俳優の上白石萌音(26)が17日、ファッション誌『mini』(宝島社)の公式インスタグラムに登場。美脚際立つ超ミニスカコーデが公開された。「春の萌音祭り」と題して、5月号(発売中)での写真を2枚アップ。サンダルを取り入れた春コーデの撮影で、さわやかなデニムルックや、トレンドの超ミニスカートにシアーなカラータイツを合わせた“やんちゃかわいい”スタイルを披露した。同号では「この春買うべきサンダルを、上白石萌音ちゃんがナビします」とアピール。SNS上では「何回みてもかわいいいい」「こーれ 何回みてもめちゃかわいすぎる 萌音祭り」など、キュートな魅力にもん絶する声があがっている。
2024年04月17日お笑い芸人の“東MAX”こと東貴博(54)が16日、自身のブログを更新。東をジッと見つめる次女・萌歌(もか)ちゃんとの顔出し2ショットを公開し、ファンから反響を呼んでいる。この日、「なんですか?」と題してブログを更新すると「最近話しかけると反応するのよね」と次女の成長について触れながら、「なんですか~?」と笑顔で次女と見つめ合う2ショットを公開した。この投稿にファンから「可愛い」「パパのことをジッと見つめてる姿がか、、、可愛すぎる」「天使ちゃん」「どちら似なのかなぁ??」「なんですか?ってしてる」「かーわーいーいー」「東さんもパパの顔」「メロメロですね」「成長楽しみ」などの声が寄せられている。東と妻でタレントの安めぐみは2011年12月に結婚。15年3月17日に第1子長女が誕生し、コメディアンの萩本欽が名付け親となった。24年1月23日に第2子となる次女が誕生し、東が2月4日に更新したブログにて、長女が名付け親であることを明かした。
2024年04月16日俳優の上白石萌歌が8日、都内で行われたドラマイズム『滅相も無い』完成披露トークイベント及び第1話・第2話先行上映会に登壇した。突如現れた“穴”がキーとなる今作にちなんで作品の完成前に想像していた劇中の“穴”のイラストを登壇の上白石のほか、中川大志、染谷将太、森田想、加藤拓也監督が披露した。中川が「大喜利みたいになってますね」と絵心も試されるなか、上白石は「時間がなくて…。私ドーナッツ好きなんですよ」と「ドーナッツ」と文字の説明付きでイラストを公開した。「そういうことじゃなくて」とツッコミを入れる中川に、上白石は「身近なもので穴といえばドーナッツなんです。ドーナッツだったらいいなって願望」とかわいらしい想像に中川は思わず「ファンタジックですね」と苦笑した。一方、長い階段が巨大な穴に続くイラストを披露した森田は「入る方法を考えました」と笑顔をみせれば上白石も「天国への階段みたい」と感心。あみかけの大きな円のイラストを見せ、中川から「それはパンですか?」とイジられていた染谷は「俺、すごい想像力とぼしいな…」と反省した。街なかにポッカリ開いた穴を想像した中川は「穴ってパッと思い浮かんだのが地面に開いたもの。穴は落ちるものだとおもったので地面にドカンと空いている感じ?そこからロープとかヘリコプターで垂らして降りていく、みたいな。穴が立っているのは発想になかったです」と驚いていた。演劇と映像の手法を組み合わせて作り上げた今作は、7つの巨大な穴が突如現れた日本を舞台に、「穴に入れば救済がある」と説く団体によって引き寄せられた8人の男女が“自分史”を語っていく“穴”ドラマ。穴を神と信仰する団体のリーダー・小澤(堤真一)の開いた会合に集う人物を中川、染谷、上白石、森田が演じている。16日からMBSで深夜0時59分から、TBSで深夜1時28分から放送。Netflixで見放題配信。
2024年04月08日元乃木坂46で俳優の白石麻衣(31)が8日、都内で行われた芦屋ロサブラン『新ブランドアンバサダー』就任発表式に出席した。新ブランドアンバサダーに就任した白石は、夏感あふれるオフショルの装いと共に日傘をさしながら登場した。白石は「白と黒でシンプルな衣装に、傘で色味を加えたところがポイント」とコーディネートについてアピール。「私にとっても日傘は日常の必需品なので、このお仕事をいただけてすごくうれしいです!オシャレなものが多くて、さすのも楽しい。日常もすごく明るくなるなと思いました」とにっこり。普段からしている紫外線対策について聞くと「顔に日焼け止めを塗るのはちょっと苦手なので、できるだけ日傘をさしたり、帽子をかぶったり、羽織をはおったりして日焼け対策をしています」と明かしていた。芦屋ロサブランは、遮光率100%の商品を販売する衣料品ブランド。日傘や帽子を中心に、アームカバー、ウェア、ストールなど、幅広いラインナップを取り扱う。
2024年04月08日モデルの野崎萌香(34)が2日までに自身のインスタグラムを更新。4月1日に「エイベックス・クラン」へ移籍したことを発表した。野崎は「皆様にご報告があります」と題し、「本日4月1日よりavexに所属する運びとなりました」と報告した。「実は一年ほどジュエリーデザイナー兼社長業をメインで活動させていただいていたのですが、今年からはモデル業に引き続き、お芝居やタレントとしてのお仕事など今までやってきた事に加えて新たな一面をより見ていただける様、日々色々な事にチャレンジしていきたいと思います」と、新たな挑戦に向かう意気込みをコメント。続けて「日本と世界の様々な分野での芸能のお仕事で活躍していくために邁進していく所存です」と伝えた。最後に「バイタリティーとパワーに溢れているavexに支えていただきながら一生懸命動いてくれるマネージャーさんたちと二人三脚で今日、新たな1歩を踏み出し新しい場所で輝ける様に精一杯努めて参ります」と締めくくった。
2024年04月02日俳優の上白石萌音(26)が3月31日、自身のインスタグラムを更新。明治大学国際日本学部を卒業したことを報告した。上白石は「明治大学国際日本学部を卒業しました!もう卒業できないかもしれないと何度も思いましたが、最後はまだ卒業したくないと思うほど幸せな学問の日々でした」とつづり「先生方や友人たちとの出会いに心から感謝しています」と伝えた。続けて「古今東西を網羅する講義の数々にいつも夢中でした。できる限り多くの視点を持つこと、自分の言葉と心で掴みに行くこと。これからも大切にして、不思議のアンテナを張って、生涯学び続けます」とし「恩人の顔がたくさん浮かんでいます。直接伝えられない方々へ、そして気にかけてくださっていた方々へ、この場をお借りして、本当にありがとうございました!ますます精進します」と決意を新たにした。上白石は、鹿児島県出身。東宝芸能所属。2011年、第7回『東宝シンデレラ』オーディションで審査員特別賞を受賞。同年、NHK大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』で俳優デビュー。12年、ミュージカル『王様と私』で初舞台を踏み、同年、映画『おおかみこどもの雨と雪』で声優として参加する。14年公開の映画『舞妓はレディ』では、『第38回日本アカデミー賞』新人俳優賞を受賞。16年公開の映画『天気の子』では、ヒロインの声優を務める。NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(21年)では、初代ヒロインを演じる。その他、ミュージカル『赤毛のアン』(15年)、NHK大河ドラマ『西郷どん』(18年)、映画『スタートアップ・ガールズ』(19年)、映画『カツベン!』(19年)、ドラマ『恋はつづくよどこまでも』(20年)、NHK大河ドラマ『青天を衝け』(21年)、ドラマ『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(21年)、舞台『千と千尋の神隠し』(22年)、映画『夜明けのすべて』(24年)などに出演。16年7月、カバーミニアルバム『chouchou』で歌手デビュー。妹は俳優の上白石萌歌。
2024年03月31日俳優の山崎賢人(崎=たつさき)、上白石萌音が28日、都内で行われた『サントリー生ビール』新CM発表会に登場した。イベントでは上白石が注いだビールを山崎がジョッキで豪快に飲む場面があった。以前から同商品のCMに出演していた山崎は「メッセンジャーになって、どこに行っても『サントリー生ビールおいしいね』と言われたり、“サン生”で盛り上がった一年だったなと思います。頑張った日に飲むのがいい」とアピール。イベント中には、生ビールの注ぎ体験に上白石が挑戦。しかし、一回目は「あ!すみません、ジョッキもうひとつお願いします!」とまさかの失敗。上白石は「大失敗しました(笑)。もう一回行きます!」と赤面しながらも、二回目は何とか成功。上白石が注いだビールは、山崎が飲むことになり豪快に一口。「うま(笑)」と思わずこぼれた一言とともに笑顔になった山崎に、ともに登壇していたお笑いコンビ・オズワルド(畠中悠、伊藤俊介)、アイナ・ジ・エンドからは「いいなぁ」とうらやましい声が漏れていた。新CM「雨が上がる」編は、4月1日から全国で順次放送される。
2024年03月28日俳優の川栄李奈(29)が27日、舞台『千と千尋の神隠し』の千尋役として初日を迎えた。本公演は3月11日から東京・帝国劇場で行われているが、川栄はこの日が初登場となった。宮崎駿監督(※崎=たつさき)の不朽の名作である『千と千尋の神隠し』は、10歳の少女・千尋が神々の世界に迷い込み、豚の姿に変えられてしまった両親を救うために懸命に働き、生きる力を呼びさます姿を描いた大ヒットアニメーション。2001年の封切り以降、爆発的なヒットを記録し、03年には米国アカデミー賞長編アニメーション映画部門賞を受賞。その壮大かつ独創的な世界観が日本のみならず世界中で愛され続けてきた。22年に英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクター、ジョン・ケアード翻案・演出により世界で初めて舞台化。初演より主人公の千尋を演じる橋本環奈と上白石萌音もに加え、新たにオーディションで同役を射止めた川栄、福地桃子の4人によって、3月の東京・帝国劇場公演を皮切りに全国を巡り、さらに4月から7月にかけて英・ロンドンのロンドン・コロシアムで上演されることが決定している。先月29日に行われた制作発表会見で川栄は、「初演の萌音ちゃんの千尋を見て、『本物の千尋がいる!』と鳥肌が立ったのを今でも覚えています。その作品に自分が参加できるとは思ってもいなかったので、 今こうしてここに立っていることを本当にうれしく思います」と意気込んでいた。1972年にロンドン、73年にロサンゼルスにてミュージカル『風と共に去りぬ』(作:菊田一夫、原題:スカーレット)が上演され、その後も『ローマの休日』『マリー・アントワネット』『レディ・ベス』『四月は君の嘘』が韓国などの現地プロダクションで上演されているが、今回のように日本上演時のプロダクションが、海外において日本語による演劇を、3ヶ月間にわたり上演することは、東宝としても初挑戦、日本の演劇界としてもほとんど類を見ない試みとなる。
2024年03月28日中川大志、染谷将太、上白石萌歌、森田想らが出演する前代未聞の穴ドラマ「滅相も無い」のナレーションを、声優・津田健次郎が務めることが決定した。日本に突如現れた、7つの巨大な穴。様々な調査が行われたが、その正体は不明。人々は穴とともに暮らし始め、穴に入る者もいたが、帰ってきた者はまだ誰もいない。そんな中、穴を神とする小澤(堤真一)は、「穴の中には救済がある」と説く。リゾート施設に集まった川端(中川大志)、菅谷(染谷将太)、松岡(上白石萌歌)、青山(森田想)、渡邊(古舘寛治)、真吾(平原テツ)、井口(中嶋朋子)、そして岡本(窪田正孝)は、小澤をリーダーとする団体の信者たち。小澤の説くルールでは、穴に入る前に「なぜ入ろうと思ったか」を話し、記録しなければならない。そして1人目、川端が話を始める――。そんな穴の登場をきっかけに語られる8人の密やかな人生を、ナレーションの津田さんと共に巡っていく。津田さんは「ある日空中に穴があく。その穴を巡る8人のドラマで…この物語は…えっと…面白さは…このドラマにコメントしろと?いや、無理。だってこの面白さは観て貰わないと伝わらないのですから」とコメントしている。また主題歌は、「クリープハイプ」の書き下ろし楽曲「喉仏」に決定。尾崎世界観によって私的でありながら清々しさも感じるアップテンポなナンバーが完成。「物語に寄り添いつつも、ちょうどいい距離感を保ちながら、必要な時にパッと作品を照らし出す。そんな音と言葉を意識しました」とコメントも寄せている。そんな楽曲も流れる本予告映像も到着。場面写真も併せて公開となった。第1話あらすじ日本に突如現れた、7つの巨大な“穴”。3年余りの歳月を費やし様々な調査がなされたが、その正体は何も分からないまま。やがて政府は調査を打ち切り、穴への立ち入り制限も撤廃した。穴に入る人間は多く存在したが、未だに帰ってきた者はいない。そして、穴を神として、「穴の中には救済がある」と唱える者が現れた。名前は、小澤(堤真一)といった。12月1日。リゾート施設に、8人の男女が集まっている。彼らは、小澤をリーダーとする団体の信者たち。小澤の説くルールでは、穴に入る前に、それぞれの理由を話し、記録しなければならないのだ。話す順番は、入る予定が早い順となった。そして一番早いのは、12月6日に入る予定の川端(中川大志)。川端の話を岡本(窪田正孝)がメモし、菅谷(染谷将太)ら6人も耳を傾ける。川端は、自分の小学生時代から語り始める。幼い頃から怒ることができなかったこと。そして、怒れないまま大人になっていったこと。「そんな時に、穴が現れたんです」川端の物語の先にあるものとは――。「滅相も無い」は4月16日より毎週火曜日24時59分~MBS、毎週火曜日25時28分~TBSほかにて放送(全8話)。TVer、MBS動画イズムにて見逃し配信1週間。Digital Single「喉仏」は4月17日(水)リリース。(シネマカフェ編集部)
2024年03月27日俳優の上白石萌音(26)が、テレビ朝日ドラマプレミアム『霊験お初~震える岩~』(5月4日後9:00)で主演を務めることが決定した。同作は宮部みゆき氏の小説『震える岩霊験お初捕物控』(講談社文庫)が原作。時代小説×ホラー×ミステリーを融合させて描き上げた人気作を“テレビ朝日×東映”のタッグで初映像化。京都撮影所の時代劇スタッフの技術と最新VFXを組み合わせた超大型ドラマスペシャルとなる。不思議な力=“霊験”を宿したヒロインの町娘・お初を上白石が演じ、その相棒となる、“草食系”の与力見習い・古沢右京之介を京本大我(SixTONES)が演じ、凸凹バディを結成する。上白石は「宮部みゆきさんといえば私の中では時代小説の印象が強く、その世界の中に入ることができるのをとてもうれしく思いました。そして、私は東映の京都撮影所が大好きなので、また、スタッフの皆さんと一緒に新しい時代劇を作ることができるんだ、とワクワクしました」とオファーを受けた心境を告白。また、霊を見たり死者の声を聞いたりする役どころには「現場にはメイクさんや衣装さんの職人技でゾンビや死霊など尋常じゃないものがたくさん出現し、しかも照明の当て方もとても恐ろしくて…演じていて、本当に怖かったです(笑)」と明かしつつ、「でも撮影が続くと慣れてきて、死霊役の方々と談笑したりとシュールで楽しかったですね。現場で撮影したものにVFXで新たな効果が足されるとのことなので、出来上がりはかなり怖い映像になるんじゃないかな。でも怖い部分だけでなく、コミカルだったり、温かかったり、人間の情の深さにスポットが当たるシーンもあったり、とても面白いバランスのドラマになっていると思います」と語った。そしてタッグを組む京本の印象については「京本さんは常にフラットで実直な方なので、私自身も無理せずにいられて、現場の居心地がすごくよかったです。右京之介という役にこれ以上ないほどぴったりとハマっていて、だからこそ私も自然とお初になることができたと感謝しています」とコメント。「お初と右京之介は、身分はかなり違いますが、そういうものを超えて対等に協力し合いながら謎に向かっていく面白いバディ。お初にも不思議な力がありますが、右京之介にも持って生まれたある才能があって、足りない部分を補い合ったり、得意分野でお互いを助け合ったりする感じが、演じていて気持ちが上がりました!」と初共演について振り返った。物語の舞台は江戸時代後期の享和2(1802)年、第11代将軍徳川家斉の治世。主人公・お初は、日本橋通町の一膳飯屋の看板娘。まわりを自然と笑顔にする、明るく活発な性格だが、ある出来事をきっかけに“ふつうの人間には見えないものが見え、聞こえないものが聞こえる不思議な力”=霊験に目覚める。そんなお初の力を見込んだのが、南町奉行・根岸肥前守鎮衛(やすもり)。彼は世間でささやかれる不可思議な奇談を収集し、『耳袋(みみぶくろ)』と名づけた書物にまとめたことで歴史に名を残した、実在の南町奉行。“江戸のXファイル”ともいうべき『耳袋』の素材集めにあたって、肥前守はお初に協力を依頼、サポート役として与力見習いの古沢右京之を引き合わせる。お初と右京之介が挑むのは、一度死んだ男がよみがえったという奇怪な事件。巷では死者に憑りつかれた=“死人憑き”と騒がれていたが、やがて“死人憑き”の犯行と思われる、連続殺人事件が発生する。そして、約100年前、『忠臣蔵』の物語の発端を作った赤穂藩主・浅野内匠頭が切腹した庭に置かれた岩が、夜ごと鳴動しているというさらなる謎が。これらの謎は、次第に『忠臣蔵』の奥底に秘められていた悲しくも切ない夫婦の物語へとつながっていくことになる。
2024年03月26日俳優の上白石萌音(26)が主演し、SixTONESの京本大我(28)と初共演するテレビ朝日ドラマプレミアム『霊験お初~震える岩~』が、5月4日午後9時から放送されることが決定した。同作は宮部みゆき氏の小説『震える岩霊験お初捕物控』(講談社文庫)が原作。時代小説×ホラー×ミステリーを融合させて描き上げた人気作を“テレビ朝日×東映”のタッグで初映像化。京都撮影所の時代劇スタッフの技術と最新VFXを組み合わせた超大型ドラマスペシャルとなる。不思議な力=“霊験”を宿したヒロインの町娘・お初を上白石が演じ、その相棒となる、“草食系”の与力見習い・古沢右京之介を京本が演じ、凸凹バディを結成する。物語の舞台は江戸時代後期の享和2(1802)年、第11代将軍徳川家斉の治世。主人公・お初は、日本橋通町の一膳飯屋の看板娘。まわりを自然と笑顔にする、明るく活発な性格だが、ある出来事をきっかけに“ふつうの人間には見えないものが見え、聞こえないものが聞こえる不思議な力”=霊験に目覚める。そんなお初の力を見込んだのが、南町奉行・根岸肥前守鎮衛(やすもり)。彼は世間でささやかれる不可思議な奇談を収集し、『耳袋(みみぶくろ)』と名づけた書物にまとめたことで歴史に名を残した、実在の南町奉行。“江戸のXファイル”ともいうべき『耳袋』の素材集めにあたって、肥前守はお初に協力を依頼、サポート役として与力見習いの古沢右京之を引き合わせる。お初と右京之介が挑むのは、一度死んだ男がよみがえったという奇怪な事件。巷では死者に憑りつかれた=“死人憑き”と騒がれていたが、やがて“死人憑き”の犯行と思われる、連続殺人事件が発生する。そして、約100年前、『忠臣蔵』の物語の発端を作った赤穂藩主・浅野内匠頭が切腹した庭に置かれた岩が、夜ごと鳴動しているというさらなる謎が。これらの謎は、次第に『忠臣蔵』の奥底に秘められていた悲しくも切ない夫婦の物語へとつながっていくことになる。■上白石萌音(お初役)コメント――オファーを受けたときのお気持ちを教えてください宮部みゆきさんといえば私の中では時代小説の印象が強く、その世界の中に入ることができるのをとてもうれしく思いました。そして、私は東映の京都撮影所が大好きなので、また、スタッフの皆さんと一緒に新しい時代劇を作ることができるんだ、とワクワクしました。――ご自身の役柄“お初”はどんな女性ですか?お初は人には見えないものが見えたり聞こえないものが聞こえたりする力を持っています。原作と違って、ドラマではその力に目覚めるところから描かれるので、怖がったり戸惑ったりする等身大の気持ちに共感していただけたらと思いながら演じました。その一方で、お初には江戸っ子ならではの肝っ玉の据わったところもあって、演じていて楽しい役でしたね。――不思議な力を持つお初は霊を見たり死者の声を聞いたりしますが、演じていかがでしたか?現場にはメイクさんや衣装さんの職人技でゾンビや死霊など尋常じゃないものがたくさん出現し、しかも照明の当て方もとても恐ろしくて…演じていて、本当に怖かったです(笑)。でも撮影が続くと慣れてきて、死霊役の方々と談笑したりとシュールで楽しかったですね。現場で撮影したものにVFXで新たな効果が足されるとのことなので、出来上がりはかなり怖い映像になるんじゃないかな。でも怖い部分だけでなく、コミカルだったり、温かかったり、人間の情の深さにスポットが当たるシーンもあったり、とても面白いバランスのドラマになっていると思います。――タッグを組む京本大我さんの印象を教えてください京本さんは常にフラットで実直な方なので、私自身も無理せずにいられて、現場の居心地がすごくよかったです。右京之介という役にこれ以上ないほどぴったりとハマっていて、だからこそ私も自然とお初になることができたと感謝しています。――お初と右京之介はどんなバディだと思いますか?お初と右京之介は、身分はかなり違いますが、そういうものを超えて対等に協力し合いながら謎に向かっていく面白いバディ。お初にも不思議な力がありますが、右京之介にも持って生まれたある才能があって、足りない部分を補い合ったり、得意分野でお互いを助け合ったりする感じが、演じていて気持ちが上がりました!――視聴者の皆さまにメッセージをお願いいたします!江戸時代の物語ですが、“人間っていつの時代も変わらないんだな”とさまざまな意味で感じていただける作品だと思います。身近な人たちと一緒に、親しみを持って見ていただけたらうれしいです。ぜひ楽しんでください!■京本大我(古沢右京之介役)コメント――オファーを受けたときのお気持ちを教えてください時代劇はとても久しぶりでしたし、そもそも経験値があまりなかったので、最初はちょっと身構えた部分もあったのですが、脚本を読ませていただいたらテンポの軽快さとゾッとする怖いシーンとのメリハリにものすごく引き込まれました。これを実写化したらどうなるんだろうというワクワク感、高揚感があり、撮影が楽しみでした。――ご自身の役柄“右京之介”はどんな男性ですか?まず、僕の名字の“京”という字が名前に入っているので“縁”を感じましたね。与力見習いという役どころですが、ドジというかシャイで天然要素もあり、ちょっと頼りないところもあるので序盤まではダメダメな右京之介ばかりが出てきます。でも、実はすごくギャップを秘めている役どころで、後半になるにつれて、そのギャップが浮かび上がってくるんですよね。さらに、右京之介には大きな傷を負った過去もあって、それが物語とリンクしてきてからがどんどん面白くなっていきます。ぜひ右京之介のバックボーンも楽しみにしていただけたらうれしいです。僕は実年齢29歳で、19歳の右京之介と10歳も違うのですが、普段から幼く見られることが多いのであまり考えすぎず、とにかくこの右京之介という役をまっすぐ生きてみたら役柄の魅力が出てくるかなと思いながら向き合いました。――草食系という役柄ですが、演じられていかがですか?草食系みたいな、もどかしい役どころはけっこう多いんですよ。僕自身、草食系か肉食系かと聞かれると…よくわかりません!けっこうサバサバしてますし、特別シャイではないので、右京之介とのギャップを楽しんで演じています。――タッグを組む上白石萌音さんの印象を教えてください僕はミュージカルに出演させていただく機会が多く、上白石さんもミュージカルに挑戦されている印象が強かったので、いつか舞台の上でお会いすることになると勝手に思い込んでいました。だから、こんな意表をついた形での初共演はビックリ。上白石さんがそのお人柄で現場を柔らかく包み込んでくださるので、毎日楽しく撮影させてもらいました。――お初と右京之介はどんなバディだと思いますか?2人は身分こそ違いますが、互いに信頼しあい、徐々に育まれた絆によって、居心地のいい関係性を構築していきます。ゆくゆくは右京之介が尻に敷かれるんだろうなと予感しちゃうぐらいのパワーバランスです(笑)。視聴者の皆さんにかわいらしい、癒される2人だなって思っていただけたらいいな。ホームズとワトソンみたいなバディ感があると思います。――視聴者の皆さまにメッセージをお願いいたします!この作品は、お初と右京之介の関係性のほかに親子関係や夫婦関係が描かれるほか、ホラーやミステリーの要素もあって、これでもかというぐらい盛りだくさん。幅広い層の皆さんに楽しんでいただける作品です。この作品を見ていろいろなことを感じて次の日の活力にしていただけたら幸いです。■宮部みゆき氏(原作)コメント駆け出しのころ、手探りで一生懸命に書きあげた懐かしい作品が、年月を経て、上白石萌音さんと京本大我さんという、今もっとも新鮮なパワーをお持ちの役者さんに演じていただくことで映像化されました。萌音さん、時代劇でもかわいい!お江戸の不思議ミステリーを、たくさんの視聴者の皆さまに楽しんでいただけますよう願っております。
2024年03月26日6人組グループ・SixTONESの京本大我(29)が、俳優の上白石萌音(26)主演のテレビ朝日ドラマプレミアム『霊験お初~震える岩~』(5月4日後9:00)に出演することが決定した。同作は宮部みゆき氏の小説『震える岩霊験お初捕物控』(講談社文庫)が原作。時代小説×ホラー×ミステリーを融合させて描き上げた人気作を“テレビ朝日×東映”のタッグで初映像化。京都撮影所の時代劇スタッフの技術と最新VFXを組み合わせた超大型ドラマスペシャルとなる。不思議な力=“霊験”を宿したヒロインの町娘・お初を上白石が演じ、その相棒となる、“草食系”の与力見習い・古沢右京之介を京本が演じ、凸凹バディを結成する。京本は「時代劇はとても久しぶりでしたし、そもそも経験値があまりなかったので、最初はちょっと身構えた部分もあったのですが、脚本を読ませていただいたらテンポの軽快さとゾッとする怖いシーンとのメリハリにものすごく引き込まれました。これを実写化したらどうなるんだろうというワクワク感、高揚感があり、撮影が楽しみでした」とオファーを受けた際の心境を回顧。役名に「僕の名字の“京”という字が名前に入っているので“縁”を感じました」といい、「僕は実年齢29歳で、19歳の右京之介と10歳も違うのですが、普段から幼く見られることが多いのであまり考えすぎず、とにかくこの右京之介という役をまっすぐ生きてみたら役柄の魅力が出てくるかなと思いながら向き合いました」と役作りについて語った。また“草食系”という役柄には「草食系みたいな、もどかしい役どころはけっこう多いんですよ。僕自身、草食系か肉食系かと聞かれると…よくわかりません!けっこうサバサバしてますし、特別シャイではないので、右京之介とのギャップを楽しんで演じています」とコメント。初タッグとなる上白石へは「僕はミュージカルに出演させていただく機会が多く、上白石さんもミュージカルに挑戦されている印象が強かったので、いつか舞台の上でお会いすることになると勝手に思い込んでいました。だから、こんな意表をついた形での初共演はビックリ。上白石さんがそのお人柄で現場を柔らかく包み込んでくださるので、毎日楽しく撮影させてもらいました」と印象を語った。物語の舞台は江戸時代後期の享和2(1802)年、第11代将軍徳川家斉の治世。主人公・お初は、日本橋通町の一膳飯屋の看板娘。まわりを自然と笑顔にする、明るく活発な性格だが、ある出来事をきっかけに“ふつうの人間には見えないものが見え、聞こえないものが聞こえる不思議な力”=霊験に目覚める。そんなお初の力を見込んだのが、南町奉行・根岸肥前守鎮衛(やすもり)。彼は世間でささやかれる不可思議な奇談を収集し、『耳袋(みみぶくろ)』と名づけた書物にまとめたことで歴史に名を残した、実在の南町奉行。“江戸のXファイル”ともいうべき『耳袋』の素材集めにあたって、肥前守はお初に協力を依頼、サポート役として与力見習いの古沢右京之を引き合わせる。お初と右京之介が挑むのは、一度死んだ男がよみがえったという奇怪な事件。巷では死者に憑りつかれた=“死人憑き”と騒がれていたが、やがて“死人憑き”の犯行と思われる、連続殺人事件が発生する。そして、約100年前、『忠臣蔵』の物語の発端を作った赤穂藩主・浅野内匠頭が切腹した庭に置かれた岩が、夜ごと鳴動しているというさらなる謎が。これらの謎は、次第に『忠臣蔵』の奥底に秘められていた悲しくも切ない夫婦の物語へとつながっていくことになる。
2024年03月26日宮部みゆきの「新装版 震える岩 霊験お初捕物控」が、上白石萌音主演で初映像化されることが決定。霊験を宿したヒロインの町娘を演じ、相棒役は「SixTONES」の京本大我が務める。宮部さんが、時代小説とホラーを融合させて描き上げた意欲作が、テレビ朝日×東映のタッグで初映像化。70年以上に渡って培われてきた京都撮影所の時代劇スタッフの技術と最新VFXを組み合わせ、超大型ドラマスペシャルを作り出す。舞台は、江戸時代後期の享和2(1802)年、第11代将軍徳川家斉の治世。主人公・お初は、明るく活発な日本橋通町の一膳飯屋の看板娘。ある出来事をきっかけに、普通の人間には見えないものが見え、聞こえないものが聞こえる不思議な力=霊験に目覚める。彼女の力を見込んだのが、南町奉行・根岸肥前守鎮衛。不可思議な奇談を収集し、「耳袋」と名づけた書物にまとめたことで歴史に名を残した、実在の南町奉行。その素材集めにあたって、肥前守はお初に協力を依頼、サポート役として与力見習いの古沢右京之介を引き合わせる。2人が挑むのは、一度死んだ男がよみがえったという奇怪な事件。巷では死者に憑りつかれた=“死人憑き”と騒がれていたが、やがてその犯行と思われる連続殺人事件が発生、さらなる謎がお初たちの前に。赤穂藩主・浅野内匠頭が切腹した庭に置かれた岩が、夜ごと鳴動しているという。これらの謎は絡まり合い、次第に大きなうねりとなって「忠臣蔵」の奥底に秘められていた悲しくも切ない夫婦の物語へと繋がっていく――。お初の成長を凛としたたたずまいで演じる上白石さんは、読書家として知られるが、「宮部みゆきさんといえば私の中では時代小説の印象が強く、その世界の中に入ることができるのをとてもうれしく思いました。そして、私は東映の京都撮影所が大好きなので、また、スタッフのみなさんと一緒に新しい時代劇を作ることができるんだ、とワクワクしました」と出演決定時をふり返り、「原作と違って、ドラマではその力に目覚めるところから描かれるので、怖がったり戸惑ったりする等身大の気持ちに共感していただけたらと思いながら演じました。その一方で、お初には江戸っ子ならではの肝っ玉の据わったところもあって、演じていて楽しい役でしたね」とキャラクターについて語る。一方、京本さんが演じるお初とバディを組む与力見習いの右京之介は、一見、頼りない草食系男子だが、実は鋭い洞察力で事件の本質を見抜いていく切れ者。京本さんは、自身の“京”という字が名前に入っているということで、「“縁”を感じました」と話し、「ドジというかシャイで天然要素もあり、ちょっと頼りないところもあるので序盤まではダメダメな右京之介ばかりが出てきます。でも、実はすごくギャップを秘めている役どころで、後半になるにつれて、そのギャップが浮かび上がってくるんですよね。さらに、右京之介には大きな傷を負った過去もあって、それが物語とリンクしてきてからがどんどん面白くなっていきます。ぜひ右京之介のバックボーンも楽しみにしていただけたらうれしいです」とアピール。また上白石さんと京本さんは、今作がドラマ初共演。「京本さんは常にフラットで実直な方なので、私自身も無理せずにいられて、現場の居心地がすごくよかったです。右京之介という役にこれ以上ないほどぴったりとハマっていて、だからこそ私も自然とお初になることができたと感謝しています」(上白石さん)、「僕はミュージカルに出演させていただく機会が多く、上白石さんもミュージカルに挑戦されている印象が強かったので、いつか舞台の上でお会いすることになると勝手に思い込んでいました。だから、こんな意表をついた形での初共演はビックリ。上白石さんがそのお人柄で現場を柔らかく包み込んでくださるので、毎日楽しく撮影させてもらいました」(京本さん)とそれぞれ印象を明かした。テレビ朝日ドラマプレミアム 宮部みゆき原作「霊験お初~震える岩~」は5月4日(土)21時~テレビ朝日にて放送。(シネマカフェ編集部)
2024年03月26日中川大志、染谷将太、上白石萌歌、森田想、古舘寛治、平原テツ、中嶋朋子、窪田正孝、堤真一が共演する「滅相も無い」が4月16日(火)より放送スタートする。この度、ビジュアルとティザー映像が解禁された。日本に突如現れた、7つの巨大な穴。ビルより巨大な穴、雲を突き抜ける穴、都会の真ん中に現れた穴…。混乱し、対応に追われ、様々な調査が行われたが、穴の正体は分からないまま。やがて人々は、穴とともに暮らし始めた。穴に入る者も多く存在したが、しかし、帰ってきた者はまだ誰もいない。そして、穴を神とする者が現れた。名は、小澤(堤真一)といった。小澤は説く。「穴の中には救済がある」12月1日。リゾート施設に、8人の男女が集まっている。川端(中川大志)、菅谷(染谷将太)、松岡(上白石萌歌)、青山(森田想)、渡邊(古舘寛治)、真吾(平原テツ)、井口(中嶋朋子)、そして岡本(窪田正孝)。彼らは、小澤をリーダーとする団体の信者たち。小澤の説くルールでは、穴に入る前に、「なぜ入ろうと思ったか」を話し、記録しなければならないのだ。岡本が切り出す。「そろそろ、始めましょうか」。少しの緊張の中、一人目、川端が話を始める。超常の中で打ち明けられる、8人の密やかな人生の一部分。打ち明けた先で、彼らがたどり着く未来とは…。舞台作家として注目を集める一方で、NHK「きれいのくに」や映画『ほつれる』などを手掛け、映像でもめざましい功績を残す、加藤拓也が監督と脚本を務める本作。加藤監督自身が、初めて連続ドラマで全話脚本・監督に挑み、演劇と映像を交差させた完全オリジナルのSFヒューマンドラマを作り上げた。また本作の撮影は、演劇的手法と映像的手法をミックスした試みを多数取り入れて行われた。信者8人の会合シーンはロケーション撮影が行われた一方、それぞれの人生は全てスタジオセットのみで語られる。両親や友人など、語り手の人生に纏わる登場人物は、わずか6人のスタジオキャスト(秋元龍太朗、安藤聖、鳥谷宏之、中山求一郎、宮田早苗、安川まり※50音順)が全話を通して出演。約150役をこなし、セットチェンジ、早着替えもスタジオキャストが映像内で行うという、編集に頼らないリアルタイムでの場面転換を試みた。また劇伴音楽を担当する「UNCHAIN」はスタジオセットで実際に本人役として出演してキャストの芝居に合わせた音楽を奏でており、オープニングはイラストレーター・若林萌が担当するなど、各界の新鋭クリエイターが集結。映像&舞台&SF&アニメを縦横無尽に横断しながら、豪華俳優陣がそれぞれの密やかな人生を明かしていく。この度、出演者と加藤拓也からコメントが到着した。中川大志コメントSFとリアルが混在し、現実と非現実の境目が分からなくなる、この作品の世界観に惹き込まれ、自分も是非参加したい。と胸が高鳴りましたが、その繊細で絶妙なラインを表現する事は、僕にとって簡単ではありませんでした。加藤さんから頂く言葉の中にあるヒントを少しも逃さぬよう、そして巧みな共演者の皆様に飲まれぬよう、必死に過ごした時間はとても濃密で、ヒリヒリしました。染谷将太コメント苦しかったり、苦かったり、つまづいたり、浮き足立ったり。人類の四苦八苦を見事に加藤拓也氏が1つの箱に閉じ込めて、それを穴へ突っ込んでくれました。このドラマの出来事は、皆さんの人生の中には無さそうに感じつつも、いや?これはなんか心のひだに触れてくるぞ?いや?これはもはや自分の事か?という物事が繰り広げられています。その沢山の匿名性がある感情に浸って頂けたら、とても有意義な時間を加藤氏から貰えるのではないかなと思っております。何せこのジェットコースターのようなリズムを感じてもらい、沢山のモノを感じて頂きたいと願っております。上白石萌歌コメント松岡役を演じさせていただきました、上白石萌歌です。まずは、ずっと憧れ続けた加藤拓也さんの世界に飛び込むことができたこと、心から幸せに思います。加藤さんの作り出す世界にはいつもなんとも言い表せないような不思議な引力があり、拝見するたびに私の心に新たな風を吹かせてくださいます。私たちの日常の延長線上にあるようで、どこか果てしなく遠い場所にいざなわれるような、唯一無二の質感。リアリティとフィクションとが交差する世界観に、いつも身ごと持っていかれそうな心地のよい危うさが好きです。生きていくなかで避けては通れない苦しみや葛藤と私たちはどう向き合っていくべきなのか、考えを巡らせながら演じました。早くみなさまにもこの「滅相も無い」を体験してほしいです。お楽しみに!森田想コメント青山役を演じました、森田想です。再び手元へやってきた加藤さんの書く言葉は、わざと見過ごしていた痛みや苦しみを掬い上げてあっけらかんと突きつけてくる、恐ろしくて笑ってしまうほどに。当たり前にこちらの想像力では到底辿り着けない場所に立たされ、まるで感情単体が自分から放り出されるような本当に不思議な感覚を抱きました。そして、小さな存在の私にとってはあまりに彩り豊かな先輩方とリレーのように物語を運べたことは心を刺激される贅沢な経験でした。負った傷や後悔を背負い続け、思い通りにならない人生と欲の正体に向き合っていくことが出来るのなら、この作品を観て耳が熱くなる瞬間があるはずです。楽しみにしていて下さい。古舘寛治コメント加藤くんという才能溢れた作家と若い俳優たちとの仕事は楽しかったです。しかし半屋外の豪華邸宅で寒さに耐えながらの長時間の撮影は最年長者のおじさんにはなかなか大変でした。スタジオパートもセリフが多くて、覚えたつもりでも忘れてゆく脳みそと必死に闘いながら頑張りました。おじさんはいつも必死です。いい作品に仕上がってたらいいな~。出来上がりが楽しみです。平原テツ コメント最初、このお話を頂いた時にドラマで加藤拓也くんの作品に関われる事、そして素晴らしいキャストの方々と共演できる事に興奮しました。加藤くんの脚本はファンタジー要素はあっても、結局は人間そのものを描いていて、観る人に何かしらあてはまったり、「あぁ~何かわかるわその感じ」と共感出来るんじゃないかと思います。演出も俳優の感じたまま演じさせてくれて、演技のすり合わせもスムーズで本当にやりやすい。共演者の方々とも少ない時間でしたが、現場で楽しく作品づくりに没頭出来ました。各人物の色々なストーリーを楽しめる素晴らしい作品になっているので、是非ご覧になってください。中嶋朋子コメントそれは、心地よい違和感と、得も言われぬ親和性が共存する世界観。未体験なのに、妙に肌馴染みの良さがある――。まったくもって、奇妙な体験なのです。初めて脚本を読んだ時から、撮影の間も、撮影を終えてしまった今も、なんだか静かに興奮しています。誰かとシェアしたいけど、非常に個人的な感覚のような気もしていて、なにやら胸がドキドキします。大人になって、こういう気持ちになったことって、あったかなぁ。早く誰か、「滅相も無い」という体験を共有出来る人が現れてくれないものかと、実は密かに待っているところです。窪田正孝コメント加藤くんとまた仕事ができて心底嬉しかったです。脚本も演出も斬新でとても刺激的な現場でした。日常に突如巨大な穴が現れて、それがどこに繋がってるかも分からない。天国なのか地獄なのか。その人にとって都合のいい理由でいつでも入ることができる穴が存在したら人にはどんな心理が働くのか。清算したい過去、トラウマ、カルマ、人間の真髄が描かれた群像劇をお楽しみください。堤真一コメント加藤拓也監督の独特の感性が詰め込まれた、とにかく不思議な作品なので、撮影に入るまでも悩む日々が続いたんですが、楽しく撮影することができました。でもきっと登場人物たちに共感できる部分がたくさんあると思うので、物語をどう解釈するか、自分たちだったらどうするか、そんなことを考えながら観ていただけたらと思います。とにかく、出来上がりをすごく楽しみにしています。加藤拓也コメント映画や演劇を作ってきましたが、演劇をやれば映像的だ、映画をやれば演劇的だと言われることに嫌気が差し、今回はそのどちらの手法をも持ち込み、そのどちらでもない『滅相も無い』というドラマを作りました。映画的、演劇的の定義がハッキリとしている前提です。このドラマに集まってくれた俳優、スタッフ、それから 023年2月、松本市で演劇をしている時に会いに来てくれたプロデューサー達のおかげで、このドラマは産まれることができました。この場を借りてお礼申し上げます。そしてこれから観客の皆さんも最後までお楽しみください。ドラマイズム「滅相も無い」は4月16日(火)より毎週火曜日24時59分~MBSにて、25時28分~TBSほかにて放送開始(全8話)。(シネマカフェ編集部)
2024年03月18日女優の上白石萌歌が13日、神奈川・KOSE新横浜スケートセンターで行われた映画『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』(3月29日公開)の極寒レッドカーペットイベントに出席した。『ゴーストバスターズ』シリーズ最新作となる本作の舞台は、太陽が降り注ぐ真夏のニューヨーク。すべてを一瞬で凍らせる史上最強ゴースト“ガラッカ”の襲来で、ニューヨークに史上最大の危機が訪れる。本作の世界観を再現するために、アイススケートリンクという異例の会場でイベントを開催。日本では初の試みとなるスケートリンク上のレッドカーペットが出現し、吹き替え声優を務めた上白石萌歌、チョコレートプラネット(長田庄平、松尾駿)、本田真凜が出席した。前作に引き続き、新生ゴーストバスターズの中心的存在となったフィービーを演じた上白石は、「前回の『アフターライフ』もものすごく大好きだったんですけど、今回はなんと街が凍ってしまうという前代未聞のとても楽しいお話になっています」と本作の魅力を伝えた。また、「私、スケートリンクに来たの初めてなんですよ」と告白すると、チョコレートプラネットの2人は「え!?」とびっくり。上白石はスケートを滑ったことも「ない」と言い、「鹿児島生まれで南国育ちなので。こんなに寒いんだと思って」と話していた。
2024年03月13日映画『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』(3月29日公開)の極寒レッドカーペットイベントが13日、神奈川・KOSE新横浜スケートセンターで行われ、吹き替え声優を務めた上白石萌歌、チョコレートプラネット(長田庄平、松尾駿)、本田真凜が出席した。『ゴーストバスターズ』シリーズ最新作となる本作の舞台は、太陽が降り注ぐ真夏のニューヨーク。すべてを一瞬で凍らせる史上最強ゴースト“ガラッカ”の襲来で、ニューヨークに史上最大の危機が訪れる。本作の世界観を再現するために、アイススケートリンクという異例の会場でイベントを開催。日本では初の試みとなるスケートリンク上のレッドカーペットが出現した。そして今年プロスケーターへの転向を表明した本田が、新しい学校のリーダーズが歌う本作の日本語吹替版はみ出しカバーソングに乗せて、オリジナルの振り付けでスケートを披露。華麗なパフォーマンスで魅了した。本田は「新しい学校のリーダーズさんのMVを何回も見て自分なりにアレンジして。喜んでいただけたらうれしいです」とにっこり。チョコレートプラネットの2人は「すごい迫力」「すごかったです」と興奮気味に話した。スケートリンクに初めて訪れたという上白石は、スケートのパフォーマンスを見たのも「初めてです」とコメント。「リング上で見られるというのは本当にスペシャルで、本当に美しくてミューズだなと思いました。こんなに素敵なパフォーマンスを見せていただけて、今日はすごく満足して帰れます」と喜んでいた。なお、本田が吹き替えを担当したのは、上白石演じる新生ゴーストバスターズの中心的存在であるフィービーと友情を育むゴーストのメロディ役。本作が声優はもちろん演技初挑戦となった。
2024年03月13日年老いて退位を考えた王が、自身の3人の娘に対し、孝行者にだけ財産を与えると伝える。それを聞いた姉ふたりは、口先ばかりの甘言を並べるが、正直者の末娘が嘘のない物言いをしたことで父親の怒りを買い追放されてしまう。一方のふたりの姉は、財産を手にした途端に父親を放り出し、老王は悲劇的な結末を迎える――。この世界的に有名なシェイクスピアの『リア王』の物語に、上白石萌歌さんが挑戦する。大事なテーマや問いかけが、たくさんある作品です。「大学で演劇学を学んでいたんですが、シェイクスピアは必ず通る道なんですよね。400年以上前の作品がこうして今もいろんな座組で上演されているのは、作品の中に、その時代時代によって大事なテーマや問いかけがたくさんあるからだと思うんです。ふたりの姉は父親から、どれだけ自分を愛しているか語るよう言われ、すごく流暢に父親への愛を語るけれど、三女は口下手でうまく言えない。これって今の日本では“忖度”の物語として受け取れたりもしますよね。そういう社会への投げかけもありつつ、いろんなものを削ぎ落とした先に、真実の愛とはなにかという普遍的なテーマもあって。時代が変わっても人の心は変わらないから、今と通じるところがあると感じてもらえると思います」何度も上演されてきた戯曲ではあるが、注目すべきは演出をイギリス出身の演出家、ショーン・ホームズさんが手がけるというところ。日本ではこれまで3作の舞台を手がけているが、そのいずれも、斬新さだけではない現代にしっかりリーチした解釈を加えつつ、観客の想像力を刺激する演出が話題になった。「偶然にも3作とも観ているんですが、なかでも姉と一緒に観に行った『セールスマンの死』は衝撃でした。舞台の真ん中に黄色い冷蔵庫が置かれている演出がされていて、帰りに姉とその演出の意味についてずっと話しながら帰ったくらい。どの作品も、答えは明示されないけれど、しがみついて考えを巡らせたくなる面白さがあるんです。ショーンさんが今回話していたことで印象的だったのが『リアは最後までみんなにとっての王様でいたかった人なんじゃないか』という言葉です。衰退する中でも自分のやってきたこととか、存在を信じたい。その人が正気を失っていく中で、周りがどう変化していくか注目してほしいです」演じるのは三女のコーディリアだが、江口のりこさん、田畑智子さんという強烈な姉ふたりが顔を揃えた。「コーディリアは正直ないい子ではあると思うけれど、頑固ですよね。その後、自分の国を離れてフランス王に嫁ぐとか、すごく意志が強くて信念を曲げない人なんだろうなと。江口さんは、役をご自分に引き寄せながらも説得力を感じさせてくださる方。田畑さんとは共演経験は少ないですが、初めましてのときから安心感がありましたから、おふたりについていけば大丈夫だと、勝手に謎の安心感を抱いています(笑)」幼い頃に舞台に魅了されこの世界に入った上白石さんだけに、「舞台は自分の原点みたいな場所」だという意識もあり、大事にしているそう。「私はお稽古の時間がすごく好きなんです。映像の現場は、つねに完成されたものを出していかなくてはいけない場ですし、役者さんには役者さんの哲学があって、監督には監督の、撮影の方には撮影の方なりの哲学があって、現場でその足並みを揃えていく難しさを感じます。舞台は、時間をかけてゼロからみんなで作っていけますから、稽古の中で意見がぶつかっても、みんなで同じ方向を向いて進んでいきやすい。その一体感とか、そういう想いも一気にお客様にぶつけられるところもスリルがあって好きなんです。人の体と心ってどんどん変化していくので、作品もどんどん進化していくけれど、お客様に向けてつねに変わらないものを見せていく責任もあって。つねに課題があるからこそ挑戦したくなるんですよね」PARCO PRODUCE 2024『リア王』老齢から退位を決めたリア王(段田)は、3人の娘に、自分への愛情が深い者に領土を与えようと告げる。姉たち(江口、田畑)が美辞麗句を並べる中、実直さゆえ想いを言葉にできない末娘のコーディリア(上白石)は父王の怒りを買う。3月8日(金)~31日(日)東京芸術劇場 プレイハウス作/ウィリアム・シェイクスピア翻訳/松岡和子演出/ショーン・ホームズ出演/段田安則、小池徹平、上白石萌歌、江口のりこ、田畑智子、玉置玲央、入野自由、前原滉、盛隆二、平田敦子、高橋克実、浅野和之ほかマチネ1万1000円ソワレ1万円U‐30チケット5500円(観劇時30歳以下対象)ほかサンライズプロモーション東京 TEL:0570・00・3337(平日12:00~15:00)新潟、愛知、大阪、福岡、長野公演あり。かみしらいし・もか2000年2月28日生まれ、鹿児島県出身。主な出演作に、ドラマ『パリピ孔明』『義母と娘のブルースFINAL』、映画『羊と鋼の森』など。adieu名義で歌手としても活動中。ジャケット 参考価格¥64,900ワンピース 参考価格¥52,800タンクトップ 参考価格¥42,900(以上GANNIcustomerservice@ganni.com)イヤリング¥13,200リング¥18,700(共にIRIS47/フーブス TEL:03・6447・1395)※『anan』2024年3月13日号より。写真・野呂知功(TRIVAL)スタイリスト・道端亜未ヘア&メイク・渋沢知美インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2024年03月11日舞台『千と千尋の神隠し』の製作会見が2月29日に都内で行われ、千尋役の橋本環奈、上白石萌音、川栄李奈、福地桃子が登場した。同作は宮崎駿監督の名作『千と千尋の神隠し』の舞台化作。少女・千尋(橋本環奈/上白石萌音/川栄李奈/福地桃子)が引っ越し先に向かう途中で八百万の神々の世界へ迷い込み、様々な出会いを経て、人間の世界に戻るため生きる力を呼び醒ましながら奮闘する。英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクター ジョン・ケアードが翻案・演出を手掛け、2022年に世界初上演された。○■上白石萌音、『千と千尋の神隠し』千尋は「ずっと心の中に」自身にとっての同作の存在について聞かれると、上白石は「本当に大切な作品ですし、他のことをしていてもずっと千尋が心の中にいるなという感覚があります」と説明。「街にいるときに10歳くらいの子を見かけると目で追ってしまうんです。10歳の子ってどうやって立つのかな、走るのかな? どうやって喋るんだっけ? とか、いまだに千尋のために子供を研究している自分がいて、千尋の稽古をしてなくてもそうなので、ずっと千尋を心の中に飼ってるんだなというのは感じますね。友達のような子供のような愛しい存在です」と語った。新キャストの川栄は、オーディションに受かった感想について「『やったー!』というより、萌音ちゃんの千尋を(劇場で)観て『うわ、これ運動量すごいな』『こんなに走るんだ』と大変そうだったのを間近で見ていた」と苦笑する。NHK 連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』では上白石とリレー形式でヒロインを務め「朝ドラで萌音ちゃんと同じだった時に、萌音ちゃんが稽古に入ってて途中からお会いしたら、げっそり痩せてて、『大丈夫!?』と。それほど大変なんだなと近くで感じていました」と明かした。東京公演は帝国劇場にて3月11日〜30日、 ロンドン公演はロンドン・コロシアムにて年4月 30日〜8月24日、名古屋公演は御園座にて4月7日〜20日、福岡公演は博多座にて年4月27日〜5月 19日、大阪公演は梅田芸術劇場メインホールにて5月27日〜6月6日、北海道公演は札幌文化芸術劇場 hitaruにて6月15日〜20日。
2024年03月01日舞台『千と千尋の神隠し』の製作会見が2月29日に都内で行われ、千尋役の橋本環奈、上白石萌音、川栄李奈、福地桃子が登場した。同作は宮崎駿監督の名作『千と千尋の神隠し』の舞台化作。少女・千尋(橋本環奈/上白石萌音/川栄李奈/福地桃子)が引っ越し先に向かう途中で八百万の神々の世界へ迷い込み、様々な出会いを経て、人間の世界に戻るため生きる力を呼び醒ましながら奮闘する。英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクター ジョン・ケアードが翻案・演出を手掛け、2022年に世界初上演された。○■舞台『千と千尋の神隠し』は橋本環奈にとって「忘れられない作品」自身にとっての同作の存在について聞かれると、橋本は「初演の時に初めて舞台をやらせていただき、それが千尋役ということで、もう右も左もわからないというか。毎日覚えることもたくさんあるし、稽古場やツアーで舞台に立って演じている時の発見も新しいことだらけで、『こんなに感情が動くことってあるんだ』と驚いていたので、役者人生の中で絶対に何十年経っても忘れられない役、作品になりました」と大きな経験だった様子。「千尋とは、この先他のいろんな役をやったとしてもきっと色褪せないだろうし、忘れることはできない関係性になれたんじゃないかなと思います」と語った。新キャストの川栄は「オーディションから稽古まで来て不安が大きくて、千尋の体力面もそうですし、色んな面で稽古に参加できなかったりとか不安なことが多い」と明かす。しかし「稽古場に来た時に自分がわからないことをやってくれて、背中で見せてくれる萌音ちゃんと、環奈ちゃんは『大丈夫だよ! できるよできるよ!』『いけるっしょ!』と本当に明るくて助けられていて、この2人を見習いながら新しい千尋を作っていけたらなと思います」と感謝した。川栄は橋本について「『年上かな』と思うくらい、悩みとかも聞いてくれるし、“スナック環奈”みたいな状態で、私と桃ちゃんの悩みを聞いてくれて、先輩だと思ってます」と表し、橋本も「初対面とかだったのにね」と笑顔を見せる。会見でも「自分にできるのかなという不安の方が大きかった」という川栄に、橋本はすかさず「大丈夫だって!」と声をかけていた。同じく新キャストの福地も「お稽古を始めてから、全然想像してなかった未知なことがたくさん待っていたなという感覚」だったと話す。上白石が「先生お願いします」と頼むと、橋本は「言わせないでよ」と苦笑しつつ、「だ〜いじょうぶだよ!」と明るい一言。「好きでしょ、言わせたがる」とつっこむ橋本に、上白石は「私もこれで励まされて初演を頑張ったので。橋本環奈の『大丈夫だよ』は効きます!」と語った。東京公演は帝国劇場にて3月11日〜30日、 ロンドン公演はロンドン・コロシアムにて年4月 30日〜8月24日、名古屋公演は御園座にて4月7日〜20日、福岡公演は博多座にて年4月27日〜5月 19日、大阪公演は梅田芸術劇場メインホールにて5月27日〜6月6日、北海道公演は札幌文化芸術劇場 hitaruにて6月15日〜20日。
2024年03月01日俳優・上白石萌音が、「ぴあ」3月度の表紙を飾った。「ぴあ」表紙としての登場は初めて。現在、主演映画『夜明けのすべて』が大ヒット上映中だ。そして、3月11日(月) からは、東京・帝国劇場にて上演される舞台『千と千尋の神隠し』に出演。再演となる今回も引き続き千尋役を演じ、日本全国のほかロンドンにて行われる初の海外公演を回る。<公演情報>舞台『千と千尋の神隠し』原作:宮﨑駿演出・翻案:ジョン・ケアード共同翻案:今井麻緒子■出演:千尋:橋本環奈 / 上白石萌音 / 川栄李奈/ 福地桃子ハク:醍醐虎汰朗 / 三浦宏規(帝劇公演を除く)/ 増子敦貴(GENIC)カオナシ:森山開次 / 小㞍健太 / 山野光 / 中川賢リン/千尋の母:妃海風 / 華優希 / 実咲凜音釜爺:田口トモロヲ / 橋本さとし(帝劇公演を除く)/ 宮崎吐夢湯婆婆/銭婆:夏木マリ / 朴璐美 / 羽野晶紀 / 春風ひとみ兄役/千尋の父:大澄賢也 / 堀部圭亮父役:吉村直 / 伊藤俊彦青蛙:おばたのお兄さん / 元木聖也頭:五十嵐結也 / 奥山ばらば坊:武者真由 / 坂口杏奈【公演情報】東京公演:2024年3月11日(月)~3月30日(土) 帝国劇場ロンドン公演:2024年4月30日(火)~8月24日(土) ロンドン・コロシアム名古屋公演:2024年4月7日(日)~20日(土) 愛知・御園座福岡公演:2024年4月27日(土)~5月19日(日) 博多座大阪公演:2024年5月27日(月)~6月6日(木) 梅田芸術劇場メインホール北海道公演:2024年6月15日(土)~20日(木) 札幌文化芸術劇場 hitaru※上白石萌音さんら名古屋、札幌の出演なしチケット情報:()日本公演公式サイト:海外公演公式サイト:
2024年03月01日舞台『千と千尋の神隠し』の製作会見が2月29日に都内で行われ、千尋役:橋本環奈/上白石萌音/川栄李奈/福地桃子、ハク役:醍醐虎汰朗/三浦宏規/増子敦貴(GENIC)、カオナシ役:小尻健太(※尻の中は丸)/中川賢/山野光 ※森山開次は欠席、リン/千尋の母役:妃海風/華優希/実咲凜音、釜爺役:田口トモロヲ/宮崎吐夢 ※橋本さとしは欠席、湯婆婆/銭婆役:夏木マリ/羽野晶紀/春風ひとみ ※朴ロ美は欠席、ジョン・ケアード(翻案・演出)、今井麻緒子(共同翻案)、松岡宏泰(東宝 代表取締役社長)、イアン・ギリー(PWプロダクションズ 最高経営責任者)が登場した。同作は宮崎駿監督の名作『千と千尋の神隠し』の舞台化作。少女・千尋が引っ越し先に向かう途中で八百万の神々の世界へ迷い込み、様々な出会いを経て、人間の世界に戻るため生きる力を呼び醒ましながら奮闘する。英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクター ジョン・ケアードが翻案・演出を手掛け、2022年に世界初上演された。○■舞台『千と千尋の神隠し』製作会見に22名登場これまで千尋を演じていた橋本、上白石に加え、新キャストとして川栄、福地が仲間入り。会見では、難しい質問に対して千尋役の4人がじゃんけんで順番を決め合うような一幕も。稽古場ではスケジュールの都合で4人が揃うことがなかったというが、上白石は「同じだけ走って転んでやってるので、同志ですね。私は早くりっちゃん(川栄)と、桃ちゃん、そして(スウィングキャストの森)莉那ちゃんの千尋を世にお披露目したくてたまらないです。私たちも稽古場で観ながらボロボロ泣いてて」と新キャストに太鼓判を押す。橋本も「客観的に観るからこそ千尋も素敵だし、作品のすごさもわかるし、すごく感動するんです」と同意し、上白石は「新しい刺激をたくさんいただいて、『私も変わらねば』と思ってやっているところです」と心境を明かした。会見では、キャスト陣に対し自身の演じる役について「〇〇の(キャラ名)」というキャッチフレーズをつけるという無茶振りもなされ「キレキレのハク」(醍醐)、「幻のハク」(三浦)、「消えそうなハク」(増子)、「アンニュイなカオナシ」(小尻)、「キュートなカオナシ」(中川)、「真面目なカオナシ」(山野)とそれぞれに表す。リン役については、妃海が「たまたまなのか、宝塚娘役出身3人がリン。宝塚は清く高く美しくということで、清いリン」と宣言し、華が「正しいリンです」、実咲が「美しいリンです」と連携プレイで拍手をさらう。初演から出演する田口は、新キャストの宮崎が冒頭で「私は帝国劇場も初めて、ロンドン公演も初めて、W(トリプル)キャストも初めて、東宝さんの制作する舞台に出演させていただくのも初めて。初めて尽くしなので、初々しいもぎたての釜爺をお届けできたら」と言っていたことを受け、「古々しい、落ちてしまったオールドな釜爺」を自称する。一方宮崎は「不安な釜爺」と表していた。さらに羽野は「たくさんの段取りをいただきまして、ふわふわしていて、本番で何が出るかわかんないので『何が出るかわからない湯婆婆』」、春風は「私も宝塚出身ですので、『清く正しく美しく、迷いある湯婆婆』。まだ迷宮の中を歩いている感じの湯婆婆」と語った。○■千尋役4人のキャッチフレーズは?この質問は千尋役の4人と夏木には振られなかったものの、会見終了後の囲み取材にて千尋役も答えることに。橋本について、上白石は「直感型。『直感を大事に進む千尋』って感じ。初演からすごく感じてます」と表現する。橋本は上白石の印象を「よく聞いてる。周りの人の動向とか、油屋に行った時に周りの全体を感じ取ってその場にいるんだろうなと感じる」と説明し、上白石は「『聞きの千尋』だ」とまとめた。川栄は「最初の方は桃ちゃんと2人の稽古があったんですけど、本当に対照的で。私が“せっかち”だとしたら桃ちゃんが“のんびり屋さん”。一つの動作が全然違っていて。例えば扉を閉めて走る動きも、桃ちゃんは扉を閉めてコテコテ走って『のんびりしてますよ』と言われたりするけど、私はサッと閉めてサッと行っちゃうので『SPみたいになってますよ』と言われる」と苦笑する。橋本は「そこが川栄ちゃんの良さ。淡白な感じが。アニメでも千尋って何考えるかわからないサラッとした感じがあるじゃないですか、それがめちゃくちゃお芝居に表れてるなと思います」、上白石は「誰よりも幼い。脳がバグります」とそれぞれに川栄の印象を述べた。「のんびり屋さんな千尋」と言われた福地だが、上白石は「桃ちゃんはめっちゃ走るの速いんですよ。すごい走るところがあるんですけど、桃ちゃんだけ最初間に合ってて。おっとりしてるのに足速い人が好きなので、けっこうぶっ刺さってます」とハマっている様子。福地が「タイムを測られるんです」と明かすと、橋本は「(初演で)スピードが遅いとか、全然走ってなかったとか言われて。萌音ちゃんがなりふりかまわず走ってたみたいで。私は裏で他のキャストとイエーイ! とかやりながらだったので」と裏話を語った。
2024年03月01日舞台「千と千尋の神隠し」の製作発表会見が2月29日、都内で行われ、初演から千尋役を務める橋本環奈と上白石萌音、オーディションで新たに千尋役に選ばれた川栄李奈、福地桃子が出席。“4人の千尋”が勢ぞろいした。宮崎駿の大ヒット映画を英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクター、ジョン・ケアード翻案・演出により世界で初めて舞台化し大評判となった「千と千尋の神隠し」。演出:ジョン・ケアード映画の世界から飛び出したようなキャラクターたちと、熱い息遣いまでが感じられるライブならではの醍醐味が相まった舞台は、大衆演劇の優れた業績を表彰する第47回菊田一夫演劇賞で上演関係者一同が菊田一夫演劇大賞を受賞する快挙を成し遂げるなど、高い評価を得た。橋本環奈全国ツアーに、ロンドン公演が加わり、前人未踏の日本/イギリス二か国同時上演が実現する2024年の舞台「千と千尋の神隠し」。橋本さんは「私にとって、かけがえのない作品。これだけ充実した時間を過ごせるのは、役者人生で、本当に幸せなこと」と並々ならぬ思い。今年25歳を迎えて「10歳の千尋が遠ざかったりせず、逆により千尋の気持ちが理解でき、寄り添えるようになって、本当に自分も驚いている」と大切な役どころへの愛着も増している様子だ。ロンドン公演に対しては、「何より幸せ。まだ実感はないですが、楽しみで光栄です」と声を弾ませた。上白石萌音同じく千尋役を続投する上白石さんも「千尋はずっと心の中にいる。友だちのような、子どものような存在」と千尋に対し愛情を注ぐ。全国ツアーとロンドン公演の実施には、「スケールの大きさに、ちょっとフワフワしています」とも語ったが、「毎回、素朴ですばらしいストーリーを伝えることに徹し、新鮮な気持ちで大切に、柔らかく誠実に、千尋を生きたい」と役を演じきる思いに曇りはない。川栄李奈一方、新たに千尋役に挑む川栄さんは、まっすぐな眼差しで「私たち新しいキャストを温かく優しく迎えてくださるカンパニーの皆さんに感謝しながら、一生懸命、千尋を務めたい」と決意表明。“先輩”である橋本さん、上白石さんについて聞かれると「萌音ちゃんは、稽古場に来て、自分が分からないことを実際にやってくれる。背中で見せてくれる」「環奈ちゃんは、とにかく明るく『大丈夫、できるっしょ』って(笑)」と対照的なサポート方法を明かし、「二人に支えられながら、新しい千尋を作れれば」と意気込んだ。福地桃子「まだ、自分が『千と千尋の神隠し』に参加しているのは不思議でたまらない」と本音を語るのは福地さん。青蛙や竜など、劇中に登場する生物に興味がある様子で「大きな生き物、小さな生き物たちのパペットに、人が命を吹き込んでいる。その様子に見えなかったものが見えてくる感動を覚えましたし、自分も千尋としてそうありたい」と瞳を輝かせていた。会見には、演出のジョン・ケアードをはじめ、ハク役の醍醐虎汰朗、三浦宏規、増子敦貴、湯婆婆・銭婆を演じる夏木マリ、羽野晶紀、春風ひとみら、総勢21名が出席した。<公演情報>舞台「千と千尋の神隠し」原作:宮崎駿演出・翻案:ジョン・ケアード共同翻案:今井麻緒子出演:千尋:橋本環奈/上白石萌音/川栄李奈/福地桃子ハク:醍醐虎汰朗/三浦宏規(帝劇公演を除く)/増子敦貴(GENIC)カオナシ:森山開次/小尻健太/山野光/中川賢リン/千尋の母:妃海風/華優希/実咲凜音釜爺:田口トモロヲ/橋本さとし(帝劇公演を除く)/宮崎吐夢湯婆婆/銭婆:夏木マリ/朴璐美/羽野晶紀/春風ひとみ兄役/千尋の父:大澄賢也/堀部圭亮父役:吉村直/伊藤俊彦青蛙:おばたのお兄さん/元木聖也頭:五十嵐結也/奥山ばらば坊:武者真由/坂口杏奈【公演情報】東京公演:2024年3月11日(月)~3月30日(土) 帝国劇場ロンドン公演:2024年4月30日(火)~8月24日(土) ロンドン・コロシアム名古屋公演:2024年4月7日(日)~20日(土) 愛知・御園座福岡公演:2024年4月27日(土)~5月19日(日) 博多座大阪公演:2024年5月27日(月)~6月6日(木) 梅田芸術劇場メインホール北海道公演:2024年6月15日(土)~20日(木) 札幌文化芸術劇場 hitaru(シネマカフェ編集部)
2024年03月01日開催中の第74回ベルリン国際映画祭にて、日本でも公開中の映画『夜明けのすべて』が新しい視点を含む大胆で革新的な作品を集め、強い個性や多様性のある物語に注目する【フォーラム部門】に選出。2月21日(水)夜にインターナショナルプレミア上映が行われ、ベルリン国際映画祭に初参加となる松村北斗、上白石萌音、自身の長編監督作品全てが同映画祭に招待されている三宅唱監督が舞台挨拶やQ&Aなどに登壇した。その日は昼間からそれぞれ現地でのメディア取材に応じた松村さん、上白石さん、三宅監督はインターナショナルプレミアを前にZoo Palastにあるレッドカーペットへ。松村北斗、昨年は参加できず「リベンジの気持ちもあります!」シックで艶やかなジャケット衣裳を纏った松村さんは「日本の東京の小さな街で撮影した映画なので、渡航してようやくこの(ベルリンの)街の風景を見て、やっと今世界に届いているんだと感動し始めています」と噛みしめながらコメント。さらに、昨年声優として出演した『すずめの戸締まり』が第73回ベルリン国際映画祭に正式出品されており、2年連続の招待となったが昨年松村さんは参加できなかったため、「リベンジの気持ちもあります!」と意気込みを語った。エレガントな黒いドレス姿を披露した上白石さんは、「まさか、人生の中で参加できると思っていなかった場所に、自分が大好きで大切に思っている作品を通して来ることができたのは何より嬉しいです」と、世界三大映画祭の1つという大きな舞台に参加できる心境を嬉々として話した。そのまま、映画祭メイン会場のBerlinale Palastに移動した一同。煌びやかなネオンのロゴと映画祭のシンボルとなる熊のマーク、そしてミラーボールが照らす会場は多くの一般参加者たちで活気づいており、現地の空気感を肌で感じた様子。インターナショナルプレミア上映の会場は18世紀末に建造され、話題作のみが上映される劇場Delphi Filmpalastで、選出発表時のSNS反響を受け、キャパシティの大きな劇場での上映実施が急遽決定するという人気ぶり。上映会には、国籍・年齢・性別問わず多くの観客が足を運び、670席の会場が満席に。すでに熱気に満ちあふれる中、行われた上映前舞台挨拶では、松村さんと上白石さんは冒頭、「Guten Abend!=こんばんは」とドイツ語で会場に呼びかけ、続けて流ちょうな英語で挨拶した。「生理の話を男性とはしづらい」状況が変わるきっかけになれば本編上映後には、会場中に大きな歓声と称賛の拍手が響き渡り、同席していた監督キャストらも拍手で讃えられた。熱気冷めやらぬ中、松村さん、上白石さん、三宅監督はそのままQ&Aに登壇し、時間が許す限り観客から寄せられた質問に回答した。PMSやパニック障害というそれぞれの“生きづらさ”抱えた男女を演じた松村さんと上白石さん。「これらのテーマに関心を持ったからこの映画に参加したのか」という質問に対して、「この映画を通して全てを知ることは不可能だけれど、一歩、半歩でもその症状に対して寄り添ってくれたらいいな、という思いは強く持ちながら演じていました」と松村さん。また、上白石さんは「まず初めにお聞きしたいんですが…」と切り出し、「日本では女性の生理の話を男性とはしづらいのですが、それはこちらも一緒ですか?」と問いかける。会場から「そうでもない」という反応を受けると、「日本もそうなるといいな、そういうきっかけにこの映画がなればいいな、と思っています」と満面の笑みで語っていた。三宅監督も感激「2人を友達みたいに愛して観てくれていた」プレミア上映終了後の囲み取材では、映画を観た観客の反応について「想像以上だった」と振り返った3人。三宅監督は「上映後、お客さんから力強い拍手をいただき感激しましたし、2人のキャラクター(山添くんと藤沢さん)を友達みたいに愛して観てくれていたんだと感じました」と胸いっぱいの様子でコメント。松村さんは「人生のしんどいことも笑えることも、お客さんが一緒になって感じてくれている空気が伝わってきました」と語り、上白石さんは「会場の反応が鮮やかで本当にびっくりしました」とふり返る。初めてベルリン国際映画祭に参加したと両人だが、「お客さんの観方がすごくプロだなと思い、大変心地よかったです」と松村さん。上白石さんは「国籍や人種が違う色々な方がいましたが、みんな同じところで笑ったり、張り詰めたりしていて、文化や言葉を超えた共通の何かがあるんだな、と感じました」と新鮮な体験をしみじみとかみ締めた。Q&Aについては、「もっとこの映画のことを知りたいんだな、という質問ばかりで、さらにこの映画への自信が湧きました」と松村さんが言うと、上白石さんも「たくさん手が挙がっていて嬉しかったですし、本当にみんなに愛されている映画祭なんだと感じました」とコメントした。2019年の『きみの鳥はうたえる』(フォーラム部門)、一昨年の『ケイコ目を澄ませて』(エンカウンターズ部門)に続き、監督作品が3回目のベルリン国際映画祭選出となる三宅監督。「過去2作より今作の方が、“日本”というものを客観的に見る経験になった気がします。この映画がPMSやパニック障害、あるいはそれ以外のいろんな苦しみを抱えながら生きている人たちの物語でありつつも、同時に登場人物たちは“日本”という目に見えない縛りの中で生きているな、ということを、海外の方の反応を見たからこそ感じた部分はありました」と新たな発見もあったことを明かしている。『夜明けのすべて』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:夜明けのすべて 2024年2月9日より全国にて公開©瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会
2024年02月22日映画『夜明けのすべて』(公開中)が第74回ベルリン国際映画祭 フォーラム部門に正式招待され、インターナショナルプレミア上映を実施。松村北斗、上白石萌音、三宅唱監督が登場した。同作は瀬尾まいこ氏による同名小説の実写化作。月に1度、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢美紗(上白石)と、パニック障害を患い、様々なことをあきらめて、生きがいも気力も失っている山添が、職場の人たちの理解に支えられながら、友達でも恋人でもないけれど、どこか同志のような特別な気持ちが芽生えていく姿を描いている。カンヌ国際映画祭・ヴェネツィア国際映画祭と並ぶ世界三大映画祭のひとつとされ、現地時間2月15日~25日で開催中の第74回ベルリン国際映画祭。『夜明けのすべて』は新しい視点を含む大胆で革新的な作品を集め、強い個性や多様性のある物語に注目する【フォーラム部門】に選出され、21日夜にインターナショナルプレミア上映が行われ、オフィシャルレポートが届いた。○■第74回ベルリン国際映画祭『夜明けのすべて』オフィシャルレポートベルリン国際映画祭に初参加となる松村、上白石、自身の長編監督作品全てが同映画祭に招待されている三宅唱監督が舞台挨拶やQ&Aなどに登壇した。21日の昼間からそれぞれ現地でのメディア取材に応じた松村、上白石、三宅監督は、Zoo Palastにあるレッドカーペットを訪れた。シックで艶やかなジャケット衣裳を纏った松村はベルリンに到着した感想を聞かれ、「日本の東京の小さな街で撮影した映画なので、渡航してようやくこの(ベルリンの)街の風景を見て、やっと今世界に届いているんだと感動し始めています」とコメント。さらに、昨年声優として出演した『すずめの戸締まり』(22/新海誠監督)が第73回ベルリン国際映画祭に正式出品されており、今年で2年連続の招待となるのだが、昨年松村は参加できなかったため、「リベンジの気持ちもあります!」と意気込みを語った。エレガントな黒いドレス姿を披露した上白石は、「まさか、人生の中で参加できると思っていなかった場所に、自分が大好きで大切に思っている作品を通して来ることができたのは何より嬉しいです」と、世界三大映画祭の一つという大きな舞台に参加できる心境を嬉々として話した。そのまま、映画祭メイン会場のBerlinale Palastに移動した一同。煌びやかなネオンのロゴと映画祭のシンボルとなる熊のマーク、そしてミラーボールが照らす会場は多くの一般参加者たちで活気づいており、現地の空気感を肌で感じた様子だ。そしていよいよ迎えた、インターナショナルプレミア上映。会場は18世紀末に建造され、話題作のみが上映される劇場Delphi Filmpalastで、選出発表時のSNS反響を受けて、キャパの大きな劇場での上映実施が急遽決定した。上映会には、国籍・年齢・性別問わず多くの観客が足を運び、670席の会場が満席に。すでに熱気に満ちあふれる中行われた上映前舞台挨拶では、大きな拍手で迎えられながら順番に壇上に上がった三宅監督、松村、上白石。松村と上白石は冒頭、「Guten Abend(グーテン・アーベント)!=こんばんは」とドイツ語で会場に呼びかけ、続けて流ちょうな英語で挨拶。本編上映後には、会場中に大きな歓声と称賛の拍手が響き渡り、同席していた監督キャストらも拍手で讃えられた。熱気冷めやらぬ中、松村、上白石、三宅監督はそのままQ&Aに登壇し、時間が許す限り観客から寄せられた質問に回答した。PMSやパニック障害というそれぞれの“生きづらさ”抱えた男女を演じた松村と上白石。「これらのテーマに関心を持ったからこの映画に参加したのか」という質問に対して、「この映画を通して全てを知ることは不可能だけれど、一歩、半歩でもその症状に対して寄り添ってくれたらいいな、という思いは強く持ちながら演じていました」と松村、上白石は「まず初めにお聞きしたいんですが……」と切り出し、「日本では女性の生理の話を男性とはしづらいのですが、それはこちらも一緒ですか?」と問いかけた。会場から「そうでもない」という反応を受け、「日本もそうなるといいな、そういうきっかけにこの映画がなればいいな、と思っています」と満面の笑みで語るなどし、観客とのコミュニケ―ションを楽しみながら終始和やかな雰囲気でQ&Aが行われた。プレミア上映終了後の囲み取材では、映画を観た観客の反応について「想像以上だった」と振り返った3人。三宅監督は「上映後、お客さんから力強い拍手をいただき感激しましたし、2人のキャラクター(山添くんと藤沢さん)を友達みたいに愛して観てくれていたんだと感じました」と胸いっぱいの様子でコメント。松村は「この映画は、いろんな人の人生がそのまま映し出されている映画なのですが、人生のしんどいこともと笑えることも、お客さんが一緒になって感じてくれている空気が伝わってきました」と、上白石は「会場の反応が鮮やかで本当にびっくりしました」と振り返った。初めてベルリン国際映画祭に参加したと松村と上白石だが、「お客さんの観方がすごくプロだなと思い、大変心地よかったです」と松村、上白石は「国籍や人種が違う色々な方がいましたが、みんな同じところで笑ったり、張り詰めたりしていて、文化や言葉を超えた共通の何かがあるんだな、と感じました」と新鮮な体験をしみじみと噛み締めた。Q&Aの感想を聞かれると、「もっとこの映画のことを知りたいんだな、という質問ばかりで、さらにこの映画への自信が湧きました」と松村、上白石は「たくさん手が挙がっていて嬉しかったですし、本当にみんなに愛されている映画祭なんだと感じました」とコメントした。2019年の『きみの鳥はうたえる』(フォーラム部門)、一昨年の『ケイコ 目を澄ませて』(エンカウンターズ部門)に続き、監督作品が3回目のベルリン国際映画祭選出となる三宅監督だが、「過去2作より今作の方が、“日本”というものを客観的に見る経験になった気がします。この映画がPMSやパニック障害、あるいはそれ以外のいろんな苦しみを抱えながら生きている人たちの物語でありつつも、同時に登場人物たちは“日本”という目に見えない縛りの中で生きているな、ということを、海外の方の反応を見たからこそ感じた部分はありました」と新たな発見もあったという。また、本作でのベルリン国際映画祭参加だけでなく、第51回アニー賞で声優賞(映画部門)へのノミネートを果たすなど、世界中から評価されている松村だが「(国際的に評価されることを)まだ野望と掲げていい立場に自分はいない」と謙虚に今の心境を語った。
2024年02月22日SixTONESの松村北斗と、女優の上白石萌音がNHK 連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』以来の再共演となり話題になっている映画『夜明けのすべて』(公開中)。9日に全国で公開されると、4日間で興行収入1億8,000万円突破のヒットスタートを切った。瀬尾まいこ氏による同名小説を実写化した同作は、月に1度PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢さん(上白石)と、パニック障害を抱え、様々なことをあきらめて、生きがいも気力も失っている山添くん(松村)が、友達でも恋人でもないけれど、どこか同志のような絆で生きて行く姿を描いている。第74回ベルリン国際映画祭【フォーラム部門】 に正式出品が決定し、世界から注目を集めている本作で、今回は、W主演を務めた2人にインタビュー。再共演で発見した互いの新たな印象や、作品から学んだことなどについて話を聞いた。○松村北斗&上白石萌音『カムカムエヴリバディ』での共演は「前世?」――朝ドラ『カムカムエヴリバディ』以来の再共演のお二人ですが、再共演だからこそ…という部分はありましたか?松村:再共演だからよかったというのと、時間が空いていたからよかったというのと、どっちもあります。『カムカム』の時には、「いろんなことを背負って歩いていける人」というイメージがあったので、すごく頼りにできると勝手に思いながら、もうあの時は“安子ちゃん”だったじゃないですか。上白石:久々にそのイントネーション聞いたなあ(笑)松村:“安子ちゃん”だったから(笑)。そこから撮影まで時間があるうちに偶然テレビで見たりとかして、原作も読んでいたので、グラデーション的に「あっ、藤沢さんの人なんだよな」と思うようになっていきました。上白石:もちろん、1度命をかけた時代の2人をやったからこその、遠慮せずいける感じはありました。でも『カムカム』は昭和、今回は現代で、役柄も全く違いますし年齢も逆転してますし、全然違う人として対峙できた気持ちもして。「そっか。そういえば夫婦やってたな」みたいな。「前世?」ぐらいの気持ちです。また全然違う関係性をゼロから、違和感なく築けたのがとっても嬉しかったです。どっちもしっくりきて、どっちも心地よかったし、作品の中にちゃんと入れたんだなという感じがしました。――PMSやパニック障害について、お二人が今作を通して「勉強になった」と思うところはありましたか?松村:常識程度には知っていると思ってたけど、正直全然知らなかったというか、認識も間違ってるんじゃないか、ズレがあるんじゃないかなと思うぐらい改めて知ったことがたくさんありました。症状がどんなものか伝わっていても、それに苦しんでいる人の思いや生活には、色んな意味で誤解があるんじゃないかなと思いました。上白石:私もそれぞれの名前は知っていたんですが、イメージがそれぞれ一個ずつしかなかったなと。PMSイコールこれ、パニック障害イコールこれ、というイメージだったけど、実際は人によって全然違うんですよね。「こんなに幅があるんだ」と。自分はそうではないけど、そのかけらを持ってるという気付きもあったりして。名前が付いたものってそれだけで見てしまいがちですけど、本当はもっと奥行きと幅があるんだなと、見方が広がったなと思います。PMSとかパニック障害だけじゃなく、世の中のいろんなものがそうなんだろうなと思いました。――作中の2人は不安定な時にお互いを支え合うシーンが描かれていましたが、お二人は実際にそういう時はどうしますか?松村:不安定になること、ありますもんね。上白石:方法もいっぱいありますよね。私、この2人に「いいな」と思うのが「ここ(胸に)抱えていると、自分にとって良くないから言わせてもらうわ」みたいなスタンスがあるところです。相手にもよりますけど、何かあった時に「私がこう言ったから、こう思ってる?」と聞くと、楽になる。「そうだよ」と言われたら謝れるし、「違うよ」と言われたら「ああ、よかった」と思うし。溜めないことが大事ですね。言えなかったら文字にするのでもいいし。この2人は病気をうまいこと使っていて、たくましい。「いいよね。パニック障害だから、そういうことできて」みたいな会話もあるんですけど、それが言えてしまうことすらいいし、相手のことを気遣うのも大事ですけど、たまには自分のためにものを言うのも必要だなと思います。松村:僕は「しんどいことやネガティブなことが1回タンクにぱんぱんにならないと、いいことが訪れない」と思ってて。実際に昔、空手を練習しても練習しても全然上手くならなくて周りにも置いてかれる中で、頑張って続けたら、ある時、周囲をポンと抜かすぐらい急成長することがあったんです。だからしんどい時は「今、タンクをためている途中なんだ」と考えて、諦めてます。しんどくなり続けなきゃいけないんだな、みたいな。そしたらどっかでポンってなるかなと。苦しいけど、続けるしかないし。上白石:そうなんだよなあ~。松村:しんどいことって探しても来ないし、逆に来たってことは、今タンクをためるチャンスが来てるからだと思って頑張ってます。1回ボンと上がったらまた、タンクの貯蓄が始まるんですけど……「なんでなんだろうな、人生は」と思って毎日頑張ってます。2人:(笑)――お二人は空気感も似ているところがあるように思いますが、ご自身で共通点を感じるところはありますか?上白石:……あります。すごく共鳴したことがあったのを、急に思い出しました。撮影の合間に、山添くんの家の上で「急に人に知られていくことについてどう思うか」という話をしたことがあって、2人とも斜めから見ていたんです。「わーい!」ってなれない2人。松村:ありましたね。事の発端は、僕が朝ドラの時の話を始めて。『カムカム』放送15分前の自分と15分後の自分は何にも変わっていないのに、世間が急に「稔さん稔さん!」となった。1週間くらい経ったら、もう街中でも「稔さん!」みたいになっていて。俺は何も変わってないのに、稔さんという役が魅力的だったから「もしかして、すごい俳優さんなんじゃないか」という目を向けられ始めて。ある人は「彼はすごい芝居した」と言ってくれてしまったから「いや、俺、何も変わってないよ、まだ」と。自分の周りの人にとっての自分がすごく上に行っちゃって、怖くて怖くてしょうがない、という話をしました。上白石:それに対して怯えているのが一緒で、「めっちゃわかります!」と言って響き合ったのを、思い出しました。「怖いですよね」と。だから『カムカム』の放送中とかも、きっと同じ思いを抱えて過ごしてたんだろうな。撮影中は世間の反応もわからないまま撮っていたし、放送中は会う機会がなかったので、今になって(笑)。深夜みたいな暗さの感じの共鳴でしたね。○「丁寧な暮らし」「ジョークのきいた話もする」新たに発見した一面――逆に「こんな素敵な一面があったんだ」と驚くようなところはありましたか?上白石:びっくりしたのが、現場でみんなお弁当食べている時に、端っこで野菜をムシャムシャ食べてて……。松村:(笑)上白石:「それ、持ってきたんですか?」と聞いたら、朝起きて準備して「野菜が足りないな」と思ってお弁当箱に入れて持って来ていたそうで。あと、いつも水筒を持ってるんですよ。「ちゃんと生活してる人なんだ!」と思って、すごく尊敬しました。松村:そうですね、うん。丁寧でしたね。上白石:丁寧な暮らしが垣間見えました。私も水筒を持とうと思って、静かに真似しました。松村:寒かったですからね。温かいよもぎ茶を入れて……。上白石:よもぎ茶だったんだ…… ! レベル高っ! 素晴らしい。忙しいと犠牲になりがちなんですけど、そこを守ってる人なんだと、より尊敬が増した瞬間でした。松村:レタス類とサラダホウレンソウをよく持ってきていました。血液検査すると、鉄分が少ないんで。よもぎ茶も造血作用があって。上白石:血が基本的に足りてない?松村:血液検査したら、担当の方が「なんだこの数値!」とびっくりしてたので……。あと、山添くんを演じるために体重を落としていたので、それもあって野菜多めの食生活でした。おいしいお弁当を用意してもらえると、色々食べちゃうので。上白石:すごいと思います。プロです。――松村さんから見た上白石さんの新たな一面はどうでしたか?松村:逆にね? 実は『カムカム』の頃はそんなに長い期間一緒にいたわけでもなく、「できた方」「本当に素晴らしい方です」みたいな感じだったんですけど、けっこう……。上白石:なんだ!?松村:ジョークのきいた話もするし。上白石:つまんないやつだと思われてた!?松村:ふざけたことを言ったら引かれるかなと思ったら、むしろジョークの方が多かったりとか。ちょっとダークでウィットに富んだ会話なんかも出てきて。上白石:「やるじゃん」って?(笑)松村:初めて「人だ」と思いました。それまでは「女優さん」な感じだったんです。でも、上品でセンスのいいお笑いの方だなと思って面白くて。大笑いするようなジョークじゃないんですけど、ずっとくすくす笑えるような感じが面白かった。それがあって会話が増えた記憶もあります。会話の仕方がわかったというか。上白石:松村さんの話がよく練られているんです。1回練って練り尽くして、ラジオで話した話をもう1回してくれてるみたいな。悔しくて! 面白いから。松村:ありましたね(笑)。そう、いくつかラジオから降ろして会話をしてみたりしつつ……。上白石:あれは、(反応を見る)オーディションだったってことですよね(笑)――作中の2人は問題を抱えながらも、周りの人に見守られている部分があります。「こんな優しい世界であったら」と思わせられる作品ですが、お二人はどのように感じましたか?上白石:こうであってほしいですよね。松村:そうですね、すごく難しいけど。できる限り多くの人があたたかいと思うような社会であったらいいなという気もしました。上白石:2人も、外の人には失礼な態度をとってたりしていて。特に藤沢さんは人をいっぱい傷つけてきたし、ここに描かれてないだけで、優しい人たちも誰かを意図なく攻撃してるかもしれない。でも優しくなれる瞬間があったり、優しくなれる相手がいたりするのはいいことだなと思います。いつも優しくいるのは無理かもしれないけど、そういう時間が1日の中に何回でもあれば素敵だなと。誰一人傷つけず生きることは無理なので。――2人も最初は傷つけることもあったというか、山添くんが「PMSとパニック障害は違う」ということを言って、藤沢さんが「PMSの方が下ですよね」と返すシーンも印象的でした。2人:あ~。上白石:そういう部分は誰しもあるし、そうなっちゃう気持ちはわかりますもんね。松村:一瞬引っ込ませかけて言う感じが、自分で試写を見ても「いやなやつだなあ」と思いました(笑)。山添くんも最初はそんなことを言う人間だったわけですし、たくさんの人を困らせて苦しんできた。実はすごくたくさんの人が苦しんでるし、そこで涙を流してる人もいると思うと、この物語があたたかく捉えられる社会であってほしい、そんな街があってほしいと思うような作品だったと思います。上白石:傷つけてしまった人にも、「どうか優しい相手がいてほしい!」と思っちゃいます。松村:どこかで、プラマイになってますように。■松村北斗1995年6月18日生まれ、静岡県出身。SixTONESとして2020年1月CDデビュー。俳優として映画、ドラマなどでも幅広く活躍。主な出演作に、映画『坂道のアポロン』(18年)、『ホリック xxxHOLiC』(22年)、『すずめの戸締まり』(22年 ※声の出演)、『キリエのうた』(23年)、ドラマ『パーフェクトワールド』(19年)、『一億円のさようなら』(20年)、『レッドアイズ 監視捜査班』(21年)、連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(21-22年)、『ノッキンオン・ロックドドア』(23/EX)などがある。ヘアメイク:福田純子(Nestation)、スタイリスト: Shohei Kashima(W)■上白石萌音1998年1月27日生まれ、鹿児島県出身。2011年第7回「東宝シンデレラ」オーディションで審査員特別賞を受賞し、同年にNHK大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』でデビュー。14年、映画『舞妓はレディ』で主演に抜擢され、日本アカデミー賞新人俳優賞などを受賞。主な出演作に、映画『ちはやふる上の句/下の句/結び』(16年、18年)、『溺れるナイフ』(16年)、『君の名は。』(16年)、『羊と鋼の森』(18年)、ドラマ『ホクサイと飯さえあれば』(17年)、『恋はつづくよどこまでも』(20年)、『オー! マイ・ボス! 恋は別冊で』(21年)、大河ドラマ『青天を衝け』(21年)、連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(21-22年)、舞台『千と千尋の神隠し』(22年~)、『ダデイ・ロング・レッグズ』(22年)などがある。ヘアメイク:山田佳苗、スタイリスト:嶋岡隆・北村梓(Office Shimarl)(C)瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会
2024年02月19日繊細な役柄から天真爛漫な役までもこなす、俳優の上白石萌歌(かみしらいし・もか)さん。演技力はもちろん、高い歌唱力も持ち合わせているとあり、ドラマや映画など数多くの作品に携わっている俳優として知られています。上白石萌歌の『幼少期ショット』に絶賛の声2024年2月17日、上白石さんはInstagramを更新。ドキュメンタリーバラエティ番組『アナザースカイ』(日本テレビ系)に出演することを明かしました。国内外問わず、想い出深い場所を訪れるゲストに密着する、同番組。上白石さんは、小学校の頃に3年間、家族と暮らしたことがあるメキシコを訪問するそうです。15年ぶりの『里帰り』に、「あらゆる場所に想い出が踊っていて、幼き日の自分に会えた気がした」と、幼い頃の写真を公開しました。「国宝級のかわいさ」「尊い」など絶賛の声が上がる、上白石さんの幼少期の写真をご覧ください。 この投稿をInstagramで見る 上白石 萌歌(@moka____k)がシェアした投稿 カメラの前で優しくほほ笑む、幼い頃の上白石さん。同年1月10日に投稿された現在の上白石さんと比べても、面影がバッチリと残っていることが見て取れます! この投稿をInstagramで見る 上白石 萌歌(@moka____k)がシェアした投稿 昔から容姿が整っていたことが分かる写真には、さまざまなコメントが集まりました。・面影がありまくり!素敵ですね。・全然変わっていない!そのまま大きくなったんだね…。・最強で最高。メキシコに3年間も住んでいたなんて、知りませんでした!上白石さんが出演するのは、同年2月24日の放送。気になる人は、『アナザースカイ』を視聴してはいかがですか。[文・構成/grape編集部]
2024年02月18日松村北斗(SixTONES)と上白石萌音がW主演した映画『夜明けのすべて』より、撮影現場の裏側を切り取ったメイキング写真が公開された。瀬尾まいこの同名小説を映画化した本作は、月に一度のPMSで自らの感情をコントロールできなくなる藤沢さんと、パニック障害を抱える山添くんという、職場の同僚として過ごす中で互いの“生きづらさ”を知ったふたりが支え合っていく日常の物語。原作の印象を変えずに映像化するため、監督・三宅唱と共同脚本の和田清人は、「これは働くことについての映画であり、現実に生きづらさを抱える人たちがユーモアや人とのつながりによってそれを乗り越えていく物語になる」という2つの柱を軸に脚本を開発。そして三宅監督は、松村さんと上白石さんに直接会い、小説が持つ魅力や相違点について話し合い、2人の意見も取り入れながら、脚本を完成させた。上白石さんは「三宅監督や松村さんとはいつもいろんな話をしていました。映画とは関係ない話をしてゲラゲラ笑いあったかと思えば、これから演じるシーンについて新しいアイディアが生まれたり。会話から生まれたものがたくさんある現場でした」と撮影をふり返っており、友達でも恋人でもない同志のような関係を紡ぐ山添くんと藤沢さんのやりとりについて、「このやりとりだと恋愛的な要素が出てきてしまうのでは」と率直な疑問をぶつける松村さんとそれに答える監督の姿もあったそうで、演技をめぐる会話を含めた全ての会話を大切にし、チーム全体が心を開いて臨めた現場があったからこそ、本作を特徴づける特別な関係性を描くことができた。さらに、山添くんと藤沢さんのこれから歩む道筋が見えてくる大事な局面となるシーンが撮影されたクランクアップの日のエピソードも公開。クランクイン前には「その日その日の俳優の状態や天気にも臨機応変に対応できる、ある種の懐の深さをもって臨みたいと思っていました」と語っていた三宅監督だが、その日は一度差し込んだ太陽の光をもう一度捉えようと撮影隊が待つことに。松村さんが呪文のようなものを唱えながら晴れを祈り始めると、一同がわっと盛り上がる場面が。「本当に奇跡のような美しい光が差し込んできました。山添くんが持っている何かが作用したんでしょうね」と監督がふり返るほどの素晴らしい仕上がりとなり、「自転車のシーン、山添くんにとっての変化の象徴で、美しすぎて理由もなく涙がボロボロ出た」と最も印象的なシーンとして挙げる観客も。メイキング写真では、クランクアップ時の様子や職場でくつろぎながら話す2人、ベランダから指ハートを送る上白石さんや、撮影の合間に笑顔でリラックスする松村さんの姿などが収められている。そして本日より、副音声コメンタリー上映が全国の上映劇場で実施されることが決定。映画本編に合わせて、松村さん、上白石さん、三宅監督による撮影時の裏話をはじめ、ここでしか聞くことができないエピソードに注目だ。『夜明けのすべて』は公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:夜明けのすべて 2024年2月9日より全国にて公開©瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会
2024年02月16日SixTONESの松村北斗と女優の上白石萌音がW主演を務める、映画『夜明けのすべて』(公開中)の公開4日間の興行成績が、明らかになった。9日に全国222スクリーンで公開初日を迎えた同作。11日までの週末3日間で観客動員10万人(106,249人)、興行収入1億5,000万円(1億5,242万6,180円)を突破。12日までの公開4日間総累計では、観客動員13万人(13万835人)、興行収入1億8,000万円(1億8,620万6,120円)を記録し、ヒットスタートとなった。また、22日には「第7回ベルリン国際映画祭」の正式招待を記念して行われる「一夜限りの特別限定ダイジェスト付き上映」にて、映画祭に参加する松村や上白石、三宅唱監督の様子を収めた映像付きの上映会が行われる予定となっている。【編集部MEMO】映画『夜明けのすべて』は、瀬尾まいこ氏による同名小説の実写化作。月に一度、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢美紗(上白石)と、パニック障害を患い、様々なことをあきらめて、生きがいも気力も失っている山添が、職場の人たちの理解に支えられながら、友達でも恋人でもないけれど、どこか同志のような特別な気持ちが芽生えていく姿を描いている。NHK 連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で夫婦役を演じた松村北斗と上白石萌音が、映画初共演でW主演を務める。(C)瀬尾まいこ/2024『夜明けのすべて』製作委員会
2024年02月14日松村北斗(SixTONES)と上白石萌音が共演した、瀬尾まいこ原作映画『夜明けのすべて』が、4日間で動員数13万人、興行収入1億8620万円を突破したことが分かった。2月9日より全国222スクリーンで公開を迎えた本作。2月の第2週のFilmarks初日満足度ランキングで1位、Yahoo映画で☆4.5を獲得(2/13時点)。TOHOシネマズのアンケート調査(2/13AM8時時点)では90%以上の人が「非常に良かった」「良かった」を選択し、84%の人が本作を勧めたいと回答する高評価を得ている。また、SNSでの「今年もしくは生涯ベスト級。この映画で救われる人は多いはず」「優しくて暖かくて、寄り添ってくれる素敵な映画」「自然と涙が溢れた。今を生きる多くの人の胸に響く作品だと思う」といった口コミの公開も相まってか、各劇場では満席の回もあり、鑑賞層も幅広い世代にまで広がっているようだ。すでに、「第74回ベルリン国際映画祭」フォーラム部門に正式招待作品され、台湾・韓国・香港での上映も決定し、世界中からも注目を集めている本作。今月22日(木)には、ベルリン国際映画祭の正式招待を記念して行われる<一夜限りの特別限定ダイジェスト付き上映>として、同映画祭に参加する松村さんや上白石さん、監督・三宅唱の様子を映像に収め、劇場でしか観ることのできない映像付きの上映会が開催予定となっている。『夜明けのすべて』は公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:夜明けのすべて 2024年2月9日より全国にて公開©瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会
2024年02月13日女優の上白石萌音が、10日に都内で行われた映画『夜明けのすべて』(公開中)の公開記念舞台挨拶に松村北斗、光石研、りょう、三宅唱監督とともに登壇した。同作は瀬尾まいこ氏による同名小説の実写化作。月に1度、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢美紗(上白石)と、パニック障害を患い、様々なことをあきらめて、生きがいも気力も失っている山添が、職場の人たちの理解に支えられながら、友達でも恋人でもないけれど、どこか同志のような特別な気持ちが芽生えていく姿を描いている。○■松村北斗、光石研の返しに爆笑「上手なことをおっしゃる(笑)」撮影を振り返った光石は「お二人(松村と上白石)が醸し出す空気が、現場の空気を作るような感じだったもんですから、邪魔しちゃいけないと思って。おとなしくおとなしくしてなるべく目立たないようにしていました」と話す。しかし、実際の撮影現場での姿は違ったようで、松村から「何をおっしゃいますか! お昼時間はもう話を回していたじゃないですか!」とツッコまれてしまう。上白石からも「栗田化学のみんなはプラネタリウムで使うように小さいライトを持っているんです。休憩中の光石さんが『よ~い』の声がかかったときに私の顔にライトをバンッて(当ててきて)……そういうことをしてケラケラ笑って『おかしいおかしい』といいながら(笑)」と“いたずら”を暴露されてしまい、光石はタジタジに。壇上で深々と頭を下げ、笑いを誘った。このエピソードを聞いた松村は「今のは2歳児とのエピソードではなく?(笑) 光石さんとのエピソードで間違いない?」と上白石に問いかける。これに光石が「62歳児です……」と返すと、「上手なことをおっしゃる(笑)」と笑いをこらえられずにいた。
2024年02月10日