ザ・ローリング・ストーンズとエリック・クラプトンがコラボを果たした。このコラボは、ロンドン西部チジック地区にあるスタジオにたまたまエリックと同バンドが一緒に居合わせたことで実現したそうで、一緒に2曲のレコーディングをしたようだ。ある関係者はザ・サン紙に「エリックは隣のスタジオにいたので、あいさつをしに行ったんです。そしたら、セッションをすることになって結局2曲をレコーディングしたんですよ。(プロデューサーの)ドン(ワズ)は、ストーンズと一緒にやったなかで最高のことだったと思っているそうです」と明かす。エリックが同バンドと仕事したのは今回が初めてではなく、2012年にはストーンズの「50&カウンティング」ツアーのロンドンのステージにエリックが登場していただけでなく、昨年にはストーンズの曲『ブラウン・シュガー』をエリックが歌うバージョンの存在も明らかになっていた。とはいえ、全員がスタジオにそろって新曲をレコーディングしたのは今回が初めてのようだ。バンドメンバーの年齢を足すと286歳にもなるというストーンズは、ニューアルバムの制作のためにスタジオ入りしているといわれており、関係者の話では、とても曲作りの過程を楽しんでいるようだ。(C)BANG Media International
2016年06月04日ローリング・ストーンズのギタリスト、ロン・ウッド(68)と妻サリー・ハンフリーズ(38)の間に5月30日夜、双子の女児が誕生した。ザ・サン紙によると、今週までに誕生しなかった場合は、2人は誘発分娩も視野に入れていたようだ。このうれしいニュースを伝える声明では、「ロニーとサリーは、双子のグレース・ジェーン(6ポンド:約2,721g)とアリス・ローズ(5.7ポンド:約2,585g)の誕生を喜んで発表します。2人は5月30日22時30分に誕生し、みんな健康です。ベビーたちはパーフェクトです」と双子の名前も明かされている。元妻クリッシー・フィンドレーとの間にジェシー(39)、2番目の妻ジョー・ウッドとの間にリア(37)、タイロン(32)と、養子のジェイミー(41)と子供を持つロンは、バンドメイトのミック・ジャガーに子守唄を歌ってほしいと以前、BANGショービズに話していた。「ミックは、1年待ってくれたら、ベビーシッターになるよって言ってくれてて、そうなったら子守唄を歌ってもらえるね」また、ロンの子供たちも妹たちが増えるのを楽しみにしているそうで、息子のタイロンは「小さな妹たちに会うのが待ちきれません。本当にうれしいです。妹たちのためにジェリーキャットの(ぬいぐるみの)ウサギをもう買ってしまっているんです」と話し、家族が新たなメンバーの到着を待ちきれないといった雰囲気だった。(C)BANG Media International
2016年06月01日ジム・マーシャル写真展「The Haight: Love, Rock and Revolution」が、ライカギャラリー東京と京都で開催される。期間は、東京が2016年5月21日(土)から8月28日(日)まで、京都では5月20日(金)から9月1日(木)まで。ジム・マーシャルは、ボブ・ディランやエリック・クラプトン、ジャニス・ジョプリンそしてスティービー・ワンダーなど、歴史に名を残すミュージシャンたちの姿を捉えてきた写真家。他にも、彼はザ・ビートルズのライブやバックステージの撮影、またザ・ローリング・ストーンズの全米ツアーに同行し、伝説的なコンサートはもちろん、舞台裏やツアー中のプライベートな瞬間の数々を切り撮ってきた。本展では、そんな彼の作品が紹介される。東京会場では「ザ・ローリング・ストーンズ」を撮影した作品14点を展示。そして京都会場では「ザ・ビートルズ」を撮影した作品を中心に15点が展示される。ミュージシャンたちのライブ写真はもちろん、レコーディングの様子など貴重な姿に出会うことができそうだ。【開催概要】ジム・マーシャル「The Haight: Love, Rock and Revolution」■ ライカギャラリー東京 (ライカ銀座店 2F)期間:2016年5月21日(土)〜8月28日(日)住所:東京都中央区銀座6-4-1TEL:03-6215-7070 ■ ライカギャラリー京都 (ライカ京都店 2F) 期間:2016年5月20日(金)〜9月1日(木)住所:京都市東山区祇園町南側 570-120TEL:075-532-0320
2016年05月19日ザ・ローリング・ストーンズのミック・ジャガーが、自殺した恋人ローレン・スコットさんの誕生日を祝った。アメリカでスタイリストやファッション・デザイナーとして活躍し、ミックとは13年間交際していたローレンさんは、2014年3月にマンハッタンの自宅で自殺し49歳の生涯を終えた。生きていれば52歳になるはずだった誕生日を祝うために、ミックはカメラを片手に持ち夕日をバックに写るローレンの写真をインスタグラムに投稿し、「ローレンの誕生日に彼女を思い出す」と言葉を添えた。これと全く同じメッセージをミックは昨年のローレンの誕生日にも投稿していた。先日には、ローレンがデザインした服を着ることで、ローレンとの思い出を身近に感じることができるとミックは話していたばかりだった。「ローレンの服を着ることは感情的に苦痛ではないんだ。むしろ、自分にとって結構良いことだよ。かなりの数の彼女の服を持っているし、衣装担当の子は大変だよ。だって、僕はその全部をいつもツアーに持っていくからね」「結局、その服を選んでしまって、『ああ、これはローレンのものの1つだな、これ好きなんだよな』ってなるんだ」(C)BANG Media International
2016年04月30日英国出身のシンガーソングライターとして活躍していた故エイミー・ワインハウスさんの生涯を追ったドキュメンタリー映画『AMY エイミー』(7月16日公開)のポスタービジュアルと新たな予告映像が29日、公開された。エイミーさんは生前「Rehab」「Tears Dry On Their Own」「Back To Black」などの大ヒット曲を生み、グラミー賞5部門を受賞。世界を熱狂させるも2011年、27歳で早世した。そんなエイミーさんを描いた本作は、第88回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞するなど世界の映画祭で30冠以上を獲得しており、ドキュメンタリーとしては異例の全世界興収約28億円となるヒットを記録。解散した英国のロックバンド・オアシスのドキュメンタリー制作にも携わり、話題を呼んでいるアシフ・カパディア監督がメガホンを取る。ポスターには、エイミーさん本人のビジュアルを大きく配置。トレードマークであったアイラインを跳ね上げたメイク"キャット・アイ"や、左肩のタトゥーが際立つデザインに仕上がっており、隣には「わたしは、ただ歌いたいだけ」とのキャッチコピーが書かれている。また、写真のモノクロは、今年7月23日で没後5年を迎える彼女への追悼の意が込められているほか、映画タイトルのロゴにはピンクを使用することで、本作で描かれるエイミーさんのかわいらしい"女の子"の一面を表現している。予告編は、レディ・ガガやローリング・ストーンズなど世界の大物ミュージシャンから絶賛されたエイミーさんの歌声からスタート。ブルーノ・マーズなどを手掛けるプロデューサーのマーク・ロンソンと共に行われた米国・ニューヨークでのレコーディング映像の一部を垣間見ることできる。後半には、家族や友人らが提供したプライベート映像も収録。華々しいスポットライトを浴びて、スターとしてマスコミから追われる一方、自分を支えてくれる人々と過ごす"女の子"としての自然な表情も映されている。なお、予告内で使用されている楽曲「Back To Black」は本編でも失恋を乗り越えて誕生した背景が描かれる。(C)2015 Universal Music Operations Limited.
2016年04月29日「Rehab」「Tears Dry On Their Own」「Back To Black」などの大ヒット曲を生み、グラミー賞5部門を受賞するも、2011年、27歳の若さでこの世を去ったエイミー・ワインハウス。今年の7月23日で没後5年を迎える彼女の素顔に迫った、アカデミー賞受賞のドキュメンタリー『AMY エイミー』から、予告編とポスタービジュアルが解禁となった。1983年、イギリスのユダヤ系家庭に生まれたエイミーは、10代でレコード会社と契約、弱冠20歳で完成させたデビュー・アルバム「Frank」で大きな評価を得た後、続くセカンド・アルバム「Back to Blcak」が全世界1,200万枚のセールスを記録し、シングル「Rehab」が08年のグラミー賞で5部門受賞を成し遂げた。本作では全編を通して彼女の楽曲が流れ、“稀代の歌姫”としての姿と、普通の女の子として大切な恋人や家族と過ごす可愛らしい素顔、これまでメディアに見せることのなかった一面を描き出す。ポスターは、音楽と愛に生きたディーヴァ、エイミー本人の姿を大々的に配置。「わたしは、ただ歌いたいだけ。」というコピーに胸が切なくなるとともに、トレードマークであるアイラインを跳ね上げた“キャット・アイ”の視線が印象的なビジュアルとなっている。写真のモノクロには、7月23日で没後5年を迎える彼女への追悼の意味が込められている。さらに予告編は、レディー・ガガ、「ローリング・ストーンズ」、ジャスティン・ビーバー、アデルなど、大物ミュージシャンから絶賛されたエイミーの歌声で始まり、使用楽曲「Back To Black」の失恋を乗り越えて誕生した背景が明かされ、切ないメロディーが映像を盛り上げている。さらに、ブルーノ・マーズなどを手掛ける有名音楽プロデューサー、マーク・ロンソンと共に行われたNYでの貴重なレコーディング風景も垣間見ることができる。また、予告後半には家族や友人が提供した貴重なプライベート映像の数々が!映画では、華々しいスポットライトを浴び、スターとしてマスコミから追われる一方で、恋人や友人、家族と過ごす普通の女の子としての彼女の素顔を対比させている。『AMY エイミー』は7月16日(土)より角川シネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月29日ザ・サンデー・タイムズ紙が発表した2016年度のイギリスおよびアイルランドの若手ミュージシャン長者番付で、歌手アデルが総計資産8,500万ポンド(約134億円)で英女性ミュージシャン歴代1位となった。アデルは昨年度、3,500万ポンド(約55億円)の収益を上げた。ミュージシャン全体の長者番付トップ50では、妻ナンシー・シェベルとの共同資産が昨年比3,000万ポンド(約47億円)上で計7億6,000万ポンド(約1,200億円)となったポール・マッカートニーが1位を飾っており、ミック・ジャガー、キース・リチャーズ、チャーリー・ワッツ、ロニー・ウッドからなるローリング・ストーンズが総計資産昨年比4,000万ポンド(約63億円)上の計6億3,000万ポンド(約993億円)でバンドとしてのトップとなっている。また、今回の長者番付には故デヴィッド・ボウイの妻イマン・アブドゥルマジドと息子で映画監督のダンカン・ジョーンズがそれぞれの資産に7,000万ポンド(約110億円)の遺産が加算されて一家共同資産が9,000万ポンド(約142億円)となり、初のランク入りを果たしている。(C)BANG Media International
2016年04月22日『ハリー・ポッター』の原作者であるJ・K・ローリングのお気に入りのキャラクターは、ダンブルドアだという。11日にファンとソーシャルメディアで対話をしていたローリングは、同作の中でハリーを除いて一番のお気に入りのキャラクターは何かと尋ねられた際、ホグワーツ魔法魔術学校の校長であるアルバス・ダンブルドアだと回答した。ダンブルドアはハリーが最大の敵ヴォルデモートと戦うにあたって指南を与えてくれる存在であり、不死鳥の騎士団の一員でもある。映画の中ではリチャード・ハリスとマイケル・ガンボンが演じたが、『ハリー・ポッターと謎のプリンス』の終盤で命を落とした際にはファンが悲しみに暮れた。しかし、エディ・レッドメインが主役のニュート・スキャマンダーを演じるシリーズ前日章『幻の動物とその生息地』の予告編では、ダンブルドアの姿をまた見ることができる。(C)BANG Media International
2016年04月18日デヴィッド・ボウイの50年間に渡る創作活動を振り返る大回顧展「DAVID BOWIE is」が、アジア唯一となる日本で開催される。会場は東京・天王洲の寺田倉庫G1ビル、期間は、存命であれば70歳の誕生日となる2017年1月8日(日)から4月9日(日)までの約3か月間。展覧会「DAVID BOWIE is」とは「DAVID BOWIE is」は、アルバム「ザ・ネクスト・デイ」をリリースした2013年より、彼の母国であるイギリス・ロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館を皮切りに巡回展をスタート。手書きの歌詞、オリジナルコスチューム、ファッション、写真、映像、ミュージックビデオ、ボウイ所有の楽器など75,000点に及ぶ彼の所蔵品の中から厳選した300点以上の貴重な品々を展示。さらに体験型のユニークな展示を交えて彼の世界観を忠実に表現した。日本でもほぼ同様の展示となり、日本だけの作品も公開される。本展では、入場者ひとりひとりに手渡されるヘッドフォンを装着して鑑賞する。展示物の前に立つだけで、それぞれとシンクロした音楽やデヴィッド・ボウイ自身の語り、そして関係者インタビューが流れてくる。単なる音声ガイドには留まらないこの仕組みによって、展示を目と耳で体感し、デヴィッド・ボウイの世界に完全に没頭できる。本記事では「DAVID BOWIE is」の展示内容を紹介。混雑が予想されるので、是非足を運ぶ前に事前チェックを。はじまりは山本寛斎デザインの「アラジン・セイン」ツアー衣装彼が山本寛斎の作品を始めて目にしたのは1971年のロンドンコレクション。その頃はまだオリジナルには手が届かなかったので、友人のナターシャ・コルニロフやフレディ・バレッティに頼んで代表的なボディースーツを安く作ってもらっていたという。後に、5作目のアルバムである『ジギー・スターダスト』で成功を収め、1973年にアラジン・セインのツアー用にもっと派手な衣装を作るよう山本寛斎に懇願。日本の侍や歌舞伎にインスパイアされた衣装は、斬新かつ彫刻的な造形で大いに人目を引いた。本展の始まりにふさわしく、人々を引き込むように飾られている。彼がスターになるまでを追う彼が成功するまでを追う入口から入ってすぐの展示。当時はデイヴィ・ジョーンズとして知られていたデヴィッド・ボウイ。16歳で一度広告代理店に就職するが、1年後にはプロのミュージシャンを目指すために退職。ザ・ビートルズやローリング・ストーンズなどのバンドが音楽界に革命を巻き起こしていたころ、彼はバンドのサックスとボーカルを担当していたが、まだ成功を得られずにいた。このエリアでは、3Dのような空間で若いころの体験とキャリアについて語る姿が窺える。キャリア初期のセットのスケッチや衣装、一番最初のバンドのために作ったボスターのデザインやライブ映像が展示されている。その奥に展示されているのは、1972年にBBCの大人気音楽番組である『トップ・オブ・ザ・ポップス』に出演した際、スパイダーズ・フロム・マーズを従えて披露したスターマンのパフォーマンス映像。同番組は、ジギー・スターダストというキャラクターの誕生を知らせ、英国社会に大きな影響を与えた。これによってポップ・ミュージックの流れは大きく変化したと言われているほど。この歴史的パフォーマンスをヘッドフォンから聞こえる迫力のサウンドと映像で体感できる。また、『ジギー・スターダスト』のための初期の衣装も一緒に披露。キューブリック監督の映画『時計じかけのオレンジ』にインスパイアされたこの衣装は、映画内で出てきた白いジャンプスーツを再解釈したものだ。新しいものを探し求める彼のエネルギーを体感デヴィッド・ボウイの成功を特徴づけるもの。それは、新しいアイディアを追い求めるエネルギーとそれらを多用して自分が必要としているものを見極める手腕である。中でも彼は、日本文化に多くの影響を受けている。まず目に留まるのはウサギ模様のボディスーツ。これは初めてボウイが着用した山本寛斎によるオリジナルの衣装で「ジギー・スターダスト」ツアーで着用したものだ。彼はのちにこの衣装を「どうしようもないほど他愛ない“ウサギちゃん”の衣装」と冗談交じりに表現している。山本寛斎による衣装はこれだけではない。入口で見た「アラジン・セイン」ツアーの衣装もそうだが、そのほか「出火吐暴威」と漢字で書いてあるマントなども展示されている。アレキサンダー・マックイーンとの深い関係にも迫るデヴィッド・ボウイのスタイルは、世界中のファッション業界に大きな影響を与えていることは言うまでもなく明らか。彼は常に流行を先取りしてきた。ここでは、デヴィッド・ボウイが美術学校を卒業したての頃、アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)と共同でデザインしたユニオンジャックのコートの現物を目にすることができる。デヴィッド・ボウイのトレードマークともいえる“稲妻”アレキサンダー・マックイーンなどの衣装の近くには、ブライアン・ダフィーの『アラジン・セイン』のジャケット写真撮影時のコンタクトシートが展示されている。“アラジン・セイン”は、日本に影響を受けた宇宙時代のジギー・スターダストの発展形であり、二重人格のキャラクター。このカバーを作るためにイメージとして採用したのが“稲妻”である。このデザインはレディー・ガガやケイト・モスなどのセレブ達も真似するなど、今に至るまであらゆる形で再現されている。彼の想像は絶えず進化し、衣装にも色濃く反映展示会場中盤には、多くの衣装が展示されている。中でも注目はナターシャ・コルニロフがデザインしたピエロの衣装。『スケアリー・モンスターズ』のアルバムジャケットと『アッシュズ・トゥ・アッシュズ』のミュージックビデオで着用したものだ。そして、もうひとつ注目したいのはアルバム『ステーション・トゥ・ステーション』で登場するキャラクター“シン・ホワイト・デューク”の衣装である。白いシャツ、黒いズボン、そしてオールバックの金髪にジタンのタバコ。シンプルでスタイリッシュな風貌が印象的である。本展では同時にオラ・ハドソンがデザインしたツアー衣装も展示している。ベルリンを舞台にした「ブラック・アンド・ホワイト」時代このエリアでは、ベルリンで生活を送っていた時代、彼の作品に影響を与えたダダイズムやドイツの表現主義、キャバレーについて、またその時代のハガキやチラシを飾る。彼にとってベルリンとは、ドラック依存を克服し、新しいエネルギーを見出して次なるアイディアを生むため、またスターとしてのプレッシャーから逃れるための逃避先であった。この土地で「ベルリン三部作」として知られる、先駆的なアルバム製作に取り組んだという。『Low』『Heroes』『Lodger』は、新たな電子音楽や即興、音響効果を取り入れた実験的な作品。展示にもある、デヴィッド・ボウイの自画像は『Heroes』のジャケットに起用されたポーズであり、彼を象徴するもののひとつ。是非ここで目にしておくことをお勧めする。北野武、坂本龍一のインタビューを放映展覧会の終盤に差し掛かるころ、日本のオリジナル展示「David Bowie Meets Japan」が登場する。ここでは、大島渚が監督した1983年の映画『戦場のメリークリスマス』を軸に、共演者・北野武、坂本龍一のインタビューを放映。デヴィッド・ボウイについて語る。全身で感じる「デヴィッド・ボウイ」の世界最後に待ち受けるのは、360度どこを見渡しても彼のライブ映像で囲まれる「ショウ・モーメント」。彼のライブ・パフォーマンスを体感できるこの空間はまるでコンサート会場だ。大迫力のスクリーン映像とサウンドはもちろん、ここにも過去の衣装が展示されている。アレキサンダー・マックイーンはさることながら、ここではエディ・スリマンによるブルーのスーツなども展示されている。少年時代に映画『地球に落ちてきた男』に感銘を受けた彼が、ディオール オム(DIOR HOMME)のデザイナーであった時期にこのスーツは製作されている。『デヴィッド・ボウイ・イズ』オフィシャルブック発売公式図録として書籍『デヴィッド・ボウイ・イズ復刻版』が発売される。レコード・ジャケットの原画や写真、ステージ衣装、出演映画のスチール、直筆歌詞ほか世界初公開のボウイの私物等が満載。執筆陣は『セックス、アート、アメリカンカルチャー』(1995年河出書房新社)のカミール・パーリア、『イギリス「族」物語』(1999 年毎日新聞社)のジョン・サヴェージなど、英国の一流ライターが寄稿している。書籍『デヴィッド・ボウイ・イズ 復刻版』発売日:2017年1月8日(日)発売価格:6,571円+税著者:ヴィクトリア・ブロークス、ジェフリー・マーシュ訳者:野中モモ体裁:B4変型(310x240㎜)/上製/320ページ発行:スペースシャワーネットワーク第59回グラミー賞にて最多受賞を記録2017年2月12日のロサンゼルスのステープルズ・センターにて開催された第59回グラミー賞授賞式では、デヴィッド・ボウイの昨年発売されたアルバム『★』(Blackstar)がノミネートされていた5部門全てを受賞。「最優秀ロック・ソング」(Best Rock Song)、「最優秀ロック・パフォーマンス」(Best Rock Performance)、「最優秀オルタナティブ・ミュージック・アルバム」(Best Alternative Music Album)、「最優秀レコーディング・パッケージ」(Best Recording Package)、「最優秀アルバム技術賞(クラシック以外)」(Best Engineered Album, Non-Classical)の5部門で、最多受賞となる。伊勢丹新宿店メンズ館にて限定イベントを開催2017年3月15日(水)から28日(火)まで伊勢丹新宿店メンズ館にて開催の「British Week」内にて、限定イベント「DAVID BOWIE is IN FASHION」が行われる。展覧会会場のみで販売していたオフィシャルグッズを取扱うほか、新商品の先行販売や、ファッションブランドとコラボレーションしたアイテムの限定販売なども行う。ミハラ ヤスヒロ(MIHARA YASUHIRO)からは、デヴィッド・ボウイのフォトグラファーであるミック・ロックの写真をプリントしたダメージTシャツやスウェットウェアが登場。ダンヒル(dunhill)では、ボウイが着用しミック・ロックが撮影した有名なスーツ姿の写真からインスパイアされたカスタムメイドスーツの受注販売が行われる。伊勢丹メンズ館「DAVID BOWIE is IN FASHION」期間:2017年3月15日(水)~3月28日(火)場所:伊勢丹新宿店メンズ館住所:東京都新宿区新宿3丁目14−1TEL:03-3352-1111(大代表)・期間限定ショップ(伊勢丹新宿店メンズ館1階 )・ミハラ ヤスヒロ コラボ商品販売(伊勢丹新宿店メンズ館2階)・ダンヒル ビスポークスーツ受注販売(伊勢丹新宿店メンズ館1階プロモーション)さらに、本展の開幕に合わせ、本展覧会のキュレーターが衣装や資料、映像にまつわるストーリーを明かすドキュメンタリー映画『デヴィッド・ボウイ・イズ』が再上映される。展覧会をより深く楽しむために、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。展覧会概要「DAVID BOWIE is」会期:2017年1月8日(日)~4月9日(日)時間:<火~木・土・日・祝> 10:00~20:00(最終入場 19:00)<金> 10:00~21:00(最終入場 20:00)休館日:毎週月曜日※但し、1/9、3/20、3/27、4/3 は開館会場:寺田倉庫 G1 ビル住所:東京都品川区東品川2丁目6番10号チケット料金:・一般前売 2,200円 / 当日 2,400円・中学生・高校生前売 1,000円 / 当日 1,200円・限定オリジナルグッズ付き5,000円 ※前売りのみの取り扱い。・2月平日限定入場券2,600円※購入から24時間後に店頭発券可能。2月25日(土)以降はご購入後即時店頭発券可。※2月の平日どの時間帯でも入場が可能。※1月27日(金)10:00~2月27日(月)23:59までチケットぴあにて販売。数量限定。■一般発売(チケットぴあにて販売)・販売開始:2016年10月28日(金)10:00~対象入場日:2017年1月8日(日)~1月31日(火)・販売開始:12月2日(金)10:00~対象入場日:2017年2月1日(水)~2月28日(火)・販売開始:2017年1月13日(金)10:00~対象入場日:3月1日(水)~4月9日(日)※入場可能な日時が指定されたチケットとなる。※入場日時の枠は各日、①【10:00-12:00】②【12:00-14:00】③【14:00-16:00】④【16:00-18:00】⑤【18:00-19:00】の計5枠。(毎週金曜日の⑤は~20:00まで入場可/21:00 閉館))※手持ちのチケットの入場日時枠の中で、好きな時間に入場可能。※入れ替え制ではない。また入場後の館内滞在時間の制限なし。※小学生以下は無料。※各日前日の23:59まで前売料金で購入可能。※各日入場枠に残数がある場合は当日券を販売予定。詳しくはオフィシャルサイトにて案内。
2016年04月10日ザ・ローリング・ストーンズのニューアルバムが年内にもリリースされるようだ。ギターのロン・ウッドが、数々の新曲やブルースのカバー曲をレコーディングしたここと、リリース日が年内になると明らかにした。ロンは「いくつか新曲をレコーディングしたんだ。でも、ブルースの曲もあるよ。2日間で11曲ものブルースをレコーディングしたよ。他のブルースミュージシャンのもだけど、ハウリン・ウルフとリトル・ウォルターのかなりよいカバー曲もあるよ。かなりサウンドが本物なんだよ。数カ月間聴かないで、またそれらの曲を聴きなおすと、『これ誰だ? お前だよ』っていうくらい、ほんとオーセンティックなんだ」と語った。キース・リチャーズも「リリースされるよ」と認めるも、「これ以上はいえないけど。話さないよ」とリリースの詳細の多くは語らなかった。そんな中、ザ・ローリング・ストーンズは、先週キューバで同バンド史上最大の公演を果たした後、すでに今後のツアーを計画しているといい、その音楽への情熱は決して衰えを見せることはない。先日キースは「今年また公演を計画しているんだ。一つ一つのツアーをその時々で受け止めるんだ。キューバがまだ自分を震えさせているね」と話していた。(C)BANG Media International
2016年04月06日6月に69歳を迎えて間もなく妻サリー・ハンフリーズが双子を出産する予定となっているローリング・ストーンズのギタリスト、ロン・ウッドは、ロッド・スチュワートから刺激を受けてもっと子供を作ることにしたようだ。ロンは、現在71歳ながらに9歳と5歳の小さな子供を合わせて8児を持つロッドから新たな人生の歩み方を促されたそうで、「そうだよ。この話を持ち出したのはロッドさ。サリーに出会ってすぐ、彼は僕にプロポーズするよう押してきていたね」「それで結婚したと思ったら、今度は子供を作れって言い出したんだ」と話す。続けて、「ロッドと(妻の)ペニーは僕らに子供が生まれるって話して以来、ずっとなにかと面倒を見てくれているよ」とロッドへの感謝を示した。すでに成人した4人の子供を持つロンは、また子供が生まれるなど考えたこともなかったという。「人生のこの時期にこんなことが起こるなんてすごく恵まれているし、楽しみで仕方ないね」「こんなこと想像したこともなかったし、素晴らしいプレゼントだよ」と英ハロー誌に喜びを語った。(C)BANG Media International
2016年04月06日故デヴィッド・ボウイさんがカリブ海に所有していた2000万ドル(約23億円)相当の豪華別荘が、週4万ドル(約451万円)から7万ドル(約790万円)で初めて一般に貸し出されている。今年1月に69歳で他界したボウイのファンたちはマスティク島にある5寝室を備えたその別荘でボウイさんを偲ぶことができる。6.2エーカーの素晴らしい立地にそびえるこの物件には数々のリラックス要素が備えられており、インフィニティプールや滝、ガーデンデッキのほか、各寝室には水辺につながるプライベートなベランダまで付いているようだ。さらに竹で作られた天井を要するレコーディングスタジオはファンにはたまらない特典だろう。1995年にボウイさんから同物件を購入したのが作家のフェリックス・デニースであったため、同敷地内には作家用のコテージまで備えられている。現在はボウイの大ファンである実業家のサイモン・ドゥーランが所有していると思われている同物件は、最低7日間の滞在を要する。インドネシア調のインテリアが施されているというその別荘についてボウイさんはかつて「できるだけカリビアンっぽくないところが良かったんだ」「あそこは究極の気まぐれだよ。良い意味で型にはまったのは大好きさ。この家は僕にとって最も喜ばしい型通りの場所なんだ。マスティク島がおとぎの島だってことを分かっていないとね」と語っていた。マスティク島はケンブリッジ公爵夫妻やザ・ローリング・ストーンズのミック・ジャガーなど数々のセレブから人気の休暇先として知られている。(C)BANG Media International
2016年03月24日ソニーは3月14日(米国時間)、完全子会社であるSony Corporation of America(SCA)が、Sony/ATV Music Publishing LLC(Sony/ATV)の株式のうち、未保有であった50%を取得すると発表した。これによりSony/ATVはSCAの完全子会社となり、ソニーが同社の持つ音楽版権を保有することになる。Sony/ATVは、ソニーとマイケル・ジャクソン遺産管理財団(以下、MJ財団)が50%ずつ出資して設立した音楽出版社。マイケル・ジャクソン、ザ・ビートルズ、ボブ・ディラン、ザ・ローリング・ストーンズなどの版権を保有している。本取引における支払額は7億5,000万ドル(約840億円)で、2016年3月31日までに最終契約を締結する予定だ。ソニーは、本取引がもたらす2015年度連結業績見通しへの影響について、軽微であると見込んでいる。また、2016年度連結業績への影響は現在精査中としている。MJ財団は、契約の締結後もマイケル・ジャクソンの原盤権やMijac Music(マイケル・ジャクソンが作曲した全楽曲および存命中に取得した版権を持つ音楽出版社)の音楽資産を実質的に保有するとのこと。また、EMI Music Publishingの持分も引き続き保有する。
2016年03月15日●ハイエンドヘッドホンのエントリー機3月10日、finalの新作ヘッドホン「SONOROUS III」「SONOROUS II」が発売された。いずれもヘッドホン「SONOROUSシリーズ」のエントリーモデルという位置付けになるが、約630,000円の最高級モデル「SONOROUS X」と同じ技術を注ぎ込んでいるという。さっそく、その実力をチェックしてみた。「III」と「II」の特徴は、「X」の制作段階で開発された「フロントプレート一体型チタン振動板ドライバーユニット」を採用していることだ。パーツは「X」そのままとはいかないもの、共振を抑え明瞭な音質を実現するという。「X」のキモとなっていた技術だけに、音質への期待は否が応でも高まるものだ。「III」と「II」の外観や基本スペックはほぼ共通だが、内部の構成部品とチューニングが若干異なるという。finalは音質の傾向について、「III はモニターライクな音質と広大なサウンドステージを両立、IIは高域の倍音再生に優れ、情報量の豊かなサウンドを実現」と説明しており、筆者はその点を意識しつつサウンドチェックを行ってみた。プレーヤーには、Astell&Kern「AK120II」を使用。ハイレゾ音源に加え、CDから作成したFLAC(44.1kHz/16bit)ファイルを試聴した。●上質で聴き疲れしない「III」○上質で聴き疲れしない「III」「III」には、たとえば解像度が極めて高い、低域が出ている……などのわかりやすい特徴がないため、一聴しただけではその真価に気づき難い。しかしよく聴きこんでみると、音の上質さとバランスの良さに驚くはずだ。平原綾香の「威風堂々」(FLAC 88.2kHz/24bit)を聴くとその点がよくわかる。ヘッドホン選びに失敗すると低域の声がつぶれたり、高域の声が刺さったりしてしまう曲なのだが、「III」は全域にわたりバランスよく再現する上、ボーカルが絶妙な距離感で美しく鳴る。平原綾香の高い歌唱力を存分に堪能できるのがうれしいところだ。美しい音色を上質な音で楽しめるところも「III」の特徴と言える。グレン・グールドが晩年の1981年に録音した「バッハ:ゴールドベルク変奏曲」(FLAC 44.1kHz/16bit)を聴くと、グールドの繊細なタッチや超絶技巧……なんてことはことはもうどうでもよく、ただただ、美しい旋律の中に引きこまれてしまう。バイオリンなど弦楽器の音も合う。千住真理子の「イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ全曲」(FLAC 96kHz/24bit)では、その艶やかな音に魅了されたものだ。下手なヘッドホンでは金属的に聴こえてしまうヴァイオリンが、ふくよかな響きを持って再現されるところがよい。アコースティックギターを中心とした女性ボーカル曲もハマる。エミ・マイヤーの「LOL」(FLAC 44.1kHz/16bit)は、低音を強調するヘッドホンだと、アコーステックギターがファットに聴こえてしまうところだが、「III」では非常にまとまりのよい音となり、透明感のあるギターの音色と女性ボーカルに浸れる。このほかに交響曲、ジャズ、ロックなども聴いてみたが、あらゆるジャンルをバランスの良い音で楽しむことができた。全域のバランスがよく音傾向がマイルドなので、長時間使用しても聴き疲れない点が好印象。耳に優しい上質な音を鳴らすヘッドホンが欲しい人には、要注目の一台と言ってよいと思う。低域から高域までバランスよく再生できるので、「モニターライクな音質」という表現には納得がいった。しかし、「広大なサウンドステージ」というには音場がやや狭い気がする。個体差の問題かもしれないし、エージングによって改善される可能性もあるが、一応記しておきたい。●ロック、ポップス向きの「II」○ロック、ポップス向きの「II」音傾向は「III」と似ているが、「II」のほうが高域の伸びが良く、低域の量感が多い。そのため音に躍動感があり、「III」よりもロックやポップスのノリをうまく表現してくれる。ローリング・ストーンズ「Rocks Off」(FLAC 192kHz/24bit)を聴いてみると、「III」では少し遠くできれいに鳴っていたサウンドが、実在感を増してエネルギッシュに迫ってくる。キース・リチャーズのギターリフが前面に出てくることで、曲の持つ絶妙なドライブ感をより感じられる上、バンド全体のスリリングな演奏もよりリアルに伝わってくる。ソウルフルな女性シンガーの曲なども合う。ジャニス・ジョプリン「May Be」(FLAC 44.1kHz/16bit)を聴くと、低~中域の出や高域の伸びがよいため、切迫感のある歌声がリアルに再現される。バックの音も良い具合に暴れてくれるので、曲に迫力と疾走感が加わり、ジャニスのボーカルをより盛り上げる。クラシックでも、感情がほとばしるような(エキセントリックとも言える)演奏を楽しみたいなら、「II」の出番かもしれない。エレーヌ・グリモー「モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番 イ短調 KV 310」(FLAC 96kHz/24bit)は、「III」で聴くと美しいながらも窮屈にまとまってしまうが、「II」はグリモーのキラキラとした色彩豊かな音を上手く表現する。このほかに交響曲、管弦楽、ジャズ、J-POPなどを聴いてみたが、「高域の倍音再生に優れ、情報量の豊かなサウンドを実現」という言葉はまさに偽りなしだと感じた。なお、音場は「III」と同様にやや狭め。解像度は「III」と比べると低く感じるが、価格とつり合ったレベルだといえるだろう。○まとめ「III」と「II」を試聴して感じたのは、両機ともハイエンドオーディオのマナーにそって開発された機種であるということだ。いわく、全域をいかに破たんなく再現できるかということだが、その点をまっすぐに追求しているのが「III」。ハイエンド機種と比べると解像度や音の再現性で劣る点もあるが、どんなジャンルも美しく心地よい音を聴かせてくれる。まさに「聴き疲れない音」で、音楽をマイルドな美音で長時間楽しみたい人には最適な一台と言ってよいと思う。「II」は上述のとおり、躍動感が曲のノリを左右するロックなどによく合う。しかし、基本は「III」と同様に音作りが上質で、聴き疲れのないよう仕上げられている。このあたりのバランスはまさに絶妙の一言。ロックやポップスをノリよく再生しながらも、聴き疲れしないヘッドホンを求める人に向いているだろう。外観やスペックを共通としながら、それぞれの個性が光る「III」と「II」。ぜひ多くの人に聴き比べてもらいたい。
2016年03月10日元ザ・ローリング・ストーンズのビル・ワイマン(79)が、前立腺がんと診断されたようだ。ビルの代理人は「ザ・ローリング・ストーンズの元メンバーであるビル・ワイマンは、前立腺がんと診断されました」とコメント。「ビルは治療を受けており、早期発見だったこともあり完治が見込まれています」と説明している。先週末には、ミック・ジャガーの元妻ジェリー・ホールとメディア王ロバート・マードックの結婚式に妻スザンヌ・アコスタ、ボブ・ゲドルフとジェーン・マリン夫妻と一緒に写った健康的な姿をビルは見せていただけに、今回のニュースを驚きをもって捉えられている。ビルは、ザ・ローリング・ストーンズにベーシストとして1962年に加入し、31歳の時にソロ活動をするために脱退し、1996年には自身のバンド、ビル・ウェインズ・リズム・キングスを結成した。2012年にはザ・ローリング・ストーンズ結成50周年を記念した一連のコンサートに再参加していたが、「もっとよりよいことがある」という理由から、完全な再加入とまではならなかった。昨年リリースした33年ぶりとなるソロアルバム『バック・トゥ・ベイシックス』では、これまでのデモテープの中に眠っていた未発表の66曲を披露した。ビルの好奇心は音楽だけにとどまることなく、独自の金属探知機を発明したり、ロンドンでスティッキー・フィンガーズという名のビストロレストランの経営するなどの幅広い分野で活動している。(C)BANG Media International
2016年03月10日『ハリー・ポッター』シリーズ原作者のJ・K・ローリングが、新作『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は3部作の第1弾となることを発表した。エディ・レッドメイン主役のこのスピンオフ作は、3部作として公開されることになるという。ローリングは1日、もう1つのスピンオフ作であるロンドンの舞台作『ハリー・ポッター・アンド・ザ・カースド・チャイルド』が映画化されるのかというツイッターでのファンからの質問に対して、「それは残念ながら間違った情報ね。『カースド・チャイルド』は舞台作よ。『幻の動物とその生息地』(原題)は3部作になるけどね!」と回答してこのニュースを発表した。『幻の動物とその生息地』の撮影は現在進行中で今年の11月にも公開が予定されている。ハリーが誕生する70年前の1920年代を舞台にしたこの作品では、エディ演じる魔法動物学者のニュート・スキャマンダーが魔法の生物を探す旅を終えた後のストーリーとなっているが、エディが続編への出演契約を交わしたかどうかについては分かっていない。またローリングは、舞台作が前日譚となるのではないかというファンの予想が正解ではないことも明確にすると共に、19年後を舞台にした続編が予定されていることを明かした。(C)BANG Media International
2016年03月03日イタリアで大ヒットし、日本の2015年イタリア映画祭でも絶賛を受けた『これが私の人生設計』が、いよいよ今週末3月5日(土)より公開となる。この3月は、本作のように笑って、ハラハラドキドキして、ラストは胸がほんのり温かくなる、働く女性を描いた作品が連続公開。94歳のファッションアイコンから、出産後もトップバレリーナ目指す女性、そして世界各国でキャリアを積んで、自分を見つめなおすために故郷で再出発する女性など、共感必至の4作に迫った。■女性建築家とゲイの友人が“超男性社会”に殴り込み!?『これが私の人生設計』(3月5日公開)建築家として世界各国で華々しいキャリアを積んできたセレーナは、ふと自分を見つめ直し、“新たなステップ”を踏み出そうと故郷のローマに帰ってきた。しかし、イタリアの建築業界は男性上位社会で、ろくな仕事にも就けず貯金も底をつく。仕方なくレストランでウエイトレスとして働き出すと、超イケメンのオーナー、フランチェスコが何かと優しくしてくれ、ついつい彼に恋することに。しかし、クラブで男たちに囲まれて超絶に踊り狂うフランチェスコを見て“ゲイ”だと気づいたセレーナは、あえなく失恋。結局、2人は恋愛ではなく友情で結ばれるのだった。そんなとき、公営住宅のリフォーム建築案の公募を知ったセレーナは、絶対合格するため、男性になりすましてエントリーするが…。実話からヒントを得た本作は、海外で華々しく活躍した女性建築家セレーナが、日本とよく似た(?)男性上位社会である故郷イタリア建築業界で悪戦苦闘するユーモラスなドラマ。ヒロイン、セレーナの起死回生の一手に、きっと勇気をもらえるはず。■大先輩から人生の極意を学ぶ『アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー』(3月5日公開)インテリアデザイナー、実業家などさまざまな肩書きを持ち、ファッションアイコンとしてニューヨークのカルチャーシーンに影響を与え続けるアイリス・アプフェルの成功の秘訣や魅力に迫ったドキュメンタリー。1950年代からインテリアデザイナーとして活躍し、ホワイトハウスの内装を任され、ジャクリーン・ケネディを顧客に持つなど、輝かしいキャリアを誇るアイリス。そんな彼女の展覧会や老舗百貨店でのディスプレイ企画、売り切れ続出となるテレビショッピングなどに密着し、自由で楽しく生きることとサクセスを両立させたアイリスの魅力が描かれる。監督は『ローリング・ストーンズ・イン・ギミー・シェルター』などを手がけたアメリカドキュメンタリー映画の巨匠で、2015年3月に他界したアルバート・メイズルス。アイリスと、撮影後に亡くなった夫カールとの関係にも要注目。■妊娠・出産をへて再び難役へ!『Maiko ふたたびの白鳥』(順次公開中)ノルウェーを拠点に活躍する世界トップクラスの日本人プリマドンナ、西野麻衣子の挑戦を追ったドキュメンタリー。15歳でイギリスの名門ロイヤルバレエスクールに留学し、19歳でノルウェー国立バレエ団に入団、そして25歳で同バレエ団初の東洋人のプリンシバルとなった西野麻衣子。私生活ではオペラハウスの芸術監督を務めるノルウェー人男性ニコライと結婚し、30代を迎えて出産とキャリアの間で揺れていた矢先、妊娠したことがわかる。出産・育休を経てプリンシバルへの復帰を決意した彼女は、尊敬する実の母親・衣津栄や優しい夫ニコライら温かい家族に支えられながら、クラシックバレエの中でも特に難役とされる「白鳥の湖」に再び挑む――。家族の愛にも胸熱になるバレエドキュメンタリーだ。■有名映画監督が仕事と去りゆく母への思いの狭間で…『母よ、』(3月12日公開)『息子の部屋』のナンニ・モレッティ監督による自叙伝的作品で、プライベートでも難題を抱えながら、映画製作に取り組む女性映画監督を主人公に描いたドラマ。恋人とも別れ、娘の進路問題も抱え、兄とともに入院中の母親の世話をしている映画監督のマルゲリータ。だが、撮影中の新作映画は、アメリカの有名俳優バリー・バギンズが撮影に参加した途端、思うように進まなくなる。ストレスが募る中、追い討ちをかけるかのように、病院から母親の余命宣告を受けた彼女は…。マルゲリータの兄役でモレッティ自身が出演し、監督作品の常連でもあるマルゲリータ・ブイが主演。アメリカ俳優バリー・バギンズ役には『ジゴロ・イン・ニューヨーク』のジョン・タトゥーロが扮し、しんみりしがちな物語に温かさを与えてくれる。(text:cinemacafe.net)
2016年03月01日Amadana Musicは2月18日、アナログレコードプレーヤー「SIBRECO」の限定版「The Rolling Stones モデル」の予約受付を開始した。世界で1,000台の限定販売となる。発売は4月25日で、希望小売価格は税別25,000円。SIBRECOは、本体正面の脚柱部に40mm径のフルレンジスピーカーを内蔵したレコードプレーヤー。これ1台でアナログレコードの再生が可能だ。USBポートとアナログ音声出力端子(RCA)を装備しており、PCやアンプなどと接続できる。対応回転数は33/45/78。本体サイズはW410×D325×H117mmで、重量は約3.25kg(カバー含む)。The Rolling Stones モデルは、2015年12月開催のSIBRECOローンチパーティにて発表された。ブラックを基調としたデザインで、ザ・ローリング・ストーンズのバンドロゴ「Lips&Tongue」があしらわれている。また、シリアルナンバー入りのプレートが付属する。シリアルナンバー0001~0004の4台は、ザ・ローリング・ストーンズのメンバーに贈呈される予定だ。Amadana Musicは、amadanaとユニバーサルミュージックによる共同ブランド。
2016年02月18日サンローラン(Saint Laurent)が、16年フォールメンズコレクション、及び16年プレフォールウィメンズコレクションを2月10日、ロサンゼルスで発表する。会場となるのは、ハリウッドで最古かつ最大のコンサート会場として知られる、サンセット大通り6215番にあるハリウッド・パラディアム。ここでは、1940年に開催されたフランク・シナトラによる公演を皮切りに、ローリング・ストーンズ、ボブ・ディラン、レッド・ツェッペリン、グレイトフル・デッド、ガンズ・アンド・ローゼズ、プリンスなどの数多くのアーティストによる伝説的な公演が行われてきた。今回のショー「サンローラン・アット・ザ・パラディアム(SAINT LAURENT AT THE PALLADIUM)」は、ロサンゼルスの偉大な音楽シーンに対するオマージュとなるもので、11年11月にロサンゼルス現代美術館(MOCA)で行われた写真展「カリフォルニア・ソング(CALIFORNIA SONG)」に続き、ロサンゼルスで行われる2回目のプロジェクト。エディ・スリマンは、ほぼ10年間にわたってカリフォルニアのミュージックシーンを徹底的に記録、支持、推進しており、2008年に拠点をカリフォルニアに移し、12年にはウェストハリウッドにサンローランのスタジオを作った。なお、サンローランの16年フォールウィメンズコレクションは3月7日にパリで発表される予定だ。
2016年01月18日1月10日、この世を去ったアーティスト、デヴィッド・ボウイ。WOWOWでは彼の功績を偲び、1月24日にライブ『デヴィッド・ボウイジギー・スターダスト 1973』と映画『ラビリンス』を追悼特集として緊急放送する。『デヴィッド・ボウイジギー・スターダスト 1973』は1973年、イギリス・ロンドンのハマースミス・オデオンで行われたツアー最終公演の模様を収録。ボウイはアルバム『ジギー・スターダスト』からのヒット曲はもちろん、ローリング・ストーンズの『Let’s Spend The Night Together』をカバーし、アンコールではルー・リードと共にヴェルヴェット・アンダーグラウンドの『White Light/Whit e Heat』を熱唱。"伝説"となった一夜を目撃するまたとないチャンスとなっている。そして映画『ラビリンス』はジョージ・ルーカス製作総指揮による1986年公開のファンタジー映画。ボウイは主演として迷宮の魔王・ジャレスを演じ、ここでも圧倒的な存在感を発揮している。『デヴィッド・ボウイジギー・スターダスト 1973』は1月24日(日曜 12:55~)、映画『ラビリンス』は同じく24日(日曜 14:30~)WOWOWプライムにて放送。
2016年01月15日●ノイズキャンセリング機能は良好2015年1月の「CES 2015」で初展示されたゼンハイザーのオーバーイヤーヘッドホン「MOMENTUM Wireless」。MOMENTUMシリーズ初のBluetooth・ノイズキャンセリング対応モデルということで話題を呼んだが、2015年12月16日、ついに日本でも発売となった。初お目見えから約1年、待ちかねたという人も多いのではないだろか。本稿ではMOMENTUM Wirelessの使い勝手や音質をチェックしてみたい。○ノイズキャンセリング機能は良好MOMENTUM Wirelessは、2015年7月に発売された第2世代のMOMENTUMにBluetoothとノイズキャンセリング機能を加えたモデルだ。Bluetoothのバージョンは4.0で、NFCにも対応。右ハウジングのボタンを2秒間押し続けると電源がオンになり、Bluetooth機能とノイズキャンセリング機能が有効となる。今回、プレーヤーはソニーのウォークマン「NW-ZX100」を使用したが、簡単に接続でき、コーデックも自動的に高音質のapt-Xが選択された。ヘッドホンを装着し電源をオンにすると、今まで耳触りだったエアコンやパソコンのファンの音がスゥーッという感じで消える。ノイズキャンセリングの効果が実感できる瞬間だ。ノイズキャンセリングヘッドホンにありがちな気に障るホワイトノイズもない。ノイズキャンセリング機能に関しては完全に雑音を消すということではなく、電車の中など騒音の大きな場所では、音楽をかけていないと周囲の音がそれなりに聞こえてくる。それでも、喫茶店など周囲の音が気になる場所で電源をONにして装着しておけば、音楽をかけていなくても騒音はかなり低減される。集中して本を読みたいときや書類作成を行う時などに役立ちそうだ。もちろん、音楽をかければ周囲の騒音は気にならなくなり、音楽に没頭できる。ノイズキャンセリング機能はなかなか良好と言える。ワイヤレス接続の安定性も高い。鉄筋コンクリート造マンションの室内で試したところ(壁はモルタル)、10m離れた場所でも音が途切れることはなかった。屋外でも、ショルダーバックに入れたオーディオプレーヤーで音楽を再生しながら山手線を半周し、さらに新宿の街を歩いてみたが、やはり音は途切れない。●音楽に引き込まれていく○音楽に引き込まれていく「HD650」など、ゼンハイザーの名機と言われる歴代のヘッドホンと同様に、このMOMENTUM Wirelessも音楽を聴いているとその世界にどんどんと引きこまれていく。たとえば、ヘッドホンのレビュー記事を書く際は、各曲の聴き所だけを再生することもあるのだが、MOMENTUM Wirelessの場合は音楽に引きこまれて途中で止められなくなってしまうのだ。それだけ曲の魅力を引き出す力がこのヘッドホンにはある。カラヤンが1960年初頭にベルリンフィルと録音した「ベートーベン交響曲 第3番 英雄 (FLAC 96kHz/24bit)」を聴くと、解像度が高いうえに音場が広く、定位もきっちりしているので、コンサートホールの中央に座して聴いているような感覚になる。目を閉じると前方にカラヤンとベルリンフィルが見えるようだ。低域、中域、高域がバランス良く出ているため、各楽器の繊細な表現もしっかりと描写する。クラリネット、フルートなどの木管、トランペットなどの金管、バイオリン、ヴィオラなどの弦楽器が、あるときは繊細かつ美しく、ある時は激しく壮絶に目の前で奏でられる。オーケストラの全体像をはっきリと見通すことができるので、ドイツの正統オーケストラらしい硬質な音を出すベルリンフィルを、若いカラヤンが高い統率力で推進していく様がはっきりとわかる。目を閉じて至福の時にひたっているうちに交響曲としては比較的長いベートーベン交響曲 第3番もあっという間に終わってしまう。あぁ、もっとこの時間が続けばよいのに……。何度となく聴いてきた曲でこんな風に思ってしまうのは、明らかにヘッドホンの力によるものだ。マイルスデイビスの「Kind of Blue (FLAC 192kHz/24bit)」もすごい。もともと臨場感のある録音で有名なのだが、本機で聴くと、まるでスタジオの中にいるような感覚に襲われる。ドラムのジミー・コブが、ベースのポール・チェンバースが、テナーサックスのジョン・コルトレーンが、アルトサックスのキャノンボール・アダレイが、ピアノのビル・エバンスが、そして御大マイルス・デイビスが目の前でスリリングな演奏を展開していく。各楽器の音色やアタック感など細かな部分まできっちり描写されるので、バンド全体が生み出す絶妙なスイング感がストレートに伝わってくる。椅子に座っていても思わず体がリズムに合わせて揺れてしまう感じだ。●ローリング・ストーンズもハマるローリング・ストーンズの「メインストリートのならず者 (FLAC 192kHz/24bit)」のようなギター中心のロックもよい。1曲目の「Rocks Off」はキース・リチャーズのチャックベリー風ギターリフで推進していく曲なのだが、ギターのドライブ感に加え、チャーリー・ワッツ、ビル・ワイマンのリズム隊、ボビー・キーズとジム・プライズのホーンセクションなど、バンド全体が生み出すグルーブ感が見事に表現され、絶妙のノリを体感することができる。ギターの音は厚みがあるものの細部がつぶれることなく細かなニュアンスもよく聴こえてくる。筆者のようなキース・リチャーズ好きにはまさに悶絶もの。ミック・ジャガーのボーカルもリアルで迫力がある。女性ボーカル曲がどう聴こえるのかも気になるところ。そこでノラ・ジョーンズの「Come Away With Me (FLAC 192kHz/24bit)」と平原綾香の「my Classics 2 (FLAC 88.2kHz/24bit)を聴いてみた。まずノラ・ジョーンズだが声に実在感がある。「Come Away With Me」は、少しハスキーなささやくような歌声が艶やかでなまめかしい。細かいブレス音も聴こえてくるので、まさに目の前で歌われているように感じる。平原綾香はハスキーながら低域から高域までしっかり表現できる歌唱力の高さが魅力だが、本機で聴くとその魅力がよくわかる。低域のささやくように歌う部分は音がつぶれないうえ、伸びのある高音もアタマうち感なく表現される。音が刺さる感じもない。今回は、このほか、クラシックのピアノ曲、カントリーブルース、歌謡曲など幅広いジャンルの音楽を聴いてみたが、総じて感じたのは、そのどれにも高水準で対応できるということ。どんな曲を聴いてもその世界の中に引きこまれていくのだ。もっと解像度が高く、細部の描写力もあるヘッドホンはあるが、音楽を気持ちよく聴けるという点においては、本機はかなり高いレベルにあると言ってよいと思う。○装着感をチェック音楽に思わず没頭してしまうくらいなので、当然のこと、装着感もなかなかよい。ヘッドバンドは無段階調整が可能なスライド式で、ハウジングの位置を頭の大きさに合わせてきっちり調整できるし、側圧もほどよい感じだ。イヤーパッドはやわらかくやさしく耳にフィットするので長時間使用しても疲れにくい。ただし、有線接続の「MOMENTUM G」の220gから、256gへと重量が増しているため、女性は若干重さが苦になるかもしれない。折りたたみも可能で、持ち運びに便利なキャリングケースも付属する。オーバーヘッド型のヘッドホンとしてはコンパクトなほうなので、ポータビリティにも不満はない。○高価だが割高感はないMOMENTUM Wirelessの実勢価格は65,000円前後(税込)。初代「MOMENTUM」が30,000円台、第2世代「MOMENTUM G」が40,000円台であることを考えるとやや高価だ。だが、ワイヤレスの使用感がよく、効果的なノイズキャンセリング機能を搭載していることを考えれば、決して割高感はない。音質は筆者がこれまで試用したワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホンでは間違いなくトップクラスだ。おいそれと手にできる価格のモデルではないが、個人的にはかなり興味をひかれた。ワイヤレス、ノイズキャンセリングというだけで拒否反応を起こしてしまう方もいると思うが(実は筆者もそうだった)、そんな方にもぜひ一度試聴してみてもらいたい逸品だ。
2016年01月09日レディー・ガガや「U2」など、世界のトップ・アーティスト達から絶大な信頼を寄せるエンタメ界のカリスマ、アーサー・フォーゲルの実情を描いた音楽ドキュメンタリーの決定版、『アーサー・フォーゲル ~ショービズ界の帝王~』が、2016年年3月5日(土)から2週間限定で日本公開することが決定。公開に先立ち、ガガのメッセージ付き予告編が公開された。アーサーとは、現在グローバル・ツアーと世界への音楽発信を手がけるライブ・ネイション会長を務め、音楽ビジネスに大きく貢献した人物でもあり、いまでは業界で唯一利利益をもたらすとされる大規模ツアーの仕掛け人だ。数々の世界ツアーだけでなく、商品化を通して巨大な利利益をアーティストにもたらした人物でもある。自身もバンドマンだったこともあり、ミュージシャンを“コマ”ではなくアーティストとして接してくれると、プロモーターとしてビジネスパートナーとしても名声を得ている。本作は、「U2」を世界一のバンドに押し上げ、ガガを破産の危機から救い、マドンナ、「ローリング・ストーンズ」、「ポリス」、デヴィット・ボウイほか、多くのアーティスト達の信頼を得るアーサーを通して、音楽業界の過去と現在、その進化を追いながら、音楽業界の内側を赤裸々に描く音楽ドキュメンタリーだ。そして今回解禁された映像は、「ショービズ界で世界一重要な男だ」と話すあとに、マドンナやガガなど数々のトップ・アーティストたちのライブ映像から始まる。そして次に、各アーティストが彼についてコメントする映像。「U2」のボノは「彼しかいない」と語り、またガガは「私の銀行口座にあった300万ドルをステージに費やした」「ツアー中に破産したの、業界の人たちがためらう中アーサーは私を捕まえに来た、彼は私の人生を変えたわ」と衝撃の告白。予告編最後には「アーサー・フォーゲルって誰?私が…教えてあげる!」とガガがコメントを残して終了する。2週間の期間限定で公開される本作。誰もが知るトップ・アーティストたちから絶大な信頼を誇るアーサーとはどんな人なのか、まずは予告編から覗いてみて。『アーサー・フォーゲル ~ショービズ界の帝王~』は2016年3月5日(土)~18日(金)、新宿シネマカリテほか、全国にてモーニング&レイトショー限定公開。(cinemacafe.net)
2016年01月05日デイン・デハーンが自身も憧れる唯一無二の俳優ジェームズ・ディーンを演じ、ロバート・パティンソンが彼を有名な1枚の写真に収めた写真家を演じる『ディーン、君がいた瞬間(とき)』。いま、ハリウッドで最も注目される若手演技派の夢の共演が実現した本作から、2人の共演シーン映像がシネマカフェに到着!さらに、デハーンとパティンソンがお互いについて語る貴重なコメントも入手した。カンヌ国際映画祭「カメラドール賞」を受賞し、「ザ・ローリング・ストーンズ」「U2」、ビョークなど名だたるアーティストに愛される伝説の写真家、アントン・コービンがメガホンを取った本作。今回到着したのは、パティンソン演じる写真家デニス・ストックが、デハーン演じるジェームズ・ディーンとレッドカーペットで偶然居合わせるシーンだ。映画『スタア誕生』のプレミアに、恋人で女優のピア・アンジェリと共に参加したディーン。だが、すでにスターであったアンジェリの“連れ”という扱いに、心底ウンザリしていた。そんな中、レッドカーペットのカメラマンの列にストックの姿を発見するディーン。『エデンの東』の試写で初めて“ディーン”を目にしたストックは、彼が新世代を代表する俳優になることを確信、自身も一旗揚げるため「君を撮りたい」と持ちかけていたものの、断られていた後だった。「まだレッドカーペットでくすぶっているのか」と声をかけられ、気まずい表情をするストック。だが、その言葉を払拭するように、「いい写真を撮ろう」と再びディーンに誘いをかける。「有名になれる?」と問うディーンに対し、「保証する」とストック。だが、ディーンは含みのある様子で「考えておく」と言い残し、その場を後にする…。この後、2人がどんな化学反応を起こすのか、期待膨らむシーンとなっている。実は本作で出会う前は、お互い面識がなかったという2人。撮影前に何度か食事に出かけたレベルの交流しかしなかったという。その理由についてデハーンは、「映画は2人のアーティストがお互いについて理解を深めていく旅路を追うものだから、お互いについて知るのは一緒に取り組む撮影を通してのほうが映画の役に立つと思った」と明かす。実際に撮影が進むにつれ、2人は親睦を深めていったようで、その中でも極寒地での撮影シーンがさらに2人の距離を縮めたという。パティンソンは、「体感温度マイナス37度のトロントで、僕たちはスーツ1着での撮影を毎日こなしていたんだ。クルーは南極隊みたいに着込んだ格好なのに…。でもそれで絆が深まったんじゃないかな(笑)」と語る。そんな彼らにとって、今回の共演は互いにとって良い刺激になったようで、パティンソンは「ジェームズ・ディーンを演じるということは、どんな役者にとってもものすごく大変なことだったと思う。彼と僕とでは俳優として違うアプローチをとっているけれど、彼のことはすごく大好きだし、すごく面白いやつだった」と語り、デハーンを絶賛。一方、デハーンもパティンソンについて、「とても、とても、とてもいい奴なんだ!一緒にいるのが最高に楽しくて、彼とはやり方が違うけど、自分と異なるやり方で俳優として成功しているのを見るのは、すごくいい経験だ」と語っている。ハリウッドの未来を担う実力派として、内外から熱い視線を送られる彼ら。お互いの存在を意識し合い、認め合いながら共演を果たした姿をスクリーンで目撃してみて。『ディーン、君がいた瞬間』はシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開中。(text:cinemacafe.net)
2015年12月22日amadanaとユニバーサルミュージックジャパンは12月17日、共同ブランド「Amadana Music」からレコードプレーヤー「SIBRECO(シブレコ)」を発売する。それに先駆け、両社は12月15日に都内でローンチパーティを開催。SIBRECOの開発経緯やAmadana Musicの展望が語られた。○若者にアナログレコードをSIBRECOは、2015年8月にクラウドファンディングサイト「Makuake」にて資金援助を募り、約1カ月半の募集期間に1,400万円以上を集めて製品化されたアナログレコードプレーヤー。SIBRECOという製品名は「Speaker Inbuilt Record Player」から数文字を取って付けられたという。また、渋谷がamadanaの拠点であることと、1990年代に渋谷が「レコードの聖地」と呼ばれていたことを踏まえ、渋谷のカルチャーを海外に届けたいという思いも表現している。脚柱部に40mm径のフルレンジスピーカーを内蔵し、これ一台でアナログレコードの再生が可能なオールインワンタイプとして設計。さらに、税別15,000円と若者にも手が届きやすい価格に抑えた。amadana 代表取締役社長の熊本氏は、「アメリカでは、アナログレコード購入者の約50%を25歳以下の若者が占めている。アナログレコードのさらなる普及のため、お求めやすい価格で提供することにした」と、若者にもアナログレコードを体験してもらいたいという思いを乗せた製品であると語った。共同ブランド「Amadana Music」について、ユニバーサルミュージックジャパン CEOの藤倉氏は、「お互いの強みが最も生かせるコラボレーション。多くの楽曲やアーティストを抱えるユニバーサルミュージックと、常に一歩先を行くクリエイティブを手がけるamadanaは最強のパートナー」と自信を見せた。また、Amadana Musicの今後については、「ウォークマンのような製品を作るかもしれないし、ライブイベントを開催するかもしれない。何が出てくるかわからないブランドにしたい」と、自由度の高い事業展開を伺わせた。○SIBRECOのザ・ローリング・ストーンズモデル発表同日「Limited Edition The Rolling Stones」として、SIBRECOとザ・ローリング・ストーンズのコラボレーションモデルを発表した。発売は2016年春で、世界で1,000台のみの限定販売となる。推定市場価格は税別25,000円。1,000台すべてにシリアルナンバーを記しており、シリアルナンバー1~4はザ・ローリング・ストーンズのメンバーに贈呈する予定だ。ターンテーブルにはザ・ローリング・ストーンズのバンドロゴと、「Lips&Tongue」のマークがあしらわれている。
2015年12月16日ローリング・ストーンズのギタリスト、ロン・ウッド(68)と妻サリー・ハンフリーズに、来年6月双子が誕生する予定だという。新たな家族の一員を迎えることになったロンとサリーは、その喜びを隠せないようで、関係者の1人はザ・サン紙に「ロンはとても喜んでいます。12週目のスキャンを終えて、みんなにこのニュースを伝え始めています。また父親になることが待てないようですし、自分の年齢を問題だとは全く感じていないようです。彼はまだ若いと感じていますし、健康ですからね」「サリーと結婚してからというもの、子供の可能性はいつもありましたし、決してその可能性を否定していませんでした。ですが、双子と聞いて、驚きを隠せなかったようです。このチャンレンジにロンはやる気満々ですがね」とコメントする。さらに代理人も、「サリーとロンは2016年6月に双子を迎えることになったことを喜んで発表します。言うまでもありませんが、夫妻はこの素晴らしいニュースに感激し、喜んでいます」と声明を出している。妻サリーは、以前からロンと子供と持ちたいと熱望。「ロンには幼い子供を持った年上の友人がたくさんいて、その全員が素晴らしいことだし、若さを保てるって言うのよ。私もそれってすてきなことだと思うけど、そうなるかは分からないし。そう願っているわ」「赤ちゃんがいたらいいわね。言うまでもなく私たちはそのことについてたくさん話し合ったから、ロンにも質問できるし、答えはきっと『そうだな、いいかもね』って感じでしょうね。ロンも意欲的よ」と語っていた。(C)BANG Media International
2015年12月09日24歳でこの世を去った20世紀最大のスター、ジェームズ・ディーンと「LIFE誌」の写真家との、“死の直前”の知られざる旅路を描いた『ディーン、君がいた瞬間(とき)』。現在開催中の第28回東京国際映画祭の特別招待作品となった本作の監督で、“ロック”なフォトグラファーとしても知られるアントン・コービンが7年ぶりに来日。舞台挨拶に登壇し、“ディーン”をテーマに選んだ理由や、キャストのデイン・デハーンとロバート・パティンソンの起用について語ってくれた。天才写真家デニス・ストックが映し出した、ジェームズ・ディーンが急死する直前の2週間の旅を映し出す本作。監督を務めたアントン・コービンといえば、自身の伝記映画(『アントン・コービン伝説のロック・フォトグラファーの光と影』)も製作されるほど、「U2」やデヴィッド・ボウイ、「ローリング・ストーンズ」など数々の世界的アーティストを被写体にしてきたことでも知られている。10月24日(土)、発売開始からわずか2時間でチケットが即売したプレミア上映会には、アントン監督の写真集を持参してきた観客もいるなど、7年ぶりの来日を待ちわびていたファンで埋め尽くされ、アントン監督が登場すると、会場は大きな拍手が沸き起こった。監督も、まず「東京国際映画祭で上映できることをとても嬉しく、光栄に思っています」と、その喜びをコメント。さらに、“伝説の俳優”ジェームズ・ディーンに興味を持った理由について、「元々僕は、40年以上カメラマンをやっていることもあり、デニス・ストックのほうに興味があった」という。「なので、この映画はカメラマンとその被写体との関係、その両者のバランスについての話なのです。たまたま、その被写体がジャームズ・ディーンだったということが、この作品を面白くしているのです」と、自身も“伝説”といわれるフォトグラファーらしいきっかけに触れる。「僕はジェームズ・ディーンが亡くなった年に生まれたので、彼とは会ったことがありません。10代後半になって初めて彼を見たのはポスターでした。彼の映画を見たのはもっと後で、この映画を撮ってはじめて人物としてのジェームズ・ディーンを知ることとなりました。彼は、50年代に起こった変化として、とても重要な人物でした」と、時代の象徴ともなった稀代の俳優について語った。本作では、そんな“伝説の俳優”ディーンと、彼を被写体にしたストックの間に次第に友情のようなものが生まれ、旅を通じて、それがさらに深まっていく様子が描かれている。「(被写体との間に)信頼関係があると家族の一員のようになって、ユニークな写真を撮ることができます。実際に私もそういった関係を築くことができました。例えば、『U2』、マイケル・スタイプ、デペッシュ・モードなどです。そして、そのことがこの映画には描かれています。ジェームズ・ディーンとデニス・ストックとの間には特別な友情が生まれ、デニスはディーンの故郷という特別な場所で写真を撮ることができたのです」。また、ディーン役を演じるのは、『アメイジング・スパイダーマン2』などで日本でも人気のデイン・デハーン、そして、デニス・ストック役を演じるのは『トワイライト』シリーズ以降も躍進を続けるロバート・パティンソンという、2人の若手実力派だ。その起用理由について監督は、「ジェームズ・ディーンというのは、有名なアイコンであり、デハーンにとって大好きな俳優だったので、最初はこの役をやりたがらず、僕に会おうともしませんでした。でも共通の友人である、『メタリカ』のドラマーが彼を説得してくれたんです」と明かす。「デハーンはどんな役をやってもその人が実際にいるかのように感じさせてくれる俳優だと思います。外見を似せることも重要ですが、限界がある。そのギャップを埋める才能をもつ俳優だと思います」と絶賛した。また、ロバートについては、「いま彼は役者として自分が成長できるような面白い役を多く演じています。彼から感じられるのは、役者としての実力を証明したいということです。それは、この映画でのデニスの考えにも似ています。ロバートは、直感的な俳優で、心に雲がかかったような悩みを抱えていて、この役にぴったりでした。現場では2人がいることで、すごくいいエネルギーが生まれたし、一緒に仕事をしていてとても楽しかったです」と語り、2人が起こした“化学反応”に手応えを感じていた様子だ。では、自身がコラボしてみたい日本人はというと、アラーキーこと荒木経惟や森山大道といった日本を代表する写真家をあげ、「大好きなのでお会いしてみたい。会えたら嬉しい」と語るアントン監督。「原題は『LIFE』で、このタイトルには雑誌の『LIFE』という意味も含まれますが、誰かとの出会いが自分の人生に大きく影響を及ぼすことがある、“人生”の意味もあります」と語り、「ディーンはこの映画で描かれている旅の半年後に亡くなっているのですが、“LIFE(生きる)”の反対側に“死”というものが漂っているんです。そして、カメラマンと被写体との関係を2人の俳優が素晴らしい演技でみせてくれていたので、つくるのも楽しかったですし、映画としてもそこがどころだと思います」と、日本のファンにメッセージを贈っていた。『ディーン、君がいた瞬間(とき)』は12月よりシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月26日アメリカの4人組バンド、VINTAGE TROUBLE(ヴィンテージ・トラブル)が2016年4月4日(月)大阪・大阪 BIG CATより8か月ぶりの来日公演を行う事が決定した。【チケット情報はこちら】ジャパンツアーは大阪・愛知・東京・神奈川の4会場で開催。今年の8月にリリースされたメジャー1stアルバム『華麗なるトラブル』を引っ提げて行われる。ヴィンテージ・トラブルは2010年に結成。2012年に全米デビューを飾ると、有名アーティストやメディアがこぞって絶賛。ローリング・ストーンズのイギリス公演のオープニング・アクトを務めたほか、レニー・クラヴィッツやAC/DCのツアーに帯同するなど、人気を集めている。チケットの一般発売は11月14日(土)午前10時より。■VINTAGE TROUBLEジャパンツアー4月4日(月)大阪 BIG CAT(大阪府)開場 18:30 / 開演 19:304月5日(火)ダイアモンドホール(愛知県)開場 18:30 / 開演 19:304月7日(木)EX THEATER ROPPONGI(東京都)開場 18:30 / 開演 19:304月8日(金)横浜ベイホール(神奈川県)開場 18:30 / 開演 19:30
2015年10月20日米国の3人組ブルース・ロックバンド、ザ・ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン(以下ジョンスペ)が、俳優・生田斗真主演の映画『グラスホッパー』(11月7日公開)の挿入歌として、新曲「don’t wanna live like the dead」を書き下ろしたことが24日、明らかになった。本作は、作家・伊坂幸太郎氏による120万部を突破した同名小説を原作に、生田と『脳男』(2013年)以来のタッグとなる瀧本智行監督がメガホンを取った作品。殺された婚約者への復讐のため、裏社会に身を置く元中学教師・鈴木を生田が演じ、対象者を自ら死に追い込む"自殺屋"鯨役を浅野忠信、孤独な若き殺し屋・蝉を山田涼介が演じる。このほか、麻生久美子、波瑠、菜々緒らが出演し、鈍く交わっていくサスペンスを3人の男たちが彩る。原作および劇中で、蝉の相棒・岩西(村上淳)が敬愛してやまない架空のロック・アーティストのジャック・クリスピン。ジョンスペは、そのジャックの歌う曲として新曲を書き下ろした。これは原作の伊坂氏がかねてよりバンドの大ファンであったことから実現。歌詞には同作のキーワードがちりばめられ、ミディアムテンポなバラードに仕上がった。ジョンスペ側は、「架空のアーティストとして楽曲を提供するという企画オファーを受けたのは初めての経験だったよ」と振り返り、「面白い試みだと思ったし、自分にとってとてもチャレンジングな仕事だと思った」と意欲的に取り組んだ様子。「台本と、ジャック・クリスピンの曲が流れるシーンで登場する岩西と蝉の関係性についての資料、2人が登場している2~3分の映像を見て、それらを参考に作詞作曲をしていった」と制作秘話を明かす。また、ジャックについて「参考にしたのは、自分自身にとってのクラシック・ロック・アーティスト。例えば、ローリング・ストーンズのような」と解釈しつつも、それ以上に「蝉と岩西の関係性」を重視。「上司と部下のような関係性なのか、先輩と後輩なのか、それとも友だちなのか、実は全く違うのか…」とイメージを膨らませ、「そういう2人の葛藤を映像から感じ取ったから、それをそのまま形にした」と説明した。さらに本作を鑑賞した上で、「蝉と鯨の関係、ライフスタイルはとてもファンタジックだった」と述べ、「逆に鈴木は誰もが共感できるキャラクター」と分析。「蝉は少し若いキャラクターだけどロックンロールで、ロックな部分は少し分かる気がする」と共感を示した。一方で、「一番想像つかなかった」存在だったのが鯨。そこからくみ取ったキャラクター像を「ブルース・ウィリス的な"超"人間的なものを感じた」と表現している。原作の伊坂氏は、「映画サイドから『ジャック・クリスピンのイメージは?』と聞かれた時、ジョンスペが好きなので名前を挙げた」と今回の企画の裏側を語る。しかし、「まさかジョン・スペンサーさん本人が引き受けてくれるとは」と驚きを隠せなかったようで、「あまりのうれしさに、それを知った時、大声出しちゃいました」と感激の瞬間を振り返った。瀧本監督には、「当初は気難しい人でないかとドキドキしていました」という懸念もあった。ところが、ジョンスペの好意的な姿勢に「作品の内容や設定をよく理解し、度重なる細かいリクエストにも丁寧に応じてくださいました」と感謝。楽曲については「こちらのイメージ通りのクールな古典的ロックで、細かいこだわりが随所に感じられ、尺も映像にピタリとあっていました。実に職人的で完璧な仕事ぶり」と絶賛している。ジョンスペは、1990年までノイズ・ロックバンドのプッシー・ガロアとして活動していたフロントマンのジョン・スペンサーを中心に1991年、ニューヨークにて結成。プッシー・ガロアの時期からあったパンク・ロックやオルタナティヴ・ロックからの影響とブルースを組み合わせ、大都会的なブルース・ロックを創り上げた。1994年にリリースしたサード・アルバム『オレンジ』で現地や日本の音楽誌などにも絶賛され、高い評価を獲得した。なお、映画に際して海外のバンドが架空のアーティストを担当するという例は、過去に『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』(2005年)内でパルプのジャーヴィス・コッカーやレディオヘッドのジョニー・グリーンウッドらによるウィアード・シスターズなどがある。(C)2015「グラスホッパー」製作委員会
2015年09月25日「テラスハウス」最新シリーズや桐谷美玲主演の「アンダーウェア」など、日本でも話題沸騰中のエンターテインメント映像配信サービス「Netflix」。このほど、「Netflix」にて全世界一斉で独占配信されているオリジナルドキュメンタリー「キース・リチャーズ:アンダー・ザ・インフルエンス」から、本編の一部となる特別映像が解禁。ロック界の生きる伝説キース・リチャーズが「レゲエの自然な感じが好きなんだ」「ロックに嫌気がさしていた」などなど、衝撃発言を連発していることが分かった。本作は、「ザ・ローリング・ストーンズ」時代から最新のソロレコードまで、キースに影響を与えた人物や場所を巡るドキュメンタリー。ブルースの殿堂であり、キースの親友マディ・ウォーターズ、ハリソン・ウルフに出会った場所、チェス・レコードの拠点があるシカゴ、キースがカントリー・ミュージックに対する長年の愛を育んだナッシュビル、そしてアルバムを録音し、ノラ・ジョーンズ、スティーヴ・ジョーダン、ワディ・ワクテルなどと共同制作を行った街・ニューヨークを辿りながら、その過程で製作陣は、キースの旧友トム・ウェイツからもう1つのインスピレーションを受ける――。新しい音楽を次々と発表しながら人気を博した絶頂期の貴重な記録、気さくでありながら、ときには深く考え込むキースのインタビュー、そして人々に愛されるキースが伝説の人となるまでの長く独特な道のりを収録した貴重映像が数多く収録されている中、今回到着したのは、そんな彼のインタビューの一部。ロック界のレジェンドながら「レゲエの自然な感じが好きなんだ」「ロックはマーチっぽい音楽」「ロックに嫌気がさしていた」など衝撃発言を連発。だが、あくまでも「“ロックンロール”には決して飽きることはない」とコメントし、彼の音楽は“ロックンロール”だということを、改めて明かしている興味深い映像となっている。『バックコーラスの歌姫たち』で第86回アカデミー賞「長編ドキュメンタリー映画賞」を受賞したモーガン・ネヴィル監督が描く、晩年にさしかかった一人の人間としてのキース・リチャーズと、彼の原点。劇的な自らの人生を真剣に、深くふり返る本作を、こちらの映像からも覗いてみて。「キース・リチャーズ:アンダー・ザ・インフルエンス」はNetflixにて全世界独占配信中。(text:cinemacafe.net)
2015年09月23日デイン・デハーンとロバート・パティンソンという2人の若き注目俳優が共演する映画『LIFE』(原題)の邦題が、『ディーン、君がいた瞬間(とき)』に決定。24歳でこの世を去った20世紀最大のスター、ジェームズ・ディーンと、その死の直前の最も輝いていた瞬間を捉えた「LIFE」誌の写真家デニス・ストックとの2週間の旅路を描いた本作は、第28回東京国際映画祭・特別招待作品としても上映が決定し、監督を務めた伝説のロック写真家、アントン・コービンの来日も決定した。1955年、アメリカ。マグナム・フォトに所属する、野心溢れる若手写真家デニス・ストック(ロバート・パティンソン)は、もっと世界を驚嘆させる写真を撮らなければと焦っていた。無名の新人俳優ジェームズ・ディーン(デイン・デハーン)とパーティで出会ったストックは、彼がスターになることを確信し、「LIFE」誌に掲載するための密着撮影を持ち掛ける。ディーンを追いかけ、LA、NY、そして彼の故郷のインディアナまで旅するストック。初めは心が通じ合わなかった2人だが、次第に互いの才能に刺激されていく。そして彼らの運命だけでなく時代まで変える写真が、思わぬ形で誕生する──。ジェームズ・ディーンを演じるという危険な賭けに勝利したのは、『アメイジング・スパイダーマン2』『クロニクル』のデイン・デハーン。憧れのスターを演じることに、当初は抵抗があったというが、こだわり抜いた役作りと熱演で、「完璧」「エレガント」「彼ならではのディーンがとても魅力的」と、すでに海外メディアから絶賛を受けている。一方、スターになる前のジェームズ・ディーンの才能を見出す天才写真家のデニス・ストックには、『トワイライト』シリーズや『コズモポリス』のロバート・パティンソン。世の中に認められたいという若者の普遍的な願いを演じ、本作で実力派としての地位を決定的なものにする演技を見せる。邦題決定に併せて到着したポスタービジュアルも、2人の若者が互いの才能に導かれ、次第に孤独な魂が共鳴していく絆と、彼らの運命だけでなく時代をも変えてしまう旅を感じさせる、エモーショナルなストーリーを感じさせるものだ。監督は、「ザ・ローリング・ストーンズ」「U2」、ビョークなど名だたるアーティストに愛され、世界で最も影響力がある写真家といわれながら、ジョージ・クルーニー主演作『ラスト・ターゲット』、フィリップ・シーモア・ホフマン最期の主演作『誰よりも狙われた男』を手がけたアントン・コービン。自身も写真家として活躍するからこそ描くことのできた、デニス・ストックの視点から見たジェームズ・ディーンをリアリティたっぷりに描き、世紀のスターの死の直前、一番輝いていた瞬間を捉えている。また、製作にはアカデミー賞「作品賞」に輝いた『英国王のスピーチ』のスタッフが再集結。音楽は『her/世界にひとつの彼女』でアカデミー賞「作曲賞」ノミネートとなったオーウェン・パレットが担当し、華麗なジャズサウンドで観る者を50年代に誘う。今回、第28回東京国際映画祭に登壇するべく、10月23日(金)、24日(土)には、コービン監督が『コントロール』以来、7年ぶりに来日。現代に生きる“伝説の写真家”がとらえた、ハリウッドの未来を担う若き実力派同士の競演を楽しみにしていて。『ディーン、君がいた瞬間(とき)』は12月よりシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月15日