第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、カンヌ・サウンドトラック賞最優秀作曲家賞を受賞、カンヌをはじめ世界中の映画・音楽ファンを大熱狂の渦に巻きこんだ『LETO -レト-』より、冒頭映像が公開された。キリル・セレブレンニコフ監督が、1年半の自宅軟禁のさなかに完成させた本作は、ロシアの伝説的バンド「キノ」のヴォーカルであるヴィクトル・ツォイと、彼の音楽的才能を見出したロックシンガーのマイク・ナウメンコ、そしてその妻ナターシャの3人をモデルに、ペレストロイカ目前のレニングラードで純粋に“自由”と“音楽”を追い求めた若者たちのひと夏を描く物語。今回公開されたのは、音楽を愛してやまない若者たちの静かに燃える反逆の熱気が伝わる冒頭映像。ロックのライブシーンと音楽を愛する若者たち、それに相反する80年代前半のソ連の規制に縛られた情勢が切り取られている。ライブ会場に潜入する若い女性たち。ノリノリなロックミュージックが響き渡るが、そんな中、観客は静かに座って鑑賞している…。80年代前半当時のソ連は、ロックミュージックと西洋の影響に敵対的な情勢でありながらも、ロックミュージックに惹かれる若者たちも増えていった時代。刺激的な歌詞に険しい顔をしたり、音楽に乗せて体を揺らしている観客に注意したりと、ソ連当局者の姿も確認することができる。また、各界の著名人から本作を絶賛するコメントも到着。俳優・斎藤工は「モノクロでお洒落にMV風に時折り文字や色を付けたり、、それらに引っかかってしまっているのも束の間気がつくとその作為的な画の奥行き選曲やその表現方法に感覚が網羅されて行くこのロシアのお洒落青春音楽映画は新たな映画様式を打ち出してしまったのかも知れない」と語り、タレントのIMALUも「80年代ロシアのアングラロック。また新しい音楽に出会えました!」と話している。『LETO -レト-』は7月24日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:LETO -レト- 2020年7月24日 ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開© HYPE FILM, 2018
2020年07月16日第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、カンヌ・サウンドトラック賞最優秀作曲家賞を受賞、そのほか各国の映画祭での受賞、ノミネートを果たした『LETO -レト-』が、7月24日(金)より全国公開される。この度、本作の冒頭映像公開された。本作の監督は、無実の容疑で国に拘束され、現在もロシア政府の監視下にある前衛的な芸術家キリル・セレブレンニコフ。1年半の自宅軟禁のさなかに本作を完成させたという。物語は、ロシアの伝説的バンド「キノ」のヴォーカルであるヴィクトル・ツォイと、彼の音楽的才能を見出したロックシンガーのマイク・ナウメンコ、そしてその妻ナターシャの3人をモデルに、ペレストロイカ目前のレニングラードで、純粋に“自由”と“音楽”を追い求めた若者たちのひと夏が描かれていく。T・レックス「Broken Hearted Blues」、トーキング・ヘッズ「サイコ・キラー」、イギー・ポップ「パッセンジャー」、ルー・リード「パーフェクト・デイ」、デヴィッド・ボウイ「すべての若き野郎ども」など、70‘s~80’sのロックシーンを代表する名曲の数々が劇中を彩り、ミュージカルともMVともとれるユニークな映像演出でカヴァーされる点も見どころとなっている。この度、公開となった冒頭映像は、ロックのライブシーンと、音楽を愛する若者たち、そして、それに相反する80年代前半のソ連の規制に縛られた情勢が切り取られている。映像は、若い女性たちがライブ会場に潜入する場面から始まる。彼女たちを追っていく長回しのカメラはライブの臨場感が伝わるだけでなく、徐々に大きくなっていく音楽、まばゆいスポットライト、ロックを打ち鳴らすギターボーカルという順に視覚と聴覚を刺激する。厳しい統制下で、ロックの新しい波を取り入れようとした、音楽を愛してやまない彼らの純粋さ、無邪気さ、そして反逆への熱気に惹かれたというセレブレンニコフ監督は、「自由が個人的な選択、可能な選択と考えている世代のために、この映画を作ります。私の目的はこの自由の価値を捉え、強調することなのです」と語っている。また、本作には各界の著名人から絶賛コメントが寄せられた。■松尾レミ(GLIM SPANKY)ロックスターとは?大きな場所で沢山の観客を盛り上げる人をそう言うのかもしれないし、小さなバーで誰かの人生を歌で変えてしまう人をそう言うのかもしれない。私たちはいつだってロックを信じてきた。この映画は、それに憧れ表現すること、時代への葛藤、欲望、音楽への愛が入り混じる若者達への映画だと感じる。モノクロとカラー、フィクションとノンフィクションが混ざり合う壮大なMVでもあり、ドキュメントでもあり、青春の儚さに胸が締め付けられた。■斎藤工(俳優・フィルムメーカー)モノクロでお洒落にMV風に時折り文字や色を付けたり……それらに引っかかってしまっているのも束の間気がつくとその作為的な画の奥行き選曲やその表現方法に感覚が網羅されていくこのロシアのお洒落青春音楽映画は新たな映画様式を打ち出してしまったのかも知れない監督のキリル・セレブレンニコフが次作タルコフスキーの自伝のメガホンを撮ると言うのも大いに頷けるし、期待しかない劇中Iggy Popの「The Passenger」の描写とか最高過ぎたこのご時世に劇場体感の喜びを味わえる意義のある一作■鹿野淳(音楽ジャーナリスト/VIVA LA ROCKプロデューサー)安直だけど効果的な宣伝文句として言えば、「この映画は北側のトレイン・スポッティングであり、イアン・カーティスの物語である」。いつだって敗北の中にある品や誇りこそが美しい、それを教えてくれる新しいロック映画。■IMALU(タレント)80年代ロシアのアングラロック。また新しい音楽に出会えました!モノクロに映るシーンから想像してしまう、あの若者たちが集まるビーチやお家やライブはどんな景色だったんだろう...…!■Rei(シンガー・ソングライター/ギタリスト)恋とロックンロール。憧れと反骨。自分たちの表現を模索する彼らのPUREな姿に刺激されて、ついついわたしも曲を書いてしまいました。『LETO -レト-』7月24日(金)より全国公開
2020年07月16日第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に『万引き家族』などと正式出品され、各国の映画祭で多数の受賞&ノミネートを果たしたロックでポップな映画『LETO -レト-』。この度、音楽とモノクロの世界とアニメーションが融合した、本作を象徴するユニークな本編映像が解禁。音楽業界で活躍する著名人からもコメントが到着した。カンヌを始め世界中の映画・音楽ファンを大熱狂の渦に巻きこんだ本作。監督は無実の容疑で国に拘束され、現在もロシア政府の監視下にある前衛的な芸術家キリル・セレブレンニコフ。1年半の自宅軟禁のさなかに本作を完成させた。ロシアの伝説的バンド「キノ」のヴォーカルであるヴィクトル・ツォイと、彼の音楽的才能を見出したロックシンガーのマイク・ナウメンコ、そして、その妻ナターシャの3人をモデルに、ペレストロイカ目前のレニングラードで純粋に“自由”と“音楽”を追い求めた若者たちのひと夏を描く。T・レックス「Broken Hearted Blues」、トーキング・ヘッズ「サイコ・キラー」、ルー・リード「パーフェクト・デイ」、デヴィッド・ボウイ「すべての若き野郎ども」など70’s~80’sのロックシーンを代表する名曲の数々が、ミュージカルともMVともとれるユニークでスタイリッシュな映像演出でカヴァーされる点も音楽ファン垂涎の見どころ。今回解禁となった本編映像は、イギー・ポップの名曲「パッセンジャー」をバスの乗客たちが歌うシーンで、その映像と音楽に合わせて、遊び心満載のポップなアニメーションが施されている。ロケットやヘルメット、惑星や人工衛星などが散りばめられた、宇宙をイメージしたようなその空間は、規制にがんじがらめになった80年代当時のソ連の息苦しさを象徴しているかのよう。そんなバスから降り損ねたヴィクトル(ユ・テオ)は、天井から抜け出して自由を求めるように、宇宙服を脱ぎ捨てて手探りで進んでいく。シーンに合わせて歌い手が入れ替わる様子はまるでミュージカルだが、ポップなアニメーションが施された映像演出はまるでミュージックビデオ。モノクロの実物世界にアニメーションが施された映像は、斬新かつユニークで、でもどこか懐かしさもある、そんな不思議な感覚をもたらす映像となっている。「LOVE PSYCHEDELICO」のKUMIは、「世界のきらめきに人の心の揺らめきが光と影を与えて音楽が生まれる。美しい映画だった」とコメント。また、シンガーでエッセイストの野宮真貴は「人は歌い、恋をし、踊り、祈り、自由と希望と求めた…『LETO』はロシアの"Summer of love"。美しくてチャーミングでエネルギーに満ちた、この夏いちばんのサプライズ」と絶賛を贈っている。『LETO -レト-』は7月24日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:LETO -レト- 2020年7月24日 ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開© HYPE FILM, 2018
2020年07月09日映画『LETO -レト-』が、2020年7月24日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開。ボウイ&イギーポップなど80年代ロックの名曲が彩る青春バイオグラフィ第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、<カンヌ・サウンドトラック賞最優秀作曲家賞>を受賞した映画『LETO -レト-』。80年代文化統制下のソ連・レニングラードを舞台に、デヴィッド・ボウイ「すべての若き野郎ども」やイギー・ポップ「パッセンジャー」、T・レックス「Broken Hearted Blues」など、70~80年代のロックシーンを代表する名曲で彩る青春映画だ。物語のモデルとなったのは、ロシアの伝説的バンド「キノ」のヴォーカルであるヴィクトル・ツォイと、彼の音楽的才能を見出したロックシンガーのマイク・ナウメンコ、その妻ナターシャの3人。規制の中で“自由”と“音楽”を追い求めた若者達が、ロックスターたちの名曲を次々とカバー。まるでミュージカルのようなユニークな映像で展開される。監督は、前衛的な芸術家キリル・セレブレンニコフ。無実の容疑で国に拘束され、現在もロシア政府の監視下に置かれる自宅軟禁中に本作を完成させている。ストーリーときは1980年代前半。西側諸国(資本主義諸国)の文化は禁忌とされていたソ連時代のレニングラードでは、L・ツェッペリンや T・レックスなど西側のロックスターの影響を受けたアンダーグラウンド・ロックが花開こうとしていた。その最前線で人気を博していたバンド「ズーパーク」のリーダーであるマイクのもとにある日、ロックスターを夢見るヴィクトルが訪ねてくる。彼の才能を見出したマイクは、共に音楽活動を行うようになるが、その一方で、マイクの妻ナターシャとヴィクトルの間には淡い恋心が芽生え始めていた…。【詳細】『LETO -レト-』公開日:2020年7月24日(金)監督:キリル・セレブレンニコフキャスト:ユ・テオ、イリーナ・ストラシェンバウム、ローマン・ビールィク配給:キノフィルムズ/木下グループ
2020年06月29日