アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催された第87回アカデミー賞の授賞式に、女優のスカーレット・ヨハンセン(Scarlett Johansson)が出席した。ヨハンセンは胸元に2,000個のスワロフスキー・クリスタルをあしらった、「アトリエ ヴェルサーチ(Atelier Versace)」のカスタムドレス姿で登場。更に、グリーンのドレスに合わせ、耳元には「ピアジェ(PIAGET)」のジュエリーコレクションから、アシンメトリーなデザインが特徴のイヤーカフを着用した。そこにはペアシェイプカットされた約3.73カラットのエメラルドが5つ、ダイヤモンド、アクアマリン、グリーントルマリンと伴にあしらわれ、美しくドレスとマッチしている。
2015年03月01日凱旋門近くのフリードランド大通りに位置する商工会議所のホールを舞台にショーを開催した「アトリエ ヴェルサーチ(Atelier Versace)」。ここは、ポーランド貴族のフェリクス・ニコラ・ポトツキ伯爵により19世紀末に建立された館で、1991年以来歴史的建築物に指定された。会場には、米女優のケイト・ハドソンと母ゴールディ・ホーン、エルトン・ジョンの夫のデイヴィッド・ファーニッシュ等が来場。ランウエイには、90年代に活躍したアイリス・ストルベッガー、エヴァ・ヘルジゴヴァ、アンバー・ヴァレッタがゲストモデルとして登場。今シーズン、ドナテラ・ヴェルサーチはカッティングに注力し、女性の身体の曲線を最大限に美しく見せるドレスを編み出した。ショー冒頭の黒のテーラリングのシリーズでは、ジャケットをワンショルダーに、あるいはパンツに深いスリットを入れるなどして、肌の露出を意識したセクシーなスーツが登場。ドレスは、黒の他に白、赤、青のトリコロールカラーで構成。矢印などのEmoji(絵文字)をモチーフにした、立体的な刺繍やエンボス加工を施したアシメトリーのドレスが目を引いた。ラッカー加工の艶やかなレースをパッチワークし、更に刺繍を施したシースルーのドレスや、ヴェルサーチだけのエクスクルーシヴなスワロフスキーのクリスタルメッシュをあしらったロングドレスなど、どれもが妖艶な美しさを放っていた。
2015年02月09日1月20日、ミラノで行われたマルセロ・ブロン カウンティ・オブ・ミラン(MARCELO BURLON COUNTY OF MILAN)の2015-16秋冬コレクション終了後に行われたパーティーのスナップを紹介。ショー会場が一瞬にして巨大クラブに変貌。間髪いれずDJがスタートし、ランウエイを歩いたモデル達が盛り上げる。リカルド・ティッシを始め、シャネル、ヴェルサーチ、ナイキなどのPRを手掛け、スタイリスト、DJ、イベントオーガナイザーなどとしても名を馳せるマルセロだけにその集客力は圧倒的だ。音圧の問題で会場のオーガナイズが難しいイベントも、マルセロにとってはお手の物。開業前のミラノ駅近くの巨大モールの地下に続々と人が集まった。この夜集まったゲスト達もミラノでは異色。マルセロ同様にストリートラグジュアリーブランドとして注目される「オフホワイト」のデザイナーであり、カニエウエストのクリエーティブディレクターのヴァージル・アブローやパリからはブロディンスキがDJに駆けつけ、マルセロ自らもDJプレイ。コレクションではカタカナで「スペースカウボーイ」とプリントされたアイテムも登場したが、日本からは同ブランドを扱うGR8久保光博社長やユナイテッドアローズの小木“POGGY”基史バイヤーらがマルセロと抱き合う姿も。カオスな宴が深夜まで繰り広げられた。
2015年02月04日1月18日にミラノで発表されたドナテラ・ヴェルサーチがデザインする「ヴェルサーチ・メン(VERSACE MEN)」の15-16AWコレクション はブランドのシグニチャーのメデューサが封印された。「裸のヴェルサーチ」のテーマ通り、ヴェルサーチの原点であるシャープなカッティングのスーツ、セクシーなシルエットを追求したコレクションとなった。トーン・オン・トーンのコーディネートで登場するスーツスタイルは肩幅が小さく、丈もショートに変化しているものの、光沢のある素材遣いがヴェルサーチそのもの。シャツ、ネクタイも同色でコーディネートされ、シングルボタンのシャープなシルエットは90年代の良き時代をイメージさせる。カシミアのロングニットは今シーズンの特徴的なアイテム。ファインゲージのロングリブニットやローゲージのカーディガンなども太ももまである長さを、ジャケットやスーツなどさまざまなアイテムとレイヤード。ニットのレギンス、スリムジップのパンツなどジェンダーレスなアイテムと、トップスをシャープにボトムスにボリュームを持たせたシルエットをあらたに提案。ミンクのショートジャケットやコート、中綿のナイロンコート、トライバル柄のブルゾンやコート、ソールまで総レザーのスニーカーなど、イタリアのクラフツマンシップを生かしつつ、ブランドのシグニチャーのメデューサモチーフは、ベルトのバックルやジャケットのゴールドのボタンなどに控えめに登場するだけで、今回コレクションのキーモチーフとしては封印。“裸”のヴェルサーチらしい若いジェネレーションに向け、新しい姿勢を示したコレクションとなった。
2015年02月02日ヴェルサスヴェルサーチ(Versus Versace)のクリエーティブディレクターにアンソニー・バカレロ(Anthony Vaccarello)が就任した。アンソニー・バカレロは06年にイエール国際モードフェスティバルで大賞を受賞、以降は大胆なカッティング技術を用いた露出の多いドレスで注目されてきた。12年にはANDAM賞を受賞。14年9月にはヴェルサスヴェルサーチとのカプセルコレクションを発表しており、発売直後すぐに完売するなど、その評価の高さが今回の就任に繋がったとされている。同ブランドでは13-14AWシーズンからドナテラ・ヴェルサーチ(Donatella Versace)が監修を行っており、彼女が率いるデザインチームがメインコレクションを手掛けてきた。今後はアクセサリーを含めたブランドのウィメンズ、メンズの両ラインをアンソニーが担当。アーティスティックディレクターのドナテラが、引き続きブランドを監修していく。今回の就任についてアンソニーは「ドナテラ・ヴェルサーチは私のインスピレーションです。彼女と一緒に将来のヴェルサス ヴェルサーチのエキサイティングなプランをいろいろと考えています」とコメント。また、ドナテラは「アンソニーの作品がすごく好きでファーストコレクションから見ています。初めて彼に会ったときにすぐにヴェルサス ヴェルサーチにぴったりだと感じました。彼の持つエネルギーとイノベーションはとても新鮮ですし、私はいつも彼のようにヴェルサーチに新しい風を吹き込んでくれる若い才能に囲まれていたいと思っています」と話している。
2015年01月23日「ヴェルサーチ(VERSACE)」がマドンナを起用した2015 SSのキャンペーンビジュアルを公開。撮影はフォトグラファーのMert Alas & Marcus Piggott が担当。彼らは幻想的でポップスターでキャリアーウーマンで博愛主義でエンターテイナーでクリエイターであり、日々成長しつづけているマドンナの普遍的でかつ多面的な内面にフォーカス。完成したイメージは彼女のタイムレスなパワーを捉えている。マドンナは今回のキャンペーンに登場したことに関して以下のようにコメントしている。「全身ヴェルサーチ(VERSACE)をまとうことはいつの時代もとてもエキサイティングです。ドナテラがパッションや鮮明なイマジネーションを込めて作ったコレクションを誰よりも先に着れることができてとても光栄です」ドナテラも以下のコメントを発表。「マドンナはヴェルサーチ(VERSACE)のアイコンの一人です。友人であり世界でもっともパワフルなアーティストである彼女を2015春夏のキャンペーンに起用できたことをとても光栄に思います」「ヴェルサーチ(VERSACE)」のキャンペーンに登場するのは今回で4回目となるマドンナ。第一回目の1995年から既に30年が経過した今も、彼女は世界のトップアイコンとして輝き続けている。Talent:MadonnaPhotographer :Mert Atlas & Marcus PiggottArt Director :Giovanni Bianco Stylist :Jacob K Hair: Garren Make Up : Lucia Pieroni Location: New York元の記事を読む
2014年12月08日「ヴェルサーチ(VERSACE)」は、15SSキャンペーンビジュアルを公開した。撮影はマート&マーカス(Mert and Marcus)が担当。今回はマドンナがミューズ。ドレスを纏い、自信に満ち溢れた挑発的な視線のマドンナが、見る者に強い女性のイメージを与える。モノクロであるために内面の力強さが更に際立つビジュアルとなっている。マドンナは、「全身ヴェルサーチを纏うことはいつの時代もとてもエキサイティング。ドナテラがパッションや鮮明なイマジネーションを込めて作ったコレクションを誰よりも先に着ることができとても光栄」と話している。彼女がヴェルサーチのキャンペーンに登場するのは4回目。1回目の1995年から20年が経過した今も、マドンナは世界のトップアイコンだ。
2014年12月05日東京・銀座6丁目の瀧山町ビル跡地について、新たな商業ビルを設立するための開発計画が発表された。15年秋に開業予定の商業ビルは全4階立てとなり、ヴェルサーチ(VERSACE)とブルネロ クチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)が出店を予定。それぞれが、西側と東側の1階から3階までのフロアを利用し、新店舗をオープンさせる。商業ビルの開発は北辰不動産が担当。12月1日から既に工事が始まっている。
2014年12月03日「ヴェルサーチ(VERSACE)」は、ブランドでは初となるベースボールキャップを発売した。日本では全部で2型のアイテムが展開される。その一つは、ヴェルサーチのアイデンティティーとなるメデューサの周りに、ゼブラプリントを施したもの。もう一つにはブラックをベースに、ブランドシグニチャーのバロック柄をゴールドプリントした。どちらもユニセックス仕様となっている。価格は2万6,000円。取り扱い店舗はヴェルサーチ 阪急メンズ東京店、ヴェルサーチ阪急メンズ大阪店、ヴェルサーチ 大丸心斎橋店、GR8となる。
2014年10月15日「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」は、FIFAワールドカップブラジル大会優勝トロフィーの専用ケースを製作した。7月13日16時(日本時間14日4時)、マラカナン・スタジアムにてキックオフ予定の決勝戦、ドイツ対アルゼンチン戦に登場する。2010年にFIFAの依頼を受けたルイ・ヴィトンは、トロフィーのためのケースを特別にデザイン。アイコンのモノグラムを使用。旅行用のみならず、1851年のヨットレース・アメリカズカップの銀の水差し用トランクも製作してきたブランドならではの伝統を活用した。プレゼンターに選ばれたのはトップモデルのジゼル・ブンチェン(Gisele Bundchen)。ブラジル生まれのジゼルならではの感性を活かし、祖国の魅力を世界中に広めることが期待されている。ドイツとアルゼンチン、どちらがこの祝杯を手にするのか、注目が集まる。ジゼルは1980年ブラジル生まれ。「ディオール(Dior)」「バレンシアガ(Balenciaga)」「ヴェルサーチ(VERSACE)」「ブルガリ(BVLGARI)」「ランバン(LANVIN)」など数多くのブランドのモデルとして活躍。アメリカンフットボール選手のトム・ブレイディ(Tom Brady)の妻でもある。
2014年07月13日輝く女性達の理由に迫る連載インタビュー企画、第1回はアンジェリーナ・ジョリーさんが登場。後編では、彼女の着こなし哲学をファッションジャーナリストの宮田理江さんが解き明かします。レッドカーペットの究極ゴージャスなロングドレスから、人道支援活動での凛々しくノーブルなパンツルックまで、どれも自在に着こなすアンジェリーナ・ジョリー。女優であり、監督、プロデューサー、しかも6人の子供を育てる母親で、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の特使も務めるアンジェリーナは立場やシーンに合わせて巧みに装いをアジャストして見せる。映画『マレフィセント』のワールドプレミアでは妖しい艶めきを帯び、たっぷりドレープを効かせたドレスで登場。邪悪な妖精役にふさわしいミステリアスなムードを漂わせた。両腕には長いスパイクが突き出たゴールドのブレスレットを着けてパンキッシュなスパイスも加えている。日本で行われたファンイベントでは「アトリエ・ヴェルサーチ(Atelier Versace)」のブラックベルベットの細身ドレスに身を包んだ。全体的にスレンダーなシルエットでありながら美しく肌を見せ、タイトな仕立てがグラマラスボディーの優美な曲線を強調する。一方、パンツスタイルもお得意。「スモーキング」をユニセックスのアイテムとして新たな解釈でよみがえらせた「サンローラン(SAINT LAURENT)」の現代スモーキングを、上手に着崩してこなれ感を引き出している。あえてタイをほどいてデコルテをさらし、袖をまくって手首を露出。男性的な装いと重ね合わせた肌見せのバランスは絶妙だ。ボウタイブラウスと極太ワイドパンツの「マイケル・コース(Michael Kors)」ルックは彼女らしい選択。紛争下の性的暴力廃絶という重いテーマにふさわしく、気品と威厳をグッドバランスで響き合わせた。オールホワイトの出で立ちでも白ジャケットと膝下フレアスカートを重ね、誠実さとたおやかさを両立。共通しているのは、ポインテッドトゥでシャープな印象を引き立てているところ。マニッシュな着こなしにも「ジミー チュウ(Jimmy Choo)」のピンヒールを合わせ、凛とした美しさを湛える。アンジーの着こなしには、自立した女性像の芯の強さと華のあるエレガンスが同居する。自分流のおしゃれ哲学を貫き、マスキュリンな服やコンサバティブな着姿にも程良い色香を忍び込ませ、フェミニンを忘れない。ハイソサエティーの品格とリラクシングな艶やかさも交じり合う。騒々しい色や柄を避け、ミニマルで遊ぶ彼女のスタイリングは多くの大人女性にとってなぞり甲斐のあるお手本と言えるだろう。
2014年07月05日2月5日から16日まで「平成25年度[第17回]文化庁メディア芸術祭受賞作品展」が東京・六本木地区で開催される。前日4日にメイン会場の国立新美術館で内覧会が開かれた。会場ではアート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門で国内外4,347点の応募から選ばれた受賞作品と審査委員会推薦作品、功労賞受賞作品などを展示。会場は仕切りが無く、各作品が点在し、奥行きのある風景を見せる。天井には無数の白い糸が張られ、緩やかに下がり天井を作っている。会場構成は建築家の中村竜治が担当した。内覧会には、各部門の受賞者達が出席。マンガ部門大賞を受賞した「ジョジョリオン-ジョジョの奇妙な冒険Part8-」の作者・荒木飛呂彦氏は、「ジョジョは連載25年を超えた。その重みもあってうれしい」と感想から始めた。ファッショナブルなキャラクター、極彩色の色使い、そして「グッチ(GUCCI)」とのコラボレーションなどファッション界でも話題の同作だが、「ファッションはキャラの一部。キャラクターは海中でも帽子を脱がない。色使いは連載が始まった80年代に流行っていたヴェルサーチやモスキーノ、ミッソーニなどのイタリアブランドから影響されている」と説明。最後に「読む人の生活面、精神面に何かしらの影響を与えていると思う。間接的に日本が良くなることにつながればうれしい」と53歳とは思えない相変わらずの若々しい表情でコメントした。因みに何部まで構想があるかは未定とのこと。会場には原画やインスパイアされた音源などが展示されている。他部門の大賞は、アニメーション部門はユン/ローラン・ボアローによる「はちみつ色のユン」、アート部門はCarsten NICOLAIの「crt mgn」、エンターテインメント部門は菅野薫、保持壮太郎、大来優、キリーロバ・ナージャ、米澤香子、関根光才、澤井妙治、真鍋大度らによる「Sound of Honda / Ayrton Senna 1989」が受賞。それぞれ会場に姿を現した。会期中同館の他、東京ミッドタウン、シネマート六本木、イベントバー「スーパー・デラックス」で上映会、トークイベント、ライブパフォーマンスなど様々なプログラムが実施される。【イベント情報】平成25年度[第17回]文化庁メディア芸術祭受賞作品展メイン会場:国立新美術館(その他、東京ミッドタウン、シネマート六本木、スーパー・デラックスでも開催)住所:東京都港区六本木7-22-2会期:2014年2月5日から16日時間:10:00から18:00(金曜日は20:00まで)休館日:2月12日入場無料
2014年02月04日(ケイト・モスのTwitterより)セクシーなバニーガールと高級なハイヒール世界的に有名な「ケイト・モス」が、雑誌プレイボーイの創立60周の記念号で、セクシーなバニーガールになって表紙を飾った。バニーガール定番の、蝶ネクタイと白の襟、小さな丸いウサギのシッポ、そして大きくて愛らしいウサギの耳と一緒の、バニーガール姿のケイト・モスはとてもグラマラスで魅力的だ。さらに注目は、彼女の履いているブラックのハイヒールだろう。バニーガール姿の彼女のハイヒールは世界に名高いサンローランが使用されている。サンローランの歴史の中で、サンローランを代表する1つといわれる「パリ エスカルパン」だ。4種類のヒールの高さがある。高級ブランドのハイヒールを履いたバニーガール姿のケイト・モスは、とても色っぽくて、たくさんの人を魅了するだろう。ケイト・モス1974年生まれ。イギリス出身。14歳のとき、モデル事務所からスカウトされる。15歳のときに、初めての仕事「ザ・フェイス」(イギリスの雑誌)の白黒の写真の表紙を務めた。その後も「1999年のセクシーな女性50」などの上位に選ばれた。現在までグッチやシャネル、ディオール、ヴェルサーチなど世界の一流ブランドの広告塔になってきた。世界で活躍する、人気のあるファッションモデルの一人だ。【参考リンク】▼ケイト・モスのTwitter
2013年12月10日「ヴェルサスヴェルサーチ(Versus Versace)」が、シンガーのM.I.A. とのコラボレーションを発表。音楽とファッションの世界観が融合した19体からなるカプセルコレクションを発売する。デザインには、M.I.A.が10代の頃にロンドンのマーケットで見つけた偽物のヴェルサーチのアイテムからインスパイアされた万華鏡のような柄に、ヴェルサーチを象徴するメデューサやゴールドのメダル、グレカパターンなども取り入れたグラフィカルなプリントを使用。「ブランドの偽物ビジネスにかかわる人々の話題は、常にM.I.A.のカルチャーの一部。ヴェルサーチのデザインはいつもコピーされているが、ヴェルサーチが偽物をコピーすることによってコピーを作る人がコピーをされるという新しいサイクルを作りたかった」とM.I.A.は語る。ヴェルサーチは6月に、偽造品販売業者との4年越しの裁判に勝訴している。アイテムラインアップは、Tシャツ、プリントデニム、シルクシャツ、ジャージードレス、ミリタリーアウター等で、メンズ、ウィメンズの両方を展開。10月16日よりブランドの公式サイトと香港の直営店でのみ販売する。キャンペーンモデルはM.I.A. とその友人が務め、ロンドンのマーケットでメキシコ人フォトグラファーのジェイミー・マルティネス(Jaime Martinez)が撮影。マルチイメージを撮影できる特殊なカメラが使用されており、その写真を使ってGIFアニメーションも作成された。M.I.A.は11月5日に新アルバム「Matangi」をリリース予定。
2013年10月12日このところブラックとホワイトに凝っているレディー・ガガだが、凝り性の彼女、今度は、顔全面を覆った白地に黒のペイントの“覆面”で外出するところを米エンタメ情報サイト「eonline.com」がとらえたようだ。この覆面、ただの布ではなく、れっきとしたベルギー出身のファッション・デザイナー、「メゾン・マルタン・マルジェラ(Maison Martin Margiela)」の手によるもの。白い布のちょうど頭のてっぺんから黒のペイントが垂れて放射線状に広がっているようなデザインの意味は別として、去年の12月にガガは、ゴールドの輪っか状の鳥かごを模したヘッドマスクをして外出したことがあった。後に、それが彼女の次のツアーの衣装を手がける「アトリエ・ヴェルサーチ(Aterier Versace)」の特注だと分かったのだが、今回も次のツアーの衣装を「メゾン・マルタン・マルジェラ」が手がけるという予告なのだろうか。世界中でニュースとして報じられているが、ガガの戦略はまたも成功というところだろうか。(text:Mieko Nakaarai)
2013年09月10日ナオミ・ワッツが渾身の演技で元英国皇太子妃・ダイアナを演じたことで話題の映画『ダイアナ』。9月5日(現地時間)、ロンドンにてプレミアが行われ、日本語吹き替え版でダイアナを演じた米倉涼子が、女王さまのお膝下でレッドカーペットに登場した。レッドカーペット周辺には、早くから数百人のファンが詰めかけており、プレミア前から英国内メディアがこぞって取り上げるなど、注目度の高さを伺わせる中、イベントがスタート!米倉さんは、ナオミ・ワッツ、恋人の医師役ナヴィーン・アンドリュース、オリヴァー・ヒルシュビーゲル監督ら共に詰めかけた観客の声援に応えた。「ロンドンのレッドカーペットは初めてなので楽しみです!」と語っていた米倉さんは、「エミリオ・プッチ(EMILIO PUCCI)」のプリーツが印象的な白いロングドレス、「ジミーチュウ(Jimmy Choo)」の靴、総額約1,000万の「カルティエ(Cartier)」のアクセサリーに身を包んで登場。颯爽とレッドカーペットを歩く姿に、100人近く集まったカメラマンが一斉にシャッターを切り、米倉さんも笑顔を見せた。続いて登場したナオミは、「ヴェルサーチ(VERSACE)」のロングドレスに、「ショパール(Chopard)」のジュエリーという映画にちなんだブランドをまとって登場した。“英国のバラ”と呼ばれ、世界一有名な女性を演じただけに、「初めてロンドンで披露するから、とってもナーバスになっているの」と緊張を隠せない様子だったが、「ダイアナは、とても知的で思いやりがある女性。強い精神とカリスマ性と優雅さを持ち合わせていた素敵な女性だわ」と語り、ダイアナへの尊敬をにじませていた。また、レッドカーペットの前には、米倉さんとナオミ、ヒルシュヒーゲル監督との対談も実現。ナオミは米倉さんに、「とても美しい人でお会いできて嬉しい。あなたもダイアナ妃を演じられるわよ」と第一印象を語り、その場に居合わせた監督も「王室の雰囲気があるよね」とベタ褒め。やや緊張気味だった米倉さんも「ふたりとも、気さくで安心しました」、とすっかり打ち解けた様子となった。さらに、映画の中でダイアナが“メスライオン”と呼ばれているが、「メスライオンって呼ばれたことありますか?私はあるんだけれど…」と米倉さんが切り出すと、、監督が「僕がいつか(ナオミを)“メスライオン”って呼ぶよ」と返して一同爆笑するなど、すっかり意気投合した対面となった。『ダイアナ』は10月18日(金)よりTOHOシネマズ有楽座ほかにて全国公開。(後藤ゆかり(cinema名義))■関連作品:ダイアナ 2013年10月18日より、TOHOシネマズ有楽座ほかにて全国にて公開(C) 2013 Caught in Flight Films Limited. All RIghts Reserved(C) Laurie Sparham
2013年09月07日世界的な自転車レース「ツール・ド・フランス」のオフィシャルタイムキーパーを務めるスイス発の腕時計ブランド「フェスティナ(FESTINA)」が、株式会社ムラキを正規代理店として日本上陸した。 「フェスティナ」グループは100年以上の歴史を持つ時計ブランドで、ヨーロッパでは「ロレックス(ROLEX)」や「スウォッチ(Swatch)」に次ぐ規模を誇っている。5大陸90カ国以上に拠点があり、一年間で約500万本もの時計を販売したという実績を持つ。また、20年連続で「ツール・ド・フランス」のオフィシャルタイムキーパーを務めており、スポーツシーンでも活躍しているブランド。日本の正規代理店は、「ヴェルサーチ」や「ニナリッチ」などの腕時計を扱う「ムラキ」が務め、2013年7月1日(月)より取扱いを開始している。元の記事を読む
2013年08月11日「ジバンシィ」が「H&M」とコラボレーションをすることになりそうだ。これまでにも「ヴェルサーチ」、「ジミー・チュウ」、「メゾン・マルタン・マルジェラ」などとコラボを重ねてきたH&Mだが、詳細は発表されていないものの、今回コラボ相手としてリカルド・ティッシ率いるジバンシィの名前が挙がっているようだ。ファッションサイトの「ファッション・インダストリー・コンフェッションズ」には「ジバンシィの本部から流れたうわさによると、来年H&Mとコラボレーションする模様です」と掲載されているが、H&Mの広報担当は「私どもはうわさについてはコメントを控えております」とだけ述べている。そんなジバンシィを率いるリカルドは最近、ブラックに夢中だと語っている。「ブラックは常にエレガントだよね。この世で最も完璧なカラーだと思うよ。パレットで全ての色を混ぜてできる色だからね」 。
2012年11月28日レディー・ガガが今後行う予定の全米ツアーで、「ヴェルサーチ」が衣装を担当する可能性が出てきた。「ボーン・ディス・ウェイ・ボール」ワールドツアーを敢行中のガガは13日(現地時間)、全米での同ツアーを全面的に模様替えすると宣言しており、さらにヴェルサーチが衣装を担当するという巷のうわさにあえて言及している。ガガは「ボーン・ディス・ウェイ・ボールの全米公演では“化粧直し”が必要ね。ヴェルサーチが全部の衣装をカスタマイズして新しいルックスにするっていううわさも聞いたわ」とツイートした。ガガはつい最近にも1994年にエリザベス・ハーレイ用に作られた安全ピンだけで生地が留められたきわどいヴェルサーチのドレスを着て話題になるなど、以前からヴェルサーチを愛用している。さらに、9月のパリ・コレクションでは、同ブランドのチーフ・デザイナーのドナテラ・ヴェルサーチと共にポーズをとっているガガのトップレス写真が撮影されており、ドナテラとも友好的な関係で結ばれている。今回のうわさに対して、ヴェルサーチの広報担当者はまだコメントを発していない。■関連作品:Machete Kills (原題)
2012年11月16日英高級デパート、ハロッズの今年のクリスマス・ショーウィンドウはディズニーのプリンセスたちがテーマになるようだ。ロンドンのナイツブリッジにある同デパートで来月からお披露目されるクリスマス用のショーウィンドウには、ファッション界の大物がデザインしたディズニーのアイコニックなドレスが登場するという。「オスカー・デ・ラ・レンタ」は『白雪姫』のドレスを手がけるのを始め、「ヴァレンティノ」が『美女と野獣』のヒロイン・ベルのイブニングドレス、そして「ヴェルサーチ」が『シンデレラ』と、各ブランドごとにプリンセスたちへオマージュを捧げるという。ほかにも、「マルケッサ」が『リトル・マーメイド』に登場するアリエル、「エリー・サーブ」が『眠れる森の美女』、「ジェニー・パッカム」が『塔の上のラプンツェル』のラプンツェルと豪華な組み合わせが実現しているようだ。ハロッズのクリスマス・ショーウィンドウは11月1日(現地時間)からお披露目される予定で、店舗の5階にはすでに7,000平方フィート(約650平方メートル)にも及ぶ巨大なディズニー・プリンセスを飾ったポップアップ・ブティックが展示されている。■関連作品:塔の上のラプンツェル 2011年3月12日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.
2012年10月26日『シャーロック・ホームズ』の監督ガイ・リッチー(44)が、モデルの恋人ジャッキー・エインズリー(30)と婚約した。ふたりの間にはすでに1歳の男の子が生まれており、第二子もまもなく出産の予定だ。リッチーは2000年にマドンナと結婚し、2008年に離婚。華やかな結婚式はスコットランドの古城で行われ、グウィネス・パルトロウやドナテラ・ヴェルサーチらが出席した。元夫妻の間には、実の子ロッコ君と、マラウイから養子に取ったデビッド君がいる。エインズリーとの交際は、2010年に開始。昨年9月には長男ラファエル君が誕生した。今年7月の『ダークナイト ライジング』ロンドンプレミアにはエインズリーが大きなお腹で登場し、第二子の妊娠を公にしていた。具体的なウェディングの予定は、明らかになっていない。昨年末、『Details』誌へのインタビューで、リッチーは「最初の結婚は楽しかったし、後悔はない。あれはポジティブな経験だった」と語っている。文:猿渡由紀
2012年10月10日三越伊勢丹は、イタリアを代表するブランドを統括する”アルタガンマ財団”と共同で、チャリティーキャンペーン「HEART FOR CHILDREN(ハート フォー チルドレン)」を2012年10月2日(火)~9日(火)の期間に開催する。伊勢丹新宿店本館1階のザ・ステージにて、計17ブランドがこのプロジェクトのためにここでしか買えないチャリティアイテムを揃え、”HEART FOR CHILDREN”のコンセプトのもとイベントを展開する。ここでのチャリティの収益金は、全額をあしなが育英会「あしなが東北レインボーハウス建設募金」に寄付することとなっている。三越伊勢丹で共同でプロジェクトを進めるアルタガンマ財団は、イタリアの優れた産業と、その背景にあるカルチャーを世界に向けて発信することを目的としているチームである。1992年の設立以来、加盟企業はファッションやジュエリーだけではなく、食品、自動車、家具デザイン、ホテルなど約75社が集約している。「HEART FOR CHILDREN」開催日時:2012年10月2日(火)~9日(火)開催場所:伊勢丹新宿本店1階ザ・ステージ参加ブランド:アクアディパルマ、アニオナ、アレッシィ、ボッテガ・ヴェネタ、ブリオーニ、ブルネロクチネリ、エミリオ・プッチ、フェンディ、フェッラリー、イザイア、カルテル、ロロ・ピアーナ、マックスマーラ、ミッソーニ、サルヴァトーレフェラガモ、ヴァレンティノ、ヴェルサーチ元の記事を読む
2012年09月30日韓国のキム・ギドク監督『Pieta』(原題)が金獅子賞を受賞し、ポール・トーマス・アンダーソン監督の『The Master』(原題)が銀獅子賞と例年稀に見ぬ巨匠監督たちの受賞に沸いた今年のヴェネチア国映画祭。「ミュウミュウ」が手掛けたショートフィルムプロジェクトが行なわれたり、「グッチ」の新作が発表されたりと今年も今年も映画とファッションのコラボレーションが見られたが、レッドカーペットの上では女優たちの華やかなドレス姿に大きな歓声が贈られていたようだ。セレブたちの「透け感」テクニック今年のヴェネチア国際映画祭に出席した女優たちの美しいドレスで、最も多く見られたのが今年のトレンドの一つ「透け感」を意識したセクシーなスタイル。中でも海外メディアでも注目を集めたのが、『The Reluctant Fundamentalist』(原題)を引っさげ参加した、ケイト・ハドソン。お腹から左足に沿うように施されたかぎ編みが絶妙なセクシーさを演出する透け感溢れる「アトリエ・ヴェルサーチ」2012年秋コレクションとなるこのドレス。そこに「エディ・パーカー」のクラッチバックと「ファベルジェ」の抑え目なジュエリーを合わせ、大人の女性ならではのセクシー&エレガントなスタイルを披露。「透け感」テクで注目したいセレブがもう一人。ジュード・ロウと共に『Anna Karenina』(原題)のプレミアに参加した、キーラ・ナイトレイだ。薄手のフラッタースリーブと大ぶりの花が連なったデザインの淡いピンクガウンが組み合わさった「シャネル」の2012秋コレクションのドレスで登場したキーラ。この袖周りのみ透け感を投入するテクニックは、今年多くの女子たちが取り入れたスタイルでもあるが、ここに銀のバックルベルトで甘さを締めるのがキーラ流。いやらしくなり過ぎず、上品に使いこなす彼女たちの「透け感」テクを参考にしてみては?話題のヤングセレブに注目!今年のヴェネチアで注目を集めたのはケイトやキーラだけではなく、『Spring Breakers』(原題)に出演する4人の若手女優たちが、多くの映画ファンを沸かせていたのも印象的だった。中でも、ジャスティン・ビーバーの恋人で知られるセレーナ・ゴメスとヴァネッサ・ハジェンズ、この2人のヤングセレブの衣装に多くの注目が集まっていた。セレーナは、今年のトレンドのもう一つ「ゆるフワ」を取り入れ、右側にたっぷりとボリュームをもたせた「アトリエヴェルサーチ」の淡いメタリックピンクのドレス、さらに別の日には透け感のある「ドルチェ&ガッバーナ」秋冬2012コレクションのブラック&ゴールドが印象的なカクテルドレスで登場。一方のヴァネッサは、透け感のあるビロードの生地に金の刺繍や装飾が施された「テンパリーロンドン」のドレスに、「ジュゼッペ・ザノッティ・デザイン」の金のクラッチバックでドレッシーな大人のドレスに挑戦し会場を魅了した。ヤングセレブと言えばもう一人。同映画祭でのイベントの一環として行なわれた「グッチ」の女性用新フレグランス「グッチ バイ グッチ プルミエール」の発表会イベントに参加した「ゴシップ・ガール」でお馴染みのブレイク・ライブリー。もちろん「グッチ」製の真紅のカクテルドレスで登場し、一躍話題をさらっていた。さらに、ブライアン・デ・パルマ監督最新作『Passion』(原題)での参加となったノオミ・ラパスは、「ヴァレンチノ」のレースで仕立てられた真緑のドレスと、かなりチャレンジングな衣装で登場するなどカンヌ国際映画祭やアカデミー賞よりも少し挑戦的なドレスが多く見られた。ヴェネチア以外にもトロントなど、賞レースを占う“前哨戦”とも言われるこの時期の映画祭。ファッションにも余念がないセレブ女優たちは、本格的なレース本番までにいろいろなパターンを試している最中(?)なのかも。現在開催中のトロントや先日閉幕したモントリオール世界映画祭などでのセレブたちのゴージャスなドレス姿もぜひチェックしてみて!■関連作品:プロメテウス 2012年8月24日より全国にて公開© 2012 TWENTIETH CENTURY FOX危険なメソッド 2012年10月27日よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開© 2011 Lago Film GmbH Talking Cure Productions Limited RPC Danger Ltd Elbe Film GmbH. All Rights Reserved.第69回ヴェネチア国際映画祭 [映画祭]
2012年09月11日ミヒャエル・ハネケ監督の『Amour』(原題)が最高賞のパルム・ドールに輝いた、第65回カンヌ国際映画祭。監督のみならず主演を務めた名優2人(ジャン=ルイ・トランティニャン、エマニュエル・リヴァ)も登壇してスピーチを行い、大きな感動に包まれて映画祭は閉幕した。おしゃれ女王は断然、ダイアン・クルーガー!ハリウッド・スターも大挙した映画祭では12日間の開催期間中、女優たちも連日華やかなファッションで競い合った。とりわけ、コンペティション部門で審査員を務めたダイアン・クルーガーは文句なしに今年の映画祭の“おしゃれ女王”!公式上映、ガラ・パーティなどのイベントで、さまざまなブランドのドレスを披露した。オープニング・セレモニーでは、「ジャンバティスタ・ヴァリ」のミントグリーンのシフォン・ドレス。ワンショルダーの肩から背中に流れる長いケープが、歩くたびに翻って美しいラインを描いていた。同日撮影の審査員の集合写真では、「ヴェルサス」のチョコレート色のセクシーなミニドレス。ほかに白いレースのドレスに紫のコサージュをあしらった「二ナリッチ」、「シャネル」、「ヴェルサーチ」、「ヴィヴィアン・ウエストウッド」、「バルマン」、「カルバン・クライン」などなど、どれも見事に着こなす。クロージング・セレモニーには、「ディオール」のオート・クチュールのドレスで登場。大きくふくらんだスカートで、フォトコールでは隣りのアレクサンダー・ペイン監督と距離が生じてしまうほどだった。2月のオスカー授賞式の刺繍ドレスが注目を浴びたジェシカ・チャステインは、オープニング・セレモニーに胸のカットが独創的な白のドレスで登場。ブランドはオスカー授賞式と同じく「アレキサンダー・マックイーン」だ。ヌードカラーとゴールドのコンビネーションが色白の肌に馴染む「グッチ・プレミア」のドレス、「ジョルジオ・アルマーニ」や「カルバン・クライン」など、カジュアル、セクシーと様々な要素を使い分けていた。現在妊娠中のリース・ウィザースプーンは、マシュー・マコノヒーと共演の『Mud』(原題)の公式上映に登場。エンパイア・スタイルの「アトリエ・ヴェルサーチ」のロイヤル・ブルーのドレスとハイヒールで体型をカバーした。赤のドレスで魅せた女優たち主演作『The Paperboy』(原題)公式上映時のニコール・キッドマンは「ランヴァン」のワンショルダーのドレス。落ち着いた赤で大人の女性らしい魅力を引き立てる。フォトコール時に着用の「アントニオ・ベラルディ」のドレスは燃えるような赤だった。オープニング・セレモニーで司会を務めたベレニス・ベジョの「ルイ・ヴィトン」のドレスも深紅。クリステン・スチュワートも「リーム・アクラ」の鮮やかな赤のドレスでレッド・カーペットに立った。クリステンが『On The Road』(原題)公式上映時に着た「バレンシアガ」のニコラ・ゲスキエールによる総刺繍のロングドレスは大胆なスリットが入ったセクシーなデザイン。「レベッカ・ミンコフ」のブレザーにバレンシアガの派手なプリントのパンツを合わせるなど、個性的なファッション・センスも発揮した。今年流行のネオンカラーの着こなしもリゾートという立地に映えるネオンカラーもキルスティン・ダンストを始め、多くの女優たちが好んで着ていた。ミア・ワシコウスカの「プラダ」のワンピースも愛らしい彼女の雰囲気にぴったり。「シャネル」、「エミリオ・プッチ」、「エリ・サーブ」なども人気が高かった。広告モデルを務める「ディオール」のドレスで決めたマリオン・コティヤールは公式上映時にはダーク・ネイビーと黒のロングドレスでクラシックなスタイル、日中のフォトコールではヌードカラーのワンピースと、TPOに合わせて変身してみせた。イベントの多い映画祭では、一人一人が数パターンのコーディネートを披露するのが楽しい。それにしても毎日、場合によっては1日のうちに何度もお色直しをしながら、ハズレはほとんどなしだったダイアンはお見事。出品作の審査にドレス選びに、と超多忙な12日間だったことだろう。(text:Yuki Tominaga)特集:第65回カンヌ国際映画祭© 2012 Getty ImagesPhoto © Charly HEL / Pix’HEL© 2012 Venturelli■関連作品:Lawless (2012/原題)On The Road (原題)The Paperboy (原題)第65回カンヌ国際映画祭 [映画祭]■関連記事:【カンヌレポート】日本代表・若松孝二&井浦新、カンヌへの特別な思い語る【カンヌレポート】ミヒャエル・ハネケ、2本連続でパルム・ドール受賞!【カンヌレポート】ロバート・パティンソン、ホテルにこもりきりの撮影裏話明かす【カンヌレポート】ザック・エフロン、ニコールとの恋に「全く年の差感じなかった」【カンヌレポート】クリステン・スチュワート、15歳の妻を演じた難しさ明かす
2012年05月30日もしも、“Time is money”という言葉通りの世界が訪れたら…。裕福な者は永遠の命を享受し、貧しい者は余命時間を延ばすために日々働き続ける、“25歳で全ての人間の成長がストップする”という近未来を描いたノンストップ・アクション『TIME/タイム』が2月17日(金)より公開される。斬新なストーリーに主演のジャスティン・ティンバーレイクとアマンダ・サイフリッドによるラブロマンスが目を引く本作だが、これに加えて心くすぐられるのが、アマンダが魅せる贅沢なファッションの数々である。トレードマークの長いブロンドヘアから赤髪のボブスタイルに変身したアマンダが本作で演じるのは、何不自由なく暮らす大富豪の娘・シルビア。時間を持て余し、代わり映えのしない毎日に辟易していた彼女だったが、ある日“タイム・ゾーン”を超えてスラム・ゾーンから富裕ゾーンに忍び込んだ主人公・ウィル(ジャスティン・ティンバーレイク)の人質にされ、逃走劇に巻き込まれる羽目になる。絶体絶命の逃避行の中で、彼の真の目的に気づくシルビア。やがて2人の間には、恋心が芽生えるのだが…。「時間=金」が絶対的であるこの世界では、貧しい者は一刻をも無駄にできないため、身にまとうものも素早く着用できるシンプルなものであるのに対し、富裕層は「時間をつぶす」という考えが反映されており、服装も髪型もメイクもいつだって煌びやかでゴージャス。アマンダが着こなすドレスファッションも当然のことながら、高級ブランドの名前がずらりと並ぶ。贅の限りを尽くしたファーと黒のヴィンテージドレスと合わせるのは女性の憧れ「クリスチャン・ルブタン」のハイヒール(上写真・右)であり、銃を片手にスマートに着こなすのは、「ジャン=ポール・ゴルチエ」のモーニング・コートにヴェルサーチのブーツ(上写真・左)。アマンダの完璧なプロポーションを引き立てるワンピーススタイルには、フェンディの黒ワンピや、多くのハリウッドセレブが愛用するニューヨークの人気セレクトショップ「OPENING CEREMONY」のチェック柄ワンピなどをチョイス。ブラックを基調にしたモードなラインのものを多く取り入れているのも、近未来的でスピード感あふれる本作ならでは。そして、何と言ってもドキリとさせられるのが彼女のセクシーな美脚だが、それを一層美しく見せるのがピンヒールの数々。先述のフェンディのミニワンピには「プラダ」のピンヒール、ジャスティンとの逃走シーンでは「イヴ・サンローラン」のピンヒールで颯爽と駆け抜ける!そのほかにも見逃せないのが、アマンダのためにカスタムメイドされたドレスたちである。衣裳デザインを手がけるのは、『シザーハンズ』や『アリス・イン・ワンダーランド』など数多くのティム・バートン監督作品や『ツーリスト』などジョニー・デップ出演作品の衣裳を手がけているコリーン・アトウッド。中でも胸元を大きく見せる、ネイビーブルーのボックスプリーツに黒のシフォン&大きなボタンを組み合わせたユニークなドレスは、アマンダのボブヘア&マットな質感のメイクを映えさせていて、とってもお似合い。『マンマ・ミーア!』や『ジュリエットからの手紙』などで見せてきた甘い魅力とはまた一味違う、スパイスの効いたアマンダのクールな着こなし術はぜひ参考にしてみたいところ。さらに劇中、彼女が身を置く富裕層とスラム層、“永遠の若さ”を軸にしたそれぞれの世界を絶妙に表現した美術やカラーに目を凝らしてみるのもまた、面白いかもしれない。『TIME/タイム』は2月17日(金)より全国にて公開。■関連作品:TIME/タイム 2012年2月17日より TOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2011 TWENTIETH CENTURY FOX■関連記事:J・ティンバーレイク×A・サイフリッド『TIME/タイム』カップル限定ジャパンプレミアに10組20名様ご招待AKB篠田、ハリウッド映画声優デビュー!『TIME/タイム』で大富豪ヒロインにジャスティン・ティンバーレイク、ジェシカ・ビールとついに婚約?J・ティンバーレイク×A・サイフリッド『TIME/タイム』予告編&ポスターが到着『長ぐつをはいたネコ』、ジョニーらの競合を抑えハロウィン新記録のヒットスタート
2012年01月28日アンジェリーナ・ジョリーが現在妊娠3か月だと英国の週刊誌や新聞が報じている。第一報を流したのはゴシップ週刊誌「OK!」。「彼女はまだ公には発表したくないが、限られた人々には打ち明けている。朝はつわりで苦しんでいるが、それも我慢できると妊娠を喜んでいる」という関係者の談話を掲載している。アンジェリーナとパートナーのブラッド・ピットの間には娘・シャイロと双子のノックスとヴィヴィアンがいるほか、養子のマドックス、パックス、ザハラがいる。前出の関係者は「アンジェリーナは寝室を空にして、白く塗り替えました。心と身体のつながりを信じている彼女は、心の平穏を求めて、禅の雰囲気を作りたいようです」と語っている。15日に行われた第69回ゴールデン・グローブ賞にブラッドと共に出席したアンジェリーナは、アトリエ・ヴェルサーチの白と赤のドレスを着こなし、特に体型に変化は見られないようだった。妊娠については英国の一部での報道のみで、アンジェリーナもブラッドも19日現在、肯定も否定もしていない。(text:Yuki Tominaga)© Startraks/AFLO■関連作品:第69回ゴールデン・グローブ賞 [アワード] 2011年12月15日(現地時間)にノミネート発表、2012年1月17日に授賞式開催。In the Land of Blood and Honey (原題)■関連記事:英国アカデミー賞『アーティスト』最多候補。D・ラドクリフはG・オールドマンを応援ゴールデン・グローブ賞受賞のG・クルーニー盟友ブラピの杖を手に登壇、功績を称賛ジョージ・クルーニー、G・グローブ賞主演男優賞獲得!『アーティスト』は最多3冠A・ジョリー、ファンとのチャットでG・グローブ賞候補作撮影時の心境を語るアンジェリーナ・ジョリー、監督デビュー作を引っさげ、ファンとオンライン・チャット
2012年01月20日人気スーパーモデル、Victoria’s Secretイベントに登場米時間19日、Victoria’s Secret(ヴィクトリアズ・シークレット)のボディケア&フレグランスコレクション、「VS Fantasies」の新作公開記念イベントがロサンゼルス市内で行われ、モデル界大注目の逸材、Candice Swanpoel(キャンディス・スワンポール)が登場、商品をアピールした。新作コレクションの顔となった彼女。なんと22歳にして昨年の年収2億円超!16歳でデビューした南アフリカ出身のスーパールーキーから、大注目の人気スーパーモデルへ近年、着実に成長した。この秋は他にもヴェルサーチ、トムフォードなどの広告キャンペーンにも起用が決まっているという。その美しさの秘密は…?華やかなパーティードレスでイベントに登場し、輝く笑顔で魅了したキャンディス。まさに人気絶頂モデルにふさわしい、抜群のスタイルのよさと美しさ。どうやってそのプロポーションを保っているのか気になるところだが、「食事は好きなだけ食べる」と語ったそうだ。美しさの秘密は、やはり見せないところでの努力にあるのか、それとも…。なにはともあれスーパーモデル、キャンディス・スワンポールから目が離せない日々は続きそうだ。元の記事を読む
2011年07月27日今年は『英国王のスピーチ』が主要部門で圧勝となったアカデミー賞。授賞結果は前評判通り、番狂わせのない順当な結果に落ち着いたが、毎年、賞のゆくえと併せて楽しみなのが、思い思いの装いに身を包んだスターたちが授賞式会場のコダック・シアターへと練り歩くレッドカーペットだ。今年最も印象的だった色はパープルと赤。前哨戦から各映画賞を制覇し、ついにオスカー像も手にした『ブラック・スワン』のナタリー・ポートマンは、劇中のバレエ・シーンに衣裳を提供したロダルテのオフ・ショルダーのパープルのドレス。現在妊娠中のナタリーは日に日にお腹が大きくなり、「ドレスの採寸が大変」と話していたが、エンパイア・スタイルのドレスが美しいラインを作り出している。ドレスと同色のタッセルのついたティファニー製のイアリングも個性的で、主演女優賞と共に今年のベストドレッサーひとりとしても挙げたい。『ブーリン家の姉妹』で共演して以来、ナタリーと仲のいいスカーレット・ヨハンソンのドレスもパープル。レース仕立てで、背中の上部が空いたセクシーなドレスはドルチェ&ガッバーナのデザインだ。『Winter’s Bone』(原題)で主演女優賞候補となった20歳のジェニファー・ローレンスは上半身だけ見ると、まるで水着かと思うようなシンプルな赤のタンク・ドレス。ブロンドの髪を自然におろし、アクセサリーはブレスレットひとつのみ。カルバン クラインのドレスだけで勝負できる若さがまぶしい。アトリエ・ヴェルサーチの迫力あるタンジェリン・オレンジのロングドレスを着こなしたのはジェニファー・ハドソン。裾のたっぷり広がったホルターネックのデザインが、減量ですっきりシェイプした彼女によく似合っている。すっきりとシェイプといえば、先月出産したばかりのペネロペ・クルス。ローレン・スコットの体にフィットするスパンコールの飾りがあしらわれたドレスに身を包み、主演男優賞候補だった夫のハビエル・バルデムと一緒に颯爽とレッド・カーペットを歩いていた。主演男優賞のプレゼンターを務めた昨年の主演女優賞受賞者、サンドラ・ブロックはヴェラ・ウォンのマーメイド・スタイルのドレス。直線的な胸元のカットとバックの大きなボウがアクセント。授賞式では5回お色直しをした司会のアン・ハサウェイはレッド・カーペットではお気に入りのブランド、ヴァレンチノのヴィンテージ・コレクションからストラップレスのドレスを着用した。(text:Yuki Tominaga)左からアン・ハサウェイ、ナタリー・ポートマン、サンドラ・ブロック、スカーレット・ヨハンソン。特集 2011アカデミー賞:Michael Yada/Ivan Vejar/John Selig/© A.M.P.A.S.■関連作品:ラブ&アザー・ドラッグス (原題) 2011年、公開© 2010 Twentieth Century Foxしあわせの隠れ場所 2010年2月27日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2009 ALCON FILM FUND, LLC ALL RIGHTS RESERVEDパイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉 2011年5月20日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.ブーリン家の姉妹 2008年10月25日よりシャンテ シネほか全国TOHOシネマズ系にて公開© 2008 Columbia Pictures Industries, Inc. and Universal City Studios Productions LLLP and GH Three LLC. All Rights Reservedブラック・スワン 2011年5月13日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2010 Twentieth Century Fox.第83回アカデミー賞 [アワード]© Bob D’Amico/ABC■関連記事:堺雅人、未婚にして「家事を『積極的に手伝ってくれそう俳優」ランキング1位に君臨!【オスカー総括】『英国王…』が横綱相撲30〜40代監督席巻で世代交代の波?【アカデミー賞】レッドカーペットファッションチェック!〜ダークカラー編〜【アカデミー賞】レッドカーペットファッションチェック!〜ホワイト編〜【アカデミー賞】作品賞は『英国王のスピーチ』で決着!計4冠で賞レース制す
2011年02月28日映画『ツーリスト』のワールドプレミアが12月6日(現地時間)、ニューヨークのジーグフェルド劇場にて開催され、主演のジョニー・デップ&アンジェリーナ・ジョリーらが出席。アンジーのパートナー、ブラッド・ピットも駆けつけ、会場は大きな盛り上がりを見せた。傷心旅行でイタリアを訪れたアメリカ人旅行者(ジョニー)が、謎めいた美女(アンジー)との出会いをきっかけに、ある巨大な陰謀に巻き込まれていくというサスペンス・アクション。ヴェネチアでの撮影当時から大きな話題を呼んでいたが、ついにワールドプレミアで初のお目見えとなった。アトリエ・ヴェルサーチのニットのホワイトスリットドレスに身を包み、ブラッドを伴って来場したアンジー。ファンの声援に手を振り、自らファンのカメラを手に取り、ファンと一緒に写真に収まるという一幕も。自身が演じた役柄については「(これまで)レディの役を演じたことは、一度もなかったの。タフでクールな女性を多く演じてきたけど、私にとって、この役を演じることは大きな挑戦になるなと気づいたの。ヨーロッパ的なエレガントさ、そして女性的なピンク色が象徴するようなキャラクターで、私にとっては、全く異色の新しい役柄だったわ」とふり返った。ジョニーは「この作品は平凡なスリラーではないんだ。どんでん返しの連続で、全く普通ではないサスペンス映画になっている。何に近いテイストかといえば、それはヒッチコック風だと言えるかな。いくつものどんでん返し、驚きがあり、そこにユーモアや愛すべきヒューマンな部分も含まれているんだ」と作品について語った。ファンのサインを求める声に丁寧に応じる姿はいつもどおり!「(ファンは)とても、温かい素敵な人たちです。寒いのに外で待ってくれていて。こうして『僕のために来てくださってありがとうございます』と挨拶するのは当たり前のことだと思うよ」と彼らしいコメントを残してくれた。残念ながらジョニーとアンジー、ブラッドのスリーショット実現はならなかったが、こうしたイベントに、ジョニーとブラッドが揃って出席するというのはかなり珍しいこと。その場に居合わせた幸運なファンは、寒さをものともせずに声援を送っていた。ほかに共演陣のポール・ベタニーが夫人のジェニファー・コネリーを伴って出席したほか、フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督、ブルック・シールズ、ガボレイ・シディベ、デザイナーのベッツィ・ジョンソンらが来場した。『ツーリスト』は2011年3月11日(金)より日劇3ほか全国にて公開。■関連作品:ツーリスト 2011年3月11日より日劇3ほか全国にて公開■関連記事:ジョニー・デップは電話嫌い。家庭では電話禁止、携帯電話も所有せずアンジェリーナ・ジョリーの夢は一家でアフリカ移住 その前にブラピと再共演もアンジェリーナ・ジョリー、新作プレミア会場で批判にさらされた監督デビュー作を擁護息子の誕生日に出演作のプレミア出席、パリでもブランジェリーナは超多忙!ジョニー・デップ告白「映画会社はジャック・スパロウが気に入らなかった」
2010年12月10日来日の熱狂も冷めやらぬ、アンジェリーナ・ジョリー。ブラピにはお留守番を言いつけて(そんな感じでしょ?)、子供たちを引き連れ、肝っ玉母さんぶりを発揮しているかと思えば、着ていたのは黒のマイクロミニ・ワンピース。27日(火)に行われた会見でも、上下ブラックのスーツ姿。役柄のようにミステリアスで危険な女の香りも漂わせておこうといったところでしょうか。最初にアンジェリーナ・ジョリーの最新作が『ソルト』というタイトルであると聞いたとき、てっきり塩に関係する話だと思いましたが、物語は塩とは何の関係もありません。あまりにもタイムリーな、美人すぎるロシア人スパイのお話です。冷戦時代に実在したとされるエリート・スパイ養成学校の話に着想を得たもの。計画のために、何十年もアメリカ人としてアメリカ社会に潜伏するという気の長いスパイたちが登場します。スパイ映画といえば、気になるのは主人公の変装ぶり。ロシアのスパイだと疑われたCIA分析官に扮するアンジーは、今回、ヘアスタイルを変えること2回。ロングのブロンドからブルネットへ、そしてショートカットへ。でも、アンジーの顔を良く知っている観客からしてみれば、どのヘアスタイルでもアンジーはアンジー。そこで、よく海外のドラマで登場する“髪の色を変える”ことが、本当に変装になるのかを考えてみました。髪の色は確かに印象を大きく変えるものです。少し明るい色に染めただけで、ちょっと軽やかな印象になることは多くの人がご存知の通り。似合う服も変わってしまうことだってあります。でも、だからといって本人かどうか分からないほど、相手の目を欺くことができるものなのでしょうか。海外では、誰かを捜索するときに、髪、肌、目の色を情報とします。これは、出身地や文化背景の違う人々が多く住む国ならではのこと。でも、肌の色は別として、髪、目の色は簡単に変えられる現代。色はあまりアテにできない時代になりました。とはいえ、どんなに逃亡者が変装しても(ときには整形しても)見つかるときは見つかります。人間の目というのは不思議なもの。侮れないものですね。劇中でも、主人公を良く知るCIA分析官は、変装したソルトをいとも簡単に見分けてしまいます。つまり、変装やヘアカラーにはあまり効力がないということなのでしょうか。そんな『ソルト』のPRのため、7月26日(月)に来日したアンジーですが、ちなみに、素の彼女のヘアスタイルは、劇中でロングスタイルだったときと色違い。グラデーションありのロングの茶髪に長めの前髪。この際ですから、思い切りイメージチェンジして、ショートカットなどで登場してくれても面白かったのですが。ただ、例えそれでも、私たちは彼女を見分けることができるはず。しかも、アンジーほどの美人ならば、人目を引いてしまうこと必至。人々の覚えも良いから、彼女のような華のある人はスパイには向かないのは確か。スパイならば目立たないことが基本だと、モニカ・ベルッチ主演の『スパイ・バウンド』では言っています。アンジーにしてもモニカにしても、目立たない女の対極にあると思うのですが、やはり美人スパイでないと話が面白くないのでしょうか。先日、現実世界で起きたロシア美女スパイ、アンナ・チャップマンの事件について、とある配給会社の担当者(男性)と話をしていたところ、「あのスパイ、全然美人じゃないのに、どうして美人スパイって言われているんだろう」とポツリ。好みの問題でしょうが、同意したい気持ちもありました。「やはりマスコミとしては、面白さを倍増させるため、そこそこの人ならば“美人”と装飾しちゃうんでしょうね」と返しておきました。現実には誰もが唸るような美人スパイ、イケメンスパイなんて機能できないのかもしれませんね。(text:June Makiguchi)『ソルト』特集■関連作品:ソルト 2010年7月31日より丸の内ピカデリー1ほか全国にて公開© 2010 Sony Pictures Digital Inc. All Rights Reserved.■関連記事:アンジー、『ソルト』を思わせる現実のスパイ交換に言及し「米露の関係は良好」と発言アンジーロングスリットのヴェルサーチドレスでファン5,600人を悩殺アンジー『ソルト』会見でブラピに感謝!別作品で初共演のジョニー・デップにも言及子連れ来日を果たしたアンジー、破局の誤報道を流した英大衆紙から賠償金を受け取る『ソルト』の扮装でわが子を驚かすアンジー、ブラピとイタリアに豪華別荘を購入
2010年07月30日