2021年9月に『こどもロジカル思考 なぜ論理的に考えることが大切なのかがわかる本』(茂木秀昭監修/バウンド著)を発売。多くの読者の皆様にご支持いただき、長期間にわたって売れ続けており、7/12に3刷重版出来となりました。「こどもロジカル思考」詳細URL: こどもロジカル思考なぜ論理的に考えることが大切なのかがわかる本■自分の力で「考える」「話す」「書く」 これからの時代を生き抜く力!ロジカル思考とは…問題の原因を見つけ、結論を導き出すために、ものごとを整理して筋道を立てて考えること 。「ロジカル思考」とは、ものごとを整理して筋道を立てて考えることです。これから人生を歩んでいくと、いろいろな問題が起こります。その問題を解決するときに役立つのがロジカル思考です。生きていくといろいろな人と出会います。どんな相手にでも自分の考えをうまく話せるために、ロジカル思考が必要になります。論理的な考え方を育むことで、論理的な話し方を身につけることができます。マニュアル思考でもなく、誰かの受け売りでもなく、自分の頭で考えることが大切です。そのことがものごとを探求する習慣、問題を解決するものの見方を育み、生きる力となっていきます。これから大人になっていくこどもたちがよりよい社会生活を送るために身につけるべき力、それがロジカル思考です。※本シリーズの売上げの一部は「一般社団法人こども食堂支援機構」を通じて全国のこども食堂支援に使われます。■ページサンプルところで「ロジカル」ってなんだ?どちらがわかりやすか考えてみよう三角ロジックで「事実」から「主張」を組み立ててみよう話を聞かなければ、話は聞いてもらえない■もくじ自分が本当に言いたいことを正しく伝えるために!第1章 どちらの話に耳を傾けたいか考えてみよう第2章 「ロジカル思考」って、いったいなんだ?第3章 困ったときにロジカル思考が役に立つ第4章 考え方の公式「フレームワーク」が役に立つ第5章 日常生活でロジカル思考を鍛えていこう第6章 「思い込み」はロジカル思考のジャマをする第7章 ロジカル思考を武器にするための心がまえ■監修者プロフィール茂木秀昭(もてぎ・ひであき)都留文科大学文学部国際教育学科教授1960年群馬県太田市生まれ。慶応義塾大学文学部英米文学科卒業。コロンビア大学大学院修士課程修了。京都ノートルダム女子大学文学部コミュニケーションコース講師、自治医科大学医学部准教授(英語研究室)を経て現職。専門は異文化コミュニケーション。日本や欧米の言論風土及び文化とコミュニケーションに関する研究を進めている。KUEL、東西大学対抗などの英語ディベート全国大会やフジテレビ「ディベート」のグランド・チャンピオン大会等、数々の優勝経験があり、教育ディベートの啓蒙、普及活動をおこなっている。『ロジカル・シンキング』(PHP研究所)、『ビジネス・ディベート』『ロジカル・シンキング入門』(日本経済新聞)、『論理的な話し方が面白いほど身につく本』(KADOKAWA)ほか著書多数。■「こどもシリーズ」とはベストセラー『こどもSDGsなぜSDGsが必要なのかがわかる本』を皮切りにスタートとした「こどもシリーズ」は、これからの時代を生きるこどもたちが未来の社会で活躍するために必要な知識、手段、思考力を養う“生きる力”となる手引書です。この世界を担っていくこどもたちが、正解のない社会のなかで直面するさまざまな問題を分析し、よく考え、周りの人たちと話し合いながら、解決に向けて取り組んでいく力を育むことを目的としています。■商品詳細書名:こどもロジカル思考 なぜ論理的に考えることが大切なのかがわかる本監修:茂木秀昭著者:バウンドISBN:9784862556134仕様:A5判/128ページ/オールカラー読者対象:小学生~大人まで定価:1,430円(税込)■本書の購入はこちらAmazon : カンゼンSHOP : カンゼンSHOPは¥3,000以上の購入で送料無料! 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年07月12日スイス本国におけるローマン・ゴティエの自社エナメル工房完成に伴い、ブランドを代表するモデル「ロジカル・ワン」のグランフーエナメル文字盤の色をお選びいただけるようになりました。これまでホワイト、ブラックの2色のみの展開でしたが、今回新たにグリーン、ブルー、レッド、バーガンディの4色が選択肢として加わります。上記4色の新色をお選びいただいた場合も、既存のホワイト、ブラックの文字盤のモデルと同価格です。対象はグレード5ナチュラルチタンケース、グレード5 ADLCチタンケース、18Kホワイトゴールドケースの通常モデルとなります。中世の西洋貴族文化における「顧客と時計師」のような関係を目指してきたブランドであるローマン・ゴティエにおいて、今回の文字盤色の追加は顧客のオーダーに応えるための取り組みの一環となります。ロジカル・ワン グレード5ナチュラルチタンケースローマン・ゴティエは創立以来、手作業による「ムーブメントの仕上げの美しさ」で、時計愛好家から高い評価を得てまいりましたが、ブランドの転換点となったのが、この「ロジカル・ワン」です。「ロジカル・ワン」はムーブメントの仕上げの美しさだけでなく、懐中時計に使われていた古典的なフュゼチェーンを再解釈した革新的な機構を持ち、2013年に時計界のオスカー賞とも称される「ジュネーブ・ウオッチメイキング・グランプリ(GPHG)」のメンズコンプリケーション部門のグランプリに輝きました。「ロジカル・ワン」はすべてのパーツが妥協なく作られていますが、今回、文字盤に新しい選択肢が加わったグランフーエナメル文字盤も例外ではありません。ロジカル・ワン グレード5ナチュラルチタンケース伝統的な手作業により高温焼成されるエナメルは、吸い込まれるほど美しい色をしています。この文字盤の色の奥深さや輝きは、時計愛好家の方にぜひ店頭で実物をご覧いただきたいです。また、見えないところではありますが、異なる素材の熱運動の違いによるクラック(ひび割れ)を防ぐために、18Kゴールドの文字盤地板の両面にエナメルが施されています。■「ロジカル・ワン」の革新的な機構「ロジカル・ワン」の機構の特徴として、フュゼチェーン機構、プッシュボタン式巻上げ機構、サファイアのインサートが組み込まれた香箱、ムーブメントの仕上げが挙げられます。ローマン・ゴティエは次のように述べます。「技術者出身の私にとって、動力が変動する状態で精密機器を作動させるのは奇妙に思われました。そのため、動力を一定に保つほうが良いという前提で開発を始めたのです。」画期的なフュゼチェーン機構フュゼ(フランス語で「円錐形」の意味)は、香箱に取り付けられたコードまたはチェーンで巻き上げられる円錐形の滑車です。この機構は、主ぜんまいから供給されるトルクを一定にする働きがあります。(主ぜんまいが巻き上がられた状態と、ほどけそうな状態では、供給されるトルクが変化するため。)懐中時計の時代に使われていた、フュゼチェーン懐中時計の時代にもよく使われた機構ですが、伝統的なフュゼチェーンには、以下の2つの問題があります。1. フュゼに複数回チェーンを巻きつけるため、個々のリンクを小さくする必要があり、一つ一つのリンクが脆い。2. チェーンは、フュゼと香箱の間を、角度を伴って動力を伝達することが多いが、これでは効率が悪く、負荷が加わる。スネイルカムそこで、ローマン・ゴティエはこれらの問題の解決策として、フュゼの代わりにスネイルカムを使用。ローマン・ゴティエはフュゼの代わりに、低速で回転するスネイルカムを時/分ダイヤルの左側(10時位置)に配置することによって、これらの問題を解決しました。スネイルカムと香箱が同じレベルに配されるため、動力が常に直線状に伝達されます。また必要となるのが、一列の短いチェーンのみなので、個々のリンクがより大きく、頑丈です。そしてルビーのチェーンリンクを採用し、金属に接する部分の摩擦を低減しました。ルビーのチェーンリンク人間工学に基づくプッシュボタンによる巻上げケースの左側にあるプッシュボタンを使ったローマン・ゴティエの革新的なプッシュボタン式巻上げ機構は、巻上げを楽しい作業へと変えました。プッシュボタンは人間工学に基づくデザインであると同時に、巻き上げの力を効率よく伝えます。一般的に時計のリューズは比較的壊れやすい細い軸を持ち、リューズと香箱の間で動力を90°の角度で伝えなければなりませんでした。「ロジカル・ワン」を巻上げるためのプッシュボタンは、動力を同じ平面上で香箱に伝えます。摩擦を低減すべく、サファイアのインサートが組み込まれた香箱従来の真ちゅう製の香箱で主ゼンマイが巻き戻る際には、潤滑油をさしたばかりでも、ゼンマイの金属によって香箱の金属が擦られます。時間とともにオイルが凝結すると、摩擦が大きくなり、香箱とゼンマイがくっつくようになって、本来のスムーズな回転ができなくなります。そこで、「ロジカル・ワン」の主ぜんまいを二枚の人工サファイアプレートの間に置きました。サファイアは金属との摩擦が少ないという特性を持っています。また、傷が付きにくいという特性もあります。手作業によるムーブメントの仕上げ高い加工精度で作られたパーツは、手作業により仕上げが施されます。例えば、ムーブメントの「受け(ブリッジ)」に施された、高度に研磨された内側の鋭い面取りは、手作業による優れた仕上げを証明するものです。なぜなら、内側に鋭い面取りを行うことのできる機械は今も存在しないからです。「ロジカル・ワン」においては、内側の鋭い面取りを二重に施すことで、縁取りのような効果を出しました。平行な二つの面取りを施したこの人目を引く仕上げは、名画を収めた額縁の果たす役割と似た効果を上げており、内側にある芸術作品をさらに美しく引き立てています。例えば、写真のテンプの「受け(ブリッジ)」(写真の円で囲まれた部分)だけでも手作業による仕上げに約15 時間費やします。コンスタントフォース機構の「受け(ブリッジ)」(写真の円で囲まれた部分)は約17時間です。その工程には手で面を削り出し、磨く作業、受け石を置くほぞ穴を手で磨く作業や、フラット部分にフロスティングを施す作業が含まれます。しかし、これは一つのパーツに過ぎません。ロジカル・ワンは約350の部品が幾種の金属で構成され、そのすべてを一切妥協なく作り上げております。■ロジカル・ワン スペックロジカル・ワン グレード5ナチュラルチタンケース2013年「ジュネーブ・ウオッチメイキング・グランプリ(GPHG)」メンズコンプリケーション部門グランプリ受賞モデルケース径:43mmケース素材:グレード5チタン製 or 18Kホワイトゴールド製防水性:5気圧防水ムーブメント:Cal.Logical One(手巻き、毎時28,800振動、46時間パワーリザーブ、37石(チェーンリンク内26石含むと63石))仕様:プッシュボタン式巻上げ機構(9時位置:プッシュボタン式巻上げ機構)、サファイアカボション付きリューズ(2時位置:時刻合わせ用)文字盤:グランフーエナメル文字盤ストラップ:アリゲーターストラップ(スイス製ハンドメイド)税抜価格:グレード5ナチュラルチタンケース…1,450万円グレード5 ADLCチタン(ブラックチタン)ケース…1,500万円18Kホワイトゴールドケース…1,800万円■取扱店舗タカシマヤ ウオッチメゾン 東京・日本橋〒103-0027 東京都中央区日本橋3-1-8TEL 03-3211-4111営業時間10:00~19:30カミネ 旧居留地店〒650-0036 神戸市中央区播磨町49旧居留地平和ビル1TEL 078-325-0088営業時間:10:30~19:30※現在、タカシマヤ ウオッチメゾン 東京・日本橋にて、ローマン・ゴティエフェア開催中です。(6月9日まで)フェア期間中は、「ロジカル・ワン グレード5 ADLCチタン(ブラックチタン)ケース」(グリーン文字盤)を含む、貴重な時計の数々を店頭でご覧いただけます。■ブランドについてローマン・ゴティエはスイス・ジュウ渓谷の高級時計ブランドです。(2005年創業)創業者であるローマン・ゴティエは、スイス高級時計産業発祥の地であるジュウ渓谷の伝統的な時計作りの継承者であり、同時にエンジニアのバックグラウンドを活かした理論的なアプローチを、伝統的な時計作りと組み合わせることで世界の時計愛好家から高い評価を得ています。2013年にはジュネーブ・ウオッチメイキング・グランプリ(GPHG)のベストメンズコンプリケーション賞グランプリを受賞しました。すべての時計はムーブメントも含めてローマン・ゴティエ本人により設計され、彼の指揮の下、自社工房にて仕上げまで行われます。極めて高いレベルの仕上げを有するのが特徴です。年間生産本数は約60本です。企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年05月28日毎日料理は作るけれど、実はそんなに得意じゃない。レシピを見て作っても味がイマイチ決まらなかったり、肉がかたくなりすぎたり…。そんなママも少なくないのでは?でも実は料理には「センスも勘も関係ない!」。そう言い切るのは、今年春に発売された話題の1冊『誰でも1回で味が決まるロジカル調理』を監修された、料理家で管理栄養士の前田量子さんです。前田量子さんプロフィール料理家。管理栄養士。ジュニア野菜ソムリエ。前田量子料理教室主宰。東京理科大学卒業後、織田栄養士専門学校にて栄養学を学ぶ。東京會舘、辻留料理塾、柳原料理教室、ル・コルドンブルーにて料理を学ぶ。保育園や病院での勤務、カフェ経営を経て、調理科学にもとづいた料理を教える教室を開催。「洋食」「和食&中華」「お菓子」の年間コースを開催している。本格的なのに誰もが再現しやすく、調理科学に裏づけされたレシピ作りに定評があり、美しい盛りつけが好評で、雑誌やテレビCM、企業へのレシピ提供なども多く手がける。「本やスマホのレシピを真似して作っても、上手にできないとしたら、それはあなたのせいではありません。本当に必要な基本的なコツや知識が、レシピに書ききれていないからです。そしてそのコツは、科学にもとづいています」(前田さん)科学なんていうとちょっと難しそうですが、「野菜を水からゆでるか、お湯からゆでるか」とか「誰もがおいしいと感じる塩分濃度」といったことには、ちゃんと科学的根拠にもとづいたおいしく決まるコツがあり、それさえ知っておけば誰でもおいしく作るそうです。『誰でも1回で味が決まるロジカル調理』は、そのコツをわかりやすく、かつ論理的に解説。本の中から、毎日のごはん作りのヒントになる「ロジカル調理」の例をいくつか紹介します。■「豚のしょうが焼き」おいしく仕上げる3つのコツまず1品目は「豚のしょうが焼き」。おいしく仕上げるコツは3つあります。1.下味につけ込まないたれなどにつけ込むレシピもありますが、たれに塩分があるので浸透圧によって肉の水分が奪われてかたくなり、仕上がりもパサつきがち。焼いてから調味料をからめるだけで十分味はつくそうです。2.焼けた肉を取り出さない焼けた肉を取り出すと冷めてかたくなるので、フライパンからは取り出さず、あとから入れた肉をひっくり返すタイミングで、先に焼けた肉をその上にすべて重ねます。重なった肉は蒸し焼き状態になるので、火は通りつつ、かたくない仕上がりに。3.味は、1(しょうゆ):1(みりん):1(酒)人がちょうどいいと感じる味つけの塩分濃度は、体液とほぼ同じ約1%。肉250gなら、しょうゆ・みりん・酒を各大さじ1(※)。調味料は加熱中に加えると蒸発したり焦げたりするので、必ず火を止めてから加えて混ぜ、再び火にかけて味をからめます。※ 一般的なしょうゆ大さじ1の塩分量は2.6g みりん・酒には塩分は含まれない具体的な作り方をご紹介します。■「豚のしょうが焼き」レシピ<材料 2人分>豚肩ロース薄切り肉(しょうが焼き用) 250gA しょうゆ 大さじ1 みりん 大さじ1 酒 大さじ1しょうが汁 2かけ分サラダ油 小さじ2<作り方>1、油を入れて予熱。フライパンの片側に肉を1枚広げて入れる。(予熱1分。強めの中火)油を入れて火にかけ、一ヵ所にかたまっていた油がさらさらとしてきたら、予熱完了。肉は必ず広げて、フライパンの中央ではなく、片側で焼き始めるのがコツ。 2、肉の色が変わったら裏返す、と同時に、次の肉を広げて入れる。(強めの中火で片面20~30秒)肉を入れるタイミングがとっても大切! 先に入れた肉をひっくり返したらすぐに新しい肉を入れる。これでほぼ同じ焼き時間でコントロールできる。片面20~30秒焼く。 3、あとから入れた肉をひっくり返した上に、焼けた肉を重ねる。あいたところに新しい肉を入れる。(強めの中火で片面20~30秒)あとから入れた肉をひっくり返すタイミングで、先に焼けた肉をタワーのように重ねていく。小さなフライパンでも取り出さずに肉を何枚でも焼くことが可能。重なっている部分は、蒸し焼きの状態なので、しっかり火は通るが、かたくない仕上がりが実現。 4、火を止め、Aの調味料、しょうが汁を加える。よく混ぜ、再び火にかけて煮詰める。(強めの中火で1分)調味料は必ず火を止めてから加える。加熱による調味料の蒸発がないので、味が全体にからまない、焦げるという失敗を免れる。全体になじむまで混ぜたあと、再び火にかけ、あとは好みの濃度まで煮つめればOK。 ちなみに、しょうが焼きは通常は豚ロースが定番ですが、本レシピでは肩ロースを使用。赤身に脂が網目状に広がっているので、ロースよりコクのある味わいだそうです。■臭くない、水っぽくない「ひじきの煮物」を作るコツ副菜やお弁当に作っておくと便利なひじきの煮物ですが、臭みを感じたり、水っぽかったりすることも。おいしく仕上げるには、やはり科学的なコツがあります。1.たっぷりの水で戻すとひじきの臭みが軽減ひじきは重量比で8~10倍に増えるので、たっぷりの水がないとやわらかく戻りません。水の量は、乾燥ひじきの重さの約50倍(20gで約1リットル)を目安に。たっぷりの水に浸すことで、海藻独特のにおいも軽減されます。戻し時間は20~30分。長すぎると食感が悪くなるので注意。2.炒めると仕上がりが水っぽくならないひじきはとにかくよく炒めることが大切! よく炒めると食材中の水分が抜けて、調味料が中までしみこみやすくなります。逆に炒め方が足りないと、水っぽい仕上がりになります。 ■どうして、みそ汁は沸騰直前で火を止めるの?毎日何気なく作っている人も多いみそ汁。昔からいわれる基本の作り方にもちゃんと科学的根拠がありました。1.沸騰直前に火を止めるとみその香りが立つみその香りの成分はおもにアルコール。熟成中に酵母菌が糖を分解することで、アルコールやエステルなどの香り成分ができます。ただ、これらは90℃以上で揮発してしまう性質が。昔からみそ汁は煮たてずに沸騰直前で火を止めるのがよいといわれるのはこのため。最もみそ汁の香りが立ち、おいしく飲めるのは75℃くらいだそうです。2.みそ汁の味つけは、15(だし):1(みそ)の割合で人がちょうどいいと感じる味つけは、塩分濃度約1%。1人分なら、だし150mlにみそ小さじ2が目安(※)。みそは水分が少なくとけにくいので、少量のだしでのばしてから加えるとムラがなくなり、加熱時間も短くて済むので、香りがより引き立ちます。※一般的なみそ小さじ2の塩分量は1.5g ■理由がわかれば、いろいろな料理にもコツを応用できる!料理のコツは、ちゃんと科学的根拠を理解しておけば、かんたんにほかの料理にも生かすことができます。たとえば、豚のしょうが焼きを下味には長くつけ込まないのは、浸透圧で素材の水分が抜け、加熱でさらにかたくなってしまうから。この理由まで理解しておけば、「下味には長くつけ込まない」というコツをから揚げなど肉料理全般に応用できます。また、誰もがおいしいと感じる塩分濃度は、体液温度に近い約1%。これはほぼすべての料理に応用できます。だしのうま味や酸味が効いている料理であれば減塩もできます。『誰でも1回で味が決まるロジカル調理』の中では、このほかにも焼く、煮る、炒める、揚げる…などの調味料別のレシピとおいしく作るコツを多数掲載。本に紹介されているのは、ハンバーグや鶏のから揚げなど子どもたちも大好きな家庭の定番料理ばかり。日頃何気なく作っていたものも、そうだったのか!と腑に落ちるとレシピも忘れないし、作るのも楽しくなります。料理が得意じゃない人はもちろん、料理好きの方にもおすすめの1冊です。 『誰でも1回で味が決まるロジカル調理』 前田 量子監修 (主婦の友社) 1,200円(税別) 肉に火が通る温度、塩分濃度、だしの割合など料理の作り方には、科学的根拠があります。本書では誰でも必ず、おいしく作れるツボを論理的に解説。必要最低限の道具から解説もあり、料理初心者もすぐ真似できます。
2019年01月07日理系男子というのは独特な生き物。女性は相手との共感を大切にする会話を好む傾向があるのに対し、理系男子の会話に共感の二文字はありません。ロジカル=論理的な思考ができているか、話の筋が通っているかが大事であることもしばしば。それでは会話が面白くないと感じる女性も少なくないでしょう。そこで今回は理系男子と上手く付き合う方法をご紹介します。■ 1:引っ張っていく気持ち理系男子の中には恋愛が苦手な人が少なくありません。それは恋愛は理屈ではないからです。計算や合理的な生活を好む理系男子にとって恋愛というのは不合理な世界。しかし、彼らも人間なので人を好きになることもあるわけです。計算問題は得意でも相手の気持ちを察したり、楽しませてあげたりといったことは経験不足なことも。そのため、女性側が引っ張っていってあげると上手く関係が進むことも少なくありません。理系男子と付き合いたいと思うなら引っ張っていく気持ちが大事。■ 2:筋の通った会話理系男子は合理的かつ実用的な生活を好みます。それは会話やコミュニケーションにも当てはまります。単純に今日あった出来事を話しても「え、それで結局何が言いたいの?」ということになってしまうわけです。「この前見た映画が超楽しかったの」で会話が終わってしまうと彼らも混乱してしまいます。そこで「だから、今度見てみてよ」とここまで言ってあげないと理解してくれないこともしばしば。常に会話では相手に対して訴える何かを意識してみてください。「結局何がいいたいの?」という問いに対する答えを最後に用意してあげる、それが筋の通った会話となります。■ 3:苦手なものをフォロー理系男子というのはスペシャリストであってジェネラリストではありません。計算や理論的な思考などは得意ですが、協調性がなかったり人付き合いが苦手だったりといった不得意なものもあります。例えば会社の飲み会で「2次会にいこう」と盛り上がっている中、「生産性がないから俺は帰る」なんて言い出して場を凍り付かせてしまったり。そんなときは「これからお仕事があるんだね」といったようにフォローに回ってあげると関係をいい方向に進めることができます。■ 4:理論には感情で人付き合いの中では意見がすれ違ってしまうこともあるでしょう。お付き合いをすれば喧嘩もするはず。しかし、相手は理詰めでせめてきます。筋の通ったことを言わないと彼らは納得しません。だからといって、理論的な会話に持ち込んでも丸め込まれてしまって言いたいことがいえないなんてことになってしまいがち。そんなときは感情的な会話に持ち込むことも一つの方法。「あなたはそれで平気なのかもしれないけど、私は悲しかった」そういった台詞で相手の理論的な会話の流れを変えてみるといいかもしれません。■ まとめいかがでしたか?今回は理系男子との上手な付き合い方をご紹介しました。得意なことはすごく得意な彼ら。しかし、苦手なものはとことん苦手だったりもします。得意なところは彼らに任せ、苦手な部分を補ってあげる。そんな付き合い方をすると上手くいくはずですよ。(草薙つむぐ/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2018年11月29日『欧米人を論理的に説得するためのハーバード式ロジカル英語』(青野仲達著、秀和システム)の著者は、外資系企業勤務を経て、ハーバード大学経営大学院でMBAを取得したという人物。現在は、大前研一氏が学長を務めるビジネス・ブレークスルー大学で英語カリキュラムの設計に携わり、その一方で幅広く学生や社会人の実践英語習得を支援しているのだそうです。つまりここでは、そのようなキャリアに基づいた独自の英語術が展開されているわけです。■英語はロジカルであることが重要本書における著者の最大の主張は、「話す内容がロジカルでなければ、英語のネイティブスピーカーであっても通用しない」ということ。逆にロジカルであれば、もし非ネイティブスピーカーであったとしても差別されないというのです。「ロジカル(logical)」とは、「ロジック(logic)=筋道」に裏打ちされたという意味。つまりロジカルな英語とは、「筋が通ったわかりやすい英語」ということになるのです。そしてロジカルな英語が必要とされるのは、舞台がハーバードのような世界的教育機関であろうと、グローバルな仕事環境であろうと同じなのだとか。では、「ロジカル英語」を身につけるには、いったいなにをすればいいのでしょうか?ロジカルな英語を身につけるために不可欠なのは、まず「書く」ことだと著者はいいます。「英語を書くためのルール」に沿って英語を書けば、自然にロジックと出会えるということです。そして英語を書くためのルールは、「エッセイ」を書くことで習得できるのだとか。そこで本書では「5行エッセイ」と「1枚エッセイ」を通じ、そのルールを解説しているのです。その最大の基本である、「5行エッセイ」をクローズアップしてみましょう。■5行エッセイで英語が身に付く!エッセイと聞くと難しそうに思えるかもしれませんが、その基本はとてもシンプル。たとえば5行エッセイを使って「冬が好きだ」という意見を伝えるとすれば、以下のようになるわけです。1.I like winter.(私は冬が好きだ)2.I can dress up.(おしゃれができる)3.I enjoy winter sports.(ウインタースポーツが楽しめる)4.Sea foods are in season.(海の幸が旬だ)5.Winter is my favorite season.(冬は私の大好きな季節だ)1行目で結論を述べ、2~4行目で3つの理由を挙げ、5行目でふたたび結論を伝えていることがわかります。ここには、「3つの基本ルール」があるということ。1.結論を述べる(1行目)2.理由を3つ挙げる(2~4行目)3.結論を繰り返す(5行目)たしかに、構造的にはきわめてシンプルであることがわかります。だからこそ、これらの基本ルールに従って英語を書き、さらにはそれを話す習慣を身につけることが大切。そうすることによって、どこへ行っても通用する「ロジカルな英語」の基礎を養うことができるというのです。■シンプルな言葉はそのまま話せるいってみればエッセイを書くことによって、自分の考えを「シンプルな言葉でわかりやすく伝える力」を養うことができるという考え方。しかもシンプルな言葉には、難しいことを考えるまでもなく、そのまま話すことができるというメリットがあります。英語を書くためのルールは、「世界標準の英語」を習得するための基本型だと著者は主張します。つまりエッセイが書けるようになれば、それだけで基本をものにしたことになるわけです。*このように「5行エッセイ」を軸としたシンプルな考え方に基づき、本書ではロジカルな英語を身につけるためのメソッドが解説されています。シンプルなのに奥深い。だからこそ本書には、オリジナリティ豊かな説得力が備わっているといえそうです。(文/作家、書評家・印南敦史) 【参考】※青野仲達(2016)『欧米人を論理的に説得するためのハーバード式ロジカル英語』秀和システム
2016年05月07日