こんにちは、島本薫です。物思う秋、「夢」や「あこがれ」、はたまた「謎解き」や「真相に迫る」といった言葉を聞くと、なんだかどきどきしませんか?本日は、芸術の秋にふさわしい、ミステリアスな画家の話題をお届けしましょう。■謎多き画家、フィンセント・ファン・ゴッホ「ひまわり」や「夜のカフェテラス」など、鮮やかな色彩や情熱的なタッチで知られるゴッホですが、ひとりの人間としては、光よりも陰多き人物だといえるでしょう。19世紀のオランダで牧師の家に生まれ、一度は聖職者の道を志しながらも挫折の末に絵筆を取り、37年の人生を駆け抜けたゴッホ。“炎の画家”というイメージが定着してしまった背景は、大きく分けてこの3つにあるのではないでしょうか。1. 光を求め、南仏に芸術家の理想郷をつくろうとした2. 発作的に自分の耳を切った3. 銃で自らを撃ち、命を絶ったとはいえ、その行動の奥にあった画家の思いは謎に包まれたまま。とくに、その死は本当に自殺だったのか、今もさまざまなメディアに取り沙汰されています。映画で、本で、展示会で――この秋、ゴッホの3つの謎に新たな光が投げかけられました。■日本に恋い焦がれた画家の思いにふれる「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」画家を志してからのわずか8年あまりに、油絵だけでも800点以上の作品を残したゴッホ。その大きな転機になったのは、パリで日本の浮世絵に出会ったことでした。その鮮やかな色彩の対比や大胆な構図に魅せられたゴッホは、日本を理想郷として夢見るようになり、ついには「フランスにおける日本」を求めて南仏アルルへ旅立ったそうです。南仏の澄んだ光の下で、浮世絵のような「影」のない世界を描こう。絵師・彫師・摺師といった浮世絵の分業にならい、芸術家のユートピアをつくろう。ゴッホがアルルの光を求め、ゴーガンを招いて共同生活を始めた背景には、そんな日本への熱い思いがあったといわれています。「この土地は、日本のように美しく見える」「画家たちの天国以上、まさに日本そのものだ」画家ゴッホの日本への夢とあこがれをさまざまな角度から見つめ、さらにはゴッホにあこがれた日本の画家たちを紹介する美術展「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」は、東京都美術館で1月8日まで、京都国立近代美術館では1月20から3月4日まで開催されています。■「耳切り事件」の真相に迫るノンフィクション『ゴッホの耳―天才画家最大の謎―』一方、ゴッホの人生に取り返しのつかない影響を与えたのが、「耳切り事件」でした。これにより、破綻寸前だったゴーガンとの共同生活には終止符が打たれ、ゴッホはあれほど愛したアルルの地を離れざるを得なくなります。とはいえ、この事件とはいったい何だったのか?わかっているのは、「ゴッホが自分の耳を切り落とし、娼館を訪れて女性に贈った」ことだけ。なぜ耳を切ったのかはもちろん、なぜ自分の耳を贈ろうとしたのかもわからない。それどころか、「耳そのものを切り落とした」のか「耳たぶの一部を切った」のか、それすら曖昧であると知ったある女性が、事件の真相をつきとめようと立ち上がりました。果たして、ゴッホは「どう」耳を切ったのか?耳を「贈られた」女性とは誰なのか?事件後、アルルの人々はゴッホを危険人物として追い出したのか?当時の記録を丹念に調べた末に浮かび上がる“真相”に、誰もがほうっとため息をつくことでしょう。『ゴッホの耳―天才画家最大の謎―』著:バーナデット・マーフィー 訳:山田美明出版社:早川書房(2017年9月)並みの推理小説よりドキドキするノンフィクション。歴史ミステリー好きには特におすすめです。■ゴッホの死の謎を探るアートサスペンス映画『ゴッホ最後の手紙』「美術展」が作品から感じるゴッホ、「ノンフィクション」が資料から読み解くゴッホだとすれば、映画『ゴッホ最後の手紙』はゴッホへの敬愛が生んだアートです。なんと、全編がゴッホの「動く油絵」で構成されているのですから……!ゴッホの最後の手紙を託された青年が、真実を求めて彼を知る人々を尋ねてゆくというストーリーに合わせ、ゴッホの描いた肖像画の人物が話し出し「星月夜」や「麦畑」に描かれた風景が再現されていくのですが、これがすごい。あらかじめ肖像画の人物に似た役者を選んで撮影し、キャンバスに投影された映像をゴッホのタッチの油彩画に仕立てるという、膨大な手間をかけて作られた「ゴッホの絵によるアニメーション」。その迫力もさることながら、ゴッホの人生をゴッホ自身の絵で描き出そうという作り手の真摯な想いに胸を打たれます。ゴッホの死は「銃による自殺」とされていますが、自分で引き金を引いたにしては銃創が不自然なこと、銃の出所が不明な反面、携えていたはずの画材道具が消えていることなど謎が多く、自殺説は疑問視されてきました。人というものが一面的に語れないように、死もまた一言では語れない。自殺と他殺、自殺と事故の間にもさまざまな色合いがある――そんなことをしみじみ考えさせられる、美しい映画です。
2017年11月23日第二次世界大戦中の1940年、860隻の船舶でイギリス軍、フランス軍の兵士約40万人もの命を救った、史上最大の救出作戦の実話を描くスペクタクル・サスペンス大作『ダンケルク』のブルーレイ&DVDが12月20日(水)にリリース。この度、劇場では上映されていない小野賢章、増田俊樹が参加する日本語吹き替え版が収録されることが分かった。本作は、世界で最も次回作を期待される天才、クリストファー・ノーラン監督が初の実話に挑んだ話題作。ノーラン監督が仕掛けるのは、これまでの戦争映画を超えた360度全方位から迫る究極の映像体験だ。米批評家サイトRotten Tomatoesでは92%、映画レビューサイトFilmarksでは3.9と国内外で批評家・観客からの高評価を獲得(11月9日時点)。また、世界60か国以上で初登場第1位を記録、日本でも初登場&2週連続第1位を記録する大ヒットとなった。キャストには、本作が映画デビューとなる新星フィオン・ホワイトヘッドが主人公の陸軍兵士トミー役を演じたほか、『ダークナイト ライジング』『レヴェナント 蘇えりし者』のトム・ハーディがパイロット役、ダンケルクに向かう市民役に『ブリッジ・オブ・スパイ』のマーク・ライランス、将校役で名優ケネス・ブラナー、若き兵士役に本作で映画デビューを飾るハリー・スタイルズ、そしてノーラン組の常連キリアン・マーフィーも兵士役に扮している。そして、ブルーレイ&DVDには劇場では公開されなかった日本語吹き替え音声を収録。フィオン演じたトミー役を「ReLIFE」「黒子のバスケ」や、『ハリー・ポッターシリーズ』で主人公のハリー・ポッター役の吹き替えを担当した小野賢章。ハリーが演じたアレックス役を「甲鉄城のカバネリ」やゲーム「アイドリッシュセブン」の増田俊樹が熱演。ほかにも、ボルトン海軍中佐役(ケネス・ブラナー)を谷昌樹、謎の英国兵役(キリアン・マーフィー)を内田夕夜、ミスター・ドーソン役(マーク・ライランス)を原康義、ファリア役(トム・ハーディー)を宮内敦士が演じる。小野さんは、「まさか吹き替えで参加することになるとは…!そしてやっぱり、ものすごい映画でしたね。映像ももちろんすごいし、役者がほとんど喋らないんです!これがリアルだなと思いました。吹き替えする人間からするとすこし物足りないですが…(笑)ですが、素晴らしい作品に参加出来たことをとても光栄に思います!」とコメント。増田さんも「極限を生きる。僕らが普段感じることのできないことをまさに追体験する ことができる作品です。1秒1秒が見逃せない!時間が経つにつれ引き込まれてしまう!この作品に出られたことが僕の誇りです。全ての人に見てほしい」と熱いメッセージを寄せている。今回、ブルーレイ&DVDセットのほか、初回限定生産でプレミアム・エディション ブルーレイ&DVDセットとアルティメット・エディション<4K ULTRA HD&ブルーレイセット>が同時展開。また、ブルーレイにはメイキング映像など100分を超える豪華映像特典が収録され、さらにプレミアム・エディション&アルティメット・エディションには初回限定で64ページに及ぶ豪華ブックレットが封入されている。『ダンケルク』ブルーレイ&DVDは12月20日(水)リリース(レンタル同時開始)※12月13日(水)よりデジタル先行配信開始。(cinemacafe.net)■関連作品:ダンケルク 2017年9月9日より全国にて公開(C) 2017 Warner Bros. All Rights Reserved.
2017年11月10日クリストファー・ノーラン監督は、『ダンケルク』の撮影中に合成撮影をするためのグリーンバックを使用しなかったそうだ。第二次世界大戦を描いた同作だが、ノーランは同作を「リアル」に作りたかったためCGIは使わず、本物の船や爆発、飛行機などを使用したと、10日に開催されたトロント国際映画祭で話した。「あの兵士たちがまさにあの浜辺にいる時に爆発は起こるんだ。本物だよ」「グリーンバックなんかないんだ。実際にやっているんだよ」『インセプション』などCGIを駆使した作品で知られるノーランだが、「その時代の完璧な船をCGで再現することもできるけど、リアルには感じられないんだ。このような第二次世界大戦の画像には、合成やコンピューターグラフィックスの持つ緑っぽい色は合わないんだよ」と続けている。以前ノーランは、1940年にナチスの攻撃から33万人の同盟軍兵士を助け出したダンケルク大撤退を描くため、実写の映像を見たり、記録を読んだりしてリサーチを行ったと明かしていた。日本で今月9日に公開されたばかりの同作には、ケネス・ブラナーやマーク・ライランスなどのベテランに加えて、以前にもノーランの作品に出演しているキリアン・マーフィー、トム・ハーディ、さらに若手のフィオン・ホワイトヘッドやワン・ダイレクションのハリー・スタイルズなど豪華キャストがそろっている。(C)BANG Media International
2017年09月19日6月4日のマンチェスター追悼コンサートで歌うアリアナ・グランデ(写真:WENN/アフロ) 5月22日、英マンチェスターにある「マンチェスター・アリーナ」でテロ事件が起こった。アリアナ・グランデのコンサートを狙った卑劣な犯行は、8歳の少女を含む22人の命を奪い、59人に怪我を負わせた。 あの衝撃から約2カ月。事件後に設立された「マンチェスターを愛してる・緊急基金(We Love Manchester Emergency Fund)」から、犠牲者の遺族に32万4,000ドル(約3,560万円)の見舞金が支払われることがわかった。 クラウドファンディングや、グランデが主催した慈善公演「One Love Manchester」で集まった寄付金の総額はおよそ2,450万ドル(約27億円)。遺族には既に9万ドル(約990万円)と、無料でカウンセリングを受けられる権利が贈呈されているが、今回はこれに続く第二弾の分配となる。基金の代表を務めるスー・マーフィーは、残りの寄付金の分配方法を検討しているという。
2017年08月17日全米をはじめ世界47か国でオープニング初登場NO.1を獲得、早くも来年のアカデミー賞最有力との声も聞かれる『ダンケルク』。このほど、本作を引っさげクリストファー・ノーラン監督の7年ぶりの来日が決定!監督のコメント付き予告が公開された。舞台は1940年、海の町ダンケルク。迫りくるドイツ敵軍80万人。浜辺の兵士たちの背後には敵軍が迫り、目前の海中にはUボート、空からは爆撃機が容赦なく襲いかかる。敵軍の総攻撃はいつ始まるか分からないという絶体絶命の窮地に、英仏軍40万人の史上最大の救出作戦が決断される。民間船までもが救助に乗り出し、エアフォースが空からの援護に駆る。陸・海・空、3つの時間。走るか、潜むか。前か、後ろか。1秒ごとに神経が研ぎ澄まされていく。果たして、若き兵士トミー(フィオン・ホワイトヘッド)は、この窮地を生き抜くことができるのか!?『ダークナイト』『インセプション』など、新作ごとに圧倒的な映像表現と斬新な世界観で、観る者を驚愕させてきた監督が、トム・ハーディ、マーク・ライランス、ケネス・ブラナー、キリアン・マーフィーら豪華アンサンブルキャストと共に、史上最大の救出作戦の実話を描く本作。究極の臨場感にして、究極のタイムサスペンス、究極の映像体験。息もつかせない99分間、観客はスクリーンに釘付けになる。先週末より日本に先駆けて公開された本作は、公開3日間で世界興行収入1億ドルを超え、世界47か国でオープニング成績初登場NO.1を獲得。米批評家サイト「Rotten Tomatoes」のファーストレビューでは、『ダークナイト』の94%を超える批評家評価98%の満足度を叩き出し(※7月18日時点)、「オスカー候補となるべき今年No.1の映画」(Variety)、「ノーラン最高傑作」(The Guardian)など、早くも2018年のアカデミー賞最有力候補の大本命として各海外メディアが一斉に報じ、映画業界を席巻中だ。その本作で監督・脚本・製作を務めたノーランの来日が決定。妻として、そして長編デビュー作からプロデューサーとして長年パートナーを組んでいるエマ・トーマスと共に、8月23日(水)~25日(金)と3日間に渡って本作のプロモーションに当たる予定という。今回の来日についてノーラン監督は、「映画『ダンケルク』は、史実を知らない人にとっては、強烈な体験になるはずです。この並外れた物語を、究極のタイムサスペンスとして描きました。観客たちを戦場に引きずり込み、息もつけない緊迫の状況に追い込む、最高の映像体験になると思います」と日本のファンに向けてコメント。さらに、「最新新作での来日が実現して嬉しく思っています。数年ぶりなので、とても楽しみにしています。時間があれば、列車で京都にも行きたいです」と親日家ぶりもアピールする。来日は2010年の『インセプション』以来、7年振り4度目。キャンペーン中は、ノーラン自身がこだわるフィルム上映によるジャパンプレミア試写会、ノーラン最高傑作の評価を受けた本作を語る記者会見や、ノーラン・ファンイベントの開催も予定されている。ノーラン監督がキャリア史上初めて挑んだ実話は、相手を打ち負かす「戦い」ではなく、生き残りをかけた「撤退」の物語。本作の大半をIMAXの超高解像度2Dフィルム搭載カメラで撮影。このカメラが、より素晴らしい領域と息をのむ映像クオリティで本作の世界観を構築する。デジタルもCGも極力使わず、本物の戦闘機を飛ばすなど、徹底してリアルにこだわった本作。陸海空の3視点が同時進行し、時を刻む音が秒単位の緊迫感を高めるこのタイムサスペンスは、ノーラン最高傑作を彩るアンサンブルキャストたちと共に、観客をダンケルクの戦場に引きずりこむ。『ダンケルク』は9月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ダンケルク 2017年9月9日より全国にて公開(C) 2017 Warner Bros. All Rights Reserved.
2017年07月27日モデルのナターシャ・ポーリーが、アルベルタ・フェレッティの限定版コレクションの広告塔を務めることが明らかになった。ミラノを拠点に活動する写真家のジャンパオロ・ズグーラ撮影によるそのキャンペーンで、ロシア出身のスーパーモデルのナターシャがオリエンタルなニューコレクションを披露する。同ブランドのキャンペーンにはこれまで、キキ・ウィレムス、イリーナ・シェイク、キャロリン・マーフィー、ラケル・ジマーマン、ケイト・モスらが登場してきている。2004年以来、ナターシャは、高級ブランドの広告キャンペーンや誌面、ランウェイで引っ張りだこの人気モデルとなっており、2000年代の中期から後期にかけては最も人気のあるモデルと謳われた。(C)BANG Media International
2017年07月06日『ダークナイト』で正義と悪の概念を覆し、『インセプション』で重力を操り、『インターステラー』では時間と空間をつないでみせたクリストファー・ノーラン監督。その稀代の映像作家が、初めて史実に挑んだ最新作『ダンケルク』から、劇場用本ポスターが到着した。本作で描かれるのは、相手を打ち負かす“戦い”ではなく、生き残りをかけた“撤退”の物語。容赦なくナチスドイツ軍勢が迫るなか、陸海空の3視点で描かれるストーリーが同時に進行する。時間描写において、ほかの監督とは一線を画すノーラン監督らしい緊迫のタイム・サスペンスが、IMAX65ミリ・カメラとラージ・フォーマット65ミリ・カメラによるリアルな撮影手法により圧倒的な臨場感で描写。観客は、あたかも兵士の1人となって、1940年の仏ダンケルクの浜辺にいるかのような“究極の映画体験”をする。このたび、その劇場用本ポスターが完成。砂浜に這いつくばる若き兵士の横顔をアップでとらえたインパクト抜群のビジュアルだ。ドイツ軍の総攻撃まであとわずか。彼の視点の先には、ドーバー海峡、そして先には故郷イギリスがあるはず。地上では、空爆によって火花が散り、砂塵が舞う砂浜には兵士たちがうずくまり、海上では、敵軍によって爆破された船から煙が立ち上がる。絶体絶命の地ダンケルクで、時間との戦いを描く緊迫感あふれるポスターは、7月1日(土)からのムビチケカード発売にあわせ、全国の劇場で一斉に掲出される。ダンケルクの“空”で激戦を繰り広げるパイロットに、怪優トム・ハーディ、イギリス本土から船で救出に向かう市民に、オスカー俳優マーク・ライランス。その民間船に救出される兵士役に、ノーラン組常連のキリアン・マーフィー。ダンケルクの若き兵士40万の状況に危機感を募らせる軍人に名匠にして名優ケネス・ブラナーなど、英国を代表する名優たちが集結。また、観客の案内人となる兵士役には、本作が初主演となるフィオン・ホワイトヘッドが大抜擢。ほんの1年半前までは皿洗いをしながらオーディションに通っていたという正真正銘の無名俳優が、本ポスターでも鮮烈なデビューを飾っている。また、フィオンと同じくオーディションから選ばれ、映画初出演を果たすのは、世界で最も有名な新人俳優ハリー・スタイルズ。共に、生きて故郷に帰ることを誓った若き兵士を演じていることも注目を集めている。また、徹底した秘密主義で知られるノーラン監督は、『ダンケルク』に影響を与えた11本の傑作映画を自らセレクトし、その理由とともにコメントを発表、話題を呼んでいる。「皆さんは戦争映画のセレクションを期待するかもしれません。しかし、私は『ダンケルク』を生き残り(撤退)の物語としてアプローチすることを選択しました。芝居がかった大仰な演出による映像で現実世界の戦闘を見せることの危険性がすぐにわかるはずです」と語っており、ノーランの並々ならぬ映画愛と究極の映画体験となる『ダンケルク』への揺るぎない自信が伝わってくる。キーワードは“緊迫感”と“映像表現”だ。デジタル化が進む映画業界だが、ノーランはフィルム上映にこだわり続けており、今回セレクトされた11本の映画は、現在でもフィルム上映を続けるロンドンのBFIサウスバンクで、35ミリまたは70ミリでフィルム上映される(現地時間7月1日~31日まで)。革新的作品で観客を熱狂させ続けてきたノーランが初の実話に挑み、圧倒的臨場感で観る者を“ダンケルク”の地へと誘う本作。ノーランがセレクトした11作品にも注目しておきたい。<クリストファー・ノーランセレクション>■人間性を問う、「戦争が人間性を奪う」という普遍的なメッセージと映画表現・『西部戦線異状なし』(1930年)ルイス・マイルストン監督アメリカ■タイムリミット・サスペンス&圧倒的な緊迫感→巧みな技巧により、観客を引き込む。・『恐怖の報酬』(1953年)アンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督フランス・イタリア合作・『エイリアン』(1979年)リドリー・スコット監督アメリカ撮影はイギリスのシェパートン・スタジオ・『スピード』(1994年)ヤン・デ・ボン監督アメリカ・『アンストッパブル』(2010年)トニー・スコット監督アメリカ■映像で物語を伝える映画表現(映像言語術)・『グリード』(1924年)エリッヒ・フォン・シュトロハイム監督アメリカ映画サイレント・『サンライズ』(1927年)F・W・ムルナウ監督ドイツサイレント映画→2作品共に映像だけで物語を綴るサイレント映画だからこその映像表現・『ライアンの娘』(1970年)デヴィッド・リーン監督英国映画→寒々しい浜辺、打ち砕ける波など、まるで生きているかのような海の描写、絵の力でストーリー、心象を表現・『アルジェの戦い』(1966年)ジッロ・ポンテコルヴォ監督イタリア・アルジェリア合作→主人公に共感せずにはいられないドキュメンタリー・タッチのドラマ・『炎のランナー』(1981年)ヒュー・ハドソン監督英国映画→映画の語り口に変革をもたらした傑作・『海外特派員』(1940年)アルフレッド・ヒッチコック監督アメリカ映画→飛行機が海に墜落するシーンに注目。『ダンケルク』で参考にした。『ダンケルク』は9月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ダンケルク 2017年9月9日より全国にて公開(C) 2017 Warner Bros. All Rights Reserved.
2017年06月29日6月1日から日本でも公開が始まった映画『LOGAN/ローガン』。ヒュー・ジャックマンが不死身のミュータント、ウルヴァリンことローガンを演じる最後の作品としても話題の本作では、ローガンと彼の父親ともいうべき存在のチャールズ(プロフェッサーX)、そして2人が出会う謎の少女ローラの険しい旅が展開します。そんな彼らをつけ狙い、非情な攻撃を仕掛けてくるのがドナルド・ピアースという狂暴なイケメン。武装集団を率い、ローガンたちの前に立ちはだかるピアースのことが気になった人も多いのではないでしょうか。ピアース役のボイド・ホルブルックは、ヒュー・ジャックマンも絶賛する35歳。モデルとして活躍した後にニューヨーク大学やコロンビア大学、さらには演劇学校ウィリアム・エスパー・スタジオで本格的に演技を学び、ガス・ヴァン・サント監督の『ミルク』で俳優デビューを果たしました。この起用は、ボイドがガス・ヴァン・サント監督に自作の脚本を送ったことがきっかけになっているそうです。また、『アベンジャーズ』シリーズのスカーレット・ウィッチことエリザベス・オルセンと婚約していたことでも知られており、2015年1月の破局まで美男美女カップルとして注目を集めました。そんなボイド・ホルブルックを知るうえで絶対に外せないのが、Netflixの大人気シリーズ「ナルコス」。実在したコロンビアの麻薬王パブロ・エスコバルの実像に迫る犯罪ドラマで、ボイドはエスコバルと激しい攻防を繰り広げるアメリカ人捜査官スティーブ・マーフィーを演じています。現在はシーズン2まで配信され、シーズン3も予定されている「ナルコス」ですが、麻薬取締局の捜査官としてマイアミに勤務していたマーフィーが、麻薬の流通を断つためコロンビアにやって来るところからシーズン1はスタート。ナレーションもマーフィーが務めているため、実質的な主人公の役割を担っているとも言えます。70年代末に始まり、80年代、90年代といった時代のムードを漂わせながら、血みどころの麻薬戦争、その中心にいるパブロ・エスコバルのダークでハードな物語が展開していく中で、正義を掲げるマーフィーは視聴者が最もそばにいたいキャラクター。残忍でありながらどこかチャーミングでもあるエスコバルに翻弄され切った後、目に飛び込んでくるマーフィーの姿にどれほど安心感を覚えることか。とは言え、激しい麻薬戦争は徐々にマーフィー自身を蝕んでいき、彼のパーソナリティも徐々に変化を遂げていきます。捜査官としての成長と言えばそれまでかもしれませんが、傍から見れば非常に危うい変化。このギリギリのラインを進むマーフィーを、ボイドが巧妙に演じています。『LOGAN/ローガン』をご覧になった人ならわかるように、狂気の悪役を演じても魅力を発揮するボイドですから、“ちょっと危うい正義の捜査官”は本当にハマリ役。単なるイケメンではない物憂げな印象が、今後もボイド・ホルブルックらしさとして鍵を握るのではないかと思います。公開待機作の中には、大人気SFアクション映画『プレデター』のリブート版もあるボイド・ホルブルック。『LOGAN/ローガン』「ナルコス」共々、彼にご注目を!(text:Hikaru Watanabe)
2017年06月07日キリアン・マーフィとジェイミー・ドーナンを主演に迎え、アドルフ・ヒトラーやその側近ハインリヒ・ヒムラーに次ぐ、“ナチス第3の男”といわれる高官ラインハルト・ハイドリヒ暗殺を遂行した男たちの過酷な運命を描いた『ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦』。この度、本作の予告編が到着した。第二次世界大戦中期、ナチスがヨーロッパのほぼ全土を制圧していた頃。イギリス政府とチェコスロバキアの亡命政は、協力して極秘計画を練り、バラシュートを使って2人の軍人、ヨゼフ(キリアン・マーフィ)とヤン(ジェイミー・ドーナン)をチェコ領内に送り込んだ。彼らのミッションは、ナチスNo.3と言われたラインハルト・ハイドリヒの暗殺。チェコの統治者で、ホロコースト計画を推し進めていたハイドリヒの暴走を止めるため、1942年5月、彼らはプラハでハイドリヒを襲撃するのだが…。本作は、「観客から熱狂的に受け入れられた!」(「NEWYORKOBSERVER」)、「第二次世界大戦を描く新たな傑作!」(「Indiewire」)と高く評価された、ナチス高官ハイドリヒ暗殺の史実を基に描いた緊迫のサスペンス。フリッツ・ラング監督作『死刑執行人もまた死す』やルイス・ギルバード監督作『暁の七人』でも描かれた暗殺作戦の、壮絶な逃走劇と衝撃的な報復の全貌を新たに描き、当時から75年の時を迎える今年、ついに日本で公開。主演には、『ダークナイト』『インセプション』でその確かな演技力が評価されているキリアンと、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』でブレイクし、2014年にアメリカの情報サイトが公表した「世界で最もハンサムな顔100人」ランキングで、ブラッド・ピットやジョージ・クルーニーを押さえ、見事1位を獲得したジェイミーといった実力・人気と共に高い2人が、ハイドリヒ暗殺を実行する兵士役で今回初共演を果たしている。公開された予告編では、時代に翻弄される青年たちの鬼気迫る表情に加え、当時のハイドリヒの姿も。レジスタンスたちがナチスからの報復を受ける激しい銃撃戦や、教会の地下に逃げ込んだものの水攻めに遭う姿など、壮絶な攻防戦が映し出される。またアクションシーンだけでなく、「危険な任務だと伝えるべきだった」と婚約者の手を握る場面や、抵抗組織のメンバーが暗殺作戦に困惑する場面など、緊迫した状況の中で苦悩する青年たちの繊細な一面も捉えられ、ハイドリヒに対峙するヨゼフや震える手で拳銃を構えるヤンの張り詰めた表情など、ドラマチックな場面も収められ、本作の見どころがグッと詰まった映像となっている。『ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦』は8月12日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦 2017年8月12日より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開(C) 2016 Project Anth LLC All Rights Reserved
2017年06月06日クリストファー・ノーラン監督が、自身初めての実話の映画化に挑む最新作『ダンケルク』。本日5月26日は、いまから77年前のこの日に“史上最大の救出作戦”が開始されたメモリアルデー。シネマカフェでは、本作から発信されている“史上最大の救出作戦”の理由を示す“7つのシグナル”の1つを入手、そのメッセージから77年前の真実に迫った。舞台は、海辺の町ダンケルク。ドイツ軍によって、この町に追い詰められた英仏連合軍の若き兵士たち、その数40万人。圧倒的な数のドイツ軍は彼らを完全包囲し、タイムリミットが迫る。時間なし、逃げ場なし、望みなし。絶対絶命の状況下、イギリスからは彼らを救おうと、民間船までもが決死の覚悟で動き出す。共に生きると誓った若者たちは、果たして、生きて故郷に帰ることができるのか――!?革新的作品で観客を熱狂させ続けてきたノーランが、壮絶な戦場と化したダンケルクを陸海空から圧倒的臨場感で描く本作。“チーム・ノーラン”の顔ともいえる英国の怪優トム・ハーディ、キリアン・マーフィーを筆頭に、『ブリッジ・オブ・スパイ』でアカデミー賞に輝いたマーク・ライランス、『オリエント急行殺人事件』などを手がける監督としても名高いケネス・ブラナーらが顔を揃え、物語の中心となる若き4人の兵士には、場面写真に写るフィオン・ホワイトヘッドやソロ活動も順調のハリー・スタイルズら、今後の活躍が期待される俳優たちが抜擢されている。そしてこのたび、1940年5月26日から9日間にわたって行われた、若き兵士たちの“史上最大の救出作戦”について、「4つのフットボールスタジアムを満たす英国兵士たちが脱出するための唯一の出口は、たった1つの地下鉄の出口」という事実が明らかになった。ドイツ軍によって、海辺の町ダンケルクに追いつめられた兵士の数は約40万人。熱烈なサッカー王国イギリスらしく考えるならば、10万人規模のフットボールスタジアムが満員で4会場分となる計算だ。こうしたスタジアムには上下層を合わせ数多くの出口が用意されているものだが、ダンケルクに追いつめられた兵士たちの脱出口は、解禁されたメッセージが示す通り、地下鉄駅の出口わずか1つ分と同じくらいの埠頭だけだった…。ダンケルクの浜辺からは、ドーバー海峡を挟んでイギリスが見える。目と鼻の先にある母国への帰還を願いながらも、兵士たちは身動きがとれない状況に追い込まれていく。陸からは最強戦車軍、海中にはUボート、空からは凄まじい破壊力をもつ爆弾を搭載した戦闘機。予断を全く許さない極限下で、刻一刻と終焉へのカウントダウンが進む。砂浜に追いつめられ、たった1つの埠頭に群がる若き兵士たち。上空からは敵機の轟音が迫ってくる。そんな中、1940年5月26日に発動されたのが、史上最大の救出作戦=ダイナモ作戦。若き兵士たちを国に帰すために、英国海軍の軍艦だけではなく、民間の漁船やヨットまでもが動員され、フランス・ダンケルクへと向かったのだ。また、合わせて到着したマップには「我々は包囲した」との文字が。連合軍兵士たちに投降を促すよう、ドイツ軍が空からばらまいたものだという。まさに不可能とも思える、この作戦の行く末とは!?映画史を塗り替えるに違いない新たな傑作に、ますます期待が高まる。『ダンケルク』は9月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ダンケルク 2017年9月9日より全国にて公開(C) 2017 Warner Bros. All Rights Reserved.
2017年05月26日クリストファー・ノーラン監督が、トム・ハーディ、マーク・ライランス、ケネス・ブラナー、キリアン・マーフィー、さらに注目若手キャストを揃えて挑む第2次大戦下の実話『ダンケルク』。このほど、観る者を圧倒的臨場感の中に誘う、陸海空、3つの視点が交錯する最新予告が解禁となった。斬新なアイデアと卓越したビジュアルセンス、徹底したリアリティへのこだわりなどで知られるノーランが、初めて実話に挑む本作は、自ら脚本を執筆。1940年、40万人の兵士たちのために民間船までも出動した“史上最大の救出作戦”「ダイナモ作戦」を描く。はるか海の彼方にある故郷を思い、共に生きると誓った4人の若者たちのドラマが描かれる本作。「僕らは最悪の戦況にいた」との言葉で始まる、解禁された映像では、1人の青年を通して、海辺の町ダンケルクに追い詰められた英仏連合軍の若き兵士たち40万の姿が映し出される。およそ倍のドイツ軍が彼らを完全包囲する中、タイムリミットへの時を刻む音が緊迫感をいっそう高めていく。時間なし、逃げ場なし、望みなし。絶対絶命の状況下、陸海空、3つの視点でストーリーが同時に進行。英国側からは、彼らを救おうと決死の覚悟で民間船までもが動き出す。果たして若者たちは、生きて故郷に帰ることが出来るのか――?「観客の皆さんをダンケルクの砂浜へ連れて行きたかった」と語るノーラン監督。批評家に絶賛されていた『ダークナイト』がアカデミー賞候補から漏れたことが物議を醸し、翌年から候補の枠が5本から10本に増える事態も起きた。アカデミー賞の歴史までも変えてしまう、まさに“世界が嫉妬する才能”の称号にふさわしい監督は、本作では全編、IMAX 65ミリとラージ・フォーマット65ミリ・フィルムの組み合わせて撮影、五感をゆさぶる“究極の映像体験”を生み出した。映像には、“チーム・ノーラン”の顔ともいえる英国の怪優トム・ハーディ、そしてキリアン・マーフィーに加え、『ブリッジ・オブ・スパイ』でアカデミー賞助演男優賞に輝いたマーク・ライランス、監督としても高い評価を受ける名優ケネス・ブラナーが顔を揃える。また、若き4人の兵士には、オーディションによって役を射止めた、ソロ・デビューを果たしたばかりの元「ワン・ダイレクション」のハリー・スタイルズ、エマ・トンプソン主演、イアン・マキューアン原作の『The Children Act』(原題)で“未成年”役を演じるフィオン・ホワイトヘッド(場面写真の青年)、NHKで放送されたBBCドラマ「戦争と平和」のジャック・ロウデン、同じくアナイリン・バーナードら、今後の活躍が期待される俳優が抜擢。これまで、革新的作品で観客を熱狂させ続けてきたノーランが、陸海空の圧倒的臨場感で描く最新作『ダンケルク』。映画史を塗りかえる、新たな傑作となりそうだ。『ダンケルク』は9月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ダンケルク 2017年9月9日より全国にて公開(C) 2017 Warner Bros. All Rights Reserved.
2017年05月12日クリストファー・ノーラン監督が、自身初となる“実話”に挑んだ最新作『ダンケルク』。この度、本作の日本公開日が9月9日(土)に決定したことが分かった(全米は7月21日公開)。『ダークナイト』シリーズや『インセプション』、『インターステラー』など、斬新なアイデアや驚異的ビジュアルと圧倒的なリアリティで、常に観客の度肝を抜く映画を放ち続けている天才・ノーラン監督。世界で最も次回作が待たれるノーラン監督は、今回第二次世界大戦中の1940年、860隻の船舶でイギリス軍、フランス軍の兵士約40万人もの命を救った、史上最大の救出作戦「ダイナモ作戦」の実話の映画化に挑む。キャストには、『ダークナイト ライジング』『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『レヴェナント 蘇えりし者』のトム・ハーディがパイロットを演じるほか、ダンケルクに向かう市民役に『ブリッジ・オブ・スパイ』のマーク・ライランス、将校役で名優ケネス・ブラナー、若き兵士役に本作で映画デビューを飾る元「ワン・ダイレクション」のハリー・スタイルズ、そしてノーラン組の常連キリアン・マーフィーも兵士役に扮している。本作の全貌はというと、未だ秘密のベールに包まれたまま。しかし今回、ノーラン監督が本作について語った貴重なコメントが到着!ノーラン監督は、1940年5月24日から6月4日の間に起こった劇的な撤退作戦に、子どもの頃から強い興味を抱いてきたそう。「ダンケルクとその伝説は、イギリス人なら誰もが耳にして育つ話。私たち(イギリス人)のDNAに組み込まれている。映画化は長年心に思い描いていたことですが、自分にその準備が整っているとは思えなかった」「出来る限り露わになる方法でこの物語を伝え、観客をダンケルクの砂浜へ連れて行きたかった」と語る。さらに、全編IMAX35ミリカメラによるフィルム撮影に挑んだ本作。「IMAXの効果を全活用して撮影するのは今回が初めてでした。ストーリーのサスペンスに満ちた状況に皆さんをお連れし、その場にいる気分に浸ってもらうには、劇場公開こそそれを実現する唯一の方法でした」と明かしでおり、本作は観客の五感をゆさぶる、“究極の映画体験”が出来そうだ。『ダンケルク』は9月9日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ダンケルク 2017年9月9日より全国にて公開(C) 2017 Warner Bros. All Rights Reserved.
2017年04月28日エディ・マーフィー(左)とチャーリー・マーフィー(右)写真:ロイター/アフロ エディ・マーフィの兄で、コメディアンのチャーリー・マーフィーが米国時間12日、白血病で死去した。57歳だった。 エディは家族を代表して声明を発表した。 「息子であり、兄であり、父であり、叔父であり、友人だったチャーリーを失い、私たちの心は重く沈んでいます。チャーリーは家族を愛と笑いで満たしてくれました。彼の存在を恋しく思わない日は決して来ないでしょう。たくさんのお悔やみと祈りに感謝します」 家族は、チャーリーが白血病と闘っていることは当然知っていたが、回復すると信じて疑っていなかったという。それだけに、チャーリーの突然の死がもたらしたショックは甚大だ。 チャーリーは俳優として数多くの映画、テレビ番組に出演した他、エディの主演映画『マッド・ファット・ワイフ』の脚本家や、デイヴ・シャペルのコント番組「Chappelle’s Show」の作家としても活躍。その才能は誰もが認めるものだった。 偉大なコメディアンの死を、多くの有名人が悼んでいる。 コメディアンのケヴィン・ハートはTwitterで「おい……ウソだろ。安らかに眠ってくれとしか言えない。友達としてだけじゃなく、俺がまだひよっこだったときに俺を信じてくれてありがとう。彼の書くストーリーは伝説的で、信じられないほど素晴らしくて、心に残るものだった。あなたと知り合えて俺はラッキーだった。そして、友達になれたことは本当に本当にラッキーだった。あなたがいなくて寂しいよ」と心に迫る追悼文を公表。 昨年のアカデミー賞授賞式で司会を務めたクリス・ロックは「俺たちは、世界で最高に面白い兄弟の1人を失った。チャーリー・マーフィー、安らかに」。シンガーのジャネール・モネイも「あなたの献身は、決して忘れられることはない。来世で会いましょう」と別れの言葉を贈った。
2017年04月13日『ダンケルク』『フリー・ファイヤー』のキリアン・マーフィーと、『フィフティ・シェイズ・ダーカー』の公開が控えるジェイミー・ドーナンが初共演し、ナチス“第3の男”と呼ばれた高官暗殺事件を描く『ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦』が、8月12日(土)より公開されることが決定。そのポスタービジュアルが解禁となった。第二次世界大戦下、ナチスはヨーロッパのほぼ全土に占拠地域を広げていた。ヒトラーの後継者と呼ばれ、ナチス第三の実力者であるラインハルト・ハイドリヒは、ユダヤ人大量虐殺の実権を握っていた。イギリス政府とチェコスロバキア亡命政府はハイドリヒ暗殺計画を企て、ヨゼフ(キリアン・マーフィー)、ヤン(ジェイミー・ドーナン)ら7人の兵士の暗殺部隊を、パラシュートによってチェコ領内に送り込む。ヨゼフとヤンはプラハの反ナチス組織や家族と接触し、暗殺計画を進めていく。ついに無謀なミッションは実行されるが、ハイドリヒ襲撃に憤慨したナチスは、常軌を逸する残虐な報復を始める――。本作は、アドルフ・ヒトラー、その側近ハインリヒ・ヒムラーに次ぐ、“ナチスNO.3の男”といわれる高官ラインハルト・ハイドリヒ暗殺を遂行した男たちの過酷な運命を描いた緊迫の史実サスペンス。「観客から熱狂的に受け入れられた!」(「NEWYORKOBSERVER」)、「第二次世界大戦を描く新たな傑作!」(「Indie wire」)など、高い評価を受けている。1942年第二次世界大戦直下、ユダヤ人大量虐殺の実権を握り、その冷酷さから「金髪の野獣」と渾名されたナチス高官ハイドリヒが、若き兵士たちによって襲撃される。フリッツ・ラング監督作『死刑執行人もまた死す』(’43)、ルイス・ギルバード監督作『暁の七人』(’75)でも描かれたこの暗殺作戦の、壮絶な逃走劇と衝撃的な報復の全貌を新たに描き、当時から75年の時を経て、ついに日本公開。主演は、『ダークナイト』シリーズ、『インセプション』ほかクリストファー・ノーラン監督作品やケン・ローチ監督の『麦の穂をゆらす風』など、確かな演技力が評価されているキリアンと、世界中で空前の社会現象を巻き起こした『フィフティ・シェイズ』シリーズのジェイミー。日本でも人気の高い2人が、ハイドリヒ暗殺を実行する兵士役で初共演。さらに、『博士と彼女のセオリー』のハリー・ロイド、『ザ・ウォーク』のシャルロット・ルボン、チェコ人女優アンナ・ガイスレロヴァーらが名を連ねている。また、併せて解禁となったビジュアルは、ナチスのマーク、ハーケンクロイツが印象的で、ハイドリヒによって運命を狂わされていく若者それぞれの姿が捉えられている。近年、映画界ではナチスやヒトラーを題材にした作品が相次ぎ、ハイドリヒの部下であるアイヒマンにまつわる映画も反響を呼んでおり、本作も大きな注目を集めそうだ。『ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦』は8月12日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2017年04月05日ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)が3月1日、ベルシー地区の複合競技場を会場に2017-18年秋冬ウィメンズコレクションのショーを開催した。メンズコレクションと併せて100回目の記念すべきショーは、ドリス ヴァン ノッテンのDNAを未来につなぐという意味で、過去に使用したプリントをリワークし、その上ににグラフィカルなモチーフを新たに加え、アーカイブをモダンにアレンジ。ノスタルジックな雰囲気は無く、全く新しいアイテムに生まれ変わっている。シルエットは身体をゆったりと包み込むものが趨勢を占め、リラックスしたムード。フェイクファーでさらにボリュームを加えたり、樹脂ビーズの刺繍やネックレスで華やかさをプラス。約50種類のプリントを最大限に駆使して壮麗なコレクションを見せた。また登場したモデル陣も目を引き、90年代に活躍していたカースティン・オーウェン(Kirsten Owen)、ナジャ・アウアマン(Nadja Auermann)、アンバー・ヴァレッタ(Amber Valletta)、トリッシュ・ゴフ(Trish Goff)、ミッシェル・ヒックス(Michele Hicks)、キャロリン・マーフィー(Carolyn Murphy)等、過去ドリス ヴァン ノッテンのショーでウォーキングしたスーパーモデルたちが勢ぞろい。集大成的なコレクションに、観衆はスタンディングオベーションでドリス・ヴァン・ノッテン(Dries Van Noten)を迎え、感動的なフィナーレとなった。
2017年03月11日エマ・ロバーツ、リア・ミシェルなど、人気セレブスターがリッチでビッチな女子大生を演じ、日本でも注目度上昇中の海外ドラマ「スクリーム・クイーンズ」。主人公のシャネルたちが、今度はナースになって帰ってくる「スクリーム・クイーンズ シーズン2」が、早くも6月3日(土)よりリリースされることが決定、その予告映像が解禁となった。「スクリーム・クイーンズ」は、名門大学の女子社交クラブを舞台に、次々と起こる殺人事件の犯人捜しと、蹴落とし合い(?)がハイテンションで繰り広げられるエンターテインメント・ミステリー。「glee/グリー」「アメリカン・ホラー・ストーリー」「アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件」などのライアン・マーフィーが製作総指揮と脚本を手がけ、エマが演じた毒舌満載でビッチな主人公シャネルとともに、彼女たちのキュートなファッションや急展開のストーリーは全米で大人気となった。シーズン2で舞台となるのは、病院で巻き起こる連続殺人事件。今度の殺人鬼、“緑の怪物”はいったい誰?ナース服に着替え、おしゃれ度も毒舌もパワーアップした彼女たちの犯人探しが再び始まる。シーズン2も引き続き、オシャレで可愛いファッションが満載、有名ハイブランドからファスト・ファッションまで、絶妙にミックスされたワードローブは必見だ。また、本シーズンからは、「フルハウス」「フラーハウス」の“ジェシーおじさん”でお馴染みのジョン・ステイモスや『トワイライト』シリーズのジェイコブ役テイラー・ロートナーなど、新レギュラーメンバーも豪華に。日本語吹き替え版も、「ルパン三世」3代目・峰不二子で知られる沢城みゆき、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」の坂本真綾、「ひぐらしのなく頃に」の中原麻衣をはじめとした豪華声優が集結し、本作を盛り上げる。さらに、ジョン・ステイモスの吹替は、「フルハウス」と同じ堀内賢雄が担当しているので “ジェシーおじさん”との再会も楽しみ。このたび解禁された予告映像では、ナースキャップ風のスパンコールがあしらわれたピンクのカチューシャ、ファーボールが付いたミュールを身に着ける瞬間が映し出されている。そして病院の廊下を颯爽と闊歩するのは、ミニスカのナース風衣装を纏ったエマ・ロバーツ、ビリー・ロードにアブゲイル・ブレスリン。無表情でカメラに近づいてくる彼女たちとの距離が縮まり、シャネルたちに再び会える!とドキドキする映像となっている。威風堂々とした彼女たちの姿からは、前作よりもさらに強い刺激を予感させる予告映像。さらにオシャレに、さらに過激にパワーアップしたエンタテイメント・ミステリーに、引き続き注目していて。「スクリーム・クイーンズシーズン2」は5月3日(水)よりデジタル先行配信開始、6月3日(土)よりDVDリリース。「スクリーム・クイーンズシーズン1」はDVD発売&レンタル中、デジタル配信中。(text:cinemacafe.net)
2017年03月04日シーズンごとに有名人たちの確執を描く、ライアン・マーフィーによる新作ドラマ「Feud」が米FX局でまもなく放送開始になる。シーズン1の放送に先立ち、早くもシーズン2の製作が決定した。シーズン1では、1962年に公開されて大ヒットとなった『何がジェーンに起ったか?』の2人の主演女優、ベティ・デイヴィスとジョーン・クロフォードの確執が描かれている。演じるのは名女優のスーザン・サランドンとジェシカ・ラング。FX局の発表によると、全8話のシーズン1に対し、シーズン2は全10話になり、チャールズ皇太子と故ダイアナ妃の関係と確執にフォーカスした内容になるという。ライアンは「ブラザーズ&シスターズ」の製作と脚本を担当したジョン・ロビン・ベイツと脚本に取り掛かっているとのこと。Netflixのエリザベス女王の歴史を描いた「ザ・クラウン」もシーズン3にダイアナ妃を登場させると予告しており、どちらも予定通りに製作が進めば2018年にダイアナ妃をテーマとしたドラマが2本放送されることになる。「Entertainment Weekly」では早速「Feud」シーズン2で誰がダイアナ妃を演じるべきかを話題にしており、キャリー・マリガンやキルスティン・ダンスト、「ダウントン・アビー」のイーディス役を演じたローラ・カーマイケルなどの名前を挙げている。(Hiromi Kaku)
2017年03月01日ミュウミュウ(MIU MIU)2017年春夏コレクションのシーズンビジュアル「Suddenly Next Summer(夏は突然に)」が発表された。ビジュアルには、映画『ネオン・デーモン』が公開中の女優エル・ ファニングやカレン・エルソン、キャロリン・マーフィー、ララ・ストーンといった、ファッション界のアイコンたちが登場。舞台となったのは、サマームービーを彷彿とさせる太陽の光が降り注ぎ、開放感に満ち溢れたカリフォルニアのビーチだ。切り取られたリュクスなレザーバッグや花と刺繍のアップリケが施されたスイムキャップは、今シーズンのアイコニックアイテムの1つ。またコートやニットビキニをはじめとする、あらゆるアイテムのプリントは拡大され、コラージュによって多面的に表現された。【クレジット】フォトグラファー:アラスデア・マクレラン(Alasdair McLellan)主演:エル・ファニング(Elle Fanning)、ソニア・ベン・アンマー(Sonia Ben Ammar)、キャロリン・マーフィー(Carolyn Murphy)、ララ・ストーン(Lara Stone)、エルサ・ブリシンガー(Elsa Brisinger)、カレン・エルソン(Karen Elson)、ビルギット・コス(Birgit Kos)、メイヨーワ・ニコラス(Mayowa Nicholas)、エレン・ローザ(Ellen Rosa)【問い合わせ先】プラダ ジャパンカスタマーリレーションズTEL:0120-559-914
2017年01月21日ミュウミュウ(MIU MIU)が、フォトグラファーアラスデア・マクレラン(Alasdair McLellan)による広告キャンペーン第3弾となる2017春夏広告キャンペーン「夏は突然に」(Suddenly Next Summer)を発表した。同広告キャンペーンでは、エル・ファニング(Elle Fanning)、キャロリン・マーフィー(Carolyn Murphy)、ララ・ストーン(Lara Stone)といったファッション界のアイコンと、ソニア・ベン・アンマー(Sonia Ben Ammar)、エルサ・ブリシンガー(Elsa Brisinger)、カレン・エルソン(Karen Elson)、ビルギット・コス(Birgit Kos)、メイヨーワ・ニコラス(Mayowa Nicholas)、エレン・ローザ(Ellen Rosa)ら新星女優たちが登場。舞台は、1962年のイタリア映画『追い越し野郎』や、1965年のアメリカ映画『ビンゴ・ パーティ』といったサマームービーを彷彿とさせる、太陽の光が燦々と降り注ぐ開放感に満ち溢れたカリフォルニアのマリブにあるポイントデュームのビーチ。根底には現代における女性らしさの概念があり、そして「女優」、「イット・ガール」、「モデル」、「セレブリティ」といった曖昧な言葉を問い直そうとするブランドの精神が投影された。
2017年01月21日クリストファー・ノーラン監督が初めて挑む実話の映画化『ダンケルク』(原題)。この度、本作の日本公開日が来年9月に決定し、併せて衝撃的な映像が解禁された。『ダークナイト』3部作、『インセプション』、『インターステラー』と新作発表の度に圧巻の映像で世界中を驚嘆させ続けてきたノーラン監督待望の最新作は、第二次世界大戦中の1940年、860隻の船舶でイギリス軍、フランス軍の兵士約40万人もの命を救った、史上最大の救出作戦「ダンケルク作戦」の実話を描くスペクタクル・サスペンス大作だ。キャストには、『マットマックス 怒りのデス・ロード』『レヴェナント:蘇えりし者』のトム・ハーディーがパイロットを演じるほか、『ブリッジ・オブ・スパイ』でアカデミー賞助演男優賞に輝いたマーク・ライランスがダンケルクに向かう市民、名優ケネス・ブラナーが将校、本作で映画デビューを飾る「ワン・ダイレクション」のハリー・スタイルズが若き兵士、ノーラン組の常連キリアン・マーフィーも兵士として出演している。このほど到着した映像では、ダンケルクの街を歩く英仏連合軍の兵士たちの頭上に、多くのビラ舞い落ちるシーンから始まる。そのビラには「包囲した、降伏せよ」との警告が。連合軍を包囲したドイツ軍は、地上戦を止め、空からの一斉攻撃での殲滅を勧告。差し迫る絶体絶命の危機を告げるように、「カチカチ」と時を刻む音が臨場感を煽る。そしてドイツ軍は、あざ笑うかのように容赦ない空襲を開始。次第に激しさを増す戦地。約40万人の兵士はこの絶望を乗り越え、愛する祖国に生きて帰還することが出来るのか。息を呑む衝撃的な映像となっている。本作は、オスカー俳優のマークが「これまでになかった展開の素晴らしい映画になる。いきなり観客を戦争のド真ん中へ連れて行く」とEmpire誌でコメントしているように、臨場感あふれるスペクタクルな映像が展開。すでに海外で解禁された特報は、わずか24時間でYouTube再生回数1,200万回以上を記録し、来年最大の注目作品として話題となっている。また併せて、ドイツ軍の餌食になった巨大な戦艦が崩れ落ち大炎上する様子が描かれたビジュアルも解禁。ダンケルクに残された、若き兵士たちの絶望的な状況が伝わってくる一枚となっている。『ダンケルク』(原題)は2017年9月、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年12月22日「アメリカン・ホラー・ストーリー」や「スクリーム・クイーン」などで人気のエマ・ロバーツが、『グランド・イリュージョン』シリーズのデイヴ・フランコと共演する『NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム』。このほど、「アメホラ」クイーンとして知られるエマに新たなスキャンダル発覚か!?と見間違うほどリアルな、本作の劇中写真を独占入手した。本作は、あるオンラインゲームに参加したことから、一夜にしてネットセレブになった女子高生ヴィーを中心に、若者たちの中毒性を体感させつつ、現代のネット社会をスリリングに描き出す。危険なゲームに絡めとられそうになり、踏みとどまる引っ込み思案なヴィーと、ヴィーとコンビになりゲームを進めていくうちに彼女に惹かれていくセクシーなイアンを、それぞれエマとデイヴが演じ、役者として“ひと皮むけた”と話題を呼んでいる。エマ・ロバーツといえば、ジュリア・ロバーツの姪で、「glee/グリー」のライアン・マーフィーが手がける大人気エロホラーシリーズ「アメリカン・ホラー・ストーリー」やホラーコメディ「スクリーム・クイーン」でも大活躍中。「アメホラ」で共演していたエヴァン・ピーターズ(『X-MEN』シリーズ)との復縁のうわさでも話題上昇中だが、今回届いた写真では、ディヴとニューヨークの公園で堂々とキスをしている姿が!この写真は、劇中のヴィーとイアンとして、2人の愛が一番盛り上がっている1シーンをとらえたもの。だが、場面写真とはいえ、どこかゴシップ感を漂わせるリアルさが感じられるスキャンダラスな2枚となっている。無謀で危険なゲームのミッションに挑む“挑戦者”たちのスリリングなアクションもありつつ、ハラハラドキドキの“吊り橋効果”抜群の本作のラブストーリーにも期待していて。『NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム』は2017年1月6日(金)よりTOHOシネマズシャンテ、TOHOシネマズ新宿、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月21日大人気海外ドラマ「glee/グリー」や「アメリカン・ホラー・ストーリー」を手がけるライアン・マーフィーのもと、エマ・ロバーツ、リア・ミシェル、アリアナ・グランデら若手スターたちが勢ぞろいしたTVシリーズ「スクリーム・クイーンズ」がついに日本上陸。その予告編がシネマカフェに到着した。本作は、大学の女子学生クラブ(ソロリティ)を舞台にしたホラー・ブラック・コメディ。シャネル・オバーリンが支配する“カッパハウス”は、新入生なら誰もが憧れる超エリートだけが入れる社交クラブ。しかし、ここで連続殺人事件が巻き起こり…!?主人公のシャネルを演じるのは、ライアン製作の「アメリカン・ホラー・ストーリー」に出演し、主演映画『NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム』の日本公開も控えるエマ・ロバーツ。さらに「glee/グリー」でお馴染みのリア・ミシェル、『リトル・ミス・サンシャイン』から美しく成長したアビゲイル・ブレスリン、圧倒的人気を誇るシンガー、アリアナ・グランデにニック・ジョナスらが参戦。“元祖スクリーム・クイーン”として知られるベテラン、ジェイミー・リー・カーティスも出演する。全米放送時には、おしゃれなセレブファッションに身を包むキャストたちの真似をする人が続出。スタイルを真似たファンたちが思い思いにアップしたSNS投稿がトレンドにも上がるほど。シーズン2にはテイラー・スウィフトのゲスト出演も決定、そのほか男性ポップスターの出演もうわさされているという。まだ、FOXチャンネルなど、どのチャンネルでも放送されていない日本初上陸の本作を、まずはこちらから確かめてみて。「スクリーム・クイーンズ」は2017年3月3日(金)よりレンタル&セルリリース、2月3日(金)よりデジタル先行配信開始。セルDVD:10,400円+税発売元20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン(text:cinemacafe.net)
2016年12月20日大人気海外ドラマ「glee/グリー」や「アメリカン・ホラー・ストーリー」を手がけるライアン・マーフィーのもと、エマ・ロバーツ、リア・ミシェル、アリアナ・グランデら若手スターたちが勢ぞろいしたTVシリーズ「スクリーム・クイーンズ」がついに日本上陸。その予告編がシネマカフェに到着した。本作は、大学の女子学生クラブ(ソロリティ)を舞台にしたホラー・ブラック・コメディ。シャネル・オバーリンが支配する“カッパハウス”は、新入生なら誰もが憧れる超エリートだけが入れる社交クラブ。しかし、ここで連続殺人事件が巻き起こり…!?主人公のシャネルを演じるのは、ライアン製作の「アメリカン・ホラー・ストーリー」に出演し、主演映画『NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム』の日本公開も控えるエマ・ロバーツ。さらに「glee/グリー」でお馴染みのリア・ミシェル、『リトル・ミス・サンシャイン』から美しく成長したアビゲイル・ブレスリン、圧倒的人気を誇るシンガー、アリアナ・グランデにニック・ジョナスらが参戦。“元祖スクリーム・クイーン”として知られるベテラン、ジェイミー・リー・カーティスも出演する。全米放送時には、おしゃれなセレブファッションに身を包むキャストたちの真似をする人が続出。スタイルを真似たファンたちが思い思いにアップしたSNS投稿がトレンドにも上がるほど。シーズン2にはテイラー・スウィフトのゲスト出演も決定、そのほか男性ポップスターの出演もうわさされているという。まだ、FOXチャンネルなど、どのチャンネルでも放送されていない日本初上陸の本作を、まずはこちらから確かめてみて。「スクリーム・クイーンズ」は2017年3月3日(金)よりレンタル&セルリリース、2月3日(金)よりデジタル先行配信開始。セルDVD:10,400円+税発売元20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン(text:cinemacafe.net)
2016年12月19日ソニー・ピクチャーズが『ムーラン』の実写映画化するようだ。病を患う父親の代わりに軍隊を率いる中国人の少女ファ・ムーランを描くこの作品に向けて、同スタジオは『ゲーム・オブ・スローンズ』『Homeland』『シェイムレス 俺たちに恥はない』など人気ドラマのエピソードで監督を務めたことがあるアレックス・グレイヴスを監督に抜てきした。ヒロインのムーラン役を演じる中国人女優はまだ決定していないが、ジェイソン・ケラーがすでに脚本を執筆中で、資金出資にも参加する2.0エンターテイメント社のダグ・ベルグラッドがプロデューサーに就任している。一方で、ディズニーも『ムーラン』の実写化を進めていることが先日明らかになっていた。ディズニーはミン・ナが主役ムーラン、エディ・マーフィーが赤竜のムーシューの声を務めた1998年のアニメ版を原作とした実写版を製作中で、2018年11月2日の公開に向けて急ピッチで進めているものの、ソニー作品同様、主役の中国人女優を探しているところだ。(C)BANG Media International
2016年10月19日現地時間の9月18日に開催された、テレビ界最大の祭典とも言えるエミー賞授賞式。前回に続き、授賞式の素敵モーメントをふり返りつつ、オススメドラマを紹介していきます。授賞式中、最も存在感を放っていた作品の1つが、リミテッドシリーズ部門作品賞に輝いた「アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件」。このドラマはタイトル通り、1994年のO・J・シンプソン事件を題材にしたもの。アメフトの元スター選手O・J・シンプソンが元妻とその友人を殺害した罪に問われ、全米が注目する“世紀の裁判”が展開していきます。「アメリカン・クライム・ストーリー」自体はシーズンごとに異なる事件を取り上げるアンソロジーとなっており、その第1弾にあたるのが「O・J・シンプソン事件」。製作総指揮は「glee/グリー」のライアン・マーフィーです。作品賞以外にも、裁判で思わぬ苦戦を強いられる検察官マーシャ・クラーク役のサラ・ポールソンが主演女優賞、弁護団の代表となる敏腕弁護士ジョニー・コクラン役のコートニー・B・ヴァンスが主演男優賞、マーシャと共に裁判を担当する検察官クリス・ダーデン役のスターリング・K・ブラウンが助演男優賞を受賞。業界内の人気も非常に高いようで、三者の受賞ではそれぞれスタンディング・オベーションが起きました。そんな中、「アーミー・ワイフ」などでも知られるスターリング・K・ブラウンは受賞スピーチで、ジェイ・Zが妻ビヨンセのことを歌った「Public Service Announcement」の歌詞を引用しながら愛妻に感謝。それに続けと言わんばかりにコートニー・B・ヴァンスも同歌詞をもじって妻アンジェラ・バセットに感謝。さらには、「SHERLOCK/シャーロック忌まわしき花嫁」でテレビムービー部門作品賞を受賞したスティーヴン・モファットや「Last Week Tonight with John Oliver」でバラエティトーク部門を制したジョン・オリバーも同歌詞を引き合いに出したり、引用してみようとしたりする…という楽しい現象が起きました。受賞スピーチにおけるちょっとしたブームを作ってしまったことからも、「アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件」の勢いが感じられます。そして、最後にやはりドラマシリーズ部門作品賞の瞬間を上げないわけにはいきません。「ゲーム・オブ・スローンズ」の2年連続受賞は、授賞式の最後を飾るのに相応しい結果でした。新たなシーズンを迎えるたびに“シリーズ史上最高のシーズン”を生み出している「ゲーム・オブ・スローンズ」ですから、昨年の受賞に続き今年も受賞するのは必然。…と言いたいところですが、不遇の時期が長かったため油断はできませんでしたよね。ただし、過去の「マッドメン」や「モダン・ファミリー」のように、一度受賞できたらその後延々と受賞できてしまうのもエミー賞の傾向の1つ。「ゲーム・オブ・スローンズ」も残すところあと2シーズン、最終章までの連続受賞もあり得る?かもしれません。また、監督賞と脚本賞にも輝いた「ゲーム・オブ・スローンズ」ですが、どちらも対象になったエピソードは第9話「Battle of the Bastards」。ウェスタロス大陸北部奪還の重要な戦いが繰り広げられる第9話は、アクション史劇の映画1本をまるまる観ているかのような迫力!受賞も納得の傑作エピソードとして、ドラマ史に残っていくと思います。(text:Hikaru Watanabe)
2016年10月15日クリストファー・ノーラン監督の最新作、映画『ダンケルク』が2017年9月9日(土)に公開される。ダンケルク とは映画のタイトルにもなっているダンケルクとは、ドイツ軍に侵攻されたフランス北部の都市のこと。1940年、イギリス軍とフランス軍の兵士、約40万人は危機的状況にあった。背後はドイツ陸軍、前方の海からはUボート、空にも戦闘機。80万人という圧倒的な数のドイツ敵軍が完全に包囲し、”全滅”が迫る望みの無い状態だった。こんな絶対絶命の状況下、イギリスからはあらゆる手段を動員して兵士を救おうとする“史上最大の作戦”が動き出す。軍の船のみならず、漁船やヨットなどを含む民間船までもが動き出す。700隻の船乗りたちがそれぞれの想いのもとダンケルクへ向かった。映画『ダンケルク』では、兵士たちをこの都市から救出した実話である「ダンケルクの戦い」の模様が描かれる。相手を打ち負かす「戦い」ではなく、生き残りをかけた「撤退」の物語となっている。映画『ダンケルク』のポイント絶体絶命の窮地の中いかに撤退するか?走るか、潜むか。前か、後ろか。秒単位で状況が変わる緊張感、そして神経を研ぎ澄まされる状況の中、若き兵士トミー(フィオン・ホワイトヘッド)は、生き抜くことが出来るのか?監督はクリストファー・ノーラン監督は『ダークナイト』3部作や『インセプション』、『インターステラー』などで、斬新なアイデアと他の追随を許さないビジュアルセンス、そして徹底したリアリティへのこだわりを見せてきたクリストファー・ノーラン。今回の撮影は、IMAX65ミリとラージ・フォーマット65ミリ・フィルムと呼ばれる手法を組み合わせて、陸海空3つの視点で五感をゆさぶる“究極の映像体験"ができるそう。「ダンケルクの戦いはイギリス国民のDNAに埋め込まれている」と話すノーラン監督。イギリスでは“ダンケルク・スピリッツ"という、国民が一丸となるといった言葉があるそうだ。『ダンケルク』は、彼にとって初の実話映画となる。今までとは異なる形で多くの観客を感動に誘うことになるだろう。公開に先駆け、ノーラン監督から特別メッセージが到着した。「『ダンケルク』は従来の戦争映画とは異なるもの。海辺での兵士たちの戦いそのものよりも、戦争という絶体絶命の状況と混乱のなか、追いつめられ、葛藤し、生き抜いていこうとする物語を伝える」と作品についての思いを話す。初めて実話が描くことに関しては「時代を超えた普遍的なテーマであり、日本の映画ファンにも共感していただけるのではないか」と、その胸のうちを語った。ノーラン最高傑作との呼び声も…『ダンケルク』の評価は一般及び批評家ともに高い。試写を見た人がブログで絶賛していたり、批評家サイト"Rotten Tomatoes"では『ダークナイト』と同じ数字94%を叩き出している。アカデミー賞有力作品として報じるメディアも出始めている。新人フィオン・ホワイトヘッドを大抜擢、ワン・ダイレクションのハリーも出演トミー:見る者の案内人とも呼べる兵士で彼の視点を中心に描かれる。新人フィオン・ホワイトヘッドが大抜擢された。ファリア:英国の秘密兵器スピットファイアを駆るパイロット。演じるのは『マッドマックス 怒りのデス・ロード』、『レヴェナント 蘇りし者』などで迫真の演技を魅せたトム・ハーディ。ボルトン中佐:ダンケルクの埠頭で若き兵士40万の状況に危機感を募らせる軍人。演じるのはケネス・ブラナー。『シンデレラ』『オリエント急行殺人事件』など監督、俳優ともに目覚ましい活躍ぶり。ドーソン:自分には果たすべき使命があると、武器を持たずにドーバー海峡を渡りダンケルクへと船で向かう。演じるのはマーク・ライランス。そのほか、実力派俳優キリアン・マーフィーや、自らオーディションに参加し、映画初出演となるワン・ダイレクションのハリー・スタイルズにも注目したい。陸・海・空それぞれにフォーカスした特別映像また、ノーラン監督のコメントにあわせて、陸・海・空それぞれのシーンにフォーカスした特別映像が公開。絶体絶命の地ダンケルクで、生き抜くことを決意したそれぞれ3人の登場人物の姿をとらえたものだ。陸では、敵軍に包囲され見えない敵に追いつめられる兵士たち。フィオン・ワイトヘッドが演じるトミーが、民家の壁をよじ登って身を隠す。しかし敵の弾丸が容赦なく襲いかかり、ライフルに銃弾を装着しようとするのだが、その先に待っているのは…。空では、ダンケルクに向かう二機のスピットファイアに焦点を当てた。「敵が後ろに」と交信するパイロットにはトム・ハーディ。刹那、敵機からの襲撃によって火花が散る。「墜落する」と言葉を残して一機の戦闘機が海面に吸い込まれていく…。海では、帰国線に乗り込んだ若き兵士たちがつかの間の休息にホッとした矢先、船腹が敵の襲撃に晒される。海に投げ出された兵士を演じてるのは、俳優デビューを果たしたハリー・スタイルズだ。映画『ダンケルク』あらすじ1939年に開始された第二次世界大戦で、ドイツ軍はポーランドへ侵攻・勝利し、5月にはその勢力を北フランスにまで広げていた。敵対する英仏連合軍に対し、ドイツ軍は戦車・航空機など新兵器を駆使した電撃戦を展開、その火力・機動力を集中して運用する新スタイルの戦法で連合軍を圧倒、彼らをダンケルクに追い詰めた。危機感を募らせたイギリス首相ウィンストン・チャーチルはダンケルクに取り残された兵士40万の救出を命じ、1940年5月26日、英国内から軍艦だけでなく民間の漁船やヨットを含む、あらゆる船舶を総動員するダイナモ作戦を発動。奇跡の展開を迎えることになる、不可能と思われた作戦の行く末とは。これは人的資源の保全と、未来を担う数多くの若者を帰還させた意味で、世界の歴史を変えた作戦と言われている。作品詳細『ダンケルク』公開日:2017年9月9日(土)監督・脚本・制作:クリストファー・ノーラン出演:トム・ハーディ、マーク・ライアンス、ケネス・ブラナー、キリアン・マーフィー、ハリー・スタイルズ原題:『Dunkirk』©2017 Warner Bros. All Rights Reserved.
2016年08月27日『ダークナイト』3部作、『インセプション』、『インターステラー』と、新作のたびに世界中を圧倒し続けてきたクリストファー・ノーラン監督の最新作となる『ダンケルク』(原題/Dunkirk)の日本公開が、2017年に決定。早くも特報映像が解禁となった。本作は、第二次世界大戦中の1940年5月26日から9日間、860隻の船舶で、イギリス軍、フランス軍の兵士約30万人以上もの命を救った、史上最大の救出「ダンケルク作戦」を描くスペクタクル・サスペンス大作。舞台となったフランスのダンケルクを皮切りに、オランダ、イギリス、そしてアメリカで目下撮影中で、ノーラン監督は初めて実話の映画化に挑んでいる。出演するのは、『マットマックス 怒りのデス・ロード』『レヴェナント:蘇えりし者』で圧倒的な存在感と迫真の演技を体現したトム・ハーディ、『ブリッジ・オブ・スパイ』でアカデミー賞助演男優賞に輝き、『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』にも出演するマーク・ライアンス。舞台や映画で活躍し、『シンデレラ』や『マイティ・ソー』の監督としても評価の高い名優ケネス・ブラナー、『ダークナイト』シリーズをはじめ、ノーラン作品常連のキリアン・マーフィーら、錚々たるキャストたち。さらに、「ワン・ダイレクション」として活躍していたハリー・スタイルズが自らオーディションに参加し、映画初出演を果たしていることも大きな注目を集めている。併せて解禁となった映像では、数多くの若き兵士たちが登場するが、ハリーの姿は果たして…。また、マークが「これまでになかった展開の素晴らしい映画になる。いきなり観客を戦争のド真ん中へ連れて行く」と「Empire」誌にコメントし、世界中で大きく報じられたように、観る者を一気に引き込むノーラン監督の映像力は顕在だ。クリエイティブ・チームには、『インターステラー』の撮影のホイテ・ヴァン・ホイテマ、美術のネイサン・クローリー、編集のリー・スミスが引き続き参加。衣装のジェフリー・ガーランドは『インセプション』以来のタッグ、そして『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のアンドリュー・ジャクソンが視覚効果監修を担当するなど、精鋭たちが顔を揃えている。本作はまず、2017年7月19日より舞台となったフランスとベルギーを皮切りに、7月21日に全米&全英で公開される予定。『ダンケルク』(原題)は2017年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月24日クリストファー・ノーラン監督が初めて実話の映画化に挑む最新作『ダンケルク(原題)』が、2017年に日本公開されることが決定し、日本版特報映像と海外版ティザーポスターが24日、公開された。本作は、第二次世界大戦中の1940年5月26日から9日間、860隻の船舶でイギリス軍、フランス軍の兵士約30万人以上もの命を救った、史上最大の救出作戦「ダンケルク作戦」を描くスペクタクル・サスペンス大作。撮影は今年5月23日から開始し、舞台となったフランスのダンケルクを皮切りに、オランダ、イギリス、そしてアメリカで行われた。キャストには、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』、『レヴェナント:蘇えりし者』で圧倒的な存在感と迫真の演技力を披露したトム・ハーディ、『ブリッジ・オブ・スパイ』でオスカー助演男優賞に輝いたマーク・ライランス、監督としても評価の高い名優ケネス・ブラナー、ノーラン作品常連の個性派キリアン・マーフィーらが出演。また、ワン・ダイレクションとして活躍していたハリー・スタイルズが、自らオーディションを受けて映画初出演を果たす。クリエイティブ・チームも精鋭たちが集結。撮影のホイテ・ヴァン・ホイテマ、美術のネイサン・クローリー、編集のリー・スミスは『インターステラー』に続いての参加となり、衣装のジェフリー・ガーランドは『インセプション』以来のタッグ、そして、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のアンドリュー・ジャクソンが視覚効果監修を担当している。『ダンケルク(原題)』は、2017年7月19日に本作の舞台となったフランスとベルギー、7月21日に全米&全英で公開。日本公開は2017年を予定している。
2016年08月24日ハリウッドの大御所エディ・マーフィが数年ぶりにスクリーンに戻ってくるということで、「The Hollywood Reporter」のポッドキャストに出演、さまざまな質問に答えた。中でも注目を集めたのは、2014年8月11日に亡くなったロビン・ウィリアムズについてのコメントだ。死後、長年に渡ってうつ病、コカインとアルコール依存症と闘っていたことが明らかになった彼とエディは、若かりし頃「サタデー・ナイト・ライブ(以下SNL)」で共演していた過去がある。ある日の夜、「SNL」の共演者ロビン、ジョン・ベルーシ、ダン・エイクロイドとつるんでいたエディは、ロビンとジョンから「コカインを一緒にやろう」と誘われたという。エディが断ると、ジョンに「堅物だなぁ」と言われたそうだが、それから数年後にジョンが薬物の過剰摂取で、数十年後にロビンが自殺、と薬物の影響でこの世を去ることになったのだ。「あのときもし、一緒にコカインをやっていたら…って想像することがあるよ。“エディ・マーフィ・ストーリー”は全く違うものになっていただろうなって」。自身の“選択”がその後の人生を左右することを改めて実感したようだ。「こんなことが結構よくあるんだよ。後から振り返ってみて『ワオッ』と思うようなことが」。誘惑の多いハリウッドで酒も飲まない、ハイになることもないという信念を貫いた結果、今年55歳で9人目の子どもを授かるという“健康的”な人生を送るエディだった。(Hiromi Kaku)
2016年08月23日みなさんは10代で妊娠し、子どもを育てていくことを想像できますか?厚生労働省の発表によれば、2015年の日本の出生数は100万5,656人で、そのうち母親の年齢が19歳以下の出生数は11,927人でした。また第一子出生時の母親の平均年齢は、30.7歳となっています。一方、世界に目を向けてみると、10代の妊娠率が高い国のひとつにイギリスがあります。しかし、そんなイギリスの10代の妊娠率は過去20年間で半分になり、1960年代後半に記録管理がはじまって以来の最低水準になったというのです。これはなぜなのでしょうか?イギリスで10代の妊娠率が半減した理由についてご紹介しましょう。■政策のおかげで20歳以下の出産率が減少1998年、イギリスは西ヨーロッパで10代の妊娠率がいちばん高い国でした。しかし2016年7月、イギリスの国家統計局は、15歳~19歳の女性の受胎率の低下を明らかにしたデータをリリースしました。それによると、1,000人当たり、14.5人がティーンによる出産となっています。ベッドフォードシャー大学で10代の妊娠研究センター所長を務めるアリソン・ハドリーさんは「これは1999年に労働党政権が立ち上げた、長期的かつ大掛かりな戦略の結果です」と語っています。この戦略とは、10代の妊娠を減らす目的の活動で、そのために18歳以下の受胎率50%減少を達成するため10年という期間が与えられました。政府の政策であるため困難で遅い進歩だったにもかかわらず、取り組みは完全に10年間維持され、政策への熱意も落ちることがなかったそうです。そして現在では、40歳以上の女性の出産率が上がり、20歳以下の出産率よりも高くなっています。■10代の妊娠は本人だけの問題だけでないまたアリソンさんは、「私たちは10代の妊娠が、みんなの問題であると理解しました。保健から教育、ソーシャルケアやユースサービスまでです。ローカル地域においては、それぞれが目標を定めて合意し、もし進展が遅ければ直接担当官から連絡を受け、進展が停滞しないようにしたのです」とも語っています。そして、質の高い関係と性の教育が導入されたといいます。公共医療サービスの中立的な態度のスタッフが、若者に準備ができるまでセックスを待つことや、効果的な避妊法を教えたのです。ただし、いまでもイギリスは、西ヨーロッパのなかでは10代の妊娠率が高い国です。地域によっては、減少も30%~70%まで幅があります。いったいなぜなのでしょうか。セクシャルヘルス慈善団体「ブルック」の指導者リサ・フォンタネルさんは、以下のように語ります。「私は全国各地で若者の指導をし、受胎率の相違が貧困や不平等と関係ないことを見てきました」「その最大の理由は、教育の欠如や恥です。若者に性教育や関係教育を行えば、それに夢中になってしまうと思っているのです」と、大人が間違った意識を持っていることを明かしています。また「地域による妊娠率の差に違いが出る2つの理由は、学校において性と関係教育の教育があるか、そして両親の関与だと思われます。学校の関与は不可欠ですが、学校だけですべて行うことはできません。妊娠率の減少には親の関与が必要なのです」と主張します。実際にフォンタネルさんがイギリスの南東部にあるケントで若者に調査を実施したところ、若い男女はセックスを断る権利を知らない、コンドームの使用を気まずいと思うと回答したそうです。■性教育の徹底や避妊法の普及が大きく影響コーンウォール州議会は、1998年から18歳以下の妊娠率が半減するように支援を続けています。そのプログラムのなかで、慈善団体「ブルック」が関係教育や性教育を中等学校で行い、必要性に応じたサポートを提案しました。同時に他の団体も、6週間の集中的なプログラムを提供しました。これらの団体は政府レベルで支援を得ていたため、現状に異議を唱えることや、若者とつながる人向けにトレーニングやプログラムを紹介できたそうです。また10代の妊娠についての本を執筆する作家のケイ・ウェリングさんは、10代の妊娠率の低下には、より広い理由があると考えています。「この戦略が10代の妊娠率を大きく変えたことは事実ですが、より減少した根本的傾向は、教育の徹底と、その後の教育の完成、信頼できる避妊方法が手に入るようになった影響が大きいのです」とのこと。そしてウェリングさんは、これから先も10代の妊娠率が下がると確信しているといいます。ただし10代の妊娠を減らすためには、まだ課題があると、イギリス妊娠相談サービスのクレア・マーフィーさんは語ります。たとえば避妊に失敗したときなどに服用することで妊娠を防止する方法に、緊急避妊薬があります。しかし病院に行けない場合などは、薬局で緊急避妊薬を購入することになり、有料で4,000円~6,000円ほどかかるそうです。そのためマフィーさんは、無料の緊急避妊薬を薬局から手に入るようにするべきだと主張しているのです。*若くして妊娠し、幸せな家庭を築いている人ももちろんいるでしょう。しかし軽い気持ちで性行為を行い、望まない妊娠をして、中絶という選択をケースが少なくないのも事実です。そうなれば肉体的、精神的にも女性には大きな負担となります。自分には関係がないとは思わず、避妊や性に関する正しい知識を身につけたいですね。(文/椎名恵麻) 【参考】※How the UK halved its teenage pregnancy rate-The Guardian※平成 27 年 人口動態統計月報年計(概数)の概況-厚生労働省
2016年07月24日