10月25日のオープニングイベントで始まった、第29回東京国際映画祭。初日のレッドカーペットをTVなどでみたという方も多いのでは?「映画祭なんて、どうせ映画業界人や映画ファンだけのイベントでしょ?」と思っている方々、たしかに激戦を勝ち抜いた国内外のアップカミングな作品を観ることができるこれ以上ないイベントではありますが、特にセレモニー関連は《ファッション》としても楽しめるイベントなのです。ミニマムにまとめた眉上バングヘア×真っ赤な振袖第29回東京国際映画祭のフェスティバルミューズを務めている黒木華(くろき はる)さんは、鶴をあしらえた艶やかな振袖。お色も赤い着物に金色の帯でお祝いムード満点です。ミニマムにまとめたヘアメイクが、より鮮やかさを引き立てています。椎名保ディレクタージェネラル、岩井俊二映画監督、そして安倍晋三内閣総理大臣らとともにレッドカーペットを闊歩。 ブラックのロングドレスでIラインを強調行定勲監督をはじめとし、熊本県出身者で制作したことでも話題の映画『うつくしいひと』からはヒロインの橋本愛さん。引きずるほどのフルレングスドレスと厚底シューズはマークジェイコブス、トレードマークでもある黒髪ボブで最大限にIラインを強調させています。ヴァーガンディー色のリップが、彼女のミステリアスな雰囲気にマッチ!ベストドレッサーは彼女で決まり!橋本愛さん(@ai__hashimoto)が投稿した写真 - 2016 10月 25 5:22午前 PDT ブルーグリーンのドレスは、水色ネイルでアクセント女優の安藤サクラさんは、胸元の開いたレーシーなステラマッカートニーのドレスでインタビュー対応していました。映画『島々清しゃ』の舞台にもなっている沖縄県・慶良間諸島の海の色そのままのブルーネイルが絶妙なアクセントに。ROBEさん(@robetokyo)が投稿した写真 - 2016 10月 25 8:32午前 PDT オールブラックはフィンガーウェーブでさらなる優美さを演出 「東京国際映画祭に育てていただいたといっても過言ではない」と述べたのは、アジアで評価の高い杉野希妃監督。各ゲストが海外メゾンブランドを着こなすなか、TADASHISHOJIの優美なドレスで会場を魅了していました。フィンガーウェーブで決めた黒髪も相まって、まるで中国の夜会のような雰囲気がたまりません。 鶴はジャポニズム意識?大柄ドレスはメガネで〆るハリウッドから緊急来日したのは、大女優メリル・ストリープ。W主演をつとめたヒュー・ジャックマンの来日は叶わなかったけれども、1人でカーペットを歩く様子はさすがのオーラを放っていました。鶴をあしらった和風なドレスは、ヴァレンティノからチョイス。野暮ったい印象になりがちな大柄ドレスは、素直にメガネを合わせたキリッと仕上げています。抜け感のあるコーディネートからは、大人の余裕を感じさせます。これぞ大女優の貫禄!ヘアメイク・ドレス・靴・所作のどれをとっても、レッドカーペットは彼女たちをこれ以上なく魅力的に見せる技がたくさん詰められています。寒くなってファッションが面白くなる季節だからこそ、着こなしのインスピレーションをレッドカーペットから得るというのも楽しいはず!東京国際映画祭は11月3日まで東京・六本木ヒルズほか会場にて開催中。会期中は、ROBEのSNS(Twitter / Instagram)でアップする情報をぜひフォローしてみて。各SNSにて @robetokyo で検索!◆ ROBE的おすすめ映画をチェックする Text. Midori Tokioka
2016年11月01日『ファインディング・ニモ』の奇跡の冒険から1年後の世界を描いたディズニー/ピクサー最新作『ファインディング・ドリー』が、早くも11月15日(火)より先行デジタル配信、続く11月22日(火)にはMovieNEXが発売される。この待望の続編でもドリーのボイス・キャストを務めた、全米で大人気の女優・コメディアンで司会者のエレン・デジェネレスが明かす“ドリー愛”が到着した。ポジティブだけど、何でもすぐに忘れてしまうドリーが、ただ1つ忘れなかった家族の記憶――自分はどこからやってきて、パパとママはいまどこに…?その謎を解く鍵は、10,000km離れた人間の世界にあった。ドリーやニモ親子、ウミガメのクラッシュやエイ先生といったキャラクターはもちろん、タコのハンク、ジンベエザメのデスティニー、シロイルカのベイリーなど、ユニークな新しい仲間も加わり、前作以上に壮大で、ドラマチックな大冒険を描き出す。本作で、前作『ファインディング・ニモ』に引き続き、主人公ドリーの英語版ボイス・キャストを務めたエレン・デジェネレス。コメディアン、女優、ベストセラー作家などさまざまな顔を持ち、レディー・ガガやジャスティン・ビーバーなどの大物セレブが続々と登場する人気トーク番組「エレンの部屋」の司会者としても知られる。彼女が司会を務めた第86回アカデミー賞授賞式では、授賞式の真っ最中にTwitterに投稿した、メリル・ストリープ、ジュリア・ロバーツ、ジェニファー・ローレンス、ブラッドリー・クーパーらと撮った自撮り画像がリツイート回数の新記録を樹立。会場に宅配ピザを呼んだことも話題となった。そんな全米で大人気の彼女が明かす、ドリーが世界中で愛されるワケとは?「ドリーが世界中で愛されるのは、相手に対する批判や意地悪な心がまったくないから。彼女はとても楽観的ですし、親切で無邪気です。そして、何事も決してあきらめません。もちろん自分を憐れむこともありません」とエレン。久しぶりにドリーの声を演じて、「本当に楽しかったです!」とふり返る。「ドリーはとてもかわいらしく無邪気で、子どものように純真なんです。また彼女を演じて、とても興奮しました。今作は、前作よりもドリーの感情を描いているので、本当のドリーが分かる感動的なストーリーです」。たくさん登場する魅力あるキャラクターのうち、実際に会ってみたいのは、「ハンクですね! 文句ばかり言ってるけど、愉快なキャラクターだと思います。私自身、彼とうまくやっていく自信があります!」というエレン。また、ドリーに聞いてみたいことを聞かれると、「あら、考えたこともなかったですけど、『あなたの声を演じたんだけど、どう思う?』ですかね!」と笑わせる。そして、MovieNEXを楽しみにしているファンに、「今作は、素晴らしいメッセージがつまった、楽しくて、独創的で、かわいらしくて、心温まる感動の物語です!それにピクサー作品ではおなじみの、隠れキャラクターがあちこちにあるので、そちらもぜひ楽しんでください!」とメッセージを贈ってくれた。『ファインディング・ドリー』は11月15日(火)より先行デジタル配信開始、11月22日(火)よりMovieNEX発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファインディング・ドリー(原題)
2016年10月30日第29回東京国際映画祭が、2016年10月25日(火)から11月3日(木・祝)の10日間、六本木ヒルズで開催されています。映画祭の開催にあたり、超人気ハリウッド女優メリル・ストリープが来日し、記者会見を行いました。この記事では、会見でのメリル・ストリープの様子と、主演した映画「マダム・フローレンス!夢見るふたり」の見どころをご紹介します。東京国際映画祭ってなに?東京国際映画祭は、日本で唯一の国際映画製作者連盟公認の国際映画祭です。1985年に日本ではじめて大規模な映画の祭典として誕生し、今年で29回目の開催を迎えました。アジア映画最大の拠点である東京に、世界中から優れた映画が集まり、国内外の映画人、映画ファンが新たな才能と感動に出会い、交流する場となっています。また、国際的な審査委員によってグランプリが選出される「コンペティション」には昨年、86の国と地域から1,409本もの応募があり、年々注目度が高まっています。メリル・ストリープが記者会見に登場!今回の映画祭のオープニング作品に選ばれたのが、「マダム・フローレンス!夢見るふたり」。ニューヨーク伝説の歌姫をメリル・ストリープが、そして彼女をささえる夫役をヒュー・グラントが演じています。これを記念して、10月24日(月)に、六本木ヒルズでメリル・ストリープの来日記者会見が行われました。大勢のメディア関係者が集まり、取材会場には長蛇の列が!2006年の「プラダを着た悪魔」で敏腕編集長を演じたメリルをみて以来、大ファンの編集部員。登場を今か今かと待っていると…キター!舞台袖から現れたメリルのオーラがまぶしい!67歳と思えない肌のツヤもまぶしい!さっそうと登場したメリル、まずは一言ごあいさつ。…とここでハプニング。マイクがオフになっていて、仕切り直しに。そんなトラブルにも「うふふ、OK」と笑顔で対応しておられました…素敵すぎる。冒頭のあいさつでは、映画祭のオープニング作品に選ばれたことを誇りに思っている事を話し、「今日は監督、ヒュー・グラントなど出演者みんなで来たかったけど、たまたま私だけヒマだったので来ました」というジョークも。会場がいっきに和やかな雰囲気になりました。あいさつに続き、記者からの質問タイムへ。食へのこだわりを聞かれると、日本の寿司が大好物であること、前日に京都でみた豆腐の種類の多さにはかなり興味をひかれたと答え、「ファンタスティック」と表現しておられました。さらに自身が演じたフローレンスについて、料理を一切せずいつもデリバリーか外食だったことを明かしました。家にはキッチンがなかったとの話も。しかもデリバリーでオーダーするのはいつもサンドイッチとポテトサラダだったそうです。作品中、フローレンスが何を食べているのか、チェックしてみるとおもしろそうですね!続いて大統領選に関して何か思うことは?との問いには、「アメリカ国民みんな思っていることだけど…早く済んでほしいと思ってる」と本音をぽろり。会場が笑いにつつまれました。メリルのなごやかなお答えに、終始なごやかムードにつつまれた記者会見でした。「プラダを着た悪魔」の鬼編集長のイメージが強かったのですが、とってもソフトでユーモラスな素顔のメリル。今回の映画でみせる天真爛漫な姿のほうが、素顔に近いのかもしれませんね。「マダム・フローレンス!夢見るふたり」の見どころ絶世のオンチなのに、カーネギーホールを超満員にした伝説の歌姫がいた― 1944年のニューヨークで、「奇跡」のリサイタルが開かれた。出演者の名は、フローレンス・フォスター・ジェンキンス。たぐいまれな「オンチ」の彼女が、なぜカーネギーホールでの公演を実現できたのか。フローレンスの夢を追い続ける姿と、それを支える夫を描いた感動の実話を、豪華キャストが演じます。そんなストーリーのみどころはこちら!●歌ウマ女優メリルが鍛えた「オンチ」な歌声超オンチの歌姫を演じるため、2ヶ月間、オペラのコーチをつけてまずは正しく歌えるようにレッスンしたというメリル。その後、さいごの2週間で音を崩していくトレーニングをしたそう。「下手に歌うというのは、想像したよりもずっと大変だった」とのコメントを残しています。そして「本物のフローレンスなならどう歌ったかは考えず、自分の中のフローレンスならどうアプローチするかと考えた」とのこと。下手だけど、音楽にたいする愛情と強い思いを感じられる歌声になったといいます。実際は歌ウマ女優として知られるメリルが鍛えた歌声に注目です。●ピンクにフリル!超個性的なコスチューム少女の心を持ちつづけたというフローレンスは、普段からやや子どもっぽい要素のある服を好んだそう。30年代初期をイメージして作り上げたという彼女のファッションは、いまの時代からみても魅力的で乙女心をくすぐられるような可憐なものばかり。また、舞台に立つ時には、NYトップのセレブリティならではのゴージャスな装飾品やヘアスタイルに身をつつんで登場します。強烈なインパクトをもつ彼女のファッションから目が離せません!■作品情報タイトル「マダム・フローレンス!夢見るふたり」公開日2016年12月1日(木)出演者メリル・ストリープ、ヒュー・グラント、サイモン・ヘルバーグほか監督スティーブン・フリアーズ公式サイト配給会社GAGA原題FLORENCE FOSTER JENKINSコピーライト (C)2016 Pathé Productions Limited.■イベント詳細名称第29回東京国際映画祭主催公益財団法人ユニジャパン開催期間2016年10月25日(火)から11月3日(木・祝)開催場所六本木ヒルズ、EXシアター六本木ほか都内の各劇場および施設・ホール公式HP
2016年10月27日第29回東京国際映画祭(TIFF)が25日に開幕。東京・六本木ヒルズアリーナでオープニングレッドカーペットが行われ、蒼井優、佐々木希、高畑充希、黒木華ら女優陣が美の競演を果たした。トップバッターを飾ったフェスティバル・ミューズを務める黒木華は、鶴があしらわれた着物姿を披露。最後にゲストとして登場した安倍晋三内閣総理大臣と共にカーペットを歩く重要な役割も果たした。『乱鶯』に出演する稲森いずみも着物姿を披露。白を基調としたデザインで大人の色気を漂わせた。『アズミ・ハルコは行方不明』に出演する蒼井優と高畑充希は、それぞれ上品なワンピースを着こなし、2人並んで存在感を発揮。『いきなり先生になったボクが先生に恋をした』に出演する佐々木希は、肌を露出した黒いシースルーのベアトップドレス、『うつくしいひと』で主演を務める橋本愛は、黒い花柄のロングドレスで魅了した。また、『種まく旅人~夢のつぎ木~』主演の高梨臨は、おなかと背中が開いた個性的なドレス、『島々清しゃ』に出演する安藤サクラは、胸元がセクシーなロングドレスで登場。『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』で主演を務めるメリル・ストリープや、『マイ・ベスト・フレンド』出演の平原綾香、『星くず兄弟の新たな伝説』出演の谷村奈南らもカーペットに華を添えた。東京国際映画祭は、日本で唯一の国際映画製作者連盟公認の国際映画祭。29回目となる今年は、10月25日~11月3日の10日間にわたって、六本木ヒルズ、EXシアター六本木ほかで開催される。上映本数は204作品で、オープニング作品はメリル・ストリープ主演の『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』、クロージング作品は松山ケンイチ主演の『聖の青春』。出演者による舞台あいさつなどイベントも連日行われる。撮影:蔦野裕
2016年10月26日俳優の斎藤工が25日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた第29回東京国際映画祭(TIFF)のオープニングレッドカーペットに登場。ゆるキャラを優しくエスコートする紳士的な姿を見せた。「特別招待作品」として上映される『種まく旅人~夢のつぎ木~』に出演する斎藤は、主演の高梨臨、佐々部清監督、そして、ロケ地となった岡山県赤磐市のマスコットキャラクターであり、劇中で高梨がその中に入っていた"あかいわモモちゃん"と共に登場。ステージに上がる際には、あかいわモモちゃんの手を引いてサポートし、降壇時にも様子を伺う優しさを見せた。また、「タクミく~ん!」という声に手を上げて応え、ファンを喜ばせた。『種まく旅人~夢のつぎ木~』は、全国屈指の桃の名産地で市役所勤めをしながら実家の畑で桃を育てている片岡彩音(高梨)を主人公とする物語。ある日、東京からやって来た農林水産省の若き官僚・治(斎藤)と出会い、お互い見失いかけていた夢を持つ2人が少しずつ距離を縮めていく。東京国際映画祭は、日本で唯一の国際映画製作者連盟公認の国際映画祭。29回目となる今年は、10月25日~11月3日の10日間にわたって、六本木ヒルズ、EXシアター六本木ほかで開催される。上映本数は204作品で、オープニング作品はメリル・ストリープ主演の『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』、クロージング作品は松山ケンイチ主演の『聖の青春』。出演者による舞台あいさつなどイベントも連日行われる。撮影:蔦野裕
2016年10月25日第29回東京国際映画祭が10月25日(火)に開幕し、華やかなレッドカーペットに続いて、開会式が開催。来日ゲストのメリル・ストリープ、フェスティバルミューズの黒木華、安倍晋三総理大臣らが出席して、10日間におよぶ映画の祭典が幕を開けた。開会式冒頭、安倍首相、世耕弘成経済産業大臣が来賓として登壇。安倍首相は今年で29回目を迎え、アジアでも最大級の国際映画祭として成長を遂げた同映画祭を「まさに継続は力なり」と称賛。また、安倍政権が掲げる「アジア・ゲートウェイ構想」について「アジアの若者たちが日本・東京にやってきて、そこから世界に発信していく」と語り、まさしく同映画祭がその構想に沿った文化発信の場であると強調する。また、「妻からしきりに勧められた」と今年の実写映画の大ヒット作『シン・ゴジラ』についても触れ「早い段階で総理大臣と官房長官が死ぬそうで…(苦笑)」と語り笑いを誘っていた。そして、フェスティバルミューズを務める黒木さんが、着物姿で登場し、オープニング上映作『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』主演のメリル・ストリープを呼び込む。メリルは客席からの「I love you!」という声援に「私も愛してるわ!」と手を振り「アリガトウゴザイマス」と日本語で挨拶。「東京にこうしてまた戻ってこられて幸せです。東京は大好きな街であり、もっともっと探検したいと思ってます。この作品をオープニングに選んでいただいて光栄です」と日本のファンに語り掛けた。当初、共演のヒュー・グラントも一緒に来日予定だったが、急遽、撮影が入ったため、ヒューの来日はかなわず、かわりにビデオメッセージが寄せられた。このビデオでヒューは、来日できなかったことを詫びるとともに「代わりに僕の個人マネジャーをそちらに行かせます。メリルと言います」とオスカー女優を個人秘書扱い!さらに「優しくしてあげてくださいね。いじめたりしないでください。テンパっちゃいますから」と語り、これには会場は大爆笑!メリルは笑みを浮かべてこのビデオを「彼が英語圏で最もチャーミングで、最も多忙な男だという証明になるかと思います」と語った。さらに、メリルは「できることなら東京に残って、全ての作品を観たいんですが、アメリカに戻って、新しい大統領の誕生を見届けなくてはなりません」と語り、会場は温かい拍手に包まれた。フェスティバルミューズの黒木さんは、緊張した面持ちでメリルに「日本で女優をやっている黒木華と申します」と挨拶し、さらに本作で自分が歌が上手いと信じている、音痴なヒロインを演じるにあたり、メリルが一度、ちゃんとした音程で歌えるように練習した上で、音痴になっていったという役作りについて質問。メリルは「その通りです。できるだけ旨く、アリアを歌う訓練から始めて、崩していくという形で役を作りました」と説明。そして、黒木さんが2014年のベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞したことについて「おめでとうございます」と祝福した。世界的大女優の言葉に黒木さんは大感激!この日の黒木さんの着物の柄は鶴で、メリルもタンチョウヅルがデザインされたドレスを着用しており「衣装まで一緒で幸せです!」と満面の笑みを浮かべていた。第29回東京国際映画祭は11月3日(木・祝)まで開催。(text:cinemacafe.net)
2016年10月25日第29回東京国際映画祭(TIFF)が25日に開幕し、東京・六本木ヒルズアリーナで行われたオープニングレッドカーペットに安倍晋三内閣総理大臣がゲストとして登場。俳優の松山ケンイチ、アカデミー賞女優のメリル・ストリープらとステージで顔を合わせた。フェスティバル・ミューズを務める黒木華と共にカーペットを歩いた安倍首相は、「レッドカーペットを歩いているとワクワクします。いよいよ東京国際映画祭が始まるなという思いでいっぱいです」とあいさつ。クロージング作品『聖の青春』に出演する松山ケンイチと東出昌大の演技を称え、オープニング作品『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』で主演を務めるメリル・ストリープに「お越しいただきありがとうございます」と感謝の思いを伝えた。そして、「どうか皆さん映画を楽しんでいただきたい」と力強く呼びかけた。袴姿で登場した松山は「映画祭はものすごく貴重な経験で、たくさんの方のエネルギーをいただる機会。今回もエネルギーをいただきありがとうございます」と感謝。「大ファンの名女優メリル・ストリープさんと、日本を代表する"安倍マリオ"さん、間違えました…安倍首相と肩を並ばせていただいたことを光栄に思っています」と、リオ五輪閉会式で安倍首相が披露したマリオ姿に触れるギャグで笑いを誘い、「『聖の青春』はプロ棋士の物語。生きるということ、人生とは何か向き合うことができる作品になっているので、楽しみに待っていていただけたら」とアピールした。レッドカーペットには、上映作品の監督・出演者が多数登場。「コンペティション部門」に出品される『アズミ・ハルコは行方不明』の蒼井優、高畑充希、『雪女』の青木崇高、山口まゆをはじめ、『いきなり先生になったボクが先生に恋をした』のイェソン(SUPER JUNIOR)、佐々木希、『種まく旅人~夢のつぎ木~』の高梨臨、斎藤工、『うつくしいひと』の橋本愛らが開幕を彩った。東京国際映画祭は、日本で唯一の国際映画製作者連盟公認の国際映画祭。29回目となる今年は、10月25日~11月3日の10日間にわたって、六本木ヒルズ、EXシアター六本木ほかで開催される。上映本数は204作品で、出演者による舞台あいさつなどイベントも連日行われる。撮影:蔦野裕
2016年10月25日第29回東京国際映画祭が10月25日、東京・六本木ヒルズで開幕。オープニング作品『マダム・フローレンス!夢見るふたり』に主演するアカデミー賞女優のメリル・ストリープ、クロージング作品『聖の青春』で実在の天才棋士を演じる天才棋士を演じた松山ケンイチらがレッドカーペットに登場した。その他の画像第29回東京国際映画祭は10月25日から六本木ヒルズ、EXシアター六本木(港区)ほか都内の各劇場および施設・ホールで開催。近年は注目度の低下を指摘する声もあり、来年迎える第30回を前に、映画祭への関心を取り戻せるか勝負の年となる。コンペティション、特別招待作品、アジアの未来、ワールド・フォーカス、日本映画スプラッシュ、CROSSCUT ASIAなど各部門の上映に加えて、『映画監督 細田守の世界』、『Japan Now監督特集 岩井俊二』、アジア・オムニバス映画製作シリーズ第1弾:『アジア三面鏡2016:リフレクションズ』など、提携企画を合わせた国内外の約204作品が上映され、出演者やスタッフらによる舞台あいさつやティーチインイベントが連日行われる。コンペティション部門の審査委員長をジャン=ジャック・ベネックス(映画監督/脚本家/プロデューサー)が務め、平山秀幸(映画監督)、ヴァレリオ・マスタンドレア(俳優)、ニコール・ロックリン(プロデューサー)、メイベル・チャン(映画監督)という幅広いジャンルの映画人が審査にあたる。今年は、蒼井優主演の『アズミ・ハルコは行方不明』、杉野希妃監督が主演も務める『雪女』の日本映画2本がコンペティション部門に選出されている。第29回東京国際映画祭11月3日(木)までTOHOシネマズ 六本木ヒルズほかにて開催中取材・文・写真:内田 涼
2016年10月25日10月25日(火)、六本木ヒルズアリーナにて第29回東京国際映画祭が開幕され、レッドカーペットを豪華女優陣が華やかに歩いた。ドレスや着物など、それぞれのあでやかな様相も光り、お祭り気分を盛り上げた。第29回のフェスティバルミューズを務めた黒木華は、記念すべき一人目のレッドカーペットとなった。紅の着物をたおやかに着こなした黒木さんは、チャーミングな笑顔で、集まった人々の期待に応え、華やかにオープニングを飾ってくれた。反対に白色の着物を着用したのは、『乱鶯』に出演する稲森いずみ。ひときわ妖艶な魅力を放ち、となりの古田新太と仲睦まじい様子を見せていた。『島々清しゃ』に出演する安藤サクラは、胸元がざっくりと開いた深緑のロングドレス。ところどころシースルーになったあつらえで、ヘルシーな色気をふりまいた。ときおりカメラマンから飛ぶ、「セクシーに、色っぽく!」という声かけにも、「セクシーにぃ!?」などとおどけつつも、サービス精神旺盛にしなを作って見せた。『うつくしいひと』主演の橋本愛は、長身を生かした小花をあしらった黒のロングドレスを披露。華奢な体を包みこむ薄手のドレスは、橋本さんの美のオーラを一層まき散らしていた。裾の長いドレスを引きずらないようにと、橋本さんがちょこんとドレスをつかみレッドカーペットを歩く様子が、また可憐に映った。黒つながりでいえば、『いきなり先生になったボクが彼女に恋をした』に出演する佐々木希も、同じく黒のロングドレス。ただし、こちらはデコルテがしっかりと見えるような作りで、白肌がなまめかしく輝き、一粒パールもまたその美を際立てていた。一方、周囲の度肝を抜いたのが『種まく旅人~夢のつぎ木~』主演の高梨臨。清楚なイメージとは真逆をいく、へそ出しならぬ、腹&背中がぱっかりと開いたドレスで新たな魅力を打ち立てた。仲良さげに登場したのは、『アズミ・ハルコは行方不明』からW主演の蒼井優と高畑充希。蒼井さんは、ベルヴェット調の首元まで詰まったワンピースを、高畑さんはサイケデリックな柄のワンピースという個性あふれるいでたち。終始楽し気に笑顔で寄り添っていた2人は、何やらひそひそと話しながら、レッドカーペットを堪能していた。そして、ひと際大きな歓声が上がったのは、第29回オープニング作品『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』で主演を務めるメリル・ストリープの登場の瞬間だった。来日したオスカー女優を一目見ようと、集まったファンからは大きな声援が飛んだ。そんな様子を温かなまなざしで見ていたメリルは、投げキスをしたり、サインをしたりと、ひとりでも多くのファンの気持ちにこたえようと懸命だった。第29回東京国際映画祭は、11月3日(木)まで開催中。(cinamacafe.net)■関連作品:種まく旅人夢のつぎ木 2016年11月5日より全国にて公開(C) 2016「種まく旅人」製作委員会
2016年10月25日女優の蒼井優(31)が25日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた第29回東京国際映画祭(TIFF)のオープニングレッドカーペットに、一部で熱愛が報じられたミュージシャンの石崎ひゅーい(32)らと共に登場した。「コンペティション部門」に出品される映画『アズミ・ハルコは行方不明』で主演を務める蒼井は、共演している石崎、高畑充希、太賀、葉山奨之らと登場。報道後初の公の場で熱愛については語らなかったが、終始笑顔を見せていた。『アズミ・ハルコは行方不明』は、郊外の街である日突然姿を消した蒼井演じる独身OL・安曇春子(28)を主人公とする物語。彼女が消える前と消えた後の時間軸を交差させながら、"アラサー・ハタチ・女子高生"の三世代を通して"現代女子"の生き様を描く。東京国際映画祭は、日本で唯一の国際映画製作者連盟公認の国際映画祭。29回目となる今年は、10月25日~11月3日の10日間にわたって、六本木ヒルズ、EXシアター六本木ほかで開催される。上映本数は204作品で、オープニング作品はメリル・ストリープ主演の『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』、クロージング作品は松山ケンイチ主演の『聖の青春』。出演者による舞台あいさつなどイベントも連日行われる。撮影:蔦野裕
2016年10月25日女優の佐々木希が25日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた第29回東京国際映画祭(TIFF)のオープニングレッドカーペットに登場し、セクシーなドレス姿を披露した。「特別招待作品」として上映される『いきなり先生になったボクが先生に恋をした』でイェソン(SUPER JUNIOR)と共にW主演を務める佐々木は、イェソン、朝原雄三監督と共に登場。肌を大胆に露出したシースルー素材のロングドレス姿で観客を魅了し、大歓声に笑顔で手を振って応えた。『いきなり先生になったボクが先生に恋をした』は、イェソン演じる韓国人男性ヨンウンと、佐々木扮するシングルマザーのさくらの物語。恋から遠いところにいた2人が、恋に落ちていくさまを描く。東京国際映画祭は、日本で唯一の国際映画製作者連盟公認の国際映画祭。29回目となる今年は、10月25日~11月3日の10日間にわたって、六本木ヒルズ、EXシアター六本木ほかで開催される。上映本数は204作品で、オープニング作品はメリル・ストリープ主演の『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』、クロージング作品は松山ケンイチ主演の『聖の青春』。出演者による舞台あいさつなどイベントも連日行われる。
2016年10月25日熊本県の人気キャラクター・くまモンが25日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われている第29回東京国際映画祭(TIFF)のオープニングレッドカーペットに、熊本出身の女優・橋本愛らと登場した。くまモンは、「熊本復興支援チャリティ上映」として選ばれた『うつくしいひと』で主演を務める橋本、美尚中、米村亮太朗、行定勲監督とともに登場。タキシード姿でかっこよく決め、手を振るなど愛嬌を振りまいて観客を喜ばせた。『うつくしいひと』は、熊本にロケハンに訪れた映画監督と若い女性の出会いと小さな旅の物語。熊本出身の橋本愛、美尚中、高良健吾、石田えりなどが出演する。くまモンは、これまでも同作の上映イベントに登場し、出演者と共に作品を盛り上げていた。東京国際映画祭は、日本で唯一の国際映画製作者連盟公認の国際映画祭。29回目となる今年は、10月25日~11月3日の10日間にわたって、六本木ヒルズ、EXシアター六本木ほかで開催される。上映本数は204作品で、オープニング作品はメリル・ストリープ主演の『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』、クロージング作品は松山ケンイチ主演の『聖の青春』。出演者による舞台あいさつなどイベントも連日行われる。
2016年10月25日第29回東京国際映画祭(TIFF)が25日に開幕し、東京・六本木ヒルズアリーナで15時よりオープニングレッドカーペットがスタート。フェスティバル・ミューズを務める黒木華がトップバッターで登場し、着物姿を披露した。映画祭の顔として主要イベントに参加するフェスティバル・ミューズを務める黒木が、同映画祭の椎名保ディレクター・ジェネラルと共に登場すると、会場は一気にヒートアップ。着物姿の黒木は、歓声を浴びながら艶やかにカーペットを歩いた。そして、ステージでは「私も東京国際映画祭に来るのは初めてなので、みなさんと一緒に楽しんでいけたらいいなと思います」と笑顔であいさつした。レッドカーペットには、上映作品の監督・出演者が続々と登場。「コンペティション部門」に出品される『アズミ・ハルコは行方不明』の蒼井優、高畑充希、『雪女』の青木崇高、山口まゆをはじめ、『いきなり先生になったボクが先生に恋をした』のイェソン(SUPER JUNIOR)、佐々木希、『種まく旅人~夢のつぎ木~』の高梨臨、斎藤工、『うつくしいひと』の橋本愛、クロージング作品『聖の青春』の松山ケンイチらが開幕を彩る。また、オープニング作品『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』のメリル・ストリープら海外ゲストも参加する。東京国際映画祭は、日本で唯一の国際映画製作者連盟公認の国際映画祭。29回目となる今年は、10月25日~11月3日の10日間にわたって、六本木ヒルズ、EXシアター六本木ほかで開催される。上映本数は204作品で、最高賞であるグランプリを競う「コンペティション部門」をはじめ、エンターテインメント性の高い話題作を集めた「特別招待作品部門」、日本を代表する作品を国内外に発信する「Japan Now部門」など、さまざまなカテゴリーで上映。出演者による舞台あいさつなども連日行われる。
2016年10月25日アカデミー賞に3度輝くメリル・ストリープが10月24日(月)、第29回東京国際映画祭のオープニングを飾る主演作『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』の記者会見を都内で行った。来日はディズニー映画『イントゥ・ザ・ウッズ』以来約1年半ぶり7度目となる。メリルといえば6月、ニューヨークで行われた恒例の「シェイクスピア・イン・ザ・パーク」ガラで、共和党の大統領候補ドナルド・トランプ氏に“変身”し、そのなりきりぶりが大きな話題になったが、いよいよ終盤を迎えた選挙戦については「私たちアメリカ人にとっては重荷。早く終わってほしい」と持論。また、かつて民主党のクリントン候補が「もし自分を映画やドラマになるときは、ぜひメリル・ストリープに演じてほしい」と発言したと会場の記者から聞かされると、驚きつつも「そう言ってもらえるのは光栄なこと」としながらも、「彼女が何かを成し遂げる“未来”を待たないといけないでしょうね」とけん制した。メリルは『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』でアカデミー主演女優賞を受賞している。映画は超オンチながら、音楽に深い愛と情熱を注ぎ、ついに世界が憧れる音楽の殿堂、カーネギーホールで公演を実現させたフローレンス・フォスター・ジェンキンスの波乱に満ちた生涯を描いたヒューマンドラマ。『マンマ・ミーア!』『イントゥ・ザ・ウッズ』などで美声を披露し、“歌ウマ女優”のメリルだが、「まずは2か月間、みっちりオペラの訓練をし、次の2週間で音程を外す練習をしたの」と裏話を披露した。また、劇中で描かれる夫婦愛に触れ、「2人が同じ夢を共有したからこそ、長年連れ添うことができたんだと思う。私の夫もアーティストだから、女優という仕事を理解してくれているし、いつも助けられている」と自身の夫婦円満の秘けつも明かしていた。『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』は12月1日(木)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。第29回東京国際映画祭オープニング作品として10月25日(火)上映。(text:cinemacafe.net)
2016年10月24日米国大統領選挙を控え、共和党のドナルド・トランプ候補と民主党のヒラリー・クリントン候補の激戦が伝えられている中、初の女性大統領が誕生するかもしれない昨今、まさに“女性”が作品のキーワードとなる映画が続々公開を控えている。そこで、強靭な女性がリーダーとなり、活躍を見せるこの秋冬の映画をご紹介!まず、12月23日(金)より公開される『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』は、アメリカ・イギリスの合同軍事作戦で1人の少女を犠牲にしてテロリストを殺害するか否か、ドローン操縦士の迷いと、遠く離れた会議室での閣僚たちの議論を中心に描かれる軍事サスペンス。現実としてドローン攻撃の誤爆による犠牲者が生まれている、現在の戦争への疑問をストレートに描く。本作で、テロリストが潜伏する現場と軍事作戦の会議室の間に立ち、攻撃指示のコントロールを担うキャサリン・パウエル大佐を演じるのが、ヘレン・ミレン。2006年、『クィーン』でアカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞、全米映画俳優組合賞、英国アカデミー賞など多数受賞した、言わずと知れたイギリスを代表する国際派女優だ。彼女の役柄や起用に関して、『ツォツィ』(’05)でアカデミー賞外国映画賞を獲得し、『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』などを手掛けた本作のギャヴィン・フッド監督は、「この役をヘレンにしたのは素晴らしい考えだった。“女性なら引き金を引く前にためらうだろう”と思うが、同時にこれはヘレン・ミレンだ、悪役もこなすと分かっている。彼女がどっちに行くのか、観客はさっぱり分からない。ヘレンはこの人物を完璧なバランスで演じている」と、彼女の演技に絶賛を贈っている。そんなヘレンと共演するのは、大人気テレビドラマ「ブレイキング・バッド」で3度のエミー賞を受賞しオファーが殺到中のアーロン・ポール、日本公開作品としては本作が遺作となった『ハリー・ポッター』シリーズのアラン・リックマンら、豪華な顔ぶれ。さらに、『英国王のスピーチ』でアカデミー賞主演男優賞を受賞した、『ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ』『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』のコリン・ファースが、プロデューサーを務めていることにも注目だ。そして、『クィーン』のスティーヴン・フリアーズ監督が手掛ける、ニューヨーク社交界の実在のソプラノ歌手、フローレンス・フォスター・ジェンキンスをモデルにした笑いと感動ドラマ『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』は、12月1日公開。10月25日から開幕する第29回東京国際映画祭のオープニングを飾る作品としても、話題を呼んでいる。主人公フローレンスを演じるのは、アカデミー賞の常連であるメリル・ストリープ。絶世の音痴であるにもかかわらず、ソプラノ歌手の夢をもつフローレンスと、その夢を守るため奔走する夫(ヒュー・グラント)、雇われたお人好しのピアニストとともに、彼女が夢に見るカーネギーホールでのコンサート開催を目指す。夢をもつことの尊さと、あらゆる手段で彼女に夢を見続けさせる夫の献身な姿が胸を打つ。そんなフローレンスの魅力を全身で体現するメリルの名演に、まさに男たちが振り回され(?)、惹きつけられている。なお、メリルは2017年1月公開『未来を花束にして』では、実在の女性運動家エメリン・パンクハーストにも扮している。また、日本映画では、チームの指揮官という言葉そのままに、映画初主演の杏が演じる女性指揮者が活躍する『オケ老人!』が11月11日公開。荒木源の小説を基に、老人ばかりのアマチュアオーケストラ「梅が丘交響楽団」に入団してしまった主人公の女性を、杏さんが熱演する。始めは戸惑いながらも、彼ら全員をひとりひとり、指揮者としてまとめ上げる力強い存在感を見せている。加えて、年末に公開が控えるハリウッド超大作でも、女性たちが大活躍を見せる。全世代に絶大な人気を誇る『スター・ウォーズ』シリーズのアナザーストーリーを描いた『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(12月16日公開)。昨年末に公開され大ヒットを記録した『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でも新進女優デイジー・リドリーが中心人物となったが、本作の主人公ジンを演じるのは、『インフェルノ』のフェリシティ・ジョーンズ。ジンを筆頭に寄せ集めの極秘部隊“ローグ・ワン”が結成され、デス・スターの設計図を奪う困難かつ無謀なミッションに挑む。また、日本が誇る大人気ゲームを基に、ミラ・ジョヴォヴィッチが主演を務める世界的人気シリーズの最新作『バイオハザード:ザ・ファイナル』(12月23日公開)も控えており、日本から参加したローラ、クレア役でカムバックするアリ・ラーター、モデルで女優のルビー・ローズなどが出演する。まるで、女性が世界の牽引者となる日を待ちわびているかのような、映画界での彼女たちの活躍に目が離せない!(text:cinemacafe.net)■関連作品:オケ老人! 2016年11月11日より全国にて公開(C) 2016荒木源・小学館/「オケ老人!」製作委員会
2016年10月23日アン・ハサウェイとメリル・ストリープの豪華共演『プラダを着た悪魔』(‘06)で、世界中の女性を夢中にさせたデヴィッド・フランケル監督の最新作『Collateral Beauty』(原題)が、『素晴らしきかな、人生』として2017年2月25日(土)より日本公開されることが決定した。舞台は、冬のニューヨーク。華やかで、時代の最先端を走る広告代理店の代表ハワード(ウィル・スミス)。だが、彼は最愛の人を失ったことで、自分の人生を見失ってしまう。そんな人生ドン底を迎えた男の前に、ある日突然現れたのは、3人の奇妙な舞台俳優たち。彼らとの出会いによって、ハワードの人生に変化が訪れ…。人生には、いつだって予想もしていなかった試練が訪れるもの。しかし、それを乗り越えるチカラを身につけたとき、あなたの目の前の風景がガラリと変わり、いままで味わったとこのない幸せが待っている。本作は、そんな大人のあなたに贈る、人生の試練の乗り越え方を描く物語。『プラダを着た悪魔』で恋に仕事に奮闘しながら、人生で一番大切なことの見つけ方を描いたフランケル監督のもとには、ウィル・スミスをはじめ、ケイト・ウィンスレット、キーラ・ナイトレイ、エドワード・ノートン、ヘレン・ミレンといった、アカデミー賞受賞&ノミネートを誇る豪華俳優が結集。さらに、『アントマン』などのマイケル・ペーニャ、『われらが背きし者』のナオミ・ハリス、『メイズ・ランナー』のジェイコブ・ラティモアら、若手からベテランまで、華やかさと演技力を兼ね備えた名優たちが競演。また、ファッションセンス抜群の監督による女優たちのスタイリングにも注目。クリスマスシーズンのニューヨークを舞台に、30代のナイトレイ、40代のウィンスレット、シニア世代のミレンが着こなすファッションは必見。「プラダ(PRADA)」「グッチ(GUCCI)」「クロエ(Chloe)」「トム・フォード(TOM FORD)」「ジル・サンダー(JIL SANDER)」「イザベル・マラン(ISABEL MARANT)」などの秋冬コレクションの新作からヴィンテージまで、ハイブランドからリアルクローズまで、トレンド感あふれるファッションがスクリーンを彩る。さらにロケ地も、新オープンしたホイットニー美術館のレストランを筆頭に、ニューヨークのトレンドエリアで敢行。音楽は、『マイ・インターン』『プラダを着た悪魔』のセオドア・シャピロが務め、冬のニューヨークの街をいっそう盛り上げている。製作は、本年度アカデミー賞作品賞、脚本賞に輝いた『スポットライト 世紀のスクープ』のマイケル・シュガー。本作も、すでにアメリカではアカデミー賞有力との呼び声も高く、大きな注目を集めている。『素晴らしきかな、人生』は2017年2月25日(土)より全国にて公開(全米公開:12月16日)。(text:cinemacafe.net)
2016年10月21日エミリー・ブラントとリン=マヌエル・ミランダが出演する『メリー・ポピンズ』の新作『Mary Poppins Returns』(原題)にコリン・ファースが出演するようだ。「Variety」誌によると、現在、出演を交渉中のコリンは、フィデリティ信託銀行の社長ウィリアム・ウェザオール役を打診されているという。今年コリンは『ベストセラー編集者パーキンズに捧ぐ』(現在日本公開中)、『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』(10月29日(土)日本公開)と精力的に出演しており、『Mary Poppins Returns』公開までも待機作を多く控えている。オリジナル版の『メリー・ポピンズ』から20年後のロンドンを舞台に描く今作には、魔法使いでナニーのメリーのことが大好きだったバンクス家のジェーンとマイケルも登場。それぞれエミリー・モーティマーとベン・ウィショーが演じる。名女優メリル・ストリープもメリーのいとこ役としての出演が決定している。監督は『シカゴ』や『NINE』、『イントゥ・ザ・ウッズ』などミュージカル映画を得意とするロブ・マーシャル、音楽は『アダムス・ファミリー』や『ヘアスプレー』のマーク・シャイマンとパートナーのスコット・ウィットマンが手掛けるということだから、期待を裏切らないミュージカルになるだろう。(Hiromi Kaku)
2016年10月20日フィルム・ソサエティ・オブ・リンカーン・センターが、優れた才能をもつ業界人に贈るチャップリン賞の来年の受賞者に、ロバート・デ・ニーロが決まった。デ・ニーロは44人目の受賞者となる。その他の情報昨年の受賞者はモーガン・フリーマン。それ以前には、アルフレッド・ヒッチコック、ビリー・ワイルダー、エリザベス・テイラー、メリル・ストリープなどが受賞している。授賞式は5月8日。来月のAFIフェストで世界プレミアされることになったデ・ニーロの次回作『The Comedian』は、オスカー狙い作と位置づけされており、期待が寄せられている。彼は最近、エクゼクティブ・プロデューサーと主演を兼任するHBOのテレビ向け映画『The Wizard of Lies』を撮り終えたところ。デ・ニーロは、金融詐欺で多くの人たちに被害を与えたバーナード・マドフを演じる。監督はバリー・レビンソン。放映予定は来年5月。文:猿渡由紀
2016年10月17日キャリー・マリガンが主演を務め、女性には投票権も親権さえも認められていなかった時代の女性参政権運動を描いた『未来を花束にして』(原題:『Suffragette』)。このほど、その予告編映像が解禁となった。1912年イギリス・ロンドン。24歳のモード・ワッツは、洗濯工場で働く同僚の夫と幼い息子と3人で暮らしていた。ある日、モードは、サフラジェット(女性参政権運動の活動家)である友人の代わりに公聴会で証言をすることになる。それを機に彼女は、WSPU(女性社会政治同盟)のリーダー、エメリン・パンクハーストの演説を聞き、デモにも参加するように。しかし、夫から家を追い出され、息子に会うことまで禁止され、さらに工場長からクビを宣告される…。20世紀初め、ロンドンで先鋭化していた女性参政権運動の活動家、サフラジェットたちを描く、実話を基にした本作。主人公は、洗濯工場で働く若き母親モード。あるとき“別の生き方があるのでは?”と疑問が芽生え、愛する我が子には自分とは異なる人生を歩んでほしいと、行動を起こすべく運動に身を投じていく。そのモードを凛として演じたのは、『17歳の肖像』『華麗なるギャツビー』のキャリー・マリガン。また、女性運動の指導者エメリン・パンクハーストには、オスカー女優メリル・ストリープ、モードの同志のイーディスにはヘレナ・ボナム=カーター。モードの夫には、ベン・ウィショーと豪華キャストが集結。監督はサラ・ガヴロンが務め、脚本は『マーガレット・サッチャー鉄の女の涙』のアビ・モーガンと、強力な女性チームが語り継ぐべき物語を完成させた。2016年、日本では6月に18歳以上が投票した参院選が初めて実施され、8月には女性初の小池百合子・東京都知事が就任。いまでは当たり前となった1票に、命をかけ、自分たちの意思で社会を変えていった女性たちの心揺さぶられる物語には、予告編のラスト、メリルから「すべての娘たちはこの歴史を知るべきでありすべての息子たちは胸に刻むべきだ」とコメントも寄せられている。『未来を花束にして』は2017年1月27日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年10月16日第2次世界大戦後のパリ、豪華なオートクチュール界の裏側を描く、Amazon UKのオリジナルドラマ「ザ・コレクション」が、Amazonプライム・ビデオにて独占配信されることになった。1947年、パリ。新鋭のファッションデザイナー、ポール・サビーヌは、有力なビジネスパートナーと提携を結び、パリ・ファッション界の頂点に立つという大きなチャンスを与えられる。しかし、彼には、気まぐれだが天才的なデザインの才能を持つ弟のクロードが必要だった。そして、その秘密は何があっても、誰にも知られてはならなかった――。戦後、著しく成長していくパリのファッション界を舞台に、華やかさの裏に秘められたオートクチュール店を営む2人の兄弟と、アトリエの従業員たちのライバル争いやロマンスが描かれていく本作。シリーズ・クリエイターと脚本は、「プリティ・リトル・ライアーズ」「アグリー・ベティ」で知られるオリヴァー・ゴールドスティック。監督は、ゴシックホラー「ナイトメア~血塗られた秘密~」を手掛けたダーブラ・ウォルシュ。衣装デザインは、フランスのヤン・クーネン監督作品のコスチュームを多数担当する、『シャネル・アンド・ストラヴィンスキー』のシャッツーンとファブのコンビ。豪華キャストには、「コバート・アフェア」のリチャード・コイル、「ダヴィンチと禁断の謎」のトム・ライリー、『ハリーポッターと炎のゴブレット』のフランシス・デ・ラ・トゥーア、さらにメリル・ストリープの実娘である「グッド・ワイフ」『幸せをつかむ歌』のメイミー・ガマーなどが勢ぞろいする。Amazon オリジナルドラマ・シリーズ「ザ・コレクション」はAmazon プライム・ビデオにて全8話を毎週1話ずつ見放題配信中(※初週のみ1話、2話同日配信)。(text:cinemacafe.net)
2016年10月02日今年で29回目を迎えるアジア最大級の国際映画祭「東京国際映画祭(TIFF)」のラインナップ発表会見が9月26日(月)に開催。コンペティション部門出品の『アズミ・ハルコは行方不明』の蒼井優、『雪女』の青木崇高らが出席した。10月25日(火)から11月3日(木・祝)の日程で開催される同映画祭。メインのコンペティション部門には今年は98の国と地域から1,500本を超える応募があり、その中から16本が本選に選出された。日本からは『アズミ・ハルコは行方不明』と『雪女』の2作品がノミネート。『アズミ・ハルコは行方不明』は山内マリコの人気小説を原作に、消息不明になるも、なぜかその顔写真がグラフィティアートのモチーフとなり地方都市に拡散されたヒロインとその周囲の人々の姿を通じて現代日本の女性像を描き出していく。松居大悟監督は「(行方不明になって)存在が消えるのに、どんどんその存在が大きくなっていくというところが映画的だと思った」と原作小説について語る。蒼井さんにとっては『百万円と苦虫女』以来の映画単独主演となるが「主演だけど行方不明なのか…。これは楽かもと正直、思った」と冗談めかしつつ、物語について「女性だから分かる、女性のひどさ、たくましさ、情けなさを多くの女性に『イタタタ…』と思いつつ、観ていただける作品。ここにいらっしゃる女性の皆さんも、すねに傷があるかと思いますが(笑)、その傷を愛おしく思えるんじゃないかと思います」と共感を交えて熱く語っていた。コンペ作品ということで、蒼井さんは主演女優賞を競う身でもあり、行方不明のヒロイン役で、2014年の宮沢りえ(『紙の月』)以来の日本人女優の栄冠にも期待がかかる。コンペティション部門出品に関して、誰より監督が熱望していたそうで、蒼井さんは、このコンペを見越して別の国際映画祭への招待を断ったという経緯も明かし、無事、選出されて「ホッとしてます」と安堵の表情。松居監督は「すごく嬉しいです。この映画を作ったときから、地方都市の鬱屈した気持ちみたいなものが拡散していく話ということで、東京を舞台に戦えたらと思ってました。居酒屋で(選出の報を)聞いたんですが、嬉しくて泣いてしまいました。そのときはまだ『言ってはダメ』と言われてて、席に戻ったら『なんで泣いてんの?』『いいんだよ、バカヤロー』というやり取りもあり…(笑)」とユーモアも交えて喜びを口にした。一方、『雪女』は小泉八雲の古典的怪奇小説を新たな解釈で杉野希妃監督が映画化。青木さんは「小泉八雲という、もともと海外の方が外から見て、日本の風土を取り込んだ作品をベースに、日本人監督が映画化し、それを世界に発信できるということに感慨を感じます」と国際映画祭の場で多くの人の目に触れることの意義を口にした。コンペ以外でも「アジアの未来」部門、「日本映画スプラッシュ」部門、「Japan Now」部門、「ユース」部門など部門ごとに様々な作品が上映される。中でも今年、岩井俊二監督と細田守監督の作品が特集上映されることになっており、この日は細田監督も登壇。「細田守の世界」と題された特集上映では、初期作品から「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」と村上隆のコラボレーションによるアニメーション、六本木ヒルズの落成を記念した作品から近年の『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』などが上映される。さらに上映に加えて、是枝裕和監督やアニメーション監督の堤大介、東京国立博物館の平常展調整室長の松嶋雅人氏らとのトークセッションも予定されており、国内外の注目を集めそうだ。細田監督は「まとまった形での上映は初めてですが光栄です」と喜びを語ったオープニングで『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』のメリル・ストリープ、ヒュー・グラントが来日しオープニングのカーペットを歩くほか、歌舞伎座でのスペシャルナイトでは尾上菊之助の舞踊『鷺娘』の上演、古館伊知郎を弁士に迎えての『血煙高田の馬場』の生演奏付き上演、国際交流基金アジアセンターとのコラボにより、行定勲監督らアジアの3監督を迎え、オムニバス作品として製作されたアジア三面鏡2016による『リフレクションズ』など今年も盛りだくさんの9日間となりそうだ。「第29回東京国際映画祭」は10月25日(火)より開幕。(text:cinemacafe.net)
2016年09月26日第29回東京国際映画祭(10月25日~11月3日開催)のラインナップ発表記者会見が9月26日、都内で行われた。就任4年目を迎えた同映画祭のディレクター・ジェネラル、椎名保氏は「作品重視の映画祭」をコンセプトに、「国内外へ向けた映画の情報発信基地」「クリエイターに陽を当て、世界へ羽ばたくステージを作る」「未来の映像作家・映画ファンの創出」「誰もが参加したくなる映画祭」という4つの軸を掲げた映画祭運営を説明した。その他の画像会見にはコンペティション部門に出品される『アズミハルコは行方不明』に主演する蒼井優と松居大悟監督、同部門出品の『雪女』に主演する青木崇高、アニメーション特集『映画監督 細田守の世界』より細田守監督が出席した。東京国際映画祭には初参加となる蒼井は、「主人公なのに、行方不明。これはラクかもしれないと思ったんですが、意外と出番が多くて(笑)、やはり甘いものじゃないね」と笑いを誘い、松居監督は「同世代の蒼井さんと、今までにない日本映画が作れればと思った。(コンペに選出されて)うれしくて泣いてしまった」と感激しきりだった。また、細田監督は「こうした特集上映は初めてのことで、とても光栄」と語り、「ずっとアニメ映画にこだわり、何を描けるのか考え続けてきた。まだ描けていない何かが描けるんじゃないか、という大きな可能性を何とか到達しようとやってきたし、今後もそのつもり」と長年のキャリアに思いをはせていた。コンペティション部門国際審査委員を務めるのは、審査委員長のジャン=ジャック・ベネックス(映画監督/脚本家/プロデューサー)をはじめ、平山秀幸(映画監督)、ヴァレリオ・マスタンドレア(俳優)、ニコール・ロックリン(プロデューサー)、メイベル・チャン(映画監督)。女優の黒木華が映画祭の顔である“フェスティバル・ミューズ”に起用された。第29回東京国際映画祭は10月25日から六本木ヒルズ、EXシアター六本木(港区)ほか都内の各劇場および施設・ホールで開催。メリル・ストリープ、ヒュー・グラントが共演する『マダム・フローレンス!夢見るふたり』がオープニングを飾り、松山ケンイチが実在の天才棋士を演じる『聖の青春』がクロージング作品として上映される。『第29回東京国際映画祭』10月25日(火)からまで11月3日(木)までTOHOシネマズ 六本木ヒルズほかにて開催取材・文・写真:内田 涼
2016年09月26日『17歳の肖像』のキャリー・マリガンが主演を務め、メリル・ストリープが共演する映画「Suffragette」(原題)。この度、邦題を『未来を花束にして』とし、来年に日本公開されることが決定。併せてポスタービジュアルも到着した。1912年イギリス・ロンドン。24歳のモード・ワッツ(キャリー・マリガン)は、洗濯工場で働く同僚の夫と幼い息子と3人で暮らしていた。ある日、サフラジェット(女性参政権運動の活動家)である友人の代わりに公聴会で証言をすることになる。緊張しながらも質問に答えるモードが、“今とは異なる生き方があるのでは?”という疑問を生まれて初めて持った瞬間だった。それを機に彼女は、WSPU(女性社会政治同盟)のリーダーである、エメリン・パンクハースト(メリル・ストリープ)の演説を聞き、デモにも参加するようになる。しかし、このような活動を不満に思う男性が多いのも事実だった。夫から家を追い出され、息子に会うことまで禁止されたモードは、さらに工場長からクビを宣告されてしまい…。女性参政権が成立していない時代。権利もなく、主張する機会もない。女性にとって困難の多い時代に、階級を超えて連帯した女性たちの願いはやがて大きなムーブメントとなり社会を変えていった。実話に基づいた本作は、迷い傷つきながら、自分の信じた道を進もうとした女性たちの勇気に心揺さぶられる感動のヒューマン・ドラマだ。主人公のモード・ワッツ役には、『17歳の肖像』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされ実力派若手女優として一気にブレイクしたキャリー。自身の出産後初の公開作となる本作で母親役に挑み、子どもと引き離されながらもその未来のために立ち上がるしなやかで愛情深い女性を好演する。そして、実在する強い指導者に扮したのは、3度のオスカーに輝いたメリル。また、モードの夫役には『007 スペクター』の“Q”役ベン・ウィショー、同志のイーディスを『レ・ミゼラブル』『アリス・イン・ワンダーランド』シリーズのヘレナ・ボナム=カーターが演じる。監督にはサラ・ガヴロン。また、『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』のアビ・モーガンが脚本を担当し、強力な女性チームがこれからの百年も語り継ぐべき物語を完成させた。ガヴロン監督は「(原題の)“Suffragette=サフラジェット”という語彙は、女性の参政権を求める活動家の蔑称としてイギリスのマスコミが作り出したもの。やがてその呼び名が女性運動を指す言葉として定着した。こんな驚異的でパワフルな物語を、いままでどうして誰も映画化しなかったのか、不思議だった」とコメントを寄せている。『未来を花束にして』は2017年1月下旬、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年09月13日10月25日(火)より開催される第29回東京国際映画祭のオープニング作品に決定し、主演のメリル・ストリープとヒュー・グラントがそろって来日することでも話題を呼んでいる『マダム・フローレンス!夢見るふたり』。このほど、待望の予告映像とポスタービジュアルが解禁となった。“伝説の歌姫”といわれたソプラノ歌手の実話を、メリル・ストリープとヒュー・グラントの豪華タッグで映画化した本作。『クィーン』『あなたを抱きしめる日まで』などで知られる名匠スティーヴン・フリアーズが監督を務め、現代最高峰の名女優メリルと“ラブコメの帝王”ヒューが初共演で夫婦役を演じる。そんな本作から解禁となった予告編では、『イントゥ・ザ・ウッズ』『マンマ・ミーア!』などで美声を披露し、“歌ウマ女優”として知られるメリルのまさかのオンチな歌声が!歌唱力に致命的な欠陥があるにも関わらず、ソプラノ歌手になる夢を追い続けるフローレンス。そんな愛する妻に夢を見続けさせるため、お人好しのピアニストを雇ったり、批評家たちを買収したりと日々奔走する夫のシンクレア。やがて、フローレンスの夢は、音楽の殿堂であるN.Y.カーネギーホールで歌うことへと膨らんでいく…!持病を抱えながらも、音楽へ無償の愛を注ぎ、決して夢を諦めないフローレンスと、そんな彼女を献身的に支え続けるシンクレア。夫婦が目指した夢のコンサートは、果たして成功するのか?笑いと涙に包まれたメリルとヒューの豪華タッグに、胸が高鳴る予告編となっている。すでに海外メディアからは絶賛の声が相次ぎ、米映画批評サイトの「Rotten Tomatoes」では93%のフレッシュ(好評価)を獲得している本作。N.Y.の伝説、異色の歌姫マダム・フローレンス実話を、まずはこちらからご覧あれ。『マダム・フローレンス!夢見るふたり』は12月1日(木)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月08日映画『マダム・フローレンス!夢見るふたり』が、2016年12月1日(木)より、TOHOシネマズ 日劇ほか全国の劇場で順次公開される。ベテラン女優を輝かせる名匠スティーヴン・フリアーズが監督が務める本作は、NYが愛した伝説の歌姫の実話を基にしたヒューマンドラマ。名女優メリル・ストリープと、“ラブコメの帝王”ヒュー・グラントの主演2人が夫婦役で初共演を果たしている。メリル・ストリープ演じるのは、NY社交界のトップでありながら、ソプラノ歌手になる夢を追い続ける女性フローレンス・フォスター・ジェンキンス。『マンマ・ミーア!』などで“歌ウマ女優”として知られるメリルだが、本作では「自分の歌唱力に致命的な欠陥があることに気付いていない」フローレンス役で“オンチ”な歌声を披露する。そして、その夫であるシンクレア役を務めるのがヒュー・グラント。愛する妻に夢を見続けさせるためにマスコミを買収し、信奉者だけを集めた小さなリサイタルを開催するなど忙しく立ち回る献身的な夫を演じている。ある日、世界が憧れる音楽の殿堂「カーネギーホール」で歌うと宣言したフローレンス。持病を抱えながらも音楽に生きる彼女の命がけの挑戦のため、一緒に夢をみることを決めたシンクレア。今なお「カーネギーホール」で伝説として語り継がれる、笑いと涙で包まれた奇跡の公演の結末とは。なお、『マダム・フローレンス!夢見るふたり』は、第74回ゴールデングローブ賞では、ミュージカル/コメディ部門の作品賞、主演女優賞(メリル・ストリープ)、主演男優賞(ヒュー・グラント)、助演男優賞(サイモン・ヘルバーグ)と主要4部門にノミネート。メリル・ストリープはなんと30回目のノミネートを達成した。そして、女優メリル・ストリープは、第74回ゴールデン・グローブ賞 授賞式で「セシル・B・デミル賞」を受賞。通常、ゴールデングローブ賞では、アメリカ合衆国における映画とテレビドラマに賞が与えられるが、メリル・ストリープは長年にわたり映画界に貢献した人物に贈られる「セシル・B・デミル賞」を受賞した。ちなみに、その時に着用していたのはジバンシィ バイ リカルド ティッシ(Givenchy by Riccardo Tisci)のブラックイブニングドレスだ。このドレスはジバンシィのオートクチュール。足元から全身をブラックで包み込みあげた上品な出で立ちながら、マルチカラーのミラーエンブロイダリーが、まるで彼女の知性を表すかのように輝いていた。【作品情報】『マダム・フローレンス!夢見るふたり』公開日:2016年12月1日(木)監督:スティーヴン・フリアーズ『クィーン』『あなたを抱きしめる日まで』出演:メリル・ストリープ『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』、ヒュー・グラント『ラブ・アクチュアリー』、サイモン・ヘルバーグ原題:FLORENCE FOSTER JENKINS© 2016 Pathé Productions Limited. All Rights Reserved
2016年08月26日女優メリル・ストリープと俳優ヒュー・グラントが初共演する映画『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』(原題『FLORENCE FOSTER JENKINS』)が12月1日に日本公開されることが22日、明らかになった。また、10月25日より開催される第29回東京国際映画祭のオープニング作品にも決定し、2人が来日することも発表された。本作は、歌手だった故フローレンス・フォスター・ジェンキンスさんの実話を描く物語。社交界のトップだった彼女は1944年、米国・ニューヨークのカーネギーホールで伝説として語り継がれる一夜を繰り広げた。尽きない財産と愛を、夫のシンクレアと夢見るソプラノ歌手への道にささげるフローレンス。シンクレアは彼女の致命的な欠陥を持つ歌唱力に気付きつつ、マスコミを買収するなどして夢を見させ続けた。そんな中、フローレンスがカーネギーホールでのコンサートを希望し、笑いと涙の公演の幕があがる。『マンマ・ミーア!』(08)などで歌のうまい女優として知られるメリルが演じるのが、この音痴のフローレンス。"ラブコメの帝王"とも言われるヒューと夫婦役となる。メガホンを取るのは、『クィーン』(06)でヘレン・ミレンにオスカーを、『あなたを抱きしめる日まで』(13)でジュディ・デンチに同賞ノミネートを、それぞれもたらしてきたスティーブン・フリアーズ監督だ。初共演の2人は、本作がオープニング作品として選ばれた第29回東京国際映画祭でプロモーションを敢行。メリルは、『イントゥ・ザ・ウッズ』(15)以来1年ぶり、ヒューは『噂のモーガン夫妻』(10)以来6年ぶりで、両者とも7度目の来日となる。2人は、オープニング作品への選出に喜びを表しながら、「美しい街並みや芸術、おいしい食文化と、これまでも素晴らしい経験をさせてくれた日本を再び訪れて日本の皆さんにお会いできることをとても楽しみ」(メリル)、「また日本を訪れることができることがとても楽しみです。日本では常に楽しい時間を過ごしてきましたから」(ヒュー)と口をそろえて期待を語っている。(C)2016 Pathe Productions Limited. All Rights Reserved
2016年08月23日“伝説”と呼ばれた実在のソプラノ歌手を描いた『Florence Forster Jenkins』(原題)の邦題が、『マダム・フローレンス!夢見るふたり』に決定。10月25日(火)より開催される第29回東京国際映画祭オープニング作品にも選ばれ、主演を務めたメリル・ストリープと夫役のヒュー・グラントが来日し、そろってPRを行うことが分かった。世界が憧れる音楽の殿堂“カーネギーホール”で、いまなお“伝説”として語り継がれる一夜がある。1944年、フローレンス・フォスター・ジェンキンスの公演回だ。N.Y.社交界のトップ、マダム・フローレンスの尽きない愛と財産は、夫のシンクレアと音楽に捧げられていた。ソプラノ歌手になる夢を追い続けるフローレンスだが、自分の歌唱力に致命的な欠陥があることに彼女自身は気づいていない。愛する妻に夢を見続けさせるため、夫のシンクレアはマスコミを買収し、信奉者だけを集めた小さなリサイタルを開催するなど、忙しく献身的に立ち回っていた。しかし、ある日、フローレンスがカーネギーホールで歌うと言い出し…。持病を抱えながらも音楽に生きる彼女の命がけの挑戦に、シンクレアも一緒に夢をみることを決める。いま、笑いと涙で包まれた奇跡の公演の幕があがる!語り継がれるN.Y.が愛した伝説の歌姫の実話を、『クィーン』でヘレン・ミレンにオスカーをもたらし、『あなたを抱きしめる日まで』ではジュディ・デンチにオスカーノミネートをもたらした名匠スティーヴン・フリアーズが映画化。フランスでも、彼女をモチーフに『偉大なるマルグリット』として映画化され、大ヒットした。本作では、『マンマ・ミーア!』『イントゥ・ザ・ウッズ』などで美声を披露し、“歌ウマ女優”として知られるオスカー女優のメリルが、まさかのオンチを演じ、“ラブコメの帝王”といわれたヒューと初共演で夫婦を演じることでも話題を呼んでいる。今回、東京国際映画祭のオープニングを飾る本作を引っさげての来日に、メリルとヒューからもメッセージが到着。メリルは、『イントゥ・ザ・ウッズ』以来1年ぶり7度目、ヒューは『噂のモーガン夫妻』以来、実に6年ぶり7度目の来日となる。<2人からのメッセージ>■メリル・ストリープ東京国際映画祭のオープニング作品に選んでいただき光栄です。さらに、美しい街並みや芸術、美味しい食文化と、これまでも素晴らしい経験をさせてくれた日本を再び訪れて、日本の皆さんにお会いできることをとても楽しみにしています。■ヒュー・グラント東京国際映画祭のオープニング作品に選ばれたことを誇りに思います。そして、また日本を訪れることができることがとても楽しみです。日本では常に楽しい時間を過ごしてきましたから。『マダム・フローレンス!夢見るふたり』は12月1日(木)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。第29回東京国際映画祭オープニング作品として10月25日(火)上映。(text:cinemacafe.net)
2016年08月23日米BOX OFFICE MOJOは8月12日~8月14日の全米週末興業成績を発表した。2週連続で『スーサイド・スクワッド』がトップを堅守。公開3日間で1億3,510万5,000ドルの興収を稼いだ前週末からさらに記録を伸ばし、累計興収2億2,287万4,728ドルと2億ドルの大台も突破した。2位は初登場の『Sausage Party(原題)』。スーパーで売られている食品たちを主人公とした3DCGアニメで、キッチンに運ばれた後の残酷な運命から逃れるために脱出を図るというストーリー。『機関車トーマス』のグレッグ・ティアナンと『シュレック2』『モンスターVSエイリアン』のコンラッド・バーノンという2人の人気アニメ監督が指揮を執り、声優陣には脚本家としても参加するセス・ローゲンやジェームズ・フランコらが名を連ねている。3位の『Pete’s Dragon(原題)』も初登場。1977年公開の実写版ディズニー映画『ピートとドラゴン』のリメイク版で、『セインツ -約束の果て-』(2013年)のデヴィッド・ロウリー監督が最新のVFXにより3D映画化。孤児の少年ピートと、その唯一の友達であるエリオットというドラゴンの友情を描く。ピート役は『あなたを見送る7日間』のオークス・フェグリーが務める他、『ジュラシック・ワールド』のブライス・ダラス・ハワード、『ハンガー・ゲーム』のウェス・ベントリー、ロバート・レッドフォードらが出演している。前週2位の『ジェイソン・ボーン』は4位に転落、以下の5位『Bad Moms(原題)』、6位『ペット』、7位『スター・トレック BEYON』もそれぞれ2ランクずつ順位を下げている。その他8位『Florence Foster Jenkins(原題)』が初登場。実在する伝説的な"音痴の"オペラ歌手・フローレンス・フォスター・ジェンキンスを描いた伝記物語で、主人公をメリル・ストリープ、マネージャーを務めた夫役をヒュー・グラントが演じている。
2016年08月15日世界20か国のオープニング興行収入No.1を記録した冒険スペクタクル『キング・オブ・エジプト』が、9月9日(金)より公開される。本作で主演を務めたのは、2017年8月公開予定の『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ最新作『Pirates of the Caribbean:Dead Tell No Tales』(原題)で、ジョニー・デップ演じるジャック・スパロウの新たな相棒を務めることで注目を集めるブレントン・スウェイツ。本日8月10日、彼の27回目の誕生日を記念して、本作から新たな場面写真がシネマカフェに到着した。本作の舞台は、神と人間が共存する古代エジプト。愛する恋人ザヤ(コートニー・イートン)を救うため、天空の神・ホルス(ニコライ・コスター=ワルドー)とともに残虐な暴君、砂漠の神・セト(ジェラルド・バトラー)に立ち向かう盗賊の青年ベックを演じているのが、ブレントンだ。今回解禁となるのは、物語のカギを握る“腕輪” を持ちながら精悍な顔で何かを見つめている姿と、何者かに気づかれないように壁際に隠れて様子を伺う姿をとらえた場面写真。ベックは、セトの反乱により混沌としたエジプトで囚われの身となった恋人を救うべく、“神の眼”を奪われ、神としての士気を失っていたホルスとタッグを組む。はじめこそ「何で、オレ!?」と頼りなかったベックは、ホルスとさまざまな試練に立ち向かいながら、強い熱意と行動力で自らの生きる道を切り開いていく。そんな主人公を軽妙に演じているブレントンは、地元オーストラリアでキャリアを積み、2014年公開の『マレフィセント』でフィリップ王子役を演じたほか、ユアン・マクレガー&アリシア・ヴィキャンデル共演『ガンズ&ゴールド』、メリル・ストリープ&アレクサンダー・スカルスガルド共演『ギヴァー記憶を注ぐ者』、ローレンス・フィッシュバーン共演『シグナル』などに立て続けに出演、最新『パイレーツ・オブ・カリビアン』にも大抜擢され、さらに注目を集めている。そんなブレントンは、ユーモアあふれる愉快な性格らしく、私生活では自身の子どもとの様子や、ギターを演奏する姿をインスタグラムでつづるなどサービス精神が旺盛の様子。彼の初来日にも期待が高まる!『キング・オブ・エジプト』は9月9日(金)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月10日ニューヨーク№1デザートレストランに選ばれた NYの朝食の女王「サラベス」は、ニューヨーク出身の女性サラベス・レヴィーンにより、1981年ニューヨークのアッパーウエストサイドに創業し、オリジナルレシピのフルーツスプレッド(果物の甘さをいかした砂糖控えめのジャム)をはじめ、フレンチトースト、パンケーキ、エッグベネディクト、ワッフルなど伝統的なアメリカの朝食メニューの“ヘルシー&リッチ”な味わいから、瞬く間に評判のレストランとなりました。レストランの格付けガイド「Zagat」ではニューヨーク№1デザートレストランに選ばれ、「New York Magazine」からは“NYの朝食の女王”と賞賛され、多くのセレブリティを顧客に持ち、映画「恋するベーカリー」で主演のメリル・ストリープに調理指導をしたことでも有名です。ニューヨーカーに人気の朝食メニュー&NYレシピの新メニューも昨年オープンした「サラベス 東京店」では、ニューヨーカーに長く愛される人気の朝食メニューに加え、NYレシピによる新メニューも充実。ガラス張りの2階の店内には、日中はあたたかい光がたっぷり差し込み、爽やかな一日を始めるのにぴったりな雰囲気。3階のルーフトップエリアは、日本の玄関口・東京駅の間近とは思えない、ゆったりと開放的な空間で、季節ごとのテーマで仕上げたお酒やビストロ・メニューが楽しめます。朝食は一日の活動に必要なエネルギー源。店内に朝陽が差し込む中で、アメリカンクラッシックテイストの「アーリーバードプレート」(1,200円)でしっかり朝ごはんはいかがでしょうか? スクランブルエッグに、グリルドベーコン、サラダ、トースト&クロワッサン、ドリンク付き。ホイップバターで食べるトーストは絶妙。忙しくても朝食のためにわざわざ早起きをして行きたくなるレストランです。取材・文/中島和美店舗情報店名:サラベス 東京店TEL・予約:03-6206-3551住所:東京都千代田区丸の内1-8-2鉃鋼ビルディング南館2・3Fアクセス:JR各線、新幹線「東京駅」八重洲北口より約2分東京メトロ、都営地下鉄「大手町駅」B10出口より約2分東京メトロ、都営地下鉄「日本橋駅」A3出口より約3分営業時間:平日8:00~23:30土曜9:00~23:30日曜・祝日9:00~22:00定休日:無休
2016年06月13日