お茶の祭典「ティー フォー ピース 05(Tea for Peace 05)」が、2023年11月11日(土)・12日(日)に青山・国際連合大学中庭で開催される。お茶の祭典「ティー フォー ピース」に100種以上のお茶が集結開催5回目を迎える「ティー フォー ピース」は、全国・世界各地のお茶が一堂に会するお茶の祭典。今回も国内外から約40店舗の生産者・茶屋が出店し、100種以上におよぶ多彩なお茶が販売される。オリジナルの磁器カップで様々なお茶を飲み比べまた、台湾で製作されたイベントオリジナルの磁器製カップを会場内とオンラインストアで販売。日本国内はもちろん、韓国や中国、台湾などから出店する店舗で産地や製法などの話を聞きながら、心ゆくまで試飲が楽しめる。ティータイムを彩るお菓子や茶器もこのほか、会場内にはティータイムを彩るお菓子、お茶にまつわる本、この日のためにオリジナルの茶器を作成した作家の作品などもラインナップ。ここでしか出会えない人やお茶との出会いを通して、お茶のある豊かな暮らしを体験できるようなイベントとなっている。開催概要「ティー フォー ピース 05」開催日:2023年11月11日(土)・12日(日)入場料:無料会場:国際連合大学中庭(東京都渋谷区神宮前5-53-70)<出店者例>■生産者月ヶ瀬健康茶園 / 【New】駄農園 / 宮﨑茶房 / at leafs / camino natural Lab/カミーノナトラルラボ (12日のみ) / HERBSTAND / 有機・自然栽培のお茶 善光園 / 宮崎上水園 / 【New】しばきり園 / 【New 】木花茶寮 / お茶のカジハラ / 【New】TEA FACTORY GEN / 麻(海外からの出店)■ショップ/販売者ジュンチヤバリ茶園(11日のみ) / モクシャチャイ(12日のみ) / Ponchice / FAR EAST GROCERY T OKYO / 茶苑 CHA-EN(海外からの出店) / TEATHERAPYNEW(海外からの出店) / ハーブと漢方のお店 ヘルシアス / unithé ウニテ / THE NODOKA / MWL STORE / 桐箱オザキショウタロウ(11日のみ) / オーガニック・プーアール / luonluon(12日のみ) / 【New】herb tea yado Kuramae / 【New】 台湾烏龍茶舗 縁 / Lʼechelle / YouCha / 【New】shopULU (ショップウル) / いわしや /【New】 LEAF MANIA(11日のみ) / 【New】noi / 【New】torinos■ワークショップ、その他鎌倉蕾の家(12日のみ) / Verseau Herb & TEA Mini Shop / 名和靖高 / 【New】なわチャイ / 余韵(12日のみ) / 【New】chayoi /【New】東坂茶園chanowa 出野尚子 / teteria(11日のみ) / TEATHERA PYNEW(海外からの出店) / 茶酔■フードトラックリキシャカフェマユラ / _SHIP KOMBUCHA
2023年11月02日自然豊かな中庭を囲う温泉旅館「界 鬼怒川」は、2022年11月1日から11月21日までの期間限定で、紅葉を眺めながらワインを堪能できる「湯上がり紅葉ワインバー」をオープンします。栃木県足利市にある「ココ・ファーム・ワイナリー」のワインと栃木県にちなんだおつまみを、益子焼の器で提供します。開催場所は、もみじが色づく界 鬼怒川の中庭です。夕暮れ時の紅葉ライトアップとともに、特別な湯上がり時間を堪能できます。背景界 鬼怒川の中庭では、季節によって様々な景色を楽しむことができます。中でも一番の見ごろは秋の紅葉シーズン。日中は鮮やかな紅葉を、夕暮れ時はライトアップされた幻想的な紅葉を堪能できます。この素敵な中庭で、大切な人と特別な湯上がり時間を過ごしていただきたいという思いから当イベントの開催に至りました。特徴1紅葉が色づく中庭にワインバーがオープン紅葉が色づき始めから終わりまでの期間限定で、界 鬼怒川の中庭に「湯上がり紅葉ワインバー」が登場し、紅葉を愛でながらワインを楽しむことができます。ワインとともに美しい秋景色を堪能していただく為に、紅葉がよく見える場所にはお席を用意します。自然豊かな中庭で秋の情緒を感じながら、大切な人と心地よい湯上がり時間を楽しめます。特徴2栃木県にちなんだおつまみと県内ワイナリーで造られたワイン提供するドリンクは、県内のワイナリー「ココ・ファーム・ワイナリー」から厳選した4種です。野生酵母で造られる秋の新酒「2022 のぼっこ」や2008年北海道洞爺湖サミットで使用された「風のルージュ」など3種のワインと、ノンアルコールのスパークリングジュース1種を用意します。おつまみは栃木県の名産品であるいちごやりんごのドライフルーツです。果実の甘味が凝縮されたドライフルーツと香り高いワインのマリアージュを楽しめます。特徴3個性豊かな益子焼のワイングラス当イベントでは、栃木県の民藝品である「益子焼」のワイングラスを使用します。ひとつひとつ表情が異なる個性豊かなワイングラスは、益子焼の女性作家 笠原良子氏が手掛けたもの。すべて一般では販売されていない一点ものです。益子の伝統釉薬と土を使用した作品は、モダンながらも土気のある素朴な風合いで、自然豊かな中庭の雰囲気をより一層素敵に演出します。作家紹介笠原良子〈陶歴〉1998年日本大学芸術学部美術学科卒業2000年栃木県立窯業指導所伝習科卒業 益子故 島岡辰三氏に師事2006年栃木県茂木町に築窯独立2014年栃木県市貝町に移築「湯上がり紅葉ワインバー」概要期間:2022年11月1日~21日(例年の見頃は11月中旬)料金:ワイン1杯1,000円(税込)ノンアルコールジュース1杯800円(税込)おつまみ1セット500円(税込)場所:界 鬼怒川中庭時間:15時30分~17時30分(16時45分最終提供)公式サイト:[ ]{ }対象:宿泊者備考:雨天中止。仕入れ状況により、提供内容が一部変更になる場合があります。「界」とは「界」は星野リゾートが全国に展開する温泉旅館ブランドです。「王道なのに、あたらしい。」をテーマに、季節の移ろいや和の趣、伝統を生かしながら現代のニーズに合わせたおもてなしを追求しています。また、その地域の伝統文化や工芸を体験する「ご当地楽」や、地域の文化に触れる客室「ご当地部屋」が特徴です。現在、全国各地に展開しており、2022年1月に19施設目となる「界 ポロト」が北海道・白老温泉に開業しました。[ ]{ }<最高水準のコロナ対策宣言>【1】衛生管理星野リゾートでは、コロナ対策の一環として、お客様の健康と公衆衛生を考慮し、以下の対応を行っております。・チェックイン時の検温実施・通常の客室清掃に加え、ホテル館内のアルカリ電解水による清掃と拭き上げ・館内各所に除菌用アルコールを設置・全客室に手指消毒用アルコールを設置・食事処入店時に全てのお客様へ手指のアルコール消毒を実施・食器類(お皿、グラス)やカトラリーの高温洗浄(80度以上)、食事用トレイの除菌洗浄・フロントにパネルやビニルシートなどのパーテーションを設置・館内での接客業務の際にマスクを着用・スタッフの健康と衛生面の管理徹底(出社前の検温と記録確認)・湿度40%以上を保つ加湿器を全客室に設置(星のや東京、沖縄県内の施設を除く)・レストランにおけるメニューのQRコード化(界ブランド全施設)【2】3密回避密閉、密集、密接の3つの「密」を回避する滞在を作るべく、以下の対応を行っております。・大浴場の混雑度がスマートフォンで分かる3密の見える化および混雑予測サービス実施(一部)・滞在中、混雑が確認された場所での、入所・入店規制・半個室での食事処にて夕朝食の提供(界*一部施設を除く)・食事処の混雑状況を管理し、入店時間の分散化・チェックアウトのフロント精算時に、入列規制を適宜実施・客室でのチェックイン対応(星のや・界)・パブリックスペースへのCO2(二酸化炭素)濃度測定器の配備・自然換気、機械換気など、建物の設計にあわせた換気の徹底関連資料:[【星野リゾート】コロナ対策まとめ ]{ }界 鬼怒川鬼怒川の渓流に面した小高い丘の上に位置する温泉旅館。益子焼や黒羽藍染、大谷石などが館内に散りばめられ、木々に囲まれた中庭や客室からは四季の景色が望めます。春は桜並木を望む花見風呂、秋は紅葉を愛でながらの夕涼みも楽しめます。栃木県日光市鬼怒川温泉滝308/客室数 48室[ ]{ } 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年09月30日中庭とは中庭とは、建物の内部に作られた庭のことです。一般的な庭と同じように芝を植えることもできますが、最近ではタイルやデッキを敷いて、もう1つのリビングや多目的スペースとして活用するケースも増えています。ここでは、中庭のメリットと実際に実例を見ていきましょう。中庭のメリット室内が明るくなり開放感が生まれる中庭を作る最大のメリットは室内を明るくすることでしょう。中庭に面して大きな窓を設計することで、自然光をたっぷりと取り入れることができます。また、中庭を中心に四方を囲むように部屋を設計すると、室内のどこからでも中庭に視線が抜け見通しが良くなるでしょう。その結果、空間全体に開放感が生まれます。プライバシーが守れる外部からの視線を遮ることができる中庭は、プライバシーを守るうえでも大きなメリットがあります。そこから生まれる安心感は、心地よい暮らしに欠かせないものではないでしょうか。中庭は安心して家族でくつろいだりペットを遊ばせたりできる場所です。中庭のある平屋モダンな空間それでは、実際に中庭のある戸建て住宅の実例を見ていきましょう。こちらは、スキップフロアのある平屋の中庭です。「坪庭」という呼び名がぴったり来そうな小さな中庭は、ガラスで囲まれた癒しのスペース。白×黒のモダンなスタイリングを楽しんでいます。空間の仕切りにもガラスで囲まれた中庭は、LDKをゆるやかに分ける仕切りにもなっています。こちらの平屋は長さが24メートル。視界を遮ることのない中庭でのゾーニングで、圧迫感を与えずに空間のイメージを変えることに成功しています。中庭のあるコートハウスシンボルツリーはオリーブ続いては、コートハウスの中庭を見ていきましょう。そもそもコートハウスとは敷地全体を壁に囲み建物の内部に中庭を作っている家を指します。オリーブのシンボルツリーがあるこちらのコートハウスでは、犬と猫を飼っているそうです。コンクリートの中庭フローリングのLDKから中庭を見ると、コンクリートタイルがモダンな印象を生み出します。中庭を取り囲むような設計なので、家の中のどこからでも視線の抜けが楽しめそうです。ウッドデッキの中庭続いてのコートハウスは中庭がデッキ仕様になっています。こちらはリビングから中庭を見ている構図ですが、室内のフローリングと中庭のデッキが一続きに感じられます。アウトドアリビングとして活用裸足で出ることができるウッドデッキの中庭は、まさに第二のリビングとしても活用できるでしょう。デッキの色味に合わせた木製のアウトドアファニチャーをセットすれば、朝食やバーベキューも楽しめます。光庭がある家室内に光を取り入れるための1坪の光庭中庭は室内からの景観を目的として作られますが、室内に外からの光を取り込むことを主な目的として作られるのが「光庭(こうてい)」です。デザインはさまざまですが、植物を植えるスペースがない光庭もあります。こちらの戸建て住宅では、密集地にあるため採光を求めて光庭が作られたそうです。リビングから見る光庭リビングから光庭を見るとわかるように広さはおよそ1坪しかありません。けれど、2階建て住宅の屋根をも貫く形で作られた光庭からは十分な採光が叶います。明るさと開放感と安心をもたらす中庭中庭を実際に取り入れている実例をいくつか見てきました。家のどの位置にどのくらいのスペースで中庭をデザインするのかによって雰囲気がずいぶん違ってきます。第二のリビングとして活用しても良し、光を取り入れる光庭としても良し。ライフスタイルに合わせて中庭を取り入れた住宅を楽しんでみませんか。
2021年09月05日緑と建築の融合最寄りの駅から、高木のユリノキが彩る並木道を歩くこと10分。一本裏に入った住宅街に、建築家の新井崇文さんの自宅兼アトリエがある。建てたのは10年前。建物正面に施した木製ルーバーには程よくツタがからまり、エクステリアの植栽とともに涼しげな空気を放っている。「建てた当初は板塀だけでかたい感じでしたが、10年経ってツタや植栽が育ち、いい具合に緑と建築が融合してきました」高低差があり、東西には隣家が迫っている敷地。プライバシーの確保と開放的な空間を両立させるために、建物はL字型にし、西側には独立壁を設けた。南側の道路からの視線は木製ルーバーでカット。周囲からの視線を気にすることなく、ゆっくり過ごせる中庭が生まれた。道路側からの視線をカットするために設けた木製ルーバーは、縦、横に変化をつけた。程よくからまったツタが涼やかな印象。左側の独立壁は、西側の隣家からの視線をカット。中庭からリビング・ダイニングを見る。建物に沿ったL字の軒天はベランダ下で、スギを採用。壁の一部にボリュームをもたせ、戸棚状の収納を設置。キャンプグッズや園芸グッズを収納。自然を感じる“外の部屋”「中庭を“外の部屋”みたいに使いたかった」と話す新井さん。中庭に面するリビング・ダイニングには大きな開口を設け、建具も引き込み式にし、床レベルもデッキスペースとほぼフラットにした。カーテンやブラインドは使用せず、フルオープンにしているため、ふらっと中庭に出ることができ、気軽に楽しめる外空間となった。デッキスペースが4畳、周辺含めて12畳ほどという中庭。「これを部屋のように使うと、30坪ほどの家がそれ以上の広がりを感じられますよね。花が咲き、実がなれば鳥がくるし、風が吹けば草木の音がし、木洩れ日も揺れる……。自然のいろいろな変化が感じられる贅沢な部屋です。自然に癒されて、全く疲れないため、何時間でも本を読んでいられますね」中庭に面する建具は全て木材を使用。右側の壁は耐震壁で、建具がすっぽり収まるサイズにした。リビング・ダイニングからフラットに続く中庭。気軽に出られるため、仕事の合間のコーヒーブレイクも外で過ごすことが多いという。直径140cmの大きめな円卓は家具屋にオーダーしたもの。椅子はYチェアをはじめハンス・J・ウェグナーの作品をデザイン違いで揃えた。通風を考えて設えた南側の窓。視線をカットしながら風を通す、スダレを入れた扉窓を採用。中庭までのアプローチの途中に小窓を設けた。植物などを飾り、ゲストを迎える。リビング・ダイニングは和モダンな雰囲気。障子から差し込む光もまた美しい。非日常を呼び込むアプローチ住宅街でありながら避暑地にでも来たかのような錯覚をしてしまう新井邸。リビング・ダイニングから眺める豊富なグリーンの視覚効果はもちろんだが、道路から中庭、玄関までのアプローチにもその秘密がありそうだ。駐車場脇の青々と美しい植栽に沿って進むと、階段があり、数段昇ると左に折れ、絞られた空間のゲートが現れる。そこを抜けると中庭が広がり、右へ折れて数段昇るとデッキスペースへ……。左右に曲がり、段差や空間にメリハリをつけたアプローチにより、先のよめないワクワク感が非日常を呼び込んでいるようだ。植栽に沿っておかれた枕木が入り口へと導く。大谷石を敷いた通路の先にゲートが。宅配便などの受け渡しはここで行う。ゲートを入り、右に折れるとデッキスペースへ。天気の良い日は家族で食事をすることも。「グリーンが育ち、木陰が増え、以前よりも過ごしやすくなりました」菜園デッキで育てた野菜を食卓へ1階はリビング・ダイニングに加え、キッチンや新井さんの仕事スペースであるアトリエまでつながったワンルーム。カラマツの無垢の床や砂漆喰の壁・天井など、自然素材を生かした仕上げが心地よい。また、新井邸には独立した玄関がない。「かつて親しいお宅に行くときに縁側から入っていましたよね。そんなフランクな感じにしたかったので、中庭経由でリビング・ダイニングに入れるようにしました」玄関もLDKの一部として使用することで、ワンルームがさらに広がりを感じ、中庭との一体感も高めた。中庭に隣接した菜園デッキは、安全な食材へのこだわりから設けられた。「料理に使うもの」を中心に季節の野菜や果物をご夫妻で育て、収穫し、旬の味を楽しんでいる。「中庭や菜園デッキには、日本の気候で無理なく育つ植物を4、50種類植えています。四季を身近に感じ、緑や光、風など自然の恵みを取り入れた豊かな暮らしを大切にしていきたいですね」独立した玄関は設けず、中庭からそのままリビング・ダイニングへ入ることも。右奥には対面キッチン、左奥は新井さんの仕事スペースがある。新井さんも立つことが多いというキッチン。サンワカンパニーの白い換気扇が可愛らしい。新井さんが最も気に入っているというキッチンからの眺め。「キッチンは中庭を眺める特等席ですね。気持ちよく料理ができます」(写真/ご本人提供)段差を設けておこもり感を加えた新井さんのアトリエ。段差を利用し、デスク下の奥まで続く収納を設置。クラシックのCDがズラリ。玄関をLDKと一体とするために、収納をしっかり設け、靴や傘など全て納めた。駐車スペースの上に位置し、中庭に隣接した菜園デッキ。しそやきゅうり、カボチャ、トマトなど季節の野菜や果物を育てている。「植えるのは妻で、使うのは私です(笑)」。2階のバスルームからも中庭が楽しめる。内装は水に強いサワラの木を採用したハーフユニットバス。5,6年前からご夫妻で作っているという自家製みそ。2年、3年と熟成しているみそもある。4歳から習っていたというヴァイオリン。現在は月に数回しか弾かないそうだが、眺めのよいこの部屋で弾くのは格別。新井邸設計新井アトリエ一級建築士事務所所在地神奈川県横浜市構造木造規模地上2階延床面積99.28㎡
2020年07月20日鮮やかな緑に覆われた住まい多摩川からほど近く、自然の趣きが残る東京・世田谷区の住宅地。鮮やかな緑のツタに覆われた外観が印象的なこの家に暮らしているのは、デザイン会社「nakanaka graphic」を営むグラフィックデザイナーの中川寛博さんと同じくグラフィックデザイナーの岸恭子さん、そして小学6年生のご長男。この家が完成したのは2015年。設計は、中川さんが学生時代に知人の紹介により知り合ったというキューボデザイン建築計画設計事務所の猿田仁視さんに依頼した。「シンプルなデザインを求めていたので、当初は外壁も単純に真っ白のイメージをしていました。ですが、白い壁だと雨だれで汚れてしまう、と猿田さんからアドバイスをいただいたので、それならば、と以前から憧れを持っていたツタのある家にしたいと思いました」(中川さん)。中川さんの要望により、家とコンクリートの間にはツタを植えるための土のスペースをつくった。完成当初は真っ白だった壁も、4年後には屋根まで届くほど成長したツルが壁面を這い上がったという。5年がたった今では白い壁が見えなくなるほどに緑で覆われている。「ツタの種類はオオイタビという常緑の植物です。最初は、うまく成長するか不安だったのですが、思い描いていた形となって嬉しいです」(中川さん)。建築家・猿田さんより「GREEN WALL」と名付けられた中川邸の外観。もともとは真っ白い壁だったが、竣工から5年が経ち、緑に覆われた完成形となった。玄関を入って、左を向くとホールとなっている。突き当たりには水回り、左には寝室がある。北側にあたる右の階段の側壁には大小さまざまな窓が設けられ、外壁に挟まれた中庭からの光が取り込める。階段下にある作り付けの本棚と机。仕事や勉強、あるいは趣味の場として使用している。階段を上がった先にある個室は、現在在宅ワークをしている岸さんの仕事場となっている。将来的にはご長男の勉強部屋として活用する予定。柔らかな光で満ちた心地よい空間以前は、今の住まいの近くのマンションで暮らしていたという中川さんご一家。ご長男が小学校入学のタイミングで家を建てようと考えていたという。「まずは土地を探し始めたのですが、なかなか良い土地と出会えず、一度は探すのをやめていた時期もありました。そんなときに近所の土地を散歩がてら探していたら、ちょうど良いこの土地が見つかりました」と中川さん・岸さんご夫妻。家づくりにあたり、建売の物件やハウスメーカーも訪ねたというご夫妻だが、自分たちの理想の住まいを追求するべく、建築家の猿田さんに依頼することになったという。「風致地区ということもあり、さまざまな制約があるなかで猿田さんが最初に提案してくださったのが、北側に外壁と挟んだ中庭のあるプランでした。制約や狭小という性質の中で、最大限に光を取り込む配慮をしていただいたので、この最初のプランから、ほとんど変更せずに現在の形となりました。北側採光なので部屋に入ってくる光が柔らかくて、すごく心地が良いです」(中川さん)。内観については、白を基調としたシンプルな空間を希望していたご夫妻。色味のバランスや窓の位置など細部まで打ち合わせを重ねて、コンパクトながらも必要な要素をしっかりと詰め込んだ理想的な住まいを実現させた。「窓からはあんまり外の家が見えないので、目線が気にならないところがすごく落ち着きます。中庭があることによって、閉じつつも開放感があるのが、この家の特に気に入っているポイントです」(岸さん)。中2階ともいえるL字型のロフト。ご長男の寝室から、ご夫妻の趣味のスペースへとつながっていく。作り付けの棚には本がずらり。同じく作り付けの机は、主に岸さんの裁縫スペース。正面からは1階全体を望むことができる。反対側には、中川さんのレコードコレクションが並ぶ。2階のリビング。北側の窓から入る光と、奥に見える天窓からのたっぷりの光によって、居心地の良い自然な明るさで満たされている。右手前にある階段を降りるとロフトへ通じる。キッチンの配置やカラーリングは、岸さんと猿田さんが相談して決めた。手前の作業台は、窓を出窓にすることで生まれた。中庭へ出るベランダは、中川さんのお気に入りの場所。変化を楽しむ暮らし主に本や雑誌の装幀のデザインをしている中川さん・岸さんご夫妻。昨今の新型コロナウィルスの影響により、現在は在宅で仕事を行なっているという。「もともと外で仕事をしていたのですが、子どもを見ることもできるので結果的に良かったと思っています。在宅ワークでも、気持ちの良い光が入ってくるので、1日中ストレスなく過ごすことができています」と話す中川さん。岸さんも「最初はくつろぐためだけの家でしたが、今は仕事場という面も持つようになりました。この先も、家がどう変化していくか楽しみです」と笑顔で語る。はじめは真っ白だった外壁が、時間をかけて緑に覆われたように、経年変化を楽しんでいく住宅として設計された中川さんご一家の住まい。「これからはツタに花を加えて、表情を変えられればなと考えています」と中川さん。変化を楽しむご一家の豊かな日々がこれからもこの住まいで紡がれていくことだろう。手がけた仕事には、ワインカタログやワインラベルのデザインも。額縁に飾られているポスターは、ワインの産地が描かれており、デザインは中川さん、イラストは岸さんが担当した。一時期、石集めがマイブームだったというご長男の石コレクションが飾られている。ご長男がお小遣いで購入したという“ニュートンのゆりかご”。1階の水回り。浴室と洗面を仕切るガラス窓によって、視線が抜ける開放的な空間に。1階にあるご夫妻の寝室。壁には小物を置くのに適した作り付けの棚が設置されている。バスルームのモザイクタイルは、建築家の猿田さんより提案されたという。「最初は真っ白のタイルを考えていましたが、このモザイクタイルはデザインも良くて、何より汚れも目立たないので、今はこのタイルを選んで良かったと思っています」(中川さん)。浴槽からは中庭を望むことができる。「窓からの景色は緑のトンネルみたいでとても綺麗です。夜には月を眺めることもできるんです」(中川さん)。週に1回は、高枝切りばさみを使い、緑の手入れをしているそう。「油断すると、すぐボウボウになってしまうので手入れが大変です」と中川さん。
2020年07月13日建築家に土地選定の段階から相談20年住まわれた東京・江東区を離れ、昨年世田谷区内に家を建てたUさん夫妻。「以前の自宅の目の前が再開発地域にあたり、タワーマンションの建築計画が入っていたんです。それを機に移ることにし、土地を探しました」(夫)家を建てるにあたり、夫が以前勤務していた会社のオフィスデザインを手掛けた建築家の庄司寛さんに依頼。土地選定の段階から相談した。通勤や地盤などを考慮し、出会ったのがこのY字道路に面する三角形の敷地だった。「庄司さんに“この土地、どう思いますか?”と見ていただいたら、庄司さんがサラサラと家のイメージを描いてくださってね。それが、20代の頃、2人で留学していたときに住んでいたシアトルのコンドミニアムと重なって、懐かしい気持ちになったんです」(妻)スキップフロアや高い天井の開放的な雰囲気が当時と重なり、ともて気に入ったという。仕上がった家は、その最初のイメージどおりだと話す。Y字道路に面する。角地に建つため、道を曲がってくると、大きな開口を設けた片流れの外観が目に飛び込んでくる。玄関前の三角スペース。妻が育てているバラがお出迎え。ガレージの奥には、近くを走る電車が時折見えるという遊び心も。2階のリビングダイニング。奥行のある、明るく広々とした空間。三角形の敷地の個性を活かす「土地のポテンシャルを最大限に活かすことを考えました」とは建築家の庄司さん。三角形の土地でできるだけ長く取れる軸線を意識したという。北東側にとれた軸線に沿って奥行のある建物を配置。南西側に目線が広がるように大きな開口やベランダを設けた。また、奥に向かって徐々に下がっている高低差のある土地であるため、傾斜を活かすスキップフロアを採用した。三角形の土地ゆえに、所々に残った三角形の部分は、玄関の前庭、寝室前の中庭、バスルームから見える坪庭、裏の勝手口などとして無駄なく活用。敷地の個性によって生まれたスペースが、生活に豊かさをもたらした。また、「今回家を建てるにあたり、老後を意識しました」と話すご夫妻。災害等のときに避難しやすいよう寝室は1階に配置し、階段の段差は20cm以内を希望した。さらに、1階は割れにくい強化ガラスを採用し、ライトは自動やタイマーで灯るようにするなど、防犯面にも配慮した。寝室脇の中庭は、妻のリクエスト。四季折々の花が植えられている。1階の寝室。南側の窓から、1階とは思えないたっぷりの日差しが入る。寝室の隣の部屋。近々、妻が営む事務所が移転してくる予定。玄関から見る。階段の段差は低めに設定。数段降りた奥がサニタリールーム、その奥が勝手口へと続く。バスルームは開放的なガラス張りにこだわった。ホテルライクなバスルームがお好みの夫のリクエスト。坪庭(奥)を眺めながらゆったりとくつろげる。階段下は収納になっている。換気扇付きの猫用トイレ(左奥)も設置。勝手口には、裏のシンボルツリーとしてトネリコを植えた。大勢が集うワンルームUさん夫妻は広島県の出身で、高校の同級生。当時、夫が所属していた吹奏楽部の先輩や現役生までつながる後輩たちとともに、毎年夏にコンサートを開いているという。「年に数回、その仲間たち20数名や留学時代の友人たちがうちに集まるため、大きなワンルームを希望しました」(夫)広々とした2階のリビングダイニングは、その人数をもてなすにも十分な広さ。「人を招くのが大好き!」という夫が中心になって料理をふるまうとのこと。普段は中華料理に凝っているというが、パーティのときはイタリアンが多いそう。「けっこうイケますよ」と妻も太鼓判を押す。ダイニング脇のキッチン(右)は動線を考えた造り。中華料理に凝っている夫の希望もあって、火力の強いガスレンジに。自然と窓に向かって並んで座ることが多いというお2人。華奢でシンプルなテーブルは庄司さんのデザイン。イスは『柏木工』のもの。2階もスキップフロアになっている。勝手口の上にあたる(奥)部分にはサービススペースを設置。広めに設計した2階のトイレ。うっすらと透けたガラス張りがお洒落。階段状に設えた収納は無駄のない造り。裏のキッチン側に収めるものによって、階段側の収納部分の厚みが異なる。音楽が趣味のお2人。クラシックを中心としたCDコレクションが。パーティ用のグラス類もたっぷり収納。愛猫たちも満足この家に暮らし始めて1年半。「私たちももちろん気に入っていますが、猫たちが1番喜んでいるかも」と笑うご夫妻。スキップフロアは猫にとって楽しく、ベランダへと続く猫用扉により、外へも自由に行き来できる。また、1年中たっぷり日差しが降り注ぐ2階のリビングは猫にとっても快適空間。季節によって異なる変化を敏感に感じ取り、心地よい場所を見つけてはお昼寝や日向ぼっこをしているという。愛猫たちとともに過ごす何気ない時間を楽しんでいるお2人。今後は植栽にも力を入れていきたいと話す。「四季を意識した花木を少しずつ植えてきて、やっと根付いてきました。イングリッシュガーデン風の庭に憧れているので、少しずつアレンジしていきたいですね」(妻)『柏木工』で購入したソファで過ごすひとときは、お2人のお気に入りの時間。奥の開口が道路側。夜は、天井の梁が幻想的に光り、外から見ても美しい。2階のウッドデッキ。低めの手すりがポイント。左下が猫の出入り口。下には、寝室前の中庭がある。キッチンの下に設けた猫の出入り口。ご夫妻が留守のときでも自由にベランダと行き来できる。下から上に調節できるブラインド。道路からの視線と日差しを避ける。先代猫のリリくんとトームくん。日本画を学んだ妻の妹さんの作品。U邸の猫たちは皆、捨て猫や保護猫だった。現在飼っているモモちゃん(5歳、メス)。もう一匹の黒猫のハナちゃん(6歳、メス)はシャイな性格で一瞬しかお目にかかれなかった。モモちゃんを描いた妹さんの作品。御覧のとおり、そっくり!U邸設計庄司寛建築設計事務所所在地東京都世田谷区構造木造規模地上2階延床面積105㎡
2019年12月16日遊び心に感動「面白いし、楽しいです」と我が家について語るのは藤川家の奥さん。雑誌を見ていて納谷新さん設計の家に目がとまったという。「どこか不思議な感じがあって、どちらの方角にも空が見えて、リビングには大きな窓がある。さらに、地中にもぐっているスペースもあって、それで、ぜひ見てみたいと思って」その家は以前このサイトでも紹介した納谷さんの自邸だった(2014年09月22日の記事「すべての空間を居心地よく、楽しくしたかった」)。建築家への設計依頼を考えていた夫妻はさっそく見学にうかがうことに。「主人が気に入ったのは屋上緑化で、サッカーやフットサルが好きな人なので、屋上一面にはられた芝生を見て感動していました。わたしも“こんなことできるんだ”ってその遊び心に感動して。材料の選択とか、構造をそのまま見せているところも良くて、 “ここはこうしてほしい”とか細かいことを言わなくてもわたしが好きなテイストでつくっていただけるだろうと思って設計をお願いしました」ダイニングとキッチンのあるレベルから見る。右手の吹き抜け部分にリビングがある。居場所をたくさんつくる設計に際しては、「楽しい家にしたい」という希望とともに、納谷邸のようにいろいろな居場所をつくってほしいとも伝えた。「納谷邸で階段の途中に中2階のような場所があって、一方にはキャンプの道具が置いてありもう一方は畳になっているんですね。その畳のスペースで奥さんが洗濯物をたたんだりしているそうなんですが、“気分転換にその端に腰かけて脚をぶらんと下げて外の景色を見たりもしています”って聞いて、“あ、すごくいいな”と思って」「わたしは以前山登りをしていたんですが、山だったらどこに腰かけてもいい。それに近い感じがあってどこに座ってもいいというのがいいと思ったし、面白い居場所がいろいろとあるのもいいなと」リビングから見る。奥さんの希望で大きな開口がつくられた。天井には奥さんが好きという木製の梁がリビングからキッチンまで整然と並ぶ。キッチンからデッキと中庭を見る。ダイニングからキッチンを見る。大きな開口を通して畳のスペースのある棟を見る。半地下+分棟式に納谷さんにはさらに具体的に納谷邸で気にいった点をいくつか伝えたが、設計では前提として特殊な敷地条件を考慮する必要があった。敷地は藤川さんの実家が購入したものだったが、長い間空き地の状態で、周囲の住宅の中庭のような存在になっていたという。そこで、高さにおいてもボリューム感においても周囲に対して圧迫感を与えない立ち方になるように、1層目を半分地下に埋めて2層目を分棟することに。さらに吹抜けもつくり、藤川邸の最大の特徴といえる屋根の部分も緑化する予定で設計がスタートした。斜めに張られたデッキの上から見る。正面の棟には上階にダイニングとキッチン、下階に寝室、その途中のレベルにリビングが設けられている。右のデッキの上に張られた人工芝の上で朝食やランチを食べることもあるという。ダイニングに設けられた扉の前から見る。右手の畳のあるスペースの前を通ってぐるりとデッキの上をめぐるとキッチン近くにまで達する。屋上にデッキを張る「うちの主人が納谷邸の屋上緑化をすごく気に入ったので、屋上は緑化する計画だったんですが、予算的にも難しいことからあきらめてデッキにしようと。デッキにすれば出てすぐその上で遊べるし、ダイニングともつながっているのもなんかちょっとうれしいなと」藤川さんと娘さんは日曜日などにデッキのいちばん高い部分に敷いた人工芝の上で朝ごはんやランチを食べて過ごすこともあるという。「キッチンから出てぱっと食事を渡すことができるし回収も楽なので、あそこはけっこう活用していますね。あの人工芝は緑化をやめたのでそれにかわる面白いものが何かほしいねって話をしていたときに納谷さんに勧められたんです」デッキには正面のダイニングとキッチン部分に設けられた扉からだけでなく、左手の畳のスペースからも出入りすることができる。巣穴と畳の部屋納谷邸と同様に下階は地面を掘り下げてつくった。「納谷さんの家よりももぐっている感があるので、巣穴みたいな感じがするんですね。よく寝室の窓からから中庭にウサギを出して遊ばせるんですが、そのときに動物の巣穴ってこんな感じなのかなあと」リビングから半地下のスペースを経て階段を上がるとデッキと同じレベルに畳のスペースが設けられている。「ふだんはそんなには行かないんですが、娘の友だちが来たら必ず開放しています。デッキから行ったりいったん下に降りてから階段で上がったりとすごく楽しそうに遊び回っています。大人の方が来たらぜひあそこに泊ってもらいたいとも思っていて、とても使い勝手のあるいい部屋だなと思っています」右側と正面のデッキの高さは庭から150㎝。寝室の窓を開けて中庭を見る。寝室から見る。この窓から飼っているウサギを中庭に出して遊ばせるという。子ども部屋から畳のスペースに上る階段を見る。畳のスペースの下にあるスタディルームと左に中庭。畳のスペースに上る階段近くからリビングの方向を見る。畳のあるスペースにはいったん半地下のスペースに下ってからまた上がる。畳のスペースからもデッキへと直接出ることができる。天井はぐっと低くしており、梁まで130~147cm。子どもたちは階段から上ったりデッキから入ってきたりとこのスペースを秘密基地のような感覚で楽しんでいるという。奥さんが一番気持ちがいいといってあげてくれたのはダイニングとリビングだった。「ダイニングの椅子に座っていることが多いんですが、庭の緑を目に入れながら生活できるのがすごくいいですね。疲れたときにリビングに大の字になって寝ることがあるんですが、見上げたときに天井の構造(梁)が目に気持ち良くて、その時もこの家に住んで良かったなって」娘さんに思いきりこの家を楽しんでもらいたいと話す奥さん、自身もこの家をとても楽しんでいるように見えた。外壁のエンジ色は緑と補色関係にあることと、いずれデッキが退色してグレーになることを見越して決められた。敷地は四方を住宅に囲まれた旗竿敷地。当初は右側のほうへと寄せて建てる予定だったが、それだと実家の窓をふさいでしまうため左側へと移動した。それによって、窓を通して実家とのやり取りが容易にできるようになったという。藤川邸設計納谷建築設計事務所所在地東京都杉並区構造木造規模地上2階延床面積125.55㎡
2019年06月12日夫妻と2人の元気な男の子、そして愛猫(てんてんオス/9歳)が、仲よく暮らすOさんの家。東京の住宅密集地にありながら、家の中は光が満ち、開放感にあふれています。プライバシーがしっかり守られた中で、家族みんながのびのび&リラックス。L字型の敷地を生かしたストレスフリーな住まいを実現しました。■ L字型の敷地に沿った壁を設けて、安全・安心!結婚後、夫の実家が所有していた築30年ほどの戸建てで暮らしてきたOさん一家。子どもも誕生し手狭になってきた頃、アパートが建っていた隣の敷地が運よく売りに出されます。そこでOさん夫妻はその土地を買い取り、家を建てることを決意しました。合筆したことで敷地はL字型に。敷地面積は約55坪となりました。設計の依頼を受けたアトリエA5は、敷地の形状をそのまま建物としてL字の中央にLDKを配し、両端に中庭を設けました。Rのある外壁で中庭や駐車場を丸ごと包んでいます。こちらは外壁の内部で、駐車場のある南側の中庭です。モミジの木の奥に玄関扉がありますが、右手の窓からリビングに直接入ることもできます。外壁に設けられた扉とシャッターを閉めれば、プライバシーが保たれた空間に。「プライバシーを守りたい」というご夫妻の思いですが……、O邸は戸建てや集合住宅が密集する住宅地にあり、周囲を見回すと昼間でもカーテンやシャッターを閉めている家が目立っていました。やはり、周囲を気にせずのびのびと過ごしたいもの。ご夫妻は、プライバシーと開放感の両方を望んだのです。■ 両端に中庭を配し、光あふれるLDKに新居では暮らしが一変。外観は窓が少なく閉じられた印象ですが、内部は白い壁に光が反射する明るい空間となっています。さらに壁に囲われているので、子どもが騒いでも心配無用となりました。「うちは男の子2人なので、とにかく動き回るし大声で騒ぐので大変。でも、今は騒いでもご近所に迷惑がかからないと思うので、イライラ怒らなくてもよくなりました」(妻)と、ホッとした様子。広いLDKや中庭でサッカーやフリスビーなどもでき、頻繁に公園に行かなくてもよくなったといいます。完全にプライバシーが守られているので、子どもたちも思い切り遊ぶことができますね。広いリビングを希望した夫も、大きな吹き抜けと中庭に面した開放的な空間に大満足。壁面の窓は最小限に抑えているため、トップライトから採光を得ています。大きなソファに座って外を見れば、木々が風にそよぐ様子も目に入ってきます。安心してくつろげる空間ですね。リビングと同じく、Rを描く有機的な白い壁が印象的な階段。こちらは専用のバスコートを備えた浴室です。他の中庭と同様に外壁で囲われているので窓を開けて、オリーブの木を眺めながらゆったりとバスタイムを楽しめます。リビングの吹き抜けに面した子ども室。隣にもうひと部屋子ども室が用意されており、個室ごとに異なる色のアクセントウォールが採用されています。■ 工夫いっぱいの家で、猫もストレスフリー子猫のときに保護団体からO家に迎えられたてんてん。家づくりの際には、てんてんへの配慮も忘れてはいません。猫は高いところが大好き。大きく湾曲したリビング壁面の棚の上をさっそうと歩きます。てんてんが外を眺めるのに、ちょうどいい窓も設けられています。キャットウォークを兼ねる棚には右手のステップから上り下り。網戸に取り付けるタイプの猫ドアで、テラスと室内の出入りも自由。リビングにも猫用ドアを。好きなときに好きな場所に行けるから、てんてんもストレスフリー。2階テラスの網戸にも猫扉を設置していますよ。素材にもひと工夫。床には猫の毛が目立ちにくいアカシアのフローリング、壁には引っかき傷がつきにくいビニールクロスを採用しました。以前に比べると、壁での爪とぎは劇的に減ったそうです。「以前は壁や襖がボロボロだったのですが、爪が引っかからないので面白くないらしく、壁では爪とぎをしなくなりました」(妻)。アウトドア用ソファを設置した中庭は、外からの視線を気にせずにくつろげる、憩いのスペース。外光が白い壁に反射するから、シマトネリコの緑も鮮やかです。外の空気に触れられる中庭は、てんてんの大好きな場所のひとつ。高い壁で囲まれているので脱走の心配はありません。「ふと見ると、中庭のソファで日向ぼっこをしていたりするんですよ」(妻)。猫の食事場所は、お皿を洗ったり水をくんだりするのに便利な洗面室に。猫用トイレですが、当初は人間のトイレに近い洗面室に置く予定でした。しかし、全自動洗浄トイレを採用したことで砂を流したりする必要がないため、静かで落ち着ける玄関収納に置くことになりました。子どもが走り回っても近所迷惑にならないので、親もストレスフリー。そして、猫の世話や室内の掃除は、壁材や床材を工夫したことで、傷や汚れを気にせず、人も快適で安心して暮らせます。家族みんながハッピーになる家ができ上がりました。もっと詳しく見たい方は、ぜひ「住まいの設計2019年2月号」を参考にしてみてくださいね。設計/清水貞博+松崎正寿+清水裕子(atelierA5 建築設計事務所)撮影/山田耕司(扶桑社)住まいの設計2019年2月号豊富な実例ときめ細やかな情報で快適・便利な住スタイルを提案。家作りの夢が広がる!住まいのお役立ちマガジン【巻頭特集】「猫だってハッピーにしてほしい!猫と一緒に暮らすための家」 【第二特集】「自分らしいインテリアと暮らしています」
2019年04月29日3月15日発売の「住まいの設計2019年4月号」では、家好き芸人、アンガールズ・田中さんが建築家の自邸を突撃取材する4回目の連載が掲載されています。アンガールズ・田中さんは広島大学工学部第四類建築学部卒業。大学では建築の構造を研究し、得意分野は日本建築だそうです。今回は、四方を建物に囲まれた旗竿敷地で快適に暮らす、浜崎一伸さんのお宅を取材しました。■ 2つの中庭にはさまれ借景の緑も楽しめる開放感あふれる空間周囲を住宅に囲まれた旗竿敷地にRC造の平屋を建てた浜崎一伸さん。「最初にここに来たとき、『本当に囲まれているな』と思いました。真ん中だけポツンと残った状態で、どう建てても周りは迷惑だろうな、と。それで平屋にしました」と語ってくれました。「旗」の部分に配された平屋には、2つの中庭が。1つは屋上への階段がある中庭で、もう1つには大きなシマトネリコが植えられています。その2つにはさまれるようにあるのが、リビングダイニング。「中庭から光が入るので、室内は明るくて気持ちがいいですね」と田中さん。ダイニングの横長の窓からは、隣の庭の緑を借景として取り込んでいます。「あっちの緑も、光が差して影がカッコいい!」と、田中さんはリビング側のコンクリート壁に設けられた窓を指していました。■ いろいろな楽しみ方できる!高低差のある屋上次は、中庭の階段を上って屋上へ。「気軽に屋上に行けるのって、大事なポイントだと思います」と、上りながら語る田中さん。部屋ごとに異なる天井高を反映して高低差が生まれたルーフテラスは、芝生スペースに菜園、ウッドデッキの物干し場と、変化に富んでいます。「寝室のロフトからも屋上に出られるので、子どもが小さい頃はよく友達と鬼ごっこをしていました。階段を下りて、またロフトから出てきて。今は、ロフトの窓からそれぞれ部屋に乾いた洗濯物を投げ入れています(笑)」と浜崎さん。浜崎さん自身も、芝刈りや菜園の水やりなどで、頻繁に屋上に上がるそう。「いろんなところから気軽に屋上に行けるのもいいし、ご近所との関係性もちょうどいい感じですね」(田中さん)。こちらは、中庭を見下ろす田中さん。中庭の両サイドのサッシはフルオープンになっていて、室内に光と風を行き渡らせています。各部屋から眺められるシンボルツリーのシマトネリコは、ルーフテラスの上にも大きく枝を伸ばして成長中!■ 階段のある中庭で仕切られた仕事スペース階段のある中庭の南側は、浜崎さんの仕事場。玄関脇の仕事場も中庭によって明るい空間になっています。中庭で分けつつ、居住空間との回遊性も確保。■ ゲートの道路側のフェンスには半透明のガラスを採用田中さんが立っているガラスフェンスの手前は“ミニ生産緑地”の予定地で、実現したらガラスのフィルムをはがして緑を見せる予定だそう。「この半透明のガラスも、圧迫感がなくていいと思います。」と田中さん。家を見終わった田中さんは「庭や中庭、屋上も広々していて、大変魅力的だった」と満足気でした。もっと詳しく見たい方は、「住まいの設計2019年4月号」をご覧ください!【取材協力】株式会社And Associates東京都中央区日本橋茅場町2-13-8 FLAT4代表の浜崎一伸さんは、1969年香川県生まれ。’93年東京大学工学部建築学科卒業、’95年同大学大学院修士課程修了。竹中工務店、谷口建築設計研究所(出向)などを経て、2010年よりAnd Associatesを主宰。撮影/水谷綾子住まいの設計2019年4月号豊富な実例ときめ細やかな情報で快適・便利な住スタイルを提案。家作りの夢が広がる!住まいのお役立ちマガジン【巻頭特集】「家族のシアワセのときが流れるキッチン&バスルームあります」 【第二特集】「HOUSE with SMALL SHOP小さなお店のある暮らし」
2019年03月15日スペインの南部、アンダルシアにはパティオ(中庭)のある家が一般的です。パティオという中庭は、スペイン建築でよく見られます。なぜ、パティオ(中庭)のある家が多いのかを考えてみました。■ アンダルシアの古い町並みは、細い道が特徴アンダルシアの夏は暑いことで有名です。午後3時くらいが最高気温で、45度になるなんてしょっちゅう。2018年の夏、メスキータがあるコルドバは52度を記録しました。そのように暑いアンダルシアでどうやって生活しているの?と思う人も多いのではないでしょうか。実は意外に家の中は涼しいのです。その秘密は、細い道。細い道だから、家と家があまり離れていません。そのためお互いに影を作り合うのです。おまけに古い家は、分厚い壁で覆われています。壁の厚さがなんと60cmもあるため、外の温度に左右されません。外壁が白いのは、細い道で影を作りあっても光を反射して、暗くならないようにしているのです。■ 家と家が近くにあっても中庭を作れば影ができる!いくら道を細くしても家が庭で囲まれていては当然、家と家の間隔が広くなってお互いに影を作れません。家と家をくっつけて建造し、真ん中に庭を作ること、これがパティオ(中庭)の始まりなのでしょう。数件がパティオを共有しているところもあります。古い学校や病院、市場にもパティオがあり、くつろぎ空間を作っています。■ パティオを飾るのがアンダルシアの楽しさパティオは建物に囲まれているため、車道とは切断されています。それは、干して貯蔵する食材を作るためにも有利です。昔は特に舗装されていない道を馬車が走ると埃が舞い上がったことでしょう。そのため、アンダルシアでは赤ピーマンなど野菜類を干して貯蔵する習慣が多いのです。例えば、私の住んでいるハエン県では赤ピーマンだけではなく、豚肉のロース肉にお塩をしっかりまぶして干します。これはもちろん冬だけです。アンダルシアというと年中温暖だと思う人も多いのですが、冬は0度を切るほど寒くなります。壁の鉢植えに水やりをする方法(コルドバの街にある彫刻)パティオの長所は、ほかにもあります。外側に庭ですと外からの視線が気になりますが、パティオならパジャマのまま水やりをしていても問題ありません。外にテーブルを置いて食事をしても外から見えるわけではないというのもメリットです。そして暑い時期になるとギラギラ太陽で枯れてしまう花たちが元気に花を咲かせ、冬の間太陽不足で花を咲かせない植物も白い壁の反射で太陽の光がたくさんあり1月でもゼラニウムの花が咲いています。その土地にある家の形にはやはり理由があるのですね。伝統的なことには意味があるようです。確か京都にも中庭文化がありました。京都には京都の理由があるのでしょう。長所がたくさんあるパティオ。新しく家を考えるときに取り入れてみてはいかがでしょう。きっと素敵な空間が作れますよ。
2019年02月19日「中庭のある住宅」と聞くとなんだかワクワクしませんか?中庭は、建物に光や風を効果的に取り入れらるだけではなく、取り入れ方によって他にもさまざまなメリットがあるんです!今回は、中庭が効果的に用いられている住宅をいくつかご紹介して、中庭の魅力をお伝えしたいと思います♪光庭としての中庭これぞ中庭といった、中央に中庭を設けたロの字型プランの住宅です。中庭に落ちた光が、大きな開口部を通して、北側の子ども部屋にも陽が入るようになっています。一般的に難しい北側採光の解決策として、中庭が光庭として機能しています。そして、中庭を設けることによって住宅全体に、開放感と一体感がもたらされているところも魅力的です!大きな中庭のある家遊び場としての中庭♪次にご紹介するのは、広々とした8角形の中庭が設けられた住宅です。「子どもたちのために、思いきり走り回って遊べる場所を家の中に作りたい」というお施主さんの意見から実現したそう。子どもたちがのびのびと遊べる、広場としての空間が作れるのも中庭の魅力の1つですね。遊ぶ、眺める、家族で家を楽しみ尽くす、中庭の存在とは!?狭小住宅に風通りと日当たりを確保する中庭これまでは、敷地面積の広い住宅を取り上げてきました。中庭はある程度の大きさがあると有効であるようにも感じますが、狭小住宅の場合にも効果絶大なんです。風や光を効率的に取り入れられ、しかも、限られた空間に開放感を与えてくれます。狭小住宅における中庭の例を次にご紹介します。間口が狭く細長い、うなぎの寝床のような敷地に建っているいわゆる狭小住宅。正面以外の3方向を家に囲まれていて、風通しと日当たりを確保する工夫として、中庭が用いられています。閉鎖的な外見からは想像ができない空間が広がっています。中2階のリビングを介して、手前と奥の2箇所に中庭が設けられています。中庭のお陰で、室内に光が差し込んでいるのがよくわかります。近隣の住宅が密集している中で、プライベートな緑あふれる空間を設けられるのもいいですよね。奈良・きたまちの家(店舗併用)/建築家と建てた30代の家家の中にいながら外を感じられる!モダンな住宅の中庭次にご紹介するのはこちらの住宅。住宅の床と同じ仕上げが中庭にも施されているので、LDKと一体感が生まれていて、家の中にいながら外を感じられます。中庭の照明が工夫されていて、夜もまた違った雰囲気があります。滝道の家〜中庭のあるモダンな住宅二世帯をつなぐ中庭最後に、中庭を取り入れた二世帯住宅をご紹介します。こちらの住宅は、親子世帯共有の空間として大きな中庭を設けることで、別棟感覚をもつプランになっています。2世帯住宅において、ポイントとなる親子世帯間の距離感を中庭を使って上手く操作しています。中庭を介在させることで、お互いに気配を感じながらも、気兼ねなく暮らせる住宅になっています。KAM邸/家族を繋ぐ中庭を持つムジルシ的二世帯住宅まとめ今回は、魅力ある中庭が設けられた住宅を特集してみました。中庭と一言で言っても、住宅ごとに持ち得る特徴や空間的効果はさまざまでした。豊かな空間を作り出してくれる中庭はうまく活用したいですね♪
2018年07月21日ワインイベント「ONE LOVE, WINE LOVE vol.2」が青山・国連大学中庭にて2017年12月9日(土)・10日(日)に開催される。会場には、全国のインポーターやワイナリーから約180種類ワインが集結。5杯分のワインをテイスティングできるチケットが販売され、国産ワインから世界のビオワイン、王道ワインまで、それぞれの説明を聞きながら飲み比べることができる。お気に入りのワインを見つけたらボトルで購入することも可能だ。お酒にぴったりな食事と共に楽しむのもおすすめ。「今井」の焼き鳥や「赤い部屋」のお好み焼き、本格フレンチが楽しめる「rojiura」の焼き豚、ベトナム料理屋「An Di」のバインミーなどが販売されるので、ワインとのペアリングも楽しみたい。当日は、様々なアーティストによるジャズライブなども予定している。音楽を聞きながら、青空の下でワインとフードを堪能してみては。【詳細】ONE LOVE, WINE LOVE vol.2開催日時:2017年12月9日(土)・10日(日) 10:30〜16:30場所:国連大学中庭住所:東京都渋谷区神宮前5-53-70※Farmer’s Market @ UNU と同時開催※入場無料<チケット>ワイン飲み比べ チケット5枚綴り 2,000円内容:飲み比べ数 5杯(約150種類の中から自由に選べる)※前売り券は下記URLより<出店者>■世界のワインインポーター Raffine(フランス)、GO-TO WINE(NY)、いろはわいん(フランス)、ヴィナイオータ(イタリア)、コロニアルトレード(AUS NZ)、スコルニ・ワイン(スペイン)、ル・ヴァン・ナチュール(フランス)、トレジャーフロムネイチャー(イタリア)、e VINO エヴィーノ(イタリア)、ラシーヌ(オールエリア)、37ワインズ (イタリア)、イーストライン(フランス)、アフリカンブラザーズ(南アフリカ)、NONNA & SHIDI(イタリア)、エスポアシンカワ(オールエリア)、ザート・トレーディング(ドイツ)、BIANCOROSSO(イタリア・スペイン)、MONACA(イタリア)、Vai&Company(AUS NZ)、日仏商事(フランス)、ナーズヴィーノ(イタリア)、Vini e Panini SASALA(イタリア)、ワインダイヤモンズ■日本国内のワイナリーフジマル醸造所(大阪・東京) Coco Farm & Winery - Ikegami(栃木)、Takeda Winery - Kishidaira(山形)、グレープリパブリック(山形)、安心院葡萄酒工房(大分)、domaine tetta(岡山)、果樹園白雲(山形)■その他winy Tokyo(ワイン)■フード北出食堂(タコス)、焼鳥 今井(焼鳥)、横山ケータリングサービス(焼き魚)、Rojiura(焼き豚) fato.(おでん)、blanc、The Tea Companu(発酵茶)、オルガン 赤い部屋(お好み焼き)、銀座らんぷ(もつ煮込み)、CUMR FOOD TRUCK(ピザ)、bob’s ribs(ポークリブバーガー)、new town kitchen(キューバサンド)、THE BLUE TRUCK(芋料理)、赤ねこ(もつ煮込み)、東京オムレツ(ガパオ・カレー)、野毛山カレー食堂(カレー)、An Di(バインミー)、Bricoler(焼き菓子)、Moiil(焼き菓子)、パーラーエコダ(パン)
2017年12月01日日本酒イベント「Aoyama Sake Flea」が、青山・国連大学中庭にて2017年11月11日(土)・12日(日)に開催される。全国の31蔵元・100種類以上の日本酒が試飲可能会場には青森・陸奥八仙、山形・米鶴、新潟・妙高酒造など、全国の31蔵元・100種類以上の日本酒が集結し、自由に飲み比べを楽しめる。試飲はかっぱがデザインされた、イベントオリジナルデザインのユニークなおちょこで。酒造りに関する質問や、開発の裏側にあるストーリーなど、蔵人と直接話しながら日本酒を嗜める貴重な機会となりそうだ。フードとのペアリングもお酒にぴったりな世界各国の食事も展開。江戸流の牛煮込みなど日本酒に合う定番料理から、「祭り」をテーマにした世界各国のフードまで幅広く取り揃えた。ペアリングも是非楽しみたい。気に入った日本酒は「カップ酒」で持ち帰り飲み比べを通して見つけたお気に入りのお酒をカップ酒にして持ち帰られるワークショップも用意。4合瓶を買うのは重たくて気がひけるが、軽く一人でも飲みやすいカップ酒なら何個も持ち帰れそうだ。さらに、料理人や職人から日本酒と肴について学ぶ「Sake Lounge」も開催される。ここでは3つのプログラムを通して、冷・燗による味の変化や、食感や味覚を刺激しながら楽しむペアリング、日本酒を使った斬新なデザートなど、日本酒の表現の広がりを体感できる。新しい楽しみ方と出会えそうだ。【詳細】Aoyama Sake Flea開催日程:2017年11月11日(土)・12日(日)10:00〜16:00場所:青山・国連大学中庭住所:東京都渋谷区神宮前5-53-70入場無料<チケット>■スターターセット 1500円内容:飲み比べチケット6枚+最新オリジナルおちょこ1つチケット1枚で約45mLの日本酒と交換イベント限定酒などの特別なお酒、「蔵ʼs Special」はチケット2 枚追加購入チケットは、1000円/5枚で販売販売場所:入り口と会場中央のインフォメーション※前回までのおちょこの利用可能※Sake flea公式おちょこ以外のおちょこの使用は不可■前売チケット・日本酒好きセット 4,000円内容:飲み比べチケット20枚+最新オリジナルおちょこ1つ・呑んべいセット 6,000円内容:飲み比べチケット30枚+最新オリジナルおちょこ1つ・底なしの酒豪たちセット 7,500円内容:飲み比べチケット40枚+最新オリジナルおちょこ1つ※価格はすべて税込み<参加酒蔵>陸奥八仙(青森)、米鶴(山形)、山の井(福島)、妙高酒造(新潟)、鶴齢(新潟)、岩清水(長野)、真澄(長野)、仙禽(栃木)、若駒(栃木)、来福(茨城)、結(茨城)、豊明(埼玉)、文楽(埼玉)、木戸泉(千葉)、awa 酒協会(東京)、白隠正宗(静岡)、手取川(石川)、天狗舞(石川)、よしのとも(富山)、羽根屋(富山)、津島屋(岐阜)、喜楽長(滋賀)、紀土(和歌山)、作(三重)、みむろ杉(奈良)、播州一献(兵庫)、土佐しらぎく(高知)、熊本地酒代表(熊本)、東鶴(佐賀)、天吹(佐賀)、豊潤(大分)
2017年10月28日