松雪泰子主演、『勝手にふるえてろ』の大九明子監督による映画『甘いお酒でうがい』が、いよいよ9月25日(金)より公開。この度、本作で松雪さん演じる主人公・川嶋佳子の生活に大きな影響をもたらす“岡本くん”を演じる清水尋也のメイキングショットと本作について語るインタビューが到着した。1999年6月9日生まれ、現在21歳の清水尋也。中島哲也監督の映画『渇き。』にオーディションで選ばれ、壮絶なイジメに遭うボク役を好演して注目を集める。『ソロモンの偽証 前編・事件/後編・裁判』『ちはやふる 上の句・下の句/結び』『3D彼女 リアルガール』、坂元裕二脚本のドラマ「anone」などに出演して知名度を上げ、2019年、映画『貞子』『パラレルワールド・ラブストーリー』『ホットギミック ガールミーツボーイ』に出演し、第11回TAMA映画賞・最優秀新進男優賞を受賞。今年6月にはファースト写真「FLOATING」も発売された。また、本作『甘いお酒でうがい』に加え、『青くて痛くて脆い』(公開中)、『妖怪人間ベラ』(公開中)と直近だけで3作品の公開映画があり、さらに人気漫画を実写映画化した『東京リベンジャーズ』(2021年公開予定)への出演も発表されるなど、いま大注目を集める若手俳優だ。お笑い芸人のシソンヌじろうがネタで演じていたキャラクター・川嶋佳子を主人公にした本作では、佳子と出会ったことで彼女の生活に大きな変化をもたらす、ふた回り年下の岡本くんを演じる。――年上の女性の魅力、憧れる部分はありますか?清水:落ち着きや自分の知らない知識を聞けること。撮影現場でも録音、照明、カメラマン、製作、演出など様々な部署の一人一人が別の角度から現場を見ているから、景色が違い、考え方も違う。俳優部の自分が見えていないものや自分の知らない知識を持っている人の話を聞くことが好きです。恋愛に限らず、友人でも自分より長く生きている人の方が、多くの物事を自分の目で見ているので、自分の持っていない知識を持った年上の人には魅力を感じます。――人生の中で心奪われることはありますか?清水:人生で一度、中学生の時にすれ違った人に一目惚れしたことがあります。洋服が好きで、ビビッと来たものは何が何でもその日のうちに買います。音楽が好きで、瞬発的に好きになる曲と、曲を何回も聴いて、構造や歌詞などの奥深い部分を理解し好きになることがあります。――実際の自分と、演じた岡本くんは似ていますか?清水:岡本くんと自分を全体的に評価すると似ていません。ただ、恋愛、家族、友人の中で人として好きだなと感情を抱くのは、何かをひたむきに楽しんでいる、その人が好きなものと触れ合っている瞬間を見た時で、劇中の岡本くんも佳子さんがワインを飲んでいる姿が好きなので、その感覚は理解し共感できます。――役者を目指したきっかけは?清水:4つ上の兄が役者で、兄が主演の映画の初号試写を母と観に行った時、当時のマネージャーに「弟君もやらないか」と言われたことです。はじめは興味がなくて何度か断ったのですが、レッスンに行く機会があり、それが思いのほか楽しかったのでやることにしました。――今後の俳優像、目指しているものは?清水:俳優にこだわっているわけではなく、直面している作品をいかにいいものにするかに全力を注ぎたいです。それを積み重ねていけば、どういう結果でも後悔はしないと思います。ゴールを決めるとプロセスも決まってしまうし、レールに敷かれるのが嫌いだから、自分の道は自分で選びたいです。また、新型コロナウィルスの影響で一度、公開延期となっていた本作。公開日が無事に決まったことについて「楽しみな気持ちとホッとした気持ちで胸が一杯です。劇場での鑑賞には、まだ不安な気持ちが残る方もいらっしゃるかと思いますが、充分な予防対策の上、出来るだけ多くの方に足を運んで頂ければ嬉しい」とコメント。「撮影からは約1年半が経過し、スタッフ、キャストの皆さんと共に奮闘した日々が懐かしいです。それぞれが持てる力を最大限発揮し、良い作品を作りたいという想いの元に完成した映画『甘いお酒でうがい』です。どこか常に緊張しているような、ふと気疲れしそうになってしまう毎日ではありますが、この映画を通して少しでも安らぎをお届け出来れば嬉しいです」と、アピールした。受け答えから落ち着いた印象を感じ、俳優だけでなく自分のできることには挑戦していきたいという野心も見せる清水さん。これからの活躍にも注目だ。『甘いお酒でうがい』は9月25日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、テアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:甘いお酒でうがい 2020年9月25日よりヒューマントラストシネマ渋谷、テアトル新宿ほか全国にて公開©2019 吉本興業
2020年09月18日織田裕二、中島裕翔らの出演による「SUITS/スーツ2」の10話が9月14日放送。織田さん演じる甲斐と中島さん演じる大輔の“ボストン休暇”でみせた私服姿と、大輔の“2度のキス”からの“衝撃ラスト”にネットがざわめいている。織田さんが傲慢な敏腕弁護士・甲斐正午に、中島さんが驚異の記憶力を持つニセ弁護士・鈴木大輔に、鈴木保奈美が甲斐と大輔が所属する「幸村・上杉法律事務所」共同代表の幸村チカに、吉田鋼太郎がチカから事務所の代表の座を奪った上杉一志に、新木優子がパラリーガルの聖澤真琴に、小手伸也が甲斐のライバル弁護士の蟹江貢にそれぞれ扮する本作。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。上杉がチカから「幸村・上杉法律事務所」のトップの座を奪い、上杉は甲斐に「これからは仲間として共に頑張ろう」と言いつつも、甲斐のオフィスを下の階に変更、蟹江を利用して甲斐をファームから追放しようと画策、蟹江は大輔や玉井に甲斐の仕事を手伝わないよう指示する。一方、大輔は祖母の死を甲斐や玉井には知らせず仕事を続ける。あくる日結衣の葬儀が行われ、大輔を心配していた真琴は何も準備できずにいた彼を説得し連れ出す。葬儀には大輔の幼なじみで元恋人の怜(吉谷彩子)も出席する…というのが今回のストーリー。祖母の死を悲しみボストンで休みを過ごす大輔のもとに甲斐が現れ、2人は“無礼講”で酒を酌み交わす…普段とは違う私服姿の甲斐と大輔に「今回はスーツ姿ではないシーン多し…それもよい」「SUITSを脱いだ2人もステキ~」「鈴木先生の白Tシャツ姿、肩ががっしりしててかっこいい」といった声が上がる。一方、葬儀のあと自宅で思い出話をしているうちに見つめ合い、キスする大輔と怜だが、そこで怜が結婚していることを知らされた大輔は、いったん怜を部屋から追い出す。その後別れたはずの真琴にキス、さらにラストでは怜と“不倫”…そしてその姿を真琴に見られるという修羅場に。そんな大輔に当初は「裕翔くんが演じるキスシーンはいつも美しい…」といった声を上げていたタイムラインも「鈴木先生流れに任せてキスしすぎじゃなーい?」「大輔、目を覚ませ!」などの声が多数上がっている。(笠緒)
2020年09月14日もうすぐ開幕される「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2020」(SSFF & ASIA2020)にて、別所哲也、河瀬直美、「King Gnu」常田大希が参加するオンライントークイベントが配信されることが決定した。今回のイベントは、ソニー株式会社と、ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社が、共同で新しい映像文化や潮流を次世代クリエイターと一緒に探求する「Creators’ Junction partnered with XperiaTM(クリエイターズ ジャンクション パートナー ウィズ エクスペリア)」のオンライントークイベント。モデレーターに映画祭代表の別所さん、河瀬監督がゲスト出演。さらに、スペシャルゲストとして「King Gnu」常田さんが参加する。トークでは、コロナ禍におけるエンタテインメント・映像業界の変化や、ニューノーマル時代の映像クリエイティブの在り方、スマートフォンでの映画製作の可能性などについて、三者の目線から可能性を探る。また、先月からスタートした2021年度の「オフィシャルコンペティション supported by Sony」および「スマートフォン 映画作品部門 supported by Sony」などの作品応募に向けて、これからの映像製作のヒントにも迫っていく。「Creators’ Junction partnered with XperiaTM」は9月28日(月)20時スタート予定「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2020」は9月16日(水)~27日(日)開催。(cinemacafe.net)
2020年09月10日米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」(SSFF & ASIA)の代表を務める俳優・別所哲也が、8月28日、東京都庁にて小池百合子都知事を表敬訪問した。「(ニュー)ボーダレス」~変化を力に変えていこう~をテーマに掲げる今年の映画祭は、9月16日(水)より開催。本映画祭について都知事は「今年は、withコロナの中で、新しい日常との両立に合わせて、客席を減らしたりセレモニーのライブ配信をしたりと、まさしく新しい日常の一つのパターンを表しているかと思います。そして、各会場には新型コロナの感染予防対策をしっかりおこない、安心・安全な運営をして頂くことを期待しております」と語った。映画祭と東京都が共同で行っている映画製作プロジェクトが今年で3回目を迎える。本年の作品には、主演に森崎ウィン、シンガポール・中国で活躍するジネット・アウを迎え『This is Tokyo』を製作。作品に対して都知事は「森崎ウィンさんはミャンマー出身でいらっしゃいますよね。女優さんもシンガポール出身とのことで、アジアの魅力がそっくりそのまま映画の中に表現されていると思います」とコメント。本編は公式サイトにて公開されている。一方、東京の魅力を国内外に発信するショートフィルムを全世界から募集する「Cinematic Tokyo」部門では、全世界から今年は236本の応募があり、その中から優秀賞作品として、オーストラリアの監督が手掛けた『グッピー』が選ばれた。別所さんは「東京を訪れている若い外国人カップルが、ある出来事をきっかけにお互いを見つめなおす、というシンプルなストーリーの背景に、映画的な東京の街、主人公の繊細な感情が最もうまく表現されていました」と称賛した。この『グッピー』は、9月27日に行われるアワードセレモニーにて都知事賞が授与される。今回の表敬訪問後、別所さんは「今年はコロナ禍で、海外チームと連絡が取れなくなるなど、様々な試練がありましたが、どうやったら皆様に映画を届けられるのか、世界とどう繋がれるのかを何度も協議し、今回の映画祭実施に至りました。オンライン開催も実施しますので、より多くの方々に楽しんで頂ければと思います」とメッセージを寄せた。●『This is Tokyo』(監督:鈴木勉)2019年秋、ラグビーワールドカップ開催で、街に活気があふれる東京。シンガポールの企業との提携を進めるチームに抜擢された健人は、来日したクァン社長をアテンドする仕事を任されるが、彼女の冷たい態度に困惑する。2人で東京を観光するうちに、互いの心に小さな変化が生まれ──。▽予告編●『グッピー』(監督:Charles Richardson)外国の地、東京で若いカップルの片方が最終電車に乗りそびれ、2人はバラバラになってしまう。コミュニケーションだけが2人を引き戻せる唯一の手段だったが、携帯電話の充電と共に緊張の糸も切れてしまった2人。彼らの関係はどうなるのか…。「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2020」は9月16日(水)~27日(日)オンライン会場および東京計4会場にて開催予定。『This is Tokyo』『グッピー』は映画祭のオンライン会場にて無料先行配信。(cinemacafe.net)
2020年08月28日俳優の別所哲也が28日、映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略称:SSFF & ASIA)2020」の代表として東京都知事の表敬訪問を行った。同映画祭は米国アカデミー賞公認、日本発・アジア最大級の国際短編映画祭で、9月16日~27日までの開催が決定している。もともとは6月開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の状況で延期することに。オンライン開催を拡大するとともに、「客席数も減らしまして、感染症対策もしっかりして、リアルな上映会も試行錯誤で行なっていきたい」(別所)と語る。東京都知事・小池百合子は「長い間世界への発信を映像を通じてアートという形でお伝えいただいていること、大変嬉しく思います」と称える。「新型コロナウイルス禍にあって、ウィズコロナの認識のもとで、新しい日常との両立ということになろうかと思います。会場では感染防止宣言も行い、安心安全な運営に期待をしているところです。大変楽しみにしております」と期待を寄せた。同映画祭では、シネマスポーツプロジェクト 特別製作作品として森崎ウィン主演の映画『This is Tokyo』も上映されるが、小池都知事は「森崎ウィンさん。ミャンマー出身で、小学校4年の時に日本に来られた。そしてシンガポールの女優さん(ジネット・アウ)が出られる。アジアそっくりそのものがつまってる感じで、楽しみであります」と語る。都知事により、東京の魅力を伝える「Cinematic Tokyo部門」の優秀賞・東京都知事賞としてオーストラリアのCharles Richardson監督の作品『グッピー』も発表され、最後に2人は握手代わりのグータッチで締めくくった。改めて取材に応じた別所は、「中止をしたりひるむのではなく、できることを工夫をして世界発信する。祭りの意味をもう1回考える。人間には祭りが必要だと常々言っております。カンヌやベルリンも試行錯誤しているし、僕らも世界に示すことが1つの勇気につながると信じて開催をしていきたいと思います」と宣言。「9月になってどのような状況かによって考えるところなんですが、関東圏以外の監督、審査員のみなさん、どこまでお招きするかは東京の状況に合わせて様々なプランを用意してお迎えしようと思っています」と明かした。
2020年08月28日8月26日(水)から31日(月)までの計6日間、『中島みゆき コンサート 劇場版 フェスティバルホール特別上映会』が開催される。「中島みゆき コンサート 劇場版 フェスティバルホール特別上映会」チケット情報大阪・フェスティバルホールで予定されていた『中島みゆき 2020 ラスト・ツアー「結果オーライ」』は残念ながらコロナ禍で中止となったが、感染症拡大防止に関する万全の対策を講じた上で、過去に上映された“感動のコンサート”3作品が同会場で特別上映される。8月26日(水)・27日(木)は「中島みゆきLIVE 歌旅劇場版」。全国17か所で開催され、10万人を動員した「中島みゆきコンサートツアー2007」の模様を収録した「歌旅 中島みゆきコンサートツアー2007」を再編集し、映画館での上映のために新たに製作された劇場版。『地上の星』『ファイト!』『糸』『宙船(そらふね)』などのヒット曲を網羅している。8月28日(金)・29日(土)は「中島みゆき『縁会2012~3 劇場版』」。全国13会場で行われたコンサートツアー「縁会 2012~3」を映像化。ミリオンヒット曲『空と君のあいだに』をはじめ、『地上の星』『ヘッドライト・テールライト』『時代』といったおなじみの楽曲や、27年ぶりにコンサートで披露された『世情』など20曲が収録されている。8月30日(日)・31日(月)は「中島みゆきConcert『一会』2015~2016 劇場版」。東京・大阪で計15公演行われた「中島みゆきConcert『一会』2015~2016」の模様を収録。ミリオンヒットを記録した『旅人のうた』『浅い眠り』、NHK連続テレビ小説「マッサン」主題歌として広く知られる中島の新たな代表曲『麦の唄』など、新旧織り交ぜた20曲を圧巻の歌声で披露したコンサートの模様が収録されている。時代・世代を超えて愛される“不朽の名曲”の数々を、贅沢な空間でお楽しみください。チケットは発売中。
2020年08月19日2020年8月10日、俳優の渡哲也さんが肺炎で亡くなりました。78歳でした。俳優の渡哲也が逝去10日に肺炎でネットで「涙が止まらない」の声芸能界からは、渡さんを悼む声が次々とあがっています。渡さんと親交の深かった、女優の吉永小百合さんもその1人です。吉永小百合「泳いで恒彦さんのところに行ってしまったのでしょうか」渡さんと映画『愛と死の記録』で初共演して以降、宝酒造株式会社『松竹梅』のCMなど、数々の作品で共演をしてきた吉永さん。長年渡さんを先輩として慕い、突然の訃報に驚きを隠せなかったそうです。同月14日、吉永さんはさびしい胸の内を、こう明かしました。この日、本紙など報道各社に寄せた直筆の追悼コメントには「夏の海が大好きだった渡さんは、泳いで泳いで(実弟で俳優の渡瀬)恒彦さんのところに行ってしまったのでしょうか」と寂しさを隠せず。渡さんが天国に旅立ったことがいまだに信じられない様子で、「大きな病気を何度も乗り越えてこられたのに残念です」と無念の思いをつづった。サンケイスポーツーより引用俳優の渡瀬恒彦さんは、渡さんの実弟で2017年に亡くなりました。吉永さんは、渡さんが大好きな夏の海を泳いで天国の弟のもとへ行ったのではないかと感じたようです。長年、渡さんの背中を見てきた吉永さんだからこそ感じた最後の思い。きっと海を渡り、天国で恒彦さんと再会できたことでしょう。渡さんのご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2020年08月18日8月10日に俳優・渡哲也さんは東京都内の病院で肺炎により逝去した。享年78。この数年、渡さんは肺気腫のために苦しんでいた。本誌が渡さんの闘病生活を目撃したのは、昨年4月、東京都内にある病院の前。酸素ボンベの入ったバッグを右手に持ち、バッグからは鼻まで酸素を送るためのチューブがのびていた。通院に付き添い、車の乗り降りを介助していたのは、愛妻・俊子さん(77)だった。ベテランの映画関係者は言う。「俊子さんは大手鉄鋼会社の役員の令嬢で、青山学院大学では渡さんの1年後輩。渡さんの一目ぼれだったそうです。しかし結婚にこぎつけるまでは何年もかかりました。当時の渡さんには大勢の女性ファンがいたため、なかなか公表することができなかったのです。ハワイで2人きりの結婚式を挙げたのは’71年3月、渡さんが29歳のときです」渡さんと俊子さんの結婚生活は49年と5カ月。しかしその間に、渡さんは幾度も病魔に襲われた。48年前の’72年7月には、京都でテレビドラマ撮影中に高熱を出して病院に運ばれた。「その後、俊子さんの伯父が院長を務めていた東京都内の病院に転院します。当時の俊子さんは妊娠中でしたが、病院食が苦手な渡さんのために、自宅で食事を作っては、運んでいたのです。肉体的・精神的負担が大きかったためか、俊子さんは何度も流産の危機に襲われました」(前出・映画関係者)’74年に放映されたNHK大河ドラマ『勝海舟』では主演だった渡さんだが、肋膜炎のため途中で降板。さらに’91年には、直腸がんに襲われる。その大手術後、渡さんは妻・俊子さんへの感謝の気持ちを雑誌のインタビューで語っている。《女房にも助けられました。(6月)二十日に手術して二十八日抜糸があったんですが、直腸をとっていますから猛烈に痛むのです。看護というのは患者と一緒に痛がっていたら絶対にできないんですね。私が痛がっていることは当然わかっている。その上で、一つ次元の高いところで、ある意味では冷静に患者を見なければいけない》(『文藝春秋』’92年2月号)実は俊子さんは、渡さんの入院中に看護法を看護師から直接指導してもらっていたという。’15年に渡さんは、急性心筋梗塞のため緊急手術を受けたが、俳優復帰のためにリハビリのフォローをしたのも俊子さんだった。当時、夫妻の知人は、その奮闘ぶりについてこう語っていた。「渡さんの退院前から、俊子さんは自宅にリハビリ用のマシンを運び入れていました。室内ランニングやウオーキング用のトレッドミルなどです。マシンを使用する運動のほかにも、階段の上り下りもリハビリになりますが、俊子さんはいつも付き添っているのです。もともと食事にうるさい渡さんですが、いまは減塩食になっており、味つけの工夫も大変です。しかし、かつて石原裕次郎さんが解離性大動脈瘤の手術後に、奥さんのまき子さんが作った減塩食の写真付きレシピがあるそうで、俊子さんもそれを参考にしているようです」渡さんと俊子さんのかつての姿について、石原プロモーションで常務取締役を務めていた仲川幸夫氏はこう語る。「渡さんの自宅には松田優作さんや地井武男さんたちも遊びに行っていましたが、もてなしてくれるのは俊子さん。彼女はとっても料理が上手なので。俊子さんは聡明な女性で、渡さんは何でも彼女に相談していました。芸能界以外の人脈も広くて、そこから得た情報を、渡さんに伝え、彼も仕事の参考にしていたようです。ただ俊子さんは、“表”に出ることは一切ありませんでした。渡さんが石原プロの社長を務めていたときも、もちろんプロダクションの経営に口をはさむこともしなかった。渡さんの長年の介護は本当に大変だったと思いますよ。できればお会いしてお悔やみも申し上げたいです……」この数年、石原裕次郎さんも食べたという俊子さん手作りの減塩料理を口にしながらも、渡さんの頭から離れなかった課題が、“石原プロの幕引き”だったという。実は昨年4月、本誌は石原プロの関係者のこんな証言を報じていた。「渡哲也さんが、ついに俳優引退と石原プロモーションの幕引きを決断したのです」当時、渡さん本人に決断の理由などについて取材を試みた。すると渡さんは目をつぶり、数秒間真剣な表情で黙考した後、付き添っていた運転手に、「事務所に連絡するように伝えなさい」と、静かに言い残して、自宅へと戻っていったのだった。だが石原プロの元幹部は次のように語っていた。「石原プロを“自分の目が黒いうちにきれいに終わらせる”というのは、渡さんにとって長年の悲願でもありました。ほかの(勝プロや三船プロのような)“スタープロダクション”のような終わり方にはしたくないということです。渡さんとしては倒産とか分裂とかで、石原裕次郎さんの名前を汚したくない。それが彼の美学なんです。’11年に健康上の理由で社長からは退きましたが、渡さんが決定したとなれば、ほかの社員たちも従います。幕引きを急いでいるのは、渡さんが自分の体調に自信を持てなくなっているからなのでしょうね」しかし俳優たちの移籍先を探す必要もあったからなのだろうか、石原プロが’21年1月をもって解散することが発表されたのは1年後の今年7月17日。“幕引き”を見届けたかのように渡さんが逝去したのは、それから3週間後のことだった。生前、渡さんは妻に「静かに送ってほしいから、自分が死んでも、葬儀などすべてが終わるまでは誰にも知らせないように」と、伝えていたという。その言葉どおり、お別れ会や偲ぶ会の予定もない。“幕引きは静かに”……、石原プロのみならず、自身の人生の終幕にも美学を貫いた渡哲也さん。その傍らにはいつも辛苦をともにし続けた妻・俊子さんがいた。「女性自身」2020年9月1日号 掲載
2020年08月18日俳優・渡哲也さんが8月10日に肺炎で死去した。78歳だった。訃報を受け、日活映画時代から50年以上も親交のある吉永小百合(75)が追悼メッセージを14日に発表した。「夏の海が大好きだった渡さんは、泳いで泳いで恒彦さんのところに行ってしまったのでしょうか。大きな病気を何度も乗り越えてこられたのに残念です。ご冥福を心からお祈りいたします」66年に映画『愛と死の記録』で初共演した2人。渡さんは印刷会社に務める原爆症の青年役で、吉永扮する楽器店で勤める娘との悲恋物語だ。当時若い2人の迫真の演技は、感動を巻き起こしたという。「当初は、吉永さんと“青春・純愛路線”を築いた浜田光夫さん(76)がキャスティングされていたといいます。ですが浜田さんは右眼を負傷し、降板。アクション専門だった渡さんが、代役に起用されました。原爆がテーマの本作は、当初『被爆者の描写が刺激的すぎる』とカットを命じられたそうです。ですが吉永さんと渡さんは、原爆の悲劇を自分のことのように受け止めていました。そのため、スタッフたちと撮影所前で座り込みの抗議をしたほどだったそうです」(映画関係者)その後も『白鳥』(66)や『青春の海』(67)、『嵐の勇者たち』(69)などで共演し、“日活黄金期”を支えた2人。互いにキャリアを積んでからは、『時雨の記』(98)で中年男女のプラトニックな恋愛を好演。だが、00年の『長崎ぶらぶら節』で共演したことが最後となった。いっぽう渡さんが長年出演した宝酒造「松竹梅」のCMには、10回も登場した吉永。19年末に公開されたCMでは、令和初のお正月を2人で飾った。各メディアによると、この撮影が2人にとって最後の現場になったという。「17年のCM撮影時、闘病中だった渡さんは『最後の1本は大ラブシーンをやりましょう』と吉永さんに呼びかけていました。98年の『時雨の記』では、吉永さんが渡さんを相手役に指名したといいます。歳を重ねても、日活時代で築いた“あうんの呼吸”があるのでしょう。吉永さんも渡さんの“最後のお願い”に、『老夫婦の恋愛作品を作りましょう』と応えていました」(制作関係者)叶わなかった最後の共演。だが残された2人の作品は、これからも愛され続けるだろう。
2020年08月15日渡哲也さんが肺炎のため亡くなったと8月14日に発表された。78歳だった。各メディアによると渡さんは10日、妻の俊子さんに見守られて息を引き取ったという。渡さんの俳優人生には、“闘病”がつきものだった。71年3月に結婚したものの、翌72年7月に葉間肋膜炎で3カ月療養。さらに73年には膠原病との診断を受け、74年2月には胸膜癒着症にかかった。そして91年には直腸がんが見つかった。がんは渡さんの父、そして師である石原裕次郎さん(享年52)の命を奪った病でもあった。「お父さんと裕次郎さんを亡くした経験から、渡さんは『がんは早期治療が肝心だ』と理解していました。病名を公表することでいっそう、がんと向き合いたいと考えていました」(芸能関係者)そんな渡さんを支えたのは、俊子さんだったという。「渡さんが仕事で穴をあけることになり、俊子さんは関係各所に頭を下げて回りました。また医師には『どんな形でもいいから生きてほしい』と頼み込んだといいます。そんな姿に、渡さんのお母さんは『あなたには苦労のかけっぱなしで……』と涙ながらに感謝したそうです」(前出・芸能関係者)97年にも早期の大腸がんが見つかった渡さん。15年6月には、心筋梗塞で緊急入院をしている。「渡さんが突然胸の苦しみと息苦しさを訴え、俊子さんはすぐに病院へ。俊子さんが素早く異常に気付いてくれた甲斐もあって手術は1時間30分ほどで済み、数日後には一般病棟へ移りました」(病院関係者)渡さんの窮地を救った俊子さんは、献身的に看護し続けた。「俊子さんは1カ月もの間、病室に泊まり込みで看病していました。退院前から自宅にリハビリ用のマシンを運び入れ、さらに退院後には食事を減塩食に切り替えました。その際には、裕次郎さんの奥さんであるまき子さんのレシピを参考にしていたそうです」(渡夫妻の知人)晩年には呼吸器疾患などのため、外出時に酸素吸入器を手放せなかった渡さん。結婚翌年から48年。病との戦いだった人生を支えたのは、俊子さんという“戦友”だった――。
2020年08月15日2020年8月10日、肺炎により逝去していたことが判明した、俳優の渡哲也さん。連続ドラマ『大都会』(日本テレビ系)や『西部警察』(テレビ朝日系)などで一世を風靡した俳優の死に、人々からは悲しみの声が広がっています。俳優の渡哲也が逝去10日に肺炎でネットで「涙が止まらない」の声同月14日、お笑いコンビ『ドランクドラゴン』の塚地武雅さんがTwitterを更新。テレビドラマ『おいしいごはん 鎌倉・春日井米店』(テレビ朝日系)にて、渡さんと共演した際のエピソードを明かしました。ドランク塚地が感じた、渡哲也の『プロ根性』ドラマの撮影中、主演である渡さんが、椅子を手刀で割るシーンがあったといいます。しかし、本番になると、渡さんは手刀ではなく、頭で椅子を割ったというのです!渡さんのサービス精神と勇ましさに感動した塚地さんは、「プロだ!僕もこうならなければいけない!」と、身の引き締まる思いだったといいます。渡哲也さん…おいしいごはん というドラマで師弟の役でご一緒させていただきました。椅子を手刀で割るというシーンで本番、いきなり頭で割る姿を見て驚きとサービス精神と漢気を感じ、プロだ!僕もこうならなきゃいけない!と思ったのを覚えています!— ドランクドラゴン塚地武雅 (@tsukajimuga) August 14, 2020 茶目っ気あるエピソードも明かす塚地さんは、ドラマの撮影をしていたある日、渡さんに「塚地くん、ちょっと!」と呼ばれたといいます。「僕のお芝居がよくなかったのか」と怒られる覚悟で向かうと、各国のミス・ユニバースが写る新聞を広げて、「塚地くんはどの子がタイプ?」と聞いてきたそうです。渡さんの意外な問いかけに、「茶目っ気のある面白い人」だと感じた塚地さん。「短い間でしたが、近くで色々見せていただいたことは勉強になることばかりで忘れません」と、渡さんへ追悼の言葉を贈りました。ある日、渡哲也さんに前室で「塚地君、ちょっと!」と呼ばれ、僕のお芝居が良くなかったのか…?怒られると思いながらむかうと新聞のミス・ユニバースの各国の代表の写真を見せて「塚地君はどの子がタイプ?」と。茶目っ気たっぷりの面白い方で。笑— ドランクドラゴン塚地武雅 (@tsukajimuga) August 14, 2020 塚地さんの投稿には、さまざまなコメントが寄せられています。・とてもお優しい人だったのですね…。・素敵なエピソード。渡さんの人柄がよく分かります。・すごくいい話。思わず泣いてしまいました。茶目っ気あふれる行動は、塚地さんを和ませようとした、渡さんなりの心遣いだったのかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2020年08月15日2020年8月14日、俳優の渡哲也さんが肺炎のため亡くなったことが発表されました。渡さんは、昭和時代を彩る数々の名作に出演。俳優の石原裕次郎さんが創立した石原プロモーションに所属し、ドラマ『西部警察』シリーズなどでも活躍しました。渡さんはテレビドラマで活躍する一方、多くのCMにも出演しています。裕次郎さんがCMキャラクターだった清酒『松竹梅』を引き継ぐ形で、渡さんがオファーを受けました。同年7月29日からは、2人が共演するCMが公開されており、多くの人が悲しみにくれながら動画に注目をしたようです。酒を飲みかわす渡さんと裕次郎さん。生前、2人が『松竹梅』のCMで共演することは叶いませんでした。裕次郎さんがCMキャラクターを務めて50年となる節目に、合成技術を使って夢の共演となったのです。動画を見た人たちからは悲しみの声が寄せられていました。・合成だと分かっていても、このCMで2人の姿を見ることができてよかった。・悲しいです。天国でもおいしいお酒を飲んでもらいたいです。・昭和の名俳優がまた1人亡くなってしまい、言葉がありません。きっと今頃、天国で裕次郎さんとゆっくりお酒を飲んでいるのかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2020年08月15日俳優の渡哲也(本名:渡瀬道彦)さんが10日、肺炎のため都内の病院で死去した。78歳だった。石原プロモーションは、公式ツイッターに文書を掲載し、「弊社 渡哲也(本名:渡瀬道彦)が長きにわたり病との闘いの末去る令和2年8月10日午後6時30分に肺炎のため享年79をもって都内の病院にて旅立ちました。ここに生前のご厚誼を深く感謝いたしますとともに、謹んでお知らせ申し上げます」と報告。「葬儀につきましては、静かに送ってほしいという故人の強い希望により本日、家族葬というかたちで執り行わせていただきました」と伝え、「誠に勝手ながらご香典、お供物、ご弔電、ご供花などの儀は故人の遺志により固くご辞退申し上げます」と記した。そして、「尚、お別れ会・偲ぶ会等の実施につきましては、故人の意向により執り行いません。何卒、故人の遺志をご理解いただけますようお願いいたします。皆様のお心の中にて故人への祈りを捧げていただけますことを心よりお願い申し上げます」と呼びかけた。
2020年08月14日2020年8月14日、俳優の渡哲也さんが逝去したことが分かりました。78歳でした。サンケイスポーツによると、同月10日に肺炎で逝去したとのこと。すでに近親者のみで密葬を行っています。複数の関係者によると、入院先の東京都内の病院で親族に看取られ、静かに息を引き取ったという。2015年6月に心筋梗塞の手術を受けて以降、入退院を繰り返し、ここ数年は呼吸器疾患などで自宅療養を続けていた。サンケイスポーツーより引用渡さんは、俳優・石原裕次郎さんが創立した石原プロモーションが制作した連続ドラマ『大都会』や『西部警察』シリーズなどに出演。渋い演技が好評を得て、数多くの作品で活躍しました。ご冥福をお祈りいたします。渡哲也さんについての記事はこちら[文・構成/grape編集部]
2020年08月14日歌手の中島美嘉(なかしま・みか)さんが、2020年7月27日にインスタグラムを更新。トレーニング中の写真を公開し、そのスタイルに驚きの声が上がっています。中島美嘉のスタイルに「細っ!」この日、中島美嘉さんはボクササイズを行ったようで、その際の写真をアップ。「できれば毎日行きたい」とコメントし、充実した時間を過ごしたようです。 View this post on Instagram A post shared by 中島美嘉 (@mikanakashima_official) on Jul 27, 2020 at 4:30am PDT黒いスポーツウェアを着用し、バランスボールに座るだけで絵になる中島美嘉さん。すらりと伸びた脚に注目するファンが多く、「美脚!」「スリムでうらやましい」といったコメントを寄せています。・相変わらずかっこいいなあ!美脚!・かっこよくて、素敵…。どうしたらそんなにスリムになれるの!?・脚が長い!テンションが上がりました。中島美嘉さんはデビュー時から変わらぬビジュアルでファンからの支持を集めています。今後の活躍にも注目ですね!中島美嘉が離婚したのは夫の『とある習慣』が原因?引退も考えた過去を明かす[文・構成/grape編集部]
2020年07月29日「SSFF & ASIA」代表の別所哲也、フィルムメイカー・俳優の斎藤工、「SSFF & ASIA」アンバサダーのLiLiCoが参加するオンライントークが、8月6日(木)に配信される。米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」(SSFF & ASIA)は、「ショートフィルムの日」を皮切りに、映画祭が延期となった秋までの間、未曾有のパンデミックにより大きく変化しようとしている映像制作や映画祭、映画配給・興行といった映画業界の各立場からゲストを迎え、現状と未来像を語るトークセッションシリーズをYouTubeチャンネルでオンライン配信中。そのシリーズ第5回目では、別所さんがホストを務め、LiLiCoさんと共に斎藤さんを迎え、ビヨンド・コロナ(アフターコロナ/with コロナ)と言われる中で挑戦する映画業界についてトークを展開。斎藤さんがスタートさせたリモート製作の『TOKYO TELEWORK FILM』の挑戦や経緯について、「A TAKUMI SAITOH FILMS」として自らの監督、出演作をオンライン発信するプラットフォームをローンチした意図、岩井俊二監督作『8日で死んだ怪獣の12日の物語』出演で感じた俳優としての視点。そして今後、映像制作や俳優としての仕事がどんな新たな局面を迎えていくのかトークをしていく。ライブ配信中には、本年の「SSFF & ASIA」とのコラボレーションイベントについて発表もあるという。トークセッションシリーズ第5回「別所哲也×斎藤工×LiLiCo 映画業界が挑戦するビヨンド・コロナを徹底トーク」は8月6日(木)20時~SSFF & ASIA YouTubeチャンネルにてライブ配信。(cinemacafe.net)
2020年07月16日歌手の中島美嘉(なかしま・みか)さんが、2020年7月12日にインスタグラムを更新。自撮りショットを公開し「美しすぎる」と話題になっています。中島美嘉の自撮りに「反則やろ…」この日、中島美嘉さんはお出かけついでに都内にある有名スポットで自撮り!美しいおでこが丸出しになったマスク姿を、投稿の2枚目で公開しています。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 View this post on Instagram A post shared by 中島美嘉 (@mikanakashima_official) on Jul 12, 2020 at 3:06am PDT周囲は人がまばらですが、中島美嘉さんは「少し恥ずかしい」と視線を気にしている様子。するとファンは「えっ…きれい」「反則やろ!」と自撮りショットを絶賛しています。・美しすぎでしょ!オーラが半端ない!!・髪型、めっちゃ素敵。いきなりの自撮り、嬉しいよ!!・いつも、ここを通る…。会いたかったなー。ちょっとミーハーな自分に照れていた中島美嘉さん。そんなお茶目な一面もかわいらしいですね。中島美嘉が離婚したのは夫の『とある習慣』が原因?引退も考えた過去を明かす[文・構成/grape編集部]
2020年07月13日歌手の中島美嘉(なかしま・みか)さんが、2020年5月24日にインスタグラムを更新。手作りマスクを着用した姿を公開し、反響を呼んでいます。中島美嘉の手作りマスク姿に「さすが…」中島美嘉さんは同年5月3日に、友人からもらったという手作りマスク姿を披露。 View this post on Instagram A post shared by 中島美嘉 (@mikanakashima_official) on May 3, 2020 at 3:38am PDT※画像上の矢印をクリックすると、ほかの写真も見ることができます。友人に触発されたのか、翌4日には自作のマスクを装着した姿を披露しました。 View this post on Instagram . お家で久々 Go My Wayシリーズ ・ 昨年自分の為に 生地選びして テキスタイルも描いて プリントして デザインして サンプル作ってみた服 残ってた生地で まさかのお揃いのマスク 作るとは思わなかったなぁ #必死でカッコつけた自撮り#想像して笑って下さい、笑#着てお洋服やさんいくと#ほめていただけてたのが#嬉しかったな#テキスタイル#使いたいって言ってくれた方々#ありがとう#感謝 ・ 追加します!デザインは全部したけどプロの方にサンプルあげてもらいました! A post shared by 中島美嘉 (@mikanakashima_official) on May 24, 2020 at 1:31am PDTペイズリー柄がおしゃれなこのマスクは、以前、自身でデザインして作った服の『余り布』を利用したそうです。投稿を見たファンは「かっこいい!」「販売してほしい」と大絶賛。さらに「マスクをしていてもオーラある…」と中島美嘉さんの美しさに驚く声も寄せられています。・似合ってる!マスクもいい感じですね。・かっこよすぎ!私もこんなファッションが似合う女になりたい。・マスクをしてても、美人オーラが半端ないです!歌手や女優だけでなく、デザイナーとしての才能も持ち合わせている様子の中島美嘉さん。今後の活躍にますます注目です!中島美嘉が離婚したのは夫の『とある習慣』が原因?引退も考えた過去を明かす[文・構成/grape編集部]
2020年05月25日中島健人(Sexy Zone)と平野紫耀(King & Prince)がW主演、警察学校の学生として最強バディを結成する「未満警察 ミッドナイトランナー」。この度、中島さん、平野さん、それぞれのキャラクター性が色濃く出たポスタービジュアルが完成した。現場経験ゼロ、“警察未満”の本間快と一ノ瀬次郎。理論派と体力派の個性が真逆の2人が、お互いの足りない部分を補いながら、息もつかせぬアクションと推理力で、時にコミカル、時にシリアスに巻き込まれる事件を次々と解決し、最高のバディになっていく本作。今回解禁されたビジュアルは、体を拘束され口元をテープでふさがれながらも、何かに立ち向かうかのような凛々しい表情でこちら側を見つめる、迫力のあるもの。今回公開されたビジュアル以外にも、警察手帳を掲げる2人や、必死に走る2人など、本ポスターのカットを含めた2ショットのカットは8種類。今後、随時公開されていくという。第1話ストーリー新卒で入社した会社を1か月で辞めてしまった本間快(中島健人)は、警察官を目指すべく警察学校に入校する。そこで本間は自分とは正反対の性格の同期・一ノ瀬次郎(平野紫耀)と出会い、2人は男子寮の同じ部屋で新たな生活をスタートさせる。警察学校での過酷な訓練を共に乗り越えていく中で、少しずつ仲を深めていく本間と一ノ瀬。そんなある日、2人は寮の向かいのアクアショップの1階で、謎の美女・楓(真木よう子)が男に暴力をふるわれている姿を目撃。楓を助けるべく、すぐさま寮を抜け出して現場に向かう一ノ瀬。本間は窓から見る光景から、あることに気づくが、すでに一ノ瀬の身には危機が迫っていて……!「未満警察 ミッドナイトランナー」は4月11日より毎週土曜22時~日本テレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2020年03月30日4月期新土曜ドラマ「未満警察 ミッドナイトランナー」の主演・中島健人(Sexy Zone)の収録現場で、3月13日(金)に26歳の誕生日を迎えた中島さんのバースデーサプライズが行われ、W主演の平野紫耀(King & Prince)らが祝福した。本作は、“警察未満”の警察学校の学生、本間快と一ノ瀬次郎がなぜか難事件に巻き込まれ、仲間と刑事の力を借りながらも解決していく本格警察ドラマ。この日、1話クライマックスシーンのリハーサルが終わったタイミングでスタッフから声がかかると、中島さんは驚きながらも「嬉しい!」と大感激。ドラマの中では中島さん演じる本間快を厳しく指導する教官役の伊勢谷友介、助教役の吉瀬美智子も優しい笑顔で見守る中、本間の姿が描かれたバースデーケーキを、本間のバディ・一ノ瀬次郎役の平野さんが運び込み、スタジオは大きな拍手に包まれた。ドラマチームを代表し、平野さんから中島さんに手渡されたプレゼントは、ミッドナイトブルーのバスローブ!受け取った中島さんは「これを着て毎朝現場に入ります」とその場で着てみせた。ろうそくの火を一気に吹き消した中島さんは、「このドラマがみなさんにとっての元気の源になれたらと思います。何より、次郎という人生最高のバディと思える人間に出会えたので、このバディと、みなさんと一緒に、日本を元気づけたいです!」と熱く語っていた。新土曜ドラマ「未満警察 ミッドナイトランナー」は4月11日より毎週土曜22時~日本テレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2020年03月13日WOWOWプライムでは3月1日(日)、アカデミー賞授賞式のWOWOWスペシャルゲストを務めた「Sexy Zone」中島健人が出演する特番「中島健人 ハリウッドの風を探して」を放送。授賞式当日、中島さんがレッドカーペット上に立つ写真も到着した。『パラサイト 半地下の家族』がアジア作品・外国語映画として初めて作品賞を受賞したことや、松たか子が日本人として初の歌唱パフォーマンスを披露したことなど、日本でも賑わいをみせた「第92回アカデミー賞授賞式」。WOWOWでは、そんな授賞式の様子を現地から生中継、中島さんがスペシャルゲストを務めた。今回、現地レッドカーペットよりリポートを行った中島さんと共に熱狂のオスカーナイトをふり返る特番では、授賞式直後、興奮冷めやらぬ中島さんへのインタビューを中心に、授賞式前日から当日にかけての中島さんの取材裏側の模様も放送される。「(スペシャルゲストに)決まってからの2ヶ月間は、緊張と嬉しさ半々で、この日をめがけて生きてきたみたいな感じです」と大役への思いを明かしていた中島さん。事前に質問内容を英語で準備し、主演女優賞を獲得した『ジュディ 虹の彼方に』のレネー・ゼルウィガーをはじめ豪華ハリウッドスターにインタビューを実施。「授賞式までのストロークを見られたというのも感動ですし、これがアカデミー賞なのかとひしひしと感じられました」とレッドカーペットでのインタビューをふり返っている。「中島健人 ハリウッドの風を探して」は3月1日(日)21時30分~WOWOWプライムにて放送。「第92回アカデミー賞授賞式ダイジェスト」は3月1日(日)22時~[字幕版]はWOWOWプライムにて放送。(cinemacafe.net)
2020年02月26日第44回報知映画賞の表彰式が18日に都内で行われ、各賞の受賞者が登場した。新人賞に輝いた玉城ティナは、「映画が本当に大好きで、思い返すと映画にどん底に突き落とされたり、時に拾い上げられたりりながら、私の内面だったり感情を育ててもらったように感じます」と感謝。「今は私が表現をする側として、映画を作っている人たちに、この子にだったら物語を紡がせてやってもいいかなと思わせられるようになったらいいなと思います」と今後への思いを表した。助演女優賞の小松菜奈は、「2014年に中島哲也監督の『乾き』でデビューさせてもらって、この報知映画賞の新人賞でここに立たせてもらった以来なので、心にグッとくる思いがあります」としみじみ。「賞をとるためだけに頑張っているわけではないんですけど、『頑張ったな』と思わせていただけるような賞をいただけて、純粋に嬉しいです。それもスタッフのみなさんや監督、『来る』での岡田(准一)さんや『閉鎖病棟』の(鶴瓶)鶴瓶さんを筆頭にすばらしいキャストの方々のおかげだと思っています」とメッセージを送る。また、主演女優賞に輝いた長澤まさみのために花束を持って登場した小日向文世は、「最近長澤さんと会うたびに、背が高くなってるんじゃないかなという気がしてて。ただもうさすがに身長は伸びてないはずだから、僕も60半ばで縮み始めてるんでその落差かなと思いながら」と苦笑する。「でも実はきっと、女優としてのオーラが、背が大きくなっているというふうに僕を錯覚させてるんだろうなと思ってます」と説明すると、長澤も笑顔を見せる。小日向は「共演するたびに長澤さんの女優としてのすばらしさ、すごさを肌でひしひしと感じていました。これからますます大きくなってさらなる高みを目指してもらいたいと思います」と長澤のことを称賛した。長澤は、「みなさんのおかげでいただけた賞だなと思っております」と改めて感謝しながら、「さっきトロフィーをいただいて、15年前に助演女優賞でトロフィーをいただいた時も、その重みにびっくりしたのをまた思い出しました」と振り返る。「映画というのは、作るにはとても時間がかかる大変なものだと思っております。今もこうして映画の一部になれていること、たくさんの映画に携われていることを感謝し、これからも日々努力し、毎日を積み重ねていきたいなと思いました。本当にありがとうございました」と頭を下げた。○第44回報知映画賞 受賞・登壇者一覧作品賞・邦画部門:『蜜蜂と遠雷』石川慶監督 花束ゲスト:松岡茉優作品賞・海外部門:『ジョーカー』ワーナー ブラザース ジャパン合同会社 社長兼日本代表 高橋雅美 花束ゲスト:田中誠アニメ作品賞:『天気の子』 新海誠監督 花束ゲスト:醍醐虎汰朗、森七菜主演男優賞:中井 貴一『記憶にございません!』 花束ゲスト:フジテレビジョン 取締役編成統括局長 石原隆主演女優賞:長澤まさみ 『マスカレード・ホテル』『コンフィデンスマン JP -ロマンス編-』 花束ゲスト:小日向文世助演男優賞:成田凌 『チワワちゃん』『愛がなんだ』『さよならくちびる』 花束ゲスト:深川麻衣助演女優賞:小松 菜奈 『来る』『閉鎖病棟-それぞれの朝-』 花束ゲスト:平山秀幸監督監督賞:佐藤信介 『キングダム』 花束ゲスト:山崎賢人新人賞:鈴鹿央士 『蜜蜂と遠雷』 花束ゲスト:松岡茉優新人賞:玉城ティナ 『Diner ダイナー』『惡の華』 花束ゲスト:井口昇監督特別賞:『翔んで埼玉』 武内英樹監督、GACKT 花束ゲスト:魔夜峰央
2019年12月18日「Hey! Say! JUMP」中島裕翔が、来年1月スタートのテレビ東京“ドラマホリック!”枠新ドラマ「僕はどこから」で主演に抜擢。中島さんと5年ぶりの共演となる間宮祥太朗も出演する。ドラマホリック!は、今年10月より新設されたテレビ東京のドラマ枠。現在、松岡昌宏主演「死役所」が放送中だ。1月放送のドラマ「僕はどこから」は、市川マサによる「ヤングマガジン」(講談社)で連載されていた同名青春異能クライムサスペンス漫画を、『凶悪』『ミュージアム』『坂道のアポロン』の高橋泉が脚本を手掛け映像化。大人気青春異能クライムサスペンス漫画をドラマ化文章を書き写すことで他人の思考をコピーできる小説家志望の青年・竹内薫は、認知症を患う母と二人暮らし。 類まれなる能力を持ちながらも、その能力ゆえに「自分独自の作品」が作れないという大きな壁にあたっていた。しかし、必死に母を介護しながら自分の夢と現実にもがく薫に降りかかる「母の事故」という悲劇。絶望に暮れる薫の所に、元同級生の講談会系東宮寺組最年少組長・藤原智美が現れ、智美が莫大な報酬と共にとある家庭の息子を一流大学に入学させる、替え玉受験の仕事を提示。薫はその異能を活かして成功直前までこぎつけるが、予想だにしない大きな流れに飲み込まれることに…というストーリー。「SUITS/スーツ」の好演も記憶に新しい、今回テレビ東京ドラマ初主演の中島さんが演じるのは、特殊な能力を持つがゆえ数々の事件に巻き込まれていく竹内薫。20歳でヤクザの組長となった藤原智美を、『お前はまだグンマを知らない』「べしゃり暮らし」の間宮さんが演じる。中島裕翔&間宮祥太朗のコメントも到着中島さんは「この能力について、心づもりとして監督と話していたのは、幼い頃に持っているちょっとした特殊な能力みたいなものが今の薫にも残っているということでした。つまり、まだ薫は子供であり、いろんな事に巻き込まれ、そこで時には自分で選択していく。その中で、薫自身だけでなく、その特殊な能力も成長していく過程が見せられると思います」と役についてコメント。一方、間宮さんは「20歳でヤクザの組長という設定の藤原を真ん中に通った芯が表にも見えている様なイメージで演じました。包容力のある一面も感じて貰えたらと思います」と語る。これまでも共演経験のある2人。中島さんは「5年ぶり、4度目の共演なので、素直に嬉しかったです。付き合いも長く今までの共演経験もあるので、不思議と、良い空気感を作れる自信のようなものがありましたし、心配や不安はありませんでした」と信頼関係がすでにできている様子。「裕翔とバディもので一緒にやれると聞いて純粋に嬉しかった」と明かす間宮さんは「台本を読みながら、付き合いも古いしやりやすいだろうなと、2人でバディーを演じるイメージがどんどん湧いてきました。(中島は)以前からの優しくて気遣いができて愛嬌のある部分は変わらないのですが、自分に対してプレッシャーをかけるところなんかは役者以上に心意気を感じて、頼りがいが増して、久しぶりに会った彼は記憶にあるよりずっと頼もしくなっていました」と改めて印象を述べた。さらに、本作は「本当に1話1話があっという間に感じられる」そうで、「毎回薫が急遽の選択に迫られる中でどちらを取るべきか葛藤する点に注目していただきたいです!」と中島さん。間宮さんも「毎話毎話、疑問に残る事や、これはどうなっていくんだろう?と、後に続く楽しさが残っていく作品だと思います。様々な仕掛けや、人間関係の中に渦巻くお互いの思惑など、最初から最後まで楽しめる作品ですので、出会いの妙が生んだ薫と智美のバディー感を楽しんでいただけたらと思います!」と視聴者へメッセージを寄せている。ドラマホリック!「僕はどこから」は2020年1月、毎週水曜日深夜0時12分~テレビ東京ほかにて放送予定。動画配信サービスParavi&ひかり TVでも配信予定。(cinemacafe.net)
2019年10月24日つい先日『カルミナ・ブラーナ』という大作を世に送り出したばかりの熊川哲也が、早くも次なる新作を発表する。プッチーニのオペラ『蝶々夫人』を全幕バレエ化する『マダム・バタフライ』だ。『カルミナ・ブラーナ』がBunkamura開業30周年記念公演なら、こちらはKバレエ カンパニーの20周年記念公演。本日9月27日に東京・オーチャードホールで幕を開けたあと、10月10日(木)からは東京文化会館 大ホールでも公演を行う。過去には『カルメン』でもオペラのバレエ化に挑んだ熊川。その時はオペラの物語に忠実に沿う形だったが、今回は肉付けを施すと言う。開国まもない長崎で、遊女見習いのバタフライと米兵ピンカートンが出会い、つかの間の結婚生活を送る……という骨子はそのままに、ピンカートンのアメリカ時代や、彼がバタフライを見初めた過程などを追加。アメリカのシーンではドヴォルザークの音楽も使うなど、演出・振付・台本をひとりでこなす、熊川ならではの手法で悲恋物語を描き出す。舞台美術を手がけるのは、オペラやミュージカルでも多くの実績を持つダニエル・オストリング。西洋で生まれた日本が舞台のオペラを、日本人振付家が西洋人デザイナーとともに、西洋の踊りであるバレエで表現する本作。和と洋がどのように融合するのかにも注目だ。文:町田麻子
2019年09月27日フリーアナウンサーの宇垣美里と俳優の別所哲也が17日、都内で行われた「Amazon Bar~Tasting Fest~」記者発表会に出席した。同所は東京・天王洲にあるキャナルエリアに、明日18日から23日までの6日間限定でオープンする完全予約制のポップアップバー。Amazonで販売されているビール、日本酒、焼酎、洋酒など約720種類が用意されている。お酒は大好きだと言う宇垣は「友達との女子会でもお酒は欠かせない。和食は日本酒、イタリアンはワインなど食事にあわせてお酒を選ぶのも大好き」とご満悦な様子。高級ブランド「サルヴァトーレ・フェラガモ」の赤ワインを試飲すると「エレガントな気持ちになります」とうっとりとした表情を浮かべた。宇垣は、別所が1人でお酒を飲む際は、「カウンターバーで、1人で飲む時もある」と話すと、「大人~」と関心した様子で、別所から「今度ぜひご一緒に」と誘われると「ぜひ大人の一歩、歩いてみたいと思います」と満面の笑みで応じていた。
2019年09月17日熊川哲也が英国ロイヤル・バレエ団のプリンシパルとして活躍後、Kバレエ カンパニーを設立したのは1999年のこと。古典作品を独自の視点で演出した作品群のほか、稀有なダンサーである熊川の審美眼によって創り出される意欲作も、Kバレエの魅力だ。2014年にはオペラ原作の『カルメン』、2017年には台本や音楽などすべての構成を担当した『クレオパトラ』を世界初演。毎日芸術賞特別賞を受賞するなど、高い評価を得ている。そして今年、カンパニー創立20周年を迎えた熊川が次に挑戦するのは、オペラ『蝶々夫人』の全幕バレエ化だ。都内で行われた制作発表に足を運んだ。【チケット情報はこちら】物語は明治時代、開国間もない頃の日本で展開する。長崎の武家に生まれたバタフライ〔蝶々〕(矢内千夏、中村祥子、成田紗弥のトリプルキャスト)は、家が没落したことで、今では遊女見習いとして遊郭にいた。その頃、海軍士官としてアメリカから赴任してきたピンカートン(宮尾俊太郎、山本雅也、堀内將平のトリプルキャスト)は、たまたま訪れた遊郭でバタフライと出会う。可憐な一輪の花を思わせるバタフライに惹かれ、ピンカートンは港を見下ろす邸宅に彼女を住まわせることにする。ピンカートンに一生を捧げるものと信じて、嫁入り道具や父の形見の短刀を携えやってきたバタフライだったが……。会見では熊川と矢内、中村、成田、そしてピンカートン役のほか本作では振付補佐も務める宮尾が登壇。 和と洋が融合する新たなバレエの舞台を、今まさに制作中という熊川は、「自分自身に“必ず成功する!”と言い聞かせているところ」と笑わせながらも、「非常に悩みましたね」とクリエイティブの苦労を明かす。「我々ダンサーは“アウト”(身体や脚を常に開くバレエの基本)にするという西洋の伝統を受け継いできたわけで、対照的な日本の“イン”の動きを同時にするのは、やはり難しい。なので、日本的な要素はスピリットなものに込めようと思っています」と熊川は語る。その“イン”の象徴ともいえるバタフライ役の矢内は、昨年プリンシパルに昇格したばかり。「日本人だからこそ感じ取れる心情はあると思うので、そこを大切に演じたいです」と真剣な面持ちだ。一方、同じバタフライ役でも、ベルリン国立バレエ団やハンガリー国立バレエ団でプリンシパルの経験を持ち、スケールの大きさが魅力の中村。「自分と一致する部分があまりないので大変ですね」と笑いつつ、熊川の振付には「いつも感銘を受けています」と新たな挑戦を楽しんでいる様子だ。また注目のホープ、成田は「国籍や身分の違いも超える愛を、ステップや音楽に乗せて演じられたら」と初々しく語った。「バタフライが物語でどう見えるかを考え、客席からブーイングが起きるほどのピンカートンにできれば」と話す宮尾ともども、意気込みは充分。Kバレエならではの『マダム・バタフライ』の誕生を、今から楽しみに待ちたい。9月27日(金)から29日(日)までオーチャードホール、10月10日(木)から14日(月・祝)まで東京文化会館大ホールにて上演。取材・文/佐藤さくら
2019年08月01日新金曜ドラマ「凪のお暇」に主演する女優の黒木華が、7月13日(金)今夜オンエアされる「A-Studio」にゲスト出演。吉田羊、松重豊、ムロツヨシら共演者たちのコメントや中島哲也監督からの“辛口メッセージ”から、黒木さんの素顔が明かされていく。本番組は笑福亭鶴瓶がゲストの関係者に自ら事前に徹底取材、サブMCを上白石萌歌が担当するトーク番組。2010年に野田秀樹演出の舞台「ザ・キャラクター」のアンサンブルでデビューすると、蜷川幸雄の舞台にも参加したことで演劇界で注目の的になり、その後ドラマや映画にも進出。2014年の山田洋次監督作『小さいおうち』でベルリン国際映画祭の銀熊賞(最優秀女優賞)を受賞し、その演技が世界的な評価を受けると、最近では大河ドラマ「西郷どん」や「獣になれない私たち」などで存在感溢れる演技を披露、見る者を虜にしてきた黒木さん。今回は連続テレビ小説「純と愛」での共演がきっかけで仲良くなった吉田さんから、吉田さんが惚れたという黒木さんの可愛らしすぎる行動が紹介されるほか、「重版出来!」で共演した松重さんは撮影期間中、朝5時まで一緒に飲んだという黒木さんの酒豪っぷりを証言。吉田さんもムロさんも目撃したという黒木さんのベロベロ姿に、黒木さんも「ベロベロキャラは嫌だ…」と赤面。そんな黒木さんが「世間には見せない!」というリラックス姿とは!?また昭和の香りがする女優としておしとやかなイメージが強い黒木さんだが、映画『来る』の中島監督からは「意外と腹黒い」「あの無垢な笑顔にダマされるなっ!」という辛口メッセージ(!?)も。そんな黒木さんが日頃から迷惑をかけっぱなしで夜中に「会いたい」と電話する相手とは?鶴瓶さんとのトークでは思わず大阪弁も飛び出す黒木さんの素顔と魅力に迫る今夜の本番組をお楽しみに。黒木さんが主演を務める金曜ドラマ「凪のお暇」は7月19日(金)22時~TBS系で放送開始。「Eleganceイブ」(秋田書店)にて連載中、口コミで話題となり累計250万部を突破しているコナリミサトによる同名コミックをドラマ化する同作。場の空気を読みすぎて他人に合わせて無理をした結果、過呼吸で倒れてしまう主人公・大島凪を黒木さんが演じるほか、凪の元カレ・我聞慎二に高橋一生、人生をリセットした凪の新たな生活先の隣人・安良城ゴンに中村倫也。さらに市川実日子、片平なぎさ、武田真治、吉田羊、三田佳子らも共演。世界が認めた演技派女優・黒木さんの素顔に迫る「A-Studio」は7月12日(金)23時~TBS系でオンエア。(笠緒)
2019年07月12日サンダンス、ベルリン、香港、台湾、そしてブエノスアイレスと世界各国の映画祭で大きな注目を集めている映画『WE ARE LITTLE ZOMBIES(ウィーアーリトルゾンビーズ)』より、本編エンディングに流れる「ZOMBIES BUT ALIVE」のミュージックビデオがお披露目された。サンダンス映画祭に出品され、日本映画初の審査員特別賞オリジナリティ賞を受賞。ベルリン国際映画祭でも「ジェネレーション14プラス」部門でスペシャルメンションを受賞し、ブエノスアイレス国際インディペンデント映画祭では主演の二宮慶多が日本人俳優として初、かつ最年少で最優秀男優賞を受賞し、海外映画祭三冠を獲得している本作。クエンティン・タランティーノやデイミアン・チャゼル、岩井俊二、中島哲也らに続く新たな才能として、国内外から期待が寄せられる長久允監督が満を持して描くのは、両親を亡くした4人の少年少女が踏み出す冒険の物語。彼らが結成したバンド“LITTLE ZOMBIES”が劇中で披露する歌唱映像はすでに再生回数190万回(5月27日現在)を記録しており、ソニー・ミュージックからメジャーデビューが決定するほど。そんな中、今回解禁となったのは映画のエンディングに流れる“LITTLE ZOMBIES”による「ZOMBIES BUT ALIVE」のMV。長久監督自らが手がけ、二宮さんに水野哲志、奥村門土、中島セナという“LITTLE ZOMBIES”の子どもたちが出演、映画撮影後にシンガポールで撮影された。先日公開された本作のテーマ曲「WE ARE LITTLE ZOMBIES」も「頭からこびりついて離れない」とSNS上を賑わせているが、本MVもカラオケのイメージ映像のような懐かしさを感じさせる雰囲気がありながら、個性豊かなメンバーによる不思議な世界観の映像と独特な歌詞が融合。テーマ曲同様に“どこか何かが引っかかる”中毒性を持ち、強烈な印象を残す。実はこの歌詞一つ一つも本編に繋がっており、物語がますます気になる映像となっている。『ウィーアーリトルゾンビーズ』は6月14日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ウィーアーリトルゾンビーズ 2019年6月14日より全国にて公開予定©2019“WE ARE LITTLE ZOMBIES”FILM PARTNERS
2019年06月05日熊川哲也のKバレエがおくる『シンデレラ』は2012年に初演された。誰もが知るシンデレラの物語を、美しさと上質なユーモア溢れる演出で見せる今舞台が5月24日(金)から上演される。その公開リハーサルでは、今シーズンにプリンシパル・ソリストとして入団し、初主演に抜擢されたふたりの稽古シーンがお披露目された。【チケット情報はこちら】シンデレラを演じる成田紗弥は、韓国のユニバーサル・バレエ団から移籍。芯の通った身体と儚げな表情の、健気なシンデレラだ。1幕より『シンデレラと継母たち』の場面では義姉妹(杉山桃子、高橋怜衣)と義母(ルーク・ヘイドン)にこき使われ、働かされる。布、ほうき、鞄、ドレスなど小道具の多いシーンで、段取りが難しい。指導の浅川紫織が「火を焚く時はオーバーに全身を使って小道具を見せて」と示すと、とたんに客席からも見やすくなる。自然な動きを心がけ、物語を繋いでいく浅川の指導を受け、成田は「振付を覚えるのと、表現力をつけるのが大変」とくらいついていく。働かされ耐え忍ぶシンデレラだが、ひとりになると亡き母親の形見を取り出し、幸せだった思い出に浸る。その時間だけは、愛された少女のように軽やかだ。成田の持つ儚さとあいまって、幸せと寂しさを同時に表現する。2幕より披露されたのは『シンデレラと王子のパ・ド・ドゥ』。矢内千夏の明るいシンデレラに対し、高橋裕哉の王子は少し控えめで初々しい。指導する遅沢佑介が高橋に「相手の体重が右肩に乗るまで待って」「ここはシンデレラの動きに自分の動きを重ねて」と、身体の状態を具体的に示していく。ハンガリー国立バレエ団から移籍したばかりの高橋は「的確にステップを押さえていかないと綺麗に見えない」と、演技よりもまずひとつひとつの振りを身体に落とし込んでいく。高橋の身体が安定感を増せば、矢内が輝いて見える。そのシンデレラを見つめて嬉しそうに笑う王子。ふたりの表現がなめらかに重なり合い、恋人たちのうっとりとした場面ができあがっていく。本番にはほかプリンシパルの宮尾俊太郎、中村祥子らが出演。4人のシンデレラと4人の王子によるKバレエ『シンデレラ』は、5月26日(日)まで東京・東京文化会館、5月31日(金)から6月2日(日)まで東京・Bunkamura オーチャードホール、6月4日(火)に静岡・アクトシティ浜松、6月6日(木)に大阪・フェスティバルホールにて上演。熊川独自のアイデアが光る夢のような『シンデレラ』の世界へ誘う。取材・文:河野桃子
2019年05月20日『春のワルツ』『ファンジニ』『太王四神記』『サニー 永遠の仲間たち』『怪しい彼女』……と出演作を並べてみると、彼女がどれほどの実力を持った女優であるかがよく分かる。シム・ウンギョン、24歳。韓国の映画、ドラマ界を代表する彼女が、ついに日本での本格的な女優活動をスタートした。キャリア初となる舞台作品で、堤真一と橋本良亮(A.B.C-Z)が主演の『良い子はみんなご褒美がもらえる』、さらに6月には東京新聞記者・望月衣塑子氏による書籍を原案とした映画『新聞記者』で松坂桃李と共にW主演を張っている。インタビューが行われたのは『良い子はみんなご褒美がもらえる』の幕開けの4日前。ほぼ通訳を交えずに日本語で、作品への思い、そしてなぜいま、日本語を一から学んで日本で活動することを決断したのかなどを語ってくれた。初舞台作品がいきなり日本語で、しかも演出はイギリス人のウィル・タケット。かなり挑戦的な試みだが、シムは「あと4日で始まるけど、いまだに『本当にやるの?』という気持ちです」と笑う。物語はソビエトと思しき独裁国家を舞台に、精神病院に送り込まれた政治犯の男と、自分はオーケストラを連れているという妄想に囚われた男のふたりを軸に展開するが「いろんな“壁”が存在する世界を生きる人たちを描く中で、いま私たちが信じている自由は、そのままの意味の自由なのかを問いかける、いまの時代に必要な作品」と語る。シムは、堤が演じる政治犯の息子で9歳のサーシャを演じるが「サーシャは複雑なこの舞台で1番イノセントであり、ここに登場する大人たちの“原点”とも言える姿を見せる無垢な心を持った存在」。稽古期間中「経験がなくて、どう演じたらいいか?これで合っているのか?と悩んだ時期もあった」というが、そんな彼女を救ったのが堤の言葉だった。「堤さんが悩んでる私を見て『ひとつの感情を表現する方法はひとつじゃない。何を考えて芝居するかという目的、演じる時にそれがすごく大事だということをおっしゃってくださって、その言葉で気持ちが楽になって、稽古場で遊び心を持ってトライできるようになりました。みなさん、“舞台は楽しいよ”と言うんですけど、ちょっとずつそれがわかってきました」と笑顔を見せる。本作と同様、映画『新聞記者』も自由や真実の本質を問う作品。シムは国家権力がらみのある不正事件の真相を追う新聞記者を演じているが「権力とメディアというのは、日本に限らずいま、世界的にすごく大事なテーマであり、(アカデミー賞受賞の)『スポットライト』もそうですが、批判というよりは物事を考えさせられる世界的なトピックだと思います」とうなずく。官邸を追求する姿がメディアを賑わせている東京新聞記者・望月氏の著書『新聞記者』を原案にした作品で、韓国人である彼女が主演を務めるということで、政治的な色眼鏡で作品、そして彼女を見る者もいるだろう。だが、そんなリスクを意に介さず「映画は映画ですし、台本を読んで日本の映画の中で、新たなものを伝えられるエンタテインメントになると思った」と作品の仕上がりに自信をのぞかせる。そもそも、韓国で確立されたキャリアを持つにもかかわらず、なぜいま日本に?そんな問いにシムは「俳優は常にいろんな経験をし、学んでいかなくてはいけないと思っているし、機会があればいろんな世界でやってみたいとずっと思っていた」と語る。特に日本映画には中学の頃から触れ、岩井俊二、是枝裕和、中島哲也といった日本人監督の作品に衝撃を受けた。「1番好きなのは『リリイ・シュシュのすべて』で初めて見た時はショック受けて、当時は映画監督になりたいと思って、『リリィ・シュシュ』をマネしてシナリオを書いてたくらい(笑)。是枝さんの『誰も知らない』もその頃見て、日本の文化にハマるきっかけになりました」彼女の日本での活動を支える事務所は、安藤サクラが所属しているが、安藤主演の『百円の恋』も大好きな作品。「その辺にいる本物のニートを連れてきたドキュメンタリーかと思った(笑)。半端ねぇ!って(笑)。サクラちゃんの自由な動きに憧れます」と語る彼女が日本に来るのは必然だった。「これまで優しく、正義感の強いキャラを演じることが多かったんですけど、私、実はそんなに優しくはないんで(笑)。悪役とか、サクラちゃんがやっているようないい意味で変な役をやりたいです!」4月20日に東京・TBS赤坂ACTシアターで開幕した舞台『良い子はみんなご褒美がもらえる』は、5月7日(火)まで同劇場で上演された後、5月11日(土)・12日(日)に大阪・フェスティバルホールで上演。取材・文:黒豆直樹撮影:設楽光徳『新聞記者』6月28日(金)より全国公開
2019年04月22日