俳優の中村倫也・松坂桃李・菅田将暉が出演する配信イベント「TopCoat夏祭り2022〜Yes!We Camp!〜」(20日19:00から生配信)のメインコンテンツのメイキングスチールが16日、公開された。同イベントは会員サイト「TopCoat Land」で配信される、芸能事務所・トップコート所属アーティストが一堂に会する年に一度の大型イベント。今年のメインコンテンツでは“トップコート三兄弟”こと中村、松坂、菅田の3人がそれぞれチームリーダーとなり、後輩を率いて真夏のキャンプ場を舞台に料理対決を行なう。3人が「TopCoat Land」のコンテンツに揃って登場するのは今回が初となる。また、収録当日にキャンプに参加できなかった佐々木希、杏、清野菜名は手作りドレッシング、趣里は、料理に使用する夏野菜、堀田茜は、キャンプファイヤー用の薪を準備する形で参加し、それぞれの力作が現場に持ち込まれた。さらに、杉野遥亮とダンサーのTAKAHIROは初のコンビでDIYに挑戦したほか、コンテンツのナレーションを木村佳乃が担当。20日の生配信当日は、萩原利久と豊田裕大が同イベントのMCに初挑戦する。
2022年08月16日有村架純&中村倫也W主演「石子と羽男」の5話が8月12日放送。大庭の“告白宣言”からの“告白の告白”に「なんてフェアでピュア」などの声が相次ぐなか、告白の結果を知りたがる羽男にも「やり取りサイコーカワイイ」など“可愛い”の声が続出している。4回司法試験に落ちた崖っぷち東大卒パラリーガルと、司法試験に一発合格した高卒弁護士のコンビが、誰にでも起こりうる珍トラブルに挑む異色リーガル・エンターテインメントとなる本作。キャストは学生時代から真面目でコツコツ積み上げていく、石のように頭が固い性格で「石子」と呼ばれてきた倹約家の東大卒パラリーガル・石田硝子に有村さん。高校卒業後米国の大学へ進学したものの自主退学、フォトグラフィックメモリーを駆使して司法試験も一発合格した弁護士・羽根岡佳男=羽男に中村さん。石子の高校時代の後輩で彼女に想いがある大庭蒼生に赤楚衛二。根っからのお人好し&人情派なためお金にならないトラブルを格安で請け負い、事務所の経営を逼迫させている石子の父・潮綿郎にさだまさしといった顔ぶれが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。そば店の塩崎(おいでやす小田)が相談にやって来る。叔父の重野(中村梅雀)の隣家の木が自宅まで伸びてきて、毛虫が大量発生して困っていると言う。石子と羽男が重野家の隣人・万寿江(風吹ジュン)を訪ね、伸びた枝を切ることをお願いすると万寿江はすんなり了承するが、後日、逆に万寿江から重野へピアノの騒音による慰謝料を要求する書類が届く…というのが今回のストーリー。事務所からの帰り道、大庭は羽男に「俺、石子先輩のことが好きです」と伝える。「なんでそれ俺に教えてくれたの?」と聞く羽男に、大庭は「告白の結果が良くても悪くても気まずい空気になるのがあれなんで…」と答え、いつ告白するのかと問う羽男に、時期はまだ決めてないと返す大庭。「言ったら教えて」と言う羽男に大庭は「結果はどうであれ、告白したら…鼻を触ってサイン出します」と伝える。「ライバル(かもしれない人) に告白を宣言するなんてなんてフェアでピュアな子なんでしょ」「まっすぐで不器用で若くて可愛い」「大庭くん一途で可愛いな告白がんばれ~」などの声が上がるなか、大庭は石子を呼び止め「ちょっと先輩に話があって…」と切り出す。察した羽男が先に帰ると、大庭は就職の面接で手ごたえがあったことを明かし「就職決まったら石子先輩に告白します。今はしませんけど…」と“告白の告白”。視聴者からは「それはもう告ってるのと同意では?笑」「告白しますって告白したら告白やん」などのツッコミが続出する。その後、大庭は羽男の前でつい鼻を触ってしまうのだが、それを見た羽男は立ち上がり小声で「いまのこれ、そういうこと!?」と興奮状態に。「かゆかったんで」と答える大庭だが、羽男は「隠すなよ(笑)、それならそれでいいんですけど」とニヤニヤ。「違うとも言い切れないんですけど」と思わせぶりな答えを返す大庭に「意味深~どっちどっちどっち!」と、告白の結果について迫る…。そんな羽男と大庭のやり取りに「羽男と大庭っち乙女」「ちょーっと!なにこのふたりのやり取りサイコーカワイイ」「羽男女子な反応、可愛すぎる」「どっちどっちどっち?!って盛り上がってるの可愛い」など、SNSは羽男に対する“可愛い”の声が溢れる状態となっている。【第6話あらすじ】幽霊物件と知らずに家族で分譲賃貸マンションに越して来た高梨拓真(ウエンツ瑛士)。幼い双子の息子を抱え育児ノイローゼ気味だった妻の文香(西原亜希)だが、匿名の手紙で「孤独死があった部屋だ」と知らされたことで幻覚や幻聴を訴えるように。拓真は潮法律事務所を訪ね、不動産会社に引っ越し費用の請求と違約金発生の契約を無効にしてほしいと申し出るが、不動産会社社長の六車瑞穂(佐藤仁美)にも言い分があり…。「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」は毎週金曜22:00~TBS系で放送。(笠緒)
2022年08月13日俳優の神木隆之介が主演を務める映画『屍人荘の殺人』(19)が、映像配信サービス・dTVで配信を開始した。「第18回本格ミステリ大賞」など3つの国内主要ミステリーランキングで1位を獲得した、今村昌弘氏の同名小説を映画化。大学のミステリー愛好会に所属する自称ホームズとワトソンの葉村譲(神木)と明智恭介(中村倫也)。2人の前に現れた剣崎比留子(浜辺)という謎の美人女子大生探偵に誘われ、脅迫状が届いたというロックフェス研究会の合宿へ参加すると、連続殺人事件が発生する。個性派キャラクターを熱演する神木と中村の名コンビぶりや、浜辺美波演じる比留子との息の合った掛け合いも見どころの本作。フェス研究会のOBの七宮役に柄本時生、立浪役に古川雄輝、フェス研究会メンバーの重元役に矢本悠馬、紫湛荘かの管理人役に池田鉄洋、葉村たちとともに紫湛荘にたてこもる出目役に塚地武雅など、豪華俳優陣が脇を固める。
2022年08月12日Twitterで人気ドラマの感想をつづり注目を集める、まっち棒(@ma_dr__817125)さんのドラマコラム。2022年7月スタートのテレビドラマ『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。「ひき逃げなんてやってない!」例えば事故を起こしたとき、そう訴えたとしても目に見える証拠が無ければ、あらぬ罪を着せられることがある。第4話は誰にでも起こり得る、そんな我々の生活のすぐそばにある事案について描かれた。『石子と羽男』第4話は電動キックボードの事故とある夜中、潮法律事務所の所長・綿郎(さだまさし)、弁護士・羽男(中村倫也)とパラリーガル・石子(有村架純)のもとに、依頼の連絡が舞い込む。依頼者は、以前綿郎が依頼を請け負ったことがある堂前絵実(趣里)。その妹の一奈(生見愛瑠)が、電動キックボードで走行中に新庄隆信(じろう/シソンヌ)と衝突してしまった事故の弁護依頼だった。一奈は新庄に声をかけるも、「怪我はない、何もしなくていい」と言われ、そのまま帰宅。しかし、気になって交番を訪れた際に、新庄が帰宅後に意識不明になったと聞かされ、一奈はそのまま逮捕されたという。一奈からは「すぐ被害者に駆け寄った」と聞き、羽男は「今回も示談で片付けられるだろう」と思っていたが、状況は一転。被害者である新庄の妻に話によると、目を覚ました新庄が一奈が自分を置いて逃げたと証言したという。加害者と被害者で証言が明らかに食い違っていた。事故の瞬間を映す防犯カメラの映像はなく、救護をしたという証拠は見つからない。結局、争いは裁判に持ち込まれ、羽男は姉で検事の優乃(MEGUMI)とやりあう羽目に…。まず羽男は法廷で、「一奈が事故を起こしたことはない」と確認する。実は2年前に事故で親を亡くし、姉の絵実が視力を失っていた。だからこそ、被害者側の気持ちを十分理解し、安全運転を心がけていたことを羽男は主張する。しかし優乃の尋問で、一奈は二人乗りをして、歩行者に衝突、通報することなく立ち去るという非行歴があったことを明かされるのだ。羽男にとってはまた予想外の事態。そして、新庄から1000万の高額の示談金を要求されてしまう。そんな中、事故の際、新庄から甘酸っぱい匂いがしたと一奈が証言する。しかし、匂いという形のないものは証拠にはならず、決め手には欠ける。前話のインターネットで一度削除しても完全には消去できず証拠として残るという話もそうであるが、ドライブレコーダーを始め、現代は様々な証拠が残り易い。だが今回は、たまたま死角の場所での出来事。新庄があの日、あの場所で何をしていたのか、本人の口から明かされない限り、真実に迫ることが難しいのである。しかも、一度嘘をつかれている羽男は一奈を信じることができなかった。ついでに姉からは、弁護士をやめた方がいいと言われ、弱気になるばかり。そんな羽男を励ますのは、石子と綿郎だ。羽男は地道な聞き込みを続け、ついに有力な証言を得る。あの日、新庄が事故の直前に訪れていた場所、そこは違法カジノの現場だった。その店にある水タバコの香りこそ、りんごの甘酸っぱい匂いだった。そして石子と羽男が潜入を試みるも、直ぐにバレてしまい、店員と取っ組み合う事態に…。その時、面接終わりの大庭(赤楚衛二)が助けに入り、通報を受けた警察も駆けつけ、違法カジノ現場は摘発されて一件落着。垣間見える、石子の芯の強さしかしこの急な乱闘シーンの中で一番驚くのが、誰もが怯んでしまうような時までも冷静に対応を試みる石子の芯の強さだ。曲者の羽男に振り回されるだけの石子ではないのである。だがそんな凸凹コンビにも、ようやくバディ感が出てきた。不器用な二人は呑みの誘い方もクセがすごいのだが、そんな二人らしく、夜明けの都会の空を背にして、非常階段でひっそりと打ち上げをするのだ。羽男は記憶力という才能と、想定外のことに対応しきれない無力の狭間で、弁護士としての覚悟が自分にはあるのか何度も悩んできたことを石子に伝える。そのことは、父である綿郎からとっくに聞いていた石子は、羽男の天才キャラを茶化しながらも、優しく励ました。朝の光が柔らかく二人に差す中、羽男は髪を手で崩す。天才を演じるためのオールバックは、羽男にとって「できる子」と言われ続けた呪いそのものだ。そんな自分を着飾ってきたストッパーを外す姿に胸が熱くなった。法廷の外で得た『勝利』迎える第二回公判。羽男は、新庄が違法カジノに訪れていることに迫り、虚偽の証言をしていることを主張。そして羽男の『相棒であるパラリーガル』石子が証拠を持って、法廷のドアを開ける。その証拠は、絵実が毎日目撃者探しのビラ配りを続けたことでSNSで話題となり、それを偶然目にした運転手が提供してくれた、事件当日のドライブレコーダーの映像だった。そのドライブレコーダーに映っていたのは、事故後、新庄に駆け寄り、救急車を呼ぼうとしている一奈の姿だった。その様子を傍聴席で一奈を見守る盲目の絵実に、石子は言葉で伝える。一奈と絵美は涙を流す。たとえ目には見えなくとも、姉妹の揺るぎない信じ合う気持ちが勝ったのだ。そしてもう一つのきょうだいの勝利。それは羽男と優乃だ。優乃の「身内に甘すぎるっていうのも、考えもんだよね」という言葉が気になる羽男だったが、その後の大庭の調べで、新庄の妻が検察の身内であることが判明。そして石子は優乃が初めから違法カジノの存在を知っており、上層部にもみ消されずに摘発させるために、羽男に内情を暴かせたことを見抜く。優乃は権力に屈することなく、弟である羽男の力を信じたのだ。「弟をよろしくね」と言う優乃から感じるのは、確かな羽男への愛情だ。しかし、執行猶予の判決で釈放され、姉妹が抱き合うという感動だけで終わらせないのが今作だ。「人を殺す可能性があることに無自覚だった」この一奈の言葉は、法改正により電動キックボードが無免許で自由に乗れるようになる現代を生きる私たちへ向けた注意喚起。電動キックボードは重大な事故を引き起こし、人を殺める可能性を秘めた乗り物だ。多くの人が普段使う自転車もそうである。手軽だからこそ、自分は起こさない、生涯関与することがないという気の緩みが生まれてしまう。この問題は、人ごとではない。今この車を通り抜けた時、この角を曲がった時…そうなる可能性があるのだと、普段から意識づけることはできるはずだ。そしてこれは自分を守ることにも繋がる。自分に過失はないという主張が通るわけではない。その事故の詳細を知る自分と相手、その意見が食い違えば、その瞬間、目に見えなくなった真実は不確かな証言でしかなくなる。しかも目撃者の証言、ドライブレコーダーの記録だって、必ずしも得られるとは限らない。この気の緩みが事故を引き起こし、目に見える物理的な被害を受け、最悪の場合、冤罪という被害者に自分がなり得るのだ。目に見えない大切な繋がりを、大切に思う誰かを傷つけるかもしれないということを、私たちは忘れてはならないのだ。『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』/TBS系で毎週金曜・夜10時~放送ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]
2022年08月12日有村架純と中村倫也が共演する「石子と羽男」第4話が8月5日オンエア。第2回公判での羽男の“アドリブ”に「がっつり心掴まれてしまった」などの声が続出。ゲスト出演した生見愛瑠の演技に驚きの声も寄せられている。本作は4回司法試験に落ちた崖っぷち東大卒パラリーガルと、驚異的な記憶力で司法試験予備試験と司法試験に一発合格した高卒弁護士のコンビが、誰にでも起こりうる珍トラブルに挑むストーリー。パラリーガルとして父親が営むマチベン「潮法律事務所」に勤めているパラリーガル・石田硝子役を有村さんが。写真のように見たモノを記憶する「フォトグラフィックメモリー」の持ち主である弁護士・羽根岡佳男(羽男)役を中村さんがそれぞれ演じる。また潮法律事務所でアルバイトしている大庭蒼生役に赤楚衛二、お金にならない案件ばかり請け負って石子に呆れられている潮綿郎役にさだまさし、羽男の姉で東京地検の若手エースとして期待されている検事の羽根岡優乃役にMEGUMIが演じている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。潮法律事務所に堂前絵実(趣里)から弁護の依頼が舞い込む。妹の一奈(生見愛瑠)が運転する電動キックボードにぶつかり転んだ新庄隆信(じろう)が帰宅後、容体が急変。警察がひき逃げ事件として捜査し、一奈が逮捕されてしまったという。一奈から「すぐに男性に駆け寄った」と聞いた石子と羽男は示談の可能性を探るが、新庄の妻はひき逃げを主張。裁判で羽男は優乃と争うことに…というのが今回のおはなし。石子たちは新庄が事故の日、ひどく酔っていたという証言を得る。さらに事故の前に新庄がいた店が違法カジノだった事も判明。一奈に通報されると自分が違法カジノに出入りしてることも発覚してしまうと考えた新庄は、彼女に通報させないようにした…。証人探しのため絵実は綿郎らの力を借りてビラ配りをする。それが身を結び当日現場近くにいたトラックのドライブレコーダー映像が手に入り、それを裁判所に提出するにあたり石子が書いたシナリオに合わせ、石子と羽男は一芝居打つのだが、その際、石子の台本には「私のパラリーガル」と書かれていた部分を、羽男は「私の相棒のパラリーガル」と言い換える…。アドリブが苦手なはずの羽男が見せた石子への感謝と敬意に「相棒のパラリーガルです。」と言った羽男の揺るがない眼差しも全てが、温かくて身に染みる」「法廷のシーンで石子が作った台本に無かった[相棒のパラリーガル]って羽男が言ったとこグッと来た」「羽男が相棒のパラリーガルと言ったの良かった。石子も嬉しそうだったね」「パラリーガルが…というはずのとこで“相棒の”パラリーガルが、って言い直すの、なんかもうがっつり心掴まれてしまった」など感動の声が続出。またゲスト出演した生見さんに「めるるっぽさも見えない完全な堂前一奈を演じてた」「姿勢もいつものめるると違うし、一奈になりきってたね」「バラエティで観る時とはまた別の顔をもっていて驚いている」などの感想が多数寄せられている。【第5話あらすじ】そば店の塩崎(おいでやす小田)が相談にやって来る。叔父の重野(中村梅雀)が、隣の家の木が自宅にまで伸びて毛虫が大量発生して困っていると言うのだ。石子と羽男が重野家の隣人・万寿江(風吹ジュン)を訪ね、伸びた枝を切ることをお願いすると万寿江は了承。問題は解決したかに思えたが後日、逆に万寿江から重野へピアノの騒音による慰謝料を要求する書類が届く…。「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」は毎週金曜22:00~TBS系で放送。(笠緒)
2022年08月06日Twitterで人気ドラマの感想をつづり注目を集める、まっち棒(@ma_dr__817125)さんのドラマコラム。2022年7月スタートのテレビドラマ『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。空を見上げる時間すら曖昧で無駄なひとときと感じてしまうぐらい、誰もが生き急ぐ現代。最近は、その作品の中身ではなく、表面が重視されることが多くなってきたように思う。そして『ファスト映画』もその一種だ。反省の色が見えない依頼人パラリーガル・石子(有村架純)と弁護士・羽男(中村倫也)のコンビに『国選弁護』の依頼が舞い込む。国選弁護とは、資金不足などで弁護士を雇えない人に対して、国が代わりに指定するという制度である。羽男は名を売るチャンスだと意気込み、早速接見に向かうが依頼人の口から飛び出したのは衝撃の言葉だった。「ファスト映画の何が問題なんですか?」今回の依頼は、映画を10分に短く編集した『ファスト映画』を動画サイトに無断アップロードし、著作権法違反で映画会社から告訴、逮捕された、映画監督を目指す大学生・山田遼平(井之脇海)の弁護。初めは周りに映画を共有するために投稿していたが、誤って通常公開すると再生回数がぐんぐん伸びた。その後、次々ファスト映画を投稿し、著作権法違反の罪で逮捕されたのだ。しかし、後悔していると思われた遼平は、少しも反省していなかった。金儲けのためではないし、映画離れが進む中で、見た人が「映画を好きになった」「時間がないとき助かった」と感想が寄せられると、自らの罪を正当化する。確かに今はコンテンツの大量生産、大量消費の時代であるが、娯楽に割ける時間はそう多くはない。それは大人だけではなく、子どもも同様だ。しかも話題の移り変わりは激しく、流行に置いてかれまいと、物事のあらすじだけ理解できればそれで満足してしまう人もいる。度々話題に上がる作品の『倍速視聴』もその例で、じっくり誠実に作品と向き合う時間は重視されない傾向にある。しかし、ファスト映画は断固として許されるべきものではない。羽男は少しも反省しない遼平の言い訳や法廷での態度に手も足も出なかった。事件が思わぬ場所に飛び火そんな中、新たな事件が巻き起こる。名前が似ているため、ファスト映画を投稿したと誤解された山田恭兵監督(でんでん)がSNSで炎上していた。丁度、新作映画公開前というタイミングだ。そんな山田監督のファンである大庭(赤楚衛二)は、石子を誘って最新作『穢れし曳航』の舞台挨拶を見に行く。しかし、炎上の影響を受けたのか、客足は乏しかった。そしてさらにひどい事態へと発展し、最新作のファスト映画がネットに出回った。「売名行為」「自作自演」、書き込みは根拠のない誹謗中傷で溢れた。ネットは話題性があり、一度燃えたものが何よりの好物だ。事実を知らず、袋叩きにする者ばかりだ。この状況を知った石子は、「山田監督を手助けすることで、監督のファンである遼平との関係の潤滑剤になり得るのではないか」という父・綿郎(さだまさし)の助言を受け、監督に弁護士を紹介することにした。そして石子はその夜、遼平にそのことを相談してほしいと羽男にお願いするため、電話をかける。すると、いつもは他人に一切の興味もなさそうな羽男が突然、石子に弁護士を目指す理由を尋ねてきた。「父親の影響?」と聞く訳には、羽男が法曹一家生まれであることが関係しているように思える。姉・優乃(MEGUMI)は検事、父は名高い裁判官。羽男は記憶力の才能を買われ、昔から「できる子」と言われ続けた。父の目の輝きはいつも才能への期待だけで溢れ、羽男は弁護士にならざるを得なかったのだ。それとは反対に石子は、自分から父の姿に興味を抱いた。依頼者の心の棘を抜き、再出発のお手伝いができる弁護士に憧れたのだ。それもあり、人の些細な変化に気づける石子は、羽男の普段とは違う振る舞いを心配する。二人は顔を見合わせれば言い合いばかりする凸凹コンビだが、電話越しには和やかな雰囲気だ。「人に物を頼むときはなんていうのかな?」という、いつも通りの上から目線な感じと、優しく笑う羽男のギャップも垣間見えた。そして「おやすみなさい」という石子の言葉に少し驚いた表情をする羽男。『才能』としてではなく、『一人の弁護士』として必要とされている実感が、羽男の中で形づき始めていた。そして依頼を諦めかけていた羽男だったが、フォトグラフィックメモリーの能力で、ファスト映画内で制作陣しか知り得ない未使用のカットが使われていることに気づく。石子はそれを山田監督に伝えに行くと、監督は既に制作スタッフ・諸星(今井隆文)であることに気づいていた。炎上した原因でもあるファスト映画という罪に手を出してしまったのだ。監督は、諸星の再出発の芽を摘まないよう、訴えは起こさないことを決めた。見物人だった『私たち』が『当事者』へと変わる瞬間そして残るは遼平だ。何も聞き入れない遼平に、石子は罪と向き合ってもらうための秘策を思いつく。それは、山田監督の最新作のファスト映画を見せることだった。接見に訪れた羽男に、動画を予告なしに見せられた遼平は、「こんな編集をされたら、よさが伝わらない」「本編を見る楽しみを奪われたも同然」と激怒する。そんな遼平に、羽男は一言。「それがあなたのやっていたことなんですよ」最新作は上映打ち切りとなったが、映画を見ずに誹謗中傷する人、ファスト映画だけ見て評価する人で溢れた。たった10分の動画だけで映画を『見た気になる』のだ。これは中身までは知ろうとしないまま、記事の見出しだけで意見し、判断することと同じ、現代の悪き風潮だ。罪とは知らずに、これは誰かのためになっているという自己中な正義感。ゼロから長い時間かけて創り上げた作品を一瞬で潰し、関わる全ての人を苦しめる行いに知らぬ間に加担しているのだ。「あなたが加担した、ファストの世界が、どれほど罪深いものか。少しはわかっていただけましたか」いつもの石子と羽男の掛け合いが、この台詞で重なり合う。その声は右から、左から、視聴者を包み込む。今この一人の少年の物語に触れるただの『見物人』だった私たちが『当事者』だったみたいに…。『石子と羽男』第3話が描いた『許されざる罪』裁判の結果、執行猶予がつき、出所した遼平は、その日、山田監督に土下座し、謝罪する。「また映画に関わって生きたい」と思う遼平。彼が映画を愛する心に嘘はないだろうし、切った豆苗もまた伸び始めるように、一度ゼロになったとしても、人は何度だってやり直せる。今作は、そうしたやり直したいと願う人の声にも寄り添ってきたのだ。山田監督に肩をたたかれ、赦しの言葉が返ってくると期待した表情で顔を上げた遼平に告げられたのは、尊敬する監督からの、何よりの制裁の言葉。「未熟で申し訳ない、どんなに謝罪をされても、受け入れることはできません」一度間違えてしまったことを無しにはできない。今は法律以外にも社会的制裁を受け、そしてデジタルタトゥーとして一生治らない傷を負う。だがその背景には、それ以上に傷ついた者たちがいる。大きな声を上げる者たちに隠れた、声を上げられない多くの者たち。今作の『声をあげることが大切だ』というテーマの中で、今話が描いたのは『許されざる罪』。一人の青年の悲しい結末は残酷でもあった。だが、ファスト映画が、縮めた時間に詰まった誰かの大切な時間を奪う行為という揺るがない姿勢を貫いたことに大きな意味がある。誰もが忙しなく生きる時代。無駄や曖昧な時間が淘汰される時代。「最近、空見上げる余裕もなかったな」羽男のひとことが、今、どう響いて聴こえるだろうか。『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』/TBS系で毎週金曜・夜10時~放送ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]
2022年08月04日篠原涼子が主演の大ヒット映画『ウェディング・ハイ』のBlu-ray&DVDが発売、デジタル配信も開始。発売を記念して、篠原さん、中村倫也、関水渚、岩田剛典からコメントが到着、Blu-ray&DVDでのおすすめの楽しみ方を語ってくれた。コメント映像では篠原さんが「特典もついてますからね」と言うと、中村さんも「僕たちで副音声もやりますので、あんな話やこんな裏話、近況報告なども?!深く知れると思う」と特別版Blu-rayで聞くことができるオーディオコメンタリーを推薦。岩田さんは「僕は、撮影の後に自分の心の声をアフレコしたので、心の声だけをしっかりと聞いてもらいたい。新しい発見もあるかも」と明かし、自分のペースでゆっくり観られるBlu-ray&DVD・配信ならではの楽しみ方をおすすめ。関水さんも「いい意味で気軽に観られる映画なので、何度も楽しんで」と語りかけた。特別版Blu-rayは、音声特典や映像特典、特製スリーブケースもついた完全保存版。篠原さん、中村さん、関水さん、岩田さん、大九明子監督によるオーディオコメンタリーでは、各シーンの解説や裏話、撮影当時のエピソードなどが繰り広げられ、爆笑トークは必聴。そのほか、未公開映像を含むメイキング映像、イベント映像集など、超豪華キャストが競演した本作の裏側をより楽しめる映像が盛りだくさんとなっている。『ウェディング・ハイ』はBlu-ray・DVD発売中&デジタル配信中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ウェディング・ハイ 2022年3⽉12⽇より全国にて公開(c)2022「ウェディング・ハイ」製作委員会
2022年08月03日篠原涼子主演 映画『ウェディング・ハイ』Blu-ray&DVDが発売、デジタル配信も開始となった。それを記念して篠原涼子、中村倫也、関水渚、岩田剛典のコメント動画も公開されている。本作は、芸人・タレントとしても活躍するほか、向田邦子賞やギャラクシー賞を受賞するなど、脚本家としてもその才能を発揮するバカリズムが手掛けた完全オリジナルストーリー。監督は『勝手にふるえてろ』『私をくいとめて』で数々の賞を受賞した大九明子。主演の篠原涼子をはじめ、中村倫也、関水渚、岩田剛典、向井理、高橋克実などが、抱腹絶倒の波を巻き起こす。ほかにも、中尾明慶、皆川猿時、六角精児、尾美としのり、浅利陽介、前野朋哉、池田鉄洋、片桐はいり、臼田あさ美、宮尾俊太郎、泉澤祐希、佐藤晴美ら、多彩なキャストが勢揃いした。ウェディングプランナーの中越(篠原涼子)に支えられ、新郎・彰人(中村倫也)と新婦・遥(関水渚)のカップルは幸せな式を迎える、はずだった。しかし、スピーチに人生を懸ける上司・財津(高橋克実)をはじめ、クセ者参列者たちの熱すぎる思いが大暴走。式はとんでもない方向へ?中越は披露宴スタッフと共に 数々の問題を解決しようと奔走するが、新婦の元カレ・裕也(岩田剛典)や、謎の男・澤田(向井理)も現れる。果たして、絶対に「NO」と言わない敏腕プランナーは全ての難題をクリアし、最高の結婚式をふたりに贈ることができるのか。発売となった特別版Blu-rayは、音声特典や映像特典、特製スリーブケースもついてくる、大充実の完全保存版。篠原、中村、関水、岩田、大九監督によるオーディオコメンタリーでは、各シーンの解説や裏話、撮影当時のエピソードが明かされる。この爆笑トークは聞き逃せない。そのほか、未公開映像を含むメイキング映像、イベント映像集など、裏側をより楽しめる映像が盛りだくさんとなっている。公開された動画では、Blu-ray&DVDでの、おすすめの楽しみ方を4人が語りあう。篠原が「特典もついてますからね」と言うと、中村も「僕たちで副音声もやりますので、あんな話やこんな裏話、近況報告なども?深く知れると思う」と、特別版Blu-rayで聞くことができる、オーディオコメンタリーをイチオシ。岩田は「僕は、撮影の後に自分の心の声をアフレコしたので、心の声だけをしっかりと聞いてもらいたい。新しい発見もあるかも」と、自分のペースでゆっくり観られるBlu-ray&DVD・配信ならではの楽しみ方をアピール。関水も「いい意味で気軽に観られる映画なので、何度も楽しんで」と語りかけた。■リリース情報『ウェディング・ハイ』8月3日(水)Blu-ray&DVD発売、デジタル配信開始<特別版Blu-ray(数量限定生産)>価格:6,820円(税込・本編BD+特典DVD)【特典ディスク】・メイキング映像・イベント映像集◆映像特典【本編ディスク】予告集(特報、予告)◆音声特典オーディオコメンタリー(篠原涼子・中村倫也・関水渚・岩田剛典・大九明子監督)※劇場公開時の副音声コメンタリーと同内容を収録◆外装特典特製スリーブケース<通常版DVD>価格:4,180円(税込)◆映像特典予告集(特報、予告)作品情報
2022年08月03日有村架純と中村倫也W主演の「石子と羽男」の3話が7月29日オンエア。視聴者からは羽男と父親の関係に「前向きなプレッシャーが強い」「辛過ぎる」などの声が寄せられるとともに、羽男の「よろしくお願いします」の言い方も話題となっている。4回司法試験に落ちた崖っぷち東大卒パラリーガルと、司法試験予備試験も司法試験も一発合格した高卒弁護士コンビが、誰にでも起こりうる生活の中にあるトラブルに挑む本作。パラリーガルとして父親のマチベン「潮法律事務所」に勤めている石田硝子を有村さんが、写真のように見たモノを記憶するフォトグラフィックメモリーの持ち主である羽根岡佳男(羽男)を中村さんがそれぞれ演じ、石子の高校時代の後輩で潮法律事務所でアルバイトしている大庭蒼生に赤楚衛二。お金にならないトラブルを格安で請け負って石子に呆れられている、石子の父で弁護士の潮綿郎にさだまさしといったキャストも共演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回は羽男に国選弁護の依頼が舞い込む。案件は映画を短く編集した“ファスト映画”を動画サイトに無断でアップロードし、 著作権法違反で映画会社から告訴、逮捕されたという大学生・山田遼平(井之脇海)の弁護。しかし国選弁護は資金不足などが理由で弁護士を雇えない人に対して国が弁護人を立てる制度であり、石子はあまりお金にならない国選弁護の依頼に乗り気ではない。一方羽男は「注目されている事件だ」とやる気満々。しかし接見してみると遼平は、全く反省しておらず、想定問答を用意するも公判で自らの主張を繰り広げる。裁判所で羽男は検事をしている姉の優乃(MEGUMI)と遭遇。そこで石子は羽男の父親が裁判官であることを知り、以前「受験は親のためにした」と羽男が口にしたことを思い出す…というストーリーが展開。その後羽男の父・泰助(イッセー尾形)の誕生会で、羽男がマチベンで働いていることが話題に上る。自分が前の事務所をクビになったことを話す羽男だが、泰助は「君は誰にも負けない。小さい頃から君の才能を目の当たりにしてきたんだよ。君は天才だよ」と聞く耳を持たない…。「身内からの前向きなプレッシャーが強いパターンか…つらいな…」「貶すタイプじゃなくてひたすらに期待してくるタイプか…本当に信じ込んでるぶんタチ悪いな」「これ辛過ぎるな、お父さんからの期待と、お姉ちゃんからの悪意のない弄り」など、羽男の辛さに共感するコメントが寄せられる。そして遼平を反省させる良い方法を思いついた石子は「聞きたいですか?」と羽男に迫る。無言で小さくうなづく羽男に「人にものを訊ねる時は、なんて言うんですか~?」と問いかける石子。それに対し羽男は小声で「よろしくお願いします…」と口にして頭を下げる…。「よろしくお願いしますの声wwwwwwwwちっちゃ」「よろしくお願いしますって言い方が小さすぎる笑」「世界一かわいい「よろしくお願いします」「弱気のよろしくお願いしますかわいい」など、羽男の「よろしくお願いします」の言い方にも多くのコメントが投稿されている。【第4話あらすじ】潮法律事務所に堂前絵実(趣里)から弁護の依頼が。妹の一奈(生見愛瑠)が電動キックボードで新庄隆信(じろう)と衝突。その後、新庄の容体が急変。警察がひき逃げ事件として捜査し一奈が逮捕されてしまったという。「すぐに男性に駆け寄った」という一奈に、新庄の妻はひき逃げを主張。裁判となり羽男は姉で検事の優乃(MEGUMI)と争うことに…。「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」は毎週金曜22:00~TBS系で放送。(笠緒)
2022年07月29日現在放送中のドラマ「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」第4話(8月5日放送)に、趣里、生見愛瑠、じろう(シソンヌ)がゲスト出演することが分かった。本作は、有村架純と中村倫也が演じる“石羽コンビ”が、身近な珍トラブルに挑む異色のリーガルエンターテインメントドラマ。第4話は、昨今話題のモビリティ・電動キックボードでの事故が発端となるストーリー。電動キックボードにぶつかって転んだ男性が、帰宅後に容体が急変。警察はひき逃げ事件として捜査し、妹が逮捕されてしまった、として潮法律事務所に堂前絵実から弁護の依頼が舞い込む。石子(有村さん)と羽男(中村さん)は、示談の可能性を探るが、男の妻はひき逃げを主張し、裁判に持ち込まれ、羽男は姉で検事の優乃(MEGUMI)と争うことになってしまう――というあらすじ。今回、潮法律事務所に連絡してくる依頼人・堂前絵実を演じるのは、「レッドアイズ 監視捜査班」「DCU~手錠を持ったダイバー~」などに出演した趣里さん。交通事故で両親を亡くし、一緒にいた自身の命は助かったものの視力を失っている絵実。その際、親身になって支えたのが綿郎(さだまさし)だった。そして、絵実の妹で、事故の加害者である一奈を演じるのは、現在公開中の映画『モエカレはオレンジ色』ではヒロイン役を務めた生見さん。警察に逮捕されてしまうが、一奈は事故直後に相手の男性を救護し、「ケガはない」と言われたと主張。勝気で少々荒っぽいが、お姉ちゃん子で素直な性格だ。趣里さんは「(プロデュースの)新井順子さんと(演出の)塚原あゆ子さんとご一緒させていただくのはすごく久しぶりで、もう一度お仕事したいなと思ったのですごくうれしかったです。身が引き締まる思いで、頑張ろうって思いました」と明かし、「目が不自由な役というのは初めてだったので取材させていただきましたが、前向きにポジティブに人生を生きるという印象を受けました。絵実にもいろいろな過去があるんですが、大切な妹のために頑張るっていうのは思っていました。石子と羽男のコンビがいてくれると助かる人はたくさんいるだろうなって思いました。歩くときとか気をつけようと。ぶつからないように人に優しく生きようと思わせてくれるお話です」と今回のストーリーについてコメント。生見さんは「今回の撮影で電動キックボードに乗るために原付免許をとりましたが、(運転が)結構難しくて、これを無免許で乗るのは怖いって思います。身近な事件を題材にしたお話で、誰にでも起こり得ることなので、改めて私も気をつけなきゃなと思いました。そして家族の大切さとか、あったかさを感じる作品になっているので、そういうところも見ていただけるとうれしいなと思います」とアピールした。なお、一奈が運転する電動キックボードと接触事故に遭う新庄隆信役で「シソンヌ」じろうさんが出演。「ドラマにレギュラーで呼ばれることはありません。大体1話ゲストで役柄は、変なやつ、嫌なやつ、気持ち悪いやつ、変で嫌なやつ、変で気持ち悪いやつ、変で気持ち悪くて嫌なやつ、の6択です。今回はどの役柄でしょうか。6択以外かもしれませんよ」と意味深なコメントを残している。「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」は毎週金曜日22時~TBSにて放送中。(cinemacafe.net)
2022年07月29日中村倫也主演舞台「MUSICAL『ルードヴィヒ~Beethoven The Piano~』」のメインビジュアルが完成した。残り少ない人生を前に書かれたベートーベンの1通の手紙。そして、その手紙が一人の女性の元へ届く。聴力を失い絶望の中、青年ルードヴィヒが死と向き合っていたまさにその夜。吹きすさぶ嵐の音と共に見知らぬ女性マリーが幼い少年ウォルターを連れて現れる。マリーは全てが終わったと思っていた彼に、また別の世界の扉を開けて去っていく。新しい世界で、新たな出会いに向き合おうとするルードヴィヒ。しかしこの全ては、また新たな悲劇の始まりになるが――。本作は、「SMOKE」「インタビュー」「BLUE RAIN」の作・演出家チュ・ジョンファの新作で、韓国で初演された作品。ベートーベンの生涯を、彼を取り巻く人物たちとの愛と影、喪失そして運命を、彼が綴った音楽とオリジナル楽曲で描いていく。中村倫也(青年ルードヴィヒ役)主演の中村さんが、青年期のルードヴィヒ役を務めるほか、木下晴香、木暮真一郎、高畑遼大・大廣アンナ(Wキャスト)、福士誠治が出演。「八犬伝」や「ライチ☆光クラブ」の河原雅彦が、日本版の上演台本・演出を手掛ける。木下晴香(マリー役)公開されたメインビジュアルは、楽譜が舞う中、ルードヴィヒが佇む雰囲気のある一枚となっており、また、ルードヴィヒにとって大切な存在として描かれる自立した女性、マリー役の木下さん、もう一人のルードヴィヒや青年役の福士さんのビジュアルも公開された。福士誠治(もう一人のルードヴィヒや青年役)なお本作は、東京公演を皮切りに、大阪、金沢、仙台でも上演を予定している。「MUSICAL『ルードヴィヒ~Beethoven The Piano~』」は2022年10月29日(土)~ 11月13日(日)東京芸術劇場プレイハウス、11月16日(水) ~21日(月)大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、11月25日(金)・26日(土) 金沢・赤羽ホール、11月29日(火)・30日(水) 仙台・電力ホールにて上演。(cinemacafe.net)
2022年07月29日10月から11月にかけて東京・大阪・石川・宮城で上演されるMUSICAL『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』のメインビジュアルが公開された。『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』は、2018年末から2019年にかけて韓国で初演されたミュージカルで、日本でもおなじみとなった『SMOKE』『インタビュー』『BLUE RAIN』の作・演出家チュ・ジョンファの新作として注目された作品。聴力を失ってなお音楽への情熱を注ぎ込んだ悲運の人・ベートーベンの生涯を、彼を取り巻く人物たちとの愛と影、喪失そして運命を、彼が綴った音楽とオリジナル楽曲で描く。青年期のルードヴィヒを演じるのは、ドラマ『凪のお暇』『珈琲いかがでしょう』など数々の話題作に出演し、舞台『ヒストリーボーイズ』では第22回読売演劇大賞優秀男優賞を受賞した中村倫也。また残酷歌劇『ライチ 光クラブ』や『八犬伝』などで中村とタッグを組んできた河原雅彦が日本版の上演台本・演出を手がけるほか、森雪之丞が訳詞を担当する。公開されたメインビジュアルは、中村が楽譜に囲まれ佇む雰囲気ある1枚となっている。さらにルードヴィヒにとって大切な存在として描かれる自立した女性マリー役の木下晴香、そしてもう1人のルードヴィヒや青年役の福士誠治のシックな姿のビジュアルも公開された。木下晴香福士誠治併せて各地の公演詳細がオフィシャルサイトで発表された。<公演情報>MUSICAL『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』ORIGINAL PRODUCTION BY ORCHARDMUSICAL COMPANYMUSIC BY SOO HYUN HUHBOOK BY JUNG HWA CHOO【出演】中村倫也木下晴香木暮真一郎高畑遼大・大廣アンナ(Wキャスト)福士誠治上演台本・演出:河原雅彦訳詞:森雪之丞【日時・会場】東京公演:10月29日(土)〜11月13日(日) 東京芸術劇場プレイハウス大阪公演:11月16日(水)〜21日(月) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ金沢公演:11月25日(金)・26日(土) 北國新聞赤羽ホール仙台公演:11月29日(火)・30日(水) 電力ホール関連リンク公式HP::
2022年07月29日Twitterで人気ドラマの感想をつづり注目を集める、まっち棒(@ma_dr__817125)さんのドラマコラム。2022年7月スタートのテレビドラマ『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。ガチャをする時、なんとも言えないドキドキとワクワク感を味わえるだろう。欲しいもののためについ何度も回してしまうものだ。だが近頃は、『親ガチャ』という、人生で一度しか回せないガチャの名前をよく聞くようになった。第二話ではその『親ガチャ』という言葉が大きなテーマとなっていく。『石子と羽男』第2話のテーマは『親ガチャ』「息子が無断でゲームに課金してしまったんです!」パラリーガル・石子(有村架純)と弁護士・羽男(中村倫也)、バイトとして新しく仲間に加わった大庭(赤楚衛二)が務める潮法律事務所の法律相談会に訪れたのは、母・相田瑛子(木村佳乃)と、息子・孝多(小林優仁)の親子。塾へ通うための連絡手段用のスマホでゲームに無断で高額課金してしまい、返金請求するも、親会社がそれに応じてくれない…という相談だった。小学生であっても自分用のスマートフォンを持つのが当たり前になってきた時代、こうした未成年者による無断の課金が増えており、身近な事案だろう。早速この案件を請け負うことにした羽男達は、ゲーム運営会社の顧問弁護士を訪ね、強気な姿勢で『未成年者取消権』を主張する。しかしその担当弁護士は羽男の元同僚・丹澤文彦(宮野真守)だった。いかにも曲者全開の丹澤は、成人だと自ら偽ったことに落ち度があると主張。二人を圧倒し、またも羽男は何も言い返すことができなかった。そして石子達は顧問弁護士との話し合いの結果を伝えに相田家を訪れる。説明の間、瑛子の隣でただ黙っていた孝多だったが、突然、受験が嫌で課金をしたと言い出す。「そんなこと嘘でしょ!」と瑛子に強く問い詰められ、顔を背ける孝多。家中、受験に向けた張り紙で溢れている。孝多が「良い学校に入って楽をさせたい」と言ったと瑛子は話していたが、もしかしたら自分の願望を押し付ける『お受験ママ』の毒親なのではないかと疑ってしまう。その後二人は塾を訪れ、孝多から「受験が嫌だと主張するために課金をしたというのは本当だ」と聞く。中学受験を経験していた羽男は、受けたくなくても、親のために受験する子どもの気持ちが痛いほどわかっていた。塾に通う生徒達の中にも自分の意志には反し、親からのプレッシャーをかけられている子ども達が多いだろう。『親ガチャ』という言葉を小学生が軽く使っているのには驚くのだが、気軽に使われるようになった今だからこそ、子どもでも自分の生まれた落ちた環境に憂うのだ。高額請求を仕組んだ真犯人とは返金のため調査を続けていた石子達だったが、事態は思わぬ方向に進む。事務所に突然駆け込んできた相田親子から告げられたのは、ゲームアカウントの乗っ取りと25万円の高額請求の発覚だった。直ぐに警察の協力を要請したが、情報開示を待つ傍ら、石子は調査を続ける。気になるのは母・瑛子の生活だが、石子が見たのは、ダブルワークで夜まで懸命に働く瑛子の姿だった。一方の羽男は、ドロパズで遊んでいると見せかけて、孝多のアカウントを乗っ取った人物とゲーム内でコンタクトを取ることに成功する。その人物は意外にも塾に通う孝多の友人だった。話を聞くと模試でカンニングをダシにされ、孝多のアカウントで課金し続けろと脅迫されていたという。このことから、カンニングとパスワードを知り得ることのできる人物に絞り込まれる。そしてお互いの得意を生かして、石子と羽男がお互いにヒントを見つけ、25万円の高額請求を仕組んだ真犯人を突き止めた。『石子と羽男』第2話で改めて気付く根幹のメッセージ事務室で友人が誤ってパスワードを口にしたのを耳にし、授業中預かっているスマホのロックを解除できた人物は一人だけ。その時スマホを管理していた塾の職員・深瀬(富田望生)だ。深瀬は以前、勤めていた塾で同じような問題を起こしていた。その動機は、自分は親から高校を出たら働けと育てられ大学にも行けなかったその腹いせだという。受験する子どもの足を引っ張っても、何も生まれないし、自分の過去は変えられるはずもない。だが、深瀬は自分のこの行いを正当化し、満足しているような態度でこう言い放った。「みんな親ガチャで当たり引き当てた勝ち組でしょ?」生まれ落ちたその瞬間から、他人と何かしら差がついているのは否定はできない。人は生まれながらにして経済力や容姿による様々な格差を感じずにはいられないのである。だからこそ誰しも『親ガチャ』を盾に、人生における失敗を『全て』生まれ落ちた環境のせいにしたくなってしまう。ひどい親が存在するのも事実、経済格差で学びの機会の幅に差があるのも事実。簡単に変えることのできない現実がそこにはある。だが石子の言う通り、生まれ落ちた環境を受け入れる必要はないし、家族であっても無理して家族でいなくて良い。だが、ガチャが当たりだ外れだと言い訳をしても何も生まれない。だったら、その前に自分だけの価値を見出せるよう行動を起こすことの方が、きっと自分の人生のためになる。たとえそれが誰かを頼る行動でも良いのだ。そのために石子や羽男という、暮らしを守ってくれる存在がいる。自分や誰かを恨む前に声を上げること。二話でも物語の根幹にあるメッセージを強く感じることができた。相手に抱く第一印象は、切り取られた1ページにすぎないそして返金の目処が立ったことを親子に報告しに行った石子達だったが、瑛子から返金は求めないと言われる。我が家のルールとして、お互いの罰と責任として受け止めることにしたのだ。母を幸せにするために決めた受験が、かえって負担になっているのではないかと孝多はずっと悩んでいた。そして、自然に塾をやめるため思いついた最善の方法が『受験ノイローゼ』だったのだ。取り返しのつかないことをしたのはもう変えられないと、受験を諦めると言う孝多に瑛子は、「孝多がしたいならやっていいんだよ」と笑顔で伝える。初め瑛子に感じた不穏は、切り取られた1ページにすぎなかった。仕事の合間を縫って一人でも寂しくないように動画を撮るなど、孝多のためを思い『母親』を頑張っていた。そして孝多もそれを受け取り、自分のため、そして親のために前向きに中学受験に取り組もうと頑張ってきた。石子はそんな親子を見て、一人で自分を育てくれた母親を重ねていた。石子は瑛子に母子家庭を支援する制度があることを紹介するのだった。今話も重いテーマとなったが、重くなりすぎず、後味良く終われるのは、『声を上げる』というメッセージがブレずにあるからなのだと思う。一番欲しいものであっても、簡単に手に入るくらい人生は上手くいくものではない。だが、だからこそ、土砂降りの雨が降っても傘を差し出してくれる存在と共に、『出会い』という素敵なガチャで、価値ある何かと出会う人生を送っていきたいと思わせてくれる第二話だった。『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』/TBS系で毎週金曜・夜10時~放送ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]
2022年07月28日有村架純×中村倫也W主演「石子と羽男」第2話が7月22日オンエア。赤楚衛二演じる大庭に「週末の癒やしになりそう」などの声が続出。“癒しキャラ”ぶりが好評のなか、ゲスト出演した宮野真守には「また出てくれないかな」と再登場を願う声も寄せられている。4回司法試験に落ちた崖っぷち東大卒パラリーガルと、驚異的な記憶力で司法試験予備試験と司法試験に一発合格した高卒弁護士のコンビが、誰にでも起こりうる珍トラブルに挑むストーリーが展開する本作。キャストは学生時代から「真面目でコツコツ積み上げていく、そして石のように頭が固い」ことから「石子」と呼ばれ、少しの無駄も許さない倹約家な東大卒パラリーガル・石田硝子役に有村さん。高校卒業後米国の大学へ進学したが半年で自主退学、フォトグラフィックメモリーの持ち主で、その能力を駆使し司法試験も一発合格した高卒弁護士・羽根岡佳男役に中村さん。共演には石子の高校時代の後輩で、前回、カフェで携帯を充電して訴えられ潮法律事務所に依頼に来たことがきっかけで、再就職先が見つかるまで潮法律事務所でアルバイトすることになった大庭蒼生に赤楚さん。困っている人を放っておけない、根っからのお人好し&人情派で、お金にならないトラブルを格安で請け負っているため、事務所の経営がいつも赤字状態で、石子から「ほどほどにしてください」と厳しく釘を刺されている石子の父・潮綿郎にさだまさし。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。2話は大型ショッピングモールで無料法律相談会を開いていた石子と羽男のもとに、相田瑛子(木村佳乃)と小学生の息子・孝多(小林優仁)親子がやってくる。相談は孝多が内緒でスマホゲームに課金、ゲーム会社から高額請求され、返金してもらいたいというもの。羽男らはゲーム運営会社の顧問弁護士を訪ねるが、相手方の担当弁護士は羽男の元同僚・丹澤文彦(宮野さん)だった…というもの。丹澤役で出演した宮野さんに「上半身しか映ってないのにそこでもうスタイル良いの分かっちゃうの最高」「大きな窓の前でぽっけに片手つっこんで珈琲を淹れる逆光丹澤弁護士 絵になりすぎててあかん」といった声が。「願わくば羽男さんの元同僚役のマモの出番もまた見たい…」「また出てくれないかなマモちゃん」など“再登場”を願う声も多数。孝多が課金を止めたにも関わらず、その後も瑛子の元に高額請求が続き、何者かが孝多のIDとパスを知って不正アクセスを行っている可能性が浮上。事件は予想外の展開を迎えていく。一方、石子に対する大庭の行動にも視聴者の注目が集まる。雨の中、ジャケットを傘替わりにして事務所に急ぐ石子とすれ違った大庭は、自分の持っていた傘を差し出す。大庭が濡れると言って断る石子に「一緒ならいいですか?ちょうど今、事務所に忘れ物あったの思い出して」と伝え、石子を自分の傘に入れ一緒に事務所に向かうのだが、そこでジョークを話そうとして先にオチを口にしてしまう…。そんな大庭にも「傘をほぼ石子さんに差してあげる蒼生くん優しい。惚れる」「大庭くんって不器用だけど天然かな?と思ってたら、天然すぎて笑った」「まっすぐで優しくて、たまに天然発言?しちゃう大庭蒼生くん、週末の癒やしになりそう」「大庭さんが癒しキャラになってますね 来週も楽しみです」など、大庭の癒しキャラぶりにも多くの反応が集まっている。【第3話あらすじ】羽男に「国選弁護」の依頼が舞い込む。ファスト映画を動画サイトに無断アップして、著作権法違反で映画会社から告訴、逮捕された大学生・山田遼平(井之脇海)の弁護だった。お金にならない国選弁護の依頼に乗り気じゃない石子に対し、羽男は「注目されている事件だ」とやる気満々だったが、遼平は反省どころか悪態をつき羽男は振り回されることに…。「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」は毎週金曜22:00~TBS系で放送。(笠緒)
2022年07月23日Twitterで人気ドラマの感想をつづり注目を集める、まっち棒(@ma_dr__817125)さんのドラマコラム。2022年7月スタートのテレビドラマ『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。日々の生活は、小さなトラブルで溢れている。その問題は、誰かに相談するまでもない小さなものばかりではあるが、普通の毎日を過ごすために解決しておきたいし、予期せぬところで訴えられるなんて御免である。とある青年・大庭蒼生(赤楚衛二)も「そんなコトで訴えます?」と、街の弁護士事務所『潮法律事務所』に駆け込んでいた。「カフェで充電していたら訴えられたんです!」そんな相談に向き合うのは、パラリーガル・石田硝子/石子(有村架純)と、ぎっくり腰になった硝子の父・潮綿郎(さだまさし)の弁護士代理でやって来た羽根岡佳男/羽男(中村倫也)。『真面目で石のように頭が固い』石子は自分のルールを堅く持っており、型破りな方法で切り込む羽男とはそりが合わない。話し合いにギリギリ到着する羽男に二度と会いたくないと思っていたところに、弁護士として本格採用されたのだ。だが、石子も負けてはいられない。石子はカリスマ的振る舞い方が書かれた羽男のメモを見つける。影に隠れタイミングを見て登場したことを見破られてしまった羽男。『クセつよ』な羽男の一強の関係かと思いつつ、堂々言い返す石子とのバランスの良さを既に感じる。型破りな天才弁護士を演じる『羽男』と弁護士になれない崖っぷちパラリーガルの『石子』の、真面目に生きる人々の暮らしを守る傘になる、リーガルストーリーが幕を開けた。有村架純と中村倫也の掛け合いが光る『石子と羽男』第1話依頼人のカーキャプテンの会社員・大庭の話を聞き、二人は早速カフェを訪れ、羽男は自信満々に余裕な表情を浮かべ店長(田中要次)と対面する。しかし引き下がらない店長を前にして、羽男は急に黙り込んでしまう。怒鳴る声、机を叩く音、羽男の中で全ての音が次第に小さくなっていく。羽男はこの案件を諦めると言い出した。一瞬見ただけで覚えられる『フォトグラフィックメモリー』という能力ゆえ、羽男は高卒ながら司法試験も一発合格。しかし、請け負う案件は失敗だらけだった。決められた予定が崩れる不測の事態への対応できず、途端にフリーズしてしまうのだ。そんな羽男の記憶力をヒントに、石子は店長が資金繰りに困っていることを一人で調べ上げていた。請求を考え直すならば、相談に乗るという提案を思いつく。石子がパラリーガルとしてできる最大限のことを尽くし、弁護士の羽男が膨大な知識量で提案を行う。互いの足りない部分を補い合って解決まで導く、二人の掛け合いの演出が光っていた。これで一件落着かと思ったが、羽男は大庭が務める整備工場の本社・カーキャプテンの支店が、カフェの目の前にあることに気がつく。「本当の狙いは、別にあるんじゃないですか?」羽男はこう切り出し、大庭は初めの訴えの奥に隠された問題を二人に話す。大庭は元々は本社で働いていたが、支店長(丸山智己)によるパワハラを超えた、職場いじめが行われていた。大庭は仕事を押し付けられ、連日の叱責や物理的被害も受けていた。そして同僚の沢村(小関裕太)が業務を助けたことをきっかけに、その標的は沢村に向かった。いじめを目撃した大庭が会社に告発するも、いじめと判断されずに大庭はそのまま左遷されてしまったのだ。未だに会社でのいじめが指導の一環やただのパワハラだとされ、いじめと認められず根本的な解決がなされないことも多い。しかし、侮辱罪、名誉毀損、強要罪、暴行罪…いじめはれっきとした犯罪である。「いじめは法律で裁かれるべきです」ここでまたはっきりと名言してくれたことに、大きな意味を感じた。二転三転とする展開に引き込まれる調査を進めていた石子達だったが、社員からパワハラをしていたのは大庭だと聞かされる。暴言を含めたプレッシャーを与えるパワハラメールの送信者は大庭で間違いないようだった。話が二転三転とする展開が視聴者を、様々な人の思惑に踊らされる石子達と同じような感覚にさせてくれる。しかし、この依頼が本当に復讐ならば、危険な橋を渡りたくない羽男にとってはやっかいな展開だった。だが、今救いを求める人を見捨てるわけにはいかない。羽男は大庭が撮影してきた動画を一人眺め、ついに解決の糸口を見つけ出した。羽男が大庭に真相を確認すると、沢村が支店長に脅され、退席した隙にパワハラメールを書き込んだようだった。そして大庭が本支店のヘルプに入る日に、計画性に長けた羽男は考えた作戦を実行する。沢村が録音していたボイスレコーダーを証拠として提出すれば上手く行く。そう思っていたが、沢村は様々な圧に負け、決断しかねていた。予想外。計画が崩れてしまった羽男はまたフリーズしてしまう。そしてバトンを貰って前へ出たのは石子だ。「なぜ、声を上げないんですか?」石子のこの言葉が重く響く。誰しも声を上げることが情けないと感じてしまう。自分よりも大きな存在を動かすことなど、自分にはできないし、誰かに頼ったところで現状が変わるとは考えられないのだ。弁護士に相談するのは最終手段でしかない。だが、石子はこう続け、私たちに大切な法律への向き合い方を教えてくれた。「声を上げていただかなければ、お手伝いできません。ぜひ法律を上手に活用し、幸せに暮らしていただければと存じます」まず声を上げなければ、自分の人生を守るために皆に平等にある法律が意味をなさない。人間関係を円滑にするためのルールを活用することは、何も間違っていないのだ。そして、沢村はその再生ボタンを押すのだ。いつも近くにある法律というセーフティーネット、そして近くにいる大切な仲間である大庭を信じて。夕日の裏で二人を映すカットに言葉はなかった。声を上げる大事さを描いた後だからこそ、言葉は必要ない確かな友情が形として際立っていたように思う。ただ『おもしろい』だけで終わらせない魅力がある『石子と羽男』『そんなコトで訴えます?』がサブタイトルの今作。だが、どんなに些細なトラブルでも、その裏にある大切な生活を、そして心を守るために声をあげても良いのだ。美味しいお酒を飲んで、夜風にあたる…なんていう、何気ない毎日の幸せを守るためにある法律を使うことへのハードルを下げてくれた初回。そして、羽男が支店長に対しても「あなたはあなたで声を上げればいいじゃないですか」と伝えていたのが、どんな人にも平等に、法に守られる権利があることを強調していたのがさらに素敵だった。お互いの足りない所を上手く補い合う『石羽コンビ』と大庭を新たに仲間に加えた『潮法律事務所』が、ついに動き出した。人々の小さな問題から始まり、様々な視点で現代社会の問題へ切り込んでいく物語に期待が高まるばかりだ。『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』/TBS系で毎週金曜・夜10時~放送ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]
2022年07月21日有村架純と中村倫也がW主演するTBS新金曜ドラマ「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」が7月15日からスタート。視聴者からは羽男のキャラに「新鮮」という声が多数。石子とのコンビぶりには「パワーバランス面白い」などの反応も上がっている。西田征史がオリジナル脚本を担当、プロデュースに新井順子、演出に塚原あゆ子という「MIU404」「着飾る恋には理由があって」「最愛」と話題作を手掛けてきたスタッフが再集結。東大卒崖っぷちパラリーガルと高卒弁護士のコンビが、誰にでも起こりうる身近な珍トラブルに挑む異色リーガル・エンターテインメントとなる本作。学生時代から「真面目でコツコツ積み上げていく、そして石のように頭が固い」ことから「石子」と呼ばれ、東大法学部を首席で卒業。だが司法試験に4回落ち、5回目も落ちるのが怖くてパラリーガルとして父親が営むマチベン「潮法律事務所」に勤めている石田硝子に有村さん。写真のように見たモノを記憶する「フォトグラフィックメモリー」の持ち主で、司法試験も一発合格。自分が周りからどう見られているかの“ブランディング”を何よりも気にし“型破りな天才弁護士”を装おうとする羽根岡佳男に中村さん。カフェで携帯を充電していたら訴えられてしまい、潮法律事務所に依頼に来る石子の高校時代の後輩・大庭蒼生に赤楚衛二。石子の父で潮法律事務所の所長でもある弁護士の潮綿郎にさだまさしといったキャストが出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。1話は羽男が綿郎の采配で「潮法律事務所」に採用され、そこにカフェで携帯電話を充電していたら店から訴えられたと大庭が相談してくる。実は大庭の行動には裏があって…という展開。放送が始まると視聴者からは羽男のキャラクターに「天才弁護士に憧れてる主人公って新鮮!」「リーガルドラマの主人公として新鮮な魅力」「できる弁護士風だと思って見てると羽男おもろwww」などの声が上がる。また彼の持つフォトグラフィックメモリーという能力には「フォトグラフィックメモリーすごい能力なんだけど」といった驚きの声と共に「羽男のフォトグラフィックメモリー能力を存分に発揮できる案件望む」など、羽男が能力を生かすシーンに期待の声も。「しっかりきっちりしていて頭脳な石子となんだかんだ一緒に行ってくれる口と表が上手な羽男くん、二人のパワーバランス面白い」「努力で生きてきた石子と、自分の能力に気づかずひ弱になってる羽男がいい塩梅で補い合って成立してる」と石子と羽男のコンビぶりも好評を博している模様。また1話の依頼者として登場、ラストでは潮法律事務所でアルバイトを始めることになる大庭を演じる赤楚さんには「赤楚くんは笑顔も最高だけど、ちょっと憂いを帯びた表情も秀逸」「電車のドアが閉まる時のあの表情とか、一気に心が持ってかれる」「内に溜めたものが堪えきれずに表情に出てきてしまうの上手いな…と今日再認識」等々、その表情に触れた投稿が数多く寄せられている。【第2話あらすじ】大型ショッピングモールで無料法律相談会を開いていた石子と羽男のもとに一組の親子が。母・相田瑛子(木村佳乃)によれば小学生の息子・孝多(小林優仁)が内緒でスマホゲームに課金し、ゲーム会社から高額請求され困っているという。返金してもらいたいと相談された羽男たちがゲーム運営会社の顧問弁護士を訪ねると、担当弁護士は羽男の元同僚の丹澤文彦(宮野真守)だった…。「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」は毎週金曜22時~TBS系で放送。(笠緒)
2022年07月16日本日からスタートした有村架純&中村倫也W主演ドラマ「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」の第2話(7月22日放送)に、木村佳乃と宮野真守がゲスト出演することが分かった。本作は4回司法試験に落ちた崖っぷち東大卒パラリーガル・石子(有村さん)と、司法試験予備試験と司法試験に一発合格した高卒の弁護士・羽男(中村さん)という“石羽コンビ”が、誰にでも起こりうる珍トラブルに挑む異色のリーガルエンターテインメント。このコンビの元には、毎回様々な依頼人がやって来るのだが、第2話では、木村さん演じる12歳の息子・孝多(小林優仁)と暮らすシングルマザーの相田瑛子が依頼人。息子が無断でゲームに課金してしまい、ゲーム運営会社に返金を要求したが応じてもらえず困っている…という内容だ。一方、人気声優であり、歌手や俳優としても活躍する宮野さんが演じるのは、「リック&ベンジャミン法律事務所」で羽男と同期だった弁護士・丹澤文彦。羽男は瑛子から依頼された案件で古巣を訪ねることになり、丹澤と再会。バチバチと火花を散らす2人に注目。「成人が18歳になったことも含めながら、ゲーム課金についての知識がスッと入る脚本で大変面白かった」と物語の印象を語った木村さんは、「撮影では倫也くんのキメ顔がいろいろあったりして、面白かったですね。倫也くんの役と架純ちゃんの役が全く違うタイプで、天才肌タイプと努力しているタイプの頭の良い2人のマッチングがすごく面白いです」とふり返る。宮野さんは「ドラマへの出演はとても緊張するのですが、オファーをいただけてとてもうれしかったです」と喜び、「難しい言い回しもありつつだったので、集中力を高めながら撮影に臨みました。皆様に楽しんでいただけたら幸いです」とコメントを寄せている。「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」は毎週金曜日22時~TBSにて放送中。(cinemacafe.net)
2022年07月15日RADWIMPS(ラッドウィンプス)が新曲「人間ごっこ」を2022年7月22日(金)に配信リリース。有村架純と中村倫也のダブル主演による金曜ドラマ『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』の主題歌となる。RADWIMPSの新曲「人間ごっこ」2021年は、映画『キネマの神様』の主題歌「うたかた歌」のリリースや、菅田将暉やiriとのコラボ曲も収録したアルバム『FOREVER DAZE』の発売などで注目を集めたRADWIMPS。2022年には、小松菜奈&坂口健太郎主演の映画『余命10年』に主題歌「うるうびと」を書き下ろしたことでも話題となった。バンド初、連ドラ主題歌に書き下ろしそんなRADWIMPSの新曲「人間ごっこ」が、有村架純と中村倫也のダブル主演ドラマ『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』の主題歌に決定した。なお、RADWIMPSが民放連続テレビドラマの主題歌を書き下ろすのは今回が初。野田洋次郎がドラマの台本を熟読し、『アンナチュラル』など数々のヒットドラマを手掛けた演出家・塚原あゆ子らと打ち合わせを重ねたうえで主題歌「人間ごっこ」を完成させたという。“目”モチーフのジャケットを公開また今回、ジャケットビジュアルと楽曲のティザー映像が公開。「目」が印象的な今回のジャケットビジュアルは、野田洋次郎の目を撮影し、光彩などを合成加工してデザインされたもの。世の中を、自分自身を、そして物事の本質を見つめる眼差しを彷彿させる「眼球」をモチーフに、楽曲がもつ鮮烈な煌めきを表現したビジュアルとなっている。“人間模様”を表現したミュージックビデオまた、8月19日(金)21:00には、映像作家・演出家の山田健人が監督を務めたミュージックビデオも公開。楽曲の根幹のメッセージである“人間模様”を表現した映像に仕上がっている。テレビドラマ『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』金曜ドラマ『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』は、有村架純と中村倫也がW主演するリーガル・エンターテインメントだ。4 回司法試験に落ちた崖っぷち東大卒のパラリーガル・石田硝子と、司法試験予備試験と司法試験に1回で合格した高卒の弁護士・羽根岡佳男。正反対のようでどこか似た者同士の2人が、人々の生活の中に潜んだトラブルに挑む中で自らのコンプレックスに向き合い成長していく姿をオリジナル脚本でコミカルに描く。<RADWIMPS 野田洋次郎コメント>このドラマは爽快で明るくテンポ感のある作品でありながら、今の時代の現実もしっかりと映す役割を果たしたいというお話を塚原監督との打ち合わせでお聞きしました。現実に今日本で起きている裁判などの話を聞き、それを頭で反芻する中で歌詞の断片を紡いでいきました。この曲がドラマ「石子と羽男」と一緒に育っていってもらえたら幸せです。音楽的にもふんだんに挑戦をさせてもらいました。是非週末の入り口に、頭をブンブン振りながら気持ちよく聞いてもらえたらと思います。【詳細】RADWIMPS 新曲「人間ごっこ」配信日:2022年7月22日(金)※TBS金曜ドラマ『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』主題歌。■テレビドラマ『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』放送日時:2022年7月15日(金)より毎週金曜よる22:00~22:54(初回15分拡大)※当初7月8日(金)予定だったが延期となった。放送局:TBS系主演:有村架純 中村倫也
2022年07月11日法医解剖の観点から人間の生と死に向き合った『アンナチュラル』。現代社会を映し出した新たな刑事ドラマとして話題を呼んだ『MIU404』。そしてサスペンス的展開と過去の恋とを交差させラストまで目が離せなかった『最愛』。テレビ離れが叫ばれる時代に、毎週SNSを賑わせ、放送終了後も話題に上ることの多い名作ドラマたち。それを手がけているのが、演出の塚原あゆ子さんと、TBSプロデューサーの新井順子さんのコンビ。このふたりが新たに手がける連続ドラマが『石子と羽男』。このタイトルロールである石子と羽男に扮するのが有村架純さんと中村倫也さんだ。中村倫也:おふたりの手がけた作品は僕も楽しく拝見させていただいていて、ドラマ『MIU404』なんて「出してよ」って言っていたくらい(笑)。演じるという意味では、どんな方との仕事も同じですけど、今、現場に入って一緒にお仕事してみて思うのは、お客さんが楽しみにしてくれるものを作ろうとしている現場だなということ。有村架純:私は『中学聖日記』でご一緒していますが、おふたりが現場でああでもないこうでもないと言い合いながらドラマを作る姿を拝見して、すごく気持ちがいいなと。お互いを信頼し合っているのも感じて、またご一緒できるのが嬉しかったです。中村:塚原さんって、全登場人物…ひと言ふた言だけの役にも愛情を持って掘り下げようとしているのを感じるんだよね。有村:役者以上にそれぞれの役について考えていらっしゃいますよね。演出を受けるたび、自分はそこまで台本を読み込めていなかったと思わされます。中村:しかも芝居にとどまらず、カメラや照明…現場のあらゆるものを、顕微鏡みたいな目で見ている気がする。些細で微妙なニュアンスにこだわられるから、それが水に起こる波紋のように見てる方の中で徐々に増幅されていく感じがあるのかなって。有村:現場ではいつも作品のサントラを聴いていらっしゃるんですが、きっと音楽だけじゃなく、そうやっていろんなものをいったんご自分の中に取り入れてからシーン全体を構築されているんだろうなと思います。――石子は、東大卒ながら司法試験に何度も落ちたパラリーガル。羽男は高卒ながら司法試験に一発合格の弁護士。凸凹のふたりがバディを組み、誰にでも起こりうるトラブルに対峙していく。中村:シリアスもコミカルも、ドラマティックも疾走感も、閉塞感も…いろんなものが矢継ぎ早に来るような、すごく振れ幅の広い、いい意味で先の読めないドラマだと思います。彼らはヒーローではないけれど、一生懸命な姿が、滑稽ながらも、どこかヒーローのように見える瞬間があったりしたらいいなと。有村:物語はテンポよく進んでいきますが、その中に繊細な部分がある。塚原監督がそこもしっかり考えてくださっているので、コミカルなだけじゃない部分も見えてくるといいですよね。中村:わりと好き勝手にやっちゃう僕に対して、架純ちゃんは自由にやらせてくれながら、たまに付き合って一緒に遊んでもくれる。たぶん合わせてくれているんだろうけど…なんかその感じが、今回の芝居の呼吸にも出てる気がする。本質的に甘やかしてもらっているんだろうな。有村:…そんなこと全然ないですよ。ただ中村さんは引き出しがものすごい多い方なので、リハーサルからドライ、本番が始まっても、カットのたびに目まぐるしく表情や表現が変わっていくのがすごいなって思って。私もなんとかそこに乗っかれるときには、石子として乗っかろうとしているだけです。しかも、こちらの芝居を受け取る、その器の大きさがすごくて…。中村:ヘぇ~、器デカイんだって。これ大きく書いてください。――ドラマのスタイルも多様化していっている今、エンターテインメントとしての連続ドラマの魅力をおふたりに聞いた。中村:演じる側としては、ぶっちゃけ違いはないですけどね。有村:そうですね。ただ映画と比べると撮影期間が長いので、3~4か月、みんなでひとつのところを目指して頑張るっていうチーム感はありますよね。中村:そういうとこ!架純ちゃん、ほんとちゃんとしてる。なかむら・ともや1986年12月24日生まれ、東京都出身。秋には、出演ドラマ『仮面ライダーBLACK SUN』配信、主演ミュージカル『ルードヴィヒ~Beethoven The Piano~』上演が控える。ありむら・かすみ1993年2月13日生まれ、兵庫県出身。冬公開の映画『月の満ち欠け』に出演しているほか、来年放送の大河ドラマ『どうする家康』(NHK)への出演も決まっている。ドラマ『石子と羽男─そんなコトで訴えます?─』東大出身ながら司法試験に4回落ち、父・綿郎(さだまさし)の法律事務所に勤めるパラリーガル・石田硝子(通称“石子”/有村)は、高卒ながら一発で司法試験に受かった弁護士の羽根岡佳男(通称“羽男”/中村)とコンビを組むことに。さっそくある依頼を担当することになるのだが…。正反対のようでどこか似た者同士のふたりが、身近なトラブルに挑みながら成長していく姿を描く。7月8日(金)22:00 ~TBS系にて放送開始(初回15分拡大)。※『anan』2022年7月13日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・金 順華ヘア&メイク・百地優里子(有村さん)永野あゆみ(中村さん)取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2022年07月07日川崎鷹也の最新カバーEP『白』が、2022年9月14日(水)にCD発売される。川崎鷹也“全曲カバー”の最新EP『白』川崎鷹也は、代表曲「魔法の絨毯」が総ストリーミング回数が1億7千万回を突破した人気シンガーソングライター。2021年には初のメジャーアルバム『カレンダー』をリリース、2022年もドラマ『もしも、イケメンだけの高校があったら』主題歌を手掛けるなど、その勢いは止まることを知らない。そんな川崎鷹也の最新EP『白』は、カバー曲のみを収録した“カバーシリーズ”第1弾のCD作品。“大切な人との想い出を繋ぐ歌”をテーマにセレクトされた5曲が収録されており、『白』というタイトルには「まっさらなパレットに、大切な人との出会いで色を重ねていく」という意味が込められている。気になる楽曲には、美空ひばりの「愛燦燦」、エレファントカシマシの「悲しみの果て」、竹内まりやの「元気を出して」、HYの「366日」、玉置浩二の「メロディー」など往年の名曲がラインナップ。祖母・恩人・親友などとの想い出を呼び起こす、川崎にとって大切な曲が選定された。なお、最新EP『白』は、音楽プロデューサー・武部聡志が全曲アレンジを担当。原曲へのリスペクトを残しつつも川崎の持ち味を引き出した、絶妙なアレンジが魅力となっている。最新EP『白』の短編ティザー映像もまた、カバーEP『白』の全曲短編ティザー映像も公開。EP発売に先駆けて、カバーだからこそ発揮される川崎鷹也の新たな一面を楽しむことができる。<川崎鷹也コメント>僕を知ってくださっている方は、“なぜ今カバーEP?”って驚くと思います。でもそれで良くて、いい意味でファンの皆様を裏切り続けたいと思っています。このタイミングでのカバー作品は、僕にしかできない挑戦だと思っているし、年代に囚われず、自分の心から好きな曲を選曲させて頂きました。この作品は、一切ギターを弾かず、歌心を存分に込めました。是非シンガー川崎鷹也にも注目してくれたら嬉しいです!そして、全曲のアレンジを武部聡志さんにしていただきました!キャリアも、地位も、名誉も関係なく、同じミュージシャンとして、そして同じ音楽好きとしてディスカッションしながら一つの作品を共に作り上げることができたこと、光栄に思います。とても幸せでした。愛で溢れたこの作品が、すべての人に届きますように。【詳細】川崎鷹也 最新EP『白』CD発売日:2022年9月14日(水)・通常盤(CDのみ) 2,200円・初回限定盤(CD+Blu-ray) 2,750円<収録曲>1.「愛燦燦」(美空ひばり)/作詞・作曲:小椋佳2.「悲しみの果て」(エレファントカシマシ)/ 作詞・作曲:宮本浩次3.「元気を出して」(竹内まりや)/ 作詞・作曲:竹内まりや4.「366日」(HY)/ 作詞・作曲:IZUMI NAKASONE5.「メロディー」(玉置浩二)/ 作詞・作曲:玉置浩二
2022年07月04日10月より上演されるMUSICAL『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』の追加キャストが発表された。今作は、ミュージカル『SMOKE』や『BLUE RAIN』などを手掛ける演出家チュ・ジョンファの新作で、誰もが知る天才音楽家であり聴力を失ってなお音楽への情熱を注ぎ込んだ悲運の人・ベートーベンの生涯を、彼が綴った音楽とオリジナル楽曲で描いた作品。青年期のルードヴィヒを、舞台『ヒストリーボーイズ』で第22回読売演劇大賞優秀男優賞を受賞した中村倫也が演じ、残酷歌劇『ライチ 光クラブ』や『八犬伝』などで中村とタッグを組んできた河原雅彦が、日本版の上演台本・演出を手掛ける。河原雅彦今回発表されたのは、ルードヴィヒにとって大切な存在として描かれる自立した女性マリー役の木下晴香と、もう一人のルードヴィヒや青年役の福士誠治。また、訳詞を森 雪之丞が務め、よりドラマティックに作品を彩る。木下は、昨年の第11回岩谷時子賞(2020年)受賞に続き、今年第47回菊田一夫演劇賞(2021年)を受賞。類い稀な歌唱力かつ清らかな表現力が魅力の木下が、芯の強いマリーを演じる。また、『アラジン』“プレミアム吹替版”で主人公アラジン&ヒロインのジャスミンを担当した中村倫也と木下晴香の再タッグとなる。木下は「ものすごく濃密で刺激的な日々になるぞと、今から楽しみで仕方ないです。ベートーベンの生きた世界、素敵な皆さまと熱く熱くお届けします!」とコメントしている。舞台のみならず、ドラマや映像などでも活躍する福士は、大河ドラマでも挑戦した“老け役”にも改めて挑戦。「演出の河原雅彦さん、主演の中村倫也さんとご一緒出来ることもワクワクします。この作品が日本の方々に響くことを、僕はなぜか確信しています。」と自信を見せた。訳詞を務める森 雪之丞も「韓国特有の湿度のあるメロディーに中村倫也が福士誠治が木下晴香がどんなアプローチで挑み、河原雅彦の演出で魂がどんな唸り声をあげるのか?書きながら、楽しみでしかありません」と期待を露わにした。併せて公演概要が発表され、10月29日(土)から11月13日(日) まで東京芸術劇場プレイハウスにて上演後、11月17日(木) から21日(月) まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、11月25日(金)・26日(土) 金沢・赤羽ホール、11月29日(火)・30日(水) 仙台・電力ホールにて公演が行われる。■木下晴香 コメント木下晴香韓国ミュージカル!出演者5人のみ!河原さん演出で中村さん主演!!いや〜これはきっとものすごく濃密で刺激的な日々になるぞと、今から楽しみで仕方ないです。と同時に、柔軟な心と頭で飛び込まないと食らいついていけないだろうなと、いい意味で恐ろしさも感じていて…。とにかくこの作品のことを考えるとニヤっとしてしまう今日この頃です。ベートーベンの生きた世界、素敵な皆さまと熱く熱くお届けします!どうぞお楽しみに。■福士誠治 コメント福士誠治ミュージカル『ルードヴィヒ』に参加出来ることとても嬉しく思っています。誰もが1度は聞いたことのある名前ベートーヴェンの物語。この作品を通して僕自身も知らなかったこと、そしてひとりの人間のことをまた改めて考えてみたくなりました。ミュージカルなので、音楽と共に。演出の河原雅彦さん、主演の中村倫也さんとご一緒出来ることもワクワクします。そしてこの作品が日本の方々に響くことを、僕はなぜか確信していますので楽しみにしていてください。■森 雪之丞 コメント森 雪之丞ルードヴィヒが神から賜った『才能』と『苦難』の物語。熾烈な運命に蹂躙される彼の痛々しい感情を、いかに詩的な歌詞で描けるのか?――僕も今、試練の中にいます。韓国特有の湿度のあるメロディーに中村倫也が福士誠治が木下晴香がどんなアプローチで挑み、河原雅彦の演出で魂がどんな唸り声をあげるのか?書きながら、楽しみでしかありません。<公演情報>MUSICAL『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』ロゴ【ストーリー】残り少ない人生を前に書かれたベートーベンの1通の手紙。そして、その手紙が一人の女性の元へ届く。聴力を失い絶望の中、青年ルードヴィヒが死と向き合っていたまさにその夜。吹きすさぶ嵐の音と共に見知らぬ女性マリーが幼い少年ウォルターを連れて現れる。マリーは全てが終わったと思っていた彼に、また別の世界の扉を開けて去っていく。新しい世界で、新たな出会いに向き合おうとするルードヴィヒ。しかしこの全ては、また新たな悲劇の始まりになるが……。【日時 / 会場】■東京公演10月29日(土) 〜11月13日(日) 東京・東京芸術劇場プレイハウス■大阪公演11月16日(水) 〜11月21日(月) 大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ■金沢公演11月25日(金) ~11月26日(土) 石川・北國新聞赤羽ホール■仙台公演11月29日(火) ~11月30日(水) 宮城・電力ホール【出演】中村倫也木下晴香木暮真一郎高畑遼大・大廣アンナ(Wキャスト)福士誠治【スタッフ】上演台本・演出:河原雅彦訳詞:森 雪之丞ORIGINAL PRODUCTION BY ORCHARD MUSICAL COMPANYMUSIC BY SOO HYUN HUHBOOK BY JUNG HWA CHOO公式HP:公式Twitter:
2022年06月27日ゲキ×シネ『狐晴明九尾狩』の舞台挨拶が24日に都内で行われ、中村倫也、吉岡里帆、向井理が登場した。同作はいのうえひでのり演出、中島かずき描き下ろしによる伝奇時代劇で、2020年春の『偽義経冥界歌』から約1年半ぶりの“いのうえ歌舞伎”となる。「狐の子」を名乗る陰陽師・晴明(中村)と、陰陽師に化けた九尾の狐(向井理)が、手練手管の頭脳戦を繰り広げる。6月24日より全国の映画館で「ゲキ×シネ」として公開される。狐役を演じた吉岡は「想像してた狐とちょっと違いまして、尻尾と耳がめっちゃ大きいので見ていただきたい。尻尾と耳の重さに殺陣の動きがついていけない時があって。稽古の時は軽い発砲スチロールみたいな尻尾をつけてやっていたので、本番用のをつけた瞬間に急に難易度があがるという。励まされながら頑張ってました」と振り返った。中村は「いやあ、すごかったですよ」「物理的な体力も使うし、相当大変なことが求められるけど、(吉岡は)最初それをあまりわかってなかったんです。不安はあったと思いますけど、弱いとこを見せない人なので『大丈夫です』と言って大丈夫じゃない状態になってくという稽古も見てたし。でもこれだけ一生懸命にやれる人がまず少ないだろうなと思いました。立派な女優さんだなあって」と絶賛。吉岡は「ありがとうございます」と言いつつも「恥ずかしいですね、本当に」と照れていた。さらに中村は「やることが多いので、頭や体が追いついていかないみたいな状態の里帆ちゃんを、稽古中も本番中も何回か見てました。その抜け殻みたいな状態を見てるのが楽しくて好きだったんですけど」と明かす。吉岡は「燃え尽きすぎて。やることが本当に多いんですよ。いのうえさんの演出は、人間離れしたことを人間ができると信じている演出で、『君は役者なんだからできるよ、がんばれ!』という感じなので、やるしかない、やります、頑張るぞという感じでした」と苦笑する。中村は「一生懸命頑張って動いてセリフ言ってるけど、魂はどこかのベッドに行ってるなと。幽体離脱ってこうやるんだと思いました」と吉岡の状態を表していた。
2022年06月24日ゲキ×シネ『狐晴明九尾狩』の舞台挨拶が24日に都内で行われ、中村倫也、吉岡里帆、向井理が登場した。同作はいのうえひでのり演出、中島かずき描き下ろしによる伝奇時代劇で、2020年春の『偽義経冥界歌』から約1年半ぶりの“いのうえ歌舞伎”となる。「狐の子」を名乗る陰陽師・晴明(中村)と、陰陽師に化けた九尾の狐(向井理)が、手練手管の頭脳戦を繰り広げる。6月24日より全国の映画館で「ゲキ×シネ」として公開される。吉岡は向井について「何年ぶりかにお会いしたら変わらないというか、まず頭身がすごい。毎回感動しますもん。新鮮な気持ちで」とスタイルを絶賛。中村は「何かやってんの? 力持ちに顔ぎゅって(プレスされる)……」と独特な表現で小顔さを表し、「キャプテン翼の世界だよ、頭身のバランス」とつっこむ。後のフォトセッションの時には、中村が背伸びをして向井と並ぼうとするも、向井がさらに背伸びをして身長差が開いてしまったために、肩を掴んで下そうとしていた。中村と向井は特別な間柄を演じたということで、10代の頃の共演映画の話題に。向井は「いや、変わらないですよ。その時は(中村が)最年少で、みんながお兄ちゃんみたいな感じで。甘えてくることもあるし、こっちからいじることもあって、それはあんまり変わってないし、その時から生意気でしたよ」と明かす。中村が「その当時のおさむっちの家にみんなで遊びに行って。生田のロフト付きの」と振り返ると、向井は「言わなくていいよ! 別に引っ越してるからいいけど」と苦笑。中村は「あの向井理が生田のロフト付き6畳みたいな。そこでみんなでゲームやって。(向井が)バーで働いてるみたいな時」と懐かしんでいた。
2022年06月24日吉岡里帆、中村倫也、柄本佑、尾野真千子らが集結し、辻村深月の大人気小説を映画化した“胸熱”お仕事ムービー『ハケンアニメ!』。普段は表に出ることのないアニメ制作の裏側や、そこに生まれる熱いドラマを描いた本作に、SNSの絶賛コメント&リピーターが続出、そんな観客の感動コメントと本編胸熱シーンを収めた特別映像が解禁となった。SNSには連日観客からの絶賛コメントが相次ぎ、現在公開2週目ながらすでに複数回鑑賞するリピーターも続出。「上半期で一番の『覇権』映画」「今年の実写邦画のNo.1は揺るがない」「お仕事系映画では人生ベスト級」「評判通りの良作!アニメや映画に助けられた経験のある人には刺さりまくりの2時間」「主要キャストがそれぞれのキャリア史上最上級のハマり役」「劇中アニメのクオリティの高さに鳥肌が立った」「アニメのみならず、今までのエンタテインメント体験が一気に押し寄せて来た」など、今年のベスト映画として上げる声も。熱気冷めやらぬ感想コメントをきっかけに、映画を観た新たな観客がさらに口コミを拡散しているようで、アニメづくりに心血を注ぐ主人公・瞳(吉岡さん)が劇中で語るセリフ「刺され、誰かの胸に」のように、本作の魅力は多くの観客に“刺さり”始めている。解禁となった映像で、「今も泣きそう」「作品への愛がすごく伝わってくる」など、目を潤ませながら率直かつ胸熱な思いを語るのは、映画館で本作を鑑賞したばかりの観客たち。さらに、主人公の新人アニメ監督・瞳が「(私の名前を)憶えてくれてるだけで、どれだけ誇らしい気持ちかわかりますか?」と力強く訴えるシーンや、瞳と“ハケン=(覇権)”を争う天才監督・王子(中村さん)が「ひたすら噛り付くようにやるしかないんだ」と生みの苦しみと闘うシーンを始め、それぞれの監督が手掛ける劇中アニメのワンシーンなど、映画のハイライトとなる場面が切り取られている。仕事やものづくりにかける主人公たちの熱い想いには、誰もが共感を覚えるだろう。『ハケンアニメ!』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハケンアニメ! 2022年5月20日より全国にて公開©️2022 映画「ハケンアニメ!」製作委員会
2022年05月27日現在公開中の『ハケンアニメ!』より観客のコメントと印象的な場面を合わせた特別映像が公開された。本作は、直木賞&本屋大賞受賞作家辻村深月の大人気小説を映画化。世界中が注目する日本のアニメ業界を舞台に、最も成功したアニメの称号=「ハケン(覇権)」を手にすべく奮闘する者たちの姿を描いた、“胸熱”お仕事ムービーだ。一世一代の大チャンスを掴んだ新人アニメ監督・斎藤瞳を吉岡里帆、彼女のライバルとなる天才ワガママ監督・王子千晴を中村倫也、瞳を振り回す掴みどころのない超クセ者プロデューサー・行城理を柄本佑、王子の才能に人生を懸ける作品命のプロデューサー・有科香屋子に尾野真千子と、実力派俳優陣が集結している。監督は『水曜日が消えた』の吉野耕平。さらに劇中アニメの制作には『攻殻機動隊』シリーズなどで知られるProduction I.Gをはじめ、日本を代表するアニメプロダクションやトップクリエイター陣が参加し、老舗アニメ制作会社・東映アニメーションが監修を手がけた。解禁された映像で「今も泣きそう」、「作品への愛がすごく伝わってくる」など、目を潤ませながら率直かつ胸熱な想いを語るのは、映画館で本作を鑑賞したばかりの観客たち。さらに主人公の新人アニメ監督・瞳(吉岡)が「(私の名前を)憶えてくれてるだけで、どれだけ誇らしい気持ちかわかりますか?」と力強く訴えるシーンや、瞳と“ハケン=(覇権)”を争う天才監督・王子(中村)が「ひたすら噛り付くようにやるしかないんだ」と生みの苦しみと闘うシーンをはじめ、それぞれの監督が手掛ける劇中アニメのワンシーンなど、映画のハイライトとなる場面が切り取られている。アニメ業界が舞台ながら、仕事やものづくりにかける主人公たちの熱い想いには、誰もが共感を覚えること必至の本作。これから映画を観る人もすでに観た人も、何度でも熱い感情が呼び起こされる本映像は必見だ。また公式サイトでは、映画の感動投稿キャンペーンと共に、ユーザーの人生を変えた一本を投稿する「ベストアニメ投稿キャンペーン」も実施中。劇中で瞳(吉岡)が王子(中村)の代表作『光りのヨスガ』に出会ってアニメ業界を志したように、自身に影響を与えた作品や心に残る“私のベストアニメ”が、日々大量に投稿されている。こちらもぜひチェックしてほしい。『ハケンアニメ!』公開中『ハケンアニメ!』感想&ベストアニメ投稿キャンペーン:
2022年05月27日直木賞&本屋大賞受賞作家・辻村深月の小説を映画化した『ハケンアニメ!』が現在公開中。この度、吉岡里帆、中村倫也らキャスト陣の笑顔が溢れるメイキング写真がシネマカフェに到着した。アニメーション業界を舞台に、最も成功したアニメの称号=「ハケン(覇権)」を手にすべく、奮闘する者たちの姿を描いた本作。そんな劇中で火花を散らす2本のアニメーションが、「サウンドバック 奏の石」(通称:サバク)と「運命戦線リデルライト」(通称:リデル)。同クール・同時間帯で視聴率を争うことに。吉岡里帆演じる新人・斎藤瞳が監督する「サバク」そのうちの1本「サバク」は、県庁に勤めていた元公務員だが、天才監督・王子千晴が手掛けるアニメと出会い、感銘を受け、一念発起してこの業界の門を叩いた主人公・瞳(吉岡さん)が監督を務める作品。彼女を起用したのは、敏腕プロデューサー・行城理(柄本佑)。アニメづくりに没頭したい瞳と、作品を売るためには手段を選ばず、瞳をあらゆる宣伝の場に引っ張り出す行城は、衝突しながらも、次第に心を通わせ、目標に突き進んでいく。異なる立場で同じ作品に携わっている2人。行城が瞳を挑発するような強気なセリフを投げかけると、瞳はムキになって反論することも。吉岡さんは「あんまり感情の起伏が激しいタイプじゃないんですけど、それ以上の、自分が出会ったことのない人と会うとああなるんだなというか。行城さんならではのパワーだと思いました」と行城の存在が瞳の感情的な一面を引き出すキーになっているのだと分析。一方、演じた吉岡さんと柄本さんの関係は良好だったようで、「(柄本)佑さんが出られている作品のイメージもあって、すごくクールで、ミステリアスな方なのかなと思っていたんですけど、実際お会いしたらすごく三枚目な方で、たくさん面白いお話をしてくださいました」と吉岡さんが柄本さんの魅力を明かし、「撮影している時に、自由にやっていいよという空気をすごく作ってくださっていたように感じて、とてもありがたかったです。面白い方なので、それが行城さんが持つ面白さともリンクして、すごく楽しかったです!」とふり返った。柄本さんもまた「非常に可愛いらしくて、現場でもすごく気を遣える方で、だけど演技では、芯の強さがある方だなと思いました。斉藤瞳役を演じる上で、地から割とぴったりなのかなと。あと、非常に心地よい声の方だという印象がありますね」と語っている。中村倫也演じる天才監督・王子千晴の作品「リデル」かつて監督デビュー作で世を席巻し大成功を収めたが、その後はヒットなし、実は崖っぷち状態の王子監督が手掛ける「リデル」。王子を口説き落とし、8年ぶりの新作を復帰の舞台として企画したのが有科香屋子(尾野真千子)。自由奔放な王子に日々振り回されながらも、唯一心を許せる存在となっていく。過去にも共演経験のある中村さんと尾野さん。尾野さんは「すごく落ち着いていて、お芝居も素敵で、やわらかさの中に強さがある。今回、近くで中村倫也という人を見ていて、『この人って本当に不思議な人だな、一つの中にたくさんのことが詰まっている人だ』という風に思って、以前よりすごく興味が湧きました。やっとそういう楽しみな人に合えたから、またご一緒したいです!」とコメント。中村さんは「とても気さくでフレンドリーな方なので、やっぱり安心感がありました。逆に王子と有科さんでいる時の方が違和感がありましたね」と話し、「物語の後半で、ちょっとした有科さんの女性の顔が垣間見れてよかったですね。すごいきゅんきゅんしました。(王子は)めちゃくちゃなこと言ってますけどね。ツンデレっぽい感じが漏れ出てくるといいますか・・・あのシーンは、小学生感を意識しました」と明かしている。本作鑑賞の際には、ぜひ、中村さんが思わず心を奪われた香屋子とのシーンに注目してほしい。『ハケンアニメ!』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:ハケンアニメ! 2022年5月20日より全国にて公開©️2022 映画「ハケンアニメ!」製作委員会
2022年05月25日アニメ制作の舞台裏を描いた映画『ハケンアニメ!』の公開記念舞台挨拶が5月21日、東京・丸の内TOEIで行われ、主演の吉岡里帆をはじめ、共演する中村倫也、柄本佑、尾野真千子、高野麻里佳、吉野耕平監督が登壇した。最も成功したアニメ作品の称号・覇権(ハケン)をめぐって、地方公務員からアニメ業界に飛び込んだ新人映画監督の斎藤瞳(吉岡)と、瞳の憧れである業界のスター監督・王子千晴(中村)が熾烈なバトルを繰り広げる。劇中アニメの制作には『攻殻機動隊』シリーズなどで知られるProduction I.Gをはじめ、日本を代表するアニメプロダクションやトップクリエイター陣が参加し、老舗アニメ制作会社・東映アニメーションが監修を手がけている。吉野耕平監督プロデューサー陣が企画から7年の歳月をかけ、完成させた力作。挨拶に立った吉岡は「これだけ長い年月がかかった作品も、そうそうないと思います。劇中のアニメもそうですが、とんでもない数の人たちの結晶で、公開できたことが奇跡」と万感の思い。自身と演じた役柄を重ねながら「映画の中で瞳も言っていますが、いつか思い出してもらえる作品になればいいなと思う。私自身もそういう思いで仕事をしている」と熱き思いを明かし、「皆さんの感想が作品にパワーを与えてくれる」とファンに情報発信を呼びかけていた。吉岡里帆尾野真千子中村も「必ず元気がもらえる映画。とにかく観ろと言える」と強い手応え。瞳をサポートするプロデューサーを演じた柄本は「台本を読んだ段階でもウェルメイドなエンターテインメント作品だと感じたが、映画が出来上がり、奥行きがしっかり生まれた。想像以上に誰もが共感できる」と作品の魅力を熱弁した。中村倫也柄本佑また、人気声優の高野は、本作で声優を演じ、実写映画初出演。「私自身が声優なので、身が引き締まる作品。特にアフレコシーンは、満足していただけるよう気合いを入れた。オーディションでは、吉野監督に声優の特殊な環境をいろいろお話した」と振り返っていた。高野麻里佳舞台挨拶には主題歌「エクレール」を手掛けるジェニーハイから、小藪千豊、川谷絵音、新垣隆、中嶋イッキュウの4人が駆けつけた。川谷が「映画を観た人がもう一度感動できるような歌詞にしたかった。何回も書き直して、僕の中でも思い入れが強い」と楽曲への思いを明かすと、吉岡は「登場人物の思い全部をすくい取ってくれる最高の主題歌。メロディも楽しい」と絶賛していた。ジェニーハイ取材・文・写真=内田涼<作品情報>『ハケンアニメ!』全国公開中
2022年05月21日映画『ハケンアニメ!』(5月20日公開)の公開記念舞台挨拶が21日に都内で行われ、吉岡里帆、中村倫也、柄本佑、尾野真千子、高野麻里佳、ジェニーハイ(小籔千豊、川谷絵音、新垣隆、中嶋イッキュウ)、吉野耕平監督が登場した。同作は辻村深月による同名人気小説の実写化作。アニメ業界に飛び込んだ斎藤瞳(吉岡)は、監督デビュー作で憧れのスター監督・王子千晴(中村倫也)と最も成功したアニメの称号=覇権を争うことに。天才として名を馳せる王子は、プロデューサー・有科香屋子(尾野真千子)とタッグを組み8年ぶりに監督復帰を果たすことになっており、瞳はクセ者プロデューサー・行城理(柄本佑)や個性的な仲間たちと共に、汗と涙と鼻水にまみれ、アニメの頂点=ハケンアニメの称号を手にすべく奮闘を重ねる。吉岡は「プロデューサーの方が7年かかったとおっしゃってたので、こんなに長い年月をかけて作る映画ってそうそうないと思いますし、公開できたのが奇跡と思えるような一歩になった」としみじみ。「劇中アニメが本当にすごくて、アニメを作るチームとか、とんでもない量の方達の努力の結晶ということで伝わっていたらいいなと思います」と語りかけた。また、同作のテーマに絡めてずっと好きなことを聞かれると、吉岡は「グミ」というフリップを掲げ、「子供の時、歯が生えてきたくらいからずっと食べ続けてきてるので。なのに虫歯とかにならず、グミとの相性もいい」と自信を見せる。一方で、中村は柄本に「グミもらったことある?」と尋ね、柄本が「ない」と答えると、「俺もないの。以前発覚して。仲良くなった人にはグミあげるんだって」と教える。柄本が「へえ〜、そうなんだ」と反応すると、吉岡は「また、おいおい!」と焦りながら弁解していた。
2022年05月21日映画『ハケンアニメ!』(5月20日公開)の公開記念舞台挨拶が21日に都内で行われ、吉岡里帆、中村倫也、柄本佑、尾野真千子、高野麻里佳、ジェニーハイ(小籔千豊、川谷絵音、新垣隆、中嶋イッキュウ)、吉野耕平監督が登場した。同作は辻村深月による同名人気小説の実写化作。アニメ業界に飛び込んだ斎藤瞳(吉岡)は、監督デビュー作で憧れのスター監督・王子千晴(中村倫也)と最も成功したアニメの称号=覇権を争うことに。天才として名を馳せる王子は、プロデューサー・有科香屋子(尾野真千子)とタッグを組み8年ぶりに監督復帰を果たすことになっており、瞳はクセ者プロデューサー・行城理(柄本佑)や個性的な仲間たちと共に、汗と涙と鼻水にまみれ、アニメの頂点=ハケンアニメの称号を手にすべく奮闘を重ねる。作品について聞かれると、中村は「僕も初号を見てから早く皆さんに佑のズルかっこよさをお届けしたいと思っていた」と柄本を推す。柄本は「返す刀で言わせてもらえば、倫也くんのズルボディ。あのボディはいい。風呂上がりの王子監督」と、中村の半裸シーンを推薦。「なんか説得力がありますよね、こもってガーっとなってるという。あれでバキバキになってたら、『お前こもってねーだろ、ジムに行ってるじゃねえか』と言われちゃいますから」と、鍛えていないところを絶賛する。中村は「我々、モテない設定なのにバッキバキのやつとか冷めるタイプなんですよ」と答え、柄本は「説得力がありました。あれを早くみんなに見てもらえたら」と語った。またこの日は「好きをつらぬけ」という同作のキャッチコピーにちなみ、キャストが貫いている好きなことについて明かす場面も。中村は「テオ・エルナンデス」と掲げ、「サッカーが好きで、ACミランというイタリアのチームがもうすぐ優勝しそうなんです。左サイドバックで、ミランの戦術をになっている代表的な選手です」と紹介する。それに対し、柄本が「裏で事前に聞いてたんですが、知らないからなんなんだろうと。『作家?』と聞いたら『1番近いかも』って言ってたんだけど、それってどういう意味だった?」と尋ねる。柄本は自分で口に出しながら「あ、サッカーってこと!?」と、中村が音の近さでヒントを出したことに気づいたようで、爆笑。中村は「名前だけでも覚えて帰ってください」と新人俳優のようにアピールしていた。
2022年05月21日この夏のTBS新金曜ドラマは、有村架純×中村倫也のW主演で贈るリーガルエンターテインメント「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」を放送。この度、本作にさだまさしが出演することが決定した。本作は、4回司法試験に落ちた崖っぷち東大卒パラリーガル・石子(有村さん)と、1回で司法試験予備試験と司法試験に合格した高卒の弁護士・羽男(中村さん)の“石羽コンビ”が、誰にでも起こりうる珍トラブルに挑む物語。さださんが演じるのは、2人が働く「潮法律事務所」の所長で弁護士・潮綿郎。困っている人を放っておけない根っからのお人好しで、誰とでも友達になり、綿のようにふわふわとした性格。無料で相談を受けてしまうため、娘の石子からいつも小言を言われているキャラクター。羽男を事務所にスカウトしたのも綿郎で、誰にも弱音を吐けない羽男が唯一、心を開く相手でもある。俳優として連続ドラマにレギュラー出演するのは、今作が初となったさださんは「全部が新鮮で撮影現場のスタッフさんの動きを見ているだけで楽しいですね。スタジオに置いてある小道具を見たり、積んである本を読んで面白いこと書いてあるな、と感じたりしています」と撮影に参加した感想を明かし、「温かな小さな町の人情ドラマなので、安心して楽しんでいただけるかなと思います。僕も楽しみに参加させていただきます」とコメントしている。「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」は7月、毎週金曜日22時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2022年05月20日