「ブルーノート」誕生の軌跡を辿る音楽ドキュメンタリー『ヴィム・ヴェンダースプロデュース/ブルーノート・ストーリー』より、日本版ポスターと予告編が公開された。2人のユダヤ系ドイツ人、アルフレッド・ライオンとフランシス・ウルフが立ち上げた伝説のレーベル「ブルーノート」。本作は、その誕生の背景、独自のレコーディングスタイルとサウンド形成の裏側を、創設者2人の周囲の人々による証言で紐解いていく。製作総指揮はヴィム・ヴェンダース(『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』)が務め、監督はドイツで数多くのドキュメンタリーを手掛けるエリック・フリードラー(『The Girl - What Happened to Elizabeth K.?(原題)』(日本未公開))。ジャズファンと音楽を愛する全ての人に贈る珠玉の音楽ドキュメンタリーだ。この度解禁となった日本版ポスターと予告編には、キーワードとなる「シュウィング」という言葉が示されている。ジャズ特有のリズムの取り方「スウィング」のことなのだが、アルフレッドの英語には強いドイツ語訛りがあり、映画本編では、彼が「スウィング」を「シュウィング」と発音していたことを、当時のミュージシャンたちが懐かしむように語るシーンが登場する。このことから、ポスター/予告ともに、この思い出深い言葉「シュウィング」が使われているのだ。また、元々写真家として活動していたフランシスは、当時撮影したジャズミュージシャンたちの写真をブルーノートレコードのジャケットに幾つも使用していることで知られているが、本作でもフランシスがミュージシャンたちの演奏を聴いて踊りながら撮影していた思い出話を語る場面が印象的だ。ポスタービジュアルの写真もフランシスが撮影したもの。相棒のアルフレッドと、テナーサックス奏者のハンク・モブレーが写っており、“ライオンと狼(ウルフ)”が如何にミュージシャンたちと近しい関係であったのかがうかがえるビジュアルとなっている。『ヴィム・ヴェンダースプロデュース/ブルーノート・ストーリー』は3月11日(金)より角川シネマ有楽町ほかにて1週間限定公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ヴィム・ヴェンダースプロデュース/ブルーノート・ストーリー 2022年3月11日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開
2022年01月21日現代ドイツを代表する映画監督、ヴィム・ヴェンダースの名作10作品が最新リマスター版で劇場に舞い降りる国内初の大規模特集上映「ヴィム・ヴェンダース レトロスペクティブ ROAD MOVIES/夢の涯てまでも」が開催、その予告編が解禁となった。ヴィム・ヴェンダースは、1945年8月14日、デュッセルドルフ生まれ。ニュー・ジャーマン・シネマの先駆者のひとりであり、現代ドイツを代表する映画監督であるほか、写真家としても活動している。ヴィム・ヴェンダース監督『ゴールキーパーの不安』(71)で長編映画デビュー。ロードムービー三部作となる『都会のアリス』(74)、『まわり道』(75)、『さすらい』(76)を発表し国際的な注目を浴びると、『パリ、テキサス』(84)でカンヌ国際映画祭パルム・ドール、『ベルリン・天使の詩』(87)で同監督賞、『ことの次第』(82)でヴェネチア国際映画祭金獅子賞、『ミリオンダラー・ホテル』(2000)ではベルリン国際映画祭の銀熊賞を受賞。近作に『世界の涯ての鼓動』『ローマ法王フランシスコ』(ともに18)などがある。彼の代名詞ともいえるのがロードムービー。かりそめの出会いと別れを繰り返す彼らの旅は、迂回し、迷い、目的を失い、ときに引き返す。移動のなかから物語は紡がれ、それが“映画”となっていく。初期ロードムービー三部作をはじめ、代表作の『パリ、テキサス』2Kレストア版、『ベルリン・天使の詩』4Kレストア版。さらに日本を題材にしたドキュメンタリー『東京画』2Kレストア版、キューバ音楽の巨人たちを追った『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』、さらに本邦初の劇場公開となる『夢の涯てまでも』のディレクターズカット4Kレストア版と、ヴェンダースの魅力が詰まった珠玉の10作品が監督自らの監修による最新マスターで一挙公開される。「ヴィム・ヴェンダース レトロスペクティブ ROAD MOVIES/夢の涯てまでも」は11月5日(金)~12月16日(木)、Bunkamuraル・シネマほか全国にて順次開催。(text:cinemacafe.net)
2021年10月15日映画監督ヴィム・ヴェンダースの大規模特集上映「ヴィム・ヴェンダース レトロスペクティブ ROAD MOVIES/夢の涯てまでも」が、2021年11月5日(金)から12月16日(木)まで、Bunkamura ル・シネマを皮切りに全国の劇場で順次開催される。ヴィム・ヴェンダースの大規模特集上映が全国で1971年に長編デビュー後、自信が定着させたロードムービー、そして独自の視点から切り込むドキュメンタリーの名手として、今なお世界で愛され続ける名作の数々を世に送り出しているヴィム・ヴェンダース。今回の特集上映では、全10本の作品を厳選し、監督自らが監修した最新のレストア版で上映する。『パリ、テキサス』『ベルリン・天使の詩』『都市とモードのビデオノート』など全10本上映作品は、代表作の一つとして多くの映画ファンに愛される『パリ、テキサス 2K レストア版』、ヴェンダースが敬愛する小津安二郎が描いた“東京”と、近代化した当時の東京の対比を描き出した『東京画 2K レストア版』、ファッションデザイナー・山本耀司の創造性に迫るドキュメンタリー『都市とモードのビデオノート 4K レストア版』など。ヴェンダースが新たに手を加え完成させた計287分のSF大作『夢の涯てまでも ディレクターズカット 4K レストア版』も、本邦初上映となる注目作の一つだ。初期ロードムービー3部作もこのほか、『都会のアリス 2K レストア版』、『まわり道 4K レストア版』、『さすらい 4K レストア版』の初期ロードムービー3部作、『ベルリン・天使の詩 4K レストア版』、『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』と、ファン垂涎の作品群が揃っている。開催概要「ヴィム・ヴェンダース レトロスペクティブ ROAD MOVIES/夢の涯てまでも」開催期間:2021年11月5日(金)〜12月16日(木)会場:Bunkamura ル・シネマほか全国の劇場で順次<上映作品>『都会のアリス 2K レストア版』(1974/西ドイツ/モノクロ/スタンダード/112分) © Wim Wenders Stiftung 2014『まわり道 4K レストア版』(1975/西ドイツ/カラー/ヨーロピアン・ビスタ/103分) © Wim Wenders Stiftung 2015『さすらい 4K レストア版』(1976/西ドイツ/モノクロ/ヨーロピアン・ビスタ/175分) © Wim Wenders Stiftung 2014『アメリカの友人 4K レストア版』(1977/西ドイツ・フランス/カラー/ヨーロピアン・ビスタ/126分) © Wim Wenders Stiftung 2014『パリ、テキサス 2K レストア版』(1984/西ドイツ・フランス/カラー/ヨーロピアン・ビスタ/148分) © Wim Wenders Stiftung 2014『東京画 2K レストア版』(1985/西ドイツ・アメリカ/カラー/スタンダード/92分) © Wim Wenders Stiftung 2014『ベルリン・天使の詩 4K レストア版』(1987/西ドイツ・フランス/パートカラー/ヨーロピアン・ビスタ/128分)© Wim Wenders Stiftung – Argos Films『都市とモードのビデオノート 4K レストア版』(1989/西ドイツ・フランス/カラー/スタンダード/81分) © Wim Wenders Stiftung 2014『夢の涯てまでも ディレクターズカット 4K レストア版』(1994/ドイツ・フランス・オーストラリア/カラー/ヨーロピアン・ビスタ/287分)© Wim Wenders Stiftung 2015『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』(1999/ドイツ・アメリカ/カラー/ビスタ/105分) ©Wim Wenders Stiftung 2014
2021年08月21日世界中の様々なジャンルやカテゴリーから厳選した、日本初配信を含む映画が登場する新しい映画配信サービス「JAIHO(ジャイホー)」が6月21日(月)よりサービス開始する。「JAIHO」とはヒンディー語で「万歳!」「勝利あれ!」という意味を持つ言葉で、“すべての映画を称える、悦びと感動の合言葉”としてサービス名に冠された。世界中の多様な映画をより多くのユーザーと分かち合うべく、選りすぐりの作品を毎日配信。映画を愛する人々に、映画をもっと身近に、もっと深く楽しんでもらうため、厳選した映画を世界中からセレクト、独自の切り口で紹介する。厳選された映画を365日、毎日1本配信最大の特色は、365日、毎日1本新たな作品を配信し、常に30作品が視聴可能であること。配信作品は多様性を考慮し、世界中の様々なジャンルやカテゴリーから、映画のエキスパートたちが厳選。観たい映画を探す手間や時間を省き、いま見るべき映画を毎日1本(1作品における視聴期間は30日間)提案する。サービス開始時、最初の30日間(6月21日~7月20日)は30作品固定で配信し、7月21日から毎日1作品ずつ作品が入れ替わっていく。JAIHO独占配信・日本初配信映画や、感性と好奇心をくすぐる映画を提案世界各国で大ヒットした娯楽作から、一生に一度は観たい巨匠の名作、各国の映画史に残るクラシックなどを網羅。中でも注目すべきは、「JAIHO」が紹介する日本初公開の独占配信作品で編成された「プレミア作品」。日本初公開、または映画祭のみで上映された作品を紹介する。6~7月に配信されるプレミア作品、初配信作品としては『バーフバリ 伝説誕生<完全版>』をはじめ、イランの世界的名匠アッバス・キアロスタミの遺作や女性監督による韓国インディーズ映画の傑作などが揃った。『アッバス・キアロスタミ/24フレーム』*プレミア2016年7月に亡くなったイランが誇る世界的名匠アッバス・キアロスタミの遺作。写真が撮られた瞬間の前と後では何が起こるのか?というコンセプトをもとに映画と写真の統合を試み、固定カメラを用いた絵画のような映像でなる全24章/各章4分で構成され、映画の概念を打ち砕き、映画とは何か?を問う野心作。(イラン・フランス/118分/2017年)『小公女』*プレミア1日に1杯のウィスキーとタバコ、そして愛する彼氏がいればそれだけで幸せ。家事代行業をしながら自由に生きる現代版“小公女”ミソの日々を、これが長編監督デビュー作となる女性監督チョン・ゴウンが繊細に描いた韓国インディーズの傑作。ソウル独立映画祭観客賞を初め数多く賞に輝いている。ミソ役は『サムジンカンパニー1995』のイ・ソム。(韓国/106分/2017年)『ヴィム・ヴェンダース プロデュース/ブルーノート・ストーリー』*プレミア1933年、ナチスの迫害を逃れドイツからニューヨークに渡った2人のユダヤ人青年が立ち上げたジャズ・レーベル「ブルーノート」。その歴史と功績を有名ミュージシャンたちの証言を交えて描いた音楽ドキュメンタリー。製作総指揮は『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』のヴィム・ヴェンダース。(ドイツ/118分/2018年)『‘96』*プレミア1996年に高校を卒業した級友たちが22年ぶりに集まった同窓会。そこから蘇る切ない初恋の思い出…。タミル語映画界の野生派スター、ヴィジャイ・セードゥパティが繊細な主人公を演じて大ヒットした純愛ラブストーリー。ヒロインは『ペーッタ』でラジニカーントの妻を演じたトリシャー。(インド/158分/2018年)『プティ・カンカン』*プレミアフランスの「ツイン・ピークス」とも呼ばれ、2014年の「カイエ・デュ・シネマ」誌が選ぶベストテンで第1位に選ばれたシュールな展開とブラックなユーモアに満ちたダーク・ミステリー。北フランスの海岸沿いの村に住む悪ガキ、プティ・カンカンとその仲間たちが村で起こる連続猟奇殺人事件の謎に迫る。(フランス/205分/2014年)『バーフバリ 伝説誕生<完全版>』*初配信インド歴代興収No.1をはじめ全世界で大ヒットを記録、インド映画の歴史を変えた史上最大のスペクタクル・アクション全2部作の第1弾。遥か遠い昔、大国マヒシュマティを舞台に伝説の戦士バーフバリの壮絶な愛と復讐を描いた一大叙事詩。劇場公開以来、ディスク化も放映もされたことがない完全版・日本初配信!(インド/159分/2015年)映画のエキスパートが厳選日本映画界屈指の目利きたちによる読み応え抜群のコラムや解説も紹介。「JAIHO」アドバイザリーボード・メンバーには、市山尚三(東京国際映画祭プログラミング・ディレクター、映画プロデューサー)、暉峻創三(大阪アジアン映画祭プログラミング・ディレクター、映画評論家)、松岡環(インド映画字幕翻訳者、アジア映画研究者)、中野充浩(文筆家、ポップカルチャー研究家)、江戸木純(映画評論家、プロデューサー)が名を連ねる。さらに、配信希望作品リクエスト受付フォームがサイト内に設けられており、編成の参考にするとともに、可能な限りリクエストに応えるようにしていくという。「JAIHO」は6月21日(月)正午よりサービス開始。(text:cinemacafe.net)
2021年06月04日ゾーイ・カザン主演、『17歳の肖像』『ワン・デイ23年のラブストーリー』ロネ・シェルフィグ監督最新作『ニューヨーク 親切なロシア料理店』が12月11日より公開。本作で、ゾーイ演じる主人公クララの息子を演じる子役たちに、「懸命さがひしひしと伝わって泣きそうになった」「かわいらしすぎて切なかった」と注目する声が早くも上がっている。ある事情を抱え、夫のもとから無一文でニューヨークに逃げてきた若い母親クララと2人の息子。クララが毅然と立ち上がるのを助けようとする兄のアンソニーを演じるジャック・フルトンと、人を赦すことで自分も救われることを伝える、映画の大事な役どころである幼いジュードを演じるフィンレイ・ヴォイタク・ヒソン。母クララ役を演じるゾーイも、「息子役を演じたフィンレイとジャックは、素晴らしかった」と絶賛を惜しまない。「子供との共演はとても課題が多い。彼らを守ってあげなければと、すごく責任を感じたし、つらい内容だから、撮影中守られてると感じてほしかった」とゾーイ。「特に下の子を演じたフィンレイは、まだ8歳だったから。しかも彼は、映画は初出演だったので、私は“これはお芝居だからね”と、安心させるために声をかけ続けた。でも、彼らにはすばらしいご両親がいて、その点では安心だった」と、声かけをしながら子役に寄り添っていたという。弟役のフィンレイは、8歳で受けた本作のオーディションが人生初めてのオーディションだったにもかかわらず、シェルフィグ監督に大抜擢された。それをきっかけに、昨年から今年にかけて準主役級の出演が4作立て続き、『E.T.』で子役から一躍スターダムを駆け上ったヘンリー・トーマスの息子役や、女優ロビン・ライトの初監督作で彼女の息子役に抜擢されるなど、今後の活躍が期待されている。兄役のジャックは、2012年に短編映画でデビュー後、ヴィム・ヴェンダース監督作『誰のせいでもない』でシャルロット・ゲンズブール、ジェームズ・フランコと共演。ニコラス・ケイジ主演『ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄』などのほか、映画とテレビシリーズで活躍中。見る者を惹きつける高い演技力で、今後が楽しみな若手俳優の1人となっている。『ニューヨーク 親切なロシア料理店』は12月11日(金)よりシネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ニューヨーク 親切なロシア料理店 2020年12月11日より シネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開© 2019 CREATIVE ALLIANCE LIVS/RTR 2016 ONTARIO INC. All rights reserved
2020年12月07日米アカデミー賞公認の短編映画の祭典「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア 2020(SSFF & ASIA 2020)」におけるオンライントークイベント「Creators’ Junction partnered with Xperia™」の収録が9月中旬に行われ、その現場に潜入!同映画祭の代表を務める俳優・別所哲也、映画監督の河瀬直美、そしてスペシャルゲストとして「King Gnu」「millennium parade」などで活躍するアーティスト、ミュージシャンの常田大希も参加し、コロナ禍におけるクリエイティブ、スマホでの映画製作の可能性などについて語り合った。「コロナ禍におけるモノづくりの変化」をトーク河瀬監督は以前から、音楽だけにとどまらない常田さんの才能に惚れ込んでいたそうで「会いたかったです。才能あるし、音楽は素晴らしいし、映像もご自身で作っていて…」とトーク冒頭から興奮気味。まず、別所さんがここ数か月のコロナ禍におけるモノづくりの変化について問うと、河瀬監督は「春先は特に厳しかったですね。何かしたいけど、できない。疑心暗鬼が蔓延してギスギスしていく中で、そこに映画や音楽で“光”を届けたいのに届けられなくて…」と苦悩を吐露。常田さんもクリエイティブにおいて「コミュニケーションで構築していく部分がある」と語り「遠隔作業でパソコン一台で全てが作れる時代ではあるんですが、よりプレイヤーの大切さが浮き彫りになった。作家が頭で作ったものに、ミュージシャンが息吹を吹き込んで化学反応を起こし、作品をより生き生きとさせていたんだということを感じました」と語る。河瀬監督が映画製作について語る「作り手は枠にハマらなくていい」この日のトークには別所さん、河瀬監督、常田さんに加えて、リモートでスペイン在住のペドロ・コランテス監督、熊本在住で14歳にして既に何本も短編映画を製作している若き監督も参加したが、コランテス監督は河瀬監督にデビュー作『萌の朱雀』がカンヌ国際映画祭でカメラドール(新人監督賞)を受賞するなど、高い評価を得た後の第2作目の製作に至るプロセスについて質問。河瀬監督は、デビュー2作目の難しさについて「カンヌでヴィム・ヴェンダース監督がプレゼンターだったんですが『気をつけなさい。一度、評価されると力が入っちゃうので、リセットした方がいいよ』と言われました」と明かし「周りに惑わされずに自分を見つめ、内からわき出るものに正直になって作ることが大事だと思います」とアドバイスを送っていた。14歳の映画監督からの「中学、高校の頃、何をしていたか? こういうことをやってたら映画作りに役立っていたなと感じることは?」という質問に河瀬監督は「とにかく恋をしていました」と即答し、誰かを大事に思う“情熱”の重要性を熱弁! 学校の決められた枠組みからは「結構、はみ出していました」と明かし「作り手は枠にハマらなくていい。みんながびっくりするものを作る、みんなが気づいていないものに気づくには、みんなと一緒に歩いていても、それは見つけられない。どんどん浮いていこう!」とエール。常田さんも14歳の頃には創作を始めていたそうで「結構、今では聴けないような音楽を作り出していました(笑)。視野を狭く突っ走るみたいな…(苦笑)。あの当時しかない熱量がいっぱいあったと思います。いい歳ですね」とふり返っていた。スマホによる映画製作がもたらす新たな可能性とは?SSFF&ASIAのオフィシャルコンペティション部門を支援するソニーおよびソニーモバイルコミュニケーションは、2021年度の映画祭より、スマートフォンによって撮影された作品を対象にした「スマートフォン映画作品部門」を新設する。東京オリンピック2020の公式映画監督を務める河瀬監督は、スマホによる映画製作がもたらす新たな可能性について「例えばオリンピックでも、選手がバックヤードにいる時、重いカメラを持って入っていくことはなかなかできないけど、(スマホでの撮影であれば)舞台裏を撮れる可能性があるなと感じました」と語る。別所さんも「スマホを見る楽しさだけでなく、撮る楽しさが出てきたし、クオリティも非常に高くなった」と従来の大きな機材による映画の品質に引けを取らない作品をスマホで気軽に製作することができると指摘し、河瀬監督も「小学生が映画を作って世界中に配信しちゃうかも」とスマホが映画製作の裾野を一気に広げる可能性に言及。常田さんも「僕も活動初期の頃は、遊びの一環でMVとかを携帯で作っていました」と明かし、ソニーのXperiaについて「すごくいい“おもちゃ”ですね。こんなものが自分が子どもの頃にあったら、何でもできちゃったなというくらい、すごい!」とその性能の高さに驚いた様子だった。河瀬監督は常田さんに、映画を作ることを進言し「来年、SSFFで発表すればいい!」と提案。さらに「本気で私の映画の音楽もやってほしい!」と公開オファーを送り、常田さんも「やりましょう(笑)」と前向きな姿勢を見せていた。こちらのトークの模様は9月28日(月)の20:00より、オンラインで配信される。(text:cinemacafe.net)
2020年09月28日デザイナー・柳川 荒士氏が2003年に立ち上げ以降、日本のファッション界を代表するブランドの1つして輝き続けている「ジョン ローレンス サリバン(JOHN LAWRENCE SULLIVAN)」。メンズファッションからスタートし、現在ではレディースも展開。海外でコレクションを発表して、世界のファッショニスタをも魅了する同ブランドの2020年秋冬コレクションがついに展開される。今回は、9月2日から15日まで行われる、伊勢丹新宿店メンズ館2階=メンズクリエーターズでのプロモーションに合わせて、コレクションについて紹介すると共に、柳川氏にコレクションに至る背景、そして“今”のファッションについての想いを伺った。2020秋冬コレクション今シーズンは、ドイツの映画監督、ヴィム・ヴェンダース(Wim Wenders)氏の作品と、ドイツのコンテンポラリーダンスの振付師であり、ダンサーでもあったピナ・バウシュ(Pina Bausch)氏 のパフォーマンスにインスパイアされたコレクション。ヴィム・ヴェンダース氏の“Wings of Desire”の世界観を、伝統的なブリティッシュヘリンボーンウールや、しなやかなイタリアンウールにウエストを強調するようパールボタンで折り目を飾ったり、ウエストにステッチでギャザーを入れるミリタリーディテールを取り入れて表現。花柄と幾何学模様のプリントはハンドペイントでデザインされており、サイドにボックスプリーツの入ったワイドトラウザーズは、極端なフレアシルエットを作り、ボタンディテールのチェスターコートとオーバーサイズニットを使ったスタイリングで、ピナ・バウシュ氏 のパフォーマンスの流動性を表現した。常にジョンローレンスサリバンの中心にあるインダストリアルミュージック、ダーク・サブカル チャーからボンテージストラップを取り入れ、クロコダイル、リザード、オーストリッチ柄をエンボス加工したレザーシューズにはパールを配置し、仕上げた。 パールアクセサリーは、梶谷好孝氏が手掛けるアクセサリーブランド、ヨシコ クリエーション(YOSHiKO CREATiON) と、サングラスはロンドン発のアイウェアブランド、ブライザック(BLYSZAK)とコラボレーション。また、「Last Waltz」「Dance with Me」「Floating Emotions」のワードで、ヴィム・ヴェンダースとピナ・バウシュの世界観に落とし込まれたジャガードスカーフは、ニューヨーク発のスカーフブランドのモンマルトル ニューヨーク(MONTMARTRE NEY YORK)とのコラボレーションによるもの。今回のコレクションについて柳川氏に伺った―――Wim Wenders氏 の作品やPina Bausch氏のパフォーマンスとの出会いとは柳川「15年くらい前、友人が誕生日プレゼントとしてPinaのPalermo,PalermoとFull Moonを観に連れて行ってくれました。その頃、東京コレクションを行なっていた自分は、総合演出のあり方や今後目指すべき表現を観たような気がして、無意識のうちに涙を流していました。それ以来、ニューヨーク、ロンドン、様々な場所で彼女の作品を観劇しました。Wimは中学生か高校生の頃、知り合いの勧めで、PARIS TEXASを観て知ったと思います。PARIS TEXASとPinaは好きで、今でもDVDで繰り返し観ています」―――Wim Wenders の作品やPina Bauschのパフォーマンスからインスパイアされて、実際にファッションに落とし込む上での拘り柳川「映画やパフォーマンスから感じたムードを、素材の色やテクスチャー、シルエットのボリューム感などに反映させました」―――“今”、ファッションについて思うこと、そして伊勢丹メンズのお客さまにプロモーションを通して感じて欲しいこと柳川「今までと変わらず、人の心を揺さぶり刺激するような、挑発的なもの作りを心がけています。僕が初めてPina Bauschを観た時のような何かを、私たちの洋服から感じてもらえたら嬉しいです」柳川荒士やながわあらし●ジョンローレンスサリバンデザイナー。2003年、同ブランドを設立し、テーラードを軸としたメンズウェアを展開。強さとエレガントさを持ち合わせた男性像を基本的なコンセプトとしている。また、2010年SSシーズンよりレディースラインも展開しており、メンズテーラードの技術を駆使したシャープな印象が特徴的である。2003年〈JOHN LAWRENCE SULLIVAN〉設立2007年 2007SS~2010年AW 東京コレクション参加2008年 旗艦店を中目黒にオープン2010年 2010SSより「WOMEN’S」ラインスタート三越伊勢丹オンラインストア〈ジョン ローレンス サリバン〉商品一覧はこちらから【イベント情報】ジョン ローレンス サリバンプロモーション会期:9月2日~9月15日会場:メンズ館2階=メンズクリエーターズお問合せメンズ館2階=メンズクリエーターズ03-3352-1111(大代表)記事提供元ISETAN MEN’s netPhoto&Text:ISETAN MEN‘S net
2020年09月05日ジョン ローレンス サリバン(JOHN LAWRENCE SULLIVAN)は、2020年秋冬メンズ&ウィメンズコレクションの新作アイテムを2020年7月11日(土)にジョン ローレンス サリバン中目黒店、伊勢丹新宿店、渋谷パルコ店、京都藤井大丸店、オフィシャルオンラインストアにて発売する。ドイツの映画監督、ヴィム・ヴェンダースの作品と、ドイツの振付師・ダンサーのピナ・バウシュから着想を得た2020年秋冬シーズン。コレクションの中でもキーアイテムとなっていた“パール”を配したコートやジャケットなどの新作アイテムが登場する。パワーショルダーとオーバーシルエットが目を引くグリーンのコートは、袖口や合わせにパールがあしらわれている。バックサイドには生地を折り畳むようにしてタックが施されており、タック部分にもパールを配した。同様のバックサイドディテールを採用したベージュのジャケットも登場する。加えて、左右のポケットの下にスリットを配しボタンを並べたブラックのダブルジャケットや、シングルボタンのテーラードジャケットなども、ソリッドな仕立てのウェア。シングルボタンのテーラードジャケットには、鮮やかなフューシャピンクを採用した。また、セットアップで着用できるストレートシルエットのトラウザーや、裾のボタンを開けて異なる表情を楽しめるスリット入りのセンタープレスパンツも展開される。【詳細】ジョン ローレンス サリバン 2020年秋冬 新作アイテム発売日:2020年7月11日(土)取り扱い店舗 : ジョン ローレンス サリバン 中目黒店、伊勢丹新宿店、渋谷パルコ店、京都藤井大丸店、オフィシャルオンラインストア・バックサイドタックコート 180,000円+税・バックサイドタックジャケット 94,000円+税・フロントサイドボタンジャケット 88,000円+税・1ボタンシングルジャケット 90,000円+税・ストレートトラウザー 38,000円+税・スリットトラウザー 40,000円+税※7月11日(土)より各店で、先着200名に「Golpe Mortal」が手がけた2020年秋冬ランウェイショーの全楽曲が入ったオリジナルサウンドトラックCDをノベルティとしてプレゼント。50,000円(税込)以上の購入者に限る。【問い合わせ先】ジョン ローレンス サリバン中目黒店TEL:03-5428-0068
2020年07月11日ジョン ローレンス サリバン(JOHN LAWRENCE SULLIVAN)から、ストールブランド「モンマルトル ニューヨーク(MONTMARTRE NEW YORK)」とのジャカードストールが、2020年7月4日(土)よりジョン ローレンス サリバン直営各店、ジョン ローレンス サリバン取扱セレクトショップ一部、オフィシャルオンラインストアにて発売される。今回のコラボレーションは、20年秋冬コレクションのテーマである、ドイツの映画監督「ヴィム・ヴェンダース」の作品と同じくドイツの振付師・ダンサー「ピナ・バウシュ」から着想を得たもの。モンマルトル ニューヨークが得意とするジャカードストールをベースに、3つのデザインで展開する。ストールには、“Last Waltz”“Dance with Me”“Floating Emotions”といったワードと共に、「ヴィム・ヴェンダース」「ピナ・バウシュ」両名の世界観を落とし込んだインパクトのあるグラフィックを落とし込んだ。また、ジョン ローレンス サリバンのフォントロゴも、デザインとして添えられている。カラーは、ブラック×レッド、ブラック×イエロー、パープル×グリーンの3つを用意する。【詳細】ジョン ローレンス サリバン×モンマルトル ニューヨーク発売日:2020年7月4日(土)販売店舗:ジョン ローレンス サリバン直営各店、ジョン ローレンス サリバン取扱セレクトショップ一部、オフィシャルオンラインストアカラー:ブラック×レッド、ブラック×イエロー、パープル×グリーン価格:各24,000円+税【問い合わせ先】ジョン ローレンス サリバン中目黒店TEL:03-5428-0068
2020年07月04日映画『スペシャルズ! ~政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話~』が、2020年9月11日(金)にTOHO シネマズシャンテ他にて全国順次公開。監督は、『最強のふたり』を手掛けたたエリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュが務める。自閉症児をケアする施設が舞台、“実在する男たち”がモデルに『スペシャルズ! ~政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話~』は、『最強のふたり』同様、“実在する2人の男”たちが主人公。自閉症児をケアする施設を舞台に、社会からドロップアウトした若者たちを守る彼らの姿を描いたストーリーは、実際に両監督が“駆け出し”時代に出会った社会支援団体の活動に着想を得たもの。活動に携わる人々から湧き出る活力や、滲み出る人間らしさに深く感銘を受けた彼らが、25年の時を経て映画化を実現させた。ヴァンサン・カッセル主演主演を演じるのは、『ジェイソン・ボーン』や『ブラック・スワン』を代表作に持つ演技派俳優 ヴァンサン・カッセル。ギャングや犯罪者など“強面”の印象の強いカッセルだが、本作では政府や社会から理解を得るため見返りを求めず奮闘する、ケア施設の代表を熱演する。また共演には、ジャック・オーディアールやヴィム・ヴェンダースの作品で活躍するレダ・カテブが出演。さらに当事者の日常や問題に寄り添うような演出を目指した監督は、本物の介護者と自閉症の若者、その家族らを多数キャスティングしている。欧州で大ヒット!なお『スペシャルズ! ~政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話~』は、本国フランスで公開されるや否や動員数200万人を突破。またスペインのサンセバスチャン国際映画祭では過去最高得点で観客賞に輝いたほか、セザール賞では9部門にノミネートされるなど、ヨーロッパ各国でブームを巻き起こした。作品詳細映画『スペシャルズ! ~政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話~』公開日:2020年9月11日(金)にTOHO シネマズシャンテ他全国順次ロードショー出演:ヴァンサン・カッセル、レダ・カテブ、エレーヌ・ヴァンサン監督・脚本:エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ配給:ギャガ<ストーリー>ブリュノは今日も朝から大忙し。自閉症児をケアする施設〈正義の声〉を経営しているのだが、どんな問題を抱えていても断らないために、各所で見放された子供たちでいっぱいなのだ。〈正義の声〉で働くのは、ブリュノの友人のマリクに教育されたドロップアウトした若者たち。どこから見てもコワモテのふたりだが、社会からはじかれた子供たちを、まとめて救おうとしているのだ。その成果は現れ、最悪の問題児だったディランと、最も重症のヴァランタンの間に、絆が芽生えようとしていた。だが、無認可・赤字経営の〈正義の声〉に監査が入ることになり、閉鎖の危機に迫られる。さらに、ディランが目を離した隙にヴァランタンが失踪するという事件が起き──。ヴァランタンはどこへ消えたのか? そして施設はこのまま閉鎖に追い込まれるのか? 救いの手が必要な子供たちの未来は──?
2020年06月29日『最強のふたり』で世界を笑いと涙で元気にしたエリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュ監督の最新作『スペシャルズ!~政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話~』が9月11日(金)より公開決定、併せて日本版予告編とビジュアルも到着した。本国フランスで公開されるや否や、熱い支持を受け動員数200万人を突破。セザール賞では9部門にノミネートされ、スペインのサンセバスチャン国際映画祭では過去最高得点で観客賞に輝くなど、ヨーロッパ各国で熱狂的に愛された本作。主人公は、実在するふたりの男たち。1994年、自閉症の子どもたちやドロップアウトした若者の社会参加を支援する団体と出会ったトレダノ&ナカシュ両監督は、携わる人々から湧き出る活力やにじみ出る人間性に深く感動、当時まだ駆け出し監督だったが、必ず彼らを映画化すると心に誓い、その後約25年の時を経てようやく実現にこぎつけた。ナカシュは「この出会いがきっかけで、僕らのハンディキャップやノーマライゼーションに対する関心は強くなっていった。そこから『最強のふたり』も生まれたんだ」と語っている。自閉症児をケアする施設「正義の家」を切り盛りする主人公のひとり、ブリュノを演じるのは『ブラック・スワン』から海外ドラマ「ウエストワールド」まで、ハリウッドでも活躍するフランス映画界きっての演技派俳優ヴァンサン・カッセル。ギャングや犯罪者など強面の印象の強いカッセルだが、本作では政府や社会から理解を得るため、見返りを求めず奮闘するケア施設の代表を見事に演じきった。共演には、『永遠のジャンゴ』で主演を務め、ジャック・オーディアールやヴィム・ヴェンダースの作品で活躍するレダ・カテブ。そして、当事者の日常や問題に寄り添うような演出を目指した両監督は、本物の介護者や自閉症の若者、その家族たちを多数キャスティングしている。この度解禁された予告編では、課題を抱えながらも和気あいあいとしたケア施設での様子ややり取りが、ユーモアと爽快感あふれるタッチで描かれている。ところが、四角四面な厚生省の無理解により閉鎖が示唆され、問題が一気に露わになり――。施設はこのまま閉鎖に追い込まれてしまうのか?25年間、施設や当事者たちと歩みを共にしてきた両監督が、彼らの見せる笑顔、涙、そして怒りを同じ目線で丹念に捉えた映像に、強く心が揺さぶられる。また、ポスタービジュアルにはブリュノ(カッセル)とマリク(カテブ)の2ショットをメインに、「愛はどうだ!」のキャッチコピーと前を見据えた2人の笑顔。どんなに困難な状況でも共に理解し寄り添うことで切り開かれる未来を示唆しているかのよう。人と人のつながりが分断され、様々な価値観が再構築されようとしているこの時代に、我々の胸に優しい衝動を呼び覚ます1本となりそうだ。『スペシャルズ!~政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話~』は9月11日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2020年06月25日ボンジュールレコード(bonjour records)から、ロンドンのブックストア「アイディア・ブックス(IDEA BOOKS)」と映画監督ヴィム・ヴェンダースのコラボレーションTシャツが登場。2020年5月22日(金)より、ボンジュールレコード 代官山店・福岡パルコ店、ジャドール ジュン オンライン、ZOZOTOWNで販売される。英国「アイディア・ブックス」とは「アイディア・ブックス」は、アンジェラ・ヒルとデイヴィッド・オーウェンによって設立されたロンドンが拠点のブックストア。インスタグラム上では35万人超のフォロワーを誇り、世界中からユニークな本を求めて訪れるファンも多い。「アイディア・ブックス」は、オンラインショップやドーバー ストリート マーケット ロンドンで古本の販売からスタートしたが、現在ではアラスデア・マクレラン、コリエ・ショアといった人気フォトグラファーやブランドとタッグを組んだ写真集なども展開。今回は、世界的な映画監督ヴィム・ヴェンダースとコラボレーションしたTシャツを発売する。ヴィム・ヴェンダースとコラボTシャツホワイトをベースにしたミニマルなシルエットのTシャツには、1984年のカンヌ国際映画祭にてパルム・ドールを獲得した、ヴィム・ヴェンダースを代表するロードムービー『パリ、テキサス』のロゴや、『ベルリン・天使の詩』、『都会のアリス』のワンシーンを切り取ったグラフィックをオン。また、ヴィム・ヴェンダースのフォトブックの中からセレクトした印象的な写真もあしらった。Tシャツの他には、『パリ、テキサス』をモチーフにしたフーディーやソックスも揃う。【詳細】「IDEA × WIM WENDERS」発売日:2020年5月22日(金)取扱場所:ボンジュールレコード 代官山店/福岡パルコ店、ジャドール ジュン オンライン、ZOZOTOWNアイテム例:・Tシャツ 7,150円(税込) サイズ:M/L/XL・フーディー 14,850円(税込) サイズ:M/L・ソックス 5,170円(税込) サイズ:フリー
2020年05月22日ジョン ローレンス サリバン(JOHN LAWRENCE SULLIVAN)は、2020-21年秋冬コレクションを発表した。ヴィム・ヴェンダース&ピナ・バウシュから着想今季は、ドイツの映画監督、ヴィム・ヴェンダースの作品と、同じくドイツの振付師・ダンサーのピナ・バウシュから着想を得ている。モンマルトル ニューヨーク(MONTMARTRE NEW YORK)とタッグを組んだグラフィカルなジャカードストールには、「Last Waltz」「Dance with Me」「Floating Emotions」といったワードが綴られており、ルックの所々に用いられることで、ヴィム・ヴェンダース、ピナ・バウシュ両名の世界観をサブリミナル的に連想させる役割を果たした。『ベルリン・天使の詩』を彷彿させるオーバーコートファーストルックで登場したのは、ヴィム・ヴェンダースの映画『ベルリン・天使の詩』で主人公の天使・ダミエルが羽織っていた重厚感のあるオーバーコートを彷彿させる、グレーのロングコート。ウエストにステッチでギャザーを寄せたパワーショルダーのコートは、緩急のあるフォルムながら、しなやかな生地の落ち感が手伝ってどこか静かな雰囲気をまとっている。アヴァンギャルドなパール度々散見されるのはパールの装飾だ。ジャケット、シャツの合わせや袖口の部分にボタンの代わりにあしらわれていたり、パンツの裾やグローブの指先、レザーシューズなどにアクセントとして用いられていたり。ヨシコ クリエーション(YOSHiKO CREATiON)が手がけたパールアクセサリーも随所に登場している。パールそのものの華やかさを生かしたまま、ジョン ローレンス サリバンらしくソリッドな方法で用いられることにより、パールがアヴァンギャルドな存在感を放っている。舞踊のように流動的なシルエットピナ・バウシュの舞踊のごとく、流動的で有機的なデザインを衣服に落とし込んでいるのも印象的だ。緩やかなドレープ感のワイドパンツは、たっぷりと生地を使った流れるようなシルエットが余韻を残す。レッドやベージュのチェスターコートには、ボタン付きのスリットを配し、ボタンを開けて着ると躍動感のあるフォルムに。オーバーサイズニットは、ラフに身に着けることで不均一なドレープを生み出している。ボンデージやライダースなどアナーキーなスタイルもフロントにボンデージストラップを配したパンツやジャケット、ノイジーな抽象柄のシャツなど、ジョン ローレンス サリバンのコアにあるインダストリアルミュージックやダーク・サブカルチャーなどからインスパイアされたディテールも見て取れる。鮮やかな赤1色のライダースジャケットにメッシュのカットソーを重ねた、アナーキーなルックも登場した。
2020年03月11日国際的なテロリストと、その活動を阻止しようとする諜報員、そして世界の起源を解明しようとする生物学者など、様々な思惑が交錯する状況のなかで恋愛ドラマが描かれる、盛りだくさんで大スケールの作品が、『世界の涯ての鼓動』だ。テロリストを追うイギリスのスパイを演じるのは、『X-MEN』シリーズや、M・ナイト・シャマラン監督の『スプリット』『ミスター・ガラス』などで強烈な個性と幅の広い演技を見せたジェームズ・マカヴォイ。彼と恋に落ちる役を演じるのは、ガイ・リッチー監督のスパイ映画『コードネーム U.N.C.L.E.』や、冒険映画『トゥームレイダー ファースト・ミッション』で新生ララ・クロフトを演じたアリシア・ヴィキャンデル。本作でも世界の秘密を探るべく冒険する役柄だ。ノルマンディーの海辺に佇むホテルで出会った、生物学者のダニー(アリシア・ヴィキャンデル)とジェームズ(ジェームズ・マカヴォイ)は、お互いこそがふさわしい相手だと気づき、すぐさま愛し合う仲になる。だがふたりにはそれぞれの任務があった。だが向かった先で、ダニーは潜水艇が海底で操縦不能になり、ジェームズはテロリストに拘束される。ふたりはこの窮地を脱して、再会することができるのか?本作を撮りあげたのは、『パリ、テキサス』や『ベルリン・天使の詩』など、映画史に残る名作を演出し、長編映画の監督として50年目を迎えるヴィム・ヴェンダース監督。そんな巨匠が、ロマンティックな海岸や海、そして砂が舞う南ソマリアを舞台に、世界的なスケールのラブサスペンスという、若々しい題材を手がけたというのが注目ポイントだ。さまざまな要素をひとつにまとめあげる巨匠の演出を楽しんでほしい。『世界の涯ての鼓動』公開中
2019年08月05日ジェームズ・マカヴォイとアリシア・ヴィキャンデルを迎え、『パリ、テキサス』『ベルリン・天使の詩』などで知られるヴィム・ヴェンダース監督が描く、狂おしくも切ないラブサスペンス『世界の涯ての鼓動』。この度、マカヴォイが本作の魅力について語るインタビュー映像がシネマカフェに到着した。TVミニシリーズの「バンド・オブ・ブラザース」や『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』で注目される存在となり、『ラストキング・オブ・スコットランド』『つぐない』などで各映画賞を席巻、実力派として認められたマカヴォイ。世界的に人気の高い『X-MEN』シリーズをはじめ、M・ナイト・シャマラン監督の『スプリット』『ミスター・ガラス』などに次々に出演、今年は『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』も待機している。本作では、無法地帯の南ソマリアに潜入し爆弾テロを阻止する任務が待つMI-6の諜報員に。その一方でアリシアは、グリーンランドの深海で地球上の生命の起源を解明する調査に臨む生物学者を演じた。「まずは美しい愛の物語に感動してほしい」とマカヴォイ。「だが それだけじゃない。驚きに満ちあふれた作品」と語り、「自分の任務、信念、そして地球への愛と、男女間の愛と、神への愛も描かれている。いろいろな形の愛が登場するんだよ。かなり感動してもらえる作品だと思う」と断言。「僕の出演シーンは手に汗を握るよ。たぶんアリシアのシーンもね」と、偶然と呼ぶにはあまりにも深い出逢いを果たした2人に待ち受ける運命についても語っている。『世界の涯ての鼓動』は8月2日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:世界の涯ての鼓動 2019年8月2日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて順次公開©2017 BACKUP STUDIO NEUE ROAD MOVIES MORENA FILMS SUBMERGENCE AIE
2019年07月26日『パリ、テキサス』『ベルリン・天使の詩』のヴィム・ヴェンダース監督が贈る待望の最新作『Submergence』の邦題を『世界の涯ての鼓動』として日本公開することが決定。併せてメインビジュアルが解禁となった。■ストーリーノルマンディーの海辺に佇むホテルで出会い、わずか5日間で情熱的な恋に堕ちたダニーとジェームズは、別れの朝の引き裂かれるような痛みに、互いに生涯の相手だと気づく。だが、生物数学者のダニーにはグリーンランドの深海に潜り地球上の生命の起源を解明する調査が、MI-6の諜報員であるジェームズには南ソマリアに潜入し爆弾テロを阻止する任務が待っていた。やがて恐れは現実となり、ダニーの潜水艇が海底で操縦停止に、ジェームズはジハード戦士に拘束されてしまう。果たして、この極限の死地を抜け出し、最愛の人を再びその胸に抱きしめることができるのか――?■ヴィム・ヴェンダース監督、運命に引き裂かれた恋人たちを描く本作で監督を務めるのは、地球の果てまでもとらえる壮大な映像美と、人間の心の涯てまでを追いかけるエモーショナルなストーリーで、世界中から敬愛されている名匠ヴィム・ヴェンダース。ロマンティックな美しさをたたえたノルマンディーの海岸や人類の原風景のようなグリーンランドの広大な海、砂に包まれた峻厳な南ソマリアを舞台に、狂おしくも切ない極限下のラブサスペンスを描く。ヒロインのダニー役には、性同一性障害に苦しむ夫を支える妻役を演じた『リリーのすべて』でアカデミー賞助演女優賞を受賞し、『トゥームレイダー ファースト・ミッション』『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』でも主演を務めたアリシア・ヴィキャンデルが抜擢。ジェームズ役は、『X-MEN』シリーズで人気を博し、『スプリット』『ミスター・ガラス』で注目を集め、さらには今年公開を控える『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』にも出演するジェームズ・マカヴォイが演じる。今回解禁されたメインビジュアルでは、深い海を見つめるアリシア・ヴィキャンデル演じるダニーと、太陽を仰ぎ見るジェームズ・マカヴォイ演じるジェームズが背中合わせのように配置され、極限の中で相手を強く思う気持ちを表現。そして、「もう二度と遭えないのかもしれない」という恋人たちの切ない心境を表したフレーズと、波に飲まれながら抱擁する2人の姿が物語の展開を一層期待させるビジュアルとなっている。互いを想いながらも死地への任務に向かう2人の運命はいかに?その結末は是非劇場でチェックしてみて。『世界の涯ての鼓動』は8月2日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2019年05月17日東京・白金のOUR FAVOURITE SHOP内にあるOFS galleryで、ジョナス・メカスの展覧会「DEAR JONAS MEKAS」が、5月11日から6月13日まで開催される。難民、詩人、映像作家、編集者、起業家、活動家であり、“アメリカ実験映画界のゴッドファーザー”とも称されるジョナス・メカスは、1922年12月24日にリトアニアの小さな村・セメニシュケイに生まれる。間もなくして1939年から始まった第二次大戦中にはナチスに追われ、弟のアドルファスとリトアニアを脱出。その後、ヨーロッパ各地を転々とし、49年にニューヨークへ渡る。その時16mmのボレックスカメラを購入したことをきっかけに日常の光景を撮り始め、『リトアニアへの旅の追憶 』(1972)を始めとする、映画日記と呼ばれる数々の名作を生み出し世に名を馳せた。1989年には世界の実験映画、名作を保存・公開する「アンソロジー・フィルム・アーカイヴス(Anthology Film Archives)」を設立。その施設の増設のため、2017年に主催したオークションにはヴィム・ヴェンダース、アイ・ウェイウェイらが出品をし、パティ・スミスがパフォーマンスを披露するなど、カルチャーシーンにおける広い交友関係でも知られていた。そして今年の1月23日、96歳でこの世を去った。本展では、作家のいしいしんじを招いてのイベントや、16mmフィルム『いまだ失われざる楽園、あるいはウーナ3歳の年』『セバスチャンの教育、あるいはエジプトへの回帰』の上映会などを開催し、ジョナス・メカスの魅力を紐解いていく。「9.11前日のニューヨークでの偶然の出会いから、折にふれ僕はブルックリンの自宅兼スタジオに出向いた。 一度も詩を書いたことがなかった僕のことを、ジョナスは『彼は日本から来た詩人だ』と友人たちに紹介した。 ジョナスの仕事は広く、深く、大きい。僕よりも長くつきあっている日本の友人たちもたくさんいるし、いろんな本も出ている。 ただジョナスは個人映画の創始者であり、どんな若者よりパンクで、大きなことではなく小さなことがすきな人だった。 だから僕の視点から、友人たちとつくる、プライベートな展覧会のことも歓迎してくれるはずだ。 『Go Ahead! 』突き進め、というジョナスの声が聞こえる」(岡本零)イベントの予約方法等詳細は、OUR FAVOURITE SHOPのオフィシャルサイトでチェックを。【イベント情報】DEAR JONAS MEKAS僕たちの好きなジョナス・メカス会期:5月11日〜6月13日場所:OFS gallery(OUR FAVOURITE SHOP内)住所:東京都港区白金5-12-21時間:12:00〜19:00(最終日は17:00まで)休館日:月・火(祝日を除く)<関連イベント>「いしいしんじ その場小説」日時:5月11日 17:30開場 18:00開演料金:1,500円(ワンドリンク付)『いまだ失われざる楽園、あるいはウーナ3歳の年』(1979/90分)日時:5月18日 17:30開場 18:00開演料金:1,500円(ワンドリンク付)娘のウーナとともに、故国リトアニアに母の90歳の誕生日を祝うために訪れるジョナス貴重な16mmフィルムによる映写を予定。『セバスチャンの教育、あるいはエジプトへの回帰』(1992/5時間27分)日時:6月2日 12:00開演(〜20:00)料金:1,500円(ワンドリンク付)ジョナスが息子セバスチャンに贈ったビデオ日記映画。お酒を飲んだりしゃべったりしながら、特別な時間を。※入退室・再入場自由、軽食販売あり※店舗及びギャラリーは11:30よりオープン
2019年05月01日蜷川実花監督と小栗旬がタッグを組み、宮沢りえ、沢尻エリカ、二階堂ふみと豪華女優陣の出演も明らかになった映画『人間失格』。この度、タイトルを『人間失格 太宰治と3人の女たち』に改めることが決定し、併せて衝撃の特報映像とティザービジュアルが到着した。今回到着したのは、小栗さん演じる太宰と、彼を愛する3人の女たちそれぞれの濃密な関係が映し出される特報映像。女たちに「大丈夫。君は僕が好きだよ…」と囁く太宰や、沢尻さん演じる愛人・静子から「赤ちゃんがほしい」と笑顔で迫られたり、二階堂さん演じるもうひとりの愛人・富栄からは、「嘘つき!」と突き飛ばされたりする場面も。一方で、正妻・美知子(宮沢さん)からは「あなたはもっと凄いものが書ける!」と言われ、傑作「人間失格」の執筆のために鬼気迫る表情で机に向かい、そして「死ぬかと思った…」ともらす太宰の姿も映し出される。また、映像と併せて公開されたティザービジュアルでは、赤い唇を拭うセクシーな太宰の姿が。さらに、下部には彼をめぐる“3人の女性たち”のカットも使用されている。なお、本作の劇中音楽は音楽家の三宅純が手掛け、現在作曲中であることも明らかに。仏・パリを拠点とする三宅さんは、ヴィム・ヴェンダース監督作品『Pina/ピナ・バウシュ踊り続けるいのち』をはじめとする映画、広告、舞台などへの楽曲提供など国際的に活躍する日本人音楽家。本作ではそんな音楽にも要注目だ。『人間失格 太宰治と3人の女たち』は9月13日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:人間失格 太宰治と3人の女たち 2019年9月13日より全国にて公開© 2019「人間失格」製作委員会
2019年03月22日俳優の小栗旬が主演を務める、蜷川実花監督最新映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』(9月13日公開)の特報とティザービジュアルが22日、公開された。同作は、小説家・太宰治の遺作にして傑作である『人間失格』の誕生秘話を、小栗演じる太宰自身と彼を愛した3人の女たち(宮沢りえ・沢尻エリカ・二階堂ふみ)の目線から、事実をもとにしたフィクションとして蜷川実花監督が映画化する。天才作家でありながら、酒と恋に溺れた自堕落な生活を送り、自殺未遂を繰り返した果てに、愛人と川に身を投げるという日本中を騒がせた“文学史上最大のスキャンダル”の真相を描く。特報映像は「人間は、恋と革命のために生まれてきた」という太宰の名言から始まり、天才作家として生きる太宰と、彼を愛する3人の女たちそれぞれの濃密な関係が映し出されている。太宰は「大丈夫。君は僕が好きだよ……」と、女たちに甘い言葉を囁き、愛人・静子(沢尻)から「赤ちゃんがほしい」と笑顔で迫られ、もうひとりの愛人・富栄(二階堂)からは、「嘘つき!」と突き飛ばされるダメっぷり。その一方で、正妻の美知子(宮沢)から「あなたはもっと凄いものが書ける!」と叫ばれ、のちに日本最大のベストセラーとなる傑作『人間失格』の執筆のために、鬼気迫る表情で机に向かう。最後には、布団の上に裸で横たわる太宰の頬を静子がつつく、セクシーなシーンも。劇中音楽は、仏・パリを拠点とする音楽家・三宅純が手がけ、現在作曲中であることが明らかに。アカデミー賞にノミネートされたヴィム・ヴェンダース監督作品『Pina/ピナ・バウシュ踊り続けるいのち』をはじめ、映画、広告、舞台、コンテンポラリー・ダンス、ファッション・ショーへの楽曲提供など国際的に活躍し、椎名林檎の依頼に応えたリオデジャネイロオリンピック閉会式での“君が代”のアレンジで注目を集めている。また、ティザービジュアルには、口元についた“赤い何か”を手の甲で拭う、思わせぶりでセクシーな太宰と、彼をめぐる3人の女性たちの姿が写し出された。
2019年03月22日今年10周年を迎える、GWの風物詩「逗子海岸映画祭」。その上映作品と参加アーティストの第1弾ラインアップが決定した。「逗子海岸映画祭」は、国内外の優れた映画を海岸という絶好のロケーションで上映する屋外型の映画祭。プロデュースするのは、このエリア出身・在住のクリエーターやアーティストで構成される、「Play with the Earth」をコンセプトに世界を旅する「CINEMA CARAVAN」。1年に1度、彼らのホームグラウンドである逗子で、繋いだ縁と多彩な文化を集約、旅の成果を共有しながら、自然の中で五感を使って体験する場所として開催される。期間中の来場者が1万5千人を超える人気イベントとなった本映画祭は、日中は、縁ある人たちによる日替りのフードや音楽、バザールやワークショップなどを楽しみ、黄昏に染まる日没とともに始まる海辺で映画体験。映画を目で“観る”だけでなく、五感をフルに使ってカラダ全部で楽しむ、自然環境の中で様々な文化を体験し、地球と遊ぶことができるとして、人気を博している。今回は10年間の集大成として、地元・逗子を皮切りに、三浦半島や日本各地からのキーパーソンだけでなく、世界各地でつながった人々やムーブメントを巻き込みながら、逗子海岸と「地球の遊び方」を体感できる11日間をプロデュース。第1回目より応援し、参加を快諾した竹中直人率いる「オレンジ気分バンド」、6年連続出演となるブロードキャスターのピーター・バラカン、「ともとも」こと山口ともによるガラクタ演奏と砂絵アーティストの田村祐子とのコラボレーション、即興演奏を交えた音楽と映像を融合させたパフォーマンスで知られる「CINEMA dub MONKS」より曽我大穂らが登場。■懐かしい名作映画からオリジナル作品までラインアップ!上映作品は名作映画からドキュメンタリー映画、ここでしか観られないオリジナルの映像作品や、SNSで一般から募集した「#逗子海岸映画祭で観たい名作」まで、10周年を盛り上げるにふさわしいタイトルが決定している。●『ネバーエンディング・ストーリー』監督:ウォルフガング・ペーターゼン1985年●『サヨナラCOLOR』監督:竹中直人2005年●『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ アディオス』監督:ルーシー・ウォーカー/製作総指揮:ヴィム・ヴェンダース2018年●『黒猫白猫』監督:エミール・クストリッツァ1998年●『父を探して』監督:アレ・アブレウ2016年●『Sound System』監督:Seb Carayol & Katie Callan2017年●『Play with the Earth』監督:志津野 雷(CINEMA CARAVAN代表)2019年スケジュールは随時HPにて更新されていくという。(text:cinemacafe.net)
2019年03月03日ジル・サンダー(JIL SANDER)が、映画監督ヴィム・ヴェンダースとコラボレーションした、2018年秋冬コレクションのシーズンムービー「TimePassing」を発表。ルーシー&ルーク・メイヤー夫妻による初めてのジル・サンダー秋冬。そのシーズンムービーを手掛けるのは、2018年春夏コレクションのキャンペーンビジュアルに引き続き、『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス』や『アランフエスの麗しき日々』などを世に送り出してきた巨匠ヴィム・ヴェンダースだ。また今回は、彼の妻であるドナータ・ヴェンダースも制作に関わっている。3分間のショートフィルムとして完成したシーズンムービー「TimePassing」では、キャストたちが時間を行ったり来たり"タイムループ"するシナリオが展開される。2018年秋冬コレクションのキールックを纏った登場人物たちは、どこか非現実的なロケーションの中で、朝食を作ったり、身支度をしたり...とそれぞれの日常を過ごしている。同じ日常を繰り返しているだけのように見える人物たちだが、身に纏うピースは、彼らの感情を反映するかのように次々と変化していく。やがて、いままで交じり合うことの無かった2人が出会い...そこに何が生まれるのか?鑑賞者の想像力を掻き立て、物語に引き込む、印象的な仕上がりとなっている。なお、このシーズンムービーは、2018年9月10日(月)から9月17日(月)まで、東京・表参道駅構内で放映される。【問い合わせ先】オンワードグローバルファッションTEL:0120-919-256
2018年09月08日ジル・サンダー(JIL SANDER)の2018年秋冬コレクションから、ジルサンダー ブティック 表参道店限定デザインのユニセックスバッグ「タングル スモール(TANGLE SM)」が登場。2018年9月8日(土)より販売される。9月8日(土)にジル・サンダーの新店舗としてオープンするジルサンダー ブティック 表参道店。オープンを祝して、ルーシー&ルーク・メイヤー夫妻が初めて手掛けた2018年リゾートコレクションにて誕生した「タングル(TANGLE)」シリーズに、オリジナルデザインを加えた限定バッグを発売する。限定バッグは、ショルダーの結び目が印象的な「タングル スモール」に、オリジナルデザインとして「JIL SANDER」のロゴを大きくプリント。小さなサイズながらも存在感溢れる仕上がりだ。カラーは、ホワイトのカーフレザーにブラックのロゴを施した1色のみで展開される。なお、ジルサンダー ブティック 表参道店では、「タングル」シリーズのその他のバッグも多数展開。また、9月10日(月)から9月17日(月)まで、表参道駅構内では『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス』や『アランフエスの麗しき日々』などを手掛ける映画監督ヴィム・ヴェンダースとコラボレーションした、ジル・サンダー2018年秋冬コレクションキャンペーンムービーが放映される。【アイテム詳細】ジルサンダー ブティック 表参道店限定「タングル スモール(TANGLE SM)」84,000円+税発売日:2018年9月8日(土)サイズ:W14cm H19cm D5cm【店舗詳細】ジルサンダー ブティック 表参道店オープン日:2018年9月8日(土)住所:東京都渋谷区神宮前5-7-4 隠田今泉ビル1階取り扱い:ジル・サンダー メンズ/ウィメンズ【問い合わせ先】オンワードグローバルファッションTEL:0120-919-256
2018年09月07日ヴィム・ヴェンダース製作総指揮による音楽ドキュメンタリー映画『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス』が、2018年7月23日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国の劇場にて順次公開される。名匠ヴィム・ヴェンダースによる音楽ドキュメンタリー続編『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス』は、ギタリストのライ・クーダーとキューバのミュージシャン達で結成されたバンド「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」の世界ツアーに密着したドキュメンタリー映画。1999年に全米で公開され、アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞にもノミネートされたヴィム・ヴェンダース監督の『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』の続編となる。前作は日本でもミニシアターの枠を超えるヒットを記録。その影響は、サルサダンスのブームやキューバレストランの流行、キューバへの直行便の就航などの社会現象にまで広がった。「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」とはヴェンダースが追った「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」とは、結成当時92歳のギタリストからかつて第一線で活躍していたキューバのベテラン歌手まで、打楽器や管楽器のメンバーも含む大所帯のバンド。ヴィム・ヴェンダース監督映画『パリ・テキサス』のサウンドトラックを手がけたことでも知られるスライドギターの名手、ライ・クーダーが、キューバを旅した際にセッションした地元のベテラン老ミュージシャンたちと結成した。1997年に、クーダーのプロデュースにより発売した同名のアルバムは、ワールド・ミュージックのジャンルとしては異例となる400万枚の売り上げを記録し、後にグラミー賞も獲得している。ステージでの活動に終止符、バンド最後の“アディオス”世界ツアーを収録その続編で、ヴィム・ヴェンダースが製作総指揮を務める本作は、前作から18年、グループによるステージでの活動に終止符を打つと決めた現メンバーによる“アディオス”(さよなら)世界ツアーを収めたドキュメンタリー。文字通り“最後のステージ”を意識した「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」の現メンバーを追ったカメラは、彼らのプロとしてのキャリアの浮き沈みから、これまでのパーソナルな旅路、そしてメンバーの死にまでも肉薄している。詳細映画『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス』公開日:2018年7月20日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他 全国順次公開製作総指揮:ヴィム・ヴェンダース 他監督:ルーシー・ウォーカー出演:オマーラ・ポルトゥオンド(ヴォーカル)、マヌエル・“エル・グアヒーロ”・ミラバール(トランペット)、バルバリート・トーレス(ラウー)、エリアデス・オチョア(ギター、ヴォーカル)、イブライム・フェレール(ヴォーカル)原題:Buena Vista Social Club: Adios
2018年04月30日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介します。■『Egoiste No.18』1977年の創刊以来、ニコル・ヴィスニアック(Nicole Wisniak)が気まぐれな刊行を続ける世界で最もスノッブな雑誌『エゴイスト(Egoiste)』の第18号。モデルのサラ・グレース・ワラーステッド(Sara Grace Wallerstedt)や、俳優で映画監督グザヴィエ・ドラン(Xavier Dolan)のポートレートシリーズの他、全体ページの約30%の記事が写真家パオロ・ロベルシ(Paolo Roversi)を起用したカットで構成されている。他にも、写真家エレン・フォン・アンワース(Ellen Von Unwerth)がミラ・ジョヴォヴィッチ(Milla Jovovich)と娘のエヴァを撮ったキュートなファッションフォトや、マックス・ヴァドゥクル(Max Vadukul)を起用したルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)のエディトリアル、ナーズ(NARS)の創始者フランソワ・ナーズ(Francois Nars)によるポートレートフォト、ヴィム・ヴェンダース(Wim Wenders)の妻ドナータによるポートフォリオなどを収録。前回同様に2巻セットで出版され、1巻目はパオロ・ロヴェルシによるグザヴィエ・ドラン、2巻目はエレン・フォン・アンワースによるジェシカ・チャステインの表紙となっている。【書籍情報】『Egoiste No.18』出版社:Egoiste言語:フランス語ソフトカバー/132+120ページ(2巻セット)/400×300mm発刊:2018年価格:9,900円(為替により変動)■Shelfオフィシャルサイト『Egoiste No.18』購入ページ
2018年04月14日名優ハリー・ディーン・スタントン最後の主演作『ラッキー』が、2018年3月17日(土)より全国で順次公開されていく。自由きままで頑固で一匹狼、90歳のお爺さんラッキーと、ちょっぴり風変わりな街の人々の交流を描いた作品だ。ハリー・ディーン・スタントンとは?現実主義で一匹狼、偏屈で”遺伝的に頑固だ”と言われるラッキーを演じるのはハリー・ディーン・スタントン。彼は残念ながら映画の公開の前、2017年9月に亡くなった。『エイリアン』など名脇役として多くの作品に出演。カンヌ映画祭パルム・ドールを受賞したヴィム・ヴェンダースの名作『パリ、テキサス』では、主人公を演じて脚光を浴びた。デヴィッド・リンチも出演映画監督として知られるデヴィッド・リンチは、ラッキーの友人役として出演する。ハリー・ディーン・スタントンは、リンチの作品『ワイルド・アット・ハート 』などに出演しており、長年の友人としても交流があった。そのほかでは、過去何度も共演した名優トム・スケリットも出演。俳優出身で監督デビュー作となるジョン・キャロル・リンチがメガホンをとる。実際に、スタントンの長年の友人である出演者を想定して書いた脚本は、哲学的で示唆に富み、本人たちの“素”を思わせる会話のように見えてくる。全ての者に訪れる人生の終わりについて、スタントンの人生になぞらえて描く、彼へのラブレターとも言える作品だ。『ラッキー』あらすじ銀行強盗もしない、飛行機から飛び降りもしない、人助けもしない。神様も信じずに生きてきた90歳のラッキーは、今日もひとりで住むアパートで目を覚す。毎日、コーヒーを飲みタバコをふかす。バーではブラッディ・マリアを飲み、常連客たちと過ごす。そんな日々を生きる中でふと、人生の終わりが近づいていることを知る。そうして「死」について考え始める。子供の頃は怖かった暗闇、去っていったペットの亀、「エサ」として売られるコオロギ。小さな街の人々との交流の中で、ラッキーは「それ」を悟っていく。全ての者に訪れる「死」。難しい現実主義者ラッキーがたどり着いた、ある答えとは?映画詳細『ラッキー』原題:Lucky監督:ジョン・キャロル・リンチ出演:ハリー・ディーン・スタントン(『パリ、テキサス』『レポマン』『ツイン・ピークス The Return』)、デヴィッド・リンチ(『インランド・エンパイア』『ツイン・ピークス』監督)、ロン・リビングストン(『セックス・アンド・ザ・シティ』)、エド・ベグリー・ジュニア、トム・スケリット、べス・グラント、ジェイムズ・ダレン、バリー・シャバカ・ヘンリー公開日:2018年3月17日(土)より、新宿シネマカリテ、アップリンク渋谷ほか全国順次公開配給・宣伝:アップリンク(c) 2016 FILM TROOPE, LLC All Rights Reserved
2018年01月22日2017年9月にこの世を去った名優、ハリー・ディーン・スタントン最後の主演映画『ラッキー』が、2018年3月17日(土)に公開される。90歳の無神論者が向き合う「死」本作は、名バイプレイヤー(脇役)として知られるジョン・キャロル・リンチが、全ての者に訪れる人生の終わりについて描いた初監督作品。全ての者に平等に訪れる「死」をテーマに、90歳の気難しい現実主義者の主人公・ラッキーが過ごす最後の時を描く。あらすじ神など信じずに生きてきた90歳のラッキーは、今日もひとりで住むアパートで目を覚まし、コーヒーを飲みタバコをふかす。いつものバーでブラッディ・マリアを飲み、馴染み客たちと過ごす。そんな毎日の中でふと、人生の終わりが近づいていることを思い知らされた彼は「死」について考え始める。子供の頃怖かった暗闇、去っていったペットの亀、あるいは戦禍で微笑んだ日本人の少女――小さな街の人々との交流の中で、ラッキーは「それ」を悟っていく。ハリー・ディーン・スタントンの体験に基づいたエピソード『パリ、テキサス』『レポマン』『ツイン・ピークス』などで知られる俳優・ハリー・ディーン・スタントン。本作で演じた、現実主義で一匹狼、そして偏屈なラッキーというキャラクターは、ハリー・ディーン・スタントンの人生になぞらえて当て書きされたもので、劇中に登場するエピソードもスタントン自身の体験に基づくものである。友人役としてデヴィッド・リンチが出演また、ラッキーの友人役として、映画監督のデヴィッド・リンチが出演している。『ツインピークス』でタッグを組んでいるほか、実際に長きにわたる友人である彼らの”素”を思わせるやりとりも、見どころの一つだろう。ヴィム・ヴェンダース『パリ、テキサス』にオマージュをポスタービジュアルに採用されたのは、青い空と荒野をバックに、憂いを含んだ目で遠くを見るスタントンの表情が印象的な1枚。これは、スタントンの代表的な出演作である、ヴィム・ヴェンダース監督『パリ、テキサス』にオマージュを捧げたものだ。作品情報映画『ラッキー』公開日:2018年3月17日(土)監督:ジョン・キャロル・リンチ出演:ハリー・ディーン・スタントン、デヴィッド・リンチ、ロン・リビングストン、エド・ベグリー・ジュニア、トム・スケリット、べス・グラント、ジェイムズ・ダレン、バリー・シャバカ・ヘンリー(c) 2016 FILM TROOPE, LLC All Rights Reserved
2017年12月25日ジル・サンダー(JIL SANDER)は、映画監督ヴィム・ヴェンダースを迎え、2018年春夏コレクションのビジュアルを発表。2018年春夏、ルーシーとルーク・メイヤー夫妻を新クリエイティブ・ディレクターに迎え、新しいスタートダッシュをきった新生ジル・サンダー。会場を変え、メンズ・ウィメンズ合同で新作を披露するなど、従来のショー形式と変えた新しい形を模索する彼らが作り出すキャンペーンビジュアルは、コレクション同様に斬新さに満ちている。コレクション発表から数か月が経ち、公開となった2018年春夏コレクションのキャンペーンビジュアル。手掛けたのは、2017年12月に新作映画『アランフエスの麗しき日々』の公開を控える、ドイツ人映画監督ヴィム・ヴェンダースだ。ブランドにとって初めての映画監督とのコラボレーションである。撮影はヴィム・ヴェンダースの母国であるドイツで実施。首都ベルリンで収められたキャンペーンビジュアルには、湖の中から出てくるシュノーケルを付けた男性の姿と、それを遠くから見守る女性の姿を捉えられている。中央には、ジル・サンダーのロゴ、それと同様に大きな存在感を放つのが、右上に添えられた「一時停止」の記号だ。張り詰めた瞬間、その止まった時間と空間に置き去りにされて次に何が起こるのか?見ている人の好奇心を搔き立てる、印象的な仕上がりとなっている。12月には、ムービー全編が公開予定。公式サイトにて紹介される予定だ。
2017年12月01日映画『ミスター・ガガ心と身体を解き放つダンス』が、2017年10月14日(土)より、シアター・イメージフォーラムほか全国の劇場で順次公開される。現代ダンス界の教祖的存在、オハッド・ナハリンの創作の秘密に迫るドキュメンタリーイスラエルを代表するコンテンポラリーダンスカンパニーのバットシェバ舞踏団。本作は、1990年からそのバットシェバ舞踏団で芸術監督・振付家を務めるオハッド・ナハリンを、8年間に渡って長期密着取材したドキュメンタリー映画だ。映画本編は、その人生を振り返る貴重な資料映像と、代表的な公演の記録映像を数多く使用したダンスシーンとで構成。「GAGA(ガガ)」と呼ばれる独自の身体能力開発メソッドを考案し、現代人の身体感覚や直感的な感性を目覚めさせてきた彼の創作の秘密に迫る。天才舞踊家、ピナ・バウシュのドキュメンタリー映画を監督したヴィム・ヴェンダースも絶賛世界の舞台芸術に多大な影響を与えた天才舞踊家、ピナ・バウシュの人智を超えた身体表現を最新技術で捉えたドキュメンタリー映画『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』を監督した名匠ヴィム・ヴェンダースも、「この映画にやみつきだ。映画が終わるころには、まだまだ見たいという気持ちになる。そしてそう思った瞬間、自分の身体が動きだす…」と本作を評価している。また、女優のナタリー・ポートマンも「オハッドが映画監督をスタジオに入れる許可を出したなんて、とてもエキサイティング。この映画は多くの人々にとって素晴らしい体験になると思います。スタジオの中に入れるだけでなく、オハッドの心の中にも入り込めますから」とコメント。なお、彼女は本作の出演者としてもクレジットされている。公開と同時期に来日公演もさらに、映画内にも登場する演目の来日公演「LAST WORKーラスト・ワーク」が、埼玉・福岡・愛知・滋賀で開催決定。ひたすら走り続ける人、祈る人、つるむ人々、囚われる人、逃げる人…オハッド・ナハリンとバットシェバ舞踏団の驚異的なダンサー18人が現代に向けた強烈なメッセージを表現した本公演も、是非映画と合わせて鑑賞してみてはいかがだろう。作品情報映画『ミスター・ガガ心と身体を解き放つダンス』公開日:2017年10月14日(土)監督:トメル・ハイマン製作:バラク・ハイマン音楽:イシャイ・アダル出演:オハッド・ナハリン、ナタリー・ポートマン、マーサ・グラハム、モーリス・ベジャール、マリ・カジワラほか原題:MR.GAGA■来日公演バットシェバ舞踏団/オハッド・ナハリン「LAST WORKーラスト・ワーク」公演日・場所:2017年10月28日(土)・29日(日) 彩の国さいたま芸術劇場(0570-064-939)2017年10月31日(火) 北九州芸術劇場(093-562-2655)2017年11月3日(金・祝) 愛知県芸術劇場(052-971-5609)2017年11月5日(日) 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール(077-523-7136)
2017年08月09日“レディ・ガガ”ならぬ“ミスター・ガガ”こと、コンテンポラリーダンス界の教祖的存在、オハッド・ナハリンに密着したドキュメンタリー映画『ミスター・ガガ心と身体を解き放つダンス』が10月14日(土)より公開されることが決定。併せて、本作のメインビジュアルも公開された。イスラエルを代表するコンテンポラリーダンスカンパニーのバットシェバ舞踊団。本作は、1990年から芸術監督・振付家を務めるオハッド・ナハリンに8年間に渡って長期密着取材したドキュメンタリー映画となっており、その人生をふり返る貴重な資料映像と、代表的な公演の記録映像を数多く使用したダンスシーンとで構成されている。また、「GAGA(ガガ)」と呼ばれる独自の身体能力開発メソッドを考案。現代人の身体感覚や直感的な感性を目覚めさせてきたその世界に肉迫し、本作を通して「ミスター・ガガ」と呼ばれるオハッド・ナハリンの創作の秘密が明らかにしていく。本作を観賞した女優、ナタリー・ポートマンは、「オハッドが映画監督をスタジオに入れる許可を出したなんて、とてもエキサイティング!この映画は多くの人々にとって素晴らしい体験になると思います。スタジオの中に入れるだけでなく、オハッドの心の中にも入り込めますから」と絶賛し、『Pina/ピナ・バウシュ踊り続けるいのち』の監督ヴィム・ヴェンダースも、「この映画にやみつきだ。映画が終わるころには、まだまだ見たいという気持ちになる。そしてそう思った瞬間、自分の身体が動き出す…」とコメントしており、最高にエキサイティングなダンスドキュメンタリーとなっていることは間違いないようだ。なお、今回公開と同時期に待望の来日公演「バットシェバ舞踊団/オハッド・ナハリン『LAST WORK―ラスト・ワーク』」の上演が決定。オハッド・ナハリンの豊かな知性と感性が、バッドシェバ舞踊団の驚異的な18人のダンサーたちと挑戦した、現代へのひそやかで強烈なメッセージ。ひたすら走り続ける人、祈る人、つるむ人々、囚われる人、逃げる人…見る者の想像を喚起し、謎めいた物語が浮かび上がる本公演。ぜひこちらもチェックしてみて。『ミスター・ガガ心と身体を解き放つダンス』は10月14日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2017年08月06日ヴィム・ヴェンダース最新作、映画『アランフエスの麗しき日々』が2017年12月16日(土)より全国順次公開される。原作となる戯曲はペーター・ハントケの「アランフエスの麗しき日々 夏のダイアローグ」。名作『ゴールキーパーの不安』や脚本を手掛けた『ベルリン・天使の詩』などに続き5本目のコラボレーション作品となる。『アランフエスの麗しき日々』ではヴェネチア国際映画祭コンペティション部門正式出品。「生涯で初めて100%自分の思いのままに撮り上げた映画」とヴェンダースは語る。『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』など、近年はドキュメンタリーの発表が目立ったヴェンダース。今回は、ほとんどキャストが登場せず、2人の男女の会話でストーリーが進んでいくユニークなスタイルで撮った。原作の副題に「夏の対話」と表現されているように、全編にわたり、女と男が織りなす対話で映画が構成されている。ある柔らかい風が吹く麗しい夏の日、目の前には広々とした平原が広がり、その遠くにはパリのシルエットが見える木陰のテラスというシュチュエーションだ。会話の内容とは次のようなもの・性的体験・子供時代・記憶・夏の本質・男と女の違い・女性的な視点と男性的な認識についてまるで決闘あるいはQ&Aゲームのように会話が交わされていくそう。なお、ヴェンダースにとって初のフランス語作品であることも見どころの1つと言える。『アランフエスの麗しき日々』あらすじ木々の間を吹き抜ける涼風が木漏れ日を揺らす夏の午後、小高い丘の上の一軒家。足下に広がる田園風景の遠くに、パリの街並みがおぼろげに見え、 庭の木陰に置かれたテーブルをはさんで座る一組の男女が、最初はためらいがちに、長い対話を始める。性的体験、子供時代の思い出、それぞれの記憶、夏の本質、男と女の違いについて...。ときにゲームのように激しく言葉が応酬し、ときに長いモノローグや間、静寂へと変容する。庭に向かって大きく開け放たれた扉の奥の書斎には、タイプライターを前に、作家がひとり、庭を見つめながら座っている...。作品情報映画『アランフエスの麗しき日々』公開日:2017年12月16(土)より、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開原題:Les BEAUX JOURS d’ARANJUEZ監督ヴィム・ヴェンダース監督・脚本:ヴィム・ヴェンダースキャスト:レダ・カテヴ、ソフィー・セミン、イェンス・ハルツ、ニック・ケイヴ原作:ペーター・ハントケ『アランフエスの麗しき日々 夏のダイアローグ』(論創社)製作年:2016年/製作国:フランス、ドイツ、ポルトガル言語:フランス語、ドイツ語、英語字幕翻訳:松岡葉子配給:オンリー・ハーツ
2017年06月23日