジェクターもどんどん対応していきたいと思っています。パン氏:なるほど。教材を共有すれば、どんな先生であっても教え方を標準化することができますね。ここには非常に大きな夢があるように感じます。ものづくりの会社をやっている身としては、社内のトレーニングに使いたいですね。適切なガイドをすることで、誰が作っても高い品質のものができるようになる。そういった教育が、インタラクティブ機能を持ったこのスクリーン上で可能になりますね。小野寺氏:「表示するだけ」のプロジェクターにとどまらず、「双方向」というキーワードのもと、より広い用途で使っていただきたいですね。○アナログとデジタルをなめらかにつなぐパン氏:こちらの製品は2014年7月に発売されたばかりですが、反響はいかがですか?小野寺氏:主に教育関係の方に使っていただき、おおむね好評を得ています。しかし、課題もあります。今までマーカーでホワイトボードに書かれていたというお客さまからは、応答性をもっとあげてほしいという声がありました。人は字を書くとき、書いた軌跡を瞬時に判断し、次に書き始める位置を決めていきますが、電子黒板への指や電子ペンでの入力は、どうしても遅延が発生してしまうので、自分がいつも書いている文字と少し違ってきます。センサーのレスポンスやセンシティビティをさらに上げるのが今後の課題です。パン氏:もっと細かく、素早く反応してほしいというわけですね。ただ、解像度も処理速度も上げるとなると、コストとの兼ね合いが難しくなるのではないでしょうか。小野寺氏:確かにそうですが、お客さまからの要望でもあり、理想としては、アナログペンと同じような感覚でデジタルを使えるというところまで持っていきたいと考えています。また、今は平らな面に限られていますが、将来的には曲面や凹凸面など、さまざまな場所で操作可能な「投写する表示装置ならではの機能」を開発したいと思っています。○製品づくりで忘れないことパン氏:お話をうかがっていく中で、この電子黒板機能付きプロジェクターは単なるツールではなく、一つの文化になっていく可能性を秘めた製品だと感じました。また、ものづくりをしている者として品質へのこだわりと苦労にはとても共感できます。日立さんはパートナーさんとの関係をきちんと構築し、最後までやり抜いて日立の高品質な商品として市場に送り出している。この点はとても印象的でした。小野寺氏:ありがとうございます。「品質を守る」は、入社以来ずっと言われてきたことです。今後も品質を守りながら、パートナーの皆さんと一緒にものづくりを進めていきたいと思っています。「製品はお客さまのためにある」のだとわれわれは考えています。
2014年12月24日エプソンは12月10日、メガネ型デバイス「MOVERIO(モベリオ) BT-200AV」と、ホームシアター・プロジェクタ「dreamio(ドリーミオ) EH-TW5200S」のレンタルサービスを開始した。レンタル料金(送料含む)は、BT-200AVが税込3,000円、EH-TW5200Sが税込6,000円。レンタルサービスの対象となる機器は、メガネ型ヘッドマウントディスプレイ「BT-200AV」と、ホームシアター・プロジェクタ「EH-TW5200S」。レンタル希望者はエプソンのWebサイトから申し込む。レンタル期間は一律4日間だ。BT-200AVは、メガネのように装着し、目の前に広がる大画面で映像などを楽しめるウェラブル端末。シースルーで映像を見ながら周囲の状況を確認でき、場所を選ばず使用が可能。仮想画面は約320型相当になるとしている。Miracast対応の専用HDMIアダプターを介して映像出力機器と接続する。「エプソンダイレクト」での直販価格は税込89,980円。EH-TW5200Sは、1,920×1,080解像度のフルHDプロジェクタに80型スクリーンがセットになったもの。オプションの3Dメガネをかけて映像を見れば、独自の「Bright 3D Drive」技術による3D映像を楽しめる。「エプソンダイレクト」での直販価格は税込107,979円。
2014年12月10日エプソンは11月11日、ビジネスプロジェクタの新製品として、超短焦点レンズの搭載によって約83cm~89cmの距離から80型の大画面を投影可能な「EB-536WT」「EB-535W」「EB-530」の3製品と、持ち運びも考えたコンパクトモデル「EB-965H」「EB-950WH」「EB-940H」「EB-950WHV」の4製品を発表した。「EB-536WT」「EB-535W」「EB-530」の3製品は12月11日より販売を開始し、「EB-965H」「EB-950WH」「EB-940H」「EB-950WHV」は2015年2月下旬より販売を開始する。価格は全7製品オープンプライスとなっており、ダイレクトショップ参考価格は「EB-536WT」が208,000円(税抜)、「EB-535W」が158,000円(税抜)、「EB-530」が148,000円(税抜)、「EB-965H」が158,000円(税抜)、「EB-950WH」が148,000円(税抜)、「EB-940H」が138,000円(税抜)、「EB-950WHV」188,000円(税抜)となっている。発表会の冒頭、エプソン販売 取締役 販売推進本部長の鈴村文徳氏は、ビジネスプロジェクタ市場の概況を述べるとともに、エプソン製プロジェクタの代名詞ともいえる「全白、カラーともに明るい3LCD方式の採用」や、ユーザーの声に真摯に向き合ってきたことにより、2013年度まで19年連続国内シェアNo.1の評価を得ていると語った。「20年連続国内シェアNo.1の獲得を目指す」(鈴村氏)と意気込みも見せた。そして今回、文教用途はもちろん、小・中規模の会議やミーティングで使い勝手の良い7モデルを投入する。セイコーエプソン ビジュアルプロダクツ事業部 副事業部長の大寺篤は、新製品について解説。超短焦点レンズ搭載モデルは、従来製品が3,000ルーメンであったところを3,400ルーメンへと明るくしたほか、16Wのスピーカーを搭載した。例えば教室で使うとき、音声が後方まではっきり届くようになっている。また、約83cmという超短焦点レンズの搭載も大きい。文教においては教卓に設置、ビジネスにおいては会議テーブルの端に設置しても十分な大画面を投影でき、スペースを有効に活用することが可能だ。さらに、かねて評価を得てきた基本性能も強化され、電子黒板内蔵モデル「EB-536WT」ではPCレスの電子黒板機能に加え、新たに制御ツールバーとペンでプロジェクタ機能を操作できるようになった。最大50台までのタブレット端末を接続可能なうえ、全画面、2画面・4画面の分割投影によって、比較学習のサポートも万全だ。ユニークな機能としては、ビデオカメラと接続して鏡のように投影可能なミラーモードが挙げられる。必修科目となったダンスなどの授業で大いに役立つだろう。そして、簡単・機能充実モデルについても、3LCD方式を採用している。超短焦点レンズ搭載モデルと同様に、16Wのスピーカーやスマートデバイスとの連携強化が施されている。用途として持ち運ぶケースも多いことから、2.7kgと軽量なうえに、ソフトキャリングケースを付属させている。使い勝手を高める機能としては、PCを接続すると自動でプロジェクタの電源が入るオートパワーオンや、HDMI出力×2系統(うち1系統はMHL対応)の装備などが挙げられる。Androidを代表とするスマートデバイスとの親和性が向上しているのが特徴的だ。エプソン販売 VPMD部 部長の蟹澤啓明氏は、販売戦略を紹介。オフィス向けには、ワンランク上の明るさと使いやすさ、充実した機能、近距離からでも80型の大画面を投影できる点を訴求する。文教においては、電子黒板機能や、プロジェクタを設置する環境への対応力、教室内という空間でもはっきり見やすい明るさを備えている点を訴求し、今後1年で12,000台の販売を目指す。また、全白・カラーにおいて明るさが変わらない3LCD方式の採用を打ち出し、他の主要方式と比較して「最大3倍カラーが明るい」と訴求。発表会では、全白3,000ルーメンというカタログスペックのプロジェクタ×2台を用意し、実際にカラーでの色の再現性や明るさを見比べるデモを行った。3LCD方式を採用した「EB-950W」と、1チップDLP方式を採用した他社製品の比較だ。あくまで個人的な印象を述べると、3LCD方式の方が明るく、色のメリハリがあった。
2014年11月11日ソニーは11月10日、4K(4,096×2,160ドット)表示対応に対応する業務用の超短焦点プロジェクター「VPL-GTZ1」を発表した。発売は11月中旬で、価格はオープンとなっている。推定市場価格は5,500,000円前後(税別)。新開発の独自光学系により、壁際17cmに設置して最大147インチでの投影が可能な超短焦点プロジェクター。プロジェクターとスクリーン間の距離を稼ぎにくい場所や、人の映り込みに苦慮せずに使用することができる。複数台を並べてその映像をつなぎ合わせるマルチプロジェクションにも適しており、美術館や博物館で大画面を近距離から眺める用途、電子モックアップのような工業デザインの確認用途などを同社では想定しているという。パネル素子にはソニー独自の0.74型「4K SXRD(Silicon X-tal Reflective Display)」を採用。画素数は約2,654万(4,096×2,160ドット×3)だ。広い色再現領域を備える「トリルミナス ディスプレイ」などに対応しており、高精細かつ高画質の映像を楽しめる。光源はレーザーダイオードとなっているため、ランプ交換が不要な点もメリットだ。レンズは電動ズーム搭載で、ズーム倍率は約1.6倍(フォーカス調整:電動、コーナーコレクション調整:電動)、投影画面サイズは66~147インチ、光出力は2,000lm(ルーメン)となっている。消費電力は520W。サイズはW1,250×D535×H265mm(ハンドル部含む)、質量は約55kg(ハンドル装着時)だ。なお、本製品はあくまで業務用のため、スピーカーは内蔵されていない。
2014年11月10日ベンキュージャパンは23日、明るさ3,200ルーメンで1,280×800ドット解像度に対応するDLPプロジェクタ「MW526」を発表した。10月31日より発売する。価格はオープンで、店頭予想価格は59,800円前後。約1.9gでA4サイズと、小型軽量のDLPプロジェクタ。3,200ルーメンの明るさで投写でき、1,280×800ドット解像度(WXGA)に対応する。また、オプションの3D専用メガネ「3DGS-02」を使うことで、DLP Link方式の3D映像も視聴可能。機能としては、ランプの寿命を最大限に延ばすランプセーブモードを搭載。ランプ寿命を最大10,000時間まで延長し、メンテナンスコストを削減する。ほか、中間色の輝度を向上させる「BrilliantColor」に対応するほか、ダイレクトパワーオン / インスタントリスタート機能なども搭載する。主な仕様は、投写方式がDLPで画素数が1,280×800ドット(WXGA)、輝度が3,200ルーメン、コントラスト比が13,000:1、光源が190W、光源寿命が標準で最大4,500時間/エコノミーで最大6,000時間・スマートエコで最大6,500時間/ランプセーブで最大10,000時間。画面サイズは53~300型で、アスペクト比が16:10、投写距離が40インチで約1.29~1.42m、60インチで約1.94~2.13m、80インチで約2.59~2.84m、100インチで約3.23~3.55m、対応解像度が640×480(VGA)~1,600×1,200ドット(UXGA)。映像入力インタフェースはHDMI×1、D-sub×1、Sビデオ×1、コンポジットビデオ×1。映像出力インタフェースはD-sub×1、2Wのスピーカーを搭載する。投写位置はフロント / リア / テーブル / 天吊り。光学ズームは約1.1倍で、デジタルズームは2倍まで。縦方向のみ±40度のマニュアル台形補正が可能。本体サイズはW283×D222×H95mm、重量は約1.9kg。
2014年10月23日キヤノンとキヤノンマーケティングジャパンは9月24日、パワープロジェクターシリーズの新製品として、DLP方式を採用した4機種を、9月29日より順次発売すると発表した。ポータブルタイプの2機種「LV-WX300」、「LV-X300」と、短焦点タイプの2機種「LV-WX300ST」、「LV-X300ST」の4機種で、価格はいずれもオープン。新製品は、いずれも3000lmの明るさで、小型・軽量の本体により、会議室や教育現場などで手軽に持ち運んで設置できる。利用するシーンに応じて、ポータブルタイプ/短焦点タイプからそれぞれ解像度の異なるモデルを選択可能だ。また、DLP方式を採用することで、小型化と約2.8kg以下という軽量化を実現。短焦点モデルは、100型映像の投写を行うために投写面から必要な距離が「LV-WX300ST」では1.05m、「LV-X300ST」では1.23mと短いため、会議室や教育現場などの限られたスペースで使用できるまた、エアフィルターが不要であることや、約6000時間の使用が可能なランプを搭載することで、メンテナンス負荷を軽減する。そのほか、ランプから発する光の色を切り換えるカラーホイールに、R・G・Bの3原色にCシアン)とY(イエロー)を追加し、白を含めた6色カラーホイールを採用しており、これにより、中間色の彩度を上げることが可能となり、高画質な映像投写を実現する。主な仕様として、いずれも、最大入力解像度は1,600×1,200(UXGA)、明るさは3,000lm、外形寸法と質量は「LV-WX300」、「LV-X300」が約W282×D232×H115mm、約2.5kg、「LV-WX300ST」、「LV-X300ST」が約W282×D268×H118mm、質量が約2.8kgとなっている。
2014年09月29日ソニーは1月8日、普段何も存在しないリビングの壁際に設置するだけで最大147インチの高解像度映像を投影可能な4K超短焦点プロジェクターを開発したと発表した。特殊な工事は不要で、人の影の映り込みを気にすることなく大画面の映像を楽しむことができる。急速な情報電子技術の進化にともない、映像や音声から得られる臨場感が格段に向上し、また通信帯域の拡大により、高品位なエンターテインメントコンテンツを、いつでもどこでも楽しめる環境が整いつつある。ソニーは発表で、「臨場感と利便性をさらに発展させ、場所や機器の制約を超えて、より自然に・より自由に、生活の一部としてエンターテインメントコンテンツを楽しめる環境を考え、空間そのものが新しい体験を創出することを目指す」としている。このプロジェクターは4K対応のため、ソニー独自の4Kコンテンツサービス「VideoUnlimited 4K」(米国内のみ)の映像や4K対応ハンディカムで撮影した4K映像と、高精細な静止画像も壁一面に投影することができる。4K超短焦点プロジェクターは2014年夏までに商品化を予定。米国で約3~4万ドルの価格を想定しているという。
2014年01月09日