英国インディペンデント映画賞作品賞ほか最多7冠を達成したアンドリュー・ヘイ監督最新作『異人たち』の公開に合わせ、伝説のラブストーリー『WEEKEND ウィークエンド』の限定上映が決定した。金曜の夜、友人たちとのパーティのあと、ラッセル(トム・カレン)は一夜の相手を求めてクラブに立ち寄る。閉店時間近くに目を付けていたグレン(クリス・ニュー)を誘い出し、彼と共に帰宅。そして、週末が始まる――。ライフガードとして働くラッセルと、アーティストを目指す皮肉屋のグレン。お互いに欠けていたピースを満たすかのように、2人きりで話をして、愛を交わす。しかし尊いひとときは束の間、土曜の夕方、ラッセルはグレンからある事実を知らされる。本作は、世界的な評価を不動のものにした『さざなみ』『荒野にて』に先立つ、アンドリュー・ヘイ監督2作目の長編作品。『ムーンライト』のバリー・ジェンキンスら、後進に多大なる影響を与えた伝説のラブストーリーだ。ロンドン映画批評家協会賞での新人監督賞ほか、多くの賞を獲得し、世界中の映画祭で上映された。アンドリュー・ヘイ監督一夜限りのパートナーを求め赴いたバーで出会ったラッセルとグレンは、ともに週末を過ごすうちにお互いのこだわり、秘密、切実さを学んでいく。ゲイであること、ストレートの友人との関係、親へのカミングアウト、プライベート/パブリックでの振る舞いなどについて語られる、パーソナルかつ真に迫ったラブストーリーとなっている。ヘイ監督が世界的な飛躍を遂げるきっかけとなった『WEEKEND ウィークエンド』の鑑賞料金は1,300円均一。なお、『異人たち』のムビチケを提示すると1,000円で鑑賞できる。『WEEKEND ウィークエンド』は4月5日(金)~10日(水)より渋谷シネクイントにて限定上映。『異人たち』は4月19日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:異人たち 2024年4月19日より全国にて公開© 2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2024年03月29日ハン・ソヒとパク・ヒョンシクが共演、「ヴィンチェンツォ」などの人気ドラマを手掛けているキム・ヒウォンが監督を務めた新感覚ミュージック・ラブストーリーの第2弾として、新たな物語・キャストで描く「サウンドトラック #2」がディズニープラススターにて12月6日(水)より配信開始。予告編も公開された。音楽大学に通い“天才ピアノ少女”と言われていた主人公ヒョンソ。現実を突き付けられたことをきっかけに夢を諦めることになるも、また新たな夢に向かってピアノ教師とアルバイトを掛け持ちして働いている。ある日、そんな彼女のもとにピアノの個人レッスンの相談が舞い込む。なんと、相手は音楽大学時代にバンドを通して出会い、6年間を共にした元恋人のスホだった…。新興企業への投資で資金を失い、ヒョンソに冷たい態度を取るようになったことで破局となった2人だが、別れてから4年後、スホは世界中のインフルエンサーやクリエイターを起用するコンテンツ会社のCEOとして成功。しかし、過労で自宅療養を余儀なくされる。そんな中で偶然見つけた若き才能溢れるシンガーソングライターのケイに音楽コンテンツ制作のオファーをかけるが、偶然にも同時期にケイとヒョンソも出会い、協力しながらコンテンツ制作をすることに。ヒョンソへの未練が残っている様子のスホは2人の共同作業が気に入らず、自分の家で合宿することを提案するが…。本作は、切なくも甘いストーリーと、映像美、OSTの親和性の高さで話題となった新感覚ミュージック・ラブストーリーの第2弾。今回解禁となったのは、大人のムード漂う夕暮れをバックに未練が残っているような視線を向けるスホ&ヒョンソと、爽やかな青空をバックに恋心を寄せるケイ&ヒョンソが映る本ポスター。対照的な雰囲気ながら、音符のように揺れ動く恋心を表現したビジュアルとなった。併せて解禁となった予告編では、2人が別れる学生時代の回想シーンから始まり、なかなか思い通りにいかない人生を歩むヒョンソとCEOとして成功したスホ、そして、2人の6年ぶりの思わぬ再会と新たな恋の相手となる(!?)ケイとの三角関係を想起させる様子が映し出されている。自分が成功したさまをとにかく見せたいスホと、それを認めないヒョンソ。そんな中、共同作業をするシンガーソングライター・ケイとヒョンソはいい雰囲気を醸し出すが、「最高のコンビですよね?」というケイに対し、「いいような悪いような…どこか調和していない」と嫉妬心からなかなか認めないスホ。そして、「ダメだ、ちっとも大丈夫じゃない」とベッドの上でジタバタするスホの姿もあり、ラブコメ感満載の予告編となっている。昔の恋人との再会、新たに想いを寄せてくれる異性との出会いの間で揺れる主人公ヒョンソを演じるのは、「熱血司祭」で2019年SBS演技大賞にて新人賞を受賞、「愛と、利と」にも出演したクム・セロク。ヒョンソの元恋人でCEOとして成功を収めたスホ役をモデルとしても活躍し、「Pachinkoパチンコ」「エージェントなお仕事」など俳優活動も注目を集めるノ・サンヒョン。ヒョンソに思いを寄せる才能溢れるシンガーソングライター・ケイを演じるのは、この作品で俳優デビューを果たしたソン・ジョンヒョク。そして、監督には「サウンドトラック #1」に続き、「ヴィンチェンツォ」「愛の不時着」などの人気ドラマを手掛けるキム・ヒウォンが続投。新星同士の俳優陣のケミストリーと、繊細な感情・人物描写の達人であるキム・ヒウォン監督が描く、共感度高いリアルなラブストーリーが展開する。「サウンドトラック #2」は12月6日(水)より毎週水曜2話ずつディズニープラス スターにて独占配信(全6話)。(シネマカフェ編集部)
2023年12月02日moon dropが、2024年3月から5月にかけて全国ツアー『ONEMAN TOUR "前途洋々ラブストーリー"』を開催することが決定した。本ツアーは、結成10周年記念日となる2024年3月21日(木) に愛知・DIAMOND HALLよりスタート。2カ月にわたり全国9カ所を回り、ツアーファイナルは2024年5月16日(木) に自身最大規模かつ初のホール公演となる東京・LINE CUBE SHIBUYAで行われる。チケットは最速先行を10月22日(日) まで受付中。moon drop『ONEMAN TOUR "前途洋々ラブストーリー"』チケット情報はこちら!()<ツアー情報>moon drop『ONEMAN TOUR "前途洋々ラブストーリー"』moon drop『ONEMAN TOUR "前途洋々ラブストーリー"』告知画像2024年3月21日(木) 愛知・DIAMOND HALLOPEN17:30 / START18:302024年3月27日(水) 兵庫・MUSIC ZOO KOBE 太陽と虎OPEN17:30 / START18:302024年3月31日(日) 新潟・GOLDEN PIGS REDOPEN16:15 / START17:002024年4月13日(土) 広島・LIVE VANQUISHOPEN16:00 / START17:002024年4月14日(日) 福岡・DRUM LOGOSOPEN16:00 / START17:002024年4月19日(金) 北海道・PENNY LANE24OPEN17:30 / START18:302024年4月21日(日) 宮城・darwinOPEN16:00 / START17:002024年4月29日(月・祝) 大阪・なんばHatchOPEN16:00 / START17:002024年5月16日(木) 東京・LINE CUBE SHIBUYAOPEN17:30 / START18:30■チケット最速先行:10月22日(日) 23:59まで()moon drop TWOMAN TOUR『君の街ランデヴー』※終了分は割愛11月5日(日) 静岡・UMBEROPEN16:30 / START17:0011月7日(火) 宮城・darwinOPEN18:00 / START18:3011月24日(金) 岡山・IMAGEOPEN18:00 / START18:3011月26日(日) 福岡・BEAT STATIONOPEN16:00 / START17:00※全公演ゲストあり※全公演ソールドアウト関連リンクオフィシャルサイト::::::
2023年10月13日映画『きっと、それは愛じゃない』が2023年12月15日(金)より公開される。“今”のラブストーリー映画『きっと、それは愛じゃない』は、『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』、『ラブ・アクチュアリー』、『ブリジット・ジョーンズの日記』の制作スタジオ、ワーキング・タイトル・フィルムズが手掛けるロンドンを舞台にした“今”のラブストーリー。出会いの選択肢が無限にあるこの時代ならではの悩みを抱えるすべての人に贈る、新たな愛と人生のガイドブックムービーだ。『シンデレラ』のリリー・ジェームズが主人公主人公・ゾーイ役を演じるのは、世界中で愛され続けるおとぎ話を実写化した『シンデレラ』のリリー・ジェームズ。ゾーイの幼馴染・カズ役はTVシリーズ『スター・トレック:ディスカバリー』のシャザド・ラティフが演じる。ゾーイ…リリー・ジェームズドキュメンタリー監督として活躍する女性。ダメ男ばかりを好きになり恋の連敗を重ねている。好奇心からカズの結婚までの軌跡を次回作として追いかけることに。カズ…シャザド・ラティフゾーイの幼馴染で医師。家族のために親が選んだ相手と結婚しようと決意する。ゾーイの母親…エマ・トンプソンゾーイを心配し、交際相手を紹介しようとする母親。アイシャ…シャバナ・アズミカズの母親。マイムーナ…サジャル・アリーカズの見合い相手。監督は『エリザベス』のシェカール・カプールメガホンを取るのは、パキスタン出身の監督シェカール・カプール。アカデミー賞7部門にノミネートされた『エリザベス』を手掛けたシェカール・カプールが、多文化が花咲く最先端の街ロンドンを舞台にした愛の物語を贈る。映画『きっと、それは愛じゃない』あらすじ舞台は、多文化が花咲く最先端の街・ロンドン。ドキュメンタリー監督として活躍するゾーイは、久しぶりに再会した幼馴染のカズから、見合い結婚をすることにしたと聞く。“なぜ、今の時代に親が選んだ相手と結婚するのか?”疑問がたちまち好奇心へと変わったゾーイは、カズの結婚までの軌跡を自身の次回作として追いかけることに。「愛もなく結婚できるの?」と問いかけるゾーイ本人は運命の人を心待ちにしていたが、ピンときては「ハズレ」と気づくことの繰り返し。そんな中、条件の合う相手が見つかったカズは、両親も参加するオンラインでお見合いを決行。数日後、カズから「婚約した」と報告を受けたゾーイは、カズへの見ないふりをしてきた“ある想い”に気づいてしまう。【作品詳細】映画『きっと、それは愛じゃない』公開日:2023年12月15日(金)監督:シェカール・カプール出演:リリー・ジェームズ、シャザド・ラティフ、シャバナ・アズミ、エマ・トンプソン、サジャル・アリー配給:キノフィルムズ原題:WHAT’S LOVE GOT TO DO WITH IT?© 2022 STUDIOCANAL SAS. ALL RIGHTS RESERVED.
2023年09月01日幅広い層から人気を誇り、シリーズ累計発行部数55万部を超える汐見夏衛のベストセラー小説「夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく」。“純度100%”とも言われるラブストーリーがついに実写化され、話題を呼んでいます。そこで、こちらの方々にお話をうかがってきました。酒井麻衣監督 & 箭内夢菜さん【映画、ときどき私】 vol. 598マスクが手放せず、周囲の空気ばかり読んでしまう「優等生」の女子高生・茜と、自由奔放で学校でも人気者の青磁を中心に描いている本作。映画『劇場版 美しい彼~eternal~』やなにわ男子『初心LOVE(うぶらぶ)』のMVなどを手掛け、気鋭のクリエイターとして注目を集めている酒井麻衣監督(写真・左)が監督と脚本を務めています。そして、主人公・茜の親友である沙耶香を演じているのが、ドラマ『チアダン』や『だが、情熱はある』などの話題作に出演が続いている箭内さん(右)です。今回は、おふたりに現場での様子や作品を通して気づいたいまの心境、そして最近ときめいたことなどについて語っていただきました。―原作は女性から絶大な人気を誇っていますが、おふたりはどこに魅力を感じていますか?箭内さん茜はマスクをしていないと安心できない子ですが、そういう繊細な人はたくさんいると思うので、そこが共感を呼んでいるのかなと。共感というのは、心の支えにもなりますからね。私は先に拝見させていただきましたが、映像が本当にキレイで、泣けてきました。青磁くんの絵も素敵なので、たくさんの魅力が詰まっている作品だと思います。監督人の顔色をうかがったり、気を遣ったりして、何も言えなくなるのは大人になるにつれて多くなってくることだと思うので、そのあたりが描かれているのが魅力だと感じています。言いたいことを言いたいときにどうしたらいいのかという気持ちに寄り添った映画になっているといいなと思っています。あとは、箭内さんが言ってくださったように、キレイなものをみると心に響くものがあると思うので、ぜひそういうところも観ていただきたいです。自分に自信を持つことが大事だと感じている―マスクを手放せない茜に自分を重ねる人は多いと思いますが、実際にマスク着用が自由になったいま、ご自身の心境にも変化はありましたか?箭内さん最初はマスクが苦しくて嫌だったんですけど、いざ外していいと言われたら、マスクをしていたほうが安心できていた自分がいることに気がつきました。それはつまり自分を閉ざしている部分があるからでもあるので、いまは自分に自信を持つことが大事だと感じているところです。監督この作品を映画化すると決まったときに、実は原作にあるマスクの設定を生かすか生かさないかという議論が最初にあったんです。私としてはそのままにしたいと伝えました。実際、マスクがお守りみたいな存在になっている子たちもいるので、映画にするうえでもそこは否定したくないなと。その部分は、真摯に繊細に描くように意識しました。―なるほど。ちなみに、茜のマスクのようにおふたりにもなくてはならないアイテムがあれば教えてください。箭内さんやっぱり携帯ですね(笑)。監督わかります!箭内さん私は中学生で初めてガラケー、高校生でスマホデビューなので、そんなに早くから持っていたわけではないのですが、いまではないと何もできなくなってしまいました…。特に、東京ではスマホがないとどこにも行けません。完全に依存していますね。充電が切れたりしたら、大変です!監督私も同じくスマホです。というのも、いつも寝る前に何かしらの動画を見ながらじゃないと寝られなくなってしまったので…。スマホで音楽を聴いたり、小説を読んだりする場合もありますけど、本当に便利ですよね。私もないと不安です。箭内さんから純度の高い気持ちが伝わってきた―大半の読者が共感していると思います。では、現場での様子についておうかがいしますが、監督は演出をする際に「どうしたらご自身が俳優たちの着火装置になれるか」を考えているとか。そんななか、監督が心を動かされたシーンはありましたか?監督それはつねにあった気がしています。今回は青春映画ということもあって、「まっすぐな気持ちって本当に素敵!」という瞬間がいっぱいありました。たとえば、箭内さん演じる沙耶香が茜と仲直りするシーンでは、友達を思うからこその雑味のない純度の高い気持ちが伝わってきました。「友達っていいよね」という言葉はよく聞きますが、それを改めて体感できたと思います。―監督から箭内さんに、具体的な指示などもされていたのでしょうか。監督箭内さんとは、ドラマ『明日、私は誰かのカノジョ』のオーディションで出逢っていて、そのときから本当に素敵な女優さんだなと思っていたので今回もお願いしました。箭内さんは脚本を読み込む力がすごくありますし、人物の感情をしっかりと繊細に自分のなかに落とし込める方。だからこそ、心からにじみ出るお芝居に胸を打たれます。ご一緒するのは2度目ですが、「お任せしても大丈夫」という信頼感があったので、特にリクエストすることもありませんでした。そういった安心感は役の人物像にも通じていたと思います。白岩さんは、カリスマ性があるけど親近感もある人―箭内さんから見た酒井監督の現場ならではの光景や思い出に残っていることなどがあれば、お聞かせください。箭内さん任せてくださっていたという言葉を聞いて、すごくうれしいです。でも、それができたのは、監督が演じる側の近くにいてくださったおかげだと思います。というのも、酒井監督の現場では自分が想像していた役のイメージ通りでいられるので、すごく演じやすい環境。部屋の雰囲気ひとつとっても言えることですが、映像に映るものすべてにこだわっていますし、どんな小さなことも見逃さないので、そういうところがすごいなと感じています。―本作で主演を務めた青磁役の白岩瑠姫さんについてもお聞きしたいのですが、監督から見てどのような印象でしたか?監督私は白岩さんについては、「儚くて強い」と言う言葉で表現していますが、あとは本当に優しい方だなと思いました。実際、みんなのことをいつも優しいまなざしで見てましたからね。あとは、現場のムードを上げなければいけないときには、おちゃらけて盛り上げてくれるので、カリスマ性もあると感じました。箭内さん私も今回が初めてでしたが、会った瞬間にオーラを感じたので、本当に青磁くんみたいだなというのが第一印象でした。あと、クラスみんなで踊るダンスシーンでは、撮影の待ち時間にご自身が所属されているJO1のダンスを披露してくださったこともありましたね。そのおかげで場が和んで盛り上がったので、アイドル感はありつつも親近感があり、かわいらしさとさわやかさも持ち合わせている魅力的な方だと思いました。仲良しのりんくまの新しい表情が見られた―劇中と同じく、まさにクラスの人気者を地で行くタイプですね。監督サービス精神があるんでしょうね。いま話していたダンスシーンの撮影では、見ている人たちの反応を撮るときに、わざわざ踊ってくださっていたほどです。本来は俳優たちの表現力だけでも撮ることもできますし、カメラに映っていないので踊らなくても大丈夫なのに、それを全力で踊るんですよ。私としては、「まだ撮影あるから休んでてください!」と心配になってしまいました(笑)。―映画初主演ながら、座長としてみなさんをしっかりと引っ張っていたんですね。また、茜を演じられた久間田琳加さんもとても素敵でした。箭内さん私は雑誌『Seventeen』で一緒にモデルをしていたこともあり、今回の現場でもたくさん話をしました。普段は「りんくま」と呼んでいるほど仲良くしているのですが、茜として不安を感じていたり、恋していたり、喜んでいたりする姿を見て、見たことのない新しい表情を見ることができたと思います。りんくまはつねに笑顔でかわいらしいので、茜にぴったりだなと感じました。誰かが好きな人に対して向けるまなざしを見るのが好き―本作では大人でも思わずときめいてしまうようなシーンがいくつもありましたが、最近おふたりがときめいた瞬間といえば?箭内さん少し種類が違いますが、最近は動物の赤ちゃんの動画をずっと見ています。ついにSNSのオススメにもそれしか出てこなくなりました(笑)。癒されますし、いつまでも見ていられます。監督この前、実写版の『リトル・マーメイド』を映画館で観ましたが、ときめいたのはやっぱりエリック王子です(笑)。私が好きなのはエリック王子がアリエルを見つめるまなざし。それを見るだけで「君のことを愛している」という気持ちが伝わってきますから。それが自分に向けられなくてもいいので、誰かが好きな人に対して向けるまなざしを見つめるのが好きです。―そういう部分は、本作でも生かされたのではないかなと。監督そうですね。今回は特に、茜の目の描き方にこだわりました。たとえば、青磁に会う前や部屋でリップを塗っているとき、沙耶香から「好きなの?」と聞かれたときなど、甘酸っぱい恋をしているときの目をしてもらっています。疲れて家に帰りたくないときは、映画館に寄ってほしい―それでは、最後にananweb読者に向けてメッセージをお願いします。箭内さんこの作品では茜に共感できる方が多いと思いますが、それだけではなくて茜を思う家族のシーンもすごく素敵で私は大好きです。学生の方はもちろんですが、青春映画を観る機会があまりない大人の方でも楽しんでいただけると思います。母娘で観に行くというのもいいなと思うので、ぜひ劇場でご覧ください。監督私は1日の生活をするだけでも大変なので、洗濯や掃除、人によっては子育てをしながら仕事をしているみなさんは本当にすごいと思っています。ただ、そのなかで落ち込むときもありますし、気にしすぎてモヤモヤすることもあるのではと思っています。そういう気持ちはまさに茜や青磁の感情と近いと思うので、ボロボロになって寄り道をしたくなったときも、そうではないときも映画館に寄って観ていただきたいです。インタビューを終えてみて…。和気あいあいとした撮影にはじまり、終始楽しそうにお話をする酒井監督と箭内さん。その様子からも、現場でいかにいい関係だったのかが垣間見ることができました。「絶対に映画館で観てほしい!」と繰り返しお話されていましたが、スクリーンでしか味わえない体験があるはずなので、おふたりの言葉通り劇場での鑑賞をオススメします。代わり映えのしない日常が色づきはじめる!相手を想うピュアな気持ちと自分の本心を解き放つ大切さを思い出させてくれる本作。珠玉のストーリーを見事に再現した吸い込まれるような美しい映像にも、爽やかな感動と癒しをもらえる1本です。写真・園山友基(酒井麻衣、箭内夢菜)取材、文・志村昌美箭内夢菜 ヘアメイク・エムズアップ 伊藤遥香スタイリスト・髙橋美咲(Sadalsuud)ワンピース(オルタデザインズ/株式会社オルタデザインズ TEL:03-6383-3782)、ジャケット(JUN OKAMOTO TEL:03-6455-3466)、アクセサリーすべて(ブランイリス/ブランイリス トーキョー TEL:03-6434-0210)ストーリーマスクが手放せず、周囲の空気ばかり読んでしまう「優等生」の茜。いっぽう、絵を描くことを愛する銀髪のクラスメイト・青磁は、自由奔放に過ごしていた。茜は何もかもが自分とは正反対の青磁のことが苦手だったが、 彼が描く絵とまっすぐな性格に惹かれはじめる。そして、次第に茜の世界はカラフルに色づいていくのだった。そんななか、徐々に距離を縮めていくふたりの過去が重なりあい、誰にも言えなかった想いがあふれ出す…。引き込まれる予告編はこちら!作品情報『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』9月1日(金)より全国ロードショー出演:白岩瑠姫(JO1)久間田琳加箭内夢菜吉田ウーロン太今井隆文/上杉柊平鶴田真由監督:酒井麻衣原作:汐見夏衛「夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく」(スターツ出版 刊)脚本:イ・ナウォン酒井麻衣音楽:横山克濱田菜月主題歌:JO1「Gradation」(LAPONE Entertainment)製作:『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』製作委員会制作プロダクション:C&Iエンタテインメント、アスミック・エース配給:アスミック・エース(C)2023『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』製作委員会写真・園山友基(酒井麻衣、箭内夢菜)
2023年08月31日『アバウト・タイム』『ブリジット・ジョーンズの日記』の製作陣によるラブストーリー『きっと、それは愛じゃない』(原題:WHAT’S LOVE GOT TO DO WITH IT?)が12月15日(金)より公開されることが決定。場面写真と監督のコメントが到着した。ドキュメンタリー監督として活躍するゾーイは、久しぶりに再会した幼なじみで医師のカズから、見合い結婚をすることにしたと聞いて驚く。なぜ、いまの時代に親が選んだ相手と?疑問がたちまち好奇心へと変わったゾーイは、カズの結婚までの軌跡を次回作として追いかけることに。「愛もなく結婚できるの?」と問いかけるゾーイ自身は、運命の人を心待ちにしていたが、ピンときては「ハズレ」と気づくことの繰り返し。そんな中、条件の合う相手が見つかったカズは、両親も参加するオンラインでお見合いを決行。数日後、カズから「婚約した」と報告を受けたゾーイは、カズへの見ないふりをしてきたある想いに気づいてしまう…。ダメ男ばかりを好きになってしまう主人公・ゾーイには、『シンデレラ』のリリー・ジェームズ。恋愛にじたばたもがくカッコ悪い姿を、包み隠さずストレートに演じ、等身大の女性像を作り上げた。家族のために親が選んだ相手と結婚しようと決意するカズには、TVシリーズ「スター・トレック:ディスカバリー」のシャザド・ラティフ。ゾーイを心配し、交際相手を紹介しようとする母親には、『ハワーズ・エンド』でアカデミー賞(R)を受賞した、英国を代表する俳優のエマ・トンプソン。また、カズの母親・アイシャ役には、40数年のキャリアの中で140本以上のインド映画に出演する国民的俳優シャバナ・アズミ。カズの見合い相手であるマイムーナ役はパキスタンを代表するスター俳優サジャル・アリーが演じた。監督はアカデミー賞7部門にノミネートされた『エリザベス』で、世界的名声を獲得したパキスタン出身のシェカール・カプール。本作を監督するにあたって、「愛とインティマシー(親密さ)は、最もよく使われる言葉でありながら、最も誤解されている言葉です。それでもなお、私たちはこれらの言葉を真に体験することを求め続けています。本作はこの二つの言葉を深く探究しながら、それを映画という枠に収めるチャンスでした。そして、それは素晴らしい旅路となりました。さあ今度は観客の皆さんの出番です。私たちと一緒に泣いて、笑って、探究してください。皆さん自身のために」とコメントしている。解禁された場面写真にもあるように、異国情緒あふれる豪華なウエディングシーンにも注目。多文化が花咲く最先端の街ロンドンを舞台にした、愛に迷える時代に必見のラブストーリーとなっている。『きっと、それは愛じゃない』は12月15日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年08月29日いくつになっても胸のトキメキは欠かせないものですが、「最近キュンとしてないなぁ」と感じている人も多いのでは?そこで、そんな欲求を満たしてくれるオススメのTVアニメとしてご紹介するのは、現在放送中の『山田くんとLv999の恋をする』です。今回は、こちらの方々にお話をうかがってきました。水瀬いのりさん & 内山昂輝さん【映画、ときどき私】 vol. 578単行本と電子書籍の累計発行部数は200万部を突破し、ananマンガ大賞の第13回大賞にも輝くなど、人気急上昇中の本作。ネットゲームが原因で予想外の失恋をしてしまう女子大生・茜と、他人とのコミュニケーションが苦手なゲーマーの男子高校生・山田が繰り広げる“難攻不落の恋”を描き、反響を呼んでいます。今回は、『Re:ゼロから始める異世界生活』や『映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)』に出演の水瀬さんが茜を担当し、『HUNTER×HUNTER』や『呪術廻戦』に出演の内山さんが山田を演じています。そこで、お互いの印象やそれぞれの恋愛観、そして最近キュンとした出来事などについて語っていただきました。―まずは、本作に出演が決まったときのお気持ちや作品に対する印象をお聞かせください。水瀬さん異世界や魔法使いなど、特殊能力がある役が多かったなか、茜のように“普通の大学生”を演じられるというのは新鮮な感覚でした。なので、オーディションで合格したと聞いたときは、すごくうれしかったです。でも、「自分に務まるのかな?」という不安な気持ちになったこともありました。それでもいまは、なるべくたくさんの方から愛されるヒロインになれるようにがんばろうと思って演じています。内山さん僕は出演が決まってから原作をしっかり読ませていただいたんですが、おもしろくて、どんどん続きが読みたくなる作品だなと思いました。アニメーションになったら、また違う魅力が生まれるだろうなとも感じられたので、アフレコが始まるのが楽しみでしたね。キャラクターとしては高校生ということで、自分の過去の記憶を糸口にキャラクターを作っていこうかなと考えていましたが、僕の高校時代はだいぶ遠くなってしまいました(笑)。大学生活を想像しながら楽しくお芝居をしている―ということは、ご自身の経験も生かされている部分もあるのでしょうか。内山さん山田くんは無口で不愛想ではありますが、必要以上にいい人に見られようとすることなく、そのままでいるタイプ。そこが特徴だと考えましたが、そのときに思い出したのは、高校時代の自分。人に評価されるかどうかは気にせず、けっこう傍若無人に生きていましたからね(笑)。昔の自分を振り返りながら演じていたところはあったと思います。水瀬さん私自身は大学生活を経験していませんが、「合コン」とか「サークル」といった聞いたことがあるフレーズがたくさんあったので、「学業もがんばりながらプライベートも楽しんでいる子かな?」と想像しながら楽しくお芝居をしています。ゲームのなかに関しては、年齢も性別もバラバラのプレイヤーたちと一緒にいるので、そこはいろんな方と出会う自分の環境に近いものがあるように感じました。「こんな表現力もあるのか」と驚かされた―おふたりは2015年の『心が叫びたがってるんだ。』でも共演されていますが、相手役のキャスティングを聞いたときはどのようなお気持ちでしたか?水瀬さん私は山田くんが内山さんだと聞いたとき、「そうでしょうね!」と思いました。イメージから何の誤差もないというか。とはいえ、そうなると自分のほうが山田くんよりも年上の役なので、「はたしてどこまでできるのか」という心配もありました。ただ、内山さんとは過去にも別の作品でご一緒したことがあったので、人見知りしなくてもいいという意味ではよかったです。内山さん僕は、「本当に大人になったなぁ」と思いました。って、親戚のおじさんみたいですけど(笑)。水瀬さんいやいや、5歳くらいなのでそこまで離れていないですよね!内山さんでも、最初にちゃんと共演したときは、高校卒業してすぐくらいの印象だったので、そこからいろいろとキャリアを積んできた現在がすごいなと。昔とは違う大人感を見事に出されていたので、「いのりちゃんってこういう方向性の表現もやるんだ」と知って、幅広い技術を感じました。本当に、何でもできちゃうんですね!水瀬さんあまり言うと、逆に信憑性がなくなるからやめてください(笑)。でも、今回は内山さんの山田くんがいたからこそ、いろいろと挑戦できたと思っています。「難攻不落の恋」をしたときの攻略法とは?―恋愛に関して、ご自身が演じたキャラクターと似ているところや共感したところはありましたか?水瀬さん茜はプライドもありますが、強くて、正直さもあるキャラクター。しかも、シチュエーションによっては怒ってもおかしくないのに、ひねくれたり歪んだりすることなく、それを発散させられるのはすごいですよね。それに比べると私は、心のなかでモヤモヤを育てて、怪物になってしまうタイプですから…。内山さん怪物!?そんなところあったの(笑)?水瀬さんけっこう根に持ってしまうところがあるんですよね…。相手にそういう意図がなかったとしても、少し強く聞こえてしまうだけで一気にテンションが下がったり…。周りを心配させないようにできる強さがある茜より、自分のほうが子どもだなと思います。内山さん僕は、単純に高校生の山田くんが大学生の茜と知り合えていいなと。自分が高校生のときは、同級生が文化祭に年上の彼女を連れてきたときなんてすごい話題になって、みんなが盛り上がってたこともありましたから。自分にはそんなことがなかっただけに、うらやましかったです(笑)。―本作では「難攻不落の恋」がテーマとなっていますが、もし自分も難しい相手に恋をしたら、どのように攻略しますか?水瀬さんやっぱり大事なのは、相手の印象に残るようなことをすることでしょうか。といっても、これは恋愛リアリティショーを見て感じたことなので、ちょっと違いますかね…。内山さん(笑)。ちなみに、恋愛リアリティショー的目線ではどうなんですか?水瀬さん私の性格的にグイグイいけないほうなので、それを逆手に取って「あの人とあまり話せてないな」と思ってもらうことで印象に残すみたいな感じですかね。内山さんなるほど。僕は、どうせ難攻不落なら当たって砕けろ精神でストレートにいって、コミュニケーションを取ろうとするかなと思います。ちゃんと中身を見てもらえるとうれしい―真逆の方法ですが、どちらも効果はありそうですね。では、自分がされたらうれしいことは?内山さんそれも普通に正面突破で来られたらいいんじゃないかなと。遠回りするのではなく、食事とかお茶に誘ってもらえたらいいですね。ぜひ、みなさんもガンガン行きましょう(笑)。水瀬さん私のように誘えない系の女子は、きっといまガクッとしていますよ…。私はどちらかというと、ガンガン来られるほうが難しいかもしれません。というのも、会話が楽しいというのが大前提なので、話のなかでポジティブなワードを自然に入れてもらえたらうれしいです。見た目を褒めてくれるよりも、そのほうが中身を見てくれている感じがします。内山さん見た目を褒めるのはダメですか?水瀬さんうーん、女心はいろいろありますから…。内山さんつまり、見た目よりも中身を見てほしいと。水瀬さん見出しになりそうな言葉ですね(笑)。でも、確かに見た目だけじゃなくて、中身にも興味を持ってもらえているんだなとわかると、自己肯定感も上がる気がします。内山さん、外見ばっかり見ていませんか?内山さんあははは!でも、会ったばっかりの人だと、すぐには中身までわからないですからね。特に、仕事中とかはプライベートと違う場合もあるだろうし。水瀬さん確かに。恋愛って難しいですね…。茜にはずっとキュンとしている―ちなみに、最近おふたりがキュンとした出来事はありましたか?水瀬さんこの前、映画館で『ドラえもん』を観ていたとき、周りが子どもだらけだったんですが、上映が終わったときに隣にいた子がお父さんに「もう1回観たいね!ありがとう」と言っていたんです。キュンとするのと同時に、自分が子どもだった頃、両親にちゃんとお礼を言えてたかなと。その姿に入場料以上の価値をもらいました。私もちゃんとそういう言葉を伝えられる人になりたいなと改めて教えてもらったところです。内山さんそんないいエピソードはないなぁ。そもそも、最近キュンとしていないですね(笑)。でも、この作品にはキュンとしましたよ!特に後半ですが、山田くんと茜以外のキャラクターたちの心の動きも描かれているので、そこにも胸キュンポイントはたくさんあります。―では、本作でキュンとしたシーンといえば?内山さん実は、僕はずっと茜にキュンとしているんですよ。水瀬さんそうなんですか?それはうれしいです!内山さんというのも、茜って優しいし、問題が起きてもポジティブに切り替えようとするので、ああいう人が身近にいたらいいだろうなと思いました。茜は応援したくなるいいキャラクターですし、僕はめっちゃ好きです。山田くんが待っていると思ってがんばってほしい―それでは最後に、ananweb読者に向けてメッセージをお願いします!水瀬さんいつも多方面に注意を払ったり、仕事とプライベートの切り替えが難しかったりと、私には想像もできないような環境下で働いている方が多いと思うので、みなさんには尊敬の気持ちでいっぱいです。そのなかで心がクタクタに疲れてしまうときもあるかもしれませんが、その先には山田くんが待っていると思ってがんばっていただけたらと。みなさんのことを応援しています!内山さん高校時代の同級生に子育てをしながら働いている友達がいるので、いろいろと話を聞くことがありますが、その両立は本当に大変だなと感じています。でも、誰かと交流しているだけで心がほぐれることもあるので、やっぱり友達は大事にしたほうがいいなと。これは僕自身にも言えることですが、仕事ばかりで同じ業界の人とだけずっといるとその業界のルールや事情を絶対的なものとして捉えがちですからね。そうならないためにも、いろんな世界の友達とつながることを大切にしてほしいと思います。インタビューを終えてみて…。昔からお互いを知っていることもあり、息の合ったやりとりを見せていた水瀬さんと内山さん。その相性の良さは、劇中の茜と山田にも見事に生かされていると感じました。そんなおふたりだからこそできるテンポのいい掛け合いにもぜひ注目です。不器用な2人の恋愛模様に悶絶!胸キュンポイントも、笑いのセンスもレベル高めのアニメシリーズ。日頃の疲れや悩みで頭がいっぱいになるときもありますが、落ち込んだ気分も一瞬で忘れさせてくれること間違いなしのラブコメストーリーです。写真・園山友基(水瀬いのり、内山昂輝)取材、文・志村昌美ストーリーネトゲで知り合った女性と浮気した彼氏から、突然別れを告げられ、サイアクな出来事に直面した女子大生の木之下茜。手元に残ったのは、彼氏と話を合わせるために始めたネトゲのキャラだけだった。茜がストレス発散のためにネトゲの狩り場で暴れていると、同じギルドの山田にたまたま遭遇。失恋の愚痴をこぼすも、「興味はないすね」と、そっけなく返されてしまう。キレイになって元彼を見返そうとオフラインイベントに参加した茜は、再びその言葉を耳にし、山田と運命的な出会いを果たすことに…。胸がキュンとする予告編はこちら!作品情報TVアニメ『山田くんとLv999の恋をする』4/1(土)より毎週土曜24:30~TOKYO MXほか各局にて放送中地上波同時配信のABEMA、dアニメほか、各配信サービスにて好評配信中(C)ましろ/COMICSMART INC./山田くんとLv999の製作委員会写真・園山友基(水瀬いのり、内山昂輝)
2023年05月17日『私の頭の中の消しゴム』のイ・ジェハン監督が山下智久を主演に迎え描くラブストーリー『SEE HEAR LOVE見えなくても聞こえなくても愛してる』が6月9日(金)よりPrime Videoにて独占配信スタートすることが決定し、ティザービジュアルと特報が解禁された。本作は、次第に目が見えなくなる病を患った漫画家・真治と、それを支える生まれつき聴覚障がいを持つ女性・響の切なくも温かい愛に溢れた物語。視覚障がいのある漫画家・真治に王道ラブストーリー作品を演じるのは実に6年ぶりとなる山下智久が扮し、真治を支える生まれつき耳が聞こえない女性、相田響を新木優子が演じる。そのほか共演に高杉真宙、山本舞香、深水元基、山口紗弥加、夏木マリと多彩な顔ぶれが揃う。この度初めての映像解禁となる30秒特報に登場するのは、ベンチに座る真治のそばで屈託のない笑顔を見せる響と、そんな彼女を感じて静かに笑みをうかべる真治。たった30秒ではあるが、恋愛映画の名手、イ・ジェハン監督が手掛けるふたりの美しくも儚い世界観にぐっと引き込まれる映像に仕上がっている。また、ティザービジュアルには新木優子演じる響が優しく真治の頬に手を当てるシーンが。運命的に出会ったふたりの幸せな時間を感じさせるビジュアルが印象的だ。『SEE HEAR LOVE見えなくても聞こえなくても愛してる』特報映像『SEE HEAR LOVE見えなくても聞こえなくても愛してる』()6月9日(金)Prime Videoで独占配信(C)2023「SHL」partners
2023年04月27日映画『ジョージア、白い橋のカフェで逢いましょう』が、2023年4月7日(金)より公開される。“呪い”と“一目惚れ”を軸にしたファンタジックなラブストーリー映画『ジョージア、白い橋のカフェで逢いましょう』は、“呪い”と“一目惚れ”といった不思議な現象を軸に、一見関係のなさそうな複数のストーリーが交差しながら、ラストへと向かっていくファンタジックで温かなラブストーリー。〈映画『ジョージア、白い橋のカフェで逢いましょう』あらすじ〉ヨーロッパの桃源郷と呼ばれるジョージア(旧:グルジア)の美しき古都、クタイシ。街中ですれ違いざま本を落としたリザと拾ったギオルギ。たった数秒、言葉を交わしただけの2人は夜の道で再会する。あまりの偶然に、名前も連絡先も訊かないまま、翌日白い橋のそばにあるカフェで会う約束だけをする。しかし邪悪な呪いによって、翌朝2人は目覚めると外見が変わってしまう―それでもリザとギオルギは約束したカフェに向かい、現れない相手を待ち続ける。待ち人も姿が変わっているとは知らずに…。様々なストーリーが交差しながら1つの結末へ物語の舞台となるのは、ジョージア第三の都市、クタイシ。劇中には、旧市街の建築物や印象的な橋、ヒロインがお弁当に用意する伝統的なジョージアのチーズ入りパン“ハチャプリ”、新作映画のために街でカップルを探すカメラマン、メッシファンの子供たちやサッカー観戦が趣味の野良犬たちが登場。それぞれの織りなすオムニバス小説のようなストーリーがやがてひとつになり、恋の魔法が現実のものとなっていく…。穏やかな空気に包まれた、素朴なおとぎ話のストーリーに加え、16㎜フィルムならではの柔らかな光と色で映し出される絵画のように美しい映像、丸みを帯びたジョージア文字が一瞬にして観客を魔法に掛けるアイディア、そしてほんのりと心温まるラストも見所となっている。〈映画『ジョージア、⽩い橋のカフェで逢いましょう』登場人物〉■リザ薬剤師。後に仕事を変えざるをえなくなり、カフェでアイスクリームを売ることになる。■ギオルギサッカー選手。すれ違いざまに落とした本を拾ったことがきっかけで、リザとデートの約束をする。監督はアレクサンドレ・コベリゼ監督をつとめたのは、映画『ジョージア、白い橋のカフェで逢いましょう』がドイツ映画・テレビアカデミー(DFFB)の卒業制作作品になるジョージア出身のアレクサンドレ・コべリゼ。滝口竜介の『偶然と想像』が2021年に銀熊賞を受賞した、第71回ベルリン国際映画祭の同じコンペティション部門に映画『ジョージア、⽩い橋のカフェで逢いましょう』が選出され、今後が注目されている新星の監督だ。【詳細】映画『ジョージア、白い橋のカフェで逢いましょう』公開日:2023年4月7日(金)監督:アレクサンドレ・コベリゼ出演:ギオルギ・ボチョリシヴィリ、オリコ・バルバカゼ、ギオルギ・アンブロラゼ、アニ・カルセラゼ、ヴァフタング・パンチュリゼ音楽:ギオルギ・コベリゼ
2023年01月15日『猟奇的な彼女』や『ラブストーリー』といった恋愛映画を大ヒットさせたクァク・ジェヨン監督。韓国はもちろん、日本や中国の映画界でも活躍する彼の最新作は、愛の奇跡を信じさせてくれるラブストーリーだ。大晦日のホテルで起きる愛の奇跡!メインキャストはなんと14人。学生時代のバンド仲間スンヒョに恋しながらも告白できないでいるホテル〈エムロス〉の女性マネジャー、ソジン。その想いを知ってか知らずか、ラジオ局に勤めるスンヒョは仕事で出会ったピアニストのヨンジュと〈エムロス〉で結婚式を挙げることになったと彼女に告げる。恋愛と無縁のソジンだが、ホテル内レストランでお見合いを繰り返すイケメン医師にホテリアーとして恋愛アドバイスをすることも。ホテルのドアマン、サンギュが40年ぶりに再会した初恋の女性は、結婚式を控えたヨンジュの母親だった。ミュージカル女優としては生活できずホテルのハウスキーパーとして働くイヨンは、優秀だが偶数にこだわる強迫性障害を抱えるホテルCEOヨンジンの部屋を担当することに。公務員試験に落ち続けて恋人に捨てられた就活男ジェヨンは、ある決意を胸に〈エムロス〉に宿泊し、顧客センターでモーニングコールを担当するスヨンの声に癒される。ほかにも悪友の計らいで学校一の美少女アヨンに告白することになる高校生セジク(ソジンの弟)や長い下積みを経てスターの座を手に入れた人気歌手イ・ガンと彼を支えてきたのに縁を切られそうな(?)マネジャー、サンフンが絡む。新年を前に14人それぞれの愛の行方は?クリスマスから大晦日にかけてといえば、イベントが目白押しのホリデーシーズン。そんな心躍る時期の高級ホテル〈エムロス〉をメインの舞台とする、韓国版『ラブ・アクチュアリー』といった趣の群像劇だ。人が集まるホテルを舞台にハン・ジミンやイ・ドンウク、カン・ハヌルら主役級スターが次々と登場するグランド・ホテル形式(高校とラジオ局も登場するので、厳密に言うと変型版)であり、展開される恋模様も多種多様。片想いや高校生のフレッシュな恋、身分違いの恋や失恋からの大逆転ラブ、40年越しの復活愛やブロマンスを見ながら、恋に落ちたときの高揚感や想いを伝えるときの不安を疑似体験し、「私も似たような体験をした」と共感する人は多いはず。しかもロマンスにユーモアを織り込むのが得意なジェヨン監督なので、コミカルなシーンで物語に緩急をつけている。スンヒョの結婚を邪魔しようとして公開プロポーズをさせるソジンやジェヨンを陰ながら元気づけようとするホテルスタッフ、姉の頼みを聞いたために思いがけない人にファーストキスを奪われてしまうセジクには笑わせてもらった。名前は伏せるが大物俳優が本人役でカメオ出演していて、1分足らずのコミカルなシーンで彼の好感度がアップした。また人気歌手やバンド仲間というキャラクター設定がサントラを盛り上げる。物語が展開する季節柄、クリスマスソングや讃美歌も使われているが、イ・ガンがコンサートで歌うバラードやソジンが結婚式で披露するラブソングは、耳触りのいいK‐POP。キャラクターの想いが伝わる歌詞に心打たれるのは間違いない。愛が溢れ出す、幸せな映画で今年を締めくくるのはいかが?『ハッピーニューイヤー』監督/クァク・ジェヨン出演/ハン・ジミン、イ・ドンウク、カン・ハヌル、ユナ、ソ・ガンジュン、イ・ジヌク、キム・ヨングァン、ウォン・ジナ、イ・グァンスほか12月9日より新宿ピカデリーほか全国公開。©2021 CJ ENM CORP., HIVE MEDIA CORP. ALL RIGHTS RESERVED※『anan』2022年12月14日号より。文・山縣みどり(by anan編集部)
2022年12月12日11月27日(日) に東京・東京建物Brillia HALLで開幕したミュージカル『東京ラブストーリー』の最終舞台稽古の様子と出演者のコメントが到着した。『東京ラブストーリー』は、“恋愛の神様”と称される漫画家・柴門ふみが1988年に発表した同名漫画を原作としたオリジナルミュージカルで、1991年にはフジテレビで放送されたドラマ版が大ヒットを記録。世界初演となる今回は、主人公の永尾完治、赤名リカ、三上健一、関口さとみの4役を「空キャスト」と「海キャスト」の2組のチームがダブルキャストで演じる。空キャストは、抜群の歌唱力で観客を惹きつける。永尾完治を演じる柿澤勇人は、今までの“狂犬”柿澤を封印し、純朴で優しい“普通の青年”を演じきった。赤名リカを演じる笹本玲奈は、登場した瞬間からリカそのもの。力強く響き渡る歌声が芯の通ったリカの性格を表すようだ。廣瀬友祐演じる三上健一は、大人の色気が溢れSっ気すら漂わせるプレイボーイ。そして夢咲ねね演じる関口さとみは、どこか守ってあげたくなるような女性らしさ、お淑やかさが感じられた。柿澤勇人笹本玲奈廣瀬友祐夢咲ねねまたもう一方の海キャストは、等身大でリアルな恋愛模様を描く。濱田龍臣は自然体の完治を演じ、本格ミュージカル初出演ながらもキャリアの長さを感じさせる堂々とした姿をみせる。唯月ふうか演じるリカは、太陽のような明るさがはじけながらも、その間に垣間見える切なさが印象的だ。増子敦貴は自然と女性たちを惹き寄せてしまう現代的なモテ男・三上に、熊谷彩春は控えめな一面を持ちつつどこか負けん気も感じさせる関口になった。濱田龍臣唯月ふうか増子敦貴熊谷彩春両チームで4人の恋愛模様に絡む長崎尚子を演じるのは綺咲愛里。世代の違うチームでの演じ分けが難しいが、双方でスパイスを効かせ物語を動かす重要な役どころを果たした。綺咲愛里そして完治とリカの上司役・和賀夏樹にはミュージカル初出演となる高島礼子。これまでさまざまな役を演じてきた高島だからこその、説得力ある理想の上司像を表現した。高島礼子さらに、迫力あるダンスナンバーも見どころ。本年度トニー賞ベストスコア賞にノミネートされたジェイソン・ハウランド氏によるポップで日本人にも耳馴染みの良い音楽、モンテカルロバレエ団の小池ミモザによるクラシカルでアーティスティックな振付、約2年前に開催されたオーディションを勝ち抜いた、高度な身体能力を持つダンサーたちの才能が集まり、エンターテインメントとしても非常に見応えのあるものになっている。ミュージカル『東京ラブストーリー』は、12月18日(日) まで同所で上演後、12月23日(金) から25日(日) に大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、2023年1月14日(土) に愛知・刈谷市総合文化センターアイリス 大ホール、1月21日(土)・22日(日) に広島・JMSアステールプラザ大ホールで上演される。■柿澤勇人(空キャスト:永尾完治役) コメントこの作品の名セリフ名シーンを知っている方にも、『東京ラブストーリー』やミュージカル・演劇に親しみのない方にも、この日本発のミュージカルは色々な意味で新しい作品だと感じてもらえると思います。ミュージカルは海外から輸入される作品が多く、事件性があったりストーリーに緩急のあるものが多いですが、今回は、東京と愛媛を舞台とした普通の日常を切り取った作品です。日本人が日本人の役を演じ、オリジナルのミュージカルを発信するという挑戦は意義のあるものだと思います。キャストスタッフ一同、最後まで走り切っていきたいと思います。■笹本玲奈(空キャスト:赤名リカ役)コメント沢山のミュージカルを経験してきましたが、新作や日本初演の作品に携わるのは久々で、充実した毎日を過ごしてきました。音楽は稽古場で聞いていても鳥肌が立つほど素晴らしく、そこに役者の力が加わって、更に素晴らしいミュージカルになっていると思います。是非楽しみにして頂きたいです。■廣瀬友祐(空キャスト:三上健一役) コメントカンパニーの誰一人かける事なく初日を迎えられることに、安堵と喜びを感じています。同時に、世界初演の『東京ラブストーリー』をお客様がどう受け取ってくださるか、ドキドキもしています。苦しみながらの稽古期間でしたが、作品としてはまだ発展途上だと思うので、ここからまたお客様とともに更に良い作品にしていきたいと思います。その1ピースとなれるように、三上という役を一生懸命演じたいと思います。■夢咲ねね(空キャスト:関口さとみ役)コメント今、通し舞台稽古が終わりました。全体像が見え、新しい作品が生まれるのだと改めて感じています。どの役にも感情移入ができて楽しんで頂けると思いますし、舞台に立っている私自身も、ラストシーンでは涙が出てきてしまう程です。生のオーケストラ、音楽の力も素晴らしいです。何度でも楽しめる作品です。ぜひ東京ラブストーリーの世界へお越しください。■濱田龍臣(海キャスト:永尾完治役)コメント稽古が進むにつれて日本発ミュージカルを創ることへのプレッシャーが大きくなっていき、自信を無くしてしまうこともありましたが、自分の今までの経験を信じて、この『東京ラブストーリー』の世界を楽しんで頂けるよう、精一杯を出し切っていきたいです。120%の力で駆け抜けていきたいと思います。■唯月ふうか(海キャスト:赤名リカ役)コメント試行錯誤をしながら皆で話合い、役と向きあいながら、カンパニー一丸となって作品を創りあげてきました。キュンキュンしたり、切なくなったり、色々な感情を感じて頂けたら嬉しいです。お待ちしております。■増子敦貴(海キャスト:三上健一役)コメント一から創りあげることの難しさを実感した作品でした。それもかつてドラマ版としては伝説となった作品のミュージカル化ということで重圧もあり、初めて、舞台をここまで怖いと感じました。ですが、ゲネプロを通して、安心感とともにようやくこの『東京ラブストーリー』をお客様へお届けできることに喜びを感じています。全身全霊で、三上健一を演じきりたいと思います。■熊谷彩春(海キャスト:関口さとみ役)コメント世界初演ということで、直前まで変更が続いていましたが、皆で一致団結して無事にゲネプロを迎えることができました。初日以降もまた、新たな感情を発見しながら良い作品をお届けできるように頑張っていきたいと思います。是非劇場に観にいらしてください。■綺咲愛里(長崎尚子役)コメント今、舞台稽古が終わりました。稽古場から創ってきたものが舞台に息づいてきた瞬間を味わえた気がします。早く皆さまにお届けしたいですし、『東京ラブストーリー』という世界を私自身も楽しんでいきたいと思います。是非、劇場に観にいらしてください。お待ちしております。■高島礼子(和賀夏樹役)コメントコロナ禍にも関わらず劇場に足を運んでくださる皆さんの良い思い出になるように、精一杯演じたいです。宜しくお願い致します。撮影:田中亜紀<公演情報>ミュージカル『東京ラブストーリー』ミュージカル『東京ラブストーリー』メインビジュアル原作:柴門ふみ『東京ラブストーリー』(小学館『ビッグスピリッツコミックス』刊)音楽:ジェイソン・ハウランド脚本・歌詞:佐藤万里演出:豊田めぐみ【出演】■空キャスト永尾完治:柿澤勇人赤名リカ:笹本玲奈三上健一:廣瀬友祐関口さとみ:夢咲ねね■海キャスト永尾完治:濱田龍臣赤名リカ:唯月ふうか三上健一:増子敦貴(GENIC)関口さとみ:熊谷彩春長崎尚子:綺咲愛里和賀夏樹:高島礼子永野亮比己、引間文佳新井希望、尾関晃輔、上條駿、今野晶乃、咲良、高瀬育海、俵和也、照井裕隆、妃白ゆあ、町屋美咲、安福毅、矢吹世奈、吉崎裕哉(五十音順)スウィング:大村真佑、高井泉名(五十音順)<東京公演>期間:11月27日(日)~12月18日(日)会場:東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)キャストスケジュール:【チケット情報】(全席指定・税込)S席:11,500円A席:9,000円B席:6,000円U25チケット:5,500円(※25歳以下対象・当日引換券・要証明書)イベント割:S席9,500円、A席7,200円イベント割の詳細はこちら:■当日券本公演の当日券は各公演開演の1時間前より【東京建物Brillia HALL当日券窓口】にて先着順にて販売いたします。また、WEBでは ホリプロステージ(WEB/要会員登録)() にて開演時間まで販売しております。Yシート、U-25当日引換券、イベント割当日引換券の取り扱いはございません。※未就学児入場不可※本公演のチケットは主催者の同意のない有償譲渡が禁止されています。※やむを得ない事情により、出演者並びにスケジュールが変更になる可能性がございます。※公演中止の場合を除き、払い戻し、他公演へのお振替はいたしかねます。イベント情報はこちら:【来場者全員プレゼント】対象日程11月30日(水) 〈海〉13:0011月30日(水) 〈空〉18:00来場者プレゼント:オリジナル今治タオルハンカチ【ホリプロステージ会員限定貸切公演】対象日程:12月4日(日) 12:30特典・アフタートーク(登壇者:柿澤勇人、笹本玲奈、唯月ふうか)・来場者全員プレゼント:ステッカー【アフタートークイベント】12月1日(木) 13:00男子会(登壇者:柿澤勇人、廣瀬友祐、濱田龍臣、増子敦貴(GENIC))12月2日(金) 13:00女子会(登壇者:笹本玲奈、夢咲ねね、唯月ふうか、熊谷彩春、綺咲愛里)12月9日(金) 13:00海キャスト(登壇者:濱田龍臣、唯月ふうか、増子敦貴(GENIC)、熊谷彩春)12月10日(土)17:30クリエイターズトーク(登壇者:演出 豊田めぐみ、音楽監督補 村井一帆、プロデューサー ホリプロ梶山裕三)12月16日(金) 13:00空キャスト(登壇者:柿澤勇人、笹本玲奈、廣瀬友祐、夢咲ねね)<大阪公演>期間:12月23日(金)~25日(日)会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティお問い合わせ:梅田芸術劇場TEL:06-6377-3888(10:00~18:00)<愛知公演>期間:2023年1月14日(土)会場:刈谷市総合文化センター大ホール<広島公演>期間:2023年1月21日(土)・22日(日)会場:JMSアステールプラザ大ホールお問い合わせ:TSSイベント事業局TEL:082-253-1010(平日10:00~17:30)チケット購入リンク:関連リンク公式HP::
2022年11月28日ミュージカル『東京ラブストーリー』の制作発表動画が公開された。トレンディドラマとしてもヒットした同名漫画の初ミュージカル化となる本作。主人公の永尾完治、赤名リカ、三上健一、関口さとみの4役は「空キャスト」と「海キャスト」の2組のチームによるダブルキャストとなっている。8月2日に行われた制作発表にはキャストの柿澤勇人、笹本玲奈、夢咲ねね、濱田龍臣、唯月ふうか、熊谷彩春、綺咲愛里、高島礼子のほか、ジェイソン・ハウランド(音楽)、豊田めぐみ(演出)も登壇。今回公開されたのは、制作発表で初披露された「この街で生きる」「願いの星」「私らしく」「この角を曲がれば」「声を上げよう」の全5曲で、併せて制作発表を終えたキャストからのコメント動画も公開となった。ミュージカル『東京ラブストーリー』は11月から2023年1月にかけて東京・大阪・愛知・広島で上演される。■この街で生きる【歌唱キャスト】永尾完治:柿澤勇人(空)関口さとみ:夢咲ねね(空)コーラス:彩橋みゆ、尾関晃輔、高瀬育海、照井裕隆、永野亮比己、引間文佳、湊陽奈、村田実紗音楽:ジェイソン・ハウランド / 歌詞:佐藤万里■願いの星【歌唱キャスト】永尾完治:柿澤勇人(空)音楽:ジェイソン・ハウランド / 歌詞:佐藤万里■私らしく【歌唱キャスト】赤名リカ:唯月ふうか(海)関口さとみ:熊谷彩春(海)音楽:ジェイソン・ハウランド / 歌詞:佐藤万里■この角を曲がれば【歌唱キャスト】永尾完治:濱田龍臣(海)赤名リカ:唯月ふうか(海)コーラス:彩橋みゆ、尾関晃輔、高瀬育海、照井裕隆、永野亮比己、引間文佳、湊陽奈、村田実紗音楽:ジェイソン・ハウランド / 歌詞:佐藤万里■声を上げよう【歌唱キャスト】永尾完治:柿澤勇人(空)永尾完治:濱田龍臣(海)赤名リカ:唯月ふうか(海)コーラス:彩橋みゆ、尾関晃輔、高瀬育海、照井裕隆、永野亮比己、引間文佳、湊陽奈、村田実紗音楽:ジェイソン・ハウランド / 歌詞:佐藤万里柿澤勇人(空キャスト:永尾完治役)コメント笹本玲奈(空キャスト:赤名リカ役)コメント夢咲ねね(空キャスト:関口さとみ役)コメント濱田龍臣(海キャスト:永尾完治役)コメント唯月ふうか(海キャスト:赤名リカ役)コメント熊谷彩春(海キャスト:関口さとみ役)コメント綺咲愛里(長崎尚子役)コメント高島礼子(和賀夏樹役)コメント<公演情報>ミュージカル『東京ラブストーリー』原作:柴門ふみ『東京ラブストーリー』(小学館『ビッグスピリッツコミックス』刊)音楽:ジェイソン・ハウランド脚本・歌詞:佐藤万里演出:豊田めぐみ【出演】■空キャスト永尾完治:柿澤勇人赤名リカ:笹本玲奈三上健一:廣瀬友祐関口さとみ:夢咲ねね■海キャスト永尾完治:濱田龍臣赤名リカ:唯月ふうか三上健一:増子敦貴(GENIC)関口さとみ:熊谷彩春長崎尚子:綺咲愛里和賀夏樹:高島礼子永野亮比己、引間文佳新井希望、尾関晃輔、上條駿、今野晶乃、咲良、高瀬育海、俵和也、照井裕隆、妃白ゆあ、町屋美咲、安福毅、矢吹世奈、吉崎裕哉(五十音順)【東京公演】期間:11月27日(日)~12月18日(日)会場:東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)【大阪公演】期間:12月23日(金)~25日(日)会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティお問い合わせ:梅田芸術劇場TEL:06-6377-3888(10:00~18:00)【愛知公演】期間:2023年1月14日(土)会場:刈谷市総合文化センター大ホール【広島公演】期間:2023年1月21日(土)・22日(日)会場:JMSアステールプラザ大ホールお問い合わせ:TSSイベント事業局TEL:082-253-1010(平日10:00~17:30)チケット購入リンク:関連リンク公式HP::
2022年08月16日ミュージカル『東京ラブストーリー』の製作発表会見が2022年8月2日(火)、東京都内で行われた。原作は、日本のみならず、アジア諸国で今もなお絶大なる人気を誇る漫画『東京ラブストーリー』(作:柴門ふみ、小学館『ビッグスピリッツコミックス』刊)。原作はバブル時代の東京を舞台としているが、ミュージカル版では設定を2018年春から19年春という設定に置き換え、オリジナルのキャラクターも登場する。コロナ禍前、希望を持って東京で暮らす完治、リカ、三上、さとみの4人を中心とした恋愛模様を描いていく。本作は〈空キャスト〉と〈海キャスト〉の2チームで上演される。〈空キャスト〉として永尾完治役を演じる柿澤勇人は「ミュージカル化すると聞いたときに、不安とかそういうことではなく、どうなっちゃうんだろうというワクワクがあった」と話す。柿澤は、自身が出演した『デスノート THE MUSICAL』での成功を引き合いに出しながら、「この『東京ラブストーリー』をまずは日本で成功させて、いつか海外に進出できるような作品にしたい」と気合を見せていた。〈海キャスト〉として同じく完治役を演じる濱田龍臣は「本当に緊張してて、今も頭が真っ白」と話すなど、会見では終始緊張していた様子だったが、「令和の今の時代だからこそ見せられる『東京ラブストーリー』になっていると思う。自分自身まだまだ未熟な部分が多いので、完治と一緒に歩んで成長していきたい」。和賀夏樹役の高島礼子は、原作漫画やドラマがヒットした頃を振り返りつつ、「デビューして間もない頃で、仕事にも恋愛にも何か思い悩んでいたときだったが、この『東京ラブストーリー』にすごく力をもらった記憶がある」。そして「年齢問わず絶対に楽しんでいただける作品。多くの人に当時私が受けた感動を伝えられたら」と語っていた。音楽はジェイソン・ハウランド、脚本・歌詞は佐藤万里、演出は豊田めぐみ。そのほか、笹本玲奈、廣瀬友祐、夢咲ねね(以上、空キャスト)、唯月ふうか、増子敦貴、熊谷彩春(以上、海キャスト)、綺咲愛里らが出演する。東京公演は2022年11月27日(日)~12月18日(日)、東京建物BrilliaHALL。大阪公演は12月23日(金)~25日(日)、梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ。愛知公演と広島公演の詳細は今後発表される。取材・文・撮影:五月女菜穂
2022年08月04日中国で大ヒットを記録したラブストーリー『あなたがここにいてほしい』(原題:我要我們在一起/英題:Love Will Tears Us Apart)が、7月22日(金)より公開されることが決定し、本ポスターと予告編が解禁された。高校時代にリュー・チンヤン(チュー・チューシアオ)は、校内で出会ったリン・イーヤオ(チャン・ジンイー)に一目惚れ。なんとか彼女にラブレターを渡すが、それを生活指導担当のヤオ先生にみつかってしまう。頭を丸めて校内放送にて謝罪すれば見逃してやるという学校に対し、リューはその場を利用して彼女に愛を告白し退学となってしまう(1日目)。いつしか一緒に住むマンション購入を夢見ながら生活を送るが、しのびよる現実にあらがえずに次第に空回りをするようになる。そんな中、リュー・チンヤンは学生時代からの友人であるダーチャオからの頼みで、大きなプロジェクトを仕切ることになり、かつての現場仲間を呼び寄せるが…。本作は、2013年1月、2億人以上のユーザーを抱えている中国最大のソーシャル・カルチャー・サイト「ドウバン(豆瓣)」で大反響を呼んだ、とある投稿から生まれた“愛”の物語。投稿された“與我十年長跑的女友明天要嫁人了”(十年間一緒にいた彼女は、明日他人の嫁に行く)は、3650日におよぶ10年愛を綴った物語だった。幸せになるために愛しあう2人がともに助け合いながら一生懸命に生活していながらも、お金やマイホームなど様々な問題がふりかかる内容は、純愛というだけでなく、中国における結婚の現状に問題提起している点からも多くの観客が共感し、中国全土で社会現象を巻き起こした。その投稿は映画界からも注目されることとなり、長年にわたり中華圏で活躍している台湾出身のプロデューサー、監督、脚本家のチェン・クォフーが本作品の映画化に名乗りを上げた。チェン・クォフーは、スピード勝負よりいい作品を作りたいという思いから、あえてすぐに映画製作をスタートせず、時間をかけてしっかり脚本を書くことに。最終的に8年の歳月をかけて、最高のラブストーリーを完成させた。監督は、2017年に中国国内で大きな話題を呼び、ソーシャル・カルチャー・サイト「ドウバン」で8.6/10点の高得点を記録した配信ドラマ「マイ・ハックルベリー・フレンズ」を監督し、いま最も注目されているシャー・モー。主人公のリュー・チンヤン役は『流転の地球』「晩媚と影~紅きロマンス~」のチュー・チューシアオ(屈楚蕭)、恋人のリン・イーヤオ役は映画初主演となるチャン・ジンイー(張婧儀)。“ネットに投稿された実話小説”を原作とした2人の10年間の愛の記憶を瑞々しく熱演している。またウォン・カーウァイ監督の『天使の涙』などの俳優のカレン・モクが主題歌 「empty world」を歌い、映画の世界観を盛り上げている。解禁された予告編では、高校時代に出会った2人の愛の軌跡とままならない現実に翻弄される姿が映し出される。「2人がたどり着く未来とは?」とのナレーションが、愛し合う2人に降りかかる過酷な運命を示唆しているようで、その後の展開が気になる映像となっている。『あなたがここにいてほしい』は7月22日(金)よりシネマート新宿・心斎橋ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2022年05月10日DV、セックスレス、夫の浮気など、さまざまな悩みを抱えた妻たちの“禁断の愛”を描き、大きな反響を呼んでいるNetflixシリーズ『金魚妻』。配信開始後から人気を博し、国内の「今日の総合TOP10」でもつねに上位にランクインするほどの盛り上がりを見せています。そこで、こちらの方にお話をうかがってきました。篠原涼子さん【映画、ときどき私】 vol. 462劇中で、主人公である“金魚妻”こと平賀さくらを演じている篠原さん。夫からのDVやモラハラに苦しむ日々を送っているなか、金魚屋を営む春斗と運命的に出会い、一線を越えてしまう様子が描かれています。今回は、演じるうえで意識したことや現場の様子、そしていま叶えたい夢などについて語っていただきました。―まずは、本作に出演したいと思った決め手から教えてください。篠原さん以前から地上波では難しい作品に挑戦してみたいなという気持ちがあったので、この作品のオファーをいただいたときはチャンスだなと。特に、世の中の女性たちが秘めている気持ちを表現できるところにもおもしろさを感じたので、すぐにお引き受けしました。―さくらを演じるうえで、どういったことを意識されましたか?篠原さんさくらはどちらかというとか弱い女性ですが、これまでの私は強い女性を演じることが多かったので、か弱さをどう出すかというのは慎重に考えました。ただ、それだけでは人間味がなくなってしまうので、自分を守ろうとする芯の強さみたいなところは持っていたいなと。自分を大切にしたいとか他人に対する思いやりには共感できたので、演じやすいキャラクターではありました。―本シリーズには、金魚妻のほかに外注妻、弁当妻、伴走妻、頭痛妻、改装妻といったさまざまな秘密を抱えた妻たちが登場します。篠原さんが気になったのはどの妻でしょうか。篠原さん一番好きなのは、やっぱり自分が演じた金魚妻ですが、意外性があっておもしろかったのは弁当妻。一視聴者としても「もしこんなことが起きたら……」と考えて、すごくドキドキしてしまいましたから。想像を超えてくるところもあったので、見応えがありましたね。みなさんも、「自分だったらどれかな?」と当てはめながら観るのが楽しいと思います。ひらめきと刺激をもらいながら演じていた―今回、相手役を務められた春斗役の岩田剛典さんとの共演で、印象に残っていることがあれば、教えてください。篠原さん岩田さんとは同じ場所での撮影が多かったので、浅草に行ったシーンでは本当に外に遊びに行っているような感覚で楽しかったです。現場では彼のお芝居を見て、「こうくるなら私はこういう表現にしてみよう」といった感じでひらめきをいただきながら演じさせてもらいました。―役者としてインスピレーションをもらえる存在だったと。篠原さんそうですね。岩田さんはとても真面目で、ひとつひとつのお芝居をとても丁寧に大切にする方なので、刺激をもらいつつ私はそれを乱さないようにしていました。―篠原さんから見た岩田さんの魅力といえば?篠原さん全部が魅力的だと思います。気さくで、本当に気遣いができる方ですし、集中力もとてつもなく高いので、すべてにおいてきちんとされている方だという印象を受けました。―そんな岩田さんに、多くの女性たちがキュンとしてしまいますが、篠原さんもキュンとしたシーンはありましたか?篠原さんたくさんありましたね。なかでも、春斗の肩に湿布を貼ってあげるシーンで、部屋から出て行こうとした瞬間に後ろから腕をつかまれて引き戻されるところはいいなと思いました。本当は行きたくないけれど、その気持ちを出してはいけない場面だったので、止めてくれる彼の熱意がすごくうれしく感じたシーンです。運命の出会いがあると信じていたほうが楽しい―本作では、おふたりの刺激的なシーンも話題となっていますが、撮影はどのように進められていったのでしょうか。篠原さんまず初めに何となく流れを決めてから取り掛かりましたが、技術的なことも含めたうえでやってみないとわからないことのほうが多かったので、いろいろと話し合いながら進めていきました。―本作のキャッチコピーのひとつに「その愛は裏切りか、運命か」というのがありますが、篠原さんは運命の出会いは信じている?篠原さん私は絶対にあると思っています。特にこういうお仕事をしていると、恋愛に関わることだけでなく、運命的な出会いはたくさんありますから。それに、運命の出会いがあると信じて生きていたほうが楽しいんじゃないかなと。みなさんにもこういった作品を通して、夢心を抱いていただけたらと思います。―前回取材時に、「念じていれば思いは絶対に叶う」という気持ちをつねに大切に持っていらっしゃるとお話されていたことがありましたが、いま叶えたい夢は何ですか?篠原さん『金魚妻』を全世界の方々に観ていただけること。まずはそれを願っています。―配信が始まってから、すでに反響を感じているのでは?篠原さんまだ自分で調べたりはしていないので、いまのところはスタッフの方からいただいた感想を聞いているところですが、これからチェックしてみようかなとは思っています。英語を学んで、幅広い考え方に触れたい―ちなみに、プライベートで叶えたい夢があれば、教えてください。篠原さんこれは前からずっと言っていることですが、英語を話せるようになりたいですね。とはいえ、なかなかやる気になっていないので、この気持ちをちゃんと形にできるようにしたいですし、それがいまの目標です。―英語を使うお仕事もしたいとお考えですか?篠原さんまずは旅行で使えるようになったり、いろいろな人たちとコミュニケーションを取れるようになったりしたいですね。そうすることで幅広い考え方に触れられるので、いろいろと学べることも増えるかなと考えています。―お仕事で忙しい日が続いていると思いますが、オンオフの切り替えに役立っているものはありますか?篠原さんそれは、お風呂から上がってNetflixを観ている時間です。最近はいろんな作品をたくさん観ているので、家に帰ったら、「今日は何を観ようかな?」と考えたり、マイリストに入れたりするのが楽しみのひとつになっています。―いまハマっているシリーズは?篠原さん『Lupin/ルパン』とか『イカゲーム』とかもおもしろかったですが、最近はスペインのシリーズ『ペーパー・ハウス』にドハマリしています。仕事のモチベーションは、みんなの笑顔―ほかにも、スタイル維持のためにYouTubeでエクササイズをしているとか。それも毎日続けられているのですか?篠原さん正直に言うと、『金魚妻』の撮影が終わってからリバウンドしてしまって、元に戻っちゃったんです(笑)。でも、また運動を始めようと思ってはいるので、食事制限や運動を少しずつ再開しようと思っています。―以前、ananweb読者へ向けて「悩みごとはあるほうが人生の糧になる」ともおっしゃっていましたが、悩みとうまく付き合える方法があれば、教えてください。篠原さん私は基本的に悩みを作らないようにしていますが、できてしまったとしたら乗り越え方はよく寝ること。まずは健康でいることが一番重要ですからね。エネルギーがあれば、それが明日へとつながり、悩みに向き合う力になると思うので、よく食べてよく寝てよく笑うことが大事だと思います。―では、お仕事に対するモチベーションの源となっているものは?篠原さんスタッフや支えてくださっている観客の方々の笑顔を想像することですね。みなさんが喜んでくれたらいいなという気持ちを大切にしています。いつでもいろいろな色に染まれるようにいたい―作品選びの基準となっているものは何ですか?篠原さん「いろいろな色に染まりたい」というのが私の変わらない思いであり、そこが基準となっています。ただ自分がやりたいものだけをするのではなく、周りの意見を聞きながら私自身はどんな色にも染まれるように白のままでいたいです。―『金魚妻』を経たいま、次に挑戦するならどんな役?篠原さんポップな作品とかファンキーな役というのはあまりないので、そういうのができたらおもしろいかなと。でも、まったく違うものをしたいと思うようになるかもしれないので、あまり自分で決めつけないようにしています。―それでは最後に、ananweb読者へ見どころをお願いします。篠原さん冒険できる作品で、ドキドキワクワクもできるような内容になっています。恋人と一緒に楽しむこともできると思うので、あまり難しく考えずにぜひリラックスしながら楽しんでいただけたらうれしいです。インタビューを終えてみて……。圧倒されてしまうような大人の色気がありつつ、チャーミングさもある篠原さん。『金魚妻』にかける強い思いを感じずにはいられませんでした。徐々に変化していくさくらの表情に込めた篠原さんの繊細な演技にも、ぜひ注目してみてください。女性たちの秘密が次々と明かされる!誰もがうらやむようなタワーマンションに暮らす6人の妻たちが繰り広げる禁断のラブストーリー。葛藤や悩みを抱えた女性たちが自らの意志で人生を選択し、一線を越えた瞬間、あなたの心もざわつき始めるかも写真・北尾渉(篠原涼子)取材、文・志村昌美ストーリー多数のサロンの共同経営者として働き、タワーマンションの最上階で華やかな生活を送っている平賀さくら。ところが、実は夫からのDVに苦しむ日々を過ごしていた。夫の浮気も仕事のために耐えていたさくらだったが、ある日ふと立ち寄った金魚屋で店主・春斗と出会う。なぜか懐かしそうに自分を見つめる春斗との会話に、さくらは心が癒されていくのを感じていた。そして、夫からの暴力が限界となり家を飛び出したさくらは、春斗と一線を越えてしまう。果たしてその愛は裏切りか、運命か……。作品情報Netflix シリーズ『金魚妻』Netflix にて全世界独占配信中写真・北尾渉(篠原涼子)
2022年03月03日フィギュアスケートに人生を懸けてきた女性の夢と恋を描くロシア発のラブストーリー『ICE』が邦題『ICE ふたりのプログラム』として全国公開することが決定し、ポスタービジュアルが解禁となった。大怪我を負い、夢破れたフィギュアスケート選手のナージャ。絶望に塞ぎ込む彼女の前に現れたのは、明るくて無鉄砲なアイスホッケー選手サーシャ。型破りな手法で懸命にリハビリを支えるサーシャのおかげで次第にナージャは笑顔を取り戻す。やがて、再びスケートができるまでに回復したナージャ。彼女の新たな夢と恋への挑戦が始まる…。本作は、2018年ロシアで『ブラックパンサー』『フィフティ・シェイズ・フリード』を抑えて2週連続1位を記録し、年間興収4位を記録した大ヒット作品。主演はロシアを代表する名女優クセニア・ラパポルトの娘アグラヤ・タラーソヴァ、共演はロシアの映画賞であるゴールデンイーグル賞を2度受賞を果たす実力派アレクサンドル・ペドロフ、続編の『ICE2』でゴールデンイーグル助演女優賞を受賞したマリヤ・アロノーヴァが務める。フィギュアスケート大国ロシアで製作された圧巻のスケートシーンとまばゆい映像美がラブストーリーを彩る注目作だ。この度解禁されたポスタービジュアルは、“恋が夢を輝かせる―”のコピーとともに、ペアのフィギュアスケート選手ナージャと青年サーシャが氷の上で見つめ合う姿が幻想的に表現されており、夢と恋に葛藤しながらもまっすぐに向き合うふたりの姿ともリンクする。現在開催中の2022年冬季北京オリンピックでも話題のフィギュアスケート。氷上で展開する心ときめくハートフルなラブストーリーに期待が高まる。『ICE ふたりのプログラム』は5月13日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2022年02月18日2月も国内外からさまざまな話題作が続々と公開を迎えますが、そのなかから大人の女性たちにオススメしたい1本は『夕方のおともだち』。SMの女王様とドM男による不思議な愛のカタチを描いたヒューマンラブストーリーです。そこで、こちらの方々にお話をうかがってきました。村上淳さん & 菜葉菜さん【映画、ときどき私】 vol. 452本作で筋金入りのドM男・ヨシダヨシオを演じた村上さんと、女王様・ミホを演じた菜葉菜さん。「恋愛映画の名手」「エロティシズムのマエストロ」などと称される廣木隆一監督のもとでW主演を務めたおふたりに、ハードな撮影の裏側やエロスとは何かについて語っていただきました。―廣木組の常連である村上さんにとって、本作が廣木監督作品では初主演となります。10年前にはお話があったそうですが、最初の印象はいかがでしたか?村上さんSMに関してはまったく抵抗はなかったですし、廣木さんらしい物語だなと。言葉にするのが難しい男女の揺れ動くさまを描いた繊細な題材だと思いました。ただ、企画が立ち上がってから数年経ったとき、僕よりもほかの人のほうが映画的にうまくいくような気がして、「オファーをいただいてありがたいんですが、あの人はどうでしょう?」と廣木さんに推薦したこともありましたね(笑)。というのも、あまり年を取ってから演じると、年齢に見合わない社会的立場にいるヨシオが無能に見えてしまったりとか、無意識のうちにいろいろな意味合いが入ってしまうと思ったので。だからこそ、“宙ぶらりんの状態”のうちに演じたいというのがあったんですが、結果的には2年前の46歳のときに撮れてよかったなと感じています。―つまり、年齢も経験も重ねたいまだからこそできた表現できた部分もあると。村上さんそうですね。まずは、考えることをやめました。といっても、放り投げるということではなく、現場の状況に対する自分の反射神経や順応力を信じようと。いずれにしても、どんなに組み立てて行ったところで、廣木さんの脳みそには到底かなわないですからね。ただ、廣木さんは何も考えていない俳優は好きじゃないんだと思います。そういう難しさもありますが……。実際、何も考えていない場合、廣木作品はそのまま映ってしまう。ある意味、残酷な人ですよ(笑)。押しつけがましくない人間の感情が描かれている―菜葉菜さんは企画が立ち上がった当初から、「この映画にだけは出たい」とずっと思っていたそうですが、そういう気持ちにさせたものとは?菜葉菜さんこの世界に入ったとき、事務所の社長からたくさん映画を観るように言われて、そのなかで出会ったのが廣木さんの作品でした。いろいろと観ているうちに、映画として素晴らしいのはもちろん、廣木組の女優さんはみんな魅力的に映っているなと。それからは、自分もいつか廣木組で主演をしたいと思っていました。いまでは考えられないですが、初めてオーディションで廣木さんに会ったときには、「あの役は私がやったほうがよかったと思います!」と言ってしまったこともあったくらい。すごい食いつき方をしてしまったこともあります(笑)。村上さんあはは。でも、いまでもやりそうじゃない?菜葉菜さんさすがに、もう大人になりましたよ。そんなふうに、廣木組での主演をひとつの目標としているなかで声をかけていただいたのが『夕方のおともだち』。原作を読んだときに、最初と最後の印象がこんなにも違うことに驚きましたし、押しつけがましくない人間の感情やその裏に隠された人間関係がすごく素敵だと感じたので、絶対にやりたいと思いました。いつまで役者を続けられるかわかりませんが、この役をやるまではやめられないなと。それくらいの気持ちにさせられる作品でしたし、廣木さんも「絶対にやろうね」とずっと言ってくださっていたので、モチベーションが落ちることはありませんでした。待ち続けてよかったです。女王様から教えてもらったのは、信頼関係の大事さ―役作りのために、おふたりで本物の女王様からレッスンは受けたとか。その過程で衝撃を受けたことといえば?村上さん実は、SMに対して僕は免疫があるんですよ。といっても、知り合いに女王様がいるとかではなくて、廣木さんの『不貞の季節』という作品でもSMが題材だったので。でも、そのころから美しくもありある角度から見るとおもしろいというイメージのほうが強いですね。菜葉菜さん今回は、おふたりのM男さんに来ていただきましたが、そのうちのひとりは、少しぽっちゃりとしたM男役として映画にも実際に出ていただいています。村上さんその方がレッスンのときにものすごく爽やかに登場した時点でおもしろかったですが、女王様にムチで叩かれたときに「痛い!」ってずっと言ってたんですよ。「気持ちいい」かと思っていたのに、やっぱり普通に痛いんだと。そう考えたら、おかしくて笑いをこらえるのが必死でした。菜葉菜さんあれは本当におもしろかったですよね。―そのなかで、参考にされたこともありましたか?村上さんもうひとり初老の男性がいたんですが、女王様から唾液をいただくというプレイを見せていただいたときのこと。女王様の唾液をありがたそうにむにゃむにゃしながら味わっていたので、それは劇中でも真似させてもらいました。―“女王様の極意”として学んだことがあれば、教えてください。菜葉菜さん今回は、技術的な面での苦労が多く、特に難しかったのはムチの振り方。ムチを家に持ち帰って、壁をペチペチと叩いて練習したほどです(笑)。女王様にはいろいろなお話を聞かせていただきましたが、そこで教えていただいたのは、信頼関係がいかに大事であるかということ。女王様と相手が一緒に世界を作り上げていくからこそ感じるのであって、私が同じことをしても、きっと気持ちよくはないでしょうね。村上さん確かに、一歩間違えれば……というような世界ですから。もしかしたら、普通の恋人同士よりも精神的なつながりは強いんじゃないかな。今回の映画では、そういった部分もきちんと映すことができたのでよかったです。エロティシズムを表現できる女優に憧れていた―菜葉菜さんは、以前から「エロスを追求している」とお話されていますが、本作を通じてエロスに対する理解に変化はありましたか?菜葉菜さんそういう発言をしていた自分が恥ずかしいんですが、いま思うと若いころは追求の仕方を間違っていたんじゃないかなと。昔の女優さんたちがエロティシズムを表現している姿に憧れていたので、「脱ぎたくないとかありえない」とか言って尖っていただけだと思います。でも、そのときはエロスを身につけないといい女優になれないと思っていたんですよね。―劇中の菜葉菜さんには、同性から見ても感じる色気やエロスがありました。菜葉菜さん本当ですか!?これまで、友達からはエロスのかけらもないと言われてきたので、もし少しでも私からエロスを感じていただけたのならすごくうれしいです。―特に、女王様の衣装を着ていたときのお尻が美しかったです。菜葉菜さんありがとうございます。確かに、お尻だけは唯一褒められるので、ぜひそこは注目していただけたらと(笑)。村上さん発言し続けていたことが、実ってよかったね。菜 葉 菜さんそうですね。でも、ムラジュンさんは「菜葉菜のどこにエロスを感じたの?」と思ってますよね。村上さんそんなことないよ!現場で、“歩くエロス”だなと思って見てましたよ。「エロスが来た」とか「エロスがお弁当食べてるな」とか「咀嚼音すらエロスティック」だった(笑)。菜葉菜さんちょっと、鼻がヒクヒクしてますけど!村上さんあはは。女性に対しては、“在り方”を見るようになった―ちなみに、村上さんが女性にエロスを感じる瞬間があれば、教えてください。村上さんここ1年くらいですが、女性を一般論としてのエロの対象として見なくなったような気がしています。もちろん人並みに性欲はありますよ。それよりもいまは、魂のレベルというか、その人の“在り方”を見るようになりました。―なるほど。もはやエロスを超越してしまっている感じなんですね。村上さんただ、脇パイは好きですね。菜葉菜さんえ?トップではなくて脇のほう?初めて聞いたんですけど(笑)。これはおもしろいので、ぜひ書いてもらいましょう!―書いていいのでしょうか!?村上さん大丈夫ですよ、僕NGありませんから。―では、脇パイに(笑)はつけておきます。村上さんいやいや、笑ってないです。真顔です。―(笑)。では、「(真顔で)脇パイが好き」ということで。ありがとうございます。劇中では、容赦なくムチで叩かれたり、縛られて海に入れられたりしていたので、苦労したシーンもあったと思いますが。村上さん僕は縛られるが意外と屈辱的でしたね。自分では身動きが取れないので、縛られた状態のまま助監督たちに運ばれるんですが、それが屈辱的でとにかく早くほどいてほしかったです。ちなみに、今回使用しているムチは素材がウレタンだったので、本物に比べると実はあまり痛みはありません。ただ、そのおかげで感情が乗せやすくなり、芝居のボリュームをコントロールできるようになっています。現場があれば、ほかには何もいらない―なるほど。そういった理由があるんですね。村上さんただ、ヨシオの同僚役を演じた鮎川(桃果)さんに皮のベルトで叩いてほしいとお願いするシーンだけは、めちゃくちゃ痛かったですね。あのシーンは、セットを壊す関係上、1発OKしか許されなかったので、本番の前に「いいのが(痛いのが)入るまで次のセリフを出さないから本気で来て」と言っていたんです。そのときの鮎川さんは戸惑っているような感じでしたが、女優って怖いですよね。始まったら、いきなりバチコーンって(笑)。本当に痛かったです。完成した作品をよく見たら、鮎川さんはベルトを2回手に巻いていたんですよ。彼女みたいなタイプは、本来だったらそういうことをできないはずなんですが、それを自然にしてしまうのが“廣木マジック”だなと改めて思いました。―そのシーンは、ぜひ注目ですね。ヨシオはSMによって、生きる喜びを感じていましたが、おふたりがそういう感覚を得る瞬間といえば?村上さん僕は、やっぱり現場に立っているときですね。今回で言うと、コロナ禍前でみんな楽屋も一緒だったので、そこで雑談している瞬間が一番楽しかったなと。あれがあれば、僕はほかに何もいらないですね。菜葉菜さん確かに、私も現場が本当に好きですね。村上さん女性らしく、ヨガとかピラティスしているときじゃなくていいの?菜葉菜さん(笑)。どっちもやっていません!実は最近もマイナス10度の場所で、毎朝4時起きが続いたことがあって、「私は何やってるんだろう」と思っていたんですけど、いざ撮影が終わって「やっと解放されたー!」となったら、一気に抜け殻みたいになってしまって。あんなに毎日つらかったはずなのに、あの瞬間に生きている実感を味わっていたんですよね。だから、現場にいるときが、一番充実しているんだと思います。村上さんこの仕事向いているんだろうね。ナチュラルボーン女優だと思うよ。菜葉菜さんじゃあ、もう少しがんばって続けていきます!怖がらずに、この世界に飛び込んでほしい―それでは最後に、ananweb読者にメッセージをお願いします。菜葉菜さん女性のなかには、もしかしたらSMという部分に抵抗がある方もいるかもしれませんが、観る前と後で本当に大きく印象が変わります。せつなくて、せつなくて、堪らないのに、こんなに爽やかな気分になれる映画はないです。何気ない男と女の日常を切り取っているので、彼らの感情には共感できる部分もあるのではないかなと。ぜひ、怖がらずにこの世界に飛び込んでいただきたいです。村上さんキラキラ系ではないものの、ラブが詰まっている優しい作品になっているので、身構えることなく気軽に観ていただきたいですね。SMを全面に押し出しているわけでもないので、友達との会話のなかで出てくる「私ってMかも?」みたいな話題の延長だと考えてもらうくらいでいいのかなと。数ある作品のなかで、選んでいただけるのであれば、期待を裏切ることはないと思います。インタビューを終えてみて……。終始、息の合った絶妙なやりとりを見せてくださった村上さんと菜葉菜さん。思いがけない回答には、笑いが止まらなくなるほど楽しませていただきました。おふたりから教えていただいたそれぞれの見どころポイントなどにも注目しながら、ぜひこの世界観を堪能してください。愛の儚さと美しさが心の奥に優しく染みる性別や立場を超えた絆で結ばれたヨシオとミホが繰り広げる異色の愛を描いた唯一無二のラブストーリー。閉塞感が漂う日々を生きる私たちに、人とつながることの大切さ、そして癒しと生きる実感を与えてくれるはず。爽快感に包まれる予想外のラストもお見逃しなく!写真・山本嵩(村上淳、菜葉菜)取材、文・志村昌美ストーリー寝たきりの母親と暮らし、市の水道局に勤める一見真面目なヨシダヨシオ。しかし、いっぽうで筋金入りのドMな一面を持ち、夜な夜な街で唯一のSMクラブへ通いつめ、女王様のミホからお仕置きを受けていた。ところが、ヨシオをこの世界に目覚めさせ、突然目の前から姿を消してしまった“伝説の女王様”ユキのことが忘れられず、このところプレイに身が入らない。そんなある日、思いもしないところで彼女を見かけたヨシオは、ミホを置き去りにしてユキを必死に追いかける。その先でヨシオとミホを待ち受ける結末とは……。続きを覗きたくなる予告編はこちら!作品情報『夕方のおともだち』2月4日(金)TOHOシネマズ六本木ヒルズ 大阪ステーションシティシネマ 全国順次ロードショー配給:彩プロ©2021「夕方のおともだち」製作委員会写真・山本嵩(村上淳、菜葉菜)
2022年02月02日『キャロル』のプロデューサーによるラブストーリー『Mothering Sunday』(原題)が、『帰らない日曜日』の邦題で日本公開されることが決定し、併せて特報映像と場面写真も解禁となった。本作の原作は、ノーベル賞作家のカズオ・イシグロ、ニューヨーカー誌、タイム紙などに絶賛されたグレアム・スウィフトによる小説「マザリング・サンデー」(新潮クレスト・ブックス)。舞台は1924年、第一次世界大戦後のイギリス。“失うものは何もない”天涯孤独なメイドのジェーンは、英国名家の跡継ぎのポールとの秘密の恋に身も心も捧げる。だが、たった一日のある出来事が、全てを変えてしまう。やがて小説家になった彼女は、その一日を生涯かけて手繰り寄せることになる…。いま大注目の新星女優、オデッサ・ヤングと、大人気ドラマ「ザ・クラウン」でチャールズ皇太子を演じ、ゴールデン・グローブ賞をはじめ各賞を席巻した人気急上昇中の英国俳優、ジョシュ・オコナーがW主演を務める。さらに、『英国王のスピーチ』のコリン・ファースと『女王陛下のお気に入り』のオリヴィア・コールマンという、アカデミー賞受賞俳優の贅沢な共演が実現。 絵画のように優美なイギリスの風景の中、匂い立つようなエレガントな官能が描かれるとともに、身分違いの恋は劇的な展開を見せていく。そして今回解禁された特報映像は、ニヴン家の屋敷でメイドとして仕えるジェーンが、秘密の関係を続けるアプリィ家の跡継ぎ、ポールから“間違い電話”を受けてアプリィ邸をこっそり訪れるシーンから始まる。ジェーンを優しい笑顔で迎え入れるポール。2人は結ばれないと知りながらも惹かれ合い、春の日差しに祝福されるように無人の屋敷で愛し合う。しかしその後、人生を変えてしまった劇的な出来事を思わせる、意味深なシーンが繰り広げられる。さらに、ジェーンが秘密の恋人と過ごす儚くも大切な時間を切り取った場面写真も到着。ジェーンの心に刻まれた、二度と戻ることはできない、特別な一日とは?世界中の映画祭で絶賛された、映画ファンが注目する眩しいほどに美しいラブストーリーだ。『帰らない日曜日』は5月27日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:帰らない日曜日 2022年5月27日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開© CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION, THE BRITISH FILM INSTITUTE AND NUMBER 9 FILMS SUNDAY LIMITED 2021 All rights reserved.
2022年01月28日9月24日(金)より公開中、ベン・スティラープロデュースのアナーキック・ラブストーリー『ディナー・イン・アメリカ』から、“Fワード”が連発されるシーンを抽出・編集した特別映像が解禁された。今回解禁となった映像は、不謹慎さ満載のFワードのみを抽出・編集した映像集。本作で登場するFワードは合計数200個。計算上、なんと30秒に1回はFワードを発していることになる(106分の上映時間から1分のタイトルロールと3分のエンドロールを除き、本編中のFワード合計数200個で割った計算)。恐らく2014年以降の日本公開映画で、最も多くのFワードが飛び出したラブストーリーといえる本作。アメリカの映画サイトColliderによると、最もFワードの多かった映画作品はカナダのコメディ映画『Swearnet:The Movie』(日本未公開/2014年/Fワード数:935回)。第2位はFワードについて真面目に研究したドキュメンタリー、その名も『FUCK』(2015年/Fワード数:857回)、第3位はマーティン・スコセッシ監督とレオナルド・ディカプリオがタッグを組み日本でも大ヒットした伝記コメディ『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013年/Fワード数:569回)。だが、むしろラブストーリーでここまでFワードが多い作品は稀有な例といえるだろう。映像の後半、キーとなる劇中の甘い甘いオリジナルソング「Watermelon」が(ここにもFワードが...)流れる点にも注目だ。『ディナー・イン・アメリカ』はヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ディナー・イン・アメリカ 2021年9月24日よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2020 Dinner in America, LLC. All Rights Reserved
2021年10月01日世界的歌姫セリーヌ・ディオンをモデルにしたラブストーリー『ヴォイス・オブ・ラブ』が2021年冬に公開されることが決定し、併せてティザービジュアルが解禁された。14人兄弟の末っ子として生まれたセリーヌ・ディオンは、後の夫となるプロデューサーのレネ・アンジェリルに才能を見いだされ、12歳で歌手デビュー。以降、スーパースターとしての階段を駆け上がり、映画『タイタニック』のテーマ曲である「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」や映画『美女と野獣』の「Beauty And The Beast」など、誰もが一度は聞いたことのある数々の名曲を世に贈り出してきた。アルバム総売上は2億5000万枚を超え、グラミー賞を5回受賞するなど絶対的スーパースターとしていまなお輝きを放っている。そんなセリーヌの半生を初めて映画化した本作。監督と脚本、さらに主演を務めたのはフランスが誇る国民的スター、ヴァレリー・ルメルシエ。セリーヌの膨大な過去資料を丁寧に調べ上げ、ユーモアとフィクションを交えながらも彼女の半生を忠実に再現している。ひとりの少女がスターダムを駆け上った輝かしい栄光、スターとしてひとりの女性として感じる孤独と重圧、常に側で支え続けたプロデューサーとの一途な愛…。これまで語られることのなかった世界的歌姫の知られざる愛の物語を、セリーヌの大ヒット曲はもちろん、同時代の不滅の名曲たち約30曲に乗せてゴージャスに描き出している。『ヴォイス・オブ・ラブ』は2021年冬、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ヴォイス・オブ・ラブ 2021年冬、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、シューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開©Rectangle Productions/Gaumont/TF1 Films Production/De l’huile/Pcf Aline Le Film Inc./Belga
2021年07月13日「月刊アフタヌーン」にて現在連載中の漫画「青野くんに触りたいから死にたい」がWOWOWでドラマ化されることが決定。主演は、今回初のラブストーリーに挑戦する「Sexy Zone」佐藤勝利が務める。青野龍平は刈谷優里から告白され、交際をスタートさせるが、青野は2週間後、交通事故で亡くなってしまう。優里は後追い自殺をしようとするが、幽霊となった青野が現れ、優里の側にずっといるから死なないようにと諭す。こうして、幽霊・青野と優里の奇妙で胸キュンな生活が始まる――。本作は、幽霊彼氏と天然彼女、絶対触れ合えない高校生カップルが紡ぐホラーラブストーリー。原作は、公式サイトに第1話が公開されると、瞬く間に30万PVを突、女性を中心に話題沸騰中の漫画。佐藤さんが演じるのは、本作の主人公で高校2年生の青野龍平。優しく誠実な性格の持ち主だが、優里と付き合って2週間で亡くなってしまい、とある重大なきっかけで幽霊として彼女の元に現れる。時折り、まるで別人格のように豹変し、優里に憑依しようとするなど、闇を持った二面性のある役柄だ。初のラブストーリー挑戦に「僕の今までとは違う一面を見せたい」と意気込んだ佐藤さんは、「1人で読んでいると怖くて眠れなくなってしまったくらい、衝撃的な作品」と原作の印象を語り、「入口は王道のラブストーリーのように見えますが、中に入ると迷路に入ったような急展開になるので、この世界に迷い込んで欲しいです」とコメントしている。監督は「ぼくは麻理のなか」のスミス、脚本は「40万キロかなたの恋」の玉田真也が務める。WOWOWオリジナルドラマ「青野くんに触りたいから死にたい」は2022年春、WOWOWオンデマンドにて配信、WOWOWプライムにて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年05月11日満島ひかり、佐藤健、そして宇多田ヒカルの楽曲という組み合わせで贈るラブストーリー「First Love 初恋」がNetflixオリジナルシリーズとして2022年、Netflixにて全世界配信されることが決定した。1999年に発売され大ヒットした宇多田ヒカルの珠玉の名曲「First Love」、その19年後に発表された「初恋」。本作は、この2つの楽曲にインスパイアされ、新しいストーリーを紡ぎ出すNetflixオリジナルシリーズ。90年代後半とゼロ年代、そして現在の3つの時代が交錯し、20年余りに渡る忘れられない“初恋”の記憶をたどるひと組の男女の物語。本作のW主演を務めるのは、満島ひかりと佐藤健。繊細さの中にも芯の強さのある演技で観るものを惹きつけてやまない満島さんは、フライトアテンダントを目指すも不慮の事故で運命に翻弄される野口也英(のぐちやえ)役に。アクションからラブストーリーまで幅広い役所を演じ分ける佐藤さんは、航空自衛隊のパイロットになるも現在は別の道を進む、一途でまっすぐな性格の並木晴道(なみきはるみち)役を演じる。監督・脚本は、2004年に脚本家としてデビュー後、映画、テレビドラマ、MVなど多岐に渡って活躍する寒竹ゆり。そして、これまで数々の楽曲をドラマや映画に提供してきた宇多田ヒカルにとって、本作は楽曲にインスピレーションを受けて制作される初のオリジナルドラマとなる。この度、Netflix作品に初出演となる満島さんと佐藤さん、そしてNetflix作品初参加となる寒竹監督が、Netflix史上最大級のスケールでの制作に向けクロストークを行い、熱い想いを語った。ありそうでなかった!満島ひかり×佐藤健のピュアな王道ラブストーリーまず、佐藤さんは「寒竹さんとは10代の頃に仕事をしていて、すごく印象に残っていた方だったので、またご一緒できることが嬉しかったし、もちろん満島さんとの共演も。この二人と仕事がしたいと思ったんです」と明かす。満島さんは「初めて八ヶ岳にある監督の家に行ったとき、こたつで打合せしたのをよく覚えています。脚本を読みながら、このシーンのこのお芝居できるかなと不安に思ったところがあって、その場で演じてみたんですよね。そうしたら寒竹さんが、ぽろぽろと泣き出して。私もこのプロジェクトに1年くらい関わっているけれど、寒竹さんは、何年も前から孤独に脚本を書いてきた。目の前で人(キャラクター)が動いたことで、ようやくこの物語が始まったんだなと、感動したことを覚えています」と打ち明ける。八ヶ岳では「最初に『寒竹ゆりお手製』のフルコースが出てきました」と佐藤さん。「胃袋、つかまれてますから(笑)」と満島さんも続ける。「健全なぶっちゃけ話ができるんですよね。過去いろんな作品で、いろんなやりとりをしてきたけれど、ここまでぶっちゃけたやりとりは、なかなかない。新鮮だし、楽しいし、やりがいを感じてます」と佐藤さんが話すと、「晴道役は、佐藤健さんはどうかな?と、私が提案したんです」と満島さん。「私は、ラブストーリーをほとんどやったことがないので、ドキドキする新しいキャスティングがいいなと思っていて。プロデューサーの坂本さんが、ネットに出ている健くんの写真と私の写真を合わせて、みんなで見ながら『似合う、似合う!』『この組合せ新しい!』って盛り上がったりして。そして、健くんがやって来てくれて、寒竹さんの筆が動き出して、脚本がもっと具体的に、もっと素敵になっていった。ドキドキする場面が増えていった気がします」と続ける。佐藤さんが「満島さんがさっき言ってくれたみたいに、『私が決めました!』と聞けるとホッとするし、すごく嬉しかった」と応じると、「画面越しで見ていて華やかで、私に足りないところもいっぱい持ってて、一緒にお芝居をするのがすごく楽しみです。この前、八ヶ岳で打合せをしたときも、この人は現場で先頭に立ってきた人なんだな、みんなの前に立って、みんなを背負ってきた人なんだなって思いました」と、満島さんは自らの選択に自信を見せた。満島ひかり「断るつもりが涙であふれた」…動かしたのは寒竹ゆり監督の熱い想い「そのとき、八ヶ岳のうちのカウンターで、ひかりちゃんと健くんが並んでビールを飲んでいる姿が、もう普通にお似合いで、とても素敵で、ずっとニヤニヤしながら眺めてました」と監督。「恋愛ドラマはカップリングが一番大事。恋が動き出しそうな二人じゃないと、ドラマを見たいと思わないですから」と言い、「いい役者と出会うとこういう風になるんだなって。通常のドラマだと脚本が完成していない段階で撮り始めることもあると思うんですけど、今回は、本を作る時間、議論する時間、熟成させる時間がある。ありがたいです」と打ち明ける。「でも物づくりって、本来そうあるべきだなとも思っていて。それに、このくらい本気度の高い作品じゃないと満島ひかりは出てこないんだなと。なんて言うか、レアポケモンみたいになっていて、なかなか会えないし、なかなか共演できない人なので、この機会はほんとに貴重です(笑)」と佐藤さん。すると、「たしかに、なかなか出てこないかも(笑)。この話をいただいたのは、フリーランスになってすぐの時期で、心体技ともに健康のまま作品に関われるのか不安もあったんです。少し休んで、いろんな役の疲れがとれてやっと自分に戻れていたのと、ドラマを作るためにドラマを作っていることにちょっと違和感が募っていたのと。お芝居が好きで、作品に愛おしさを感じて、そのキラキラした愛みたいなものを形にならない形にしていたいのに、何かやりたい!という衝動が作品を制作することそのものに負けていたり、作る過程の速度とか、ビジネスに負けているのが不思議で……」と明かす満島さん。「だから初めはいぶかしげに話を聞きに、会いに行ったんですが、帰り道に涙があふれてきて。たぶん寒竹さんをはじめ、プロデューサーの坂本(和隆)さんと八尾(香澄)さんのそれぞれから、熱い気持ちやいい緊張感が伝わってきたから。ああ、私はこの人たちと出会ったんだなと心が動いたんです。脚本を自分で書いて自分で撮るということや、私と年齢が近いことも含めて、寒竹さんと共にやってみたいなと思いました」。「僕も、寒竹ゆりは天才だと思いました。王道なラブストーリーということ以上のディテールが脚本の細部に詰まっていて、二人のやりとりやセリフの一言一言が美しい。すごく惹かれましたね」と佐藤さんも続けた。宇多田ヒカル「First Love」から「初恋」の間に起きた出来事を盛り込む寒竹監督は、「多くの人にとって宇多田さんの曲は特別だと思うけれど、私は彼女と同じ学年ということもあって、そういう意味でも、常に気になる存在、特別な存在でした。いまでもよく覚えているのが、宇多田さんが15歳でデビューしたとき、学者みたいな人が、難しい顔で歌詞を分析していたこと。そんな大人を同い年の子が感心させていることがショッキングでしたし、自分達の方が彼女の歌詞を本質的に理解できている気がしました。このドラマのセリフにもありますが、その時『私たちの時代が始まった』と思わせてくれたんです」と振り返る。「そんなこともあり、宇多田さんの『First Love』から『初恋』の間に起きた20年間のエポックを、也英と晴道の20年間のドラマを通して描くことがすんなりイメージできましたし、あの歌詞からこの物語を描く必然性を感じました」。また、満島さんはラブシーンに描き方について、「たとえば欧米のドラマのダンスシーンのように、身体に触れているのにキスできないとか、ずっと目が合っているのに何もできないとか、色っぽさが伝わってくるシーンって、日本だと難しいですかねって寒竹さんに尋ねたら、そういうシチュエーションを脚本に入れてくれた!好きな人がすぐ傍にいるのに恥ずかしくて見られない、でもつい目で追ってしまう、触れたくなる……そんな恋愛のときの豊かな感情が、透き通るように描かれています」と手応えを感じているよう。「これはもう、みんな健くん(=晴道)のことを好きになっちゃうなって」と続けると、佐藤さんも「みんな也英のことを好きになるだろうなって。脚本を読みながら普通にキュンキュンしていた」と打ち明けていた。Netflixオリジナルシリーズ「First Love 初恋」(Inspired by songs written and composed by Hikaru Utada/宇多田ヒカル)は2022年、Netflixにて全世界同時配信予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2020年12月03日パリを舞台に人魚のラブストーリーを描いた映画『Une sirène à Paris』が邦題を『マーメイド・イン・パリ』とし全国公開されることが決定。特報映像とキービジュアルが解禁された。恋の都パリ。セーヌ川に浮かぶ老舗のバーでパフォーマーとして働くガスパールは、ある夜、傷を負い倒れていた人魚を見つける。ルラと名乗る人魚は、美しい歌声で出会う男性を虜にし、恋に落ちた男性の命を奪っていた。ルラは、ガスパールの命も奪おうとするが、過去の失恋から恋する感情を捨て去ってしまったガスパールには、その歌声が全く効かなかった。恋を知らぬまま、美しい歌声で男性を魅了し、その命を奪ってきた人魚ルラ。恋を捨ててしまった心優しい男性ガスパール。2人の男女が、偶然にもパリで出逢い恋に落ちる。おとぎ話のようなこの恋物語をドラマチックに描いたのは、フランスのカリスマアーティスト、マチアス・マルジウ。主演に二コラ・デュヴォシェル、マリリン・リマを迎え、共演にはロッシ・デ・パルマをはじめ、ロマーヌ・ボーランジェ、チェッキー・カリョらフランスの名優が脇を固める。今回解禁された18秒の特報映像では、劇中でガスパールと人魚のルラがデュエットする歌に合わせて、2人が惹かれゆく様が映し出されている。無邪気に笑い合い踊る2人や、お互いを見つめながら泳ぐ姿、そしてパールの涙を零しながら微笑む可憐なルラの表情が印象的だ。最後には思わず息を飲んでしまうような幻想的な2人のキスシーンも。併せて解禁されたポスタービジュアルは、水中でガスパールとルラが抱き合う姿を切り取ったもの。恋を知らない人魚と恋を捨てた男が、どのような物語を描くのか。心ときめくロマンティックな恋の物語に期待が高まる。『マーメイド・イン・パリ』は2021年2月11日(木・祝)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マーメイド・イン・パリ 2021年2月11日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2020 – Overdrive Productions – Entre Chien et Loup – Sisters and BrotherMitevski Production – EuropaCorp - Proximus
2020年10月22日「東京ラブストーリー」「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」の坂元裕二が、初めて映画オリジナルのラブストーリーを手掛ける、菅田将暉&有村架純W主演作『花束みたいな恋をした』。この度、本作の超特報映像と場面写真が公開された。東京・京王線の明大前駅で終電を逃したことから偶然に出会った大学生の山音麦(菅田さん)と八谷絹(有村さん)。好きな音楽や映画がほとんど同じで、あっという間に恋に落ちた麦と絹は、大学を卒業してフリーターをしながら同棲を始める。拾った猫に名前をつけて、渋谷パルコが閉店しても、スマスマが最終回を迎えても、日々の現状維持を目標に2人は就職活動を続けるが──。各時代において連続ドラマの金字塔を数多く手掛けてきた坂元さんが今回描くのは、2020年の東京を舞台にした、今世紀最強のラブストーリー。京王線の明大前駅で終電を逃したことから偶然に出会い、その夜から始まるひとつの恋の5年間の行方を、同時代のカルチャーを背景にしながら坂元さんによる唯一無二のセンスで紡いでいく。今回到着した映像では、麦と絹、2人の恋の始まりから幸せな日々、そして何かに思い詰めるような表情なども映し出されていく。また場面写真には、麦はトイレットペーパーを抱え、絹は焼きそばパンを食べながら2人並んで歩く、何気ない日常が切り取られている。『花束みたいな恋をした』は2021年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:花束みたいな恋をした 2021年、全国にて公開予定©️2020『花束みたいな恋をした』製作委員会
2020年08月18日「WannaOne」出身のオン・ソンウが初主演を務めた青春ラブストーリー「十八の瞬間」が10月、リリースされることが決定した。オーディション番組「PRODUCE 101」シーズン2で結成された「WannaOne」出身のオン・ソンウがグループ解散後、俳優初挑戦となった初主演ドラマ。危なっかしくて未熟な“プレ青春”の世界をありのままに覗き込み、友達や親子関係の悩み、初恋への戸惑いなど誰もが経験する“18歳の瞬間”をリアルかつ深みのあるタッチで描く。共演には、大ヒット韓国映画『神と共に』シリーズのキム・ヒャンギ、2019年韓国で話題となったウェブドラマ「A-TEEN」のシン・スンホ、子役出身で現在は「ASTRO」のメンバーとして活躍中のムンビンといった韓国でいま注目の若手俳優たちが総出演。穏やかながらも陰のある少年を演じるオン・ソンウは繊細な演技を披露。心を閉ざして淡々と学校生活を送ろうとする主人公が時折見せる、子犬のようなはにかんだ表情は心をわしづかみ。そして、キム・ヒャンギ演じる少女との初恋にも、もどかしさと懐かしさを感じずにはいられない。孤独や誤解、嫌悪にも慣れていたはずの少年が、様々な人との出会いで初めて知る感情…。まだ18歳。もう18歳。まだ子ども。もう大人。傷つき、傷つけながら生きていくための答えを探す十代のかけがえのない時間。眩しくて、切なくて、甘酸っぱい18歳の瞬間を瑞々しく描いた珠玉の青春ストーリーに期待高まる。ストーリージュヌは私生児で、経済的な事情から母と離れて暮らしている18歳の少年。ある日、彼は幼なじみを助けようとするが、校内暴力の加害者と誤解されてしまい、強制的に転校させられる。なんとか新しい学校に来たジュヌだったが、絶対権力者のような学生フィヨンの策略で泥棒と誤解されてしまう。孤独に慣れているジュヌは学校生活には期待していなかったが、自分が学校を去ると言ったにもかかわらず、依然として露骨な敵意を表わすフィヨンに対して、段々と負けたくないという思いが湧き上がってくる。そして、クラスメイトのスビンのことも気になり始めるように。いままで、どうなっても構わない人生だと思い、誰にも心を許さなかったジュヌだが、初恋のスビンと大切な友達、そして若い教師ハンギョルのおかげで少しずつ成長していく。「十八の瞬間」は10月2日(金)よりDVD&配信リリース(全20話)。(text:cinemacafe.net)
2020年08月01日同窓会に出席して、久しぶりに友達と再会するとワクワクしますよね。しかも、「昔好きだった」と告白されたらテンションが上がります。同窓会からラブストーリーを始めるコツを紹介します。めいっぱいオシャレをして同窓会に出る同窓会の案内状が届いたら、美容院の予約を入れましょう。思い切りオシャレをして参加することがコツです。なぜなら、久しぶりに再会するクラスメイトと恋に落ちる可能性があるからです。あの頃は目立たなかった男子が、エリートサラリーマンに変貌しているかもしれませんよ?そんな彼から「昔、君のことが好きだったんだ」と告白されたら舞い上がっちゃいますね。同窓会からラブストーリーが始まるケースはとても多いです。ハッピーな展開を望むなら、同窓会にはめいっぱいオシャレをして参加しましょう。楽しかった思い出を語り合うあなたを好きだった彼と距離を縮めたいなら、思い出話に花を咲かせましょう。まずは、彼に関する思い出を話すことが大切です。「数学が得意だったよね」「部活動を頑張ってたね」と、ポジティブな印象を語ることがポイントです。かつて告白する勇気がなかった彼に自信が芽生えます。積極的にアプローチを始める可能性はとても高いです。絶対に「暗かったね」「目立たない存在だったね」とネガティブなことを言ってはいけません。彼の気持ちがあなたから離れてしまいますよ。自分の近況は明るく伝えるかつて恋心を抱いていたクラスメイトは、あなたの近況を知りたがります。もしも「今は何をしているの?」と興味を持たれたら、明るく近況を伝えることが大事です。「会社員をしている」「休日はショッピング」など、正直に答えましょう。見栄を張ったり、嘘をついたりすることはNGです。すぐにバレて、恥をかくことになります。また、必要以上に「彼氏はいない」「婚活中」とアピールしてはいけません。「狙われているのかな」と警戒されてしまいます。初めてのデートはバッチリ決めるもしもデートに誘われたら、ヘアスタイルやファッションに気をつけましょう。露出の高い服装は下品なイメージを与えます。清楚なワンピースにすれば好感度が上がります。また、会話の内容にも注意しましょう。愚痴や自慢は避けて、映画やスポーツの話題がおすすめです。あらかじめ調べておけば、会話に困ることはありません。あなたの印象がよくなれば、さらに「もっと近づきたい」と思われます。初めてのデートから素敵なラブストーリーをスタートさせましょう。同窓会は恋が芽生えやすい淡い期待を抱きながら、同窓会に参加する人はとても多いです。特に、かつて好きだった人がいるなら「うまくいくんじゃないか」とソワソワします。いきなり「君が好きだった」と告白されるかもしれません。同窓会には、めいっぱいオシャレをして参加しましょう。ラブストーリーが始まります。
2020年07月15日6月5日(金)放送のNHK「あさイチ」のプレミアムトークに俳優の清原翔が出演。清原さんが注目のドラマ「東京ラブストーリー」の撮影エピソードなどを語るほか、話題の音楽ユニット「YOASOBI」も登場する。大学時代にモデルから俳優業に興味を抱き、事務所入り。ドラマ、映画と展開した「HiGH&LOW」シリーズや「PRINCE OF LEGEND」、剛力彩芽主演の「レンタルの恋」「警視庁いきもの係」などに出演。その後もキャリアを積み重ね、昨年上半期の連続テレビ小説「なつぞら」への出演で大ブレイク。その後は「チート~詐欺師の皆さん、ご注意ください~」「死役所」と連続でドラマ出演。今年1月クールには「アライブ がん専門医のカルテ」で研修医を演じつつ、「恋はつづくよどこまでも」に上白石萌音演じるヒロインに好意を抱く入院患者役で出演。近日放送開始予定の「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」への出演も決まっている清原さん。今回は清原さんがステイホーム中に撮影した自撮りムービーを見せてくれるほか、話題の令和版「東京ラブストーリー」での撮影秘話などをトーク。家族が知るその素顔にも迫っていくという。またボーカロイドプロデューサー・Ayaseとシンガーソングライター・ikuraによる2人組音楽ユニット「YOASOBI」も登場。いま最も注目される同ユニットの魅力にも迫る。清原さんが出演するドラマ「東京ラブストーリー」は現在FODで好評配信中。1991年に放送され大ブームを巻き起こした「月9」ドラマを29年ぶりにリメイク。令和の時代によみがえった本作。伊藤健太郎が永尾完治、石橋静河が赤名リカ、石井杏奈が関口さとみ、そして清原さんが三上健一を演じるほか、完治とリカの上司・和賀夏樹に眞島秀和といったキャスト。広告代理店に勤める完治とリカ、完治の同級生・三上、完治が密かに想いを寄せていたさとみ。同級生3人の交流が再び始まるなかで、完治とリカの関係も次第に変化し始めていく…というストーリー。NHK「あさイチ」プレミアムトークは6月5日(金)8時15分~NHK総合で放送。(笠緒)
2020年06月04日おこもりライフに最高!月9黄金期の原点というべき名作『東京ラブストーリー』がリニューアルして帰ってくる。『女性自身』読者には今も大切な記憶であろうこのドラマは、29年の歳月を経てどのように生まれ変わるのか?懐かしのシーンを再現しながら検証しました!■まずは基本情報を確認!’91年に放送された前作は、柴門ふみの漫画をもとに坂元裕二が脚本を担当。若い女性の支持を受け、最高視聴率32.3%を記録。小田和正が歌う主題歌『ラブ・ストーリーは突然に』は売り上げ250万枚超の大ヒットとなった。29年ぶりのリメーク版はネット配信。主題歌には19歳の現役大学生アーティストのVaundyが歌う『灯火』が決定した。■キャストは旬の顔ぶれ!リカを演じるのは石橋凌と原田美枝子の娘【永尾完治】織田裕二→伊藤健太郎当時23歳の織田裕二が演じたカンチ役にはNHK連続テレビ小説『スカーレット』で人気急上昇の伊藤健太郎(22)。リカの視点で描いた前作と異なり令和版は完治視点で展開する。【赤名リカ】鈴木保奈美→石橋静河鈴木保奈美を一躍スターにしたリカを演じるのは、有名俳優を両親に持ち、ダンサーとしても活躍する石橋静河(25)。米国留学経験を持ち、令和版でりゅうちょうな英語を披露する。【三上健一】江口洋介→清原翔完治の親友でプレーボーイの医学生・三上役には清原翔(27)。朝ドラ『なつぞら』など話題作に出演する令和のイケメンがロングヘア時代の江口洋介のハマリ役に挑戦する。【関口さとみ】有森也実→石井杏奈完治から思いを寄せられる同級生のさとみを演じるのは、E-girlのパフォーマー・石井杏奈(21)。活発なイメージから一転、有森也実が強烈な印象を残した清楚系美女を演じる。■「SEXしよ!」はどうなった?有名シーンの変化に注目【せーの!で振り返るシーン】「ずっちいなあ」リカの提案に乗って「せーの!」の掛け声で同時に後ろを向くが、約束を守らないリカに“ずるい”がくだけてこのセリフ。最終話にもつながる名シーンだが、令和版で注目したいのは東京タワーの見える屋上のシーン。2人の大切な場所になりそう。【リカがカンチたちの愛媛の学校を訪ねるシーン】「赤い糸はプッツリ切れたけど、約束はかなえたよ」完治との別れを決意し突然姿を消すリカ。彼女の行方を追う完治は故郷・松山へと向かう。母校でリカを捜し回る完治は、柱に彫った自分の名前の隣に“赤名リカ”の文字を見つける。令和版では愛媛の夏祭りに一緒に行く約束をする2人。リカの願いはかなうのか……。【リカが「SEXしよ!」と誘うシーン】「ラブじゃなくていい、ライクでいいからさ」「嘘でもいいから好きだと言ってほしい」と頼むリカ。応える完治に、「しよう!」とストレートな言葉を投げかける。令和版の完治もリカの強引なアタックに翻弄されつつ、徐々に引かれていく。はたして今回のリカはこの衝撃のセリフを発するのか、こうご期待!『東京ラブストーリー』は4月29日よりFOD、Amazon Prime Videoで配信開始。「女性自身」2020年5月12・19日合併号 掲載
2020年05月02日現在、韓国映画の『パラサイト 半地下の家族』が世界中を席巻していることもあり、アジアの映画界も活気に満ちているところですが、今回ご紹介するのは、中国新世代をけん引する新鋭監督が放つ話題作です。それは……。『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』【映画、ときどき私】 vol. 294父親の死をきっかけに、故郷の凱里(かいり)へと帰ってきたルオ・ホンウ。彼は、マフィアに殺された幼なじみや自分を捨てて駆け落ちした母の記憶を拾い集めるように、街をさまよっていた。そして何よりもルオの心から離れなかったのは、運命の女だと思っていたワン・チーウェンのこと。いつしか女の面影を追い求めて、旅へと出ることになるのだった……。本作は、中国国内で公開1日にして41億円という驚異的な興行収入を叩き出し、アメリカでもロングランとなった注目作。なかでも映画が始まって80分ほどしてから2Dから3Dへと切り替わり、そこから60分ワンカットで見せる驚異の映像には称賛の声が上がっています。そこで、その舞台裏についてこちらの方にお話をうかがってきました。中国の若き鬼才ビー・ガン監督!2015年に26歳という若さで『凱里ブルース』で長編監督デビューを果たし、国際的な評価を得たビー・ガン監督。長編2作目となる本作は、カンヌ国際映画祭「ある視点」部門への出品を皮切りに、各国の映画祭で話題となっています。監督にとって意欲作ともいえる作品へ込めた思いや大ヒットの理由などについて語っていただきました。―まずは、今回初めて日本に来られたそうですが、どのような印象を受けているのかを教えてください。監督最初に見た印象として、日本は秩序に満ちた場所だと感じました。それは車から見る景色や街路樹の配列ひとつとってもそうですが、美しい秩序がある国だと思います。―そんなふうに、日常生活で目に入ってくるものからインスピレーションを得ることは多いですか?監督確かに、インスピレーションの源は、自分の暮らしのいろいろなディテールからすくい上げることはあります。ただ、実際に作品を作り終えて、自分で振り返ってみたときにどこからインスピレーションを拾ってきたのかは、自分自身でも思い出せないことが多いんですよ。ちなみに、今回の作品で言うならば、3Dのシーンを撮った場所は前作の『凱里ブルース』の撮影でも使っていた場所で、「次もここで撮りたい」とずっと思っていたので、前作との関連はすごく大きいと思います。―ということは、この作品に関しては、まずは場所から生まれたということでしょうか。監督そうですね、最初からそれは頭のなかにありました。脚本を書いているときは、記憶と夢の2つを軸にした作品にしようと思っていたのですが、この場所のことがどうしても忘れられなかったので、ここを舞台にしようと決めてから物語を組み立てていきました。偶然が重なって思わぬ現象が起きた―中国では歴史的な大ヒットを記録されましたが、観客の心を掴んだ一番の要因は何だとお考えですか?監督今回成功した理由は、とても複雑なものだと考えています。というのも、この映画はアートフィルムに属すると思いますが、中国だけでなく、世界の映画マーケットにおいても、観客が「アートフィルムを観に行かなければ!」と思うような現象というのは、いまだかつて例がなかったことかもしれないからです。私たちが工夫したのは、映画のポスターや予告編を作る際に、作品の質感や雰囲気、本作で伝えたいロマンや美学といったものをなるべく伝えられるようにすること。さらに、封切の日にも意味を持たせるようにしました。―具体的にはどういったことをしたのでしょうか?監督英語のタイトルは邦題と同じく「ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ」という意味ですが、中国語のタイトルを直訳すると「地球最後の夜」となります。それにちなんで、公開日を12月31日の夜にし、映画の終わり時間をちょうど0時に設定したんです。そうしたところ、「1年の最後に『地球最後の夜』という映画を見て、恋人と年越しのくちづけを交わそう」とSNSを中心に話題となり、偶然が重なってこのような現象を引き起こしました。とはいえ、内容が難解すぎたようで、観客からいろいろな意見も上がりましたが、結果的には芸術と観客をつなげることができたのではないかと考えています。―さまざまな要素がうまく重なり、これほどの動員へとつながったのですね。監督ただ、こういった一連のブームのあとに私が思ったのは、中国の観客の多くは世俗的でわかりやすく、心の交流を感じられるような映画を望んでいるのであって、芸術性の高いものはまだまだ受け入れられないのが現状なんだなということでした。とはいえ、中国はすごく広いですし、人種も複雑なので、客層に合わせて宣伝方法を変えたり、手の込んだことをするというのもなかなかできないのが現実です。もし、若い人に来てほしいと思ったら、彼らの共感を得られるようなものにしなければいけませんが、それがもっとも難しい部分でもあります。とてつもない挑戦にみんなで立ち向かった―本作では、主演を務めたタン・ウェイさんとホアン・ジエさんの存在感も見事でしたが、監督からはどのような演出をされたのでしょうか。監督実は、彼らのように第一線で活躍するプロの役者さんと一緒にお仕事させていただくのは、僕にとって初めての経験でした。そういったこともあり、演技に関して指導することはほとんどありませんでしたが、3Dの部分は60分の長回しで、すべてを一気に撮らなければいけないというとても難易度の高い撮影だったので、立ち位置などは正確にお願いしました。とにかくリハーサルが大変でしたし、5回ほど撮り直しもしましたが、もし観客のみなさんがご満足いただける内容になっているとすれば、それは私たちの努力が実った結果だと言えると思っています。―実際にキャストとスタッフのみなさんにとってかなりの挑戦だったと思いますが、撮影で大変だったことを教えてください。監督まず苦労話について質問を受けるたびに私が言っているのは、「技術的に難しいこと」と「良い映画であること」は必ずしもイコールではないということ。あくまでもそれを前提に聞いていただければと思います。最後のシーンにどのくらい時間をかけたのかを正確に計算したわけではないですが、この映画の制作にかかった期間は、およそ9か月。後半のシーンには、その約半分を費やしています。特に長回しのところでは、撮影中にどうすればスムーズに進めるのか、細かくコミュニケーションを取り、みんなの呼吸を合わせるためのリハーサルを何度もしなければいけなかったので、とてつもない挑戦ではありました。―前作でも40分ワンカットのシーンがあり、長回しは監督の作品において特徴のひとつでもありますが、長回しならではの魅力はどんなところですか?監督たとえば、『凱里ブルース』では時間をテーマにした映画だったということもあり、時間を完全な状態で表現したいと思い、長回しという手法を取りました。本作は記憶と夢が中心ではありますが、時間と空間を提示するためには、時間の構造をそのまま体験していただきたかったので、今回も長回しが有効だったと思っています。日本のカルチャーには親しみを感じている―なるほど。ちなみに、もともと映画監督になろうと思ったきっかけは何ですか?監督大学に入ったとき、初めてたくさんの映画を観るようになったんですが、そこで「アンドレイ・タルコフスキー監督のような作品を撮りたい」と思うようになり、映画監督を目指すようになりました。―そのなかで影響を受けている作品などがあれば、教えてください。監督たくさんありすぎて選ぶのが難しいですが、数多くの名作を観るなかで学習し、それぞれの良い部分を自分のなかに吸収してきました。その過程では、本当に多くの傑作と出会うことができたと思っています。日本の作品を挙げるなら、伊丹十三監督の『タンポポ』が好きですね。―劇中では日本の曲も使われていましたが、日本の文化に影響を受けていることはありますか?監督私が幼いころから、テレビをつければ日本のアニメが流れていたので、日本のカルチャーに触れて育ったと言えるかもしれません。実際、それらの作品を介して日本的なことや建築など、日本についてある程度知ることができましたから。あとは、日本が作ったゲームでもよく遊んでいたので、日本には親しみを感じていますし、私の子どもも日本のアニメをいつも見ていますよ。―それでは最後に、これからますます世界が注目する監督の今後について教えてください。監督いまちょうど3作目の脚本を書いている段階ですが、日本の滞在中にも2日間ほど脚本を書く作業をしようと考えています。なので、何か日本からいい影響をもらえたらいいですね(笑)。撮影は2021年を目指しているので、そこに向けてがんばりたいと思ってます。先の見えない旅へと引き込まれる!現実と夢を行ったり来たりするような幻想的な映像体験を味わえる本作。ミステリアスな男女が放つ色気と美しさに誘われ、誰も知らない別世界へとあなたも足を踏み入れてみては?謎めいた予告編はこちら!作品情報『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』2月28日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿ピカデリー、池袋HUMAXシネマズほか全国順次公開配給:リアリーライクフィルムズ+ドリームキッド©2018 Dangmai Films Co., LTD - Zhejiang Huace Film & TV Co., LTD / ReallyLikeFilms LCC.監督デビュー作『凱里ブルース』も4月18日(土)より、シアター・イメージフォーラムにて公開決定!©Blackfin(Beijing)Culture & MediaCo.,Ltd – Heaven Pictures(Beijing)The Movie Co., - LtdEdward DING – BI Gan / ReallyLikeFilms
2020年02月26日夏に期待するものといえば、海を舞台に繰り広げられる運命の恋。そこで、美しい海とドキドキ感を堪能できる話題のアニメーション映画『きみと、波にのれたら』をご紹介します。今回は、本作で声優に初挑戦したこちらの方にお話をうかがってきました。写真・大嶋千尋(片寄涼太)主人公の港を演じた片寄涼太さん!【映画、ときどき私】 vol. 243GENERATIONS from EXILE TRIBEのボーカルとしてだけでなく、俳優としても活躍している片寄さん。消防士の港と大学生のひな子のラブストーリーを中心に描いた本作で、正義感が強い青年を見事に表現しています。そこで、声優を務めて学んだことから恋愛観までたっぷりと語っていただきました。―今回、声優に決まったときのお気持ちから聞かせてください。片寄さん自分が出させていただくだけでなく、GENERATIONSで主題歌も担当させていただけるということにまずは驚きました。でも、すごくうれしかったです。もちろん、右も左もわからない世界なので、ひとつの挑戦にはなるだろうなと覚悟していましたが、精いっぱい自分のできる形で取り組もうと思いました。―アフレコをする前に、参考にした映画などはありましたか?片寄さん『千と千尋の神隠し』とか『ハウルの動く城』とか、ジブリの作品はけっこう見返しました。でも、世界観も違うので、最終的には実際に始まってから学んでいったことのほうが多かったです。―湯浅政明監督からは「男前で品のある声」と絶賛されていますが、ご自身でご覧になったときはどう感じましたか?片寄さん自分の声というよりも、どちらかというと「こんなシーンやったなぁ」とか「あのときこうだったなぁ」みたいなことを思い返しながら観ている感じでした。でも、観てくださった方から、僕であることを忘れて観ていたと言われたときはすごくうれしかったです。―ちなみに、思い返していたシーンを教えてください。片寄さんひな子と車に乗っているシーンはやりとりが難しくて何度もやったので、思い入れがありますね。―ひな子と2人で歌っている場面も印象的ですが、普段歌うときと比べてみてどうでしたか?片寄さん全然違いました。というのも、音をあてに行かずにわざと普通っぽくしていたのですが、監督からは「うますぎるから、もうちょっと下手にお願いします」と言われてしまって(笑)。僕的には下手にしているつもりでもなかなか伝わらないということがありました。―あのシーンは、実際にひな子役の川栄李奈さんと一緒に歌われたのですか?片寄さん実は、もともとは1人ずつ収録する予定だったんですが、ちょうど同じ日だったこともあり、僕が監督に提案して、一緒に歌うことになりました。ほぼ一発撮りでしたが、2人の空気感がそのまま出ていてよかったと思います。女性に対して思ったことは照れずに言えるタイプ―イケメンでさわやかで器用という港のキャラクターに片寄さんのイメージも重なりますが、演じているなかで共通点を感じたところは?片寄さん港は照れずにいろいろなことを言えるタイプなんですけど、僕もあまり照れたりすることはないので、セリフも抵抗なく、すんなり言うことができました。―ということは、好きな女性に対しても、自分が思っていることは言えるほうなんですね。片寄さんそういうことに対しての照れはあまりないですね。もちろん、告白するとなったら話は別ですけど、そもそもわかりやすいタイプなので、そんなにややこしいことはしないと思います(笑)。―もし、仕事などで悩んでいる女性がいたらなんて声をかけますか?片寄さん「よくがんばったね」とひと言だけ言ってあげたいです(笑)。―では、港を演じるうえで意識したことや学んだことは?片寄さんまずは港の人間性や努力をしてきた男であるという内面的な部分について考える時間は多かったです。僕も港と同じように負けず嫌いな部分もありますけど、改めて「準備は裏切らないな」と感じています。あと、すごくピュアで、嘘がない誠実な男というのが最初の印象。僕は自分の声に迷いがなければそれは伝わると思ったので、そういう声の出し方は意識したところです。―ちなみに、今回のひな子のようなタイプの女子はどのように感じましたか?片寄さんひな子は自分の良さをわかっていない子ですが、この作品は何が自分の一番の“武器”なのかということに気がつく物語でもあると思います。彼女は自分らしさや自分が好きなものが何かわからなくて、まだ自分の“波”に乗れてはいないんだけど、それでも自分に欠けているものを探している姿や努力しようとする気持ちはすごくステキだなと感じました。―近くにいたら思わず助けてあげたくなるようなタイプですよね。片寄さんそうですね、話は聞いてあげたくなっちゃうかもしれないです。―話が進むにつれて、ひな子は港にとってのヒーローであることがわかりますが、片寄さんにとってのヒーローとは?片寄さんいっぱいいますけど、やっぱり自分の両親がヒーローだと思います。生まれてからこの両親に育てられて、2人の正義が僕の正義にもなっているので、そういう意味でも一番のヒーローですね。ただごとじゃなくなってきたと感じた瞬間は?―子ども時代からの思い出の曲などはありますか?片寄さん母が趣味でコーラスをやっていたこともあり、その影響でよく聞いていたのは、美空ひばりさんの「真赤な太陽」と「川の流れのように」。一緒に歌ったりもしていましたが、これらの曲を聴くと懐かしい気持ちになって童心に帰りますし、実家を思い出します。―ステキな思い出ですね。もし、作品のなかで印象に残っているセリフがあれば教えてください。片寄さんタイトルにもなっていますが、「波に乗る」という言葉ですね。というのも、人生にはいろいろな波があるんだなというのをこの作品が教えてくれますし、そこはすごく大切だなと思いました。港はひな子に対して「波に乗る」という言葉を何度か使いますが、シーンによって気持ちの入れ方も全然違いましたね。特に最後は、特別な意味が込められているので、すごく集中して演じたところです。―では、片寄さん自身の人生で「いい波に乗っている」と感じるようなターニングポイントはありましたか?片寄さん2016年にGENERATIONSで初めてアリーナツアーをさせていただいたんですが、初日に見た景色はいまでも覚えています。というのも、ステージに上がってみたら、自分たちの目の前にいたのは1万人の観客。それを見たときに「自分の人生、ただごとじゃなくなってきたな」と感じ、生半可な気持ちでやってはいけないと、責任感をよりしっかりと持ち始めた瞬間だったと思います。―いまは歌手、俳優、声優としてどんどんと幅を広げて、さまざまな波に乗っていると思いますが、新たに乗ってみたい波はありますか?片寄さんいつかやってみたいと思っているのは、ミュージカル。何年かあとでもいいので、舞台はやってみたいですね。―そのために準備していることがあれば教えてください。片寄さんジャズダンスやバレエを習ってみたいなと思っています。普段踊っているヒップホップとは全然違うと思うので、落ち着いたらぜひ挑戦したいです。―ちなみに、プライベートで挑戦してみたいことは?片寄さん今年に入って免許を取ったので、一回くらいはドライブしたいなと思います。メンバーを乗せて車でロケしたりとか、仕事でもいいので、まずはドライブをしてみたいですね。―それでは、ドライブデートというのはいかがでしょうか?理想のデートコースなどがあれば教えてください。片寄さんそうですね、じゃあ朝から車で出発して、昼頃に海辺でご飯を食べてのんびりしたら、都内に戻ってきて、夜は車を置いて別の場所にご飯を食べに行くとかできたらいいですね。夜はお酒を飲みたいので(笑)。―それはいいですね。ちなみに、劇中でも港とひな子のステキなデートシーンが印象的でしたが、自分がしてみたいと思ったデートもそのなかにありましたか?片寄さんやっぱり海辺はいいなと思いましたけど、2人でハンバーガーを食べているのもかわいかったです。あとは古い喫茶店で一緒に過ごしている感じもいいですよね。―そういう2人のやりとりに女性たちはキュンとしてしまいますが、片寄さん自身がキュンとしたシーンはありましたか?片寄さん僕は、2人が手をつなぎながらオムライスを食べている場面で、ひな子がずっと手をつないでいられるように、左手で食べる練習をしてきたことをアピールする姿が好きですね。そんなことを言われて嫌な気持ちになる人はいないだろうし、かわいいなと思いました。自分の好きなものを相手に知ってもらえたらうれしい―好きな女性の仕草などもありますか?片寄さん僕は髪の毛フェチなので、髪を触る仕草はけっこう好きです。長さというよりは、艶っぽい髪がいいなと思います。―今回は、港がサーフィンを好きなひな子のために一生懸命練習している姿もステキですが、片寄さんも自分の好きなことは相手に知ってもらいたいですか?片寄さん確かにそういう気持ちはあるかもしれないですね。僕はお酒が好きなので、お酒のわかる人がいいなとは思います。―いまハマっているお酒はなんですか?片寄さん好きなのは、ワインです。僕は料理ができないので、もしワインに合うおつまみを作ってくれる女性がいたら最高ですね!そこでかなり心をつかまれちゃいそうです。もし、苦手だったとしても、たとえば「好きな味を知りたい」と言ってくれたり、自分のために学ぼうとしてくれたら、それもうれしいですよね。―ちなみに、女性に作ってもらいたい料理はありますか?片寄さんちょっと遊び心がないんですが……、好きな食べ物は鶏の唐揚げなので、作ってくれたらうれしいです。あとはベタですけど、やっぱり肉じゃがもいいなとは思います(笑)。家庭的な人が好きなのかもしれないですね。あとは、尊敬できる人がいいなと思うので、自分が知らないことを知っている人というのは惹かれます。―大事なポイントですよね。それでは最後に、映画のなかでオススメのシーンや見どころについてメッセージをお願いします。片寄さんたくさんありますけど、やっぱり2人で歌うシーンはすごくいいと言ってもらえるので、注目してもらいたいところです。今回、僕が演じた港は途中で命を落としてしまいますが、命を落とす前と後では港にも違いがあって、ひな子やみんなのことを陰で見て考えていた時間もあると思うので、そういった変化みたいなものを感じていただけたらと思っています。インタビューを終えてみて……。港のようにさわやかでありながら、ひとつひとつの質問に紳士的に答えてくれた片寄さん。キリッとした力強いまなざしに女子たちが虜になるのもうなずけます。今後ますます幅広いジャンルでの活躍が楽しみなところです!悩める大人女子にこそオススメのアニメ作品!ときには悲しみという名の波に飲み込まれそうになるときもあるけれど、それを乗り越えたとき、思いもよらない新たな波にふたたび乗ることができるもの。いまは自分に自信が持てなくても、前に進み続けていれば、ひな子のように自分にしかない魅力があることにきっと気がつくはずです。ストーリー小さな港町に引っ越してきた、サーフィンが大好きなひな子。波の上では怖いものなしなのに、自分の未来には自信が持てないままだった。そんなある日、火事騒動をきっかけに消防士の港と出会い、2人は恋に落ちる。お互いになくてはならない大事な存在となるが、港は海で溺れた人を助けて命を落としてしまう。ところが、憔悴するひな子が思い出の歌を口ずさむと港が水の中に現れるようになるのだった。奇跡の再会をはたした2人だったが、港が姿を見せた本当の目的とは……?胸がキュンとする予告編はこちら!作品情報『きみと、波にのれたら』6月21日(金)、全国ロードショー!出演:片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、川栄李奈、松本穂香、伊藤健太郎配給:東宝©2019「きみと、波にのれたら」製作委員会ヘアメイク:SHINYA KUMAZAKIスタイリスト:SOHEI YOSHIDA(SIGNO)
2019年06月20日