女優の佐々木希が25日、都内で行われた「FENDI selleria(フェンディ セレリア)」レセプションのフォトコールに登場した。イタリア・ローマを代表するラグジュアリーブランド・FENDIは、ブランドのクラフツマンシップを体験できるポップアップストア「FENDI selleria(フェンディ セレリア)」を3月26日~31日まで、東京・渋谷のMEDIA DEPARTMENT TOKYOにて開催する。同ストアの開催を祝したレセプションが25日に行われ、フォトコールに桐谷美玲、佐々木希、佐野勇斗、中尾明慶、藤田ニコル、MINA(TWICE)が登場した。佐々木は、ボディラインがあらわなタイトなロングドレスにバッグを合わせたコーディネートを披露。「たまにこういうのを着ると引き締まるというか、すごく気持ちも上がりますね。ぴっと背筋が伸びます」と笑顔で話した。同ストアでは、「セレリア1925(Selleria 1925)」の2024年春夏 新作コレクションの販売をはじめ、イタリア・トスカーナ地方 カパヌッチアにあるフェンディ レザー工場より職人が期間限定で来日し、伝統的な製法によってつくられるフェンディのアイコンバッグ「ピーカブー」の製造工程を披露する。
2024年03月25日タレントの川崎希が21日に自身のアメブロを更新。息子が血液検査のために採血を受けたことを報告した。この日、川崎は「血液検査しました」というタイトルでブログを更新。「血液検査の採血しました」と息子が採血を受けたことを写真とともに報告し「がんばったね」と労いの言葉を送った。続けて更新したブログでは、漢字の勉強をしている息子の姿を公開し「少しずつ書ける字が増えてきてる」と説明。「私がふりがな書いといてカゲトラが漢字を横に書くって練習」だといい「がんばれ」とエールを送った。
2024年03月22日今年で12年目を迎える春風亭一之輔のらくごDE全国ツアー!!広島ホームテレビ(所在地:広島県広島市)は、2024年8月23日(金)上野学園ホール、8月24日(土)三原市芸術文化センター ポポロで、「らくごDE全国ツアー vol.12春風亭一之輔のドッサりまわるぜ2024」を開催します。北海道から沖縄まで全国を股にかけた本ツアーも、今年で12年目を迎える。ネタに入る前の旬な話題や、日常をテーマにしたフリートークのような「まくら」も絶妙!痛烈な笑い、毒、艶を備え、演じるたびに進化する一之輔節‼古典落語を守りながらも、現代的なギャグを織り込み、登場人物が闊歩する魅力的な噺の世界は、初めて落語を聞く方にも楽しんでいただけますので、ぜひ目の前でご堪能ください。■広島公演: ■三原公演: らくごDE全国ツアー vol.12春風亭一之輔のドッサりまわるぜ2024春風亭一之輔人気・実力ともに若手真打No.1!柳家小三治師匠に『本物』と認められ、逸材として注目される落語家。古典落語に現代風のスパイスを効かせ、緩急をつけた語り口で一気に客の心をつかむ技は天下一品。 2024年3月、第40回浅草芸能大賞「奨励賞」受賞。公演概要(開催日時)■広島公演:2024年8月23日(金) 18:30開演■三原公演:2024年8月24日(土) 13:30開演(会場)■広島公演:上野学園ホール■三原公演:三原市芸術文化センター ポポロ(料金)共通 3,800円(全席指定・税込)※未就学児童のご入場はお断りさせていただきます。プレイガイド(先行発売)(広島公演・三原公演)■イープラス先行発売3月23日(土)12:00~3月31日(日)23:59・WEB受付: ■ローソンチケットプレリクエスト4月5日(金)12:00~4月14日(日)23:59・WEB受付: ■チケットぴあプレリザーブ4月5日(金)11:00~4月11日(木)11:00・WEB受付: (三原公演)■ポポロクラブ会員先行発売4月13日(土) 10:00~・電話受付:0848ー81ー0886(9:00~20:00)※発売翌日から・WEB受付: ※一般発売は4月19日(金)10:00より(広島公演・三原公演)■イープラス■ローソンチケット【L:63267】■チケットぴあ【P:524-843】(広島公演)■エディオン広島本店(東館9F)(三原公演)■ポポロ、ポポロオンライン主催:広島ホームテレビ/イープラス制作:ジェイ・ファースト企画製作:夢空間/イープラス共催:一般財団法人みはら文化芸術財団※三原公演のみ 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月21日「それ説明する暇あったら自分でやればいいじゃない」(※写真はイメージです)34歳のときに21人抜きの大抜擢で真打に昇進した春風亭一之輔さん。年間1000席近い高座をこなしている落語界のスターで、今年2月からは「笑点」の新メンバーに加入し、すっかり馴染んでいます。黒柳徹子さんも「笑点」が大好きで昔からずっと視聴しているのだそう。落語界のスターであると同時に、家庭では18歳の長男、15歳の次男、13歳の長女という3人のお子さんのパパ。2004年に結婚した奥様は日本大学芸術学部の先輩で、9年付き合った末の結婚でした。番組では夫婦が家事で揉めたエピソードも明かされましたが、それは「ブラジャーの洗い方」について。コロナ禍で自宅にいることが増えた時期、5人家族で洗濯もたまってしまうため、「落語家だからって昔みたいに『カミさんにやらせときゃいい』なんてわけにはいかない」と一之輔さんも積極的に洗濯をするようにしていましたが、妻から「ブラジャーの洗い方が違う」と指摘されたそうです。ブラジャーは洗濯ネットに入れてほしいと言われ、大きいネットに入れようとしたら「それじゃない」と指摘され、正解は「黒柳さんの髪型みたいな形」のブラジャー専用のネットでした。そのネットに適当にブラジャーを入れようとしたら「それも違う。折って入れなさい」と指示があり、折りたたんで入れると「違う。それじゃ傷む」……。最終的に、「パットが重なるように折って空いたところに紐を入れて、柔軟剤とおしゃれ着用の洗濯洗剤を入れて」と、丁寧に指導され、内心では「それ説明する暇あったら自分でやればいいじゃない」と思ったそうですが、「勉強になります!」と表明して、事なきを得たのだとか。こういった“虐げられたエピソード”は夫婦ネタの落語の枕(始まり)に使えるそうで、「(やりとりすべて)無駄にならない」と笑顔の一之輔さん。洗濯物を干したり畳んだりする仕草も、実演していました。また、お子さんたちが小さい頃は保育園の送迎を担当し、一緒に誌面に登場したこともありましたが、今ではすっかり大きく成長し、長男は高校3年生。長男が17歳のとき、一之輔さんの著書『いちのすけのまくら』の解説で父について書いた内容が番組で紹介されましたが、まるで評論家のような的確さとちょっとスパイスの効いた文章で素晴らしいものでした。一之輔さんも、「こんなちっちゃかったのに……(父親のことをちゃんと)見てるんですね」と感慨深い面持ちで、来年は大学生になる愛息の成長の早さをしみじみ感じている様子でした。
2023年12月01日『春蝶・一之輔の“春一番”』が、2024年3月9日(土)に神戸朝日ホールで開催される。「春蝶・一之輔の“春一番” 」 チケット情報上方落語から桂春蝶、江戸落語から春風亭一之輔という、東西で人気・実力ともに高いふたりが、「今、1番聴いてほしい」お薦めの噺家として、桂九ノ一と春風亭一花を招いて開催する4人の落語会となる。演目は、後日発表されるのでお楽しみに。チケットは、11月20日(月)23:59までオフィシャル先行(抽選)を受付中。桂春蝶コメント『春蝶・吉弥と一之輔 三人噺』のスピンオフ企画として、僕と一之輔君、それぞれ推しの若手を紹介する会です。僕の推しの桂九ノ一くんは、間といい、声の出し方といい、本人の持つリズムといい、上方落語界でも「めっちゃいい!」と評判です。当日は、東と西の落語を交互に聞いてもらいます。東と西のコントラストをご堪能ください!春風亭一之輔コメント僕の推しの春風亭一花さんは妹弟子で、二ツ目ですが、性別を感じさせない落語をします。ボーイッシュでもなく、女性的な感じでもなく、一花さんを通して落語の登場人物が自然に会話をしているような、落語本来の面白みを感じさせてくれる若い噺家さんです。今回は4人全員がメインの四人会。寄席ならではの団体芸もお楽しみください。
2023年11月13日来年3月9日(土) 神戸朝日ホールにて、落語会『春蝶・一之輔の春一番』が開催されることが決定した。本公演は、『春蝶・吉弥と一之輔 三人噺』のスピンオフ企画。上方落語から桂春蝶、江戸落語から春風亭一之輔のふたりが、「今、1番聴いてほしい」お薦めの噺家として桂九ノ一と春風亭一花を招いて開催する4人の落語会となる。併せて、桂春蝶、春風亭一之輔のコメントが到着した。■桂春蝶 コメント『春蝶・吉弥と一之輔 三人噺』のスピンオフ企画として、僕と一之輔君、それぞれ推しの若手を紹介する会です。僕の推しの桂九ノ一くんは、間といい、声の出し方といい、本人の持つリズムといい、上方落語界でも「めっちゃいい!」と評判です。当日は、東と西の落語を交互に聞いてもらいます。東と西のコントラストをご堪能ください!■春風亭一之輔 コメント僕の推しの春風亭一花さんは妹弟子で、二ツ目ですが、性別を感じさせない落語をします。ボーイッシュでもなく、女性的な感じでもなく、一花さんを通して落語の登場人物が自然に会話をしているような、落語本来の面白みを感じさせてくれる若い噺家さんです。今回は4人全員がメインの四人会。寄席ならではの団体芸もお楽しみください。<公演情報>『春蝶・一之輔の春一番』2024年3月9日(土) 兵庫・神戸朝日ホール(全席指定)昼公演:開場 13:00 / 開演 13:30夜公演:開場 17:00 / 開演 17:30出演:桂春蝶 / 春風亭一之輔 / 桂九ノ一 / 春風亭一花【チケット料金】指定席:5,000円(税込)オリジナル手拭付き指定席:6,380円(税込)■オフィシャル先行11月11日(土) 12:00~11月20日(月) 23:59チケットはこちら:■一般発売2024年1月13日(土) 10:00~
2023年11月11日みどりアート&メディアパートナーズ主催、みどりアートパーク開館10周年記念シリーズ『みどりアートパーク寄席春風亭一之輔独演会』が2023年11月23日 (木・祝)に横浜市緑区民文化センター みどりアートパーク(神奈川県横浜市緑区長津田二丁目1番3号)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて6月11日(日)10:00発売開始です。カンフェティにて6月11日(日)10:00チケット発売開始 公式ホームページ 2023年2月「笑点」メンバーに選出された当代きっての人気者、今もっともチケットがとれない落語家春風亭一之輔の登場です!おなじみ緑区在住〝ご近所噺家”瀧川鯉丸も加わっての注目の落語会です。春風亭一之輔(しゅんぷうていいちのすけ)プロフィール一般社団法人落語協会所属1978年4人きょうだい(3人の姉)の末っ子として千葉県野田市に生まれる。二つ目時代にNHK新人演芸大賞と芸術祭新人賞を同時受賞し、先輩21人を抜いて真打昇進。マクラではぼやいたり毒を吐いたりしつつも、ひとたび本編に入ると細部まで研究し尽くされた至高の芸でたちまち聴く者を魅了する。古典落語を独自の創意工夫で現代に通じる爆笑落語に昇華させる腕には故・十代目柳家小三治も大絶賛!コロナ禍で寄席が休席となり全国の落語会も軒並み中止となるなか、ユーチューブチャンネルを開設、落語の生配信を行い大きな話題となる。年間900席もの高座に上がりながら、テレビ、ラジオ、映画、CMに出演するほか、コラムニスト、作詞家としても大活躍。家庭では三児の父。芸歴2001(平成13)年3月日本大学芸術学部卒業2001(平成13)年5月春風亭一朝に入門2001(平成13)年7月前座となる 前座名「朝左久」2004(平成16)年11月二ツ目昇進 「一之輔」と改名2012(平成24)年3月真打昇進受賞2005年第10 岡本マキ賞2007年平成19年度 NHK新人演芸大賞決勝出場2008年平成19年度 国立演芸場花形演芸大賞銀賞2008年第4回 東西若手落語家コンペティション優勝2009年第19回 北とぴあ若手落語家競演会大賞2010年平成22年度NHK新人演芸大賞受賞「初天神」2010年平成22年度文化庁芸術祭新人賞受賞「茶の湯」2012年平成23年度 国立演芸場花形演芸大賞 大賞2013年平成24年度 国立演芸場花形演芸大賞 大賞2015年平成27年度 浅草芸能大賞 新人賞公演概要みどりアートパーク開館10周年記念シリーズ『みどりアートパーク寄席春風亭一之輔独演会』公演期間:2023年11月23日 (木・祝)会場:横浜市緑区民文化センター みどりアートパーク(神奈川県横浜市緑区長津田二丁目1番3号)■出演者春風亭一之輔瀧川鯉丸■スタッフtvkコミュニケーションズ■公演スケジュール2023年11月23日(木・祝)14:00開演(13:30開場)■チケット料金前売:3,000円当日:3,500円(全席指定・税込)<カンフェティ取扱チケット>前売:3,000円(全席指定・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年05月17日池田亮が脚本・演出を手がける気鋭の劇団「ゆうめい」の新作『ハートランド』。4月20日(木)の開幕を前に、稽古中の池田、キャストの相島一之、saraの3人に話を訊いた。舞台は、駆け込み寺にもなっているカフェ“ハートランド”。そこで暮らす須田、ユアンを演じるのが、ゆうめい初参加の相島とsaraだ。池田はキャスティングについて、「僕の今までの作品は母親や父親など明確なモデルがいましたが、今回は完全にフィクション。頭の中で一から作り上げる作業になるので、まずは役に合う人を探し、辿り着いたのがこのおふたりでした」と語る。俳優としてベテランの相島だが、「いつも若い才能ある人と出会いたいと思っているんです」と大きな期待を胸に出演を決断。さらに「演劇ってリアリティとの戦いだと思っているんですが、作品に自分の家族を持ち込んでくる池田さんは、まさにそこと戦っている人。その点も参加したいと思った理由です」と続ける。本作のストーリーと役どころを聞いた時点で、一気に興味が沸いたと言うのはsara。「グッと掴まれるような作品に出会える機会ってなかなかないのですが、今回は面白い!飛び込んでみたい!とすぐに思えて。23歳の自分が、出会うべくして出会った作品、劇団だと思います」。実体験ベースの作品から完全なるフィクションへ。作風の転換について池田は、「僕はゆうめいに、演劇以外の仕事から得たものを全部ぶち込みたいと思っていて。すでに脚本・監督をしたドラマなどではフィクションを作っていましたし、その中で自分以外の誰かの体験を描くことにも興味が沸いてきた。そういった意味で言えば、実体験味は今回のほうが増しているのかもしれません」と明かす。稽古はすでに中盤。相島は「本当に難しいホン」と苦笑いを浮かべつつ、「池田さんはすごく表層を描かれる作家ですが、その奥底にちょこちょこと大事なものが隠されている。そこを届けられないとやはり残念な舞台になってしまうので、これは非常に大変です」。saraも「難しい」と口をそろえつつ、「ただ相島さんから学ぶことがありまくりで!(笑)イメージでしかなかったユアンのミステリアスさも、相島さんのアドバイスのおかげで具体的な表現に繋げられました」と目を輝かせる。本作での新たな挑戦について、「自分でも見たことのない世界を作ろうと思っています」と池田。「今しか見られないドラマだと思いますので、ぜひ多くの方に目撃していただきたいです」。取材・文:野上瑠美子
2023年04月17日店ごとの個性が出る内装。飲食店に入った際には、室内のデザインを見るのも楽しみ方の1つです。落語家であり、演芸バラエティ番組『笑点』(日本テレビ系)のレギュラーとして活躍している、春風亭一之輔さんは、とある飲食店で撮影した写真をTwitterに投稿しました。「奈良のトイレはみんなこう」というコメントの通り、一之輔さんが撮影したのは店内のトイレです。トイレも店の個性が現れる場所ですが…。奈良のトイレはみんなこう。 pic.twitter.com/bJvtu1RLYh — 春風亭 一之輔 (@ichinosuke111) February 20, 2023 個性が出すぎ!便器を囲む大量のトイレットペーパーと、「神に囲まれて運が出る」の貼り紙が目を引きます。トイレの一大事である『紙がない』という状況に対し、万全の体制を整えていますね。しかし、尋常ならざる備えゆえに、写真には「嘘だぁ!」とツッコミが相次いでいます。・八百万の神々ならぬ『紙々』だな。・千手観音でも大丈夫ですね!・トイレの神様に囲まれすぎて緊張しそう。・めっちゃ運がよくなりそう。・いやいや、このお店がすごいだけですから…!もちろん、これが奈良の通常…というわけではなく、奈良県奈良市で落語好きな店主が営む『落語喫茶 古々粋亭(ここいきてい)』だからこそのデザイン。同じように、トイレットペーパーだらけのトイレがある店は、いくつか存在しますが、運が上昇しそうな雰囲気の場所はそうそうないでしょう。奈良県を訪れた際には、観光スポットの1つとして検討してみてください![文・構成/grape編集部]
2023年02月28日2022年4月4日、『MBSらくごスペシャル 春蝶・吉弥と一之輔 三人噺』がシアタードラマシティで初開催された。出演は次代の落語界の担い手と嘱望される東西の実力派3人。上方落語家の桂春蝶、桂吉弥と、江戸落語の春風亭一之輔が、それぞれ渾身の一席で満員のドラマシティを沸かせた。『春蝶・吉弥と一之輔 三人噺 2023』チケット情報まずはトークコーナーからスタート。一之輔は「みんなありがとー!」とコンサートのような掛け声で盛り上げる。作り込まれた手描きの舞台美術にも「めちゃめちゃすごい」と吉弥は感激。春蝶も舞台美術に仕込まれた演出に感心している様子だ。トップバッターを務める吉弥は『愛宕山』を披露。「今日は2挺といって、三味線のお師匠さん二人に来てもらいました」と音曲効果の"はめもの”も豪華だと話す。マクラでは『愛宕山』の解説もし、桂吉朝に入門後、桂米朝の家に住みこみで修業していたころの芸者にまつわるエピソードなども明かした。本編では、春爛漫の京都・愛宕山の風情をたっぷり詰め込み、旦那や太鼓持ち、芸者たちなど登場人物を巧みに活写。にぎやかで華のある高座で盛り上げた。続いては春風亭一之輔が『青菜』を口演した。真夏のひと時を描いた『青菜』、一之輔のさっぱりした口調が暑さを吹き飛ばすようだ。優雅でずっしりとした存在感のある旦那に、やや品性が欠けるものの愛嬌たっぷりの植木屋、歯に衣着せぬ物言いで気風の良い植木屋の妻など、キャラクターを際立たせ、真夏の江戸の情景をシアタードラマシティに浮かび上がらせた。最後は春蝶で『浜野矩随』。事前の取材で春蝶は「(この噺には)自分がかつて二世として情けないと思ってきたことをオールインしてみた。そうすることによって、自分なりの『浜野矩随』になっていくのかなと思う」と話していたように、セリフの一つひとつに気を込める。亡くなった父を超えられない息子が苦悩を独白する場面では、子を思う母を切々と演じ、ぐっと引き込む。一方で、「私がこれをやりたいだけ」と好きな映画のオマージュも取り入れ、場を緩める。最後は、「母親の愛は深いものだと今は分かるような気がする。この一席だけはちょうどひと月前に亡くなった母に捧げたい」と締めくくった春蝶。大きな拍手に包まれて、幕を閉じた。第二回となる2023年は4月28日(金)、大阪市中央公会堂 大集会室にて。夜の部(18:00開演)が完売につき、追加公演として昼の部(13:45開演)の開催が決定した。さらに、昼の部の演目はそれぞれ、春蝶『二階ぞめき』、吉弥『親子酒』、一之輔『子別れ』に決定。夜の部は昼の部とは違う演目になるそうで、後日発表されるのでお楽しみに。追加公演のチケットは先行(抽選)受付中。取材・文/岩本
2023年02月28日アイドルの天羽希純さん(26)。希純(きすみ)という名前は本名で、氷室京介さんのファンだった父親が氷室さんの曲「KISS ME」から名付けたそう。先日、自身のインスタグラムにお風呂で寝そべりショットを投稿したところ反響を呼んでいるようです。早速チェックしてみましょう!レースのビキニ姿でお風呂寝そべりショットに反響 この投稿をInstagramで見る 天羽希純(Amau Kisumi)(@amaukisumi)がシェアした投稿 「おいで♡」と、お風呂で寝そべりながらこちらを見つめる希純さん。下着にも見えるベビーピンク色のビキニがとても可愛らしくお似合いですね。彼女感満載な写真にファンはたまらない様子で、「これは国宝級」「こっちくんなって蹴られたいです」「顔をうずめたい」「胸元フェチなので気絶しそうです」と興奮気味なコメントが相次いで寄せられておりました。ベビーフェイスにダイナマイトボディが魅力的な希純さん。砂時計ボディと呼ばれる美ボディの写真が待ち遠しいですね!あわせて読みたい🌈「エッチすぎ」「男を狂わす美尻」足立梨花さんのセクシーなオフショットに大反響
2023年02月20日俳優の佐々木希さんが、2023年1月23日に放送されたバラエティ番組『しゃべくり007』(日本テレビ系)に出演。新聞を読み間違えた時のエピソードを明かしました。同日放送の番組で、プロ野球の『千葉ロッテマリーンズ』に所属する佐々木朗希選手も出演。佐々木選手と佐々木さんは、今回の番組で初めて対面を果たしました。佐々木選手は、佐々木さんが出演しているCMを見た時、名前が自分と1文字違いであることを知ったといいます。その縁で手紙をもらって以降、佐々木さんのファンになったのだとか。佐々木さんは、佐々木選手のことを初めて知った当時について、このように振り返っています。初めて知ったのは新聞。自分が新聞に載っていると思ったら、全然違っていて、一瞬自分かと思った。そこからずっと見ています。お会いできて嬉しい。しゃべくり007ーより引用佐々木さんは、佐々木選手に関する新聞記事を目にした時、名前が似ていることから自分のニュースだと勘違いした様子。佐々木選手は2022年のシーズンで、大活躍しました。佐々木さんも応援しているということから、その想いがプレーにつながったのかもしれませんね!新聞を読み間違えていたという佐々木さんのエピソードに対し、ファンから反響が上がっています。・『佐々木希』と『佐々木朗希』か!確かに似ていますね。・自分だと勘違いしたことがきっかけで、応援をする佐々木さんがかわいすぎます!・名前1文字の違いで、こんなエピソードがあることに、心が和みました。また、佐々木さんが秋田県、佐々木選手が岩手県出身と、どちらも東北出身である2人。そのため、佐々木さんが佐々木選手にお酒に関することを聞くなど、楽しく会話をしていました。佐々木さんは、名前だけでなく出身地域にも、親近感を抱いていたようです![文・構成/grape編集部]
2023年01月24日俳優の佐々木希さんは、お笑いコンビ『アンジャッシュ』の渡部建さんとの間に、2022年10月現在で4歳になる息子さんがいます。同月7日、Instagramを更新した佐々木さんは、新たな家族を迎え入れたことを報告しました。その家族は…ヘラクレスオオカブトの、ヘラちゃん!※写真は複数枚あります。左右にスライドしてご覧ください。 この投稿をInstagramで見る 佐々木希(@nozomisasaki_official)がシェアした投稿 ヘラちゃんは、番組の撮影で訪れた、シイタケ栽培の農家から譲ってもらったものだといいます。「農家の方のご厚意と、子供も喜ぶかな…と思い決意」と、ヘラちゃんを新たな家族に迎え入れたことを振り返った佐々木さん。息子さんは早速喜んでいたといい、『ヘラちゃん』の名前も自ら付けたそうです。佐々木さんの新たな家族に、多くのファンが祝福しています。・息子さんが喜んでくれてよかったですね!・うおお!かっこいい!男の子なら喜びそうだ。・名前のセンスがストレートですごいですね…!息子さんが自ら命名するほど、大切にしたいと思えた新たな家族。毎日ヘラちゃんに声をかけながら、息子さんが大切に飼育する様子が目に浮かびますね![文・構成/grape編集部]
2022年10月11日常田大希が、アディダス オリジナルス(adidas Originals)のキャンペーンのためにオリジナル楽曲を書き下ろした。常田大希、新曲をアディダス オリジナルスに書き下ろしKing Gnu(キングヌー)やmillennium parade(ミレニアム・パレード)などの人気グループを率いる傍ら、2020年9月よりアディダスのブランドアンバサダーとしても活躍している常田大希。今回は、そんな常田大希が、アディダス オリジナルスの新キャンペーン「MADE ORIGINALS 塗り替える。何度でも。」のためにオリジナル楽曲を書き下ろした。オリジナル楽曲を使用したキャンペーンビデオ「MADE ORIGINALS 塗り替える。何度でも。」は、アディダス オリジナルスの歴史をけん引してきたSTAN SMITH(スタンスミス)、SUPERSTAR(スーパースター)を再定義すると同時に、ニューモデル「NMD_V3(エヌエムディーV3)」を新たなストリートカルチャーのアイコンとし、ブランドの新しい未来を描く新キャンペーン。オリジナル楽曲が使用されているプロモーションビデオには、常田自身が出演するほか、GUCCIMAZE(グッチメイズ)、河村康輔、FACE(フェイス)などのアーティストも参加している。<常田大希コメント>今回書き下ろしたオリジナル楽曲ではアディダス オリジナルスの歴史の重みを表現できるように、高級感のある骨太な音楽をつくりました。撮影を行った渋谷、原宿は、20代の頃頻繁に訪れていた10年前とは、街も、人も変化しています。新しいカルチャーを創っていくこれからの世代には、人の目を気にせず、人の言うことを聞きすぎず、でもそれと同じくらい、自分を疑いながら生きてほしいなと思います。【詳細】常田大希 オリジナル書き下ろし楽曲※配信日・CD発売日等リリース情報未定。※アディダス オリジナルス新キャンペーン「MADE ORIGINALS 塗り替える。何度でも。」のプロモーションビデオのために書き下ろした1曲。
2022年08月18日千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希と松川虎生が出演する、ロッテ・GEARの新CM「Battery」編が、22日より公開される。新CMには、初のCM出演となる佐々木と松川が登場。完全試合を達成したバッテリーが、普段のトレーニングの⼀環としてガムを噛み、未来に向かって「準備」をし続ける様を描いている。千葉ロッテマリーンズの選手がCMに出演するのは2006年以来で、26日放送のテレビ朝⽇系『マイナビオールスターゲーム2022 第1戦』内で先⾏オンエアされる。撮影はZOZOマリンスタジアムの屋内練習場で敢行。先に練習場に現れた佐々木は、スタッフから演技プランや撮影内容を聞いて少し緊張した様子だったが、マウンドでグローブを構えると試合中さながらの堂々たる姿を見せた。一方の松川はスタッフと談笑するなどリラックスムードだったが、キャッチャーマスクをかぶると一転して真剣な表情に。2人そろっての撮影では、先輩である佐々木がハンディ扇風機を松川にあてる場面もあり、仲の良さをうかがわせた。■佐々木朗希&松川虎生インタビュー――初出演・初共演のTVCMとなりました。CM撮影に参加してみての感想を教えてください。佐々木:CM撮影自体が初めてだったので、すごく緊張したのですが、楽しくできて良かったです。松川:僕も初めてこのような撮影に参加させていただいて、すごく楽しい時間にできたかなと思います。――お互いに見つめ合ったり、普段には無いシーンもありましたね。佐々木:そうですね。見つめ合うところは笑い堪えるのに必死でした(笑)。松川:朗希さんが(このシーンで)ずっと笑っていたので、僕がおかしいのかなと思いました(笑)。すごく楽しかったです。――今回のTVCMのテーマは「準備」ですが、日頃からアスリートとして欠かせない「準備」とは何でしょうか。佐々木:習慣です。継続して毎日やることですし、欠かせないことだと思います。松川:その日のパフォーマンスをあげるためには、身体の動きなどすごく大事になるので、全てが準備だと思います。良い準備をして試合に入ることが、良いパフォーマンスに繋がると思います。――チームでバッテリーという関係ですが、バッテリーを組んでから気づいた意外な一面を教えてください。佐々木:意外な一面は……(松川は)無いです(笑)。そのままで、どっしりしています。松川:僕も、(朗希さんは)特に無いですね。イメージ通りです(笑)。――練習や日常の中で、どんな時にガムを噛むのか教えてください。佐々木:集中したい時、1人でいる時によく噛んでいます。松川:試合前の準備の中で、よくガムを噛んでいます。
2022年07月22日女優の佐々木希が7日、都内で行われた「iNtimite by EYEVAN」お披露目イベントに出席した。アイウェアブランド「アイヴァン」は、佐々木希が手がけるファッションブランド「iNtimite(アンティミテ)」と初めてコラボレーションし、新レーベル「iNtimite by EYEVAN(アンティミテ バイ アイヴァン)」を5月4日より先行発売。2つのブランドに共通するシンプルながら洗練されたラインナップとなっている。佐々木は「以前からアイヴァンさんのお店に行くくらいアイヴァンさんのメガネがとても好きで、愛用していたので、お話を聞いたときはとってもうれしかったです」とコラボに喜び。「アンティミテはファッション性と機能性、お手入れしやすさにこだわっているんですけど、そういったところがアイヴァンさんとリンクし、ぜひコラボさせていただきたいなと思いました」と語った。また、「10代の頃からメガネはファッションの一部でかなりたくさん持っています。その日の気分やファッション、メイクに合わせていろんなメガネをつけ替えているんですけど、日頃本当につけることが多いですね」とメガネ愛も語った佐々木。この日は、コラボレーションしたメガネをつけて登場し、「とってもつけ心地がいいです。本当に疲れなくて、朝から夜までストレスなく使えると思います。たくさんの方につけていただきたいなと思います」とアピールした。
2022年04月07日古典落語だけでなく新作にも魂を注ぎ込む桂春蝶。メディアで活躍しつつも上方落語の王道をまい進する桂吉弥。古典の世界観を壊さず“今”を落語に吹き込む春風亭一之輔。次代の担い手である上方の先輩ふたりと、最もチケットが取れない噺家と言われる江戸落語の雄、というユニークで刺激的な顔合わせの落語会がついに実現する。そこで春蝶と一之輔に「三人噺」について、先輩としての本音、後輩としての心の内を聞いた。この会は落語が素晴らしいと思わせる3人じゃないといけない!――「三人噺」の会は上方勢ふたりの出演が決まったのち、春蝶さんに主催者側から「江戸からどなたか?」と依頼があったとか。一之輔さんに、即決だったのですか。春蝶落語でいうと一之輔、講談では神田伯山。ふたりともタレント的な売れ方じゃなく、技術みたいなもので頭角を現してきたというか、ちゃんとその業界を背負ってる。そういう人と一緒にやることが絶対に不可欠だと思ったんですよ。やっぱり、この会は落語が素晴らしいなと思わせる3人じゃないといけない。そこで彼の力を借りようと。――春蝶さんからの直々のオファーに対し、どのような感想を持たれましたか。一之輔おふたりの名前を聞いて、すぐにイメージはしますよね。三人会ってどんな感じになるかなあって。落語会って面白いもんで、やる意味のある会と、そんなに意味のない会…意味がないっていうか、いわゆる仕事。もちろん聞いてくださる方がいるのは有難いんだけど、いわゆるお仕事的な会じゃなくて、違う意味もある会になるんじゃないかなっていう気はしました。そろそろ後輩とやる会が増えてきて、トリをとることも多くなって。僕に伸びしろがあるとするならば先輩とやる会は本当に有難いし、ましてや大阪の第一線を走ってる方々との三人会っていうのは本当に嬉しいですね。まだ終わってないんで、本当に意味があるかどうか分かんないんですけど(笑)。自分がやって良かったなっていう会にしなきゃいけないと思います。――一之輔さんは、記者会見でこの会を“ホームラン競争”と例えられました。「春蝶・吉弥と一之輔 三人噺」チラシ一之輔でも、あんまりバットを振り回そうとするとダメになるんで、マクラからさぐりさぐり。僕はだいたい低いところからスタートするんでね。春蝶でもね、元南海ホークスの門田博光選手は、ズバンと当たって、バーンって飛んでいって、柵を超えたぐらいから弧を描くぐらいじゃないとホームランとは言わんと。一之輔君なんかもフェンスに届きゃいいっていうのではなくて、自分のフォームと自分の軌道みたいなのがあるはずなんです。それに、勝敗はウケた数なのか? でも、それだけじゃないのが落語の面白いところで。ウケた数じゃなくて、メモリなんやと思う。お客さんの中の感動メモリ。一之輔例えが違ってました。ワニワニパニックにしましょうかね。全然違う?春蝶(笑)そっちの方が正しい!華と泥臭さを併せ持つ春蝶に、言葉の説得力が半端ない一之輔――お互いが思われている、お互いの噺家としての魅力を教えてください。春蝶噺家にとって一番大切なのは説得力なんやろなと。一之輔という噺家は、この人のこの噺のこの間なら聞かざるを得ないっていう風なことを第一声から思わせてしまう。最初の段階で空気を支配できる。完全に自分の色に染められるっていうか。僕より後輩では、東西で彼が一番できてる人。だから、ほんまに頼りにしてるんですよ、「三人噺」の会では。「三人噺」というのは三国志みたいなもので、三分の計なんですよ。3人で天下を治めましょうという。それぞれ土地を持ってて、そこはちゃんと責任もって治めてね、っていうことやと思うんです。一之輔領地、明け渡しますよ(笑)。春蝶師匠は、高座に上がった時の華がすごいんです。それに二世の人って卑屈さがない。僕なんか落語を選んだ時点でちょっと卑屈なとこがあって、人があまり見てないものに興味があったというか。だから、ずっとねじ曲がって生きてきたところがあるんで、高座に上がった瞬間のふわっとした心地良い光というか華というか、そういうものを感じますね。前向きさも羨ましいし、もちろん落語に対しても新たなものを切り開いていこうという。新作もそうだし、古典もね。でも、ある意味、すごく泥臭いと思いますよ。失礼な表現だけど、それができるのがすごい。だって“三代目春蝶”を継いで、見た目もシュッとしてカッコいいし、大阪の古典やってりゃいいじゃねえかと思いますよ。でも、そうじゃない。そこに留まらない。泥臭い二世ってそんなにいないですよね。春蝶泥臭いと思いますね。何か枯渇してるっていうか、乾いてるっていうか。自分の心の中にある井戸を掘り続けるみたいな。いつだって自分自身と語り合って、「一体なにをやりたいために噺家になったの?」と。そこで考えに考え抜いた末に、これを探してたっていうものを見つけて紡いでいくと、自分の納得する言葉になっていって説得力を編み出せるのかな。そこまでやると面白がれる。落語って自分が面白がってないと、お客さんは全然面白くないと思うんですよね。ハイブリッド型の桂吉弥は落語界のグレイシー一族!?――では、お二方の桂吉弥さんに対する印象を教えてください。一之輔全国的にも顔と名前がちゃんと一致してる落語家って、たぶん20人いないと思うんですよ。その中の一番若い人なんじゃないかなぁ。メディアでも活躍されてるハイブリッドな噺家で、そこからお客さんを落語会に呼んできて心をつかむという。変な話、出てきた瞬間「おっ、吉弥だ」って。僕はマクラの部分で、いろいろお客さんとの距離をつめていく作業をするんで、羨ましいっちゃ、羨ましいですよ。メディアで売れてるっていうのは努力の上にそれがあるんでしょうけど、米朝一門、しいては吉朝一門に対する畏敬の念というか…何かあるんですよ。春蝶ブラジリアン柔術のグレイシー一族(笑)!一之輔(笑)怖いですよね。すぐに腕を固められそうで。春蝶彼と僕は平成6年入門の同期で、常にトップを走ってくれてる人。人気でも落語の技術でもね。ああいう人が同期にいてくれると幸運なんですよ。じゃ、自分は一体なにをするべきなのか早くに気づけるという。彼は知性と品格と可愛げの3つのバランスがすごく取れてる。「芸は人なり」といって、AMラジオをきっちりとできる人は落語もすごくいいんだと思います。優しいんですよ、彼の落語って。――優しさの中で、時に毒も吐かれますが。春蝶それは、ピリ辛ぐらいの感じやと思いますね。例えば、おうどんにちょっと一味かけるみたいな。対して、僕が出すものは生レバーとか。それをごまかしたようにパテにしてバゲットの上に塗って、それを芦屋で出すみたいなね(笑)。一之輔なんか感じ悪い!生レバーで食べたいですよ。刻み生姜かなんかで。春蝶肝をそのまま出すから、お客さんが引く。ある意味、吉弥君と僕は対極なんかなと。だからこそ、仲良くやっていけるんやと思うんです。僕が右で、吉弥が左とするならば、チラシの通り一之輔君は真ん中。やや、僕寄りと違う?優しさとか温もりというより、割とエッジ効かせるやろ。一之輔そんな感じですね。何かお客さんにぶつかっていく落語家というか。春蝶一之輔君の場合は、池袋で煮込み料理かな。一之輔つゆを継ぎ足し継ぎ足し作った煮込みを、ご飯にかけてかっこむという。言霊ひびく「浜野矩随」に対し、軽やかに「青菜」とダンス!?――「三人噺」で披露される演目ですが、春蝶さんは「浜野矩随(はまののりゆき)」です。金属彫刻師の浜野矩随は、名人と言われた父親の足元にも及ばない下手くそで…。春蝶矩随の父親の時代から、彫り物を買っている若狭屋っていう道具屋があるんです。これは僕が作った言葉なんですが、その若狭屋が「あなたのお父さんでは、ええ夢を見させてもらいました。私はあなたで、その夢の続きが見たいんです」と。で、ある仏像がホンマに矩随の作品だと知った時に、若狭屋は涙しながら「これが、私が見たかった夢の続きです」って言うんです。どうしてこの言葉が自分の中の井戸に水脈としてあったかというと、襲名の時に笑福亭仁鶴師匠に挨拶に行った際「あなたのお父様は志半ばにして倒れられました。お父様が見果てることができなかった夢の続きを、今度はあなたが見てください」と言われたんです。よく分からないけど何か感動して涙が出たんですよ。それが胸の中に刻まれてて、僕の中でウワーって膨れ上がってきて、若狭屋ってこういうことを考えてたんちゃうかなと。誰かにもらった言葉や経験…それで本当に自分の心が動いたことって、なぜか知らないけど人に伝わるんですよ。それを見つけることが、噺家というものの責任なんかなと思ったりもする。でも、こういうこと言うってクサいでしょ。噺家は往々にして照れるからよう言わんのだけど、僕はたぶん変態なのかな。一之輔変態です。ド変態です(笑)。――一之輔さんの演目は滑稽味あふれる「青菜」です。一之輔ストーリーとしては他愛もないものですよね。植木屋さんがお屋敷に上がって、お屋敷の品というか、鷹揚なやりとりをいいなあと思って真似してやったらうまくいかないという。それだけの噺ですから。でも、ある人が「ここで一番ウケなきゃいけないよ」って。どこかと言うと、あとで調べられると嫌なんで言いませんけど…ただ僕の中では今のところ、そこがMAXにはなってないんですよ。それは正しいことだと思うので、考える余地はあるのかなぁと。でも僕の落語に対する接し方がさほど真摯じゃなくて、その場その場の付き合いというか、その時、このネタとどういうダンスを踊れば、みんなが喜んでくれるかなっていう感覚でやってるので、台詞なんかもなんとなく変わってきちゃったり、間の取り方もおぼつかなかったりするんですよね。案外、落語ってドキュメンタリーなところがあって、「こないだはああだったけど、変わってきてるね」とか言われる。ちゃんとしてないってだけなんだけどね(笑)。でも、本当に好きな落語ですよ。真夏の落語だから、たぶん今年初めてやると思うんで。今年はどんな「青菜」ができるのかなっていう。夢は「三人噺」の会を引っ提げて日本全国津々浦々へ――最後に、「三人噺」の今後の展望についてお聞かせください。一之輔1回で終わるのは、もったいないですよね。この顔ぶれで。年5回は多すぎる?年2回は…みんな忙しいからスケジュールが合うかどうか。2年に3回?春蝶何のこだわり(笑)。僕の夢としては、とにかく近畿一円は全部行きたいな。あと東京はもちろん、名古屋、福岡も行って。このメンバーと話してると面白いんで、例えば沖縄とか。二泊三日ぐらいで旅行せえへんか、みたいな感覚でね。離島の小学校で、ボランティアで落語会とかもいいですね。一之輔でも、米朝事務所さんが何ていうか分からないですね。春蝶そうなった場合は、一之輔と春蝶だけで行きますよ(笑)。一之輔まぁ、仕方ないですよね(笑)。取材・文:松尾美矢子『春蝶・吉弥と一之輔 三人噺』チケット情報
2022年04月01日広島ホームテレビ(所在地:広島県広島市)は、主催で2022年8月27日(土)「らくごDE全国ツアー vol.10春風亭一之輔のドッサりまわるぜ2022」をはつかいち文化ホールウッドワンさくらぴあで開催いたします。いま最もチケット入手が困難な落語家の1人と言われる春風亭一之輔の独演会です。2012年21人抜きで真打に昇進した際には人間国宝・柳家小三治が「久々の本物」と称賛したほど。年間900席もの高座に立ち、その数は落語会一の多さとも言われています。古典落語を守りながらも、現代的なギャグを入れるなど自分の言葉で大胆にアレンジするのが、一之輔の真骨頂。強烈な笑い、毒、艶を備え、演じる度に進化する一之輔節をお楽しみ下さい!今年で10年目を迎える春風亭一之輔のらくごDE全国ツアー。パワーアップして全国を行脚。落語界を代表する若手落語家・一之輔の芸をご堪能あれ!撮影:山田雅子公演概要公演名:らくごDE全国ツアーvol.10春風亭一之輔のドッサりまわるぜ2022廿日市公演日時:2022年8月27日(土) 13:30開演(12:45開場)会場:はつかいち文化ホールウッドワンさくらぴあ大ホール料金:全席指定:3.700円(税込)※未就学児童の方のご入場はお断りさせていただきます。※ご来場の際には、マスク着用・検温のご協力をお願いいたします。〔チケット情報〕-------------------------------------------------------------------------------★先行発売3月12日(土)12:00~3月21日(月・祝)18:00まで■e+(イープラス) -------------------------------------------------------------------------------★さくらぴあ倶楽部会員先行4月23日(土) -------------------------------------------------------------------------------★一般発売4月30日(土)10時■ウッドワンさくらぴあ事務室(電話購入可)0829-20-0111■ウッドワンさくらぴあオンラインチケット ■e+(イープラス)・WEB受付: ■ローソンチケット【Lコード:61398】・WEB受付: ・店頭販売:ローソン「Loppi」、ミニストップ「Loppi」■チケットぴあ【Pコード:510-997】・WEB受付: ・店頭販売:セブン-イレブン(マルチコピー機)■エディオン広島本店(東館9F)082-247-5111-------------------------------------------------------------------------------主催:広島ホームテレビ/イープラス共催:(公財)廿日市市芸術文化振興事業団制作:ジェイ・ファースト企画製作:夢空間/イープラス※新型コロナウイルス感染拡大予防のための業種別ガイドラインを踏まえた内容にて販売いたします。※公演中止の場合を除き、お客様の体調不良および新型コロナウイルス感染によるチケットの払い戻しは致しません。チケットご購入の際はご自身の体調や環境をふまえご判断くださいますようお願い致します。▼イベントページはこちら : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年03月11日お笑いコンビ『アンジャッシュ』の渡部建さんが、約1年7か月ぶりに活動を再開すると、所属事務所が発表しました。渡部さんは、2022年2月15日放送予定のバラエティ番組『白黒アンジャッシュ』(千葉テレビ)に、相方である児嶋一哉さんとともに出演するとのこと。同番組の収録は、同月5日に行われています。渡部建の復帰に、妻・佐々木希がコメント渡部さんの復帰に関して、妻であり、俳優やモデルとして活躍する佐々木希さんが、自身のInstagramで想いを明かしました。本日より主人が仕事復帰することとなりました。これからはゼロから頑張る主人の姿を見守ることに決め、今まで以上に感謝の気持ちを持ち、家族と共に前に進んでいこうと思っています。周りの皆様からの温かいお言葉や、このInstagramでも心のこもったコメントをいただき、沢山の方々に支えられここまで来る事が出来ました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。nozomisasaki_officialーより引用 この投稿をInstagramで見る 佐々木希(@nozomisasaki_official)がシェアした投稿 続けて、「応援してくれる人々からパワーをもらった」「私も何かをお届けできるよう頑張ります!」とつづっています。佐々木さんが投稿した内容に、さまざまな声が寄せられました。・佐々木さんの心労は、他人が推し測れるものではありません。よく支えてこられたと思います。ご自愛くださいね。・やっと再スタートですね!これまで本当にお疲れ様でした。もちろん、これからも応援しますよ!・本当にすごいなと、心から尊敬します。静かに見守っています。・本当につらかったと思います。でも、前進するしかないですよね!ムリだけはしないで、頑張ってください。また、佐々木さんは渡部さんの活動自粛後、「憶測や事実ではない内容の報道に、何度もやるせない気持ちになった」ともコメントしました。騒動が報じられた当時、世間の注目度が高かった分、心ない言葉や事実無根の報道も。渦中にいた佐々木さんのやるせなさや苦しさは、想像を絶するものでしょう。それでも、「見守り続ける」と決めた佐々木さん。そんな彼女の意思に敬意を払い、ただ「頑張れ!」と応援したいですね![文・構成/grape編集部]
2022年02月06日2020年10月に東京・昭和大学人見記念講堂で行われた『春風亭一之輔・藤巻亮太 二人会 ~芝浜と粉雪~』。好評を博したこの異色コラボレーションが師走の大阪に登場する。「春風亭一之輔・藤巻亮太 二人会 ~芝浜と粉雪~」チケット情報この公演は、ふたりのトークと、藤巻の歌唱、一之輔の落語という前半と、一之輔による人情噺『芝浜』の後に藤巻がヒット曲『粉雪』を歌うという後半の二部構成で展開。クライマックスでしんしんと雪が降る大みそかの夜を描いた『芝浜』の余韻がまだ残る会場に、藤巻の歌とギターによる『粉雪』がさらに彩りと深みを加え、またとない時間をもたらしてくれる。ふたりはラジオ番組で出会った仲で、年齢も近く、藤巻が落語好きとあってすぐに意気投合。『芝浜と粉雪』のきっかけは、一之輔から藤巻を誘い、実現した。「藤巻さんはいろんな曲をお持ちだけど、『粉雪』は代名詞みたいな感じで。それを歌っていただくのであれば落語は何がいいかなって考えて。『芝浜』って人によって違うんだけど、大晦日に雪が降る場面を入れる演出があるので、それでいいかなと。当時は直接会って相談するということはできなかったんですけど、カチッとはまったなと思いました。僕も藤巻さんのライブを舞台袖で聞いていましたけど、やっぱりすごいですよね、改めて名曲だと思いました」(一之輔)普段の一之輔は『芝浜』を口演する際には雪が降る演出は入れないという。この日も直前まで悩み、本番では降らせた。「なんか照れるというかね。悪い言葉でいうとクサイし、そこで降らせるというのは。『粉雪』とひっかけて降らしていると思われるんじゃないかという照れもあるし(笑)。でも、降らしてバチっと(『粉雪』と)はめちゃった方がエンタテインメントとしてはいいのかなと思ったんです」(一之輔)同じ演目でも、会場や客層によって見せ方は違ってくる。それが古典落語の楽しみだと話す。「古典落語って、演目自体が自分のパートナーみたいな感じで。登場人物、時代背景、風俗とか、落語といろいろと相談して変えているような感じです。高座ではひとりですけど、演じているときは古典落語とダンスを踊っているような感じですね。“今日はこういうステップだったから、次はこうしよう”とか、緩急つけたりとか、やり方は毎日変わります」(一之輔)『芝浜と粉雪』も、当日はどんな装いになるのか会場でぜひ確かめてほしい。「次は場所を変えて、大阪でできるのも嬉しい」と一之輔も楽しみにしている。公演は12月10日(金)、サンケイホールブリーゼにて。チケットは発売中。取材・文:岩本
2021年11月24日マイキータ(MYKITA)から、常田大希(King Gnu/millennium parade)とのコラボレーションによる限定サングラスコレクション「MYKITA for Daiki Tsuneta」が登場。2020年11月20日(金)よりマイキータ ショップ 東京とマイキータ ショップ 大阪にて発売される。マイキータ×常田大希の限定サングラスコレクションいくつもの異なるジャンルからインスピレーションを得て、時に実験的な幅広い分野にわたるアプローチのクリエーションを実践しているマイキータと常田大希。常田がかねてよりよりマイキータのアイウェアを愛用していたことから実現した今回のコラボレーションでは、ブランドの代名詞である極薄ステンレススチールを駆使した「KAYO」と「LENNARD」をベースにした2種類のシルエットで展開される。「KAYO」まず「KAYO」は、光沢のあるグラファイトカラーのフレームにソフトグレーのレンズを合わせたモデルと、マットなシルバーのフレームに透き通るようなブルーのレンズを合わせたモデルの2種類がラインナップ。曲線と直線の絶妙なバランスが生み出すラウンドシェイプの美しさを、常田ならではの感性でより際立たせている。「LENNARD」一方の「LENNARD」は、逆台形的な独特のフレームシルエットを持つモデル。こちらはシャンパンゴールドのフレームにグリーンのレンズを合わせたモデルと、シックなブラックのフレームにソリッドグレーのレンズを合わせたモデルの2種類で展開。特に前者は、特徴的なフレームシルエットを引き立てるシャンパンゴールドの輝きが存在感を放つ、今回のコレクションの中でも特に注目したい一本となっている。なお、日本の店舗購入者限定の特典として、「MYKITA for Daiki Tsuneta」オリジナルのA1サイズポスターとブックレットも用意されている。マイキータの国内2店舗目となるマイキータ ショップ 大阪なお、先行取り扱い店舗のひとつであるマイキータ ショップ 大阪は、発売日同日より開業を迎える「心斎橋パルコ」にオープンする新店舗。国内2店舗目となる同店では、マイキータのアイウェアを多彩に展開ほか、検眼室を設け、Zeiss社製最新鋭測定機器を使用した世界レベルのオプティカルサービスを提供する。商品情報「MYKITA for Daiki Tsuneta」※各カラー135本限定。発売日:・2020年11月20日(金) マイキータ ショップ 東京、マイキータ ショップ 大阪で先行発売・2020年12月1日(火) 一部取り扱い店舗で発売価格:各種 54,000円+税取扱店舗:マイキータ ショップ 東京、マイキータ ショップ 大阪、ポーカーフェイス 札幌店、コンティニュエ、アイシンク ヒロブ、OBJ 大阪、蒲池眼鏡舗 福岡店店舗購入者特典:A1サイズ スペシャルリミテッドエディションポスター 、ブックレット ※日本限定。
2020年11月22日当代きっての人気落語家・春風亭一之輔にとって、秋のよみうり大手町ホールは7年連続。今や、この人のホームグラウンドのひとつと言っていいだろう。落語界の大きな話題となった一之輔の真打昇進が2012年。よみうり大手町ホールのオープンが2013年。続く2014年に「2014落語一之輔 一夜」がスタート。この第1回公演ですでに、「毎年一夜ずつ増えていく5年連続の企画」ということが謳われていた。公約通り、2018年にこの企画が一旦のフィナーレを迎えた後も、2019年は「2019落語一之輔 七夜」とむしろボリュームアップし、そして迎えた今年が「2020落語一之輔 三昼夜」である。先のことはわからない人気稼業で、当初から話題のニュースターだったとは言え、真打になったばかりの落語家の5年連続企画、しかも毎年1公演ずつの上乗せを公約というのは、演者にとっても興行主催者にとっても、勇気の要ることだっただろう。繰り返すが、秋のよみうり大手町ホール公演は、春風亭一之輔という落語家が、異例のスピードで人気の階段を駆け上っていくドキュメントでもあったわけで、こういう会を、当の演者が大切にしないわけがない。一之輔は言う。「やりやすいんです、このホール。500席くらいですけど、ベストなホールだと思います。音響もそうだし、客席で聴く人も気持ちがよさそう。高座から楽屋が遠いのを除けば(笑)、ベストですね。おととしまで、1年ごとに1日ずつ増やしていくという独演会を5年連続でやって、それが終わったと思ったら、去年は1週間。ま、ハメられたみたいなものですけど(笑)、流れに任せてやってきた。ちょっと今年は休ませて、って言ったら、そんなに減らすわけには……と言われまして、そんなに頼られているんだったら、じゃあ3昼夜くらいでどうですか、という折衷案で」いやいや、3日間に6公演を凝縮。折衷案どころか、今年も充分すぎるほどタフな日程である。撮影:キッチンミノル
2020年10月06日「春風亭一之輔・藤巻亮太 二人会〜芝浜と粉雪〜」が、10月4日(日)に東京・人見記念講堂で開催される。今回は、タイトルにもあるように、春風亭一之輔による古典落語の名作“芝浜”と、藤巻亮太の“粉雪”を含めたライブが楽しめる特別な公演。その他に、ふたりによるトーク・パートやそれぞれのステージもあり、盛りだくさんの内容となっている。ラジオでの共演をきっかけに親交を深めることとなったふたり。今回の公演に向けて一之輔は、「なんとなく胸がざわつきがちな今日この頃ですが、藤巻さんの歌と一之輔の落語で、皆さんに少しでもホッとひと息ついてもらえると嬉しいです。10月4日、人見記念講堂に“あったかい雪”がふりますよー」とコメント。一方、藤巻は、サブタイトルとなっている“芝浜と粉雪”に触れ、「“芝浜”に登場する夫婦の絶妙な絆は、“粉雪”の世界観に通じます。ふたつの作品に共通するのは冬であり同じ空間で披露されると、そこには今までに見たこともないきれいな“白の情景”が浮かぶはずです」とメッセージを寄せている。チケットの一般発売は、本日9月20日(日)10:00より開始。本公演を実施するにあたって、新型コロナウィルス感染拡大を防ぐための「ご来場のお客様へのお願い」を、サンライズプロモーション東京のホームページ( )にて案内している。■公演概要【日 時】2020年10月4日(日) 開場:13:00/開演:14:00【会 場】昭和女子大学 人見記念講堂 東急田園都市線(半蔵門線直通)「三軒茶屋」駅下車 徒歩7分【出演者】春風亭一之輔、藤巻亮太【チケット代金】前売:4,950円 (全席指定/税込)※未就学児童入場不可【チケット一般発売】2020年9月20日(日)10:00〜チケットぴあ : (Pコード:503-190)ローソンチケット : コード:34231)イープラス : 【主催/お問合せ】サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日12:00~15:00)
2020年09月20日年間に上がる高座の数は900席近く、自身のYouTubeチャンネル登録者数は約5.6万人 (2020年9月現在)という、当代きっての人気落語家・春風亭一之輔。秋の恒例ともいえる、2014年から続くよみうり大手町ホール(東京・大手町)での独演会を、今年は『2020 落語一之輔 三昼夜』と銘打ち、10月25日(日)~27日(火)の3日間、各日昼夜公演の計6公演に拡大して開催。さらに、会場での開催に加えオンラインのライブ配信も決定。【チケット情報はこちら】なかなかチケットが取ることができないことでも有名な春風亭一之輔の高座は、すでに本公演でも会場のチケット(販売予定枚数)は完売。購入できなかった方、さまざまな理由で会場に足を運べない方も、生ライブ&アーカイブ配信でじっくり楽しむことができるこの機会を見逃せない。昼公演には、紙切り芸の第一人者・林家正楽など色物の芸人が揃う日から、三遊亭天どんとの古典新作での二人会三遊亭天どんとの新作の会、そして師匠である春風亭一朝との親子会など、日替わりでスペシャルゲストが登場。夜公演の独演会では、毎晩異なる演目でファン垂涎の“ネタ下ろし”を予定。これまで披露したことのない噺を初めて高座で演じる貴重な瞬間をぜひライブで楽しみたい。①「春風亭一之輔落語会其の一」10月25日(日) 13:00開演「僕の好きな色物さん」配信:10月25日(日)13:00~11月8日(日)13:00出演:春風亭一之輔、林家正楽(紙切り)、鏡味仙成(太神楽曲芸)、ペペ桜井(ギター漫談)、のだゆき(音楽パフォーマンス)②「春風亭一之輔独演会第一夜」10月25日(日) 17:30開演配信:10月25日(日)17:30~11月8日(日)17:30出演:春風亭一之輔③「春風亭一之輔落語会其の二」10月26日(月) 13:00開演「一之輔 天どん古典と新作二人会」配信:10月26日(月)13:00~11月9日(月)13:00出演:春風亭一之輔、三遊亭天どん④「春風亭一之輔独演会第二夜」10月26日(月) 18:30開演配信:10月26日(月)18:30~11月9日(月)18:30⑤「春風亭一之輔落語会其の三」10月27日(火) 13:00開演「一朝・一之輔親子会」配信:10月27日(火)13:00~11月10日(火)13:00出演:春風亭一朝、春風亭一之輔⑥「春風亭一之輔独演会第三夜」10月27日(火) 18:30開演配信:10月27日(火)18:30~11月10日(火)18:30出演:春風亭一之輔*配信視聴券情報9月12日(土)10:00から発売開始視聴券:各公演2,000円(税込)/各日昼夜セット券3,600円(税込)
2020年09月11日人気、実力ともに当代一を競う3人の落語家、桃月庵白酒、柳家三三、春風亭一之輔が隔月替わりでお届けする二人会「J亭 スピンオフ企画」の第13回が7月29日(水)に開催される。【チケット情報はこちら】今回は次代を担う中堅実力派、三三と、いま最もチケットが取りにくい落語家、一之輔が出演。同公演はインターネットによる生配信が行われる。配信視聴券は発売中。■J亭スピンオフ企画13「三三・一之輔二人会」7月29日(水)開場18:30開演19:00【アーカイブ配信期間】公演終了後~8月5日(水)19:00視聴券:1500円(税込)
2020年07月20日俳優として数々のドラマや映画で活躍している相島一之(あいじま・かずゆき)さん。2020年度前期放送の連続テレビ小説『エール』(NHK)をはじめ、ドラマ『相棒』(日本テレビ系)シリーズなどでも注目を集めています。そんな相島一之さんが明かした病気や、SMAPの元メンバー稲垣吾郎(いながき・ごろう)さんとの共演、バンド活動、似ている俳優、ツイッターなど、さまざまな情報を紹介します!相島一之の病気『ジスト』とは?相島一之さんは2012年6月20日のブログで、自身が『GIST(ジスト)』という病気にかかっていることを公表しました。あいじまがかかった病気はGIST(ジスト・日本名 消化管間質腫瘍)と言います。とても珍しい病気でこの名前がついたのは最近のことです。以前は肉腫として治療されていました。悪性の腫瘍ですが普通の癌と違うところがいくつかあります。①消化器の表面ではなく筋肉層にできる②転移能力が癌より劣る③特効薬がある大雑把に言うとこんな感じのことを先生から聞きました。妻と結婚した翌年、重度の排便困難でようやくクリニックに出かけたら、悪性の腫瘍であることが判明。その日のうちに大病院に移り、一週間もたたないうちに癌の専門病院に移りました。それが良かったんでしょうね。CT検査をしてみると直腸に10cm大(野球ボールです!)の腫瘍があることがわかりました。あいじま ちょーブルーです。最悪骨盤内全摘出もあると言われました!!!相島一之オフィシャルブログーより引用『国立がん研究センター希少がんセンター』によれば、ジストは腫瘍(しゅよう)の一種ですが、がんとは異なるそうです。かかる割合は「年間に10万人に対して1人から2人くらい」とのことで、非常に珍しい病気なのだとか。『ジスト』との診断を受けた相島一之さんはブログに「運がよかった」とつづり、手術から回復までの歩みを報告しています。でもそこからが本当に運が良かった…検査の結果 GIST であると判明、転移も浸潤もなし。グリペックという特効薬を試してみたら効いた!!!しかも抗がん剤の副作用で苦しむ患者さんが多い中、あいじまは薬を服用しながら日常生活が送れました!そして、薬を4か月服用し10cmを4cm(ピンポン球!)にして開腹手術ではなく腹腔鏡手術で腫瘍を摘出しました!!!そしてそして、手術してくださった先生が本当に名医でした。そのおかげであいじま 人工肛門でなく自分の肛門でウンコできます!相島一之オフィシャルブログーより引用薬の副作用に苦しむことなく、無事に腫瘍の摘出に成功した相島一之さんは、医療関係者や家族に感謝。現在は、健康で過ごしていられることの幸せを噛み締めているようです。相島一之は『相棒』に出演朝ドラ『エール』にも相島一之さんは人気ドラマ『相棒』(テレビ朝日系)に計3回の出演を果たしています。記念すべき初登場回は、2007年2月28日に放送された第18話『殺人の資格』。本編では交換殺人に巻き込まれそうになるルポライター・芝木を演じ、物語の要を担っていました。その後、2016年12月7日放送の『相棒』season15の第9話『あとぴん~角田課長の告白』に2回目のゲスト出演を果たすと、視聴者からは「最高でした」「面白かったです」との反応が。明日『相棒』出ます。伊丹刑事と。川ちゃんとも知り合って30年近くなるのか。早い。 pic.twitter.com/H2XwbgbUmH — 相島一之 (@aijima_kazuyuki) December 6, 2016 3回目は『相棒』season18の最終回スペシャル『ディープフェイク・エクスペリメント』に内閣官房長官の鶴田翁助役として出演。クセのある演技が話題となり、今後の出演にも期待が集まっています。相棒18最終回スペシャルに出演させていただきました!相棒は3回目㊗️シーズン18だからすごいドラマ‼️あいじま史上一番出世した役を演らせていただきました(笑)水谷豊さんとお芝居をさせていただくのはとてもスリリング。最高です!ありがとうございました pic.twitter.com/kWXO25lK3m — 相島一之 (@aijima_kazuyuki) March 18, 2020 そんな相島一之さんは、2020年度前期放送の連続テレビ小説『エール』(NHK)にも出演。窪田正孝さん演じる主人公・古山裕一を、陰ながら応援する銀行の支店長を演じています。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 View this post on Instagram A post shared by 連続テレビ小説「エール」 (@nhk_yell) on Apr 23, 2020 at 4:23pm PDT View this post on Instagram 川俣銀行に初めて訪れた音 うわさの文通相手との初対面に、テンションがあがっている川俣銀行メンバーです! ⠀⠀ #朝ドラエール #二階堂ふみ #相島一之 #松尾諭 #堀内敬子 #望月歩 A post shared by 連続テレビ小説「エール」 (@nhk_yell) on May 6, 2020 at 1:57am PDTこれまでにも連続テレビ小説への出演経験がある相島一之さんは、本作に出演するにあたって次のようにコメントしました。NHKの“朝ドラ”はもう100本を超える歴史があるんですね。この『エール』で102本目だとか! あいじまが初めて出演させてもらったのは安田成美さん主演の第52作『春よ、来い』。それから宮﨑あおいさん主演の第74作『純情きらり』、吉高由里子さん主演の第90作『花子とアン』。そして今回の『エール』になります。主演の窪田正孝さんとは『花子とアン』でも御一緒でした。素敵だった。家族揃ってご飯を食べながら観れる“朝ドラ”最高だなぁ。NHK連続テレビ小説『エール』オフィシャルサイトーより引用相島一之は稲垣吾郎と舞台で共演相島一之さんは2014年に舞台『恋と音楽Ⅱ~僕と彼女はマネージャー~』に出演。同作は2012年12月に上演された『恋と音楽』が好評だったことから制作され、前作よりさらにパワーアップした大人のミュージカルコメディとして人気を集めました。我らが座長、稲垣吾郎ちゃんの #君の輝く夜に 真飛聖ちゃんと行って来ました!楽しかった!吾郎ちゃんはとっても素敵でした! #恋と音楽2 マカベとキミちゃんとよこちん(これであってたよね?) pic.twitter.com/rYK3i21hKK — 相島一之 (@aijima_kazuyuki) September 19, 2019 主演を務めたのは『新しい地図』の稲垣吾郎さん。相島一之さんは稲垣吾郎さんとの共演について「本当に楽しかった」とコメントし、今でも出演舞台を観に行くなど交流を続けていることを報告しています。バンド『相島一之&The Blues Jumpers』って?相島一之さんは俳優業にとどまらず音楽の分野でも活躍中です。2000年にドラマで知り合った音楽監督・YASSさんと意気投合し、2010年3月にブルースバンド『相島一之&THE BLUES JUMPERS』を結成しています。相島一之さんはバンドで、ボーカルおよびブルースハープ、作詞を担当。オリジナル楽曲の制作に励みながら、数々のイベントやライブ活動を行なっています。相島一之作詞かたつむりのジャブ相島一之と似てる俳優は?俳優の山中崇(やまなか・たかし)さんが2014年7月29日に自身のツイッターを更新。相島一之さんとのツーショットとともに「最近、よく似てるといわれる」とコメントしています。相島一之さんと。最近、似てるねと良く言われます。 pic.twitter.com/jM3DXpiSFm — 山中崇 TakashiYamanaka (@berotower) July 29, 2014 投稿を見たファンは「確かに似てる!」「血縁関係があるの?」と大盛り上がり!また、「兄弟役をしてほしい」と2人の共演を望む声も多く寄せられています。相島一之はツイッターやインスタをやっているの?相島一之さんはツイッターを日々更新していますが、インスタグラムのアカウントは持っていないようです。そんな相島一之さんのツイッターでは出演情報や撮影オフショット、プライベートな情報などを公開。作品ではあまり見ることのできない、レアな表情でファンを楽しませています。日にち変わって昨日、あいじまの誕生日にメッセージをくださった皆さまありがとうございました!58歳ではありますがまだまだ風呂敷はたためません!いや、がんばって広げていきます!どうかよろしくお願いいたします! pic.twitter.com/wPR7vX8WhB — 相島一之 (@aijima_kazuyuki) November 30, 2019 浜崎なおこさん @Naoco607 からバトンを受けた #うたつなぎ あいじまは #スタンド・バイ・ミー を歌います。歌詞はあいじまのオリジナル。次のバトンはブルースハープの第一人者KOTEZさんに渡します! @KOTEZHARMONICA こんな世の中ハープで吹き飛ばして!! pic.twitter.com/dvexJiJCNt — 相島一之 (@aijima_kazuyuki) April 17, 2020 2015年11月19日の投稿では、特撮ヒーロドラマ『仮面ライダーゴースト』(テレビ朝日系)の主演を務めた西銘駿(にしめ・しゅん)さんとのツーショットを掲載。先日の東映大泉にて。仮面ライダーゴーストの主演、天空寺タケル役の西銘駿くんと!息子がゴーストの大ファンなのだ! pic.twitter.com/0hpevL2uRT — 相島一之 (@aijima_kazuyuki) November 19, 2015 これは仮面ライダーファンの息子を喜ばせるためだったことを明かし、父としての優しい一面を見せました。ドラマや映画、舞台、バンドと幅広く活躍している相島一之さん。これからも素敵な姿を見せてほしいですね!相島一之 プロフィール生年月日:1961年11月30日出身地:埼玉県血液型:A型身長:1763所属事務所:藤賀事務所立教大学の『劇団テアトルジュンヌ』で演劇を始め、劇団『東京サンシャインボーイズ』に参加。1991年に映画『12人の優しい日本人』でスクリーンデビューを果たして以降、数々の映像作品で名脇役として活躍している。俳優業のほかにも2010年3月にブルースバンド『相島一之&THE BLUES JUMPERS』を結成。ボーカルおよびブルースハープ、作詞を担当し、音楽活動に励んでいる。[文・構成/grape編集部]
2020年06月02日2017年日本初演のミュージカル『フランケンシュタイン』が待望の再演。厳格な父親と金と女に目がない強欲な守銭奴の2役を演じる俳優の相島一之が、自身初のミュージカル出演となった初演の興奮と、再演への意気込みを語った。ミュージカル「フランケンシュタイン」チケット情報舞台は19世紀ヨーロッパ。非業の死を遂げた親友アンリ・デュプレ(加藤和樹・小西遼生)を救うため、科学者ビクター・フランケンシュタイン(中川晃教・柿澤勇人)は長年研究してきた“生命創造”を今こそ実行する。だが、蘇ったのはアンリの記憶を持たない“怪物”だった――。相島は初めて台本を読んだ時「その時点では面白さがつかめなかった」と明かす。「それが最初の本読みでピアノが入り、曲が流れてキャストが歌ったら、物語の世界観が立体的にたちのぼってきた」と驚嘆。「歌の偉大さを、ものすごく感じた!」と一瞬でミュージカルの虜となった。本番直前の通し稽古で、ベテランの鈴木壮麻が演技プランを変えたことも印象に残った。「佇む芝居で完成していたのに、急遽ダンスシーンに変えたんです。ふわりと即興で踊る姿がミュージカル俳優としての年輪から醸し出されるカッコ良さだなと感動して。同時に、僕の芝居を見て同じように感じてくれるお客さんがひとりでもいれば幸せだなと。それが30年間演劇を続けてきた自分が、この作品に呼ばれた理由でもあると思うので。再演でも新たな楽しみを見つけて、次に繋げたいです」。最大の見どころには「正と悪、美と醜など、相反する2役をメインキャスト全員が演じるところ」を挙げる。「役者としてはストイックな芝居から、すべてをさらけ出すような悪を演じる解放感、気持ち良さは全員が味わっていると思う。その上、ダブルキャストのイケメン4人の役の関係性はボーイズラブのようにも見えるわけですから(笑)。意図せず発散された役者のエネルギーが素晴らしい楽曲に乗って劇場中に満ち渡り、物語の暗さまでも凌駕する。いやはや拍手、すごい作品です」。ビクターとアンリ、それぞれダブルキャストによる組み合わせの妙も楽しんでほしいとも。「役者が持っている何かが匂い立つんでしょうね。演出は同じでも役へのアプローチが違うから、このペアが好みとか、お客さんそれぞれに“推し”があるみたい。とにかく科学者が人造人間を作るという日常ではない設定なので、救いはあるのかと思うほど暗い話なのに、不思議な勢いがある作品。昼ドラのような濃厚さ。暗闇に咲く花のようなダークファンタジー。この世界観はちょっと、虜になるんじゃないかな」。公演は1月8日(水)から30日(木)まで東京・日生劇場、2月14日(金)から16日(日)まで愛知県芸術劇場大ホール、2月20日(木)から24日(月)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演。チケット発売中。取材・文:石橋法子
2019年12月27日女優でモデルの佐々木希が9日、都内で開催された自身のライフスタイルブック『希んちの暮らし』刊行記念トークショーに登場。2018年9月に第一子となる男児を出産してから初めての公の場となった佐々木は、涼やかなショートカット姿で登場し、出版の経緯や制作中の秘話を明かした。3月7日より発売中の『希んちの暮らし』は、佐々木が女性誌withの連載で学んだ料理のレシピや家事の知識、そして自身が実際に使っている食器や調理器具などを紹介。まさに佐々木の"暮らし"を詰め込んだ一冊になっている。涼やかな印象のショートカット姿で登場した佐々木は、出版の経緯を聞かれると「(モデルとして)『with』さんに出させてもらっていて、そこで連載をやらせてもらっていて。その連載をまとめた本、プラス、自分の今使っているものや、自分の暮らしのモノを本にまとめるという風なお話をいただいて」と説明。いよいよ発売を迎えた心境として「本当にうれしく思います」と白い歯を見せた。実際に愛用しているアイテムが登場することもあって、思わぬ苦労もあったという。佐々木は「もちろんリースしているものもあるんですけど、自分で使っているものも出しているので、本当に愛用しているからこそ、(生活が)ちょっと不便だったなっていう、そんなこともありました(笑)」と明かした。それでも本書によって得たものは多いようで「(連載を)振り返ることもできましたし、自分の暮らしをまた見つめ直すというか」としみじみ。「一度立ち止まって、また見つめ直してみたら、色々な発見だったりとか、より良い暮らしができるなとか、色々、いい発見になりました。いいきっかけになって、本当にありがたいなと思います」と話していた。
2019年03月10日独演会には老若男女が訪れ、チケットは入手困難。そんな大人気の実力派落語家・春風亭一之輔さんが、初のエッセイ集、『いちのすけのまくら』を上梓。落語が一級品なら、文章を書かせても一級品でした。子どもが僕に、「このまま伸びていってもらいたい」と言うんです。――2男、1女のお父さんでもいらっしゃいますよね。お子さんたちもエッセイを読みますか。一之輔 :いま、小学6年、3年、1年です。上の子なんか「へえ」とか言いながら読んでますね。たまに「ここウソじゃん」とかツッコむんですよ。いいだろ、そのまま書いたら面白くないんだ、脚色はあっていいんだって言い張ってます。――お子さんたちに、高座を見せたりもするんですか。一之輔:たまに連れていきます。感想を聞くと、「いいんじゃないですかねぇ、まっすぐ伸びていってもらいたいです」って言う(笑)。――お子さんが、飄々としていて頼もしいですよね。一之輔さんがうっかり準備し忘れていた年賀状の文面を、しらっと息子さんに書かせた「年賀状」の回は、読んで噴き出してしまいました。一之輔:息子が〈ことしもいちのすけをよろしくおねがいします〉って書き添えた話ね。あれは楽でした。でも、早く大きくなってもらいたい。「可愛さ」と「手が掛かる」を天秤にかけると、まだまだ大変ですからね。――一之輔さんの「初天神」を見たことがあるんです。何も買わないよと出かけたお祭りで、息子の金坊がお父っつぁんに、あの手この手でおねだりする話ですね。あの噺の中で、一之輔さんがやる金坊の表情がすごくイキイキしていたというか。お子さんたちの表情を参考にしたりするんですか。一之輔:こういう顔をするのか、と観察はしますね。子どもっていつもテンション高いかといえば、そうでもない。意外と冷めていたり。子どもの表情は間口が広いです。実際、表情とかを鏡を見て練習したりは僕はしないですからね。セリフの調子に、自然と表情もついていけばいいかなと思ってます。――落語は声の芸でもあります。一之輔:声の良さ、抑揚、ハリ、艶、リズム感とか、稽古でプラスアルファも出せるけれど、やっぱりアスリートみたいに、持って生まれたものは大きいです。――単純計算で休みなしに1日2.5回高座に上がっている計算なんですが、ご自身でも、最近ノッてるなあ、なんかスランプだなあとかあるんですか。一之輔:調子がいい悪いはありますよ、多少は。サイコーって日はないけど、お客さんに乗せられるときもあるし、30分なら30分、やりながら調整していく感じです。――そういうところもスポーツみたいですね。一之輔:僕は最初はテンション低いんです。だらーっと入っていくんです。いつも通りの感じで高座にも上がって、そのまましゃべり始めますね。落語って、おしゃべりですから。芝居の発表会みたいに、稽古してきたものをどーんと観客にぶつけるというより、「どうだい?」ってふつうの会話みたいに話しかける。で、自然に古典のネタに入っていくというのがいちばんいいのかなと。しゅんぷうてい・いちのすけ1978年1月28日生まれ、千葉県野田市出身。2001年、日本大学藝術学部卒業後、春風亭一朝に入門。NHK新人演芸大賞、文化庁芸術祭新人賞、国立演芸場花形演芸大賞など数々の受賞歴あり。年間900席を超える高座に出ている。『週刊朝日』で連載中のコラムが書籍化。執筆ツールは、現在、ガラケーから自慢のガラホに移行。連載から選りすぐった100本のコラムを、テーマ別にカテゴライズ。最終章には、落語好きで知られる俳優・東出昌大さんとの対談も収録されている。読むマクラともいえる味わい深さを体験して。『いちのすけのまくら』朝日新聞出版1500円※『anan』2018年3月14日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2018年03月11日34歳のとき、兄弟子21人を抜いて真打に昇進。さらには、200を超える落語の持ちネタがあるだの、年間に上がった高座が940を超えただの、春風亭一之輔さんは、とかく記録に事欠かない落語家だ。落語のバラエティ番組や雑誌の落語特集には、必ずと言っていいほど引っ張り出される人気者。先ごろ、週刊誌で連載中のコラムが『いちのすけのまくら』と題され、書籍としてまとまった。喫茶店、よく行きます。ガラホで原稿書くためにね。――連載開始が4年前で、いまも続いていますが、ずっとガラケーで書いていたそうですね。一之輔 :いまは、ガラケーじゃなくガラホです(どや顔)。――ガラホ?一之輔:ガラケーは、使いすぎて壊れちゃったんですよ。操作ボタンが次々と取れちゃった。使えるものを捨てるのがイヤで、取れた箇所に油性ペンで数字を描いたりしてずいぶん使ってたんですけど、買い替えたほうがいいんじゃない、とカミさんに説得されてしぶしぶですよ。歯を食いしばって店に行ったら、もうガラケーはうちでは扱ってないと。店先に並んでいるのを指さして「あるじゃねえか」と言ったら、…いえ、実際には「えー、あれってガラケーじゃないんですか」と丁寧に聞いてみたら、あれはガラホです、見た目はガラケーですけど、中身はスマートフォンと同じ機能です、って。LINEもできるらしいけど。やりませんけど。――『いちのすけのまくら』に収録されている100本のコラムは、「45度」「地平線」なんていう、どんな展開になるか予想もつかないものから、「マイナンバー」や「○活」といった時事ネタ、「思い込み」のように下ネタで落とすものまで、いろいろですね。一之輔:下ネタ?そんなのありましたっけ。――落語のクスグリの話が出てきて、茶せんを喩えて〈アナル・ザ・バンブー〉と言ったとか。一之輔:アナルくらい、いいでしょ、医学用語ですよ(笑)。本当は下ネタ、もっと書きたいくらいです。――これだけお忙しいのに、いつ書いているんですか。一之輔:僕、移動の合間にちょこちょこ書くんです。1回、喫茶店で書き終わったのを、うとうとしてたらクリアボタンを長押ししてたらしくて消えちゃって。くやしいから「30分で書いてやる!」と要らぬ奮起。しかも同じ話題だとクオリティは変わってしまうから、違う下げ(オチ)に変えました。――より面白く、という落語家の矜恃ですか。一之輔:そんなの誰にも伝わらないんですけどね。――高座はお客さんを「笑わせたい」という気持ちで臨むと思うのですが、コラムは読者に対してどんな気持ちで書いていますか。一之輔:ものを書く仕事はこれが初めてなんですね。もともと作文は好きでした。小学生のころはもう少しマジメに書いていましたけれど、中学高校くらいになればね、「適当でいいんだ、好きなように書けばいいんだ」とわかってきて、そうしたら面白くなりました。かえって、型にはまっていなくて自由でいいって、先生に褒められたりしましたね。――お題は、一之輔さんが決めているんですか。一之輔:僕はあらかじめお題があったほうが書きやすいので、毎回、編集者さんに送ってもらっています。連載のタイトルが「ああ、それ私よく知ってます。」なんです。全然知らないことを、知ったかぶりして書くのが最初のコンセプト。――知ったかぶりを笑う古典落語みたいな感じですか。「転失気(てんしき)」や「千早振(ちはやふ)る」のような。一之輔:最初のころは読んでくれる人に気を遣って、投げられたお題からちゃんとつなげて、最後はオチをつけなきゃ、面白くしなきゃ、と考えていたんですが、最近はどうでもよくなりました。キーワードがどっかひとこと出てくりゃいいだろ、くらいですね。落語もそうなんですよね。マクラも噺も、自分がしゃべって楽しいのがいちばんなので、あまり人に合わせたりしなくなりました。しゅんぷうてい・いちのすけ1978年1月28日生まれ、千葉県野田市出身。2001年、日本大学藝術学部卒業後、春風亭一朝に入門。NHK新人演芸大賞、文化庁芸術祭新人賞、国立演芸場花形演芸大賞など数々の受賞歴あり。年間900席を超える高座に出ている。『週刊朝日』で連載中のコラムが書籍化。執筆ツールは、現在、ガラケーから自慢のガラホに移行。連載から選りすぐった100本のコラムを、テーマ別にカテゴライズ。最終章には、落語好きで知られる俳優・東出昌大さんとの対談も収録されている。読むマクラともいえる味わい深さを体験して。『いちのすけのまくら』朝日新聞出版1500円※『anan』2018年3月14日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2018年03月08日