レイチェル・マクアダムスがブロードウェイデビューを果たすことになった。シングルマザーが主人公の舞台劇で、タイトルは『Mary Jane』。演出はアン・カウフマン。共演者の名前は近々発表される。上演は来年春。マクアダムスは『スポットライト世紀のスクープ』でオスカー助演女優部門にノミネートされた。最近作は昨年公開の『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』、今年春北米公開された『Are You There God? It’s Me, Margaret.』。文=猿渡由紀
2023年09月12日『パディントン』シリーズ第3弾『Paddington in Peru(原題)』に、アントニオ・バンデラス、オリヴィア・コールマン、レイチェル・ゼグラーが出演することが分かった。『パディントン』の公式ツイッターが発表した。アントニオはブラウン一家のペルーでの冒険を手助けする、勇ましく恐れを知らない川船の船長、レイチェルはその娘を演じる。オリヴィアは「クマ向けの老人ホーム」を運営する修道女役だという。また、前2作でサリー・ホーキンスが演じたメアリー・ブラウン役を、エミリー・モーティマー(『メリー・ポピンズ リターンズ』)が演じることも明らかになった。サリーは「私にとって、この役を他の方にお任せする時期だと感じていました。そして、エミリー・モーティマーは本当に素晴らしい特別な人で、彼女の右に出る者はいないのです。彼女はメアリー・ブラウンの本質を体現しつつ、完全に自分のものにしてくれるでしょう。これからも私はパディントンの世界を愛し続けます」とコメントしている。前作より引き続き出演するキャストは、ベン・ウィショー(パディントンの声)、ヒュー・ボネヴィル(ヘンリー・ブラウン)、ジュリー・ウォルターズ(バード夫人)、ジム・ブロードベント(サミュエル・グルーバー)、マデリン・ハリス(ジュディ・ブラウン)、サミュエル・ジョスリン(ジョナサン・ブラウン)。(賀来比呂美)
2023年06月26日『女王陛下のお気に入り』『ブラック・ウィドウ』などで印象深い演技を魅せるレイチェル・ワイズが双子の産婦人科医を演じるサイコ・スリラー「戦慄の絆」から、アーティスティックな3種ものキービジュアルと11カットの追加場面写真が一挙公開された。本作は、名優ジェレミー・アイアンズ主演、デヴィッド・クローネンバーグ監督のスリラー映画『戦慄の絆』(1988)を現代風にアレンジしたもので、主人公も男性から女性に変え、レイチェル・ワイズが双子の産婦人科医を演じている。ドラッグ、恋人、そしてどんなことでも2人で共有したいという願望を持っている双子は、医療倫理の限界に挑戦することも含め、あらゆる手段を講じて時代遅れの慣習を打破し、革新的かつ急進的に女性のヘルスケアを最前線に押し上げようとしていた。解禁されたビジュアルは、いずれもレイチェルが演じる双子、社交的で野心家の姉エリオット・マントルと、内気で繊細な妹ビヴァリー・マントルがシンメトリーに配置され、映画版でも印象的だった赤色の手術着が効果的に使われている。また、2枚のビジュアルには彼女たちの足元に謎めいた子羊も置かれている点にも注目。そして同時に公開されたUS版予告編でも、随所に登場する赤のイメージと、対照的な双子を演じたレイチェルの2役演じ分けも見どころとなっている。英語音声(日本語字幕無し)のみ主演のレイチェルが製作総指揮も兼務するこのリミテッドシリーズは、エミー賞にノミネートされた脚本家・劇作家のアリス・バーチ(「ふつうの人々」「聖なる証」)がクリエイター/脚本/製作総指揮を担当。アニメ声優除き、30年ぶりのドラマ出演となる。キャストには、これまで全てを共有していた双子の均衡を崩すきっかけとなる女優ジュヌヴィエーヴ役に「アメリカン・ホラー・ストーリー:精神科病棟」ブリトニー・オールドフォード、個性的なアーティストのグレタ役に「ベター・コール・ソウル」ポピー・リウほか、「パトリオット~特命諜報員ジョン・タヴナー~」マイケル・チャーナス、『ゼロ・ダーク・サーティ』ジェニファー・イーリー、『NERVE/ナーヴ世界で一番危険なゲーム』エミリー・ミードらが共演。監督は、『マーサ、あるいはマーシー・メイ』のショーン・ダーキンが最初の2話を監督し、最終話も共同監督、そして製作総指揮も兼務。ほかにもカリン・クサマ(『ガールファイト』『インビテーション』)、カリーナ・エヴァンス(「スノーフォール」)、ローレン・ウォルクシュタイン(「Y:ザ・ラストマン」)が監督にあたる。本作は、Amazon StudiosとAnnapurna Televisionが共同製作。製作総指揮にはダーキン監督、そしてステイシー・オニール(「Sam & Kate(原題)」)とスー・ネーグル(「パム&トミー」でエミー賞ノミネート)、さらに主演のレイチェルも自ら製作総指揮も務めている。「戦慄の絆」は4月21日(金)よりPrime Videoにて一挙独占配信(全6話)。(text:cinemacafe.net)
2023年03月30日DC最新作『シャザム!~神々の怒り~』出演のレイチェル・ゼグラーよりコメントが到着。撮影時の様子や本作の二面性ある役柄について語っている。本作でシャザムの前に立ちはだかるのは、地球に襲いかかる“神の娘”三姉妹。そんな三姉妹の中でも謎多き末っ子・アンを演じるのは、スティーヴン・スピルバーグ監督作『ウエスト・サイド・ストーリー』のヒロイン・マリア役で一躍脚光を浴びた、レイチェル・ゼグラー。3万人以上の応募者の中から見事マリア役を勝ち取ったレイチェルの演技を、スピルバーグ監督も大絶賛。ゴールデン・グローブ賞では主演女優賞を受賞している。また本作の後には、「ハンガーゲーム」シリーズの前日譚『The Hunger Games: The Ballad of Songbirds and Snakes(原題)』への出演や、ディズニー映画『Snow White(原題)』で白雪姫役を控えるなど、これからの活躍に世界中が期待を寄せている若手スターだ。そんなレイチェルが本作で演じるアンは、主人公シャザムの前に立ちはだかる、最強の魔術を扱う“神の娘”でありながら、シャザムに変身する前のビリーの家族・フレディが通う学校の“高校生”に扮しているキャラクター。“神”の姿のアンは黄金に輝く鎧を身にまとい魔術を使うという中々経験することのない役柄となっているが、レイチェルは「私の中では、学生を演じるのが一番楽しかった!当時、私は20歳になったばかりだったから、まだ高校生の領域から抜け出したばかりだった。でも、私はカトリック系の女子高に通っていたから、アンとはまったく違う高校生活を送っていた。自分の服を着て学校に行くことはなかったし、男子もいなかった(笑)。だけど今回、衣装はカッコいいし、バックパックを背負って廊下を歩いたり、教科書を持ってロッカーに行くこともできたから、本当に楽しかった!」と、神ではなく“高校生”を初体験できたことが楽しかったと明かした。“神”と“高校生”という二面性を持ったアンは、姉妹の中でも最も謎が多く、物語のカギを握る重要なキャラクター。レイチェルは「鎧とマントと女神のコスチュームを身につけるし、高校生の時とは話すときの調子も違う。態度や立ち振る舞いもすっかり変わる。だから、その両方を演じることができたことが、本当に嬉しかった」と、2つの顔を持つ難しい役柄を楽しんで演技したと語った。なぜ神であるアンが、高校生に扮しているのか?そして姉妹の中でも異端なアンが本作の物語にどう関わってくるのか?新鋭レイチェル・ゼグラーが、出演作2作目となる本作で魅せる演技にも、期待が高まる。『シャザム!~神々の怒り~』は3月17日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:シャザム! ~神々の怒り~ 2023年3月17日より全国にて公開© 2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & © DC
2023年03月11日近年『女王陛下のお気に入り』『ブラック・ウィドウ』など印象深い演技を魅せるアカデミー賞俳優レイチェル・ワイズが双子の産婦人科医を演じ、製作総指揮も務めるサイコ・スリラー「戦慄の絆」が、PrimeVideoにて4月21日(金)より全6話一挙独占配信される。本作は、1988年にデヴィッド・クローネンバーグ監督がジェレミー・アイアンズ主演で発表したスリラー映画『戦慄の絆』を現代風にアレンジ。レイチェル・ワイズがエリオット&ビバリー・マントルという双子の役を演じる。彼女たちは、ドラッグ、恋人、そしてどんなことでも2人で共有したいという願望を持っており、ときには医療倫理の限界に挑戦することも含め、あらゆる手段を講じて、時代遅れの慣習を打破し、女性のヘルスケアを最前線に押し上げようとしているという役どころ。このリミテッドシリーズは、「ノーマル・ピープル(普通の人々)」や「聖なる証」を手掛け、エミー賞にノミネートされた脚本家・劇作家のアリス・バーチがクリエイター・脚本・製作総指揮を担当する。キャストには、ジュヌヴィエーヴ役にブリトニー・オールドフォード(「アメリカン・ホラー・ストーリー:精神科病棟」)、グレタ役にポピー・リウ(「ベター・コール・ソウル」)ほか、マイケル・チャーナス(「パトリオット ~特命諜報員ジョン・タヴナー~」)、ジェニファー・イーリー(『ゼロ・ダーク・サーティ』)、エミリー・ミード(『NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム』)らが起用。監督は、『マーサ、あるいはマーシー・メイ』のショーン・ダーキンが最初の2話を監督し、最終話も共同監督、そして製作総指揮も兼務。ほかにも『ガールファイト』『インビテーション』カリン・クサマ、「スノーフォール」のカリーナ・エヴァンス、「Y:ザ・ラストマン」のローレン・ウォルクシュタインといった俊英たちが監督にあたる。本作は、Amazon StudiosとAnnapurna Televisionが共同製作。製作総指揮にはほかにも監督と兼務のショーン・ダーキン、そしてステイシー・オニール(「Sam & Kate(原題)」)とスー・ネーグル(「パム&トミー」でエミー賞ノミネート)、さらに主演のレイチェルも自ら製作総指揮にあたる。1988年の映画版では主人公の双子の産婦人科医を演じた名優ジェレミー・アイアンズの演技が話題を呼んだ作品。今回その役をレイチェルがどのように演じるのか。レイチェルにとって実に30年ぶりのドラマ出演(アニメ声優除く)としても注目だ。「戦慄の絆」(原題:DEADRINGERS)は4月21日(金)よりPrimeVideoにて独占配信開始(全6話一挙配信)。(text:cinemacafe.net)
2023年02月16日『ウエスト・サイド・ストーリー』のレイチェル・ゼルガーが、最終的にオスカー授賞式に招待されたことがわかった。先日、ゼルガーは、授賞式に招待されていないという意外な事実をインスタグラムで明かし、世間を驚かせたばかりだった。アカデミーが必ず招待するのは、候補者とプレゼンター。ゼルガーは候補入りしていない。しかし、作品賞の候補作の主演女優だから当然授賞式に行くのだろうと人は思っていたようだ。だが、一番の理由は、ゼルガーは現在ディズニーの実写版映画『Snow White』をロンドンで撮影しており、そのスケジュールが厳しいことだったらしい。そこへ、ディズニーがスケジュールに余裕を持たせ、アカデミーがゼルガーをプレゼンターに招待したことで可能になった。彼女にとっては初めてのオスカー。特別の経験になることは間違いない。文=猿渡由紀
2022年03月23日『ウエスト・サイド・ストーリー』のレイチェル・ゼグラーが、「Variety」誌の「Actors on Actors」で『tick, tick...BOOM!:チック、チック...ブーン!』のアンドリュー・ガーフィールドと対談。自身が白雪姫を演じる実写版『白雪姫』の話題になると、「こんなことが起こるなんて絶対にないと思っていた」と驚いたと告白。「ラテン系の白雪姫なんて、普通は見たことがないでしょう。スペイン語圏の国々で白雪姫は重要なキャラクターではあるのですが。ブランカ・ニエヴェス(スペイン語で白雪姫)は、ディズニー・アニメであろうと、グリム童話であろうと、またはすべての白雪姫の物語において、巨大なアイコンなのです」とスペイン語圏における白雪姫の存在について説明した。「(私が白雪姫を演じると)発表があったとき、ツイッターでは何日間もトレンド入りして大ごとになりました。なぜなら、すべての人が怒っていたからです」とたくさんの人から批判があったことにも触れた。するとアンドリューが「あぁ…。教育が必要で、私たちが愛情をもって意識してもらうよう促す必要がある人たち」とレイチェルを批判している人たちのことを察した。レイチェルは「彼らを正しい方向へ向くよう愛する必要がありますね。結局のところ、私にはすごくワクワクできる仕事があります。ラティーナのプリンセスになるんです」と結論付けた。(Hiromi Kaku)■関連作品:ウエスト・サイド・ストーリー 2022年2月11日より全国にて公開© 2021 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2022年02月01日エヴァン・レイチェル・ウッド(「ウエストワールド」)を題材として取り上げたドキュメンタリー映画『Phoenix Rising』(原題)が、サンダンス映画祭で初上映されることが分かった。同作は、2007年にアカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞の候補となった『フロム・イーブル ~バチカンを震撼させた悪魔の神父~』のエイミー・バーグ監督が手掛けたという。エヴァンは2021年2月、過去に19歳年上のマリリン・マンソンと交際していた期間に、マリリンから洗脳や虐待被害を受けていたと告発した。『Phoenix Rising』の製作はこの告発前から始まっており、2020年の夏にHBOと正式契約。同年9月にエヴァンはマリリンによる被害を告発しようと心に決め、翌年にインスタグラムで実行に至った。「もう黙ってはいないという、多くの被害者たちを支持します」と自身と同じような被害に遭っている人たちへ、力強いメッセージを送った。バーグ監督は「Variety」に、エヴァンが名指しでマリリンを糾弾したことは『Phoenix Rising』にも大きく影響し、2部構成になったことを明かしている。同作では、マリリンによる虐待被害についてだけでなく、エヴァンがどのように子役としてキャリアをスタートさせたかなどの、これまでの人生が描かれる。サンダンス映画祭は1月20日から30日まで、バーチャル開催される。(Hiromi Kaku)
2022年01月13日12月10日に日米公開予定のスティーヴン・スピルバーグ監督版『ウエスト・サイド・ストーリー』でマリア役を演じているレイチェル・ゼグラーが、ディズニーの実写版『白雪姫』の主役を射止めたという。「Variety」誌などが報じた。現在20歳のレイチェルは、『ウエスト・サイド・ストーリー』でデビューを果たし、『シャザム!』続編への出演も決定している注目株の女優。『白雪姫』を演じることになったレイチェルについて、同作を監督するマーク・ウェブ(『(500)日のサマー』)は、「レイチェルの類まれな歌唱力は、彼女の才能の“さわり”に過ぎません。彼女の力強さ、知性、楽観的な姿勢が、ディズニーの古典的なおとぎ話で喜びを再発見するための要になるでしょう」とコメントしている。もちろん、レイチェルは憧れの白雪姫を演じられることに大喜び。SNSで「ええと…夢が叶ったことにハロー」とリンゴの絵文字を添えて報告している。インスタグラムのストーリーズやツイッターに、早速ファンが描いてくれたレイチェル版白雪姫のイラストをアップ。驚くことに、レイチェルは2017年1月13日に「本物のディズニープリンセスになりたい」とツイートし、アリエルのコスプレをしている自身の写真を公開していた。その思いが4年半後のいま、実現。「ハハハハハハハ」とうれしそうにリツイートしている。(Hiromi Kaku)■関連作品:白雪姫 1950年9月26日公開ウエスト・サイド・ストーリー(原題) 2021年12月10日より全国にて公開
2021年06月23日レイチェル・ワイズとレイチェル・マクアダムスがW主演を務めた『ロニートとエスティ彼女たちの選択』から、予告映像では使用することができなかったWレイチェルが体当たりで挑んだ大胆なラブシーンの一部が解禁となった。この度、解禁するのは、信仰と愛の間で葛藤するエスティ(マクアダムス)を、ロニート(ワイズ)が監視が続く閉鎖的なコミュニティからロンドン中心部へと連れ出し、2人だけの世界で抱き合うシーン。2人が生まれ育った超正統派ユダヤ・コミュニティでは、同性の恋愛は男性も女性も認められていない。ユダヤ教の律法学者だったロニートの父に仲を知られ、一度は引き裂かれた2人は、長く離れていた時間を取り戻すように、お互いを求め合う様子が描かれている。途中、ロニートがエスティのカツラをとるシーンがあるが、このコミュニティでは既婚女性は髪を剃り、カツラをつけなければならないという決まりがあり、エスティは普段はカツラを着用している。そんなエスティを縛っていた信仰という“鎧”をロニートが剥がすことで、エスティは偽りの自分を捨て、“本当の自分”を取り戻すことができたのだ。ロニートを演じたワイズは「今回このセックスシーンは絶対に必要だった。特にエスティが感じた大きなエクスタシーは、彼女にとって精神的な解放でもあった。あれは自由を表していたの」と語っている。また、エスティを演じたマクアダムスも「(男性との)他のセックスシーンではまったく感じたことのなかったエネルギーを感じた。とても最高だった」とふり返っている。このラブシーンを経て“本当の自分”を取り戻すことができた2人が最後に選択する道を、劇場で確かめてみてほしい。『ロニートとエスティ彼女たちの選択』は2月7日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ロニートとエスティ 彼女たちの選択 2020年2月7日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2018 Channel Four Television Corporation and Candlelight Productions, LLC. All Rights Reserved.
2020年02月05日レイチェル・ワイズとレイチェル・マクアダムスが共演する『ロニートとエスティ彼女たちの選択』は、家族や信仰、愛を捨てて故郷を去ったロニートと、故郷に留まるしかなかったエスティという対照的な2人が、“本当の自分”を取り戻すために、これまでの生き方に思いを馳せながら人生をかけた“選択”へと踏み出していく姿が描かれる。様々な苦難を乗り越えながら、自ら道を選び、自立していく女性を描いた作品は、いまを生きる私たちが観るべき良作ばかり。今回、過去作から最新映画まで4作品をピックアップした。1600キロを単独踏破した女性の実話『わたしに会うまでの1600キロ』(2014)人生の再出発をかけ1600キロに及ぶパシフィック・クレスト・トレイルを踏破した実在の女性シェリル・ストレイドの自叙伝を、オスカー女優のリース・ウィザースプーンが製作・主演、『ダラス・バイヤーズクラブ』「ビッグ・リトル・ライズ」のジャン=マルク・バレ監督が映画化。第87回アカデミー賞ではリースが主演女優賞に、母役のローラ・ダーンが助演女優賞にノミネートされた。母の死に耐え切れず、優しい夫を裏切り、ドラッグと男に溺れて結婚生活を破綻させたシェリルは、母が誇りに思ってくれていた自分を取り戻し、人生を一からやり直すために1600キロ踏破の旅に出る。極寒の雪山や酷暑の砂漠を歩き続け、ときには命の危険にさらされながらも、その過酷な道程でシェリルは自分自身と向き合っていく。依存を断ち切り、母親の死を乗り越え、再び自分の足で自分の人生を歩んでいくまでを丁寧に描いた。キーラ・ナイトレイが男性優位な社会で自分を貫いた小説家に『コレット』(2018)1890年代のベル・エポック真っただ中のパリを舞台に、フランスの文学界で絶大な人気を誇る女性作家シドニー=ガブリエル・コレットの波乱と情熱に満ちた人生を描いた作品。主演は『つぐない』『プライドと偏見』などのキーラ・ナイトレイ、監督は『アリスのままで』のウォッシュ・ウエストモアランドが務めた。フランスの片田舎で生まれ育ったコレットは、14歳年上の人気作家ウィリーと結婚し、それまでとは別世界のようなパリへと移り住む。芸術家たちが集うサロンで華やかな生活を送る中、コレットの文才に気づいたウィリーは、自身のゴーストライターとして彼女に小説を書かせる。彼女が執筆した「クロディーヌ」シリーズはベストセラーとなるが、コレットは自分が作者であることを名乗れない葛藤に苦しめられることに。19世紀の男性優位社会において現代にも通ずるテーマを描いており、ウィリーから離れた後の彼女の解放にも注目。名作を新たな視点で映画化『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(3月27日公開)『レディ・バード』のグレタ・ガーウィグ監督とシアーシャ・ローナンが再びタッグを組み、ルイザ・メイ・オルコットの小説「若草物語」を映画化。南北戦争時代に力強く生きるマーチ家の4姉妹が織りなす物語を、作家志望の次女ジョーを主人公にみずみずしいタッチで描く。女性が表現者として成功することが難しい時代に、ジョーは作家になる夢を一途に追い続けていた。性別によって決められてしまう人生を乗り越えようと、思いを寄せる幼なじみローリーからのプロポーズにも応じず、自分が信じる道を突き進むジョーが…。ローリーをティモシー・シャラメ、長女メグをエマ・ワトソン、末っ子エイミーを『ミッドサマー』のフローレンス・ピュー、4姉妹の母をローラ・ダーン、ジョーの人生に大きな影響を与えるマーチ叔母をメリル・ストリープがそれぞれ演じる。信仰と愛との間で葛藤する2人の女性『ロニートとエスティ彼女たちの選択』(2月7日公開)『女王陛下のお気に入り』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたレイチェル・ワイズと、『スポットライト 世紀のスクープ』で同賞にノミネートされたレイチェル・マクアダムスという実力派2人による “純愛”を描く。監督は『ナチュラルウーマン』でアカデミー賞外国語映画賞を受賞して世界的な評価を高めたセバスティアン・レリオ。また、『女王陛下のお気に入り』『ルーム』のプロデューサーや『英国王のスピーチ』でアカデミー賞を受賞した撮影監督など、製作も兼ねたワイズが絶大な信頼を寄せる強力な布陣が集結した。厳格な超正統派ユダヤ・コミュニティで生まれ育ったロニートとエスティ。惹かれあっていた2人を、コミュニティの掟は赦さなかった。信仰のもとに引き裂かれた2人は、ロニートの父の死をきっかけに数年ぶりに再会。封印していた熱い想いが溢れ、信仰と愛の間で葛藤する2人が本当の自分を取り戻すために選んだ道を見届けてほしい。(text:cinemacafe.net)■関連作品:わたしに会うまでの1600キロ 2015年8月28日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2014 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.コレット 2019年5月17日よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほか全国にて公開(C)2017 Colette Film Holdings Ltd / The British Film Institute. All rights reserved.ロニートとエスティ 彼女たちの選択 2020年2月7日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2018 Channel Four Television Corporation and Candlelight Productions, LLC. All Rights Reserved.ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 2020年3月より全国にて公開
2020年01月25日厳格な超正統派ユダヤ・コミュニティを背景に持つ2人の女性のラブストーリー『ロニートとエスティ彼女たちの選択』。レイチェル・ワイズとレイチェル・マクアダムスが、高い評価を得ている本作のラブシーンについて語った。トロント国際映画祭にてプレミア上映されたときから、Wレイチェルのラブシーンが大きな話題となっていた本作。戒律厳しいコミュニティに生まれ、抑圧を感じながら生きてきたエスティ(マクアダムス)にとって、再会したロニート(ワイズ)と結ばれるシーンは解放を意味し、作品には欠かせないものとなっている。同じく女性2人の愛を描いた『アデル、ブルーは熱い色』(2013)などと比べられることが多いが、本作はワイズ自身がプロデューサーということもあり、ラブシーンを“女性の視点”で描いている点で高い評価を得た。2人にとって「絶対に必要だった」セックスシーンロニートとエスティのラブシーンについて、当初は2人ともがオーガズムに達するショットを入れる予定だったというが、「大切なのはエスティの方で、(ロニートもショットも入れたら)その重要性が薄れてしまう」と、エスティに焦点を当てより強く印象を残すようにしたとレイチェル・ワイズが明かす。「あの瞬間、私たちは壊れそうなほど脆く、同時に2人の間には優しさがあった」とワイズはシーンをふり返る。「男性の俳優がこのように考えるか分からないけど、女性は“このセックスシーンは本当に必要?”と思うことが多いの。でも今回は絶対に必要だった。それまでの抑制がこの瞬間に繋がっているから。特にエスティが感じた大きなエクスタシーは、彼女にとって精神的な解放でもあった。あれは自由を表していたの」。「まったく感じたことのなかったエネルギーを感じた」エスティを演じたレイチェル・マクアダムスも、「自らのキャラクターの成長にセックスシーンは欠かせなかった」と語る。「通常は(そのセックスシーンに)意味があるのかどうか迷う場合が多いの。でも今回のシーンは、ストーリーを前進させるには不可欠だった。エスティの心を開くために、彼女を解放させることが必要だったの」。「あのシーンでは、(男性との)他のセックスシーンではまったく感じたことのなかったエネルギーを感じた。とても最高だった。仲間意識のようなものがあり、2人とも安心感と解放感を得ていた。女性である喜びが、あのシーンには詰まっているわ」と語っている。再会し封印していた想いが溢れ、お互いを求めあう2人。初めてエスティが解き放たれた瞬間を、スクリーンで目撃してほしい。『ロニートとエスティ彼女たちの選択』は2月7日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ロニートとエスティ 彼女たちの選択 2020年2月7日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2018 Channel Four Television Corporation and Candlelight Productions, LLC. All Rights Reserved.
2020年01月21日レイチェル・ワイズ&レイチェル・マクアダムスという人気実力派女優を迎え、厳格なユダヤコミュニティに育った女性2人の純愛を描く『ロニートとエスティ彼女たちの選択』。このWレイチェルの渾身の演技を支えたのは、アカデミー賞常連の敏腕スタッフたちだ。本作で、渾身の演技を見せているレイチェル・ワイズとレイチェル・マクアダムス。これまでも様々な話題作・名作に出演してきた2人だが、女性同士の恋愛を描いた作品でラブシーンを演じたのはこれが初めて。そんな彼女たちの白熱した姿を陰で支えているのが、アカデミー賞常連の敏腕スタッフたちだ。メガホンを取ったセバスティアン・レリオ監督は、ありのままの自分であるために闘うトランスジェンダーの女性を描いた『ナチュラルウーマン』で第90回アカデミー賞で外国語映画賞を受賞。“自分らしさ”を得るために葛藤する主人公の姿は、まさに本作にも継承されているレリオ監督にとっての大切なエッセンス。製作に携わったエド・ギニーは、ワイズと共に何度もアカデミー賞ノミネートに作品を押し上げた凄腕プロデューサーだ。第88回では『ルーム』にて主演女優賞(ブリー・ラーソン)を獲得、第89回ではワイズ出演『ロブスター』は脚本賞にノミネートされ、第91回ではワイズと再びタッグを組んだ『女王陛下のお気に入り』が主要9部門にノミネート、主演女優賞(オリヴィア・コールマン)を獲得している。撮影監督を務めたダニー・コーエンもまた賞レースの常連。米国映画撮影監督協会から功労賞を2度授与されたコーエンは、いままでに『英国王のスピーチ』や『ルーム』『リリーのすべて』などでその手腕を発揮。本作は、一流女優の熱演が、アカデミー賞に縁もゆかりもある強力なスタッフによって支えられた、“映画作りのプロ集団”による新たな名作といえそうだ。『ロニートとエスティ彼女たちの選択』は2月7日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ロニートとエスティ 彼女たちの選択 2020年2月7日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2018 Channel Four Television Corporation and Candlelight Productions, LLC. All Rights Reserved.
2020年01月10日レイチェル・ワイズ&レイチェル・マクアダムスがW主演した『DISOBEDIENCE』(原題)が『ロニートとエスティ彼女たちの選択』の邦題で2020年2月7日(金)より公開決定。ポスタービジュアル、予告編映像が解禁となった。フェミニズム文学の新たな旗手で、気鋭のイギリス人女性作家ナオミ・オルダーマンの自伝的デビュー作に出会ったレイチェル・ワイズが、プロデューサーとして企画段階から携わった渾身作。第86回アカデミー賞外国語映画賞のチリ代表に選出された『グロリアの青春』、続く『ナチュラルウーマン』で同外国語映画賞を獲得したセバスティアン・レリオ監督の才能に惚れ込み、メガホンを託した。主演も、『ナイロビの蜂』でアカデミー賞助演女優賞受賞、昨年は『女王陛下のお気に入り』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたレイチェル・ワイズ。そして『きみに読む物語』『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』など話題作に出演、『スポットライト 世紀のスクープ』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートのレイチェル・マクアダムス。実力派のWレイチェルが同性カップルとなり、繊細かつ大胆な演技を見せる。解禁された予告編では、父と信仰を捨てて故郷を去り、カメラマンとして自立して生きるロニート(ワイズ)と、故郷に残りユダヤの掟に従って生きるエスティ(マクアダムス)が、ユダヤ教指導者“ラビ”であるロニートの父の死をきっかけに再会する。この運命的な再会により、封印していた熱い想いが溢れる2人が信仰と愛の間で葛藤する姿が胸に迫る。ビジュアルでは、いまにも唇が重なりそうなロニートとエスティのロマンチックな2ショットが描かれているが、「父なる信仰、赦されざる愛。」というキャッチコピーにあるように2人が育った厳格なユダヤ・コミュニティの中では決して赦されることのない関係を示している。『ロニートとエスティ彼女たちの選択』は2020年2月7日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年11月20日昨年4月に第1子男児を出産し、先月イギリスの雑誌「Girls.Girls.Girls.」がSNSで公開した「搾乳ショット」が話題になったレイチェル・マクアダムス。フォトグラファーのクレア・ロススタインによれば、このショットは「授乳とは、世界で普通に行われている自然なこと」であり、「冷ややかな目で見られるべきものでもないし、恐れることでもない」ということを主張したものだという。雑誌名の通り、女性の素晴らしさや強さを表現。リース・ウィザースプーンやドウツェン・クロースらセレブもコメント欄で賛同した。コメントではなく、違った方法で同意してみせたのがヒラリー・ダフだ。昨年10月、長女バンクスちゃんを出産したヒラリーは、現在授乳のまっさかり。先日、自身のインスタグラムにレイチェルの搾乳ショットをまねた自分の搾乳ショットを掲載し、100万に迫る「いいね!」を獲得している。上半分がレイチェル、下半分が自分の搾乳ショットという画像で、ヒラリーは「これであってる?」とキャプションを添えた。上下で比較してみると、レイチェルは「ブルガリ(BVLGARI )」のダイアモンドネックレス、「ヴェルサーチ(VERSACE)」のジャケットを羽織っており、両胸から搾乳しているカラー写真なのに対し、ヒラリーの方はなぜかシャワーキャップをかぶっており、ファッションは至ってカジュアル。搾乳は左胸からだけで、白黒写真だという差がある。ヒラリーの粋な行動に、エマ・ロバーツやボーイフレンドのマシュー・コーマらが好意的なコメントを寄せた。(Hiromi Kaku)
2019年01月07日女優のレイチェル・ワイズ(48)が今月はじめに女児を出産していたと英Daily Mailが報じている。夫のダニエル・クレイグ(50)との間に初めて授かった待望のベビーだ。2人は’11年に結婚。ワイズには映画監督のダレン・アノロフスキーとの間に息子ヘンリーが、クレイグには前妻の女優フィオナ・ロードンが産んだ娘エラがいる。4月、ニューヨーク・タイムズのインタビューの中で妊娠していることを公表。「ダニエルも私もとても幸せよ。赤ちゃんが生まれるの。彼か彼女かはわからないけれど、会えるのが待ちきれません」と喜びを語っていた。Daily Mailは取りはずすとゆりかごにもなるチャイルドシートにおくるみをかけ、颯爽と持ち運ぶクレイグの姿をキャッチしている。
2018年09月27日ダニエル・クレイグ(50)&レイチェル・ワイズ(48)夫妻に、先月女児が誕生していたことが明らかになった。「Daily Mail」紙など複数メディアが伝えた。ダニエルには前妻フィオナ・ロードンとの間に26歳の娘エラ、レイチェルには元パートナーのダーレン・アロノフスキーとの間に12歳の息子ヘンリーがおり、今回生まれた女児はそれぞれにとって第2子にあたる。レイチェルは今年4月に「The New York Times」紙に妊娠を明かし、「ダニエルと私はものすごくハッピーなの。ちっちゃな人間が誕生するのよ。男の子か女の子か分からないけど、会えるのが楽しみだわ!」と語っていた。赤ちゃんの誕生から約1か月が経ち、ニューヨークで夫妻が赤ちゃんを連れて出かける姿がパパラッチされた。赤ちゃんはダニエルが運ぶベビーシートで寝ていると思われるが、花柄のブランケットに覆われ、残念ながらその姿は見えない。すぐそばを歩くレイチェルは、産後1か月とは思えないスリムな体型で、トレンチコートとロングブーツのスタイリッシュなファッションに身を包んでいた。共にイギリス生まれながら、現在はニューヨーク在住の夫妻。そのため、妊娠中に出演したスティーヴン・コルベアのトーク番組で、レイチェルは「赤ちゃんはアメリカ人として育てるの?」と聞かれると、「(アメリカ人とイギリス人の)バイリンガルになるんじゃないかしら。そうね…たとえば私たちは赤ちゃんに対しておむつは(アメリカ式の)ダイアパーじゃなくて、(イギリス式の)ナッピーって言うと思うわ」と語っていた。(Hiromi Kaku)
2018年09月27日『ナイロビの蜂』でアカデミー賞に輝いたレイチェル・ワイズ。彼女が主演最新作『否定と肯定』で演じるのは“真実”を守り伝える情熱と信念のために立ち上がる歴史学者。また、『ゼロ・ダーク・サーティ』でアカデミー賞にノミネートされたジェシカ・チャスティンは、『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』で命がけで人と動物を救った勇気ある女性を熱演、『ビッグ・アイズ』『アメリカン・ハッスル』で2度のゴールデン・グローブ賞に輝くエイミー・アダムスは『ノクターナル・アニマルズ』でアートディーラーを演じている。いずれも、アクションやロマンティックコメディなどのヒロイン役から、ハリウッドのみならず世界各国の才能ある監督との仕事でキャリアを積んできた。彼女たちは良質な脚本を見つけ出し、自ら製作にも携わることで、いまこそ伝えたい、演じたい、という作品に巡り合っている。そして今年の秋冬は、この人気・実力ともに申し分ない名女優たち渾身の作品が続々公開。レイチェルの知性あふれる強さと美しさ、ジェシカのすべてを包み込む愛情深さ、エイミーのスタイリッシュで妖艶なクールビューティ、時代も舞台も違うがスクリーンの中の三者三様の女性たちに、心が揺さぶられること間違いなし。■1人ではない、チームで闘う…レイチェル・ワイズ『否定と肯定』12月8日(金)公開2000年、ロンドン。米を拠点とする歴史学者のデボラは“ホロコーストはなかった”と主張するホロコースト否定論者のアーヴィングの策略で、自著を英国の司法制度のもと名誉毀損で訴えられてしまう。ここで立ち向かわねば、歴史の歪曲を認めてしまうことになると法廷で闘うことを決意するデボラ。これまで自らの信念を貫き、強く正直に生きてきた彼女は、初めて自分ひとりではなくチームを信頼し、すべてを彼らに委ねることを課せられるが…。歴史を揺るがしかねない大きな事態となった前代未聞の裁判の行方は…!?彼女と、彼女の信念を支える弁護団チームの選択とは何だったのか。正しいことを伝えるだけでは覆せない、もどかしさを抱えるデボラを演じるレイチェルの真に迫った表情が胸に突き刺さる。さらに、ティモシー・スポール、トム・ウィルキンソンというイギリスを代表する老練の名優の競演が重厚さを与え、真実か否かを問わず情報操作に長ける者の影響力が強く、真実が軽視されるいまの社会的風潮に一石を投じる問題作となっている。■1人でも多くの命を救う…ジェシカ・チャスティン『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』12月15日(金)公開1939年の秋、ドイツのポーランド侵攻により第2次世界大戦が勃発。ワルシャワでヨーロッパ最大規模を誇る動物園を営んでいたヤンとアントニーナ夫妻は、ユダヤ人強制居住区域に忍び込み、ユダヤ人たちを動物園の檻に忍びこませるという驚くべき策で彼らを救出する。彼らは自らの命をかえりみず、ナチス・ドイツに立ち向かい、いくつもの危険を冒しながらも、いかにして300もの命を救ったのか。人も動物も包み込むアントニーナの深い愛情、強い信念に涙する感動作。なお、ジェシカはゴールデン・グローブ賞にノミネートされた主演作『女神の見えざる手』も公開中。■元夫の暴力的な小説に感銘…エイミー・アダムス『ノクターナル・アニマルズ』公開中アートギャラリーのオーナーとして成功を収め、経済的には恵まれながらも満たされない日々を過ごすスーザン。ある日、20年前に別れた元夫のエドワードから、彼が書いたという小説が送られてきた。彼女に捧げられた小説のその暴力的で衝撃的な内容に次第に惹きつけられていくスーザン。世界的デザイナー、トム・フォードが『シングルマン』以来7年ぶりに手がけた監督第2作にして、ヴェネチア国際映画祭で審査員グランプリを受賞した傑作。映画内小説と過去と現在が交差する複雑な物語が紡がれ、細部に至るまで綿密な指示がなされた世界観、美しさに目が離せないサスペンスとなっている。(text:cinemacafe.net)
2017年11月19日「ホロコースト」を巡る法廷劇を描いた、レイチェル・ワイズ主演映画『否定と肯定』。レイチェルのほか、ティモシー・スポール、トム・ウィルキンソンというイギリスを代表する名優たちが出演する本作から、この度、日本版予告編が到着した。今回公開されたのは、この裁判が当時いかにセンセーショナルで、イギリスをはじめ世界中で注目を集めた大きな事件であったかが伺える予告編。映像では、レイチェル演じるユダヤ人歴史学者デボラ・E・リップシュタットの講演に、ホロコースト否定論者のアーヴィング(ティモシー・スポール)が突如現れ、聴衆の前で奇襲ともとれる口撃を始めるシーンからスタート。その後、リップシュタットはアーヴィングの策略で英国の司法制度のもとで名誉毀損で訴えられてしまう。「起訴された側に立証責任がある」という不利な立場に置かれる中、「なぜ真実を認めない人がいるの?」「負けてしまったら、うそが世界に出回ることになる。真実を伝えなくちゃ!」と、彼女は大きな声で“ホロコーストはなかった”と歪曲されようとする真実、声なき声を正しく世界に伝えるために、法廷という場で立ち向かう姿が映し出されている。果たして、歴史を揺るがしかねない大きな事態となった前代未聞の裁判の行方は――。『否定と肯定』は12月8日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年10月11日レイチェル・ワイズが主演を務め、ホロコーストを巡る歴史的裁判の行方を描く『DENIAL』が、邦題『否定と肯定』として12月8日(金)より全国公開されることが決定。レイチェルが演じた実在の歴史学者で、本作の原作者デボラ・E・リップシュタット本人が10月末に来日することも決まった。1994年、米ジョージア州アトランタにあるエモリー大学で、ユダヤ人女性の歴史学者デボラ・E・リップシュタットの講演が行われていた。彼女は自著「ホロコーストの真実」で、イギリスの歴史家デイヴィッド・アーヴィングが訴える大量虐殺はなかったとする“ホロコースト否定論”の主張を看過できず、真っ向から否定していた。ある日、アーヴィングはリップシュタットの講演に突如乗り込んだ挙句、名誉毀損で提訴という行動に出る。異例の法廷対決を行うことになり、訴えられた側に立証責任がある英国の司法制度で戦う中、彼女は“ホロコースト否定論”を覆す必要があった。彼女のために、英国人による大弁護団が組織され、アウシュビッツの現地調査に繰り出すなど、歴史の真実の追求が始まった。そして、2000年1月、多くのマスコミが注目する中、王立裁判所で裁判が開廷。このかつてない歴史的裁判の行方は――。この裁判は、欧米でセンセーショナルに報道され、議論を巻き起こし続けた。ときに世論には、虚偽であっても個人の感情に訴える者が強い影響力を持ち、客観的な事実は軽視される社会的風潮がある。「ホロコースト」という最大にして最悪の世界史を題材とした本作は、歴史の真実を知り、伝えるという普遍的なテーマから、現代に生きる我々に対し警鐘を鳴らす。昨年のトロント国際映画祭にも正式出品された。主人公となるユダヤ人歴史学者・リップシュタットには、『ナイロビの蜂』でアカデミー賞助演女優賞に輝き、その後も国際的に評価の高い映画監督の新作に次々と出演するレイチェル。自身のルーツにユダヤ人の血が流れる彼女は、撮影前にリップシュタットに何度も会い、リップシュタットの思考や信念に留まらず、彼女の特性や性格まで把握し、演技に臨んだという。また、ホロコースト否定論”を主張し、彼女と対決する歴史学者には、『ハリー・ポッター』シリーズでも知られ、『ターナー、光に愛を求めて』でカンヌ国際映画祭男優賞に輝いたティモシー・スポール、年長弁護士にはトム・ウィルキンソンという老練した名優が競演。さらには、大ヒットドラマシリーズ「SHERLOCK/シャーロック」のジム・モリアーティ役や『007スペクター』の悪役Cで知られるアンドリュー・スコットも出演しており、豪華英国俳優たちの集結に目が離せない。そして、現在もアトランタのエモリー大学で教鞭をとる原作者のリップシュタットが、10月末に来日決定。映画の公開にあわせ、翻訳本が11月17日、ハーパーコリンズ・ジャパンより刊行予定となっている。『否定と肯定』は12月8日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年08月31日エヴァン・レイチェル・ウッドが、ミュージシャンで俳優のザック・ヴィラと婚約した。エヴァン・レイチェルは29日(現地時間)に映画俳優組合(SAG)賞授賞式に出席したが、その際に同伴していたザックのことを「私のフィアンセ」と友人知人に紹介していたという。2人がお揃いのシルバーのリングをはめていたのも目撃され、「People」など各誌の問い合わせに、彼女の代理人が婚約の事実を認めた。エヴァン・レイチェルとザックは2015年、80年代に青春映画のヒットメイカーだった故ジョン・ヒューズ監督作に登場した曲をフィーチャーしたコンサートに出演。「ブレックファスト・クラブ」(85)の楽曲で共演したのをきっかけに意気投合し、音楽デュオ「Rebel and a Basketcase」を結成。ライブ活動をしたり、昨年はミニアルバムも発表している。29歳のエヴァン・レイチェルはマリリン・マンソンと婚約したものの破局。2012年にジェイミー・ベルと結婚、現在3歳の息子が誕生したが、2014年に離婚した。バイセクシャルであることをカミングアウトし、女優のキャサリン・メーニッヒ(「レイ・ドノヴァンザ・フィクサー」)とデートしていたこともある。ザックは30歳で、ジュリアード音楽院演技部門で学んだ経歴の持ち主。映画やウェブドラマなどに出演している。(text:Yuki Tominaga)
2017年02月02日公開から12年経ついまもなお、根強い人気を誇る『ミーン・ガールズ』。リンジー・ローハンが主演し、共演したレイチェル・マクアダムスとアマンダ・セイフライドがブレイクするきっかけとなった女子向けのコメディ映画である。女子グループ「プラスティックス」内で「水曜日はピンクの服を着なくてはならない」などさまざまなルールを作り、高校を支配する意地悪なリーダー・レジーナ役を演じたレイチェル。先日、「E!News」の記者マーク・マルキンが『ドクター・ストレンジ』をプロモーション中のレイチェルにインタビュー。『ミーン・ガールズ』が映画の脚本を担当したティナ・フェイがミュージカル化することに対し、「出演に興味は?」と質問を振ってみたところ、「もちろんあるわ!」と答えた。「あの映画が大好きだし、ティナのことも、共演した女子たちのこともね。同窓会みたいになっていいじゃない」と前向きのようだ。マークとの会話の中で、2人はレジーナが「ママになって、子どもがいるかも」と想像。性格に難ありのレジーナの子どもだから、「お腹の中にいるときから悪いことを企んでいるかもね」と笑った。ティナは3月に、「自分の出演も、オリジナルキャストの出演も予定していない」と語っていたが、どうなることだろう。『ミーン・ガールズ』のミュージカルは2017年の秋にワシントンでの上演が予定されている。(Hiromi Kaku)
2016年10月21日レイチェル・マクアダムスとレイチェル・ワイズが、『Disobedience』で共演することになった。原作はナオミ・アルダーマンが書いた小説で、レズビアンのラブストーリー。その他の情報主人公の女性(ワイズ)は、長年、関係がこじれていた父が亡くなったと知り、伝統的なユダヤ系のコミュニティである実家に戻る。そこで彼女は、昔、恋心を持ちながらも抑えていた親友(マクアダムス)と再会する。しかし、親友は、すでに結婚していた。ワイズは今作でプロデューサーも兼任。監督はセバスチャン・レリオ。撮影は来年初めにスタートする。マクアダムスの次回作は、マーベルのスーパーヒーロー映画『ドクター・ストレンジ』。ワイズの最新作は、現在北米公開中の『Denial』。文:猿渡由紀
2016年10月06日レイチェル・マクアダムスやライアン・ゴズリング、マンディ・ムーア、ザック・エフロン、アマンダ・セイフライドなど、若手俳優たちを次々スターの座に押し上げた小説家ニコラス・スパークスが贈る最新作『きみがくれた物語』が、8月13日(土)より全国公開されることが決定。その予告編とポスタービジュアルが解禁となった。ノースカロライナ州の海沿いにある小さな町で、“お隣同士”になり運命的な出会いを果たして結ばれた、トラヴィス(ベンジャミン・ウォーカー)とギャビー(テリーサ・パーマー)。二児を授かり幸せな家庭を営む2人だったが、久しぶりのデートの約束にトラヴィスが遅れた日、ギャビーが交通事故に遭ってしまう。自責の念に駆られるトラヴィスは、目を覚まさないギャビーを前に、「真実の愛のために人はどこまでできるのか」と何度も自問する。トラヴィスには、人生でもっとも重い、究極の選択が求められていた…。累計1億部を誇る、いま世界でもっとも読まれている恋愛小説家ニコラス・スパークス。『きみに読む物語』『親愛なるきみへ』『一枚のめぐり逢い』など映画化されたヒット作品も多い。そして今回、スパークス自身が最高傑作と語る、全米で500万人が涙したミリオンセラー小説が映画化。監督を務めるのは、アカデミー賞脚本賞ほか国際映画祭で94部門受賞117部門ノミネートのソフィア・コッポラ監督作『ロスト・イン・トランスレーション』のプロデューサー、ロス・カッツ。この素晴らしい才能のタッグにより、新たな感涙の恋愛映画が誕生した。過酷な運命に翻弄される主人公トラヴィスを演じるのは、『リンカーン/秘密の書』の主演に抜擢され、『白鯨との闘い』でも壮絶な演技を見せたベンジャミン・ウォーカー。トラヴィスの恋人で、後に妻となるギャビー役には、『ウォーム・ボディーズ』『X-ミッション』などで知られ、数々のファッション広告のモデルを務めるテリーサ・パーマー。キュートな魅力に意志の強さと聡明さを兼ね備えたギャビーをテリーサは見事に体現した。また、映画のカギを握るトラヴィスの父親役には、アカデミー賞の常連トム・ウィルキンソン、さらに『96時間』シリーズの人気女優マギー・グレイス、『パーシー・ジャクソン』シリーズの新星アレクサンドラ・ダダリオ、「ヤング・スーパーマン」主演のトム・ウェリングなど豪華共演が実現している。届いた予告編では、トラヴィスとギャビーの運命的な出会いから、ようやく結ばれた幸せな日々、そして悲しい事故とともに、トラヴィスに迫まられる“人生最大の選択”の意味が明らかにされている。また、極上の映像美と音楽にも要注目。アカデミー賞ノミネート作品『しあわせの隠れ場所』の撮影監督アラー・キビロが映し出す美しい映像が、リアリティの中にもどこか幻想的な雰囲気へと誘い、「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」に選出された「ジェイムス」や「ザ・ナショナル」、「エフタークラング」といった大御所から、英国の男女4人組インディ・ポップ・バンド「ヴェロニカ・フォールズ」まで、ときにポップに、ときにセンチメンタルに、音楽がよりいっそうの深味と豊かな表情を与えている。<原作・製作:ニコラス・スパークスコメント>『きみがくれた物語』のあらすじを読むと、私の処女作である「きみに読む物語」を思い起こすかもしれない。だが、本作はより印象的で深遠な物語だ。一組の男女が愛し合い、彼らの暮らしが展開していく過程を見せているんだ。トラヴィスとギャビーが道を選び、その結果起きる出来事を目撃することになる。単純ではなく、さまざまなことが起き、深みのある忘れられない物語なんだ。<監督:ロス・カッツコメント>ニコラスの原作と映画化作品のファンは『きみがくれた物語』を見て、驚き、そして満足するだろう。我々はニコラスが描いたユーモアや人間らしい面を、さらに膨らませて作品を作り上げた。この映画は人生は選択だということを思い出させてくれる。なぜ選択をするのか、その決断が何をもたらすのかは、登場人物たちを通じて分かるだろう。この映画に出てくる人物は、あなたの友達かもしれないし、恋人かもしれないし、姉妹や兄弟かもしれない。そしてあなた自身かもしれない。観客にはこの映画を見て、自分自身に重ね合わせ、人生のパートナーを見つけることや、友情や約束について考えてほしい。『きみがくれた物語』は8月13日(土)より渋谷シネパレスほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月01日ジェイク・ギレンホールと『トレーニング デー』などで知られるアントワーン・フークア監督がタッグを組んだ、ボクシング映画を越えた感動の人間ドラマ『サウスポー』。このほど、本作でジェイク演じる主人公ビリーの妻・モーリーン役を務めたレイチェル・マクアダムスのインタビューや、本編シーンなどがたっぷり詰まった特別映像がシネマカフェに到着。『きみに読む物語』や『アバウト・タイム愛おしい時間について』など、数々の作品を通して愛と感動を届ける“感涙ドラマの女王”が本作に込めた思いを語ってくれた。主人公は、NYヘルズ・キッチン地区の養護施設から、ボクシングの聖地マディソン・スクエア・ガーデンまで上り詰めた世界ライトヘビー級王者のビリー・“ザ・グレート”・ホープ。怒りをエネルギーにする過激なボクシングスタイルが売りだったが、その怒りが引き金となり、最愛の妻の死を招いてしまう。さらに、悲しみに暮れ自暴自棄な生活を送るうち、愛する娘や世界チャンピオンの称号まで失うことに…。「第88回アカデミー賞」で作品賞&脚本賞をW受賞した『スポットライト 世紀のスクープ』で、助演女優賞として初ノミネートを果たしたレイチェル。その公開日に合わせて緊急来日してくれたことも記憶に新しいが、本作ではまた一転、ジェイク演じるボクシング世界チャンピオンの妻モーリーンを好演する。届いた映像では、「演じたことのないキャラクター」と役柄について語るレイチェル。自身にとっても「全く知らない世界だった」というボクシングについて理解しようと、撮影の2週間前からリハーサルを行い、ボクサーを演じることになったジェイクのトレーニングに毎日同行するなど、徹底的な役作りを行なっていたことが明らかにされている。「彼女が『あなたはパンチをもらいすぎているわ』と口にするとき、本当にその感覚を理解しているんだ。なぜなら、彼女はずっとそばで見ていたからだよ」と、フークワ監督は言う。レイチェルにとって重要だったのは、ビリーの妻をただ演じるだけでなく、世界チャンピオンの妻としての目線からボクシングを理解して取り組むことだった。昨年公開された『ナイトクローラー』ではガリガリのルックスになり、本作ではムキムキの肉体美を披露するなど、見た目からもストイックに役作りを行うジェイクでさえ、レイチェルのその姿勢に感銘をうけた様子で、「とても刺激的な仕事だったよ」と、撮影時をふり返っている。そんな彼女が演じたモーリーンは、不完全なビリーを支え、大きな愛で彼を包み込む。血まみれで闘う姿には心を痛めながらも、時に恋人のように優しく癒し、時に母のように叱咤激励し、全力で夫をサポートする妻の強さを全力で演じたレイチェル。“感涙ドラマの女王”が徹底した役作りを行なった本作の演技に、この映像からも注目してみて。『サウスポー』は6月3日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月19日映画『スポットライト 世紀のスクープ』(トム・マッカーシー監督作品)の舞台あいさつが16日、東京・有楽町のTOHOシネマズ 日劇で行われ、同映画に出演した来日中のレイチェル・マクアダムスが登場した。今年のアカデミー賞で主要6部門ノミネートされ、作品賞と脚本賞を射止めたトム・マッカーシー監督の最新作となる本作。カトリック教会が組織ぐるみで隠蔽してきた数十人もの神父による児童への性的虐待を暴き、ピューリッツァー賞に輝いたボストン・グローブ紙の調査報道チーム「スポットライト」班の軌跡を映画化しているが、本作で「スポットライト」班のサーシャ・ファインファー役を演じた初来日中のレイチェル・マクアダムスが登壇した。ショートパンツ姿で生美脚を披露したレイチェルは、登場するなり「こんにちは!」と流暢な日本語であいさつして「今日はお招きくださいまして本当にうれしく思います。この場をお借りして、地震のことで胸を痛めていること、被害にあった方を思っていることを伝えさせてください」と熊本地震の被災者にエール。本作の話題となり、「この作品は本当に重要な作品で、伝えるべき物語だと思っています」と映画にすべき作品であることを強調しながら、作品賞を射止めたアカデミー賞について「当日は受賞して欲しいという気持ちはありましたが、決まった時はショックで驚きました。派手さがない作品が、ここまで支持していただいて心から感謝の気持ちです。こういったタイプの作品がアカデミー賞を受賞できることは、自分の励ましにもなりました」と笑顔を見せた。舞台あいさつ後半には、レイチェルが愛読しているという『人生がときめく片付けの魔法』の著者でもある片付けコンサルタントの近藤麻理恵氏が登壇してレイチェルに花束を贈呈。「本物だ(笑)」と近藤氏を前にはしゃぎながらも「本当に言葉が一瞬出てきませんでした。来てくださって本当にありがとうございます」と感謝の言葉。片付けについては「実践してみてはいます。まずはたたみ方から始めているんですが、ソックスは頑張っているところです(笑)。実は引っ越しをするタイミングだったので、この本を体験してから引っ越しができたので恵まれてましたね」と近藤氏の本との出会いを喜んでいた。
2016年04月16日第88回アカデミー賞で作品賞&脚本賞に輝いた『スポットライト 世紀のスクープ』に出演するレイチェル・マクアダムスが初来日を果たし4月14日に、東京・有楽町の日本外国特派員協会で記者会見を行った。記者会見の模様実話をもとに、ボストン・グローブ紙の特集記事“スポットライト”を手がける敏腕記者チームが、カトリック教会が長年隠し続けた牧師による児童虐待事件を追求する姿を描いた社会派ドラマ。マクアダムスは唯一の女性記者として、ねばり強い取材を通して、被害者の信頼を獲得するサーシャ・ファイファー役で、助演女優賞にノミネートされた。役作りのため、映画のモデルとなった実在の女性記者と対面したといい、「一筋縄ではいかない職業ですね。現代ではジャーナリズム精神は失われつつあると言われていますが、やはり素晴らしい仕事であること変わりはない」と尊敬の念。「取材が的外れに終わるかもしれないなか、まるで暗闇で手探りしながら、真実を求める信念は本当に素晴らしい」とたたえていた。また、映画が大反響を呼び、アカデミー賞作品賞を受賞した結果については、「影のヒーローである彼らの仕事に、文字通り“光”が当てられるのは非常に喜ばしいこと」と誇らしげ。「それ以上に感銘を受けたのは、“声なき者たち”である被害者に声をあげる勇気を与えることができたこと」と真摯に語っていた。マイケル・キートン、マーク・ラファロらと共演し、「私が出演した作品の中で、一番素晴らしいキャスト陣だと言い切れる。まるで家族のような結束感があった」と断言。自身は『きみに読む物語』『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』などで、“ラブロマンスの新クイーン”として注目を集めているが、「今回、普段とは違うテイストの硬派な作品に出演し、女優として大きな勇気を得られた」と手応えを示していた。『スポットライト 世紀のスクープ』4月15日(金)、TOHOシネマズ日劇ほか全国公開取材・文・写真:内田 涼
2016年04月14日「第88回アカデミー賞」で、作品賞&脚本賞をW受賞した<a href="">『スポットライト 世紀のスクープ』</a>。本作で唯一の女性記者役を好演したレイチェル・マクアダムスがこの度、来日することが決定した。2001年の夏、ボストン・グローブ紙に新しい編集局長のマーティ・バロンが着任する。マイアミからやってきたアウトサイダーのバロンは、地元出身の誰もがタブー視するカトリック教会の権威にひるまず、ある神父による性的虐待事件を詳しく掘り下げる方針を打ち出す。その担当を命じられたのは、独自の極秘調査に基づく特集記事欄「スポットライト」を手がける4人の記者たち。デスクのウォルター“ロビー”ロビンソンをリーダーとするチームは、事件の被害者や弁護士らへの地道な取材を積み重ね、大勢の神父が同様の罪を犯しているおぞましい実態と、その背後に教会の隠蔽システムが存在する疑惑を探り当てる。やがて9.11同時多発テロ発生による一時中断を余儀なくされながらも、チームは一丸となって教会の罪を暴くために闘い続けるのだった…。監督には、<a href="">『扉をたたく人』</a><a href="">『靴職人と魔法のミシン』</a>のトム・マッカーシーが務め、数十人もの神父による児童への性的虐待を、カトリック教会が組織ぐるみで隠蔽してきた衝撃のスキャンダルを暴き、ピューリッツァー賞に輝いたボストン・グローブ紙の調査報道チームの軌跡を描いた。キャストには<a href="">『アベンジャーズ』</a>シリーズのマーク・ラファロ、<a href="">『バットマン』</a>シリーズのマイケル・キートン、<a href="">『シャーロック・ホームズ』</a>シリーズのレイチェル、『スクリーム』シリーズのリーヴ・シュレイバーら、豪華キャストが顔を揃えている。本年度「アカデミー賞」で作品賞と脚本賞をW受賞し、さらに注目を集める本作。今回来日が決定したのは、本作で唯一の女性記者として活躍するサーシャ役で出演し、同じくアカデミー賞で助演女優賞にノミネートされたレイチェル。彼女がプロモーションで来日するのは今回が初めて。<a href="">『きみに読む物語』</a>のヒロインで世界中の女性の心を揺さぶり一躍スターとなり、『シャーロック・ホームズ』『消されたヘッドライン』<a href="">『恋とニュースのつくり方』</a>などの話題作に出演。最近は<a href="">『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』</a>で、同年代の女子たちに絶大な支持を得ている。また昨年年秋には、米女性ファッションブランド「ヴィクトリアズ・シークレット」が選ぶ、ハリウッドで最もホットで影響力のある女性リスト「What is Sexy? List」で最もセクシーな女優に選出。本作でもアンサンブル賞として数々の受賞に輝き、今後もジェイク・ギレンホールやベネディクト・カンバーバッチとの共演作が待機している。レイチェルは、本作の公開日翌日の16日(土)にTOHOシネマズ 日劇にて舞台挨拶を行う予定だという。『スポットライト 世紀のスクープ』は4月15日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年04月06日マーク・ラファロ、マイケル・キートン、レイチェル・マクアダムスら、人気・実力ともにハリウッドを代表するキャストが集い、カトリック教会が長年黙殺してきた性的虐待を暴いた『スポットライト 世紀のスクープ』。先日、アカデミー賞を占う重要な前哨戦の1つといわれる放送映画批評家協会賞(BFCA)で『マッドマックス 怒りのデス・ロード』や『レヴェナント:蘇えりし者』などを抑えて「作品賞」を獲得し、がぜん注目度を増してきた本作の日本公開日が4月15日(金)に決定した。2002年1月、米国の新聞「ボストン・グローブ」が、カトリック教会の信じがたい実態を報じた。それは、数十人もの神父による性的虐待を、教会が組織ぐるみで隠蔽してきたという衝撃のスキャンダル。その許されざる罪は、なぜ長年黙殺されたのか。“スポットライト”という名の特集記事を担当する記者たちは、驚愕の事実を次々と明らかにし、被害者たちの声なき声を世に知らしめるため奔走する――。カトリック教会の一大スキャンダルというタブーに切り込み、混迷深まる現代ジャーナリズムに真実と正義の光を照らし出した本作。ピューリッツァー賞に輝いた調査報道チームの軌跡を映画化した。第88回アカデミー賞では「作品賞」「監督賞」(トム・マッカーシー)ほか「助演男優賞」(マーク・ラファロ)、「助演女優賞」(レイチェル・マクアダムス)など主要6部門にノミネートされており、すでに映画賞レースで205もの受賞&ノミネート数を記録(1月25日現在)。CNNの看板キャスターにしてジャーナリストのアンダーソン・クーパー(@andersoncooper)も、Twitter上で「Wow, just watched #SpotlightMovie. Best movie I’ve seen in a long, long time. So powerful!(ワオ!『スポットライト世紀のスクープ』を観たよ。人生最高の1本。パワフルだ!)と絶賛の声をアップするなど、高い評価を受けている。『スポットライト 世紀のスクープ』は4月15日(金)よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月29日「元気デスカ?」の日本語と共に現れたのは、クリステン・リッターとレイチェル・テイラー。すらっと長身の美女2人が揃って日本にやって来たのは、新作ドラマ「ジェシカ・ジョーンズ」のプロモーションのためだ。2人並んでソファに座っているだけで絵になる上に、笑顔を交わす様子も華やかに弾んでいて何だか“女子っぽい”が、油断してはいけない。「私、ドラマの中では壁に男を投げ飛ばしているのよ」と、クリステンが笑う。「壁に男を投げ飛ばす」のは、クリステン演じるタイトルロール、ジェシカ・ジョーンズが“元ヒーロー”だから。マーベルコミックを原作にした本作では、超人パワーを駆使するヒーローから一転、現在は私立探偵として生きるジェシカの日常が描かれる。「すごくユニークな設定だし、演じがいがあるわ。ヒューマンドラマ、アクション、コメディといった全ての要素が、ひとつの役に詰まっているようなものだもの」。一方のレイチェルが演じるのは、ジェシカの親友トリッシュ・ウォーカー。ラジオの人気パーソナリティとしてセレブ生活を送るトリッシュは、ジェシカを最もよく知る人物だと言える。「ジェシカとトリッシュは強い友情で結ばれているの。私が最も惹かれたのは、まさにその部分ね。2人の関係は、複雑だけれど互いに対する忠誠心がある。すごく魅力的だと思うわ」。「彼女たちみたいな友情の描かれ方って、TVドラマではあまり見かけないでしょう?」とクリステンが付け加える。「ジェシカとトリッシュは女性同士だけど、ドレスや男、ハイヒールの話を全然しないのよ(笑)。そんな2人の関係性には、私自身もすごく共感できる。彼女たちのように、深い絆で結ばれた友達が私にもいるから」。確かに、ジェシカたちの日常は不穏な空気に包まれていて、「ドレスや男、ハイヒールの話」に時間を費やしてはいられない。元ヒーローであること、孤高の探偵であること、そして、異様な執着を見せてくる最強の敵キルグレイヴの存在がジェシカをトラブルへと導き、トリッシュを巻き込んでいく。とは言え、ジェシカもトリッシュも魅力的な女性である以上、ロマンスと無縁に生きるのは無理。「男の話」はたまにするかも?「そうね。ルーク・ケイジとの関係なしにジェシカの物語を綴ることはできないわ。2人のロマンスは、原作コミック以上に複雑なものになるの。ジェシカの心には、ある過去が大きくのしかかっている。ルークにも関わることだから尚更ね。そんな2人の関係を演じるのは楽しいわ。ルーク役のマイク・コルターも本当に素敵なの。見かけはタフガイだけど(笑)、心優しい男性なのよ」。(クリステン)「マイクは本当に素敵よね!」と同意するレイチェルだが、トリッシュにも意外過ぎる男性とのロマンスが。「すごくダークな関係だと思うわ。ある意味、ジェシカとキルグレイヴの関係の縮小版だと言えるかもしれないわね」。ジェシカとトリッシュを熱演する身であると同時に、彼女たちの最大の理解者でもあろうとするクリステンとレイチェル。スリリングな人生を送る自分の役に向けてそれぞれアドバイスをしてもらうと、「ジェシカ、お酒は控えめにね!ってところかしら」とクリステン。レイチェルも後に続く。「トリッシュは農家に嫁いで、子供を産んで、体重を25kgくらい増やして、鶏に囲まれながら地に足のついた生活をすべきね。セレブな世界とは距離を置いた方がいいと思うわ(笑)」。さらには、女優として活躍する自分自身の人生に目を向けてもらうと、やはり地に足のついたコメントが飛び出した。「私が常に言っているのは、努力が大事だということ。私は小さな町の出身なのだけど、今はこうして東京で取材を受けている。それは集中を怠らず、献身的に努力を重ねてきた結果だと思うわ。願いは叶うものだと思う。でも、そのためにはものすごく大きな努力が必要なの」。(クリステン)「これまでキャリアのアップダウンも経験したけど、落ち込まずに立ち上がり続けてこられた。そんな自分を誇りに思っているの。何があっても頑張り続けるって重要よ。そこに、ちょっとの運が加われば最高ね」。(レイチェル)「ジェシカ・ジョーンズ」の撮影中もやはり、常に努力を重ねていた様子のクリステン。「ジェシカは一生に一度の役だと思う」と明かす表情は真摯だ。「役者の仕事を始めて長いけど、ここまでの題材と役に恵まれたことを感謝しているの。私は本当に幸せ。仕事への姿勢を改めて学ぶこともできたわ。この役が私にどんな変化をもたらすか、今はまだ分からない。でも、私たち2人とも出演が決まってから(撮影地である)ニューヨークに引っ越したのよ。それもひとつの大きな変化よね(笑)」。「私の場合は、マーシャルアーツにすっかり恋をしてしまったことが最大の変化かしら」とレイチェルが続く。「こんなにアクションをする役は初めて。クラブマガ、空手、ボクシング…、いろいろやっているわ。腕も結構上がったのよ(笑)」。変化するのは彼女たち自身だけではない。ジェシカとトリッシュの変化にも注目してほしいと、レイチェルが締めくくる。「鶏に囲まれながら地に足をつけて…なんて冗談。変化していく彼女たちに、本当はアドバイスなんて必要ないの。この物語はジェシカにとっても、トリッシュにとっても結局は贖罪の物語なのだと思う。2人がたどり着いた先で見つけるものを知ってほしいわ」。(text:Hikaru Watanabe/photo:Yuko Kosugi)
2015年11月18日