海賊、チョコレート工場長、帽子屋、ヴァンパイアなど、白塗りメイクや奇抜な衣装で数々の強烈キャラを演じてきたジョニー・デップの主演最新作『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』。本日12月24日(水)の聖なるイブに、本作からファン待望の日本オリジナル本予告と日本オリジナル劇場ポスターが解禁!“ちょびヒゲ”ジョニデが贈る破天荒な新キャラの全貌が明らかとなった。本作の舞台はイギリス・オックスフォード。今回ジョニーが扮するのは、超ナルシストな破産寸前のセレブで、“ちょびヒゲ”をたくわえた怪しい美術商(アートディーラー)、チャーリー・モルデカイ。このチャーリー・モルデカイが、自慢のうんちくと“ちょびヒゲ”を武器に幻の名画に秘められた謎を追うのだが、到着した予告映像を見るかぎり、妻役のグウィネス・パルトロウや刑事役のユアン・マクレガーら錚々たるキャスト陣は彼の名を聞いた途端、一様に眉をひそめる始末。ひょっとして、あまり好かれていないキャラ…?だが、そんなことにも臆せず、得意のフェンシングも披露しながら世界中を飛び回り怒涛のアクションを展開するモルデカイ。何度も窮地に立たされ、「もう帰りたい」と思わずホンネを漏らすが、持前の強運で切りぬけていく。しかし、ポール・ベタニー演じる相棒ジョックは彼の代わりに散々な目に…。果たして、こんな怪しいヤツが名画に秘められた謎を解き、世界を救うことができるのか!?本作の脚本を受け取るより以前に、すでに原作を読んでほれ込んでいたというジョニー。彼とは『シークレット ウインドウ』(’04)以来のタッグとなる監督デヴィッド・コープは、「このキャラクターから強い印象を受けた。台本を読んだ瞬間から、ジョニー以外にチャーリー・モルデカイにふさわしい役者はいないと確信した。ドジで臆病だが、愛きょうのあるキャラクターをやらせたら、ジョニーほど上手い人はほかにいないからね」と、彼なしでは本作は実現しなかったことを明かす。また、これまでの強烈キャラに勝るとも劣らない、最高に魅力的で、破天荒な新キャラクターがお目見となる予告編では、吹き替え版でジョニーの声を務めて20年のお馴染みの声優・平田広明がナレーションを務めている。撮影中、オスカー女優のグウィネスも思わず吹き出してしまい、15回もNGを連発しまったという、ジョニー会心の新キャラクター、チャーリー・モルデカイ。2015年、彼が“ちょびヒゲ”ブームを日本に巻き起こす…かもしれない!?『チャーリー・モルデカイ華麗なる名画の秘密』は2015年2月6日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月24日これまで多くの愉快なキャラクターを演じてきたジョニー・デップが、“ちょびヒゲ”をたくわえ、インチキ美術商に挑む『チャーリー・モルデカイ華麗なる名画の秘密』。本作のジョニーの日本語吹替えを、実に約20年にも渡って彼の声を演じ続けてきた、お馴染みの平田広明が務めることが正式決定。まさかの“ちょびヒゲ”コラボも実現した。舞台はイギリス・オックスフォード。ゴヤの幻の名画「ウェリントン侯爵夫人」が、何者かに盗まれた。英国諜報機関MI5が捜索を依頼したのは、ちょびヒゲがトレードマークの怪しい美術商チャーリー・モルデカイ(ジョニー・デップ)。彼の美人妻ジョアンナ(グウィネス・パルトロウ)を大学時代に取り合った警部補マートランド(ユアン・マクレガー)も嫌々ながらモルデカイの情報網に頼ることに。モルデカイは用心棒ジャック(ポール・ペタニー)と共に絵画を探す度に出るが、やがて世界中を巻き込む争奪戦が始まってしまい…。このたび、本作でもジョニー演じる怪しい美術商・モルデカイの吹替版声優を務めることになった平田さん。平田さんといえば、ジョニーを始め、マット・デイモンやジュード・ロウなどイケメンなハリウッドスターに扮してきた。アニメでは「ONE PIECE」サンジ役や「宇宙兄弟」南波六太役のほか、「TIGER&BUNNY」では主人公の鏑木・T・虎徹を担当し、第11回東京アニメアワード「個人部門声優賞」、第6回声優アワード「主演男優賞」を受賞。絶大な人気と実績を誇る、お馴染みの超人気声優だ。ファンからの熱い要望もあり再び実現したタッグに、平田さんは「これまで多くのジョニー・デップの吹替えを演じてきましたが、今回は、ひと癖もふた癖もあるキャラクターです。ちょびヒゲのインチキディーラー、果たしてどんなジョニー・デップになりますやら…、乞うご期待っ!」と、意気込みを見せている。また、モルデカイのトレードマークである“ちょびヒゲ”を、ジョニーと平田さんでコラボしたビジュアルもお披露目。博識を気取り、女好きなナルシストのインチキ美術商という新キャラクターを、今回は平田さんがどう演じてくれるのか注目していて。『チャーリー・モルデカイ華麗なる名画の秘密』は2015年2月6日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月19日シリアスな役から特殊メイクを施した奇妙な役まで…カメレオン俳優として世界中から愛されるジョニー・デップがインチキくさいセレブのちょびヒゲ美術商を演じる『チャーリー・モルデカイ華麗なる名画の秘密』。そんなジョニーが共演者をも爆笑にさせたというシーンを集めたビジュアルが一挙に解禁となった。舞台はイギリス・オックスフォード。ゴヤの幻の名画「ウェリントン侯爵夫人」が、何者かに盗まれた。英国諜報機関MI5が捜索を依頼したのは、ちょびヒゲがトレードマークの怪しい美術商チャーリー・モルデカイ。彼の美人妻ジョアンナを大学時代に取り合った警部補マートランドも、嫌々ながら彼の知識と情報網に頼ることに。モルデカイは、最強の用心棒ジョックを連れて、絵画を探す華麗なる冒険へ。しかし、その名画には、世界を揺るがす財宝の秘密が隠されていた…。共演には、オスカー女優のグウィネス・パルトロー、『スター・ウォーズ』シリーズのユアン・マクレガー、『マジック・マイク』のオリヴィア・マン、『ダ・ヴィンチ・コード』のポール・ベタニーほか実力派俳優陣が集結し、ひと癖もふた癖もあるキャラクターを演じる。今回公開されたビジュアルには、必要以上に丁寧にヒゲをブラッシングしたり、相棒にお姫様抱っこをされながら、おとぼけな表情を見せるジョニーの姿が。さらに、危険が迫る状況化でも笑顔を忘れず(?)、ムードなんかそっちのけでヒゲアレルギーの愛する妻にねじり寄るなど、個性的過ぎる新キャラクターを自身も楽しんでいるかのように感じる。グウィネスも思わず撮影時に笑ってしまい、NGを15回も出してしまったという、ジョニー会心のちょびヒゲ新キャラクター“チャーリー・モルデカイ”をチェックしてみて。『チャーリー・モルデカイ華麗なる名画の秘密』は2015年2月6日(金)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月17日海賊、お菓子の天才発明家、白塗りの帽子屋、そして次回作では狼男と、特殊メイクで強烈キャラクターを演じ、個性派ハリウッド俳優の座を確立してきたジョニー・デップが、インチキくさい“ちょびヒゲ”美術商に扮する最新作『チャーリー・モルデカイ華麗なる名画の秘密』。本作の公開日が2015年2月6日(金)となることが決定。同時に、強烈インパクトの劇場用ポスターとビジュアルも公開された。舞台はイギリス・オックスフォード。何者かに盗まれたゴヤの幻の名画の捜索を、英国諜報機関MI5は怪しい美術商チャーリー・モルデカイ(ジョニー・デップ)に依頼する。チャーリーは最強な用心棒(ポール・ベタニー)を引き連れて盗まれた名画を探す冒険へ飛び出すが、その名画には世界を揺るがす財宝の秘密が隠されていた!財宝を求め、大富豪を始めマフィア、国際テロリスト、警察を巻き込み、イギリス、ロシア、アメリカと世界中で争奪戦が勃発し…。公開されたビジュアルは、女好きで超ナルシスト、うんちくばかりなインチキ美術商・モルデカイ役を務めるジョニーだけでなく、モルデカイが愛するヒゲアレルギーの“天才美人妻”ジョアンナ(グウィネス・パルトロウ)、そんな彼女に一途で、モルデカイを追う不器用なMI5警部補マートランド(ユアン・マクレガー)、名画を狙いモルデカイを誘惑する謎多き“お色気女”ジョージナ(オリヴィア・マン)ら4人の主要キャラクター全員が、モルデカイのトレードマークである“ちょびヒゲ”姿で登場しているのだ。特に、オスカー女優であるグウィネスのまさかの“ちょびヒゲ”姿は超貴重!それぞれのキャラクターに合わせた雰囲気が可愛らしい本ビジュアルは、劇場チラシとしても採用され、第1弾劇場用ポスターと同時に、本日より全国主要劇場で一斉にお目見えする予定。劇中では見ることのできないジョニー以外のキャストの“ちょびヒゲ”姿は、ぜひ見ておきたいもの。実力派俳優陣がひと癖もふた癖もあるキャラクターを愉快に演じるアクション・アドベンチャー。そして、物語の全ての鍵を握る、破天荒なインチキ美術商モルデカイ。“ちょびヒゲ”ジョニーに、またもや世界中が虜にされそうだ。『チャーリー・モルデカイ華麗なる名画の秘密』は2015年2月6日(金)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月14日ジョニー・デップが主演を務めるアドベンチャー大作『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』の最新ビジュアルが公開になった。デップをはじめとする出演者たちが“ちょびヒゲ”をつけたインパクトのある画像になっている。その他の写真本作は、美術商のチャーリーが、英国諜報機関MI5の依頼を受け、盗まれたゴヤの幻の名画を捜索するも、その絵画に世界を揺るがす財宝の秘密が隠されていたことから、富豪、マフィア、国際テロリストなどが絡む争奪戦に巻き込まれていく様を描く。このほど公開された新ビジュアルは、デップをはじめ、モルデカイの妻を演じるグウィネス・パルトロー、モルデカイを追うMI5警部補を演じるユアン・マクレガー、モルデカイを誘惑する謎の美女を演じるオリビア・マンが全員、主人公のトレードマークの“ちょびヒゲ”をつけているもの。どの画像も強烈なインパクトだが、なぜかデップだけが生まれた瞬間からちょびヒゲだったのではと思ってしまうほどヒゲが似合っている。ちなみに、劇中で“ちょびヒゲ”なのはモルデカイのみで、彼の妻は“ひげアレルギー”だという。『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』2015年2月6日(金) TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー
2014年11月14日10度目の来日が先日発表されたブラッド・ピットが携えてやってくる、主演&製作総指揮を務める戦争アクション大作『フューリー』。今回、本作で新兵を演じるイケメン俳優ローガン・ラーマンと恋に落ちるヒロインを演じた、ドイツの新星女優アリシア・フォン・リットベルクのビジュアルが到着した。1945年4月、第二次世界大戦下のヨーロッパ戦線――副操縦手を失った戦車“フューリー”のチームに、新兵・ノーマン(ローガン・ラーマン)が配置されてくる。もともとは事務担当のタイピストで、前線での戦闘経験は全くないノーマン。彼は、自分がこれから対峙せねばならない戦況すら理解できぬまま、戦車長のウォーダディー(ブラッド・ピット)、冷静沈着なバイブル(シャイア・ラブーフ)、切れ者のゴルド(マイケル・ペーニャ)、ムードメーカーのクーンアス(ジョン・バーンサル)という部隊の一員となるが…。ヒロインを演じるアリシアは、日本でも公開された『東ベルリンから来た女』に出演、2015年にはユアン・マクレガーやダミアン・ルイス、ナオミ・ハリスと共演する『Our Kind of Traitor』(原題)も控えるなど、ドイツが誇る若手女優だ。今回、アリシアは戦車小隊に制圧された北ドイツの小さな村で、ノーマンと恋に落ちる少女・エマを演じている。彼女は、戦場での“ひと時の安らぎの時間”をノーマンに与える存在となる。村を制圧後、ウォーダディーに連れられたノーマンはアパートメントの一室に踏み込む。そこにドイツ兵の姿はなく、逃げ遅れた未亡人のイルマ(アナマリア・マリンカ)とその従妹・エマが隠れていた。公開されたビジュアルでは、脅える2人を気遣ったノーマンが、部屋にあったピアノを見つけ、譜面を見ながら弾き始め、その調べに歌を重ねるエマの様子が収められている。その後、ノーマンは言葉の通じないエマに祖母から教わった手相で彼女の将来を占う。「きっと君は素敵な人に出会うはずだ」と囁く彼に、微笑みを返すエマ。同世代の2人は瞬く間に打ち解け、互いに好意を抱くのだ。300人ものドイツ軍最強部隊を相手に、臨場感あふれる壮絶な戦車アクションと共に描かれる本作。戦い抜いた5人の男たちの絆はもちろん、戦争映画史上、最も短い恋ともいえるノーマンとエマの恋の行方にも注目してみて。『フューリー』は11月28日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月05日11月1日公開の映画『ガンズ&ゴールド』の公開記念イベントが22日、東京・中野のなかのZEROで行われ、タレントの岡本夏生が出席した。450万ドル相当の金塊を巡り、ロシアンマフィア、伝説の強盗犯、チェスの名手による三つ巴の壮絶なサバイバル・ゲームを描いたノンストップクライムアクション『ガンズ&ゴールド』。公開を間近に控えたこの日は、映画のタイトルでもある"ゴールド"にかけて、スペシャルゲストの岡本夏生が顔と身体を金色にして登場し、訪れた一般客を驚かせた。2時間半かけて全身に金粉を施したという岡本は「ハイレグのゾーンにも金粉を塗ったよ。メイクに掛ける予算がないから自分でやったし、全部自前よ」とうそぶき、映画について「ユアン・マクレガーさんが初めて悪役を挑戦しましたが、ストーリーも実話というか嘘っぽくないので、派手さはないけど実話を再現しているようなストーリー展開になっていますよ」と絶賛。主演のユアン・マクレガーのような男性については「基本、もう男性には一切興味がありません。お金にしか興味がないので!」と色恋よりもお金に目が眩んでいる様子だった。本作では欲に溺れて金塊を奪い合うが、岡本は「今こそギャラ交渉の達人になっているけど、その昔は本当にビックリしちゃうほどの安い仕事を受けていたわ。いかに交渉能力が芸能界では必要なのか学びました。交渉のコツは、全額自分から言わないこと。相手に言わせるの。それがすべてだね」と長年芸能界で活動していたこともあり、納得のコメント。また、同イベント翌日に芸能界復帰と言われている矢口真里に「『ミヤネ屋』相当ギャラ払ったね。別に悪いことしてないんだから堂々としていけばいいのよ」とエールを送っていた。映画『ガンズ&ゴールド』は、11月1日よりシネマサンシャイン池袋ほか全国公開。
2014年10月23日ジョニー・デップが体調不良を理由に、撮影中の新作映画の撮影に現われなかったことが明らかになった。ジョニーは13日(現地時間)イギリス・ロンドンのパインウッド・スタジオで、来年2月に日本公開予定の『チャーリー・モルデカイ華麗なる名画の秘密』の再撮影を行なう予定だったが、現場スタッフやキャストは数時間待たされた後に「ジョニーは今日来れません」と伝えられた。この日の撮影はナイトクラブのシーンで、100人を超えるエキストラが動員され、共演のポール・ベタニーも撮影現場にいたが、撮影はキャンセルになった。「Daily Mirror」紙上で関係者は「再撮影はわずか7日間の予定ですから、1日欠けても大問題です。ジョニーは(スタジオに)来れないくらいですから、本当に具合が悪かったのでしょう。ほかのみんなは撮影を終わらせるために、これからハードワークしなければなりませんね」と語った。『チャーリー・モルデカイ』は、チョビひげの怪しげなアート・ディーラー、チャーリー・モルデカイが主人公の犯罪コメディ。ジョニーは盗まれた絵画の行方を追って世界中を飛び回るチャーリーを演じている。ジョニーの主演作『シークレット・ウィンドウ』(’04)のデヴィッド・コープが監督を務め、グウィネス・パルトロウ、ユアン・マクレガー、そしてジェフ・ゴールドブラムらも出演している。体調が万全でなければ、満足のいく演技もできるはずはなく、ここは休養をとるほか解決策はないだろう。早い快復を願いたい。(text:Yuki Tominaga)
2014年10月16日『マレフィセント』のフィリップ王子役で一躍注目され、恋多き歌姫ティラー・スウィフトとゴシップ欄を賑わわせたこともある、オーストラリア出身の新進イケメン俳優、ブレントン・スウェイツ。11月1日より世界に先駆けて日本公開となる『ガンズ&ゴールド』では、ユアン・マクレガー演じる強盗犯ブレンダンを慕う、チェス名人の若者・JR役に抜擢されているが、2014年は日本未公開作品も含め、多数の話題作に出演して人気急上昇。オファーもひっきりなしで、まるで“ハリウッドの池松壮亮か!?”ともいわれている、彼の魅力に迫った。舞台は、西オーストラリア。チェス好きで常に数歩先を読み、相手の心理を巧みに操る強盗犯・ブレンダン(ユアン・マクレガー)は、刑務所にいても一目置かれる存在だった。軽罪で収容された若者・JR(ブレントン・スウェイツ)にも、暴力やレイプがはびこる獄中生活において救いの手を差し伸べ、裏社会で生きるノウハウを教えていく。やがてブレンダンは、刑期を経て出所したJRの協力によって脱獄、ロシアン・マフィアと共に金塊強盗を企てる。だが、マフィアのボスはブレンダン一味を裏切ろうとしていた。一方、ボスの下で働くターシャ(アリシア・ヴィキャンデル)と恋に落ちたJRもまた、危険な男ブレンダンに師事しながらも、完全には信じ切れないでいた――。伝説的強盗犯・ブレンダンと、裏社会を牛耳るロシアン・マフィアとの壮絶な心理戦や手に汗握る怒涛のアクションが展開する本作。チェスが得意なJR役を演じたブレントン・スウェイツは、抜け目のない切れ者の資質に加えて、どこか人懐っこい愛嬌を放ち、同時に傷つきやすいナイーブさを見事に表現。また、その鍛え抜いた肉体も惜しみなく披露し、“フィリップ王子”とは180度違う魅力をみなぎらせている。ブレントンは、2011年豪TVシリーズ「SLiDE」のルーク・ギャラガー役でデビュー後、「海鷹-UMITAKA-」、ヒットドラマシリーズ「HOME AND AWAY」などに出演。そして、現代版『青い珊瑚礁』といわれたアメリカのテレビ映画「ブルーラグーン~恋の目覚め~」で披露した美しく鍛えられた体が話題を呼び、日本でも興行収入60億円を超えた『マレフィセント』のフィリップ王子役への大抜擢とつながった。彼のその魅力はテイラー・スウィフトをも虜にしたようで、昨年のトロント国際映画祭では、2人で楽しそうにおしゃべりをしながら、ブレントンがテイラーの腰に手を回す姿が目撃されていたほど。今後は、メリル・ストリープ、ジェフ・ブリッジス、ケイティ・ホームズ、アレキサンダー・スカルスガルド、そしてテイラーとも共演を果たす主演映画『THE GIVER』や、スリラー映画『OCULUS』、クリケットチームのコメディ『SAVE YOUR LEGS』、女優ヘレン・ハントが主演・監督を務める『Ride』、2016年公開の大作『Gods of Egypt』(すべて原題)など出演作、待機作が目白押し。本作で共演したユアンは、ブレントンについて「彼は優れた才能を持っていて、飾ることなくさらっと演技をこなしてしまうけど、頭をよくつかっているのが分かる。稀有な才能だと思うよ」と大絶賛。そんなブレントンと似た才能を持つ同世代の日本人俳優といえば、2014年最大のブレイク男子、池松壮亮が思い浮かぶ。『愛の渦』や『海を感じる時』でその肉体美を披露し、『ぼくたちの家族』ではごく普通の青年に、西島秀俊主演のドラマ「MOZU」では1人2役の難役に。そして、この秋以降は宮沢りえの相手役を務める『紙の月』、石井裕也監督の『バンクーバーの朝日』など、オファーが殺到中という点でも共通点がある。ブレントンと同じ89年生まれには、『ハリー・ポッター』シリーズのダニエル・ラドクリフを始め、『キックアス』シリーズのクリストファー・ミンツ=プラッセ、『ターミネーター4』など大作映画に立て続けに出演するアントン・イェルチンと、コアファンを有する若手俳優がひしめいている。初主演作ともいえる本作を皮切りに、彼らの仲間入りができるか。これからの活躍が楽しみな注目のイケメン俳優を、ぜひチェックしてみて。『ガンズ&ゴールド』は11月1日(土)よりシネマサンシャイン池袋ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ガンズ&ゴールド 2014年11月1日よりシネマサンシャイン池袋ほか全国にて公開(C) 2013 SOAG Holdings Pty Ltd, Screen Australia, ScreenWest Inc. and Screen NSW
2014年10月01日ジョニー・デップが真骨頂ともいえる特殊メイク(?)を使って、インチキ美術商を演じる最新作『チャーリー・モルデカイ華麗なる名画の秘密』。来年2015年2月に公開が決定し、このほど新キャラクターのアイコンが日本で初披露された。舞台はイギリスのオックスフォード。ゴヤの幻の名画が、何者かに盗まれ、英国諜報機関MI5は、なぜかあやしい美術商チャーリー・モルデカイ(ジョニー・デップ)に捜査を依頼。ちょびヒゲがトレードマークのチャーリーは、最強の用心棒(ポール・ベタニー)と名画を捜すハメに。しかし、実はその名画には、世界を揺るがす財宝の秘密が隠されていたことが発覚!富豪、マフィア、国際テロリストを巻き込んで、イギリス、ロシア、アメリカと世界中を駆け巡る争奪戦が始まった。果たして、幻の名画の行方は――?これまで、さまざまなキャラクターに扮してきたジョニー。両手がハサミ人造人間(『シザーハンズ』)、おとぼけ海賊船長(『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ)、おかしなお菓子の天才発明家(『チャーリーとチョコレート工場』)、不思議な国の不思議な帽子屋(『アリス・イン・ワンダーランド』)、復讐に燃える悪霊ハンター(『ローン・レンジャー』)など、個性的すぎてジョニー以外の俳優は考えられない役柄ばかり。そんなジョニーの“珍キャラクターリスト”に加わるのは、時代錯誤のちょびヒゲをたくわえた美術商(アート・ディーラー)だ。ちょびっとあやしく、超ナルシストで、うんちくセレブのチャーリー・モルデカイ。これまでのキャラクターにも劣らない最高に魅力的で、破天荒なおとぼけキャラを熱演しているという。さらに、ほかのキャストも超豪華。チャーリーのヒゲアレルギーの美人妻・ジョアンナ役には、『アイアンマン』シリーズのグウィネス・パルトロウ。隙あればジョアンナに近づくMI5のワケあり刑事・マートランド役は、『8月の家族たち』のユアン・マクレガー。不死身の用心棒・ジョック役は、『トランスセンデンス』のポール・ベタニー。今回解禁されたビジュアルは、チャーリー・モルデカイのアイコンとなる、ちょびヒゲとサングラスのみだが、見れば見るほど、ジョニーの顔に見えてくるから不思議。この“ちょびヒゲ”が、来冬、新たな大旋風を巻き起こすことは間違いなしだ。『チャーリー・モルデカイ華麗なる名画の秘密』は2015年2月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年09月12日人類未体験レベルの超・巨大竜巻という極限の異常気象を描いた『イントゥ・ザ・ストーム』が、いよいよ8月22日(金)に公開となる。本作で主演を務めるのが、先日開催された「コミコン2014」に豪華出演キャストが勢ぞろいした『ホビット』シリーズで、ドワーフの王トーリン・オーケンシールドを演じて一躍有名になり、いまハリウッドで熱い視線を浴びているリチャード・アーミティッジだ。のどかな街に突如襲いかかる巨大竜巻。それは直径3,200メートル、秒速135メートル、ジャンボジェット機すら一瞬で飲み込む、まだ人類が体験したことのない超大型の“怪物”。本作では、登場人物たちのハンディカメラやケータイ動画でとらえたPOV(Point of View:主観)映像で構成された、まるで実況中継のような極限の臨場感が早くも話題を呼んでいる。主演を務めるリチャードは、『キャプテン・アメリカザ・ファースト・アベンジャー』の悪役ハインツ・クルーガー、『ホビット』シリーズのトーリン・オーケンシールドで抜群の演技と存在感を見せつけ、多くのファンを獲得した英国出身の実力派俳優。英国出身の俳優といえば、いま、ハリウッドでも大注目の人気者ばかり。1990年~2000年代には、リュック・ベッソン監督の大ヒット作『レオン』で麻薬組織のボスを演じたゲイリー・オールドマン、ロボットと人間の愛を描いた『A.I.』に出演したジュード・ロウ、『スター・ウォーズ』シリーズ新3部作でオビ=ワン・ケノービを演じたユアン・マクレガーを筆頭に、最近では『007』シリーズのダニエル・クレイグやベン・ウィショー、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズでウィル・ターナー役を務め、世界中に熱いファンを抱えるオーランド・ブルーム、『スター・トレック イントゥ・ダークネス』や「SHERLOCK/シャーロック」のベネディクト・カンバーバッチ、『マイティ・ソー』シリーズのトム・ヒドルストンら、枚挙にはいとまがない。彼らは、その上品な立ち振る舞いと甘いマスク、そして舞台経験豊富な俳優も多いことから演技力もお墨付きで、“英国男子”としていまや日本人の心もわしづかみ!もちろん、リチャード・アーミティッジもそのひとりだ。英「EMPIRE」誌恒例の「最もセクシーな映画スター」では、前回2009年度のランク外から、2013年度は世界中から約23万件のインターネット投票を集め、ブラッド・ピットやレオナルド・ディカプリオを抑えて18位まで急上昇。『ホビット』シリーズのジャパン・プレミアで来日した際には2,000人のファンに熱烈に歓迎されるなど、この“英国男子”ブームを引き継ぐかのような人気を博している。そんなリチャードは、劇中ではほぼ全編にわたり、びしょ濡れ。“水も滴るいい男”とのことわざのごとく、イケメン度もアップしている。ドワーフの姿とはまた違う、ごく普通の父親として、一教師として縦横無尽な活躍を見せる彼に、ぜひ注目してみて。『イントゥ・ザ・ストーム』は8月22日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:イントゥ・ザ・ストーム 2014年8月22日より全国にて公開(C) 2014 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.
2014年08月04日リュック・ベッソン監督、ジャン・レノ主演の『レオン』(’94)で鮮烈なデビューを飾り、世界中の映画ファンの心を鷲掴みにした女優、ナタリー・ポートマン。当時13歳だった彼女も、『ブラック・スワン』(’10)でオスカー女優となり、プライベートでは1児の母となり、すっかり大人の女性へと成長を遂げた。そんなナタリーは本日、6月9日で33回目の誕生日を迎える(『トランセンデンス』のジョニー・デップも同じく本日51歳の誕生日!)。このほど、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』で、前作に引き続いてソーの恋人・ジェーン役を演じたナタリーが、役柄を通してインタビューに応えてくれた。『アベンジャーズ』の戦いから1年後のロンドン。ソー(クリス・ヘムズワース)の恋人で天文物理学者のジェーン(ナタリー・ポートマン)は、原因不明の重力異常を調査する過程で、“ダーク・エルフの力”を自らの身体に宿してしまう。そして、久々の再会を果たしたソーとともに彼の故郷“アスガルド”に向かうが、“ダーク・エルフ”により全宇宙は壊滅の危機に。ソーは、宿敵である義弟・ロキ(トム・ヒドルストン)を牢獄から出し、共に立ち上がるが…。『レオン』の後も、『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(’99)など話題作に多数出演し、人気を不動のものにしてきたナタリー。やがて、ダーレン・アロノフスキー監督の『ブラック・スワン』で、これまでの“優等生”イメージを打ち破る熱演を見せ、アカデミー賞「主演女優賞」を獲得。その振付師であるベンジャミン・ミルピエとの間に息子をもうけ、結婚。また、俳優業だけでなく、『ニューヨーク・アイラブユー』(’09)で短編監督デビューを果たし、自身の才能を如何なく発揮。いまや、名実ともにハリウッドを代表する女優となっている。そして、マーベル作品の『マイティ・ソー』シリーズでさらなる人気を獲得したナタリーだが、本作で、「史上最高の役者のひとり」と尊敬する、ソーの父でアスガルドの王・オーディンを演じたアンソニー・ホプキンスと共演できたことは大きな喜びだったようだ。「もっとも素晴らしい名誉だったわ。もちろん、彼は役者の中の偉大な人で、本当にいい人なの。だから、私は完全に彼のことを恐れていたけど、とても親切で優しかったわ」とふり返る。「私はとてもナーバスになって、彼とのシーンでは何度も台詞を間違ったけど、彼はとても優しかったわ。『それはとても言うのが難しい台詞だね』って感じでね(笑)。私が彼に怖気づくなんて、信じられないでしょうけど、どうしても彼の周りにいるとアガってしまうの。でも彼はとても素敵な人だったわ」と、大先輩のホプキンスの人間性にも惹かれたことを明かしてくれた。また、“マーベル”といえば、各キャラクターを演じる役者に、事前に大量の資料を渡すことでも知られているが、「そうね。コミックは少し見たわ」とナタリー。「でも、彼らはキャラクターをたくさん変えたの。だから、それに忠実に演じないといけない、ということじゃなかった。それから、たくさん物理のドキュメンタリーとかを見たわ。『超初心者向けの物理学(Physics for Dummies)』みたいなのをね」と話し、さすがの才女らしく、マーベル恒例の“大量宿題”も楽々とクリアしていたようだ。本作の公開直前にロンドンにて行われたワールド・プレミアでは、ディオールのロングドレスに身を包んだ姿で登場。出産後も変わらない美しい姿で注目を集めていたことも記憶に新しいが、その美しさを保つ秘訣は何なのだろうか。「普段は、できるときには走ったり、ジャイロトニックス(正しい骨格姿勢をふまえて関節に負担をかけずに運動するプログラム)をやったりするわ。かなり定期的にやるようにしているの」。「『アイアンマン3』のペッパーも最新作で特殊能力を身につけたけど、(『マイティ・ソー』の)ヒロインであるジェーンがただのヒロインではなく、戦士としてのキャラになったとしても、もちろん演じてみたいわ。私はどんなものにでもオープンよ(笑)」と笑顔を見せ、ポジティブな精神で何事にも全力で挑む、芯の強さを見せるナタリー。本作以降、ユアン・マクレガーや『300~帝国の進撃~』ロドリゴ・サントロなど、ようやくキャストが固まった『Jane Got a Gun』(原題/15年2月20日公開予定)や、テレンス・マリック監督の2本の新作『Knight Of The Cups』(原題/14)、『Untitled Terrence Malick Project』(原題/15)といった話題作出演も続きそうなナタリー。さらには、イスラエル人作家アモス・オズの回想録の映画化『A Tale of Love and Darkness』(原題)で念願の脚本家&長編監督デビューかといわれているだけに、いっそう活躍の場を広げる彼女の今後に期待が高まる。『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(価格:4,000円+税)は7月2日(水)よりMovieNEX発売(ブルーレイ、DVD同日レンタル開始)、6月18日(水)よりオンデマンド先行配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マイティ・ソー/ダーク・ワールド 2014年2月1日より全国にて2D/3D同時公開(C) 2013 MVLFFLLC. TM & (C) 2013 Marvel. All Rights Reserved.
2014年06月09日6月末に20回目の来日を果たすトム・クルーズが携えてくる最新作として注目を集めている映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』。そんな本作から、主人公を導いていくタフで美しい“戦場の女神”リタ役のエミリー・ブラントの魅力が詰まった映像が解禁!トムも「グッとくる」と手放しで大絶賛を贈っている。舞台は侵略者から猛襲撃を受ける、近未来の地球。だが、人類の軍事力では太刀打ちできず、対侵略者の決死の任務に就くことになったウィリアム・ケイジ少佐(トム・クルーズ)は、戦闘開始まもなく、一矢を報いることもなく戦死してしまう。しかし、次の瞬間、ケイジは自分が不可思議なタイムループの世界に囚われていることに気づく。無限に繰り返される戦闘、そして自らの死…。やがて、ケイジは同じようにタイムループを繰り返しているという、特殊部隊の軍人リタ・ヴラタスキ(エミリー・ブラント)と出会い、彼女と共に敵との戦いを繰り返す間に、次第に戦闘技術を磨き上げていく。そして、終わりのない戦いに敗北を続ける2人は、少しずつ敵を倒す糸口を掴んでいく…。今回、公開された映像は「エミリーの役作りは見事だった」というトムの絶賛コメントから始まる。「見ていて感動させられたよ。完璧だった」とも。エミリーと言えば、アン・ハサウェイと共演した『プラダを着た悪魔』やユアン・マクレガー主演の『砂漠でサーモン・フィッシング』、ジョゼフ・ゴードン=レヴィット主演の『LOOPER/ルーパー』などラブコメディからサスペンスまでこなしてきた実力派だが、本格アクションは本作が初挑戦。やはり「キツかった」と胸の内を語っている。しかし「リタのようなタフな役をやりたかった。体を張って」と、この役を熱望したことも明かしている。初のアクション映画に挑戦したエミリー、これまでのクール&ビューティに“タフ”が加わった彼女の魅力に、トムでなくても「グッとくる」はずだ。『オール・ユー・ニード・イズ・キル』は7月4日(金)より2D/3D/IMAXで同時公開。(text:cinemacafe.net)
2014年06月02日オスカー女優、メリル・ストリープが出演する映画『8月の家族たち』が18日(金)から公開される。数々の作品で名演を見せてきたストリープは人気・実力ともに現代を代表する女優のひとりで、本作でもジュリア・ロバーツ、ユアン・マクレガー、ベネディクト・カンバーバッチら共演者たちからも絶大な信頼を集めていたようだ。このほど彼らがストリープについて語った動画が公開された。ストリープについて語った動画本作は、父親の失踪を聞き、離れ離れに暮していた三姉妹が再び顔を合わせたことを機に、闘病中で強烈な個性をもつ母、姉妹それぞれの配偶者・恋人を巻き込んで、それまで隠されていた/隠していた秘密が次々に明るみに出るさまを描いた家族ドラマ。ストリープは1949年生まれのアメリカ人で、舞台からキャリアをスタートさせた後に、1977年に映画デビュー。その翌年にはマイケル・チミノ監督の『ディア・ハンター』でアカデミー助演女優賞にノミネートされ、『クレイマー、クレイマー』『ソフィーの選択』『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』で3度のオスカーを受賞している。「彼女の大ファンで尊敬している」と笑顔を見せるロバーツは、本作でストリープと壮絶な親子げんかを繰り広げるが「撮影で何回も会ったけど、とても優しかったわ。演技に圧倒されたし、撮影が終わる頃には彼女をもっと好きになったし、より尊敬したわ」と語る。「彼女の表現力は枯渇することがない」と評するのはカンバーバッチだ。彼は「僕は新人でまだまだ未熟者だ。どういう過程を辿っているのか知りたくて聞いたが、“変わるから分からないの”と言われたよ。特定のやり方に固執しない彼女の柔軟な姿勢が特に印象的で素敵だと思った」と振り返る。また、マクレガーはストリープを「今までも偉大な共演者はたくさんいたが、彼女はその中でも別格」と絶賛する。本作でストリープが演じるのは、毒舌家で圧倒的な存在感で一家を取り仕切る母バイオレット。劇中では彼女と“家族たち”が容赦ないバトルを繰り広げる。『8月の家族たち』4月18日(金) TOHOシネマズシャンテほか ロードショー
2014年04月09日“邦高洋低”と言われて久しい昨今の映画業界。そこへきて、2013年の年間興行収入ランキングはアニメ映画がTOP3を占めることになり、映画館の客層はひと昔前とはガラリと変わったと言えるかもしれない。「映画は好きだけど、最近、映画館へは行っていない」という人も多いのではないだろうか?そんな中、「映画館で観たかったあの映画を再びスクリーンで!」という思いから企画されたのが、上映企画「Back To The Theater」だ。このほど、2014年より本格始動となる本企画の豪華上映ラインナップが決定、2月7日(金)から公開の『スタンド・バイ・ミー』を皮切りに、あの頃誰もが観た名作が再びスクリーンで上映されることになった。「Back To The Theater」のコンセプトは、“あなたの街の、気軽な名画座”。映画館のデジタル化に伴い、上映が困難になっている作品のデジタル素材(DCP)を調達することで、映画館で観たくても観られなかった名画を毎月1本、スクリーンで上映する。2014年の第1弾となるのは、薬物の過剰摂取により23歳で夭逝した故リヴァー・フェニックス主演の『スタンド・バイ・ミー』(’86)。行方不明の少年の死体を見つけて“英雄”になるため、死体探しの旅に出た4人の少年たちのひと夏の成長を描く感動作だ。監督はロブ・ライナー、不良少年役で若き日のキーファー・サザーランドも出演している。1986年アカデミー賞で「脚色賞」に、ゴールデングローブ賞では「作品賞」「監督賞」にノミネートされた。そのほか、マット・デイモン&ベン・アフレックが出演・脚本を務め、アカデミー賞「脚本賞」を受賞した『グッド・ウィル・ハンティング』(’97)、キュートなメグ・ライアンに出会える『恋人たちの予感』(’89)、ユアン・マクレガー主演×ダニー・ボイル監督の『トレインスポッティング』(’96)などのラインナップが予定されている。『スタンド・バイ・ミー』は2月7日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開。「Back To The Theater」2月7日(金)~2月13日(木)Back To The Theater vol.06『スタンド・バイ・ミー』3月Back To The Theater vol.07『ザ・エージェント』4月Back To The Theater vol.08『グッド・ウィル・ハンティング』5月Back To The Theater vol.09『レオン』6月Back To The Theater vol.10『レインマン』9月Back To The Theater vol.11『恋人たちの予感』10月Back To The Theater vol.12『トレインスポッティング』11月Back To The Theater vol.13『ライフ・イズ・ビューティフル』12月Back To The Theater vol.14『ファーゴ』※7月、8月は特別上映企画を予定中(上原礼子(cinema名義))■関連作品:スタンド・バイ・ミー 1987年4月より公開(C) 1986 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES, INC. ALL RIGHTS RESERVED
2014年02月06日誰もが知る名作童話「ジャックと豆の木」をベースに、人間と巨人の壮絶なバトルを描く壮大な3Dアドベンチャー超大作『ジャックと天空の巨人』。このほど、本作に出演するユアン・マクレガーとスタンリー・トゥッチというナイスミドルな2人のインタビューを収めた映像が到着した。中世イギリスを舞台に、かつて暮らした地上を奪い返そうとする天空の巨人たちと、彼らを阻止しようとする人間たちによる高低差1万メートルのバトルがド迫力の映像で繰り広げられる。本作で、ユアンは王家を守る騎士団のリーダー・エルモント、スタンリーは強欲なロデリック伯爵と、正反対の役どころを演じた2人。今回到着した映像でも、たっぷりとした髭をたくわえたユアンに対して、スキンヘッドのスタンリーと見た目も全く違うこの2人だが、互いのキャラクターについて説明し合うなど、仲の良さを伺わせている。ユアンは、スタンリーが演じたロデリックを「とんでもない悪党だ(笑)」と言い、さらに姫との結婚を目論む彼のことを「権力が欲しいからだ。愛ではない」と髭をなでながら語ってくれる。今度はスタンリーが、ユアン扮するエルモントについて話し始めるのだが、スタンリーが思わず口を滑らすと「その話はあまりしちゃいけない」とユアンが口止め、「あぁ」と納得したスタンリーからは「続編があるかもしれないからな」と更なる秘密が飛び出す一幕も!まずは、劇場で大冒険に出かける前に、この落ち着きあふれるナイスミドルたちが放つ大胆告白をぜひチェックしてみて。『ジャックと天空の巨人』は3月22日(金)より全国にて公開。※こちらの特別映像はcinemacafe.net記事ページより、ご覧いただけます。(C) 2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジャックと天空の巨人 2013年3月22日より全国にて公開(C) 2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC
2013年03月15日ナオミ・ワッツ、ユアン・マクレガー主演で家族の絆を描いた映画『インポッシブル』が2013年、日本公開されることが決定した。本作は、2004年末、3人の息子を連れてタイへバカンスに出かけた夫婦(ワッツ、マクレガー)が、クリスマスの翌日に大災害に見舞われ、離れ離れになりながらも再会を信じて生き抜く姿を描いた物語。初の長編作『永遠のこどもたち』で一躍脚光を浴びたスペインの新鋭、J・A・バヨナが監督を務める。日本公開を前に本国スペインで公開され、5週連続で興行収入1位を記録、その後フランスやタイなど世界各国でも大ヒットをとばした本作。10月に行われた第25回東京国際映画祭ではWORLD CINEMA部門に特別招待され、全2回の上映はいずれも満席に。上映後はFacebookやTwitterで「ほぼ全編泣きっぱなし」「ラストまで微動だにできなかった」「ナオミ・ワッツがとにかく凄い」など、多くの感動の声が寄せられた。さらには、アカデミー賞の前哨戦となるゴールデン・グローブ賞では、ジェシカ・チャスティン(『ゼロ・ダーク・サーティ』)、マリオン・コティヤール(『君と歩く世界』)らと並んでワッツが主演女優賞(ドラマ部門)に初のノミネート。夫役のマクレガーは本作ではノミネートされていないものの、『砂漠でサーモン・フィッシング』(コメディー/ミュージカル部門)で主演男優賞に候補入りを果たしている。賞レースでも注目を集めるふたりの演じる家族が、一体どんな感動をもたらしてくれるのか気になるところだ。本作は、2013年全国で公開される。『インポッシブル』2013年全国公開
2012年12月21日『X-MEN』シリーズ、『スーパーマン リターンズ』を手がけたブライアン・シンガー監督の最新作『ジャックと天空の巨人』の予告編映像がこのほど公開された。数々のエンターテインメント大作を世に送り出してきたシンガー監督が新作で描くのは“巨人と人間の対決”だ!『ジャックと天空の巨人』予告編本作は、何百年も人間界から遠ざけられるも、あるきっかけで再び人間の土地を手にしようと侵攻してくる強靭な巨人の軍団と、若者ジャックをはじめとする人間たちのバトルを描いた超大作。『アバウト・ア・ボーイ』『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』のニコラス・ホルトが主演を務め、スタンリー・トゥッチ、イアン・マクシェーン、ビル・ナイ、ユアン・マクレガーら個性豊かな俳優陣が集結している。本作は童話『ジャックと豆の木』と、18世紀の民話をベースにしたアドベンチャー映画だけに、このほど公開された予告編も幻想的な天空世界や、不思議な豆から巨大な豆の木がグングン伸びていく圧巻のビジュアルが次々に登場する。さらに映像の後半では、ジャックたちが遭遇する恐ろしい巨人たちも登場。彼らはただ大きいだけでなく怪力で強靭で、豆の木を伝って人間の世界へと降ってきた巨人たちが大暴れする場面も描かれている。ちなみに本作のVFXを手がけるのは『トロン:レガシー』や『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』を手がけた名門デジタル・ドメイン。圧倒的なビジュアルを用いて、誰もが知っているファンタジーがどのように新生するのか注目だ。『ジャックと天空の巨人』2013年3月22日(金) 丸の内ルーブルほか全国ロードショー※3D/2D 吹替え版同時公開
2012年12月21日リアリティあふれる描写から一時は日本公開が危ぶまれていた、ナオミ・ワッツとユアン・マクレガーを主演に迎えて贈る『THE IMPOSSIBLE』(原題)。このたび本作の邦題が『インポッシブル』に決定し、2013年に公開されることが明らかとなった。2004年末。マリア(ナオミ・ワッツ)とヘンリー(ユアン・マクレガー)の夫婦は3人の息子を連れタイへバカンスに出かけ、リゾートを楽しんでいた。しかしクリスマスの翌日、突如大災害に見舞われる。楽しい思い出になるはずの場所が一転、悲惨な状況に変貌したのだ。そんな中、離ればなれになった家族は、必ず再会できると信じ、それぞれの一歩を踏み出し始める…。2012年10月に開催された第25回東京国際映画祭のワールド・シネマ部門にて招待上映され、一気に話題をさらった本作。第76回アカデミー賞助演女優賞にノミネートされたナオミ、そして2度のゴールデン・グローブ賞ノミネート経験を持つユアンを主演に、『永遠のこどもたち』で世界中から喝采を浴びたスペインの偉才J・A・バヨナ監督がメガホンを握る。全2回の上映はいずれも満席という快挙を成し遂げた本作の上映後にはFacebookやTwitterなどで「ほぼ全編泣きっぱなし」、「ラストまで微動だにできなかった」、「ナオミ・ワッツがとにかく凄い」といった大絶賛のコメントが寄せられている。翌月に行なわれたロンドンプレミアではアンジェリーナ・ジョリー、ブラッド・ピット夫妻も観賞し、アンジェリーナは「ユアンのそれは演技という枠を超えている」と評し、夫・ブラッドと共に本作を観て号泣したと明かしている。実はこれは2004年のスマトラ島沖地震に遭遇し、離れ離れになったある家族と、彼らを取り巻く人々を描いた奇跡の実話。先日発表された第70回ゴールデン・グローブ賞のノミネーションでもドラマ部門で主演女優賞(ナオミ)を始め、アカデミー賞の前哨戦となる各映画批評家協会賞で、作品、監督、俳優、撮影賞でノミネートを果たしている。全米では12月21日(現地時間)に公開を迎える本作。スクリーンにあふれる力強い生命の輝きに世界中が涙を流すはずだ。『インポッシブル』は2013年、全国にて公開。
2012年12月21日2013年に向けた賞レースもいよいよ本番。映画界がにわかに活気づき始めるこの年末、ついにその華やかな戦いの火蓋が切って落とされた。12月13日(現地時間)、第70回ゴールデン・グローブ賞のノミネーションが発表されたのだ。毎年、激戦区となる最優秀作品賞・ドラマ部門では、日本でも口コミをきっかけに人気が爆発したベン・アフレックの監督・主演作『アルゴ』を始め、レオナルド・ディカプリオが極悪セレブを演じた『ジャンゴ繋がれざる者』、オスカー監督のアン・リーが手がけた美しき3D作品 『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』、そして今回最多となる7部門でノミネートを果たしたダニエル・デイルイス主演の『リンカーン』、極めつけは2010年のアカデミー賞において『ハート・ロッカー』で6部門を制したキャスリン・ビグロー監督の最新作『ゼロ・ダ−ク・サーティ』の5作品がノミネートを果たした。最優秀作品賞で今年、例年以上に話題作が目白押しとなった「ミュージカル/コメディ」部門も注目したいところ。先日、ヒュー・ジャックマンらキャスト陣が来日を果たし、すでに話題沸騰中の『レ・ミゼラブル』に、ウェス・アンダーソンが豪華スターを迎えて描く少年と少女の恋物語『ムーンライズ・キングダム』、ブラッドリー・クーパーとジェニファー・ローレンスという人気急上昇中の2人が共演を果たした『世界にひとつのプレイブック』、ユアン・マクレガーが感動の軌跡を生む『砂漠でサーモン・フィッシング』、すでに続編も決定している『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』と、まさに群雄割拠入り乱れ、ドラマ部門同様に激戦が予想されるノミネーション結果となった。ほかにも、主演男優賞や主演女優賞、『フランケンウィニー』や「AKB48」が全世界共通の挿入歌を務めたことで話題となった『シュガー・ラッシュ』がノミネートしているアニメーション部門などなど、今年も見ごたえあるレースとなりそうだ。果たして、2013年の栄えある名誉を手にするのは誰なのだろうか?第70回ゴールデン・グローブ賞の授賞式は2013年1月13日(現地時間)に開催。第70回ゴールデン・グローブ賞ノミネート一覧(主要部門)最優秀作品賞・ドラマ部門『アルゴ』『ジャンゴ繋がれざる者』『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』『リンカーン』『ゼロ・ダ−ク・サーティ』最優秀作品賞・ミュージカル/コメディ部門『レ・ミゼラブル』『ムーンライズ・キングダム』『砂漠でサーモン・フィッシング』『世界にひとつのプレイブック』『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』最優秀主演男優賞・ドラマ部門ダニエル·デイ·ルイス(『リンカーン』)リチャード·ギア(『Arbitrage』)ジョン·ホークス( 『The Sessions』)ホアキン·フェニックス(『ザ・マスター』)デンゼル·ワシントン(『フライト』)最優秀主演男優賞・ミュージカル/コメディ部門ジャック·ブラック(『Bernie』)ブラッドリー·クーパー(『世界にひとつのプレイブック』)ヒュー·ジャックマン(『レ・ミゼラブル』)ユアン·マクレガー(『砂漠でサーモン・フィッシング』)ビル·マーレー(『Hyde Park on Hudson』)最優秀主演女優賞・ドラマ部門ジェシカ·チャステイン(『ゼロ・ダ−ク・サーティ』)マリオン·コティヤール(『君と歩く世界』)ヘレン·ミレン(『ヒッチコック』)ナオミ·ワッツ(『Lo imposible』)レイチェル·ワイズ(『The Deep Blue Sea』)最優秀主演女優賞・ミュージカル/コメディ部門エミリー·ブラント(『砂漠でサーモン・フィッシング』)ジュディ·デンチ(『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』)ジェニファー·ローレンス(『世界にひとつのプレイブック』)マギー·スミス(『Quartet』)メリル·ストリープ(『Hope Springs』)最優秀アニメーション賞『メリダとおそろしの森』『フランケンウィニー』『モンスター・ホテル』『Rise of the Guardians』『シュガー・ラッシュ』■関連作品:第70回ゴールデン・グローブ賞 [アワード] 2012年12月13日(現地時間)にノミネート発表、2013年1月13日に授賞式開催マリーゴールド・ホテルで会いましょう 2013年2月1日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開© 2012 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.ムーンライズ・キングダム 2013年2月8日よりTOHO シネマズシャンテほか全国にて公開© 2012 MOONRISE LLC. All Rights Reserved.砂漠でサーモン・フィッシング 2012年12月8日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 Yemen Distributions Ltd., BBC and The British Film Institute.All Rights Reserved.世界にひとつのプレイブック 2013年2月22日よりTOHOシネマズシャンテ、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2012 SLPTWC Films, LLC. All Rights Reserved.レ・ミゼラブル 2012年12月21日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.ジャンゴ繋がれざる者 2013年3月1日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開アルゴ 2012年10月26日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 2013年1月25日よりTOHO シネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 Twentieth Century Foxゼロ・ダ−ク・サーティ 2013年2月15日より全国にて公開Jonathan Olley © 2012 CTMG. All rights reservedリンカーン 2013年4月19日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 TWENTIETH CENTURY FOX
2012年12月14日「“普通”じゃなくて、素晴らしい!」――これが、ユアン・マクレガーが今回挑戦した作品に対する彼の感想だ。サラリとシンプルだが、それだけに説得力がある言葉。そして、ユアンがその賛辞を送った映画『砂漠でサーモン・フィッシング』で彼が演じた役柄でも、『スター・ウォーズ』シリーズでのオビ=ワン・ケノービ役でも、巨匠ロマン・ポランスキー監督作『ゴーストライター』で演じたゴーストライター役でも、そこに佇む彼の姿は常に“普通じゃなくて、素晴らしい”。超大作からミニシアターまで縦横無尽に映画を渡り歩く俳優ユアン・マクレガーは、何を感じ、その俳優人生の一つの拠点として『砂漠でサーモン・フィッシング』へと立ち寄ったのだろうか?映画のオファーを受ける際には、彼なりの「脚本に惹かれなかったら監督が誰だろうと共演者が誰だろうと、自分自身がいい仕事なんてできない」という哲学が全てに優先すると語るユアン。もちろん、本作でも「まず脚本に惹かれたんだ」と明かす。本作で彼が演じるのは、シェイフという大富豪の発案で砂漠の国・イエメンに鮭を泳がせるという、とんでもないプロジェクトの顧問を任された冴えない水産学者・ジョーンズ。そんな冴えない男を、ユアンはこう分析する。「彼はとても成功している水産学者だ。でも、彼はとても幸せじゃないんだ。結婚生活が明らかにうまくいっていない(笑)。お互い仕事優先で一緒にいる時間もなし、人生にも満足してない。それで、小さい世界で生きてて、彼にとっては大事でも、一般的には興味を持たれない仕事、彼は多くの時間をレポート作成に費やしているんだ、魚が食べるトビケラのね(笑)。でも、この“砂漠でサーモン・フィッシング”プロジェクトが立ち上がって、彼の世界を広げていくことになるんだ。最初はバカげてるし、ありえないと思っている。でも、少しずつ引き込まれていくんだ」。“脚本第一”主義を豪語するユアンだが、そんな一方で「エミリー・ブラントが共演だったんだ!彼女とはずっと働きたかったから嬉しかった…それもあるんだ(笑)」と本作出演へのもう一つのポイントを明かす。劇中でエミリーは、厄介なプロジェクトをジョーンズに持ちかけた張本人でもあり、そして彼とロマンスを繰り広げるヒロイン・ハリエットを演じている。そんな熱望していたというエミリーとの初共演について話を聞くと、ユアンは楽しそうにこうふり返る。「そう、繋がりというか、なんでもやっていいと思える相性だったんだ。恥ずかしくなくやってみれる。だから、やってみてどうなるか試せるんだ。それは本当に楽しかった。別に議論したりしない、僕らはそういうタイプの俳優じゃないんだけど、テイクの前は試してみるんだ、うまくいったり、いかなかったり。だいたい笑っちゃてカットされたけどね(笑)」。そんな2人が演じたロマンスのゆくえも気になるところだが、彼の生涯の恋人と言えるのが“釣り”だ。ユアン自身は「子供のときはやってたけど、いまは魚を釣りたいという欲求はないんだ」と語るが…。「鮭釣りは結構複雑なんだよ。明確なキャスト(竿を投げる)の方法があるんだ。その糸が自分の後ろにしなって、前にいって水の表面に落ちる。糸のさきにはハエがいる。虫にみえるような。魚に虫が水面に着地したと思わせるんだ。ハエを食べに来させる。だから技術がいるんだ、魚のこと、魚がどこにいるか。フライ・フィッシングをちゃんとやるのは風が吹くとまた難しいんだ。糸を空中で保たないといけないから――」とその極意を淡々と語るが、結局は「一匹も釣れなかったけどね(笑)」と悔しそうに笑顔で明かすその表情はもはやハマっているのでは?と思えるほど。一見してクールだが、内なる情熱を燃やす。そんなイギリス紳士独特の魅力が、今回演じたジョーンズの、そしてユアンの魅力と重なる。“砂漠でサーモン・フィッシング”というとんでもないプロジェクトを押しつけられながらも、可能性を信じて突き進んでいく…というジェームズを演じたユアンは、本作のラストについて、こんな言葉で語ってくれた。「いままでは夢がなかった。でも、シェイフに学ぶんだ、信じることを。完全に新しい可能性を見つけるんだ。女性が現れ、シェイフが現れ、プロジェクトが現れる。彼はつまらない仕事を辞めて、そして奇跡を信じる。最初ばかばかしい不可能なことも可能かもと思い始めるんだ」。エミリーとの共演、そして“ありえない”ことへと挑戦する心、そしてそれを信じ続けること。『砂漠でサーモン・フィッシング』で得たものを抱えて、次はどんな作品へと歩きだすのだろう。(Photo:Kaori Suzuki)■関連作品:砂漠でサーモン・フィッシング 2012年12月8日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 Yemen Distributions Ltd., BBC and The British Film Institute.All Rights Reserved.
2012年12月08日英国でベストセラーを記録した小説を、ユアン・マクレガー主演で映画化した『砂漠でサーモン・フィッシング』が8日(土)から公開される前に、本作のメイキングシーンやキャストへのインタビューをおさめた特別映像が公開された。『砂漠でサーモン・フィッシング』特別映像本作は、ポール・トーディの小説『イエメンで鮭釣りを』(邦訳:白水社刊)を映画化したヒューマンドラマ。真面目でサエない水産学者アルフレッド・ジョーンズ(マクレガー)が、イエメンの大富豪から「砂漠で鮭釣りがしたい」という奇想天外な依頼を受け、政治家や様々な人々の思惑に翻弄されながら、前代未聞のプロジェクトに挑む姿を描いている。このほど公開された映像は、作品のダイジェストとメイキング映像、インタビューを編集した観賞前の“予習”映像。冒頭には本作を手がけたラッセ・ハルストレム監督が映画脚本が持ち込まれた“プロジェクトの始まり”を回想し、本編映像とキャストのコメントで本作の物語の概要が語られる。興味深いのは、メイキング映像に登場するスタッフ、キャストがいつも笑顔を浮かべていることだ。ハルストレム監督は、これまでに数々の大作を手がけてきた名匠として知られている。マクレガーは本作の撮影について「ラッセ監督がつくる現場の空気がとても気持ちいい。彼はとても冷静で落ち着いているから、みんなにとっていい現場だ。そういうのは本編に出ると思うし、とてもいい映画になると思う」とコメント。メイキング映像から、笑えて、感動できて、どこかほのぼのとしている本作の雰囲気の一端を楽しむことができる。『砂漠でサーモン・フィッシング』12月8日(土)丸の内ピカデリー他 全国ロードショー
2012年12月07日英ベストセラーを映画化した『砂漠でサーモン・フィッシング』の公開記念イベントが5日、都内で行われ、俳優の梅宮辰夫とモノマネタレントの福田彩乃が釣りファッションで登場した。梅宮といえば、芸能界きっての釣りマニア。“釣り人”歴は55年だといい「1977年頃に、海上保安庁に許可をもらって、今問題になっている尖閣諸島で釣りをしたことも。前人未到の地で、人の手が入っていないから釣り人にとっては夢のようなスポットだった」と仰天エピソードを語った。その他の写真本作はポール・トーディの小説『イエメンで鮭釣りを』(邦訳:白水社刊)を、『ギルバート・グレイプ』のラッセ・ハルストレム監督が映画化した心温まるヒューマンドラマ。真面目でサエない水産学者アルフレッド・ジョーンズ(ユアン・マクレガー)が、イエメンの大富豪から「砂漠で鮭釣りがしたい」という奇想天外な依頼を受け、政治家や様々な人々の思惑に翻弄されながら、前代未聞のプロジェクトに挑む姿を描いている。一方、福田は「今は彼氏もいないので、結婚相手を釣り上げたい!」とクリスマスを前に意気揚揚だったが、梅宮は「今の芸能人は衝動的に結婚するから、すぐブロークン(離婚)して帰ってくるんでしょ。こっちはハラハラするよ」と暗に実娘を引き合いに、くぎを刺していた。本作の見どころは「途方もない事業に挑戦し、同時に考えてもいなかった恋をする。この映画を見れば、何かチャンスがめぐってきたら、がっちりと受け止めて前に進みたいと思えるはず」(梅宮)、「伸び悩んでいる方に観ていただきたい。観終わった後は動き出したくなる映画」(福田)だとアピールしていた。『砂漠でサーモン・フィッシング』12月8日(土)丸の内ピカデリー他 全国ロードショー
2012年12月06日英国でベストセラーを記録した小説を、ユアン・マクレガー主演で映画化した『砂漠でサーモン・フィッシング』が8日(土)から日本公開される前に本作を手がけたラッセ・ハルストレム監督がインタビューに応じた。その他の画像本作は、ポール・トーディの小説『イエメンで鮭釣りを』(邦訳:白水社刊)を映画化したヒューマンドラマ。真面目でサエない水産学者アルフレッド・ジョーンズ(マクレガー)が、イエメンの大富豪から「砂漠で鮭釣りがしたい」という奇想天外な依頼を受け、政治家や様々な人々の思惑に翻弄されながら、前代未聞のプロジェクトに挑む姿を描いている。スウェーデンで生まれ、『ギルバート・グレイプ』や『サイダーハウス・ルール』など数々の名作を手がけてきたハルストレム監督は「まず、この脚本が面白かったんだ」と、笑顔でその始まりを振り返る。「僕はコメディに関して、自分のスタイルやトーンを持った題材をすごく見つけたいと思っていたんだ。“砂漠に川を作る”というとても変わったアイディアの中で、主人公ふたりが恋に落ち、それがとてもリアルに感じられることも良かったよ。この映画はジャンル分けすることができない。そこも気に入った点だ。僕はクロスオーバーな映画が好きなんだ」。確かに本作では、砂漠を舞台にした壮大なプロジェクトの行方と、登場人物たちのドラマが並行して描かれている。これらの両方がしっかり描かれないと“観客を惹きつけるためだけの無謀な設定”の映画になってしまうだろう。「この映画はコメディとドラマのワイルドなミックスなんだ。そしてそれらの真ん中にあるロマンスを、ぼくは本物らしく描きたかった。だから多分チャレンジは、そういった違うトーンが“不協和音”を出さないようにすることだった。変わったストーリーをやる時はいつもそうだし、もし本物だと感じられる演技を引き出すことにこだわったら、マジカルで奇妙なことが起きることが可能になるんだ。それが僕の理論だよ」。どんな設定であれ、俳優たちから最高の演技を引き出し、人間のリアルな感情を描くことに徹底的にこだわる。それが“ラッセ流”だ。「僕は本物だと感じられる瞬間が大好きでね。感情移入出来て、本物の人生の一部だと思える素晴らしい演技を引き出せる可能性を持ったストーリーを語るのが大好きなんだ」と語るハルストレム監督は、少し奇妙な設定の物語を、マクレガーら俳優たちの名演を引き出すことで、観客の胸に響くドラマに仕上げている。『砂漠でサーモン・フィッシング』12月8日(土)丸の内ピカデリー他 全国ロードショー
2012年12月03日英国でベストセラーを記録した小説を、ユアン・マクレガー主演で映画化した『砂漠でサーモン・フィッシング』が12月8日(土)から日本公開される前にマクレガーが本作について語るインタビュー映像が公開された。ユアン・マクレガー インタビュー映像本作は、ポール・トーディの小説『イエメンで鮭釣りを』(邦訳:白水社刊)を映画化したヒューマンドラマ。真面目でサエない水産学者アルフレッド・ジョーンズ(マクレガー)が、イエメンの大富豪から「砂漠で鮭釣りがしたい」という奇想天外な依頼を受け、政治家や様々な人々の思惑に翻弄されながら、前代未聞のプロジェクトに挑む姿を描いている。『トレインスポッティング』ではジャンキーの青年を、『スター・ウォーズ』サーガでは若きパダワン、オビ=ワン・ケノービを演じたマクレガーも現在41歳。精悍なルックスが魅力のスター俳優だが、英国の名門ギルドホール音楽演劇学校で学んだ正統派で、舞台の演技が高く評価され権威あるローレンス・オリヴィエ賞の候補になるなど、近年は実力派俳優としての評価を高めつつある。本作について「驚くような脚本だった」と振り返るマクレガーは、メガホンをとったラッセ・ハルストレム監督について「経験豊かな監督だから撮影にも無駄がない。無駄なシーンの撮影がないんだ。彼は自分がどうしたいか明確にわかっている」と言い、「監督のつくる現場の空気がとても気持ちいい。みんなにとっていい現場だ。そういうのは本編に出ると思う」と語る。劇中の登場人物たちは、同じチームでありながら“砂漠で釣りをする”という無謀な計画に対してそれぞれの思惑をもって接しており、そこで起こる衝突や駆け引きが作品の魅力のひとつになっているが、マクレガーはハルストレム監督が率いる完璧なチームの下で、じっくりと演技に取り組めたようだ。『砂漠でサーモン・フィッシング』12月8日(土)丸の内ピカデリー他 全国ロードショー
2012年11月30日世に“アラサ―”という言葉が誕生してからというもの、仕事にプライベートに奮闘するそのエネルギッシュな反面、人生をいろいろと考えるお年頃になった30歳前後の女子たちにスポットライトが当てられることが多くなった昨今。ドラマを始め、エッセイ本に雑誌の特集、果てはバラエティ番組の中でも彼女たちの活躍は凄まじい。そこでこの冬、スクリーンの中でも活躍する、思わず応援したくなるアラサ―・ヒロインたちをピックアップ!まずご紹介したいのは、エミリー・ブラント(29歳/写真:中央左)演じる『砂漠でサーモン・フィッシング』(12月8日公開)のハリエットだ。バリバリのキャリア・ウーマンで、水産学者・ジョーンズ博士(ユアン・マクレガー)のもとにイエメンの富豪の代理で「砂漠で鮭釣りがしたい」という無理難題を持ち込んだ美人コンサルタント。気が強く、仕事ではジョーンズをグイグイと引っ張っていき、恋にも積極的なのだが、ちょっと不器用な面が…という、典型的な一人相撲タイプ。押せ押せの攻めの姿勢には同じ女性から称賛が送られる一方で、この空回り感にどこか共感してしまう人も多いのでは?強気のヒロインと言えば、『グッモーエビアン!』(12月15日公開)で麻生久美子(34歳/写真:中央右)扮する元パンクバンドのギタリストで、17歳で母親になったアキに注目しない訳にはいかない。15歳の娘をもちながら、ある日転がり込んできた昔の男・ヤグ(大泉洋)の面倒も見てしまうという肝っ玉母さんを演じた麻生さんだが、本作ではアキ以上に肝の座った逸話が…。実は、この作品の撮影時、麻生さんは妊娠4か月の状態だったというから驚きだ。「母は強し」、そんな言葉を彷彿とさせる役どころを見事に演じきっている。そんな勝気なヒロインたちとは対照的に、『レ・ミゼラブル』(12月21日公開)のアン・ハサウェイ(30歳/写真:右)が体当たりで演じたファンテーヌは、この作品を観た誰もが応援したくなってしまうこと必至の幸薄ヒロインだ。貧困にあえぐ民衆が自由を求めて立ち上がろうとしていた19世紀フランスを舞台に描かれるのだが、アン演じるファンテーヌは娘のためにその身を売り、寒空の下で無力な自分自身を嘆きながら、流浪の男ジャン・バルジャルジャン(ヒュー・ジャックマン)に預けた娘の無事を願うのだ。ドレスもボロボロになり、さらに役のために丸坊主に近いヘア・スタイルで体当たりで挑んだアンは、まさに頑張るアラサー女子と言える。最後は、美しくもねっとりとした乙女の嫉妬を描く『マリー・アントワネットに別れをつげて』(12月15日公開)で主人公・シドニーを演じたフランスの新星女優レア・セドゥ(27歳/写真:左)。フランス王妃マリー・アントワネットを慕う彼女の初々しくも官能的な、ざわつく乙女心の淵を覗かせる妙演でレアは見事に監督の期待に応えている。劇中では、愛する王妃から思わぬ裏切りを受け嫉妬に震えるシドニーを思わず応援したくなってしまうこと必至だ。そのほかにもきっと、共感できる、応援したくなるアラサ―女子がスクリーンの中に居るはず。この冬、あなたのお気に入りのヒロインを見つけてみて。■関連作品:砂漠でサーモン・フィッシング 2012年12月8日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 Yemen Distributions Ltd., BBC and The British Film Institute.All Rights Reserved.グッモーエビアン! 2012年12月15日よりテアトル新宿ほか全国にて公開© 2012『グッモーエビアン!』製作委員会レ・ミゼラブル 2012年12月21日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.マリー・アントワネットに別れをつげて 2012年12月15日よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマ ほか全国にて公開© 2012 GMT PRODUCTIONS - LES FILMS DU LENDEMAIN - MORENA FILMS - FRANCE 3 CINEMA - EURO MEDIA FRANCE - INVEST IMAGE
2012年11月27日英国でベストセラーを記録した小説を、ユアン・マクレガー主演、『ギルバート・グレイプ』のラッセ・ハルストレム監督で映画化した『砂漠でサーモン・フィッシング』が12月8日(土)から日本公開される。タイトルの通り、“砂漠で鮭釣りをする”という奇想天外な計画を描いた作品だ。その他の写真本作は、ポール・トーディの小説『イエメンで鮭釣りを』(邦訳:白水社刊)を映画化したヒューマンドラマ。真面目でサエない水産学者アルフレッド・ジョーンズ(マクレガー)が、イエメンの大富豪から「砂漠で鮭釣りがしたい」という奇想天外な依頼を受け、政治家や様々な人々の思惑に翻弄されながら、前代未聞のプロジェクトに挑む姿を描いている。本作はフィクションだがここ数年、観客が思わず“不可能”と思ってしまうような状況に立ち向かう人々の姿を描いた映画が多く公開され、好評を集めている。2010年製作の『英国王のスピーチ』は内向的で吃音に悩むジョージ6世が、妻や言語療法士の協力を受けて完璧な演説を行うまでを実話を基に描き、第83回アカデミー賞に輝いた。現在公開中の『アルゴ』は、長年、米国政府が機密事項にしてきた事実を基にした映画で、架空のSF映画をデッチあげることによって人質を救出するという“ありえない作戦”を描いて高い評価を得た。もちろん、実現や克服がラクな問題を描いていては良い映画にはならない。しかし、難題の解決方法が現実的でなければ、観客を魅了することができないだろう。本作は、水産学者を主人公にし、難題に挑む過程を整理して提示することで説得力のあるドラマを描き出した。ちなみに脚本を手がけたのはスラム街に育った子がクイズ番組で百万長者になるという“ありえない”物語を描いた『スラムドッグ$ミリオネア』脚本家サイモン・ビューフォイ。彼は原作小説について「いままで読んだことのない不思議な構造の小説だった。脚本化は難しかったが本当に楽しかった」と言い、ハルストレム監督は「長い映画人生の中で最高の脚本だ。まるで寓話のようで、奇想天外な要素もありながら、実生活に根付いた感情や人間関係もある」と語る。砂漠で魚釣りをするためには、どんな困難があり、どれだけの予算がかかり、どのような手順が必要なのか? 映画『砂漠でサーモン・フィッシング』ではその答えがすべて描かれているという。『砂漠でサーモン・フィッシング』12月8日(土)丸の内ピカデリー他 全国ロードショー
2012年11月22日ユアン・マクレガー主演『砂漠でサーモン・フィッシング』(12月8日公開)や、ブルース・ウィリス主演『LOOPER/ルーパー』(2013年1月12日公開)など、公開前の話題作全5作品をネットで上映する“オンライン試写会祭り”が、映画配給会社ギャガが運営する動画配信サービス“GAGAシアター”で実施されることがわかった。その他の写真“GAGAシアター”は、PCやスマートフォンで映画を自由に楽しむことができる動画配信サービスで、オンライン試写会は、ギャガの「全国どこの地域の映画ファンにも優良な作品を届けたい」という願いから実現したもの。今回上映が決定したのは、砂漠に鮭を泳がせるという前代未聞の国家プロジェクトに挑戦する男の姿を描く、ユアン・マクレガー主演の『砂漠でサーモン・フィッシング』や、ブルース・ウィリスとジョセフ・ゴードン=レヴィットが共演するSF大作『LOOPER/ルーパー』など話題の新作ばかり。オンライン試写会への参加はPCかスマートフォンが必要で、会員登録(無料)すれば、応募ページから全5作品の応募が可能。応募は各作品受け付け中。抽選で計500名が招待される。『砂漠でサーモン・フィッシング』12月8日(土)公開受付期間:11月28日(水)まで試写会実施日:11月30日(金)12:00~12月1日(土)12:00『マリー・アントワネットに別れをつげて』12月15日(土)公開受付期間:12月5日(水)まで試写会実施日:12月7日(金)12:00~12月8日(土)12:00『シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~』12月22日(土)公開受付期間:12月12日(水)まで試写会実施日:12月14日(金)12:00~12月15日(土)12:00『ダイアナ・ヴリーランド伝説のファッショニスタ』12月22日(土)公開受付期間:12月12日(水)まで試写会実施日:12月14日(金)12:00~12月15日(土)12:00『LOOPER/ルーパー』2013年1月12日(土)公開受付期間:12月24日(水)まで試写会実施日:12月26日(金)12:00~12月27日(土)12:00
2012年11月21日砂漠の国・イエメンで、「鮭釣りをしたい」という大富豪の一言をきっかけに立ち上がった無謀なプロジェクトを描く『砂漠でサーモン・フィッシング』。本作でこの無理難題の先導者として選ばれたのは、ジョーンズ博士。この主人公を演じたユアン・マクレガーが、本作でこれまでに見せたことのない“中年男”としての魅力を放っているようだ。大富豪の思いつきで生まれた、バカげた仕事を依頼された水産学者・ジョーンズ博士。イエメンで鮭釣りなど「不可能」と一蹴するが、英国外務省も中東との緊張緩和のために支援を決定。首相まで巻き込み、荒唐無稽な企画は立派な国家プロジェクトに急展開していくが──。ユアン・マクレガーと言えば、言わずと知れた青春映画『トレインスポッティング』を始め、『スター・ウォーズ』シリーズのジェダイ役、巨匠ロマン・ポランスキー監督のサスペンス作『ゴーストライター』、ジム・キャリーと共演した『フィリップ、きみを愛してる!』などなどジャンルに囚われることなく、演じてきた役柄は多岐にわたり、その奢ることのないイケメンぶりと高い演技力で多くの女性ファンの支持を得てきた。しかし!本作で見せるのは、これまでにない“中年男”という役柄。年の頃も現在41歳と、ユアン自身、ミドルエイジなわけだが、本作で演じているのはスマートに微笑みを称えたナイスミドルではなく、あくまでも中年の“オジサン”なのだ。演じるのは、無理難題を持ちかけられたサエない水産学者・ジョーンズ博士。釣りだけを生きがいにする堅物学者だ。原作「イエメンで鮭釣りを」(白水社刊)では、主人公・ジョーンズは壮年期という設定だったこともあり、ユアンを配役とするのに原作ファンからは「若すぎるのでは?」という意見もちらほら…。しかし、本作を観ればそんな意見など一蹴されるほどの見事な“中年”ぶりを発揮している。そんな堅物のジョーンズをやり込める、エミリー・ブラント扮するバリバリのキャリアウーマン・ハリエットとの掛け合いでは、クスリと笑いつつも、ジョーンズが何だかちょっぴり可哀想に思えてきたりも。この役を演じたことについてユアンは、「これは、信じることについての物語だ。ジョーンズは、最初は何も信じない男だったが、シャイフ(大富豪)とハリエットとの出会いを通して人生を取り戻すんだ。そして、鮭がイエメンの川を上ってくることさえも信じ始める。彼の変化は素晴らしくて、それを演じられたのは俳優冥利に尽きるよ」と語っている。“中年”のちょっと頑固で、少し疲れていて、強がっているのに実際には強がり切れてない姿に、なんだか可愛くて胸キュンしてしまう女子は少なくないはず。そんなダサかわいいユアンの魅力にぜひ注目してみて。『砂漠でサーモン・フィッシング』は、12月8日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:砂漠でサーモン・フィッシング 2012年12月8日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 Yemen Distributions Ltd., BBC and The British Film Institute.All Rights Reserved.
2012年11月16日「砂漠で鮭を泳がせろ」という無理難題を押し付けられる男の物語を描いたユアン・マクレガー主演の映画『砂漠でサーモン・フィッシング』の公開記念イベントが、“鮭の日”である11日に釣り堀居酒屋“ざうお”新宿店で行われ、林家ペー&パー子夫妻が登場した。その他の写真本作は、英国のベストセラー小説『イエメンで鮭釣りを』を、『ギルバート・グレイプ』のラッセ・ハルストレム監督、『スラムドッグ$ミリオネア』の脚本家サイモン・ビューフォイで映画化したヒューマンドラマ。冴えない水産学者ジョーンズ(マクレガー)が、イエメンの大富豪から「砂漠で鮭釣りがしたい」という奇想天外な依頼を受け、政治家や様々な人々の思惑に翻弄されながら、前代未聞の国家プロジェクトに挑む姿を描いている。鮭釣りが本作の大きなテーマであることから、11月11日の“鮭の日”にイベントを実施。ペー&パー子夫妻は全身サーモンピンクの衣装に鮭の被り物姿で登場。ペーは、「基本的に映画は褒めない僕だけど、この映画は面白かった! 主人公が無茶ブリと向き合う姿に感動したし、夢を持ち続けることや信じることの大事さを教えられた」と絶賛し、「僕も生きてる限り写真を撮り続けたいね」と、本作に触発された様子だった。そんなぺーの発言に、パー子は「このまま少年っぽさをキープしてほしい。ジャニーズ系ですからね。ハッハ」と高笑いし、仲睦まじい姿を見せていた。その後、夫妻は店内で鮭料理を堪能し、釣りをする場面では「ワン、ツー、釣り!」とギャグを飛ばすなど、終始“ぺー&パー節”の絶えないイベントとなった。『砂漠でサーモン・フィッシング』12月8日(土)丸の内ピカデリー他 全国ロードショー取材・文・写真:滝島千尋
2012年11月12日