監督としても世界各国で名高いビートたけしが、自身の監督作以外で12年ぶりとなる映画主演を果たすことで話題の『女が眠る時』。この度、本作の公開日が決定するとともに、チラシビジュアルも解禁となった。作家の清水健二は1週間の休暇を取り、妻の綾と共に郊外のリゾートホテルを訪れる。初めて書いた小説がヒットしたもののスランプに陥り、今後就職することが決まっていた健二は、妻との関係も倦怠期を迎え、無気力な時間を過ごしていた。滞在初日、彼はプールサイドで異様な存在感を放つ、初老の男・佐原と若く美しい女・美樹のカップルに目を奪われる。その日以来、健二はホテル内で彼らを見かけるたびに後をつけ、部屋を覗き見るようになっていく。部屋には、美樹の体の産毛をカミソリで丁寧にそり、毎晩彼女が眠る姿を撮影し続ける佐原の姿があった。自ら佐原に近づいた健二は、佐原と初めて言葉を交わしたものの、美樹が眠る動画を見せながら彼が放った「あの子の最後の日を記録しようと思って」という言葉に底知れない恐怖を覚える。危険を感じながらも好奇心をさらに掻き立てられた健二の行動は次第に常軌を逸し、部屋の中に忍び込む――。本作は、『スモーク』で「ベルリン国際映画祭」の銀熊賞に輝くなど、世界的な活躍をみせるウェイン・ワン監督の最新作。ワン監督は本作が日本映画初の作品となる。主演の初老の男・佐原役にビートたけしを迎え、作家・清水健二役に『MOZU』シリーズや今シーズンでは「無痛~診える眼~」(フジテレビ)でも主演を演じる西島秀俊、清水の妻・綾役には「ブラッディ・マンデイ」(TBS)に出演していた小山田サユリ、そして佐原の恋人で若く美しい女・美樹役には『黒衣の刺客』『海難1890』など海外を視野に演技の幅を拡げ続ける忽那汐里といった豪華キャストが集結。このほか、リリー・フランキー、新井浩文、渡辺真起子らも出演することが決定している。今回解禁されたポスターは、「覗き見たのは、<狂気>か<愛>か。」と書かれたキャッチコピーとともに、たけしさんと西島さんの怪しげな目元と、忽那さんと小山田さんの不惑の表情が強調されたなんとも意味深で印象的なポスタービジュアル。そしてこのポスターには「狂っているのは自分なのか、それとも目の前の現実なのか。」など劇中の言葉が散りばめられており、更に本作の内容が気になる仕様となっている。このポスターは、今週末より順次劇場に設置される予定だ。ハリウッドの巨匠と日本の豪華俳優陣がどんな物語を織りなすのか。佐原が注ぐ異常な愛はどういった結末を迎えるのか、今後の続報にも期待したい。『女が眠る時』は2016年2月27日(土)より、全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年10月24日上野樹里が主演を務めるタナダユキ監督(『ロマンス』)の新作『お父さんと伊藤さん』が来年公開されることが明らかになった。共演するリリー・フランキーが主人公の彼氏“伊藤さん”、藤竜也が“お父さん”を演じ、上野は「34歳と54歳の20歳差の恋愛をしているふたりのところに、実の父親が転がり込んでくる…という特殊な設定です」と明かした。その他の情報映画は、第8回小説現代長編新人賞を受賞した中澤日菜子の同名小説を原作に、ボロアパートで慎ましく暮らしていた年の差カップルと、「この家に住む」と突然、転がり込んできた父親、3人のぎこちない共同生活を描くもの。書店でアルバイトをして自由気ままに暮らす34歳の彩(上野)と、給食センターでアルバイトをしているバツイチで54歳の伊藤さん(リリー)。役についてふたりは「彩というキャラクターは、キラキラした単純なヒロインではなく、自分の価値をそこまであげず、彼女なりに現実を見据えて生きている等身大の女性」、「僕も同じような年齢ですが、ちゃんとしていない50代が若い人と付き合うとまわりはどよめくんだと、今回演じてみて改めて身につまされる気がしました(笑)」とコメント。タナダ監督と初タッグを組む上野は「脚本を頂いた時、登場人物たちのセリフの掛け合いがとても面白く感じました」といい、リリーは「理想的な存在になれない人間を描き出すのがタナダユキ監督の魅力」と説明。藤は「監督は細かな言葉のニュアンスをとても大事に演出をしてくれるので完成が楽しみです」と言葉を寄せた。タナダ監督は「上野さん演じる彩という女性は決して立派な人間ではありません。親との関係も良好だったわけではない。けれど、居場所を無くし老いていく父に対して、空回りながらも彼女なりに生真面目に向き合おうとする、そんな彩という人物を私は尊敬しています」と話し、「上野樹里さん、リリー・フランキーさん、藤竜也さん、この3人がひとつの画面にいるだけで、すごく魅力的で面白いものになると思いますので、頑張って完成へ導きたいと思います」と語っている。本作は9月10日にクランクインし、10月4日にクランクアップを迎えた。『お父さんと伊藤さん』2016年 全国ロードショー
2015年10月16日後味が悪い、あるいはイヤな気分になる…。そんな後味の悪い読後感のあるミステリー、通称「イヤミス」の名手、真梨幸子の大ベストセラー小説を尾野真千子主演でドラマ化した「フジコ」。このほど、本作から戦慄の予告編映像と場面写真がひと足先にシネマカフェにて解禁となった。一家惨殺事件の生き残りとしてトラウマを負った11歳の少女フジコ。だが彼女の人生はいつしか狂い始めた。「あたしは人生をリセットできる女」、そう呟きながら殺人を繰り返していく。なぜ彼女は殺すのか?誰が彼女の家族を殺したのか?愛への渇望か、幸せへの執着か、真実が明かされるとき、最高の後味の悪さと驚愕のラストが、観る者を戦慄と慟哭へと突き落とす――。主人公の殺人鬼・フジコには、『そして父になる』『起終点駅 ターミナル』など、映画やドラマにひっぱりだこの女優・尾野真千子。尾野さんの代表作ともなりうる、この渾身の衝撃作は、配信ドラマだからこそなしえた映像表現と、新たな可能性を模索するチャレンジ精神で、観る者を圧倒する世界観を作り上げている。主人公の尾野さん本人も「台本の読後感が“むごい、ひどい、つらい”の三拍子で、とてもひどく、正直、こんな衝撃的な役どころから自分を守りたいと思いました」と言わしめるほどの本作から、今回初めて予告編が解禁。30秒の映像には、フジコを演じる尾野さんが、ほぼ全編にわたり血塗られた状態で登場。フジコが殺人鬼になっていくシーンの数々を切り取り、フジコの凄惨な運命を彷彿とさせながら、悲惨な人生の階段を突き進む様を恐ろしくも美しく描いていく。また、谷村美月やリリー・フランキー、浅田美代子、真野響子らの姿も登場し、斉藤和義が手がけた主題歌「シンデレラ」の切ない旋律が哀しく彩っている。さらに、解禁となった場面写真は、1点はフジコが長女・早季子に刃を突き付けるという、あってはならない残酷な行為でありながら、母としての涙も見える哀切のシーン。2点目はフジコの過去の真相を暴くため彼女にインタビューする、ジャーナリストの高峰美智子(谷村さん)との緊迫感溢れる刑務所内での対峙シーンとなっている。常に、心ここにあらずといった尾野さんの冷たい狂気の一端を、まずはこちらから覗いてみて。「フジコ」は11月13日(金)よりHulu/J:COMにて全6話一挙独占配信。(text:cinemacafe.net)
2015年10月16日女優の上野樹里(29)が、映画『お父さんと伊藤さん』(2016年公開)で『陽だまりの彼女』以来2年ぶりに主演を務め、俳優のリリー・フランキー(51)とカップル役を演じることが15日、明らかになった。本作は、第8回小説現代長編新人賞を受賞した同名小説(著:中澤日菜子)を原作に、『ふがいない僕は空をみた』(12年)や『四十九日のレシピ』(13年)などで知られるタナダユキ監督がメガホンを取った作品。34歳・彩(上野)と54歳・伊藤(リリー)が同棲するアパートに彩の父(藤竜也)が突然転がり込んで来ることから物語が展開し、3人の不思議な共同生活を通してそれぞれの心の交流を描く。「脚本を頂いた時、登場人物たちのセリフの掛け合いがとても面白く感じました」と意欲的に臨んだ上野。書店アルバイトで気ままに暮らす役どころで、「キラキラした単純なヒロインではなく、自分の価値をそこまであげず、彼女なりに現実を見据えて生きている等身大の女性」と捉えて演じた。また、年の差カップルのもとに父が現れる展開は「凄くリアリティを感じました」。その理由は、「結婚はせずに、年上の男性と心地よい距離を保ちながら、付き合っている人が年々増えてきていたり、30代半ばで老いた父親の将来を意識する年齢に差し掛かってきている人も多い」から。自信を持って、「共感できる作品だと思います」とアピールしている。一方のリリーが演じるのは、給食センターのアルバイトで生計を立てる"伊藤さん"。「私の周りでは伊藤さんよりダメな人間はたくさんいますね(笑)」と明かし、「僕も同じような年齢ですが、ちゃんとしていない50代が若い人と付き合うとまわりはどよめくんだと、今回演じてみて改めて身につまされる気がしました(笑)」と自身の境遇と重ね合わせた。彩の父は、演じる藤竜也(74)いわく「すぐキレるし、言いたい放題の頑固親父」だが嫌な人物としては描かれていないという。カップル役の2人を「上野樹里さんはとても感受性とこだわりが強く、一生懸命な方で、リリー・フランキーさんはすごくチャーミング」と褒め、「監督は細かな言葉のニュアンスをとても大事に演出をしてくれるので完成が楽しみ」と期待を寄せている。本作は今年9月10日にクランクインし、今月4日にクランクアップを迎えている。
2015年10月16日上野樹里が、2年ぶりの主演作となる映画『お父さんと伊藤さん』で、リリー・フランキーと20歳差の年の差カップルを演じることがこのたび明らかとなった。書店でアルバイトをして自由気ままに暮らす34歳の彩。付き合っている彼氏は、20歳の年の差で、給食センターでアルバイトをしているバツイチの男・伊藤さん。二人は流れるままに付き合うことになり、同棲している。そんなある日、息子の家を追い出された彩のお父さんが、突然転がり込んできた。伊藤さんの存在を知り、驚くお父さんだったが、「この家に住む」と頑として譲らない。そしてこの日から、彩とお父さんと伊藤さんの、ぎこちない共同生活が始まる――。原作は、石田衣良に「台詞の上手さは出色」、角田光代に「思わず家とは何かを考えさせられた」と言わしめ、「第8回小説現代長編」新人賞を受賞した中澤日菜子の同名小説。中澤氏にとっては本作が初の映画化となる。定職につかず書店でアルバイトをしている34歳の彩を、『陽だまりの彼女』以来2年ぶりの映画主演となる上野さん。また、彩よりも20歳も年上で給食センターのアルバイトで生計を立てている伊藤さんを、『凶悪』や現在公開中の『バクマン。』に出演し、役者として独自の地位を築いているリリー・フランキーが演じる。二人の住むアパートに転がり込んでくるお父さん役を北野武監督の最新作『龍三と七人の子分たち』で圧倒的な存在感を見せつけた藤竜也が好演する。このたびの公開決定にあたり、上野さんは「登場人物たちのセリフの掛け合いがとても面白く感じました。20歳差の恋愛をしている二人のところに、実の父親が転がり込んでくる、という特殊な設定ですが、凄くリアリティを感じました」と現実にもありえなくはない話だと語る。また「彩というキャラクターは、キラキラした単純なヒロインではなく、自分の価値をそこまであげず、彼女なりに現実を見据えて生きている等身大の女性です。伊藤さんとの互いに自立した恋人関係や、どこか憎めない愛らしいお父さんとのコミカルな掛け合いを楽しんでいただけたら嬉しいです」と自身の役どころを明かした。またリリーさんは、「私の周りでは伊藤さんよりダメな人間はたくさんいますね(笑)。僕も同じような年齢ですが、ちゃんとしていない50代が若い人と付き合うとまわりはどよめくんだと、今回演じてみて改めて身につまされる気がしました(笑)」と自身と照らし合わせたコメント。そして、彩の父親役を演じた藤さんは「今回演じたお父さんというキャラクターは、すぐキレるし、言いたい放題の頑固親父ですが、決して嫌な人物として描かれていない、すごく人間らしい人物ですね」と役どころを語り、「上野樹里さんはとても感受性とこだわりが強く、一生懸命な方で、リリー・フランキーさんはすごくチャーミングなので、今回の役どころは彼のバックグラウンドが効いてきそうですね。それぞれのキャラクターがとても魅力的」と語った。そして本作の監督を務めたのは、『ふがいない僕は空をみた』『四十九日のレシピ』『ロマンス』などを手掛け、今最も注目される女性監督のタナダユキ。タナダ監督は、「原作を読んだ時、彩の“人の好き嫌いが激しい”という自己分析に、この人は信用できるなと思いました(笑)。居場所を無くし老いていく父に対して、空回りながらも彼女なりに生真面目に向き合おうとする、そんな彩という人物を私は尊敬しています。みなさん真摯に役に向き合ってくださり、今回のスタッフ、キャストとともに、映画という、決して正解のない中での正解を探す作業は、とても贅沢な時間だったと思います」と喜びのコメントを寄せた。歳の差結婚も珍しくはなくなってきた現代人だからこそ、共感できるところもあるはず。特殊な設定にも関わらず、どこかリアリティのある本作の続報に期待したい。『お父さんと伊藤さん』は2016年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2015年10月16日おなじみの大根仁監督作。しかも『モテキ』と同じ“編集者”という役柄である。「そうなんです。大根監督はそれ忘れたままオファーしたんじゃないかと…。まあ『ナタリー』と『ジャンプ』じゃ全然違うしね(笑)」。『モテキ』で演じたのはサブカルを中心にしたニュースサイト「ナタリー」のCEO。そして今回の『バクマン。』では、日本一の売り上げを誇る漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」の編集長を演じている。この男ほど「編集長」が似合う人間もいないかもしれない。近年、俳優としての一面にスポットライトが当たりがちだが、長年にわたりイラストレーター、エッセイストとしても活躍し、小説家としても「東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~」がベストセラーになったのは周知のこと。数多くの編集者に当事者として接してきた。リリーさんから見た“編集者”という人種はどういうタイプの人々なのか?「なかなか普通の感覚じゃできない仕事ですよね。体力も知性も必要だし、基本的に約束を守れない人たち(=作家、ライター、イラストレーターほか…)と仕事する人なわけですからね。いわゆる一般の社会通念でもって、編集者を務め上げようとするとうまくいかないでしょう。特に小説とか漫画とか、ある程度時間をかけて作るものを担当する編集者ってのは原稿の待ち方もなかなか堂に入ってます。『こいつをウチから帰すには原稿書くしかなさそうだ…』って思わせる迫力を持ったヤツもいますからね(笑)。あぁ、もちろん実体験ですが…」。一方で『バクマン。』におけるサイコー&シュージンが服部という編集者との出会いで実力を伸ばしていくように、編集者の存在が原稿の質を左右するのも事実!「作る側にとって、一番最初の読者が編集者。だから、編集者に対するリスペクトの気持ちの有無が作品の質に関わってくるんです。この編集者、何もわからず『やれ』と言われたことをやってるだけだなと思うと、原稿の質も落ちるし、自分より映画についてよく知っている編集者だったら、緊張感をもって映画について書くようになる。そこで一緒に仕事して作っているという感覚も出てくるんです」。その意味ではリリーさんが演じた佐々木編集長は冷徹な目で作品を判断する「緊張感を持たせる」タイプの編集者だが…。「うん、加えてひとつ、ジャンプ編集部が他と大きく違うのは、彼らには『経済を支えている』という自負があるとこじゃないかと思います。ひとつの雑誌編集部で動かしている金額で言えば、間違いなく世界最大級ですから。だから、歴代ジャンプ編集長っていろんな戦場でいろんなものを見てきてしまったという人たちなんでしょうね。簡単には感情の起伏が表に出ないし、一方で現場の最前線は熱い編集者が多いけど、そこを経て、ある意味で適度に血が冷たくなっていると言えるのかもしれない(笑)」。編集者ではなく、逆にイラストレーターの目から見て漫画家という存在をリリーさんはどう見たのか?「僕自身、子供の頃は漫画家に憧れてノートに描いてたし、実際に連載したこともありましたが、漫画って1ページずつのものでしょ?でもイラストレーターの感覚で言うと、あの一コマがワンカット(ひとつの仕事)なんですよ。そう考えるとコスパが悪いなと思うし、そう考えると、めんどくさがってはできない仕事なんだなと思いましたね」。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:バクマン。 2015年10月3日より全国東宝系にて公開(C) 2015映画「バクマン。」製作委員会
2015年10月08日真梨幸子の50万部を超える大ベストセラー小説を映像化したHuluオリジナルドラマ「フジコ」。この度、本作の主演で狂気の殺人鬼役に演技派女優・尾野真千子が演じることが明らかになった。一家惨殺事件の生き残りの少女フジコ。お母さんみたいにはならない。いつしか幸せだけを追い求め殺人鬼となっていく。一家惨殺事件の生き残りとしてトラウマを負った11歳の少女・フジコ。だが彼女の人生はいつしか狂い始めた。「あたしは人生をリセットできる女」、呟きながら殺害を繰り返していく。なぜ彼女は殺すのか?誰が彼女の家族を殺したのか?愛への渇望か、幸せへの執着か、真実が明かされるとき、最高の後味の悪さと驚愕のラストが、観る者を戦慄と慟哭へと突き落とす。原作は、“映像化不可能”と言われた後味が悪い、イヤな気分になる、そんな不快な読後感から生まれたミステリーの新たなジャンルである「イヤミス」から昨今ベストセラーが多数生まれ、中でも「イヤミス」の名手・真梨幸子の50万部を超える大ベストセラー小説「殺人鬼フジコの衝動」(徳間文庫)をドラマ化したもの。主演の殺人鬼・フジコを演じるのは『そして父になる』『ソロモンの偽証』、来年公開の『起終点駅 ターミナル』に出演する女優・尾野真千子。本作の台本を読んだ尾野さんは、「殺人はあってはならない悪いもの、という思いから断りたいと思いました。でもそんなとき、『凶悪』を観て、『できるかもしれない』と思いました」と明かした。フジコを演じてみて、「最後まで共感は一切できませんでした。フジコよりほかの人が可哀そうでした。私なりの解釈でこの破滅的な女性を演じきりましたが、演じていてとてもつらかったです。疲労感が凄まじかったです。私にとってはそれだけ全身全霊で入り込めた役ということです。どうなるんだろう、狂気しかないんじゃないかと不安が90%でしたが、完成したものを観てみると、人の痛みも分かりますし、響くものがいっぱいあり、実は泣けました」と本作への思いを語った。今回キャストには主演の尾野さんをはじめ、谷村美月、丸山智己、リリー・フランキー、浅田美代子、真野響子といった魅力的な俳優陣も出演することが決定。そして主題歌には、斉藤和義の新曲「シンデレラ」が抜擢されている。そして恐怖だけでない、涙もりの本作。公開されていない各俳優陣の配役も気になるところ。この至高の映像作品をぜひ覗いてみて。「フジコ」は11月13日(金)よりHulu/J:COMにて全6話一挙独占配信。(cinemacafe.net)
2015年10月08日尾野真千子が主演を務め、狂気に満ちた殺人鬼を演じるドラマ『フジコ』が11月13日(金)から動画配信サービスHuluとJ:COMで全6話が一斉に配信されることが決定した。真梨幸子のベストセラー小説を映像化した作品だ。その他の画像本作は、50万部を超えるベストセラー『殺人鬼フジコの衝動』をドラマ化したもの。一家惨殺事件を生き残り、自分の母親みたいになりたくないという想いから殺人鬼になった主人公フジコは、愛と幸福を求めて、殺人を繰り返していく。「最初、台本を読んだ時、“殺人はあってはならない悪いもの”という思いから断りたいと思いました。台本の読後感が“むごい、ひどい、つらい”の三拍子で、とてもひどかったからです。正直、こんな衝撃的な役どころから自分を守りたいと思いました」という尾野は、映画『凶悪』を鑑賞し、不安を抱えながらも撮影に参加。「最後まで共感は一切できませんでした。フジコより他の人が可哀そうでした。私なりの解釈でこの破滅的な女性を演じきりましたが、演じていてとても辛かったです」と語るも「完成したものを観てみると、人の痛みもわかりますし、響くものがいっぱいあり、実は泣けました。やってよかったなとやっと思えた作品ですので、ぜひ、楽しみにしていてください」とメッセージをおくっている。映像ユニット“群青いろ”のメンバーで、『凶悪』などの脚本も手がける高橋泉が脚色を、ドラマ『電車男』や『1リットルの涙』の村上正典が演出を担当。谷村美月、丸山智己、リリー・フランキーらが出演し、斉藤和義が主題歌を手がける。衝撃的な題材を扱ったドラマだけに、配信後は話題を集めそうだ。『フジコ』11月13日(金)よりHulu/J:COMにて全6話一挙独占配信
2015年10月08日累計1500万部を誇る人気コミックを映画化した『バクマン。』(大根仁監督)が10月3日に、全国325スクリーンで封切られ、興行収入30億円を見込める好スタートを切った。東宝によると同日午前11時の時点で、2011年9月に公開された大根監督の『モテキ』(興収22.2億円)の138%を記録しているという。同日、東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇で初日舞台あいさつが行われ、大根監督、主人公の高校生漫画家コンビを演じる佐藤健と神木隆之介をはじめ、染谷将太、小松菜奈、桐谷健太、皆川猿時、山田孝之、リリー・フランキーが登壇。佐藤が「挑戦している日本映画に参加できて光栄」と喜びを語ると、大根監督は「ぜひ『ヒロイン失格』に勝ちたい」と現在興行ランキングの首位に立つ同作に、ライバル心を燃やしていた。『DEATH NOTE』の大場つぐみ×小畑健のコンビが漫画制作の裏側を描いた同名コミックを実写映画化。高い画力を持ったサイコーこと真城最高(佐藤)と、巧みな物語を書くシュージンこと高木秋人(神木)が高校生漫画家コンビとしてデビューし、週刊少年ジャンプ誌上で、天才漫画家・エイジら個性豊かなライバルたちとしのぎを削る姿を描く。舞台あいさつでは、漫画家を演じた佐藤と神木による直筆のイラストが披露され、大根監督を描いた佐藤は「100点でしょ?監督は現場でいつもエプロンをしているんですよ」と自画自賛。当の大根監督は「裸エプロンみたい…」と苦笑いを浮かべた。神木はサイコー&シュージンの似顔絵を描いたが、「普通じゃない?」(佐藤)、「情緒不安定さが出ている」(リリー)と散々な評価だった。『バクマン。』公開中取材・文・写真:内田 涼
2015年10月03日映画『バクマン。』が10月3日(土)に公開を迎え、主演の佐藤健、神木隆之介をはじめ、染谷将太、小松奈菜、桐谷健太、皆川猿時、山田孝之、リリー・フランキー、大根仁監督が揃って舞台挨拶に登壇した。「DEATH NOTE」で知られる大場つぐみ×小畑健のコンビによる人気漫画を原作に、高校生の漫画家コンビが週刊少年ジャンプNo.1の漫画家を目指して奮闘するさまを描く。大歓声に迎えられた佐藤さんは「毎回、初日の前日は眠れないです。しかもついさっきまで自分たちが出ていた映画を見ていた人と対面するということでドキドキです」と緊張を口にしつつも観客の満足そうな表情や拍手にホッとした様子。「ここまでやってこれたのは支えてくださったみなさんのおかげです」と感謝を口にする。神木さんも1年以上前の撮影の日々を懐かしみつつ「(クランクアップした当時は)まだ1年以上先なんだ…と思っていた、今年に入ってもまだ半年以上先なんだと思ってましたが(主題歌のサカナクションの)『SHINTAKARAJIMA』を聴くにつれて、『ついに来たか』という感じで感動しています」と初日を迎えた感慨を口にする。この日は、撮影現場でキャスト陣やスタッフが書き込みをした「落書きボード」にあった佐藤さんと神木さんが描いた絵が公開されたが、神木さんは自身が演じたシュージン、佐藤さんが演じたサイコーを描いており、客席からは「かわいい!」と歓声が飛ぶ。劇中で担当編集者を演じた山田さんは意見を求められると「このヘッドフォンのサイズだと(頭に)入らないでしょ」とツッコミが入り、ジャンプの編集長役で、自身もイラストレーターであるリリーさんからは「情緒不安定」との診断(?)が…。一方、佐藤さんがボードに描いた大根監督の似顔絵も公表されたが佐藤さんは「渾身の作!点数つけるなら100点」と自信満々。再び意見を求められた山田さんは「指が折れてます」と細かいツッコミを入れ、会場は笑いに包まれた。また、ジャンプの「努力・友情・勝利」というコンセプトに合わせて「いま勝利したいこと」というお題に一同が回答したが、染谷さんは「ここ最近の低気圧。頭がクラクラしてダメなんです」とローテンション。リリーさんは「意志が弱い自分に勝ちたい」と立派な目標を掲げるも「やらなきゃいけないことやらないし、次の日早く起きなくちゃけないのにAV見ちゃうし、やっちゃいけないのに麻薬に手を出すし…」と例として爆弾発言を連発!前列に座る記者たちがペンを走らせるのを見て「マジで書かないでくださいね。最近のネットは冗談が通じないから…」と苦笑交じりに語っていた。山田さんは、勝ちたい相手として「来週の土曜には本がいっぱいあるところの映画が公開されるけど…」と来週公開の『図書館戦争 THE LAST MISSION』をライバル視!大根監督も「巨人が人を食べる映画(=『進撃の巨人』)にも負けたくないし、“高校生漫画対決”と言われているけど『ヒロイン失格』に勝ちたい!」と堂々と宣言する。ただし、『ヒロイン失格』主演の桐谷美玲について聞かれると「大好き!」と即答し、会場は再び笑いに包まれた。最後に再びマイクを握った佐藤さんは改めて本作について「挑戦している映画。いままでの日本映画にない作品になっていると思います」と語り、会場は温かい拍手に包まれた。『バクマン。』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:バクマン。 2015年10月3日より全国東宝系にて公開(C) 2015映画「バクマン。」製作委員会
2015年10月03日先日結婚を発表し世の話題をさらっている福山雅治がメインキャストを務める音楽バラエティー番組「ウタフクヤマ」が、フジテレビ秋の特番として放送されることが決定。福山さんをはじめリリー・フランキー、桐谷健太、小室哲哉、三沢またろうといった多彩な顔ぶれが集結した。福山さんがバラエティー番組にメインキャストとして出演するという、極まれな本番組。実は以前からフジテレビは福山さんメインの番組を企画提案していたようで、福山さんは「お酒を飲みながらの楽しい会話がある中で、往年の名曲をセッションしたり、アドリブで歌を創作していく企画なら」と応え、本企画が実現したという。本番組では、リリーさんが店主を務めるとあるスナックに、福山さんや桐谷さん、小室さん、三沢さんら豪華な顔ぶれが集う、という設定でトークとセッションを展開。番組内では、約20年ぶりの共演となった福山さんと小室さんが初めてセッションを行うという奇跡も起こった。福山さんが「(小室)世代です」と言えば小室さんも「テレビで見てた人だなって感じです」と語るほどの距離感だった2人。だが、小室さんがおもむろに、「ちょっと楽屋で書いてきた」という歌詞を取り出し「福山君のイメージで(書いた)。福山君がこれにいいメロディー付けてくれるんじゃないかなあって」と福山さんに作曲を依頼。福山さんは驚きながらも早速ギターを片手にメロディーを奏で始め、曲を制作。「これリハーサルやってきたと思われたらしゃくだなあ!」(福山さん)「めちゃくちゃよかった」(小室さん)とお互いに大絶賛するほどの曲が仕上がった。ラップを披露した桐谷さんも「できちゃうんですね」と大きな声で感動を伝えた。お酒を酌み交わしながら音楽を奏でるという状況の中セッションはさらに続き、福山さんが「本当に歌いたい歌を歌っていいですか」と意外な選曲で周りを驚かす一幕も。最後は、リリーさんが「男って最終的にはセンチメンタルになる」と語るように、皆でじっくりと福山さんの歌声に聞き入っていたという。福山さんは収録の感想を「すごく楽しかったのでその楽しかった感じが番組になるといいなと思いました。お酒を飲みながら歌を歌うというプライベートな感じをテレビでやらせていただけるなんてことはないですからね」とコメント。さらに本番組の魅力を「練習やリハーサルをしてないところで音楽をやる、というその瞬間ですね。しゃべるように歌が始まり、笑うように楽器が始まるというような瞬間瞬間が今回の『ウタフクヤマ』の見所なんじゃないかな」と語った。共演したリリーさんは、「福山君と飲んでいると弾き語りしてくれて自分1人で聞くのがもったいないという瞬間がよくあるので飲み屋で起きているミラクルな瞬間をテレビで見せられたらいいなと」思っていたと明かし、実際に予定調和ではなく、小室さんとのセッションを間近でみて「初対面に近い小室さんと福山君がセッションしながらお互いの息があっていくところが面白かった」と話した。奇跡のセッションも実現した本番組で、福山さんの魅力、そして音楽の魅力を感じて。「ウタフクヤマ」は10月4日(日)23時15分、10月11日(日)23時45分の2週連続でフジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年10月01日リリー・フランキーが主演を務め、中村蒼、尾野真千子らが出演したドラマ「洞窟おじさん」の完全版が放送決定。全4話で放送される。昭和34年のとある農村。たび重なる親の虐待に耐えかね、家出をした加山一馬は、愛犬のシロとともに山奥の洞窟に隠れ住む。ヘビや木の実で食いつなぎ、自力でイノシシを狩ることを覚えた一馬は、やがて、山の幸を売って金を稼ぐ知恵を身につけてゆく。知り合ったホームレスから文字を学び、偶然助けた女性に恋をしたり、そんな想像を絶する人生を送りながら、43年間たった一人で生き抜き、“発見”されたときは57歳になっていた…。43年間山奥の洞窟に隠れ住んでいたという“洞窟おじさん“の実話をもとにドラマ化に挑んだ本作。「サラリーマンNEO」「あまちゃん」の吉田照幸が監督を手掛け、実際の洞窟おじさんに顔が似てるという理由から吉田監督がキャスティングを熱望したリリー・フランキーが主演を務めている。今回の完全版は、7月に放送され好評を得たスペシャルドラマを、4週にわたって放送するもの。もともとシリーズで放送できるボリュームで撮影していたという本作は、スペシャル版の90分には収まりきらず、泣く泣くカットされたシーンも多数あり、リリーさんはじめ出演陣やスタッフも完全版での放送を願っていたそう。さらに視聴者からも完全版の放送が望まれており、今回の放送決定に至ったという。映画の撮影スタッフによって手掛けられた本作は、『バクマン。』『シェル・コレクター』と俳優としての存在感をますます増しているリリーさんをはじめ、“洞窟おじさん”の青年時代役として「図書館戦争 BOOK OF MEMORIES」「無痛~診える眼~」と話題作への出演が続く中村蒼や、『きみはいい子』の尾野真千子、『トリック』シリーズの生瀬勝久らがキャストに名を連ねている。どこか笑えてどこか温かい、ユニークな本作の放送を楽しみに待ちたい。スペシャルドラマ「洞窟おじさん」は、10月1日、8日、15日、22日(木)BSプレミアムにて21:00~放送。(text:cinemacafe.net)
2015年09月29日佐藤健&神木隆之介をW主演に迎え、累計1,500万部を超える大ヒットコミックを実写映画化する『バクマン。』の公開を記念し、本編冒頭映像を映画公開に先駆けて解禁する特番生放送「GYAO!ライブトーク特別編『バクマン。』公開前夜祭!一夜限りのプレミアトーク!」が、公開日前日10月2日(金)に無料映像配信サービス「GYAO!」にて放送されることが分かった。高い画力の才能を持つ、真城最高(サイコ―)は、巧みな物語を書く秀才のクラスメイト、高木秋人(シュージン)。声優を目指している片想いのクラスメイト亜豆美保(アズキ)と、「漫画家として、声優として、お互いの夢が実現したら結婚する」と約束したことから、漫画家への道を志すことになる。最高と秋人はコンビを組み、夢の週刊少年ジャンプの連載を目指して日々漫画づくりに明け暮れる。2人に立ちはだかるジャンプ編集部。新進気鋭のライバルたち。そして突如現れ、遥か先を走り始めた若き天才新妻エイジ。はたして二人はジャンプ連載を勝ち取ることができるのか――。サイコーこと真城最高役に佐藤さん、コンビを組むシュージンこと高木秋人役に神木さん、そして最高が恋心を抱くヒロイン亜豆役を小松菜奈、そのほか染谷将太、山田孝之、リリー・フランキーと豪華実力派俳優陣たちのキャスティングで話題を呼ぶ本作。配役以外にも、予告編のナレーションに「週刊少年ジャンプ」作品に縁深いジャンプアニメ声優たちを起用したことや、革新的な映像表現に定評のある『モテキ』の大根仁監督ならではの新たな映像描写として、漫画執筆のシーンでプロジェクションマッピングを使用したことなどで多方面から注目を集めている。今回の特番生放送「GYAO!ライブトーク特別編『バクマン。』公開前夜祭!一夜限りのプレミアトーク!」では、そんな注目を集める本作の魅力に迫る内容を放送。W主演を務める佐藤さんと神木さんの豪華出演も決定し、作品への思いや本作への出演について、またパーソナリティについてなど、ファン必聴のトークを繰り広げる。そして注目すべきは、全世界初、劇場公開前に映画本編冒頭映像の独占配信を実施!さらにミニコーナーでは、LINEユーザーによる質問募集や、生電話で出演者キャストが回答する“生電話企画”など、超貴重なコンテンツが満載とのこと。「GYAO!ライブトーク特別編『バクマン。』公開前夜祭!一夜限りのプレミアトーク!」は、「GYAO!」ほか「LINE LIVE CAST」にて10月2日(金)21時より放送予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:バクマン。 2015年10月3日より全国東宝系にて公開(C) 2015映画「バクマン。」製作委員会
2015年09月29日リリー・フランキーを主演に迎え、寺島しのぶ、池松壮亮など豪華キャストが出演することで注目を集める日米合作の映画『シェル・コレクター』。来年2月の公開に先駆け、本作のティザービジュアルと特報映像が解禁した。主人公は“貝”の美しさと謎に魅了され、もう目ながら貝類学の世界で名を成し遂げた学者。彼は妻、息子と離れ、沖縄の孤島で貝を蒐集しながらひっそりと静かな厭世的生活を送っていた。しかし学者の静謐な日々は、島に流れ着いた画家の女・いづみが出現し、学者とひとつ屋根の下に暮らし始めることで次第に狂い始める。そして、ある日いづみの患っていた奇病を偶然にも貝の毒で治したために、それを知った人々が貝毒による奇跡的な治療法を求めて次々と島に押し寄せるようになる。その中には息子・光や、同じく奇病を患う娘・嶌子を助けようとする地元の有力者・弓場の姿もあった。原作は、本年度ピュリッツァー賞を受賞した、アメリカの作家アンソニー・ドーアの同名短編「シェル・コレクター/貝を集める人」。同名処女短編集で「O.ヘンリー賞」を始めとする多くの賞を受賞したアンソニー・ドーア作品初の映画化となる。今回、盲目の貝類学者の主人公を演じるのは『そして父になる』『凶悪』で各映画賞を総ナメにしたリリー・フランキー。そして島に流れ着き学者と奇妙な同居生活を始める画家・いづみには『キャタピラー』でベルリン映画祭最優秀女優賞を受賞し、映画はもちろん舞台やテレビにも幅広く活躍する寺島しのぶが演じる。また主人公の息子・光役には『ぼくたちの家族』『紙の月』などで受賞が続き目覚しい活躍をみせる池松壮亮、奇病を患う娘・嶌子を演じるのは、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」でお茶の間の誰もが知る存在となり、若手実力派女優として本年も話題作の公開が目白押しの橋本愛といった豪華キャストで脇を固めている。全編沖縄でロケを敢行したという本作。今回公開された特報映像はリリーさんが歩く海の映像から始まる。沖縄の手つかずの自然が映し出されており、その風景の中で盲目の貝類学者である主人公が静かな生活から一変、運命が転換していくことを予感させる映像となっている。併せて解禁されたティザービジュアルは、“見えずとも指先が感じる貝の螺旋…ここにあるのは、まるで奇跡だ”という文と共に、盲目の学者演じるリリーさんが沖縄の海辺を歩く。夕日に染まるその姿がドラマを感じさせる、そんなポスターとなっている。沖縄の美しい映像と盲目の主人公という難しい役どころを演じることとなるリリーさんの演技や脇を固める豪華キャスト人たちの演技にさらに注目を集めそう。『シェル・コレクター』は2016年2月よりテアトル新宿、桜坂劇場(沖縄)全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2015年09月24日佐藤健と神木隆之介を主演に迎えたことで話題を呼んでいる、『デスノート』の大場つぐみ×小畑健コンビの傑作漫画の実写映画『バクマン。』。この度、友情、努力、勝利そして恋という4パターンのTVCM映像が公式サイトにて公開された。高い画力の才能を持つ、真城最高(サイコ―)は、巧みな物語を書く秀才のクラスメイト、高木秋人(シュージン)。声優を目指している片想いのクラスメイト亜豆美保(アズキ)と、「漫画家として、声優として、お互いの夢が実現したら結婚する」と約束したことから、漫画家への道を志すことになる。最高と秋人はコンビを組み、夢の週刊少年ジャンプの連載を目指して日々漫画づくりに明け暮れる。二人に立ちはだかるジャンプ編集部。新進気鋭のライバルたち。そして突如現れ、遥か先を走り始めた若き天才新妻エイジ。はたして二人はジャンプ連載を勝ち取ることができるのか――。『モテキ』で日本映画の新たな地平を切り開いた鬼才・大根仁監督がメガホンをとりメインキャストにはサイコーこと真城最高役に佐藤健、コンビを組むシュージンこと高木秋人役を神木隆之介。そして最高が恋心を抱くヒロイン亜豆役を『渇き。』も出演している小松菜奈が熱演。さらにライバルの天才マンガ家新妻エイジ役に『寄生獣』『映画 みんな!エスパーだよ!』の染谷将太、二人の才能を見抜き、支えるジャンプ編集部の服部役に『新宿スワン』の山田孝之、そんな二人を影で見守るジャンプ編集部編集長の佐々木役にリリー・フランキーと、豪華実力派俳優陣たちが個性豊かなキャラクターを熱演する本作品。今回到着した映像は、「週刊少年ジャンプ」のコンセプトと言われている「友情、努力、勝利」に今回は“恋”を追加した4つのテーマに沿った映像となっており、すべてのCMにそれぞれの違ったジャンプアニメに縁の深い声優たちがナレーションを担当している。“友情編”には「ワンピース」のルフィ役、「ドラゴンボール」のクリリン役でおなじみの田中真弓。“努力編”には「北斗の拳」のケンシロウ役、「シティーハンター」の冴羽りょう役などを演じている神谷明。“勝利編”には「ドラゴンボール」孫悟空役や「ど根性ガエル」のひろし役で有名な野沢雅子。そして今回新たに追加された“恋編”では「きまぐれオレンジロード」の鮎川まどか役、「ドラゴンボール」のブルマ役などを演じられた鶴ひろみが担当している。「ドラゴンボール」、「スラムダンク」、「ワンピース」…誰もが一度は聞いたことのある、伝説的なジャンプアニメに縁深い“声”に注目してみて。『バクマン。』は10月3日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:バクマン。 2015年10月3日より全国東宝系にて公開(C) 2015映画「バクマン。」製作委員会
2015年09月16日映画『バクマン。』の完成報告イベントが8日、東京・六本木ヒルズで行われ、キャストの佐藤健、神木隆之介、染谷将太、小松菜奈、桐谷健太、新井浩文、皆川猿時、宮藤官九郎、山田孝之、リリー・フランキーと大根仁監督が出席した。10月3日に全国公開する本作は、大場つぐみと小畑健の同名漫画を実写化した青春ストーリー。「週刊少年ジャンプ」で連載を目指す高校生コンビの真城最高(佐藤)と高木秋人(神木)は、漫画の世界で奮闘する――というストーリーで、劇中音楽&主題歌をサカナクションが務めている。レッドカーペットが敷かれたイベント会場に、佐藤、神木らが登場すると集まった約600人の観客は大歓声。女性客たちとにこやかに握手を交わした佐藤は、「すごく王道の青春ストーリーだけど、スタイリッシュでハイセンスな作品になった」と胸を張ってアピール。本作は、CGを使ったバトルシーン、プロジェクションマッピングなどの技術を駆使しており、神木は、「完成されたものを見てビックリ。想像していた以上で、唖然としました。さすがっす!」と仕上がりに大興奮だった。イベント後の舞台あいさつでは、佐藤&神木のコンビとライバル役・染谷のバトルシーンの話題になり、佐藤は、「まさか『バクマン。』でワイヤーで吊られるとは思ってなかった」とビックリ。続けて、「『るろうに剣心』対『寄生獣』だったね!」と笑顔を見せた神木に、「俺、ミギーがいないと何も出来ないから」と突っ込んだ染谷は、「本当にアクションがすごい。最近、"若年寄り"って言われてるので頑張りました」と苦笑いで撮影を振り返っていた。また、現在26歳ながら高校2年生を熱演し、「高校生に見えるように頑張りました」と語った佐藤。大根監督が、「童貞の高校生に見えるか心配だった。神木くんは大丈夫だと思ったけど、佐藤くんが……」と本音を暴露すると、「俺も正直心配だった。童貞に見えるかみなさんにチェックしてほしい」と苦笑い。その様子に、山田は、「見えない! 見えない!」とツッコミ、リリーも、「明日の見出しは、『佐藤健、童貞の演技に苦労する』だな」と悪ノリして笑いを誘っていた。
2015年09月09日大人気コミックを実写映画化した『バクマン。』の完成報告イベントが9月8日(火)、都内で行われ、高校生漫画家コンビを演じた佐藤健と神木隆之介が出席。神木さんの“珍行動”に、佐藤さんが「おれは絶対やらない!」と突き放した。イベントには佐藤さん&神木さんに加えて、共演する染谷将太、小松菜奈、桐谷健太、新井浩文、皆川猿時、宮藤官九郎、山田孝之、リリー・フランキー、大根仁監督、主題歌を手がける人気バンド「サカナクション」の山口一郎、岩寺基晴、草刈愛美、岡崎英美、江島啓一が勢ぞろい。秋雨が降りしきるなか、約600人の当選ファンが駆けつけ、会場となった東京・六本木ヒルズアリーナは大盛り上がりだった。撮影現場をふり返るトークで、山田さんが神木さんにユニークな筋トレを伝授したエピソードが披露されると、大根監督は「この場でやって見せたら?」とムチャぶり。神木さんは「いま、どんな画(え)になってます?」と照れくさそうに、“山田式筋トレ”を実践したが、これに対し佐藤さんは「えっ?おれも?おれは絶対やらない!」と突き放した。原作は「デスノート」の大場つぐみ×小畑健コンビが、2008年より「週刊少年ジャンプ」で連載が始め、累計発行部数1,500万部を超える大人気コミック。高い絵の才能を持つ真城最高(佐藤さん)と、巧みな物語を書く高木秋人(神木さん)の高校生漫画家コンビが、日本一の発行部数を誇る週刊少年ジャンプ誌上で、若き天才漫画家・新妻エイジ(染谷さん)らライバルとしのぎを削る青春ストーリーだ。「すごく王道の青春映画に仕上がった。それに大根監督の手によって、最先端の映像技術も使われていて、とてもスタイリッシュでハイセンスな作品」と佐藤さん。漫画家同士のバトルをダイナミックに描いたアクションシーンについては、「まさか、『バクマン。』の映画化でワイヤーに吊るされるとは」(佐藤さん)、「白いスタジオで撮影し、どんな映像になるか想像もつかなかった。完成した映像を見て、感激しました」(神木さん)。大根監督は、染谷さんもまじえた撮影風景を「るろ剣vs.寄生獣」だと盛り上がった』と話していた。『バクマン。』は10月3日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月08日俳優の佐藤健が9月8日に、都内で行われた主演作『バクマン。』の完成報告イベントに出席。「すごく王道の青春映画に仕上がった。応援してくださるファンの皆さんに恩返しできる作品だと思う」と胸を張った。その他の画像/『バクマン。』完成報告『DEATH NOTE』の大場つぐみ×小畑健のコンビが漫画制作の裏側を描いた同名コミックを実写映画化。高い画力を持った真城最高(佐藤)と、巧みな物語を書く高木秋人が高校生漫画家コンビを組み、週刊少年ジャンプの連載を勝ちとり、天才漫画家・エイジら個性豊かなライバルたちとしのぎを削る姿が描かれる。イベントには佐藤をはじめ、コンビを組む秋人役の神木隆之介、共演する染谷将太、小松菜奈、桐谷健太、新井浩文、皆川猿時、宮藤官九郎、山田孝之、リリー・フランキー、大根仁監督、主題歌アーティストのサカナクション(山口一郎、岩寺基晴、草刈愛美、岡崎英美、江島啓一)が勢ぞろい。ステージ上には約5000冊の週刊少年ジャンプが積み上げられ、映画の世界観を再現していた。劇中には、最新のプロジェクションマッピングを駆使し、漫画家同士の激しいバトルを表現したシーンがあり、佐藤は「まさか『バクマン。』でワイヤーに吊るされるとは」と驚きの表情。神木も「撮影は真っ白なスタジオの中なので、どうなるのか分からなかったが、出来あがった映像が想像以上で感激しました」と興奮しきり。染谷が「映像を想像しながらのアクションは難しい」と振り返ると、大根監督は「佐藤君と染谷君が戦うんで、思わず『るろ剣』vs.『寄生獣』だと盛り上がった」と話していた。『バクマン。』10月3日(土)全国東宝系にてロードショー取材・文・写真:内田 涼
2015年09月08日フジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」の27作目として、2011年4月から6月にかけて放送され、“大人も泣けるアニメ”と話題を呼んだ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」。9月21日(月)に村上虹郎&志尊淳&松井愛莉ら若手俳優陣が集結し実写ドラマが放送されることが、この度、本作に出演する大人キャストが発表。小泉今日子、小日向文世、吉田羊らが参戦することが明らかになった。物語の舞台は秩父、宿海仁太(じんたん)、本間芽衣子(めんま)、松雪集(ゆきあつ)、安城鳴子(あなる)、鶴見知利子(つるこ)、久川鉄道(ぽっぽ)の6人は大の仲良しグループで、いつも遊んでいた。グループ名は「超平和バスターズ」。“じんたん”の考案で、「何でも平和にするグループ」という意味だ。しかし、“めんま”の事故死により、6人の絆は決裂してしまう。それから7年後。高校に入学したものの、家に引きこもってしまった“じんたん”の前に、少し成長した“めんま”の幽霊が現れた。“めんま”は、生きているときに叶えられなかった“ある願い”が心残りで現れたが、どんな願いなのかは思い出せないという。“めんま”の願いをかなえるため、再び集まった「超平和バスターズ」の6人。あの日を境にバラバラになってしまった「超平和バスターズ」は、失われた笑顔を取り戻すことができるのだろうか。そして“めんま”の願いとは一体何なのか――。今回発表されたのは、小泉さん、小日向さん、吉田さんのほかに、リリー・フランキー、上地雄輔、火野正平の豪華俳優陣。小泉さんが演じるのは、今はすでに病で亡くなっている“じんたん”の母・塔子。塔子亡き後、男手ひとつで“じんたん”を育ててきた父・篤には小日向さん。“めんま”の母・洋子を演じるのは、アニメ『あの花』の同スタッフによるオリジナル映画『心が叫びたがってるんだ。』で声優に初挑戦する吉田さん。“じんたん”が協力を仰ぎに行く花火師・十和田政吉に火野さん。工事現場の作業員に上地さん。“つるこ”が高校で所属する美術部の顧問・藤吉謙一をリリーさんが好演する。“じんたん”を見守ってきた父親役として、小日向さんはクランクアップ後に「実はアニメは見ていないのですが、ドラマのお話をいただいたときに息子たちにタイトルを言ったら、『すごい! すごい!』と言うから、じゃあ、やりますって決めました(笑)」とオファーを受けた経緯をふり返る。共演した村上さんに関しては「話がすごく面白くて、感性がとても豊かな子だな、もっとたくさん絡みたかったな、と思いました。この先も、もっと一緒に仕事ができたらうれしいですね」と語った。最後に「今回は小泉さんの写真に向かって塔子さん、塔子さん、と優しく呼びかけている役ですが(笑)、僕は最近、腹黒い役が多かったので、久しぶりに穏やかに演じられて良かったです」と撮影の感想を寄せた。スペシャルドラマ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」は9月21日(月)午後9時~11時18分 全国フジテレビ系列にて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年09月01日マルチタレントのリリー・フランキーが主宰し、7月11日に東京・中野サンプラザで行われたライブイベント『ザンジバルナイト2015』の模様が、WOWOWで8月8日(20:00~)に放送される。このライブは、リリー・フランキーと、ミッツ・マングローブを総合司会に、"昭和の音楽番組"をイメージさせるステージセットで、生バンドの演奏に合わせて、アーティストたちがカバー曲とオリジナル曲を披露するというもの。Every Little Thingの持田香織が、堺正章の「さらば恋人」を歌ったり、三浦大知が沢田研二の「勝手にしやがれ」に合わせて登場するなど、第一線級のアーティストが、次々に昭和歌謡でパフォーマンスを繰り広げた。このほかにも、友近ふんする演歌歌手・水谷八重子が、松田聖子の「夏の扉」などを演歌調で歌い上げたり、ミッツ率いる3人組ユニット・星屑スキャットが、リリー作詞の「新宿スキャット」を見事なハーモニーで聞かせるも、リリーから歌詞の誤りを指摘されたり、持田がマキタスポーツとムード歌謡風衣装で「別れても好きな人」をデュエットしたりと、バラエティ豊かなラインナップで会場をわかせた。トリは、同イベント初出場の真心ブラザーズが務めたが、リリーは「『いやぁ、いつかザンジバルナイトに出たかったんですよ』って言ってくれて。でも、うそでしょう、それ(笑)」と素直に喜ばず、発言の本心を怪しんでいた。
2015年07月31日「ぴあ」調査による2015年7月25日のぴあ映画初日満足度ランキングは、太平洋戦争に従軍した作家・大岡昇平の代表作を塚本晋也監督が自らの主演で映画化した『野火』がトップに輝いた。その他の写真『野火』の舞台は第2次世界大戦末期のフィリピン・レイテ島。日本軍の敗戦が色濃くなった中、結核を患った主人公・田村一等兵は部隊からも野戦病院からも追い出され、空腹と孤独を抱えながら果てしない原野を彷徨う。田村を始め次第に狂気を帯びていく兵士たちの姿が、最前線の強烈な映像と共にスクリーンから迫ってくる。観客からは「戦争では何が、誰がまともかわからない。そんな状況に恐怖を抱いた」「銃撃シーンは直視するのも辛くて逃げ出したくなった」「今回で2回目の鑑賞。とにかく戦争は嫌だというのを前よりも強く感じた」などの感想が上がった。本作は塚本監督が“いまの時代に問うべき作品”という強い想いから作り上げた作品だ。しかし監督は決して、観る者に思想やメッセージを押し付けているわけではない。観客は「監督の言う通り、言葉が出るには2日かかる。単純に反戦映画ではなく、観る側の感じ方を意識して作られていて、“シンプルだけど深い”を味わった」「美しい風景は心に突き刺さり、登場人物と一緒に観ているような気分になった。生きることとは何かを考えた」など、本作を通して様々な思いをめぐらせたようだ。また劇中には凄惨なシーンも数多く登場するが、「苦手な描写もあったが、塚本監督の想いの強さを感じて色々考えさせられた」「グロテスクなものは得意ではないが、そんなことは言っていられない。本当はもっと残酷な状況だったのだから、目をそらさないで観ないといけないと思った」「原作を読んだときは、描かれる状況と現実がかけ離れすぎていると思ったが、映画を観ると、日本が今まさに置かれている状況と重ねて、自分もこの状況と向き合っていかなければならないと強く思わされた」など、目を背けず画面から何かを見出そうとした観客も多数見られた。『野火』は監督の想いに賛同したリリー・フランキー、中村達也、森優作といった共演者や多くの協力者に支えられ作られたインディーズ作品だ。しかし出演陣の圧巻の演技や、リアリティあふれる凄まじい描写は、圧倒的熱量を持って観客に届いたようで「今回で3回目の鑑賞。やっと冷静に観ることができた。戦争体験をしていない私たちには想像できないもなので、ひとりで受け止めるより他の人にも観てもらって感想を共有したいし、そうすることで救われたい」「戦争を知らない世代にこそ観てほしい」「自分と同じ20代の若者に観てもらいたい」といった熱い声が寄せられた。本作は今後も口コミで動員を伸ばすだけでなく、毎夏、どこかで上映されては新たな観客に出会う作品になりそうだ。(本ランキングは、7/25(土)に公開された新作映画7本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『野火』公開中
2015年07月27日7月30日(木)、31日(金)、京都文化博物館別館にて、「音楽」と「おんなのこ」をテーマにした映画上映イベント「20HIVE Film Fes ‘15」が開催される。1日目となる30日(木)は、「おんなのこかんとく」をテーマに、「表参道合唱部!」(TBS)出演の森川葵主演『おんなのこきらい』の上演と監督トークショーや、立命館大学映像学部の女子学生による作品上映が行われる。31日(金)の2日目は「音楽で魅せる映画」をテーマに、テレビ朝日「相棒 Season4」や映画『百夜行』、アニメ「黒子のバスケ」などを手がけた福岡出身の脚本家・入江信吾が企画、製作、脚本を務め、落合モトキ、リリー・フランキー、板谷由夏、博多華丸ら福岡出身者が数多く参加した『なつやすみの巨匠』の上映と音楽監督の江崎文武によるトークショーが行われる。また同日、「Women in Japanese Film Industry」をテーマに、『かもめ食堂』『めがね』の荻上直子、「私立探偵 濱マイク」シリーズの林海象、『おんなのこきらい』の加藤綾佳が登壇するトークイベントが開催される。主催団体の「20HIVE」は、“20代の巣”を意味する立命館大学映像学部の学生を中心とした団体であり、20代のアーティストやエンターテイナーのマネジメントやプロモーションを行う。新世代によるベテラン作家を巻き込んだイベントとして、注目を集めそうだ。「20HIVE Film Fes ‘15」は、京都文化博物館別館にて7月30日(木)、31日(金)開催。(text:cinemacafe.net)
2015年07月16日iTunes Storeでは、映画レンタルを100円で楽しめるお得な「今週の映画」を毎週提供中です。今レンタルすれば30日間好きな時に視聴できるので、すぐには見られないという人もチェックしておかなきゃソン! レンタルは初めてという方のお試し利用にもおススメですよ。○バカバカしいことに一所懸命な青春は、切なく美しい「ホルモー」って何? と問われれば、この世ならざる存在=式神を操って戦わせるチーム対抗競技のようなもの、と答えるしかないのですが、意味分かりませんよね。それがまた一発ギャグの連続にしか見えない妙な言葉と振りの連続なんです。京都の4つの大学にあるサークルがそれを伝統的に行ってきたという設定で、主人公・安倍(山田孝之)は京大のホルモーサークル「京大青竜会」に入ってしまうわけですが、そのいきさつから種明かしまでが丁寧に積み重ねられるために、実際にホルモーバトルが開催される頃には観ている側もそのおかしな光景を受け入れるどころか、応援したくなってしまいます。ヘンテコな世界を描きつつも、これはまごうことなき青春映画! 大学のサークルって、高校生の部活よりも自由で自主的。興味本位がいつしか本気になり、恋愛模様も織りなされ……。そんな学生気分が思い出される作品です。主演の山田孝之ほか、人気俳優のはまり役な演技にも注目です。(作品紹介)<< 京大に入学した安倍(山田孝之)は、「京大青竜会」という怪しいサークルの新歓コンパで美しい鼻を持つ早良(芦名星)に一目惚れし、うっかり入会してしまう。そこには、大木凡人そっくりの女子・楠木(栗山千明)に日本オタクの帰国子女・高村(濱田岳)、俺様オーラ全開なイケメン・芦屋(石田卓也)など一風変わった奴らがいた。ただのレジャーサークルと思われていた青竜会だったが、ある日会長の菅原(荒川良々)から、実は"オニ"と呼ばれる式神を操り戦わせる謎のバトル"ホルモー"を行うサークルだと告げられる。彼らは実際に"オニ"を目にし、"オニ"を操るオニ語と指令ポーズを覚えるなど、完全に"ホルモー"に巻き込まれていく――。○つながり作品コメディ作品の印象が強い山田孝之ですが、シリアスな作品でも主演を務めています。こちらは2013年とわりと最近の社会派サスペンス。雑誌『新潮45』の編集者をモデルにしたノンフィクション小説『凶悪 -ある死刑囚の告発-』を原作にした作品です。山田孝之演じる藤井に余罪の告白をする死刑囚役・ピエール瀧と、怪しい不動産ブローカー役のリリー・フランキーは、この作品で第37回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を始め、数々の賞を受賞しています。
2015年07月15日BSプレミアムのスペシャルドラマ「洞窟おじさん」の完成試写会が7月15日(水)都内で行われ、主演のリリー・フランキーと中村蒼が出席した。加村一馬さんによる実録小説「洞窟オジさん 荒野の43年 平成最強のホームレス驚愕の全サバイバルを語る」を実写ドラマ化。13歳の頃に親の虐待から逃れるために愛犬シロと共に山奥の洞窟に隠れ住み、社会から切り離されて43年もの間サバイバル生活をした加山さんの奇想天外な半生を、リリーさんと中村さんの二人一役で描く。野獣スタイルで青年期を演じた中村さんは「髪の毛をボサボサにして体も黒く塗って、イノシシの毛皮をまとって……ここまで激しいビジュアルはこの作品くらいしかないと思ってやりました」と挑戦を口にしながらも「完成版を観た時に、リリーさんに比べて自分だけ野獣感があって驚きました」と苦笑い。自身のサバイバル体験を聞かれると「サバイバルじゃないと言われるけれど」と前置きしつつ「16歳で上京して一人暮らしを始めた時に、お風呂の蛇口を捻ったらお湯が出なかった。ガス屋さんに連絡する事すら知らず、その日は水のシャワーを浴びました」と若気の至りを恥ずかしそうに振り返っていた。一方のリリーさんは「お話をいただいた時にタイトルが素晴らし過ぎて、引き受けないのはしゃくだと思ったし、俺が断ったらどうせピエール瀧がやるんだろうと思ったから」と笑わせながら「台本をちゃんと読まないまま引き受けた珍しい作品。ぜひやりたいと決めました」と舞台裏を紹介。モデルとなった加村さんには撮影中に対面したそうで、リリーさんは「僕自身に近いものがあった。人と接するのは煩わしいけれど、人と一緒にいないと満たされないという思いは都市生活をしている人も同じ。だから“洞窟おじさん”は特別な人ではない。泣く場面では自然と泣けた」と共感。それでも印象的な場面を聞かれると「一番印象的な場面は編集で切られたので何とも言えない」と冗談めかしつつ「50歳を過ぎて、ここまで脱いだり、走ったり、格闘したりすることはないので、撮影以来ずっと膝が痺れています」とクレームを入れていた。NHKBSプレミアムのスペシャルドラマ「洞窟おじさん」は、7月20日(月)午後9:00放送。(text:cinemacafe.net)
2015年07月15日ジョニー・デップ(Johnny Depp)とヴァネッサ・パラディ(Vanessa Paradis)の娘で16歳のリリー・ローズ・デップ(Lily-Rose Depp)が、今度はアイルランドのラッパーのMVに出演した。先週、「シャネル(CHANEL)」のオートクチュール・コレクションにモデルとして登場したリリー・ローズだが、今度はアイルランドのラッパー、レジー・スノウ(Rejjie Snow)の「All Around The World」のMVに出演している。リリーは、レジーの熱烈なファンという設定で、出待ちしていた追っかけファンたちの中から選ばれて、彼の車に乗せてもらうというストーリーが展開する。実は、女優のキャリアもスタートさせているリリー・ローズ。日本では7月18日から公開の『Mr.タスク』に出演、父であるジョニーとの共演も果たしている。
2015年07月13日ハリウッドで活躍するウェイン・ワン監督が日本人俳優を起用し映画『女が眠る時』を製作。クランクアップを迎えた7月11日に都内で会見が行われ、主演のビートたけし、西島秀俊、忽那汐里、小山田サユリとワン監督が出席した。その他の画像スペイン人作家のハビエル・マリアスの短編小説「WHILE THE WOMEN ARE SLEEPING」をワン監督が日本で撮影売ることを提案し、製作が決定した本作。妻と共にリゾートホテルを訪れた作家が目撃した、初老の男と親子ほど年の離れた若い女性の異様な愛を官能的に描き出す。6月16日にクランクインし、メインのホテルのシーンは静岡県河津町の伊豆今井浜東急ホテルおよび、河津町、下田近郊で撮影。この日の都内(北青山)での撮影で全てのシーンを撮り終えた。たけしにとっては自身の監督作以外での映画主演は『血と骨』以来、12年ぶり。開口一番「渡辺謙です」と自己紹介するなど随所にジョークを交えつつ「自分のキャリアの中で久々に緊張して、最初は手探り状態が続いた。やってみて、役者としても監督としてもいい勉強になった」と振り返った。現場ではワン監督が一方的に演出するだけでなく、常に台本に変更が加わり、俳優陣にアイディアを求めることも多かったという。西島はその様子について、特にワン監督とたけしのやり取りを指して「偉大な映画作家2人と現場でご一緒できて、2人が話し合ってどんどん膨らんでいくのを見ることができたのは僕にとって財産。さっき(撮影が)終わったばかりで落ち込んでいます(苦笑)」と語る。ワン監督はたけしについて「この作品にとってのもう一人の監督。こちらから『日本人ならこういう状況に置かれた時、どうする?』などとアイディアを求めたこともありました」と話した。忽那は、たけしが演じる初老の男・佐原の理想の女性として幼い頃より育てられてきた美樹を演じた。当初、監督は忽那は美樹のイメージと違うと感じていたものの、会ってすぐに起用を決断したという。忽那にとっても挑戦となったが「クランクインまでは時間があり、監督と文通のようにコミュニケーションをとりながら作っていきました」と述懐。撮影に入っても常に変更があり「予測不可能な毎日で、いつも以上にどちらに傾いても役がぶれないようにと考える時間が長かったです」と苦労の日々を明かした。このほか、リリー・フランキー、新井浩文、渡辺真起子も出演。現時点で未定ながらも、今後、海外の映画祭への出品などにも注目が集まる。
2015年07月13日ビートたけし、西島秀俊、忽那汐里、小山田サユリがベルリン国際映画祭銀熊賞に輝くなど世界的な活躍を見せるウェイン・ワン監督の最新作『女が眠る時』に出演。クランクアップを迎えた7月11日(土)に都内で記者会見が行われた。香港出身でハリウッドでも活躍するワン監督がスペイン人作家ハビエル・マリアスによる短編小説「WHILE THE WOMEN ARE SLEEPING」を日本で撮影することを自ら提案。リゾートホテルで、初老の男・佐原と親子ほど年の離れた若く美しい美樹の間にある愛情を目にした作家・健二が彼らに心奪われ、執拗に追いかけ、次第に自分を見失っていくさま、佐原が美樹に注ぐ異常な愛が描き出される。撮影は6月半ばに始まり、メインのホテルのシーンは静岡県の「伊豆今井浜東急ホテル」および、近郊の河津町、下田で撮影され、この日、都内の北青山での撮影でクランクアップを迎えた。佐原を演じるたけしさんにとって、自身の監督作以外の作品に主演するのは『血と骨』以来、12年ぶり。開口一番「渡辺謙です。トニー賞がもらえず、殴ってやろうかと…」と語り笑いを誘う。本作への出演を決めた理由についても「スケジュールが合ってギャラもらえるから。金をくれれば親でも殺す芸人なので」と冗談を連発していたが「キャリアの中でも久々に緊張し、最初は手探りの状態が続いた。やってみて役者としても監督としてもいい勉強になりました」と大いに刺激を受けたよう。ワン監督は現場でもどんどん台本に変更を加えていくタイプで、たけしさんをはじめ、キャスト陣にも積極的に行けんやアイディアを求めたそう。たけしさんについてワン監督は「この作品にとってはもう一人の監督」と最大限の賞賛を送る。たけしさんはワン監督の現場について「基本的に、おれの作り方と似ているなと感じた。違うのはおれは適当で『こんなもんでいいや』というところ。やってることは同じだけど(笑)」とまたも冗談に紛れさせつつ、現場で感じた“共鳴”を明かした。作家の健二を演じた西島さんは、ワン監督がベルリン国際映画祭銀熊賞に輝いた『スモーク』に言及し「個人的に何度も見直してる映画で、何度見ても『この映画は何なんだ?』『この役者たちの素晴らしさは何なんだ?』と感じる」と語り、今回の作品へのオファーと共にすぐさま香港に飛んで、監督と話をしたと明かす。「役について深く話をして、自然にスーッと(本作への参加が)始まった感じだった」と振り返る。西島さんにとって、たけしさんは自身の出世作と言える『Dolls/ドールズ』の監督でもあるが、今回の現場について「偉大な映像作家2人と現場をご一緒できて幸せでした。さっき、(全ての撮影が)終わったばかりで落ち込んでいます(笑)。どんどん新しいシーンが増えていくのは刺激的でしたし、お2人が話して、どんどん膨らんでいくのを見られたのは僕にとっては財産です」と充実した表情を見せた。忽那さんは、少女の頃から佐原の理想通りに育てられてきた美樹を演じたが、実は当初、忽那さんはワン監督がイメージする美樹とはやや違っていたそうで「役をいただけるとはあ思ってないところから、『一度お茶でも』とお会いした」とのこと。ワン監督は直接会って、すぐに忽那さんの起用を決断したという。忽那さんは「クランクインまで時間があり、美樹というなかなかない育てられ方をした女性ということで、自分一人では見失ってしまうところを、監督と文通のようにコミュニケーションを取りながら作って生きました」と述懐。撮影でも「予測不可能な毎日で、役がどういう気持ちに傾いても、ぶれないようにといつも以上に考える時間が多かったです。刺激的で挑戦的な日々でした!」と笑顔で語った。たけしさんは、自身が演じた佐原を「変態」と自虐的に評するが、ワン監督は原作を読んで「変態ながらも共感できた」と語る。「この初老の男が眠る少女をビデオに収めるのですが、そこに純粋なものが凝縮されているのを感じました。彼はいつか彼女が自分を捨てるであろうことも薄々感じているのです。その意味でこれは“裏切り”を描いたヤクザ映画のようなものだとも言えます」と語り、完成に向けての手応えをうかがわせた。このほか、リリー・フランキー、新井浩文、渡辺真起子が出演することも発表された。『女が眠る時』は2016年公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月13日細田守監督の最新作『バケモノの子』が7月11日に、全国456スクリーンで封切られ、東京・TOHOシネマズスカラ座で初日舞台あいさつが行われた。細田監督は、声優を務める役所広司、宮崎あおい、染谷将太、広瀬すず、大泉洋とともに登壇し、「あおいさんの表現する力はすごい」「この前、リリー・フランキーさんと飲みながら『広瀬すずは天才だ』と語り合った」とキャラクターに命を吹き込んだ女優陣を絶賛した。『バケモノの子』初日舞台あいさつ/その他の写真興収42億円を超えた『おおかみこどもの雨と雪』に続くファン待望の新作は、交わることのない人間界と渋天街(じゅうてんがい)と呼ばれるバケモノ界を舞台に、ふたつの世界に生きるひとりぼっちの少年とひとりぼっちのバケモノの交流を描く。主人公・九太の少年期を演じる宮崎は「男の子を演じるのは初めてで、とても難しかった」。一方、声優初挑戦の広瀬は「仕事を始めてこの3年間で、一番緊張したお仕事。第一声はガタガタで冷や汗をかいちゃいました」と苦労を振り返った。猿のバケモノを演じる大泉は、「肝心なシーンで、染谷くんが帰ってしまって(笑)。スケジュールの都合だから、しょうがないんですけど。そしたら、監督が『呼び戻しましょう』と言い出して」と苦笑い。青年期の九太を演じる染谷は、実際スタジオに舞い戻ったそうで「連絡をもらった瞬間、『洋さんだな』と思いました」。さらに九太を育てるバケモノ・熊徹役の役所が「僕はひとりでアフレコしていた」と明かすと、慌てた大泉は「いや、監督が…」と釈明していた。『バケモノの子』公開中取材・文・写真:内田 涼
2015年07月11日『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』の細田守監督の最新アニメーション映画『バケモノの子』が7月11日(土)に公開を迎え、ボイスキャストを務めた役所広司、宮崎あおい、染谷将太、広瀬すず、大泉洋が初回上映後の舞台挨拶に登壇した。人間の住む世界とは別の次元にあるバケモノたちが暮らす“渋天街”に迷い込んだ少年が、バケモノの熊徹を師匠として成長していくさまを描く。登壇陣は、思い思いにお気に入りのシーンや思い出深いシーンについて語ったが、会場をわかせたのは、やはり(?)大泉さん。自身が演じた熊徹の悪友・多々良、同じく悪友でリリー・フランキーが演じた百秋坊、染谷さんが演じる主人公・九太(青年期)の3人での終盤の感動的なシーンに言及した。大泉さんは、このシーンは3人一緒に収録するものと思っていたが、染谷さんはスケジュール表を見て、各人別収録であることを確認して先に帰ってしまったという。大泉さんが「このシーンこそ一緒に録った方がいいんじゃないか?」と控えめに監督に言うと、細田監督は「そうですね、呼び戻しましょう!」と染谷さんと連絡を取り、もう一度スタジオに戻ってもらい、3人一緒に収録を行った。大泉さんは、きっかけは自分ながらもあくまで呼び戻すのを決めたのは細田監督であると釈明!「(染谷さんは)奥さんとスーパーに買い物に行くところだった…」と申し訳なさそうに語り「戻ってきてくれて、(このシーンに)気持ちが入った」と振り返る。もちろん染谷さんは勝手に帰ってしまったわけではなく、あくまでスケジュール表を見て、別収録であると確認した上で帰ったのだが「(スタッフに)『お疲れさまです』と言われて『あ、おれ帰るんだ』と。僕ももちろん、一緒に録りたかったです。『戻れる?』と電話があった時、『(言い出したのは)洋さんだな』と思いました(笑)」とニヤリ。大泉さんは再度「僕じゃない!」と弁明していたが、このやり取りに熊徹役の役所さんが「僕は(リリーさんと大泉さんの)2人がいない時でも呼び戻さずにやってました(笑)」と語り、会場は笑いに包まれた。広瀬さんはボイスキャストの仕事は今回が初挑戦で「(芸能界で)3年仕事をしていて一番緊張しました!」と語るが、細田監督は「ワンテイク目からなんでこんなことができるの?と思うくらいに臨場感、緊張感がみなぎっていた」と絶賛!「リリーさんとお酒を飲みながら『広瀬すずは天才だ』という話で1時間40分くらい盛り上がってました(笑)」と明かした。『バケモノの子』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:バケモノの子 2015年7月11日より全国東宝系にて公開(C) 2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS
2015年07月11日いよいよ夏休みシーズン到来のこの時期、日本、米国、英国を代表する長編アニメーション映画が次々と公開を迎える。それぞれ師弟、仲間、親子の絆を描きながら、ひとしきり笑って笑って、胸アツにさせてくれる3本をご紹介!まず、7月11日(土)より公開されるのは、『おおかみこどもの雨と雪』『サマーウォーズ』などで、日本のアニメーション界をけん引する細田守監督が贈る、夏アニメ『バケモノの子』。ひとりぼっちの少年・九太とひとりぼっちのバケモノ・熊徹が出会い、師弟となって生活していくうちに、やがて本物の親子のような関係が生まれていく。役所広司、宮崎あおい、大泉洋、リリー・フランキーらベテランと、若手人気俳優の染谷将太と広瀬すずなどが集結する豪華声優陣にも注目だ。また、『怪盗グルー』シリーズの大人気キャラクターが満を持して主役で登場するスピンオフ作品『ミニオンズ』が、7月31日(金)公開される。本作は彼らが怪盗グル―に出会う前の物語で、最強のボスを探すため旅に出るケビン、スチュアート、ボブの3人の冒険が中心に描かれる。旅の途中にはさまざまな問題が待ち受けるが、ミニオン一族のために3人は強い絆で団結!もちろんドタバタトラブルも満載で、あらゆる時代を反映する“コスプレ”ミニオンが何ともキュートだ。そして、先週末7月4日に公開され、観客動員数3位、興行収入4位の大ヒットスタートを切った『映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~』も、胸アツ必至。アカデミー賞を多数受賞している英国アードマン・アニメーションズの大ヒットシリーズ『ウォレスとグルミット 危機一髪!』から生まれ、現在も老若男女に愛される、ひつじのショーンを主人公にした初の長編映画。本作では、ショーンを始め、おなじみの仲間たちがいつもの牧場を飛び出し、行方が分からなくなってしまった牧場主を探すため、大都会で大冒険を繰り広げる。注目なのは、牧場主とショーンたちで築かれる普遍的な家族関係だ。牧場主が父親とすれば、牧羊犬のビッツァーが長男で、ショーンとひつじたちがその弟、という関係ができ上がっており、まだ幼いころのかわいいショーンたちの様子も描かれる場面は必見。“失って初めて気がつく大切なもの”が、物語の軸となっており、ショーンたちが力を合わせて大都会で奮闘する姿は涙なしでは見られない!?各国のアニメーターが満を持して贈る、それぞれの最新作は、胸アツなそれぞれの絆を感じることができるに違いない。(text:cinemacafe.net)■関連作品:バケモノの子 2015年7月11日より全国東宝系にて公開(C) 2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~ 2015年7月4日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2014 Aardman Animations Limited and Studiocanal S.A.
2015年07月09日