元V6で俳優の三宅健が、10月5日にミニアルバム『NEWWW』(初回盤A・B:3,850円 通常盤:3,080円)を発売し、ソロアーティストとしてデビューすることが25日、わかった。昨年11月1日にV6として活動を終え、その後テレビ、ラジオ、雑誌のレギュラー、CM出演と精力的に活動している三宅。ソロアーティストとして発売する同アルバムは、自身が一緒に作品を作りたいと思うアーティストと制作する予定。タイトル『NEWWW(ニュー)』には、デビューから26年を経た三宅が新しい価値観、アイドル像の固定観念を覆すという意味が込められている。また、アルバムリリースにあわせて、全国ツアー「Ken Miyake NEWWW Live Tour 2022」の開催も決定。10月12日、13日の東京ガーデンシアター公演を皮切りに全国8都市10公演で、ミニアルバムの楽曲とV6の楽曲をパフォーマンスする初のソロライブを行なう。コメントは以下の通り。■三宅健グループが解散してもなお、私にとっての職業はアイドルです。アイドルとしてファンの皆様に1番喜んでもらえることは何かとずっと考えていました。それはやはり歌って踊っている姿を見せること。ステージに立って、みなさんに思いを届けること。コンサートは私とファンの皆様にとって切り離せないものだと思い、やはり音楽を続けたいという気持ちが強くありました。今、自分の中に渦巻く感情や思考、自分のもつ世界観、寄り添ってくれている音楽、それをアルバムという形でお届けできたらと考え制作しています。三宅健と何を掛け算すれば面白いものが出来るのか、新しい自分に出会えるのか、それが楽しみです。そして、アイドル:三宅健としてステージの上に立ち、皆様に会えることを心より楽しみにしております。
2022年07月25日三宅健が、ミニアルバム『NEWWW』(読み:ニュー)を10月5日にリリースすることが決定した。昨年11月1日にV6の活動を終え、翌日から個人でInstagramを立ち上げ、テレビ、ラジオ、雑誌のレギュラー、CM出演と精力的に活動している三宅。ミニアルバムのタイトル『NEWWW』には、デビューから26年を経た三宅の新しい価値観、アイドル像の固定観念を覆すという意味が込められており、自身が一緒に作品を作りたいと思うアーティストと制作した全6曲が収録される予定だ。併せて、10月から11月にかけて全国ツアー『Ken Miyake NEWWW Live Tour 2022』を行うことが発表された。ツアーは全国8都市10公演を予定しており、ミニアルバムからの楽曲とV6の楽曲をパフォーマンスする初のソロライブとなる。■三宅健 コメントグループが解散してもなお、私にとっての職業はアイドルです。アイドルとしてファンの皆様に1番喜んでもらえることは何かとずっと考えていました。それはやはり歌って踊っている姿を見せること。ステージに立って、みなさんに想いを届けること。コンサートは私とファンの皆様にとって切り離せないものだと思い、やはり音楽を続けたいという気持ちが強くありました。今、自分の中に渦巻く感情や思考、自分のもつ世界観、寄り添ってくれている音楽、それをアルバムという形でお届けできたらと考え制作しています。三宅健と何を掛け算すれば面白いものが出来るのか、新しい自分に出会えるのか、それが楽しみです。そして、アイドル:三宅健としてステージの上に立ち、皆様に会えることを心より楽しみにしております。<リリース情報>三宅健 ミニアルバム『NEWWW』2022年10月5日(水) リリース●初回盤A(CD+DVD / CD+Blu-ray):各3,850円(税込)CD収録内容:6曲収録予定DVD / Blu-ray収録内容:未定仕様:スリーブケース●初回盤B(CD+DVD / CD+Blu-ray):各3,850円(税込)CD収録内容:初回盤Aと同内容DVD / Blu-ray収録内容:未定仕様:スリーブケース●通常盤(CD):3,080円(税込)CD収録内容:初回盤Aと同内容予定仕様:スリーブケースPHOTOBOOK:ページ数未定<ツアー情報>Ken Miyake NEWWW Live Tour 202210月12日(水)・13日(木) 東京・東京ガーデンシアター10月17日(月)・18日(火) 大阪・グランキューブ大阪メインホール10月24日(月) 愛知・日本特殊陶業市民会館 フォレストホール10月31日(月) 宮城・仙台サンプラザホール11月5日(土) 神奈川・神奈川県民ホール11月8日(火) 兵庫・神戸国際会館 こくさいホール11月9日(水) 京都・ロームシアター京都 メインホール11月11日(金) 福岡・福岡サンパレス
2022年07月25日お笑いコンビ・見取り図(盛山晋太郎、リリー)、声優の三宅健太が22日、東京・赤城神社で行われた映画『ソー:ラブ&サンダー』(7月8日公開)の大ヒット祈願イベントに出席した。マーベル大好き芸人として知られ、本作の宣伝アンバサダー就任と吹替声優への参加が先日発表された見取り図。イベント冒頭、クリス・ヘムズワース演じるソーの声を長年担当している三宅が「そーです。私がソーです」と挨拶すると、盛山は「かっけー!」と興奮した。そして盛山は「『ソー:ラブ&サンダー』に関われて光栄ですし、何より、今日初めて三宅さんとお会いしたんですけど、声を聞いて本当に感動しました。地声がソーだったんですよね」と感激。「三宅さん、短髪、ベリーショートでいらっしゃいますけど、僕には長髪に見えます」と話して笑いを誘った。また、リリーが「僕、ソー大好きなんですよ。というのも、ムキムキで髪も長いですし、ほぼ相方なんで、大好きなんですよ」と言うと、盛山は「いいの!?」とうれしそうに反応し、「日本人だけでリメイクする際はソーをやらせていただきたい!」と志願。三宅も「負けないぞ!」と名乗りを上げた。三宅は、ソーへの思いを聞かれると「劇場版で初めて自分が主演の吹き替えをさせていただくというのもあって、ものすごい愛着がありまして、回を重ねていくごとにどんどん愛が深まっていく。『ソー:ラブ&サンダー』はソーの集大成が詰まっている感じがして、リハーサルしたりアフレコしたりしているときに思わず涙ぐんでしまったりして、感慨深い思いもあって。ずっとつかまえていたい人です」と熱く語った。すると盛山は「完全なるソーですね」と太鼓判。さらに「三宅さんと僕こそソーですね!」と自分も加えると、リリーが「違います。一緒にするのやめてください」とツッコミを入れ、三宅も「負けないぞ!」と乗っかって盛り上げた。さらにスペシャルゲストとして、本作のキーとなる“雷神”にかけて、高木ブーがザ・ドリフターズの名物コントでおなじみの雷様のコスチュームで登場。見取り図も三宅も、「僕たち芸人からすると憧れの方なので、お会いできて光栄です」「ずっと子供のときからテレビで見ていた神様ですから、涙が出てきて。もう光栄です」と感激していた。
2022年06月22日「夜公演に三宅健さん(42)が来ていましたよ。カーテンコールまでしっかり見ていました」5月28日、ある演劇ウオッチャーが三宅の姿を目撃したのは渋谷区内で上演された舞台『みんな我が子』でのこと。かつての仲間・森田剛(43)が出演していたのだ。「昨年11月、V6が解散してジャニーズ事務所を退所した森田さんは、妻の宮沢りえさん(49)と新事務所『MOSS』を設立。今回は退所後はじめての舞台出演でした」(芸能関係者)いっぽう、森田以外のV6のメンバーはジャニーズに残留した。「坂本昌行さん(50)、長野博さん(49)、井ノ原快彦さん(46)は20 th Centuryとしてユニット活動を継続中。5月には井ノ原さん主演のドラマ『特捜9』(テレビ朝日系)の主題歌をリリースし、ツイッターも開設しました。岡田准一さん(41)は主演映画が9月に公開予定。三宅さんも舞台公演やファンクラブ向けのイベントに取り組んでいます」(前出・芸能関係者)冒頭の観劇はお忍びかと思いきや、事前に堂々と“観劇宣言”をしていたようだ。「三宅さんはインスタグラムでファンに『剛くんの舞台、見に行く?』と問いかけられ、『行くよー』と答えていたのです」(スポーツ紙記者)これはジャニーズとしては“掟破り”のことだという。「退所したメンバーについて、現役のジャニーズタレントがこれほど大っぴらに言及することは今までなかったのではないでしょうか。V6への愛があるからこそ、三宅さんはファンの前でも解散前と変わらない関係性を見せるのでしょう」(テレビ局関係者)その証拠に、三宅はこれまでもたびたび森田の名前を挙げてきた。「三宅さんがV6の解散ライブのDVD化の編集に立ち会った際、三宅さんも息をのむ森田さんの名シーンがあったそうなんです。それをラジオ番組で『森田剛が神がかっていた!』と興奮気味にファンに伝えていましたよ」(制作関係者)変わらぬ絆を見せているのはほかのメンバーも同様だ。「5月に放送された20th Centuryのラジオ番組でボウリングの話題になり、井ノ原さんが『俺と剛と健はマイボールを持っていた』と昔話をしていました。何げない会話のなかで森田さんの名前がスッと出てくるのが印象的でした」(前出・制作関係者)解散前、三宅は「できることなら、V6を永遠に続けたい」と吐露していたという。グループは解散したが、V6の“WA”は永遠に続くだろう。
2022年06月06日元V6で俳優の三宅健が4日、都内で行われた「湘南美容クリニック 新CM発表会」に出席した。全国展開する美容医療グループである「湘南美容クリニック」は、三宅健をCMキャラクターとして初めて起用した新テレビCM「美容医療篇」「医療脱毛篇」(各15秒)を制作、4月9日から関東圏・関西圏で放映される。同CMで三宅は、「本当のところ、男の美容医療ってありですか?」「普通になってきた男の脱毛…とはまだ少し言い過ぎかな?」など、控えめな言葉を用いて美容医療に関心を持つ男性に向けて語りかける。現在42歳。“奇跡の40代”とも称される三宅は、司会者から「奇跡の40代。美しいです」と言われると、「いやいやいや」と照れ笑い。CMの感想を聞かれると、「思いのほかアップだったのでびっくりしましたけど、そういう意味でも男性の美容医療のCMだとわかりやすいCMに出来上がっているんじゃないかなと思います」と話した。そして、「この数年の間にメンズコスメの種類も増えたし、雑誌でも特集されているので、身近なものになってきたんだなと思います。男性が毎日、日焼け止めを塗る時代になってきて、皆さんケアしていらっしゃると思います」と男性の意識の変化に言及。日傘をさす男性も増えているが、「僕もけっこう前から日傘さしています」と明かした。美容に気を使い始めたのは「30代から」とのこと。「30歳になるときに、周りのスタッフさんから『そろそろケアしたほうがいいですよ』って言われまして。誕生日のプレゼントに化粧水とかスキンケアのものをいただいて、そこからやり始めるようになりました」と説明した。美肌を保つ上で欠かせないものは、「保湿」「睡眠」「食事」だと言い、「睡眠は7時間が目標ですね。それがベスト睡眠だと思っています」と説明。食事については「野菜不足だなと思ったら積極的に摂るようにしています。時間があるから玄米にしようかなとか」と日々の心がけを明かした。また、気になる美容医療を聞かれると、「脱毛は興味あります」と答え、「男性にとって一番身近なのはヒゲなのかなと。ヒゲは毎日剃らないといけないので、ヒゲがなくなったら朝の時間ができますし、僕も肌が弱いのでヒゲ剃りで肌が荒れちゃったりするので。夕方になってくるとまた生えてくる。やっぱりきれいに見えたほうがいいじゃないですか」と語った。
2022年04月04日三宅弘城、二階堂ふみ、マキタスポーツ、西田尚美らが出演するM&Oplaysプロデュース「鎌塚氏、羽を伸ばす」が7月17日(日)より本多劇場にて上演されることが決定。メインビジュアルも公開された。完璧なる執事として名高い鎌塚アカシは、密かに思いを寄せていた女中の上見ケシキに失恋したことから、すっかり元気をなくし、見かねた主人から休暇を言い渡されたが、これまで仕事一筋だったアカシは休み方を知らない。途方に暮れていたところ、ひょんなことから豪華寝台特急「アルビオン」の切符が舞い込んできた。その車内で、かつて仕えていた綿小路家の令嬢チタルと再会。チタルの従者は憂い顔の若い青年・真鍋リョウスケ。聞けば、彼はつい先日綿小路家で起きた殺人事件の犯人として容疑をかけられているという。名家の令嬢でありながら探偵に憧れているチタルは真相究明に燃えている。この列車に乗り込んだらしい真犯人をつきとめるべく、アカシに協力を要請、結局乗客の身辺調査を開始する。そんな中、列車の中でも第2の事件が起こる――。本作は、三宅さんが主演を務め2011年から定期的に上演している「鎌塚氏シリーズ」の第6弾となる新作。ヒロインに「鎌塚氏、腹におさめる」で登場した推理好きの令嬢・綿小路チタルを演じた二階堂ふみが再登場し、豪華列車を舞台に、鎌塚アカシと共に難事件に挑戦。断崖絶壁、長い鉄橋、なぜか危険な場所ばかり走る列車を舞台に展開するスクリューボールコメディ(&少しミステリー)だ。三宅さん演じる完璧なる執事・鎌塚アカシ、二階堂さん演じる綿小路公爵家当主・綿小路チタルのほか、綿小路家庭師見習い・真鍋リョウスケ役で舞台初挑戦の櫻井海音。ノギクの従者・宇佐スミキチ役で、「鎌塚氏シリーズ」には第1弾から参加している玉置孝匡。詐欺師の裏の顔を持つ実業家・柳平トクジ役でマキタスポーツ。クイズ好きの侯爵夫人・諏訪ノギク役で西田尚美が出演する。本公演のチケットは、5月14日(土)より発売される。キャスト・スタッフコメント■作・演出/倉持裕思い返せば、コロナといえば車かエアコンぐらいしか思い浮かばなかった時代に、最後に打った芝居が、前作『鎌塚氏、舞い散る』であった。はたして今、またあの頃のように喜劇が作れるのか、という不安が一瞬よぎったが、そもそも、このシリーズの一作目『鎌塚氏、放り投げる』を発表したのは東日本大震災の直後であった。ここでもう一度、「こんな時こそ喜劇を」という、当時の気概で臨みたい。今回の舞台は豪華寝台特急。となれば、列車はブレーキが壊れて暴走するだろうし、途中の橋はきっと崩れているだろう。そうした期待に一つ一つ応えていきたいと思う。■三宅弘城完璧なる執事、鎌塚アカシが帰ってきます。シリーズ4作目「鎌塚氏、腹におさめる」で二階堂ふみさんが演じた綿小路チタルと共に。今作が初舞台、そして私と同じくドラマーでもある櫻井海音さん、明らかにひと癖ありそうなマキタスポーツさん、気品溢れる西田尚美さん、常連の玉置孝匡さん、今回もワクワクするメンツが揃いました。5作目の壁を越えた今、次は10作目を目指しますんで!■二階堂ふみ大ファンだったシリーズに、久しぶりに参加させて頂くことが決まり感激しております。倉持さんのセンス溢れるユーモア、鎌塚氏演じる我らが座長三宅さんの俊敏さが創り上げる、オリジナリティ溢れる"鎌塚氏シリーズ"前回出演させて頂いた『鎌塚氏、腹におさめる』から5年。少し大人になったチタルとして全力で鎌塚氏を困らせたいと思います。よろしくお願いします!■櫻井海音今回が舞台初挑戦となりますが、人生初舞台がこの鎌塚氏シリーズで飾れることを光栄に思います。これまでのシリーズ作を拝見し、より身が引き締まる思いと、この中に自分が参加できるというワクワクで気持ちが昂っています。今できる表現を全てぶつけて皆さんの足を引っ張らないように頑張りたいと思います。初めてのことばかりで不安もたくさんありますが、共演者、スタッフの皆さんと素敵な舞台を作り上げられたら嬉しいです。■玉置孝匡シリーズ第一弾から、鎌塚氏に何かとちょっかい出したり、時には手伝ったり共に闘ったり…、敵なのか味方なのか?良きライバルと勝手に、一方的に思い込んでいる執事、スミキチ役で出演させていただいております。シリーズに継続して出させていただけてとても嬉しいです!貴族社会で活躍するとても上品な執事の物語ですが、意外とアクションシーンがあったりして、体力が必要です。夏の上演に向けて、今から身体を作っていきます!夏が楽しみです!■マキタスポーツこの度、鎌塚氏シリーズに出演することになりましたマキタスポーツです。本作に出るために、上京し、一万人規模のオーディションをくぐり抜け、演出家の厳しい指導を耐え忍び、やっとのことで掴み獲った役です。はい、もちろん嘘です!でも、今回は「鎌塚氏、羽を伸ばす」。このような情勢ではありますが、皆様も羽を伸ばしに劇場にいらしてください。お客様に会えることを楽しみにしております。それは本当です!■西田尚美鎌塚氏、大好きなんです。毎シリーズ楽しみで観に行っていた作品に、まさか自分が出られるなんて…震えます。舞台を観るのはとても好きなのに、立つことはとても怖いです。台詞覚えられるのだろうか…。不安はたくさんありますが、あの世界に自分がいるのを想像すると畏れ多くもニヤけてしまうのです。私は一体どんなキャラクターになるのでしょうか。三宅さんはじめキャストの皆さんとのお稽古、今からすごく楽しみにしています。今まで観て来られた方にも、初めて観る方にも楽しんでいただけるように頑張ります!M&Oplaysプロデュース「鎌塚氏、羽を伸ばす」は7月17日(日)~8月7日(日)本多劇場にて上演。※地方公演あり(cinemacafe.net)
2022年02月28日舞台『陰陽師 生成り姫』のフォトコールが23日に東京・新橋演舞場で行われ、三宅健、音月桂、林翔太、木場勝己が取材に応じた。同作は、映画、舞台、そして歌舞伎など様々なジャンルで取り 上げられてきた夢枕獏原作による『陰陽師』(「生成り姫」)の舞台化作。平安時代を舞台に、繊細で聡明な陰陽師・安倍晴明(三宅)と友であり大切なパートナーである源博雅(林翔太)の活躍を描く。三宅の演じる晴明について、蘆屋道満役の木場は「敵対してるように思われてるんですけど、僕は晴明さんが大好きという道満で行きたいと思ってます。それにふさわしい美しさです」と絶賛する。音月も「対決する場面があるんですが、眼力にやられてしまってるのではないかというか。女性から見ても妖艶で雅という言葉がすごく合う安倍晴明様なので、そのエネルギーをお借りして頑張りたいな、美しさを磨きたいなと思っています」、林も「健くんの素の美しさがそのまま晴明に合っていて、ようやくマスクを外してお芝居をできたんですけど、毎回ドキドキしながらやらせてもらってます」と、"美"の部分が注目の様子。稽古場では感染対策で私語はほとんどなし、差し入れもなしの状態だったというが、V6に憧れてジャニーズに入ったという林は「幸せな日々を過ごさせてもらいました。僕にとっても思い入れのある新橋演舞場でまたこうして健くんと一緒にステージに立てるというのは本当に奇跡のよう」と思い入れはたっぷり。三宅は「2018年の『滝沢歌舞伎』以来で」と振り返り、音月は「晴明が博雅にカツを入れるシーンがあって、『もうちょっと激しく』となった時に、(林が)ニヤニヤと嬉しそうにしてた」と指摘する。林が「Mの部分が……」と苦笑すると、音月は「師弟関係が垣間見えて微笑ましかったです」と印象を表した。一方、三宅は林について「博雅として一緒にやってるので、かわいらしい。もう本当に役者さんですから、後輩と言うより1人の役者さんとして見ています」と褒めていた。林は改めて今回の三宅の座長っぷりについて「外の世界でいろんな俳優さんと一緒にお仕事しているところを見るのが初めてだったので、こういう風に現場の空気を作られる方なんだなと、新たな発見でした。すごく周りを見ているんですよね。見てないようで、実はすごいしっかりと。『目がいくつあるの?』というくらい本当に見てらっしゃって、いろんな人にちゃんと気を遣って現場の空気作りをされている方で、後輩ですけど、すごく居心地の良い空気にしてくださっていました」と感謝する。また林自身も主演舞台の時にも活かせるように「頑張ります」と意気込んだ。今作で大変なことを聞かれると、三宅は「カツラが重いです。肩が凝ります。(衣装を見ながら)これでもまだ軽い方だと思うんですけど、これを年がら年中着てる歌舞伎役者の方々、本当に素晴らしいなと尊敬します」としみじみ。陰陽師として「祓いたいもの」については「僕にいやな思いを寄せてくれる人たち。嫌悪感とか、イラッとしてる人があんまり好きじゃないので、そういう人は寄せ付けないようにしたい。生きていたら、そういうこともあるんじゃないですかね。穏やかな日々を過ごしたいと思ってるので」と回答する。また博雅のような親友がいるか聞かれると「死してまで守りたい無二の親友って、けっこう難しいんじゃないかと思います。もしかしたらいないかもしれないですね」と語った。さらに今作のように「女性が鬼になってしまった場合はどうする?」という質問に、三宅は「止められないんじゃないですか? もはやなす術はありません」と諦め、林は「僕のことを食べてもらって一緒に鬼になります。治すには愛が一番なんじゃないですかね」と答えていた。東京公演は新橋演舞場にて2022年2月22日~3月12日、京都公演は南座にて2022年3月18日~3月24日。
2022年02月23日元V6で俳優の三宅健が主演を務める舞台『陰陽師 生成り姫』の製作発表記者会見が13日、都内で行われ、三宅、音月桂、林翔太、木場勝己、脚本のマキノノゾミ氏、演出の鈴木裕美氏、松竹専務取締役の山根成之氏が出席した。同作は、映画、舞台、そして歌舞伎など様々なジャンルで取り上げられてきた夢枕獏原作による『陰陽師』(「生成り姫」)の舞台化作。平安時代を舞台に、繊細で聡明な陰陽師・安倍晴明と友であり大切なパートナーである源博雅の活躍を描く。主人公・安倍晴明を演じる三宅は「安倍晴明はいろんな方が演じられていて、自分がこの役を演じるというお話をいただいたときとても光栄でした。同時にプレッシャーもあるんですが、自分にしかできない安倍晴明を演じたいと思っています」と意気込んだ。晴明の親友・源博雅を演じる林は「誰もが知っている作品ですので、携われることにうれしい気持ちがたくさんあったんですが、その中でも、ジャニーズ事務所に入るきっかけとなった三宅健くんと一緒に、ジャニーズの世界から少し離れた外の世界で一緒にお芝居をさせていただけることが本当に光栄で、この幸せをかみしめながら千秋楽まで頑張っていきたいと思っています」と喜びを語った。演出の鈴木裕美氏は、安倍晴明と源博雅の関係性について「ドラえもんとのび太みたい。のび太が『ドラえもん助けてくれ!』って言うと、ドラえもんがいろいろやってあげる。『陰陽師』も、博雅が『晴明、大変だ!』と言うと、晴明が『しょうがないなぁ』と言ってあげるような関係性」と捉え、「まだ稽古始まってちょっとしか経っていないですが、ドラえもんとのび太の関係性のようなものが稽古場で生き生きと息づき始めています」と話した。ドラえもんとのび太という表現に、三宅は「うれしいですね。誰もが憧れるドラえもんですから」と笑い、「とてもわかりやすい説明だなと。おっしゃっていることが理解できました」と納得。林が「まずは僕が大好きなので、健くんのことが」と告白すると、三宅は「ありがたいです。そう言っていただけるのはうれしいです。V6のコンサートを見に来てジャニーズ事務所に入りたいと思って入ってきたらしいので、すごくうれしいですね」と笑顔を見せた。林は、稽古で三宅から多くのことを学んでいるようで、「すごく勉強になります。表現の幅、引き出しの数がたくさんあって勉強になるなと思いながら、毎日幸せに稽古場にいさせてもらっています」とも話した。『陰陽師 生成り姫』は、2月22日~3月12日に東京・新橋演舞場、3月18日~3月24日に京都・南座にて上演。
2022年01月14日元V6で俳優の三宅健が13日、都内で行われた主演舞台『陰陽師 生成り姫』の製作発表記者会見に出席した。同作は、映画、舞台、そして歌舞伎など様々なジャンルで取り上げられてきた夢枕獏原作による『陰陽師』(「生成り姫」)の舞台化作。平安時代を舞台に、繊細で聡明な陰陽師・安倍晴明と友であり大切なパートナーである源博雅の活躍を描く。主人公・安倍晴明を演じる三宅は「安倍晴明はいろんな方が演じられていて、自分がこの役を演じるというお話をいただいたときとても光栄でした。同時にプレッシャーもあるんですが、自分にしかできない安倍晴明を演じたいと思っています」と意気込んだ。演出の鈴木裕美氏は、安倍晴明と源博雅の関係性について「ドラえもんとのび太みたい。のび太が『ドラえもん助けてくれ!』って言うと、ドラえもんがいろいろやってあげる。『陰陽師』も、博雅が『晴明、大変だ!』と言うと、晴明が『しょうがないなぁ』と言ってあげるような関係性」と捉えている。三宅は「うれしいですね。誰もが憧れるドラえもんですから」と笑い、「とてもわかりやすい説明だなと。おっしゃっていることが理解できました」と納得していた。V6が解散し、個人として活動するようになってから迎える初の舞台。違いはあるか聞かれると、「たまに解散していたことを忘れちゃうくらいなので、そんなに変わりはないです」と答え、「連絡網が自分1人のところに来るとかで、『あ、そっか』って思いますけど」と話した。新橋演舞場・南座初座長となる三宅。「座長をすることに対するプレッシャーはそんなにないですけど、新橋演舞場も南座もとても歴史のある劇場なので、とても光栄に思います。ただ感染者が増えてきているので、出演者・スタッフ1人も感染せず無事に大千秋楽までこの舞台を終えるようにしたい。そこへの緊張感は常に持ち合わせてやりたいと思います」と気を引き締めた。元宝塚トップスターで女優の朝海ひかると結婚した坂本昌行の話を振られると、「自分のメンバーの幸せな報告は純粋にうれしかったです」と心境を告白。坂本の結婚により、三宅は元V6で唯一の独身に。「いろんな意味で1人になっちゃいましたね。ひとりぼっち」と話し、「それが言ってほしかったんでしょ?」とニヤリ。自身の結婚について聞かれると「今のところ予定はないです」と答えた。『陰陽師 生成り姫』は、2月22日~3月12日に東京・新橋演舞場、3月18日~3月24日に京都・南座にて上演。会見には、物語の鍵をにぎる徳子姫役の音月桂、晴明の無二の友・源博雅役の林翔太、晴明のライバル・蘆屋道満役の木場勝己、脚本のマキノノゾミ氏、松竹専務取締役の山根成之氏も出席した。
2022年01月14日三宅健が1月13日、都内で行われた主演舞台『陰陽師 生成り姫』の製作発表会見に出席した。夢枕獏の世界的ベストセラーを舞台化した本作で、三宅が挑むのは、繊細で聡明な性格を持ち、友でありパートナーでもある源博雅と堅い絆で結ばれた主人公・安倍晴明役。「光栄であると同時にプレッシャーも。自分なりに、自分にしかできない安倍晴明を演じられれば」と抱負を語った。新橋演舞場・南座初主演を飾ることになり「どちらも歴史ある劇場なので、立たせてもらえるのは光栄。ここに来て感染者が増えてきているので、出演者、スタッフ皆様が一人も感染せずに、大千穐楽まで無事に終えれるように、そこの緊張感は常に持ち合わせたい」と背筋を伸ばし、「宮中の空気、匂いみたいなものをどう纏えるか、今試行錯誤している」とも。また、昨年の大みそかに結婚を発表したV6の元メンバー・坂本昌行の話題があがると「幸せな報告は純粋にうれしいです」と祝福し、「僕の予定?それを聞きに来ているんですよね(笑)。いろんな意味で、一人になっちゃいましたね。今のところ予定はないですけど」と苦笑いだった。会見には三宅をはじめ、共演する音月桂(徳子姫役)、林翔太(源博雅役)、木場勝己(蘆屋道満役)、上演台本を手掛けるマキノノゾミ、演出を担当する鈴木裕美が出席。三宅の後輩にあたる林は「ジャニーズ事務所に入るきっかけになった三宅健くんと、ジャニーズとは少し離れた世界で一緒にお芝居できるのが光栄。表現の幅、引き出しの数がたくさんあって、すごく勉強になり、毎日が幸せ」と喜びの声。「僕が大好きなので、健くんのこと」(林)、「そう言ってもらえるのはありがたいです。V6のコンサートを見て、ジャニーズ事務所に入りたいと思ってくれたそうなので」(三宅)と役柄同様の信頼関係を披露した。そんな二人のやりとりに、物語のキーパーソンとなる徳子姫を演じる音月は「復讐の鬼に化してしまう役柄で、どういう風に演じたら良いか手探り状態ですが、お二人(三宅と林)の関係性がどんどん温まっていくので、そこにどう溶け込んでいこうかと楽しみにしている」と早くも全幅の信頼。安倍晴明のライバルとも言える蘆屋道満役の木場は「美しい!妬みますね」と三宅の印象を語った。マキノによると「5分の4は原作通りの展開で、最後だけ少し違う展開になる」そうで、「舞台で上演するなら、こういうことが必要だと考えた結果。舞台ならではの『生成り姫』をお見せできると思います。原作の世界観だけは壊さないように執筆した」と意図を説明した。演出の鈴木は「例えばLEDを使った派手な演出を期待されるかもしれませんが、今回は人間の情にフォーカスした『陰陽師』にしたいので、人力でやっていきたい」と構想を明かし、「電話で三宅さんに説明したら『あー、アンプラグドのことね』って。その言葉がいいなと思い、(説明の場で)使っている」。主人公・安倍晴明と源博雅の関係者は「ドラえもんとのび太」とも語り、「安倍晴明は三宅さんのパーソナリティが持ち込める役柄。大きな声で言っちゃいけないんですけど、感じ悪いところあるじゃないですか(笑)。ハラハラさせるけど、内面では人のことを思っていて、ハートが温かい」とあけすけに発言する場面も。これには当の三宅も「失礼だな~!(笑)」とタジタジだった。本公演のチケットは1月16日(日)10:00より、一般発売が開始される。取材・文・写真=内田涼『陰陽師 生成り姫』原作:夢枕 獏(文春文庫『陰陽師 生成り姫』)脚本:マキノノゾミ演出:鈴木裕美出演:三宅健音月桂 林翔太姜暢雄 太田夢莉佐藤祐基市川しんぺー岡本玲 佐藤正宏木場勝己東京公演:2022年2月22日(火)~3月12日(土) 新橋演舞場京都公演:2022年3月18日(金)~3月24日(木) 南座製作:松竹株式会社制作協力:クオラス
2022年01月14日三宅健が主演を務める、舞台『陰陽師』の扮装ビジュアルと第2弾キャストが12日、公開された。同作は、映画、舞台、そして歌舞伎など様々なジャンルで取り 上げられてきた夢枕獏原作による『陰陽師』(「生成り姫」)の舞台化作。平安時代を舞台に、繊細で聡明な陰陽師・安倍晴明と友であり大切なパートナーである源博雅の活躍を描く。このほど、主人公・安倍晴明を演じる三宅健の扮装ビジュアル、第2弾出演キャスト、公演日程が明らかに。V6のメンバーとして26年に渡って難易度の高いダンスパフォーマンスをこなしてきた三宅は、狩衣を身にまとい扇子を手にした撮影も、抜群のセンスであっという間に所作を身につけ、難なくこなしたという。40代という年齢を感じさせない若々しさが際立つ三宅の麗しい陰陽師“安倍晴明”姿となっている。また、物語の鍵をにぎる徳子姫に音月桂、晴明の無二の友・源博雅に林翔太、藤原済時に姜暢雄、綾子姫に太田夢莉、知然法師に市川しんぺー、蝉丸に佐藤正宏といった実力派キャストが揃う。東京公演は新橋演舞場にて2022年2月22日~3月12日、京都公演は南座にて2022年3月18日~3月24日。
2021年11月12日三宅裕司が主宰する劇団スーパー・エキセントリック・シアター(以下、SET)の第59回本公演『太秦ラプソディ ~看板女優と七人の名無し~』がまもなく開幕する。開幕を目前に控えた10月某日、その稽古場を取材した。今年の本公演は、太秦撮影所を舞台に、大部屋俳優たちの悲喜こもごもを描く内容。斜陽産業となりつつある時代劇映画業界を盛り上げるため、納得のいかないままアイドルを主演にしたり、ストリーミング配信業界からの参入に振り回されたりと、様々な事件に翻弄される面々の姿が、迫力のチャンバラシーンとともに描かれていく。まずクスリとさせられるのがそのキャラクター名だ。柴陳一(しばちんいち)だの、陽空(ひそら)ばみりだの、金策深次(きんさくふかじ)だの、どこか聞き覚えのある名前のオンパレード。悪役の俳優が性格が良く、正義の味方役の俳優たちが性格が悪い……なんてエピソードも、「ありそう~!」とニヤニヤしてしまう。ある意味ベタ、しかしそのベタさが妙に心地よい。物語はいくつかの大きな事件が登場するが、基本は群像劇だ。少しばかりいい役付きになって喜んだのも束の間、主演のひと言で役を下ろされてしまったり、ちょっと芽が出てきた若手女優に先輩女優が嫌味を言ってみたり、はたまたスターと大部屋、立場が分かれてしまった同期女優の友情だったり……。個々のキャラクターにきちんとそれぞれのドラマがある上に、役柄の中で俳優たちの個性が生き生きと輝いているのは、劇団公演ならでは。そして劇団員たちのチャーミングさを引き出しているのは何といっても主宰の三宅だ。俳優たちはまだ稽古段階なのでたまに台詞がつっかえたり、中には出とちったり(!)という局面もあったものの、それすらも三宅は拾ってツッコんで、エンターテインメントにしてしまう。笑いが絶えない雰囲気の中、幅広い年齢の劇団員たちが伸び伸びと魅力を発揮している。三宅による“オグちゃん(小倉久寛)いじり”も健在、ふたりのアドリブが爆発するシーンは劇団員にとってもお楽しみのようで、舞台袖から体育座りで楽しそうに見ているキャストの姿も見てとれた。終盤にはしんみりするエピソードもありつつ、全編を通して描かれるのは時代劇愛。そして“自分の居場所”を守るために奮闘する人々の姿は、社会の一員として生活するすべての人の心を打つのではないだろうか。もちろん伊勢本福三役(いせもとふくぞう、これまた伝説の大部屋俳優を髣髴とする名前である)の栗原功平らを筆頭に、派手なチャンバラシーンも満載、ラストは最近映画化もされた某ミュージカル風!? に歌って踊って、大団円! “ミュージカル・アクション・コメディー”を掲げる劇団にふさわしく、ミュージカルもアクションもコメディも、盛りだくさんに詰め込んだSETらしい爽快な一作だ。公演は10月22日(金)から11月7日(日)東京・サンシャイン劇場にて。その後愛知公演もあり。チケットは発売中。取材・文:平野祥恵
2021年10月21日アイドルグループ・V6の三宅健が、舞台『陰陽師』に主演することが15日、明らかになった。同作は、映画、舞台、そして歌舞伎など様々なジャンルで取り 上げられてきた夢枕獏原作による『陰陽師』(「生成り姫」)の舞台化作。平安時代を舞台に、繊細で聡明な陰陽師・安倍晴明と友であり大切な パートナーである源博雅の活躍を描く。三宅は新橋演舞場・ 南座で初主演。清明は博雅との固い絆や、互いを想う心など、人間味のある姿も魅力であり、ダンスや殺陣などを取り入れ、大劇場ならではの劇場空間を存分 に活かし創造される、これまでにない新しい『陰陽師』となる。演出はストレートプレイ、ミュージカルなど多様なジャンルの作品を手掛 ける鈴木裕美が手がける。三宅と鈴木は2018年に上演された『二十日鼠と人間』でもタッグを組み、繊細な人間描写で高い評価を得た。上演台本は、数々の作品を手掛けるマキノノゾミ。人間ドラマを得意とする鈴木とマキノの手によって、新たな物語が生まれる。東京公演は新橋演舞場にて2022年2・3月、京都公演は南座にて2022年3月。○三宅健コメントこれまで『陰陽師』は映画、ドラマ、アニメにもなり、海外でも人気のある作品です。 そんな有名な作品に出演させていただけることを嬉しく思います。 そして、演出家の鈴木裕美さんとまたご一緒させていただけることをとても楽しみにしています。 僕が演じる「安倍晴明」は、頭脳明晰、冷静沈着で何事にも動じない人物というイメージが強いです。今回の舞台では、無二の親友である博雅との関わりの中で、これまで数々の作品では描かれてこなかっ た安倍晴明の感情の発露や、人間らしい部分が脚本のマキノノゾミさんによって書き上げられます。今までにない陰陽師になることを期待に胸を膨らませて楽しみにしています。
2021年06月15日様々なジャンルで取り上げられてきた夢枕獏の原作舞台『陰陽師』が、2022年2、3月に新橋演舞場・南座で上演される。この度、その舞台に三宅健が出演し、新橋演舞場・南座に初主演することが分かった。この発表に合わせて三宅健のコメントが公開された。演出は、科白劇・ミュージカルなど多様なジャンルの作品を手掛ける鈴木裕美。三宅と鈴木は2018年に上演された『二十日鼠と人間』でもタッグを組んでいる。また上演台本は、数々の作品を手掛けるマキノノゾミ。主人公・安倍晴明は、聡明なだけでなく、友である源博雅との固い絆や、互いを想う心など、人間味のある姿を見せるのも魅力。三宅は、そんな安倍晴明をどう創り上げるのだろうか。三宅健コメントこれまで『陰陽師』は映画、ドラマ、アニメにもなり、海外でも人気のある作品です。そんな有名な作品に出演させていただけることを嬉しく思います。そして、演出家の鈴木裕美さんとまたご一緒させていただけることをとても楽しみにしています。僕が演じる安倍晴明は、頭脳明晰、冷静沈着で何事にも動じない人物というイメージが強いです。今回の舞台では、無二の親友である博雅との関わりの中で、これまで数々の作品では描かれてこなかった安倍晴明の感情の発露や、人間らしい部分が脚本のマキノノゾミさんによって書き上げられます。今までにない陰陽師になることを期待に胸を膨らませて楽しみにしています。新橋演舞場・南座 『陰陽師』2022年2、3月上演原作 : 夢枕獏(「陰陽師『生成り姫』」より)上演台本 : マキノノゾミ演出 : 鈴木裕美主演 : 三宅健(安倍晴明役)
2021年06月15日佐藤健が事件の容疑者として追われる主人公を、阿部寛がそれを追う刑事を演じる中山七里原作映画『護られなかった者たちへ』。この度、本作に出演する新たなキャスト13名が発表された。まず、『友罪』、『64 -ロクヨン-』など、これまでも瀬々敬久監督作品に出演してきた永山瑛太と緒形直人が、不可解な連続殺人事件に巻き込まれていく重要な役どころで出演。第一の事件の被害者で、仙台市若葉区福祉保健センター課長の三雲を演じる永山さんは「瀬々監督は、真っ直ぐに芝居をみてくれます。そしてしっかりと芝居をつけてくれます。また一緒に作品作りに携わることができて、嬉しい気持ちでドキドキしながら現場へ向かいました」と当時をふり返り、「瀬々監督が今、この御時世に発信したいメッセージとは何なのか、この映画を通じて、皆様の胸の内にある答えをみつけて、明日へと繋げていただけたら幸いです」とコメント。第二の事件の被害者で、杜浦市福祉保健事務所の元所長・城之内を演じる緒形さんは「瀬々監督からは、『今回は物語の縦軸に関与する人物です。人間臭く演ってください。』との言葉を頂き、監督の創り上げる作品の中にしっかり根を生やす事を心掛けて演じました」と語っている。さらに、ケースワーカーとして働く円山(清原果耶)の上司・楢崎役で岩松了。利根(佐藤さん)を見守る保護司・櫛谷役で三宅裕司。震災で母親を亡くした少女カンちゃんの伯父・鈴木役で波岡一喜。笘篠(阿部さん)の亡くなった妻・紀子役で奥貫薫。円山の同僚・菅野役で井之脇海。連続殺人事件の捜査指揮をとる笘篠の上司・東雲役で鶴見辰吾が出演。ほかにも、西田尚美、宇野祥平、原日出子、黒田大輔、千原せいじの参加も明らかになった。『護られなかった者たちへ』は秋、公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:護られなかった者たちへ 2021年秋、全国にて公開予定©2021映画「護られなかった者たちへ」製作委員会
2021年03月31日住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代におなかがよじれたお笑い番組の話。各界で活躍する同世代の女性と一緒に、“あのころ”を振り返ってみましょうーー。「中学では器械体操部に入って、一生懸命、練習に取り組んでいたから、テレビを見る時間はものすごく限られていて……。土曜まで頑張って、くったくたに疲れて、それでようやく好きなテレビにたどりつけるんですね。それが『オレたちひょうきん族』(’81〜’89年・フジテレビ系)でした。ホント、楽しい時間なんですが、日曜の朝からまた厳しい部活が始まるので、エンディングでEPOさんの『DOWN TOWN』が流れると“ああ、休みが終わっちゃう”と、ちょっとした絶望を感じたりしていました」歌手、女優など幅広く活躍する濱田マリさん(52)は、関西出身ということもあり、小学校時代からお笑い番組は大好きだった。’80年、濱田さんが小6のときに漫才ブームがやってきた。その中心にいたお笑い芸人が集結して、’81年にスタートしたのが『オレたちひょうきん族』だ。お気に入りのコーナー、キャラを数え上げたらキリがないが、とくに印象に残っているのが『ひょうきんベストテン』に登場した「うなずきトリオ」だ。「漫才ではツッコミを担当する、ビートきよしさん、松本竜介さん、島田洋八さんのユニット。ふだんはボケの“引立て役”の3人が“主役”となって歌う『うなずきマーチ』が衝撃的で。曲も面白いだけじゃなく、とってもキャッチーでオシャレ。それもそのはずで、後で調べてみたら、作詞・作曲はあの大瀧詠一さんなんですよね」ほかにも明石家さんまの『アミダばばあの唄』は桑田佳祐が作詞・作曲、安岡力也扮する「ホタテマン」が歌う『ホタテのロックン・ロール』には内田裕也が作詞に参加するなど、『ひょうきん族』から生まれた曲には、当時すでに一流といわれていたミュージシャンが制作にかかわっている。「ふざけているようで、しっかり作り込まれているから、番組全体のクオリティがめちゃめちゃ高い。“面白いことを、ド真面目にやる”ことのスゴさ、大切さは『ひょうきん族』から教わりました」そう感じたのは、器械体操部を高1でやめ、夢中になれるものを失ったからかもしれない。「技ができたときはうれしいけど、最初に挑戦するときは怖いし、練習もキツい。しかも強豪校でかなり真剣にやっていたから、後輩に追い越されたりすると、プライドがボロボロになる。楽しいことより、つらいことのほうが多かったんです」両親から「体操をやめて何をするんだ」と言われるたび、“私に何が残っているんだろう”と悩み、誇れる“何か”を探した。「そんなとき、部活を続けていたら出合わなかった、ちょっと不良の友人に、『難波ベアーズ』や『十三ファンダンゴ』といったライブハウスに連れていってもらったんです。常連のお兄さんやお姉さんにいろんな音楽を教わったり、ステージに上がらせてもらったりもしました」音楽の道に入り、結成したバンド「砂場」は『三宅裕司のいかすバンド天国』(通称・イカ天、’89〜90年・TBS系)にも出場。「私たちの音楽はとんがっていましたが、ついでに態度もとんがっていて、審査員のみなさんから酷評されました(笑)。でもなぜか、ベストボーカリスト賞をもらうことができて。トロフィを神戸まで大事に持ち帰りました」同じころ、ショートコントなどを取り入れたエンターテインメントバンド「モダンチョキチョキズ」にゲスト参加し、『新・オバケのQ太郎』をカバーした。「面白くて楽しい曲ですが、メンバーはすでにプロとして活動していた人ばかりで、演奏のクオリティが抜群に高いんです。そこがスゴかった!自分で言っちゃってますけど(笑)」“面白いことを、ド真面目にやる”ーー『ひょうきん族』にも通じるギャップがレコード会社の目に留まり、’92年にメジャーデビュー。現在の女優業にもつながる人生の転機を迎えたのだった。「たけしさんやさんまさんとお仕事でご一緒する機会にも恵まれ、すごい幸せなことをやらかしていると思うんです。さすがに声をかけるのも恐れ多くて“『ひょうきん族』のファンでした”なんて言えませんけど。でも、私のセンスや仕事へのスタンスは、10代のころに『ひょうきん族』から教わり、磨かれたんです!……って、そう思っていいですか?ずうずうしいかな?それほど大好きな番組です」「女性自身」2021年3月16日号 掲載
2021年03月07日三宅裕司主宰の劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)。10月9日(金)に開幕を迎える第58回本公演の取材会には三宅裕司と小倉久寛に加え、今回主演を務める富山バラハスと山城屋理紗が登壇した。劇団スーパー・エキセントリック・シアター 第58回本公演 ミュージカル・アクション・コメディー「世界中がフォーリンラブ」の公演・チケット情報意気込みを聞かれた三宅は「今年は感染症対策を徹底して臨んだ稽古が大変だったので、初日を迎えられること自体が非常に嬉しい。このような状況の中、会場に足を運んでくださるお客さんの姿を見たら感動すると思う。だからこそ良い舞台にしたいと思う」と感慨深い表情で語る一方、小倉は「喜劇の稽古は劇団員全員で創り上げて本番を迎えるのに、今年は誰もいない稽古場だった。本番はお客さんが会場に入った中で演じて、劇団員は全員爆発すればいいな」となぜか他人事のように話し会場中の笑いを誘った。初めて取材会に登壇した山城屋は「入団当初から目標としていたヒロイン役をやらせていただくので一生懸命頑張りたい」と爽やかな笑顔で語り、「会場に足を運んでお芝居を観に行くのが困難な中で来てくださるお客様と、今回劇団初めての生配信をするので画面の前のお客様にも舞台上からエネルギーを発してテーマをしっかり伝えたい」と熱く語った。同じく取材会初経験の富山は「入団2年目の新人が主役だったということも忘れさせるくらいいっぱい笑ってもらって、観終わったあと明日からがんばろうと思ってもらえるよう演じたい」と言うと、座長の三宅から「入団2年目で主役は本当にめずらしい。テーマが「純愛」でモンゴルの男性の愛に純粋に向き合う設定だったのでキャスティングした」とモンゴル出身の富山の抜擢理由を語った。今回のもう一つの物語の軸は「新型ウイルスに感染すると誰それ構わず愛してしまう」という設定。三宅は「もともと1年前に考えていたテーマは全く違うもので社会的で考えさせるものだったが、このような状況になり全国民がストレスが溜まりながらも頑張って疲れている中なので、テーマを「純愛」に変えて爆笑ギャグの連続で最後に感動させるストーリーにした」と経緯を語った。もしこのウイルスが存在した場合、誰に感染させたいか聞かれ、三宅は「8月に生まれた初孫」、小倉は「帰宅すると必ず吠える愛犬」と答えた。山城屋は「先日生まれた甥っ子をメロメロにさせたい」と言うと三宅が「劇団の男優陣にいないの?」と聞くと「いません!」と即答し、会場を沸かせた。富山は「(三宅)座長に感染させてメロメロにさせたい」と愛嬌たっぷりに答えた。最後に「規制緩和になったが今年のSETはソーシャルを保ち、また出演者全員が立体透明マスクを着用、会場の感染症対策をしっかり行い、お客様には安心して劇場に来ていただきたい」と締め括った。公演は10月9日(金)~25日(日)に、東京・サンシャイン劇場にて上演。なお10月17日(土)13時開演回と17時開演回は、PIA LIVE STREAMにてリアルタイム配信される。いずれも18日(日)23時59分までアーカイブ視聴可能。
2020年10月09日劇団スーパー・エキセントリック・シアター(以下SET)の第58回本公演、ミュージカル・アクション・コメディー『世界中がフォーリンラブ』の開幕が迫る。初日を約1週間後に控えた稽古場を訪れると、座長・三宅裕司に小倉久寛をはじめとする劇団員が通し稽古に挑んでいた。コロナ禍での上演という試練の中、三宅らが選んだテーマは“純愛”。感染すると異性を惹きつける体臭フェロモンを大量に発散し、ヒトを“肉食系”へ変貌させてしまう新型ウイルスに翻弄される人々の姿が描かれる。恋愛トラブルが多発し、偽りの愛だらけになってしまった世界でワクチン開発に乗り出した大日本武田製薬とテクノバイオ薬品。ライバル企業の覇権争いに『ロミオとジュリエット』さながらの恋模様が重なって──。これまで最小限の人数でシーン稽古を繰り返してきたSET一同。初めての通し稽古となった取材日には改めて感染症対策のブリーフィングがなされ、本番で着用の立体透明マスクの管理方法が周知された。出番でないキャストは階下のモニターで様子を見守るなど、稽古場を密としない創意工夫が随所に見受けられる。制限下にあっても、SETの持ち味である“ミュージカル・アクション・コメディー”は健在だ。テクノバイオ薬品のCSO・大塚ポカリス(富山バラハス)と大日本武田製薬の社長令嬢・有奈(山城屋理紗)が育む純愛の行方は、壮大なバラードとなって作品のラストを盛り上げる。ワクチンを巡る2社に、徒らに愛を拡散しようとする新興宗教の三つ巴となる抗争シーンでは、刺叉や警棒、トランポリンなどを駆使して激しく、アクロバティックなアクションが展開された。プレイングマネージャーとして演出席とステージ上を行き来する三宅と、その盟友・小倉には“笑い”のパートが託される。このSETならではの絶妙な掛け合い、コロナ禍で笑顔の機会が減っている今こそ摂取してほしい。公演は10月9日(金)~25日(日)に、東京・サンシャイン劇場にて。ぴあでは、座席が選択できるチケットを販売中。また、サンシャインシティプリンスホテルの「カフェ&ダイニング シェフズパレット」で行われるハロウィンスイーツフェアとコラボレーションした“S席スイーツフェア付チケット”も。なお10月17日(土)13時・17時開演回は、PIA LIVE STREAMにてリアルタイム配信される。いずれも18日(日)23時59分までアーカイブ視聴可能だ。取材・文:岡山朋代
2020年10月07日9月25日小雨の降る中、俳優の三宅裕司、小倉久寛が出席し、劇団スーパー・エキセントリック・シアター第58回本公演「世界中がフォーリンラブ」(10月9~25日、東京・サンシャイン劇場)の合同取材会が開催された。【チケット情報はこちら】冒頭、座長三宅裕司は、「このコロナ禍で大変な時期、劇場関係者も非常に大変な思いをしている。40年劇団を続けてきて公演を取りやめるという選択肢はなかった。今だからこそ閉塞感からうっぷんがたまっているお客様に「明日から頑張るぞ!」と思ってもらって元気になるような作品を創ろうと思いました」と公演開催決定への経緯を語った。そして、劇中で登場人物が全員付けるという「立体マスク」を初披露。また、感染症対策を実施している稽古場の様子を、小倉久寛は「普段は全員が集まって稽古をするのに今回はシーンごとの出演者しか集まらない。他のシーンがどうなっているかわからないので、本番を僕が一番楽しみにしています」と笑いを誘っていた。今公演のテーマ「純愛」にちなみ、二人の純愛はという質問には「純愛のかたまりです。小学4年で知り合って、高校3年で付き合って、7回別れて、35歳で結婚しましたから、これは純愛でしょ。純愛を貫いた、と言った方が今後の結婚生活がうまくいく」と三宅が答える一方で、小倉は「結婚してくれって100回くらい言ってやっと結婚した。結婚してもらったので、何でも言うことを聞きます。怒られてもハイ、ハイと…」と、自身の体験談を語った。本公演は、10月9日(金)~25日(日)まで東京・サンシャイン劇場にて上演。また、10月17日(土)の13:00公演と17:00公演は、PIA LIVE STREAMにてライブ配信を実施。劇場チケット・オンライン視聴券共にチケット発売中。
2020年09月28日10月に「劇団スーパー・エキセントリック・シアター(以下SET)」の第58回本公演は、『世界中がフォーリンラブ』と題したSET初の“純愛”をテーマにした物語。座長・三宅裕司と、看板俳優・小倉久寛が、そこに込める思いを語った。【チケット情報はこちら】愛というテーマをこんなど真ん中に持ってきたのは、これまでのSETにはなかったことだ。「実は、昨年末には“SNSは将来日本の若者をどう変えるのか”というテーマに決定していたんです。でも、先行きが見えない状況になっている今、そういう社会的テーマはヘビーだろうなと。それで、こういうときこそ愛だと思ったわけです。もうね、誰もがくっついちゃいますよ(笑)。そして、誰もが本当の恋愛をしたくなると思います」(三宅)「“本当の恋をしたくなる”っていいですよね。できれば若いときに観たかった。でも、劇団員にも、若くて素敵な男女がいっぱい増えましたからね。って言うと昔はどうだったんだっていう話になりますけど(笑)、恋愛ストーリーを、みんなやりがいを持って楽しくやれるんじゃないでしょうか」(小倉)“ミュージカル・アクション・コメディー”を旗印とする劇団ゆえ、もちろんただのラブストーリーで終わるはずはない。『世界中がフォーリンラブ』というタイトルも、ウディ・アレンの映画「世界中がアイ・ラヴ・ユー」をもじったもの。「『ゴースト』などの有名な恋愛映画のパロディーも入れるつもりなんですけど、純愛ストーリーにギャグをいっぱい入れたらどうなるか。本当にお客さんがずっと笑っている舞台を作りたいんです。笑うことで脳が揺れて、歌やダンスやアクション、あらゆるもので興奮しているところに最後に感動がくれば、ほかにはない満足感を味わっていただけると思いますし。嫌なことを忘れて、よし明日からも頑張ろうと思っていただけると思うんです」(三宅)「ソーシャル・ディスタンスと言われていますけど、劇場でひとつになって笑って泣いてっていうことが、今こそ必要なときなのかなという気はしますね」(小倉)三宅が開設したYou Tubeチャンネルでも、これまでにSETが起こした爆笑で、劇場がひとつになる様子を振り返ることができる。今回はさらに、笑って元気になるだけではない。万全なコロナ対策の劇場で愛あふれる世界を味わって、きっと幸せな気持ちにもなれるだろう。公演は10月9日(金)~25日(日)まで、東京・サンシャイン劇場にて上演。チケットは現在発売中!取材・文:大内弓子
2020年09月01日6月2~30日(8・15・24日は休演)に東京・新橋演舞場で公演される舞台『熱海五郎⼀座 新橋演舞場シリーズ第7弾 東京喜劇「Jazzy(じゃじぃ)なさくらは裏切りのハーモニー~日米爆笑保障条約~」』の制作発表が17日、都内で行われ、三宅裕司、渡辺正行、ラサール石井、小倉久寛、春風亭昇太、東貴博、深沢邦之、紅ゆずる、横山由依が出席した。東京喜劇をテーマに、前身の「伊東四朗一座」を立ち上げて以来、多くの観客を集めてきた人気興行の「熱海五郎一座」。新橋演舞場に進出して7年目を迎える今年は、座長の三宅裕司らおなじみのメンバーに、元宝塚歌劇団の紅ゆずるとAKB48の横山由依をゲストに迎え、歌ありダンスありの喜劇作品をおくる。横山は「三宅座長をはじめ皆さんのことは幼い頃からテレビで観ていたので、夢のようですごくうれしかったですね」とオファーを喜んだそうで、「個人的に小学校2年生から6年生まで音楽教室でドラムを習っていました。それが12年越しにお披露目できるのは夢のようですね」と今から公演が待ち遠しい様子だった。同舞台が宝塚歌劇団退団後、初舞台となる紅ゆずるは「宝塚を退団して4カ月が経ちました。本日、実は公の場で初めてスカートを穿いております。大変スースーしておりまして、全然慣れないですね(笑)」としつつも、「今はとても暗い世の中になっていますが、最後に残るのは喜劇。皆さまに現実を忘れていただいて笑ってもらえるような作品に、そして一座の一員となって私も笑いに貪欲になって頑張っていきたいと思います」と意欲を示した。また、座長の三宅裕司は「1番に考えていることは、お年寄りと小学生が一緒に笑える笑いを最初から最後まで羅列して最後に感動を持っていくお芝居を目指しています」と意気込み、「分かりやすい笑いは免疫力をあげます。6月に熱海五郎一座を観ていただいて、皆さんの免疫力をあげていただくと非常に良い状況になっていくと思います。熱海五郎一座が日本を救う、という形で公演に臨みたいと思います」と力を込めた。「このままの状態が続いたら大手もヤバいことになります」と新型コロナウイルスの影響で公演の中止が相次ぐ演劇界を憂うラサール石井は「万全の態勢を整えて開催したいと思います。できるだけ早く収束することを願いますが、できるだけ演劇を続けたいと思っています」と新型コロナウイルスの早期収束を願った。
2020年03月18日「寺ちゃん」「五朗ちゃん」と呼び合う、岸谷五朗(55)と寺脇康文(58)の2人が主宰する演劇ユニット・地球ゴージャスが結成25周年を迎える。二十五周年祝祭公演として上演する『星の大地に降る涙 THE MUSICAL』(東京公演:舞浜アンフィシアターにて3月13日~4月13日、大阪公演:フェスティバルホールにて5月3~14日。※公演日程の詳細は公式ホームページでご確認を)。記念対談で見えてきたのは、「前世は夫婦でした(笑)」と語るとおりの、男らしい岸谷と世話女房のような寺脇、という絶妙なバディ関係!寺脇「出会いは鮮明に覚えているんだよね。僕が22歳で五朗ちゃんが20歳。SET(三宅裕司〔68〕主宰の劇団スーパー・エキセントリック・シアター)の稽古場だった。当時新入りだった僕の前に赤いジャージ姿でリーゼントの怖そうなお兄ちゃんが来た。“どうしよう、カツアゲでもされるのかな”と思ったら『向こうにギャルがいるよ』って(笑)」岸谷「劇団の先輩女子をギャルって言ったんだよね(笑)。寺ちゃんは、ロン毛で爽やかだったな。映画に出てきそうな感じで」寺脇「劇団で力をつけてから映像のほうへ行こうと思っていたからね」岸谷「劇団を踏み台にしてね(笑)」寺脇「踏み台って(笑)」岸谷「その夜歓迎会があって、2人だけ残って朝まで飲んだね」寺脇「好きな映画、役者、アニメまで同じだった。『ブースカがさ……』って言ったら「“お金盗られてシオシオノパー”だろ」とかってすぐわかった(笑)」岸谷「僕と全然違うタイプで、人間的に面白い、というのも感じていて」寺脇「少しやんちゃ系の五朗ちゃんと、普通のなかに埋もれてる系の俺(笑)」岸谷「うまく言えないけど、なんか長い縁になりそうな予感はしたな」寺脇「まずはこの劇団(SET)のメインを2人でやろう、って(笑)」岸谷「そんな野望はあったね。俺たちがそろったらできるんじゃないかって」寺脇「でも、当時、僕らは役名もなくて暗号だった。俺が『兵士A』で、五朗ちゃんは『兵士B』(笑)」岸谷「俺はAにもなれなかった(笑)」寺脇「SETで役をもらえるようになって、メインを張れるようになって。そして劇団の本公演と別に岸谷五朗プロデュースの公演をやるようになると、“もっと自由な舞台を作りたい”ってお互いに思うようになったんだよね」岸谷「SETという劇団はすごく素晴らしくて、体が2つあったら両方に在籍したいぐらいだったけど、劇団という枠にとらわれない自由なキャスティングができるユニットプロデュース公演をやりたかった」寺脇「2人だけの芝居もできるし、100人の芝居もできる。外国人役があると、劇団では団員が金髪のカツラをかぶって鼻を高くしたりしてたけど、プロデュース公演なら、本当の外国の俳優さんに出てもらうことができる。毎年公演をやらなきゃいけない、という縛りもなくなるしね」岸谷「苦渋の選択で10年間ほどお世話になったSETを出て、2人でプロデュースユニットを始めた。あのころはまだそういうことする人が少なかったよね」「女性自身」2020年3月17日号 掲載
2020年03月08日春めいた陽気に包まれた2月中旬の午後8時過ぎ。東京都世田谷区の路地を歩くのはV6・三宅健(40)。そして、その隣にいるのはモデルの比留川游(34)だ。つかず離れずの距離を保ちながら2人は、しゃれた雰囲気の和食店へと入っていった。「なかなか予約の取れない人気店で、三宅さんと比留川さんは2人でよく来ているといいます。彼女の誕生月ということもあって、お祝いも兼ねて2人で食事したようです」(2人の知人)2人が再び姿を現したのは、2時間後の午後10時過ぎ。電話しながら歩く三宅を笑顔で見つめる比留川。駐車場に到着し、助手席に彼女を乗せると、車は三宅の自宅方面へと走り去っていった――。昨年6月に一部週刊誌で交際が報じられた2人。それから8カ月、2人は着実に絆を強めていた。「比留川さんは土屋アンナさんにスカウトされモデルデビュー。数々のファッション誌や『VOCE』などで活躍する人気モデルです。昨年、三宅さんは歌舞伎に挑戦したのですが、あまりのハードさに体調を崩してしまいました。その時に出会ったのが比留川さんでした。インドア派な比留川さんのために、三宅さんは自宅に大型のアーケードゲーム機を購入するなどぞっこんのようです」(音楽関係者)この日、比留川の左手薬指にはきらりと光る指輪が――。不惑を迎えた三宅は真剣に彼女と向き合っているようだ。「これまで数々の女性と噂になった三宅さん。20代のころはインタビューでも『全然、結婚願望がない』とよく語っていました。しかし、30代になってからは徐々に結婚を意識するようになったそうです」(前出・音楽関係者)今年で結成25周年を迎えるグループの存在も、三宅に影響を与えているという。「V6は今年、大規模ツアーを予定しているようです。準備で多忙な日々を送るなか、常に支えてくれる比留川さんに三宅さんはとても感謝しているといいます。さらに、V6の中で未婚者は三宅さんと坂本昌行さん(48)だけ。比留川さんと“大人の恋”を育み、三宅さんはプライベートでも“節目の年”にしたいと考えていると思います」(前出・2人の知人)30代に突入した直後、三宅は結婚についてこう語っている。《プロポーズは、男の側からきちんとしますよ(中略)僕はちゃんと、自分の言葉で真摯に伝えたいと思っています》(『ポポロ』’10年3月号)今年は、三宅にとっても“アニバーサリーイヤー”になるかも!?「女性自身」2020年3月10日号 掲載
2020年02月25日M&Oplaysプロデュース『鎌塚氏、舞い散る』が、11月22日(金)より東京・本多劇場で上演される。三宅弘城演じる“完璧な執事”を目指す鎌塚アカシが、上流階級のお屋敷内で次から次に起こる事態に翻弄されつつ、個性的な登場人物相手に問題解決に奮闘するコメディ作品。2011年に第1作『鎌塚氏、放り投げる』が上演され、その好評ぶりからシリーズ作品に。今作は第5作となる。舞台での活躍は言わずもがな、今やテレビドラマでもバイプレイヤーとして引っ張りだこの三宅弘城だが、この鎌塚アカシはまさに彼の魅力が濃縮された役。生真面目で、ときに喜び、悲しみ、怒り、焦り、トラブルに対処しようとしては小柄な身体で舞台上をキビキビと動き回る。作・演出を務める倉持裕作品の中でも完全に“コメディ”に振り切ったシリーズだが、笑いの中にもどこか不条理でシュールな展開が盛り込まれるのがいかにも倉持作品らしい。そんなありえないシチュエーションや主人たちの無理難題に翻弄される姿すら、鎌塚アカシという役はチャーミングに見えてしまう。女主人・マヤコ(大空ゆうひ)や若い執事・佐双(小柳友)ら、初参加のメンバーが演じる人物もくせ者揃いとなりそうだが、過去作で活躍した人物たちがふたたび登場するという点にも注目したい。堂田男爵夫妻(片桐仁、広岡由里子)、かつて堂田男爵に仕えていた宇佐(玉置孝匡)。過去のコンテンツを確認しづらい演劇では、シリーズものはなかなか難しい。それでもこのシリーズがこれだけの上演を重ねているのは、「初めて見る人でもしっかりと楽しめ、それでいて過去作を知っている人だとさらに楽しい」というバランスが絶妙だからだ。特に気になるのは、第1作、第3作で鎌塚アカシと恋(?)模様を繰り広げた、上見ケシキ(ともさかりえ)の再登場。一筋縄ではいかないというか、したたかな部分を持つ“アイドル女中”上見とアカシの中は、果たして今回どうなるのか?倉持いわく「1作目から続く鎌塚アカシと上見ケシキの、相思相愛ながら一向に発展しない恋も、ひとつの節目を迎えそうです」とのことだが……。さてここで今回のタイトルを確認しよう、『鎌塚氏、舞い散る』。シリーズ5作目にして、初めての冬が舞台の作品。舞い散るのは雪なのか、それとも……?その真相はぜひ、劇場で確かめよう。M&Oplaysプロデュース『鎌塚氏、舞い散る』は、12月11日(水)まで本多劇場、12月14日(土)・15日(日)に大阪・サンケイホールブリーゼ、12月17日(火)に島根県民会館 大ホール、12月20日(金)に石川・金沢市文化ホール、12月22日(日)に宮城・電力ホール、12月25日(水)に愛知県産業労働センター 大ホールにて上演。文:川口有紀
2019年11月21日V6の三宅健が、28日深夜に放送されたラジオ番組『三宅健のラヂオ』(bayfm/毎週月曜24:00~24:30)に出演し、ニックネームにまつわるエピソードを披露した。「健」や「健くん」と呼ばれることが多いという三宅は、「唯一言われたのは、“みんさん”」と告白。映画『親指さがし』(2006年)に出演した際、共演者の松山ケンイチらと、「名字の頭文字と名前の頭文字を入れ替えると面白い名前になる」という話で盛り上がり、「僕だったら“けやけみん”、松山ケンイチだったら“けつやままんいち”になるっていう話をしていて。その時に共演した人たちの中では、“みんさん”っていう名前になってる」と打ち明けた。続けて、三宅はV6メンバーのニックネームについても言及。井ノ原快彦のことは「井ノ原くん」と呼んでいるそうで、「イノッチって呼ぶのは岡田くらい。井ノ原くんは面白くて、地元の人には“よし”って呼ばれてる」と話し、「坂本くんは坂本くん。でも、ミュージカル界では、“まさ”って言われてて、一時期みんなでからかってたの。楽屋にミュージカル界の人があいさつに来て、『”まさ”さん、最高でしたよ』って言ってて」と他メンバーのニックネームを紹介した。また、「あんまりあだ名ってないんだよね。マッチさんくらいじゃん?」という三宅は、「東山くんはヒガシくん、錦織くんは錦織くん。ジャニーズはくん付けっていうのは、ある意味独特だよね。単純に、先輩たちがそう呼んでるから、そうなっただけなんだけど」とジャニーズ内の慣習について語り、「今どきの若い子たちは『三宅くん』、『森田くん』って言ってくるけど、滝沢とか嵐とか、そこらへんの後輩たちは『健くん』、『剛くん』」と、世代によって呼び名が変わることも明かしていた。
2019年10月29日劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)の第57回本公演『ピースフルタウンへようこそ』が、10月11日に東京・サンシャイン劇場にて開幕。その初日公演に潜入した。【チケット情報はこちら】劇団創立40周年記念となる本作は、座長の三宅裕司が演出を、SET本公演では三作目となる吉高寿男が脚本を手掛け、「幸福」をテーマに描かれた作品。人気の高級住宅街・青金台(あおがねだい)と寂れた素裸無町(すらむちょう)を舞台に、そこで暮らす人々の姿から、本当の平和とは?幸福とは?人間とは?を問う物語で、SETの“ミュージカル・アクション・コメディー”の集大成ともいえるエンターテインメント作品となっている。「あなた今、幸せですか?」という台詞から始まる舞台。絵に描いたような幸せそうな暮らしを送り“ちょっとしたことでも歌って踊りたくなる”という青金台の人たちの生活と、困窮していて喧嘩も多いが誰もが正直でどこかのびのびとした雰囲気の素裸無町の人たちの生活を対比するように物語は進んでいく。青金台の出来事は、突如としてミュージカルが始まるのがおかしい。SETならではの歌やダンスのクオリティはやはり魅力で、今回はさらに三宅と野添義弘というベテランコンビのハーモニーも聴けるのでぜひ注目を。素裸無町の面々は歌わないぶんテンポのいい芝居で見せるが、このやりとりもSETならではの息の合い方。後半には華やかなアクションシーンもあり、小倉久寛らベテラン勢の若手に劣らぬキレの良さも見どころだ。もちろん恒例である三宅VS小倉の丁々発止のやり合いも。旗揚げメンバーから若手まで、それぞれがさまざまに活躍している姿に、40周年の劇団ならではの層の厚さを感じた。クライマックスにはこの40年、劇団が作り続けてきたものに思いを馳せずにはいられない展開も。「幸福」とはなにか、ぜひ劇場で目撃してほしい。カーテンコールで三宅は「40周年を迎えましたが、これからも体力が続く限りやっていこうと思っています。お客様が楽しくて元気が出るような作品をつくっていきたい」と挨拶。また、旗揚げ公演は「お客さんが7人、出演者が15人だった」と明かし、小倉も「旗揚げ公演のことを思うと、(40年後に)この劇場でこんなにたくさんお客様が入って、やっているとは思わなかった」と感慨深く振り返り、「三宅さんが『終わってから飲みに行く』って言うんですよ。『俺を褒めてやるんだ』と言っているのを聞いて泣きました」と語った。思いもよらない展開が次々に巻き起こる本作は、10月27日(日)まで東京・サンシャイン劇場にて上演後、11月8日(金)・9日(土)に愛知・穂の国とよはし芸術劇場PLAT、11月13日(水)・14日(木)に兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールを巡演。取材・文:中川實穗
2019年10月16日創立40周年を記念する劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)の第57回本公演、ミュージカル・アクション・コメディー『ピースフルタウンへようこそ』の開幕が迫る。初日を4日後に控えた稽古場を訪れると、座長・三宅裕司に小倉久寛をはじめとする劇団員が通し稽古に臨んでいた。【チケット情報はこちら】劇団の新たな門出として、三宅らが選んだテーマは“幸福度”。高級住宅街・青金台(あおがねだい)と、寂れた素裸無町(すらむちょう)の対照的な2エリアに暮らす住民たちの交流を通じて、本当の幸福や平和・あるべき人間の姿が語られる。青金台に引っ越してきた、小倉演じる志賀内吹京(しがない・ふきょう)一家は、故郷の素裸無町を再興しようと目論む。三宅扮する青金台の住人にして東京都巷(ちまた)区長・超富裕層(ことみ・ゆうぞう)らは彼らを快く迎え入れるものの、街に重大な秘密を隠していた──。タイトルの冠に“ミュージカル・アクション・コメディー”を標榜するように、劇中にはこの3要素がバランスよく散りばめられている。平和で治安がよく、オシャレな街としてセレブリティが多く住む青金台の日常は、住民による朗らかなミュージカルナンバーで展開。青金台・素裸無町・行政の三つ巴となる抗争シーンでは、バットや傘を振り回す激しいアクションが繰り広げられた。真摯なテーマを据えながらも、SETらしいギャグ満載のコメディーは健在。プレイングマネージャーとして演出席とステージ上を行き来する三宅と、彼の盟友といえる小倉が主にその側面を担う。三宅の挑発に乗って小倉がコミカルな一芸を見せると、脇で見学しているキャストやスタッフから大きな笑い声が上がるひと幕もあった。練りあげられた笑いながら、アドリブとも台本ともつかないこの絶妙な掛け合い、ぜひ劇場で楽しんでほしい。公演は10月11日(金)から27日(日)まで、東京・サンシャイン劇場にて。その後、11月8日(金)・9日(土)に愛知・穂の国とよはし芸術劇場PLAT、11月13日(水)・14日(木)に兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールと巡演する。チケット発売中。なお東京公演のみ、サンシャインシティプリンスホテルの「カフェ&ダイニング シェフズパレット」で行われるハロウィーンスイーツフェアとコラボした“S席スイーツブッフェ付チケット”が販売中。取材・文:岡山朋代
2019年10月09日「ミュージカル、アクション、コメディー」を3本柱に三宅裕司(68)が劇団SETを旗揚げしてから40年。岸谷五朗、寺脇康文といった多くの売れっ子俳優を輩出し、観客動員数もうなぎ上り、名実ともに人気劇団となった。座長・三宅裕司が創立時からの盟友・小倉久寛(64)と語り合った喜劇への矜持とは?三宅「28歳で劇団を旗揚げして40年。よく続いたなあというのが率直な感想ですよ」小倉「僕は、64歳までよくやったなあって(笑)」三宅「それはあるよね。俺たちが子どものころの60って、めちゃくちゃ年寄りに見えたもの。今とはえらい違い。俺なんか、あと2年で70だよ!」小倉「でも、三宅さんを見ていると、70もさほど老け込んだ気がしませんよ。しかも、ちゃんと貫禄はある。僕なんか、老けているのに貫禄がないから、うらやましいですよ」三宅「小倉は劇団に入ったころとまったく変わらないよな」小倉「劇団を作ったばかりのころは、キャパが160人くらいの劇場で公演してましたよね。懐かしいなあ」三宅「池袋のシアターグリーンね。そこに「劇団3〇〇」(※1)が250人入れて、SETはその記録を抜いて300人入れた。当時、渡辺えり子の3〇〇と競い合っていたから」小倉「僕なんか、お客さんが並ばないうちから整理券を作ったりして(笑)。だから、実際に並んだときはうれしかったなあ。『ありがとうございます!』って言いながら、一生懸命、配りましたよ(笑)」三宅「あらためて、なんで40年続けてこられたと思う?」小倉「僕は、劇団の活動って楽しいんだろうなあと思ってこの世界に入ったら、本当に楽しかったんですよ。ずーっと、大学祭をやってるような感じで……って、わあ〜、こんな言い方をすると、軽くなっちゃったかなあ(笑)」三宅「でも、そうなんだよ。劇団作ったころは芝居しかやることがなくて、芝居のためにバイトして、稽古して、本番でお客さんにウケて、よかったなあって酒飲む、の繰り返し。ケンカもしたし、いろいろあるけれども、それをひっくるめて楽しかった」小倉「昔、劇団で合宿をやりましたよね。遊ぶときにしっかり遊ばないと怒られた。『遊びでやってるんじゃねえんだよ!』って、遊びで行ってるのに(笑)」三宅「みんながバカになるときはバカになれよ!っていうことですよ」小倉「怒られて辞めていったコもいましたよ(笑)」三宅「そうだったね(笑)。でも、一つ言えることは、舞台をやり続けている理由は、やめるきっかけがないの。これは、けっこう大きい」小倉「その言葉を聞いて安心したなあ。じつは、僕もそういうところがある。でも、言ったら怒られるかなあって(笑)」三宅「それとね、劇団存続の危機は何度もあったんだけど、創立メンバーがみんな助けてくれた。だからここまで続けてこられたんだと思う」小倉「幸せですよ、ずっと好きなことを続けられるというのは。だからね、ちょっといい子ふうに言うと、今、置かれている状況に感謝しながら、今後もやっていけたらいいなあと思っています!」三宅「いい子ふうじゃないと、『今があるのは、俺の持ってる運と実力だぜ!』っいう感じだろう?」小倉「違いますよ!読んだ人が誤解しちゃうでしょ(笑)」※1:劇団3〇〇(さんじゅうまる)。劇作家で女優の渡辺えり子(現・渡辺えり)が主宰した劇団(’78〜’97年)。57作目となる劇団SET創立40周年記念公演・舞台『ピースフルタウンへようこそ』。東京公演:10月11〜27日、池袋サンシャイン劇場/愛知公演:11月8〜9日、穂の国とよはし芸術劇場PLAT/兵庫公演:11月13〜14日、兵庫県立芸術文化センター。
2019年10月07日「ミュージカル、アクション、コメディー」を3本柱に三宅裕司(68)が劇団SETを旗揚げしてから40年。岸谷五朗、寺脇康文といった多くの売れっ子俳優を輩出し、観客動員数もうなぎ上り、名実ともに人気劇団となった。座長・三宅裕司が創立時からの盟友・小倉久寛(64)と語り合った劇団の歴史とは?三宅「28歳で劇団を旗揚げして40年。よく続いたなあというのが率直な感想ですよ」小倉「僕は、64歳までよくやったなあって(笑)」三宅「それはあるよね。俺たちが子どものころの60って、めちゃくちゃ年寄りに見えたもの。今とはえらい違い。俺なんか、あと2年で70だよ!」小倉「でも、三宅さんを見ていると、70もさほど老け込んだ気がしませんよ。しかも、ちゃんと貫禄はある。僕なんか、老けているのに貫禄がないから、うらやましいですよ」三宅「小倉は劇団に入ったころとまったく変わらないよな」小倉「僕はね、そもそも大学を卒業したら普通に会社勤めをするつもりだったんですよ。でも、オイルショックの時代でなかなか就活がうまくいかなくて。そんなとき、中村雅俊さんのドラマで演劇青年が出てきて、それがすごく楽しそうだなあと思ったんですよ」三宅「劇団の活動が楽しそうってことだろう?」小倉「そうそう」三宅「絶対、蜷川(幸雄)さんのところで灰皿投げられるのは嫌だろうね(笑)」小倉「まあ、どうせなら楽しいほうが……(笑)。全然経験もないのにちょっと劇団とかに入ってみようかなあと思ったんです。なかでも喜劇は、騒いでバカやってるだけでいいのかなあって」三宅「俺は大学時代にコミックバンドとコンボジャズバンドと落研をやっていて、卒業したら喜劇役者を目指そうと思っていたんだよ。でも、『日本テレビタレント学院』はつまらなくて辞めて、劇団も2つ、3つ行ったけど、自分のやりたいこととずれていた。それで、自分で劇団を作ろう、と」小倉「当時は小劇場もたくさんあったでしょう。興味のある劇団はなかったんですか?」三宅「行きたいと思ったのは、『東京ヴォードヴィルショー』(※1)くらいかなあ。でも、座長が福島出身なのでやめました。佐藤B作さんには内緒だけど(笑)。東京にこだわりもあったしね」小倉「SETって、できた当初から“ミュージカル、アクション、コメディー”の3本柱でしたよね。アクションを入れたのはなんでですか?」三宅「そのころ劇団のメンバーとキャラクターショーのバイトでアクションをやっていたからだよ(笑)」小倉「それだけ?(笑)」三宅「芸の一つとして取り入れたら、劇団の作品にも広がりが出るだろうと思って」小倉「口コミで徐々にお客さんは見にきてくれるようになったけど、やっぱり、三宅さんの『ヤンパラ』(※2)が大きかったですよ。お客さんが一気に増えて」三宅「劇団の活動だけじゃ食っていけないからね。それに、口では『劇団を売るために』と言いながら、本当は自分も売れたかったのよ(笑)」小倉「岸谷五朗と寺脇康文が入ってきたのもそのころです」三宅「俺の仕事がどんどん忙しくなって体力的にも無理だなっていうころ。だから、岸谷と寺脇を前面に出してスターにしていこう、と」小倉「そのとおりになりましたよね。2人が辞めるまで10年くらいあったのかなあ」三宅「自分たちで劇団を作りたいって言われて。でも、昔、俺も同じだったのよ。やりたいことがあったら、自分で作ったほうがいいと思ってSETを始めたから。それで、2人が抜けた後、そこからまた小倉と俺のコンビネーションを研究するようになった」小倉「僕は、ずっとマスメディアの仕事が苦手でした。団員になって1年目くらいかなあ、企業の社員教育ビデオをやったときに苦い経験をしたんですよ(笑)」三宅「覚えてるよ。電話の交換手の役だろう(笑)」小倉「5行のセリフが言えないもんだから何度もダメ出しされて。結局、役を降ろされたんですけど、その代わりをやるのが僕のマネージャーだったんですよ(笑)」三宅「ショックだよな、役者にとって」小倉「その人、よく結婚式の司会のアルバイトをやっていたんですよ(笑)」三宅「今では、プロの司会者だもんな(笑)」小倉「ショックで、翌日、三宅さんのところに『もうマスコミの仕事はやめます』って言いに行きましたね(笑)」三宅「『舞台だけにします!』って(笑)」※1:劇団東京ヴォードヴィルショー。’73年に佐藤B作を中心に結成された人気劇団。※2:ラジオ番組『三宅裕司のヤングパラダイス』(ニッポン放送・’84〜’90年)。『ドカンクイズ』『恐怖のヤッちゃん』など数多くの人気コーナーが生まれ、中高生を中心に絶大な人気を誇った。57作目となる劇団SET創立40周年記念公演・舞台『ピースフルタウンへようこそ』。東京公演:10月11〜27日、池袋サンシャイン劇場/愛知公演:11月8〜9日、穂の国とよはし芸術劇場PLAT/兵庫公演:11月13〜14日、兵庫県立芸術文化センター。
2019年10月07日V6の三宅健が、23日深夜に放送されたラジオ番組『三宅健のラヂオ』(bayfm/毎週月曜24:00~24:30)に出演。Hey! Say! JUMPの山田涼介が主演を務めた金曜ナイトドラマ『セミオトコ』(テレビ朝日系)の打ち上げの様子を明かした。山田演じるセミの王子様とさえないアラサー女子のラブストーリーを描いた同作。出演者の三宅は、打ち上げの二次会で最終回を鑑賞したそうで、「ハッキリ言って突拍子もない設定とストーリーだけど、2人があれだけ大真面目に、設定を信じて最後までやり切ったから、観ている人も泣けるし感情移入できたと思う。あの2人は、説得力あったもんね。素敵だったなぁ」としみじみ振り返り、「今はみんな“セミオトコロス”で大変だと思いますよ。来年、セミの鳴き声がしたら、また思い出しちゃうんだろうね」と話した。脚本を手掛けた岡田惠和氏とラジオ共演した際、岡田氏が、「アイドルとファンの関係性に似ているような気がする」と言っていたそうで、「なるほどなって思った。アイドルがセミオで、ファンのみんながおかゆさんで。例えば、僕たちみたいな存在って、ファンのみんなにとっては突然現れる感覚というか。突然自分の意識の中に飛び込んできて、そこから好きになって、何年も応援して、それを励みに日々の生活を送って。コンサートもその期間だけじゃん。切ないじゃん」と、同作とアイドルの共通点を分析する場面も。また、打ち上げでの山田の様子について、「すごく良い子だから、『健くん、飲み物どうしますか? 取って来ます!』って。『君が主演のドラマなんだから』って断ったんだけど」と明かした三宅。その場に同席した共演者の高杉亘に、「連絡先を交換したら?」と迫られたそうで、「まずい流れだなと思って……。山田くんがどうとかじゃなくて、後輩と連絡先を交換しないのが私のポリシー。だって、本当は交換したくないかもしれないじゃん。でも、高杉さんの勢いがすごくて交換したんだよ。俺、食事とか誘わないといけないんだ。そういうの緊張するじゃん」と苦笑しながらつぶやいていた。
2019年09月26日