世界中の様々なジャンルやカテゴリーから厳選した、日本初配信を含む映画が登場する新しい映画配信サービス「JAIHO(ジャイホー)」が6月21日(月)よりサービス開始する。「JAIHO」とはヒンディー語で「万歳!」「勝利あれ!」という意味を持つ言葉で、“すべての映画を称える、悦びと感動の合言葉”としてサービス名に冠された。世界中の多様な映画をより多くのユーザーと分かち合うべく、選りすぐりの作品を毎日配信。映画を愛する人々に、映画をもっと身近に、もっと深く楽しんでもらうため、厳選した映画を世界中からセレクト、独自の切り口で紹介する。厳選された映画を365日、毎日1本配信最大の特色は、365日、毎日1本新たな作品を配信し、常に30作品が視聴可能であること。配信作品は多様性を考慮し、世界中の様々なジャンルやカテゴリーから、映画のエキスパートたちが厳選。観たい映画を探す手間や時間を省き、いま見るべき映画を毎日1本(1作品における視聴期間は30日間)提案する。サービス開始時、最初の30日間(6月21日~7月20日)は30作品固定で配信し、7月21日から毎日1作品ずつ作品が入れ替わっていく。JAIHO独占配信・日本初配信映画や、感性と好奇心をくすぐる映画を提案世界各国で大ヒットした娯楽作から、一生に一度は観たい巨匠の名作、各国の映画史に残るクラシックなどを網羅。中でも注目すべきは、「JAIHO」が紹介する日本初公開の独占配信作品で編成された「プレミア作品」。日本初公開、または映画祭のみで上映された作品を紹介する。6~7月に配信されるプレミア作品、初配信作品としては『バーフバリ 伝説誕生<完全版>』をはじめ、イランの世界的名匠アッバス・キアロスタミの遺作や女性監督による韓国インディーズ映画の傑作などが揃った。『アッバス・キアロスタミ/24フレーム』*プレミア2016年7月に亡くなったイランが誇る世界的名匠アッバス・キアロスタミの遺作。写真が撮られた瞬間の前と後では何が起こるのか?というコンセプトをもとに映画と写真の統合を試み、固定カメラを用いた絵画のような映像でなる全24章/各章4分で構成され、映画の概念を打ち砕き、映画とは何か?を問う野心作。(イラン・フランス/118分/2017年)『小公女』*プレミア1日に1杯のウィスキーとタバコ、そして愛する彼氏がいればそれだけで幸せ。家事代行業をしながら自由に生きる現代版“小公女”ミソの日々を、これが長編監督デビュー作となる女性監督チョン・ゴウンが繊細に描いた韓国インディーズの傑作。ソウル独立映画祭観客賞を初め数多く賞に輝いている。ミソ役は『サムジンカンパニー1995』のイ・ソム。(韓国/106分/2017年)『ヴィム・ヴェンダース プロデュース/ブルーノート・ストーリー』*プレミア1933年、ナチスの迫害を逃れドイツからニューヨークに渡った2人のユダヤ人青年が立ち上げたジャズ・レーベル「ブルーノート」。その歴史と功績を有名ミュージシャンたちの証言を交えて描いた音楽ドキュメンタリー。製作総指揮は『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』のヴィム・ヴェンダース。(ドイツ/118分/2018年)『‘96』*プレミア1996年に高校を卒業した級友たちが22年ぶりに集まった同窓会。そこから蘇る切ない初恋の思い出…。タミル語映画界の野生派スター、ヴィジャイ・セードゥパティが繊細な主人公を演じて大ヒットした純愛ラブストーリー。ヒロインは『ペーッタ』でラジニカーントの妻を演じたトリシャー。(インド/158分/2018年)『プティ・カンカン』*プレミアフランスの「ツイン・ピークス」とも呼ばれ、2014年の「カイエ・デュ・シネマ」誌が選ぶベストテンで第1位に選ばれたシュールな展開とブラックなユーモアに満ちたダーク・ミステリー。北フランスの海岸沿いの村に住む悪ガキ、プティ・カンカンとその仲間たちが村で起こる連続猟奇殺人事件の謎に迫る。(フランス/205分/2014年)『バーフバリ 伝説誕生<完全版>』*初配信インド歴代興収No.1をはじめ全世界で大ヒットを記録、インド映画の歴史を変えた史上最大のスペクタクル・アクション全2部作の第1弾。遥か遠い昔、大国マヒシュマティを舞台に伝説の戦士バーフバリの壮絶な愛と復讐を描いた一大叙事詩。劇場公開以来、ディスク化も放映もされたことがない完全版・日本初配信!(インド/159分/2015年)映画のエキスパートが厳選日本映画界屈指の目利きたちによる読み応え抜群のコラムや解説も紹介。「JAIHO」アドバイザリーボード・メンバーには、市山尚三(東京国際映画祭プログラミング・ディレクター、映画プロデューサー)、暉峻創三(大阪アジアン映画祭プログラミング・ディレクター、映画評論家)、松岡環(インド映画字幕翻訳者、アジア映画研究者)、中野充浩(文筆家、ポップカルチャー研究家)、江戸木純(映画評論家、プロデューサー)が名を連ねる。さらに、配信希望作品リクエスト受付フォームがサイト内に設けられており、編成の参考にするとともに、可能な限りリクエストに応えるようにしていくという。「JAIHO」は6月21日(月)正午よりサービス開始。(text:cinemacafe.net)
2021年06月04日『ムトゥ 踊るマハラジャ』『ロボット』シリーズ等で知られる、インド映画界のスーパースター、ラジニカーントの主演最新作『Darbar(原題)』が、邦題を『ダルバール 復讐人』として公開することが決定。併せて、予告編とポスタービジュアルが解禁となった。犯罪者を確実に逮捕する敏腕警察官でありながら、年頃の娘を溺愛している父親アーディティヤを演じ、本作が27年ぶりの警察官役となるラジニカーント。本編で悪人相手に一対多勢の超絶アクションを繰り広げる姿は御年70歳とは思えず、時間の経過を微塵も感じさせない。監督を務めるのは、『サルカール 1票の革命』で知られるタミル語映画界のヒットメーカー、A.R.ムルカダース。他キャストには『チャンドラムキ/踊る! アメリカ帰りのゴーストバスター』でラジニカーントとも共演したナヤン・ターラ、注目の若手女優ニヴェーダ・トーマスが出演する。今回、ラジニカーントが繰り広げる超絶アクションと、カーチェイス、軽快なダンスに注目の予告編が解禁された。銃撃戦のなかに飛び込んでいって敵を倒し、猛スピードで突進してくる車にも怯まない、どこまでも突き進んでいく姿は圧巻。時たま繰り出すブラックなジョークはダークヒーローを彷彿とさせる。“ダルバール”(=裁判)とタイトルにある通り、怒れる父の復讐の裁きがいま、下される。併せて解禁されたポスターには、警察官の制服を着たラジニカーント演じるアーディティヤの姿が。長剣を持ち微笑む彼の背後には無数の死体が転がり、市民の安全と治安を守る正義感の強い警察官だったはずの男が、一変して悪人に情け容赦のない復讐人へと変わってしまった様子を表現している。『ダルバール 復讐人』は7月16日(金)より新宿ピカデリーほかにて2週間限定公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ダルバール復讐人 2021年7月16日より新宿ピカデリーほかにて公開
2021年05月31日年間で2000に迫る作品が製作されるインド映画の中から厳選した11作品を上映する特集上映「インディアンムービーウィーク2019」が本日から新宿ピカデリーでスタートする。すでに開催されているエリアもあり、各エリアで上映本数は異なるが東京、大阪、京都、兵庫、名古屋で最新のインド映画を堪能できる。今年9月にキネカ大森で開催された同イベントの人気を受けて、全国5大都市に開催エリアを拡大したのが本特集だ。南インドのタミル映画界のスーパースター、ラジニカーントの社会派ドラマ『カーラ黒い砦の闘い』や人気俳優ヴィジャイ主演の活劇『サルカール1票の革命』、そして“ボリウッド”の名で知られるヒンディー映画界で人気急上昇中のタイガー・シュロフ主演の『フライング・ジャット』などが上映される。集まった作品はアクション、社会派劇、感動ドラマなどジャンル豊か。新作映画の公開を待ちわびる大勢のファンと、その期待に応えようとする巨大な映画産業。かつて多くの国で“映画黄金期”と呼ばれた時代にあった幸福な関係がインド映画ではいまだに生きており、壮大かつ爽快な作品を存分に楽しむことができる。インディアンムービーウィーク2019『サルカール1票の革命』『フライング・ジャット』『カーラ黒い砦の闘い』『弁護士ジョリー2~真実を白日のもとに』『ペーッタ』『’96』『永遠の絆』『ジェントルマン』『バレーリーのバルフィ』『ベルボトム』『ウスタード・ホテル』12月6日(金)から12月12日(木)まで 東京:新宿ピカデリー(7作品上映)12月12日(木)まで 東京:キネカ大森(3作品上映)12月19日(木)まで 大阪:なんばパークスシネマ(11作品上映)12月19日(木)まで 大阪:テアトル梅田(11作品上映)12月6日(金)から12月12日(木)まで 京都:MOVIX京都(7作品上映)12月6日(金)から12月12日(木)まで 名古屋:ミッドランドスクエアシネマ(11作品上映)12月20日(金)から2020年1月9日(木)まで 兵庫:神戸国際松竹(11作品上映)
2019年12月06日話題のスポットやエンタメに本誌記者が“おでかけ”し、その魅力を紹介するこの企画。今回は、ボリウッド映画『ロボット2.0』をご紹介します。■映画『ロボット2.0』(10月25日公開)インド映画の都・ムンバイの旧称ボンベイのボと、ハリウッドを合わせたボリウッド映画といえば、3時間を超える尺の長さと唐突に歌って踊りだすエンタテインメント性の高さが特徴です。しかし本作は長さ147分、歌って踊るシーンは皆無に等しいという従来のボリウッドスタイルを覆す内容。ですが、インドでの興行収入歴代2位の大ヒット。製作費がインド映画史上1位だけあって、駆使されたVFXは息をのむ美しさです。主演には国民的大スター・ラジニカーントが登場!以前こちらで紹介した『ムトゥ踊るマハラジャ』(日本公開’98年)に出演していたあのラジニカーントです。物語は、インドの街中からスマートフォンが消え去る事件が発生するところから始まります。そしてそれらスマホが合体し、巨大な意思を持つようになって人々に襲い掛かり……。と、ちょっと何言ってるかわからない展開ですが、スマホが消え去るには深い理由と、大きなメッセージが込められているのでした。ラジニカーントは博士役とロボットのチッテイ役と2役に扮し、インドの街中で人々のためにスマホと闘っていくのです。進化を遂げるボリウッド映画の底力を実感する、超近代的新感覚の映画でした。今も昔もボリウッド映画、おそるべし!です。
2019年10月28日インドのスーパースター・ラジニカーントとアカデミー賞スタッフが贈る、インド映画史上最高の製作費90億円の超大作『ロボット2.0』。本作には、DCの人気TVシリーズ「SUPERGIRL/スーパーガール」でハリウッドデビューし、注目を集めるイギリス生まれのボリウッド女優エイミー・ジャクソンがヒロインとして“アンドロイド”役を演じている。インド映画には、美人ヒロインは欠かせない。近年、日本でも大ヒットとなった『バーフバリ』シリーズに登場したアヌシュカ・シェッティ、さらには前作『ロボット』でヒロイン・サナ役を演じたアイシュワリヤー・ラーイなどの美しさは日本で大きな話題となった。そして、『ロボット』7年ぶりの続編となる本作では、DCコミックスのTVシリーズ「SUPERGIRL/スーパーガール」シーズン3から登場したサターンガール役で一躍、世界的に注目を集めたエイミー・ジャクソンが新たなヒロインとなる。イギリス出身の彼女は16歳でモデル業を開始。2009年にミス・ティーンワールド、2010年にはミス・リヴァプールで優勝。モデルと並行し、女優としても活動を開始し、時代劇や恋愛作品など様々なジャンルで頭角を現すと、インドのヒットメーカーにして、本作でメガホンを取ったシャンカル監督の『マッスル 踊る稲妻』(’15)への出演や、本作でバシー博士(ラジニカーント)の宿敵となるスマホロボットに扮する大人気俳優アクシャイ・クマール主演の『Singh Is Bliing』(原題/’15)で相手役を務めるなどインド映画界において一目置かれるように。多くの慈善団体での活動や、最近では男児を出産するなどホットな話題も尽きない、今後さらに活躍が期待されるインド女優のひとりだ。そんな世界を股にかけて活躍するエイミーは、今作でバシー博士、そしてチッティ(ラジニカーント2役)を献身的にサポートする助手ロボットのニラーとして登場。「SUPERGIRL/スーパーガール」でも披露されたキレッキレのアクションは、最新鋭のVFXもあってさらにバージョンアップ。本作での活躍に、期待が高まる。『ロボット2.0』は10月25日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年10月05日日本映画界に衝撃をもたらした『バーフバリ』シリーズ上陸から約2年。“歌って踊るインド映画”として一大ブームを巻き起こした『ムトゥ 踊るマハラジャ』(’95)以降、「マサラ上映」と呼ばれる観客が一体となりライヴ感、祭感がみなぎる体感型イベントはさらに進化、圧倒的な熱量で映画ファンを魅了している。そして今年は、もはや突発的なヒットや現象としてではなく、従来のイメージを一新するかのような多種多様なジャンル、かつ骨太なメッセージが込められた作品の日本公開が相次いでいる。すでに公開中のタイトルだけでも、『シークレット・スーパースター』『あなたの名前を呼べたなら』『ヒンディー・ミディアム』とインド映画が大渋滞の中、この秋冬に登場する話題作をピックアップした。魂の叫びをラップにのせ、スラムから抜け出せ『ガリーボーイ』10/18(金)公開インドで活躍するアーティストNaezyの驚きの実話を基に描かれ、海外で封切りになるやいなや全世界で大ヒット。インド・ムンバイのスラム街で生まれ育った主人公のガリーボーイ(路地裏の少年)・ムラドを演じるのは、“プリンス・オブ・ボリウッド”の呼び声高いランヴィール・シン!北インド界の実力派女性監督ゾーヤー・アクタルがメガホンをとり、プロデューサーにはUSヒップホップ史に燦然と輝く名曲の数々で知られるラッパー・NAS(ナズ)が名を連ねているのも見逃せない。世界最強の“おじさんロボ”地球を救う『ロボット2.0』10/25(金)公開2010年南インドのタミル映画として公開され、インド史上最高の興行収入をたたき出す大ヒットを記録したインド製SFアクションコメディ『ロボット』のシリーズ第2弾。『ムトゥ 踊るマハラジャ』などで知られるスーパースター、ラジニカーントが天才博士バシーと最強ロボのチッティの一人二役で主演する。バシー博士が今回戦う相手は全インド人のスマホ!チッティはスーパーパワーを身に着けたバージョン2.0として再起動。地球を救うため、予測不能なバトルを繰り広げる。ハリウッド顔負けのVFXと凄まじいアクションと予測不能の展開、超ド級のエンターテインメントに釘付け。疑いが疑いを招く…『盲目のメロディ~インド式殺人狂騒曲~』11/15(金)公開盲目を装うピアニストが殺人事件を目撃してしまったことをきっかけに、クセの強い登場人物たちが繰り広げる裏切りや騙しあいを描いたクライムコメディ。裏切りと騙しあいの大騒動が待ち受ける予測不能なブラックコメディに全インドが喝采を贈り、批評家たちからは「インドのコーエン兄弟だ!」「毎秒ごとに予想を裏切られる」など絶賛の声が殺到したという。インドが誇るスターである3大カーン(アーミル・カーン、サルマン・カーン、シャー・ルク・カーン)を超えたといわれるアーユシュマーン・クラーナーほか、『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』など国際的な活躍をみせる名女優タブー、『パッドマン 5億人の女性を救った男』のラーディカー・アープテーなど日本でも馴染みのある顔ぶれが集結。痛み知らずのニューヒーロー爆誕『燃えよスーリヤ!!』12/27日(金)公開第43回トロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門・観客賞を受賞したインド発のアクション・ヒーロー・エンターテインメント。どんな痛みも感じないという特別な体質の持ち主の主人公スーリヤは、幼い頃に祖父から渡されたカンフー映画に衝撃を受けて以降、街の悪党を倒すことを目標として独自にカンフーの特訓を積んできた。カンフーと痛み知らずの身体を武器に、悪の組織との全面戦争に挑む。監督を務めたのは、『めぐり逢わせのお弁当』の製作に携わり、本作が長編監督2本目となるヴァーサン・バーラー。本作で銀幕デビューとなるアビマニュ・ダサーニーが主人公スーリヤを演じる。さらに、2008年のインド・ムンバイ同時多発テロでテロリストに占拠されたタージマハル・パレス・ホテルでの脱出劇を描いた『ホテル・ムンバイ』は、オーストラリア・アメリカ・インドの合作映画。2019年、よりどりみどりの作品が揃った、“多様で新しいインド映画”を堪能してみて。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ガリーボーイ 2019年10月18日より 新宿ピカデリーほか全国にて公開
2019年10月01日「意味が分からないがそれが良い」「本当にワケがわからないアクションが最高」と日本でも多くのファンを魅了した伝説級のインド映画『ロボット』の続編『ロボット2.0』。この度、ハリウッドもびっくりの本予告映像と本ビジュアルが解禁となった。今回解禁された予告映像では、次々と空を飛んでいくスマホや、天井から巨大な顔が現れる怪奇現象が発生し、インド中がパニック状態に。どういうわけか、暴れまくる大量のスマホたちに対抗できるのは“スーパーパワー”だけ…?世界の危機を救うため、最強おじさんロボット「チッティ」が“バージョン2.0”として“スーパーパワー”を身につけ、満を持しての再起動!見た目もシルバーのジャケットから、黒色のボディ&赤髪リーゼントと、ワイルドな姿にイメージチェンジしたチッティ。さらに、性能も桁外れにパワーアップ。前作にも登場した大量の「チッティ軍団」の数も増え、日本でも話題となった組み体操のような技もより大きく、ド派手に進化!?本作で初披露される新技ともいえる檻の形で、巨大な怪鳥も難なく捕獲できてしまう!人知を超えた動きを見せるチッティは、次はどんな予想もつかない大技を繰り出すのか…!?製作費に90億円を投じ、『アベンジャーズ』シリーズや『インターステラ―』『インセプション』などを手掛けるVFX制作会社「ダブル・ネガティブ」を中心に、3,000人以上もの技術スタッフを集結させ、ハリウッドもびっくりなやりたい放題、暴れたい放題なアクションシーンを実現したというだけに、おじさんロボットVSスマホロボたちの奇想天外なバトルが垣間見える予告映像となっている。また、本ビジュアルは、インドのスーパースター・ラジニカーント演じるおじさんロボ「チッティ」と、『パッドマン 5億人の女性を救った男』の主演で知られるアクシャイ・クマール演じる、今回の大ボスである謎のスマホロボが睨み合う、迫力満点のデザインに。インド中を巻き込んだ、我々の予想を遥かに上回る激闘が期待できそうだ。『ロボット2.0』は10月25日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年09月06日インドのスーパースター・ラジニカーントとアカデミー賞スタッフが贈る超大作『2.0』(原題)が、邦題を『ロボット2.0』として公開することが決定。併せて、ティザービジュアルが解禁となった。■ストーリーある日突然、インドの街から全てのスマートフォンが消えた。そして携帯業者や通信大臣がスマホに殺されるという殺人事件が次々に発生。バシー博士は、助手のニラーとスマホの行方を追ううちに、無数のスマホが合体し巨大な怪鳥に変身していることが判明。やがてその巨大怪鳥は人類を襲いだし、軍隊でも抑えきることのできないモンスターと化す。バシー博士は、かつて封印されたあの伝説のロボット「チッテイ」を復活させ、人類を守ることを思い立つ。しかしそれはインド中を巻き込んだ、壮大なバトルの幕開けとなった。■伝説の映画『ロボット』の続編にアカデミー賞スタッフが集結、2大スターの競演も!2009年、南インドのタミル映画として公開されインド史上最高の興行収入を叩き出し、日本でも大ヒットした伝説の映画『ロボット』の続編となる本作。『バーフバリ』が記録していたインド史上最高額の製作費を抜いたことが話題になり、約6,000スクリーンで公開され大ヒットとなった。監督は、『ロボット』を生み出したインド映画界のヒットメーカー・シャンカルが続投。音楽は『スラムドッグ$ミリオネア』などアカデミー賞で2度の栄冠に輝くA.R.ラフマーン、衣装デザインは『バットマン リターンズ』『メン・イン・ブラック』などを手掛けたメアリー・E・ヴォクト、特殊メイクとアニマトロニクスは『アベンジャーズ』『ジュラシック・ワールド』のVFXを務めたレガシー・エフェクツが担当し、ハリウッドで活躍するアカデミー賞スタッフが集結した。主演を務めるのは前作に引き続き、インドのスーパースターにして人間国宝のラジニカーント。本作では、天才博士バシーと最強ロボのチッテイの1人2役をこなす。インド映画ブームを巻き起こした『ムトゥ 踊るマハラジャ』で世界を魅了した彼のインドダンスが、本作でまた見られるのかにも注目したい。本作で初登場となるのは、『パッドマン 5億人の女性を救った男』主演のアクシャイ・クマール。バシー博士の宿敵となるスマホロボットに扮し、ラジニカーントと2大スター競演を果たした。また、ミス・ティーンワールド2009年グランプリのイギリス人女優、エイミー・ジャクソンが絶世の美人ロボット・ニラーを演じる。今回解禁されたティザービジュアルでは、世界最強のおじさんロボットのパワーアップバージョン、赤髪リーゼントの2.0が初お披露目。いまにも乱射しだしそうな無数の2.0軍団からは、とんでもないバトルが予感される。果たして彼らは人類を守ることができるのか、期待が高まるビジュアルとなっている。『ロボット2.0』は10月25日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年07月25日30か国以上の出版社に翻訳権が販売された人気小説を原作とし、フランスとインド、ベルギーの共同製作によって映画化された『クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅』の予告編が解禁となった。インドの大道芸人アジャは、母の死をきっかけに憧れだったパリへ向かい、ずっと行きたかったインテリアショップで運命の女性マリーにひとめぼれ。お金のないアジャは、閉店後の店内に隠れ、一晩を明かそうとクローゼットの中に…。ところが、何点もある家具の中から偶然にもアジャの入っているクローゼットが出荷されてしまう!本作は、当時国境警備隊の警部補であったロマン・プエルトラスが通勤中にスマホで執筆し、30か国以上の出版社に翻訳権が販売された人気小説が原作。監督は、『人生、ブラボー!』で様々な映画祭で評価を得たケン・スコットが務め、世界各国を飛び回り撮影が行われた。主人公アジャ役にはインド映画界のスターで、ラジニカーントの娘婿としても知られるダヌーシュが抜擢。マリー役のエリン・モリアーティをはじめ、アジャが旅で出会う人々にベレニス・ベジョ、バーカッド・アブディ、ジェラール・ジュニョなどの実力派俳優らが世界15か国から集結した。今回、解禁となった予告編では、“クローゼットに閉じこめられた主人公”アジャの奇想天外な旅の様子が明らかに。予期せぬハプニングをきっかけに世界へ飛び出してしまったアジャは、スペインで難民になったり、イギリスで警官に追われたり、はたまたイタリアで女優ネリー(ベレニス・ベジョ)に銃を向けられる場面も。様々な国での出来事が続々と映し出され、観ているだけで思わずワクワクしてしまう!果たして、そんな奇想天外なアジャの旅はどこへ行きつくのか。旅先での出会いや、母からのメッセージなども収められ、心温まる結末を予想させる映像となっている。はちゃめちゃな旅を描いた笑いあり、涙ありのハートフル・ムービー。観る人を世界旅行へといざなうとびきりハッピーな物語を是非劇場でチェックしてみて。(text:cinemacafe.net)
2019年04月16日話題のスポットやエンタメに本誌記者が“おでかけ”し、その魅力を紹介するこの企画。今回は、日本公開から20周年を記念した今年、インド映画『ムトゥ踊るマハラジャ』がリバイバル公開されるということで見に行ってきました!■『ムトゥ踊るマハラジャ』4K&5.1chデジタルリマスター版(11月23日より新宿ピカデリーほか全国で順次公開)昨年、今年と話題になったインド映画『バーフバリ』シリーズ。いずれも2時間超という長さの中に、歌・踊り・家族ドラマ・ラブ要素などが盛り込まれ、インド映画の神髄を見た気がしました。しかしアラフォー以上ならば、20年前にインド映画ブームの先駆けとなったこの『ムトゥ踊るマハラジャ』をご存じのことでしょう。あらすじを忘れていたのですが、見ているうちに思い出したのは、主人公は女優・ミーナではなく、俳優・ラジニカーントということです。公開時は吉幾三に似ているといわれていた彼は、インド映画のスーパースターで、オープニングは「SUPER STAR」の字幕から始まります。召使い・ムトゥの周りで起こるトラブルとロマンスがインドの大自然と壮大なセットの中で展開。突然踊りだしたり、人間が投げ落とされたはずなのに落ちていったのは人形だったり、ツッコミどころが満載で、それら含めて多様なエンタテインメントを提供してくれました。ミニシアターブームを牽引していた渋谷のシネマライズで公開されていたのも懐かしい思い出です(’16年閉館)。しかし懐かしさとは裏腹なパワーとサービス精神に、見れば元気になれること間違いなしの166分でした。
2018年11月26日「インド」と聞いて“美的”女子のみなさんが真っ先に頭に思い浮かべるのはヨガやアーユルヴェーダ、無難なところでやっぱりカレーライスでしょうか?いやいや、いまは俄然「インド映画」です。今年5月に日本で公開された『ロボット』は「なんだかよく分からない“しっちゃかめっちゃか”な展開」が受け、久しぶりにインド映画で大ヒットを記録。そんな『ロボット』と同じ製作チームが手がけた『ボス その男シヴァージ』も、『ロボット』のさらに上をゆくハチャメチャ度満載。『ムトゥ踊るマハラジャ』(’98)、『ロボット』の主演俳優・ラジニカーントが序盤から逮捕され、踊りまくり、宙を飛び、肌の色を変え、気づけばなぜかツルッパゲ…という奇想天外、摩訶不思議なパラレルワールドに誘ってくれます。そんなラジニ扮する強引&積極的なシヴァージのテンポに観客同様、惹きこまれていくのが古風で奥ゆかしい性格の女性・タミルを演じた、シュリヤー・サラン。今回、初来日を果たした彼女に同性ながらまず目がいってしまうのは、やはりその肉感的なボディー。しかし、インタビューではラジニへの称賛、尊敬を表しながらも自身に関する考えはなんとも男前。「ぶっとび映画」に真面目にぶっとんだ、ラジニカーントの新ミューズ、シュリヤー・サランの心意気をご覧あれ。――インドの超ビッグスター、ラジニカーントさんとの共演はいかがでしたか?「ラジニと共演して、本当に学ぶことが多かったわ。彼は、あれだけ多くのことを経験しているにも関わらず、未だに努力し続けているの。読書が好きな方なので、普段から本を読んで勉強してたわね。そんな勉強熱心な彼を尊敬してるわ。独学でスーパースターの座まで上りつめたんですもの。質素で貧しい家の出身であったけど、自力で地位を築いた彼は、本当に素晴らしいと思う。そして彼にはユーモアがあるの。周りを笑わせるのが好きな人だから、私もたくさん楽しませてもらったわ。彼は私の目標よ。彼のように私もなれたらいいなと思うの」。――どのシーンもインパクトが強烈ですけど、その中でも特に印象的だったシーンはありますか?「今回の映画で一番印象に残っているのは、美しいロケ地と素晴らしいセットね。トーダ・タルニーさんの美術、そしてオスカー受賞者であるラフマーンの音楽も素晴らしかった。そしてやっぱり、ラジニカーントという非常に謙虚でインドで一番有名と言ってもいい俳優と共演できたということね。この映画はミュージカルシーンが本当に美しく素晴らしいの。監督たちが準備した完璧な土台に乗って、私は演じるだけで良かった。とてもやりやすかったわ。いままでのキャリアをふり返る中で、この作品は私のハイライトと言えるかもしれないわね。そのくらい素晴らしい作品であり、参加できたことにいまでも感謝しているわ」。――大変だったけど、俳優としての「学び」もあったんですよね?「そうね。今回一度だけ体調を崩したときがあったの。本当に気分が悪かったんだけど、撮影せざるを得ない状況で…。そんなときに、ラジニが『僕のシーンを先に撮って、その間彼女を休ませてあげて』と言ってくれたの。そのときに学んだことが、“Show must go on”。『演技は止められない、撮影は続けなければいけない』ということ。俳優である以上、オフ日以外は撮影をしなければいけない。しかも、そのときは200名もの俳優がいたので、撮影せざるを得なかった。だから、『ギブアップしてはいけない』ということを撮影で学んだわ。何事もそうよね」。――ところで今、日本の男子は「草食系」、「ロールキャベツ男子」などと言われているんですが、インドの男性はシヴァージのように超積極的にアタックしてくる「肉食系」の方が多いのでしょうか?「そうねぇ…私も“真の男”という人にいままで会ったことがないのよ。そういう人に会えたらいいわね。どんな国でも追いかけるタイプの男性もいれば、女性が追いかけなきゃいけないタイプの男性もいるわよね。インドでも日本でも同じね(笑)」。――シュリヤーさんの衣装を始め、劇中衣装がどれも色鮮やかで素敵でしたが、インドの女性たちの間でいま流行っているファッションはありますか?「私が着た赤や青の目が覚めるような衣装は本当に素敵だったでしょ(笑)?今回は、マニーシュ・マルホトラさんと、ニータ・ルーラさんというインドでとても優秀なデザイナーの2人が衣装を担当してくれたの。彼らの衣装が素晴らしすぎて、今回は何も言うことがなかったわ。インド女性のファッションについては世界の流行とあまり変わらないと思うわ。インドの女性でも、世界中を旅している人はいるから、ファッションに敏感な人も多いの。インドの伝統的な服を着る人もいれば、世界のファッションを楽しんでいる人もいる。インドにおいて、ファッションはとても大切なものだから、ファッション業界においてもインドは強いといえるんじゃないかしら」。――シュリヤーさんのしなやかなダンスとグラマラスなスタイルに同じ女性ながら見とれてしまったんですが、日頃からどのようにして見事な体型を維持されているんですか?「できるときは、1日40~45分くらい運動してるの。ジムでトレーニングしたり、ヨガをしたり。泳げるときはできるだけ泳ぐようにもしてるわ…あ、あと、瞑想もするわね」。――外見的な美しさはもちろんですが、シュリアさんは慈善団体での活動もされていますよね。今後「女性」としてどんな生き方を目指していますか?どんな女性になりたいですか?「どんな女性…。ん~…分からないわね。というのも、人間というのは変わっていくものよね。様々な環境の中で生きているわけだし。でも、人間の、その人の“核”というのは同じであるべきだと思うわ。私はこれからもできる限りチャリティ活動を続けていきたいし、人の助けになるような事をしていきたい。そして何よりも幸せになりたいと思う。ジョン・レノンが子供のときに、学校で先生に『将来、何になりたい?』と聞かれて、『僕は幸せになりたい』と答えたら、先生が『質問の意味を理解してないわね』と彼に言ったんだけど、彼は『いや、先生の方こそ人生を理解してないね』と言ったの。彼のように、私も自分自身、そして周りも幸せにしたいと思って生きていきたいわ」。(text:Tomomi Kimura)photo:Tsuyoshi hashimotoHairmake:Noriko Aizawa(Kamidoko)■関連作品:ボス その男シヴァージ 2012年12月1日よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開© 2007 Ayngaran International (UK)Ltd. All Rights Reserved.
2012年11月27日公開中のインド映画『ロボット』の大ヒットを記念して6月1日(金)から公開される『ロボット』完全版のWEB限定予告編がこのほど公開された。WEB限定予告編本作は、自身を開発した博士(スーパースター、ラジニカーント)の恋人サナに恋をするも拒絶され、悪徳工学者の手によって冷酷な殺人兵器に変身した超高性能ロボット、チッティ(スーパースター、ラジニカーント:二役)と、人間たちの戦いを描いたエンターテインメント大作。インド映画史上最高額の製作費を投じて製作され、興行収入100億円を超えるメガヒットを記録。日本でも好調な動員を記録していることから、本国インドで公開されていた177分のオリジナルにして完全バージョンの公開が決定した。現在、劇場で上映されているものよりも38分も長い完全版には、世界遺産マチュピチュ、ブラジルのレンソイス・マラニャンセス国立公園でのダンスシーンを収録。歌って踊るスーパースター、ラジニカーントが主演を務める作品だけに、踊りと音楽のクオリティ、物語の設定や脈略と関係なく登場するミュージカルシーンのインパクトはインド映画界でも最高峰。すでに『ロボット』を観賞した観客も見逃せないシーンになっている。『ロボット』公開中『ロボット』完全版6月1日(金)より渋谷TOEIほか全国順次公開
2012年05月31日映画大国・インド発、アメリカやイギリスなどで公開され興収100億円を超えるメガヒットを記録しているアクション大作『ロボット』の大ヒット祈願イベントが、5月10日(木)に都内にて開催。ゲストとして登壇した元プロレスラーのアントニオ猪木からおなじみの掛け声と共に、本作に闘魂が注入された。インドが誇る“スーパースター”ラジニカーントを主演に迎え、国内史上最高額となる37億円の製作費をかけた国内史上最高のヒットを記録している本作。人間の女性に恋をしたロボットが、失恋の傷心から街で大暴走する姿を描いたラブロマンス・コメディ、さらにダンスにハリウッド最新VFX技術を駆使した奇想天外なアクションが展開する。おなじみのリング入場曲で登場した猪木さんは、開口一番「元気ですか!」と集まった取材陣に闘魂を注入、試合さながらのテンションで会場は一気に熱気に包まれた。司会者にキラキラな銀色の衣裳について指摘されると「恥ずかしいんだよ…」と照れ笑いを見せる猪木さん。本作で暴走するロボットをすっかり気に入ったようで「いいですねぇ、日本の国の政治もぶっ壊してほしい」と不安定な日本政治の再生を願いつつエールを送った。過去には力道山らとの数々の名勝負を経て、日本の国民的スターとなった猪木さん。インドの“スーパースター”であるラジニカーントについて聞かれると、「“カレー(彼)”は素敵」とインドにちなんだジョークも飛び出した。そして、最後に「1、2、3、ダーッ!」とおなじみの掛け声で映画に闘魂を注入。「迷わず行けよ、観れば分かるさ」と本作をPRし、イベントは興奮冷めやらぬうちに幕を閉じた。『ロボット』は5月12日(土)より渋谷TOEIほか全国にて公開。■関連作品:ロボット 2012年5月12日より渋谷TOEIほか全国にて公開© 2010 SUN PICTURES, ALL RIGHTS RESERVED.
2012年05月10日歌って踊るインドのスーパースター、ラジニカーントの主演作『ロボット』が日本公開されるのを記念して、16日(月)からインド料理店ムンバイで本作とコラボしたオリジナルカレーが発売されることが決まった。その他の写真ムンバイは、インド大使館御用達のインド料理店で、アクションとダンスが次々に登場する映画をイメージして、パンチの効いたブラックペッパーチキンカレーを開発した。ムンバイの代表取締役の黒田ポピー氏は「日印国交樹立60周年という記念すべき年に、日本でインド映画が公開されてうれしいです。『ロボット』を日本のみなさんが観たら、インド映画はこんなに進化していたのかとビックリされると思います。カレーを食べて『ロボット』を観たら、元気に踊りだしたくなるはずです!」とコメント。ちなみに、記事画像はプロモーション用に撮影されたイメージ写真で、実際の店舗ではお皿に盛られて提供される。映画『ロボット』の主人公は、超高性能ロボット、チッティ(スーパースター、ラジニカーント)。人間の感情を理解するほどの性能を持つチッティは、自身を開発した博士(スーパースター、ラジニカーント:二役)の恋人サナに恋をするも拒絶され、悪徳工学者の手によって冷酷な殺人兵器に変身。映画は恋に破れて暴走した冷酷非情なマシーンと人間たちの闘いを、壮絶なアクション、豪華なVFX、勢い余ったダンス&ミュージックを交えて描く。ちなみに本作はインド映画史上最高額の製作費を投じた作品で、スーパースター、ラジニカーントが主演を務めるだけでなく、米アカデミー賞を受賞したA・R・ラフマーンが音楽を、『ターミネーター』『アイアンマン』のスタン・ウィンストン・スタジオ(現レガシー・エフェクツ)が視覚効果を、『マトリックス』のユエン・ウーピンがスタント・コーディネーターを担当。インド映画史上最高のスクリーン数で公開された超大作だ。『ロボット』5月12日(土) 渋谷TOEIほか全国ロードショーインド料理ムンバイ×『ロボット』コラボメニューブラックペッパーチキンカレー(ナンorライス、サラダ付き)料金:990円(ナン・ライス お替り自由)実施店舗:インド料理ムンバイ各店(九段・銀座・神楽坂・四谷・錦糸町・本郷・町屋・ボンディシェリ)実施日程:4月16日(月)~6月中旬まで(予定)ランチタイム※映画『ロボット』の半券をお持ちのお客様、ディナータイム10%割引!※他の割引サービスとの併用不可※半券1枚につき1回限り有効
2012年04月03日第24回東京国際映画祭が10月30日(日)に閉幕し、フランス映画『最強のふたり』が最高賞の「東京サクラグランプリ」を獲得。日本から出品された役所広司と小栗旬が共演している『キツツキと雨』は審査員特別賞に輝いた。東京・六本木のTOHOシネマズ 六本木ヒルズをメイン会場に9日間にわたって開催されてきた今年の映画祭。のべ315回の上映に41,000人超の観客が足を運んだ。15本のコンペティション作品の中から東京サクラグランプリの栄冠を手にしたのは、白人の富豪と黒人の介護者の交流をコミカルに描いた『最強のふたり』。W主演のフランソワ・クリュゼとオマール・シーが揃って最優秀男優賞を受賞し、2冠に輝いた。本国フランスでまもなく公開を迎えることから、監督、キャスト陣はプロモーション活動のため来日は叶わなかったが、「アリガトウゴザイマス!」とメッセージを寄せ、エリック・トレダノとオリヴィエ・ナカシュ両監督は日本公開時に来日することを約束した。最優秀女優賞は、19世紀のアイルランドを舞台に、性別を偽って男性の執事として生きる女性の姿を描いた『アルバート・ノッブス』主演のグレン・クローズが受賞。グレンも人気の主演海外ドラマ「ダメージ」の撮影でニューヨークに滞在中で、授賞式は欠席となったが、ビデオメッセージで受賞の喜びを語った。唯一の邦画コンペティション出品作となった『キツツキと雨』は「僅差の2位」(審査員キース・カサンダー)でグランプリ獲得はならずも、審査員特別賞に。受賞が発表されると会場は大きな拍手に包まれた。壇上に上がった沖田修一監督は「びっくりして上手くしゃべる自信がないです」と緊張した面持ち。「日本映画が1本ということでプレッシャーを感じていました。みなさんに『頑張って』と声をかけていただきましたが、『映画なので、もう出来てるから頑張れって言われてもな…』と思って(笑)」と語り会場の笑いを誘った。「本当に多くの人の力を借りて作った映画です。またここに帰って来られるように頑張りたい」とさらなる飛躍を誓った。最優秀監督賞に輝いたのは、スウェーデンにおける少年たちのいじめ事件を鋭い視点で描いた『プレイ』のリューベン・オストルンド。審査員のひとり、小林政広監督は「個人的には最高賞をあげたかった。素晴らしい作品」と絶賛。オストルンド監督は、家族同伴での初来日の喜びを語ると共に「子役たちに感謝したい。彼らは大人でさえも難しい役どころを見事に演じてくれた」と感謝の思いを口にした。最優秀芸術貢献賞は急遽、2作品に贈られることになり、中国映画『転山』とエイドリアン・ブロディ主演の『デタッチメント』が獲得。『転山』のドゥ・ジャーイー監督は松葉づえをつきながらステージに上がり「全く映画の専門の勉強をしたことがない、ただ映画が好きで夢を持っていただけの私がこの賞をいただいてよろしいのでしょうか?みなさん、見る目がおありです(笑)」と挨拶し会場をわかせた。一方、来日が果たせなかった『デタッチメント』のトニー・ケイ監督は、撮影中に書いたという自作の曲の引き語りのビデオメッセージで喝采を浴びた。また、会場を訪れた観客の投票で最も多くの票を集めた観客賞には『ガザを飛ぶブタ』が受賞した。このほか、日本映画を対象にした「日本映画・ある視点」部門で最優秀作品に選ばれたのは小林啓一監督の『ももいろそらを』。「アジアの風」部門の最優秀アジア映画賞には『クリスマス・イブ』が選出。エコロジー、地球への関わり方、自然と人間の共生などをテーマに持つ作品の中から選ばれる「TOYOTA Earth Grand Prix」はインドネシアの海洋民族を描いた『鏡は嘘をつかない』が獲得したほか、同部門の審査員特別賞はシベリアを舞台にしたドキュメンタリー『ハッピー・ピープルタイガで暮らす一年』が受賞した。今年の審査員を務めたエドワード・R・プレスマン(映画プロデューサー)、キース・カサンダー(映画プロデューサー)、レイコ・クルック(特殊メイキャップアーティスト)、ファン・ビンビン(女優)、小林政広(映画監督)の5人は授賞式後に記者会見に出席。グランプリを始めとするコンペティション部門に関して審査員の意見が分かれ、議論は紛糾したそう。特に監督賞の『プレイ』、審査員特別賞の『キツツキと雨』、グランプリの『最強のふたり』に関して審査委員長のプレスマンは「『キツツキ』はグランプリを獲るにはあまりに軽すぎ、『プレイ』は逆にダークすぎる。相対的な評価で『最強のふたり』が選ばれました。一方で監督賞に関してはみんなが『プレイ』を推しました」と説明。小林監督からは「刺激的な作品、芸術性に富んだ作品がほとんどなかった。ウェルメイドな作品が多く、監督の立場から言うと決してハードルが高いとは感じなかった」という厳しい言葉も飛び出した。<受賞一覧>東京サクラグランプリ:『最強のふたり』最優秀監督賞:リューベン・オストルンド(『プレイ』)審査員特別賞:『キツツキと雨』最優秀男優賞:フランソワ・クリュゼ、オマール・シー(『最強のふたり』)最優秀女優賞:グレン・クローズ(『アルバート・ノッブス』)最優秀芸術貢献賞:『転山』、『デタッチメント』観客賞:『ガザを飛ぶブタ』日本映画・ある視点(最優秀作品賞):『ももいろそらを』アジアの風(最優秀アジア映画賞):『クリスマス・イブ』アジアの風(スペシャルメンション):『ラジニカーントのロボット(仮)』、『鏡は嘘をつかない』、『TATSUMI』TOYOTA Earth Grand Prix:『鏡は嘘をつかない』TOYOTA Earth Grand Prix(審査員特別賞):『ハッピー・ピープルタイガで暮らす一年』特集「東京国際映画祭のススメ2011」■関連作品:第24回東京国際映画祭 [映画祭] 2011年10月22日から10月30日まで六本木ヒルズをメイン会場に都内各所にて開催© 2011 Tokyo International Film Festival All Rights Reserved.キツツキと雨 2012年2月11日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開© 2011「キツツキと雨」製作委員会アルバート・ノッブス© Morrison Films / Chrysalis Films 2011■関連記事:【TIFFレポート】新垣結衣、阿部寛と溝端淳平の“職務質問”に「興奮しました」【TIFFレポート】西島秀俊、“力石”伊勢谷友介も認める体脂肪ゼロの役作り!【TIFFレポート】仲里依紗、“妊婦パワー”で「日本を元気に!」宣言名匠が被災地に捧げる3分11秒の短編が東京初上映!ワークショップも開催決定【TIFFレポート】岡田将生&原田泰造通訳付き映画祭公式上映にハイテンション!
2011年10月30日