『モアナと伝説の海』以来4年振りの新作オリジナル・ミュージカルにして、ディズニー長編アニメーション60作目を飾る『ミラベルと魔法だらけの家』。12月1日(水)、本作の公開記念舞台挨拶が行われ、日本版声優を務めた斎藤瑠希、ゆめっち(3時のヒロイン)、平野綾、中尾ミエ、そして日本版エンドソングを務めたナオト・インティライミが登場。それぞれが熱を込めた楽曲を生歌唱した。公開直後からSNS上には、「全部の曲が良い!!」「踊りだしたくなる音楽!すべてに圧倒された」「各キャラの素直な思いを乗せたバラードも素敵」「最高のディズニー・ミュージカル映画」など、トニー賞、グラミー賞など数々の賞を受賞したリン=マニュエル・ミランダによる数々の魅力溢れる楽曲や日本版キャストたちの歌声への絶賛コメントが続出。さらに、アメリカのレビューサイト「Rotten Tomato」では批評家のスコアが92%、一般レビューの93%(12月1日現在)がフレッシュと高いスコアを記録している。ミラベルの“姉妹”の葛藤や悩みを歌声にのせてそんな中、行われた公開記念舞台挨拶にまず登場したのは、主人公ミラベルの姉・イサベラ役を務めた平野綾。花を咲かせる魔法のギフトを授かったイサベラは、一見完璧に見えるが、実は心の奥底に葛藤を抱えている役どころ。そんなイサベラが心を開放していく心情を歌たった楽曲「本当のわたし」を、平野さんが生歌唱すると、その伸びやかな歌声に、会場中が大興奮。平野さんはこの楽曲について、「イサベラはどこをとっても完璧な姉。でも自分自身でも完璧に演じなきゃと思っているところもあったりとかして、自分自身の持っている本当の気持ちであったりとか、実はこういうことしたいんだっていう思いを少しずつこの曲の中で見つけていく。今までの自分を否定するわけじゃなく、今までの自分も大好きだし、本当の自分をもっと好きになれる、勇気をもらえるような歌になっていると思います」と強いメッセージ性のある曲なのだと話す。続いて登場したのが、ミラベルのもう1人の姉・ルイーサ役を務めたゆめっち。力(パワー)の魔法のギフトを授り、周囲から常に頼られる存在のルイーサだが、そんな彼女もまた“魔法のギフト”があることが悩みの種にもなっていて…。そんな彼女の心情を歌った楽曲「増していくプレッシャー」を、ゆめっちさんが力強くも繊細に熱唱。そのあまりの上手さに会場内は拍手喝采。楽曲についてゆめっちさんは、「強くてたくましくて町のみんなに頼られているルイーサが、実は本当はプレッシャーに感じているっていう心の内を歌った曲」と説明し、「心の感情や憤りが現れていて難しかったです。今日はお客さんの前で歌うのは初めてでプレッシャーでした(笑)」とルイーサ同様プレッシャーを感じたことを明かした。「音楽的にも高度」中尾ミエも“ミラベル”斎藤瑠希を絶賛!そしてついに、新ヒロイン・ミラベル役を務めた斎藤瑠希と、ミラベルの祖母であり、マドリガル家の家長・アルマおばあちゃん役を務めた中尾ミエが登場。マドリガル家に生まれた中で唯一“魔法のギフト”をプレゼントされなかったミラベルと、“魔法”に溢れる家族の伝統を引き継ぎ守ろうとするアルマおばあちゃんは、もともと仲が良かったものの、ミラベルが5歳になり魔法のギフトが与えられなかったことから少し距離ができてしまう。この2人の関係性が、本作の重要な鍵を握っている。そんな2人を演じた斎藤さんと中尾さんが、ミラベルが大好きな家族とその”魔法のギフト”を軽快なリズムで紹介する1曲「ふしぎなマドリガル家」を仲良くデュエット。圧巻の歌声を会場いっぱいに響き渡らせた。斎藤さんは、この曲を「家族のユニークなギフトだったり、どんな家族がいるのかを紹介する明るくてポップな曲」と説明し、「凄く楽しかったです」とコメント。それを聞いた中尾さんは、「彼女のパートは難しそうで、よく歌えたなって。どこで息しているのかわからないくらいですよね。さすがディズニーだなって。音楽的にも高度」と、難しい楽曲を歌い上げた斎藤さんを、マドリガル家の家長らしく力強い言葉で称賛した。ナオト・インティライミ、ミラベルの胸中を察した“手紙”が「歌詞になった」また、本作の注目ポイントについて問われた4人は、「ミラベルだけじゃなくて他のキャラクターにも共感できますし、本編の中でクスッと笑えるところにも注目してほしいです」と斎藤さんは返答し、「全員のキャラクターの中を自分と重ねてしまって泣いちゃうっていうシーンがいっぱいある。ハンカチを持っていった方がいいです」とゆめっちさん。「ディズニー・ミュージカルって言うだけあって、本当に待ってましたっていうミュージカルがこの作品の中にいっぱい詰まっていて、私個人的には、特に『秘密のブルーノ』が大好きです」と平野さんは語り、中尾さんも「この映画は大人が共感できる作品なので、ぜひ大人に観て欲しいですね」と、本作の共感できるキャラクターやストーリーがどの世代にも刺さるものだと熱弁した。そしてここで、スペシャルゲストとして、本作の日本版エンドソング「マリーポーサ ~羽ばたく未来へ~」を担当したナオト・インティライミが笑顔で登壇!本編を鑑賞し、「コロナ渦における人と人との距離が無理やり離されてしまう状況の中で、あらためて人と共生していくことの大切さを感じる作品でした」と感銘を受けたと話す。そんな彼が今回、自身が敬愛するコロンビアの人気アーティストのセバスチャン・ヤトラがオリジナル版を担当した1曲の日本版の歌唱、日本語詞を担当した。ナオトさんは、「ミラベルは魔法が使えないけど、とっても明るい。そんなはずはないなと思って。もっと奥の部分も感じようとして、そしたら勝手にミラベルにお手紙を書いていたんですね。それが歌詞になった感じです」と訳詞の舞台裏も明かし、「僕にとってコロンビアはゆかりのある場所。だから、この物語は地球の裏側の話ではなくて、自分の近所におこっているような気持になる。自分の人生の経験をすべて注ぎ込んだような曲になっています」と溢れんばかりの想いが込めた1曲をアピール。さらに、ナオトが並々ならぬ熱を込めた日本版エンドソング「マリーポーサ ~羽ばたく未来へ~」をしっとりと歌唱。大切な人への愛に満ちたこの珠玉のバラードに、斎藤さんは「本当に優しい歌声と、語るような歌い方、本当にあったかくてじんわりした気持ちになりました。製作の経緯をお聞きしたので、さらにジーンと来てしまいました」と心に響いた様子。そして最後に、斎藤さんは「家族の物語なので、いろんな世代の方に観ていただいても共感できる素晴らしい作品になっています。ミラベルが抱える問題だったりっていうのは、たくさんの人に共感してもらえることだと思う」と改めて語り、「“私にしかできないこともある、私じゃなきゃできないことがある”と明日を生きる活力にしていただけたらと思います」と力強くアピールしていた。『ミラベルと魔法だらけの家』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミラベルと魔法だらけの家 2021年11月26日より全国にて公開© 2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2021年12月02日ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作『ミラベルと魔法だらけの家』が日本でも公開をスタートし、大ヒットを記録している。ディズニーは様々なタイプの主人公を描き、その内面やドラマは時代と共に変化・進化してきたが、本作の主人公ミラベルはこれまでのディズニー・ヒロインにはない魅力を備えている。映画の舞台はコロンビアの山奥にある不思議な力に包まれた場所。そこには魔法の力をもつ大家族マドリガル家が暮らしているが、主人公のミラベルにはなぜか魔法の力が備わっていない。ある日、彼女は家に亀裂が入り、この家から魔法の力を消える前兆を見つけてしまう。これまでの多くのディズニー作品では主人公が何らかの問題や足りない部分を抱えていて、作品を通じて問題を解決し、成長し、足りないもの、欲しかったものを手に入れてきた。多くのディズニー作品の冒頭では主人公が自分が何を求めているか歌い、それらは“I want”ソングと称される。ミラベルもまた、自分の人生に何らかの不足や負い目を感じている。家族はみな、花々を咲かせる魔法で人々を幸福にしたり、食べ物でどんな傷もいやしてしまう能力を持っていたりするのに、ミラベルには不思議な力がないからだ。彼女はそれでも自分はマドリガル家の一員だと胸をはるが、心の中では“魔法がない分、何か埋め合わせをしなければ”と感じている。彼女はいつも笑ってはいるけれど、本当は変わりたい。映画ではマドリガル家と彼らの住む家に危機が訪れ、ミラベルは一家から魔法の力が消えないよう奔走する。まるで意思を持ったかのように動く不思議な魔法の家は、観客の想像以上に様々な空間を擁しており、ミラベルは広大な魔法の家のあちこちで大冒険を繰り広げる。通常の映画であれば、この冒険を通じて彼女が成長し、何らかの能力を手に入れるか、新たな気づきを得る。しかし、本作ではミラベルも家族も大きくは成長しない。彼らはこの物語を通じて、相手に対する見方をほんの少しだけ変えて、家族の新たな側面に気づく。この従来の固定化した見方ではない“ほんの少しの視点の変化”が本作の最大のポイントだ。監督を務めたバイロン・ハワードは「相手のことを知っていると思い込んだり、知っている気でいたのに実は表面しか見ていなくて相手のことを深く理解していなかった、ということが本作のテーマになっています。相手を敵だと思っている場合でも、実は相手のことをちゃんと理解できていないだけだったということがあります。時間をかけてお互いをよく見て、余計なイメージや思い込みを外して理解することができれば、私たちはお互いが思ったよりも近い存在だとわかると思うし、自分はひとりじゃないんだと思えると思います」と語る。そこで重要になるのが、魔法はないけれど、いつも家族の中にいて、家族のことを気にかけている主人公ミラベルだ。「この映画ではミラベルが行動することで、家族それぞれの視点や気持ちが変化していく。彼女の存在がそのきっかけになる。ミラベルは魔法を持っていない。でも、そんな彼女が一番の魔法を持っているんです」(ハワード監督)ミラベルはこれまでのディズニーヒロインのように大きく成長したり、実は“選ばれし者”だった、ということがない。彼女はこれまでのディズニー作品にいそうでいなかった“誰かと誰かの間に立つ”ことで輝く、人と人の変化の“きっかけ”をつくりだすヒロインだ。少し夢のない話をすると、私もあなたもおそらくは“選ばれし者”ではない。魔法も使えない。毎日少しずつは努力しているけれど、映画の主人公みたいに派手に成長したり変化することもなさそうだ。でも、あなたがそのグループにいることで、友達同士がさらに仲良くなったり、家族の距離が少し近づいたり、仕事がスムーズに進んでいるかもしれない。それは言葉では説明できない魔法のようなことで、多くの場合、当の本人は自分がしたことに気づいていない。『ミラベルと魔法だらけの家』の主人公ミラベルは、ジャレド・ブッシュ監督いわく「私たち全員の代表」だ。そんな彼女は映画の中でこれまでのディズニー作品ではあまり描かれなかった“ミラクル”を起こす。そしてそれは“選ばれし者”でも魔法使いでもない我々にも起こすことのできるミラクルだ。本作の主人公ミラベルはこれまでディズニー作品の主人公と同じぐらい長きに渡って愛され続けることになるだろう。『ミラベルと魔法だらけの家』公開中(C)2021 Disney. All Rights Reserved.
2021年12月01日ディズニー長編アニメーション60作品目『ミラベルと魔法だらけの家』が現在公開中。初日3日間で興行収入176,546,010円、動員数136,377人を記録し、週末動員ランキング2位、洋画作品ではNo.1のスタートを記録したことが分かった。Rotten Tomatoでは、批評家のスコアが92%、一般レビュー93%と高いスコアを記録している本作(11/29現在)。日本では11月26日についに公開がスタートした。鑑賞者から特に注目を集めているのが、リズミカルな楽曲から心打つ歌詞が魅力のバラードなどといった数々の楽曲。ミュージカル界に新しい風を巻き起こしてきたリン=マニュエル・ミランダによる、ほかのディズニー作品とはまた一線を画す、新鮮かつ斬新な楽曲が魔法に溢れる物語を彩り、まるで目の前でミュージカルが繰り広げられているような圧巻の楽曲に、称賛の声が上がっている。そんな本作ならではの魅力光る楽曲の一つが、魔法に溢れる家族が歌い上げるミュージカルナンバー「秘密のブルーノ」。今回、その映像も到着。「秘密のブルーノ」クリップヒロイン・ミラベルのおば夫婦が華麗に歌うこの曲は、リズミカルなメロディが特徴的。陽気に歌う一方、何度も口にするのは「触れちゃだめブルーノ」という意味深な言葉。ブルーノというのは、ミラベルのおじ。魔法の家を支える女家長アルマおばあちゃんの息子でもあるが、マドリガル家の中になぜか姿はみえず、誰もが彼の話をしようとしない…。そして突如、家に走った大きな亀裂が魔法の家族を危機にさらすと知り、一人立ち上がったミラベルは、ブルーノを探し求める。本作は、そんなミステリアスな魅力にも注目だ。『ミラベルと魔法だらけの家』は公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:ミラベルと魔法だらけの家 2021年11月26日より全国にて公開© 2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2021年11月30日アメリカでは多くの人が感謝祭の4連休を楽しんだこの週末、北米のボックスオフィスで首位を獲得したのは、ディズニーのミュージカルアニメーション『ミラベルと魔法だらけの家』だった。3日間の売り上げは2,870万ドル。2位は公開2週目を迎えた『ゴーストバスターズ/アフターライフ』。3位はこの週末デビューしたリドリー・スコット監督の『ハウス・オブ・グッチ』。スコットは最近公開された『最後の決闘裁判』がまるで冴えなかっただけに、朗報だ。4位は『エターナルズ』、5位は『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』だった。文=猿渡由紀『ミラベルと魔法だらけの家』公開中
2021年11月29日ディズニー・アニメーション・スタジオが贈る最新作として、新ヒロイン・ミラベルの活躍を描く待望のミュージカル・ファンタジー『ミラベルと魔法だらけの家』。ディズニー長編アニメーション60作目の記念作品である本作を通して、知られざるディズニー・ミュージカルの制作方法や、数々の名曲を生み出してきた同スタジオの楽曲の選定方法について2人の監督が解き明かしていく。1950年に公開された『白雪姫』に始まり、東京ディズニーランドのシンボル城にもなっている『シンデレラ』、舞台や実写映画化もされている『アラジン』など、世代や国を超えて世界中で愛される名作を数々生み出してきたディズニー・アニメーション・スタジオ。時代に即したストーリー展開や豊かな音楽で観客を魅了してきたが、通常の映画とはひと味違う制作方法で行うらしく、監督のジャレド・ブッシュは「ディズニーの内部では、製作中に何度も違った段階で試写をやる。それはまるでブロードウェイミュージカルのワークショップみたいなんだよ。お芝居を制作しようとして、色々試しているような感じなんだ」と、驚きの事実を語る。本作で新たに生み出されたディズニーヒロインのミラベルは、魔法に溢れる大家族マドリガル家の中、唯一“魔法”を持たない女の子。そんな彼女の家族は、5歳の誕生日を迎えると花を咲かせる能力や、動物と話せる能力など、1人1人違った“魔法のギフト(才能)”を家から授かり、ユニークで楽しい日々を送っている。個性が輝く家族が登場する本作だが、それぞれのキャラクターを創り上げていく過程について監督のバイロン・ハワードは、「僕らはキャラクター1人1人のバックストーリーや細かい好き嫌いまでもを、みんなで話し合って考えるんだ。作曲家からインスピレーションを受けることもあるよ。ストーリーの予想を超えても、いざキャラクターに落とし込んでみると思わぬ形で息吹が芽生えるんだ」と、様々な角度からアプローチしていることを話す。さらに、ディズニー・ミュージカルで最も重要な楽曲とキャラクターの関係についてジャレド監督は、「『ここで彼女は何か歌うべきなのか』『いや歌わないべきなのか』から話し合い、それを試写会で見せるんだ。その結果、映画に残ることもあるし、歌じゃなくてセリフのシーンに変えられることもある。試写を見た人たちに正直な意見を言ってもらうことで映画は良くなるので、これはとても大事なことなんだよ」と打ち明けた。これまで成功し続けてきたディズニー・アニメーションは、こうした多くの人々の“リアルな意見”を取り入れ続けたからこそ、世代を超えて愛される作品を生み出せていたことが分かる。様々な魔法を操るマドリガル家の家族と、特別な才能がなくとも明るく過ごしていたミラベルが送るミュージカルファンタジーは、思わず共感してしまうような、それぞれのキャラクターのストーリーが熱い息遣いで感じられる作品となっている。『ミラベルと魔法だらけの家』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミラベルと魔法だらけの家 2021年11月26日より全国にて公開© 2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2021年11月28日●「もう私、歌を歌えない」完璧を求めすぎて悩んだ過去ディズニー・アニメーション・スタジオが贈るミュージカル映画『ミラベルと魔法だらけの家』(11月26日より公開中)で、ヒロイン・ミラベル役の日本版声優に大抜てきされた新星・斎藤瑠希。彼女の圧倒的な歌唱力と表現力はすでに堂に入っているが「これまでにいろいろな試練や、乗り越えなきゃいけない壁がたくさんありました」と言う。才能溢れる19歳は、どのようにしてヒロインの座を射止めたのか? 単独インタビューでこれまでの道のりや今の思いを語ってもらった。ディズニー長編アニメーションの記念すべき60作目である『ミラベルと魔法だらけの家』。見事にミラベル役を勝ち取った時、斎藤は「本当に信じられないくらいびっくりして、夢なんじゃないかと思いました」と驚きを隠せなかったそうだ。そもそも彼女が歌を好きになったきっかけも、ディズニー映画だったから喜びもひとしおだったに違いない。「両親が大の音楽好きで、『メリー・ポピンズ』など、ディズニーのミュージカル作品を小さい頃からよく観ていました。映画の内容はちゃんと理解できなくても、歌だけは覚えていることも多かったように思います。当時から歌が好きでしたが、それがお芝居だという概念はなかったので、自分はいつか歌手になりたいと思っていました」斎藤が、芸能界入りしたきっかけはLittle Glee Monsterを輩出したプロジェクト「最強歌少女オーディション2014」だった。もちろん、幼い頃から歌へのポテンシャルは高かったようで、斎藤は「周りから『歌が上手いね』と言われ始めた頃は、天狗になっていました」と笑う。「でも、そこからミュージカル女優になりたいという夢を追いかけるようになってからは、ただ歌が上手いだけではダメなんじゃないかと思い始めました。歌で感動を伝え、人が聴いて鳥肌が立つような歌い方をするには、どういう表現をすればいいんだろうとすごく考え込むようになったんです」勤勉でひたむきな人ほど、自分に課すハードルを上げすぎてしまうことは多々ある。斎藤もそうで「そのことに悩み始めてからは、歌に対する自信がどんどん削がれていきました。歌に関して停滞していた時期だったと思います」と告白。渡辺ミュージカル芸術学院に1期生として入学したが、当時も「完璧を求めすぎていて、自分のなかでこんがらがってしまいました」と述懐。「それで先生に『もう私、歌を歌えないです』と言い出すくらいまで落ち込みました。そしたら先生から『そんなに今から完璧を目指して、これから先どうするの?』と言われてハッとしたんです。確かにそんなことをしていたら、今後の伸びしろなんてないなあと気がついて、そこで変なこだわりを捨てることにしました。そしてもう少し外側に目を向けて、自分はなんのために、そして誰のために歌うのだろうと、考え直すようにしたんです。そこで初めて、肩の荷が下りた気がしました」●ディズニーヒロイン演じ抜き自信「自分がより解放された」そんなふうに、心を前向きに切り替えて挑んだのが、『ミラベルと魔法だらけの家』のオーディションだった。「今までのオーディションでは、自分をよく見せようとしすぎて緊張し、固まってしまうことが多かったんです。でも、『ミラベルと魔法だらけの家』のオーディションでは、カッコつけず、自分らしく歌おうと思えて、すごくリラックスして挑めました。それでミラベル役をいただけたので、そういうふうに切り替えられたからこそ、今の自分があるとも思っています」ミラベルはコンプレックスを抱えたヒロインだ。“魔法だらけの家”とタイトルにあるとおり、ミラベル以外の家族は、5歳になると魔法のギフト(才能)を手にしてきたが、なぜかミラベル1人だけはそれが与えられなかった。ミラベルは家族と仲良く暮らしてきたが、ある日、家に大きな亀裂があることに気づく。斎藤はミラベルというキャラクターに、とてもシンパシーを覚えたそうだ。「私も三姉妹の三女で、ミラベルが抱える末っ子ならではの悩みにはすごく共感できました。常に人から見て姉は自分との比較対象になるし、自分も姉と比べてしまいます。特に私は姉妹のなかで、自分だけがこの仕事をしているので、親や周囲からどんなふうに見られているんだろうかと不安になることがあります。だから、ミラベルが自分だけ魔法の力を持てないことに対してコンプレックスを抱く気持ちも大いにわかりました。いろんな葛藤を抱えるミラベルですが、自分も熱い気持ちを持ってミラベルと向き合おうと思って演じました」完成した映画では、斎藤の伸びやかで力のある歌声が、多くの人々の琴線を揺らしそうだ。初の大役を無事演じ抜いたことで、斎藤はどんなものを得たのだろうか。「芸能の仕事で初めていただいた大きな仕事だったので、すごく貴重な経験をさせていただいたからこそ、自分に自信がついた気がします。また、自分がより解放されたというか、ミラベルを演じたことによって、今までなかった引き出しが増えたような感じです」そう目を輝かせる斎藤に、憧れのスターについて聞くと、クイーンのフレディ・マーキュリーの名を挙げた。「父や母も音楽が好きで、60~80年代のロックなどもよく聴きますが、私自身もその頃の歌が大好きです。特にフレディ・マーキュリーさんの声の張りや熱さはすごいなと感動しますし、芯の強さも含めて、全部が声に表れていると思います。私もいつか、歌によって多くのものを伝えられるような人になりたいです」くるくるとよく動く斎藤の瞳は、まさに希望に満ち溢れている。最後にこれから『ミラベルと魔法だらけの家』を観る人たちへのメッセージをもらった。「私自身もそうですが、学校や仕事場など、人生におけるいろんな場面で、人と比べて自分を下に見てしまい、落ち込んでしまうことってたくさんあると思うんです。でも、この映画を観てもらえば、きっとミラベルが背中を押してくれるのではないかと思います。いろいろな深いメッセージが織り込まれた作品なので、ぜひ劇場で観ていただきたいです」■斎藤瑠希(さいとう・るき)2002年9月26日生まれ、埼玉県出身。2014年、「最強歌少女オーディション2014」の育成クラスに選出され、ワタナベエンターテイメントスクール、日本芸術高等学園で歌やダンス、演技を学ぶ。2019年、渡辺ミュージカル芸術学院に1期生として入学。卒業後、ワタナベエンターテインメントに所属。2021年、TBS日曜劇場『ドラゴン桜2』に出演。2022年にはミュージカル『ヴェラキッカ』が待機中。
2021年11月27日女優の斎藤瑠希が公開中の映画『ミラベルと魔法だらけの家』の日本版声優として主人公ミラベルの声を演じている。ミラベルは魔法の力を持つ大家族マドリガル家の中で、たったひとりだけ魔法の力を持たない存在だが、亀裂の入ってしまった家と家族を守るために奔走する。本作を手がけたジャレド・ブッシュ監督はミラベルを「私たち全員の代表」と表現したが、斎藤はミラベルを「自分の分身のような存在」と語る。本作の舞台は、南米コロンビアの山奥にある不思議な力で包まれた家。マドリガル家の人たちはそれぞれが魔法の力=ギフトを持っているが、三姉妹の末娘ミラベルだけはなぜか魔法の力を持っていない。彼女は明るく振る舞うも、心のどこかで自分が魔法を持っていないことを、別の何かで埋め合わせなければと感じている。斎藤はオーディションでミラベル役に抜擢されたが「最初にミラベルの設定を聞いた時に、私と同じ三姉妹の三女なんだ!と思った」と振り返る。「それから映像を観て、台本を読んでいくうちに “ミラベルって自分なのかも”って思うぐらい共感できる部分が多くなっていきました。姉に対する嫉妬やうらやましさも、実際に自分が感じてきた感情でした。末っ子というのは少し複雑なのかもしれません。周囲から“えっ、そんなこと考えてたんだ”って思われることがよくあるんです。言葉に出さないだけでいろんなことを考えているんだと思います。末っ子は生まれた時から兄だったり姉だったり“比較対象”がいる状況で育つので、比較されやすいですし、自分でも知らず知らずのうちに『お姉ちゃんとくらべて自分はここができていない』って、できることより“できない”ことに目を向けがちなんです」劇中でもミラベルは、花を咲かせる魔法を持つ完璧な長女や、力持ちのギフトを持つ頼りがいのある次女と自分を比べてしまう。ふたりはあんなにも出来るのに、私には魔法の力がない。でも、物語が進むにつれて、姉たちにも別の側面や想いがあることがわかってくる。「ミラベルの姉も自分の姉かと思うぐらい似てるんですよ。長女はしっかりしているようで意外と傷つきやすかったり、次女は責任感が強いがゆえに大きなプレッシャーを感じていたり……自分がこれまで感じてきたことが作品の中で描かれている。そんなことがあるなんて思わなかったですし、すごく共感できました」ミラベルの魔法は“自分で道を切り拓く強さ”斎藤瑠希とは言え、アフレコ初挑戦の斎藤にとって、声だけの演技と、複雑で躍動感のある楽曲を歌いこなすのは困難も多かったようだ。「最初に試しで収録した時は緊張してしまって、ミラベルがまったく元気がないように聞こえて……不安を抱えた状態でスタートしました。でも、ミラベルと自分は似た部分があるんだと思うようになってからは自然と緊張も解けてきて、ミラベルが姉とケンカする場面でも、自分が姉とケンカしてきた時のことを思い出しながら演じることで、リアリティのある演技ができるようになりました。歌はここまで明るくて活発な楽曲を歌ったことがなくて、ラテンの楽曲にもなじみがなかったのですが、リズムとグルーヴを大切にして、身体全体でリズムをとりながら楽しく歌うことを大事にしました。というのも、早口で歌わないといけない場面でも、自分が楽しんで歌うと、まったく苦しくなく聞こえるんです。だから、歌のテクニックよりも歌詞に乗せた感情や、歌詞の意味が聴いている方にまっすぐ届くことを考えて歌いました」本作ではミラベルが行動することで、危機を迎えていた家族はお互いを見つめ直していく。本作の監督バイロン・ハワードは「ミラベルは魔法を持っていない。でも、そんな彼女が一番の魔法を持っている」と説明するが、斎藤は「ミラベルの持っている魔法は “自分で道を切り拓く強さ”だと思います」と笑顔をみせる。「すごく芯が強い子で、周囲とのハンデがあっても、それをカバーするだけの明るさと芯の強さと生きる力がある。誰にも負けないパワフルな女の子なんです。きっと彼女は幼い時から“自分だけ魔法を持っていない”という壁に直面していて、彼女なりにそれを乗り越えようとする中で、彼女の芯がどんどん強くなっていったんだと思います。でも、本人はそのことに、その強さに気づいていない。だから家族から“えっ、そんなこと考えてたんだ”って言われちゃうんですよね(笑)。この映画は家族の物語ですけど、学校の中であっても、仕事の場でも、周囲にすごい人がいると自分と比べてしまうことはあると思うんです。でも、”自分だからできることがあるんだよ”ってことをこの映画を観て気づいてもらえたらうれしいですし、ミラベルがそんな人の背中をそっと押してあげることができたらいいなと思っています。私自身も“他の人には出せない自分の持ち味ってなんだろう?”って考える時には必ずこの映画を見返すことになると思います。いまではミラベルは自分の分身のような存在だと感じているので、これからも何か壁にぶつかった時には、ミラベルの強さや前を向く力が私の支えになってくれると思います」『ミラベルと魔法だらけの家』公開中撮影:杉映貴子
2021年11月26日ASIAN KUNG-FU GENERATIONとサッポロ生ビール黒ラベルの初コラボが実現。サッポロ生ビール黒ラベルのスペシャルコンテンツ「STAR READER」の第4弾として、一歩前に踏み出そうとするすべての大人に向けた企画「リライト -今を塗り替え、未来を照らせ。-」が公開された。本企画では、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの代表曲「リライト」を初のショートフィルム化。「リライト」をテーマに“過去を振り返りつつ、未来をどう塗り替えていくか”というコンセプトのもと、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの「リライト」にのせて、女優の深川麻衣が昔の自分をリライトして一歩前に踏み出す「大人」を演じている。また「STAR READER」特設サイトでは、今年結成25周年を迎えたASIAN KUNG-FU GENERATIONのスペシャルインタビュームービーのショートバージョンを公開中。特設サイトにて専用ブラウザカメラで黒ラベルの「星」ロゴをスキャンすると、インタビュームービーのフルバージョンを視聴することができる。さらにSpotifyではプレイリスト「#私をリライトしてくれる曲」のプレイリストが公開されており、Twitterでは一般ユーザーからの「#私をリライトしてくれる曲」を12月8日まで募集している。「リライト」オリジナルショートフィルムSTAR READER第4弾「リライト -今を塗り替え、未来を照らせ。-」概要公開期間:2021年12月27日(月) 12:00まで■ショートフィルムASIAN KUNG-FU GENERATIONの楽曲「リライト」にのせて、ご自身もアイドルから女優へとリライトを果たした深川麻衣さんが、未来への一歩を踏み出す「大人」を演じています。■ASIAN KUNG-FU GENERATION インタビュー結成25周年を迎えたASIAN KUNG-FU GENERATIONのスペシャルインタビューを公開。サイトに訪れた方全員がショートバージョンをご覧いただけるほか、「STAR READER」サイトにて専用ブラウザカメラで黒ラベルの「星」ロゴをスキャンすると、フルバージョンがご覧いただけるようになっています。■「#私をリライトしてくれる曲」プレイリストSpotifyにて「#私をリライトしてくれる曲」のプレイリストを公開。合わせて12月8日までの期間でTwitterの一般ユーザーからも「#私をリライトしてくれる曲」を募集。これにより、思い出の楽曲を振り返る体験を通じて、多くの方に今回のテーマ「リライト」を考えるきっかけづくりをしていきます。『STAR READER』特設サイト:関連リンクASIAN KUNG-FU GENERATION 公式サイト: KUNG-FU GENERATION 公式Twitter: KUNG-FU GENERATION 公式Facebook: KUNG-FU GENERATION 公式LINE: KUNG-FU GENERATION 公式YouTube: KUNG-FU GENERATION 公式+(ファンクラブ):
2021年11月26日『ミラベルと魔法だらけの家』より、ナオト・インティライミが歌う日本版エンドソング「マリーポーサ ~羽ばたく未来へ~」の特別映像が解禁となった。本作は、珠玉の音楽と圧巻の映像美で世界中を感動の渦に包み込んできたディズニー・アニメーション・スタジオのディズニー長編アニメーション60作品目となる最新作。魔法を持つ家族たちの中で唯一“魔法のギフト”が与えられなかった主人公・ミラベルの活躍が描かれる。この度解禁されたのは、ナオト・インティライミが歌う日本版エンドソング「マリーポーサ ~羽ばたく未来へ~」。楽曲を手掛けたのは、トニー賞、グラミー賞など数々の賞を受賞し、本作の全ての楽曲を手掛けたリン=マニュエル・ミランダ。オリジナル版はナオトさんが敬愛するコロンビアの人気アーティストのセバスチャン・ヤトラが担当し、ナオトさんは日本版の歌唱に加えて日本語詞も担当している。冒頭、“忘れないよあの日の涙ひどく心傷ついたね”と、家族の中で唯一“魔法のギフト”を与えられなかった主人公・ミラベルの胸の奥にある葛藤や寂しさに寄り添うような歌詞と、優しく包み込むような歌声が印象的だ。さらに“特別じゃなくていい愛こそ魔法やさしさこそが最大のギフト”と、ミラベルが持つ愛とやさしさこそが最大の魅力であり、その存在自体を肯定する希望に満ちた歌詞も胸に染みる。この歌詞についてナオトさんは、「ミラベルの気持ちや、ミラベルを取り巻く人々の思いも言葉にしていこうと思いました。僕からミラベルへの手紙を書く気持ちで日本語詞を書きました」と語る。レコーディングには、普段の3倍の時間がかかったそうで、「オリジナル曲があるのはハードルが高いものなんです。しかも、ディズニー作品で、ヤトラが歌っていて、原作者もいる。リスペクトするために原曲の理解度を深めることが大切でした。楽曲を研究し、どうやってヤトラが歌っているか、そしてメロディの起伏や発声のニュアンスなど徹底的に聴き込みました。そしてそれに合わせて歌ってみる。さらに歌詞に味付けをしたり、修正したりと3段階に分けながら収録をしたので、ワンフレーズ収録するのに1時間くらいかかりました」と、こだわり抜いて完成させたことを明かした。ナオトさんは、本編にも声優として参加しており、本作で吹き替えデビューも果たしている。本作の魅力について聞くと、「一つ屋根の下にたくさんで暮らしている大家族が舞台になっているから、家族の温かさや身近な人との絆がどれくらい大切か、コロナ禍だからこそ余計に感じられる映画だと思います」といまだからこそ見てほしい映画だとアピール。劇中に登場する楽曲も魅力に溢れ、エンドロールまで一瞬たりとも聞き逃せない作品となっている。『ミラベルと魔法だらけの家』は11月26日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミラベルと魔法だらけの家 2021年11月26日より全国にて公開© 2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2021年11月25日ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作『ミラベルと魔法だらけの家』が26日(金)から公開になる。本作はバイロン・ハワード、ジャレド・ブッシュ、シャリース・カストロ・スミスが監督を務め、ディズニー作品の王道とも言える魔法とミュージカルが融合した世界と、現代の観客の心に響く感動ドラマを描いている。『ズートピア』でタッグを組んだハワード監督とブッシュ監督は、脚本家でもあるカストロ・スミスを共同監督に迎えて、家族の物語を描くべく創作を開始。物語の舞台に決めた南米コロンビアの文化やそこで暮らす人々の哲学に触れる中で、日常生活と不可思議な出来事が自然に同居している“マジカルリアリズム”を物語に取り入れることになった。そこで彼らはコロンビアの山奥にある不思議な力に包まれた場所を舞台に据えた。そこには不思議な魔法の力をもつ大家族マドリガル家が暮らしているが、主人公のミラベルはなぜか魔法の力が備わっていない。ある日、彼女は家に亀裂が入り、この家から魔法の力を消える前兆を見つけ、家族を救うべく奔走する。マドリガル家の人たちは様々な能力を持っている。植物を成長させ花を咲かせる魔法があれば、巨大な橋を持ち上げる怪力の魔法があったり、自分の気分で天候を変える魔法もある。それらはすべて「キャラクターの感情や人間関係から設定した」とカストロ・スミス監督は説明する。「この映画において魔法は“外部から押しつけられるもの”ではないんです。家族の中で果たす役割に応じて魔法が存在しているイメージです。長女のイザベラは完璧であることを追求している女性なので花を咲かせて家族や街の人を笑顔にします。次女のルイーサはとても責任感の強い女性なので、それに呼応するように身体の強さが備わっているのです」マドリガル家の面々は魔法の力をつかって街の人々を助け、みんなから愛される幸福な一家のはずだった。しかし、ミラベルはこの家に亀裂が入っていることを見つけてしまう。本作は制作当初から家族の物語をつくるべく創作が進められたが、その過程で監督たちは「私たちは相手のことをちゃんと見て、ちゃんと理解しているんだろうか?」というテーマを見つけたという。「魔法の能力を発揮することは素晴らしいことなんだけど、そのことだけで人を見るようになると、その人は“自分のすべてを見てもらえていない”と感じるようになるでしょう。この映画に登場するキャラクターたちは魔法の力に感謝はしているけど、そのことで自分が定義づけられてしまって、自分の中にある別の側面や感情の深い部分、人間的な側面が見過ごされてしまうことに悩んでいるんです」(カストロ・スミス監督)「家族の中にいると、ひとつの役割を背負いがちで、たとえば姉がいるとしたら“彼女は家族の中でこういう役割を果たしている”と思いがちです。でも、よく考えると見るとそれだけじゃない。この映画のために振り返ってみて、自分は家族のことがよく見えていないし、すべてのことに目が届いてないと気がついたんです」(ブッシュ監督)家族にはそれぞれ役割がある。お互いにしっかりとしたイメージを抱き、それが大きな信頼につながっている。しかし、みなそれぞれ“ひとりの人間”なので、イメージとは違う側面もあるし、誰にも言えない悩みもある。ジャレド・ブッシュ監督とバイロン・ハワード監督はかつてタッグを組み『ズートピア』を手がけたが、あの映画でも動物たちが暮らす世界を舞台に偏見や、相手をイメージだけで判断しないこと、相手を様々な角度から見ることの必要性が描かれていた。「この映画も『ズートピア』もミステリー映画のようなものだと僕は思っているんです。相手のことを知っていると思い込んだり、知っている気でいたのに実は表面しか見ていなくて相手のことを深く理解していなかった、ということがテーマになっています。この問題は世界中で私たちが抱えている問題だと思うんです。相手を敵だと思っている場合でも、実は相手のことをちゃんと理解できていないだけだったということがあります。時間をかけてお互いをよく見て、余計なイメージや思い込みを外して理解することができれば、私たちはお互いが思ったよりも近い存在だとわかると思うし、自分はひとりじゃないんだと思えると思います」(ハワード監督)どんどん成長していくことがディズニーの素晴らしいところジャレド・ブッシュ、バイロン・ハワード、シャリース・カストロ・スミスそこで活躍するのが、魔法を持っていない、でも誰よりも家族を愛し、家族のために行動しようとする主人公ミラベルだ。「この映画ではミラベルが行動することで、家族それぞれの視点や気持ちが変化していく。彼女の存在がそのきっかけになる。ミラベルは魔法を持っていない。でも、そんな彼女が一番の魔法を持っているんです」(ハワード監督)魔法を持たないミラベルは劇中で一体、どんな“一番の魔法”を使うのか?そこが本作の大きな見どころになる。なお、本作は『白雪姫』からはじまったディズニーの長編アニメーションの歴史の中で、60作目の長編になるが「どんどん成長していくことがディズニーの素晴らしいところ」だとハワード監督は力説する。「数年後にはスタジオは100周年を迎えます。自分が子どもの頃に観た作品を自分の子どもたちに観せることで作品が次の世代に引き継がれていく。それは素晴らしいことです。一方でスタジオは常に成長を続けています。『ミラベルと魔法だらけの家』は多様性のある作品で、映画の中に登場する植物や動物、洋服、文化のすべてがコロンビア固有のものでありながら、同時に多様性があります。スタジオのアーティストたちが心を尽くして描くことで、多様性をスクリーンに見事に表現してくれました。それこそがディズニーのレガシーなんだと思います」本作は長年に渡って築かれた伝統と、さらなる進化を遂げた表現を組み合わせて、『ズートピア』のテーマをさらに進化させながら、軽快で、笑えて、最後には心に響く作品を描き出している。『ミラベルと魔法だらけの家』11月26日(金)より公開(C)2021 Disney. All Rights Reserved.
2021年11月24日“魔法”が溢れる世界に住む新ヒロイン・ミラベルの活躍を描く待望のミュージカル・ファンタジー『ミラベルと魔法だらけの家』の公開記念スペシャルイベントが11月22日(月)、都内で開催された。イベントには新ヒロイン・ミラベルの日本版声優をUS本社のオーディションを経て射止めた19歳の新人女優・斎藤瑠希(さいとう るき)、ミラベルの2人の姉であるイサベラ、ルイーサをそれぞれ担当する平野綾とゆめっち(3時のヒロイン)が出席。劇中の“三姉妹”が勢ぞろいした。斎藤瑠希3人ともディズニー作品に参加するのは初めてで、「今までの生活が一変した。光栄だし、緊張もしている」(斎藤さん)、「いまだに信じられない。声優として活動させていただき、20年でようやく夢がかなった」(平野さん)、「えっ、ドッキリ?って最初はめちゃくちゃカメラを探した。相方も試写を見てくれて、すごいって泣いてくれた」(ゆめっちさん)と喜びを明かした。ゆめっち(3時のヒロイン)この日、斎藤さんはメイン楽曲「奇跡を夢みて」を初めて生披露し、US本社をうならせた圧倒的なポテンシャルを発揮。無事に歌唱を終えると「今でも膝が震えるくらい。何度も何度も脳内シミュレーションしてきたので、こうして披露できたことが夢のよう」とホッとひと安心の様子。「ミラベルは本当に普通の女の子。(自分だけ魔法を持っていないという)境遇にめげず、道を切り開いている。三姉妹の末っ子というのも、私自身がそうなので共感できる」と役柄と自身を重ね、楽曲については「ミラベルが心の奥底では、魔法が欲しいという葛藤の気持ちを歌い上げている」と説明した。平野綾そんな“妹”の堂々たるパフォーマンスに、平野さん&ゆめっちさんも感激しきり。「一瞬で場の空気を変えられる人はなかなかいないが、彼女はそれを持っている。まっすぐ思いを届けられる…。そんなすごいギフトが与えられている」(平野さん)、「歌い始めからもう涙が出ちゃって。実写版のミラベルだと思ったし、普段は前向きだけど、本当は魔法が欲しかったという(ミラベルの)気持ちが響きました!」(ゆめっちさん)と圧倒されていた。斎藤瑠希ブロードウェイミュージカル「イン・ザ・ハイツ」やミュージカル「ハミルトン」で数々の賞を受賞したリン=マニュエル・ミランダが、『モアナと伝説の海』以来、音楽を手掛ける4年振りの新作オリジナル・ミュージカルとなる本作。南米コロンビアの奥地に佇む、魔法の力を持つ不思議な家を舞台に、家族の中でただ1人“魔法のギフト”を授からなかったミラベルが、魔法が消え去りそうになる家族を救うため“唯一の希望”として、立ち上がることを決意する。『ミラベルと魔法だらけの家』は11月26日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミラベルと魔法だらけの家 2021年11月26日より全国にて公開© 2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2021年11月22日ディズニー・ミュージカル最新作『ミラベルと魔法だらけの家』の公開記念スペシャルイベントが11月22日、都内で行われ、主人公ミラベルの日本版声優を務める19歳の新人女優・斎藤瑠希(さいとうるき)が出席した。魔法の力を与えられた不思議な家に暮らすマドリガル家を舞台に、家族で唯一魔法を持たないミラベルが「世界から魔法の力が失われていく」という大ピンチのために、立ち上がる。『モアナと伝説の海』以来4年振りの新作オリジナル・ミュージカル、さらにディズニー長編アニメーション60作目を飾る記念すべき本作で、斎藤はその歌唱力をUS本社から絶賛され、主人公の声優に“大抜擢“された。斎藤は「小さい頃から見ているディズニー作品に関われるのは光栄。とにかく今までの生活が一変して、駅や街中でミラベルを見かけると、緊張もしている」とオーディション合格、そして現在の心境を語り、「ミラベルは本当に普通の女の子で、環境にめげず、道を切り開いている。三姉妹の末っ子というのも、私自身がそうなので共感できる」と役柄と自身を重ね合わせた。この日はメイン楽曲「奇跡を夢みて」を初めて生披露し、圧倒的なポテンシャルを発揮。堂々と歌いあがると「今でも膝が震えるくらい。何度も何度も脳内シミュレーションした日が来て、こうして披露できたことが夢のよう」と安どの表情を浮かべ、楽曲については「ミラベルが心の奥底で魔法が欲しいという葛藤の気持ちを歌い上げている」と説明。劇中にはラテン系の楽曲が多いといい「日本人にはなじみのないリズムやグルーブなので、全身で音楽を感じながら、楽しさが伝われば」と話していた。イベントには主人公ミラベルのふたりの姉・イサベラ役、ルイーサ役の日本版声優を担当する平野綾、ゆめっち(3時のヒロイン)も出席。どちらもUS本社のオーディションを経て、見事ディズニーの日本版声優の座を射止めており、ともにディズニー・アニメーションの声優初挑戦を果たした。この日、斎藤の歌唱を耳にすると、「一言目で場の空気を変えられる人はなかなかいないが、彼女はそれを持っている。まっすぐ思いを届けられる。そんなすごいギフトが与えられている」(平野)、「歌い始めからもう涙が出ちゃって。実写版のミラベルだと思ったし、普段は前向きだけど、本当は魔法が欲しかったという(ミラベルの)気持ち」が響きました!」(ゆめっち)と感動しきりだった。取材・文・写真=内田涼『ミラベルと魔法だらけの家』11月26日(金)より公開
2021年11月22日ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作『ミラベルと魔法だらけの家』が今週末26日(金)から公開になる。本作はコロナ禍で制作が進められ、いつもより多くの困難が制作陣の前に立ちはだかったが、プロデューサーを務めたイヴェット・メリノは「映画を作る過程ではいつも予想外のことが起こり、予想外の解決策が見つかって、自分たちも驚くのです」と笑顔を見せる。ディズニーの、いや世界で最初のカラー長編アニメーション映画『白雪姫』がアメリカで公開されたのは1937年のこと。以降、スタジオは数々の名作を手がけてきた。最新作はメリノと、スタジオのプレジデントも務めるクラーク・スペンサーが共同でプロデュースし、『ズートピア』でタッグを組んだバイロン・ハワード監督とジャレド・ブッシュ監督、そしてふたりの熱烈なオファーを受けて共同監督として本作に加わったシャリース・カストロ・スミスが集まって企画が立ち上がった。「まず3人の監督たちと話す中で、“家族についての映画をつくろう”ということになりました」とメリノは振り返る。「とは言え、家族と言ってもさまざまな形がありますし、家族の中にもさまざまな人がいる。そして家族の周囲にはさまざまなコミュニティと友人関係があったりする。だから私たちは家族の話をしているわけですが、映画をつくる過程で結果として“その先”も描くことになりました」本作の舞台は、南米コロンビアの山奥にある魔法の力に包まれた不思議な家。そこで暮らすマドリガル家はみな魔法のギフト(才能)を持っているが、なぜか主人公のミラベルは魔法の力を持っていない。ある日、家に亀裂が入り、それがこの家から魔法が消えてしまう前兆であると知ったミラベルは、マドリガル家を救うために行動を開始する。劇中では目にも鮮やかな映像、華麗なミュージカルシーン、そしてミラベルの大冒険の物語が描かれるが、その中心になるのはミラベルが行動することで亀裂の入った家族が自身や相手との関係を少しだけ見直していく物語だ。家族は気がつくとその中で役割が固定していたり、相手の一面だけを見て理解した気になってしまうことが多い。しかし、ミラベルと家族はさまざまな出来事を経て、相手のことを少し違う角度から見たり、いままで触れていなかった想いを知ったりする。「この映画は“お互いに理解すること”を描いた映画でもあります。誰かと接するときに少し時間をとって、その人の目に見えている部分の先、つまり相手がどういう背景を持っているのか考えることで、より深く相手を理解できるかもしれない、ということを描いています。監督のバイロンとジャレドは『ズートピア』で偏見やバイアスといったテーマを素晴らしい物語で表現しましたけど、今回の映画でもそのテーマは続いていて、物事をより広い視点で見たり、これとは違う視点から相手を理解することが描かれるわけです」動物たちが暮らす世界を舞台にした『ズートピア』では、愛らしくて小さなウサギの女性警官と、ずる賢いと思われているキツネのコンビを主人公に、偏見や思い込み、バイアスを外して相手と向き合うことの大切さが描かれたが、そのテーマを自分が一番よく知っている“はず”の家族を題材に描いたのが『ミラベルと魔法だらけの家』だ。一方で、メリノたちは本作を「アニメーションならではの表現」で描くことにこだわったという。「キャラクターをよく理解して、さらにつっこんで深い部分まで描いてもらうようにスタジオのアーティストたちに繰り返しお願いしました。劇中に登場する魔法、たとえば力持ちのルイーサが大きな石橋を楽々と持ち上げたり、変身のギフトをもつカミロが次々と姿を変えていく場面は、アニメーションだから最もよく描けると思うんです。だから映画をつくる過程では“アニメーションだから深く描くことができるもの、アニメーションでなければ表現できないもの”を探して自問する日々が続きました。私たちはスタジオの歴史を常に意識していて、その歴史をいかにして現在の自分たちの作品に生かしていくのかをいつも考えています。今回の映画は60本目の長編アニメーションですが、私が観て育った『白雪姫』から『ミラベルと魔法だらけの家』まで歴史がちゃんと繋がっているわけです。そう思うと身が引き締まる想いですし、スタジオが築き上げてきたレガシーをしっかりと引き継ぐことを念頭において制作にあたりました」映画づくりでは予想外のことが起こり、予想外の解決策が見つかる『ミラベルと魔法だらけの家』とは言え、本作の制作期間はコロナ禍に重なった。通常、スタジオではスタッフが同じ場所に集まって作業し、廊下やカフェで意見を交換したり、部署を飛び越えてアイデアを持ち寄ったりする。しかし、今回はそれができない。「そうですね。みんなが家にいる状態で制作したのでスタジオでつくるよりも大変でした。これまでみたいにスタジオで偶然に出会った人と会話する中で問題解決のヒントが見つけたりはできません。でも、私たちはすぐに状況に対応して、ビデオ会議の仕組みを導入して、お互いに話すようになりました。映画づくりの過程では家が壊れちゃうような感覚を定期的に味わうんですよ(笑)。今回も『もうダメだ!どうしていいのかまったくわからない!』と思う時間も確かにありました。でも、みんな自宅にいながら時間をかけて解決していったんです。私たちはストーリーテリングの部門、そして監督たちの能力に自信を持っていましたし、時間をかけることで観てくださる方の心を動かす映画ができると思っています。だから、その過程では“家が壊れそう”と思うような大変な時間も過ごさないといけないんです」これまでもディズニーでは良い作品を目指して何度も何度もストーリーを書き直し、その過程では作業が止まってしまうほど行き詰まる瞬間が幾度もあった。しかし、彼らは諦めずにアイデアを交換し、会話し、当初は予想もしなかった解決策を見つけてきた。『ミラベルと魔法だらけの家』もこれまでと同じく膨大な時間とアイデアを投じて、予想もしなかったマジカルな瞬間を経て、完成にたどり着いたようだ。「映画を作る過程ではいつも予想外のことが起こり、予想外の解決策が見つかって、自分たちも驚くのです。でも、その結果としてこのような映画が完成しましたし、時間はかかりましたけど、すべての問題を解決することができました。私たちはこの映画の出来にすごく満足しています!」『ミラベルと魔法だらけの家』11月26日(金)より公開(C)2021 Disney. All Rights Reserved.
2021年11月22日魔法に溢れる世界に住む新ヒロイン・ミラベルの活躍を描くミュージカル・ファンタジー映画『ミラベルと魔法だらけの家』がもうすぐ公開。この度、ナオト・インティライミが本作の日本版エンドソングを担当することが明らかになった。今回のオファーにナオトさんは「世界中の人々に愛されているディズニーの作品に音楽で参加させて頂けることをものすごく光栄に思いましたし、夢がひとつ叶ったなって。いつか日本武道館でやりたいとか、紅白歌合戦に出たいとか、それと同じく『ディズニーの曲を歌いたい』というのは夢のひとつだったんです」と思いを語る。また、アーティストとして参加するだけではなく、楽曲の日本語詞も担当。Naoto名義で世界三大レーベルのひとつでもある「ユニバーサルミュージックラテン」から世界デビューをするなど、ラテンシーンでも活躍しコロンビアとの関わりも深く、自身の音楽との出会いを映画化した『ナオト・インティライミ冒険記旅歌ダイアリー』では、デビュー前の世界旅行以来にコロンビアを再訪。本作にも参加している現地のアーティストとも交流があるナオトさん。コロンビアを舞台とした本作の日本版エンドソングアーティストに、まさになるべくしてその座を掴み取った。歌唱する「マリーポーサ ~羽ばたく未来へ~」は、本作の楽曲制作を務めるリン=マニュエル・ミランダによる渾身の一曲。魔法を持たないミラベルが、迫った家族の危機を救うために立ち上がる中、家族を守りたい一心で奮闘するミラベル、そして観客の心にも明かりを灯してくれるような、切なくも胸に染みる珠玉のバラードだ。ナオトさんはこの楽曲について「ミラベルと家族たちの秘密が明かされる重要な場面で流れる劇中歌『2匹のオルギータス』をカバーしたものなんです」と物語の中でも重要なシーンで登場する楽曲のカバーであることを明かす。そしてナオトさんが、本編にも声優として参加し、吹き替えデビューを果たしたことも明らかに。トレードマークのような帽子を被り、本人が顔の作りも近いと語るキャラクターだという。『ミラベルと魔法だらけの家』は11月26日(金)より公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ミラベルと魔法だらけの家 2021年11月26日より全国にて公開© 2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2021年11月20日『ズートピア』『モアナと伝説の海』の黄金タッグが贈るミュージカル・ファンタジー『ミラベルと魔法だらけの家』より、主人公ミラベルが本当の想いを歌い上げる楽曲「奇跡を夢みて」が解禁となった。主人公ミラベルは魔法の力を与えられた不思議な家に暮らすマドリガル家に生まれた少女。彼女の家族は5歳の誕生日を迎えると1人1人が特別な個性を持つ“魔法のギフト(才能)”を家から与えられるが、ただ1人だけ“魔法のギフト”を与えられなかったのがミラベルだ。魔法を持たずとも、家族と仲良く暮らしていたミラベルは、ある日家に大きな亀裂があることに気づく。このままでは世界から魔法の力が失われていくと知った彼女は家族を救うため、“唯一の希望”として立ち上がる。今回、解禁された劇中歌「奇跡を夢みて」は、『アナと雪の女王』でエルサが歌う「レット・イット・ゴー~ありのままで~」や『モアナと伝説の海』のモアナが歌う「どこまでも~How Far I'll Go~」に続く、本作のメイン楽曲。“魔法のギフトがなくても私も家族の一員よ”と、特別な才能に溢れる家族たちの中で、明るく前向きに過ごすミラベルが、心の奥底で抱える“私だって魔法が欲しいの”という本当の気持ちを歌い上げる一曲だ。本作の全ての楽曲を手掛けたトニー賞、グラミー賞など数々の賞を受賞したリン=マニュエル・ミランダは、この楽曲について、「『リトル・マーメード』の“パート・オブ・ユア・ワールド”や『アナと雪の女王2』の“イントゥ・ジ・アンノウン”のように、主人公自身が本当に求めることについて歌った楽曲なんだ」と明かし、さらに「そういった歌は僕にとっていつも一番時間がかかるんだ。この歌は、(全8曲の中で)最後に書いた歌だよ。ミラベルは自分だけにギフトがないことを全く気にしていない。彼女はマドリガル家の一員であることを誇りに思っているんだ。でも、この歌を通して、いかにそのことに苦しんでいるかをすべて吐き出すんだ。家族の中で一人違う存在でいることがいかに苦痛であるか、他のみんなと同じように見られることをいかに彼女が切望しているかをね。そのことを伝えるための言葉を見つけるのに時間がかかったんだよ」と楽曲制作時の苦労と、普段は前向きで明るいミラベルが心に抱える葛藤を明らかにする重要な楽曲になっていることを教えてくれた。日本版でミラベル役を担当するのは、先日解禁された「ふしぎなマドリガル家」でもその歌唱力が大きな話題となった期待の新人女優・斎藤瑠希。「ふしぎなマドリガル家」の陽気でアップテンポなリズムとは異なり、ゆったりとしながらもラテンの独特なリズムのこの難曲にミラベルの心情を乗せて見事に歌い上げている。<魔法×音楽>に満ち溢れた新たなミュージカル・ファンタジーの本作。作品を彩る斎藤さんの圧巻の歌声にも、ますます期待が高まる一曲となっている。『ミラベルと魔法だらけの家』は11月26日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミラベルと魔法だらけの家 2021年11月26日より全国にて公開© 2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2021年11月16日ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作で、“魔法”に溢れる世界に住む新ヒロイン・ミラベルの活躍を描くミュージカル・ファンタジー『ミラベルと魔法だらけの家』より、監督コメントが解禁された。本作のヒロイン・ミラベルは、魔法の力を与えられた不思議な家に住む“マドリガル家”に生まれながら、姉妹の中で唯一“魔法のギフト(才能)”をもらえなかった少女。彼女は持ち前の明るさを頼りに笑顔で過ごしていたものの、実は家族の中で自分だけが魔法を持たない存在であることに疎外感を感じていた。そんなミラベルの姉たちは、もちろん魔法使い。ミラベルにとって魔法を使って華やかな生活を送る姉たちは“完璧”な存在で、姉たちの存在が近くにあるからこそ、彼女は“違い”を感じていた。しかし実は、不安や悩みを抱えていたのはミラベルだけではなく、次姉のルイーサはプレッシャーに押しつぶされそうになっており、長姉のイサベラも常に「完璧でないといけない」という想いに縛られている。本作でジャレド・ブッシュ監督と『ズートピア』以来となるタッグを組んだバイロン・ハワード監督は「両親や兄弟姉妹と一緒に暮らしてはいても、それぞれがどういう経験をしているのかまでは、わからなかったりするものです。彼らの失敗をすべて知っているわけではありません。彼らが語ろうとしないことについて知ることはできません」とコメント。家族の前では笑顔だったミラベルが疎外感を抱えていたこと、一方で姉たちが魔法が使えるからこそのプレッシャーを感じていたことは、お互いに知らない姿。これは私たちにも共通することで、一番長い時間を過ごす家族でさえも、近いからこそ見えない感情や知らない過去があったりするのではないだろうか。またバイロンは「誰もが打ち明けようとしない家族の秘密っていったい何なのだろう?そこに私たちは強い興味を抱きました」と続け、本作に描かれるミラベルと姉の関係が紡ぐ物語が私たちとかけ離れたストーリーではなく、より身近で共感できる家族の物語として描かれていることが分かる。『ミラベルと魔法だらけの家』は11月26日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミラベルと魔法だらけの家 2021年11月26日より全国にて公開© 2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2021年11月14日ディズニー・アニメーション・スタジオの新作短編映画『ツリーから離れて』が、『ミラベルと魔法だらけの家』と同時上映されることが決定。併せて、場面写真が解禁された。本作に登場するのは、のどかなビーチで過ごす親子のアライグマ。ビーチでは、好奇心溢れる子どものアライグマが、広い海に溢れる様々な生き物に興味津々。その一方で親のアライグマは危険から守るため、走り回ろうとする子どもを止めるが、言うことを聞かず不満は募るばかり。親子のアライグマは危険が潜むビーチで共に過ごすことで、次第に心を開いて接することを学んでいく。監督を務めたナタリー・ヌリガットは本作のアイディアを、大人になってから子どもの頃に遊びにいったビーチへ行くと、昔とは違って“危険”な部分も見えたという自身の経験から得たという。「親はわが子に世界を見せたいと思う。色々な美しいところを。でも、子どもに自分を守ることも教えないといけない」と、世界中の親が一度は経験するような本作のストーリーを語る。そして「私の両親も、ビーチでは危険なこともあるかもしれないけれども、楽しんでも欲しいと思っていたよう。そこを短編映画で探索するのは面白いんじゃないかと思った」と、本作誕生のきっかけをコメント。新しい物に興味津々で親の言うことを聞かない子ども、愛する我が子を守りたい一心で叱りながらも本当は思いっきり楽しんでほしいと思う親、そんな親子の日常を切り取った本作は、誰もが自身の経験と重ねて楽しむことのできるストーリーになっている。さらにプロデューサーを務めたルース・ストローサーは本作について「ランチタイムに日本のアニメを一緒に見ているクルーがいる。そこからも影響を受けた」と告白。ナタリーもまた「すごくインスピレーションを受けた。私たちは『魔女の宅急便』『もののけ姫』を見た。スタジオジブリからは大きな影響を受けている」と、世界中で愛されるスタジオジブリ作品からも影響を受けたとコメントしている。『ツリーから離れて』は11月26日(金)より、全国の劇場にて『ミラベルと魔法だらけの家』と同時上映。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミラベルと魔法だらけの家 2021年11月26日より全国にて公開© 2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2021年11月12日魔法に溢れる世界に住む新ヒロイン・ミラベルの活躍を描く、ディズニーのミュージカル・ファンタジー『ミラベルと魔法だらけの家』。この度、本作の日本版声優が一挙に発表、吹替クリップも公開された。すでに、主人公ミラベルを19歳の新人・斎藤瑠希、ミラベルの2人の姉役で平野綾と「3時のヒロイン」ゆめっちの出演が決定している本作。今回また新たに発表されたのは、魔法に溢れるミラベルの大家族を演じる日本版声優だ。ミラベルの祖母であり、魔法の力を持つ不思議な家・マドリガル家の女家長のアルマおばあちゃんを中尾ミエ。マドリガル家と疎遠になっているアルマおばあちゃんが生んだ三つ子のひとり、ブルーノを中井和哉。アルマおばあちゃんを母に持ち、ミラベルたち3姉妹の母親であるフリエッタを冬馬由美。ミラベルのおばで、ドロレス、カミロ、アントニオの母親であるぺパを藤田朋子。マドリガル家の子どもではないため、魔法のギフトは持たないぺパの夫・フェリックスを勝矢。同じく魔法のギフトは持たない、フリエッタの夫でミラベルの父親・アグスティンを関智一。ミラベルのいとこで、ぺパとフェリックスを両親に持つカミロを畠中祐。同じくいとこのアントニオを木村新汰、ドロレスを大平あひる。そして、ディズニー作品では『アナと雪の女王2』のオラフの声を担当している武内駿輔が、ミラベルの姉・イサベラの婚約者マリアーノを演じる。またキャストを代表して、中尾さんからコメントが到着。「久しぶりの吹き替えのお仕事で、初めてアニメーションの吹き替えです。やっぱりおばあちゃん役かと思いました(笑)」とオファー時の心境を明かし、「ディズニーってなんとなく子供向けのアニメーションというイメージがありましたが、本作は是非、大人の方々にも観て頂きたいです。ファンタジーな世界観を味わえるのはもちろん、十分楽しんでいただけるような内容になっているかと思います」と力強くアピールしている。「ふしぎなマドリガル家」吹替クリップ『ミラベルと魔法だらけの家』は11月26日(金)より公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ミラベルと魔法だらけの家 2021年11月26日より全国にて公開© 2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2021年11月09日映画『ミラベルと魔法だらけの家』の日本語吹替版キャストが一挙発表された。本作は、ディズニー・アニメーション・スタジオ最新作となるミュージカル・ファンタジー。 主人公ミラベルは、活気溢れる南米コロンビアの奥地に佇む、魔法の力を持つ不思議な家―マドリガル家に生まれる。このマドリガル家の子供たちは、5歳の誕生日を迎えるとひとりひとり違ったユニークな“魔法のギフト(才能)”という特別な力を家から与えられていた。その”魔法のギフト “はそれぞれ違ったもので、“花のギフト”やどんなもので持ち上げることができる“力(パワー)のギフト”や“動物と話せるギフト”など、多種多様。その魔法の力を使って、マドリガル家の家族は日々を楽しく彩ったり、街の人々の手助けをしたりと、充実した日々を送っていたのだった。彼らは特別な魔法で日々を楽しく彩る中、唯一魔法のギフトを持たないミラベルは心の奥底に疎外感や不安を抱えながらも、持ち前の明るさで毎日を過ごしていた。ある日ミラベルは家の中に大きな亀裂を見つけ、家族が危機にさらされていることを知る。唯一残された希望、ミラベルはマドリガル家を救うために立ち上がることに……。主人公ミラベル役には19歳の新人女優・斎藤瑠希、ミラベルのふたりの姉イサベラ役に平野綾、ルイーサ役3時のヒロインのゆめっちが決定し、大きな注目を集める中、魔法に溢れるミラベルの大家族の日本版声優を務めるキャストが一挙発表された。キャストには、中尾ミエはじめ、中井和哉、勝矢、冬馬由美、藤田朋子、関智一、畠中祐、木村新汰、大平あひる、武内駿輔ら、エンタテインメント界のレジェンドたちが大集結。ミラベルの祖母であり、マドリガル家の女家長・アルマおばあちゃんを演じた中尾からコメントが到着し、「久しぶりの吹き替えのお仕事で、初めてアニメーションの吹き替えです。やっぱりおばあちゃん役かと思いました(笑)」とアニメーションの声優は初挑戦だと明かしてくれた。さらに、「ディズニーってなんとなく子供向けのアニメーションというイメージがありましたが、本作は是非、大人の方々にも観て頂きたいです。ファンタジーな世界観を味わえるのはもちろん、十分楽しんでいただけるような内容になっているかと思います。アルマおばあちゃんの家族を守る責任感と、その根底にある愛情深さを皆様に感じて頂きたいです。是非劇場でご覧ください」とマドリガル家の代表として、作品を力強くアピールした。▼歌手&女優・中尾ミエ/アルマおばあちゃん昭和37年「可愛いベイビー」でデビューし、一躍スター歌手に。現在は歌手としてだけではなく、映画やテレビドラマ、バラエティでも幅広く活躍。彼女が声優を務めるアルマおばあちゃんは、マドリガル家の女家長でミラベルの祖母。フリエッタ、ぺパ、ブルーノという三つ子を育て、“魔法”に溢れる家族の伝統を引き継いできた重要人物だ。彼女はマドリガル家の家族に与えられた魔法を尊重し、彼らの住む町の人々を助けるために使うようにと家族に言い聞かせてきた。ミラベルとは仲が良かったものの、彼女が5歳になり魔法のギフトが与えられなかったことから、2人の間には少し距離が空いてしまう。▼声優・中井和哉/ブルーノ『ONE PIECE』(1999〜)のゾロ役をはじめ、『銀魂』(2006〜)の土方十四郎役、『機動新世紀ガンダムX』(1996)のウィッツ・スー役など、若年層に絶大な人気を誇るアニメーション作品の声優を務める。また、現在公開中の『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』リューツィファー・サフィン役、他多くの吹替作品にも多数参加している。彼が担当するブルーノは、ミラベルが覚えていないほど長い間ずっとマドリガル家と疎遠になっているアルマおばあちゃんが生んだ三つ子の1人。未来を見ることのできる能力を授かったブルーノは、頻繁に災厄を予言するため、家族たちにとって問題児となってしまい、家族の前から姿を消したのだった…。▼俳優・勝矢/フェリックス俳優・舞台演出家として活躍。映画『あしたのジョー』(2011)でマンモス西役に抜擢され、その活躍が注目されたあと映画『テルマエ・ロマエ』(2012)、ドラマ『HERO』(2014)等話題作へ続々と出演し、ドラマ・映画・舞台など様々な場で活躍中。今回声優を担当するフェリックスは、マドリガル家に生まれたぺパの夫で、ドロレス、カミロ、アントニオの3人の子供の父親。マドリガル家の子供ではないため魔法のギフトは持たない。▼声優・冬馬由美/フリエッタ『ああっ女神さまっ』(2005〜2007)のウルド役や、『ガールズ&パンツァー』(2012〜2013)の西住しほ役など、人気作品で声優を務める。彼女が担当するフリエッタは、ミラベル、イサベラ、ルイーサの3姉妹の母親。アルマおばあちゃんを母に持つフリエッタは愛情を持って作った食事によって人々を癒す、“癒しのギフト”を持つ。▼女優・藤田朋子/ぺパ『レ・ミゼラブル』で舞台デビュー。NHK朝の連続テレビ小説『ノンちゃんの夢』でヒロインに抜擢され、以降TBSドラマ『渡る世間は鬼ばかり』(1990〜2019)をはじめ、数多くのドラマ、映画、舞台のほか、歌手としてLIVEにも出演し、幅広く活躍中。今回担当するぺパは、フェリックスの妻でドロレス、カミロ、アントニオの3人の子供の母親、ミラベルのおばにあたる。感情で“天気をコントロールするギフト”を持つ。▼声優・関智一/アグスティン『機動武闘伝Gガンダム』(1994〜1995)のドモン・カッシュ役や『PSYCHO-PASS サイコパス』(2012〜)の狡噛慎也役、『鬼滅の刃』(2019〜)不死川実弥役など数多くの話題作の吹替を務める。今回声優を務めるアグスティンは、癒しのギフトを持つフリエッタの夫でミラベルの父親。彼もフェリックスと同じく魔法のギフトは持たない。▼声優・畠中祐/カミロ『遊☆戯☆王ZEXAL』(2011〜2014)の九十九遊馬役をはじめ、『うしおととら』(2015〜2016)の蒼月潮役、『僕のヒーローアカデミア』(2016〜)の上鳴電気役など、若年層を中心に人気を誇る作品で声優を務める。彼が担当するカミロはミラベルのいとこで、ぺパとフェリックスを両親に持つ。“変身のギフト”を与えられ、頭で思った人物の見た目に一瞬で変わることができる。▼俳優・木村新汰/アントニオテレビや声優、舞台で活躍する子役俳優。今回声優を務めるアントニオはミラベルのいとこで、“動物とコミュニケーションが取れるギフト”を持つ。とてもシャイな男の子。▼声優・大平あひる/ドロレス映画『ストーリー・オブ・マイ・ライフ / わたしの若草物語』(2020)のエイミー役、海外アニメ『フェイフェイと月の冒険』(2020)のフェイフェイ役など、多数の洋画吹替を務める。今回声優を務めるドロレスはミラベルのいとこ。どんなに小さな小声でも聞こえてしまうという、“聴力のギフト”を与えられる。▼声優・武内駿輔/マリアーノ『アイドルマスターシンデレラガールズ』(2011)のプロデューサー役をはじめ、『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-』(2016)の大和アレクサンダー役、『アナと雪の女王2』(2019)のオラフ役として絶大な人気を誇る声優。彼が担当するマリアーノは、花のギフトを持つミラベルの姉・イサベラの婚約者。『ミラベルと魔法だらけの家』11月26日(金)公開
2021年11月09日ディズニー映画『ミラベルと魔法だらけの家』のワールドプレミアが現地時間11月3日(日本時間11月4日)、アメリカ・ロサンゼルスにあるエル・キャピタン・シアターにて行われ、そこで作品に隠されたある秘密が明かされた。鮮やかなパープルカーペットで彩られた会場では、カラフルに煌めくステージが用意され、まるで魔法に溢れるマドリガル家の住む地をそのまま再現したような世界がお披露目。そこに、『ズートピア』の共同監督・脚本で知られ、本作の監督を務めたジャレド・ブッシュ、共同監督・脚本を務めたシャリース・カストロ・スミス、プロデューサーのクラーク・スペンサーとイヴェット・メリノ、リン=マニュエル・ミランダら豪華製作陣&声優陣が集結。ジェニファー・リーもお祝いに駆けつけ、華やかなプレミアとなった。プロデューサーのクラークは、新ヒロイン・ミラベルについて「とても魅力に溢れていて、登場したその瞬間から好きになってしまうような人物だよ」と自信を見せ、「彼女は聡明だけど、とても不安なところがある。欠点がない人なんていないでしょう。うまくできないことって誰にでもある。欠点があるからこそ、みんなが感情移入できる存在なんだ」と唯一魔法を持たない普通の女の子であるからこそ、誰もが共感を寄せることができる等身大なところが彼女の魅力だという。またイヴェットは、もうひとつの見どころとして「アニメーターたちが、映画のあちらこちらに小さなミッキーを隠しているから、ぜひ見つけてほしい」と隠された秘密を日本のファンだけに明かしてくれた。本作に欠かせないのが、リンによる珠玉の楽曲。スミス監督は「彼が新しくオリジナルを8曲も書いてくれて、どの曲もとてもゴージャス。全て異なるスタイルで、キャラクターにぴったりの曲。その歌声に感動してもらえると思う」と大絶賛している。リンにとっても本作は大きな挑戦となったそうで「この作品で楽しかったこと、大変だったことは、数代にもわたる家族の姿をすべて入れようと頑張ったことかな。これまでに12人も主要な登場人物がいるディズニー映画はないんだ」と明かし、「家族の複雑な関係性をすべて映画の中に入れ込み、ミュージカルに仕立て上げ、その音楽を登場人物や彼らのすばらしいギフトの一部に使う、ということが大変であり、喜びだったよ」とふり返っている。会場では、リンが手掛けたエンドソング「愛するコロンビア」の生演奏が行われ、コロンビア出身の世界的シンガーソングライター、カルロス・ビべスが盛大に熱唱する圧巻のシーンも見られた。また、魔法に溢れるマドリガル家の魔法で色めくカラフルなキャラクターポスタービジュアルが到着。ミラベルの姉・イサベラの周りには鮮やかな花が咲き乱れていたり、もう1人の姉・ルイーサは1人でロバを持ち上げたりと、それぞれが持つ多種多様な魔法のギフトが光るデザイン。さらに、それぞれ後ろに大きな“ドア”が描かれているのにも注目。マドリガル家には魔法にかけられた空間に繋がるドアがあり、子どもたちは5歳になると、どのような魔法のギフトが与えられるのか、このドアが教えてくれるのだ。『ミラベルと魔法だらけの家』は11月26日(金)より公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ミラベルと魔法だらけの家 2021年11月26日より全国にて公開© 2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2021年11月06日ミュージカル・ファンタジーアニメーション映画『ミラベルと魔法だらけの家』の日本版声優として、平野綾とゆめっち(3時のヒロイン)が参加することが分かった。家族でただ一人、家から与えられる“魔法のギフト”を持たない普通の女の子ミラベルをヒロインにした本作。今回発表された2人が演じるのは、ミラベルの完璧すぎる2人の姉。ミュージカルをはじめ舞台を中心に活躍する平野さんが、“花を咲かせる魔法のギフト”を授かり、周りにはカラフルで美しい花が咲き乱れ、周囲の人々を笑顔にする長姉・イサベラ。お笑い芸人・ゆめっちさんが、“力(パワー)のギフト”を授かり、5頭のロバを担ぎ上げ、レンガで出来た橋を簡単に持ち上げてしまうという強くて力持ちで優れる働き者の次姉・ルイーサを担当する。US本社のオーディションを経て、見事この座を射止めた2人。共にディズニー・アニメーションの声優初挑戦となるが、平野さんは「合格の報せを受けた時は飛び上がりました! 初めてのディズニー作品参加なので、幼い頃からの夢がやっと叶いました」、ゆめっちさんも「嬉しさのかたまりで頭がいっぱいでした!!でも、私が日本版の声優をさせていただけるなんて信じられなくて絶対ドッキリだ!と思ってカメラを探しちゃいました(笑)」と喜びと驚きを語った。また、イサベラと同じ位置にホクロがあることにも驚いたという平野さんは「イサベラは、誰もが憧れるような女の子なんですが、実は誰もが持っているような葛藤を持っていて、等身大の女の子として悩んでいる姿も一生懸命で可愛いんです」と話し、ゆめっちさんも「家族だけではなく、町の方にも頼りにされていてカッコいい女性。ルイーサは、タフでコミカル、そして優しくて責任感が強く、無敵にみえるけど実は精神的に弱いところもある人間味あふれる愛すべきキャラクターです!」と周囲からは完璧に見える2人にも、誰もが抱えるような悩みや葛藤があることを明かした。さらに、ブロードウェイミュージカル「イン・ザ・ハイツ」やミュージカル「ハミルトン」で数々の賞を受賞したリン=マニュエル・ミランダが、『モアナと伝説の海』以来、音楽を手掛ける4年振りの新作オリジナル・ミュージカルとなる本作。楽曲についてリンの大ファンだという平野さんは、「恐らく歴代のディズニー作品の中でも今回はダントツ難易度が高い楽曲ではないでしょうか。リン=マニュエル・ミランダらしいメロディが散りばめられていて、ファンは絶対に嬉しいと思います!」と言い、ゆめっちさんは「楽曲がとても素晴らしいし、歌詞にもグッときました。ルイーサの心の葛藤がバンバン伝わってきて気づいたら涙が出ていました」と自身が歌うルイーサの楽曲に感動したそう。2人が担当するイサベラとルイーサの楽曲にも注目だ。『ミラベルと魔法だらけの家』日本版本予告『ミラベルと魔法だらけの家』は11月26日(金)より公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ミラベルと魔法だらけの家 2021年11月26日より全国にて公開© 2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2021年11月04日11月26日(金)に公開となるディズニー・ミュージカル最新作『ミラベルと魔法だらけの家』。この度、主人公ミラベルのふたりの姉・イサベラ役とルイーサ役の日本版声優を平野綾とゆめっち(3時のヒロイン)が務めることが明らかとなった。数々の作品で観客を物語へと引き込む珠玉の音楽と圧巻の映像美で、世界中を感動の渦に包み込んだディズニー・アニメーション・スタジオが、この冬贈る最新作は“魔法”に溢れる世界に住む新ヒロイン・ミラベルの活躍を描く待望のミュージカル・ファンタジー。主人公ミラベルは魔法の力を与えられた不思議な家に暮らすマドリガル家に生まれた少女。彼女の家族は5歳の誕生日を迎えるとひとりひとりが特別な個性を持つ“魔法のギフト(才能)”を家から与えられるが、ただひとりだけ“魔法のギフト“を与えられなかったのがミラベルだ。魔法を持たずとも、家族と仲良く暮らしていたミラベルは、ある日家に大きな亀裂があることに気づく。このままでは世界から魔法の力が失われていくと知った彼女は家族を救うため、”唯一の希望“として立ち上がる。平野綾とゆめっちの抜擢は先日の新ヒロイン・ミラベル役に期待の新人女優・斎藤瑠希が起用されたことに続いての発表となった。ミュージカルなど舞台を中心に活躍する平野が担当するのは、花を咲かせる魔法のギフトを授かり、周りにはカラフルで美しい花が咲き乱れ、周囲の人々を笑顔にする長姉・イサベラ。そして、3時のヒロインとして大活躍中のお笑い芸人・ゆめっちが担当するのは“力(パワー)のギフト”を授かり、5頭のロバを担ぎ上げ、レンガで出来た橋を簡単に持ち上げてしまうなど、強くて力持ちで優れる働き者の次姉・ルイーサ。ふたりはUS本社のオーディションを経て、見事ディズニーの日本版声優の座を射止めたという。共にディズニー・アニメーションの声優初挑戦となるが、平野は「合格の報せを受けた時は飛び上がりました!初めてのディズニー作品参加なので、幼い頃からの夢がやっと叶いました」と語り、ゆめっちは「嬉しさのかたまりで頭がいっぱいでした!!でも、私が日本版の声優をさせていただけるなんて信じられなくて絶対ドッキリだ!と思ってカメラを探しちゃいました(笑)」と、本作への参加の喜びと抜擢された驚きを語った。家族の中で唯一ギフトを与えられなかった“普通”の女の子・ミラベルと対照的に、魔法のギフトを授かった“完璧”な姉がイサベラとルイーサ。イサベラと同じ位置にホクロがあることにも驚いたと話す平野は「イサベラは、誰もが憧れるような女の子ですが、実は誰もが持っているような葛藤を持っていて、等身大の女の子として悩んでいる姿も一生懸命で可愛いんです」と話し、ゆめっちはルイーサについて「家族だけではなく、町の方にも頼りにされていてカッコいい女性。ルイーサは、タフでコミカル、そして優しくて責任感が強く、無敵にみえるけど実は精神的に弱いところもある人間味あふれる愛すべきキャラクターです!」とコメント。ブロードウェイミュージカル『イン・ザ・ハイツ』(2008年)やミュージカル『ハミルトン』(2015年)でトニー賞、グラミー賞など数々の賞を受賞し、今やエンターテイメント界に欠かせない存在のリン=マニュエル・ミランダが、『モアナと伝説の海』以来、音楽を手掛ける4年振りの新作オリジナル・ミュージカルとなる本作。リンの大ファンである平野は「物心つかない頃からセリフを全て覚えるまで繰り返しディズニーのミュージカル映画を観てきたので、私のベースにあるミュージカルの在り方はディズニーミュージカルから学んだことだと思っています。恐らく歴代のディズニー作品の中でも今回はダントツ難易度が高い楽曲ではないでしょうか。リン=マニュエル・ミランダらしいメロディが散りばめられていて、ファンは絶対に嬉しいと思います!」と、その魅力とともに、楽曲の難しさについても言及する。また、お笑い芸人として活躍する一方、そのパワフルな歌声にも注目が集まっていたゆめっちは「楽曲がとても素晴らしいし、歌詞にもグッときました。ルイーサの心の葛藤がバンバン伝わってきて気づいたら涙が出ていました」と自身が歌うルイーサの楽曲に感動したそうで、さらに「ルイーサの安心感のある深い声を出し続けるのがとても難しかった。普段使わない声帯の使い方をしていたので、アフレコ期間は声が少し太く低くなりました」とアフレコの苦労話も教えてくれた。ふたりが担当するイサベラとルイーサの楽曲にも期待が高まる。魔法と音楽に満ち溢れた新たなミュージカル・ファンタジー『ミラベルと魔法だらけの家』の公開に引き続き期待だ。『ミラベルと魔法だらけの家』11月26日(金)より公開
2021年11月04日“魔法”に溢れる世界に住むミラベルの活躍を描く、待望のミュージカル・ファンタジー『ミラベルと魔法だらけの家』。『モアナと伝説の海』以来4年振りの新作オリジナル・ミュージカルで、ディズニー長編アニメーション60作目を飾る記念すべき本作でひと際注目を集めているのが、本作に登場する期待の新ヒロイン・ミラベル。彼女は、ラプンツェルやアナ&エルサ、モアナなど、数いるディズニーヒロインの中でも特に親近感を感じさせる存在となりそうだ。大家族の一員として生まれたミラベル。彼女は、“魔法”に溢れる世界で、唯一魔法が使えない“普通の女の子”。彼女が生まれたマドリガル家では、5歳の誕生日を迎えると1人1人違ったユニークな“魔法のギフト(才能)”を家からプレゼントされる。ギフトをプレゼントされた家族は、花を咲かせる能力や、動物と話せる能力など、華やかな魔法で日々を楽しく過ごしていたが、ミラベルだけはなぜか魔法をプレゼントされなかった…。そんな状況に疎外感を感じながらも、ミラベルは持ち前の明るさで、楽しい日々をおくっていた。そんなある日、魔法の家に大きな“亀裂”があることに気づき、家族に危機が迫っていることを知ったミラベルは、“唯一の希望”としてひとり立ち上がる――。魔法の力を持たずとも、常に明るく、先頭に立って家族を守ろうとするミラベル。歴代ディズニーヒロイン同様、自らの運命に立ち向かい、新たな道を切り開こうと突き進む勇敢さを持っている。そんな彼女について、本作の監督・脚本を務めたジャレド・ブッシュ(『ズートピア』)は「僕らは、観客がリアルだと、人間だと感じ、愛してしまうキャラクターにしたかったんです。欠点があるけれど、それもまたかわいいと感じてしまうような」と、完璧な存在ではないものの、誰しもが身近に存在していると感じる愛すべきヒロインにすることを目指していたと説明している。その“親近感”を出すうえで重要になったのが、“身近にいそうな人”と感じさせるような“人間らしさ”を追求すること。「彼女の動き方も、ちょっと変わっているようにしました。彼女は不完全で、そこに信憑性があります。本当に生きている人みたいに感じられる。これまでに見たことがないようなキャラクターを、僕らは作ったんです」と言う。ジャレッド監督らはキャラクターデザイナー、モデラー、3Dデザイナーなど優秀な制作陣とともに、いくつものバージョンを試しながら多大なる時間を費やし、そのコンセプトで全く新しい“親近感が湧く”ディズニー・ヒロインを完成させていった。あえて完璧ではない。それこそがミラベルの魅力であり、彼女がファンタジーの住人ということではなく、身近でよりリアルに感じられる1つの理由。そんなヒロイン・ミラベルが、人知れず悩みながらも、家族に迫った危機を前に立ち向かっていく姿を、誰もが応援したくなることだろう。『ミラベルと魔法だらけの家』は11月26日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミラベルと魔法だらけの家 2021年11月26日より全国にて公開© 2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2021年11月01日“魔法”が溢れる世界に住む新ヒロイン・ミラベルの活躍を描く待望のミュージカル・ファンタジー『ミラベルと魔法だらけの家』より、新ヒロイン・ミラベル役の日本版声優が解禁された。新ヒロイン・ミラベルの日本版声優をUS本社のオーディションを経て射止めたのは、19歳の新人女優・斎藤瑠希(さいとう るき)。斎藤さんはミラベル役に決定したときの気持ちを「本当に信じられないくらいびっくりして、夢なんじゃないかっていうくらい驚きました。楽譜と台本をいただいて、やっと実感が湧き、幸せを噛み締めました」とコメントしている。そんな斎藤さんの魅力は、なんといっても圧倒的な歌唱力。今回同時に解禁された「ふしぎなマドリガル家」はミラベルが大好きな家族を紹介する楽曲で、観客をたちまち物語の世界へと誘う一曲だ。楽曲を手掛けたのは、これまでにミュージカル「ハミルトン」でトニー賞、グラミー賞など数々の賞を受賞したリン=マニュエル・ミランダ。リンならではの魅力が溢れた心躍るラテン系のアップテンポなリズムに乗せられ、台詞のような歌や独特のリズム感のある楽曲になっている。音楽演出の市之瀬洋一は、斎藤さんの歌声について「この難しいリズムの中に色々な表情を織り込んで歌ってくれました。こちらの要求に対する反応はとにかく素晴らしかったです。収録は毎回ワクワク・ドキドキ、限界を超える集中力の連続でした。こちらが脂汗をかくくらい彼女は的確に迅速に答えてくれました。ですから聴けば聴くほど彼女の歌の凄さがお分かり頂けると思います。US本社からも“鳥肌がたった”と絶賛されました」と、US本社からも絶賛の声を受けたことを明かしている。魔法を持たない存在であっても、家族に危機が迫る時、ただひとり、前に突き進むことを決めたミラベルの姿に斎藤さんは、「社会の中で周りと自分を比べてしまうことがあると思います。その中でも自分だからできること、自分にしかできないことがきっとあって、それを信じて突き進む勇気をミラベルが教えてくれると思います。この映画を観終わったあと、“よし明日も頑張るぞ”という活力にしていただけたら嬉しいです」とコメント。ミラベルは私たちに<奇跡を起こす方法は、魔法だけじゃない>と勇気を与え、いまの時代だからこそ観客の心を明るく照らしてくれる存在になりそうだ。『ミラベルと魔法だらけの家』は11月26日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミラベルと魔法だらけの家 2021年11月26日より全国にて公開© 2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2021年10月26日11月26日(金)に公開となるディズニー・ミュージカル最新作『ミラベルと魔法だらけの家』。この度、主人公ミラベルの日本版声優が、19歳の新人女優・斎藤瑠希(さいとうるき)に決定した。数々の作品で観客を物語へと引き込む珠玉の音楽と圧巻の映像美で、世界中を感動の渦に包み込んだディズニー・アニメーション・スタジオが、この冬贈る最新作は、“魔法”に溢れる世界に住む新ヒロイン・ミラベルの活躍を描く待望のミュージカル・ファンタジー。公開まであと1カ月に迫った本作の日本版予告が先日公開さされ「主人公の声は誰?」と大きな注目が集まる中、本作の新ヒロイン・ミラベル役の日本版声優が発表となった。主人公ミラベルは魔法の力を与えられた不思議な家に暮らすマドリガル家に生まれた少女。彼女の家族は5歳の誕生日を迎えるとひとりひとりが特別な個性を持つ“魔法のギフト(才能)”を家から与えられるが、ただひとりだけ“魔法のギフト“を与えられなかったのがミラベルだ。魔法を持たずとも、家族と仲良く暮らしていたミラベルは、ある日家に大きな亀裂があることに気づく。このままでは世界から魔法の力が失われていくと知った彼女は家族を救うため、”唯一の希望“として立ち上がることになるのだが、そんな新ヒロイン・ミラベルの日本版声優をUS本社のオーディションを経て、射止めたのは19歳の新人女優・斎藤瑠希。『モアナと伝説の海』以来4年振りの新作オリジナル・ミュージカル、さらにディズニー長編アニメーション60作目を飾る記念すべき本作で主人公の声優を務めるという“大抜擢“となった。ミラベル役として決定したときの気持ちを斎藤は、「本当に信じられないくらいびっくりして、夢なんじゃないかっていうくらい驚きました。楽譜と台本をいただいて、やっと実感が湧き、幸せを噛み締めました」と、大役を勝ち取った驚きと喜びを噛み締める。ミラベルは家族の中で1人だけ魔法のギフトを与えられなかった“普通“の女の子。笑顔で過ごす反面、彼女の目には、魅力的な魔法のギフトを持つふたりの姉や家族が“完璧“な存在に映り、心の奥底では疎外感や不安を抱えていた。ミラベルと同じく3姉妹の三女だという斎藤は、「自分自身も姉と自分を比べて落ち込んでしまったりしたことがあるので、魔法が使える姉と何も持たない自分を比べてコンプレックスを感じるミラベルにとても共感しました」とミラベル重なる部分があったという。そんな斎藤だからこそ、ミラベルの複雑な気持ちにも感情を寄せながら、見事に演じ切っている。大抜擢となった最大の理由は、なんといっても圧倒的な歌唱力。今回同時に公開となったミラベルが歌う「ふしぎなマドリガル家」は、ミラベルが大好きな家族を紹介する楽曲。『美女と野獣』の「朝の風景」や『アナと雪の女王2』の「ずっとかわらないもの」のように、その1曲で観客をたちまち物語の世界へと誘う、劇中冒頭に登場する盛大な幕開けを飾る一曲だ。楽曲を手掛けたのは、ブロードウェイミュージカル「イン・ザ・ハイツ」や脚本・作詞・作曲・主演を務めたミュージカル「ハミルトン」でトニー賞、グラミー賞など数々の賞を受賞したリン=マニュエル・ミランダ。彼女ならではの魅力が溢れた心躍るラテン系のアップテンポなリズムに乗せられ、台詞のような歌や独特のリズム感のあるこの楽曲について、ディズニー作品の日本版で多くの音楽を手掛けてきた音楽演出の市之瀬洋一は、「ラテン音楽は日本人があまり触れることのない音楽です。最大の特徴はリズムと表現の激しさです。数値化された西洋音楽とは違い、割り切れないリズムで表現され、そこに表現の幅や自由さが生まれることが魅力でもあります」と、今作の楽曲の難易度の高さを語る。この難曲を見事歌いあげた斎藤の歌声について、「この難しいリズムの中に色々な表情を織り込んで歌ってくれました。こちらの要求に対する反応はとにかく素晴らしかったです。収録は毎回ワクワク・ドキドキ、限界を超える集中力の連続でした。こちらが脂汗をかくくらい彼女は的確に迅速に答えてくれました。ですから聴けば聴くほど彼女の歌の凄さがお分かり頂けると思います。US本社からも”鳥肌がたった”と絶賛されました」と、US本社からも絶賛の声を受けたことを明かす市之瀬。ミラベル役に大抜擢され、難易度の高い曲をただ歌うだけではなく、音楽演出担当の想像を遥かに上回る歌唱力を見せつけた斎藤は、「幼い頃に『メリー・ポピンズ』をみて、音楽が好きになりました。初めて洋楽を歌うきっかけになったのも「ハイスクール・ミュージカル」だったので、ディズニー作品はいつも私にきっかけをくれる特別な存在です」と語っている。まさになるべくして新たなディズニーヒロイン・ミラベル役を射止めたのだ。魔法を持たない存在であっても、家族に危機が迫る時、ただひとり、前に突き進むことを決めたミラベルの姿に斎藤は、「社会の中で周りと自分を比べてしまうことがあると思います。その中でも自分だからできること、自分にしかできないことがきっとあって、それを信じて突き進む勇気をミラベルが教えてくれると思います。この映画を観終わったあと、“よし明日も頑張るぞ”という活力にしていただけたら嬉しいです」と勇気がもらえると語る。ミラベルは私たちに<奇跡を起こす方法は、魔法だけじゃない>と勇気を与え、いまの時代だからこそ観客の心を明るく照らしてくれる存在になりそうだ。斎藤の圧巻の歌声で彩る<魔法×音楽>に満ち溢れた新たなミュージカル・ファンタジー『ミラベルと魔法だらけの家』に大きな期待が高まる。「ふしぎなマドリガル家」(歌唱:ミラベル役・斎藤瑠希)『ミラベルと魔法だらけの家』11月26日(金)より公開
2021年10月26日“魔法”に溢れる世界に住む新ヒロイン・ミラベルの活躍を描く待望のミュージカル・ファンタジーで、ディズニー長編アニメーション60作目を飾る『ミラベルと魔法だらけの家』より、日本版本予告が解禁された。この度解禁された日本版本予告で映し出されたのは、かつてキャンドルのもたらす“奇跡”によって魔法の力を与えられた不思議な家に暮らすマドリガル家の様子。思わず踊りたくなるような陽気なラテンのリズムにあわせて動く床や引き出し、滑り台のように形が変わる階段など、家は魔法で溢れている。そんな“魔法だらけの家”に暮らすマドリガル家に生まれる子どもたちは、ひとりひとり特別な個性を持つ“魔法のギフト(才能)”を家から与えられる。長姉・イサベラには植物を成長させ花を咲かせる魔法のギフトが与えられており、彼女の周りにはカラフルで美しい花が咲き乱れ、周囲の人々を笑顔にする。また、次姉・ルイーサには“力(パワー)のギフト”が与えられており、5頭のロバを担ぎ上げたり、レンガで出来た橋を簡単に持ち上げてしまうなど、強くて力持ちで優れる働き者として、家族や町の人から頼りにされている。しかしそんな魔法のギフトをもった家族の中で、たったひとりミラベルだけが魔法を使えずにいた。特別な力を持たない“普通”の女の子であるミラベルは、疎外感や不安を抱えるも、持ち前の明るさで前向きに過ごす。そんなある日、ミラベルは家に大きな亀裂があることに気づく。家からは徐々に魔法が失われ、このままでは世界から魔法の力が失われるというとき、「魔法の力がないからこそ、どんなことも私ならできる!」と、魔法のギフトがないミラベルが、唯一の希望として勇敢に立ち上がる。魔法に満ちた美しい世界で、なぜミラベルだけが力を持たないのか? そして、魔法だらけの家に隠された驚くべき秘密とは? ひとり勇敢にも立ち向かうミラベルの姿は私たちに<奇跡を起こす方法は、魔法だけじゃない>と勇気を与え、背中を押してくれる存在になりそうだ。『ミラベルと魔法だらけの家』は11月26日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミラベルと魔法だらけの家 2021年11月26日より全国にて公開© 2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2021年10月21日ディズニー映画『ミラベルと魔法だらけの家』が11月26日(金)より公開される。この度、日本版本予告が解禁となった。息を呑むほどの美しい海の映像と、一度聴いたら忘れられない楽曲の素晴らしさで、日本でも興行収入50億円を超える大ヒットとなった『モアナと伝説の海』(2017年)以来4年振りの新作オリジナル・ミュージカルとして公開される本作。ディズニー長編アニメーション60作目を飾る、記念すべき作品でもある。解禁された日本版本予告で映し出されるのは、かつてキャンドルのもたらす“奇跡”によって魔法の力を与えられた不思議な家に暮らすマドリガル家の様子。思わず踊りたくなる陽気なラテンのリズムにあわせて動く床や引き出し、滑り台のように形が変わる階段など家中が魔法だらけ。そんな“魔法だらけの家”に暮らすマドリガル家に生まれる子供たちは、1人1人が特別な個性を持つ「魔法のギフト(才能)」を家から与えられる。さまざまな魔法のギフトをもった家族の中で、たったひとりだけギフトをもらえなかった少女、彼女がミラベルである。特別な力を持たない普通の女の子であるミラベルと違い、長姉・イサベラは植物を成長させ、花を咲かせる魔法のギフトが家から与えられ、彼女の周りにはカラフルで美しい花が咲き乱れ、周囲の人々を笑顔にする。そして、次姉・ルイーサは 「力(パワー)のギフト」が与えられ、5頭のロバを担ぎ上げ、レンガで出来た橋を簡単に持ち上げてしまうなど、強くて力持ちで優れる働き者として、家族や町の人から頼りにされている。彼女の目には、住人を支える姉や家族たちは何もかも完璧な存在に映り、疎外感や不安を抱えるが、持ち前の明るさで前向きに過ごしていた。そんなある日、ミラベルは家に大きな亀裂があることに気付く。このままでは世界から魔法の力が失われていく危機が訪れた時「魔法の力がないからこそ、どんなことも私ならできる」と、魔法のギフトがないミラベルが唯一の希望として、勇敢にも立ち上がることを決意。魔法に満ちた美しい世界で、なぜミラベルだけが力を持たないのか、そして魔法だらけの家に隠された驚くべき秘密とは。ひとり勇敢にも立ち向かうミラベルの姿は私たちに「奇跡を起こす方法は、魔法だけじゃない」と勇気を与え、背中を押してくれるだろう。マドリガル家が暮らす、この鮮やかな世界を作り上げたのは『塔の上のラプンツェル』(2011年)や『ズートピア』(2016年)で監督を務めたバイロン・ハワードと『ズートピア』で共同監督、脚本を手掛けたジャレド・ブッシュ。再びタッグを組んだふたりが、今度はディズニーには欠かせない“魔法”で再び世界を大きな感動の渦に包み込む。音楽を手掛けたのは、ブロードウェイミュージカル『イン・ザ・ハイツ』(2008年)や脚本・作詞・作曲・主演を務めたミュージカル『ハミルトン』(2015年)でトニー賞、グラミー賞など数々の賞を受賞したリン=マニュエル・ミランダ。今やエンターテイメント界に欠かせない存在の彼が『モアナと伝説の海』以来4年ぶりに一体どんな名曲の数々を生み出すのか、そして、それを歌い上げる声優たちの今後の発表にも期待だ。『ミラベルと魔法だらけの家』11月26日(金)より公開
2021年10月21日ディズニー長編アニメーション60作目にして、『モアナと伝説の海』以来4年ぶりの新作オリジナル・ミュージカルとなる『ミラベルと魔法だらけの家』。本作では、人間のように暮らす動物たちの“楽園”を舞台にした『ズートピア』を手掛けたバイロン・ハワードとジャレド・ブッシュの再タッグが実現している。バイロンとジャレドが『ズートピア』を世に送りだしたのは、2016年のこと。動物たちが暮らす世界を舞台に、農場で人参作りに従事するのが“ウサギの人生”とされている中、立派な警察官になることを夢見るウサギのジュディが、史上最大の危機に立ち向かうストーリー。性別、年齢、学歴、出身地など、誰しもが日常で体感する偏見をテーマに描かれ、世代関係なく共感を呼ぶ時代に寄り添ったメッセージが、観客の心を強く掴んだ。ハワードは「『ズートピア』の後、私たちは、ミュージカル映画をやりたいと熱望していました」と、実は『ズートピア』が終わった頃からミュージカル作品を作りたいという意欲があったことを告白。「ジャレドはちょうど『モアナと伝説の海』を終えたところで、リン=マニュエル・ミランダと共に仕事をするという素晴らしい経験を経たところでしたし、私も『塔の上のラプンツェル』の監督を楽しんだ経験があったので、この三人で一緒に仕事をしようじゃないかと話し合い始めたわけです」と、豪華製作陣が集結し、本作が誕生したきっかけを語る。そんな彼らが次なるディズニーヒロインとして生み出したのは、魔法に溢れる大家族の中、唯一“魔法”を持たない女の子・ミラベル。彼女が生まれたマドリガル家では、5歳の誕生日を迎えると1人1人違ったユニークな“魔法のギフト(才能)”を家からプレゼントされる。魔法をプレゼントされた家族たちは、花を咲かせる能力や、動物と話せる能力など、華やかな魔法で日々を楽しく過ごしていたが、ミラベルだけはなぜか魔法をプレゼントされなかった…という物語。ジャレドは本作について「近しい人々、特に同じ家族の一員が、自分にいつも目を向けているわけではないということ…もしくは、完全に理解しているわけではないということを描いたストーリーです」と語り、「同じように、自分も色々な理由から、自らのすべてを愛する家族たちにさらけ出しているわけではありません」と、一番多くの時間を共に過ごす家族でさえも、お互いに“知らないところ”があると説く。周りの家族からは、魔法がなくとも楽しく過ごしているように見えるミラベルだが、実は心の奥底で疎外感を感じている。その一方で、魔法を使って幸せそうな日々を送るミラベルの2人の姉たちも、優れた才能があるからこそ、プレッシャーや悩みを抱えていたのだ。そんなマドリガル家と共に、特別な才能がなくとも明るく過ごしていたミラベルはある日、魔法の家に大きな“亀裂”があることに気づく。このままでは世界から魔法の力が失われる!家族に危機が迫っていることを知ったミラベルは、“唯一の希望”としてひとり立ち上がることになる。ジャレドは「このストーリーは、自分が誰よりも注目されていないと感じている家族の一人が、家族の全員に、そして最終的には彼女自身にも、しっかりと目を向けることを学ぶ姿を描いたお話です」と加える。家族の危機を前に、ミラベルは自分の家族のこと、そして魔法を持たない“自分”と1人で向き合うこととなり、その壮大なジャーニーが、彼女だけが魔法を使えない理由、魔法だらけの家に隠された“驚くべき秘密”へと導く。魔法が使えなくとも、家族のために立ち上がることを決意したミラベルの姿は、私たちにも一歩前に踏み出す“勇気”を与えてくれそうだ。『ミラベルと魔法だらけの家』は11月26日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミラベルと魔法だらけの家 2021年11月26日より全国にて公開© 2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2021年10月17日“魔法×音楽”に満ち溢れた新たなディズニー・アニメーション『ミラベルと魔法だらけの家』。この度、魔法に溢れる家に住む新ヒロイン・ミラベルを取り巻く個性豊かなマドリガル家の新写真の公開とともに、その家族の魔法の才能(ギフト)が一挙に明らかになった。『モアナと伝説の海』以来4年ぶりの新作オリジナル・ミュージカルとして公開される本作は、“魔法だらけ”の家に危機が訪れ、家族を救う唯一の希望として、特別な力を持たないヒロインのミラベルが立ち上がっていく物語。ミラベルが生まれたのは、活気溢れる南米コロンビアの奥地に佇む、魔法の力を持つマドリガル家。ここに生まれる子どもたちは、5歳の誕生日を迎えると、ひとりひとりに異なるユニークな“魔法の才能”を家から与えられる。マドリガル家の家族は、その与えられた魔法を使って日々を楽しく彩り、町の人々の手助けをするなど、幸せな毎日を送っているのだ。ミラベルの家族には、写真左から順に、ミラベルの次姉で魔法の才能として“力(パワー)のギフト”を授かった、強くて力持ちで優れる働き者ルイーサ。ミラベルの長姉で植物を成長させ、“花を咲かせるギフト”を授かり、周りにはいつもカラフルな花が咲き乱れているイサベラ。魔法に溢れる家族の伝統を引き継いできた女家長でミラベルの祖母アルマおばあちゃん。ミラベル、イサベラ、ルイーサの3姉妹の両親で、愛情を持って作った食事によって人々を癒す“癒しのギフト”を持つアグスティン&フリエッタ(※写真奥の男性と手前の緑の服の女性)。ミラベルのいとこで、“変身のギフト”を授かり、頭で思った人物の見た目に一瞬で変わることができるカミロ。ミラベルのおば夫婦で、感情で“天気をコントロールするギフト”を持つぺパ&フェリックス。ミラベルのいとこで、どんなに小さな小声でも聞こえてしまう、“聴力のギフト”を持つドロレス。ミラベルのいとこで、“動物とコミュニケーションが取れるギフト”を持つアントニオ(※写真最前の男の子)。そんな個性豊かなキャラクターたちが、物語を彩る。ミラベルの家族と“魔法の才能(ギフト)”・ルイーサ(パワーの魔法)・イサベラ(花の魔法)・アルマおばあちゃん・アグスティン&フリエッタ(癒しの魔法)・カミロ(変身の魔法)・ぺパ(天気の魔法)&フェリックス・ドロレス(聴力の魔法)・アントニオ(動物の魔法)『ミラベルと魔法だらけの家』は11月26日(金)より公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ミラベルと魔法だらけの家 2021年11月26日より全国にて公開© 2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2021年10月12日魔法の使えない少女・ミラベルが、魔法の世界を救うために奮闘するミュージカル・ファンタジー『ミラベルと魔法だらけの家』。この度、ディズニー長編アニメーション60作目となる本作の日本版ポスタービジュアルが公開された。本作の主人公・ミラベルは、魔法の力を持つ不思議な家に生まれた女の子。ミラベルが住むマドリガル家に生まれた子どもたちは、ひとりひとり違った個性を持つ“魔法の才能(ギフト)”を家から与えられるが、ミラベルはたった1人だけ、“魔法のギフト”をもらえなかった。今回到着したポスタービジュアルでは、そんなミラベルの姿に加え、“魔法の才能を持つ”2人の姉、長女のイサベラと次女のルイーサの姿がお披露目。色鮮やかな世界で躍る3姉妹が写し出されている。イサベラは、植物を成長させて花を咲かせる魔法の才能を授かり、彼女の周りにはいつもカラフルな花が咲き乱れる。一方のルイーサには、“力(パワー)”の魔法の才能が与えられており、強くて力持ちで優れる働き者として、家族や町の人から頼りにされている。授かった力で家族を支える姉たちは、何もかも完璧な存在である一方で、特別な力を持たないミラベルは、いたって普通の女の子。そんな姉たちに囲まれることで、心の奥底で疎外感や不安を抱きながら、前向きに過ごすミラベルだが、ある日、魔法だらけの家が危険に晒されていることを知り、家族を救うため、ミラベルが唯一の希望として立ち上がる。監督は、『ズートピア』のバイロン・ハワードと、『ズートピア』で共同監督・脚本を手掛けたジャレド・ブッシュ。ブッシュ監督は、新ヒロイン・ミラベルについて「僕らは観客がリアルで、人間らしいと感じ、愛してしまうキャラクターにしたかった。欠点があるけれど、それもまた可愛いと感じてしまうような」と語り、「彼女は典型的なヒーローではないけれど、多くの人が共感を覚えてくれると思うよ」と魅力を明かしている。『ミラベルと魔法だらけの家』は11月26日(金)より公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ミラベルと魔法だらけの家 2021年11月26日より全国にて公開© 2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2021年10月07日