フランス映画『またヴィンセントは襲われる』(原題:Vincent doit mourir)の日本公開が決定。日本公開版ポスタービジュアルと予告編もあわせて到着した。ある日、ヴィンセント(カリム・ルクルー)は職場で働いていたインターン生から突然、暴行を受ける。癒える間もなく今度は別の同僚にも襲われたが、加害者たちは襲撃時の記憶を全く覚えていなかった。さらに、「事件の原因は被害者の方にあるのでは」と疑われる始末。彼に突然殺意を向けて襲いかかってくる者は後を絶たなくなり、見ず知らずの人すらも狙ってくるように――。本作は、ただ目が合っただけで周囲の人々に襲われるようになった男が、生き残りの戦いの果てに辿り着く終末を描いた、フランス発の不条理サバイバル・スリラー。「第76回カンヌ国際映画祭」批評家週間に選出され、ゴールデンカメラ賞にノミネート、「シッチェス・カタロニア国際映画祭」では最優秀主演俳優賞を獲得するなど、世界各地の映画祭で高く評価されている本作。公開決定と合わせて到着したポスタービジュアルの青色からは、ヴィンセントの目に映る「不条理に自身の命を狙う残酷な世界」をイメージさせる。予告編では、目が合ってしまい、襲撃を受けるヴィンセントの姿が描かれ、なぜ襲われるのか謎がより深まる仕上がりとなっている。『またヴィンセントは襲われる』は5月10日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:またヴィンセントは襲われる 2024年5月10日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開©2023 - Capricci Production - Bobi Lux - GapBusters - ARTE France Cinéma - Auvergne-RhôneAlpes Cinema ‒ RTBF
2024年04月06日このたび『またヴィンセントは襲われる』の2024年5月10日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館他での全国公開が決定され、あわせて日本公開版ポスタービジュアル&予告編が解禁された。ポスタービジュアルの画面を彩る青色からは、ヴィンセントの目に映る「不条理に自身の命を狙う残酷な世界」をイメージさせる。また予告編では、日常のあらゆるシチュエーションの中で人々と目が合ってしまい襲撃を受けるヴィンセントの姿が描かれ、「なぜヴィンセントは襲われるのか?」という謎がより深まる内容となっている。<予告編YouTube> 『またヴィンセントは襲われる』ポスタービジュアルヴィンセントはある日を境に、老若男女たちから突然殺意を向けられ、襲われ、命を狙われるように。「自分と目線が合った瞬間に、人々は襲いかかってくる」……終わらない襲撃の法則をかろうじて発見したヴィンセントは、生き残りをかけた《自衛》を開始する──。『またヴィンセントは襲われる』は「ただ目が合っただけ」で周囲の人々に襲われるようになった男が、生き残りの戦いの果てに辿り着く《終末》を描いたフランス発の不条理サバイバル・スリラー。主人公ヴィンセントを『バック・ノール』のカリム・ルクルーが演じた本作は、第76回カンヌ国際映画祭の批評家週間に選出されゴールデンカメラ賞にノミネート。シッチェス・カタロニア国際映画祭では最優秀主演俳優賞を獲得するなど、世界各地の映画祭で高く評価されている。▼映画あらすじ▼ヴィンセントはある日、職場で働いていたインターン生から突然暴行を受ける。ケガが癒える間もなく今度は別の同僚にも襲われたが、加害者たちは襲撃時の記憶を全く覚えていなかった。「事件の原因は被害者の方にあるのでは」と疑われるヴィンセント。しかし彼に突然殺意を向けて襲いかかってくる者は後を絶たなくなり、見ず知らずの他人すらも命を狙ってくるように。「自分と目線が合った瞬間に、人々は襲いかかってくる」……終わらない襲撃の法則をかろうじて発見したヴィンセントは、生き残りをかけた《自衛》を開始する──。▼映画作品情報▼キャスト:カリム・ルクルー ヴィマーラ・ボンズ監督 :ステファン・カスタン原作 :マチュー・ナールト脚本 :マチュー・ナールト ドミニク・ボーマール ステファン・カスタン宣伝協力:Cinemago配給 :NAKACHIKA PICTURES原題:Vincent doit mourir(英題:Vincent Must Die)2023年/フランス/シネスコ/カラー/ステレオ/115分(C)2023 - Capricci Production - Bobi Lux - GapBusters - ARTE France Cinema - Auvergne-Rhone-Alpes Cinema - RTBF映画公式サイト: 映画『またヴィンセントは襲われる』は2024年5月10日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館他で全国公開! 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年04月05日森新太郎演出、正門良規主演の舞台『ヴィンセント・イン・ブリクストン』が、10月1日より東京グローブ座にて開幕し、舞台写真とコメントが到着した。本作は、ニコラス・ライトによる画家になる以前の若きゴッホを描いた戯曲で、2003年のローレンス・オリヴィエ賞受賞、そしてトニー賞最優秀演劇作品賞にノミネートされた作品。日本では『若き日のゴッホ ~ヴィンセント・イン・ブリクストン~』のタイトルで上演された。演出を手掛けるのは、2021年『ジュリアス・シーザー』、今年2月『冬のライオン』の演出で第47回菊田一夫演劇賞を受賞した森新太郎。主演は昨年の舞台『染、色』で舞台初単独主演を果たし、今年2月には自身初のソロコンサートを成功させるなど躍進し続ける関西ジャニーズJr.のユニット・Aぇ! groupの正門良規が務める。以下、演出の森新太郎、主演の正門良規をはじめ、共演者のコメント。■演出:森新太郎 コメントあらためて素晴らしい戯曲だと感じています。稽古場では5人の俳優たちと共に、試しては削いで、削いでは試しての繰り返しでした。そして今、ようやく、この戯曲の核となっている“愛”のかたちが見えてきました。小さなキッチンで紡がれるささやかな人間ドラマですが、ふとした瞬間に彼らを包み込む無限の宇宙が立ち現れる、そんな底の知れない作品です。まるでゴッホの絵のようです。かの画家の若き日を演じる正門くんの眼にも、ついに尋常ならざるものが宿り始めました。無邪気とも狂気とも呼べる、真っすぐな何かです。そんな彼に激しく惹かれる未亡人の喜びや哀しみを、七瀬さんが余すところなく体現して下さっています。作者の仮説に基づく物語ですので、けっして史実どおりのゴッホというわけではありませんが、お時間がございます方はぜひゴッホの画集を眺めてからのご観劇をオススメします。特に「古靴」や「星月夜」あたりをおさえておきますと、作品世界の味わい方が全然違ってくると思います。どうぞこの機会にゴッホの絵にも触れてみて下さい。■ヴィンセント役:正門良規 コメント無事スタートを切れる事、そしてここから1公演1公演積み重ねていけることが本当に幸せで楽しみです。稽古場で愛情あふれるご指導をたくさん頂き、日々この作品への愛が増していきました。皆さんの元にお届けできる事がとても幸せです。ユーモア、愛、情熱がたっぷり詰まったこの作品を余す事なく感じていただけるよう、ヴィンセントとして懸命に舞台の上で生きたいと思います。どうぞよろしくお願いします。■ユージェニー役:夏子 コメント森さんの演出を受けられることが何より楽しい稽古の日々です。そして、ついに初日。私たちの知るヴィンセント・ファン・ゴッホがまだ絵を描き始める前のお話です。もしかしたら、こんな出会いがあったから、今でも多くの人を魅了する作品達が誕生したのかもしれない。そんなドキドキを観て下さるお客様に届けたいと思います。芸術が生まれる瞬間にも、芸術が届く瞬間にも、そこには人がいることを学びました。■サム役:富田健太郎 コメント世にゴッホの作品が多数ある中で、珍しい売れる前のゴッホのお話。恋に燃え、芸術に燃え、それぞれが選んだ幸せの道。この戯曲の作者、ニコラス・ライトさんの繊細な愛が溢れています。そして、その愛を森さんの演出の元、丁寧に紡ぎ上げています。皆さんに見てもらえることを楽しみにしています。■アンナ役:佐藤玲 コメント今作は、座長の正門さん演じるヴィンセントを含め、5人しか登場しない小さな物語ではありますが、その繊細さは果てしなく、どれだけ稽古を重ねても全てを零さずに積み上げられるか……途方もない気持ちになった日もありました。でも今、初日を目前にし、スタッフ・キャスト一丸となって今作を何ひとつ逃さないようにお届けできることを確信し、とてもワクワクしております。どうぞ皆さま楽しみにご来場ください、劇場でお待ちしております!■アーシュラ役:七瀬なつみ コメント森新太郎さんの繊細かつ情熱的な演出で、スタッフ・キャスト全員が力を合わせ、儚く美しく力強い愛に満ちた素晴らしい作品を作り上げることができました。そしてこれからもまだまだ進化します!正門さんのヴィンセントがとにかく魅力的で、私は舞台上で毎日ときめいています。きっとお客さまもときめきが止まらなくなると思います。是非劇場に足を運んでいただき、同じ空間で体感していただきたいです。<公演情報>舞台『ヴィンセント・イン・ブリクストン』2022年10月1日(土) ~10月22日(土) 東京グローブ座2022年10月26日(水) ~11月3日(木・祝) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ作:ニコラス・ライト翻訳:芦沢みどり演出:森新太郎【出演】正門良規(Aぇ! group / 関西ジャニーズJr.)夏子富田健太郎佐藤玲七瀬なつみ【東京公演】※終了分は割愛10月3日(月) 18:0010月4日(火) 13:0010月5日(水) 休演10月6日(木) 13:00 / 18:0010月7日(金) 18:0010月8日(土) 13:00 / 18:0010月9日(日) 13:0010月10日(月・祝) 13:00 / 18:0010月11日(火) 13:0010月12日(水) 休演10月13日(木) 13:00 / 18:0010月14日(金) 18:0010月15日(土) 13:00 / 18:0010月16日(日) 13:0010月17日(月) 休演10月18日(火) 13:00 / 18:0010月19日(水) 18:0010月20日(木) 13:00 / 18:0010月21日(金) 13:0010月22日(土) 12:00■チケット料金S席:9,000円(税込)A席:8,000円(税込)B席:6,000円(税込)※全席指定※未就学児童入場不可※営利目的の転売禁止【大阪公演】10月26日(水) 18:0010月27日(木) 13:00 / 18:0010月28日(金) 18:0010月29日(土) 13:00 / 18:0010月30日(日) 13:0010月31日(月) 休演11月1日(火) 18:0011月2日(水) 13:00 / 18:0011月3日(木・祝) 13:00■チケット料金9,000円(税込)※全席指定※未就学児童入場不可※営利目的の転売禁止公式サイト:
2022年10月03日ZARA HOME(ザラホーム)は、ベルギー人建築家ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセンとのコラボレーションライン「ZARA HOME + バイ ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセン」をスタート。第1弾のリビングルームコレクションは、2022年6月30日(木)より発売される。ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセンとのコラボラインZARA HOMEは、家具やインテリアアクセサリーで注目を集める、ベルギー人建築家ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセンとのコラボレーションコレクションをスタート。ヴァン・ドゥイセンのアーカイブに焦点を当て、デザイン理念とDNAはそのままに、ZARA HOMEらしいモダンなデザインに昇華させる。第1弾は「リビングルーム」コラボレーションコレクションは年2回の発表を予定しており、第1弾ではリビングルームにフォーカス。ソファやコーヒーテーブル、サイドテーブル、デスク、チェア、ラグなど幅広いインテリアを販売する。いずれも長く愛用できるように考えられており、厳選された木材や触感の良いテキスタイルを使用。シンプルでタイムレスなデザインなので、手持ちのインテリアとも心地よくマッチしてくれるはずだ。レザーの編み目やシートクッションの間の質感のコントラストで遊びを加えた「ラウンジチェア」や、曲線を描く背もたれが印象的なウッドチェア、イギリスデザインを取り入れたソファなど、ソファ・チェアだけでもバリエーション豊富なラインナップ。また、インドで織られたというヘリンボーン柄のラグや、スチール製ベースとリネンを組み合わせたテーブルランプなど、現状の自宅空間に“プラスオン”して楽しめる雑貨なども登場する。【詳細】「ZARA HOME + バイ ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセン」発売日:2022年6月30日(木)取り扱い店舗:ZARA HOME 公式オンラインショップ<アイテム例>・ARMCHAIR 012259,900~299,900円・LOUNGE CHAIR 01 259,900円・CHAIR 01 97,900円・TABLE LAMP 01 26,900~59,900円・RUGS 59,900~259,900円【問い合わせ先】ザラホーム カスタマーサービスTEL:0120-914-075
2022年06月27日『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』で、ヴィン・ディーゼルの息子ヴィンセント・シンクレア(10)が、俳優デビューを果たしていることが分かった。ヴィンセントは、父ヴィンが演じるドミニク・トレットの幼少時代を演じているという。「TMZ.com」によれば、ヴィンセントは2019年の年末に撮影に参加し、1日あたり1005ドル(約11万円)の出演料を手にしたとのこと。出演シーンの長さや、撮影が何日に及んだのかは明らかになっていない。子どものころのドミニクは、2作前の『ワイルド・スピード SKY MISSION』にも登場したことがあるが、別の子役が演じていた。ヴィンセントは、ヴィンと長年の恋人パロマ・ジメンネズの間に生まれた第2子。ハニア・ライリー(12)、ポーリーン(6)という姉妹がいる。『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』は昨年5月に全米公開予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で何度も延期となり、現時点では公開日が今年6月25日に設定されている。今年1月、ヴィンは「Entertainment Weekly」誌に「早くみんなに観てほしい」という思いを募らせていることを明かし、「この作品を観たら、観客はすごくワクワクするだろうし、本当に、本当に、幸せな気持ちになってほしい」と語っていた。(Hiromi Kaku)■関連作品:ワイルド・スピード/ジェットブレイク 2021年、全国にて公開© 2020 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
2021年03月23日ゴッホと並び、日本で絶大な人気を誇る後期印象派の画家、ポール・ゴーギャン。南国タヒチでの名画誕生の秘密に迫る新作映画『ゴーギャンタヒチ、楽園への旅』では、フランスが誇る実力派ヴァンサン・カッセルがゴーギャンを演じている。このほど、ヴァンサンの撮り下ろし写真とともに本作の役作りについて語るインタビューが到着した。2016年には「ゴッホとゴーギャン展」(東京都美術館)が開催され、約40万人を動員するなど不動の人気を誇るゴーギャン。生誕170周年を記念して製作された本作は、南国タヒチで恋に落ちた現地の娘テフラをミューズに数々の傑作を生み出したゴーギャンが、芸術に華を開かせる一方で生活は困窮し、ある決断を余儀なくされる愛と苦悩の日々を描く。セクシーなイケオジから一変!髭面+入れ歯でゴーギャンに実在の偉人をモチーフにした映画にとって、一番肝心なのがキャスティング。ゴーギャンといえば、かつて『炎の人ゴッホ』(1956年/ヴィンセント・ミネリ監督)では、アンソニー・クインがゴーギャンを演じ、アカデミー賞助演男優賞に輝いたことでも知られている。今回ゴーギャンを演じるのは、インディペンデントの芸術映画からハリウッドメジャー作品まで、幅広いキャリアを誇るフランスの名優ヴァンサン・カッセル。かつてはイタリアの至宝モニカ・ベルッチの夫としても知られ、『ブラック・スワン』や『美女と野獣』(2014版)などの話題作に続き、近年は『たかが世界の終わり』や『モン・ロワ愛を巡るそれぞれの理由』などの深みのある演技も話題となった演技派。今回の役作りのために絵画と彫刻のレッスンを受け、見た目をゴーギャンに近づけるべく徹底した役作りを敢行。顔中を髭で覆い、生活が困窮したゴーギャンはパンと木の根っこを食べていたと聞けば体重を落とし、さらには義歯をつけて見た目を極限までゴーギャンに近づけていったという。到着したフランスでの撮り下ろし写真を見ても、ふだんのダンディーなイケオジぶりと劇中のゴーギャンが同じ人物かと目を疑うほどだ。「問題のある男だと感じ、それが自分に通じると思った」ゴーギャンについて「タヒチの作品を少し知っていた」程度だったというヴァンサンは、「彼は問題のある男だと感じ、それが自分に通じると思いました」と明かしている。「監督の助言で、映画のベースとなったゴーギャンの手記『ノア・ノア』を読みました。それから展覧会を見に行き、オルセー美術館の管理委員と会いました。画家の先生のところにも行きました」と語り、「すぐに絵の練習にのめり込みました。ずっと自分が絵を描くのが苦手だと思っていたので、できるとは信じられなかった。でも、自分の絵の何枚かはいい感じらしい(笑)」と笑顔を見せた。ゴーギャンや絵画についての見識だけでなく、今回は身体的にも役作りが求められたが、「わたしはよくブルース・リーが言った言葉『自分を水だと考える。やれと言われた形になる』を引用するのですが、映画制作においては溶けてなくなることが必要です」とヴァンサン。「わたしは髭を伸ばしっぱなしにし、栄養士と一緒になってダイエットをしました。ゴーギャンは常に空腹でしたから。それから偽の歯もつけました。でも、実際楽しかったですよ。セットで辛いと言いながら大変な時を過ごしましたけれどもね…。彼の顔はわたしのファンタジーと現実のミックスです。タヒチ語も習いました。わたしは彼の歩き方も作り上げました」。映画『アバター』の世界にいるような出会いだったその結果、近代文明を捨てた野蛮さを身に纏い、何かを見つけようとして寿命をすり減らす芸術家の狂気を、見事に体現することに成功したヴァンサン。「すべての役がいつも何かを残してくれる」というが、本作については「映画『アバター』の世界にいるようなポリネシアとの出会いに、わたしは有頂天になりました。自然は自らの掟を必要とします。また、この映画でわたしは絵画を鑑賞することも学びました」と語っている。妻子をパリに残してタヒチへ渡り、若く溌剌とした美しいタヒチの娘をモデルに、後に傑作となる数々の作品を生み出していったゴーギャン。しかし、彼女を隣家の青年に寝取られてしまったり、生活も困窮したりと、楽園のような生活は長くは続かなかった。そんな、どん底に陥りながらも絵を描き続けた不遇の画家の壮絶な執念を熱演するヴァンサンに、ぜひ注目してみてほしい。『ゴーギャンタヒチ、楽園への旅』はBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国にて順次公開中。(text:cinemacafe.net)
2018年02月05日ミュージカル『ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ』が9月2日に東京・かめありリリオホールでプレビュー公演の幕を開ける。天才画家ヴィンセント・ヴァン・ゴッホと、彼を支え続けた弟テオの半生を描いた、韓国発のふたりミュージカルだ。1日には最終舞台稽古が報道陣に公開され、ヴィンセント役の橋本さとし、テオ役の岸祐二が熱演を見せた。ミュージカル『ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ』チケット情報『ひまわり』『星月夜』など2000点以上の絵画を残し、37歳でこの世を去ったヴィンセント・ヴァン・ゴッホ。彼独特の荒々しい筆致で描かれた絵画の世界の中に入り込んでいくようなオープニングから、印象的だ。本作の特徴は、白いシンプルな舞台に描き出されるプロジェクション・マッピングの使い方。情景が、小道具が、ヴィンセントが描く絵画が、ユニークかつリアルに舞台上に立ち上がる。この映像は「第三のキャスト」とも位置づけられているようで、俳優の動きともシンクロし、物語は展開していく。今の時代ならではの、新しい形の舞台芸術だ。もちろん見どころはハード面だけではない。橋本は自分を追い込んでいってしまう天才画家の苦悩や歓喜を、純粋な魂を持つ人間だからこその発露として描き出す。繊細さと激しさを同居させた熱演は、冒頭から終幕まで物語を引っ張った。兄を支え続ける弟テオの岸は、優しさと深い愛情がいい。岸は兄弟の父親役や画家・ゴーギャンなどにも扮するが、それらのシーンでの岸の俳優としての巧さも印象に残る。何よりもふたりの迫力の歌唱は、韓国産らしいパワフルでドラマチックな楽曲に合っていて、聴きごたえがあった。初日に向けて、橋本は「気がつけばひまわりの季節が過ぎましたが、永遠に咲くゴッホのひまわりと共に2世紀の時を越えて、ヴィンセントの思いや生き様をお届けしたいと思います」、岸は「俳優として目標としてきた、さとしさんとのふたりミュージカル!愛すべき先輩と今回組めるのは、喜びと緊張の極みです。テオは兄ヴィンセントを支え、精一杯生きた人。その時代の空気や人間の純粋さを大事にし、観客の皆様へ伝えます」とコメントを発表した。斬新な舞台美術と、ふたりの俳優の生々しい熱演の融合、ぜひ自身の目で見届けてほしい。プレビュー公演後、9月7日(水)から24日(土)まで東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAで上演される。チケットは発売中。なお出演者はトリプルキャスト、橋本・岸のほか、ヴィンセント役に泉見洋平と野島直人、テオ役に上山竜治と入野自由。
2016年09月02日『ロスト・イン・トランスレーション』(’04)の哀愁漂う名演技も名高い喜劇スター、ビル・マーレイがキャリア史上最高の名演を披露とも話題を集めた『ヴィンセントが教えてくれたこと』がブルーレイ&DVDで発売決定。そのボリュームたっぷりの特典の内容もわかった。北米でわずか4館の限定公開でスタートしながらも、老若男女、幅広い観客層の共感を誘い、みるみるうちに2,500スクリーンにまで拡大。ボックスオフィスの4位まで駆け上がり、最終興収4,400万ドルのスマッシュヒットを記録したハートウォーミングな感動作。ジェフ・トゥイーディの新曲やボブ・ディランの名曲など本編を彩る多彩な楽曲も話題に。セルのブルーレイ&DVDには、メイキングをはじめ、ジェイデン・リーベラー来日インタビュー、予告編集(オリジナル&日本版)などの特典映像をボリュームたっぷり収録する予定。また、初回限定特典は特製スリーヴケース付で、ファン必携のコレクターズアイテム仕様になる予定。映画撮影の裏側がわかるメイキングやインタビュー映像も見逃せない。『ヴィンセントが教えてくれたこと』は2016年3月16日(水)ブルーレイ&DVDリリース。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ヴィンセントが教えてくれたこと 2015年9月4日より全国にて公開(C) 2014 St. V Films 2013 LLC. All Rights Reserved.
2015年12月30日ラトビアは、国土の約50%が森林、約10%が数千の湖と湿地帯が占める自然豊かな北欧の国。今回来日しラトビアの味を日本で披露するレストラン「ヴィンセント」は、美食の追求に留まらず地産地消によるスローフードを生み出す北欧・バルト三国を代表するレストランの一つ。11月18日のラトビア独立記念日に合わせ、ラトビア大使館後援のもと『ヴィンセント』が、グランドハイアット東京、金田中、服部栄養専門学校、伊勢丹新宿店の国内4ヶ所でラトビアの食の魅力を伝えるイベントを行う。伊勢丹新宿店では11月14日から17日の4日間、本館地下1階キッチンステージでラトビアの味覚が詰まった4品のコースを味わえる。コースでは、ビーツやジャガイモなどの根菜にハーブで包んだ半熟玉子を添えた前菜や、西洋カボチャと赤えんどう豆のスープ、サバのグリルにホースラディッシュを添えたメインなど、「ヴィンセント」のマーティンス・リーティンシュ・シェフが大切にするスローフードのメッセージが込められたプレートがそろう。コースは全4品で税込2,601円。同企画担当バイヤーは「『ヴィンセント』の魅力は、大地を連想させる野菜の使い方。厳しい寒さと共に過ごす季節がある国だからこそ、芽吹きへの感謝の気持ちが沸き、滋味に富んだレシピに繋がるのだと思う」とコメントする。ラトビアに思いを馳せながら「ヴィンセント」の味覚を堪能する貴重な機会となりそうだ。
2015年11月13日2014年にわずか4館で限定公開されたのち、多くの支持を得て、4週間でなんと全米2500館にまで拡大した注目作『ヴィンセントが教えてくれたこと』。幅広い観客を魅了した“ちょい悪オヤジといじめられっ子のでこぼこコンビ”がおくる感動のハートウォーミングストーリーの誕生です!ブルックリンの一軒家に住む気難しい老人のヴィンセントは、酒とギャンブルに明け暮れるだけの生活を送っていた。そんなある日、ヴィンセントの隣にシングルマザーと12歳の息子オリバーが引っ越してくる。そして、ある出来事がきっかけとなり、ヴィンセントは放課後にオリバーの子守をすることに。祖父と孫ほど年の離れた2人は、始めは反発しあうものの、お互いを知っていくうちに意気投合し、2人の間にはいつしか友情が芽生えていた。しかし、そんな2人の前にヴィンセントとオリバーそれぞれが抱える問題が立ちはだかってしまう。そんななか、オリバーが取ったある意外な行動がヴィンセントの人生に再び光を照らすことになる。年の差コンビの固い絆が生み出す感動の結末とは……?嫌われ者で偏屈な老人を演じたビル・マーレイは、キャリア史上最高の演技との呼び声も高く、観客の誰もがマーレイ以外にこの役は考えられないと思わせるほどのはまり役。そして、その相棒オリバーを演じたのは、演技経験も少なかった当時10歳のジェイデン・リーベラー。子役嫌いでも知られているマーレイに「今まで私がすごいと思った俳優たちと同じくらいの演技をした」と言わしめた実力は今後ますますの活躍が期待されています。子供の可愛らしい表情と芯の強い大人びた表情のどちらにも思わず虜になってしまうはず。また、そんな2人を見守るロシア人ストリッパー役のナオミ・ワッツやオリバーの母親役のメリッサ・マッカーシーといった女優陣の活躍もお見逃しなく!つい人の見た目や言動だけで相手のことを判断してしまいがちですが、オリバーのように純粋な気持ちで心を開いて接すれば、見えてこなかった相手の本質を理解することができるのかもしれません。ヴィンセントが教えてくれることも、オリバーが教えてくれることも、人と関わりあって生きていく上では大切なことなのだと感じさせてくれます。友情には年齢も立場も関係なく、お互いを思いやる気持ちだけで十分なのです。オリバーがヴィンセントのために立ち上がる姿には、熱い涙と拍手を止められません。友情こそが人生を輝かせてくれるもののひとつだと感じるはずです。あなたの人生に光を与えてくれた“最高の相棒”は誰ですか?イベントデータ:『ヴィンセントが教えてくれたこと』公開表記:9月4日(金)TOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ新宿他全国公開配給:キノフィルムズ© 2014 St. V Films 2013 LLC. All Rights Reserved.
2015年09月03日上戸彩さん主演の『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(フジテレビ系)が話題になっていますね。平日、夫を仕事へ送り出し、昼間は他の男性と不倫する女性「平日昼顔妻」。その語源となったのは、カトリーヌ・ドヌーヴ主演、1967年制作のフランス・イタリア合作映画『昼顔』。夫とのセックスに満たされていない清楚な若妻が、鞭打ちや緊縛など淫らな妄想に取りつかれ、やがて昼は娼婦として見知らぬ男に抱かれながら悦楽に浸り……というストーリーです。絶世の美女と言われたカトリーヌ・ドヌーヴが、森の中でいたぶられたり、娼館で変態チックな客の相手をする、という内容に当時の観客はびっくりしたかもしれません。が、どのシーンの彼女も本当に美しくて、見ているだけでため息が出ちゃう。ドラマにハマった方は、ぜひこちらの作品も(全然違いますが!)チェックしてみていただければと思います。以前、石田純一さんが「芸術や文化には不倫から生まれるものもある」と発言。そこから「不倫は文化」という言葉が一人歩きし始めた、と言われていますが……確かに、不倫がテーマ、或いは不倫のシーンがある作品ってたくさんありますよね。そこで今回はドラマ『昼顔~』にちなんで、不倫に走る妻たちを描いた世界各国の超有名な文学作品をご紹介します。≪一度は読みたい!世界の不倫文学≫◆イギリス:文芸エロスの金字塔『チャタレイ夫人の恋人』イギリスの小説家D.H.ロレンスによる1928年発表の小説。戦争で下半身不随になった夫に「跡継ぎのため、恋人を持て」と言われたヒロインが、領地で森番をしている男と恋に落ちるというお話。日本で翻訳本が出たときには最高裁までの裁判になるなど、性描写で物議をかもしましたが、今読むと少しもエロい感じはしません。『エマニエル夫人』のシルビア・クリステル主演作を含め、過去に何度か映画化されています。◆フランス:19世紀のベストセラー『ボヴァリー夫人』『チャタレイ夫人の恋人』と並ぶヨーロッパの不倫小説。凡庸な夫との生活に飽きた若妻が、退屈な日常から逃れるために恋をします。愛人に貢ぎ始めた彼女は莫大な借金を背負い……1857年刊行、フランスの小説家フローベールの作品です。画家ルノワールの息子であるジャン・ルノワールや、『巴里のアメリカ人』を撮ったヴィンセント・ミネリなどによって映画化されました。『キャンディ・キャンディ』を描いたいがらしゆみこが手がけた漫画版も出ています。◆ロシア:究極のラブストーリー『アンナ・カレーニナ』社交界の華ともてはやされつつも、夫に愛情を持てずにいるヒロインがモスクワに行く途中、若い騎兵将校に出会い恋に落ちます。再会後は情熱を止められなくなり……真実の愛を求め、破滅へ向かう女性を描いた、ロシアの文豪トルストイの代表作。昨年公開されたキーラ・ナイトレイ主演の映画を観た方も多いのでは?見どころ満載の作品ですが、特に押さえておきたいのは、豪華絢爛な舞踏会シーンと、あんなにイケメンなのに、ここでは全く色気のない堅物夫を演じたジュード・ロウ。◆アメリカ:罪を抱き生きる女の生き様『緋文字』夫以外の男の子どもを産み、姦通の罪で裁かれたヒロインは、その胸に生涯「姦淫」を意味する赤いAの字を縫いつけなければならないと言い渡される……植民地時代のアメリカで不倫した女性の生き様を描いた、ナサニエル・ホーソンの傑作です。『ベルリン・天使の詩』などで知られる巨匠V・ヴェンダースが映画化。デミ・ムーア主演の『スカーレット・レター』も同作を原作としています。ちなみに、Aは「姦通」「姦通を犯した女」を意味するAdultery/Adulteressの頭文字だそう。◆日本:戦後のドロドロ人間ドラマ『武蔵野夫人』貞淑で古風な人妻と、ビルマから復員してきた従弟との間に芽生えた恋――。自然の多い東京・武蔵野の地を舞台に、虚栄や欲望をめぐる心理模様を描いた作品。発表は1950年。『野火』や『俘虜記』の著者・大岡昇平の初期代表作の一つです。数々の国際的な映画賞を受賞し、日本が誇る映画監督の一人に数えられる溝口健二が翌年、映画化。姦通をテーマとしながらも一線は越えず、プラトニックを貫いたまま服毒自殺する、ヒロインのその美学がなんというかすごいです。どれも映画化されているので、DVDを観て気に入ったら原作を読んでみる、というのもいいかもしれませんね。ただ、作品を楽しみながらの疑似不倫ならいくらでもしてOKですが、実際の不倫にはリスクがつきまとうもの。『昼顔~』にハマったからといって、結婚後にうっかり昼顔妻になったりしないよう、くれぐれもご注意を!(文=Kawauso)あなたはどの魔性キャラタイプ?【無料占い】
2014年08月18日