年齢差は36歳。だが、そこにあるのは世代を超えたリスペクトだ。3月8日公開の『映画 マイホームヒーロー』。連ドラから7年後を舞台に、娘のために人を殺した鳥栖哲雄が再びピンチに見舞われる。哲雄を演じるのは、連ドラから続投の佐々木蔵之介。そして、哲雄の前に現れる謎の人物・大沢隼人として宮世琉弥が新たに加わる。親子ほど年の離れた二人は、どんな関係を見せてくれるだろうか。佐々木さんの背中を見ながら、ずっとメモをとっていました――宮世さんを見つめる佐々木さんの視線がなんともうれしそうですね。佐々木(宮世の髪色を見て)金髪やなと思って。ライブやったんやと。宮世そうなんです。ついこの間まで。佐々木見たよ、ライブのカッコいい写真。宮世本当ですか?ありがとうございます!佐々木もうね、ずっと追いかけ続けていますんで、君の背中を。宮世いえいえ。僕がずっと現場で佐々木さんの大きな背中からいろいろと吸収させていただいていました。佐々木うまいこと言うて。宮世本当です(笑)!現場での居方とか、お芝居への向き合い方とか、こんな引き出しもあるんだって勉強になることばっかりで。佐々木さんを見て、いっぱいメモをとっていました。佐々木メモをとってたん?宮世僕、普段からよくメモをとるんです。たとえば電車に乗ってて、派手目の身なりの女性の方が長い爪で携帯をさわってるのを見て、打ちにくそうだなとメモったり。そういう細かいことも日常的にメモしているので、今回の現場でもメモすることだらけでした。佐々木えらいなあ。宮世特にすごいなと思ったのが、スタッフさんへの対応なんですけど、佐々木さんはスタッフさん一人ひとりに対してすごく優しいんです。しかもその優しさが自然な感じというか、思わずついていきたくなるような優しさで。僕に対しても初対面なのにボケてくださったりツッコんでくださったり。佐々木それは関西人やからかな(笑)。宮世それこそロケに行ったときも、まさか佐々木さんからご飯のお誘いをいただけると思っていなくて。僕もすごく緊張していたので、あの食事会のおかげで打ち解けられました。――お食事の場ではどんなことを話したんですか。佐々木何を話したっけ?宮世お酒の話をいろいろと教えていただきました。佐々木そうや。うちの実家が酒造なんで、日本酒業界の話とかね。宮世お酒のつくり方とか選び方とか、そうなんだってためになるようなお話ばかりで。佐々木そのときはまだ未成年やから飲めなかったんだよね。宮世はい。この間ようやく20歳になりまして、機会があればここから教えていただいたことを活かせるようにしたいなと(笑)。佐々木おめでとう!セイウチのせいでちょっと撮影が押しました(笑)――お二人の最初の撮影シーンはどの場面だったんですか。佐々木二人が最初に会う水族館のシーンですね。彼の役の話をすると、オタクで、ちょっといびつなところを持っている役なんですけど、登場はとても溌剌としていて明るくて活力があるので、そこはとても面白かったですね。宮世ありがとうございます!佐々木さかなクンみたいなかぶりものをかぶってね、敵か味方かわからないという非常に面白い出方で。宮世最初に会ったときの立ち位置とか、近づいてくるタイミングとか、そういう動きの動機を佐々木さんからアドバイスいただけたのがすごく心強かったです。佐々木クランクインの段階から、ちゃんと感情が心に落ちているのがすごいなと思った。だから、動きも自然とこういうふうにした方がいいというのが決まって。一緒のシーンはそこが初めてだったんですけど、役者としての会話がすでにできていたので、僕も安心でしたね。(C)2024 映画「マイホームヒーロー」製作委員会――撮影の裏側で印象的だった思い出はありますか。宮世ちょうどそのシーンでセイウチが鳴き出したんですよね。佐々木そうそう(笑)。水族館をお借りして、すごくいい画が撮れて、お芝居もね、いいのができたんですけど、急にセイウチが鳴き出すんですよ。宮世あれ、なんでだったんですかね。急に鳴き出しましたよね。佐々木しかも定期的に(笑)。さすがにセイウチの鳴き声を止めることはできなくて、それでちょっと撮影が押しました(笑)。宮世ただそのおかげで、待ち時間の間に佐々木さんとツーショットが撮れたんです。そこでちょっと距離が縮まったので、セイウチには感謝しています(笑)。守りたいものは、長期休暇です(笑)――そんな和やかな現場ではありますが、この作品が扱っているテーマはすごくシビアですよね。もし自分のために父親が殺人という罪を犯したら、お二人はどうすると思いますか。佐々木なぜそんなことを父親にさせてしまったのか、自分を責めるでしょうね。宮世すごくショックですよね。佐々木それをずっと隠し続けさせたことにも申し訳なくなると思う。でも、その後はどうするんやろうね。宮世僕はやっぱり自首を勧めると思います。佐々木そうしかできひんよね。宮世どんなに隠し通しても最終的には絶対にバレちゃうと思うんです。だったら、早く自首して、早く罪を償って、早く出てきてほしい。家族としてはそう願うしかないですよね。――哲雄の行動はすべて家族を守るためでした。ライトな答えで大丈夫です。お二人が守りたいものはなんですか。佐々木長期休暇(笑)。宮世それは守りたいですね(笑)。佐々木1日2日の休みとかじゃなくてね。長期休暇をとって、日本から逃亡したい(笑)。宮世海外ですか?佐々木せっかく海外にも行けるようになったしね。まずはアジアとか、今は寒いから一旦温かいところに行って、そこから西の方まで逃亡生活したいですね。宮世僕が守りたいのは、ペットです。犬を飼ってるので。佐々木おお。犬種は?宮世パピヨンです。ちょっといいご飯を買ってあげたり、いいおやつを買ってあげたり、それが僕の働くモチベーションになっていて。疲れて帰った日はペットが癒しです。「ただいま〜」って思わず声が高くなります(笑)。運転免許取得をリベンジしたい!――大沢は間野会への復讐心が生きる原動力です。お二人のリベンジしたいことは?佐々木2月1日にInstagramとXを開設したんですけど、何をどうしていいかわからなくて。何の投稿もしないまま、昨日初めてインスタライブをやったんですよ。普通、なんかつぶやいてからインスタライブやろうという。宮世一発目がいきなりインスタライブだったんですか(笑)。佐々木そう。逆やろって話なんですけど。何もわからないまま終わってしまったんで、リベンジしたいです。宮世インスタライブって難しくないですか。僕も全然機能とかわかっていなくて。何を話していいのかもよくわからないです。佐々木ほんまそれよ。一人だと間が持たない。――どうでしょう。これからSNSは楽しめそうですか。佐々木…はい!(と、無理矢理な笑顔)宮世お察しします(笑)。今度インスタライブをやるときは絶対に教えてください。観に行きます!――宮世さんのリベンジしたいことは何ですか。宮世運転免許ですね。ありがたいことにお仕事のスケジュール的に行けなくなっちゃって。佐々木それは痛いね。宮世仮免まで行ったんですけど、途中で行けなくなっちゃって無理でした。だから、長期休暇をとってリベンジしたいです!佐々木しばらく間があくと腕が鈍るから大変よな。宮世頑張ります。でも、標識を覚えるのとかは得意でした。教習で走っていたのが田舎道だったのもあって、覚えた標識が全然出てこなかったんですけど(笑)。――縦列駐車でポールに当たったりしませんでしたか。宮世大丈夫でした!佐々木すごいやん。宮世ずっと父が運転しているのを見ていたのでコツを掴んでいたみたいです(笑)。財布は毎日チェックした方がいい(笑)――宮世さんは現在20歳。佐々木さんは20歳の頃、何をしていましたか。佐々木何してたやろ。学生やったけど、何も考えてなかったなあ。金はないけど、時間はあるという感じで。ちょうど20歳だと芝居を始めた頃だと思うんですけど、プロになろうなんてこれっぽっちも思ってなかった。だからすごいと思いますよ、20歳でこんなプロ意識を持って働いてるのを見ると。宮世ありがとうございます。佐々木さっきも、弱音をこぼしそうになったら、なんで自分はこの仕事を始めたのかを考えるようにするという話をしていて。僕、20歳の頃、そんな立派なこと、まったく考えてなかったですからね。教室にも行かず、ひたすら部室に行ってた思い出しかない。素晴らしいと思います。――宮世さんから佐々木さんに聞いてみたいことはありますか。宮世お芝居のこととか聞いてみたいですけど、人によってそれぞれの部分があるので難しいですよね。聞いてみたいというより、頭の中を覗いてみたいなと思います。どんな人生経験をされてきたのか、佐々木さん視点で覗いてみたいです。佐々木それいいね。僕も覗いてみたいわ、20歳の頭の中を。――では、佐々木さんから宮世さんに先輩としてのアドバイスはありますか。佐々木立派すぎて僕から教えられることなんてないですけど、この数日、財布がないらしいんですよ。だから、財布は毎日チェックした方がいい(笑)。宮世間違いないです(笑)。佐々木しかも、財布がないことに2〜3日経ってから気がついたらしくて。それはあかんよ。宮世大事なものがいっぱい入ってるのに全部アウトです。これからは毎日チェックするように気をつけます!(笑)取材・文:横川良明撮影:映美ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼントおふたりのサイン入りポラを1名様に!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!<作品情報>『映画 マイホームヒーロー』3月8日(金) 全国ロードショー『映画 マイホームヒーロー』本ポスタービジュアル【出演】佐々木蔵之介齋藤飛鳥 高橋恭平(なにわ男子) 宮世琉弥 板倉俊之(インパルス)大東駿介 淵上泰史 西垣匠 金子隼也/立川談春 神野三鈴音尾琢真/津田健次郎 木村多江主題歌:「インソムニア」Eve(TOY’S FACTORY)原作・漫画:山川直輝・朝基まさし『マイホームヒーロー』(講談社「ヤングマガジン」連載)監督:青山貴洋脚本:船橋勧音楽:堤博明制作プロダクション:TBS スパークル C&I エンタテインメント配給:ワーナー・ブラザース映画公式サイト: 映画「マイホームヒーロー」製作委員会
2024年03月01日この子と結婚したい!男性からリスペクトされる女性の6つの魅力女性は男性に「尊敬できる」と思われるような人物像を求め、誰もが憧れる存在を想像することもあるでしょう。ですが、男性も同様に尊敬できる女性と出会い、その人と一緒に生活をしていきたいと感じているものです。今回は、男性が心から尊敬する女性についての特徴を6点、紹介したいと思います。[nextpage title="0i00jYs`'0o\ el0U00"]自分なりの特技がある自慢できる特技と言えば、スポーツや趣味が浮かびますが、それだけに限りません。家事を完璧にこなすことや、洗濯物をきちんと畳むなど、日々生活する中での素晴らしい特技も評価されるものでしょう。誰に対しても絶えず一定の態度誰に対しても一貫した態度を持つ女性は好感を持たれます。例えば、年下に対しても敬語を使う、年上に対して自己意見を言うなど、どのような相手でも変わることなく自身を保つ女性は評価されます。男性は女性が開いてを平等に扱い、一定の態度を保つことに心を打たれるでしょう。経済的に自立している経済的な自立は、精神的な自立につながります。最近では、男性だけでなく、女性も家計を支えるという家庭は珍しくないでしょう。この観点からもこのような女性は男性に安心感を提供することができます。[nextpage title="N0k0B0͉0jry_"]何かに一貫してコミットしている人は何事にも献身的に取り組む人を魅力的に思います。何かを続けることにより、自信を持つことができるでしょう。仕事、趣味、勉強など、熱中できる対象を探すべきでしょう。常に前向きでポジティブ困難な状況に陥ったときでも、気持ちを切り替えることができる女性に、男性は心を奪われます。一緒にいると安心感が湧くでしょう。思いやりがあるスケジュールが詰まっていても、他人を気遣い、コミュニケーションをとれる女性は称賛されています。結婚後も周りをよく気にかけてくれるだろうという期待が、男性の心を揺さぶります。尊敬される女性になろう尊敬される女性は、恋愛だけではなく、仕事や友人との関係においても好意を寄せられる傾向があります。人間関係を円滑に進めるためにも、今回の特徴に注目して尊敬される女性になりましょう。(愛カツ編集部)
2023年11月26日サッカー大国として知られるドイツ。ワールドカップ優勝4回、ブンデスリーガも隆盛を誇っています。最近の対戦では日本代表が2勝していますが、歴史と実績のあるドイツサッカーから学び、参考にできることはたくさんあります。2023年8月、サカイクキャンプ、シンキングサッカースクールでチーフコーチを務める菊池健太コーチが、ドイツのグラスルーツ年代を視察に行ってきました。そこで感じた「ドイツサッカー界の、子どもに対する取り組み」を紹介します。(取材・文鈴木智之)ドイツのグラウンドのそばにある看板に書かれている内容とは<<視察レポート①:ドイツの育成現場に見る、日本もマネしたい「サッカーを通じて保護者も楽しめる環境」とはサカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■各地のグラウンドに設置された看板に書かれた標語ドイツのケルンを中心に、U-6やU-7、U-13、U-14のトレーニング&試合を視察した菊池コーチ。各地のグラウンドで、こんな看板を目にしたそうです。1:これは子どもたちの試合です。2:試合は楽しむためのものです。3:コーチたちは皆、ボランティアです。4:審判も同じ人間です。5:この試合はワールドカップではありません。これはドイツサッカー界ではポピュラーな標語であり、グラウンドに掲げられていることが多いそうです。■子どもたちに過剰なプレッシャーを与えない配慮菊池コーチは「ドイツにこんな看板があることに驚きました。子どものサッカーに関わる人達は、このようなマインドで見守ろうという意味だと思うのですが、コーチや審判にリスペクトを持って接し、子どもたちに過剰なプレッシャーを与えないようにという配慮がされていますよね」と感嘆の声をあげます。「一方で、ドイツのように、ワールドカップで何度も優勝する国であっても『これは子どものためのサッカーなんだよ』と発信しなければいけない状況があるわけです。そう考えると、日本サッカー界ももっと『これは子どものためのサッカーなんだ』ということを、発信する必要があるのではないかと感じました」サッカーする子どもを伸ばす親の心得「サカイク10か条」とは■子どもの試合はワールドカップではないなかでも『この試合はワールドカップではありません』というフレーズは、ジョークを交えながらも、本質を突いた言葉です。子どもたちのサッカーは、ワールドカップのように勝ち負けが最優先されるものではない。そこまで熱くなりすぎず、見守ってあげましょうという意味が込められています。「この看板の効果かはわかりませんが、いくつかの公式戦を視察したところ、保護者の人たちが、子どもたちのプレーを大らかに見守っていました。外側からの働きかけで、保護者がヒートアップしないような状況を作っているのかなと思いました」■苦痛な表情でサッカーをする子がいないジュニア、ジュニアユース年代の試合を視察する中で、「苦痛な表情でサッカーをする子がひとりもいなかった」そうで、それも日本との違いだと感じたようです。「この看板にあるように『試合は楽しむためのもの』という考えがあるからなのか、1週間いろいろなカテゴリーを見させてもらう中で、子どもたちが心から楽しそうにサッカーをしている姿は共通していました。それを見る保護者も幸せそうで、みんながサッカーを愛しているんだなと伝わってきました」■サッカーがお受験化していない地元に根ざしたクラブがあるメリットドイツには8歳からスカウト網があるそうで、上手な子はブンデスリーガを始めとする、レベルの高い選手が集まるクラブでプレーをし、そうでない子は、地域にある幼稚園から大人までのカテゴリーを持つクラブでプレーするのが一般的なのだそう。「その結果、ジュニアユースに上がるために、もっと頑張って欲しいとか、サッカーをお受験のようにとらえずにいられる環境ができていると感じました。それも、地域に根ざしたクラブがあるメリットですよね」■日本の子どもは忙しく肉体的、精神的にも余裕がないコーチに関しては、学校の先生をしながら、午後はコーチをしている人が多いそうで「ドイツの学校は午前中で終わるので、午後から指導ができる」(菊池コーチ)という環境があります。「日本の子は朝から夕方まで学校があって、その後、サッカーをするというケースが多く、精神的にも肉体的にも余裕がありません。それも、大らかさからかけ離れてしまう要因のひとつのように感じます」大人でもスケジュールが詰まっていたり、タスクが山積みになっていると神経がささくれだってしまいがち。保護者としても必死な思いをして、サッカースクールやクラブに子どもを連れて行っているのに、いまいちやる気がないように見えると、ああだこうだ言いたくなるもの。そこにトレセンやジュニアユースのチーム選びなどが加わってきて、「サッカーは楽しむもの」という原点からかけ離れていってしまい、「楽しくてサッカーを始めたのに、辛くなってしまう子もいる」(菊池コーチ)という現状があります。■制度を変えるのは時間がかかるが、個人の意識を変えることはできる日本サッカーの制度や環境を変えるのは一朝一夕にはいきませんが、今回紹介した標語のように、サッカーに携わる人々のマインドに働きかけて、意識を変えていくことは、個人レベルでできることなのではないでしょうか。サカイクには、ドイツの標語と近しい「サカイク10か条」があります。あらためてこちらを頭に入れて、子どもたちのサッカーに関わるのも良いかもしれません。ぜひ繰り返し読んで、参考にしてみてください。サッカーする子どもを伸ばす親の心得「サカイク10か条」とは
2023年10月18日サッカー大国として知られるドイツ。ワールドカップ優勝4回、ブンデスリーガも隆盛を誇っています。最近の対戦では日本代表が2勝していますが、歴史と実績のあるドイツサッカーから学び、参考にできることはたくさんあります。2023年8月、サカイクキャンプ、シンキングサッカースクールでチーフコーチを務める菊池健太コーチが、ドイツのグラスルーツ年代を視察に行ってきました。そこで感じた「ドイツの保護者のあり方」を紹介します。(取材・文鈴木智之)ドイツの育成現場を視察して日本との違いを感じた「保護者のあり方」とはサカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■ドイツの保護者は相手チームの良いプレーにも拍手をするドイツのU-6、U-7、U-12、U-13の試合を視察した菊池コーチ。保護者の様子を「みなさん大らかで、サッカーが好きで見ている人が多いと感じた」と言います。「日本の場合、試合の勝ち負けにフォーカスしたり、『自分の子に活躍してほしい』という雰囲気になることが多いのですが、ドイツの保護者は本当にサッカーが好きで、サッカーを楽しみに見に来ている印象を受けました」自チームだろうが相手チームだろうが関係なく、良いプレーが起きたらみんなが拍手をしていたそうで、「そういう見方が浸透しているのだろうと感じた」と振り返ります。■審判の判定をめぐってヒートアップすることもない菊池コーチが視察したU-9の試合には、公式戦であっても審判がおらず、子どもたちの自己申告でプレーが続いていったそうです。それも保護者は理解しており、「審判にクレームをつけようとしても、そもそも審判がいない」という状況もあり、判定をめぐってヒートアップすることはなかったそうです。「審判がいないので『これは子どもたちの試合である』ということが、より一層明確ですよね。ボールがラインを出た、出ないで多少の言い合いはありますが、『僕に当たったから、そっちのボールだよ』と言う子も多く、それもあって保護者が温かい目で試合を見ているのかなと感じました」サッカーする子どもを伸ばす親の心得「サカイク10か条」とは■個人のミスが失点に直結したりミスを責めるような状況をつくらないまた、ルールに変更を加えることで、プレーが円滑にいくための工夫も見られたそうです。「U-9の子たちが7対7で試合をしていたのですが、ゴールキーパーがボールを持ったときに、投げたり、蹴ったりしたボールがハーフウェイラインを越えると、相手ボールになるというルールが設けられていました。子どもたちだけで試合をしていても、GKからの投げ合いにはならず、サッカーとして成立させる工夫が見られました」ほかにも「GKはバックパスをキャッチしてOK」というルールにすることで、ゴール前でプレスをかけられて失点するといった、個人のミスが失点に直結したり、ミスを責め立てるような状況を作らないように工夫されていたそうです。■特定のポジションの子が責任を負ったり恥ずかしい思いをしないように工夫「U-9ぐらいの年代だと、日本の場合はGKがバックパスをキャッチできないので、無理やり蹴って相手に拾われて失点になることが多いんですね。ドイツはルールを工夫することで、誰かのミスで得点が生まれたり、特定のポジションの子が責任を負わないようにしていると感じました」菊池コーチは「サッカーを始めたばかりのU-9やU-10の子には、できるだけ嫌な思いや恥ずかしい思いをさせないほうがいい」と、言葉に力を込めます。「ルールを工夫することで、そのような状況をなくすことができるのであれば、僕ら日本のコーチも、ルールがこうだからとむやみに従うのではなく、子どもたちのためになるのであれば、変更するのもいいのではないかと思いました」■ルールは守ることが目的ではない、なんのために存在するかを理解することが大事プレーヤーズファーストという言葉がありますが、日本人は「上が決めたルールはなにがなんでも守らなければいけない」と、選手第一ではなく「ルールを守ること」が目的になり、その手前にあるはずの「なんのためのルールなのか」「なぜこのルールが必要なのか」という意味付けの部分から目を背けがちです。その意味で、ドイツのように「子どもたちのためには、こっちのほうがいい」と思うことがある場合は、ルールの運用を柔軟にしてもいいのではないでしょうか。■サッカーを通じて保護者も幸せになれる環境は日本も参考にしたいところ保護者が食べ物などを販売する「よろず屋」、売り上げがクラブの収益になるほかにも、ドイツ特有の光景があったそうです。それが、保護者がグラウンドの脇にある売店で食べ物などを販売しており、その売上がクラブの収益になること。これは日本ではあまり見られない光景です。「よろず屋と言って、子どもたちが試合をしている会場で、保護者の人がピザなどを作って売っていました。ドイツでは一般的なようで、僕は水を買いました。利益がクラブの運営費になるようで、子どもたちは試合が終わった後、パンなどを買って食べていました。すごく温かくて、良い文化だなと思いました」今回のドイツ視察ツアーには10人を超える参加者がいたそうで「サッカーを通じて、保護者も幸せになれる環境は、日本でも作れるんじゃないか」「もっと大らかな気持ちでサッカーを楽しむことも必要なのではないか」と感じた菊池コーチ。今後のサカイクキャンプやシンキングサッカースクールでの活動に生かしていきたいと、決意を新たにしていました。サッカーする子どもを伸ばす親の心得「サカイク10か条」とは
2023年10月13日チームのお母さんが子どもたちの目の前でコーチを怒鳴り散らし、辞めさせた。子どもたちの前でそんなことをしたのが許せず息子を移籍させたが、最近になって「元の少年団に戻りたい」と言う。本人の気持ちを尊重したいが、夫は「怒声を浴びせてコーチをやめさせる親がいるチームに戻るなんて恥ずかしい」と大反対。どうしたらいい?と悩むお母さんからのご相談。今回もスポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、これまでの取材で得た知見をもとに、指導者・子どもへのリスペクトの重要性と親子にとって良い決断をアドバイスします。(文:島沢優子)(写真は少年サッカーのイメージご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)<<チームの中で浮いている!?超マイペースな息子。サッカー辞めさせるか悩みます問題<サッカーママからの相談>小3の息子が少年団に所属していました。保護者のお母さんが、コーチを子どもの目の前で怒鳴り散らし、辞めさせてしまいました。日頃からコーチのやり方に不満を抱いていて爆発したようです。怒鳴り方がひどくて、かつ子どもたちの前で怒鳴り散らしたことが許せず、うちは子どもを違う少年団に移籍させました。その出来事以降、一時期チックが出てしまっていたのですが、辞めてからおさまりました。ですが、最近息子が元の少年団に戻りたいと言ってます。私は子どもの気持ちを尊重したいのですが、夫は戻ることに大反対です。あんなチームに出戻りなんて恥ずかしいと言って激怒しています。夫は怒鳴り散らしている場面をみています。息子は私たちが誘導すれば戻らずに今のチームでやることも可能だと思います。が、どうしたらよいか分かりません。前のチームは決して強いチームとは言えませんが、友達がたくさんいます。こんな時、親としてどうしたらいいのかアドバイスよろしくお願いします。<島沢さんからの回答>ご相談いただき、ありがとうございます。前所属のチームに戻ることを大反対している夫と、戻りたいという息子さんとの板挟みで苦しんでおられるようです。加えて「息子は私たちが誘導すれば戻らずに今のチームでやることも可能だと思うが、どうしたらいいのか」と書かれているように、できれば息子さんの意思を尊重したいと考えていらっしゃいます。それはとても良いことだと思います。■事実確認ができないと難しいが......さて、アドバイスする前に私が抱いた二つの疑問をお伝えします。保護者のお母さんが日頃から不満を持っていたコーチを子どもの目の前で怒鳴ったことが原因で、コーチが辞めたとあります。しかし、この情報だけでは正直判断しかねます。少年団の代表や他のコーチはどう受け止め、解決に動いたのか、もしくはまったく動かなかったのか。また、コーチは本当にこのことだけが原因で少年団を辞めたのか。そういったことをはじめ実際に何があったのかがわからないので、なかなか答えに窮します。もうひとつ、「親の怒鳴り方がひどくて、かつ子どもたちの前で怒鳴り散らしたことが許せず、子どもを違う少年団に移籍させた」とあります。一体このお母さんはコーチの何に不満だったのか。どういうタイミングで怒りが爆発したのか。他の保護者も同調していたのかなど、事実確認ができません。もしかしたら重篤なことがあったのかもしれませんが、子どもの前で他の親がコーチを怒鳴ったからと言う理由だけで、子どもが慣れ親しんだ少年団を辞めさせたのでしょうか。そのようにちょっと情報が少ないなと感じますが、三つほどアドバイスさせてください。サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■アドバイス①親がコーチをリスペクトしないと子どももリスペクトしなくなるまず、親御さんはコーチに対してリスペクトする気持ちは大事だと思います。親が子どもの前でコーチ批判をしてしまっては、子どもだってリスペクトしなくなります。信頼関係が結べないので、子どもが成長できるエネルギーを生む関係性とは言えません。その意味で、怒鳴られたコーチを、お母さんたちが救えなかったのかな?と残念に思います。親と指導者の間で信頼関係があってこそ、子どもと指導者もよい関係を結べるはずです。親が自分たちの感情だけで動いてしまっては、子どもにとって最適な環境を与えられないのではないでしょうか。■アドバイス②親は子どもをリスペクトしなければならないそれと同様に、親は子どもをリスペクトしなくてはいけません。これがふたつめです。どんなに小さくても、子どもは生まれながらに意志を持っています。少年団を辞めさせる前に、息子さんに「どうしたいのか?」と確認したほうはよかったと思います。ご相談文の書き方ですと、子どもの意志を確認したり尊重したりすることなく、有無を言わせず辞めさせたように映ります。新しいチームに移籍させてチックが出たということは、息子さんにとってとてもストレスフルだったと言う証です。子どもは、普段と変わらない大人や仲間といった「同じ環境」が、こころの落ち着きをもたらします。「恒常性」と言われるものです。例えば、保育士さんたちはあまり髪型を変えないそうです。そのくらい気を配る要素なのです。無論、もし事情を詳しく聞いていれば「それは辞めさせて良かったですね」と言えるものなのかもしれません。が、そのあたりが書かれていないので断定できないのです。そのことを踏まえたとしても、親の感情や価値観だけで子どもが通い慣れたサッカー環境を奪ってしまったことは本当に正しかったのかな?と疑問符がつきます。■アドバイス③息子さんの勇気を認めてあげよう(写真は少年サッカーのイメージご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)そして、三つめ。これが結論になります。息子さんが今「もといたチームに戻りたい」と言うのであれば、復帰させてあげませんか?親の感情や価値観で環境を変えられてしまう子どもは、親から「君はどうしたいの?」と自分の考えを問われないので、少しずつ意志を持たなくなる傾向があるようです。しかし、息子さんは自分の意志を示しました。「こうしたいって、ちゃんと言えたね」とその勇気を認めてあげてください。そして、そういったことをぜひ夫と話しましょう。お母さんの意見、気持ちをしっかり伝えてください。島沢優子(しまざわ・ゆうこ)スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)『スポーツ毒親 暴力・性虐待になぜわが子を差し出すのか』(文藝春秋)など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てるテニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。最新刊は『高学歴親という病』(講談社α新書)。
2023年10月11日新生森保ジャパンが今夜初陣!そこで森保一監督が丁寧に答えてくれた、選手への思いをご紹介します。感謝とリスペクト、2つのキーワードから見えてきたものとは…。【森保一監督が語る“つながるチカラ”2】選手のために~結果に至るまでの過程を評価し、感謝と敬意を込めて接する。クロアチア戦終了直後に撮影された、三笘選手とのツーショット。森保監督と選手一人ひとりとの信頼関係の強さも、森保ジャパンの特徴の一つ。©JFA選手は一人の人間で、そこには心があることを忘れてはならない。そう語る森保監督の、選手への思いを象徴する印象的な写真がある。号泣する三笘薫選手を、監督が優しくハグしている姿だ。1‐1の同点からPKにもつれこみ惜しくも敗れた、カタールW杯決勝ラウンドのクロアチア戦。終了直後のバックヤードで撮られたその一枚は、瞬く間に日本はおろか世界中に拡散された。「『みんなすごいよ!』って、日本代表の活動がある度に思っています。彼らはピッチ内外で想像以上の努力をしていますからね。それは、自分が成功するためにという冷めた表現もできますが、うまくなりたい、自分をより高めたいという強い向上心を見せてくれているのだと思っています。そして勝利のため、仲間のためにという気持ちを持ち、試合ではチームの要求に対して、どの選手も真摯にベストを尽くして頑張ってくれる。私は、勝つことに至るまでのそのプロセスを評価してあげたい」同じくクロアチア戦当日、体調不良のため欠場を余儀なくされた久保建英選手を見舞い、言葉かけやグータッチをしたというのも森保監督の人柄がわかるエピソードだ。選手へのリスペクトは、日本代表が解散し選手が所属チームに戻る時も。監督は宿舎を出発する選手一人ひとりを見送るという。「彼らが代表の活動に参加するということは、各所属先でそのポジションが空くということ。不在の間に他の選手に奪われる可能性があり、戻った時に居場所があるという保証はないんですよ。そうしたリスクがあることを覚悟して代表の活動に参加してくれているんですね。それに、代表チームの活動期間になるとクラブやリーグはオフになる。クラブに残る選手はリフレッシュできる状態を作れますが、代表に招集された選手たちは、より高いレベルのなか、キツいプレッシャーを感じながら戦うわけです。そして休息を終えた所属クラブのもとへ、疲弊したカラダで戻り、そこでまた新たな戦いをしていくことになります」代表選手ともなれば何万人もの観衆のなかでプレーをし、チームを勝利に導けばヒーローになれる。「確かに華やかな世界ではあります。でも実はすごく大変なんです。それがわかるので“ありがとう”という感謝とリスペクトの気持ちを持って見送っています。所属先でも充実した時間が過ごせるようにという思いも込めていますね」森保ジャパンのキャプテンを4年間務めてきた吉田麻也選手が、W杯を振り返って涙ながらに吐露した《いろいろな監督のもとでやってきたなかで、間違いなく一番尊敬できる監督。もう1個上に連れていってあげたかった…》。この言葉からも、選手と監督の強い絆が見て取れる。また、森保監督の人間性と求心力、それはミスをした選手や、今大会で一度も出場機会のなかった選手への接し方からも垣間見えるかもしれない。「基本的には、その選手の良いところ、武器を伸ばすようにアドバイスしますが、最低限のレベルアップをしてもらいたい場合は、成果(今できていること)と課題(足りないところ)の両方をできるだけはっきりと伝えています」試合の前後やトレーニング中、積極的にコミュニケーションをとる森保監督。“褒めて伸ばす”が基本姿勢ではあるが、敗戦などで改善点が見つかれば、成果と課題をセットでわかりやすく伝えることを心がけているという。 ©JFA心身を鍛錬してきた一流選手でも、思うようなプレーができない時は自信を喪失したりクサることもある。監督の言い方によっては信頼関係が揺らぐ可能性も出てくる。だが、ドイツ戦やスペイン戦で勝利が決まった瞬間、全身で喜びを表現しながらピッチに駆け出すベンチメンバーの姿を思い出せば、森保監督のもと全員が同じ方向を向いていたと多くの人が確信するだろう。ただその一方で、見方によっては、そもそも監督のやり方を理解した、信頼できる選手を集めたからともいえるのでは…。「(少し考えてから)合っているようで、合っていないような(笑)。選手の選考にあたっては、できるだけニュートラルに、何をしているかを見ています。もちろん、力のない選手は呼びませんが、この4年間、信頼できる選手を見極めてはきました。川島(永嗣)や柴崎(岳)は、出場はなかったですが、力があったうえでチームを支えることもできると思い声をかけました。世界と戦えるレベルであることはもちろん、上田(綺世)がいい例ですが、所属先で結果を出しているかも判断材料です。コーチと共に総合的に見て決めています。例えば、一人の選手に対して賛成が私だけで反対が10人なら、私は10人の意見を採ります」選手たちはみな、我が強いとも話してくれた森保監督。それでもあの一体感が生まれたのは、監督の“心”あるコミュニケーションとマネージメントの賜物だろう。“つながるチカラ”は、言い換えれば心が通うことでもあるのだ。もりやす・はじめ1968年8月23日、長崎県生まれ。現役時代はサンフレッチェ広島、ベガルタ仙台などでプレー。元日本代表。1993年の“ドーハの悲劇”を経験。現役引退後は広島の監督、東京五輪代表監督、ロシアW杯日本代表コーチなどを経て、2018年7月より日本代表監督。※『anan』2023年3月8日号より。写真・日本サッカー協会Getty Images取材、文・伊藤順子(by anan編集部)
2023年03月24日北海道「写真の町」東川町は、ひがしかわ観光協会が主導し、町内在住の写真家・井上浩輝氏の監修のもと、町内での写真撮影における思いの提案である「東川リスペクト」を制作・発表・発行いたしました。「東川リスペクト」は、「写真文化首都『写真の町』東川町」としての写真撮影における思いの提案です。写真文化を全世界に向けて発信する東川町国際フォトフェスティバルや、全国の高校写真部にとっての全国大会「写真甲子園」の舞台にもなっている東川町は、35年以上も前から「写真映りいい町」として町づくりを進めてきました。一瞬の美しさを残したいという撮影者が、東川町で撮影をするとき、どのような心構えをしたらよいのか、撮る側・取られる側が気持ちよく撮影ができるには、などコツを纏め伝えることで、より写真撮影がしやすい環境になるよう、町内在住の写真家・井上浩輝氏の提案から本プロジェクトがが進められました。制作にはひがしかわ観光協会の主導で東川町役場の写真の町課・東川スタイル課・産業振興課などが関わり、町内在住のデザイナーである初瀬川晃氏がコンセプトメイキングを含めたデザインを担当。写真家井上氏の体験に基づいたアドバイスは、自然を相手に撮影するための知恵が詰まっています。「東川リスペクト」では、「~しない」「~してはいけない」というネガティブルールではなく、「~しよう」というポジティブルールとして提案されています。「写真の町」として、何よりも「お互いを尊重しあう気持ち」を大事にし、「東川リスペクト」として纏めた8項目を心に留め、より多くの方が素晴らしい写真を残してもらいたいという願いが込められています。東川リスペクトについてお問い合わせ●北海道「写真の町」東川町役場:0166-68-2111(代)●一般社団法人 ひがしかわ観光協会:0166-82-3761監修井上浩輝協力東川町環境省東川管理官事務局編集・デザイン初瀬川晃(スノウバグズ)発行一般社団法人ひがしかわ観光協会 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年11月18日スポーツの現場から中々無くならない、暴力・暴言などの威圧的指導。サッカー少年少女の保護者の皆さんも関心が高い問題ですよね。日本サッカー協会(以下JFA)では、2013年に暴力根絶宣言を行い、相談窓口の設置をはじめ指導者養成講習会などでの啓発など、サッカーの現場から暴力を無くす活動を行っています。サッカーに関わるすべての人が安全にサッカーを楽しむことができる環境を作り出すため、そして差別・暴力問題を未然に防ぐための啓発活動や顕在化した問題への対応を行うために2015年からは「ウェルフェアオフィサー」の制度を開始しています。【関連記事】サッカー界から暴力、暴言、ハラスメント根絶のためにJFAが行うコーチへの指導■ウェルフェアオフィサーの役割サッカーを楽しむサッカーファミリーの安心、安全を守り、より快適なサッカー環境の構築リスペクト・フェアプレーの伝道者① リスペクトやフェアプレーを啓発、促進② 暴力、差別等の予防活動(問題の顕在化を未然に防ぐこと)③ 諸問題対応④ 司法機関や諸関連組織への橋渡し役■ウェルフェアオフィサーのカテゴリー① ウェルフェアオフィサー(ジェネラル)② マッチ・ウェルフェアオフィサー※主に競技会におけるリスペクトの周知・啓発、暴力・差別予防③ クラブ・ウェルフェアオフィサー※主に所属クラブでの啓発、クラブ内研修など開催■オンラインワークショップを開催10月17日には、オンラインでウェルフェアオフィサー(ジェネラル)のリフレッシュ(更新)研修会が開催され、集まった有資格者の皆さんは、JFA暴力等根絶相談窓口の現状報告や、セーフガーディングワークショップを通じて、改めて、指導現場の暴力・暴言・ハラスメントについて学びを深めました。JFAからの報告によると、近年直接的な暴力指導の報告は減っているものの、その分暴言や威圧的な指導の報告が増えており、報告の約8割が18歳以下のカテゴリーだとのこと。叩く、蹴るなど目に見える暴力には指導者も敏感になっているようですが、相手を傷つけるようなひどい言い方や、委縮させるような発言など精神を追い込む行為が増えている模様です。審判への威圧的な暴言や、失敗した選手への罵声等もまだまだ見受けられる一方で、そうした状況に即座にそして適切に対応するためには知識と経験が必要です。この辺りの課題は、今後も情報発信を続けることや講習会を増やすなどの対策で、自信をもって活動できるようにサポートしていくとのことです。■JFAとしての取り組みJFAリスペクト・フェアプレー委員会委員長の山岸佐知子さんは、今後のプロモーション強化として、JFAセーフガーディングポリシー(※)を浸透させ、ウェルフェアオフィサー活動を充実させること、U-12年代の全国大会でのグリーンカード活用推進や参加チームに「RESPECT」のキャプテンマークをつけていただくことなどを進めていく予定だと報告しました。また、同委員会委員の松崎康弘さんは、「セーフガーディングのポリシーは、子ども達を守り、エンパワーする(=本来持っている力を引き出し、自信を持たせる)ためのものである」と説明しました。そのうえで、プレーヤーの安心安全環境は、指導者だけに課された問題ではなく、子ども達を含む当事者たち皆の意識改革が必要だとし、JFAは暴力暴言・差別やハラスメントなどあらゆる問題を許さないと発表されました。※セーフガーディングとは、18歳以下の子どもたちや社会的弱者を、肉体的、精神的、心理的、性的虐待から守り、安心安全を高めることをまとめたプログラムで、各国が参考にしている。■広島県の好事例を共有都道府県FAの中で、良い取り組みをしているとして広島県FAの勝山正比呂さんから活動が参加者に共有されました。広島県FAではウェルフェアオフィサーの理念を浸透させるために「ウェルフェアオフィサー委員会」を組織し、ウェルフェアオフィサーをすべての種別及びカテゴリーに配置するよう計画的に人材養成を行っています。大会ではウェルフェアオフィサーシート(報告書)を共有し、本部テントには啓発用のイラストなどを描いたタペストリーを掛けるなどの活動を行って周知しているとのこと。また、現状2~4種年代のウェルフェアオフィサーはいますが、大学生、社会人、シニア、フットサルのカテゴリーにはいないので、この先の活動としてまずは社会人連盟と一緒に何かできないか模索したり、講習会の取り組みを強化することを検討していると勝山さんは教えてくれました。■小学生相手に人格否定をするような指導者も参加した都道府県FAの方にお話を伺ったところ、「子どもたちを守るためにウェルファオフィサーについて学ぼうと参加した」、「低学年では楽しむことを大事にしていた保護者も、高学年になると勝利を求め厳しくなる。サッカーはみんなが楽しめる生涯スポーツなので、ウェルフェアオフィサーの理念を理解してもらい、楽しめる環境にしていきたい」など、この日のウェルフェアオフィサー(ジェネラル)に参加した理由を教えてくれました。とある県では独自に通報ページを作成したところ、当該チームの保護者や対戦相手の関係者などから報告が届くことがある、という現状も明かしてくれました。直接的な暴力はないものの、子どもたちの人格を否定するような酷い発言も見られるそうです。最近では女子チームでのそういった指導も多く見られるとういことも語ってくれました。そのような実情を目の当たりにしていることもあり、「セーフガーディングの考え方はすべての指導者が知るべきだと感じます」と、今後は情報の共有や研修会の実施を増やすことに注力するとの展望を教えてくれました。■「暴力暴言指導はダメだよね」で思考停止してはいけないこの日ワークショップを担当したJFAリスペクト・フェアプレー委員でJFAインストラクターの眞藤邦彦さんは、「排除ではなく、自分に何ができるか、自分ごととして考えることが大事」と言います。ワークショップでは「わかる」を「かえる」に、をスローガンに掲げ、「暴力や暴言指導はよくないですよね」と理解する、わかるので終わりではなく、では「自分たちは何ができるか」と思考を変えることが安心安全な環境づくりの基本だとワークショップなどを通じて伝えているそうです。子どもたちには「考えてプレーをしなさい」と言っているのに大人は現状に甘んじて思考停止していませんか?指導者も含め、安心安全な環境でサッカーを楽しむためには、大人が思考停止せず考え続けることが大事なのだと眞藤さんはワークショップを通じて伝えていました。今後も研修会やワークショップを開催予定とのことですので、お住まいの都道府県のサッカー協会にお問い合わせください。
2021年11月11日アカデミー賞・グラミー賞W受賞のジェニファー・ハドソン主演で贈る『リスペクト』より、特別映像が解禁された。この度解禁された映像では、歌手として駆け出しのアレサ・フランクリンが“ブルースの女王”ダイナ・ワシントンに叱咤されショービズ界で生き抜く術について諭される姿が切り取られている。本映像は、ヒットが出ずに悩んでいるアレサが活躍を夢見てニューヨークに移り住み、クラブで“ブルースの女王”の名で知られるダイナ・ワシントンを前に、彼女のヒット曲を歌おうとした時のシーン。ダイナの前で彼女のヒット曲を歌おうとする侮辱に近い行為に、ダイナの怒りは大爆発。テーブルをひっくり返されて驚いたアレサは涙を流しながら楽屋へと走るのだが、ダイナはアレサの後を追って楽屋へと押しかけ怒りをあらわにする。許しを請うアレサに間髪入れず、「張り合う気? 私を蹴落とす気でNYに来た」とまくしたて、「あんたはパパの家で見た少女のまま、何でも歌ってる。ポップスからジャズB・ホリデイのブルースまで節操がない。何が歌いたいの?」と厳しい言葉を投げかける。そしてダイナの問いかけにアレサが「分かりません。ヒットが欲しいだけです」と再び涙を流して途方に暮れた表情を見せると、ダイナは「黒人の地位向上なんてお遊びはもうやめな。自分に合う歌、心が動く歌を探さし出さなきゃ成功はおぼつかないよ」と、先ほどの剣幕から一転、母親のような表情でショービズ界での生き抜き方について諭し、「ティーバッグを当てな。目の腫れが引く」と、優しい言葉を贈るのだった。ダイナを演じたメアリー・J.ブライジは“クイーン・オブ・ヒップホップ・ソウル”と称されるR&B歌手で、アレサの「(You Make Me Feel Like)A Natural Woman」をカバーしておりアレサに縁のある人物。本編でジェニファー・ハドソン演じるアレサにショービズ界の厳しさを教えるシーンでは、長年歌手として積み重ねてきたベテランの貫録を感じさせている。『リスペクト』は11月5日(金)より全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リスペクト 2021年11月5日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2021 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All Rights Reserved.
2021年11月08日『ドリームガールズ』でアカデミー賞助演女優賞を受賞したジェニファー・ハドソン主演で、ソウルの女王アレサ・フランクリンの人生を描く『リスペクト』から、ジェニファーをはじめとするキャスト陣がアレサへのリスペクトを持って語るインタビューが収められた特別映像が解禁された。今回解禁となったのは、アレサ役のジェニファーや、その父親役のフォレスト・ウィテカーといったオスカーを手にした名優や、“ヒップホップ・ソウルの女王”とも言われるシンガーのメアリー・J・ブライジなど個性溢れる豪華俳優陣らのインタビュー映像を含む特別映像。本作を紐解く、見どころポイントが盛り込まれている。ポイント(1):本作ではスターとしての顔だけでない、一人の人間としてのアレサが等身大で描かれている解禁された映像内で、“ソウルの女王”と呼ばれたアレサ・フランクリンを演じたジェニファー・ハドソンは「アレサ・フランクリンは多面アーティストであり女性であり 象徴でもある でも彼女は身近な人々に影響を受けた」と尊敬の念を込めて語る。アレサは、アーティストとしてだけではなく、公民権運動や女性解放運動にも携わっており、様々な顔を持つ人物だ。リーズル・トミー監督はそんなアレサについて「スターには大きな期待がかかる映画の中心となるのは彼女が仕事と私生活で 愛する人々とどう関わっていくか」と語り、本作ではスターとしてのアレサだけでなく、仕事と私生活の間で悩む一人の人間としてのアレサを本作で描いたことを明かす。ポイント(2):アレサを取り囲んでいた才能ある人々を、一流のキャスト陣が演じ上げる脚本を担当していたトレイシー・スコット・ウィルソンが「彼女は天才才能にも囲まれていた」と明かすように、アレサの周りには説教師として有名な牧師の父、ピアニストでゴスペル歌手であった母親、“ブルースの女王”であるダイナ・ワシントン、父親と親交のあったマーティン・ルーサー・キングJr.牧師といった才能溢れる人々がいた。そんな才能あふれる魅力的なキャラクターを作り上げるために一流のキャスト陣が勢ぞろい。アレサの父親役には『バード』(88)でカンヌ国際映画祭男優賞、『ラストキング・オブ・スコットランド』(06)で第79回アカデミー賞をはじめ各映画賞で主演男優賞を総なめにしたフォレスト・ウィテカー、母親役にはトニー賞受賞のオードラ・マクドナルド。ダイナ・ワシントン役には「クイーン・オブ・ヒップホップ・ソウル」と称されるR&B歌手のメアリー・J.ブライジ、夫役には『オン・ザ・ロック』のマーロン・ウェイアンズといった個性豊かなキャスト陣が脇を連ねる。ポイント(3):キャスト、スタッフ陣がアレサへのリスペクトを込めて本作を作り上げるまた、女性としての真の自由を求めて戦った力強いアレサ・フランクリンが描かれる本作を彩ったキャストは、口を揃えてアレサの魅力についてを語る。「喜びに至るには葛藤を描かなきゃ 彼女の偉大さは乗り越えてきたものが物語る」(脚本:トレイシー・スコット・ウィルソン)、「多くを経験したアレサに敬意を表したい」(ジェニファー)と決して平たんとはいえない厳しい経験を経たからこそ人間として成長し、世界を歓喜と興奮で包み込む大スターへと花開いたアレサにリスペクトを込めたメッセージを贈っている。『リスペクト』はTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リスペクト 2021年11月5日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2021 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All Rights Reserved.
2021年11月05日ジェニファー・ハドソン主演の映画『リスペクト』が、11月5日(金)より全国公開となる。この度、主人公アレサ・フランクリンのルーツである教会での成長を描く、本編映像が解禁された。本作は映画デビュー作『ドリームガールズ』で「アカデミー賞」助演女優賞受賞、歌手としてもグラミー賞を制したジェニファー・ハドソンが、圧倒的な歌声と演技力で主演を務める話題作だ。彼女が演じるのはローリング・ストーン誌が選ぶ「史上最も偉大な100人のシンガー」の第1位にも選ばれたソウルの女王アレサ・フランクリン。今回の映画化にあたっては、アレサ本人が生前にハドソンを指名し、この運命的なキャスティングが実現。『ドリームガールズ』でジェニファーがオスカーを手にした直後から、長期間にわたりプロジェクトを進めてきた待望のエンタテインメント大作である。少女の頃から抜群の歌唱力で天才と称され、煌びやかなショービズ界の華となったアレサ。しかしその裏に隠されていたのは、尊敬する父、そして愛する夫からの束縛や裏切りだった。すべてを捨て自分の力で生きていく覚悟を決めたアレサの歌声が、世界を歓喜と興奮で包み込んでいく。今回解禁となる映像では、10歳から17歳まで教会でボーカルの実力を磨き上げるアレサが成長していく姿をワンシーンで切り取ったもの。子供の頃から天才的な音楽の才能を持っていた彼女は、牧師の父に連れられ礼拝でその実力を披露し、14歳という若さでJVBレコードからシングルを出している。アレサが歌う聖歌は『There Is A Fountain Filled With Blood(尊き泉あり)』。大勢の教徒を前に堂々と歌い、観衆の心を惹きつけるカリスマ性は10代の頃からの才能だったのだろう。ハドソンの圧倒的なパフォーマンスはもちろんのこと、アレサの幼少期を演じる子役の歌唱も見逃せない。幼少期のアレサを演じたのは、本作が映画初出演となるスカイ・ダコタ・ターナー。SNSにアップされた地元テキサス州ダラスの音楽アカデミーで歌う動画が、歌手のパティ・ラベルによって拡散され一躍有名になった歌い手だ。2019年に“ロックンロールの女王”と称される歌姫ティナ・ターナーにスポットライトを当てたミュージカル『ティナ・ターナー・ミュージカル』ブロードウェイデビューを果たしている。映画でも舞台でも伝説の歌姫の子ども時代を演じるという大役を果たしたスカイ。ジェニファーに続く新たな才能の出演にも期待だ。『リスペクト』11月5日(金)公開
2021年11月02日アカデミー賞&グラミー賞をW受賞したジェニファー・ハドソン主演の音楽エンターテインメント映画『リスペクト』より、ジェニファー演じるアレサ・フランクリンが「Respect」を熱唱するシーン映像が到着した。今回の映像は、1968年にN.Y.マディソン・スクエア・ガーデンで行われたライブでの「Respect」歌唱シーン。当時を再現した衣装やヘアメイクのディティールにも注目だ。「Respect」歌唱シーンアレサの代表曲の1つである「Respect」は、亭主に対し「家庭を守る私に敬意を払って!」と歌い、女性に対するリスペクトを求める曲。実は、既存曲のカバーで、オリジナルは“アメリカを代表する天才ソウル・シンガー”と言われた黒人男性歌手オーティス・レディングの曲。汗水流して労働し帰宅した男が、妻に対して「家では敬意を払ってくれ」と懇願する内容の歌詞だったが、それをアレサが大胆に女性視点でアレンジし、今日まで歌い継がれるフェミニズムの象徴的な応援歌となった。映画『ブルース・ブラザース2000』(’98)にアレサが出演した際には、リメイク版を披露。先月発表されたばかりのローリング・ストーン誌が選ぶ「歴代最高の500曲」では、数々の名曲をおさえて第1位に輝いた。実生活では、夫テッドの束縛に耐えながら、ステージ上ではそんな悩みも吹き飛ばし自由を歌うアレサ。本編では、「Respect」誕生シーンも描かれている。『リスペクト』は11月5日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:リスペクト 2021年11月5日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2021 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All Rights Reserved.
2021年10月21日アカデミー賞とグラミー賞をW受賞した音楽エンターテインメント大作『リスペクト』から、主演を務めるジェニファー・ハドソンの歌唱シーンが公開された。映画デビュー作『ドリームガールズ』でアカデミー賞(R)助演女優賞受賞という快挙を成し遂げ、歌手としてもグラミー賞を制したハドソンが、その圧倒的な歌声と演技力で主演を務める話題作がついに日本上陸。ハドソンが演じるのは、ローリング・ストーン誌が選ぶ「史上最も偉大な100人のシンガー」の第1位にも選ばれたソウルの女王アレサ・フランクリンだ。少女のころから抜群の歌唱力で天才と称され、煌びやかなショービズ界の華となったアレサ。しかしその裏に隠されていたのは、尊敬する父、そして愛する夫からの束縛や裏切りだった。すべてを捨て自分の力で生きていく覚悟を決めたアレサの歌声が、世界を歓喜と興奮で包み込んでいく。今回の映画化にあたっては、アレサ本人が生前にハドソンを指名し、この運命的なキャスティングが実現。『ドリームガールズ』でジェニファーがオスカーを手にした直後から、長期間にわたりプロジェクトを進めてきた待望のエンタテインメント大作がついに公開される。この度、ハドソンが映画のタイトルでもあるアレサの代表曲「Respect」を熱唱するシーンを公開。本編映像は、1968年にニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで行われたライブでの「Respect」歌唱シーン。ハドソンのパワフルな歌声とパフォーマンスに胸躍る映像となっている。当時を完璧に再現したアレサの衣装やヘアメイクのディティールにも注目してほしい。数多くあるアレサの代表曲の1つである「Respect」。亭主に対し「家庭を守る私に敬意を払って!」と歌い、女性に対する“リスペクト”を求めるこの曲は世界に広く知られているが、実は既存曲のカバーであることは知らない人も多い。オリジナルは“アメリカを代表する天才ソウル・シンガー”と言われた黒人男性歌手オーティス・レディングの曲で、汗水流して労働し帰宅した男が妻に対して「家では敬意を払ってくれ」と懇願する内容の歌詞だった。それをアレサが大胆に女性視点でアレンジし、今日まで歌い継がれるフェミニズムの象徴的な応援歌に。当時、全米チャートではR&B・ポップともに1位、初のグラミー賞受賞曲にもなり、オーティス本人も「あの娘に曲を奪われたよ」と舌を巻くほどの大ヒットとなった。ちなみに映画『ブルース・ブラザーズ2000』(98)にアレサが出演した際にはリメイク版を披露。さらに、先月発表されたばかりのローリング・ストーン誌が選ぶ「歴代最高の500曲」では、ビートルズ、ザ・ローリング・ストーンズ、ニルヴァーナ、ボブ・ディランらの名曲をおさえて「Respect」が第1位に輝いた。実生活では夫テッドの束縛に耐えながら、ステージ上ではそんな悩みも吹き飛ばし、歌詞のとおり自由を歌うアレサ。本編ではこの「Respect」誕生シーンも描かれており、さらにこの彼女のパフォーマンスで胸を熱くさせる展開となっているので、ぜひ劇場の大きなスクリーンで体感していただきたい。『リスペクト』ジェニファー・ハドソンの歌唱シーン『リスペクト』11月5日(金)より公開
2021年10月21日アカデミー賞・グラミー賞W受賞のジェニファー・ハドソン主演で贈る音楽エンターテインメント大作『リスペクト』から、ジェニファーが演じた“ソウルの女王”アレサ・フランクリンがまとった60・70年代ファッションの衣装の秘密が明らかとなった。映画デビュー作『ドリームガールズ』でアカデミー賞助演女優賞を受賞、歌手としてもグラミー賞を制したジェニファーが、その圧倒的な歌声と演技力で主演を務める本作。今回の映画化にあたっては、“ソウルの女王”アレサ・フランクリン本人が生前にジェニファーを指名し、この運命的なキャスティングが実現した。まず、プロダクションデザイナーのアイナ・メイヒューは、「50年代から70年代前半が舞台と知って、当時のデザインの転換点とスタイルを延々とリサーチしました」と語る。「アレサの幼少期の家を調べると、小さなモノクロ写真が1枚だけあったけれど、その家がどのような感じだったのかを読み取るのは困難でした。でも父親のオフィスの壁紙の質感はわかったので、それを再現するのは楽しかった。当時の雰囲気を感じてもらいつつも、色あせた感じにはしたくなかったけれど、家具については、骨組は見つかったものの、多くのものは朽ち果てていたから、当時使われていた素材を探してきて、すべて張り替えたりしました」と、当時のデザインとともに実際にアレサの生活をリサーチしたことを明かす。また、本編でのアレサの歌唱シーンを彩る大胆でドラマティックなステージ衣装は、ソウルの女王のストーリーを語る上で重要だ。アレサのアルバムカバー、パフォーマンス、そして公の場で見せる姿は、当時最先端の流行を作り出していた。アレサの外見は時と共に進化し、アーティストや著名人としての彼女自身の成長と発展を反映しているだけでなく、時代の表れでもある。衣装デザイナーのクリント・ラモスは、「資料を読んで一人の女性としてのアレサを理解してから、見つけられる限りの彼女の画像を探しました。ジェニファーには、普段着から親密な場で着る物、そして華麗なコンサートドレスまで、およそ85着の衣装を用意しました。最も難しかったのは、人間国宝でもあるアーティストと一人の人間としての彼女の姿のバランスをとることでした」と、舞台に立つ人物であるとともに1人の女性としての部分を切り離さずに演出することだったと語る。そして実際に本作で衣装を着こなしたジェニファーは、「なぜ彼女がこの衣装を着て女王になったのかがわかりました。衣装から彼女の人となり、個性を知ることができました。クリントのデザインは、それ自体がひとつのキャラクターのようでした」と称賛しており、役作りにおいても衣装が役に立っていたと語っている。『リスペクト』は11月5日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リスペクト 2021年11月5日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2021 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All Rights Reserved.
2021年10月04日サッカー以前の問題を抱えるコーチのもとに居させて大丈夫?というお悩みをいただきました。車移動の際、子どもたちにシートベルトをさせない。上手い子が下手な子のボールを蹴る「からかい」があっても注意しない。コーチの振る舞いに納得いかない。サッカーを通じて感謝の気持ちや心の成長につながるチームに行ってほしいけど、本人が移籍したくないなら見守るしかない?という親のモヤモヤ。今回もスポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、ご自身の体験を踏まえ悩めるお母さんに改善のための動き方をアドバイスします。(文:島沢優子)(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)<<「帰れ」「次の試合に来るな」精神的に子どもを追い詰めるコーチのもとにいていいのか問題<サッカーママからのご相談>移籍を考えているわけではないのですが、クラブについてモヤモヤしています。7歳の息子はチームの中でもすごく下手でチーム内でもいじられ気味です。それでも本人続ける気があるのでそのことは問題はないのですが、チームのコーチにモヤモヤしています。まず、送迎の車で子どもたちがシートベルトをしてないときがあること。未就学のキッズに至ってはチャイルドシートもつけてないし、サッカー以前の問題じゃないですか?って感じです。また、上手な子が下手な子のボールを遠くに蹴ってからかう、みたいなことを子どもたちがやるのですが、特に注意する訳でもなく......。見かねた親からクレームがいったのか、連絡メールで「友達のボールを遠くに蹴る行為は止めましょう」ときました。そんな当たり前のことを親への連絡メールで伝えないと分からないチームなのか? と思ってしまいます。息子のチームは、わざわざ遠くから来てくれた試合相手に「ありがとうございました!」の挨拶もモジモジして言えません。そのことも、日頃から挨拶してれば言えるでしょ?と思ってモヤモヤしてしまいます。正直親が恥ずかしいです。私と夫はサッカーに興味もないし、行くも辞めるも息子に一任しています。なので、どうせならルールを守る、感謝を持って挨拶するなど、心の成長につながるチームに行ってほしいと思っているのですが、息子はこのチームがいいみたいです。それはいいのですが、指導者の在り方やチームに対してのモヤモヤが晴れません。親としてどう考えていったらいいのでしょうか?<島沢さんのアドバイス>ご相談いただき、ありがとうございます。ご相談文を読むと、息子さんの意見を尊重し移籍はさせないけれど、クラブは問題だなとモヤモヤする。やり場のない憤りが伝わってきます。いつも最初に申し上げますが、実際にコーチの方々のお話を聞いてはいないので、お母さんからのメールを読んだ印象でお話しさせていただきます。■シートベルトの着用についてコーチに頼んでみよう結論から申し上げると、お母さんが書かれたコーチの方々のふるまいは、そんなに気にしなくてよいと思います。例えば、シートベルトの着用。ボランティアの方が運営している少年団なのか、それ相応の額の月謝を払っている民間クラブなのかはわかりませんが、いずれにせよ気づいたのなら「安全のためにつけさせてください」と頼んでみてはどうでしょうか。コーチの味方をするわけではありませんが、7歳児の世話をするのは大変です。また急いでいる場合もあります。もちろん事故が起きてからでは遅いです。シートベルトを着けていなかったことを知っていて放置していたら事故が起きた、わが子が被害を受けたとなると、やはり後悔されるかと思います。チャイルドシートや後部座席のシートベルト着用は義務化されているので、子どもたちの安全のためにもお願いしてみるといいでしょう。いくら言っても聞いてもらえない、となれば、子どもの安全を担保できないわけなので、その点をお子さんに話してクラブを替えることを検討してもいいのではないでしょうか。■「からかい」ではなく「いじめ行為」だとコーチに理解させようふたつめ。上手な子が下手な子のボールを遠くに蹴ってからかうことですが、「友達のボールを遠くに蹴る行為は止めましょう」と連絡メールをするのは筋が違うと感じます。ボールを蹴る行為の前に、上手な子どもが下手な子どもへのからかいでやっている、つまり、いじめ行為だということが問題です。コーチの方の理解が十分でないことは自明の理です。このことも、ぜひ気づいているお母さんがそのことをコーチに説明してあげたほうがいいと思います。ただし、相談文を読むと、コーチが暴力やパワーハラスメントなど不適切な指導をしているわけではなさそうです。ただ、シートベルトも、いじめ行為に対する注意もクラブ側に修正してほしい点です。であれば、ぜひ意見してください。わが子が所属するコミュニティを、一緒に育てていくのも親というか大人の役目だと私は思います。例えば小学校で、担任の先生にさまざま未熟な点があれば「こうしてほしい」と伝えますね。問題の大小にもよりますが、互いに意見交換せずに一足飛びに教育委員会へクレームをしてしまうと、非常に話がこじれてしまいます。一方で、目についたことを伝えないのであれば、息子さんのサッカーと距離を置いてはどうでしょうか。サッカーをするのは息子さんなので、彼が楽しければ何も問題はありません。目に着けばモヤモヤする。でも、言いたくはない。そうなるとお母さんのこころの健康に良くありません。■あいさつは大人が子どもに無理にさせるものではない三つめはあいさつについて。あいさつは、大人が子どもに無理にやらせるものではないと私は考えています。お母さんが「恥ずかしいチーム」と感じてしまうということは、きっと息子さんはあいさつをしているのでしょう。あいさつや整理整頓などは、家庭のしつけの範囲になります。それぞれ子どもの発達スピードは異なるので、早くからハキハキしてあいさつできる子どもがいれば、そうではない子どももいる。まだ7歳なのでモジモジしてしまう子もいることを、もしかしたらコーチは理解しているのかもしれません。ぜひ長い目で見てあげてください。と言いつつ、私も息子が少年サッカーの世界にいたある時期、長い目で見ていなかったと反省しています。上の学年の試合に呼ばれて丸一日参加したら、3試合ともずっとベンチに置かれました。息子は「おまえは下手だから出さない」と言われたそうで、泣きながら帰ってきました。下手かもしれないけれど、試合に出す気がないなら、同級生との練習をしていたほうが息子は楽しかったはずなのにと怒りがこみ上げてきました。息子も行きたくないと言うので「次からはもう上の学年の試合には行かせません」と伝えました。今思えば、出過ぎたことをしたと思っています。その時代、十数年前は、現在広がりつつあるような「全員出場させましょう」という習慣がありませんでした。そのコーチは、それまでしてきた指導をやっただけでしょう。それが決していいとは思いませんが、そのときの私に欠けていたのは、コーチへの感謝とリスペクトです。■親が指導者への感謝とリスペクトを持つことが、子どもの成長につながる(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)ボランティアで指導している少年団で、無償で時間を割いて指導している。決していい指導と思わないのなら、そこを伝えるべきでした。「いつもありがとうございます」と感謝を伝えたうえで、もっと楽しくなるように考えていきませんか?と提案すればよかったのです。そんな経験から、お母さんの息子さんがいるのが民間クラブで有償のコーチであっても、感謝やリスペクトする気持ちを持ってもらえればと思います。親御さんがそのような姿勢をもつことが、お子さんの成長につながるはずです。今いるクラブが意見したり話し合っても、なかなかそうならないようであれば、息子さんとよく相談し、そういったチームを探して移籍することも選択肢のひとつでしょう。島沢優子(しまざわ・ゆうこ)スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てるテニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。最新刊は『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)。
2021年09月29日アカデミー賞・グラミー賞W受賞のジェニファー・ハドソンがソウルの女王アレサ・フランクリンを演じる音楽エンターテインメント大作『リスペクト』より、予告映像が解禁された。今回解禁された予告映像は、10歳にして天才的な歌声を持つ主人公アレサに、父親(フォレスト・ウィテカー)が「お前は天才歌手になる」と期待をこめた言葉をかける場面から始まる。アレサの才能は周囲の大人たちにも知れ渡り、彼女には明るい未来が待っていると思われた。しかし、成長したアレサを待ち受けていたのは、ヒット曲に恵まれない日々や、信頼していた父からの激しい束縛、そして愛する夫からの心無い扱いだった。自由を奪われ自分を見失いつつあったアレサに、彼女が尊敬して止まない歌手ダイアナ・ワシントンが「あんたの歌を見つけなさい」と声をかける。自分自身の声に耳を傾け、初めて自分自身の想いを歌い始めたアレサは、自分を抑えつけるものに立ち向かうことを決意。映像の中盤、「私には、歌いたいことがある」と力強く訴えるアレサの姿に、もう恐れはない。“リスペクト”を取り戻し、誰もがもっと自分らしくという“心の叫び”を解放した彼女の歌声は、同じく不当な扱いを受けている世界中の人々の心を震わせていく。さらに、ジェニファーが歌う「シンク」や「リスペクト」、「ナチュラル・ウーマン」といったアレサの名曲たちにも注目。アレサ・フランクリン直々にオファーを受けたジェニファーは、自分自身の声とアレサの声の比較。また、年代ごとのアレサの声を研究し、少しでも憧れのアレサに近づけるよう徹底した役作りを行った。そんなジェニファーのソウルフルな歌声を、本編では余すことなく堪能できる。『リスペクト』は11月5日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リスペクト 2021年11月5日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2021 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All Rights Reserved.
2021年09月28日アカデミー賞・グラミー賞W受賞のジェニファー・ハドソンがその圧倒的な歌声と演技力で主演を務める音楽エンターテインメント『リスペクト』より、場面写真が解禁された。ジェニファー・ハドソンが本作で演じるのは、ローリング・ストーン誌が選ぶ「史上最も偉大な100人のシンガー」の第1位にも選ばれたソウルの女王アレサ・フランクリン。『ドリームガールズ』でジェニファーがオスカーを手にした直後から始動したエンターテインメント大作だ。今回解禁された場面写真では、ジェニファー演じるアレサが圧倒的な歌唱力で胸の内に秘めた思いを歌い上げる姿や、ヒット曲が出ずに苦悩する彼女が「ブルースの女王」ダイナ・ワシントンに音楽業界で生き抜くことについて諭される楽屋シーン、自身の妹や仲間たちとセッションをしながら自分らしい楽曲を作り上げていくシーンなど、音楽好きにはたまらないシーンの数々が収められている。『ドリームガールズ』でオスカーを受賞した直後に、アレサ本人からアレサ・フランクリン役をオファーされたというジェニファーは「私には夢があった。あんな大役の後に?と言う人もいたけれど、私はそれに勝るものはアレサ・フランクリンを演じることだけだと答えた」、「『ドリームガールズ』を観て、私が若き日のアレサを彷彿とさせると言う人がいた。今となっては、運命的なものだったかもしれない」とコメントしており、アレサ本人が選んだパーフェクトなキャスティングに期待が高まる。『リスペクト』は11月5日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リスペクト 2021年11月5日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2021 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All Rights Reserved.
2021年09月02日映画『リスペクト』が、2021年11月5日(金)より公開される。主演は、アカデミー賞・グラミー賞W受賞のジェニファー・ハドソン。ソウルの女王アレサ・フランクリンの人生を描く映画『リスペクト』は、ローリング・ストーン誌が選ぶ「史上最も偉大な100人のシンガー」第1位にも選ばれたソウルの女王アレサ・フランクリンの人生を描く物語。愛に傷つき、己の弱さを知った一人の女性が、自分を見出し、“リスペクト”を取り戻していくサクセスストーリーを映し出す。アカデミー賞・グラミー賞W受賞のジェニファー・ハドソンが主演主演は、映画デビュー作『ドリームガールズ』でアカデミー賞助演女優賞受賞に輝き、歌手としてもグラミー賞を制した経歴を持つジェニファー・ハドソン。映画化にあたり、アレサ本人が生前にジェニファーを指名したことにより、このキャスティングが実現した。『ドリームガールズ』でジェニファーがオスカーを手にした直後から、長期間にわたりプロジェクトを進めてきたという。オスカー受賞の直後にオファーされたというジェニファーは、当時の心境について「私には夢があった。あんな大役の後に?と言う人もいたけれど、私はそれに勝るものはアレサ・フランクリンを演じることだけだと答えたの。」とコメント。完成した映画については、「『ドリームガールズ』を観て、私が若き日のアレサを彷彿とさせると言う人がいた。今となっては、運命的なものだったかもしれない。」と語っている。キャストは、ジェニファー・ハドソンの他にも豪華俳優陣が集結。フォレスト・ウィテカー、マーロン・ウェイアンズ、メアリー・J. ブライジらが脇を固める。名曲を圧倒的な歌声で楽しめる音楽エンターテイメント注目は、なんといってもアレサを演じるジェニファー・ハドソンの圧倒的な歌声と演技力。映画のタイトルにもなっている楽曲「リスペクト」や「シンク」「ナチュラル・ウーマン」といった名曲をジェニファーが熱唱する渾身のステージシーンや、仲間たちとセッションをしながら名曲を生み出していくシーン、そしてアレサの胸に秘めた想いを歌い上げる感動的な場面など、音楽ファン垂涎の音楽エンターテイメント作品に仕上がっている。また映画賞のハイライトの一つでもある第79回ゴールデングローブ賞においては、劇中の主題歌「Here I Am (Singing My Way Home)」が歌曲賞にノミネートを果たした。本作のサウンドトラックの中で唯一となるオリジナル曲であり、楽曲制作には主演のジェニファー・ハドソンも参加している。【詳細】映画『リスペクト』公開日:2021年11月5日(金)出演:ジェニファー・ハドソン、フォレスト・ウィテカー、マーロン・ウェイアンズ、メアリー・J.ブライジ監督:リーズル・トミー脚本:トレイシー・スコット・ウィルソン原題:RESPECT/アメリカ/2021年/カラー/シネスコ/5.1ch デジタル/146分/字幕翻訳:風間綾平配給:ギャガ<映画『リスペクト』あらすじ>私を輝かせるのは、この“声”。少女のころから抜群の歌唱力で天才と称され、煌びやかなショービズ界の華となったアレサ。しかしその裏に隠されていたのは、尊敬する父、愛する夫からの束縛や裏切りだった。極限まで追い詰められる中、すべてを捨て自分の力で生きていく覚悟を決めたアレサは、ステージに立ち観客にこう語り掛ける。「この曲を、不当に扱われている全ての人に贈ります」自らの心の叫びを込めたアレサの圧倒的な歌声は、やがて世界を歓喜と興奮で包み込んでいく――。
2021年08月19日愛に傷つき苦しめられたひとりの女性が“リスペクト”を取り戻していく感動のサクセスストーリーをアカデミー賞・グラミー賞W受賞のジェニファー・ハドソンが演じた『RESPECT(原題)』が、邦題『リスペクト』として11月5日(金)より全国公開されることが決定。併せて、ポスターと特報が解禁された。少女のころから抜群の歌唱力で天才と称され、ショービズ界の華となったアレサ(ジェニファー・ハドソン)。しかしその裏に隠されていたのは、尊敬する父(フォレスト・ウィテカー)、愛する夫(マーロン・ウェイアンズ)からの束縛や裏切りだった。全てを捨て自分の力で生きていく覚悟を決めたアレサの歌声は、やがて世界を歓喜と興奮で包み込んでいく――。映画デビュー作『ドリームガールズ』でアカデミー賞助演女優賞を受賞、歌手としてはグラミー賞を制した経歴も持つジェニファー・ハドソンが、ソウルの女王アレサ・フランクリンを演じている本作。アレサ本人が生前にジェニファーを指名したことで、この運命的なキャスティングが実現しており、フォレスト・ウィテカー、マーロン・ウェイアンズ、メアリー・J・ブライジら豪華キャストが脇を固めている。ジェニファー・ハドソン-(C) Getty Imagesまた8月13日の全米公開に先駆けプレミアイベントに登場したジェニファーは、「心から作り上げた作品です。ミス・フランクリンへの敬意を、可能な限り最高の形で表現できていることを祈ります」とコメント。コロナ禍で約1年の延期となった本作がようやく公開される喜びを噛み締め、多くの観客が劇場に足を運ぶことに期待を寄せた。この度解禁されたポスターでは、煌びやかなステージを感じさせる背景に歌姫アレサがパワフルに熱唱する姿が。また特報では、ジェニファーがアレサのヒット曲で本作のタイトルでもある「リスペクト」を熱唱。後半には、仲間たちとのセッション、運命の男性との出会い、父とともに歌手を目指す姿、観客で埋め尽くされたスタジアムで大歓声を浴びる様子などが映し出され、ドラマティックな物語を予感させる。『リスペクト』は11月5日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リスペクト 2021年11月5日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2021 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All Rights Reserved.
2021年08月16日