渡辺謙とマシュー・マコノヒーが初タッグを組んだ、驚きと感動に満ちたミステリー<a href="">『追憶の森』</a>。このほど、“自殺の名所”としても知られる青木ヶ原樹海を舞台にした本作について、オスカー俳優・マコノヒーが自身の哲学、“死生観”について明かすコメントがシネマカフェに到着した。青木ヶ原の樹海を人生の終着点にしようと決め、日本にやって来たアメリカ人アーサー(マシュー・マコノヒー)は、原生林が鬱蒼と生い茂る森の中で、出口を求めて彷徨う日本人・タクミ(渡辺謙)と出会う。やがて、一緒に出口を探して歩き始める2人。しかし、まるで森の魔力に囚われてしまったかのように道はどれも行き止まりで、方向感覚を失った2人は厳しい自然との闘いを強いられる。その過酷な状況下、運命共同体となったタクミにアーサーは心を開き始め、樹海への旅を決意させたある出来事を語り始めるが…。クリストファー・ノーラン監督のSF大作<a href="">『インターステラー』</a>の撮影後にクランクインし、本作を人間の“内面深くを旅する物語”と語っていたマコノヒー。青木ヶ原の樹海を舞台にしているとはいえ、“自殺の映画”ではないと断言する。「この映画を気のきいた宣伝文句で売り込んでも、相手はこう言うだろう――『ああ、自殺の映画か』。だが俺なら、そうじゃない、これは生きる勇気を与えてくれる映画だ、と返すね」。その真意はというと、「俺にとっては、俺自身の哲学“とにかく生き続けろ(Just Keep Living)”にぴったり当てはまるんだ」と語るマコノヒー。「『追憶の森』は、人生を肯定するドラマであり、たくさんの観客が自分たちの人生について自問するきっかけになるはずだ。それもポジティブな意味でね」。また、本作を“詩的”だとも表現する。「この作品は精神的な世界を扱ってるんだ。観た人は誰しも映画館から出て駐車場に向かう間に、これはいったいどんな映画なのか、タクミとは何者なのか、アーサーの魂なのか、それともジョーンの魂なのか、あの森はほんとに存在するのか、そういう自分なりの話をし続けて思索にふけることになるだろう。すべての崩壊を経験してやっと救いにたどり着ける。これは生存を賭けた執念の物語でもあるんだ」。『エレファント』(‘03)や『ラストデイズ』(’05)など、これまで、どこか詩的でありながら、人が奥底に抱えている真理を浮き彫りにしてきたガス・ヴァン・サント監督だが、マシューが語るように、その世界観は本作でも健在。また、死に場所へ向かう旅を描いているように見えた物語が、実は生きることを求める希望の物語に変貌するとき、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(‘97)にも似た、温かな“裏切り”に気づくはず。パズルのピースがすべてはまった後、改めてもう一度最初から観返したくなるという不思議な魅力を秘めたミステリーを、劇場で目撃してみて。『追憶の森』は4月29日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月13日<a href="">『ダラス・バイヤーズクラブ』</a>でオスカーを獲得したマシュー・マコノヒーが、ハリウッドのみならずブロードウェイでも活躍する渡辺謙と出演する<a href="">『追憶の森』</a>。このほど、圧倒的な演技力と存在感で映画界に確固たる地位を築いた2人の初タッグが実現した本作で、マシューが樹海を舞台にした本作の出演オファーを快諾した理由が明らかになった。舞台は、富士山の北西に広がる青木ヶ原の樹海。この地を人生の終着点にしようと決めて日本にやって来たアメリカ人・アーサーは、原生林が鬱蒼と生い茂る森の中で、出口を求めて彷徨う日本人・タクミと出会う。怪我を負い、寒さに震えているタクミをアーサーは放っておくことができず、一緒に出口を探して歩き始める。だが、まるで森の魔力に囚われてしまったかのように、行く道はどれも行き止まりで、方向感覚を失った2人は厳しい自然との闘いを強いられる。その過酷な状況下、運命共同体となったタクミに心を開いていくアーサー。やがて彼は、樹海への旅を決意させたある出来事を語り始めるが…。『ダラス・バイヤーズクラブ』で見事オスカーを手にする以前、クリストファー・ノーラン監督の<a href="">『インターステラー』</a>の撮影がちょうど終わったところで、本作の脚本を読み、すぐにほれ込んだというマシュー。「やっと思い出せるほどの昔をふり返っても、これ以上の脚本はなかった気がする。ここ5年間で読んだ中でも最高の脚本だ。美しい“俳句”が連なっているようだ。すぐに参加したいと思ったよ」と、そのときの思いを明かす。また、<a href="">『永遠の僕たち』</a><a href="">『ミルク』</a>などのガス・ヴァン・サントが監督だということや、自身が演じるアーサーという主人公に対し、困難な仕事になるだろうと感じたことも本作へ参加するきっかけとなったと言う。「ここのところ、自分が怖気づくような役を選んでいるんだ…今度も間違いなく、そんな役だったよ!」と語り、ストリッパーやHIVに冒された主人公、人類存亡を賭けて宇宙を旅する主人公など、あえて難役に挑んできたことに触れるマシュー。「この映画は俺にとって、とても精神的で直感的な選択だった」とも語っている。ただ、本作への参加するきっかけは別の理由もあったようで、「『インターステラー』は“遥か彼方へ旅に出よう”っていう映画さ。一方、こっちは“内面深く旅に出よう”っていうわけだ。そのときは、『ダラス・バイヤーズクラブ』のためにずっと人前に出て宣伝していたのがやっと終わったところだったし、森の中をひとりで静かに散策したいと思っていた。少し瞑想が必要だったんだ…自分を見つめ直す時間もほしかった。脚本を読んだ後、言ったよ。いいかい、これは美しいストーリーだし、仕事が手に入る上に、やりたかった瞑想もできるわけだってね(笑)」。だが、夜での撮影が多かったという現場では、その日の撮影が終わると、それぞれに懐中電灯を持たされ、ずぶ濡れのままクタクタになりながら歩いたというマシューと渡辺さん。「ジュコッ、ジュコッ…」という自分たちの足音だけが暗闇に響いているのを聞き、思わず大笑いしてしまったこともあったそうだが、もしかしたら、“森の中を静かに散策”して“瞑想”という彼の望みとは大きくかけ離れた現場だったのかも…!?ラストには、衝撃と胸に沁みる感動が待っているという本作。難役でありながらマシューが魅せられたという物語に、思いを馳せてみては。『追憶の森』は4月29日(金・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月03日リース・ウィザースプーンが40歳を迎えるにあたって盛大な誕生パーティを開催、テイラー・スウィフトが歌のプレゼントをした。リースの誕生日は3月22日だが、パーティは19日(現地時間)にハリウッドのラウンジ「ウォーウィック」で開かれた。午後7時30分(現地時間)、リースが夫のジム・トス氏と会場に到着し、パーティはスタート。招待客は超豪華な顔ぶれで、ロバート・ダウニーJr.夫妻、マシュー・マコノヒー夫妻、トビー・マグワイア夫妻、ジェニファー・アニストン&ジャスティン・セロー夫妻、ニコール・キッドマン&キース・アーバン夫妻、ケイト・ハドソンやジェイソン・ベイトマンが駆けつけた。ジャズのライブ演奏が流れるなか、会場はリラックスして自然体で楽しめる雰囲気に包まれ、友人や家族のお祝いスピーチの後はキース・アーバンのライブが始まった。アカデミー賞主演女優賞に輝いた『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』で歌声を披露したこともあるリース自身もステージに立ち、キースと一緒に「スウィート・ホーム・アラバマ」を歌ったそうだ。さらにテイラー・スウィフトもサプライズで登場し、ヒット曲の「シェイク・イット・オフ」を熱唱。パーティ出席者たちはみなダンスフロアで盛り上がり、リースが会場を後にしたのは午前2時だった。(text:Yuki Tominaga)
2016年03月23日イドリス・エルバが、スティーヴン・キングの小説の映画化『ダーク・タワー』の主演に決まった。役は最後のガスリンガー、ローランド・デスチェイン。原作小説の中で、彼は青い目をしていると書かれているが、プロデューサーのキング、ロン・ハワード、ブライアン・グレイザー、アキヴァ・ゴールズマンらは、人種にこだわらず、最適の俳優を選ぼうと決めたようだ。その他の情報共演には、マシュー・マコノヒーが決まっている。映画はシリーズ化が予定されており、1作目は原作小説1作目『ダーク・タワーI ガスリンガー』に基づくものとなる。エルバは『ビースト・オブ・ノー・ネーション』で今年のオスカーにノミネートが期待されていながら、候補漏れしたが、映画俳優組合(SAG)賞では同作品と、テレビドラマでダブル受賞を果たした。また、ダニエル・クレイグに代わる次のジェームズ・ボンドの候補のひとりとして噂されたこともある。文:猿渡由紀
2016年03月03日まもなく2月29日(日本時間)に開催される、第88回アカデミー賞授賞式。その行方を占う“前哨戦”もひとまず落ち着き、「主演男優賞」は“今度こそ”4度目の正直で『レヴェナント:蘇えりし者』のレオナルド・ディカプリオが大本命か、といわれている。また、「主演女優賞」には『キャロル』ケイト・ブランシェットや『JOY』(原題)ジェニファー・ローレンスの“経験者”を抑え、『ルーム』のブリー・ラーソンが最有力視されている。その対抗となるとしたら、同じく子役から活躍する『ブルックリン』のシアーシャ・ローナンか、キャリア51年目で初ノミネートの『さざなみ』シャーロット・ランプリング。50年代のアイルランド移民女性の心の揺れと成長を描いた前者や、ベテランの妙演が光る後者はアカデミー会員の“支持を集めそう”ではあるものの、深く傷つきながらも息子と共に再生の道を探る若き母親を演じたラーソンに、これまでの勢いで軍配が上がりそうだ。そんな中、各賞ごとに結果が異なり、映画関係者の間でも意見が割れているのが、“助演枠”。いずれも、オスカー受賞経験のある実力派や大ベテランと、いま注目度・人気ともに急上昇中の新鋭や新境地に挑む中堅が入り乱れており、混戦模様となっている。■『クリード』“老ロッキー”ことS・スタローンか、渋くて物静かな老スパイか!?今回「助演男優賞」にノミネートされているのは、『マネー・ショート華麗なる大逆転』のクリスチャン・ベイル、『レヴェナント:蘇えりし者』のトム・ハーディ、『スポットライト 世紀のスクープ』のマーク・ラファロ、『ブリッジ・オブ・スパイ』のマーク・ライランス、そして『クリードチャンプを継ぐ男』のシルベスター・スタローンの5人。カメレオン俳優ともいわれるベイルは2010年の『ザ・ファイター』で同賞を受賞しており、“ハルク”としてもおなじみのラファロは、昨年の『フォックスキャッチャー』に続いて2年連続・3度目のノミネート、そのほかの3人は初ノミネートとなっている。『クリード』でのスタローンは、彼の代名詞でもある元世界チャンピオン“ロッキー・バルボア”の老いた“いまの姿”を熱演したが、その演技には胸アツになる人が続出。ゴールデン・グローブ賞ではスタンディングオベーションを受けて「助演男優賞」を手にし、その後も全米映画俳優組合(SAG)賞、放送映画批評家協会賞(BFCA)と前哨戦を制覇。ただ、今回のアカデミー賞が白人俳優ばかりで「多様性に欠く」との批判を受ける中、ノミネートをスルーされたライアン・クーグラー監督と主演のマイケル・B・ジョーダンのために、一時は授賞式出席を辞退するつもりだったことも明かしていた。40年前、自身の鮮烈なデビュー作となった『ロッキー』(’76)は「作品賞」など3冠を受賞、「主演男優賞」と自ら手がけた「脚本賞」でノミネートもされたが、今回受賞すれば初のオスカー獲得。もしそうなれば、ボイコット騒動に揺れた授賞式のボルテージが一気にアップするはずで、クーグラー監督やジョーダンらに向けたコメントにも注目が集まるに違いない。とはいえ、『ブリッジ・オブ・スパイ』でソ連側の老スパイを飄々と演じてみせたライランスも、全米映画批評家協会賞や英国アカデミー賞(BAFTA)などで受賞しており、その最大のライバルとなるかもしれない。また、『レヴェナント:蘇えりし者』でディカプリオ演じる主人公が、復讐の執念を燃やして追い続ける敵役を怪演したハーディも、見逃せない。ライバルが強敵であればあるほど、主演はいっそう輝くわけで、『ダラス・バイヤーズクラブ』のマシュー・マコノヒー&ジャレッド・レトのように主演・助演コンビで受賞というケースもなきしもあらずだ。■『リリーのすべて』A・ヴィキャンデル、『キャロル』R・マーラ…主演を支える女性たちにも火花が!?ゴールデン・グローブ賞、BAFTAでは『スティーブ・ジョブス』のケイト・ウィンスレットが受賞し、SAG賞、BFCA、そして直近のサテライト賞では『リリーのすべて』のアリシア・ヴィキャンデルが獲得している「助演女優賞」。ウィンスレットはこの濃密な会話劇の中で、“カリスマ”ジョブズを演じたマイケル・ファスベンダーに匹敵するほどのセリフ量を披露しており、カリスマを公私にわたって支え続けた部下として強い印象を残している。『愛を読むひと』で「主演女優賞」を獲得している彼女は、実に7度目のノミネートだ。一方、『リリーのすべて』のヴィキャンデルは、今回が初ノミネート。エディ・レッドメイン演じる最愛の夫が、苦しみながらも“本当の自分”になっていく姿を受け入れる妻役で、性別や肩書きを越えた深い愛の結びつきを、力強く、情感豊かに演じて見せた。今回のアカデミー賞では「脚本賞」「視覚効果賞」でのノミネートのみとなったが、彼女は“美しすぎる人工知能ロボット”を演じた『Ex Machina』(原題)でも高い評価を受けており、さらなる追い風になる可能性大。また、垣根を超えた愛といえば、女性同士の愛を描いた『キャロル』のルーニー・マーラは、カンヌ国際映画祭で女優賞を獲得している。大人の女性としてキャロルに憧れつつも、本当の愛を知り、次第にその喜びだけでなく悲しみや苦しみも知っていく若いアーティストの変容を、見事に体現してみせたマーラ。『ドラゴン・タトゥーの女』で「主演女優賞」にノミネートされているが、『キャロル』もまちがいなく代表作の1つとなるはずだ。『ミーン・ガールズ』『きみに読む物語』で一躍ブレイクしたレイチェル・マクアダムスにとっても、女性新聞記者役に挑んだ『スポットライト 世紀のスクープ』はオスカー初ノミネート。持ち前の魅力的な笑顔を封印し、カトリック教会の一大スキャンダルを暴いた社会派の同作でさらなる新境地を開拓している。そして今回、ダークホースとして一番の“クセ者”となりそうなのが、タランティーノ節大全開の『ヘイトフル・エイト』で、ただ1人の女性を演じたジェニファー・ジェイソン・リー。子役時代から長らく活躍してきた彼女は、意外にも、タランティーノ監督が集大成として描いた密室ミステリーで初ノミネート。雪山で“生き残る”ために手段を選ばない破天荒ぶりはディカプリオ以上(?)で、もしかしたら彼女が嵐を巻き起こすかもしれない。しかし、あれこれ予想をしてみても、結果はやはり神のみぞ知る…。29日の授賞式まで、楽しみに待っていよう。(text:cinemacafe.net)
2016年02月25日2013年に最愛の人コーリー・モンティースを薬物の過剰摂取で亡くし、悲しみにくれていたリア・ミシェルを救ったモデルのマシュー・パエツ。出会いは2014年4月、リアの「On My Way」のミュージックビデオで共演したことだった。マシューと交際してからは元気を取り戻し、同棲も始め、今年初めには「まもなく婚約」ともいわれ、幸せいっぱいだったリア。しかしリアの友達は、女性向けのエスコートサービスで働いていた“過去”を持つマシューを信じきることができなかったという。リアは彼の過去は気にせず、愛を信じてマシューを支えていたというが…。「People」誌によると、今回の破局はリアの代理人により明らかになったのだが、なぜ別れることになってしまったのかという理由や説明がリアには分からないらしい。というのも、マシューは2週間ほど前に何の言葉も残さずに家を出て行ってしまったからだ。マシューが家を出てしまう直前の今月9日、リアがツイッターに投稿したツーショットの写真は2人で一緒にテレビを見ている仲の良さそうな姿だったのだが、この後何があったのだろうか?幸い、リアには「Scream Queens」(原題)で共演しているエマ・ロバーツや、「glee/グリー」のキティ役ベッカ・トビンなど、サポートしてくれる女友達がいっぱいいるようだ。また、ヨガやジム通いに精を出し、アクティブに行動している。(Hiromi Kaku)
2016年02月23日アカデミー俳優マシュー・マコノヒーと国際派スターとして活躍を続ける渡辺謙、2人の名優が初めてタッグを組み、青木ヶ原の樹海を舞台に描く美しく不思議なミステリー『追憶の雨』。このほど、渡辺さんのコメント付きの本作の予告映像と場面写真が到着した。富士山の北西に広がる、青木ヶ原の樹海を人生の終着点にしようと決めて日本にやって来たアメリカ人アーサー(マシュー・マコノヒー)。原生林が鬱蒼と生い茂る森の中で出会ったのは、樹海の出口を求めて彷徨う日本人タクミ(渡辺謙)だった。怪我を負い、寒さに震えているタクミをアーサーは放っておくことができず、一緒に出口を探して歩き始めるが、まるでその魔力に囚われてしまったかのように、2人は森を脱出することができずにいた。ともに森を彷徨い歩くうちに、アーサーは樹海にやって来るまでの心の内を吐露し始める…。今回到着した映像は、まず冒頭に渡辺さんのコメントからスタート。穏やかな笑みとともに「愛は思わぬところで、あなたを待っています」と意味深に語りかけている。続いて始まる予告映像では、アーサーが青木ヶ原の樹海でタクミに出会い、道に迷ったタクミを出口まで連れ出すために、2人で森を彷徨う様子が、ガス・ヴァン・サント監督の視点からどこか神秘的で美しく映し出されている。また、回想シーンとして、場面写真にも登場する妻・ジョーン(ナオミ・ワッツ)を慈しむアーサーの姿も描かれており、彼の背負う過去が気になるところだ。なぜ、アーサーとタクミは樹海を訪れることになったのか?2人が彷徨う森にはどんな秘密が隠されているのか?そしてアーサーが見せた涙の理由とは?本作の結末には、思わず息を呑むような驚きと、温かな感動が待っているというが…。マシューと渡辺さん、さらにナオミ・ワッツという実力派キャストで紡がれる神秘的な物語を、まずはこちらの映像から確かめてみて。『追憶の森』は4月29日(金・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月19日今夏公開の『ペット』に続くユニバーサル・スタジオ×イルミネーション・エンタテインメントのタッグによる新作アニメーション映画『SING』(原題)が、2017年に公開されることが決定!レディー・ガガの「バッド・ロマンス」から幕を開ける特報映像が早くも解禁となった。ペットたちの日常を覗き見するという斬新なストーリーで話題の『ペット』に続く本作『SING』は、『怪盗グルー』シリーズやアニメ映画史上2位の興収を記録した『ミニオンズ』といった作品で世界中の観客を魅了し続けているイルミネーション・エンタテインメントが製作。その舞台は、私たちの住む世界と似てはいるものの、住んでいるのは人間ではなく動物たち。さらに、動物たちの声を務めるのは、アカデミー賞俳優のマシュー・マコノヒーとリース・ウィザースプーンをはじめ、『テッド』シリーズのセス・マクファーレン、『ヘイル、シーザー!』のスカーレット・ヨハンソン、『シカゴ』のジョン・C・ライリー、『キングスマン』の新鋭タロン・エガートンに、先日のグラミー賞で最優秀新人賞にノミネートされ、ジェイムス・ベイとのコラボも披露したトリー・ケリーといった超豪華スターたち。主人公は、かつては栄えていたにも関わらず、いまや客足は途絶え、経営が全く上手くいかない状態が続く劇場の主宰コアラのバスター・ムーン(マシュー)。バスターは根っからの楽天家でのんびり屋だが(コアラだから?)、自分の劇場を何よりも愛する彼は、かつての栄光を取り戻すため、最後のチャンスとして世界最高の歌唱コンテストをプロデュースすることに!感傷的に優しく歌うハツカネズミ(セス)、ステージに上がることに恐怖心を持つ内気なティーンエイジャーのゾウ(トリー)、25匹のコブタの面倒を見る疲れ果てた母親(リース)、自らの家族である犯罪一家から自由になりたいと願う若いギャングスターのゴリラ(タロン)、横柄な彼氏を捨ててソロになるべきか葛藤するパンクロッカーのヤマアラシ(スカーレット)など、それぞれの動物たちが自らの未来を変える機会となることを信じ、バスターのいる会場に集結する…。早くも届いた特報映像では、動物たちが思い思いの歌を披露する姿が映し出されているが、その楽曲はレディー・ガガの「バッド・ロマンス」に始まり、クレイジー・タウンの「バタフライ」、シールの「キス・フロム・ア・ローズ」、ニッキー・ミナージュの「アナコンダ」に、ラストはエド・シーランの「シング」と、どこかで耳にしたことのあるものばかり!劇中にはそんな時代を超えたヒットソングが85曲も登場する予定という。誰もがみんな、スターになるチャンスがあるというテーマで描かれる、豪華スターたちのミュージカル・コメディを楽しみに待っていて。『SING』(原題)は2017年公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月18日ユニバーサル・スタジオ×イルミネーション・エンタテインメントのタッグによる新作アニメーション映画『SING』(原題)が、2017年に公開されることが決定し、特報映像が18日、公開された。『怪盗グルーの月泥棒3D』、『ロラックスおじさんの秘密の種』、『怪盗グルーのミニオン危機一発』、そしてアニメ映画史上2位の興収を記録した『ミニオンズ』などを手掛けてきたイルミネーション・エンタテインメントが、今夏公開の『ペット』に続く新作アニメーションとして発表する『SING』では、マシュー・マコノヒー、リース・ウィザースプーン、セス・マクファーレン、スカーレット・ヨハンソン、ジョン・C・ライリー、タロン・エガートン、トリー・ケリーといった豪華スターが共演。すべての人の中に必ず存在する、それぞれの輝けるスターを見つけ出すというテーマを描くミュージカル・コメディとなる。『SING』の世界では、住人が人間ではなくすべて動物で、主人公は、かつては栄えていたが今は経営がうまくいかない状態が続く劇場の主宰であるコアラのバスター・ムーン(マコノヒー)。楽天家のバスターは、自分の劇場を何よりも愛し、劇場を守るためなら何でもやろうと決心し、劇場にかつての栄光を取り戻すため、最後のチャンスである世界最高の歌唱コンテストをプロデュースすることに決める。バスターのいる会場には、さまざまな動物たちが、自らの未来を変える機会となることを信じて集結。感傷的に優しく歌うハツカネズミ(マクファーレン)、ステージに上がることに恐怖心を持つ内気なティーンエイジャーのゾウ(ケリー)、25匹のコブタの面倒を見る疲れ果てた母親(ウィザースプーン)、自らの家族である犯罪一家から自由になりたいと願う若いギャングスターのゴリラ(エガートン)、横柄な彼氏を捨ててソロになるべきか葛藤するパンクロッカーのヤマアラシ(ヨハンソン)などが集まる。公開された映像では、彼らが思い思いの歌を披露する姿が映し出され、その楽曲はレディー・ガガの「バッド・ロマンス」やクレイジー・タウンの「バタフライ」、ニッキー・ミナージュの「アナコンダ」など名曲ばかり。劇中には、そんなヒットソングの数々が85曲も登場する予定だという。(C)Universal Studios.
2016年02月18日ついに黄金に輝くオスカー像を手にすることができるのか?第88回アカデミー賞で最多12部門にノミネートされている『レヴェナント:蘇えりし者』(アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督)で、レオナルド・ディカプリオが4度目となる主演男優賞候補に名を連ねている。現在、ディカプリオはアカデミー賞の前哨戦といわれるゴールデングローブ賞(ドラマ部門)、放送映画批評家協会(BFCA)、全米俳優組合(SAG)賞の主演男優賞に輝いており、念願の主演男優賞に“王手”をかけた状況にいる。それでも、ディカプリオ本人は発表の瞬間まで、どっしりと構えてはいられないだろう。長年、「その気にさせて、受賞はおあずけ」というアカデミー協会のツンデレな姿勢に、振り回されてきたからだ。これまで『ウルフ・オブ・ウォールストリート』をはじめ、『ブラッド・ダイヤモンド』、『アビエイター』で主演男優賞の候補に挙がり、ジョニー・デップと共演した『ギルバード・グレイプ』での助演男優賞ノミネートを合わせると5度にわたってオスカー候補になったディカプリオだが、そのすべてで受賞を逃す結果に。いつしか「保守的なアカデミー会員の老人たちが若くして、富と名声を極めたレオを嫌っている」と揶揄されるようになった。確かにそれも一理あるかもしれないが、主演男優賞に与えられるオスカー像が1つしかないことを忘れてはいけない。過去にディカプリオを蹴散らした受賞者たちが、マシュー・マコノヒー(『ダラス・バイヤーズクラブ』)、フォレスト・ウィテカー(『ラストキング・オブ・スコットランド』)、ジェイミー・フォックス(『Ray/レイ』)と皆、その年の“大本命”だったことを考慮すると、「運がなかった」「相手が悪かった」だけかもしれない。ちなみに今年のライバルは、ブライアン・クランストン(『Trumbo(原題)』)、マット・デイモン(『オデッセイ』)、マイケル・ファスベンダー(『スティーブ・ジョブズ』)、エディ・レッドメイン(『リリーのすべて』)。すでに候補作5本を鑑賞したが、率直な感想として「ディカプリオが抜きん出ている」と断言できる。ほとんどセリフがない状態で、愛するものすべてを奪われた男の復讐心と“生への渇望”を神々しいまでに表現する演技は、一瞬たりとも目が離せないのだ。懸念があるとすれば、このタイミングで有力候補に急浮上した『Trumbo』のクランストンで、役柄・演技とも実にオスカー会員好み。また、ディカプリオに関してはしばしば「賞が欲し過ぎて、演技が力み過ぎ」と過小評価されることもあり(例えば『J・エドガー』)、「バイソンの生レバーを食べた」「格闘シーンで鼻の骨を折った」といった渾身の役作りに話題が集まる『レヴェナント:蘇えりし者』が、同様の憂き目にあわないとは限らない。果たして、勝利の女神はディカプリオに微笑むのか…。今年のアカデミー賞において、間違いなく最大のクライマックスである主演男優賞の行方に熱い視線を注ぎたい。『レヴェナント:蘇えりし者』は4月22日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。(text:Ryo Uchida)
2016年02月16日渡辺謙との共演作『追憶の森』が控えるマシュー・マコノヒーと、メガヒット作『ハンガー・ゲーム』シリーズのウディ・ハレルソンという2大映画スターがW主演を務め、エミー賞などの賞レースを席巻した衝撃のドラマ「TRUE DETECTIVE/トゥルー・ディテクティブ」<ファースト・シーズン>。徹底したその世界観から、1話60分・全8話がまるで“8時間の映画”とも称された本作が、ついに4月20日(水)よりブルーレイ&DVDリリースされることが決定した。1995年、ルイジアナ州の小さな田舎町で若い女性の全裸の変死体が発見される。手足を縛られ、頭上には王冠のような鹿の角がかぶせられていた。捜査を任された2人の刑事ラスティン・コールとマーティン・ハートは、何かの儀式のような現場の状況と残忍な手口から連続殺人鬼の凶行と判断。わずかな手がかりをもとに、犯人の行方を追っていく。2012年、かつての殺人事件と酷似した死体が発見され、事件の再調査のため、いまは引退したコールとハートが呼び戻される。この風変わりな事件は、同一犯による犯行なのか、それとも模倣殺人なのか…。そして、この17年間に2人の刑事の間にはいったい何が起こったのか…。マシューとウディという2大映画スターが、陰と陽のような対照的なキャラクターの2人の刑事(Detective)を演じた本作。2014年の第66回エミー賞では2人そろって「主演男優賞」にノミネートされ、その年、『ダラス・バイヤーズクラブ』でアカデミー賞を獲得したマシューが史上初となる“TV界のアカデミー賞”エミー賞とのW受賞なるかといわれたほど。結果、『ジェーン・エア』『闇の列車、光の旅』のキャリー・ジョージ・フクナガ監督の「監督賞」ほか5冠を達成し、第72回ゴールデン・グローブ賞にも3部門にノミネートされるなど、賞レースを席巻。マシューは「これほどの脚本に、これまで出会ったことがなかった」と語っており、彼のドラマシリーズへの出演は、いまのところ本作のみという貴重な作品となっている。名優を惹きつけたのは、全8話をひとりの監督、ひとりの脚本家が担当するというTVドラマとしては極めて異例の手法。先の読めないストーリー展開、綿密かつ高品質な脚本で、唯一無二の世界観がつくりこまれ、“TVドラマの革命的作品”“まるで8時間の映画”とも称された。また、視聴者にも熱狂を持って迎えられており、放送したHBOでは「ゲーム・オブ・スローンズ 第一章:七王国戦記」が記録したエピソード毎の平均視聴者数930万人を超える1,100万人超えの記録的大ヒットに。その人気ぶりで、一時サーバーがクラッシュしたこともあったという。もはや映画を超えたといっても過言ではない、手に汗握る超一級のクライムサスペンスを見逃さないで。「TRUE DETECTIVE/トゥルー・ディテクティブ」 <ファースト・シーズン>は4月20日(水)よりブルーレイ&DVDリリース。(text:cinemacafe.net)
2016年01月21日アカデミー俳優マシュー・マコノヒーと、日本を代表する国際派スター渡辺謙が初共演を果たす『追憶の森』。この度、本作の公開日が4月29日(金・祝)に決定。併せて、本作のポスタービジュアルが解禁された。舞台は富士山の北西に広がる青木ヶ原の樹海。そこを人生の終着点にしようと決めて日本にやって来たアメリカ人アーサー(マシュー・マコノヒー)は、原生林が鬱蒼と生い茂る森の中で、出口を求めて彷徨う日本人タクミ(渡辺謙)と出会う。怪我を負い、寒さに震えているタクミをアーサーは放っておくことができず、一緒に出口を探して歩き始める。しかし、まるで森の魔力に囚われてしまったかのように道はどれも行き止まりで、方向感覚を失った2人は厳しい自然との闘いを強いられる。その過酷な状況下、運命共同体となったタクミに心を開いていくアーサー。やがて彼は、樹海への旅を決意させたある出来事を語り始める…。アーサーを演じるのは、『マジック・マイク』『インターステラー』など数々の映画に出演するアカデミー俳優マシュー。罪悪感と喪失感を抱えて樹海へ足を踏み入れたアーサーが救いの光を見出すまでの旅路を人間味たっぷりに演じている。そんなアーサーと森の中で出会うタクミには、近年映画のみならずNYブロードウェイの舞台にも挑戦し、ミュージカル「王様と私」では、トニー賞・主演男優賞ノミネートにも輝く渡辺さん。弱く傷ついた人物でありながらアーサーの魂を解放へと導いていく不思議な役どころを、存在感満点に演じている。さらに、ドラマの謎解きの要ともいうべきアーサーの妻・ジョーン役には、『インポッシブル』でオスカー候補になった演技派女優のナオミ・ワッツが好演。また、監督には、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』『ミルク』のガス・ヴァン・サントが務めている。今回到着したビジュアルは、舞台となる樹海を背景に、アーサーとタクミ、アーサーの妻・ジョーンの姿が映し出されている一枚。キャッチコピーの「愛は思わぬところで、あなたを待っている。」の文字が中央に書かれ、この3人が物語の中でどのように交わっていくのか、想像をかきたてる仕上がりとなっている。また、実力派俳優が一同に会した本作は、2014年の「カンヌ国際映画祭」で製作を正式に発表すると、映画祭が閉幕する頃には、実質的に世界中へのセールスは完売状態になったといい、マシューが、「ここ5年間で読んだ中でも最高の脚本だ」と絶賛していることからも、まさに理想的なキャストと強力な題材が見事に合わさった作品となっている。演技力と存在感で映画界に確固たる地位を築いた2人が初めてタッグを組んだ本作。豪華キャストが織りなす感動に満ちた泣けるミステリーにさらなる期待が膨らみそう。『追憶の森』は4月29日(金・祝)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年01月18日マシュー・マコノヒーとの渡辺謙が共演を果たす『The Sea of Trees』(原題)の邦題が『追憶の森』に決定。この度、本作に出演する豪華キャスト陣が映し出された場面写真が解禁となった。そこを人生の終着点にしようと決めて日本にやって来たアメリカ人アーサーは、原生林が鬱蒼と生い茂る森の中で、出口を求めて彷徨う日本人タクミと出会う。怪我を負い、寒さに震えているタクミをアーサーは放っておくことができず、一緒に出口を探して歩き始める。しかし、まるで森の魔力に囚われてしまったかのように道はどれも行き止まりで、方向感覚を失った2人は厳しい自然との闘いを強いられる。その過酷な状況下、運命共同体となったタクミに心を開いていくアーサー。やがて彼は、樹海への旅を決意させたある出来事を語り始める…。『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』『ミルク』のガス・ヴァン・サントが、富士山の北西に広がる青木ヶ原の樹海を舞台にメガホンを取る本作。すでに、第68回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で上映され、大きな話題を集めた本作の邦題が『追憶の森』に決定し、2016年GWに公開される。出演に、『ダラス・バイヤーズクラブ』でアカデミー主演男優賞を受賞したマシューが、罪悪感と喪失感を抱えて樹海へ足を踏み入れたアーサーを演じ、アーサーと森の中で出会うタクミを、近年映画のみならずNYブロードウェイの舞台にも挑戦し、トニー賞主演男優賞ノミネートにも輝く渡辺さんが演じる。さらに、ドラマの謎解きの要ともいうべきアーサーの妻・ジョーン役を『21グラム』『インポッシブル』でオスカー候補になった演技派女優のナオミ・ワッツが務める。今回解禁された場面写真では、物思いにふけ樹海にたたずむアーサーをはじめ、汚れた姿で森を彷徨う日本人のタクミ、そして、物憂げに目を伏せるアーサーの妻・ジョーンと、本作の中心となる3人の姿が映し出されている。カンヌ国際映画祭上映時にはブーイングが沸き起こるなど、大きな注目を集めた本作。豪華キャストと渡辺さんの共演による“泣けるミステリー”として、日本でも話題を呼びそうだ。『追憶の森』は2016年GW公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月28日ジョセフ・ゴードン=レヴィットが14日、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(12月18日公開)のワールドプレミアに、ヨーダのコスプレ衣装で登場した。ジョセフは、ジェダイ・マスターであるヨーダに扮するため、顔を緑に塗り、大きなとがった耳と白のバスローブを着て、ロサンゼルスのTLCチャイニーズ・シアターで行われた同イベントのレッドカーペットに姿を現した。『(500)日のサマー』でおなじみのジョセフは『スター・ウォーズ』の大ファンであることを公言しており、もし次回作への出演オファーがあれば絶対に参加したいと話している。シネマブレンドのインタビューで「もちろん! もう毎日製作チームに聞いてるくらいだよ。『僕はまだ作品に出られないのですか? 僕はまだ作品に出られないのですか? お願いだよ! 僕にとってすごく重要なんだ! 映画に出たいんだよ!』ってね」と熱く語った。また、映画監督であり俳優でもあるスパイク・リーやマシュー・マコノヒーも、ジョセフと同じくヨーダのコスプレをして同イベントに参加したという。さらに、ソフィア・ベルガラやモデルのカルーシェ・トランは、レイア姫のトレードマークであるおだんごヘアでレッドカーペットに登場。セレブたちはそれぞれレッドカーペット上でストームトルーパーやC-3PO、R2-D2、BB-8らと一緒にポーズを決めたりして楽しんでいた。同イベントには、『スター・ウォーズ』シリーズではおなじみのハリソン・フォードやマーク・ハミル、キャリー・フィッシャーはもちろん、今回の新作で初めて参加したジョン・ボイエガやデイジー・リドリー、マックス・フォン・シドー、グェンドリン・クリスティーらも出席した。(C)BANG Media International
2015年12月17日スティーブン・キングの小説を映画化する『The Dark Tower』の主演候補に、マシュー・マコノヒーが上がっているようだ。プロデューサーはロン・ハワードとブライアン・グレイザー。ソニー・ピクチャーズとMRCが製作配給する。監督はニコライ・アーセル。脚本は『ビューティフル・マインド』のアキヴァ・ゴールズマン。マコノヒーとの話し合いはまだ初期の段階だが、双方とも乗り気ということだ。その他の情報ハワードとグレイザーは、この映画化企画をずいぶん前から進めている。ソニーは今作のシリーズ化を狙っているようだ。映画はシリーズ1作目にもとづくものになるが、同時にテレビ化もする計画。マコノヒーがテレビのほうにも出演するのかどうかはわかっていない。マコノヒーの最新作は、今年のカンヌ映画祭で上映された『ザ・シー・オブ・ツリーズ(原題)』。来年はドラマ『Gold』と、歴史スリラー『The Free State of Jones』の北米公開が控える。文:猿渡由紀
2015年11月18日ウディ・ハレルソンが『War of the Planet of the Apes』(原題)でメインキャストを演じることになった。人気テレビドラマ「トゥルー・ディテクティブ」でマシュー・マコノヒーと共に主演を務めたことも記憶に新しいウディは、「猿の惑星」シリーズ最新作で悪役を演じるという。同作では『猿の惑星:新世紀(ライジング)』を手がけたマット・リーヴスとマーク・ボンバックが、それぞれ監督と脚本家の座に再び就任している。2017年公開が予定されている同作へ出演が決定したウディだが、その前にはジェニファー・ローレンス主演の人気シリーズ最終章となる『ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション』の公開が控えている。先日ウディは『ハンガー・ゲーム』シリーズで最高だったことの1つはジェニファーと友達になれたことだと話していた。「最初に『ハンガー・ゲーム』の話を断って、監督のゲイリー・ロスに説得されて承諾したっていう事実を思い返してみると、『ハンガー・ゲーム』に全体的な面で参加できなかったっていうことはもちろんだけど、ジェニファーというジェニファーを知ることもなかったと思うと考えられないね」と語っていた。(C) BANG Media International(text:cinemacafe.net)
2015年09月17日【相談者:20代女性】本当に好きな人ができました。彼に嫌われないための秘訣を教えてください。----------みなさん映画は観てますか?恋愛jpで映画のアドバイスを担当しております利根川です。担当といっても映画を勧めるのが僕の仕事で、お悩みと同じような経験をしている映画や1シーンをお勧めし、少しでも答えのヒントになればと思いご紹介させていただきますね。さて、今回は“好きな男性にフラれない秘訣”ですね。「男なんて単純……」とよく言われますが、はい、単純なんですよ。単純すぎて女性の方々には理解しづらいことも多々あるのかもしれませんね。男は大なり小なり“プライド”の生き物で、これを中心に生きています。この妙な地雷原を踏みさえしなければ、基本、相手を嫌うなんてことはなかなかないんですがね。それでは、1本面白い映画をご紹介しますね。●『10日間で男を上手にフル方法 スペシャル・コレクターズ・エディション』発売元/パラマウント ジャパン『10日間で男を上手にフル方法 スペシャル・コレクターズ・エディション』DVD発売元:パラマウント ジャパン価格:1,429円+税発売日:2006年04月21日発売(発売中)TM & Copyright (C) 2002 by Paramount Pictures. All Rights Reserved. TM, (R) & Copyright (C) 2010 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.●ストーリーアンディは、全米No.1女性誌「コンポージャー」のハウツー担当の編集者。ある日同僚のミシェルの失恋をきっかけに「10日間で男を上手にフル方法」という記事を書くことに。デートのタブーとされることをワザと行い、10日間で相手の愛想をつかせようと試みる。その対象となるのは、広告代理店に勤めるベン。クライアントのダイアモンド会社からの大きな仕事をかけて、見ず知らずの女性の心を10日間でモノにすることを証明しなければならなくなった。やがて出会ったアンディとベンの10日間にわたる恋の駆け引きがはじまる……。逆恋愛マニュアルとして話題を集めたメガヒット話題作!!----------2002年ドナルド・ペトリ監督の恋愛マニュアル映画ですね。何でこの作品を今までコラムに書かなかったのか……というくらいの恋愛ハウツー作品の1つです。だって、見てなかったんだもん(笑)。これは『The Universal Don’ts of Dating』という本を映画化したもの。この本はいわゆる世間一般の“デートでの禁止行動”などをイラストで集めた本らしく、ベストセラーになった作品ですね。作者の恋愛のうまくいかなかった惨めな例を書き集めた、生きた恋愛マニュアルです(笑)。ヒロインのアンディ・アンダーソン(ケイト・ハドソン)はハウツー系の雑誌のコラムニストで、“10日間で男を失う方法”という企画を思いつき、「10日間で男を上手にフル方法」として書くことにするわけです。そのフラれる役(ターゲット)が広告会社に勤めるベン・バリー(マシュー・マコノヒー)。アンディがベンを落とし、あえて嫌われることを繰り返すわけです。まさに人体実験、ヒドいなぁ~(笑)。そんなアンディの、「これをやったら男に嫌われるだろう……」を集めましたので、反面教師としてぜひ参考にしてくださいな。●10日間で男にフラれる方法10選●(1)食事にがっつく初めての食事?カニ料理にがっつく。“色っぽく”振舞わない。●(2)相手が夢中になっているときのわがまま勝負の際どいとき(バスケットボールの試合中)にコーラを買いに行かせる。しかも、氷なし、とかダイエット・コーラじゃない、とかうるさく注文する。●(3)仕事の邪魔会議中に電話をする。しかも会議中と伝えてもひるまず、分からず屋の甘えん坊状態。●(4)他人への迷惑行為映画鑑賞中のエチケットがなっていない(大声でしゃべったり、キスしたり)。しかも、注意してきた後ろの席の男性に暴言。●(5)勝手に模様替えトイレに自分の趣味のカバー・マットを敷く、植物を勝手に飾るなどなど。●(6)服装の押し付けシャツをプレゼントし、似合うと強引に着せる。しかも犬とおそろい。●(7)勝手な将来の展望の押し付け2人の将来の仮想の家族写真、結婚式、赤ちゃんの話、合成した仮想の子どもたちの成長記録。●(8)悪趣味なペアルックピンクのペアのTシャツを着て、バスケットボールの観戦へ。●(9)男友達との時間の邪魔男友達とポーカーをしているところに空気を読まず乱入。ピザとサンドイッチを勝手に勧めたり、葉巻を止めさせたりとあれこれ注文。●(10)大きなお世話のセラピーベンの男性機能を勝手にセラピストに相談し、勝手に連れまわす。----------いかがでしたか。まぁ、よく思いつくわアンディも。でも、ここまでくると社会不適合者にしか見えないんだけどね。こんなことされたらフルのに10日もかからないけど……逆にベンが素晴らしいわ(笑)。でも、この“10選”が当てはまる人、いるんじゃないですか……?大丈夫?お気をつけくださいね。「うちの彼は大丈夫」なんて思っているあなた、それは大きな勘違いです。たいてい男は自分が小さく見られるのが嫌だからあえて言わないだけで、嫌なことは蓄積されているのです。そして、ある日止められないくらいの決壊の日を迎えるわけです。怖い怖い。ぜひ、アンディの“フル方法”を参考に、“フラれない秘訣”として役立ててくださいな。あとは映画観て笑って、泣いて、感じて、きっとヒントがあると思いますよ。ハッピーエンド目指して……。現実は映画よりも映画っぽい。利根川でした。●ライター/利根川建一(映画専門家)
2015年07月29日『キック・アス』『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』のマシュー・ヴォーン監督最新作、コリン・ファース主演のスパイアクション映画『キングスマン』(原題:Kingsman:The Secret Service)が9月11日に日本公開されることが決定し、ポスタービジュアルが2日、公開された。本作は、『英国王のスピーチ』でアカデミー賞主演男優賞を受賞した俳優コリン・ファースが、ブリティッシュ・スーツ姿で過激なノンストップアクションを繰り広げるスパイアクション映画。全世界4億ドル超えの大ヒットを記録し、続編製作の話も早々に浮上、日本でも公開を待ち望む声が上がる中、ついに日本公開が決定した。物語の舞台は、ロンドンのサヴィル・ロウにある高級スーツ店「キングスマン」。このスーツ店の実体は、どこにも属さない世界最強のスパイ機関で、コリン・ファースはそこに所属するエリートスパイのハリーを演じる。「キングスマン」のメンバーたちは、組織の指揮者アーサー(マイケル・ケイン)の元で日々秘密裏の活動を行っているが、ある日、チームの一員が何者かに惨殺され、新人をスカウトすることに。ハリーは、街のチンピラ、エグジー(タロン・エガートン)に可能性を見いだし、候補生に抜擢する。一方で、頻発する科学者の失踪事件の首謀者ヴァレンタイン(サミュエル・L・ジャクソン)が、前代未聞の人類抹殺計画を進めていく。(C)2015 Twentieth Century Fox Film Corporation
2015年06月02日5月16日(現地時間)、マシュー・マコノヒー、渡辺謙が共演した話題作『SEA OF TREES』(原題)が第68回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で上映された。渡辺謙はブロードウェイで「王様と私」に出演中のため残念ながらカンヌには参加できなかったが、マシュー、ナオミ・ワッツ、監督のガス・ヴァン・サントがレッドカーペットに登場した。映画の舞台は、自殺の名所、富士山麓の青木ヶ原。妻(ナオミ・ワッツ)を失ったアーサー(マシュー・マコノヒー)が命を絶とうと青木ヶ原を訪れるが、そこで瀕死の日本人男性タクミ(渡辺謙)と出会い、脱出を試みる…というドラマ。日本人には非常になじみのある題材であり、展開なのだが、死に場所を求めてアメリカから日本まで行くという行為が西洋人には理解されにくいようで、プレス上映では今年初のブーイングが出たりもした。公式記者会見でアジア系記者が「私は泣いてしまったが、同僚は違ったようだ」と言ったことろ、マシューは「誰にでもブーイングをする権利はあるさ。スタンディング・オベーションをするのと同じくらいにね」と答え、さほど気にしていない様子。「撮影中は僕自身も、分からない部分があったのは事実だ。しかし完成した映画を僕はとても気に入っているし、こうしてカンヌにやってこれて、幸せだよ」とも語った。ガス・ヴァン・サントは最高賞パルムドールを受賞した『エレファント』の上映時のことを思い出したそうで、「今日と明日で評判が変わることはよくわることだ。『エレファント』も賛否両論が激しく、会場の前で殴り合いの大げんかをした人までいた」と笑っていた。舞台は富士山の樹海=SEA OF TREESだが、マシューたちが日本にいたのは3日間程度で、森の中のシーンはほとんどアメリカで撮ったという。いずれにせよ、今年のカンヌでもっとも話題の映画なのは間違いない。実際、いままでもプレスからブーイングを受けた作品がパルムドールやグランプリに輝いた例はいくつもある。審査員たちがどう評価するかが楽しみだ。(photo / text:Ayako Ishizu)
2015年05月19日第86回アカデミー賞にて主演男優賞を受賞したマシュー・マコノヒーと、映画のみならず舞台においても国際的に活躍を続ける渡辺謙が初共演を果たした、ガス・ヴァン・サント監督最新作『The Sea of Trees』(原題)の日本公開がこのたび決定した。人生に失望し、自分の命を絶つ為、自殺の名所として有名な富士の樹海にやってきたアメリカ人男性アーサー(マシュー・マコノヒー)。森林の奥地までたどり着くものの、同じ目的でその場所を訪れていた日本人男性タクミ(渡辺謙)に出会う。その彼は、一時自殺を決意したが、その気持ちを変え妻子の元へ戻ろうとしており、樹海から抜け出すために助けを求めてきた。怪我を負っているタクミを放っておくことも出来ず、自殺を遮られたことでアーサー自身も死ぬことを決意するまでの出来事を考え直すようになる。アーサーとタクミは互いの事を打ち明けつつ、極寒の森を脱出するための、サバイバルな旅が始まり、人生を見つめ直すようになる――。『グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち』、『ミルク』で知られるガス・ヴァン・サント監督がメガホンを握り、『ダラス・バイヤーズクラブ』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したマシュー・マコノヒーが主演を務める本作。さらに、『ラスト・サムライ』で助演男優賞にノミネートされ、現在NYブロードウェイで上演中の「王様と私」ではトニー賞主演男優賞にもノミネートをした渡辺謙がマシューと初共演を果たすことになる。ハリウッド業界内で製作前の脚本の人気投票が行われる「Blacklist」。過去には『スラムドッグ$ミリオネア』、『英国王のスピーチ』、『アルゴ』等、アカデミー賞作品賞に輝く作品が存在した。そして2013年度の「Blacklist」に選出されていた脚本の映画化が、本作となる。本作は本年度カンヌ国際映画祭のコンペティション部門にて5月16日(現地時間)の正式上映も決定。アカデミー賞俳優と日本を代表する名優、そして名匠ガス・ヴァン・サントによって作り出される物語はいったいどんな作品になるのか?続報を楽しみに待ちたい。『The Sea of Trees』(原題)は2016年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月08日『ダラス・バイヤーズ・クラブ』でマシュー・マコノヒーとジャレッド・レトにそれぞれ「主演男優賞」「助演男優賞」のオスカーをもたらし、本年度アカデミー賞ではリース・ウィザースプーンに2度目のオスカーノミネートをもたらしたジャン・マルク=ヴァレ監督の最新作『Wild』(原題)が、邦題『わたしに会うまでの1600キロ』として8月28日(金)より公開されることが決定。あわせて、ポスタービジュアル、日本版予告編が一挙に到着した。本作は、山歩きの経験すらないのに、アメリカ西海岸を南北に縦断する自然歩道パシフィック・クレスト・トレイル踏破に挑んだ、実在の女性シェリル・ストレイドのベストセラー自伝を映画化。1600キロにおよぶ過酷なコースを歩き抜いた、彼女の“人生のリセット”のドラマを描き出していく。今日から1人で、パシフィック・クレスト・トレイルを歩くことを決めたシェリル。だが、詰め込みすぎた巨大なバックパックにふらつき、テントを張るのに何度も失敗し、コンロの燃料を間違ったせいで冷たい粥しか食べられない。彼女はスタートしてすぐに、「バカなことをした」と後悔する。この旅を思い立ったとき、シェリルは最低の日々を送っていた。いつも人生を楽しんでいた最愛の母の死に耐えられず、優しい夫を裏切っては薬と男に溺れ、結婚生活は破綻。彼女は母が誇りに思ってくれた自分を取り戻すために、イチから出直すと決めたのだ。だが、その道は人生よりも過酷だった。極寒の雪山、酷暑の砂漠に行く手を阻まれ、食べ物を底をつくなど、命の危険にさらされながら、自分と向き合うシェリル。彼女が1600キロの道のりの果てに見たものとは――?どん底の日々の中、たった1人で3か月間、1600キロの山道と砂漠を踏破するという無謀な旅に出て、人生をリセットした女性の実話となる本作。シェリルを演じるのは、『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』のリース・ウィザースプーン。未知なるドラマにあふれたシェリルの冒険を、体当たりで再現した。彼女の母親役には『インランド・エンパイア』のローラ・ダーン。亡き母と娘の心の絆を演じた2人は、アカデミー賞で「主演女優賞」「助演女優賞」Wノミネートを果たした。本予告編では、リースの体当たりのシーンが幾度も登場し、荒野での過酷な旅とともに、愛する人を失ったシェリルの悲しみが押し寄せてくる。だが、「この旅は間違いだった」と繰り返しながらも、彼女は歩くことをあきらめてはいない様子だ。美しくも厳しい大自然のなかで、彼女は何を見つけたのか。なぜ、彼女は歩いたのか?かつてない勇気をくれる感動作が、つに日本に上陸する。『わたしに会うまでの1600キロ』は8月28日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月30日『ダラス・バイヤーズクラブ』でマシュー・マコノヒーの「主演男優賞」などアカデミー賞3冠を成し遂げ、本年度は『Wild』(原題)でリース・ウィザースプーンに2度目の「主演女優賞」ノミネートをもたらした、カナダの気鋭監督ジャン=マルク・ヴァレ。その彼がフランスのディーバ、ヴァネッサ・パラディを主演に迎えたラブストーリー『カフェ・ド・フロール』が、3月28日(土)より公開となる。実は、1969年と現在、2つの時代を縦断する本作に、カナダから新たな官能美の象徴ともいえる注目女優が登場していることが分かった。1969年、フランスのパリ。シングルマザーの美容師ジャクリーヌ(ヴァネッサ・パラディ)にとって、障害を抱える息子ローランは唯一の生き甲斐だった。一方、現代のカナダのモントリオールには、お互いをソウルメイトだと信じ、生涯を共にすると誓った夫婦アントワーヌとキャロルがいた。だが、アントワーヌは、若く美しい女性ローズと出会い、離婚。別れた妻キャロルは、その痛手から立ち直れずにいた。異なる2つの時代を生きる男と女、そして母と息子の愛。彼らの人生は、時間と空間によって隔たてられながらも、神秘的な“愛”によって紡がれていく――。本作は、1969年のパリで生きる親子、現代のモントリオールで生きる男女が時を越えて紡がれてゆく、切なくも美しいスピリチュアルな愛の物語。本作で、妻子あるアントワーヌの恋人ローズを演じたのが、カナダ出身のエヴリーヌ・ブロシュだ。パトリス・ソーヴェ監督『Cheech』(原題)でデビューした彼女は、“映画界の救世主”といわれる若き天才グザヴィエ・ドランの『トム・アット・ザ・ファーム』でサラ役(舞台版でも同じ役)を演じ、注目を集めた新進女優。また、BBCアメリカの人気ドラマ「オーファン・ブラック~暴走遺伝子」に出演、『ラストサムライ』のエドワード・ズウィック監督の新作『Pawn Sacrifice』(原題/16年日本公開)でトビー・マグワイアらと共演も果たし、舞台、ドラマ、映画と多方面で活躍を見せている。本作で彼女が演じたローズは、情熱や官能美、愛欲の象徴として描かれている。エヴリーヌはこの役柄について、「ローズは対人関係で傷つきながらも新しい恋で再出発したいと思っている。幸せになる道を選ぶが、その一歩を踏み出せていないのがローズ」と言う。「俳優は演じることで成長し、さまざまな生き方を経験できる。まるで自分にそんな経験があったみたいにね」と語る彼女の演技は、その言葉通りのリアルな説得力を持つ、危険な色香に満ちている。また、劇中では、幻想的で官能的なダンスも披露しているが、彼女がリーダーとなりエキストラにダンスの指導をしたそうで、「調和が取れていてとても美しく仕上がっている」とお気に入りのシーンになったという。自分の撮影がなくても、大事だと感じるシーンの撮影には足を運び、作品に対して真摯に向き合っていたエヴリーヌ。美しさと情熱を兼ね備え、傷つきながらも幸せを追い求めるローズを演じきった、その官能美を劇場で確かめてみて。『カフェ・ド・フロール』は3月28日(土)より恵比寿ガーデンシネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月12日米西海岸時間22日に開催されるアカデミー賞授賞式のプレゼンターが、一部明らかになった。発表されたのは、ジェニファー・アニストン、クリス・プラット、ジョン・トラボルタ、シエナ・ミラー、ケリー・ワシントン、デビッド・オイェロウォら。昨年の受賞者であるケイト・ブランシェット、マシュー・マコノヒー、ルピタ・ニョンゴ、ジャレッド・レトがプレゼンターを務めることは、先に発表されている。その他の情報ほかに、アナ・ケンドリック、ジェニファー・ハドソン、ジャック・ブラック、ジョン・レジェンド&コモン、アダム・レヴィーン、ティム・マックグロウらがパフォーマンスを披露する予定だ。授賞式は現地時間午後5時半より、ハリウッドのドルビー・シアターで行われる。文:猿渡由紀
2015年02月12日マシュー・マコノヒーが『Born to Run(原題)』に主演することがわかった。原作は、ニューヨーク・タイムス紙のベストセラー本リストに178週間もとどまり続けた大人気ノンフィクション本だ。その他の情報ジャーナリストで著者のクリストファー・マクダガルは、ランニング好きだが、ケガが絶えなかった。メキシコのクーパー・キャニオンで、地元民族がケガをすることなく長距離を平気で走れるのを見て、その秘密を知ろうと彼らに同行する。この本の影響は大きく、ベアフット(裸足)ランニングのエクササイズが生まれたり、素足感覚のランニングシューズが発売されたりした。マコノヒーの次回作は、ガス・ヴァン・サント監督、渡辺謙、ナオミ・ワッツ共演の『The Sea of Trees(原題)』。文:猿渡由紀
2015年01月29日毎年恒例になっている映画ファン向けのサイト「TC Candler」の“世界で最もハンサムな顔”ランキングの2014年度版が発表された。スポーツ選手や歌手などもいるが、俳優が圧倒的に多数ランクインしているといえる。トム・クルーズ(83位)、レオナルド・ディカプリオ(33位)、ジョージ・クルーニー(20位)、ブラッド・ピット(16位)などの大御所俳優はやはり上位に来ているようだ。そのほかにも、マシュー・マコノヒー(92位)、ジュード・ロウ(88位)、ジェイク・ギレンホール(68位)、ベン・アフレック(60位)、ベネディクト・カンバーバッチ(46位)、ブラッドリー・クーパー(28位)、チャニング・テイタム(19位)、ジェラルド・バトラー(8位)、ライアン・ゴスリング(7位)、など有名俳優がランクインしている。また、テレビドラマ「ハンニバル」でレクター博士を演じ注目を集めているデンマーク出身の俳優マッツ・ミケルセン(53位)や、こちらのサイトでも紹介している好評上映中の映画『サンバ』に出演したフランス出身の俳優オマール・シー(13位)など、非英語圏の俳優がランクインしているのにも注目だ。さて、気になる日本人の順位だが、52位にアメリカデビューも果たした歌手の赤西仁、29位に台湾人とのハーフでアジアでも活動している俳優の金城武、ACミラン所属で国際的な評価も高いサッカー選手の本田圭佑が24位で日本人1位という結果になった。いずれも国際的に活躍している有名人だというのが特徴だといえるかもしれない。ちなみに3位は『インセプション』『ダークナイト ライジング』で知られる俳優トム・ハーディ、2位は韓国アイドルグループ「スーパージュニア」と派生グループ「Super Junior-M」のチェ・シウォン、1位は2015年に公開が待たれる官能系映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』の俳優ジェイミー・ドーナンという結果になった。2014年“世界で最もハンサムな顔”の上位10人は以下の通り。1位ジェイミー・ドーナン(俳優・モデル)2位チェ・シウォン(歌手・俳優)3位トム・ハーディ(俳優)4位ディエゴ・ボネータ(歌手・俳優)5位マイケル・ファスベンダー(俳優)6位イドリス・エルバ(俳優)7位ライアン・ゴスリング(俳優)8位ジェラルド・バトラー(俳優)9位マティアス・スーナールツ(俳優)10位テギョン(歌手)(text:cinemacafe.net)
2014年12月31日2014年Googleで最も多く検索されたセレブが発表された。今年はいつにもましてセクシーな話題が多い年だったと言える。「Huffington Post」などが報じたところによると、最も検索されたセレブトップ2はハッキングに遭いヌード写真がリークされてしまった女優ジェニファー・ローレンス、そして「Paper」誌でお尻丸出しの写真を公開して話題になったキム・カーダシアンの2人だった。ちなみに順番は1位ジェニファー、2位キムという結果だ。もっとも、自らの意志で写真を公開したキムとプライバシーを侵害されたジェニファーでは大きな違いがある。ジェニファーは問題のハッキング行為を「スキャンダルではなく性犯罪」として非難し毅然とした態度を取った。『それでも夜は明ける』のルピタ・ニョンゴに敗れたものの、『アメリカン・ハッスル』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートを受け、女優としての活躍もますます期待されている。ちなみにトップ10は以下の通り。1. ジェニファー・ローレンス(女優)2. キム・カーダシアン(リアリティ・スター)3. ジュリー・ガイエ(女優)4. トレイシー・モーガン(俳優)5. レネー・ゼルウィガー(女優)6. ジャレッド・レト(俳優)7. ロード(歌手)8. マシュー・マコノヒー(俳優)9. アマル・アラムディン(弁護士。ジョージ・クルーニーとの結婚が話題)10. ドナルド・スターリング(ビジネスマン)その年のトレンドをダイレクトに反映する「最も多く検索されたセレブ」、来年はどのような結果になるだろうか。(text:cinemacafe.net)
2014年12月18日世界中で公開早々、興行収入4.5億ドルの大ヒットを記録し、日本でも初登場1位を獲得した、巨匠クリストファー・ノーラン監督待望の最新作『インターステラー』。このたび、徹底した秘密主義者で知られるクリストファー監督が日本のファンのために用意したという、本邦初公開の日本限定TVCMが解禁となった。世界的な食料飢饉などの環境変化から地球の寿命が尽きかけた、そう遠くはない未来。地球の寿命が途絶える前に居住可能な惑星を新たに探すため、幼い娘を持つ元エンジニア、クーパー(マシュー・マコノヒー)や生物学者のアメリア(アン・ハサウェイ)ら少数のクルーが前人未到の地へと向かう。彼らは自らの使命を全うし、愛する家族の元へ帰ることができるのか…。公開に先立ち本作を鑑賞した庵野秀明、大谷健太郎、大友啓史、中田秀夫、李相日ら映画監督からも、「映画館で見るべき1本」として賞賛されている本作。その日本限定TVスポット映像「世界号泣編」では、わずか15秒の間でも涙があふれてきそうなほど俳優陣の演技に圧倒される。「台本を読んだときから涙がとまらなかった」「これを観て泣けない人なんていないはず」と生物学者役のアン・ハサウェイや女性科学者役を演じたジェシカ・チャステインらも語っているだけに、公開を迎えた日本でも、すでに鑑賞した人たちからは「オールタイムベスト1に入る傑作」「開始1時間で涙が止まらなかった」など、ソーシャルメディアに感動と共感の書き込みが殺到。特に、マッケンジー・フォイ(『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン part2』)演じる娘・マーフに「必ず帰る」と約束したマシュー・マコノヒーの姿と、映像の中でも「愛は時間も距離も超える」と語るアン・ハサウェイの演技には、それぞれ2度目のアカデミー賞の声も上がるほどだ。本作で驚くべきなのは、ほぼCGを使わずにつくられた革新的な映像だが、やはり父娘の壮大な愛の物語が見どころ。“宇宙をも越える”家族の愛を、まずはこの映像から確かめてみて。『インターステラー』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:インターステラー 2014年11月22日より全国にて公開(C) 2014 Warner Bros. Entertainment, Inc. and Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2014年11月28日クリストファー・ノーラン監督の最新作『インターステラー』がついに先週末、日本での公開を開始した。本作は最新の宇宙物理学の研究成果や仮説を設定に組み込んで、壮大なSFドラマが描かれるが、平行して父である主人公と子供たちのドラマも描かれる。公開前に行われたモニター試写会に参加した観客の多くのは“家族の絆と親子愛”が心に響いたようだ。その他の写真本作は、地球がその寿命を終えようとしている未来を舞台に、愛する家族を守るために、宇宙へと旅立つ者たちのドラマを描いた超大作で、マシュー・マコノヒー、ジェシカ・チャステイン、アン・ハサウェイ、ケイシー・アフレック、そしてマイケル・ケインらが出演している。地球を飛び出し、人類未踏の地へと旅立つ者たちを主人公にした作品だけあり、本作の映像は圧倒的だ。ノーラン監督は、CGを合成するためのグリーンバックを使わないで撮影に挑み、可能な限りロケ撮影を行って“実物”の迫力をフィルムに収めた。そこにデジタルの力が加わった映像は大スクリーンに映えるものばかりで、モニター試写の参加者は宇宙に存在するワームホール、見渡す限りが水で埋め尽くされた惑星の描写を高く評価した。また、宇宙に旅立つ主人公クーパーと、地球で父を待つ娘のドラマに感動した観客が多く、上映後のアンケートでは「主人公と娘のシーンでは何度も泣かされた」「圧倒的な映像と感動ドラマがバランスよく描かれていて関心した」「父の気持ちも、娘の気持ちもよくわかる。長丁場だったがキャラクターに感情移入できた」「クーパーが娘と別れて旅立つ前半のシーンですでに泣いてしまった」などの声があげられた。ちなみに、宇宙に旅立つクルーはクーパーだけでなく、複数名登場するが、みなそれぞれに事情があり、葛藤があり、地球に残してきた者がいる。劇中では地球から遠く離れ、まったく逃げ場のない宇宙船の中でクルーたちのドラマがじっくりと描かれる場面もあり、「スペクタクルもすごいが、ノーラン監督がしっかりと人間ドラマを描いていたので驚いた」などの感想も聞かれた。本作は映画館で観たくなる壮大な映像と、感動できるドラマが最大の見どころで、今後、口コミなどでさらに動員を増やすことが期待されている。『インターステラー』公開中
2014年11月25日マシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイ、ジェシカ・チャステイン、マイケル・ケインら豪華キャストが、壮大な宇宙を舞台に人類の未来を懸けた途方もないミッションに挑む、クリストファー・ノーラン監督最新作『インターステラー』。いよいよ明日11月22日(土)となった日本公開を前に、“映像の革命家”ともいわれるノーラン監督の撮影の秘密に迫ったメイキング映像が解禁。あくまでも“リアルな実写”にこだわったノーラン監督の最新作には、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの庵野秀明や『るろうに剣心』シリーズの大友啓史など、日本を代表する多くの映画監督も圧倒され、脱帽する絶賛コメントを寄せていることが分かった。そう遠くない未来。劇的な環境変化や世界的な食糧難によって、地球の寿命は尽きかけていた。人類が居住可能な新たな惑星を探すため、元NASAのエンジニア、クーパー(マシュー・マコノヒー)は「必ず、帰ってくる」という娘との約束を胸に、生物学者のアメリア(アン・ハサウェイ)や数少ないクルーたちと共に、前人未到の地へと旅立つ――。いち早く公開された各国では軒並みNO.1を達成し、世界興行ランキングのオープニング記録NO.1を獲得、すでに全世界で興行収入320億円を突破する大ヒットとなっている本作。圧倒的スペクタクルで描かれる、人類の存亡を懸けたミッションに挑む人間たちのドラマだけでなく、娘との約束を守るため、どんな困難な事態にも決してあきらめないマコノヒー演じる父親の姿も多くの共感と感動を呼んでいる。この壮大な物語を創り上げるため、ノーラン監督はなんと実物大の宇宙船を制作し、実際に極寒地などで大規模なロケを敢行。その様子はメイキング映像にも映し出されているが、500エーカー(612,100坪/2,024,000平米)にわたる土地にトウモロコシを栽培したり、本物の砂嵐を起こさせたりしながら、その中で役者たちに演技をさせていたという。また、製作総指揮にも名を連ねる世界有数の物理学者キップ・ソーンや、技術顧問に国際宇宙ステーションへ5回の飛行に携わった宇宙飛行士を招くなど、あくまでも徹底的なリアリズムにこだわったノーラン監督。そうして描き出された、CGにはない現実味のある世界観の中で生まれた父娘の強い絆には、胸を打たれ号泣する女性も続出とか。さらに、日本が誇る精鋭監督たちも手放しで絶賛を送っている。<映画監督たちの絶賛コメント>庵野 秀明(映画監督)ストイックゆえに圧倒的なビジュアル。無機物と物理計算に特化したCG映像。シンプルでみごとなドラマとストーリー。3時間もの上映時間をまったく感じさせない役者と演出。圧巻です。面白かったです。お時間ある方は是非、アイマックスでの御鑑賞をお勧めします。大友 啓史(映画監督)何のために、人は自らの命を投げ出すのか。観る者の知性と好奇心を揺さぶりながら、まるで科学者のような手際でその答えが導かれていく。時間と、時空と、次元を超えて。映像の革命家ノーランが空前絶後のスケールで描く未来への希望。李相日(映画監督)誰も目にしたことの無い世界、誰も辿り着けない異次元の領域にこの映画は存在している。これは、映画を超越した”創造物”だ。神山健治(アニメーション映画監督)「娘に愛想をつかされようと、父は一人世界を救う」。ダークナイト以来、クリストファー・ノーラン監督が一貫して抱き続けている哲学が本作にも通底している。誰にも頼まれなくても世界を救うのだ、と。ノーラン渾身の叙情詩。―大谷 健太郎(映画監督)相対論や量子論が好きな人には垂涎の宇宙の映画。でも決して難しくない。この映画には、人類の想像も及ばないほど広大な宇宙の果てに、父娘の愛を、全身全霊で感じ取り、驚愕し、感動する「初体験」が待っている。森本晃司(アニメ監督)彼らの想像力は次元を越えて希望の扉を叩く。五次元表現にも打ち震えましたが、親子の絆にも涙が止まりませんでした。時空を超えて愛を届ける、なんてロマンチックな話なの。『インターステラー』は11月22日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:インターステラー 2014年11月22日より全国にて公開(C) 2014 Warner Bros. Entertainment, Inc. and Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2014年11月21日『プラダを着た悪魔』でメリル・ストリープ演じる鬼編集長にも負けず、健気に頑張るアシスタントを演じ、一躍スターダムを駆け上がったアン・ハサウェイ。クリストファー・ノーラン監督の『バットマン』シリーズ最終章『ダークナイト ライジング』では、これまでのイメージを一新してセクシーなキャットウーマンに扮し、世界を熱狂させた。またミュージカル映画『レ・ミゼラブル』では、ロングヘアをバッサリ切り、名曲「夢やぶれて」を力強く歌い上げ、見事アカデミー賞「助演女優償」を受賞。名実ともにハリウッドを代表する女優へと成長を遂げた。そんなアンの新境地を切り開いたともいえるのが、ノーラン監督と再タッグを組んだ話題作『インターステラー』(公開:11月22日)だ。物語の舞台は、世界的に食糧難に陥った近未来。マシュー・マコノヒー演じる元エンジニアのクーパーと一緒に、人類の危機を救うために宇宙に旅立つ生物学者アメリア・ブランドを演じている。壮絶なミッションを遂行する勇敢な女性を演じたことや、マシューとの初共演の感想、また女優としての次なる目標に至るまで、たっぷりと語ってもらった。地球の寿命を悟った人類は、居住可能な“第2の地球”を探すミッションを、数名の宇宙飛行士たちに託す。そのうちの1人が、アンが演じた生物学者・アメリアだ。「アメリアはとてもタフな女性だけど、同時に弱い面も持ち合わせている。タフになることは、彼女の責任で、その責任を彼女は喜んで受け入れたの。自分の中にある弱さは拒もうとした。なぜなら、自分に課せられた任務に必要のないものだからよ。でも感情のすべてをコントロールできる人はいない。だから脆い面が露呈することもあるわ」と自身のキャラクターを愛おしそうに語り始める。アメリアの役作りについて「すべては脚本にあった」そうで、特に難しい面はなかったというアン。「私はただ彼女に真実味を持たせるために、彼女にとって一番大切な記憶は何か、どんなことを大切にしているかを考えてみたわ」。アンと2度目のタッグとなったノーラン監督は、壮大な世界観を生み出すフィルムメイカーだが、人間ドラマの描き方も秀逸。本作でも、果てしない宇宙の旅と普遍的な親子のドラマの両立に成功している。アンも「ビジュアルとドラマの両立ができるフィルムメイカーは少ない」と話す。「クリスのユニークなところは、とても知的な人だけど、すごく楽観主義なの。彼は私たちを、とてつもなく複雑で要求の多い旅に連れ出すけれど、最後には希望を感じさせてくれるわ。この映画は、人と人との関係を描いている。だから出演できたことを、誇りに思ってる」とノーラン監督を絶賛する。一方、マシューとは本作が初共演だ。物語の中であまり多くの言葉を交わさない2人だが、自然とお互いの存在を認め合っていく。実際の彼らも、撮影前には必要最低限の会話しかしなかったとアンは告白する。「2人とも一歩後ろに下がって、お互いを見ていたわ。私は彼のすることすべてが気に入って、最初の数分間ですっかり感心してしまった。そして、その気持ちが消えることはなかったわ。映画の物語が進むにつれ、私たちは役柄と同じように、多くの時間を一緒に過ごし、お互いに共通するものを学んでいった。撮影が終わる頃には、彼に対して親近感や愛情を抱くようになったの。心から尊敬してるわ。彼は現場にとてもいいエネルギーを持ち込んでくれた。今はとても仲のいい友人よ。彼は独特な考え方をする人で、何を言い出すのかまったく予想ができないの(笑)。彼の脳から飛び出してくるものが大好きよ」。一方のマシューも、「テイクごとに演技を変えるアンに脱帽した」と彼女を称賛している。そのことについてアンは「シーンを演じるのに、やり方が1つしかないということはない。状況は同じでも、その瞬間に起こることは異なるわ。何よりも耳を傾けることが大事。もし共演者がヒントを与えてくれたら、それに寄り添えばいい。それはマシューも同じだった。ダンスをするのと同じなの」と語っていた。『ダークナイト ライジング』では、ボディラインがくっきりと分かるボディスーツを見事に着こなしたアン。その当時も「ジムに通いつめることになった」と苦労を口にしていた彼女だが、本作での宇宙服も「着心地のいいものじゃないわ」と明かす。「でも衣装もキャラクターの1つよ。私たちが全身を使ってしたことが、ミッションの難しさを表現できたはず」。ちなみに「本物の宇宙服は、あれより2倍以上重い」とのこと。映画の中で壮大な宇宙の旅を経験したアンは、地球でのささやかな日常をとても愛おしく感じるようになったと言う。もし宇宙船に乗らないといけないとしたら、何が一番恋しくなったかと聞いてみると、「そよ風」と意外な答えが。「私は何でも積極的に行動するタイプで、いままでずっとそうだった。立ち止まってバラの香を嗅いだりするタイプじゃなかったの。でも今、ホテルのプールサイドでこのインタビューが始まるのを待ってる間、とても幸せだと思った。風が木を揺らしたり、太陽が葉を照らすのを見てるだけでね。この映画での経験を通して、以前より地球の美しさに深く感謝するようになった。自然のそのままの姿が愛おしい。アクセサリーも流行の服も要らない。ただここに座って、そよ風を感じて、葉が揺れるのを見るだけで十分よ。この映画の前には、こんな感覚はなかったかもしれない」。また、壮大な宇宙の旅でさまざまな困難を経験するアメリアだが、アン自身が逆境に直面した際の対処法を聞いてみると「私はこれまで遭遇した困難から、自分1人で抜け出すことはできなかったの」と明かす。「だから人生の壁にぶつかった時は『お願い、助けて!』と周囲の人たちに助けを求めるわ。でも生きていくうえで困難がなくなることはない。だから戦い続けるように自分に言い聞かせる。私は決して諦めないの。友人のジェニー・ルイス(歌手)が『A Better Son/Daughter』という曲の中で、“あなたは闘い、乗り越える。必要なら自分を偽り、笑顔で仕事に行く”と歌ってるわ。私も同じよ。音楽を聞いて、日記をつけて、泣くのをやめる。でもその後、またちょっとだけ泣くの(笑)。そうするといつの間にか、絶対にできないと思っていたことも怖くなくなるの」。最後に、女優としての“目的地”を聞いてみた。「私はすでに自分が子供の頃に夢見ていたことを実現してしまった。だから今、次のゴールを模索しているの。今の私が願っていることは、素晴らしいフィルムメイカーと仕事をして、彼らのビジョンを理解することね。それから私はただ、いい人間になりたい。もっと若い時は、世の中を変えたいと思っていた。でも今振り返ってみると、それは私のエゴだと分かった。今の私はただ、周囲に気持ちのいいエネルギーを与えられて、自分やまわりの人たちにいい選択ができる人になりたいの」と語った。(text:cinemacafe.net)■関連作品:インターステラー 2014年11月22日より全国にて公開(C) 2014 Warner Bros. Entertainment, Inc. and Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2014年11月20日