『ブロークバック・マウンテン』から『ナイトクローラー』『エベレスト3D』まで、演技派として活躍するジェイク・ギレンホール。彼がアカデミー賞監督アントワーン・フークアがタッグを組んだ人間ドラマ『サウスポー』の公開日が、6月3日(金)に決定した。リング上で脚光を浴びる左利きのチャンピオン、ビリー・ホープ。怒りをエネルギーに相手を倒す、という彼のスタイルに心配が耐えない妻と娘。やがて、そんな彼の闘い方が無情にも妻の死へと繋がってしまう。最愛の妻を失くしたビリーは悲しみに暮れ、ボクシングにも力が入らず、愛する娘とも引き離され、全てを失ってしまう。そんなビリーは、いまは第一線を退いて古いジムを営む、トレーナーのティックのもとを訪れるが…。全てをなくしたボクシングの元世界チャンピオンが、亡き妻と最愛のひとり娘のために、自分を変え、再びリングに上る再起の物語を描く本作。ひたむきに自分と向き合うことで成長し、家族との絆を取り戻そうとする父親にしてボクサーのビリーを演じるのは、狂気のパパラッチを演じた前作『ナイトクローラー』から一転、6か月にわたり体を鍛え上げ、切れ味鋭いボクサーの体を作り上げたジェイク。また、彼の亡き最愛の妻・モーリーンには、『スポットライト 世紀のスクープ』でアカデミー賞「助演女優賞」にノミネートされたレイチェル・マクアダムス、ビリー再生の鍵となるトレーナーのティックには、アカデミー賞俳優のフォレスト・ウィテカー。監督はデンゼル・ワシントンの怪演でオスカーをもたらした『トレーニング デイ』の鬼才アントワーン・フークアが務め、現代最高のヒップホップスター、エミネムが自身の実体験に基づいて手がけた主題歌「Phenomenal」で、本作のパワフルでエモーショナルなドラマを後押しする。さらに今回、前売り特典付きムビチケカードの発売も3月25日(金)に決定。特典は、“サウスポー”のビリーが身に付ける左手のボクシンググローブをかたどった「ボクシンググローブ型携帯クリーナー付きキーホルダー」。屈強かつ美しい肉体を作り上げたジェイクのごとく、携帯に磨きをかけてみては!?『サウスポー』は6月3日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月24日注目のイットガールが登場する連載。今回のゲストは、高校1年生でモデルデビューし、最近はCMにドラマにと、活躍の幅を広げるモーガン茉愛羅さん。「中学生の頃『東京ガールズコレクション』の映像を見て感動し、モデルを目指しました。目標は、モデルと女優両方で活躍し、ハッピーなオーラを持つ水原希子さん。私も演技を頑張り、5年後は映画で主演を務められるような女優になっていたいです」。仕事に対しては熱いけれど普段は超マイペース。「昨日はふと思い立ち高尾山に登ってきました。仕事以外の行動はいつも気分次第。気ままに生きています(笑)」◇もーがん・まあら1997年生まれ。雑誌『LARME』等で活躍。出演するユニバーサル・スタジオ・ジャパンのCMが放映中。3月29日に幕張メッセで開催のイベント「超十代」にも出演。◇同じくモデルをしている、仲良しのお兄ちゃんと。「よく似ていると言われます。最近一人暮らしを始めてしまい、寂しい!」◇空を眺めていると元気になれるんです。「見ることも、写真を撮ることも好き。眺めていると時間を忘れちゃう」◇フィルムカメラで撮る写真の味が好き。「これは友人と作品撮りしたもの。いつか個展をやってみたいんです」※『anan』2016年3月23日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子
2016年03月22日司会を務めるはずだったショーンKさん(48)の経歴詐称が発覚し、スタート前から痛手を負うことになったフジテレビの新報道番組『ユアタイム〜あなたの時間〜』(2016年4月4日〜)。社運をかけた大型プロジェクトだっただけに、番組の“顔”となるはずだったショーンKさんの降板騒動でフジテレビは大きく揺れているようです。ショーンKさんの降板を受けて、一緒に司会を務めるはずだったモデルの市川紗椰さん(29)が単独で司会をすることに決定。一部ネットでは市川さんに同情する声も上がりましたが、そんな彼女が書いた3月20日のブログ内容が話題になっています。●市川紗椰のブログ内容に、「性格悪すぎ」「こいつも失言で降板する」と批判殺到市川さんは3月20日のブログで、「少し日数が経ちましたが帰国いたしました」とアメリカから戻ったことを報告しました。しかし、それに続いて「帰国早々、なんだか色々ありましたが、ボストンの続きの写真、及び卒業証書の写真は追い追いアップします。なんつって」(現在は文章削除済み)とショーンKさんの“経歴詐称”をイジりました。これを見た人からは、『身内の不祥事をさっそくネタ化ww性格悪すぎやな』『こいつも失言して降板する未来が見える』『この年まで結婚できない理由が分かるな』『早稲田卒なのに発言が幼稚すぎ』『アメリカンジョークでもキツい』『卒業証書の前にバカを露呈してるよね』など、多くの厳しいコメントが寄せられています。----------開始前から何かと騒がれている『ユアタイム』ですが、ショーンKさんの後任に本物のハーバード大学卒のモーリー・ロバートソンさん(53)を迎えて放送の準備は万端。ネット上では市川さんの失言を心配する声もありますが、今後の動向に注目したいですね。【画像出典元】・ショーンK 公式モバイルサイト/(文/パピマミ編集部・上地)
2016年03月22日運命の異性とは赤い糸で結ばれているという、女性なら一度は憧れたであろう赤い糸の伝説。話の由来を調査したところ、「古事記」にある、三輪山伝説がもとになっている模様。その昔、活玉依毘売(イクタマヨリヒメ)という美女のもとへ、毎晩、通う男がいた。二人は男女の関係となり、彼女は妊娠。両親が娘を問いつめるも「男の名前も何も知らない」とのこと。心配した両親は「男が来たら寝床の前に赤土をまき、糸を通した針を男の服に刺せ。土がついた糸を辿れば住んでいる場所がわかる」と提案。辿ってみると三輪山に到着、男がその地に住む神様・大物主神(オオモノヌシノミコト)だと判明したのであった。その赤土がついた糸が伝説の始まりに…。実は、赤い糸伝説は世界中に存在。内容を比べてみて!■世界の赤い糸伝説≪ギリシャ神話≫ミノタウロスを倒しに来たテセウスに恋したアリアドネ。彼が無事に脱出できるよう赤い毛糸玉を渡し、片方の端を扉に結び進むことを提案。後に二人は夫婦に。≪ユダヤの風習≫災厄から身を守るためのパワーが備わっている魔除けのアイテムとして知られる。旅行時などに赤い毛糸を左手首に巻き無事を願う、“セグラ”という風習もある。≪ヒンズー教の慣習≫ヒンズー教の修行僧にお布施をすると、プジャ・モーリーという赤い糸を手首(男は右、女は左)に巻いてくれる。糸が色落ちして切れることで幸運が訪れる。≪アメリカの言い伝え≫幸運のお守りとして手首に赤い紐を巻く。マドンナも実践。紐を結ぶ=縁を結ぶという発想は日本と同じで、結婚を“ tie the knot(結び目を作る)”と表現する。≪中国の故事≫「紅線」という。韋固が赤い縄を持つ老人と出会い、“運命の男女はこの縄で足首がつながっている。お前の相手は陳、今は3歳だ”と未来の妻を当てられた。※『anan』2016年3月23日号より。イラスト・我喜屋位差務取材、文・重信 綾
2016年03月20日学歴詐称によって出演する番組を全て降板することになった、経営コンサルタントの“ショーンK”ことショーン・マクアードル川上さん(47)。司会を務める予定だったフジテレビの新番組も降板となる中、このたびショーンKさんの後任として、 モーリー・ロバートソンさん(53)が内定したとデイリースポーツが報じています。ラジオパーソナリティーやミュージシャン、作家としての顔を持つモーリーさんですが、18歳のときに東京大学、スタンフォード大学、ハーバード大学などの名門大学に同時合格したという超エリートです。東大に入学後すぐに中退していますが、その後にハーバード大学を卒業したという“本物”の高学歴。「日本語で東大を受験したアメリカ人として初めての合格者」とも言われるなど、今度こそ正真正銘の高学歴キャスターとして注目を集める中、モーリーさんの自由奔放な性格に不安を感じる人もいるようです。●後任決定も、人選には不安の声多数ハーバードでは電子音楽とアニメーションを専攻した上、パンクロックのアルバムを発表したり、Twitterやニコニコ生放送で情報発信をしたりするなど、マルチな活躍を見せるモーリーさん。深夜のラジオでは自らの思想について、過激な発言やブラックジョークを交えた主張をすることも少なくありません。このことから、モーリーさんに対しネット上では、『フジいいかげん懲りろよ。リスキーすぎる』『危なっかしい気もするけど、ショーンよりは確実に面白くなるよね。番組普通に見たいし』『キャラ濃すぎだろwww』『見た目とキャラで言うと、モーリーの方が圧倒的に経歴詐称してそうだな。ただ、番組は確実に楽しみになった』『ブレーキかけずにしゃべりまくってほしい!失言して降板になったらそれはそれで面白いし』『クリス・ペプラーでよくない?』など、歯に衣着せぬ発言を期待するとともに、再びキャスター降板ということにならないか不安を感じる声が多数挙がっています。芥川賞作家の西村賢太さんと番組でケンカになったことがあるなど、言いたいことは口にしてしまうというモーリーさんの性格が吉とでるか凶とでるか。母親も国際ジャーナリストで、政治や世界情勢への関心も高いこともあり、キャスターやインタビュアーとしての実力は評価されている新キャスターのモーリーさん。失言により再び降板ということにならないことを祈りたいものです。【画像出典元】・Sean K | Facebook/(文/パピマミ編集部・豊田)
2016年03月18日サイモン・ペッグが主演を務めるコメディ映画『ミラクル・ニール!』が4月に公開になる。本作の監督を務めたのは、伝説のコメディグループ“モンティ・パイソン”のメンバーでもあるテリー・ジョーンズで、劇中ではパイソンズが再集結し、宇宙人の声を演じている。その他の画像本作は、宇宙人が地球を破壊するかどうかを判断するために、イギリスで愛犬と暮らす平凡な教師のニールに全知全能の力を与えたことからはじまるコメディ映画。何でもできる力を与えられた男は、その力をどう使うのか? 何も知らない彼の行動いかんでは地球は滅亡してしまう。劇中で宇宙人の声を演じた“モンティ・パイソン”のメンバーは、英国の伝説的なコメディ番組『空飛ぶモンティ・パイソン』や数々の映画作品をおくりだし、音楽など幅広いジャンルで活動。その足跡と考え方は全世界に広がり、多くの熱狂的なファン、フォロワーを生み出している。彼らの人気は現在も衰えることがなく、2014年にロンドンのO2アリーナで開催された再結成ライブのチケットは数秒で完売し、プラチナ・チケットになった。本作ではそんな“パイソンズ”が再集結。ジョーンズ監督は「ジョン・クリーズは議長のシャローン(赤いエイリアン)、マイケル・ペイリンは善人役のジャネット(緑の大きいエイリアン)、テリー・ギリアム演じるモーリーンはグロテスクな小さい宇宙人で、私演じるカイリーは科学に強いタイプだ(青いエイリアン)。エリックは学校を破壊するサルブリアス・ギャットという名の宇宙人を演じている。特にそれぞれの俳優を意識して書いたわけではないんだが、みんなうまくはまっていたと思う」と振り返る。ちなみに、彼らが映画に集結するのは、1983年の『モンティ・パイソン/人生狂騒曲』以来で、ジョーンズ監督は「本作は存命するパイソンズ全員が揃う恐らく最後の映画になるだろう」と語っている。『ミラクル・ニール!』4月2日(土)渋谷シネクイントにて先行公開4月9日(土)新宿バルト9ほか全国公開(C)2015 Anything Absolutely Ltd All Rights Reserved
2016年03月16日モーガン・フリーマンが、アメリカのナビゲーション・アプリの声を担当している。モーガンの声が目的地までの行程を指示してくれるのは、ナビゲーション・アプリ「Waze」。これは来月に全米公開される彼の最新作『エンド・オブ・キングダム』のプロモーションの一環で、モーガンは『エンド・オブ・ホワイトハウス』の続編にあたる同作で米国副大統領を演じている。深みと温かさのある声でナレーションに定評のあるモーガンが「そこを右に曲がって」などと指示してくれるのを聞きながら、運転できるというわけだ。「Waze」はアーノルド・シュワルツェネッガーの声もアプリに収録しているが、残念ながら、彼らの声が聞けるナビの設定はアメリカ国内のみの対応だ。(text:Yuki Tominaga)
2016年02月24日ジェイク・ギレンホールが、映像専門パパラッチを怪演した『ナイトクローラー』の激ヤセぶりから一転、全てを失ったボクサーの再生の物語に挑む『サウスポー』。本作から、彼を次々と襲う悲劇と、再生への希望の光が胸に迫る予告編映像が解禁となった。リング上で脚光を浴びるチャンピオン、ビリー・ホープ。狂気のような怒りをエネルギーに相手を倒す、というスタイルに心配が耐えない妻と娘。あるとき、その彼の怒りは無情にも妻の死へと繋がってしまう。最愛の妻を失くしたビリーは悲しみに暮れる毎日。ボクシングにも力が入らず、ついには愛する娘までも失うことに。そんなビリーは、古いジムを営むトレーナーのティックのもとを訪れ、自らの“怒り”を封印することを学んでいくが…。『ナイトクローラー』のために12kgもの減量を行い、演技派俳優としての実力を存分に発揮したギレンホールが、今回は撮影までの6か月間、1日2回のトレーニングを週7日こなし、無敗のボクシングチャンピオンとして筋骨隆々たる姿へと変貌を遂げた本作。栄光の世界からどん底に落ちながらも、愛する家族のために再起を決意する父の姿を熱演した彼は、「VARIETY」ほか各メディアから大絶賛を受けている。また、監督を務めるのは、デンゼル・ワシントンにオスカーをもたらした『トレーニング デイ』の鬼才アントワーン・フークア。また、『ラスト・キング・オブ・スコットランド』でアカデミーとゴールデングローブ、両賞で「主演男優賞」を手にしたフォレスト・ウィテカーや、『スポットライト 世紀のスクープ』で本年度アカデミー賞「助演女優賞」にノミネートされているレイチェル・マクアダムスなど、錚々たる実力派俳優も集結した。予告編は冒頭から、ラッパーのエミネムが自身の実体験を基に書き下ろした主題歌「Phenomenal」に乗せて、大観衆を熱狂させる無敗のチャンプ、ビリー・ホープ(ジェイク)の輝かしい姿と、愛する家族との幸せな日々が映し出される。だが、妻モーリーン(レイチェル)と共にパーティー会場を後にするビリーの前に現れたのは、ライバルボクサーのミゲル。侮辱され、挑発に乗ったビリーの行動が、周囲を巻き込んでの乱闘に発展、モーリーンが何者かに撃たれてしまう。最愛の妻を失い、深い悲しみに打ちひしがれるビリーは、ボクサーライセンスを剥奪され、収入や家も失い、さらには父親失格とみなされ、愛する娘・レイラ(ウーナ・ローレンス)とも引き裂かれてしまう。全てを失い、どん底へと転げ落ちたビリーは、かつて自分を唯一苦しめたボクサーを育て、いまはアマチュアのボクシングジムを経営するトレーナー、ティック(フォレスト)のもとを訪れる。「お前の短気さは命取りだ」ビリーに浴びせられるティックの言葉には、実は再生の鍵が隠されていた。「俺は生まれ変わる」やがてビリーは、過去の自分とひたむきに向き合うことで、闇のなかに光を見出していく。人間ドラマを描きながらも、ビリーの試合相手には本物のボクサーを起用したり、米最大手の有料チャンネルHBOの撮影スタッフのもと、伝説的解説者ジム・ランプリーとロイ・ジョーンズ・ジュニアも本人役で出演するなど、徹底したリアリティを目指した本作。ボクサーとして、そして父として、亡き妻と最愛の娘のために再びリングへ上る主人公ビリーの姿には、胸が熱くならずにいられない。『サウスポー』は6月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月19日『プリズナーズ』『ナイトクローラー』のジェイク・ギレンホールが主演を務める映画『サウスポー』の予告編映像が公開になった。最愛の妻を失い、愛する娘とはなればなれになってしまったボクサーが再起しようともがく姿を描いた感動作だ。予告編映像本作の主人公ビリーは無敗のチャンプで、このほど公開された映像の冒頭でも観客の大歓声を浴びながら敵をブチのめす。しかし、短気な彼はライバルの挑発にのって乱闘を繰り広げ、その結果、誰かが放った銃弾によって、愛する妻モーリーン(レイチェル・マクアダムス)を失ってしまう。ライセンスを剥奪され、家を奪われ、収入源をなくし、愛する娘ともはなればなれになったビリーは、“生まれ変わる”ことを誓って、再びトレーニングを開始する。本作のために12キロの減量を行い、半年に渡る準備を重ねて撮影にのぞんだギレンホールの肉体と鋭い眼光は、予告編の短い映像からでも“ただならぬもの”を感じることができる。監督を務めたのは、『トレーニング デイ』のアントワーン・フークア。生々しい映像と、知性あふれるストーリーテリングで観客だけでなく批評家からも高評価を集める人物で、名優フォレスト・ウィテカーが主人公を鍛えるトレーナー役で出演しているのも気になるところだ。ボクサーを主人公にした映画は、『レイジング・ブル』『ロッキー』『ミリオン・ダラー・ベイビー』『ザ・ファイター』そして『クリード』など傑作・名作が多く、『サウスポー』も公開に向けて注目を集めそうだ。『サウスポー』6月ロードショー
2016年02月19日俳優モーガン・フリーマンの乗った飛行機がアメリカ・ミシシッピ州で5日、緊急着陸を強いられたそうだ。当時モーガンのみを乗せていた同機は、離陸して間もなく、タイヤが破裂したためにパイロットが緊急胴体着陸を行ったのだという。この事件についてモーガンは「時々物事は予定通りにいかないものだからね。タイヤが破裂してしまって他の問題を引き起こしたんだよ。でもありがたいことに僕の優秀なパイロットであるジミー・ホブソンが僕らにかすり傷も作ることなく安全に着陸してくれたのさ」「飛行機に関しては怪我もなくとは言えないけどね。私たちの安全のために祈ってくれて感謝しているよ」とコメントしている。ナショナル・ジオグラフィック・テレビジョンのシリーズ『ザ・ストーリー・オブ・ゴッド』の撮影に向かう途中だったモーガンは、離陸地から36マイル(約58キロ)離れたミシシッピ州トゥニカに緊急着陸を行ったという。自身も12年前にパイロットの資格を取得しているモーガンは昨年、ミシシッピ州の自宅から出演した『ルース&アレックス』の試写会が行われるトロント映画祭へ自ら操縦かんを握る飛行機で向かう途中に、機械故障により緊急着陸を強いられたため、映画祭に90分遅刻する事態となっていた。(C)BANG Media International
2015年12月08日モーガン・フリーマンとダイアン・キートンが初共演を果たす『5flight up』(原題)の邦題を『ニューヨーク眺めのいい部屋売ります』とし、来年1月に日本公開することが決定した。ブルックリンの街を一望できるアパートメントの最上階、画家のアレックスと愛妻ルースがこの理想的な我が家に住んで40年が経った。しかし、この建物には欠点がひとつだけあった。それは、エレベータ―が無いこと。アレックスが日課となった愛犬ドロシーとの散歩も5階までの道のりがつらい。ある日ルースは、夫と愛犬のためにもこの“眺めのいい部屋”を売ることを決意する。いよいよ明日が購入希望者のためのオープンハウスの日。不動産エージェントをやっているリリーは手ぐすね引いて内覧希望者を待ち構えていた。そんなとき、ドロシーに異変が。またさらにはテロ事件勃発!果たして、見晴らしの良い我が家は誰の手に渡るのか。夫婦が最後に下した決断とは――。画家・アレックスを演じるのは、『ミリオンダラー・ベイビー』『最高の人生の見つけ方』に出演し、最近では『テッド2』にも登場しているモーガン・フリーマン。そして妻・ルースには、アメリカを代表する名女優のダイアン・キートンが好演する。ロサンゼルス・タイムズから“ほとんど完璧な小説”と言われたジル・シメントのベストセラーに惚れ込んだ2人の夢の初共演が実現した本作。モーガンとダイアンが繰り広げる夫婦生活40年の大人の物語に注目だ。『ニューヨーク眺めのいい部屋売ります』は2016年1月、シネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、109シネマズ二子玉川ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年10月09日ついに、どんな状態のルービックキューブでも元の6面揃った状態に戻せる回数が決まりました。それは、“20”。この数字、神の数字と呼ばれていて、実は20と決まるまでに様々な葛藤がありました。そこで今回は、神の数字に関するエピソードをお伝えしたいと思います。■頭のいい人達もルービックキューブに夢中そもそもルービックキューブは、今から41年前の1974年にハンガリーの建築学者エルノー・ルービックが開発したもの。日本では、1980年代に爆発的にヒットしましたね。今でも玩具店で見かけますし、ときおりやっている人を見かけます。そんなルービックキューブは、子ども達や愛好家の大人達に混じって、ある人々が夢中になっていました。それは数学者。その中でも“群論”を研究していたグループです。神の数字問題、つまりルービックキューブは何回で元に戻せるかというテーマは、数学の一分野である“群論の問題”に大きく関わっています。これは非常に計算が難しいため、世界中の数学者が長年取り組んでいたのです。子ども達が夢中になっている間に、ひっそりと何十年も数学者たちが「ルービックキューブは何手で元に戻るのか」を数学的に必死に解いていたなんて、想像するとちょっと面白いですよね。そもそも最初は、1981年に「神の数字は52以下」ということがアメリカの数学者ダグラス(父はノーベル物理学賞受賞者)によって証明されていました。■神の数字はどんどん52以下になっていた!その後の進展ですが、1995年に数学者のマイケル・レイドが「29以下」と証明し、2005年に数学者のシュテラドゥが「28以下」と証明しました。そして2007年にはノースイースタン大学のジーン・コッパーマンが「26以下」と証明し、2008年にはスタンフォード大学のトマス・ロキッキが「22以下」と証明しました。どんどん縮まっていき、ついに2010年にアメリカ・ドイツの共同研究グループにより最終的な解明に至ったのです!なぜ最終的かというと、ルービックキューブの動きのすべてのパターン(4,325京2,003兆2,744億8,985万6,000通り)を解析して得た結果だから。そして得た神の数字が、20だったのです!どんな状態のルービックキューブも20手あれば、元の6面揃った状態になることを解明できたのです。解明チームの一人である、ケント州立大学のモーリー・デビッドソン助教授は「7歳の誕生日にルービックキューブを買ってもらい、その時から謎を解明する!」と子ども心に誓っていたそうです。映画とかドラマになりそうな、物語ですよね。ただ、数学者によって解明されたとしても、それと私たちが簡単にルービックキューブを解けるかは別問題。とはいえ、そんな時に強い味方がいます。それはスマートフォンのアプリ。ルービックキューブの6面をそれぞれ写真で取ると、あとは自動的に解析して、解き方(揃え方)を順番に指示してくれるアプリがあるのです。なんだか凄い時代になったものですね。(文/シール坊)
2015年04月22日『異邦人』などで知られるノーベル文学賞作家アルベール・カミュの短編集を、俳優ヴィゴ・モーテンセン主演で映画化した『涙するまで、生きる』が、今年の初夏に公開されることが20日、明らかになり、劇中写真とポスタービジュアルが公開された。同作は、累計40万部を超えるノーベル賞作家アルベール・カミュの短編集『転落・追放と王国』の一編を、気鋭のフランス人監督、ダヴィッド・オールホッフェンが脚色して映像化したもの。『ロード・オブ・ザ・リング』のアラゴルン役などで知られるヴィゴ・モーテンセンが主演を務める。舞台は、フランスからの独立運動が高まる1954年のアルジェリア。人里離れて暮らしていた元軍人の教師・ダリュのもとに、殺人容疑をかけられたアラブ人・モハメドが連行されてくる。この2人が、争いに巻き込まれながら険しい旅路で心を通わせていくヒューマンストーリーで、人間が分かりあうことの困難さや尊さを問いかける内容だ。昨年のベネチア国際映画祭でコンペティション部門、トロント国際映画祭でSPECIAL PRESENTATIONS部門に出品。ストーリーに加え、2人の祖国の板挟みとなった主人公の葛藤を、フランス語とアラビア語を見事に操って表現し、人間味豊かな役を熱演したヴィゴ・モーテンセンが高い評価を受けている。(C)2014 ONE WORLD FILMS (C)Michael Crotto
2015年03月20日『ロード・オブ・ザ・リング』で多くの賞に輝いた世界的俳優ヴィゴ・モーテンセンが主演・製作を務め、2014年度カンヌ国際映画祭批評家連盟賞を受賞した映画『JAUJA』(原題)が邦題を『約束の地』と改め、日本で公開されることがこのほど明らかになった。本作の舞台となるのはアルゼンチンとチリにまたがる南米大陸の南端、パタゴニア。3つの世界遺産と約30の国立公園がある希少な生態系の宝庫だ。1882年、そのパタゴニアを訪れたひと組の父娘の物語は、誰も辿り着いたことのない「豊穣と幸福の理想郷」という意味合いを持つ伝説の地“ハウハ”についてのテロップから幕を開ける。アルゼンチン政府軍による先住民の掃討作戦に参加しているデンマーク人エンジニア、ディネセン大尉の美しきひとり娘・インゲボルグが、海辺の野営地から忽然と姿を眩ました。愛娘を必死に捜索するディネセンだったが、思わぬ障害や険しい地形に行く手を阻まれる。馬を失い、広大な荒野に一人きりになった彼の前に現れた一匹の犬。導かれるままにさまよい込んだのは、摩訶不思議な世界だった…。ストーリーからも想像できる神秘的な絶景を背景に、消えた娘を捜索する父親を演じるのは『ロード・オブ・ザ・リング』のヴィゴ・モーテンセン。主演、製作、音楽まで担当し「これまでに関わった仕事の中で、最も満足のいく経験のひとつになった」と自信の程を語った。監督は、ヴィゴが少年時代を過ごし“第二の故郷”と例えたアルゼンチンが生んだ鬼才リサンドロ・アロンソ。過去4作品で未開の大自然のまっただ中にカメラを持ち込み、ヴィゴも惚れ込ませる程、通常の商業映画とはかけ離れたようなアーティスティックな作品を作り続けている。監督自身、長編第5作目となる本作にも現れる自然の鮮烈な色彩美を表現したのは、アキ・カウリスマキ監督の『ル・アーヴルの靴みがき』『浮き雲』といった諸作品を手がけてきた撮影監督のティモ・サルミネン。35mmフィルムによる四隅が丸みを帯びた変形スタンダード・サイズの映像を創出した。独創的な世界観を持つ彼らのタッグは想像力を刺激し、陶酔感を呼び起こすロードムービーを創り出した。カンヌで多くのジャーナリストを唸らせ、国際映画批評家連盟賞を受賞した作品をまずは公開された画像で楽しんでみて。『約束の地』は6月13日(土)よりユーロスペースほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月20日ヴィゴ・モーテンセンが主演を務める映画『約束の地』が6月13日(土)に日本公開されることが決定した。カンヌ映画祭で批評家連盟賞を受賞したロードムービーだ。その他の画像本作は、1882年にアルゼンチンとチリにまたがる南米大陸の南端に位置するパタゴニアを訪れた父と娘が、まだ誰もたどりついたことがない伝説の地“ハウハ”を目指す孤高の旅と、父が娘に対して愛を貫こうとする姿を描いた壮大な作品。アルゼンチン人監督リサンドロ・アロンソの才能にほれ込み、モーテンセンが父親役を熱演している。また、アキ・カウリスマキ監督ともタッグを組んでいる撮影監督ティモ・サルミネンが撮影を手がけ、35ミリフィルムで四隅が丸みを帯びた変形スタンダード・サイズで幻想的な映像世界を描出。独特の色彩と長まわしを用いて、唯一無比の映像を描き出し、高い評価を集めている。『約束の地』6月13日(土) ユーロスペースほか全国順次公開
2015年03月20日英国客船タイタニック号の沈没事故を描いたミュージカル『タイタニック』。ピーター・ストーン原作、『NINE』『グランド・ホテル』などで知られるモーリー・イェストンの音楽・作詞で1997年にニューヨーク・ブロードウェイで初演され、同年のトニー賞では最優秀ミュージカル作品賞など5部門で受賞したこの舞台、2013年にはロンドン・ウエストエンドでトム・サザーランドの新演出版が誕生。この新演出版が日本初上陸し、現在東京・Bunkamuraシアターコクーンで上演中だ。開幕後3日目にあたる3月16日(月)の舞台を観た。新演出版ミュージカル『タイタニック』チケット情報そもそものブロードウェイ版ではタイタニック号の船体そのものを主役とするような大掛かりな舞台装置を駆使したスペクタクル・ミュージカルとして話題になっていたが、今回日本で上演されているウエストエンド版ではタイタニックに乗り合わせた人間たちに焦点が当てられた濃厚な人間ドラマになっているのが特徴。舞台装置は極めてシンプルで、ステージには船の甲板とバルコニー、そして可動式のタラップがあるのみ。このタラップや時々登場する机や椅子などの小道具などは、すべてキャストたちが自ら動かしていることも印象的だ。また、客席通路を俳優たちが行き来するため、まるで劇場全体が巨大な客船の甲板、または船室の一部のようにも思え、自分も乗客のひとりのような気持ちで物語に入りこむことができた。登場人物は全62役なのだがキャストは総勢22名で、各自が早替わりで何役も演じ分けることになっている。そのキャスト陣には日本ミュージカル界が誇る実力派が勢ぞろい。タイタニックの設計士・アンドリュース役に加藤和樹が扮するほか、鈴木綜馬、藤岡正明、戸井勝海、津田英佑、栗原英雄、シルビア・グラブ、未来優希、安寿ミラ、佐山陽規、光枝明彦、さらには古川雄大、入野自由ら若手有望株も多数参加。トム・サザーランド本人がオーディションで選んだ面々ということもあって、歌の実力は折り紙付きだ。全員で歌うナンバーの重厚さ、表現力には何度も胸を熱くさせられた。乗客や船員たちの人間関係が丁寧に描かれる第一幕、そして船が氷山に衝突してからの人々の姿を追う第二幕。そのストーリー、彼らの運命はおそらく誰もが知っている展開になるわけだが、俳優たちの説得力ある歌声と演技、シンプルだが人間の本質を徹底して突いた演出力に、ひたすら圧倒されっぱなしの約2時間半だった。ミュージカル『タイタニック』はこのあと3月29日(日)まで東京・Bunkamuraシアターコクーンで、続いて4月1日(水)から5日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで上演。チケットは発売中。取材・文:田中里津子
2015年03月17日フレッシュハンドメイドコスメ「ラッシュ(LUSH)」は3月15日、洗顔ソープ「モービス」(100g/1,000円)を発売する。「モービス」は小麦が持つ様々な栄養素に注目した新感覚の洗顔ソープ。小麦全粒粉のパンを砕いて加えるという斬新な発想により、ソフトなスクラブが古い角質や汚れを優しく取り除いてくれる。更に、見た目も小麦全粒粉のパンそっくりに仕上げられた。なお、商品名の「モービス」は、創立メンバーの1人であるMoの名前をもじったもの。彼女が焼いたパンが、イギリスの定番食パン“Hovis”に似ていたことに由来している。その他、ホップオイルに含まれたビタミンEが肌を柔らかく整え、ラブダナムとサンダルウッドのエッセンシャルオイルが爽やかな香りを演出。サンフラワーオイル、カカオバター、ココナツオイル、ウィートジャムオイルなど、配合された植物由来の原材料とともに肌を優しく洗いあげる。取り扱いはラッシュの各店舗、及び通信販売を予定。
2015年03月11日スピーシーズは2月6日、28自由度のモーションフィギュア「MF303」の開発評価セットを4月より販売すると発表した。ロボット技術を応用してフィギュアなどのキャラクター商品を静かに動かすことができれば、大きな市場と成り得ると言われている。しかし、ボディ内にサーボモータを内蔵する従来型のロボットの構造では内蔵されるサーボモータの大きさと重さ、モータの発する音がネックとなり、フィギュア用には使えなかった。同製品は、スリムな形状を忠実に再現しつつ静かに動くフィギュアを目指したモーションフィギュアで、28自由度の駆動機構を持ち人間に近い繊細な動作が可能であるのに加え、IT業界デファクトのRaspberryPi基板を実装してLINUXでのソフト開発が可能。さらに、人気の高い3DCG制作ソフト「MikuMikuDance」でモーション作成が可能となっており、 今まで実現不可能だったスリムでキュートな女子型の萌え系フィギュアを静かに動かすことができ、オタク市場のユーザーに対して新しい企画の商品を提供することができるようになった。さらに、Motion Figure Systemでは、小型のサーボモータを利用することができ、コスト低減に繋がる他、軽量なモーションフィギュアを実現可能である。また、同製品は35cm程度の小型のフィギュアだが、より大きな人間サイズのフィギュアを製作することも可能で、その場合でも軽量であることから製作時の危険性を軽減できる。市場としては、オタク市場のほか、一般キャラクター市場、トイ市場、シニアケア、教育分野、車載分野、ゲーム機とのコラボ、パチンコ、カラオケ、動くマネキン、クラウドによるSNSとのコラボなどが想定され、1業種1社を基本にパートナーとの連携を図っている。すでに、各分野の複数のパートナー企業と共同開発中である。なお、コンシューマ向けの大量生産時の市場価格(外装付き)は、大きさ、自由度と量産数により変動するが、5万円~10万円を想定しているという。
2015年02月09日力強くも美しい歌声で『ミス・サイゴン』のクリス役など、数々の当たり役を得てきた歌手で俳優の藤岡正明が、ロンドン発のミュージカル『タイタニック』に出演する。新演出版 ミュージカル「タイタニック」チケット情報日本では映画版や壮大なセットで話題を集めたブロードウェイ版などで知られるが、本作は英国の気鋭演出家トム・サザーランドによる新演出版。歴史的悲劇に愛や希望を見出したドラマティックな群像劇だ。「台本を読むだけでも様々な人間の考えや思いが交錯していて、どの目線から見ても物語が成立する。最初にひどいと思った人物も、2度目にその人の立場で物語を読み解くと、痛いほど気持ちが分かったり。悪者がいない。地球上に住む60億人すべての人間の共感に値するものが、絶対にあるんじゃないかな」物語は『NINE』や『ファントム』を手掛けたモーリー・イェストンが紡ぎ出す名曲の数々に彩られる。藤岡が演じるガテン系の機関士バレットにも、恋人へ捧ぐ見せ場のナンバー『プロポーズ/輝く夜』がある。「まだ稽古前ですが、作品をよく知る人たちからは『あの曲を歌ってくれるんですね!』とすでに喜ばれていて。名曲を歌わせてもらえることは、ありがたいですね。ただバレットは、史実とは別の末路をたどるので。そこは難しいチョイスだなと。稽古場では彼が育った環境や服装まで掘り下げて、役に深みを持たせたい」俳優業の傍ら、2012年には演劇ユニット「青唐辛子」を旗揚げ。俳優を目指す若者らと交流することで、一層舞台が好きになったという。「いいものはいいと認めてあげたいし、少しでも才能を見出す一端を担えればと始めましたが、僕自身役者として何をすべきなのか使命感を感じるようになりました。『タイタニック』ではよくぞこの面子を揃えたな!と共演するのが楽しみな方たちばかり。魅力的なキャストと骨太な筋書き、歌を聴くだけでも感動できる。間違いなくおすすめできる作品です」主演は『ボンベイドリームス』への出演も決定している加藤和樹。共演に実力派の鈴木綜馬、戸井勝海、津田英佑、シルビア・グラブ。ヴォーカル・グループ「LEVEL VETS」メンバーの佐藤隆紀。注目の若手より古川雄大、矢崎広、声優としても活躍する入野自由。また宝塚歌劇団花組元トップスターで振付家の安寿ミラほか多彩な顔ぶれでおくる。3月14日(土)から29日(日)まで東京・シアターコクーン、4月1日(水)から5日(日)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演。チケットは1月17日(土)より一般発売開始。一般発売に先駆け、1月16日(金)18:00より先行先着「プリセール」を実施。取材・文:石橋法子
2015年01月15日トニー賞5部門受賞の名作ミュージカルを全く新しい視点から再構築したトム・サザーランドの新演出版ミュージカル『タイタニック』。豪華客船が辿る歴史的な悲劇に人々の愛や希望を見出し、ドラマティックな群像劇に仕立てた。2013年のロンドンで最もチケットが入手困難と称された話題作が2015年3月、早くも日本初上陸を果たす。新演出版 ミュージカル「タイタニック」チケット情報事故の混乱の最中、冷静沈着に乗客を誘導する二等航海士ライトーラー役には注目の若手、小野田龍之介。プロダンサーを母に持ち、子役として数々の舞台経験を積んできた。2011年には「シルヴェスター・リーヴァイ国際ミュージカル歌唱コンクール&コンサート」で特別賞に輝くなど、その実力は折り紙付きだ。「群像的として描かれる新演出版では、恋人や家族への愛、夢を追う気持ちなど、登場人物一人ひとりの輪郭が見えるので、きっと心に響く役があると思う。モーリー・イェストン(『NINE』『ファントム』の音楽家)による音楽も素晴らしい。ライトーラーは史実に基づき、悲劇を生き抜く人物として描かれる。10代にして一等航海士の経験もある実力者です。仕事にプライドを持ち、乗客の安全を第一に考えている。光枝明彦さん演じる船長とのお芝居もあるようなので楽しみですね」本番を前に、2014年は環境を一新したリセットの年と振り返る。「もう一度純粋に“エンタメ愛”を見つめ直す時期に来ていた。そんな中、小さい頃から大好きなディズニーの『アリス・イン・ワンダーランド』で一年を締めくくれたことは象徴的でした。『アリス~』ではエル・ガトという明るい役でしたが『タイタニック』ではまたガラリと雰囲気が変わる。小野田龍之介の多彩な表情を楽しんでもらえると思う。いつどんな要求にも応えられる俳優をめざし、2015年も自分を磨いていきたいですね」公演は、3月14日(土)から29日(日)まで東京・シアターコクーン、4月1日(水)から5日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演。チケットは1月17日(土)より一般発売開始。なお、チケットぴあでは1月12日(月・祝)18:00まで先行先着「プリセール」実施中。取材・文:石橋法子
2015年01月08日ドイツ・フォルクスワーゲンはロサンゼルス・モーターショーにて、燃料電池を搭載した研究車両「ゴルフ ハイモーション」を世界初公開した。3分で完了する水素充填により、500kmの走行が可能となっている。同モデルはドイツ本社のグループ研究部門で開発された駆動コンポーネントを搭載する。出力100kWの燃料電池システムと大容量のリチウムイオンバッテリーを搭載し、すでに発表されている「e-ゴルフ」から採用された電気モーターを駆動する。フォルクスワーゲンでは、新しいシステムに対して新しいモデルを用意するのではなく、量産モデルに代替駆動パワートレインを採用する戦略を採用している。「ゴルフ」はすでに通常のガソリンエンジンに加えて、電気自動車の「e-ゴルフ」やプラグインハイブリッドの「ゴルフ GTE」が開発されており、燃料電池システムの搭載はこれに続くものとなる。「ゴルフ」は他にディーゼルや天然ガスも採用しており、「ゴルフ」ハッチバックは「ゴルフ ヴァリアント」と並んで、現在利用できるすべての駆動システムを採用可能な世界初のモデルシリーズとなった。こうしたフレキシビリティの高さは、フォルクスワーゲンがグループ全体で共有している「モジュラー トランスバース マトリックス(MQB)」プラットホームによって可能になった。フォルクスワーゲンでは、「ゴルフ ハイモーション」が市販されるには、一般の消費者が購入可能な価格帯となることや水素インフラが整備されること、その水素の生産に用いられるエネルギーが再生可能なものであることが必須だとしている。こうしたことを念頭に置きながら、米国製の「パサート」をベースに、「ゴルフ ハイモーション」と同じ駆動コンポーネントを用いた何台かの研究車両を製作しており、「パサート ハイモーション」の研究車両は、カリフォルニアの公道でテストを実施しているという。
2014年12月02日来年3月に上演されるミュージカル『タイタニック』の全キャストが発表になり、主役の設計士アンドリュース役に加藤和樹の出演が決まった。同作は、『NINE』『グランド・ホテル』『ファントム』などで知られるモーリー・イェストンの音楽・作詞によって1997年に米ブロードウェイで初演。その年のトニー賞で作品賞など5冠に輝いたヒット作だ。日本では2007年、2009年に松岡充主演で上演されたが、今回は昨年英ロンドンで好評を博したトム・サザーランドの新演出で上演する。サザーランドは東京で行われたオーディションのために来日。加藤の抜擢について「彼のカリスマ性に非常に感銘を受けました。その人間性が葛藤や苦悩など人間という存在に対しての深い洞察力を持つアンドリュースに相応しいと思います」と話している。一方、加藤は「ウエストエンドのミュージカルは心に響くものがあり、とても難しい演目だと思いますが、精一杯設計士・アンドリュースとして生きぬきたいと思います」とコメント。出演は他に、日本ミュージカル界の実力派 鈴木綜馬、藤岡正明、戸井勝海、津田英佑、栗原英雄、シルビア・グラブ、未来優希、安寿ミラ、佐山陽規、光枝明彦。さらに、ミュージカル界の次代を担う若手、古川雄大、入野自由、矢崎広、上口耕平、小野田龍之介、則松亜海、菊地美香、関谷春子らの顔ぶれが揃う。公演は2015年3月14日(土)から29日(日)まで東京・Bunkamuraシアターコクーン、4月1日(水)から5日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて。チケットは2015年1月17日(土)より一般発売を予定。
2014年10月27日舞台でも活躍する歌手のマルシアが、現在大阪で開幕中のミュージカル『ファントム』に出演している。一癖も二癖もあるオペラ座のディーバ、カルロッタを演じる彼女に意気込みを聞いた。ミュージカル「ファントム」チケット情報東京公演は先月に終了。「おかげさまで毎日スタンディングオべーションをしていただき、お客さまが涙で鼻をすすって帰って行かれました。『ファントム』は、すごく日本人の感性に合うようですね。大阪でもぜひ、ハンカチを忘れずにいらして下さい」と、かなりの手ごたえをつかんだようだ。ガストン・ルルーの小説を原作に脚本家アーサー・コピットと、作曲家モーリー・イェストンが91年に制作した舞台は、異形の姿に生まれたファントムと歌姫クリスティーヌの悲恋を描く。マルシアは、若くて歌が抜群に上手なクリスティーヌが登場したため、ディーバの地位があやぶまれ、嫉妬のあまりクリスティーヌをいじめ抜く役柄だ。「皆さんはおそらく、カルロッタを悪役というイメージで見ていらっしゃると思う。彼女はちょっと度が過ぎたところもありますが、ものの善悪が分からない人で、自分のしたいことを本能のままにして、今を生きている。これってすごいことで、演じるのはすごく楽しいんです」。ただし、個性が強いため「使うエネルギーが半端ではなく、気をつけないとかなり肉体的にダウンしちゃう。今やカルロッタのパワーにマルシアも支配されてしまいました(笑)」。演出を手掛けるのは、米国出身の若手演出家ダニエル・カトナー。「ブロードウェイの方だなと思うのは、演出の仕方が派手なところ。また、私が稽古していたら「ウワーッハハハーッ!」と素直に大声で笑ってくれるんです。共演者の吉田栄作さんがあの大笑いに騙されるな、本番でお客さんから同じ反応が起きるとは限らないよと。日本の方はそこまで笑わないから。でも大阪は違うと思っています(笑)」。アンドリュー・ロイド=ウェバー版の『オペラ座の怪人』との違いは、「城田優君のファントムは人間的で素敵。女性は母性本能をくすぐられると思う。カルロッタは、よりスパイシーでユニーク。私はそんなつもりはないんですがコメディ担当(笑)」だそうだ。さらに、「楽曲はどれも美しいですし、時代を越えて通じるものがあります」ともいう。「舞台は私の最高のエネルギーが出せる場所。オペラ座のような梅田芸術劇場に今後ももっと出演できるように頑張りたい」と話すマルシアの魅力的なカルロッタを見てほしい。梅田芸術劇場 メインホールにて10月15日(水)まで上演。チケット発売中。取材・文:米満ゆうこ
2014年10月06日舞台で圧倒的な存在感を放つ城田優が、ミュージカル『ファントム』の主役に抜擢された。この作品に託す思いを語ってもらった。ミュージカル「ファントム」チケット情報ガストン・ルルーの小説『オペラ座の怪人』をベースに、脚本家アーサー・コピットと、作曲家モーリー・イェストンが’91年に制作したのが『ファントム』。醜い容姿に生まれ、孤独に生きるエリックという名の怪人が歌姫クリスティーヌに出会う物語だ。「以前、大沢たかおさんが演じられプレッシャーはありますが、資料になる映像はあえて見ていません。脚本を読んで、自分なりに感じたイメージを具現化していくことが僕の役づくりの方法なんです。大沢さんの怪人を見たら、そのインスピレーションで作る舞台になってしまう。今回は全く新しいファントムを作るつもりですし、城田の怪人は最高と言われたいですね」と意気込む。面白いのは、今作の演出を手掛けるダニエル・カトナーが、アンドリュー・ロイド=ウェバー版『オペラ座の怪人』の演出家ハロルド・プリンスの愛弟子であるという事実。「ダニエルがハロルドのところへ挨拶に行ったところ、“君なら、ロイド=ウェバー版とはまた違う、素晴らしい作品ができる”と喜んでくれたそうです。僕は(今作の楽曲を手がけた)モーリーとお会いしましたが、“僕らの作品には豪華なシャンデリアやビッグナンバーもない。でも、怪人の人物像を繊細に描いている”とおっしゃっていた。そこを深く掘り下げたい」。ロイド=ウェバー版とは違い、今作では、怪人の幼小期や両親との関係などが明かされる。さらに楽しみなのはイェストンの楽曲にのせる城田の歌声だ。昨年ブロードウェイのスターと共演したコンサート『4Stars』で、彼らに引けを取らない抜群の歌唱力で観客を魅了した。「『4Stars』は日本で10本のミュージカルに出ても得られないほどの貴重な経験でした。この後なら何でもできると思った」。「では、ブロードウェイを目指してほしい」とのリクエストには、「日本のミュージカル界では少しずつ評価頂けるようになりましたが、ブロードウェイはまだまだ。それに怖いです(笑)」と正直だ。それでも、城田の歌を聞いたイェストンから「君は今のままでいいよ」とお墨付きをもらっている。「モーリーの楽曲は一回聞いただけでは覚えられない深い闇のような音。エリックのねじ曲がった心と純粋さが見事に調和している」。舞台デビューから12年。「寿命を削ってでも集大成をお見せしたい」と話す彼の新しい怪人が、この秋、誕生する。公演は9月13日(土)から29日(月)まで東京・赤坂ACTシアター、10月5日(日)から15日(水)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて。チケット発売中。取材・文:米満ゆうこ
2014年08月05日9月に開幕するミュージカル『ファントム』へ向けて、主演の城田優が動き出した。城田の初の単独主演作として昨年から話題沸騰、その注目の舞台を前に、「まだずっと先にあると思っていた山が、いよいよ目の前に来たかな」と気を引き締める。フランスの小説家ガストン・ルルーの『オペラ座の怪人』を原作とするミュージカルはアンドリュー・ロイド=ウェーバー版が著名だが、脚本家アーサー・コピットと作曲家モーリー・イエストンによる本作は、同じ原作から違った味わいを引き出して高い評価を得ている人気作だ。主人公ファントム(エリック)の人物像をより深くみつめて繊細に描いた独創的なストーリーに、城田は大きなやり甲斐と共感を抱いている。ミュージカル『ファントム』チケット情報「昨年ニューヨークで作曲のモーリーさんにお会いして、お話を伺ったんです。“僕の作品にあるのはコンプレックスと闘う男の姿だ”とおっしゃっていました。人間の哀しさ、せつなさを浮き彫りにしたドラマ性を非常に大切にしていると聞いて、僕もエリックとして一生懸命、ドラマチックなメロディや歌詞を観客の心に届けられるように演じたいと思います。コンプレックスという点では、僕自身もハーフであることから“なぜ僕だけ?”といった経験を少なからずしてきているので、その感情が何かしら役に立てばいいなと思っていますね」昨年はレア・サロンガ、ラミン・カリムルー、シエラ・ボーゲスといった世界のスターたちとともにコンサート『4Stars』の舞台に立ち、またミュージカル『ロミオ&ジュリエット』再演ではロミオとティボルトの二役を演じ分けて、経験値上昇の確かな手応えを得た。自らに期待して挑む今回の『ファントム』は、『4Stars』を手がけた気鋭の演出家ダニエル・カトナーとの二度目の共同作業になる。「ダニエルはニューヨークを拠点に活躍している、とても研ぎ澄まされた感覚を持っている演出家です。役者のことを第一に考えて思考、行動してくれる方なので、仕事をしていて非常に安心。背中を支えてもらえている感じがあります。またご一緒できるのは嬉しいですね」共演陣の中で、ヒロインのクリスティーヌを演じる山下リオは今回が初舞台。片や、マルシアや吉田栄作といった頼れる実力派も揃っている。その中心に立って城田が挑むのは「舞台に立つ皆が輝いている」エンターテインメントだ。「全員が同じラインに立って、同じ世界に生きないと作品が成立しませんから。それぞれが触発し合って、いい舞台を立ち上げたい」。熱き志を持った座長は、仲間とともに次なる山の高みを目指す。公演は9月13日(土)から29日(月)まで東京・赤坂ACTシアター、10月5日(日)から15日(水)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて。チケットの一般発売は6月21日(土)午前10時より。チケットぴあでは、6月3日(火)昼12時より東京公演のプレゼント付きチケットを受付。また、スペシャルミニライブ&制作発表イベントに、チケット購入者の中から抽選でご招待。応募の詳細等はチケット情報ページにて。取材・文:上野紀子
2014年06月02日ファミリーモールのキーワードは「キッズを中心とした親子3世代」。お仕事体験テーマパーク、エンターテインメントミュージアムやメーカーのアンテナショップなど、家族で楽しめるコンテンツ約80店舗が勢ぞろいしている。1階の“ファミリーファッション&ライフスタイルフロア”には、「未来屋書店」の新業態、体験型キッズゾーン「みらいやのもり」がある。「めいさくえほんはくぶつかん」「こどもサイエンス」「こどもアトリエ」「こどもキッチン」と、子供の興味関心で四つに分類した”こどもハウス”からなるゾーンだ。「こどもセルフレジ」ではレジ体験のできるセルフレジを導入。おすすめの絵本やギフトを提案してくれるコンシェルジュが常駐し、ワークショップや体験イベントなどが毎週末開催される。またこのフロアにはダイソーのポップな雑貨ショップ「papipupePOKKE」や家族でメガネ選びを楽しめる、メガネブランド「ゾフ(Zoff)」の新業態「ゾフ・マルシェ(Zoff Marche)」もオープン。2階“キッズファッション&ライフスタイル”のフロアには、イオンの子供関連用品ゾーン「キッズ共和国」がイオン最大の広さで出店。ファッション、玩具、文具などが一同に集結。隣には12歳以下の子供を対象とした室内ゆうえんち「モーリーファンタジー」があり、キャラクターのララちゃんの塗り絵を専用モニターにかざすと、モニター上に3Dのララちゃんが登場して踊り出すという、最先端のゲーム機器を導入している。ベビー&キッズカジュアルゾーンでは、「ヒステリックミニ(HYSTERIC MINI)」「バービー/ジルスチュアートニューヨーク」など、専門店約20店舗をラインアップ。千葉県初出店となるセレクトショップ「リボンハッカキッズ(Ribbon hakka kids)」は、親子で楽しめるカフェ「カフェアール(Cafe R)」を併設。そして3階には、ファミリーモール最大の目玉となる、家族で楽しめるエンターテインメントスポットを集約。日本初上陸のお仕事体験テーマパーク「カンドゥー(Kandu)」は、警察、航空会社、銀行、ラジオ局など、約35種類のお仕事体験ができる「ベニュー」と家族みんなでゆっくり食事のできる約530席のレストランで構成され、親子3世代で楽しめるテーマパーク。東映特撮ヒーロー作品の体験型エンターテインメントミュージアム「東映ヒーローワールド」では、特撮ヒーローとなって体験できるアトラクションを設置。作品製作に使用した撮影用スーツや小道具が展示され、ヒーローをモチーフにしたフードが堪能できるカフェがある。子供はもちろん、特撮ファンの大人も楽しめる内容だ。また“オリジナルばかうけ”が作れる、栗山米菓による初の体験型アンテナショップ「ばかうけサーカス」も出店。約600もの客席を設けたフードコート「ごちそうパーク」では、丸亀製麺の新業態「マルコズキッチン(MARCO'S Kitchen)」など、初出店を含む8店舗が出店している。他にも広大な屋上公園「スカイパーク」には、ミニイベントができるステージ、噴水や水遊びのできるビーチがある。(4/5ではあらゆるスポーツ需要に応える「アクティブモール」を紹介。)
2013年12月18日2014年秋に城田優主演ミュージカル『ファントム』の上演が決定した。フランスの小説家ガストン・ルルーの『オペラ座の怪人』を原作に、『NINE』(1982年)を製作した脚本家アーサー・コピットと作曲家モーリー・イェストンの黄金コンビが1991年にミュージカル化。仮面を被り、劇場の地下で生きていかねばならない運命を背負い、自らを”オペラ座の怪人”と名乗る主人公ファントムことエリックの悲劇。本作は、怪人ファントムの人間像に焦点をあてたストーリーと独創的な楽曲で高い評価を得ている。演出はダニエル・カトナー。城田優が世界のミュージカルスターと共演して話題となった『4Stars』を手がけた注目の若手演出家だ。上演決定にあたり、城田は「ファントムという役は、今まで僕が演じてきたどの役ともまったく違う、とても興味深い役です。深い暗い影もあれば美しい光の部分も持っている、ギャップのある人物。舞台では彼の繊細な心を表現できるようにしたいと思っています。作詞&作曲のモーリー・イェストンさんには、ニューヨークで直接お目にかかった時「ありのままの、君らしいファントムを演じてくれればいい」という言葉を頂きました。城田優ならではのファントム像を築けるよう、頑張ります」とコメントを寄せている。公演は2014年秋、東京・赤坂ACTシアター、大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて。
2013年09月10日クライヴ・オーウェンが、宇多田ヒカルの元夫である紀里谷和明監督の最新作『The Last Knights』(原題)でモーガン・フリーマンと共演することが決まった。『キング・アーサー』、『エリザベス:ゴールデン・エイジ』などでも騎士役を演じてきたクライヴだが、マイケル・コニーヴェスが脚本を執筆する本作でもナイトの役柄を演じることになるという。『GOEMON』などの日本映画界で映像美を追求してきた紀里谷監督がメガホンを取る本作は、腐敗した皇帝とその一味を捕らえて殺された師の敵討ちをする騎士団の物語で、製作が難航しているキアヌ・リーブス主演のハリウッド版忠臣蔵『47RONIN』と同様のストーリーラインになると見られている。ルカ・プロダクション・インターナショナル社が製作を担当する同作は、今月からチェコ共和国でクランクイン予定。クライヴは今後も『Blood Ties』(原題)などの新作が控えており、一方のモーガンは現在、マイケル・ダグラス、ケビン・クライン、ロバート・デ・ニーロらと共演するコメディー作品『Last Vegas』(原題)を撮影中だ。■関連作品:GOEMON 2009年5月1日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009「GOEMON」パートナーズ
2012年11月05日賀来賢人、中村倫也、ソニンらが出演するミュージカル『RENT』の公開稽古が10月13日、都内にて行われた。稽古場には2000名超の応募の中から選ばれたファン40名も来場。賀来は「稽古を見られるということは普段なかなかないことなので、逆に緊張感ある稽古が出来て僕たちとしてもラッキー。本番までにはもっと最高の作品にしたい」と現在の心境を語った。『RENT』は1996年にNYで初演、その後ブロードウェイでは12年4ヵ月のロングランを果たし、映画化もされるなど、世界的に大ヒットしているミュージカル。20世紀末のNYを舞台に貧困やエイズ、ドラッグ、同性愛など当時の世相を映し出しながらも、それでも夢を追いかける若者たちの姿をリアルに描いた作品だ。日本でもたびたび上演されているが、今回はオリジナル版を演出したマイケル・グライフが2011年に新たに創った“新演出版”を、日本で初めて上演する。この日はオープニングシーンの「RENT」や、作品きっての名ナンバーであり、現在缶コーヒーのCM曲としても使われている「Seasons of Love」のシーンなど全5場面を披露。本番とは異なりピアノ一本の伴奏でのパフォーマンスだったが、それでも立体的に組まれたセットを上下左右と激しく動き回るキャスト陣のパワーに圧倒される。ひとりひとりが全身全霊を役にぶつけているかのような熱演で、個々の個性が際立つとともに、ハーモニーを聴かせる場面では美しく音を響かせてチームワークの良さもアピール。これが自分たちの『RENT』だ、と言外に主張しているかのような稽古披露だった。その後行われたミニトークでは「一番好きなナンバーは」といった質問から、「カンパニーを家族にたとえるとしたら家族構成は?」といった話も飛び出し、大盛り上がり。お気に入りのシーンを問われると、ロジャー役のJulian(中村とダブルキャスト)が「賢人の『CONTACT』のシーンのセクシーダンス!」、モーリーン役の上木彩矢(ソニンとダブルキャスト)が「(モーリーン役は)ケツを出すシーンがあるので…ソニンちゃんのプリケツを見るのが楽しみ」と答え、会場を笑わせた。またコリンズ役で出演するSkoop On SomebodyのTAKEは「絆は深いですが、みんなそれぞれの役と戦って苦しんでいる段階なので、いい意味でまだカンパニーはまとまっていません。本番になってみんながひとつになった瞬間が楽しみ」と今後の発展を力強く語っていた。公演は10月30日(火)から12月2日(日)に東京・シアタークリエ、12月6日(木)から9日(日)に兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて。チケットはともに発売中。
2012年10月15日2006年には映画化もされた人気ミュージカル『RENT』。“RENTヘッズ”と呼ばれる熱狂的なファンを世界中に生み出している伝説的作品の“新演出版”がこの冬、日本で上演される。8月22日、都内にてその製作発表が行われ、出演する賀来賢人、中村倫也らが意気込みを語った。作品は20世紀末のNY、イーストヴィレッジを舞台に、家賃(RENT)を滞納するような貧困やドラッグ、HIVといった現代的問題を抱えた若者たちが、それでも夢を追いかけ、今日という日を愛し精一杯生きる姿を描いたもの。1996年にNYで初演、そのメッセージ性の強さと、名曲揃いの楽曲でまたたく間に世界的ヒットとなった。今回は、このオリジナル版を演出したマイケル・グライフが2011年に新たに創った“新演出版”の日本初上陸だ。キャストは3188名の応募の中からオーディションで選ばれた。映像作家のマーク役を務めるのは賀来賢人。「実際にオフ・ブロードウェイで『RENT』を観て、やっている側に入りたいなと思わせられた。本当に歌が素晴らしく、オーディションを受けていても楽しくて、自分の“仕事観”が壊されたくらい」という惚れこみよう。マークの同居人で元ロッカー、ロジャー役に挑む中村倫也(Julianとダブルキャスト)は「『RENT』という世界中で愛されている作品に出演できて嬉しく思います。自分はものすごい日本人顔ですし(笑)、HIVとか同性愛とか貧困とかはあまり体感したことがないので、想像力と稽古でしっかり準備したい」と意気込んだ。また前回(2010年)、ヒロイン・ミミを演じ、今回はパフォーマンス・アーティストであるモーリーンを演じるソニン(上木彩矢とダブルキャスト)は「演出も変わるし、新たな作品に関わる気持ち。とても興奮しています」とコメント。さらに12月から文化庁新進芸術家海外研修制度でNY留学をする彼女は、「(NY留学は)正直、前回『RENT』に出演したことが大きなきっかけ。NYの地と『RENT』は説明できないくらい結びついていて、色々なことを気付かされた。NYに行くことを前提にやる『RENT』が自分にとってどう見えるのか、本当にワクワクしています」とも語った。ほかにもモデルの石田ニコル、Skoop On SomebodyのTAKEや、元SDN48の西国原礼子から、これが初舞台となる新人まで様々な経歴を持つキャストが並ぶ。この日の会見ではそのキャストたちが名曲『Seasons of Love』など劇中歌3曲を披露、新たな『RENT』カンパニーのパワフルな魅力をアピールした。公演は10月30日(火)から12月2日(日)に東京・シアタークリエ、12月6日(木)から9日(日)に兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて。チケットはともに8月25日(土)に一般発売開始。チケットぴあでは、東京公演のインターネット先着先行(プリセール)を8月24日(金)18:00まで受付中。
2012年08月23日