「セクシー田中さん」Huluオリジナルストーリー「メンターMiki先生」がHuluにて独占配信されることが決定した。本作は、「セクシー田中さん」のMiki先生こと高橋メアリージュンを主人公にしたHuluオリジナルストーリー。物語の舞台は、閉店後のレストランsabalan。アクティブな性格の景子(生駒里奈)や恋活中のアリサ(なえなの)、子育てがひと段落した主婦の絵麻(西田麻耶)、スポーツ好きの花梨(平野沙羅)など、個性豊かな面々が登場。そんな中でたびたび話題になるのは「恋愛話」や「人生観」。7年間付き合っている彼氏からなかなか結婚の話が出てこなくてモヤモヤを抱える景子、SNSで理想の男性に出会えなくて焦るアリサ、夫とケンカして家に帰りたくない絵麻、「自分には何もないから」と憧れの人のマネばかりをする花梨…。そんな恋に人生に悩むベリーダンサーたちの思いを、Miki先生が「中東のことわざ」を交えながら胸に響く金言の数々で、ズバッと解決していく。今作のための完全書き下ろしストーリーでベリーダンサーチームの物語を描く。もちろん同じベリーダンススクールに通う田中さんと朱里こと、木南晴夏と生見愛瑠も登場。笑顔とほんのちょっと、でも確実に必要な人生のヒントをお届けする。Huluオリジナルストーリー「メンターMiki先生」は12月17日(日)地上波放送終了後から第1話と第2話を、12月24日(日)地上波放送終了後から第3話と第4話を、Huluにて配信開始。(シネマカフェ編集部)
2023年12月14日メンターという存在は、私たちのキャリアや人生において非常に大きな影響を与えます。キャリアの節目にある方々にとって、理想のメンターを見つけることは、今後の成長に大いに役立つでしょう。一方で、自分がメンターとして接することになった時、どんな風に振る舞えばいいのでしょうか。この記事では、「お手本にしたい!」と思う理想のメンターと出会い、その指導を受けた体験談をご紹介します。あくまで一例として、考えるキッカケになれば幸いです。41歳Aさんが「お手本にしたいな」と思ったエピソードとは『50代の女性メンターについてお話します。ある日私がクライアントの方と言い合いになりました。その後、落ち込む私に50代の女性メンターは、「こういう経験は皆が通るもの。私もここでは言えないようなトラブルを重ねてきた。今日の経験は次に活かせばいい」とさらりと声をかけてくれました。かと思ったら、醤油ボトルの賞味期限を声に出して読めと言い、指示に従ったら、「これ、私の誕生日だから忘れないでね笑」と笑わせてくれました。』その時どう感じましたか?『真剣に醤油ボトルの賞味期限を音読していたので、「そうきたか!」と感心と笑いでいっぱいでした。その後、気持ちを引きずることなく切り替えて、トラブルとなったクライアントの方と話し合うことができました。』Aさんが思う理想のメンターとは?・俯瞰的に物事をみることができる・理論的に話すことができる・感情に任せて叱責しない・さりげない笑いを忘れない・相手によって態度を変えない・自分の悪いところは謝罪できる・相手の話に耳を傾け、共感的な態度をとってくれる(41歳/看護師)お手本にしたいメンターとはメンターから学ぶことは、専門知識やスキルだけに留まりません。50代のメンターから「物事を俯瞰的に見て、さりげない笑いを忘れない」といったメンター像を描いたAさん。Aさんは仕事だけではなく、人生の哲学や価値観を学び、自己成長のための道を見出すことができたのかもしれませんね。あなたの理想のメンターは、どんな人ですか?※この記事は実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(MOREDOOR編集部)
2023年11月30日昭和女子大学 (学長 金尾朗:東京都世田谷区)では、6月21日、学生によるキャリア支援団体「光葉キャリア塾」が企画・運営して、社会人メンターと学生とをつなぐメンターカフェ「自由な働き方って本当に可能?~理想と現実のギャップとは~」を4年ぶりに対面で開催します。社会人メンターは、昭和女子大学独自の制度で、卒業生に限らず社会で活躍する女性たち(現在約370人)が登録し、学生のメンターとなって自分の経験からキャリアや生き方のアドバイスをしています。メンターカフェは、社会人メンターがテーマに沿って自身の経験を学生に共有、懇談を通して様々な働き方の理解を深めるイベントです。※光葉キャリア塾は、学生有志による団体で、1~3年生16人が参加しています。学生が自分自身のキャリアを主体的に考えつつ、学生同士で互いにキャリア選びを支援し合おうと、2009年から活動しています。メンターカフェの運営の一部にも携わっており、学生を対象にアンケートを実施し、リモートワークやフリーランスといった多様な働き方について知りたいという要望を受けてテーマを決定しました。◆ 光葉キャリア塾主催メンターカフェ【 日 程 】6月21日(水)15:30-16:30【 テ ー マ 】自由な働き方って本当に可能?~理想と現実のギャップとは~【 参加メンター 】6名を予定2020年以降、新型コロナウイルスのためにオンラインで開催していましたが、光葉キャリア塾生が対面で運営するのは4年ぶりとなります。光葉キャリア塾リーダー山脇 麻由さん(管理栄養学科3年)「女性の様々な働き方や働きやすさについて興味を持っている学生が多かったので、このテーマを選びました。私の親は就業時間が決まっている働き方をしているため、自分が知らない働き方に触れてみたいと思っています。社会人メンターの方たちから、今回のテーマである『自由な働き方』について、良い面もそうでない面も含めてリアルな話を聴けるのではないかと期待しています。参加した学生が、フリーランスなどの様々な働き方について理解を深め、それぞれのワーク・ライフ・バランス、仕事と子育ての両立について考えるきっかけにしてほしいです。」※ 社会人メンター制度には、3つのプログラムがあります。「メンターカフェ」のほか、「メンターフェア」(複数のメンターが学生たちの相談に応じる)、「個別メンタリング」(メンターが学生と1対1で面談)があります。いずれも、学生が職業経験豊かな女性のロールモデルと直接対話できる貴重な機会となっています。本件に関する取材のお申し込み先昭和女子大学広報部 kouhou@swu.ac.jp 昭和女子大学ホームページ 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年06月15日三越伊勢丹は、顧客の声を具現化したオリジナル商品を紹介する「オンリー・エムアイ(ONLY MI)春のキャンペーン」のメンター(助言者)にジャズピアニストの上原ひろみを起用する。同キャンペーンは、3月2日から15日まで、三越や伊勢丹を含む同社グループ各店で開催される。同キャンペーンのディレクションテーマは「日常の進化と革新」。何気ない日常の中で、顧客が真に望み、感動するモノやコトが三越伊勢丹オリジナル商品を通じて提案される。キャンペーンでは主に「ノームコア」と「ハッカソン」スタイルを紹介。ノームコアでは“丁寧、簡潔、誠実”をキーワードに、モノに込められた美意識を自分のアイデンティティーを大切にしながら自身を魅せていくアイテムを紹介する一方、ハッカソンでは“ひらめき、遊び心、偶然性を楽しむ共創”をキーワードにオリジナル商品を紹介していく。今回、同社はキャンペーンのメンターに上原ひろみを起用。起用理由について、同社宣伝部の担当者は、「上原さんはジャズピアニストとして世界的に高い評価を受けていることはもちろん、彼女自身、周囲に影響を与えていく強いパワーをお持ちで、彼女自身の“変えるのは自分、変えないのも自分。日々、変わっていく自分を楽しんでいく”という言葉に込められた価値観がオンリー・エムアイの原点である“自分らしく暮らす”というコンセプトに合致した」とコメントしている。尚、同社による上原ひろみへの単独インタビューの様子は、Youtube動画で公開され、彼女自身の音楽に対する想いや自身の世界観が語られている。上原ひろみは、1999年、ボストンバークリー音楽院に入学。在学中にジャズの名門テラークと契約し、2003年にアルバム『Another Mind』で世界デビュー。2010年アンソニー・ジャクソン、サイモン・フィリップスとの「上原ひろみザ・トリオ・プロジェクト」を結成し、2011年には参加アルバムがグラミー賞を受賞している。「オンリー・エムアイ春のキャンペーン ジャズピアニスト・上原ひろみインタビュー」動画引用元: (YouTube ISETAN 伊勢丹 公式チャンネル:
2016年02月29日メンター・グラフィックス・コーポレーション(メンター)は2月18日、ARMと複数年サブスクリプション契約を締結し、ARMの知的財産(IP)と関連技術への早期アクセスの供与を受けることを発表た。同契約によりメンターは、ARMベースSoCの設計ツールおよびメソドロジをIPの製品リリースに先行して最適化できるようになる。その結果、メンターの顧客は、検証、実装、テスト環境が完全に最適化された状態で、最新のARM IPをデザインに取り込み、設計しているASICおよびFPGAに最高水準の性能と機能を実装できるようになるとしている。契約対象にはARMv8-AおよびARMv7-Aアーキテクチャ向けARM Cortex プロセッサ、ARM Maliグラフィックプロセッサ、ARM CoreLinkシステムIP、実装を加速化するARM ArtisanフィジカルIPおよびARM POP IPが含まれている。メンターは今回の契約について「メンター・グラフィックスとARMは長年にわたって協業し、最先端の半導体企業がARMベースの製品を市場に導入する支援をしてきました。本契約によってさらなる高度な連携と最適化が図れるため、IoTやモバイルなど、低消費電力と高性能が求められる製品の次世代開発に臨む顧客企業は、成功への自信をより一層深めることができるでしょう。」とコメントしている。
2016年02月18日メンター・グラフィックス・コーポレーション(メンター)は2月17日、プリント基板(PCB)実装に特化した「製造のインターネット化(Internet of Manufacturing)」ソリューションを実現するOpen Manufacturing Language(OML)オープン標準を発表した。OML標準は同社が提唱したもので、製造のインターネット化、インダストリー4.0、スマートファクトリー1.0のコンセプトの実用化、工程飛ばしやコンプライアンス遵守のチェックを含む完全なトレーサビリティデータの自動収集など、業界特有のさまざまなニーズや課題に対応するとしている。具体的には実装フロアデータの統合が容易になり、ITチーム、ソリューションプロバイダ、装置プロバイダが付加価値の高いPCB製造実行ソリューションを実現、強化できるようになる。そのため、開発やサポートの工数を最低限に抑えると同時に、データの精度、適時性、完全性の向上が期待できるとしている。また、製造プロセスの性能、部材の段取りと消費量、トレーサビリティ、工程結果とパラメータ、工程制御(ポカヨケ)、テスト/検査/修理工程の品質情報など、実装フロアで発生したあらゆるイベントの詳細情報を網羅することが可能なため、従来のフォーマットでは対応できなかった課題を解決することも可能となる。なお、OMLはオープンコミュニティを通じて利用可能で、コミュニティでは、サポートの提供やリビジョンの管理を行う。
2016年02月18日メンター・グラフィックス・コーポレーション(メンター)は12月25日、アナログ・デバイセズ開発のAutomotive Audio Bus(A2B)技術に対応した開発プラットフォーム「Mentor Automotive A2B Analyzer(A2B Analyzer)」を発表した。A2Bはコストと複雑化を抑えた車載オーディオネットワーク設計を容易化する技術で、A2B Analyzerを用いることでシステム開発期間を大幅に短縮することができるという。A2B Analyzerは開発早期の概念実証段階、専門ツールによるネットワーク設計と妥当性検証から、システム量産化に向けた構成のカスタマイズまでを網羅したA2Bネットワークソリューション。車載インフォテイメントヘッドユニットなどのソフトウェア開発プラットフォームであるConnected OSの一部として提供され、オーディオ用スピーカーの車内ネットワークやANC機能付きマイクの設計にも活用することができる。また、簡単に設定、コンフィギュレーション、機能テストができ、A2Bを活かしたコックピット開発プラットフォームとなっている。メンターはA2B Analyzerについて「自動車メーカー各社が量産車両のケーブル軽量化と低コスト化に加え、満足度の高い車内エクスペリエンスの提供を目指していることから、A2B技術に強い関心を寄せていました。Mentor Automotiveの設計解析ツールは、異なる多数の音源を再生する今日の車載オーディオシステムの性能を確実に最適化します。」とコメント。現在、A2B AnalyzerはおよびConnected OSソフトウェアプラットフォームの評価版が同社のWebページで提供されている。
2015年12月25日Mentor Graphicsの日本法人であるメンター・グラフィックスは11月12日、ARM AMBA 5 AHBオンチップインターコネクト仕様に対応した検証IP(VIP)を発表した。新しいVIPをMentor Enterprise Verification Platform(EVP)で利用すると、QuestaによるシミュレーションやVeloceによるエミュレーションをベースとしたチップ検証プロセスを簡略化するとともに、作業時間を短縮できる。同社は、新VIPについてシーケンス、テストプラン、メモリタイプに応じたカバレッジやアサーション、セキュリティ、メッセージング機能といった、インターコネクト仕様に基づくデザインの検証に欠かせない重要な情報や機能が提供されると説明している。このVIPはMentor VIPライブラリに収録される。Mentor VIPライブラリは全プロトコル共通のアーキテクチャを使った標準UVM SystemVerilog(SV)コンポーネントを提供し、検証チーム内における複数プロトコルの迅速な実装を支援する。テストプラン、コンプライアンステスト、テストシーケンス、プロトコルカバレッジが、すべてSVやXMLのソースコードとして提供されることから、再利用や拡張、カスタマイズも容易となっている。また、プロトコルチェック、エラー挿入、デバッグといった各種機能を包括的に備えている。
2015年11月13日Mentor Graphicsの日本法人であるメンター・グラフィックスは10月26日、次世代車載組み込みアプリケーションへの実装に特化したOS「Mentor Automotive Connected OS」を発表した。同OSはGENIVIベースのモジュラー型Linuxプラットフォームで、拡張ボードサポートパッケージ「SuperBSP」および最適化されたミドルウェアレイヤ「OPTstack」を含み、同スタックによりファストブート、インスタントオン、最適化されたオーディオ/ビデオなどの機能が提供されることとなる。また、イーサネットを介したオーディオビデオブリッジング(AVB)の実現に向け、Ethernet AVB(eAVB)が統合されており、低レイテンシでの接続を実現する。このeAVBのスタックは、IEEE802.1 AVB標準規格に対応し、AVnu Alliance規格に準拠。サポートする実装としてはIEEE 802.1 AS、IEEE 802.1 Qat、IEEE 802,1 Qav、IEEE 1722.1、IEEE 1733が含まれている。MentorのSr Manager, Product Marketing Embedded Systens DivisionであるAnil Khanna氏は、「Mentorは2015年より、自動車向けブランド"Mentor Automotive"を立ち上げ、積極的に自動車向けソリューションを提供していこうとしている。今回の発表はその中で、「In-Car Experience」と呼ぶカテゴリに位置づけられるもので、これにより車内ネットワークの接続性とコンシューマ機器との接続の中心的な役割を我々が果たすことが可能となる」と説明する。また、同OSやRTOS「Nucleus」を動作させ、SoC選定よりも先にアプリケーションの開発などを開始できるハードウェアリファレンスプラットフォーム「AXSB」も提供を行っており、こちらは米国での参考価格が2000ドル超(ハードウェアのみの価格)とのことである。なお同氏は、「同OSでは車内エクスペリエンスを集約し、革新的なものを作れるよう、ソフトウェアの手法を用いて、コンシューマ機器との開発タイミングのズレをキャッチアップできるようにした。2018年までには5000万ユニットのMentor AutomotiveのLinuxベースの車載システムの出荷が見込まれており、セーフティOSなどとの組み合わせを提供することで、開発の敷居をさらに下げていければ、と思っている」とコメントしている。
2015年10月27日Mentor Graphicsの日本法人であるメンター・グラフィックス・ジャパンは9月17日、Mentorの半数所有子会社であるCalypto Design Systemsを買収したと発表した。Calyptoは2011年に、Mentorより高位合成ツールである「Catapult」の技術とリソースを取得。従来同社が提供してきた等価性チェックツール「SLEC」との統合などが進められてきた。Mentorは、今回の買収により、CatapultおよびSLEC、そしてCalyptoのパワー最適化プラットフォーム「PowerPro」などを提供していくこととなる。なお、今回の買収に伴い、Calyptoは独立した事業部として残り、Axiom Design AutomationやFrontline Design AutomationのCEOを務めたBadru Agarwala氏が、同事業部のジェネラルマネージャーに就任するという。また、同社では、CalyptoのエンジニアリングリソースをMentorの世界各地の拠点などと組み合わせることで、さらに製品の採用が広がっていくものと、コメントしている。
2015年09月18日メンター・グラフィックス・コーポレーション(メンター)は6月9日、エンタープライズ向け機能検証プラットフォーム・Mentor Enterprise Verification Platform(EVP)の機能強化を発表した。今回の機能強化ではMentor EVPのベースとなっているQuesta Simulationの検証エンジンで、VHDL/Verilogシミュレーションそのものの性能とインクリメンタルフローの両方を改良したほか、リグレッションテストを最大で4倍高速化することに成功した。また、新しい高速ログ出力技術により、デバッグモードのシミュレーションをこれまでよりも2~4倍速く、1/3程度のメモリ使用で実行できるようになった。さらに、Visualizer Debug Environmentと組み合わせることで、同時にデバッグファイルの大幅なサイズ縮小が可能になるという。Questa Verification Managementでは、データをマージしてランク付けする技術を改良し、従来比で最大10倍の速度でデータを収集、解析することが可能となった。Accellera UCIS標準に準拠したUCDB(Unified Coverage DataBase)を迅速に生成できるため、検証品質を素早く評価し、カバレッジクロージャ時間の短縮を測ることができる。また、Questa Formalの検証エンジンでは、CDC(Clock Domain Crossing)、プロパティチェック、Xステート解析、接続チェック、セキュリティチェックなどのフォーマルアプリケーションにより、検証速度が最大で8倍高速化された。Questa Formalは、Questa Simulationとシームレスに連携することで、双方のエンジンの性能向上をもたらし、最終結果までの時間の短縮に貢献している。このほか、Questa Power Aware Simulationが市販のシミュレータとして初めてIEEE 1801 UPF 2.1をサポート。UPFローパワー設計の自動スタティック/ダイナミックチェックにより、UPF記述の電力管理構造とその振る舞いを素早く検証することができるようになった。加えて、UPFベースのカバレッジ指標とテストプランの自動生成機能を備え、ローパワー設計のカバレッジクロージャに何が必要となるかを理解し、正確に追跡するのに役立てることができる。また、生産性に優れたローパワー検証メソドロジを有効活用できるように、UPF2.1を完全にサポートしていない下流ツールへの対応としてUPF 2.1から同等のUPF 1.0を生成する機能も搭載されている。同社は「リグレッションテスト、デバッグ、カバレッジなど、すべての検証段階において最速で結果を得られる高性能な検証エンジンを顧客は求めています。Mentor EVPは、クラス最高の性能、生産性、ローパワー解析技術を単一の統合検証プラットフォームとして提供します」とコメントしている。
2015年06月09日メンター・グラフィックス・コーポレーション(メンター・グラフィックス)は5月27日、FloTHERM XTの最新リリースを発表した。FloTHERM XTは業界で初めてMDAとEDAを統合した電子冷却シミュレーション向けのソリューション。今回のリリースでは、過渡解析、ジュール発熱、パラメトリックスタディ、EDAとの連携拡張、新たなモデリングオプションをサポートし、複雑なPCBの銅箔領域を詳細に表現できる機能が追加された。同社はFloTHERM XTの設計早期の仮想プロトタイピングと高度な「what-if(仮定条件)」解析機能を熱専門エンジニアと設計エンジニアに提供することで、製品品質の向上、設計イタレーションの最小化、Time-to-Marketの短縮が可能になるとしている。最新のFloTHERM XTで拡張・追加された機能は以下の通り:過渡解析: FloTHERM XTのUIからフィールドソルバを起動し、さまざまな業種に適用できる時変解析を実行部品と基板の操作性: 基板と部品のレイアウトをインポートし、FloTHERM XTに取り込む前に位置、サイズ、向き、形状、モデリングレベルを簡単に修正可能ジュール発熱: 複雑な電子システム、PCB、その他のハイパワーデバイスの電流密度、電位、それらに伴うジュール発熱効果を予測する機能を備えた包括的解析プラットフォームパラメトリックスタディ: ジオメトリや属性(材質、熱など)などの可変パラメータと解法パラメータを定義して解に導き、結果を解析するための環境を新たに統合し、設計最適化プロセスを強化EDAツールとの連携: メンター・グラフィックス以外のベンダー(ケイデンス・デザイン・システムズ、図研、アルティウム)のレイアウト設計ツール向けに新たにODB++インタフェースを追加し、既存のEDAデータに対する柔軟性を高めてユーザの時間を節約新モデリングオプション: 基板上のクリティカルデバイスのジュール発熱効果の影響を受けやすい高精細ソリューションとハイパワーアプリケーションに特に重要な、PCBの銅箔ネットとトレースを完全3Dで詳細に再現する機能を搭載UIの向上: UIの使いやすさと機能拡張により、より直観的にFloTHERM XTを操作可能
2015年05月27日メンター・グラフィックス・コーポレーション(メンター)は5月11日、組み込みコネクテッドデバイスの次世代高性能アプリケーションに対応するMentor Embedded NucleusリアルタイムOS(RTOS)を発表した。今回のリリースではARM Cortex-Mファミリー向けのNucleus RTOSプロセスモデルを拡張し、DLL(Dynamic Linking and Loading: 動的リンクおよびローディング)機能を追加。クラウドサービスを通じて、Cortex-MベースのIoTエンドポイントを再構成、アップデート、プロビジョニングできるようになり、ミッションクリティカルな環境下で稼働中のシステムであっても、組込みシステム開発者がアプリケーションソフトウェアを動的に変更し、アプリケーションを常に更新しておくことが可能となった。また、Cortex-M0+、Cortex-M3、Cortex-M4プロセッサコアに搭載可能なMPUを利用しメモリに保護領域を指定することで、システム稼働開始時だけでなく、稼働中であってもアプリケーションを動的にロード/アンロードできる。さらに、DTLS(Datagram Transport Layer Security)でセキュリティを確保したCoAPの利用が可能で、Wi-FiとBluetoothのワイヤレス接続のコンボソリューションとしてテキサス・インスツルメンツのWiLink 8モジュールもサポートしている。メンターは「プロセスモデル対応のNucleus RTOSにより、リソースの限られたIoT機器のソフトウェアをクラウド経由でプロビジョニング/アップグレードできるため、開発者はTIのWiLink 8コンボ通信ソリューションの優れた機能を最大限まで活用できます」とコメントしている。
2015年05月12日メンター・グラフィックスは5月7日、医療、フィットネス、セキュリティ、安全、その他ウェアラブル端末の次世代高性能アプリケーション向けに最適化された「Mentor Embedded NucleusリアルタイムOS(RTOS)」を発表した。同RTOSは、スマートデバイス間接続やゲートウェイ接続を実現するほか、クラウドにも直接接続することを可能とし、シングルコアとマルチコアSoCそれぞれのサイズ、性能、電力効率に合わせて最適化されており、ウェアラブル端末のバッテリ寿命を最大化するための電力管理とプロセッサライフサイクルのフレームワークを提供する。また、「virtIO」、「remoteproc」、「rpmsg」を新規実装した完全にヘテロジニアスなマルチコアフレームワークを提供。このフレームワークを用いることで、ウェアラブル端末のIPC、リソース共有、プロセッサライフサイクルの管理など、NucleusやLinux、その他のベアメタルベースのアプリケーションを単一SoC上にシームレスに統合することを可能とするほか、SoC上のコアのブートアップとシャットダウンを個別に制御することで、使用状況に応じてウェアラブルやIoTアプリケーションの演算性能を最大化したり、消費電力を最小化したりすることを可能とした。さらに、新規開発の電力管理フレームワークにより、シンプルで抽象度の高いAPI呼び出しを介して、ペリフェラルやウェアラブルシステム全体のパワーステートを管理。パワーステート変更の際には、電力管理フレームワークが、プロセッサモード、動作周波数、ペリフェラルの動作を同時に制御することで、消費電力の削減を実現する。このほか、最適化されたQtフレームワークを用いたGUI開発も可能だという。
2015年05月07日メンター・グラフィックス・コーポレーション(メンター)は4月23日、新しい寄生抽出プラットフォーム「Calibre xACT」を発表した。「Calibre xACT」は、14nm FinFETをはじめとするアナログおよびデジタル抽出に対応しており、ユーザーが採用しているプロセスノード、アプリケーション、設計サイズ、抽出目的に合わせて抽出するテクノロジーを自動的に最適化し、高い精度とTATの短縮を実現する。同製品の品質認定にあたっては、サムスン電子の協力を得ており、技術開発の過程においては、極めて高精度であるという特性から「Calibre xACT」自体を使用した。「Calibre xACT」は、幅広い抽出作業に単一のルールデックを利用するため、ルールデックの修正やツール設定を手作業で行うことなく、ユーザーが求める精度と迅速なTATが可能になるという。
2015年04月23日メンター・グラフィックス・コーポレーション(メンター・グラフィックス)は4月22日、アイシン精機(アイシン)およびそのグループ会社が、AUTOSAR(AUTomotive Open System ARchitecture)ベースの設計プロセスへの対応に向けてメンター・グラフィックスのVolcano VSx(Volcano)設計ツール群を標準プラットフォームとして採用したと発表した。AUTOSARは、自動車OEM、サプライヤ、ツールベンダが共同策定した車載ソフトウェアアーキテクチャのオープンな標準規格で、電子制御ユニット(ECU)設計の世界標準として採用が進んでいる。同規格を採用することで、自動車エンジニアとECUサプライヤの両者による標準インタフェースを介したソフトウェアのモジュール性とスケーラビリティを実現し、設計複雑性への対応能力を高め、ECU設計資産の再利用性と可搬性の向上が可能になるとされる。採用されたVolcanoは、CAN、LIN、Ethernet、FlexRayなど複数の多重化した通信ネットワークに基づいたシステム/ネットワーク設計、仮想検証、テスト、車載システム用の組込みソフトウェア開発を可能にするツールスイート。アイシンは、Volcanoを採用することで、グループ内の車載システムのさまざまな設計領域や機能に対するソフトウェア開発基盤を統一することとなる。
2015年04月22日メンター・グラフィックス・コーポレーション(メンター・グラフィックス)は3月4日、アナログ/ミックスシグナル(AMS) ICおよびMEMSの設計などを手がけるTanner EDAを買収したと発表した。なお、今回の契約条件は公表されていない。同買収により、グローバルに展開するメンター・グラフィックスの営業拠点を通じて、ユーザーがTanner EDAのAMS製品を使用できるようになる。また、すべてのTanner EDA製品は、メンター・グラフィックスが提供しているAMS製品と同様に継続的に提供およびサポートされる。Tanner EDAは「今回の買収でメンター・グラフィックスに加わることができたことを嬉しく思っており、メンター・グラフィックスのグローバル企業としての存在感、幅広い技術分野におけるリーダーシップを活用できると期待しています。Tanner EDAの顧客、従業員、そして業界全体にとっても、今回の買収は非常に喜ばしいことだと考えています。」とのコメントを発表している。
2015年03月04日メンター・グラフィックス・ジャパンは12月5日、都内で、自動車をはじめとする輸送機器の設計開発にまつわる課題に応えるソリューションを提案するテクニカルフォーラム「Integrated Electrical Solutions Forum(IESF) 2014 Japan」を開催した。今回の開催テーマは「コネクテッドエンジニアリング」で、エレクトロニクス化の進展が進み、電気、メカ、電子部品、熱、組み込みソフトウェアなどの複数ドメインを含む車両システム開発が求められるようになっている現状を踏まえ、先端技術を用いた開発支援ツールやフローによるコストと質の最適化に向けた機能、ソフトウェア、ECU、電気アーキテクチャ評価、AUTOSAR、Linuxベースの車載アプリケーション開発、熱解析、電磁界解析などの幅広いソリューションの紹介をパートナー企業も含め提案が行われた。午前中に開催されたジェネラルセッションでは、同社代表取締役社長のグレッグ・A・ヘルトン氏がオープニングの挨拶を行い、「ECUの数は車種のシリーズ全体で140個、のべ4km以上のハーネスが用いられ、ソフトウェアのコードも数千万行を超すようになってきた結果、従来のような開発が間に合わなくなってきた。半導体が手書きで回路を設計していた時代から、ソフトを活用するようになったように、自動車の設計手法も大きく変わりつつある。メンターは15年ほど昔から、そうした技術の実現に向けた取り組みを進めてきており、一通りすべての開発をシミュレーションすることを可能としている」と述べ、現在の自動車開発では半導体デバイスからモジュール、ソフトウェア、シミュレーションまで幅広く意識する必要性と、それをメンターが支援していくことを強調した。また、基調講演として、米国本社Mentor GraphicsのIntegrated Electrical Systems Division,Product Marketing DirectorのNigel Hughes氏が登壇し、「デジタル継続性の重要性とコネクテッドエンジニアリングの実現に向けて」と題し、カーエレクトロニクスに関する技術トレンドの説明を行った。自動車は安全機能の向上や燃費向上などを目的にメカトロニクスの塊からエレクトロニクスの塊へと徐々にその姿を変えてきている。そうしたエレクトロニクス化に拍車をかける要因の1つが「運転支援」だという。「駐車支援やナイトビジョンなど、さまざまなシーンでドライバを支援する機能が車両に搭載され始めているが、ドライバは新たな車に乗り換える際、前のもの以上にお金を払いたくないと思っており、自動車メーカーは従来と同じコストでよりよい性能を提供する必要があり、エレクトロニクス化は差別化要因として重要な位置を占める」とする。また、中でも重要度を増しているのはコネクティビティであり、車車間や車道間通信を実現する組み込みソフトの重要性が増してきている一方で、ネットワークに接続するうえで欠かせないセキュリティの問題が浮上してきたとするほか、「ハッキングして自動車を盗むといったことが簡単になってきた。それを阻止する経験を積む必要がある」と、そうしたこれまで考えられなかった部分まで対応する必要性が出てきたことを強調する。さらに、車両の軽量化などを図ることを目的に、数年後には実用化される見込みの48Vシステムとレガシーの12Vシステムを組み合わせた際にどのような障害が発生するか不透明であり、こうした課題を解明していく必要も出てきているとし、「さまざま情報の共有をすべてのレイヤで行う必要性と、それを確実に理解していく必要性がでてきた」と、設計と統合が重要な意味を持つようになるとした。加えて、ネットワークに接続することで生じる新たな課題も見えてきたという。「自動車がスマートフォン的な状態になってくる。つまりコンシューマ化であり、新機能を早く搭載することが求められるようになってくる。極端な話を言えば、AndroidやiOSで実現される経験を車内で実現することが求められる。しかし、自動車の寿命はスマートフォンの10倍以上長く、その複雑さは1000倍以上。ソフトウェアの搭載量は複雑怪奇となっている」とするが、その一方で、そうした機能は適切なタイミングで適切なコストで提供することで競争力を確保できる、とするが、その反面、リコールの数も増えており、中でも電装システムと車外照明が伸びていることを指摘した。こうしたさまざまな課題に対し、「仮想化による統合が必要」とし、メンターの責任としては「すべてのエンジニアリング領域をコネクトすることがあり、それを実現していくことで、今後の業界の課題である品質の向上やコストの最小化、市場先端技術の提供の実現を図っていきたい」とした。
2014年12月12日