革新、前進の魂を持つ「ロバート・モンダヴィ・ワイナリー」ビジョンへの共感がきっかけに華やかな1966本の「MCMLXVI コレクション」革新、前進の魂を持つ「ロバート・モンダヴィ・ワイナリー」アメリカ合衆国カリフォルニア州の美しいナパバレーに位置するワイナリー「ロバート・モンダヴィ・ワイナリー」。創業者であるロバート・モンダヴィ氏の魂を受け継ぎ、たゆまぬ革新、妥協なき品質へのこだわり、そして限りない情熱により世界中のワイン愛好家たちに愛されてきました。創業者であるロバート・モンダヴィ氏の魂を受け継ぐ、ナパバレーのワイナリー「ロバート・モンダヴィ・ワイナリー」そうした情熱を傾けていることの1つに、ワイナリーのあるナパバレーの地を盛り上げていきたい、という想いがあるそう。地域全体を底上げし、益々有名な地にしていくことを日々目指す様子は、常に前進していこうという「ロバート・モンダヴィ・ワイナリー」の心意気を見るようです。ビジョンへの共感がきっかけにさて、これまでの革新と芸術的品質へのこだわりを記念し、今回プレミアムボトルをつくるにあたり提携したのがフランス磁器芸術の巨匠「ベルナルド」。ベルナルドは、これまでもテーブルウェアをはじめとした様々なかたちでのコラボレーションを行いながら、国内外問わず多くの場所にフランスのライフスタイルを作りたいと、積極的に活動を行っているブランドです。「ロバート・モンダヴィ」×「ベルナルド」のコラボレーションが日本で初めてお披露目された、表参道の磁器ブランドのショップ「ベルナルド」店内の様子そのチャレンジ精神やイノベーティブといったお互いのビジョンに共感したことで、今回のコラボが実現することになったそう。ワインと磁器、互いの品質や制作工程などを尊重しながら、さらにその先にある「地域に根差して地域課題を解決することで、土地全体も有名にしていく」というビジョンが一致したと言います。日本でのお披露目会当日に集合した、ベルナルドジャパン社長のアーサー・ベルナルド氏、ロバート・モンダヴィ・ワイナリーの醸造責任者カーティス・オガサワラ氏、メルシャン株式会社社長の長林道生氏、コンストレーションズ ブランズ アジア カントリー セールス マネージャー樋口彰一氏(順不同)こうした熱い想いを持ち続けるブランド「ロバート・モンダヴィ・ワイナリー」と「ベルナルド」によるワイナリーと磁器のマリアージュは、いわばカリフォルニアやフランスそしてお披露目パーティーの行われた日本……と、国をこえた地域としてのマリアージュにも。今回のコラボレーションは、そうした意味で無限の可能性を秘めていると制作に関わった当事者たちも語ります。華やかな1966本の「MCMLXVI コレクション」リモージュ磁器マグナムボトルの限定シリーズ「MCMLXVI コレクション」創立年である1966年にちなんだ、1966本の限定シリーズとなるこちらの「MCMLXVI コレクション」。その美しく精工にデザインされたリモージュ磁器のマグナムボトルは、まさに「美」という文字を彷彿させる機能性を併せ持った手作りの彫刻作品。50人の専門職人が約2週間をかけて制作したそうで、一目見ただけでも忘れられなくなる、貴重なアート作品としての圧倒的な存在感を放っています。
2023年08月08日ベルナルド(BERNARDAUD)より、新作コレクション「ヴェジェタル オール(VÉGÉTAL OR)」が登場。2022年9月17日(土)よりベルナルド 伊勢丹新宿店などにて発売される。ベルナルド新作磁器は“金色の葉”がモチーフ「ヴェジェタル オール」は、金色の葉のモチーフをあしらった磁器のコレクション。白い磁器に、金箔を使って様々な形の葉を描き、華やかなコントラストを表現している。ラインナップするのは、パンプレートやディナープレート、砂糖入れなど。いずれも、テーブルにモダンで上品な印象をプラスしてくれる。【詳細】ベルナルド「ヴェジェタル オール」発売時期:2022年9月17日(土)取扱店舗:ベルナルド 伊勢丹新宿店、日本橋高島屋店、玉川高島屋店アイテム例:・パンプレート 16cm 8,800円・ディナープレート 26cm 14,300円・デザートプレート アロマ 21cm 13,200円・タンバル(M) 140ml 12,100円・シュガー 300ml 41,800円・カップ&ソーサー 20,900円
2022年08月01日リモージュ磁器を代表するベルナルド(BERNARDAUD)から、クリスマスシーズンにぴったりの「ノエル」コレクションが登場。2021年11月1日(月)より発売される。ツリーやギフトを描いた「ノエル」コレクションベルナルドの「ノエル」コレクションは、シャンパンの泡や煌めく星々のモチーフを散りばめた華やかなデザイン。プレートやマグカップの中央には、ツリーやプレゼントを配して、クリスマスシーズンにぴったりのコレクションに仕上げている。デザートプレートセットやマグカップなど展開されるアイテムは、デザートプレート4枚セットやディナープレート、マグカップなど17種類。グリーンやレッドにゴールドを効かせたテーブルウェアは、クリスマスシーズンの食卓やパーティーに彩りを添えてくれること間違いなしだ。洗練されたデザインなので、クリスマスギフトとしても活躍してくれそう。【詳細】ベルナルド「ノエル」コレクション発売日:2021年11月1日(月)アイテム例:・デザートプレート 21㎝ 4枚セット 32,780円・ディナープレート 27㎝ 9,020円・カップ&ソーサー150ml 16,060円・マグカップ 250ml 12,210円取り扱い店舗:・伊勢丹新宿店 本館5階 キッチンダイニングデコール住所:東京都新宿区新宿3-14-1 TEL:03-3352-1111(代表)・日本橋高島屋S.C.本館7階 特選洋食器住所:東京都中央区日本橋2-4-1 TEL:03-3211-4111(代表)・玉川高島屋S.C本館5階 特選洋食器住所:東京都世田谷区玉川3-17-1 TEL:03-3709-3111(代表)
2021年10月23日リモージュ磁器を代表する「ベルナルド(BERNARDAUD)」から、「キンツギ(KINTSUGI)」シリーズの新作が2021年10月1日(金)より登場。伊勢丹新宿店 本館、日本橋高島屋 S.C. 本館、玉川高島屋 S.C 本館、三越日本橋店 本館にて販売される。日本の伝統技法“金継ぎ”に着想を得たリモージュ磁器1863年、フランス・リモージュで創業されて以来、格調高い伝統工芸技術を継承しながらも、フランスらしいクリエイティブな感性が光るコレクションを展開してきた「ベルナルド」。常に新しい磁器を提案し続けてきた「ベルナルド」は、これまで多くのアーティストやデザイナーたちとコラボレーションを展開してきた。その中でもアーティストのサルキス(SARKIS)とタッグを組んで完成させた「キンツギ」は、「ベルナルド」で人気を博すコレクションのひとつ。その名の通り、磁器の破損部分を漆と金で修復し、その痕をあえて見せる日本の伝統技法“金継ぎ”に着想を得た、和洋食どちらにも合うデザインが特徴だ。新作では、赤がベースの「キンツギ ルージュ エンペラー」と黒がベースの「キンツギ シャルボン(炭)」のプレートやカップ&ソーサーをラインナップ。さらに白をベースとする定番の「キンツギ」には5型のテーブルウェアが仲間入りする。どのアイテムも、パーティーシーズンや、年末年始の華やかなお祝いの席にもぴったりの逸品となっている。【詳細】「キンツギ」シリーズ発売日:2021年10月1日(金)価格:・キンツギラウンド タルトプラター 32cm 44,000円ケーキプレート スクエア 37cm 44,000円ポット 1L 67,100円シュガーボウル 50,600円エスプレッソ カップ&ソーサー 15,400円・キンツギ ルージュ エンペラーデザートプレート 21cm 14,300円カップ&ソーサー 22,000円エスプレッソ カップ&ソーサー 19,800円・キンツギ シャルボンデザートプレート 21cm 14,300円カップ&ソーサー 22,000円エスプレッソ カップ&ソーサー 19,800円■取り扱い店舗・伊勢丹新宿店 本館5階 キッチンダイニング特選洋食器住所:東京都新宿区新宿3-14-1TEL:03-3352-1111(代表)・日本橋高島屋 S.C. 本館7階 特選洋食器住所:東京都中央区日本橋2-4-1TEL:03-3211-4111(代表)・玉川高島屋 S.C 本館5階 特選洋食器住所:東京都世田谷区玉川3-17-1TEL:03-3709-3111(代表)・三越日本橋店 本館5階 ギャラリーライフマイニング住所:東京都中央区日本橋室町1-4-1TEL:03-3241-3311(代表)
2021年09月17日7月6日から開催される第74回カンヌ国際映画祭で、ジョディ・フォスターが名誉パルムドールを受賞することが発表された。ジョディが初めてカンヌ国際映画祭に出席したのは1976年、『タクシードライバー』がパルムドールを受賞したとき。実に45年も前のことだ。ジョディは名誉パルムドールを受賞することになり、「カンヌには、とても恩を感じています。私の人生を変えてくれましたから」「カンヌが私のことを評価してくださったことを、とてもうれしく思います」とコメント。カンヌ国際映画祭のピエール・レスキュール会長は、「カンヌ国際映画祭がクロワゼット大通りに帰ってきます。そこにジョディ・フォスターが祝福に訪れてくれることは、私たちにとって素晴らしいギフトとなります」と語っている。これまでの名誉パルムドール受賞者には、ウディ・アレン、ジャンヌ・モロー、カトリーヌ・ドヌーヴ、クリント・イーストウッド、ベルナルド・ベルトルッチ、アラン・ドロンらがいる。ファンは「名誉パルムドールは、ジョディにふさわしい賞」「もはや伝説の人」「素晴らしい女優」「いつだって良い作品を作ってくれる」とジョディを称賛し、祝福している。ジョディは7月6日、映画祭のオープニングセレモニーに登場予定。(Hiromi Kaku)
2021年06月03日フランスの“リモージュ磁器”で知られる「ベルナルド(BERNARDAUD)」と著名アーティストがコラボレーションしたテーブルウェアやインテリアが伊勢丹新宿店 本館5階に集結。イベント「ベルナルドとアーティストたちの出会い」が、2020年8月26日(水)から9月8日(火)まで開催される。ベルナルドとは?ベルナルドは、1863年創業の磁器ブランド。格調高い伝統工芸技術を継承しながら、クリエイティブな感性を活かしたコレクションを展開し、フランス・リモージュの磁器を代表するブランドとして愛されている。また、インテリアやアクセサリーの展開や世界的に活躍するアーティスト、デザイナーとのコラボレーションなど、新しい取り組みにも積極的にチャレンジしている。そんなベルナルドのコレクションの中から、アーティストとのコラボレーションテーブルウェアやインテリアにフォーカス。伊勢丹新宿店 本館5階で開催される「ベルナルドとアーティストたちの出会い」では、8名のアーティストによる表情豊かなピースが販売される。アーティストとコラボした食器&インテリアマルク・シャガールのカラフルテーブルウェアも注目は、20世紀を代表する画家マルク・シャガールのテーブルウェア。“色彩の魔術師”と呼ばれたマルク・シャガールの鮮やかな作品がプレートやカップに彩りを添える。視覚芸術=キネティックアートとオプティカルアートの先駆者として知られる、ジュリオ・ルパルクのアイテムは、虹を想起させるカラフルな仕上がり。カップ&ソーサーのセットなどがラインナップする。現代アーティストのジェフ・クーンズの作品は、ポップでキュート。バルーンアートを着想源に“ぷっくりとした膨らみ”をリアルに再現した、アニマルモチーフのインテリアを提案する。他にも、画家のザオ・ウー・キー、コンセプチュアルアーティストのサルキス、ストリートアーティストのジェイアールなど、人気のアーティストとコラボレーションしたベルナルドこだわりのインテリアや食器が揃う。【詳細】ベルナルドとアーティストたちの出会い会期:2020年8月26日(水)~9月8日(火)会場:伊勢丹新宿店本館5階=センターパーク/ザ・ステージ#5住所:東京都新宿区新宿3-14-1<アイテム例>・ジュリオ・ルパルク カップとラウンドプラターのセット118,000円+税<世界限定500セット>・ザオ・ウー・キー PIERRE DE CIEL 36cmクープ<世界限定150点>698,000円+税・ジェイアール カップ&ソーサー(2セット) 70ml 30,000円+税
2020年07月23日シアーシャ・ローナン、エマ・ワトソン、フローレンス・ピューらの豪華競演で描く『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』。今回は、シアーシャ演じる小説家を目指す4姉妹の次女・ジョーをめぐる魅力的な2人の男性、ティモシー・シャラメとルイ・ガレルのキャラクターに迫った。分かり合える“双子”のような幼なじみ:ティモシー・シャラメまずは、4姉妹の隣に偶然引っ越してきた資産家の少年・ローリー。『君の名前で僕を呼んで』でオスカーにノミネートされ、グレタ・ガーウィグ監督『レディ・バード』にも出演したティモシー・シャラメが演じている。「ジョーは男の子の名前を持つ女の子で、ローリーは女の子の名前を持つ男の子」と語るガーウィグ監督にとって、まるでこの2人は男女の双子のように“鏡写し”の存在となった。そして、ローリーはジョーのことを疑いなくソウルメイトだと思っていたが、彼らの友情は世間一般のルールには収まらない、結婚という形式に囚われてしまうと壊れてしまう“何か”でもあった。ティモシーは「より“完全な世界”でなら、ジョーとローリーはもしかしたらうまくいったのでは?」と考えている。「彼らの友情が、素晴らしい結婚生活を導いたケースも考えられる」と。「でも、彼らは本当に似ているから、喧嘩もするだろうから、同じくらいの可能性でお互いを傷つけ合ってしまったかも」と自身の見解を語る。謙虚さを与える文学の師:ルイ・ガレル一方、ジョーをめぐるもう1人の男性は、教師のフレデリック・ベア。ジョーが小説家になる夢を叶えるため、そして自身の力でお金を稼ぐために渡ったN.Y.で出会う、文学についての広い知識を持つ落ち着いた大人の男性だ。だが、彼はジョーの作品に痛烈な批評をし、彼女を困惑させることにもなる。この役を演じたのはベルナルド・ベルトルッチ監督『ドリーマーズ』で脚光を浴び、『サンローラン』『グッバイ・ゴダール!』『パリの恋人たち』などに出演、同時にフィルムメーカーでもあるフランス俳優ルイ・ガレル。「彼はジョーが熱望する世界、夢見る世界の代表なんです。文学やインテリの世界。でも、二人の人間が出会って、突然何かが起きる時っていうのは、理由や説明なんてないこともあります」と、彼はジョーとフレデリック・ベアとの関係を考察する。ジョーがフレデリックからパンチのような批評を受けるシーンは、シアーシャもお気に入りだ。「ジョーが部屋から飛び出して行くシーンは、私が今まで演じてきた中で一番爽快でした」と彼女は言う。「彼(ルイ・ガレル)は“フレデリック”に謙虚さを与えたのです。とても残酷で冷たいセリフも、とても“正直”にしてくれました」と明かし、「そのことでジョーは彼の正直さに恋に落ちるのです。誰もジョーに与えてくれなかった正直さ。ジョーは今まで誰にもその高慢な鼻をへし折られたことがないのですが、彼女は彼によって謙虚になって、それは彼女に大きな影響を与えました」と語っている。『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』は6月12日(金)より全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 2020年6月12日より全国順次公開
2020年06月06日ブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』Season3でベルナルドを演じるOguriと有澤樟太郎が登場。共にグランドミュージカルのイメージがないふたりだが、新境地へ挑む気合いはすでに十分。実力派揃いのSeason3の台風の目となってくれそうだ。※このインタビューは2月に行われました。いつかグランドミュージカルに出たかったお申込みはこちら(dpia-app://marupi?isLocked=0&marupiId=9790ecdd-9047-410f-a245-f456cb88609b)撮影/岩田えり、取材・文/横川良明ヘアメイク/(Oguriさん)NORITAKE(KIDMAN)、(有澤さん)中元美佳(EKAmake)スタイリング/(Oguriさん)岡本健太郎、(有澤さん)喜多優介衣装協力/(有澤さん)衣装協力:ジャケット¥82,000(meagratia / Sian PR 03-6662-5525)、シャツ¥24,000、パンツ¥33,000(ato/Sian PR 03-6662-5525)
2020年03月26日東京・六本木ヒルズの「ツタヤ トウキョウ ロッポンギ(TSUTAYA TOKYO ROPPONG)」が2020年3月7日(土)、「六本木 蔦屋書店」としてリニューアルオープンする。六本木ツタヤが「蔦屋書店」としてリニューアル2003年にツタヤ(TSUTAYA)初の「BOOK&CAFE」として誕生した「ツタヤ トウキョウ ロッポンギ」は、店内のソファで本を読みながらコーヒーが飲めるという「蔦屋書店」ならではのスタイルをいち早く導入した画期的な店舗だ。今回は、より顧客のニーズに根差した店作りを目指し、「六本木 蔦屋書店」としてリニューアルオープンを迎える。「代官山 蔦屋書店」などを手がけた「クライン ダイサム アーキテクツ」がデザインを手掛けた店内では、洋書や洋雑誌のほか、「日本を持ち帰る」をコンセプトにした日本の土産品や文具も展開する。朝は7:00から、夜は24:00まで営業しており、あらゆる時間帯の“くつろぎ空間”として利用できるのが嬉しい。30,000冊の洋書・洋雑誌が揃う“六本木の洋書屋”に“六本木の洋書屋”を目指すべく揃えた計30,000冊にも及ぶ洋書・洋雑誌のラインナップは、他の書店にはない見どころだ。特にデザイン、ファッション、アートなどのジャンルを強化している。お土産品やステーショナリーも充実贈った人ももらった人も嬉しくなるような土産品にも注目。「日本を持ち帰る」をコンセプトにしたお土産品には職人技の光る逸品を揃えた。また、ステーショナリーコーナーで出会える文具やガジェット、インテリア雑貨などは、日常に“あると嬉しい”ものばかりだ。オープンに際しては限定品として藤原ヒロシ手掛けるフラグメント デザイン(fragment design)とRAMIDUSによるトートバッグなどが登場する。本を片手に、コーヒーだけでなくカクテルも嗜めるスターバックスのコーヒーを嗜みながら、本との出会いを楽しむのは蔦屋書店の醍醐味とも言える。リニューアルによって、テラス席を中心にカフェ席も増設されている。また、店舗の2階に設けられる「The Lounge」は、バーエリアとラウンジエリアで構成されるバーラウンジ。購入前の書籍・雑誌をコーヒー片手に、アートをモチーフとした日本茶と洋酒、和酒全般を合わせる独創的なカクテルを味わえる。アートがある書店を目指す2階には、本棚に囲まれたアートスペース「BOOK GALLERY」も広がる。 アートシーンで注目され、今後さらなる活躍が期待されるアーティストの作品を展示・販売。 オープニングでは、大山エンリコイサムの展覧会を開催する。映画の街・六本木にふさわしい映画コレクション書籍や雑貨なけでなく、映画に纏わる商品が揃っているのも魅力だ。米国のパッケージレーベル、CRITERIONのBlu-rayディスクなどを展開するほか、映画史に名を残す作品のBlu-ray修復版・4K版を中心に品揃えしている。そのほか、子供たちの感性と知的好奇心を育むような良書も充実したラインナップとなっている。中国の鬼才監督ビー・ガンの特別フェアもリニューアル記念として、中国の若き鬼才監督、ビー・ガンの特別フェアも開催される。最新作『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』日本公開を記念し、監督が選んだ「2020年に観たい20本の映画」を発表する。 選ばれた作品は全て六本木 蔦屋書店にて購入可能。また、本作や、ビー・ガン監督の『凱里ブルース』のポスターイメージを製作し、一躍話題となった中国人グラフィックデザイナー、ルー・ユンファンによるアートポスターも展示される。【店舗情報】「六本木 蔦屋書店」オープン日:2020年3月7日(土)住所:東京都港区六本木6丁目11-1TEL:03-5775-1515営業時間:7:00〜24:00(THE LOUNGE 10:00〜24:00)■ビー・ガンフェア期間:2020年3月7日(土)〜4月4日(土)場所:六本木 蔦屋書店内容:・ビー・ガン監督「2020年に観たい20本の映画」ガス・ヴァン・サント『エレファント』、ジャック・タチ『プレイタイム』、リドリー・スコット『ブレードランナー』、アラン・レネ『二十四時間の情事』、アンドレイ・タルコフスキー『鏡』、ミケランジェロ・アントニオーニ『夜』、ウォン・カーウァイ『天使の涙』、エドワード・ヤン『古嶺街少年殺人事件』、ジャ・ジャンクー『一瞬の夢』、チェン・カイコー『さらば、わが愛/覇王別姫』、ホウ・シャオシェン『憂鬱な楽園』、黒澤明『酔いどれ天使』、成瀬巳喜男『浮雲』、伊丹十三『タンポポ』、是枝裕和『幻の光』、北野武『HANA-BI』、深田晃司『淵に立つ』、橋口亮輔『ぐるりのこと。』、湯浅政明『ピンポン』(松本大洋原作)、ベルナルド・ベルトルッチ『ラストエンペラー』・ルー・ユンファン『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』ポスター展示・ ルー・ユンファン『凱里ブルース』ポスター展示 ※『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』ポスター展示終了後2020年5月初旬まで・パンフレット及びポストカードの販売
2020年03月02日アカデミー賞を9部門で獲得した『ラストエンペラー』や『ラストタンゴ・イン・パリ』などで知られる、イタリアの監督・脚本家のベルナルド・ベルトルッチが亡くなった。享年77。「Variety」誌によればベルトルッチ監督はがんを患っており、ローマの自宅にて月曜の朝に亡くなったという。ベルトルッチ監督は1941年にイタリアのパルマで誕生し、裕福な家庭で育った。詩人で作家の父アッティリオの影響を強く受け、21歳のときに自身も詩で才能を開花させ賞を受賞。同年、フィルムメーカーになろうと決意し『殺し』を監督。ヴェネチア国際映画祭で上映された。その後、大胆な性描写が賛否を呼んだ1972年の『ラストタンゴ・イン・パリ』で、アカデミー賞監督賞と主演男優賞にノミネート。後に、ベルトルッチ監督はこの作品のレイプシーンについて女優のマリア・シュナイダーに承諾を取らずにぶっつけ本番で撮影したことを告白し、再び物議を醸した。「女優としてではなく、女性としての反応を引き出すためだった」のがその理由と語った。1990年の『シェルタリング・スカイ』では『ラストエンペラー』に続き、坂本龍一氏が音楽に起用。2003年の『ドリーマーズ』もまた、激しい性描写が満載であったが、この作品で体当たりの演技でデビューを飾ったエヴァ・グリーンは、現在も一線の人気女優として成長している。遺作は2012年の『孤独な天使たち』となった。(Hiromi Kaku)
2018年11月27日木村拓哉が三池崇史監督のもとで主演を務めた『無限の住人』が、5月17日より開幕する第70回カンヌ国際映画祭の「アウト・オブ・コンペティション部門」にて公式上映されることが決定。木村さんは邦画の主演作としては初めて、カンヌに“斬り込む”ことになった。かつて100人斬りと恐れられた伝説の人斬り万次。罠にはめられ妹を失い、生きる意味を失ったとき、謎の老婆に無理やり“永遠の命”を与えられてしまう。斬られた傷は、勝手に再生、死にたくても死ねない“無限の体”になってしまった。生きるには十分すぎるその時間は、剣術の腕も鈍らせ、彼は永遠の時をただ孤独に生き続けるだけ。そんなある日、親を殺され、仇討ちの助っ人を依頼したいと現れた少女・凜。だが、それは不死身の万次をも追い込む予想外の戦いの始まりだった――。木村さんが、“不死身の剣士”という新境地ともいえるキャラクター像を体現し、全キャストが全編ノースタントで挑んだド迫力のアクションが展開する本作。このたび、第70回カンヌ国際映画祭「アウト・オブ・コンペティション部門」に公式選出されることになった。『十三人の刺客』がベネチア国際映画祭に、『藁の楯 わらのたて』がカンヌ国際映画祭に選出されるなど、海外からも評価が高く、世界三大映画祭の常連ともいえる三池監督は、『極道大戦争』(’15)以来、2年ぶり6本目となるカンヌ。木村さんにとって、海外映画祭参加は『武士の一分』(’06)のベルリン以来、カンヌはウォン・カーウァイ監督の『2046』(’04)以来、実に13年ぶりで、邦画・主演作品の公式選出として今回が初。凜役の杉咲花にとっては、本作が初の世界三大映画祭の参加作品となる。さらに、『戦場のメリークリスマス』(’83/大島渚監督)、『ラスト・エンペラー』(’87/ベルナルド・ベルトルッチ監督)、『BROTHER』(’01/北野武監督)などを手がけ、国際的に活躍する映画プロデューサー、ジェレミー・トーマスもプロデューサーとして本作に参加。三池作品では『十三人の刺客』『一命』に続く3度目のタッグ。トーマスが代表を務める「HanWay Films」が本作の海外セールスを担当しており、「この素晴らしい作品に携われたことを誇りに思います。それぞれの役者の高い演技力、それをまとめ上げた三池崇史監督の演出は、世界中の人を興奮させ、心を打つに違いないと確信しております」と絶賛の声を送っている。木村さんは、今回の決定を「三池監督から直接電話で聞けたときには本当に嬉しかったです!」とコメント。「海外の方がどう受け取って下さるのかが、とても興味深いですが、『1つの作品』として招待していただけることに本当に感謝します」と感激の様子。三池監督も「不死身の男=万次(木村拓哉)が、カンヌから世界に飛び立つことになりました。最高です。ありがとう」と感謝のコメントを寄せている。現地時間5月17日~5月28日に開催されるカンヌ国際映画祭に、キャスト・スタッフが渡航するかどうかはまだ未定。とはいえ、国内外から、さらなる注目を集めることになりそうだ。『無限の住人』は4月29日(土・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:無限の住人 2017年4月29日より全国にて公開(C) 沙村広明/講談社 (C) 2017映画「無限の住人」製作委員会
2017年04月14日綾野剛主演『新宿スワンII』が現在公開中の園子温監督の代表作にして、日本映画史に残る問題作『愛のむきだし』が、編集段階でカットされたシーンを再構成、新たにTVシリーズとしてJ:COMオンデマンドおよびJ:COMプレミアムチャンネルにて配信・放送されることになった。園監督の23作目の作品にして、代表作・最高傑作と冠される『愛のむきだし』。実話をベースに描く物語の主人公は、ユウ。彼は厳格な神父の父親に懺悔するために、さまざまな“罪作り”に励み、ついには“盗撮”のプロに。女性の股間ばかり狙うユウだが、ある時、探し求めていたマリアに出会う…。主演を、いまをときめく「AAA」のリードボーカル・西島隆弘が務め、ドラマ「カルテット」や映画『愚行録』でも実力派ぶりを発揮する満島ひかり、『百円の恋』で日本アカデミー賞を受賞した安藤サクラが共演。そのほか、渡部篤郎、渡辺真起子、板尾創路らベテラン勢の力演、その後、『新宿スワン』で園監督と運命の再会を果たす綾野さんや、松岡茉優の初々しい姿も登場。また、2010年に惜しまれつつ解散したロックバンド「ゆらゆら帝国」の主題歌も、最初で最後の映画コラボレーションとして伝説と化している。セーラー服で、パンツ丸出しで蹴りをかます満島さんの炸裂する迫力を筆頭に、西島さんのアクティブな“盗撮魔”や、カルト教団の教祖役を怪演した安藤さんなど、瑞々しい個性のぶつかり合いと、4時間という上映時間をまったく感じさせないスピーディな演出が相まって、かつてない衝撃作に。世界にも飛び出し、2009年の第59回ベルリン国際映画祭「国際批評家連盟賞」「カリガリ賞(観客賞)」をW受賞するなど、国内外の数々の映画賞を受賞した。その後、『冷たい熱帯魚』やヴェネチア国際映画祭受賞作『ヒミズ』、大ヒット作『新宿スワン』などへと繋がる、園子温の名を名実共にメジャーに押し上げた作品として、いまなお高い人気を誇っている。そして今回、2007年の撮影開始から、ちょうど10年を経た2017年、4時間(237分)の上映時間となった本作をTVシリーズとして、まったく新しい形でリブート。6時間あった編集初期段階の“ファーストカット”、いわば幻のバージョンを元に、全編脚本通りに再構成し、未使用シーンを1時間以上復元、全音楽・音響も再構築。さらに各話30分のTV仕様に仕上げ、全10話のTVシリーズとなった。まさしく、『愛のむきだし』の【最長版】にして【ザ・テレビショー】。このように映画から変貌するTVシリーズは、過去にはフランシス・F・コッポラ監督が『ゴッドファーザー』『ゴッドファーザーPART2』を時系列に編集し直し、未使用シーンを50分追加、同じように再構成を試みた「ゴッドファーザー テレビ完全版」の放送や、ベルナルド・ベルトルッチ監督が『ラストエンペラー』に膨大な未使用シーンを投入し、再構成を行った「ラストエンペラー・オリジナル全長版」くらいしか存在しないという。本作では映像のクオリティも、10年前からさらに向上させるため、デジタル技術を駆使し、4K化(2K→4Kアップコンバート)を当時の撮影監督・谷川創平氏立会いのもと、より鮮やかできめ細かい高精細・高解像での映像追求も行っている。「完全版」「ディレクターズ・カット」「エクステンディットバージョン」などとは明らかに一線を画す、日本映画ではかつてない別バージョンの最長版にして、TVシリーズ。掟破りのドラマが、製作・撮影開始から10年の記念イヤーに産声を上げる。<園子温(原案・脚本・監督)コメント>あの削除した台詞が、あの削除したシーンが、ついに帰って来た!あの名作が、8年ぶりに完璧な“ドラマ”になって帰って来ただけでも感動的なのに、久々に見るこの作品は、何もかもがいまも新しい。役者達が活き活きと画面を走り抜け、完璧なハーモニーを奏でていた!「愛のむきだし【最長版 ザ・テレビショー】」は、J:COMオンデマンドにて第1話~4話を2月1日(水)より、第5話~10話を2月15日(水)より配信開始。J:COMプレミアチャンネルにて第1話~4話を2月4日(土)・11日(土)22時より、第5話~10話を2月18日(土)・25日(土) 22時より放送。(text:cinemacafe.net)
2017年01月29日ジャン=リュック・ゴダール監督、アンナ・カリーナ主演による映画『はなればなれに』が、2017年1月21日(土)より、新宿シネマカリテほかにて順次公開される。本作は、ゴダールがアメリカの犯罪小説をもとに製作した、型破りな3人組による恋と犯罪の物語。日本では長らく劇場公開が実現せず、1998年に初めて上映された作品で、初期ゴダールのなかでも特に人気の高い1作として知られる。ある日偶然出会った小悪党の男ふたりと、無垢な女。パリ郊外にある女の叔母の家から大金を盗む計画を立てる3人だが、予期せぬハプニングから計画は殺人事件へと発展する。強欲なアルチュールに惹かれる奥手なオディールと、彼女をひたむきに愛する優しいフランツ。アマチュア強盗団3人のバランスは、逃亡生活のなかで徐々に崩壊していく…。数多くある印象的なシーンの中でも特に、インストゥルメンタル・ナンバーと共に3人がカフェでマディソン・ダンスを踊るシーンと、実際のルーブル美術館でゲリラ撮影された3人の全力疾走シーンは、映画ファンの間で現在も語り継がれる名シーン。ベルナルド・ベルトルッチ監督『ドリーマーズ』(2003)、ロジャー・ミッシェル監督『ウィークエンドはパリで』(2013)でも、同シーンへのオマージュが捧げられている。また、本作の大ファンである映画監督のクエンティン・タランティーノが、自らの製作会社の名前に仏題の「Bande à part」と付けたのも有名な話で、スコット・スタンバーグが手掛けていたファッションブランド、バンド オブ アウトサイダーズ(BAND OF OUTSIDERS)も本作の英題から名付けられたものだ.女優アンナ・カリーナの輝くような魅力がたっぷりと描かれ、50年以上たった今も色褪せることのない名作犯罪メロドラマ。この機会に是非、劇場の大スクリーンで鑑賞してみてはいかがだろう。【上映情報】映画『はなればなれに』レイトショー上映公開日:2017年1月21日(土)場所:新宿シネマカリテ※仙台市・桜井薬局セントラルホール、横浜市・シネマ・ジャック&ベティ、名古屋市・名古屋シネマテーク、大阪市・シネ・ヌーヴォ、京都市・京都みなみ会館、神戸市・神戸アートビレッジセンターでも上映予定。【作品情報】映画『はなればなれに』監督・脚本:ジャン=リュック・ゴダール原作:ドロレス・ヒチェンズ『愚か者たちの黄金』撮影:ラウル・クタール音楽:ミシェル・ルグラン出演:アンナ・カリーナ、クロード・ブラッスール、サミ・フレ、ルイザ・コルペイン1964年/原題 Bande à part/フランス/96 分/モノクロ/デジタル ©1964 Gaumont ‒ Orsay Films
2016年12月23日ルキーノ・ヴィスコンティ生誕110年没後40年を記念した特集上映「ヴィスコンティと美しき男たち〜アラン・ドロンとヘルムート・バーガー〜」が、2016年5月14日(土)より、YEBISU GARDEN CINEMA他にて全国で順次開催される。イタリア貴族文化の洗練に育まれ、独自の美学で唯一無二の作品を遺したルキーノ・ヴィスコンティ。フランシス・フォード・コッポラ、ベルナルド・ベルトルッチ、マーティン・スコセッシらにも大きな影響を与えている、映画史に燦然と輝く孤高の巨匠だ。今回は、ヴィスコンティ作品の中でも抜きん出た人気を誇る『山猫』と、ヨーロッパでもっとも美しき王の孤独と狂気を描いた『ルートヴィヒ』の2本が、現代最高の技術で甦った圧巻の映像でスクリーンに映し出される。4K版の『山猫』は、イタリアを代表するブランド、グッチ(GUCCI)の支援により、マーティン・スコセッシ率いるザ・フィルム・ファンデーションが1万2千時間をかけて修復したもので、『ルートヴィヒ』もデジタル修復版は日本初公開となる。20世紀の映像遺産とされる両作品は、ヴィスコンティによって見出されたふたりの俳優、アラン・ドロンとヘルムート・バーガーが、その最も美しい一瞬を映像に刻み付けた作品でもある。ヴィスコンティの世界を堪能出来る至極の2本を、この機会に是非大スクリーンで鑑賞してみてはいかがだろう。【開催概要】特集上映「ヴィスコンティと美しき男たち〜アラン・ドロンとヘルムート・バーガー〜」公開日:2016年5月14日(土) YEBISU GARDEN CINEMA他にて全国で順次公開上映作品:『山猫 4K 修復版』(原題:IL GATTOPARDO)『ルートヴィヒ デジタル修復版』(原題:LUDWIG)上映劇場:東京 YEBISU GARDEN CINEMA北海道 札幌シアターキノ愛知 名演小劇場大阪 シネ・リーブル梅田兵庫 神戸アートビレッジセンター京都 京都シネマ広島 サロンシネマ/シネツイン福岡 KBCシネマ熊本 Denkikanほか※公式Facebookページ(にて随時情報更新
2016年04月17日レオナルド・ディカプリオが、ついにアカデミー賞「主演男優賞」を獲得した渾身作『レヴェナント:蘇えりし者』。このほど、レオナルドの鬼気迫る演技と、圧倒的な映像美、そして実話に基づく壮絶なストーリーを後押しする音楽を担当した坂本龍一をゲストに迎え、4月7日(木)に恵比寿 ザ・ガーデンホールにて本作を特別上映することが決定。坂本さんがピアノの生演奏を披露することが明らかとなった。本作でレオナルドが演じたのは、ハンティング中に熊に喉を裂かれ、瀕死の重傷を負った実在のハンター、ヒュー・グラス。目の前で最愛の息子を殺され復讐心に駆られた男が、極寒の大自然の中、敵対する部族の熾烈な襲撃を交わしながら、約300kmの容赦ない旅を生き延びようとする姿を熱演し、初のオスカー獲得をはじめ賞レースを席巻。また、脚本・製作も務めたアレハンドロ・G・イニャリトゥは、65年ぶり史上3人目の快挙となる2年連続のアカデミー賞「監督賞」を受賞、自然光のみを使った圧倒的な映像でエマニュエル・ルベツキが史上初「撮影賞」を3年連続受賞した。坂本さんが手がけた「美貌の青空」など2曲を『バベル』(’06)でも使用したイニャリトゥ監督は、「彼の曲には余計なものがなく優雅で感動的だ。今回の音楽には、感動的な静寂がある。静寂という間が映画にとって重要な役割を果たすんだ」と語り、自身も大ファンである坂本氏の音楽が本作にとって、とても重要な役割を果たしていることを明かす。今月23日(水)に緊急来日することが決まり、日本中を熱狂の渦に巻き込んでいるレオナルドもまた、「サカモト氏の音楽は、この映画のテーマそのものを表現していると思う。初めて聴いたとき、まさに求めていた音楽だったから、強く感銘を受けた」と大きく心を揺さぶられたことを語っていた。いまハリウッドで最もホットな監督と俳優から賞賛を浴びた坂本さんは、「本作の話があったときは、まだ体調は万全ではなかったのですが、イニャリトゥ監督からの話なので、これは何があってもやらないといけないと内心思いました」と、オファーを受けた当時をふり返る。また、本作については「初めて観たそのときから、この映画の主人公は“自然”だと思いました。人間ドラマを包む大きな自然というものを音楽で描きたかったのです」と、その思いに言及した。大島渚監督(『戦場のメリークリスマス』『御法度』)や、山田洋二監督(『母と暮せば』)、ブライアン・デ・パルマ監督(『ファム・ファタール』)といった日本をはじめ、世界の名だたる監督とタッグを組み、ベルナルド・ベルトルッチ監督『ラストエンペラー』では日本人として初めてアカデミー賞「作曲賞」を受賞した坂本さん。また、音楽家としてだけでなく、デヴィッド・ボウイと共演した『戦場のメリークリスマス』や、キーパーソンとなる日本人を演じた『ラストエンペラー』など、俳優としても活躍している坂本さんが、自身が参加し、アカデミー賞3冠を獲得した本作について何を語るのかは気になるところ。さらに当日は、ピアノの生演奏も予定されており、どんなメロディーを奏でるかにも注目だ。『レヴェナント:蘇えりし者』は4月22日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。オリジナル・サウンドトラック盤「The Revenant(蘇えりし者)」(音楽:坂本龍一、アルヴァ・ノト、ブライス・デスナー)は発売中。(text:cinemacafe.net)
2016年03月15日坂本龍一が音楽を手がけた映画『レヴェナント:蘇えりし者』の特別上映が4月7日(木)に恵比寿 ザ・ガーデンホールで行われ、映画の上映だけでなく、坂本のピアノ演奏も行われることが決定した。その他の画像映画は、アメリカ西部の未開拓の荒野を旅する途中で熊にノドを裂かれて瀕死の状態に陥るも、仲間のジョン・フィッツジェラルドに置き去りにされてしまった主人公ヒュー・グラスが、自然の脅威に立ち向かいながら、死の淵から蘇り、約300キロもの旅をして、フィッツジェラルドに復讐しようと壮絶なサバイバルに挑む姿を描いたもの。本年度の米アカデミー賞で、レオナルド・ディカプリオが主演男優賞に、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥが監督賞に、エマニュエル・ルベツキが撮影賞に輝いた。坂本は自身のキャリアの中で、ベルナルド・ベルトルッチ監督(『ラストエンペラー』『シェルタリング・スカイ』)や、大島渚監督(『戦場のメリークリスマス』『御法度』)、ブライアン・デ・パルマ監督(『ファム・ファタール』)など多くの映画作家の作品の音楽を手がけているが、本作では「まだ体調は万全ではなかったのですが、イニャリトゥ監督からの話なので、これは何があってもやらないといけないと内心思いました」と言い、「初めて観たその時から、この映画の主人公は“自然”だと思いました。人間ドラマを包む大きな自然というものを音楽で描きたかった」という。劇中の音楽は坂本、“アルヴァ・ノト”ことカールステン・ニコライ、The Nationalのギタリストでもあるブライス・デスナーが担当。イニャリトゥ監督は以前から坂本の楽曲を自作で使用しており「彼の曲には余計なものがなく優雅で感動的だ。今回の音楽には、感動的な静寂がある。静寂という間が映画にとって重要な役割を果たすんだ」と語っている。特別上映では、坂本のピアノ演奏も予定されており、彼が作品について何を語り、どの楽曲を演奏するのかも気になるところだ。『レヴェナント:蘇えりし者』4月22日(金) TOHOシネマズ 日劇ほか 全国ロードショー
2016年03月15日ベルナルド・ベルトルッチ監督が1970年に手がけた名作『暗殺の森』がデジタル・リマスターされ、10月31日(土)から映画館で公開されることが決定した。その他の画像/デジタル・リマスター版で上映決定ベルトルッチ監督は、『ラストタンゴ・イン・パリ』『1900年』『ラスト・エンペラー』などで知られる巨匠監督で、『暗殺の森』は第二次世界大戦前夜のヨーロッパを舞台に、ひとりの青年がファシストの暗殺者に変貌していくドラマを描いている。緊張感あふれる演出と、巨匠ヴィットリオ・ストラーロが手がけた映像は日本でも高い評価を集め、公開から40年を経ても“名作”として多くの映画ファンに愛されている。今回の上映は高画質のデジタル・リマスター版での上映で、新たな観客が本作に出会うことを期待したい。『暗殺の森』デジタル・リマスター版10月31日(土)より1週間限定レイトショー
2015年09月11日マーロン・ブランドと共演した『ラストタンゴ・イン・パリ』で知られるフランスの女優、マリア・シュナイダーが3日朝、がんのためパリの病院で亡くなった。享年58。俳優のダニエル・ジェランの娘でもあるシュナイダーは10代で映画に初出演、デビュー4作目でベルナルド・ベルトルッチ監督の『ラストタンゴ・イン・パリ』に出演、ブランドとの過激なラブシーンが話題を呼び、一躍有名になった。その後ドラッグに溺れ、自殺未遂を繰り返したが、80年代に入ると更正。女優として活動を続けたが、ヌードになる役は避け続けた。出演作にミケランジェロ・アントニオーニ監督、ジャック・ニコルソン共演の『さすらいの二人』、シリル・コラール監督・主演の『野性の夜』、日本映画『ヨーロッパ特急』などがある。遺作は2008年、ジョジアーヌ・バラスコ監督の『Cliente』(原題)。所属事務所によるとシュナイダーの闘病生活は長年にわたっていたという。(text:Yuki Tominaga)© Rex Features/AFLO
2011年02月04日ブルース・ウィリス主演最新作『RED/レッド』が29日(土)から日本公開されるのを前に、本作に出演している名優ジョン・マルコヴィッチのインタビュー映像が公開された。その他の写真映画は、静かな引退生活を送る元CIAのフランク(ウィリス)が何者か襲撃され、かつてCIAから“RED”(Retired Extremely Dangerous=引退した超危険人物)と呼ばれ恐れられていた仲間たちとともに、巨大な陰謀に立ち向かう物語。本作でマルコヴィッチが演じるのは、CIAの実験のために長きに渡って幻覚剤を投与し続けられてきたという過去を持つ男・マーヴィン。現役を引退し人の目を忍んで暮らす彼は、主人公フランクに誘われチームに復帰。被害妄想が強いという欠点を抱えながらも、生粋の暗殺者として武器・兵器に関するスキルを最大限に駆使して巨大な陰謀に立ち向かっていく。マルコヴィッチは、マノエル・ド・オリヴェイラやベルナルド・ベルトルッチ、クリント・イーストウッド、ジョエル&イーサン・コーエンら世界中の映画作家たちから厚い信頼を得る演技派として知られる一方で、『コン・エアー』や『エラゴン/遺志を継ぐ者』などブロックバスター大作にも出演。また、『マルコヴィッチの穴』では本人役で登場しハジケまくった演技を見せるなど名優・怪優として映画ファンから高い支持を得ている。このほど公開されたインタビュー映像では、マルコヴィッチが自身が演じた役や物語について語るほか、今回メガホンを執ったロベルト・シュヴェンケ監督や共演者の魅力についてコメントしている。『RED/レッド』2011年1月29日(土)ロードショー(C)2010 Summit Entertainment LLC. All Right Reserved.
2011年01月19日